JP2018196282A - サイリスタ起動装置利用発電設備及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができるサイリスタ起動装置利用発電設備を提供する。【解決手段】サイリスタ起動装置利用発電設備1は、発電機40と、発電機40に接続され、発電機40に交流電力を供給するサイリスタ起動装置100と、サイリスタ起動装置100に接続され、サイリスタ起動装置100から直流電力を取り出す電力取出ケーブル210とを備え、サイリスタ起動装置100は、発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替える切替部130を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、サイリスタ起動装置を利用した発電設備及びその制御方法に関する。
従来、サイリスタ起動装置を利用した発電設備が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発電設備においては、サイリスタ起動装置によって発電機を電動機として駆動させることで、ガスタービンを起動させている。
特開2012−209988号公報
しかしながら、上記従来の発電設備では、稼働を停止しているときや発電機が発電を行っているときにはサイリスタ起動装置は使用されていないため、サイリスタ起動装置が活用される時間は比較的短い。このように、本願発明者は、サイリスタ起動装置が活用されない時間が比較的長い点に着目し、サイリスタ起動装置の有効活用を図りたいと考えた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができるサイリスタ起動装置利用発電設備及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るサイリスタ起動装置利用発電設備は、発電機と、前記発電機に接続され、前記発電機に交流電力を供給するサイリスタ起動装置と、前記サイリスタ起動装置に接続され、前記サイリスタ起動装置から直流電力を取り出す電力取出ケーブルとを備え、前記サイリスタ起動装置は、前記発電機へ前記交流電力を供給する第一状態と、前記電力取出ケーブルに前記直流電力を流す第二状態とを切り替える切替部を有する。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備は、サイリスタ起動装置から直流電力を取り出す電力取出ケーブルを備えており、サイリスタ起動装置は、発電機へ交流電力を供給する第一状態と、電力取出ケーブルに直流電力を流す第二状態とを切り替える切替部を有している。つまり、サイリスタ起動装置は、発電機を電動機として駆動させる場合には発電機へ交流電力を供給する第一状態に切り替え、第一状態の前後においては、電力取出ケーブルに直流電力を流す第二状態に切り替える。これにより、第一状態の前後の従来はサイリスタ起動装置が使用されていなかった期間において、サイリスタ起動装置を第二状態に切り替えることで、サイリスタ起動装置から電力取出ケーブルを介して直流電力を取り出すことができる。例えば、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーによる発電が増加する等により商用電力系統に余剰電力が発生するような場合に、サイリスタ起動装置によって当該余剰電力を直流電力として取り出して、蓄電または消費することができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができる。
また、さらに、前記発電機に接続されるガスタービンを備え、前記切替部は、前記ガスタービンの起動開始時に前記第一状態となり、前記ガスタービンの起動完了後に前記第二状態となるように、前記第一状態と前記第二状態とを切り替えることにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置は、ガスタービンの起動開始時に第一状態にし、ガスタービンの起動完了後に第二状態にする。これにより、ガスタービンの起動開始時には、サイリスタ起動装置から発電機へ交流電力を供給して発電機を電動機として駆動させ、ガスタービンの起動完了後に、サイリスタ起動装置から電力取出ケーブルを介して直流電力を取り出すことができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、ガスタービンの起動完了後でも、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができる。
また、前記サイリスタ起動装置は、AC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータ及び前記発電機に接続されるインバータとを有し、前記電力取出ケーブルは、前記AC/DCコンバータと前記インバータとの間に接続され、前記切替部は、前記第一状態において、前記AC/DCコンバータから前記インバータに直流電力を供給し、前記第二状態において、前記AC/DCコンバータまたは前記インバータから前記電力取出ケーブルに直流電力を供給することにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置のAC/DCコンバータとインバータとの間に電力取出ケーブルが接続されており、サイリスタ起動装置は、第二状態において、AC/DCコンバータまたはインバータから電力取出ケーブルに直流電力を供給する。つまり、第二状態において、サイリスタ起動装置に交流電力が入力されても、AC/DCコンバータまたはインバータで当該交流電力が直流電力に変換されるため、当該直流電力を電力取出ケーブルを介して取り出すことができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができる。
また、さらに、前記電力取出ケーブルに接続され、前記電力取出ケーブルから直流電力が供給される電気分解装置を備えることにしてもよい。
これによれば、電力取出ケーブルに電気分解装置が接続され、電力取出ケーブルから電気分解装置に直流電力が供給される。これにより、電気分解装置が稼働すれば、例えば、水を電気分解して水素を生成する等のエネルギー製造を行ったり、発電設備内の排水中の物質を分解して排水を浄化したりすることができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、さらに、前記電力取出ケーブルに接続され、前記電力取出ケーブルから直流電力が供給される蓄電池を備えることにしてもよい。
これによれば、電力取出ケーブルに蓄電池が接続され、電力取出ケーブルから蓄電池に直流電力が供給される。これにより、蓄電池を充電することができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、さらに、前記電力取出ケーブルを流れる直流電力の電圧を調整するDC/DCコンバータを備えることにしてもよい。
