JP2018197733A - 振動検出器および制振ダンパー装置 - Google Patents

振動検出器および制振ダンパー装置 Download PDF

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茂治郎 清水
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Abstract

【課題】制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量を把握できる振動検出器を提供すること。【解決手段】振動検出器6は、第1接続部材41、第2接続部材42、往復ポンプ18、吸入口側逆止弁31および吐出口側逆止弁32を備える振動検出部11と、貯留部13と、吸入口側逆止弁31を介して往復ポンプ18と貯留部13とを連通させる吸入管15と、計量部14と、吐出口側逆止弁32を介して往復ポンプ18と計量部14Aとを連通させる吐出管16を有する。往復ポンプ18のポンプ室22を区画する第1ポンプ室区画部材23と第2ポンプ室区画部材24とは相対移動し、第1接続部材41は制振ダンパー本体5の第1剛性部材7と第1ポンプ室区画部材23との間を接続し、第2接続部材42は制振ダンパー本体5の第2剛性部材8と第2ポンプ室区画部材24との間を接続する。【選択図】図2

Description

本発明は、制振ダンパー装置に取り付けられる振動検出器、および振動検出器を備える制振ダンパー装置に関する。
ビルや橋梁などの構造物に対して、風圧や地震によって層間変位などのせん断変形をもたらす外力が働いたときに、その変位(振動エネルギー)を吸収して外力を減衰させる制振ダンパー装置が知られている。このような制振ダンパー装置は、特許文献1、2に記載されているように、構造物の骨組の対向部位に間に取り付けられる第1剛性部材および第2剛性部材と、第1剛性部材と第2剛性部材との間に介在する振動エネルギー吸収材を備える。振動エネルギー吸収材としては粘弾性体が用いられる。特許文献1に記載の制振ダンパー装置は、第1剛性部材と第2剛性部材とが相対的に変位した相対変位履歴を記録する記録手段を備える。
特開2003−166581号公報 特開2000−120780号公報
制振ダンパー装置(振動エネルギー吸収材)の寿命は、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量(積算量)に依存する。ここで、特許文献1に記載の制振ダンパー装置は相対変位履歴を記録する記録手段を備えるので、相対変位履歴に基づいて、制振ダンパー装置が受けた振動の方向や回数などを把握することはできる。しかし、このような履歴に基づいて、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量を把握することはできないので、制振ダンパー装置の交換時期や寿命を正確に把握することは困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量を把握できる振動検出器を提供することにある。また、本発明の課題は、交換時期などを把握できる制振ダンパー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、第1剛性部材、第2剛性部材、および、前記第1剛性部材と前記第2剛性部材との間に介在する振動エネルギー吸収材を備える制振ダンパー装置に取り付けられる振動検出器において、第1接続部材、第2接続部材、往復ポンプ、前記往復ポンプのポンプ室の吸入口に接続された吸入口側逆止弁、および、前記ポンプ室の吐出口に接続された吐出口側逆止弁を備える振動検出部と、液体を貯留する貯留部と、前記吸入口側逆止弁を介して前記吸入口と前記貯留部とを連通させる吸入管と、液体を計量する計量部と、前記吐出口側逆止弁を介して前記吐出口と前記計量部とを連通させる吐出管と、を有し、前記振動検出部は、前記ポンプ室を区画する第1ポンプ室区画部材および第2ポンプ室区画部材、を備え、前記第1ポンプ室区画部材と前記第2ポンプ室区画部材とは、相対移動することにより前記ポンプ室の容積を変化させ、前記第1接続部材は、前記第1剛性部材と前記第1ポンプ室区画部材との間を接続し、前記第2接続部材は、前記第2剛性部材と第2ポンプ室区画部材との間を接続することを特徴とする。
本発明の振動検出器は、制振ダンパー装置に外力が働いて第1剛性部材と第2剛性部材
とが相対的に変位すると、第1剛性部材に接続された第1接続部材と第2剛性部材に接続された第2接続部材とが変位して、第1ポンプ室区画部材と第2ポンプ室区画部材とを相対的に変位させる。これにより往復ポンプのポンプ室の容積が変化するので、貯留部の液体が往復ポンプに吸入されて、計量部に吐出される。ここで、ポンプ室の容積の変化は、第1剛性部材と第2剛性部材との相対的な変位に対応するものなので、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーに対応する。従って、ポンプ室の容積の変化によって往復ポンプから計量部に逐次に吐出される液量は、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量(積算量)に対応するものとなる。よって、計量部に吐出される液量を把握すれば、制振ダンパー装置の寿命や交換時期などを把握できる。また、電気的なセンサなどを用いずに、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量を把握できる。
