JP2018195249A - 自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置 - Google Patents

自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 身体状況と位置情報とを組み合わせることにより、走行中に道路状況に応じた安全告知等が可能となる新規な自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置を開発することを技術課題とした。【解決手段】 車輌VのドライバーDの身体情報を取得するための機器が接続される入力インターフェイス2と、GPS機能による位置情報検出ユニット3と、入力インターフェイス2からの身体情報を処理するプロセッサユニット5と、プロセッサユニット5によって処理された結果情報を告知するための機器が接続される出力インターフェイス6とを具え、身体情報の異常値を検出するとともに、異常値を検出したときの位置情報を出力インターフェイス6によりドライバーD本人と外部とのいずれか一方又は双方に告知することを特徴として成る。【選択図】図3

Description

本発明は自動車ドライバーの身体情報とともに、その位置情報を検出し、ドライバー自身の身体的要因、及び道路状況要因の双方を勘案して安全な走行ができるようにした自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置に関するものである。
自動車等の車輌を運転中にドライバーが身体的不調を来たすと、自動車の操作不全に陥り、重大事故を引き起こしかねない。このため自動車の運転席近傍や、ドライバーの身体に身体情報のセンサを設け、運転に支承を生ずるような状況を検出して安全対策を採るようにする手法について多くの提案がなされている(例えば特許文献1、2参照)。
しかしながこれらはいずれも身体状況の変化に応じてその警告を行うものであり、ドライバーの肉体的対応負担、心理負担をもたらす道路状況についての考慮は殆どされていない。即ち、自動車の運転中にドライバーがいわゆるヒヤリ、ハットと言った危険認識をするのは、予想外の道路屈曲、正規な信号機の確認を妨げがちな道路周辺の商業施設等の照明、更には恒常的な渋滞個所等が多い。したがってこれらを予め告知されれば、ドライバーも予めそれに対応することができ、身体状況の過剰な変化、悪性刺激も少なくでき、安全運転にも寄与できることが予想される。
また近時、自家用車にあっては殆どの車輌がオートマチック車であり、ドライバーが車輌の運転中に体調不良を来たして意識を失う等した結果、車輌が暴走し重大事故を引き起こしてしまう事例も多発している。
特開2008−234009号公報 特許第5837248号公報
本発明はこのような知得に基づいてなされたものであって、身体状況と位置情報とを組み合わせることにより、走行中に道路状況に応じた安全告知等が可能となる新規な自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置を開発することを技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、車輌のドライバーの身体情報を取得する入力インターフェイスと、GPS機能による位置情報検出ユニットと、入力インターフェイスからの身体情報を処理するプロセッサユニットと、プロセッサユニットによって処理された結果情報を告知する出力インターフェイスとを具え、身体情報の異常値を検出するとともに、異常値を検出したときの位置情報を出力インターフェイスによりドライバー本人と外部とのいずれか一方又は双方に告知することを特徴として成るものである。
また請求項2記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記ドライバーの身体情報とは、脈拍、血圧、脳波、視野応答能力のいずれか一つ又は複数であることを特徴として成るものである。
更にまた請求項3記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記身体情報は、その直接数値の他、その数値の変化率を含むものであることを特徴として成るものである。
更にまた請求4項記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記身体情報と、位置情報とを用いて、道路状況の危険度を推測し、この危険度に応じた告知をドライバーに行うようにしたことを特徴として成るものである。
更にまた請求項5記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記身体情報は、ウェアラブルデバイスから取得することを特徴として成るものである。