これによれば、電力取出ケーブルを流れる直流電力の電圧が、DC/DCコンバータで調整される。これにより、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力の電圧が、電力取出ケーブルに接続された機器に必要な電圧と異なる場合でも、当該直流電力の電圧を調整することで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。これにより、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、さらに、前記第一状態においては前記発電機へ供給する交流電力を前記第一状態に応じた電圧に調整し、前記第二状態においては前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力を前記第二状態に応じた電圧に調整する電圧制御部を備えることにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備は、第一状態において発電機へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整するだけでなく、第二状態においても電力取出ケーブルへ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。これにより、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、第二状態において、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、前記電圧制御部は、前記第二状態において、前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、前記電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させることにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備は、第二状態において、電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させることで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。これにより、当該サイリスタ起動装置利用発電設備によれば、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法は、前記発電機に接続されたサイリスタ起動装置から、前記発電機へ交流電力を供給する第一ステップと、前記サイリスタ起動装置に接続されて前記サイリスタ起動装置から直流電力を取り出す電力取出ケーブルに、前記サイリスタ起動装置から直流電力を流す第二ステップと、前記第一ステップの状態である第一状態と前記第二ステップの状態である第二状態とを切り替える切替制御ステップとを含む。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法において、サイリスタ起動装置から発電機へ交流電力を供給する第一状態と、サイリスタ起動装置から電力取出ケーブルに直流電力を流す第二状態とを切り替える。つまり、当該制御方法において、発電機を電動機として駆動させる場合には発電機へ交流電力を供給する第一状態に切り替え、第一状態の前後においては、電力取出ケーブルに直流電力を流す第二状態に切り替える。これにより、第一状態の前後の従来はサイリスタ起動装置が使用されていなかった期間において、第二状態に切り替えることで、サイリスタ起動装置から電力取出ケーブルを介して直流電力を取り出すことができる。例えば、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーによる発電が増加する等により商用電力系統に余剰電力が発生するような場合に、サイリスタ起動装置によって当該余剰電力を直流電力として取り出して、蓄電または消費することができる。このように、当該サイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法によれば、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができる。
また、さらに、前記第一状態においては前記発電機へ供給する交流電力を前記第一状態に応じた電圧に調整し、前記第二状態においては前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力を前記第二状態に応じた電圧に調整する電圧制御ステップを含むことにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法では、第一状態において発電機へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整するだけでなく、第二状態においても電力取出ケーブルへ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。これにより、当該制御方法によれば、第二状態において、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
また、前記電圧制御ステップでは、前記第二状態において、前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、前記電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させることにしてもよい。
これによれば、サイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法では、第二状態において、電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させることで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。これにより、当該制御方法によれば、電力取出ケーブルを介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができている。
なお、本発明は、このようなサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法として実現することができるだけでなく、当該制御方法の各工程を行う制御装置として実現することもできる。また、本発明は、当該制御装置に含まれる特徴的な処理部を備える集積回路として実現することもできる。また、本発明は、当該制御方法に含まれる特徴的な処理をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、当該プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能なCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などの記録媒体として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができる。
本発明におけるサイリスタ起動装置利用発電設備等によれば、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備が備えるサイリスタ起動装置及びその周辺の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法を説明する図である。 本発明の実施の形態の変形例1に係るサイリスタ起動装置利用発電設備が備えるサイリスタ起動装置及びその周辺の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係るサイリスタ起動装置利用発電設備が備えるサイリスタ起動装置及びその周辺の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態及びその変形例に係るサイリスタ起動装置利用発電設備及びその制御方法について説明する。なお、以下で説明する実施の形態及びその変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態及びその変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、制御方法のステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及びその変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