さらに、本発明では、貯留部と振動検出部とは吸入管で接続され、計量部と振動検出部とが吐出管で接続されている。従って、吸入管および吐出管を延設することにより、貯留部および計量部を、制振ダンパー装置に取り付けられる振動検出部から離間した位置に配置できる。これにより、貯留部への液体の補充や、計量部に吐出される液量の把握を制振ダンパー装置が取り付けられた構造物から離間した位置で行うことが可能である。
本発明において、前記第1ポンプ室区画部材は、シリンダを備え、前記第2ポンプ室区画部材は、前記シリンダに挿入されたピストンを備えるものとすることができる。すなわち、往復ポンプとして、シリンダとピストンとを備えるものを採用できる。
本発明において、前記第2接続部材は、前記第2剛性部材に接続される接続部を備えるダンパー装置側接続部材と、前記第2ポンプ室区画部材に接続されるポンプ側接続部材と、ダンパー装置側接続部材とポンプ側接続部材とを接続する接続機構と、を備え、前記接続機構は、前記ポンプ側接続部材に対する前記ダンパー装置側接続部材の所定量の移動を許容することが望ましい。このようにすれば、外力を受けたときの第1剛性部材と第2剛性部材との相対的な変位が小さい場合に、接続機構によって、この変位を吸収して、往復ポンプに伝達しないようにすることができる。これにより、制振ダンパー装置に、比較的大きな外力が働いて、第1剛性部材と第2剛性部材との相対的な変位が比較的大きくなる場合にのみに、振動検出部によって振動を検出するものとすることができる。
本発明において、前記計量部は、前記吐出管が接続された液体貯留室と、前記液体貯留室に貯留された液体の貯留量を表示する表示機構と、を備えることが望ましい。このようにすれば、計量部に吐出された液体の総量を把握しやすくなる。よって、制振ダンパー本体が受けた振動エネルギーの総量(積算量)を把握しやすくなる。
本発明において、前記液体貯留室は、第2のピストンと第2のシリンダとによって区画され、前記液体により満たされており、前記第2のピストンは、前記吐出管から吐出されて前記液体貯留室に溜まる液体の増加に伴って当該液体貯留室を拡大する方向に移動し、前記表示機構は、前記ピストンの位置を表示する目盛りを備えるものとすることができる。このようにすれば、第2のピストンと第2のシリンダとによって区画される液体貯留室が振動などによって傾いたり、転倒したりする場合でも、液体貯留室内の液量を正確に把握できる。
本発明において、圧力調整バルブと、前記計量部と前記貯留部とを前記圧力調整バルブを経由して接続する還流管と、を有することが望ましい。このようにすれば、液体貯留室が満杯となって液体貯留室内の圧力が高まった場合などに、圧力調整バルブが開いて液体貯留室内の液体を貯留部に戻すことができる。よって、計量部の破損を防止できる。また、還流管に圧力調整バルブを備えれば、第2のピストンを液体貯留室の容積が小さくなる方向に移動させたときに、液体貯留室内の液体を、還流管を介して、貯留部に戻すことが
可能となる。これにより、計量部による液体の計量(積算)をリセットできる。すなわち、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量の積算をリセットできる。
本発明において、前記第1ポンプ室区画部材は、前記シリンダと、前記シリンダの開口方向とは反対方向に向かって開口する円形凹部と、前記円形凹部を経由する液体流路と、前記円形凹部の開口側の端部分に設けられた雌ネジと、を備え、前記第1接続部材は、前記第1剛性部材に接続される側とは反対側に前記雌ネジに螺合可能な雄ネジを有する軸部を備え、前記圧力調整バルブは、液体入口および液体出口を有する弁室、前記弁室に配置されて前記液体入口に接近する方向および離間する方向に移動可能な弁体、前記弁体を前記液体入口に付勢するバネ部材、前記バネ部材を間に挟んで前記弁体とは反対側から当該バネ部材を支持する支持部材と、を有し、前記支持部材は、前記円形凹部内に移動可能に挿入されて前記第1ポンプ室区画部材との間に前記弁室を区画しており、前記液体入口は、前記円形凹部の底面に設けられており、前記液体出口は、前記円形凹部の周壁面における前記底面と前記支持部材との間に設けられており、前記液体流路は、前記還流管の一部分であり、前記液体入口および前記液体出口を経由しており、前記第1接続部材は、前記雄ネジが前記雌ネジに捩じ込まれ、前記軸部の先端が支持部材に当接した状態で前記第1ポンプ室区画部材に取り付けられていることが望ましい。
このようにすれば、第1ポンプ室区画部材に接続される第1接続部材を利用して、圧力調整バルブが開閉する圧力を調整できる。例えば、第1接続部材の軸部分を円形凹部に捩じ込んで、支持部材を円形凹部の底面に接近する方向に移動させれば、弁体を付勢するバネ部材が圧縮される。これにより、圧力調整バルブが弁体を開くときの圧力を上昇させることができる。一方、第1接続部材の軸部分を円形凹部から抜く方向に回転させれば、支持部材が円形凹部の底面から離間する方向に移動する。これにより、弁体と支持部材との間の距離が離間して、弁体を付勢するバネ部材の圧縮状態が緩和されるので、圧力調整バルブが弁体を開くときの圧力を低減させることができる。
