JP2018195068A - 振動パターン情報伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】SNSにおいて、スタンプの表現力を高めるために、スタンプと振動パターンとを対応付けて、スタンプと合わせてメッセージを送受信することにより、コミュニケーションツールとしての機能をより向上させることが可能な振動パターン情報伝送システムを提供する。【解決手段】振動パターン情報伝送システムは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する通信情報端末4を備えるシステムである。通信情報端末4は、振動モータ47を備えており、受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって振動モータ47を駆動する制御部42を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、振動パターン情報伝送システム、そのシステムにおいて動作するプログラムなどに関するものである。
近年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SMS)の普及によって、ネットワークに接続された通信情報端末間で、メッセージや画像の送受信を行うことが一般になされている。例えば、LINE(登録商標)やSkype(登録商標)などのインスタントメッセンジャー(IM)では、リアルタイムで端末間のメッセージを送受信可能であり、また、1対1の送受信だけでなく、複数の端末間でグループを形成し、グループ内でメッセージの送受信を行うチャットサービスなどが利用されている。
前述したインスタントメッセンジャーでは、送受信されたメッセージなどの情報が表示画面に時系列順に並べられて表示されるタイムラインと呼ばれる表示形式が一般に採用されている。また、メッセージと共に又はメッセージの代わりに、スタンプと呼ばれるコンテンツ(画像など)を送受信することが可能になっている(例えば、下記特許文献1参照)。
前述したインスタントメッセンジャーなどのメッセージ送受信ツールで用いられているスタンプは、送り手の現在の感情や心境を受け手に伝えるために、コンテンツの選択がなされており、表示される画像(静止画或いは動画)の視覚的な表現や画像の表示に付随して発生する音声などによって、受け手の視覚や聴覚に刺激を与えて、様々な送り手の感情や心境を受け手に伝えることを可能にしている。
しかしながら、スタンプのコンテンツの視覚的な表現力やそれに加えられる音声のみでは、受け手に十分な刺激を与えられない場合があり、より高い表現力で受け手に刺激を与えることができるスタンプの送受信機能が求められている。
また、携帯情報端末においてインスタントメッセンジャーを利用する際に、メッセージやスタンプの着信で、携帯情報端末の振動モータを動作させることは一般に行われているが、その際の振動のパターンは画一的であり且つ単調であるため、その振動によっては、メッセージやスタンプの表現力を十分に高めることができない問題があった。
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものである。すなわち、スタンプの表現力を高めることで、インスタントメッセンジャーなどのメッセージ送受信ツールのコミュニケーションツールとしての機能をより向上させること、等が本発明の課題である。
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する通信情報端末を備えるシステムであって、前記通信情報端末は、振動モータを備えており、受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって前記振動モータを駆動する制御部を備えることを特徴とする振動パターン情報伝送システム。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する通信情報端末を備えるシステムであって、前記通信情報端末は、振動モータを備えており、受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって前記振動モータを駆動する制御部を備えることを特徴とする振動パターン情報伝送システム。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る振動パターン情報伝送システム1は、インスタントメッセンジャーなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信するシステムを基本構成にするものであり、例えば、ネットワーク(インターネットなど)2に接続された管理サーバ3と、ネットワーク2に接続された複数の通信情報端末(スマートフォン、タブレットPC、PCなど)4を備えている。
図示の例では、インスタントメッセンジャーを管理するための管理サーバ3を備える例を示しているが、管理サーバ3を省いて、直接、複数の通信情報端末4間で情報の送受信を行うものであってもよい。以下の説明で、メッセージ情報とは、通信情報端末4間の情報送受信により、送り手と受け手の通信情報端末4にメッセージ(文字)を表示(出力)させるための情報の一部又は全部を指し、スタンプ情報とは、通信情報端末4間の情報送受信により、送り手と受け手の通信情報端末4にスタンプ(静止画像、動画像、写真、絵文字、音声などを含む)を表示(出力)させるための情報の一部又は全部を指す。
管理サーバ3は、図2に示すように、ネットワーク2と接続するためのインターフェースを構成する通信部31と、管理サーバ3の各部を制御する制御部32と、各種情報を格納する情報格納部(メモリ)33と、各部を接続する通信バス30を備えている。ここでの情報格納部33には、制御部32が実行する各種アプリケーションやプログラム、通信情報端末4から受信したメッセージ情報やスタンプ情報、インスタントメッセンジャーを管理する上でのユーザ情報(グループ管理情報)、後述する振動パターン情報などが格納されている。