まず、サイリスタ起動装置利用発電設備1の概略構成、及び、サイリスタ起動装置利用発電設備1が備えるサイリスタ起動装置100及びその周辺の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1の概略構成を示す模式図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1が備えるサイリスタ起動装置100及びその周辺の構成を示す模式図である。
サイリスタ起動装置利用発電設備1は、サイリスタ起動装置を利用した発電設備であり、図1に示すように、ガスタービン10、排熱回収ボイラ20、蒸気タービン30、及び、発電機40等を備えている。つまり、サイリスタ起動装置利用発電設備1は、本実施の形態では、コンバインドサイクル発電方式の火力発電設備である。また、図2に示すように、サイリスタ起動装置利用発電設備1は、さらに、サイリスタ起動装置100、電力受入設備200、及び、制御装置300を備えている。これらの各構成要素について、以下に具体的に説明する。
ガスタービン10は、空気圧縮機11と、燃焼器12と、タービン13とを有している。この構成により、ガスタービン10は、吸い込んだ空気を空気圧縮機11で高圧空気に圧縮し、燃焼器12で当該高圧空気にNG(天然ガス)等の燃料を噴射して、燃焼させる。そして、高温高圧となった燃焼ガスがタービン13を回転させる。これにより、ガスタービン10は、発電機40に回転力を与え、電力を発生させる。また、タービン13は、空気圧縮機11にも回転力を与える。そして、タービン13を回転させた燃焼ガスは、排熱回収ボイラ20に排出される。
排熱回収ボイラ20は、内部に、内部配管21を有している。内部配管21には、水(純水)が供給され、ガスタービン10から排出される燃焼ガスによって当該水が加熱されて蒸気となり、当該蒸気は、蒸気配管22を通って、蒸気タービン30に供給される。また、ガスタービン10から排出された燃焼ガスは、内部配管21内の流体を加熱した後に、排ガス配管23を通って、煙突24から排出される。なお、当該燃焼ガスは、煙突24から排出されるまでに、脱硝装置等(図示せず)によって不要な物質が除去される。
蒸気タービン30は、排熱回収ボイラ20で生成された蒸気が供給され、当該蒸気のエネルギーで駆動(回転)するタービンである。なお、蒸気タービン30の構成は特に限定されず、1つのタービンで構成されていてもよいし、高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービン等の複数のタービンを有していてもよい。また、蒸気タービン30を出た蒸気は、復水器31に送られ、復水器31で海水によって冷やされて水になり、給水配管32を通って排熱回収ボイラ20の内部配管21に送られる。
発電機40は、ガスタービン10及び蒸気タービン30によって発電する発電機である。つまり、発電機40は、ガスタービン10及び蒸気タービン30に同軸で接続されており、ガスタービン10及び蒸気タービン30が回転することで、発電機40が回転し、発電が行われる。このように、発電機40は、ガスタービン10及び蒸気タービン30の回転力を電力に変換することによって発電を行うタービン発電機である。発電機40が発電した電力は、電力ケーブル41を通って開閉所50に送られ、さらに、電力ケーブル51を通って送電鉄塔52に送られる。
ここで、ガスタービン10は、起動開始時には、空気圧縮機11が稼働しておらず高圧空気が生成されていないため、燃焼器12による燃焼が困難となり、タービン13を回転させることができない。このため、ガスタービン10の起動開始時には、発電機40に交流電力を供給し、発電機40を電動機として駆動させることで、ガスタービン10を回転させる(空気圧縮機11を回転させて高圧空気を生成する)必要がある。このことから、図2に示すように、電力ケーブル41にサイリスタ起動装置100が接続されている。なお、電力ケーブル41のうち、サイリスタ起動装置100との接続点よりも発電機40側の部分を電力ケーブル41aとし、発電機40と反対側(開閉所50側)の部分を電力ケーブル41bとする。
サイリスタ起動装置100は、発電機40に接続され、発電機40に交流電力を供給する装置である。このサイリスタ起動装置100が発電機40に交流電力を供給することで、発電機40を電動機として駆動させ、発電機40に同軸で接続されているガスタービン10を回転させることができる。ここで、サイリスタ起動装置100は、AC/DCコンバータ110と、直流リアクトル120と、切替部130と、インバータ140とを有している。
AC/DCコンバータ110は、商用電力系統から電力ケーブル111を介して入力された交流電力を直流電力に変換して、当該直流電力を直流リアクトル120へ出力する。この際、AC/DCコンバータ110は、サイリスタ位相制御によって(制御角を調整することで)、電圧V1の交流電力を、電圧V2の直流電力に変換する。
直流リアクトル120は、AC/DCコンバータ110と切替部130との間に配置されており、AC/DCコンバータ110から入力された直流電力の高調波を低減して電流を一定化し、切替部130へ出力する。
切替部130は、発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、後述の電力受入設備200が有する電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替えるスイッチである。つまり、切替部130は、ガスタービン10の起動開始時に第一状態となり、ガスタービン10の起動完了後に第二状態となるように、第一状態と第二状態とを切り替える。言い換えれば、切替部130は、ガスタービン10の起動開始時に発電機40へ交流電力を供給し、ガスタービン10の起動完了後に電力取出ケーブル210に直流電力を流すように切り替える。
具体的には、切替部130は、第一状態において、AC/DCコンバータ110からインバータ140に直流電力を供給する。さらに具体的には、切替部130は、直流リアクトル120とインバータ140及び電力取出ケーブル210との間に配置されている。そして、切替部130は、第一状態において、直流リアクトル120と電力取出ケーブル210とを切り離し、直流リアクトル120とインバータ140とを接続する(導通させる)ことで、直流リアクトル120から入力された直流電力をインバータ140へ出力する。
また、切替部130は、第二状態において、AC/DCコンバータ110またはインバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。本実施の形態では、切替部130は、第二状態において、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。さらに具体的には、切替部130は、第二状態において、直流リアクトル120とインバータ140とを切り離し、直流リアクトル120と電力取出ケーブル210とを接続する(導通させる)ことで、直流リアクトル120から入力された直流電力を電力取出ケーブル210へ出力する。
このように、切替部130は、機械的(物理的)に、一方の接点を切り離すとともに他方の接点を接続することで、第一状態と第二状態とを切り替えている。なお、切替部130は、電気的に、一方の接点を切り離すとともに他方の接点を接続することで、第一状態と第二状態とを切り替えることにしてもよく、切替部130が切り替えを行う手法はどのようなものでもよい。
インバータ140は、AC/DCコンバータ110及び発電機40に接続されるインバータである。具体的には、インバータ140は、切替部130と発電機40との間に配置されており、切替部130から入力された直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を電力ケーブル141及び電力ケーブル41aを介して発電機40へ出力する。なお、インバータ140と発電機40との接続(導通)を切り離したい場合には、電力ケーブル141に設けられた遮断機構142によって当該接続が切り離される。