更にまた請求項6記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記身体情報に応じて身体状況を安全な状況に導く音及び又は香気によるヒーリング出力を行うことを特徴として成るものである。
更にまた請求項7記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記要件に加え、前記出力インターフェイスはカーナビゲーションシステムの画面に映像を出力するものであることを特徴として成るものである。
更にまた請求項8記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、前記身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものであるのか否かを判定するための対話プログラムを実行することを特徴として成るものである。
更にまた請求項9記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記請求項8記載の要件に加え、前記身体情報の異常値の発生原因が、輌ドライバーの体調不良に起因するものである場合であり、且つドライバーによる運転の継続が危険であると判断した場合には、位置情報データと車輌の運転制御系とを連携させ、車輌の自動運転または停止を行うことを特徴として成るものである。
更にまた請求項10記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記請求項8記載の要件に加え、前記身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものでない場合には、道路形態、交通状況の情報をドライバーに提供することを特徴として成るものである。
更にまた請求項11記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置は、前記請求項1、3、4、5、6または7記載の要件に加え、前記ドライバーの身体情報として脈拍を収集する場合、車輌が事故多発地点付近に位置しているにもかかわらず脈拍が変化しない(頻繁に通行して慣れている、夜間・豪雨等で前方等の道路状況が把握できていない、脇見運転、スマホ操作しながらの運転)ときには、ドライバーの状況を確認するとともに、注意を促すための対話プログラムを実行することを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、身体情報の異常値が検出された際に、その時点での位置情報を地図データ、道路データと関連させることにより、走行中のドライバー本人に対する安全運転支援を実現することができる。
また周辺車輌や病院、警察、ドライバーの親族等に異常事態の発生を告知することにより、事故を未然に防いだり、迅速且つ確実な救護等を実現することができる。
また請求項2記載の発明によれば、ドライバーの既往歴等に応じた適切な身体情報をモニタリングすることにより、より確実な安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項3記載の発明によれば、身体情報の異常値が検出された場合に、突発的なものであるのか持続的なものであるのかを判断することができるため、不用意な安全告知等を排除して信頼性を高めた安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項4記載の発明によれば、道路状況に応じた安全告知等を行うことにより、適切な安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項5記載の発明によれば、ドライバーの身体に装着されるウェアラブルデバイスと入力インターフェイスとを無線接続することにより、ドライバーの身体的自由度を損なうことがなく、煩わしさを排除するとともに安全性を確保することができる。
更にまた請求項6記載の発明によれば、例えばドライバーが眠気をもよおしているる場合には眠気を覚ますような刺激のある音楽や香気を発したり、ドライバーが緊張している場合には緊張を解くような音楽や香気を発することにより、安全性を向上させた安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項7記載の発明によれば、多くの車輌に装備されているカーナビゲーションシステムの画面に映像を出力すえうことにより、視覚により道路状況に応じた安全告知等を行うことにより、適切な安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項8記載の発明によれば、身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものであるのか否かを判定することにより、適切な安全運転支援を実現することができる。
