JP2018195904A - 記録制御装置、記録装置、記録制御方法及び記録制御プログラム - Google Patents

記録制御装置、記録装置、記録制御方法及び記録制御プログラム Download PDF

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恒夫 里見
浅山 学
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学 浅山
菅田 章典
Akinori Sugata
章典 菅田
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Abstract

【課題】利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供すること。【解決手段】本発明にかかる記録制御装置110は、車両の周囲を撮影した第1映像を取得する映像データ取得部と、第1映像の一部を切り出すことにより、第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成する映像処理部113と、予め定められたイベントの発生を検出するイベント検出部115と、イベントに起因しないで第2映像を記録させると共に、イベント検出部を監視し、イベントに起因して第1映像を記録させる記録制御部116とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は記録制御装置、記録装置、記録制御方法及び記録制御プログラムに関する。
自動車の運転情報を記録するドライブレコーダは、車両の位置、走行速度及び走行距離等と共に、車両に搭載したカメラにより車内外の映像や音声を記録する。ドライブレコーダが撮影した画像は、車両の安全運転管理、運転者に対する注意喚起及び事故発生前後の映像の記録等を目的として利用される。また、ドライブレコーダが撮影した映像は、安全のために限らず、運行記録の確認や、運転後に観賞して楽しむことを目的として利用されることもある。
車両の安全運転管理及び事故発生の際の記録を広い範囲で行う目的から、ドライブレコーダは、例えば魚眼レンズのような広角レンズを備える。一方、別の目的においては、撮影される映像は狭い範囲であることが望まれる場合がある。例えば、特許文献1に記載されているドライブレコーダ装置は、事故や危険運転等の所定のイベントが発生する前は広角モードでの映像を出力する。そして所定のイベントが発生した後は、広角モードでの映像から所定の範囲を切り出す切り出しモードでの映像出力に切り替えることを特徴とする。
特開2011−096063号公報
特許文献1に記載されたドライブレコーダ装置は、所定のイベントが発生する前については、広角モードで撮影した映像を出力する。しかしながら、広角モードで撮影された映像は、人間の目の視野角より広い。これに対して、撮影された映像を、運行記録の確認や運転後に観賞して楽しむことを目的とする場合は、人間の目の視野角に近い映像である方が自然に見え、利用しやすい映像となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる記録制御装置は、車両の周囲を撮影した第1映像のデータを取得する映像データ取得部と、前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成する映像処理部と、予め定められたイベントの発生を検出するイベント検出部と、前記イベントに起因しないで前記第2映像を記録させると共に、前記イベント検出部を監視し、前記イベントに起因して前記第1映像を記録させる記録制御部と、を備えるものである。
また、本発明にかかる記録制御方法は、車両の周囲を撮影した第1映像を取得し、取得した前記第1映像を一時的に記憶し、記憶されている前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成し、予め定められたイベントの発生を検出し、前記イベントに起因しないで前記第2映像を記録すると共に、前記イベントに起因して前記第1映像を記録するものである。
更に、本発明にかかる記録制御プログラムは、コンピュータに、車両の周囲を撮影した第1映像を取得させ、取得した前記第1映像を一時的に記憶させ、記憶されている前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成させ、予め定められたイベントの発生を検出させ、前記イベントに起因しないで前記第2映像を記録させると共に、前記イベントに起因して前記第1映像を記録させるものである。
本発明により、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる記録装置100の機能ブロック図である。 記録制御装置110が出力するファイルと時間の関係を示す図である。 映像処理部113が処理する映像データの一例を示す図である。 実施の形態1にかかる記録制御装置110のフローチャートである。 実施の形態2にかかる記録装置200の機能ブロック図である。 実施の形態3にかかる記録装置300の機能ブロック図である。 記録制御装置310が出力するファイルと時間の関係を示す図である。 実施の形態3にかかる記録制御装置310のフローチャートの一例である。 実施の形態3にかかる記録制御装置310のフローチャートの別の例である。 実施の形態4にかかる記録装置400の機能ブロック図である。 映像処理部413が処理する映像と操舵角との関係を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかる記録装置100の構成例について説明する。図1は、実施の形態1にかかる記録装置100の機能ブロック図である。記録装置100は、例えば車両に搭載されるドライブレコーダとして用いられる。記録装置100は、メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。プロセッサは、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、もしくはCPU(Central Processing Unit)である。メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであって、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成されてもよい。プロセッサは、以降の図面を用いて説明される処理をコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。
記録装置100は、記録制御装置110、カメラ120、マイクロフォン130、記録部140、センサ150、表示部160及びスピーカ170を備えている。記録制御装置110と、カメラ120、マイクロフォン130、記録部140、センサ150、表示部160及びスピーカ170とは、所定のケーブル等を用いて直接接続されてもよく、車内ネットワークであるCAN(Controller Area Network)を介して接続されてもよい。