次に、電力取出ケーブル210を有する電力受入設備200について、詳細に説明する。電力受入設備200は、電力取出ケーブル210を介してサイリスタ起動装置100に接続され、サイリスタ起動装置100から取り出された電力を受け入れる設備である。ここで、電力受入設備200は、電力取出ケーブル210と、DC/DCコンバータ220と、コンデンサ230と、蓄電池240と、電気分解装置250とを有している。
電力取出ケーブル210は、サイリスタ起動装置100に接続され、サイリスタ起動装置100から直流電力を取り出すケーブルである。具体的には、電力取出ケーブル210は、AC/DCコンバータ110とインバータ140との間に接続、つまり、切替部130に接続されており、切替部130を介して、サイリスタ起動装置100から直流電力を取り出す。
DC/DCコンバータ220は、電力取出ケーブル210を流れる直流電力の電圧を調整するコンバータである。つまり、DC/DCコンバータ220は、電力取出ケーブル210の途中に設けられており、サイリスタ起動装置100から入力された直流電力の電圧を、蓄電池240または電気分解装置250に応じた電圧に調整して出力する。
蓄電池240は、充電及び放電を行うことができる二次電池であり、電力取出ケーブル210に接続され、電力取出ケーブル210から直流電力が供給される。つまり、蓄電池240は、電力取出ケーブル210の、DC/DCコンバータ220の出口側に接続されており、DC/DCコンバータ220によって電圧が調整された直流電力が供給されることで、充電される。また、蓄電池240は、放電することで、電気分解装置250に電力を供給する。なお、蓄電池240は、充電初期から満充電に至る過程において、電圧が徐々に上昇していくため、蓄電池240には、DC/DCコンバータ220によって電圧が徐々に上昇していくように調整された直流電力が供給される。
電気分解装置250は、電力を使用して物質を電気分解する装置であり、電力取出ケーブル210に接続され、電力取出ケーブル210から直流電力が供給される。つまり、電気分解装置250は、電力取出ケーブル210の、DC/DCコンバータ220の出口側に接続されており、DC/DCコンバータ220からの直流電力、または、蓄電池240からの直流電力が供給される。例えば、電気分解装置250は、第二状態においては、DC/DCコンバータ220から直流電力が供給され、第一状態においては、DC/DCコンバータ220から直流電力は供給されないため、蓄電池240から直流電力が供給される。
ここで、本実施の形態では、電気分解装置250は、電力を使用して水を電気分解し、水素を生成する水電解装置である。具体的には、電気分解装置250は、純水を受け入れて、電力取出ケーブル210から供給される電力によって水素と酸素とを生成する。つまり、電気分解装置250は、供給された純水に電圧をかけて水の電気分解を起こすことによって、陰極から水素を発生させ、陽極からは酸素を発生させる。
これにより、電気分解装置250は、生成した水素を、例えば、高圧に圧縮して液化し、タンク(図示せず)に貯蔵する。また、電気分解装置250は、生成した水素を、有機ケミカルハイドライト法などを用いて貯蔵し、活用することもできる。ここで、有機ケミカルハイドライト法とは、芳香族化合物を水素化して水素化芳香族化合物として水素を貯蔵し、使用場所まで輸送して、使用場所で水素化芳香族化合物から脱水素化することで水素を取り出す手法であり、水素の貯蔵及び輸送を安全に行うことができる。例えば、電気分解装置250は、生成した水素を、トルエンに水素化反応を行うことで生成される有機化合物であるMCH(メチルシクロヘキサン)として、タンクなどに貯蔵することができる。
また、電気分解装置250は、生成した水素を、ガスタービン10の燃料として使用(混焼または専焼)してもよい。これにより、ガスタービン10での燃焼温度の高温化及び二酸化炭素排出量の低減を図ることができる。また、電気分解装置250は、生成した水素を、発電機40の冷却用の水素として供給することもできる。つまり、発電機40は、発電の際に界磁や固定子に大きな電流が流れて高温になるため、機内に冷媒としての水素が封入される場合がある。このため、電気分解装置250が生成した水素を、発電機40の冷却用の水素として活用することもできる。
また、電気分解装置250は、生成した酸素を、タンク(図示せず)に貯蔵したり、複合給水処理(CWT:Combined Water Treatment)用の酸素として給水配管32等に供給することもできる。なお、CWTとは、給水に酸素を注入することにより鉄の不働態化を図り、系統材料の母材表面にヘマタイトの保護皮膜を形成して防食を行う給水酸素処理法である。
次に、制御装置300について、詳細に説明する。制御装置300は、サイリスタ起動装置100の動作を制御する装置である。具体的には、制御装置300は、AC/DCコンバータ110と切替部130とを制御し、電力受入設備200に、適切なタイミングで適切な電圧の電力を送る。ここで、制御装置300は、切替制御部310と、電圧制御部320と、記憶部330とを有している。
切替制御部310は、切替部130を制御する処理部である。つまり、切替制御部310は、切替部130を制御し、サイリスタ起動装置100から発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替える。また、切替制御部310は、切替部130を制御し、ガスタービン10の起動開始時に第一状態となり、ガスタービン10の起動完了後に第二状態となるように、第一状態と第二状態とを切り替える。具体的には、切替制御部310は、切替部130を制御し、第一状態において、AC/DCコンバータ110からインバータ140に直流電力を供給し、第二状態において、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。
電圧制御部320は、AC/DCコンバータ110を制御する処理部である。つまり、電圧制御部320は、AC/DCコンバータ110に、サイリスタ位相制御(制御角の調整)の指示を行うことで、電圧V1の交流電力を、電圧V2の直流電力に変換する。例えば、記憶部330に、電圧V2の値が記憶されており、電圧制御部320は、記憶部330に記憶されている当該電圧V2の値を参照し、AC/DCコンバータ110に指示を与える。ここで、電圧制御部320は、第一状態においては発電機40へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整し、第二状態においては電力取出ケーブル210へ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。
具体的には、電圧制御部320は、第一状態において、例えば、電圧V1=数kV程度の交流電力を、電圧V2=数kV程度(電圧V1と同等の大きさの電圧)の直流電力に変換する。これにより、電力ケーブル41aにおける電圧V3=数kV程度(電圧V2と同等の大きさの電圧)の交流電力が、発電機40へ供給される。また、電圧制御部320は、第二状態において、例えば、電圧V1=数kV程度の交流電力を、電圧V2=数百V程度の直流電力に変換する。これにより、電力取出ケーブル210のDC/DCコンバータ220において、電圧V2=数百V程度の直流電力を、蓄電池240または電気分解装置250に応じた電圧V4=0〜数百V程度の直流電力に調整することができる。
記憶部330は、制御装置300に含まれる各処理部が行う処理に必要なデータを記憶しているメモリである。記憶部330は、例えば、電圧制御部320がAC/DCコンバータ110に指示する電圧V2の値や、切替制御部310が第一状態と第二状態とを切り替える条件等についてのデータを記憶している。