更にまた請求項9記載の発明によれば、位置情報データと車輌の運転制御系とを連携させ、車輌の自動運転または停止を行うことにより、ドライバーの安全確保を確実且つ適切に行うことができる。
更にまた請求項10記載の発明によれば、身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものでない場合、例えば急カーブ、長い下り・上り等の道路形態、見通し不良等の道路状況あるいは渋滞、交通規制等の交通状況に起因するものである場合、これらの情報をドライバーに提供することにより、ドライバーの気持ちを落ち着かせるとともに、ドライバーの適切な判断・運転操作を促すことができる。
更にまた請求項11記載の発明によれば、例えば夜間・豪雨等で前方等の道路状況が把握できていない場合には、車輌が事故多発地点付近に位置していることをドライバーに認知させて適切な判断・運転操作を促すことができる。
またドライバーが脇見運転やスマートホンの操作をしている場合には、これをやめさせるとともに、車輌が事故多発地点付近に位置していることをドライバーに認知させて適切な判断・運転操作を促すことができる。
更にまたドライバーが、走行中の道路を頻繁に通行して慣れている場合には、更なる安全運転を促すようにすることができる。
本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置が具えられた車輌の運転席周辺を示す側面図である。 同上ドライバーから見た運転席周辺を示す俯瞰図である。 本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置を示すブロック図である。 基本となる実施例で示す本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置の動作手順を示すフローチャートである。 他の実施例で示す本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置の動作手順を示すフローチャートである。
本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置の最良の形態の一つは以下の実施例に説明するとおりであるが、以下の実施例に対して、本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更を加えることも可能である。
図中、符号1で示すものが本発明の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置(以下、安全運転支援装置と呼ぶ。)であって、このものは図3に示すように、車輌VのドライバーDの身体情報を取得する入力インターフェイス2と、GPS機能による位置情報検出ユニット3と、入力インターフェイス2からの身体情報を処理するプロセッサユニット5と、プロセッサユニット5によって処理された結果情報を告知する出力インターフェイス6と、ドライバーDの年齢、性別、既往歴、過去の身体情報並びに地図データ等が格納されるメモリ7とを具え、身体情報の異常値を検出するとともに、異常値を検出したときの位置情報を出力インターフェイス6によりドライバーD本人と外部とのいずれか一方又は双方に告知する機能を有するものである。
以下、本発明の安全運転支援装置1の構成について詳しく説明する。
まず前記ドライバーDの身体情報とは、一例として脈拍、血圧、脳波、視野応答能力のいずれか一つ又は複数が採用されるものであり、ドライバーDの既往歴等に応じて適宜選択される。更に視点移動状況、発汗量、呼気アルコール濃度等の身体情報を用いるようにしてもよい。
そしてこれら身体情報を測定するためのセンサ類を具えた機器が入力インターフェイス2に接続されるものであり、脈拍、血圧を測定する機器としてのリストバンド21、アームバンド23、脳波を測定する機器としてのヘッドギア22等のウェアラブルデバイス並びにマイク25、顔認識・瞳孔認識カメラ26等がBluetooth(登録商標)等の無線により接続される。もちろんこれ機器を有線で入力インターフェイス2に接続することもできるが、ドライバーDの自由度と安全性を考慮すると無線によって接続するのが好ましい。
なおマイク25及び後述するスピーカ61等を、ヘッドギア22に一体的に具えるようにすることもできる。
また前記位置情報検出ユニット3は、GPS機能による車輌Vの位置情報を収集するための機器であり、人工衛星Sから送出される信号を受信するためのGPSユニット31に、車輌Vの適宜の箇所に設置されたアンテナ32が接続される。
また前記プロセッサユニット5は、データバス8を通じて送受信される身体情報及び位置情報並びにメモリ7に格納された各種データを処理して、告知信号、映像信号等を生成するための装置である。またプロセッサユニット5は、後述する対話プログラムを実行・処理する役割も担うものである。