本発明において、前記計量部と前記貯留部とを接続する還流管を有し、前記計量部は、機械式の流量メータを備え、前記流量メータは、前記吐出管から吐出して前記計量部を経由して前記還流管に流れる液体の流量を計数するものとすることができる。このようにすれば、貯留部、吸入管、往復ポンプ、吐出管、計量部、還流管、および、貯留部をこの順番で液体が循環する循環路が形成される。
次に、本発明の制振ダンパー装置は、第1剛性部材と、第2剛性部材と、前記第1剛性部材と前記第2剛性部材との間に介在する振動エネルギー吸収材と、上記の振動検出器と、を有し、前記振動検出器の前記第1接続部材が前記第1剛性部材に接続されており、前記第2接続部材が前記第2剛性部材に接続されていることを特徴とする。
本発明の制振ダンパー装置によれば、振動検出器によって、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量(積算量)を把握できる。従って、制振ダンパー装置の交換時期や寿命を把握できる。
本発明の振動検出器によれば、制振ダンパー装置が受けた振動エネルギーの総量を把握できる。また、本発明の制振ダンパー装置では、交換時期や寿命を把握できる。
本発明を適用した実施例1の制振ダンパー装置の説明図である。 本発明を適用した振動検出器の説明図である。 変形例の振動検出器の説明図である。 本発明を適用した実施例2の制振ダンパー装置の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した制振ダンパー本体を説明する。
(実施例1)
図1は本発明を適用した実施例1の制振ダンパー装置の説明図である。制振ダンパー装置1は、ビルや橋梁などの構造物2の骨組などの対向部位の間に取り付けられる。図1に示すように、制振ダンパー装置1は、構造物2に取り付けられる制振ダンパー本体5と、制振ダンパー本体5に取り付けられた振動検出器6とを備える。
(制振ダンパー本体)
図1に示すように、制振ダンパー本体5は、第1剛性部材7と、第2剛性部材8と、第1剛性部材7と第2剛性部材8との間に介在する振動エネルギー吸収材9を備える。振動エネルギー吸収材9は粘弾性体である。第1剛性部材7は、構造物2の骨組の対向部位の一方側に接合され、第2剛性部材8は対向部位の他方側に接合される。
(振動検出器)
振動検出器6は、第1剛性部材7と第2剛性部材8との間に架け渡された振動検出部11と、振動検出部11が吸い込むオイル12(液体)を貯留する貯留部13と、振動検出部11から吐出されるオイル12を計量する計量部14と、を備える。また、振動検出部11と貯留部13との間を接続する吸入管15と、振動検出器6と計量部14との間を接続する吐出管16を備える。さらに、振動検出部11と貯留部13との間を接続する接続管17を備える。振動検出器6の貯留部13および計量部14は、制振ダンパー本体5(振動検出部11)から離間する位置に配置されている。従って、吸入管15、吐出管16、および、接続管17は比較的長く延設される。
(振動検出部)
図2は制振ダンパー装置1が備える振動検出器6の説明図である。振動検出器6の振動検出部11は往復ポンプ18を備えるものである。図2に示すように、振動検出部11は、往復ポンプ18のポンプ室22を区画する第1ポンプ室区画部材23および第2ポンプ室区画部材24を備える。第1ポンプ室区画部材23はシリンダ19を備える。第2ポンプ室区画部材24は、ヘッド20aおよびロッド20bを有するピストン20を備える。ヘッド20aはシリンダ19に挿入されており、ヘッド20aとシリンダ19の間にポンプ室22が区画されている。ロッド20bはシリンダ19の軸線L方向に延びる。ピストン20はシリンダ19の軸線L方向に移動可能である。第1ポンプ室区画部材23(シリンダ19)と第2ポンプ室区画部材24(ピストン20)とは、相対移動することによりポンプ室22の容積を変化させる。ポンプ室22は吸入口22aおよび吐出口22bを備える。ここで、第1ポンプ室区画部材23におけるシリンダ19の開口部にはキャップ30が取り付けられている。ピストン20のロッド20bはキャップ30に設けられた貫通穴を貫通して軸線L方向に延びる。
第1ポンプ室区画部材23は、吸入管15が接続される吸入管接続口25と、吐出管16が接続される吐出管接続口26と、接続管17が接続される接続管接続口27と、を備える。また、第1ポンプ室区画部材23は、ポンプ室22の吸入口22aと吸入管接続口25とを連通させる吸入側流路28と、ポンプ室22の吐出口22bと吐出管接続口26とを連通させる吐出側流路29とを備える。
吸入側流路28の途中には吸入口側逆止弁31が構成されている。吸入口側逆止弁31は、吸入側流路28の途中に設けられた弁室31aと、弁室31aの壁面に設けられて吸
入管接続口25に連通する連通口31bと、弁室31a内に配置された弁体31cと、弁体31cを連通口31bに付勢するバネ部材31dとを備える。弁室31aは吸入口22aに連通する。吸入口側逆止弁31は貯留部13からポンプ室22へのオイル12の移動を許容し、ポンプ室22から貯留部13の側へのオイル12の移動を阻止する。
吐出側流路29の途中には吐出口側逆止弁32が構成されている。吐出口側逆止弁32は、吐出側流路29の途中に設けられた弁室32aと、弁室32aの壁面に設けられて吐出口22bに連通する連通口32bと、弁室32a内に配置された弁体32cと、弁体32cを連通口32bに付勢するバネ部材32dとを備える。弁室32aは吐出管接続口26に連通する。吐出口側逆止弁32はポンプ室22から計量部14へのオイル12の移動を許容し、計量部14からポンプ室22へのオイル12の移動を阻止する。ポンプ室22、吸入側流路28および吐出側流路29は、オイル12により満たされている。