カメラ120は、車両の前方を撮影した映像データを生成する。マイクロフォン130は、車両内又は車両外の音声を収集して音声データを生成する。
記録部140は、少なくとも映像データを含む撮影ファイルを記録する。撮影ファイルには、音声データが含まれていてもよい。記録部140は、例えば、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、カード型メモリ等のハードウェアによって構成されている。記録部140は、通常記録部141と、イベント記録部142とを有している。通常記録部141及びイベント記録部142は、記録部140内にアドレスの異なるメモリ領域として構成されてもよく、異なるハードウェアとして構成されてもよい。また、記録部140内に記録された撮影データのヘッダやペイロード等に書き込まれた情報に基づく仮想アドレス又はフラグのことを、通常記録部141及びイベント記録部142と称してもよい。
センサ150は、例えば、加速度センサであり、車両の前後方向、左右方向又は上下方向の速度変化すなわち加速度を検知する。つまり、センサ150は、記録装置100を搭載した車両が事故を起こした場合又は事故に巻き込まれた場合に発生する衝撃等により発生する加速度を検知する。また、センサ150は、車両の速度を検知してもよい。
表示部160は、記録部140に記録された映像データを再生するディスプレイである。スピーカ170は、記録部140に記録された音声データを再生する。スピーカ170は、図示しない音声増幅部や音声処理部を含み、スピーカ170と記載した場合であってもこれらを含む。
続いて、記録制御装置110の構成例について説明する。記録制御装置110は、撮影データ取得部111、バッファメモリ112、映像処理部113、イベント検出部115、記録制御部116及び再生制御部117を備える。記録制御装置110を構成する各構成要素は、例えば、メモリに格納されたソフトウェアである。また、記録制御装置110を構成する各構成要素は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。また、記録制御装置110を構成する各構成要素は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせであってもよい。
撮影データ取得部111は、カメラ120において生成された映像データ及びマイクロフォン130において生成された音声データを取得する。映像データ及び音声データを含むデータは、撮影データと称されてもよい。撮影データ取得部111は、映像データ取得部と、音声データ取得部とが含まれているということができる。すなわち、撮影データ取得部111は、カメラ120及びマイクロフォン130から撮影データを取得する。映像データは、例えば、H.264もしくはH.265等の方式を用いて生成される。また、音声データは、例えば、PCM(Pulse Code Modulation)方式等を用いて生成されてもよく、映像データ及び音声データを含んだ動画像データである撮影データは、MPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(Transport Stream)またはAVI(Audio Video Interleave)等を用いて生成されてもよい。撮影データ取得部111は、映像データ及び音声データを含む撮影データをバッファメモリ112へ出力する。
バッファメモリ112は、撮影データ取得部111が出力した撮影データを一時的に記憶する。バッファメモリ112は、記録制御装置110内に内蔵される内蔵メモリと称されてもよい。一時的に記憶するとは、例えば、バッファメモリ112が予め設定された期間を経過した撮影データを消去することであってもよい。又は、一時的に記憶するとは、撮影データ取得部111から出力されるデータを、バッファメモリ112内のデータに上書きして記憶することであってもよい。又は、一時的に記憶するとは、バッファメモリ112が、撮影データ取得部111から出力された撮影データを映像処理部113へ出力した場合に、出力した撮影データを消去することであってもよい。バッファメモリ112は、一時的に記憶した撮影データを映像処理部113へ出力する。
映像処理部113は、記録制御部116の指示を受け、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理して撮影ファイルを生成し、記録制御部116へ出力する。すなわち、映像処理部113は、例えば、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理し、予め設定された時間の撮影ファイルを生成してもよい。また、映像処理部113は、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理し、予め設定された画角の撮影ファイルを生成してもよい。また、映像処理部113は、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理し、予め設定された時間又は予め設定された画角の撮影データを生成し、ファイル名称等のヘッダ情報等を付加して、撮影ファイルを生成してもよい。さらに、映像処理部113は、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理し、撮影データのノイズ除去や歪み補正等を行ってもよく、撮影データに時刻情報、車両の速度情報又は車両の位置情報などを表示した撮影データを生成してもよい。
イベント検出部115は、センサ150から出力された情報を用いてイベント発生を検出する。例えば、加速度センサとして動作するセンサ150において検出した衝撃レベルが予め設定された値を超えている場合に、イベント検出部115は、交通事故というイベントが発生したことを検出する。衝撃レベルが予め設定された値を超えるとは、加速度が予め設定された値を超えると言い換えられてもよい。イベント検出部115は、イベントの発生を検出した場合、イベントが発生したことを示す情報を記録制御部116へ出力する。イベントが発生したことを示す情報には、イベントが発生した時刻が含まれてもよい。さらに、イベントが発生したことを示す情報には、イベントが発生した時刻から予め設定された期間を遡った時点から、イベントが発生した時刻までの加速度の値等が含まれてもよい。
記録制御部116は、映像処理部113に指示を送り、映像処理部113にイベント検出部115が検出するイベントに起因しない撮影ファイル(以下、通常撮影ファイルと称する)を生成させる。そして、記録制御部116は、映像処理部113に指示を送り、生成した通常撮影ファイルを記録部140へ出力する。また、記録制御部116は、イベント検出部115が出力する情報を受けて、映像処理部113に指示を送り、映像処理部113にイベントに起因した撮影ファイル(以下、イベント撮影ファイルと称する)を生成させる。そして、記録制御部116は、映像処理部113に指示を送り、生成したイベント撮影ファイルを記録部140へ出力する。記録制御部116は、例えば、撮影ファイルを生成するためのヘッダ情報として、ファイル名称やファイル種別情報等を映像処理部113へ出力してもよい。また、記録制御部116は、撮影ファイルの開始時刻及び終了時刻を決定し、映像処理部113に出力してもよい。