また前記出力インターフェイス6には、プロセッサユニット5によって生成された音声信号、画像信号等を出力するための装置が接続される。
具体的には、車輌Vの車内に出力を行うための機器として、音声信号を出力するためのスピーカ61、アロマオイル等の香気成分を放出するためのアロマディフューザ62、映像信号を表示するためのディスプレイ63等が挙げられる。
なお前記ディスプレイ63としては、広く普及している液晶ディスプレイの他、ドライバーDの視界と重ねて情報を表示することのできるHDU等を用いることもできる。
また車輌Vの車外に出力を行うための機器として、音声信号を出力するためのスピーカ65、光刺激等によって視覚的な警報を発するための警告灯66等が挙げられる。
なお安全運転支援装置1と外部との間で情報の送受信を行う場合には、出力インターフェイス6に、外部のネットワークとの間で信号の送受信を行うため無線ユニットを具えるとともに、無線接続するためのアンテナ67を接続するものとする。
なお図3中仮想線で示すように、入力インターフェイス2、位置情報検出ユニット3、プロセッサユニット5、出力インターフェイス6、メモリ7、データバス8及びディスプレイ63の機能を、車載用に提供されるカーナビゲーションシステム10に内臓された機器に担わせるようにすることもできる。
本発明の安全運転支援装置1は一例として上述したように構成されるものであり、以下この装置の使用態様について図4に示すフローチャートを参照しながら説明を行う。
〔車輌運転前の準備〕
まず始めに、車輌Vに乗り込んだドライバーDは、身体情報を測定するためのセンサ類を具えた機器を身体に装着するとともに、安全運転支援装置1を起動する。
この実施例では、身体情報として一例として脈拍データを収集するものであり、ドライバーDは、入力インターフェイス2とブルートゥース(登録商標)により無線接続されるリストバンド21を装着するようにした。またこの実施例では、リストバンド21として市販のスマートウォッチを用いるようにした。
〔身体情報の収集と解析〕
次いで車輌Vの走行が開始されると、脈拍データの収集が開始されるものであり(ステップS11)、そのデータはメモリ7に蓄積される。
そしてメモリ7に格納された標準脈拍データと、測定された脈拍データとの比較が行われるものであり(ステップS12)、測定された脈拍データが異常値と判断された場合に異常データ判定対話プログラムが実施される(ステップS13)。
なお、例えば成人の場合の正常な脈拍数は一分間に60〜100回、高齢者の場合の正常な脈拍数は一分間に60〜80回と幅があるため、ドライバーD個人の脈拍数の平均値を基準値とし、この基準値の例えば20%増加した値が検出された時点でその値を異常値とする。
また一定時間内の脈拍データの変化率が所定値を超えた場合にその時点の値を異常値とすることもでき、この場合には、身体情報の異常値が検出された場合に、突発的なものであるのか持続的なものであるのかを判断することができる。
〔異常データ判定対話プログラムの実施〕
次いで異常データ判定対話プログラムが実施されるものであり、この異常データ判定対話プログラムとは、身体情報の異常値の発生原因を探るためのプログラムであり、例えば脈拍数の上昇原因としては大別して、「ドライバーDの体調不良」、「ドライバーDの体調不良でないもの」に分けられる。
そこで車内に配置されたスピーカ61を通じて、「脈拍数が上昇してます。体調は大丈夫ですか?」等の音声メッセージを出力する(ステップS13)。
(1)ドライバーの体調不良が原因の場合
これに対してドライバーDが「心臓がドキドキします。」等の返答をした場合、その音声データは車内に配置されたマイク25を通じてプロセッサユニット5に送られるものであり、脈拍数の上昇原因は「ドライバーDの体調不良」によるものと判断される(ステップS14)。なおドライバーDの返答が無い場合にも脈拍数の上昇原因は「ドライバーDの体調不良」によるものと判断される。
なお脈拍以外に他の身体情報を収集しているときには、複数のデータを合わせて勘案し、ドライバーDの返答が正常であった場合でも、脈拍数の上昇原因は「ドライバーDの体調不良」によるものと判断することもできる。
続いてドライバーDによる運転継続の可否を判断するものであり(ステップS15)、一例として「あなたの名前と年齢は?」、「次の言葉を繰り返してください「生むぎ生ごめ生たまご」、等の質問をスピーカ61を通じて音声メッセージとして出力する。
また「時速40キロまで減速してください。」、「ワイパーを動かしてください」等、の問い掛けを行い、車輌制御装置と協動してその反応を確認するようにすることもできる。
(1−1)運転継続不可の場合
そして上述のようなドライバーDの言動を確認するための問い掛けに対する、ドライバーDの反応が芳しくない場合、ドライバーDによる運転の継続が危険であると判断し、位置情報データと車輌Vの運転制御系とを連携させ、車輌Vの自動運転または停止を行うものである(ステップS16)。