さらに、第1ポンプ室区画部材23は、吐出側流路29の弁体32cよりも吐出管接続口26の側の流路部分と接続管接続口27とを連通される液体流路34を備える。また、第1ポンプ室区画部材23は、シリンダ19の開口方向とは反対方向に向かって開口する円形凹部35と、円形凹部35の開口側の端部分に設けられた雌ネジ35aとを備える。
円形凹部35はシリンダ19と同軸に形成されている。従って、円形凹部35の軸線はシリンダ19の軸線Lと同軸上に位置する。液体流路34は円形凹部35を経由して延びている。液体流路34において吐出側流路29と円形凹部35との間に位置する第1流路部分34aは、円形凹部35の底面に設けられた開口部35b(液体入口)に連通する。液体流路34において接続管接続口27と円形凹部35との間に位置する第2流路部分34bは、円形凹部35の底面からZ方向に延びる環状の周壁面に設けられた開口部35c(液体出口)に連通する。
液体流路34の途中には、円形凹部35を利用して、圧力調整バルブ36が構成されている。圧力調整バルブ36は、円形凹部35内に配置された弁体36aと、弁体36aを円形凹部35の底面の開口部35bに付勢するバネ部材36bと、バネ部材36bを円形凹部35の底面とは反対側から支持する支持部材36cと、支持部材36cと円形凹部35の内壁面との間に介在するOリングなどのシール部材36dを備える。バネ部材36bはコイルバネである。支持部材36cは、円形凹部35の軸線L方向に移動可能な状態で円形凹部35に挿入されている。支持部材36cは、第1ポンプ室22構成部材との間に圧力調整バルブ36の弁室36eを区画する。従って、弁体36a、バネ部材36bは、弁室36e内に位置する。また、円形凹部35の環状壁面に設けられた開口部35cも弁室36e内に位置する。
さらに、振動検出部11は、制振ダンパー本体5の第1剛性部材7と第1ポンプ室区画部材23との間を接続する第1接続部材41と、制振ダンパー本体5の第2剛性部材8と第2ポンプ室区画部材24との間を接続する第2接続部材42と、を備える。
第1接続部材41は、第1剛性部材7に接続される円環状の接続部43と、接続部43から径方向の外側に突出する軸部44とを備える。軸部44の先端には、円形凹部35に設けられた雌ネジ35aと螺合可能な雄ネジ44aが設けられている。第1接続部材41は、軸部44の先端部分が円形凹部35に捩じ込まれて、その先端が支持部材36cに当接した状態で第1ポンプ室区画部材23に取り付けられている。第2接続部材42は、第2剛性部材8に接続される円環状の接続部45と、接続部45から径方向の外側に突出する軸部46とを備える。軸部46は、ピストン20のロッド20bに同軸に接続される。
ここで、第1接続部材41を回転させ、その軸部44を円形凹部35に捩じ込んで軸線
L方向に移動させると、支持部材36cが円形凹部35を底面の側に移動する。これにより、弁体31cを付勢するバネ部材36bが圧縮されるので、圧力調整バルブ36が弁体31cを開くときの圧力(弁体31cが開口部35bを開状態とするときの圧力)を上昇させることができる。一方、第1接続部材41を回転させて軸部44を円形凹部35から抜く方向に移動させれば、支持部材36cが円形凹部35内を底面から離間する側に移動する。これにより、弁体31cと支持部材36cとの間の距離が離間して、弁体31cを付勢するバネ部材36bの圧縮状態が緩和される。従って、圧力調整バルブ36が弁体31cを開くときの圧力を低減させることができる。
(貯留部)
貯留部13は、オイル12が貯留されたタンク50を備える。タンク50は、吸入管15が接続される吸入管接続管51と、接続管17が接続される接続管接続口52と、大気連通口53とを備える。吸入管接続管51は、タンク50の内に突出する突出管部分51aを備えており、突出管部分51aの先端開口はオイル12の中に位置する。吸入管接続管51および吸入管15はオイル12によって満たされる。
(計量部)
計量部14は、液体貯留室61と、吐出管16が接続される吐出管接続管62と、液体貯留室61に貯留された液体の貯留量(液量)を表示する表示機構63と、を備える。吐出管接続管62は液体貯留室61の底面に接続されている。吐出管16は吐出管接続管62を介して液体貯留室61に連通する。
液体貯留室61はピストン64(第2のピストン)とシリンダ65(第2のシリンダ)とによって区画されている。ピストン64はヘッド64aおよびヘッド64aから同軸に延びるロッド64bを備える。シリンダ65には、その開口部を封鎖するキャップ68が取り付けられている。ロッド64bはキャップ68を貫通して、キャップ68のピストン64とは反対側に突出する。ロッド64bにおけるヘッド64aとは反対側には、ハンドル69が取り付けられている。
液体貯留室61はオイル12によって満たされており、ピストン64は、吐出管16から吐出されて液体貯留室61に溜まるオイル12の増加に伴って液体貯留室61を拡大する方向に移動する。表示機構63は、ロッド64bに設けられた目盛り67aと、ロッド64bの目盛り67aを指し示すポインタ70を備える。ポインタ70はキャップ68に固定されている。
ここで、吐出管16、振動検出部11に設けられた液体流路34、および、接続管17は、計量部14(液体貯留室61)から貯留部13にオイル12を還流させる還流管71を構成する。還流管71は、圧力調整バルブ36を経由して延びている。