記録制御部116は、イベント撮影ファイルと通常撮影ファイルとを区分して記録部140へ記録させる。イベント撮影ファイルと通常撮影ファイルとを区分して記録部140へ記録させるとは、記録制御部116が、イベント撮影ファイルのヘッダもしくはペイロードにイベント撮影ファイルであることを示すフラグ情報等を設定することであってもよい。また、記録制御部116は、通常撮影ファイルのヘッダもしくはペイロードに通常撮影ファイルであることを示すフラグ情報等を設定してもよく、フラグ情報を設定しなくてもよい。つまり、フラグ情報が設定されていない撮影データは、通常撮影ファイルと認識されてもよい。これとは反対に、通常撮影ファイルのヘッダもしくはペイロードに通常撮影ファイルであることを示すフラグ情報が設定される場合、イベント撮影ファイルにはフラグ情報が設定されなくてもよい。また、記録制御部116は、通常撮影ファイルを通常記録部141に記録させ、イベント撮影ファイルをイベント記録部142に記録させてもよい。
また、記録制御部116は、イベント撮影ファイルを上書き禁止のデータとして記録部140へ記録させてもよい。例えば、記録制御部116は、データの上書きを禁止する記録部140内のメモリ領域のアドレスを指定して、イベント撮影ファイルを記録部140へ記録させてもよい。もしくは、記録制御部116は、イベント撮影ファイルのヘッダもしくはペイロードに上書き禁止を示すフラグ情報等を設定してもよい。データの上書きを禁止する記録部140内のメモリ領域とイベント撮影ファイルを記録する記録部140内のメモリ領域のアドレスとは一致していてもよく、いずれか一方のメモリ領域が、他方のメモリ領域に含まれていてもよい。
さらに、記録制御部116は、通常撮影ファイルを上書き可能のデータとして記録部140へ記録させてもよい。例えば、記録制御部116は、データの上書きを可能とする記録部140内のメモリ領域のアドレスを指定して、通常撮影ファイルを記録部140へ記録させてもよい。もしくは、記録制御部116は、通常撮影ファイルのヘッダもしくはペイロードに上書き可能を示すフラグ情報等を設定してもよい。データの上書きを可能とする記録部140内のメモリ領域と通常撮影ファイルを記録する記録部140内のメモリ領域のアドレスとは一致していてもよく、いずれか一方のメモリ領域が、他方のメモリ領域に含まれていてもよい。
再生制御部117は、記録部140に記録されている撮影データを取得し、取得した撮影データに基づく映像データを表示部160へ出力し、取得した撮影データに基づく音声データをスピーカ170等へ出力する。再生制御部117は、記録装置100を操作するユーザが入力した撮影ファイルの再生指示情報を受け取ると、記録部140内のメモリ領域から、ユーザが再生を希望する撮影ファイルを取得する。
次に、図2を参照しながら、撮影ファイルと時間との関係について説明する。図2は、記録制御装置110が出力するファイルと時間の関係を示す図である。図2の横軸は、時刻tn0から時刻tn2に向かって時間が経過することを示している。また、時間軸と平行に示された帯状のファイル群10は、記録制御装置110が出力する通常撮影ファイルを示している。映像処理部113は、予め設定された期間Pn毎に通常撮影ファイルを順次生成する。予め設定された期間Pnは、例えば数十秒であってもよいし、数分であってもよい。例えば、時刻tn0から時刻tn1までの撮影データは、通常撮影ファイルFn(0)である。つまり、映像処理部113は、時刻tn0から時刻tn1までの撮影データを、通常撮影ファイルFn(0)として生成し、記録部140の有する通常記録部141へ出力する。次に、映像処理部113は、時刻tn1から時刻tn2までの撮影データを、通常撮影ファイルFn(1)として生成し、通常記録部141へ出力する。同様に、映像処理部113は、時刻tn2から開始する通常撮影ファイルFn(2)を生成し、通常記録部141へ出力する。
映像処理部113が通常撮影ファイルを生成するに当たり、バッファメモリ112は通常撮影ファイルとして処理される撮影データよりも長い時間を記憶する。図2の例の場合、バッファメモリ112が記憶する撮影データは、Pnよりも長い時間である。映像処理部113は、バッファメモリ112が記憶する撮影データから、期間Pnの撮影データを処理して通常撮影ファイルを生成する。つまり、映像処理部113は、バッファメモリ112に期間Pnの撮影データが記憶された後に通常撮影ファイルを生成する。
記録部140は、記録する撮影ファイルの数を予め設定してもよい。その場合、記録部140は、予め設定された数の撮影ファイルを記録した後は、最も古い撮影ファイルを削除した後に新たな撮影ファイルを記録してもよい。また、記録部140は、新たな撮影ファイルを最も古い撮影ファイルが記録されている領域に上書きしてもよい。
続いてイベント撮影ファイルについて説明する。矩形状に示したファイル20は、イベント撮影ファイルFeである。イベント撮影ファイルFeは、時刻te1から時刻te2までの撮影データを含む撮影ファイルである。
ここで、イベント撮影ファイルFeが生成される原理について説明する。まず、車両に強い衝撃が与えられる等のイベントが発生すると、イベント発生直後である時刻te0に、イベント検出部115は、イベントを検出する。イベント検出部115は、イベントが発生したことを示す情報を記録制御部116へ出力する。記録制御部116は、イベント検出部115が出力した情報を受けて、イベントが検出された時刻te0よりも第1期間p1遡った時刻te1からイベントが検出された時刻te0よりも第2期間p2経過した時刻te2までの撮影データをファイル形式として処理することを映像処理部113に指示する。映像処理部113は、記録制御部116からの指示を受けて、バッファメモリ112から出力される時刻te1から時刻te2までの撮影データをイベント撮影ファイルFeとして生成する。さらに、映像処理部113は、記録制御部116からの指示を受けて、イベント撮影ファイルFeを記録部140へ出力する。尚、イベント撮影ファイルFeは上書き禁止であるという情報をヘッダ又はペイロード内に含んでいてもよい。また、イベント撮影ファイルFeが記録される領域は上書き禁止であることが定められた領域であってもよい。
尚、映像処理部113は、通常撮影ファイルを生成する処理と、イベント撮影ファイルを生成する処理とを並列して行ってもよい。また、映像処理部113は、通常撮影ファイルを生成する処理と、イベント撮影ファイルを生成する処理とを順次行ってもよい。