この際、運転継続が危険である旨の警告メッセージと、位置情報及びこれに基づく地図情報とをディスプレイ63に表示するとともに、警告メッセージをスピーカ61から出力する。
ここで車輌Vの自動運転を行う場合には、位置情報検出ユニット3によって検出される位置情報データと、メモリ7に格納された地図データとを用いるとともに、安全運転支援装置1と車輌Vの運転制御系とを連携させて車輌Vを最寄の病院、警察署、自宅等に導くように走行させる。
一方、車輌Vを停止させるときには、交差点や横断歩道を避けた路肩等に停止させる。
この際、ハザードランプを点滅させたり、車外に設けられたスピーカ65から緊急移送中である旨の音声データの出力をしたり、警告灯66を点灯させることにより、周辺車輌や通行人に注意を促すことが行われる。
また安全運転支援装置1をアンテナ67を通じてインターネット網や電話網等のネットワークNに接続し、予め登録された家族、警察、病院等に位置情報とメッセージを送るようにしてもよい。
なおステップS13の時点でドライバーDの返答が無かった場合に、即座にドライバーDによる運転の継続が危険であると判断して、ステップS16の処理を行うようにしてもよい。
(1−2)運転継続可能の場合
一方、上述のようなドライバーDの言動を確認するための問い掛けに対する、ドライバーDの反応が良好である場合、ドライバーDによる運転の継続が可能であると判断される(ステップS15)。
この場合、脈拍数の上昇原因として「ドライバーDの心的要因によるもの」が考えられるため、スピーカ61から身体状況を安全な状況に導くリラックス効果のある音楽等を出力したり、アロマディフューザ62からリラックス効果のあるアロマオイル等の香気を放出させることが行われる(ステップS17)。
更に脈拍数の上昇原因として、ドライバーDが道路の形態(例えば急カーブ、長い下り坂、上り坂、見通し不良)や交通状況(渋滞、交通規制)に戸惑っている、ことも考えられるため、位置情報検出ユニット3によって検出される位置情報データと、メモリ7に格納された地図データとを用いるとともに、アンテナ67等により収集されるVICS(一般財団法人道路交通情報通信システムセンターが運用する道路交通情報通信システム、VICSは登録商標)の情報をディスプレイ63に表示したり、スピーカ61から出力する(ステップS18)。
次いで「最寄の駐車スペースで休憩しましょう。」等の音声メッセージを出力するとともに、位置情報と地図情報とから最寄の駐車スペースの情報とそこへのルートを検索し、ディスプレイ63に表示する(ステップS19)。なおこのケースではドライバーの体調不良が原因で心拍数が上昇している可能性が高いため、車輌Vを自動運転によって駐車スペースに導くようにしてもよい。
(2)ドライバーの体調不良が原因でない場合
一方、ステップS13での問い掛けに対し、ドライバーDが「大丈夫です。体調に問題はありません。」等の返答をした場合、その音声データは車内に配置されたマイク25を通じてプロセッサユニット5に送られるものであり、脈拍数の上昇原因は「ドライバーDの体調不良」によるものではないと判断される(S14)。
なお脈拍以外に他の身体情報を収集しているときには、複数のデータを合わせて勘案し、ドライバーDの体調不良が発生していないことを確認することもできる。
そしてこの場合も、脈拍数の上昇原因として「ドライバーDの心的要因によるもの」が考えられるため、スピーカ61からリラックス効果のある音楽等を出力したり、アロマディフューザ62からリラックス効果のあるアロマオイル等の香気を放出させることが行われる(ステップS17)。
更に脈拍数の上昇原因として、ドライバーDが道路の形態(例えば急カーブ、長い下り坂、上り坂、見通し不良)や交通状況(渋滞、交通規制)に戸惑っている、ことも考えられるため、位置情報検出ユニット3によって検出される位置情報データと、メモリ7に格納された地図データとを用いるとともに、アンテナ67等により収集されるVICS(登録商標)の情報をディスプレイ63に表示したり、スピーカ61から出力する(ステップS18)。
次いで「最寄の駐車スペースで休憩しましょう。」等の音声メッセージを出力するとともに、位置情報と地図情報とから最寄の駐車スペースの情報とそこへのルートを検索し、ディスプレイ63に表示する(ステップS19)。
〔他の実施例〕
上述の基本となる実施例では、位置情報については、身体情報に異常値が見られた場合に、車輌Vの自動運転や停止させるためのデータとして用いたり、周辺の道路の形態や交通状況をドライバーDに示す際に用いたが、この位置情報をより積極的に活用することもできる。
なお詳しくは後述するが、この実施例における身体情報としては、主に脈拍が該当するものである。
まずこの実施例では、プロセッサユニット5により、地図情報に含まれる道路の形態(例えば急カーブ、長い下り坂、上り坂、見通し不良)や、外部から収集した交通状況(渋滞、交通規制)を基に、危険な地点(以下、事故多発地点と呼ぶ。)を予測するものである。