(制振ダンパー装置の動作)
制振ダンパー装置1は、図1に示すように、制振ダンパー本体5の第1剛性部材7が制振対象の構造物2の骨組の対向部位の一方側に接合され、第2剛性部材8が対向部位の他方側に接合される。振動検出器6は、振動検出部11の第1接続部材41が第1剛性部材7に接続されており、第2接続部材42が第2剛性部材8に接続されている。
ここで、制振ダンパー装置1の制振ダンパー本体5は、風圧や地震によって構造物2に層間変位などのせん断変形をもたらす外力が働いたときに、振動エネルギー吸収材9により、その変位(振動エネルギー)を吸収して外力を減衰させる。また、制振ダンパー装置1の振動検出器6は、制振ダンパー本体5に外力が働いて第1剛性部材7と第2剛性部材8とが相対的に変位したときに、貯留部13に貯留されたオイル12を往復ポンプ18に
よって吸入して計量部14に吐出する。
すなわち、第1剛性部材7と第2剛性部材8とが相対的に変位すると、第1接続部材41と第2接続部材42とが相対的に変位するので、第1接続部材41に接続された第1ポンプ室区画部材23と第2接続部材42に接続された第2ポンプ室区画部材24とのが相対的に変位する。これにより、往復ポンプ18のポンプ室22は、その容積を拡縮されるので、貯留部13に貯留されたオイル12は往復ポンプ18によって吸入されて計量部14に吐出される。
オイル12が計量部14に吐出されると、液体貯留室61を区画するピストン64は液体貯留室61に溜まる液体の増加に伴って液体貯留室61を拡大する方向に移動する。ここで、ピストン64が移動すると、ポインタ70が指し示すロッド64bの目盛り67aの位置が変化する。従って、ポインタ70が指し示す目盛の位置を確認することにより、往復ポンプ18から吐出されたオイル12の積算量を把握できる。
ここで、振動検出器6の往復ポンプ18のポンプ室22の容積の変化は、第1剛性部材7と第2剛性部材8との相対的な変位に対応するものであり、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーに対応する。従って、ポンプ室22の容積の変化によって往復ポンプ18から計量部14に逐次に吐出されるオイル12の液量は、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの総量(積算量)に対応するものとなる。よって、予め、実験によって制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの量と、往復ポンプ18から吐出されるオイル12の量との関係を求めておけば、計量部14の表示機構63によって確認できるオイル12の量に基づいて、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの総量を把握できる。従って、計量部14に吐出されるオイル12の液量を把握すれば、制振ダンパー本体5の寿命や交換時期を把握できる。
また、本例では、計量部14が液体貯留室61に貯留されたオイル12の貯留量を表示する表示機構63を備えるので、計量部14に吐出されたオイル12の総量を把握しやすい。さらに、本例では、液体貯留室61がピストン64とシリンダ65とによって区画されるものであり、表示機構63がピストン64の位置を指し示すものなので、振動などによって、ピストン64とシリンダ65とによって区画される液体貯留室61が傾いり、倒れたりした場合などでも、液体貯留室61内のオイル12の量を正確に把握できる。
また、本例では、液体貯留室61がピストン20とシリンダ19とによって区画されているとともに、液体貯留室61と貯留部13とが、圧力調整バルブ36を経由する還流管71により接続されている。従って、ハンドル69を利用して、液体貯留室61のピストン64を液体貯留室61の容積が小さくなる方向に移動させたときに、液体貯留室61内のオイル12を、還流管71を介して、貯留部13に戻すことができる。よって、ピストン64を液体貯留室61の容積が小さくなる方向に移動させて液体貯留室61の容積をゼロとすれば、液体貯留室61に吐出されるオイル12の積算量をゼロとして、その積算を再開できる。すなわち、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの総量(積算量)のカウントをリセットできる。
さらに、本例では、液体貯留室61と貯留部13とが、圧力調整バルブ36を経由する還流管71により接続されている。従って、液体貯留室61が満杯となって液体貯留室61内の圧力が高まった場合などには、圧力調整バルブ36が開いて液体貯留室61内のオイル12を貯留部13に戻すことができる。よって、計量部14の破損を防止できる。
(変形例)
図3は変形例の制振ダンパー装置の説明図である。本例の制振ダンパー装置1Aでは、
振動検出器6の振動検出部11の第2接続部材42が上記の制振ダンパー装置1と相違する。従って、第2接続部材42を説明して、他の説明は省略する。