次に、図3を参照しながら、映像処理部113が生成する撮影ファイルに含まれる映像について説明する。図3は、映像処理部113が処理する映像データの一例を示す図である。図3に示す映像50は、カメラ120により生成され、撮影データ取得部111が取得した映像の一例である。記録装置100は、急ブレーキ、危険運転又は事故等のイベントを検出した場合、イベントを検出した時点の前後における映像データを記録する。このようなイベントに起因した映像データを記録する場合においては、車両の周囲で発生した事象をできるだけ多く収集し、事後に状況を確認できることが期待される。したがって、このようなイベントを記録する場合、映像データは、広い範囲に亘り撮影されていることが好ましい。カメラ120は、例えば、左右方向に160度前後の画角を有してもよい。また、カメラ120は、それ以上に広い画角を有していても良い。映像処理部113は、このようなカメラ120が生成した画角の映像データから、撮影ファイルを生成することができる。
一方、上述した急ブレーキ、危険運転又は事故等のイベントに起因した映像データを記録するのではなく、記録した撮影データを観賞し又は観賞させる目的において映像データを記録する場合には、イベント映像ファイルに含まれる映像データよりも狭い画角を有する映像データを記録することが好ましい。映像処理部113は、映像50の一部を切り出して映像60を生成することができる。尚、映像60は、映像50のうち、二点鎖線で囲まれた領域である。図3の例は、映像処理部113が映像50の周辺部を削除することにより映像60を生成することを示している。映像処理部113は、映像60から映像50の一部を切り出す。したがって、映像処理部113は、例えば、人間の視野に近い映像であって、左右方向の画角が100度前後の映像データから撮影ファイルを生成することができる。
記録制御装置110は、上述したような2種類の画角の映像を出力することができる。2種類の映像のうち、比較的広い画角の映像は、以降、第1映像とも称される。また、2種類の映像の内、第1映像を切り出すことにより生成された、比較的狭い画角の映像は、第2映像とも称される。記録制御装置110は、記録された後の利用目的に応じて、第1映像の撮影ファイル又は第2映像の撮影ファイルを出力し、記録部140に記録する。
ところで、カメラ120が生成する映像データの画角が100度以上の場合、生成された映像データは、周辺部ほど歪みが大きい場合がある。そのような場合、映像処理部113は、歪み補正処理を行ってもよい。
映像処理部113は、撮影データ取得部111が取得した第1映像を切り出すことにより、人間の有効視野角に一致した画角となるように第2映像を生成してもよい。人間の有効視野角に一致した画角とは、水平方向に180度から200度ある人間の視野角のうち、情報を適切に認識できる視野角であり、例えば水平方向に30度から50度の範囲である。尚、ここで示した人間の有効視野角に一致した画角とは、実質的に人間の有効視野角に一致していればよい。したがって、例えば、上述した水平方向の範囲の例については、30度よりも数度小さく、また、50度よりも数度大きくてもよい。また、ここで示した人間の有効視野角に一致した画角とは、水平方向が人間の有効視野角に一致し、垂直方向は一致していない場合も含む。同様に、ここで示した人間の有効視野角に一致した画角とは、垂直方向が人間の有効視野角に一致し、水平方向は一致していない場合も含む。したがって、例えば、映像処理部113は、第1映像から第2映像を生成する場合、水平方向に対して人間の有効視野角に一致した画角の映像を切出し、垂直方向に対しては、第1映像と第2映像とが同様の縦横比となる範囲で切り出す。つまり、映像処理部113は、カメラ120が撮影した方向を実際に人間が見たときに適切に情報を認識できる範囲と同等の第2映像を生成する。
第2映像を生成する他の例として、映像処理部113は、撮影データ取得部111が取得した第1映像を切り出すことにより、人間の両眼視における視野角に一致した画角となるように第2映像を生成してもよい。人間の両眼視における視野角に一致した画角とは、例えば水平方向において40度から80度程度の範囲である。尚、ここで示した人間の両眼視における視野角に一致した画角とは、実質的に人間の両眼視における視野角に一致していればよい。したがって、例えば、上述した水平方向の範囲の例については、40度よりも数度小さく、また、80度よりも数度大きくてもよい。また、ここで示した人間の両眼視における視野角に一致した画角とは、水平方向が人間の両眼視における視野角に一致し、垂直方向は一致していない場合も含む。同様に、ここで示した人間の両眼視における視野角に一致した画角とは、垂直方向が人間の両眼視における視野角に一致し、水平方向は一致していない場合も含む。したがって、例えば、映像処理部113は、第1映像から第2映像を生成する場合、水平方向に対して人間の両眼視における視野角に一致した画角の映像を切出し、垂直方向に対しては、第1映像と第2映像とが同様の縦横比となる範囲で切り出す。つまり、映像処理部113は、カメラ120が撮影した方向を実際に人間が両眼視したときに適切に見ることができる範囲と同等の第2映像を生成する。
次に、図4を参照しながら、実施の形態1にかかる記録制御装置110の処理について説明する。図4は、実施の形態1にかかる記録制御装置110のフローチャートである。
まず、記録装置100が起動すると、撮影データ取得部111は、少なくとも映像データを含む撮影データをバッファメモリ112へ出力する。バッファメモリ112は、撮影データの記憶すなわちバッファリングを開始する(ステップS100)。
次に、記録制御部116は、図2を参照しながら説明したように、映像処理部113に通常撮影ファイルを生成させ、記録部140へ出力させる処理を開始する(ステップS101)。尚、映像処理部113が通常撮影ファイルを生成し記録部140へ出力する処理は、以降、通常記録とも称される。映像処理部113は、システムが終了するまで通常記録を継続して行う。記録部140は、映像処理部113が出力した通常撮影ファイルを順次記録する。映像処理部113は、上述した処理を行うと共に、以下に説明するイベント撮影ファイルを生成し、記録部140へ出力する処理を並列して行ってもよい。
記録制御部116は、上述した通常記録において、第1映像よりも画角の狭い第2映像を含む通常撮影ファイルを生成する。
次に、記録制御部116は、予め設定された時間(例えば100ミリ秒)毎に、イベント検出部115から出力される情報を監視し、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS102)。記録制御部116は、イベントを検出したと判定しない場合(ステップS102:No)、バッファメモリ112が記憶する撮影データを全て映像処理部113へ送信したか否かを判定する(ステップS106)。記録制御部116は、イベントを検出したと判定した場合(ステップS102:Yes)、イベント撮影ファイルを生成し、記録部140へ出力する処理へと進む。尚、映像処理部113がイベント撮影ファイルを生成し記録部140へ出力する処理は、以降、イベント記録とも称される。