そして事故多発地点では、道路の構造上の問題(例えば急カーブ、長い下り坂、上り坂、見通し不良)、更にはこの構造上の問題に起因する道路状況の問題(渋滞、交通規制)等が存在することが多く、この場合、一般的に前述したようなドライバーDの心的要因により、ドライバーDの脈拍数の上昇が引き起こされる。なおこのような状況の下、ドライバーDの身体情報で最も変化が現れ易いのは前記脈拍であるが、その他にも発汗量等も比較的変化が現れ易い身体情報である。
しかしながら、車輌Vが事故多発地点あるいはその付近に位置しているにもかかわらず、脈拍数が変化しない事態も想定されるものであり、このような事態は、「ドライバーDがその道路を頻繁に通行して慣れているとき」、「夜間・豪雨等で周辺の道路状況が把握できていないとき」、「脇見・スマホ操作しながらの運転をしているとき」、「居眠り運転をしているとき」等によるものであることが考えられる。
そこで本発明では、「事故多発地点状態判定対話プログラム」を実施するものであり、以下、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
なお図5に示すフローチャートに示す処理は、前出の図4に示すフローチャートに示す処理と同時に実行することが好ましい。
〔車輌運転前の準備〕
まず始めに、車輌Vに乗り込んだドライバーDは、身体情報を測定するためのセンサ類を具えた機器を身体に装着するとともに、安全運転支援装置1を起動する。
この実施例では、身体情報として一例として脈拍データを収集するものであり、ドライバーDは、入力インターフェイス2とブルートゥース(登録商標)により無線接続されるリストバンド21を装着するようにした。またこの実施例では、リストバンド21として市販のスマートウォッチを用いるようにした。
〔身体情報の収集と解析〕
次いで車輌Vの走行が開始されると、脈拍データの収集が開始されるものであり(ステップS21)、そのデータはメモリ7に蓄積される。
〔事故多発地点の検出〕
そして車輌Vの走行中、安全運転支援装置1は位置情報検出ユニット3によって検出される位置情報データと、メモリ7に格納された地図データとを用いることにより、現在地点が事故多発地点であるか否かを判断する(ステップS22)。
〔身体情報の変動確認〕
そして現在地点が事故多発地点であることが確認された時点で、メモリ7に格納された標準脈拍データと、測定された脈拍データとの比較が行われる(ステップS23)。
ここで測定された脈拍データが異常値と判断された場合には、前出の異常データ判定対話プログラムが実施される(ステップS13)。
〔事故多発地点状態判定対話プログラムの実施〕
一方、測定された脈拍データが異常値でなかった場合には、事故多発地点状態判定対話プログラムが実施される(ステップS24)。
なお事故多発地点状態判定対話プログラムとは、事故多発地点において身体情報(脈拍)の異常値が発生していない原因を探るためのプログラムである。
そして車内に配置されたスピーカ61を通じて、「現在、事故多発地点を走行しています。体調は大丈夫ですか?」等の音声メッセージを出力する。
(1)ドライバーの体調不良が原因の場合
これに対してドライバーDが「めまいがします。」等の返答をした場合は脈拍数の変化が現れない体調不良が生じている可能性があり、また返答がなかった場合は居眠り運転等をしている可能性があると判断し(ステップS25)、続いて前出のドライバーDによる運転継続の可否を判断する判定対話プログラムに移行する(ステップS15)。
(2)ドライバーの体調不良が原因でない場合
一方、ステップS24での問い掛けに対し、ドライバーDが「大丈夫です。体調に問題はありません。」等の返答をした場合、脈拍数の変化が現れなかった原因は「ドライバーDがその道路を頻繁に通行して慣れていた」、「夜間・豪雨等で周辺の道路状況が把握できていなかった」、「脇見・スマホ操作しながらの運転をしていた」と判断する(ステップS25)。
続いて「前方に注意して、引き続き安全運転を心がけてください。」等のメッセージをスピーカ61から出力したり、位置情報検出ユニット3によって検出される位置情報データと、メモリ7に格納された地図データとを用いるとともに、アンテナ67等により収集される道路の形態(例えば急カーブ、長い下り坂、上り坂、見通し不良)や交通状況(渋滞、交通規制)の情報(VICS(登録商標)による情報等)をディスプレイ63に表示する(ステップS26)。
なお上述の他の実施例では、プロセッサユニット5により、地図情報に含まれる道路の形態や、外部から収集した交通状況を基に、事故多発地点を予測するようにしたが、過去に事故の発生した地点や、事故に至らなくとも運転手が危険を感じた地点を、事故多発地点として予めデータベース化しておき、このデータベースを用いることもできる。