本例において、振動検出部11の第2接続部材42は、第2剛性部材8に接続されるダンパー装置側接続部材75と、第2ポンプ室区画部材24に接続されるポンプ側接続部材76と、ダンパー装置側接続部材75とポンプ側接続部材76とを接続する接続機構77と、を備える。ダンパー装置側接続部材75は、第2剛性部材8に接続される円環状の接続部45と、接続部45から径方向の外側に突出する軸部46を備える。軸部46の先端側の部分には、当該軸部46の軸線L方向と直交する方向に突出する突起78が設けられている。ポンプ側接続部材76は、ピストン20のロッド20bに同軸に接続された軸部79を備える。軸部79のピストン20とは反対側には長穴80が設けられている。長穴80には、ダンパー装置側接続部材75の突起78が挿入されている。突起78の先端部分には、長穴80からの抜けを防止するための抜け防止部材(不図示)が取り付けられている。第2接続部材42が第2剛性部材8と第2ポンプ室区画部材24との間に架け渡される際には、ダンパー装置側接続部材75の突起78が、ポンプ側接続部材76の長穴80の長手方向(軸線L方向)の中央に位置した状態とされる。
長穴80と突起78は、接続機構77を構成する。接続機構77は、ポンプ側接続部材76に対するダンパー装置側接続部材75の所定量の移動を許容する。すなわち、接続機構77は、突起78が長穴80内を移動する範囲(所定の移動量)において、ポンプ側接続部材76に対するダンパー装置側接続部材75の移動を許容する。
ここで、第2接続部材42を、ダンパー装置側接続部材75と、第2ポンプ室区画部材24に接続されるポンプ側接続部材76と、接続機構77と、を備えるものとすれば、第1剛性部材7と第2剛性部材8との間の相対的な変位が小さいときに、接続機構77によって、この変位を吸収して、往復ポンプ18に伝達しないようにすることができる。これにより、制振ダンパー本体5に、比較的大きな外力が働いて、第1剛性部材7と第2剛性部材8との相対的な変位が比較的大きくなる場合にのみに、振動検出部11によって振動を検出するものとすることができる。
なお、第1接続部材41を、第1剛性部材7に接続されるダンパー装置側接続部材75と、第1ポンプ室区画部材23に接続されるポンプ側接続部材76と、ダンパー装置側接続部材75とポンプ側接続部材76とを接続する接続機構77と、を備え、接続機構77が、ポンプ側接続部材76に対するダンパー装置側接続部材75の所定量の移動を許容するものとすることもできる。また、第1接続部材41および第2接続部材42の双方について、ダンパー装置側接続部材と、ポンプ側接続部材と、接続機構と、を備え、接続機構が、ポンプ側接続部材に対するダンパー装置側接続部材の所定量の移動を許容するものとしてもよい。
また、接続機構77は、長穴80に替えて、突起78が移動可能に挿入される丸穴を備えてもよい。この場合にも、突起78の先端部分には、丸穴からの抜けを防止するための抜け防止部材が取り付けられる。
(実施例2)
図4は実施例2の制振ダンパー装置の振動検出器6の説明図である。なお、本例の制振ダンパー装置1Bは、上記の制振ダンパー装置1と対応する構成を備えるので、対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。本例の制振ダンパー装置1Bは、上記の制振ダンパー装置1と同様に、制振ダンパー本体5と、振動検出器6を備える(図1参照)。
制振ダンパー本体5は、図1に示すように、第1剛性部材7と、第2剛性部材8と、第1剛性部材7と第2剛性部材8との間に介在する振動エネルギー吸収材9を備える。振動エネルギー吸収材9は粘弾性体である。
振動検出器6は、図4に示すように、第1剛性部材7と第2剛性部材8との間に架け渡された振動検出部11と、振動検出部11が吸い込むオイル12(液体)を貯留する貯留部13と、振動検出部11から吐出されるオイル12を計量する計量部14Aと、を備える。また、振動検出部11と貯留部13との間を接続する吸入管15と、振動検出器6と計量部14Aとの間を接続する吐出管16を備える。さらに、計量部14Aと貯留部13とを接続する還流管71を備える。振動検出器6の貯留部13および計量部14Aは、制振ダンパー本体(振動検出部11)から離間する位置に配置されている。従って、吸入管15、吐出管16、および、接続管17は比較的長く延設される。
(振動検出部)
振動検出器6の振動検出部11は往復ポンプ18を備える。振動検出部11は、往復ポンプ18のポンプ室22を区画する第1ポンプ室区画部材23および第2ポンプ室区画部材24を備える。第1ポンプ室区画部材23はシリンダ19を備える。第2ポンプ室区画部材24は、ヘッド20aおよびロッド20bを有するピストン20を備える。第1ポンプ室区画部材23(シリンダ19)と第2ポンプ室区画部材24(ピストン20)とは、相対移動することによりポンプ室22の容積を変化させる。ポンプ室22は吸入口22aおよび吐出口22bを備える。
第1ポンプ室区画部材23は、吸入管15が接続される吸入管接続口25と、吐出管16が接続される吐出管接続口26とを備える。また、第1ポンプ室区画部材23は、ポンプ室22の吸入口22aと吸入管接続口25とを連通させる吸入側流路28と、ポンプ室22の吐出口22bと吐出管接続口26とを連通させる吐出側流路29とを備える。吸入側流路28の途中には吸入口側逆止弁31が構成されている。吐出側流路29の途中には吐出口側逆止弁32が構成されている。ポンプ室22、吸入側流路28および吐出側流路29は、オイル12によって満たされている。さらに、第1ポンプ室区画部材23は、円形凹部35を備える。
第1接続部材41は、環状の接続部43と軸部44を備える。軸部44は先端部分に円形凹部35の雌ネジ35aと螺合可能な雄ネジ44aを備える。第1接続部材41は軸部44の先端部分が円形凹部35に捩じ込まれて、第1ポンプ室区画部材23に取り付けられている。第1接続部材41の接続部43は第1剛性部材7に接続されている。第2接続部材42は、ピストン20のロッド20bに同軸に接続される。第2接続部材42の接続部45は第2剛性部材8に接続されている。