記録制御部116は、映像処理部113に指示を送りイベント撮影ファイルの生成を開始させる(ステップS103)。記録制御部116は、時刻を監視し、第2期間p2が予め設定された期間であるPeを超えたか否かを判定する(ステップS104)。第2期間p2がPeを超えたと判定しない場合(ステップS104:No)、記録制御部116は、映像処理部113にイベント撮影ファイルの生成を継続させる。一方、第2期間p2がPeを超えたと判定した場合(ステップS104:Yes)、記録制御部116は、映像処理部113にイベント撮影ファイルの生成を停止させると共に、映像処理部113が生成したイベント撮影ファイルを記録部140に出力する(ステップS105)。以上でイベント記録に関する一連の処理は、終了する。
記録制御部116は、上述したイベント記録において、第2映像よりも画角の広い第1映像を含むイベント撮影ファイルを生成する。
イベント記録が終了すると、記録制御部116は、バッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したか否かを判定する(ステップS106)。記録制御部116がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定した場合(ステップS106:Yes)、記録制御部116は、処理を終了する。バッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信した場合とは、例えば、運転者が撮影を停止する操作を実施した場合、又は、エンジンが停止しカメラ120による撮影が停止された場合等がある。
一方、記録制御部116がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定しない場合(ステップS106:No)、記録制御部116は、通常撮影ファイルの記録を継続すると共に、イベント検出部115から出力される情報を監視し、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS102)処理を繰り返す。
以上の処理を行うことにより、実施の形態1にかかる記録装置100は、イベントに起因しない通常撮影ファイルとして、第2映像を含む通常撮影ファイルを記録する。通常撮影ファイルの利用目的は、例えば、使用者が運転の後に車両周辺の風景などを楽しむことである。そのため、通常撮影ファイルの映像は、比較的人間の視野に近い第2映像により生成されていることが好ましい。また、実施の形態1にかかる記録装置100は、イベントに起因するイベント撮影ファイルとして、第1映像を含むイベント撮影ファイルを記録する。イベント撮影ファイルの利用目的は、例えば、事故や危険運転の事後に状況を確認することである。そのため、イベント撮影ファイルの映像は、比較的広い画角の第1映像により生成されていることが好ましい。
以上に説明したように、実施の形態1により、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することができる。
実施の形態2
次に、図5を用いて実施の形態2にかかる記録装置200の構成例について説明する。図5は、実施の形態2にかかる記録装置200の機能ブロック図である。実施の形態2にかかる記録装置200は、後方カメラを備えている点において、実施の形態1にかかる記録装置100と異なる。したがって、既に説明した内容と重複する事項については適宜説明を省略する。
記録装置200は、記録制御装置210、前方カメラ221、後方カメラ222、マイクロフォン130、記録部140、センサ150、表示部160、及びスピーカ170を備えている。前方カメラ221は、車両の前方を撮影した前方映像データを生成する。後方カメラ222は、車両の後方を撮影した後方映像データを生成する。前方カメラ221の画角および後方カメラ222の画角は、実施の形態1におけるカメラ120の画角と同等である。マイクロフォン130、記録部140、センサ150、表示部160及びスピーカ170は実施の形態1にかかる記録装置100において説明したものと同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
続いて、記録制御装置210の構成例について説明する。記録制御装置210は、撮影データ取得部111、バッファメモリ112、映像処理部113、イベント検出部115、記録制御部116及び再生制御部117を備える。撮影データ取得部111、バッファメモリ112、イベント検出部115、記録制御部116及び再生制御部117は、実施の形態1において説明したものと同様の機能を有する。したがって、ここでは説明を省略する。
映像処理部213は、記録制御部116の指示を受け、バッファメモリ112が出力した撮影データを処理して撮影ファイルを生成し、記録部140へ出力する。バッファメモリ112は、前方カメラ221が生成した前方映像データ及び後方カメラ222が生成した後方映像データをそれぞれ記憶している。したがって、映像処理部213は、記録制御部116からの指示を受け、前方映像データ又は後方映像データを含む撮影データをそれぞれ処理して撮影ファイルを生成する。
映像処理部213は、実施の形態1にかかる映像処理部113が有する機能に加え、前方映像データと後方映像データを合成して1の撮影ファイルを生成してもよい。例えば、映像処理部213は、同時期に生成された前方映像データと後方映像データとをそれぞれ切り出した映像データを左右又は上下方向に並べて一の映像データを生成してもよい。また、映像処理部213は、例えば、前方映像データの一部に、縮小させた後方映像データを重ね合わせて一の映像データを生成してもよい。また、映像処理部213は、前方映像データから前方撮影ファイルを生成し、前方映像データと同時に生成された後方映像データから後方映像ファイルを生成し、それぞれを記録制御部116に出力しても良い。
映像処理部213は、通常記録として用いられる第2映像を生成するに際し、前方映像データと後方映像データとを、上述したように合成して一の映像データを生成してもよい。また、映像処理部213は、前方映像データを切り出すことにより、第2映像を生成してもよい。映像処理部213は、前方映像データを切り出すことにより、人間の有効視野角に一致した画角となるように第2映像を生成してもよい。同様に、映像処理部213は、前方映像データを切り出すことにより、人間の両眼視における視野角に一致した画角となるように第2映像を生成してもよい。
映像処理部213は、イベント記録として用いられる第1映像を生成するに際し、前方映像データと後方映像データとを、上述したように合成して一の映像データを生成してもよい。また、映像処理部213は、前方映像データから前方のイベント撮影ファイルを生成し、同時に、後方映像データから後方のイベント撮影ファイルを生成し、それぞれを記録制御部116に出力してもよい。