また上述した二種の実施例では、地図データ、身体情報等をメモリ7に格納するようにしたが、これらデータをクラウドCに格納するようにしてもよい。
更にプロセッサユニット5が担っていた各種処理を、クラウドCに担わせることも可能であり、この場合、カーナビゲーションシステムやスマートホン等にアプリをインストールすることにより、安価に安全運転支援装置1を構築することが可能となる。
1 安全運転支援装置
2 入力インターフェイス
21 リストバンド(ウォッチ)
22 ヘッドギア
23 アームバンド
25 マイク
26 顔認識・瞳孔認識カメラ
3 位置情報検出ユニット
31 GPSユニット
32 アンテナ
5 プロセッサユニット
6 出力インターフェイス
61 スピーカ(車内)
62 アロマディフューザ
63 ディスプレイ
65 スピーカ (車外)
66 警告灯
67 アンテナ
7 メモリ
8 データバス
10 カーナビゲーションシステム
C クラウド
D ドライバー
N ネットワーク
S 人工衛星
V 車輌

Claims (11)

  1. 車輌のドライバーの身体情報を取得するための機器が接続される入力インターフェイスと、
    GPS機能による位置情報検出ユニットと、
    入力インターフェイスからの身体情報を処理するプロセッサユニットと、
    プロセッサユニットによって処理された結果情報を告知するための機器が接続される出力インターフェイスとを具え、
    身体情報の異常値を検出するとともに、異常値を検出したときの位置情報を出力インターフェイスによりドライバー本人と外部とのいずれか一方又は双方に告知することを特徴とする自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  2. 前記ドライバーの身体情報とは、脈拍、血圧、脳波、視野応答能力のいずれか一つ又は複数であることを特徴とする請求項1記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  3. 前記身体情報は、その直接数値の他、その数値の変化率を含むものであることを特徴とする請求項1または2記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  4. 前記身体情報と、位置情報とを用いて、道路状況の危険度を推測し、
    この危険度に応じた告知をドライバーに行うようにしたことを特徴とする請求項1、2または3記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  5. 前記身体情報は、ウェアラブルデバイスから取得することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  6. 前記身体情報に応じて身体状況を安全な状況に導く音及び又は香気によるヒーリング出力を行うことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  7. 前記出力インターフェイスはカーナビゲーションシステムの画面に映像を出力するものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  8. 前記身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものであるのか否かを判定するための対話プログラムを実行することを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  9. 前記身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものである場合であり、且つドライバーによる運転の継続が危険であると判断した場合には、
    位置情報データと車輌の運転制御系とを連携させ、車輌の自動運転または停止を行うことを特徴とする請求項8記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  10. 前記身体情報の異常値の発生原因が、ドライバーの体調不良に起因するものでない場合には、
    道路形態、交通状況の情報をドライバーに提供することを特徴とする請求項8記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
  11. 前記ドライバーの身体情報として脈拍を収集する場合、
    車輌が事故多発地点付近に位置しているにもかかわらず脈拍が変化しないときには、
    ドライバーの状況を確認するとともに、注意を促すための対話プログラムを実行することを特徴とする請求項1、3、4、5、6または7記載の自動車ドライバーの身体情報に対応した安全運転支援装置。
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