なお、制御装置300の構成は、上記に限定されず、例えば、電力受入設備200内の各種機器や、サイリスタ起動装置利用発電設備1内のその他の機器の動作を制御する機能などを有していてもかまわない。
次に、サイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法(制御装置300の制御方法)について、説明する。図3は、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法を示すフローチャートである。また、図4は、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法を説明する図である。具体的には、図4の(a)は、切替部130を第一状態に切り替えた場合の構成を示す図であり、図4の(b)は、切替部130を第二状態に切り替えた場合の構成を示す図である。
まず、図3に示すように、切替制御部310は、ガスタービン10が起動を開始するか否かを判断する(S102)。例えば、操作者によってガスタービン10の起動開始のスイッチが押された場合に、切替制御部310は、ガスタービン10が起動を開始すると判断し(S102でYes)、第一状態に切り替える(S104:切替制御ステップ)。また、切替制御部310が第一状態に切り替えるのとほぼ同じタイミングで、電圧制御部320は、発電機40へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整する(S106:電圧制御ステップ)。
これにより、切替部130は、図4の(a)に示すように、直流リアクトル120とインバータ140とを接続した状態になり、AC/DCコンバータ110からインバータ140に直流電力が供給される。このようにして、サイリスタ起動装置100から発電機40へ交流電力が供給される(第一ステップ)。
次に、図3に示すように、切替制御部310は、ガスタービン10が起動を完了したか否かを判断する(S108)。例えば、ガスタービン10が所定の回転数に達した場合等に、切替制御部310は、ガスタービン10が起動を完了したと判断し(S108でYes)、第二状態に切り替える(S110:切替制御ステップ)。また、切替制御部310が第二状態に切り替えるのとほぼ同じタイミングで、電圧制御部320は、電力取出ケーブル210へ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する(S112:電圧制御ステップ)。
これにより、切替部130は、図4の(b)に示すように、直流リアクトル120と電力取出ケーブル210とを接続した状態になり、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力が供給される。このようにして、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210に直流電力が供給される(第二ステップ)。
以上のように、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、サイリスタ起動装置100から直流電力を取り出す電力取出ケーブル210を備えており、サイリスタ起動装置100は、発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替える切替部130を有している。つまり、サイリスタ起動装置100は、発電機40を電動機として駆動させる場合には発電機40へ交流電力を供給する第一状態に切り替え、第一状態の前後においては、電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態に切り替える。これにより、第一状態の前後の従来はサイリスタ起動装置100が使用されていなかった期間において、サイリスタ起動装置100を第二状態に切り替えることで、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210を介して直流電力を取り出すことができる。例えば、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーによる発電が増加する等により商用電力系統に余剰電力が発生するような場合に、サイリスタ起動装置100によって当該余剰電力を直流電力として取り出して、蓄電または消費することができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができる。
また、サイリスタ起動装置100は、ガスタービン10の起動開始時に第一状態にし、ガスタービン10の起動完了後に第二状態にする。これにより、ガスタービン10の起動開始時には、サイリスタ起動装置100から発電機40へ交流電力を供給して発電機40を電動機として駆動させ、ガスタービン10の起動完了後に、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210を介して直流電力を取り出すことができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、ガスタービン10の起動完了後でも、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができる。
また、サイリスタ起動装置100のAC/DCコンバータ110とインバータ140との間に電力取出ケーブル210が接続されており、サイリスタ起動装置100は、第二状態において、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。つまり、第二状態において、サイリスタ起動装置100に交流電力が入力されても、AC/DCコンバータ110で当該交流電力が直流電力に変換されるため、当該直流電力を電力取出ケーブル210を介して取り出すことができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができる。
また、電力取出ケーブル210に電気分解装置250が接続され、電力取出ケーブル210から電気分解装置250に直流電力が供給される。これにより、電気分解装置250が稼働すれば、例えば、水を電気分解して水素を生成する等のエネルギー製造を行ったり、サイリスタ起動装置利用発電設備1内の排水中の物質を分解して排水を浄化したりすることができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
また、電力取出ケーブル210に蓄電池240が接続され、電力取出ケーブル210から蓄電池240に直流電力が供給される。これにより、蓄電池240を充電することができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
また、近年、再生可能エネルギーを利用した水素製造による余剰電力問題の解消に向けた取組みが実施されているが、再生可能エネルギーを利用した水の電気分解による水素製造では、再生可能エネルギーの出力変動が大きいため、水電解装置の電極劣化等の問題が懸念される。このため、電気分解装置250に蓄電池240を接続することで、入力される電力を安定化し、水電解装置の電極劣化等の問題を解消することができる。また、電気分解装置250には、サイリスタ起動装置100を介して商用電力系統から電力が供給されるため、電気分解装置250に使用される電力を全て蓄電池240で賄う必要はなく、蓄電池240の小型化及びコスト低減を図ることができる。
また、電力取出ケーブル210を流れる直流電力の電圧が、DC/DCコンバータ220で調整される。これにより、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力の電圧が、電力取出ケーブル210に接続された機器に必要な電圧と異なる場合でも、当該直流電力の電圧を調整することで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。本実施の形態では、蓄電池240を充電する場合に、蓄電池240に供給する電圧を徐々に上昇させる必要があるため、DC/DCコンバータ220で上記直流電力の電圧を調整して、蓄電池240に供給する。これにより、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