このような構成により、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することができる。
実施の形態3
次に、図6〜9を参照しながら実施の形態3について説明する。図6は、実施の形態3にかかる記録装置300の機能ブロック図である。実施の形態3にかかる記録装置300は、記録指示部380を備えている点において、実施の形態1にかかる記録装置100と異なる。したがって、既に説明した内容と重複する事項については適宜説明を省略する。
記録装置300は、記録制御装置310、カメラ120、マイクロフォン130、記録部340、センサ150、表示部160、スピーカ170及び記録指示部380を備えている。カメラ120、マイクロフォン130、記録部140、センサ150、表示部160及びスピーカ170は実施の形態1にかかる記録装置100において説明したものと同様である。したがって、ここでは説明を省略する。
記録指示部380は、記録制御装置310が有する記録制御部316に対して、撮影ファイルの生成開始又は生成停止を指示する。記録指示部380が記録制御部316に対して指示を送ることにより生成される撮影ファイルは、レジャー撮影ファイルとも称される。記録指示部380は、例えば、ユーザの意思に基づいてレジャー撮影ファイルの生成開始を指示するための入力装置であってもよい。より具体的には、記録指示部380は、例えば、ボタンであってもよく、タッチパネルや音声認識等の入力装置であってもよい。
また、記録指示部380は、予め設定された条件に基づいて記録制御部316に対してレジャー撮影ファイルの生成開始又は生成停止を指示する装置等であってもよい。予め設定された条件は、例えば、車両の位置情報、外部機器からの指示等である。
記録部340は、実施の形態1にかかる記録部140が有する機能に加えて、レジャー記録部343を有している。レジャー記録部343は、レジャー撮影ファイルを記録する。レジャー記録部343は、記録部340内にアドレスの異なるメモリ領域として構成されてもよく、異なるハードウェアとして構成されてもよい。また、記録部340内に記録された撮影データのヘッダやペイロード等に書き込まれた情報に基づく仮想アドレス又はフラグのことを、レジャー記録部343と称してもよい。尚、記録制御装置310がレジャー撮影ファイルを生成し、記録部340がレジャー撮影ファイルを記録する一連の処理は、レジャー記録とも称される。
続いて、記録制御装置310の構成例について説明する。記録制御装置310は、撮影データ取得部111、バッファメモリ112、映像処理部113、イベント検出部115、記録制御部316及び再生制御部117を備える。撮影データ取得部111、バッファメモリ112、映像処理部113、イベント検出部115及び再生制御部117は、実施の形態1において説明したものと同様の機能を有する。したがって、ここでは説明を省略する。
記録制御部316は、実施の形態1にかかる記録制御部116が有する機能に加えて、記録指示部380が出力する指示信号を受けて、映像処理部113対してレジャー撮影ファイルを生成させる機能を有している。また、記録制御部316は、映像処理部113が生成したレジャー撮影ファイルを記録部340へ出力する。
次に、図7を参照しながら、レジャー撮影ファイルの生成及びレジャー撮影ファイルの記録(レジャー記録)について詳細を説明する。図7は、記録制御装置310が出力するファイルと時間の関係を示す図である。図7は、図2において既に説明した通常撮影ファイルと、レジャー撮影ファイルとを上下に並べて示している。したがって、通常撮影ファイルについての説明は適宜省略する。通常撮影ファイルのファイル群10の下方に示した矩形状のファイル30は、レジャー撮影ファイルFrである。レジャー撮影ファイルFrは、時刻tr1から時刻tr2までの撮影データを含む撮影ファイルである。
図7を参照しながらレジャー撮影ファイルFrが生成される原理について説明する。まず、時刻tr0において、記録指示部380は、記録制御部316に対してレジャー撮影ファイルの生成開始の指示を送る。すなわち、記録指示部380は、記録制御部316に対してレジャー記録開始の指示を送る。記録制御部316は、記録指示部380からの指示を受けた時刻tr0よりも予め設定された期間p1遡った時刻tr1からレジャー撮影ファイルの生成を行う。尚、期間p1は、例えば、3秒である。レジャー記録開始がユーザの意思により行われる場合に、予め設定された期間を遡ってレジャー記録を開始することは、撮影開始のタイミングを逸してしまうことを抑制する。尚、p1はゼロ秒であってもよい。
次に、時刻tr2において、記録指示部380は、記録制御部316に対してレジャー撮影ファイルの生成終了の指示を送る。すなわち、記録指示部380は、記録制御部316に対してレジャー記録終了の指示を送る。記録制御部316は、記録指示部380からの指示を受けて映像処理部113に対して、時刻tr1から時刻tr2までのレジャー撮影ファイルを生成させる。さらに、記録制御部316は、映像処理部113に対して、生成したレジャー撮影ファイルを記録制御部316へ出力させる。尚、レジャー撮影ファイルFrは上書き禁止であるという情報をヘッダ又はペイロード内に含んでいてもよい。また、レジャー撮影ファイルFrが記録される領域は上書き禁止であることが定められた領域であってもよい。
尚、レジャー撮影ファイルFrの時間(tr2−tr1)がバッファメモリ112の時間を超える場合、映像処理部113は、レジャー撮影ファイルFrを複数に分割して生成してもよい。すなわち、映像処理部113は、レジャー撮影ファイルFrを予め設定された期間毎に生成し、順次、記録部340へ出力してもよい。また、映像処理部113は、通常撮影ファイルを生成する処理と、レジャー撮影ファイルを生成する処理とを並列して行ってもよい。また、映像処理部113は、通常撮影ファイルを生成する処理と、レジャー撮影ファイルを生成する処理とを順次行ってもよい。
次に、図8を参照しながら、記録制御装置310の処理について説明する。図8は、実施の形態3にかかる記録制御装置310のフローチャートの一例である。図8に示したフローチャートのうち、図4において示したフローチャートと同様の処理については、同じ番号を付すと共に適宜説明を省略する。
まず、記録装置300が起動すると、撮影データ取得部111は、撮影データをバッファメモリ112へ出力する。バッファメモリ112は、撮影データのバッファリングを開始する(ステップS100)。
次に、記録制御部316は、図2を参照しながら説明したように、映像処理部113に対して通常記録を開始させる(ステップS201)。映像処理部113は、システムが終了するまで通常記録を継続して行う。記録部340は、映像処理部113が出力した通常撮影ファイルを順次記録する。映像処理部113は、上述した処理を行うと共に、以下に説明するイベント記録及びレジャー記録を並列して行ってもよい。