(貯留部)
貯留部13は、オイル12が貯留されたタンク50を備える。タンク50は、吸入管15が接続される吸入管接続管51と、還流管71が接続される還流管接続口54とを備える。吸入管接続管51は、タンク50の内に突出する突出管部分51aを備えており、突出管部分51aの先端開口はオイル12の中に位置する。吸入管接続管51および吸入管15はオイル12によって満たされる。タンク50には大気連通口は設けられていない。
(計量部)
計量部14Aは、機械式の流量メータ91を備える。流量メータ91は、吐出管16から吐出しされて計量部14A(流量メータ91)を経由して還流管71に流れるオイル12の流量を計数する。流量メータ91は、吐出管16から吐出するオイル12により回転する回転機構部92と回転機構部92の回転に基づいて流量を計数するカウンタ部93を
備える。カウンタ部93は流量を表示する表示部94を備える。
(制振ダンパー装置の動作)
本例の制振ダンパー装置1Bでは、制振ダンパー本体5に外力が働いて第1剛性部材7と第2剛性部材8とが相対的に変位すると、第1剛性部材7に接続された第1接続部材41と第2剛性部材8に接続された第2接続部材42とが変位して、振動検出器6の第1ポンプ室区画部材23と第2ポンプ室区画部材24とを相対的に変位させる。これにより往復ポンプ18のポンプ室22の容積が変化するので、貯留部13のオイル12が往復ポンプ18に吸入されて、計量部14Aに吐出される。
計量部14Aに吐出されるオイル12は、流量メータ91を経由して還流管71に流入する。流量メータ91は、流量メータ91を吐出管16から還流管71に向かって流れるオイル12の流量を計数して、表示部94の値を増加させる。従って、表示部94の値を確認することにより、往復ポンプ18から吐出されたオイル12の積算量を把握できる。
ここで、振動検出器6の往復ポンプ18のポンプ室22の容積の変化は、第1剛性部材7と第2剛性部材8との相対的な変位に対応するものであり、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーに対応する。従って、ポンプ室22の容積の変化によって往復ポンプ18から計量部14に逐次に吐出されるオイル12の流量は、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの総量(積算量)に対応するものとなる。よって、予め、実験によって制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの量と、往復ポンプ18から吐出されるオイル12の量との関係を求めておけば、計量部14の表示機構63によって確認できるオイル12の量に基づいて、制振ダンパー本体5が受けた振動エネルギーの総量を把握できる。従って、計量部14を流れるオイル12の流量を把握すれば、制振ダンパー本体5の寿命や交換時期を把握できる。
また、本例では、振動検出器6において、貯留部13、吸入管15、往復ポンプ18、吐出管16、計量部14A、還流管71、および、貯留部13をこの順番でオイル12が循環する循環路が形成される。従って、カウンタ部93の表示部94の値が上限に達するまで、メンテナンスを必要としない。
なお、本例においても、第1接続部材41および第2接続部材42の少なくとも一方は、ダンパー装置側接続部材と、ポンプ側接続部材と、接続機構と、を備え、接続機構が、ポンプ側接続部材に対するダンパー装置側接続部材の所定量の移動を許容するものとすることができる。
また、上記のいずれの例のおいても、往復ポンプ18として、ダイアフラムポンプを用いることもできる。この場合には、ダイアフラムとともにポンプ室22を区画するポンプ室区画部材に第1接続部材41を接続し、ダイアフラムに第2接続部材42を接続すればよい。
さらに、上記のいずれの例のおいても、振動検出部11と貯留部13を一体に構成してもよい。
1・1A・1B…制振ダンパー本体、2…構造物、5…制振ダンパー本体、6…振動検出器、7…第1剛性部材、8…第2剛性部材、9…振動エネルギー吸収材、11…振動検出部、12…オイル、13…貯留部、14・14A…計量部、15…吸入管、16…吐出管、17…接続管、18…往復ポンプ、19…シリンダ、20…ピストン、20a…ヘッド、20b…ロッド、22…ポンプ室、22a…吸入口、22b…吐出口、23…第1ポン
プ室区画部材、24…第2ポンプ室区画部材、25…吸入管接続口、26…吐出管接続口、27…接続管接続口、28…吸入側流路、29…吐出側流路、30…キャップ、31…吸入口側逆止弁、31a…弁室、31b…連通口、31c…弁体、32d…バネ部材、32…吐出口側逆止弁、32a…弁室、32b…連通口、32c…弁体、34…液体流路、34a…第1流路部分、34b…第2流路部分、35…円形凹部、35a…雌ネジ、35b…開口部、35c…開口部、36…圧力調整バルブ、36a…弁体、36b…バネ部材、36c…支持部材、36d…シール部材、36e…弁室、41…第1接続部材、42…第2接続部材、43…接続部、44…軸部、44a…雄ネジ、45…接続部、46…軸部、50…タンク、51…吸入管接続管、51a…突出管部分、52…接続管接続口、53…大気連通口、54…還流管接続口、61…液体貯留室、62…吐出管接続管、63…表示機構、64…ピストン、64a…ヘッド、64b…ロッド、65…シリンダ、68…キャップ、69…ハンドル、70…ポインタ、71…還流管、75…ダンパー装置側接続部材、76…ポンプ側接続部材、77…接続機構、78…突起、79…軸部、80…長穴、91…流量メータ、92…回転機構部、93…カウンタ部、94…表示部