また、AC/DCコンバータ110によって、第一状態において発電機40へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整するだけでなく、第二状態においても電力取出ケーブル210へ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。これにより、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、第二状態において、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。また、AC/DCコンバータ110によって、DC/DCコンバータ220に送られる直流電力の電圧が調整されるため、DC/DCコンバータ220での電圧の調整幅を少なくすることができ、電力受入設備200の簡素化(小型化)及びコスト低減を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法によれば、サイリスタ起動装置100から発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替える。つまり、当該制御方法において、発電機40を電動機として駆動させる場合には発電機40へ交流電力を供給する第一状態に切り替え、第一状態の前後においては、電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態に切り替える。これにより、第一状態の前後の従来はサイリスタ起動装置100が使用されていなかった期間において、第二状態に切り替えることで、サイリスタ起動装置100から電力取出ケーブル210を介して直流電力を取り出すことができる。例えば、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーによる発電が増加する等により商用電力系統に余剰電力が発生するような場合に、サイリスタ起動装置100によって当該余剰電力を直流電力として取り出して、蓄電または消費することができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法によれば、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができる。
また、サイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法では、第一状態において発電機40へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整するだけでなく、第二状態においても電力取出ケーブル210へ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。これにより、当該制御方法によれば、第二状態において、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
また、サイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法では、第二状態において、電力取出ケーブル210へ供給する直流電力の電圧を、電力取出ケーブル210に接続された機器の電圧に追従させることで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。これにより、当該制御方法によれば、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
また、以上のような構成のサイリスタ起動装置利用発電設備1は、既設発電所のサイリスタ起動装置に切替部130を追加するとともに、制御装置300を追加する等の簡易な改造を行うことで実現することができる。また、発電所を新設する際にも、以上のような構成のサイリスタ起動装置利用発電設備1は、構成が簡易であるため、容易に製造することができる。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、説明する。上記実施の形態では、電力受入設備200は、DC/DCコンバータ220を有していることとした。しかし、本変形例では、電力受入設備は、DC/DCコンバータを有していない。
図5は、本発明の実施の形態の変形例1に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1が備えるサイリスタ起動装置100及びその周辺の構成を示す模式図である。
同図に示すように、本変形例に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1は、上記実施の形態における電力受入設備200及び制御装置300に代えて、電力受入設備201及び制御装置301を備えている。ここで、電力受入設備201は、上記実施の形態のようなDC/DCコンバータを有していない。また、制御装置301は、上記実施の形態における電圧制御部320に代えて、電圧制御部321を有している。なお、その他の構成については、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
電圧制御部321は、上記実施の形態の電圧制御部320と同様に、第一状態においては発電機40へ供給する交流電力を第一状態に応じた電圧に調整し、第二状態においては電力取出ケーブル210へ供給する直流電力を第二状態に応じた電圧に調整する。ここで、電圧制御部321は、上記実施の形態の電圧制御部320とは異なり、第二状態において、電力取出ケーブル210へ供給する直流電力の電圧を、電力取出ケーブル210に接続された機器の電圧に追従させる。つまり、電圧制御部321は、AC/DCコンバータ110から出力される直流電力の電圧V2が、電力取出ケーブル210に接続された機器の電圧に追従するように、AC/DCコンバータ110にサイリスタ位相制御(制御角の調整)の指示を行い、電圧V1の交流電力を電圧V2の直流電力に変換する。
具体的には、電圧制御部321は、第二状態において、例えば、電圧V1=数kV程度の交流電力を、蓄電池240の電圧に追従させて、電圧V2=0〜数百V程度の直流電力に変換する。つまり、本変形例では、蓄電池240を充電する場合に、蓄電池240に供給する電圧を徐々に上昇させる必要があるため、電圧制御部321で上記直流電力の電圧を調整して、蓄電池240に供給する。このように、電圧制御部321は、AC/DCコンバータ110が上記実施の形態におけるDC/DCコンバータ220の機能も兼ね備えるように、AC/DCコンバータ110の出力電圧を制御する。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例1に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、本変形例では、電圧制御部321が、第二状態において、電力取出ケーブル210へ供給する直流電力の電圧を、電力取出ケーブル210に接続された機器の電圧に追従させることで、当該直流電力を当該機器に供給することができる。これにより、電力取出ケーブル210を介して取り出した直流電力を有効に活用することができるため、サイリスタ起動装置100の有効活用を図ることができている。