尚、記録制御部316は、上述した通常記録において、第1映像よりも画角の狭い第2映像を含む通常撮影ファイルを生成してもよいし、第2映像よりも画角の広い第1映像を含む通常撮影ファイルを生成してもよい。
次に、記録制御部316は、予め設定された時間(例えば100ミリ秒)毎に、イベント検出部115から出力される情報を監視し、イベントを検出したか否かを判定する(ステップS102)。記録制御部316は、イベントを検出したと判定しない場合(ステップS102:No)、レジャー記録の開始指示を受けているか否かを判定する(ステップS208)。一方、記録制御部316は、イベントを検出したと判定した場合(ステップS102:Yes)、図4において説明した処理と同様のイベント記録を行う(ステップS103〜ステップS105)。イベント記録が終了すると、記録制御部316は、レジャー記録の開始指示を受けているか否かを判定する(ステップS208)。尚、上述したように、イベント撮影ファイルは、第2映像よりも画角の広い第1映像を含んでいる。
記録制御部316は、レジャー記録の開始指示を受けていると判定しない場合(ステップS208:No)、バッファメモリ112が記憶する撮影データを全て映像処理部113へ送信したか否かを判定する(ステップS106)。一方、記録制御部316は、レジャー記録の開始指示を受けていると判定した場合(ステップS208:Yes)、記録制御部316は、映像処理部113にレジャー記録を開始させる。すなわち、記録制御部316は、映像処理部113に対して、図7において説明したレジャー撮影ファイルの生成開始を指示する(ステップS209)。尚、レジャー撮影ファイルは、第1映像よりも画角の狭い第2映像を含んでいる。
続いて、記録制御部316は、レジャー記録終了の指示を受けているか否かを判定する(ステップS210)。記録制御部316がレジャー記録終了の指示を受けていると判定しない場合(ステップS210:No)、記録制御部316は、映像処理部113にレジャー撮影ファイルの生成を継続させる。一方、記録制御部316がレジャー記録終了の指示を受けていると判定した場合(ステップS210:Yes)、記録制御部316は、映像処理部113にレジャー撮影ファイルの生成を停止させ、さらに、生成したレジャー撮影ファイルを記録部340へ出力する(ステップS211)。記録部340は、映像処理部113が出力したレジャー撮影ファイルを記録する。以上でレジャー記録に関する一連の処理は終了する。また、ステップS210でレジャー記録が終了していない状態においてイベントが検出された場合、レジャー記録を強制的に終了させ、ステップS103の処理へ移行してもよい。
レジャー記録が終了すると、図4において説明した処理と同様に、記録制御部316は、バッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したか否かを判定する(ステップS106)。記録制御部316がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定した場合(ステップS106:Yes)、記録制御部316は、処理を終了する。一方、記録制御部316がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定しない場合(ステップS106:No)、記録制御部316は、通常撮影ファイルの記録を継続すると共に、ステップS102へ戻り、上述の処理を繰り返す。
次に、図9を参照しながら、記録制御装置310の処理のもう一つの例について説明する。図9は、実施の形態3にかかる記録制御装置310のフローチャートの別の例である。記録制御装置310は、通常記録、イベント記録及びレジャー記録をそれぞれ行う。図8し示した例においては、イベント記録とレジャー記録とは並列処理を行っていない。しかし、記録制御装置310は、通常記録、イベント記録及びレジャー記録を並列処理してもよい。
まず、記録装置300が起動すると、撮影データ取得部111は、撮影データをバッファメモリ112へ出力する。バッファメモリ112は、撮影データのバッファリングを開始する(ステップS100)。
次に、記録制御部316は、図8において説明した通常記録(ステップS201)、イベント記録(ステップS102〜ステップS105)及びレジャー記録(ステップS208〜ステップS211)をそれぞれ並列して行う。そして、記録制御部316は、それぞれの処理を行いながら、バッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したか否かを判定する(ステップS106)。記録制御部116がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定した場合(ステップS106:Yes)、記録制御部116は、処理を終了する。一方、記録制御部316がバッファメモリ112内の撮影データを全て映像処理部113へ送信したと判定しない場合(ステップS106:No)、記録制御部316は、上述の処理を繰り返す。
このような構成により、レジャー撮影ファイルに含まれる映像データをユーザの意思又はユーザの設定した条件により取得することができる。したがって、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することができる。
実施の形態4
次に、図10及び図11を参照しながら、実施の形態4について説明する。実施の形態4にかかる記録装置400は、進行予定情報取得部418を有する点において、実施の形態1にかかる記録装置100と異なる。したがって、既に説明した内容と重複する事項については適宜説明を省略する。図10は、実施の形態4にかかる記録装置400の機能ブロック図である。
実施の形態4にかかる記録装置400は、記録制御装置410を備えている。記録制御装置410は、映像処理部413を備えている。また、記録制御装置410は、進行予定情報取得部418を含んでいる。それ以外の構成については実施の形態1にかかる記録装置100と同様である。
進行予定情報取得部418は、車両の操舵角に関する情報(操舵角情報)を取得する。操舵角情報は、走行中の車両が左右どちらの方向にどれくらいの角度で曲がる予定であるかという進行予定情報を含む。進行予定情報取得部418は、例えば、車両からハンドルの操舵角情報を取得してもよい。進行予定情報取得部418は、例えば、車両からウインカの操作情報を取得してもよい。また、進行予定情報取得部418は、例えば、ナビゲーションシステムから進行予定の走行路において、例えば100メートル前方の道路形状の情報を取得してもよい。また、進行予定情報取得部418は、例えば、ナビゲーションシステムから、例えば100メートル先の交差点等における右左折指示情報を取得してもよい。また、進行予定情報取得部418は、カメラ120が生成した撮影データを解析することにより、進行予定の走行路の曲率を予測してもよい。操舵角情報は、進行予定情報と称されてもよい。記録装置400は、操舵角情報を取得するために、ナビゲーションシステム等の図示しない外部機器と通信可能な状態に接続してもよい。外部機器と通信可能な状態に接続するとは、例えば、専用の通信バス、CAN(Controller Area Network)又はMOST(Media Oriented Systems Transport)等による接続である。