通信情報端末4は、図3に示すように、ネットワーク2と接続するためのインターフェースを構成する通信部41と、通信情報端末4の各部を制御する制御部42と、各種情報を格納する情報格納部43と、ユーザーインターフェースを構成する入力部44と、文字や画像などを表示する表示部45、音声を出力する音声出力部46と、振動を発生させる振動モータ47と、各部を接続する通信バス40を備えている。また、図示省略しているが、通信情報端末4は、各端末の位置情報を検出する位置情報検出部や、静止画像や動画像を撮像する撮像部などを必要に応じて備えている。
ここで、通信部41は、ネットワーク2と接続することで、ネットワーク2を介して管理サーバ3との間で情報の送受信を行うことを可能にしている。通信部41は、各種情報の受信を行う受信手段と各種情報の送信を行う送信手段を有しており、受信手段は、管理サーバ3から送られる情報を受信して制御部42に送り、送信手段は、制御部42にて生成された情報をネットワーク2を介して管理サーバ3に送信する。
入力部44は、情報通信端末4における各種指示操作を入力可能にしたものであり、操作ボタン(スイッチ)や表示部45に取り付けられたタッチパネル、音声などの信号を取り込むマイクなどによって構成される。特に、入力部44は、前述したタッチパネルやタッチパットを含めたタッチセンサ44Aを備えており、タッチセンサ44Aに指などを接触させることで、各種の情報入力を可能にしている。
制御部42は、情報格納部43に格納された各種アプリケーションやプログラムによって各部を動作させる機能を有しており、この機能として、メッセージ情報生成部42A、スタンプ情報生成部42B、振動パターン情報生成部42C、メッセージ情報表示部42D、スタンプ情報表示部42E、振動モータ駆動部42Fなどを備えている。
メッセージ情報生成部42Aは、入力部44への操作指示によって表示部45に入力画面を表示させ、入力部44への文字入力によって生成されるメッセージ情報を、通信部41からネットワーク2を介して管理サーバ3に送信する。
スタンプ情報生成部42Bは、管理サーバ3の情報格納部33或いは自身の情報格納部43に格納されているスタンプ情報の中から所望のスタンプ情報を選択して管理サーバ3に送信する。
振動パターン情報生成部42Cは、管理サーバ3の情報格納部33或いは自身の情報格納部43に格納されている振動パターン情報の中から、スタンプ情報生成部42Bが選択したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報を選択して管理サーバ3に送信する。
振動パターン情報生成部42Cは、図5(a)に示すように、スタンプ情報と振動パターン情報が1対1に関連付けられたマップを有する場合には、スタンプ情報生成部42Bが選択したスタンプ情報(例えば、スタンプn)に対して、マップにおいて関連付けられている振動パターン情報(例えば、パターンn)を選択することができる。
これに対して、図5(b)に示すように、スタンプ情報と振動パターン情報がそれぞれ独立して格納されている場合には、振動パターン情報生成部42Cは、スタンプ情報生成部42Bが選択したスタンプ情報に対して、所望の振動パターン情報を選択して、選択されたスタンプ情報と振動パターン情報との関連付けを行った後、選択された振動パターン情報を管理サーバ3に送信する。
振動パターン情報生成部42Cは、ユーザが選択した振動パターン情報を振動モータ駆動部42Fに送って、振動モータ47を実際に振動させることで、送り手が選択した振動パターンを自ら体験できるようにしてもよい。
ここで、振動パターン情報は、振動モータ47の駆動波形(駆動パルス)を特定する情報であり、振幅、振動周期、継続時間などの情報である。振動パターン情報の一例を示すと、振動モータ47の駆動波形を示す数式が、A(t)・sin(t/0.1)であるとすると、A(t)=1とすることで、sin(t/0.1)のサイン波で振動モータ47が駆動され、A(t)=0とすることで、振幅がゼロになって、振動モータ47の振動が停止する。また、tの間隔を0.3秒間にすることで、3波長分の振動が実現できる。更には、A(t)を1より大きくすることで、振幅を増大させた振動を発生させることができる。
メッセージ情報表示部42Dは、受け手の情報通信端末4において、管理サーバ3から送られてきたメッセージ情報を受信して、表示部45に表示させる。また、スタンプ情報表示部42Eは、受け手の情報通信端末4において、管理サーバ3から送られてきたスタンプ情報を受信して、表示部45に表示させる。
そして、受け手の情報通信端末4における振動モータ駆動部42Fは、スタンプ情報表示部42Eが表示したスタンプ情報に関連付けられて送られてくる振動パターン情報を取得して、振動モータ47を駆動する。
図6は、受け手の情報通信端末4における振動モータ駆動部42Fの動作例を示したフローであり、図7は、この際の情報通信端末4における動作状態を示している。この例では、振動モータ駆動部42Fは、管理サーバ3から送られてくるスタンプ情報の受信を確認し(ステップS01:NO)、スタンプ情報の受信を確認すると(ステップS01:YES)、そのスタンプ情報に関連付けられている振動パターン情報を取得する(ステップS02)。そして、スタンプ情報表示部42Eによってスタンプの表示がなされた後に(ステップS03:YES)、取得した振動パターン情報によって振動モータ47を駆動する(ステップS04)。振動モータ47の駆動は、振動パターン情報に含まれる継続時間だけ行われ、その継続時間が経過すると(ステップS05:YES)、駆動を停止する。
この動作によると、図7に示すように、受け手の情報通信端末4の表示部45にスタンプ情報の画像Sが表示されるのに伴って、それとほぼ同時に振動モータ47が駆動され、情報通信端末4を保持するユーザの手に振動が伝えられる。