なお、電力受入設備201は、蓄電池240とは異なる機器を有しており、電圧制御部321は、電力取出ケーブル210へ供給する直流電力の電圧を、当該機器の電圧に追従させることにしてもよい。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、説明する。上記実施の形態及びその変形例1では、サイリスタ起動装置100の切替部130が切り替える第二状態は、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する状態であることとした。しかし、本変形例では、切替部が切り替える第二状態には、インバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する状態も含まれる。
図6は、本発明の実施の形態の変形例2に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1が備えるサイリスタ起動装置101及びその周辺の構成を示す模式図である。
同図に示すように、本変形例に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1は、上記実施の形態におけるサイリスタ起動装置100及び制御装置300に代えて、サイリスタ起動装置101及び制御装置302を備えている。また、サイリスタ起動装置101は、上記実施の形態における切替部130に代えて、切替部131を有している。また、制御装置302は、上記実施の形態における切替制御部310に代えて、切替制御部311を有している。なお、その他の構成については、上記実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
切替部131は、直流リアクトル120及びインバータ140間の電力ケーブルと電力取出ケーブル210との間に配置されている。この構成により、切替部131は、上記実施の形態の切替部130と同様に、発電機40へ交流電力を供給する第一状態と、電力取出ケーブル210に直流電力を流す第二状態とを切り替える。また、切替部131は、ガスタービン10の起動開始時に第一状態となり、ガスタービン10の起動完了後に第二状態となるように、第一状態と第二状態とを切り替える。
ここで、切替部131は、上記実施の形態の切替部130とは異なり、第二状態において、AC/DCコンバータ110またはインバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。つまり、切替部131は、第二状態において、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給するだけではなく、インバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給することもできる。
具体的には、第一状態においては、切替制御部311が、切替部131のスイッチを開放することで、AC/DCコンバータ110からインバータ140に直流電力を供給する。また、第二状態においては、切替制御部311が、切替部131のスイッチを閉止することで、AC/DCコンバータ110またはインバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。
つまり、第二状態において、遮断機構142またはインバータ140が、インバータ140から発電機40への電流の流れを遮断することで、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210に直流電力を供給することができる。また、第二状態において、遮断機構142及びインバータ140が電流の流れを遮断せずに、AC/DCコンバータ110が電流の流れを遮断することで、インバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給することができる。または、電力ケーブル111等のAC/DCコンバータ110側にも遮断機構が設けられており、第二状態において、当該遮断機構で電流の流れを遮断することにしてもよい。このように、第二状態において、発電機40で発生した電力を、電力取出ケーブル210に供給することができる。
なお、切替部131は、機械的(物理的)に、接点を切り離し、または、接点を接続する構成であってもよいし、電気的に、接点を切り離し、または、接点を接続する構成であってもよい。また、遮断機構142、インバータ140またはAC/DCコンバータ110が電流の流れを遮断する制御は、制御装置302が行ってもよいし、他の制御装置が行ってもよい。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例2に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。特に、サイリスタ起動装置101は、第二状態において、AC/DCコンバータ110またはインバータ140から電力取出ケーブル210に直流電力を供給する。つまり、第二状態において、サイリスタ起動装置101に交流電力が入力されても、AC/DCコンバータ110またはインバータ140で当該交流電力が直流電力に変換されるため、当該直流電力を電力取出ケーブル210を介して取り出すことができる。このように、サイリスタ起動装置利用発電設備1によれば、サイリスタ起動装置101の有効活用を図ることができる。
なお、本変形例において、切替部131は、第二状態で、インバータ140から電力取出ケーブル210には直流電力を供給することができるが、AC/DCコンバータ110から電力取出ケーブル210には直流電力を供給することができない構成でもよい。この場合には、切替部131は、直流リアクトル120とインバータ140との間ではなく、AC/DCコンバータ110と直流リアクトル120との間に接続されることにしてもよい。なお、上記実施の形態及び変形例1においても、切替部130は、AC/DCコンバータ110と直流リアクトル120との間に接続されることにしてもよいが、この場合には、電力取出ケーブル210に別の直流リアクトルが配置されるのが好ましい。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係るサイリスタ起動装置利用発電設備1について説明したが、本発明は、上記実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施の形態及びその変形例では、電気分解装置250は水電解装置であることとした。しかし、電気分解装置250は、電力を用いて物質を分解できる装置であればどのような装置でもよく、例えば、サイリスタ起動装置利用発電設備1内の排水を電気分解によって処理する装置であってもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、電力受入設備200は、電力を受け入れる機器として、蓄電池240及び電気分解装置250を有していることとした。しかし、電力受入設備200は、蓄電池240及び電気分解装置250のいずれかを有していない構成でもよいし、蓄電池240及び電気分解装置250の双方を有しておらず、他の電力を受け入れる機器を有する構成でもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、制御装置の電圧制御部は、AC/DCコンバータ110によって、出力される直流電力の電圧を調整することとした。しかし、電圧制御部は、AC/DCコンバータ110に直流電力の電圧を調整させることなく、出力させることにしてもよい。この場合、例えば、DC/DCコンバータ220として電圧の調整幅が大きい機器を用いることで、直流電力の電圧を調整することができる。