進行予定情報取得部418は、CAN等を経由して取得した進行予定情報に基づいて、第1映像から第2映像を切り出す際の左右方向のシフト量を決定する。そして、進行予定情報取得部418は、決定したシフト量に関する情報を、映像処理部413に送信する。
映像処理部413は、実施の形態1にかかる映像処理部113が有する機能に加えて、車両の操舵角等の進行予定情報に応じた映像データの切り出しを行う。図11は、映像処理部413が処理する映像と操舵角との関係を示す図である。図11に示す映像50は、カメラ120により生成され、撮影データ取得部111が取得した映像の一例である。映像処理部413は、映像50を切り出して映像70を生成することができる。尚、映像70は、映像50のうち、二点鎖線で囲まれた領域である。
映像50の左右方向の中心は、中心線51である。中心線51の左右方向における画素の位置は位置Aである。また、映像70の左右方向の中心は、中心線71である。図11に示した例においては、走行中の車両は右へ曲がる予定である。したがって、記録制御部416は、進行予定情報取得部418が取得した進行予定情報に基づいて、映像70を切り出す際のシフト量を右方向へA+n画素シフトさせている。映像処理部413は、記録制御部416の指示を受けて、映像70を切り出す処理を行う。尚、図11に示す例の場合、右方向のシフト量の最大は、A+Mである。同様に、左方向のシフト量の最大は、A−Mである。
映像処理部413は、第2映像を生成する際のシフト量を、例えば数段階に区分して決定してもよい。また、記録制御装置410は、第2映像を生成する際のシフト量を、例えば1画素毎に区分して決定してもよい。
このような構成により、レジャー撮影ファイルに含まれる映像データを快適に楽しむことができる。したがって、利用目的に適合させた映像を記録する映像記録装置、映像記録方法及び映像記録プログラムを提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100、200、300、400 記録装置
110、210、310、410 記録制御装置
111 撮影データ取得部
112 バッファメモリ
113、213、413 映像処理部
115 イベント検出部
116、316、416 記録制御部
117 再生制御部
120 カメラ
130 マイクロフォン
140、340 記録部
150 センサ
160 表示部
170 スピーカ
221 前方カメラ
222 後方カメラ
340 記録部
380 記録指示部
418 進行予定情報取得部
Fe イベント撮影ファイル
Fn 通常撮影ファイル
Fr レジャー撮影ファイル

Claims (10)

  1. 車両の周囲を撮影した第1映像を取得する映像データ取得部と、
    前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成する映像処理部と、
    予め定められたイベントの発生を検出するイベント検出部と、
    前記イベントに起因しないで前記第2映像のデータを記録させると共に、前記イベント検出部を監視し、前記イベントに起因して前記第1映像のデータを記録させる記録制御部と、
    を備える記録制御装置。
  2. 前記記録制御装置は、前記映像データ取得部が取得した前記第1映像を一時的に記憶するバッファメモリをさらに備え、
    前記映像処理部は、前記イベント検出部が前記イベントを検出した時点よりも予め定められた時間を遡った時点から、前記イベント検出部が前記イベントを検出した時点よりも予め定められた時間を経過した時点までの撮影ファイルを、前記バッファメモリに記憶されている前記第1映像から生成する、
    請求項1に記載の記録制御装置。
  3. 前記映像処理部は、前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭く人間の有効視野角に一致した画角を有する第2映像を生成する、
    請求項1または2に記載の記録制御装置。
  4. 前記映像処理部は、前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭く人間の両眼視における視野角に一致した画像を有する第2映像を生成する、
    請求項1または2に記載の記録制御装置。
  5. 前記記録制御部は、前記イベントに起因しないときは、外部から受ける記録指示に起因して前記第2映像を記録させる、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録制御装置。
  6. 前記車両の進行予定情報を取得する進行予定情報取得部をさらに備え、
    前記映像処理部は、前記進行予定情報に基づき進行予定方向に偏重した前記第2映像を生成する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の記録制御装置。
  7. 前記映像データ取得部は、前記車両の前方および後方を撮影した前記第1映像を取得し、
    前記映像処理部は、前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有し、前記車両の前方および後方の映像を含む第2映像を生成する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録制御装置。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載した記録制御装置と、
    前記第1映像を撮影するカメラ又は前記第1映像及び前記第2映像を記録する記録部のうち少なくとも一方と、を備える、記録装置。
  9. 車両の周囲を撮影した第1映像を取得し、
    取得した前記第1映像を一時的に記憶し、
    記憶されている前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成し、
    予め定められたイベントの発生を検出し、
    前記イベントに起因しないで前記第2映像を記録すると共に、前記イベントに起因して前記第1映像を記録する
    記録制御方法。
  10. コンピュータに、
    車両の周囲を撮影した第1映像を取得させ、
    取得した前記第1映像を一時的に記憶させ、
    記憶されている前記第1映像の一部を切り出すことにより、前記第1映像よりも狭い画角を有する第2映像を生成させ、
    予め定められたイベントの発生を検出させ、
    前記イベントに起因しないで前記第2映像を記録させると共に、前記イベントに起因して前記第1映像を記録させる
    記録制御プログラム。
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