Claims (9)

  1. 第1剛性部材、第2剛性部材、および、前記第1剛性部材と前記第2剛性部材との間に介在する振動エネルギー吸収材を備える制振ダンパー装置に取り付けられる振動検出器において、
    第1接続部材、第2接続部材、往復ポンプ、前記往復ポンプのポンプ室の吸入口に接続された吸入口側逆止弁、および、前記ポンプ室の吐出口に接続された吐出口側逆止弁を備える振動検出部と、
    液体を貯留する貯留部と、
    前記吸入口側逆止弁を介して前記吸入口と前記貯留部とを連通させる吸入管と、
    液体を計量する計量部と、
    前記吐出口側逆止弁を介して前記吐出口と前記計量部とを連通させる吐出管と、
    を有し、
    前記振動検出部は、前記ポンプ室を区画する第1ポンプ室区画部材および第2ポンプ室区画部材、を備え、
    前記第1ポンプ室区画部材と前記第2ポンプ室区画部材とは、相対移動することにより前記ポンプ室の容積を変化させ、
    前記第1接続部材は、前記第1剛性部材と前記第1ポンプ室区画部材との間を接続し、
    前記第2接続部材は、前記第2剛性部材と第2ポンプ室区画部材との間を接続することを特徴とする振動検出器。
  2. 前記第1ポンプ室区画部材は、シリンダを備え、
    前記第2ポンプ室区画部材は、前記シリンダに挿入されたピストンを備えることを特徴とする請求項1に記載の振動検出器。
  3. 前記第2接続部材は、前記第2剛性部材に接続される接続部を備えるダンパー装置側接続部材と、前記第2ポンプ室区画部材に接続されるポンプ側接続部材と、ダンパー装置側接続部材とポンプ側接続部材とを接続する接続機構と、を備え、
    前記接続機構は、前記ポンプ側接続部材に対する前記ダンパー装置側接続部材の所定量の移動を許容することを特徴とする請求項1または2に記載の振動検出器。
  4. 前記計量部は、前記吐出管が接続された液体貯留室と、前記液体貯留室に貯留された液体の貯留量を表示する表示機構と、を備えることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の振動検出器。
  5. 前記液体貯留室は、第2のピストンと第2のシリンダとによって区画され、前記液体により満たされており、
    前記第2のピストンは、前記吐出管から吐出されて前記液体貯留室に溜まる液体の増加に伴って当該液体貯留室を拡大する方向に移動し、
    前記表示機構は、前記ピストンの位置を表示する目盛りを備えることを特徴とする請求項4に記載の振動検出器。
  6. 圧力調整バルブと、
    前記計量部と前記貯留部とを前記圧力調整バルブを経由して接続する還流管と、
    を有することを特徴とする請求項4または5に記載の振動検出器。
  7. 前記第1ポンプ室区画部材は、前記シリンダと、前記シリンダの開口方向とは反対方向に向かって開口する円形凹部と、前記円形凹部を経由する液体流路と、前記円形凹部の開口側の端部分に設けられた雌ネジと、を備え、
    前記第1接続部材は、前記第1剛性部材に接続される側とは反対側に前記雌ネジに螺合
    可能な雄ネジを有する軸部を備え、
    前記圧力調整バルブは、液体入口および液体出口を有する弁室、前記弁室に配置されて前記液体入口に接近する方向および離間する方向に移動可能な弁体、前記弁体を前記液体入口に付勢するバネ部材、前記バネ部材を間に挟んで前記弁体とは反対側から当該バネ部材を支持する支持部材と、を有し、
    前記支持部材は、前記円形凹部内に移動可能に挿入されて前記第1ポンプ室区画部材との間に前記弁室を区画しており、
    前記液体入口は、前記円形凹部の底面に設けられており、
    前記液体出口は、前記円形凹部の周壁面における前記底面と前記支持部材との間に設けられており、
    前記液体流路は、前記還流管の一部分であり、前記液体入口および前記液体出口を経由しており、
    前記第1接続部材は、前記雄ネジが前記雌ネジに捩じ込まれ、前記軸部の先端が支持部材に当接した状態で前記第1ポンプ室区画部材に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の振動検出器。
  8. 前記計量部と前記貯留部とを接続する還流管を有し、
    前記計量部は、機械式の流量メータを備え、
    前記流量メータは、前記吐出管から吐出して前記計量部を経由して前記還流管に流れる液体の流量を計数することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の振動検出器。
  9. 第1剛性部材と、
    第2剛性部材と、
    前記第1剛性部材と前記第2剛性部材との間に介在する振動エネルギー吸収材と、
    請求項1から8のうちのいずれか一項に記載の振動検出器と、を有し、
    前記振動検出器の前記第1接続部材が前記第1剛性部材に接続されており、前記第2接続部材が前記第2剛性部材に接続されていることを特徴とする制振ダンパー装置。
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