また、上記実施の形態及びその変形例では、発電機40とガスタービン10との間に蒸気タービン30が配置されていることとした。しかし、発電機40、ガスタービン10及び蒸気タービン30の配置は特に限定されず、例えば、発電機40がガスタービン10と蒸気タービン30との間に配置されているような構成でもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、発電機40は、ガスタービン10及び蒸気タービン30と同軸の構成を有していることとした。しかし、発電機40、ガスタービン10及び蒸気タービン30のいずれかが異なる回転軸を有している構成でもかまわない。例えば、蒸気タービン30が、他の発電機と同軸で構成されて、発電機40及びガスタービン10と異なる回転軸を有しているような構成や、その他の構成でもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、サイリスタ起動装置利用発電設備1は、コンバインドサイクル発電方式の火力発電設備であることとした。しかし、サイリスタ起動装置利用発電設備1は、蒸気タービンを有さないガスタービン発電方式の火力発電設備であることにしてもよい。または、サイリスタ起動装置利用発電設備1は、火力発電設備ではなく、サイリスタ起動装置を備えた揚水発電設備であることにしてもよい。
また、本発明は、サイリスタ起動装置利用発電設備1の制御方法として実現することができるだけでなく、当該制御方法の各工程を行う制御装置として実現することもできる。また、本発明は、当該制御装置に含まれる特徴的な処理部を備える集積回路として実現することもできる。また、本発明は、上記制御方法に含まれる特徴的な処理をコンピュータ(プロセッサ)に実行させるプログラムとして実現したり、当該プログラムが記録されたコンピュータ(プロセッサ)読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク、紙テープなどあらゆる媒体として実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体及びインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができる。
また、上記実施の形態及び上記変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、サイリスタ起動装置の有効活用を図ることができるサイリスタ起動装置利用発電設備等に適用できる。
1 サイリスタ起動装置利用発電設備
10 ガスタービン
11 空気圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
20 排熱回収ボイラ
21 内部配管
22 蒸気配管
23 排ガス配管
24 煙突
30 蒸気タービン
31 復水器
32 給水配管
40 発電機
41、41a、41b、51、111、141 電力ケーブル
50 開閉所
52 送電鉄塔
100、101 サイリスタ起動装置
110 AC/DCコンバータ
120 直流リアクトル
130、131 切替部
140 インバータ
142 遮断機構
200、201 電力受入設備
210 電力取出ケーブル
220 DC/DCコンバータ
230 コンデンサ
240 蓄電池
250 電気分解装置
300、301、302 制御装置
310、311 切替制御部
320、321 電圧制御部
330 記憶部

Claims (11)

  1. 発電機と、
    前記発電機に接続され、前記発電機に交流電力を供給するサイリスタ起動装置と、
    前記サイリスタ起動装置に接続され、前記サイリスタ起動装置から直流電力を取り出す電力取出ケーブルとを備え、
    前記サイリスタ起動装置は、前記発電機へ前記交流電力を供給する第一状態と、前記電力取出ケーブルに前記直流電力を流す第二状態とを切り替える切替部を有する
    サイリスタ起動装置利用発電設備。
  2. さらに、
    前記発電機に接続されるガスタービンを備え、
    前記切替部は、前記ガスタービンの起動開始時に前記第一状態となり、前記ガスタービンの起動完了後に前記第二状態となるように、前記第一状態と前記第二状態とを切り替える
    請求項1に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  3. 前記サイリスタ起動装置は、AC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータ及び前記発電機に接続されるインバータとを有し、
    前記電力取出ケーブルは、前記AC/DCコンバータと前記インバータとの間に接続され、
    前記切替部は、前記第一状態において、前記AC/DCコンバータから前記インバータに直流電力を供給し、前記第二状態において、前記AC/DCコンバータまたは前記インバータから前記電力取出ケーブルに直流電力を供給する
    請求項1または2に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  4. さらに、
    前記電力取出ケーブルに接続され、前記電力取出ケーブルから直流電力が供給される電気分解装置を備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  5. さらに、
    前記電力取出ケーブルに接続され、前記電力取出ケーブルから直流電力が供給される蓄電池を備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  6. さらに、
    前記電力取出ケーブルを流れる直流電力の電圧を調整するDC/DCコンバータを備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  7. さらに、
    前記第一状態においては前記発電機へ供給する交流電力を前記第一状態に応じた電圧に調整し、前記第二状態においては前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力を前記第二状態に応じた電圧に調整する電圧制御部を備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  8. 前記電圧制御部は、前記第二状態において、前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、前記電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させる
    請求項7に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備。
  9. 前記発電機に接続されたサイリスタ起動装置から、前記発電機へ交流電力を供給する第一ステップと、
    前記サイリスタ起動装置に接続されて前記サイリスタ起動装置から直流電力を取り出す電力取出ケーブルに、前記サイリスタ起動装置から直流電力を流す第二ステップと、
    前記第一ステップの状態である第一状態と前記第二ステップの状態である第二状態とを切り替える切替制御ステップと
    を含むサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法。
  10. さらに、
    前記第一状態においては前記発電機へ供給する交流電力を前記第一状態に応じた電圧に調整し、前記第二状態においては前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力を前記第二状態に応じた電圧に調整する電圧制御ステップを含む
    請求項9に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法。
  11. 前記電圧制御ステップでは、前記第二状態において、前記電力取出ケーブルへ供給する直流電力の電圧を、前記電力取出ケーブルに接続された機器の電圧に追従させる
    請求項10に記載のサイリスタ起動装置利用発電設備の制御方法。
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