図8は、受け手の情報通信端末4における振動モータ駆動部42Fの他の動作例を示したフローであり、図9は、この際の情報通信端末4における動作状態を示している。この例では、振動モータ駆動部42Fは、管理サーバ3から送られてくるスタンプ情報の受信を確認し(ステップS11:NO)、スタンプ情報の受信を確認すると(ステップS11:YES)、そのスタンプ情報に関連付けられている振動パターン情報を取得する(ステップS12)。そして、スタンプ情報表示部42Eによってスタンプの表示がなされた後に(ステップS13:YES)、タッチセンサ44Aに対してタッチ入力があることを確認し(ステップS14:NO)、タッチ入力があった場合に(ステップS14:YES)、取得した振動パターン情報によって振動モータ47を駆動する(ステップS15)。振動モータ47の駆動は、振動パターン情報に含まれる継続時間だけ行われ、その継続時間が経過すると(ステップS16:YES)、駆動を停止する。
この動作によると、図9に示すように、受け手の情報通信端末4の表示部45にスタンプ情報の画像Sが表示され、その画像に対して指を触れることでタッチ入力がなされることに伴って、振動モータ47が駆動され、タッチしたユーザの指に振動が伝えられる。
このような振動パターン情報伝送システム1によると、通信情報端末4の表示部45に表示されるスタンプの画像Sに関連付けて振動パターンを適宜選択することができるので、スタンプの画像Sの視覚的な表現力に加えて、振動パターンによる振動刺激をユーザに与えることができる。これによって、スタンプの送り手の感情や心境をより能動的に受け手に伝達することが可能になり、スタンプの表現力を高めることができるので、インスタントメッセンジャーなどのメッセージ送受信ツールのコミュニケーションツールとしての機能をより向上させることができる。
また、受け手が例えば視覚障害などを有しており、視覚的にスタンプを識別しづらい場合、受け手は振動によってスタンプを識別することが出来るようになる。特に、ハプティクス(皮膚感覚フィードバック)を実現する装置として振動モータ47が搭載されている場合、受け手は、フィードバックされた触覚によって、スタンプをより的確に識別できるようになる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:振動パターン情報伝送システム,2:ネットワーク,
3:管理サーバ,4:通信情報端末,
30,40:通信バス,31,41:通信部,32,42:制御部,
33,43:情報格納部(メモリ),44:入力部,44A:タッチセンサ,
45:表示部,46:音声出力部,47:振動モータ,
42A:メッセージ情報生成部,42B:スタンプ情報生成部,
42C:振動パターン情報生成部,44D:メッセージ情報表示部,
42E:スタンプ情報表示部,42F:振動モータ駆動部
3:管理サーバ,4:通信情報端末,
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Claims (7)
- ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する通信情報端末を備えるシステムであって、
前記通信情報端末は、振動モータを備えており、受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって前記振動モータを駆動する制御部を備えることを特徴とする振動パターン情報伝送システム。 - 前記スタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報が格納された情報格納部を備え、
前記通信情報端末は、前記スタンプ情報の送信時に、前記情報格納部から当該スタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報を選択して送信することを特徴とする請求項1記載の振動パターン情報伝送システム。 - スタンプ情報を生成するスタンプ情報生成部と、前記スタンプ情報に関連付ける振動パターン情報を生成する振動パターン情報生成部とを備え、
前記通信情報端末は、前記スタンプ情報の送信時に、前記振動パターン情報生成部が生成した振動パターン情報を送信することを特徴とする請求項1記載の振動パターン情報伝送システム。 - 前記通信情報端末は、受信した前記スタンプ情報の画像を表示する表示部を備え、前記制御部は、前記表示部による前記スタンプ情報の画像表示に伴って、前記振動モータを駆動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の振動パターン情報伝送システム。
- 前記通信情報端末は、前記表示部に表示された画像に対するタッチ入力を感知するタッチセンサを備え、前記制御部は、前記タッチセンサのタッチ入力に伴って、前記振動モータを駆動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の振動パターン情報伝送システム。
- 振動モータを備える情報通信端末に、
ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する機能に加えて、受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって前記振動モータを駆動させる機能を実現させるプログラム。 - ソーシャル・ネットワーキング・サービスのメッセージ情報とスタンプ情報を送受信する通信情報端末であって、
振動モータ、及び
受信したスタンプ情報に関連付けられた振動パターン情報によって前記振動モータを駆動する制御部を備えることを特徴とする通信情報端末。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098226A JP2018195068A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | 振動パターン情報伝送システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017098226A JP2018195068A (ja) | 2017-05-17 | 2017-05-17 | 振動パターン情報伝送システム |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110572110A (zh) * | 2019-10-17 | 2019-12-13 | 江苏科技大学 | 一种利用水下机器人推进电机传送信息的装置及方法 |
WO2021145454A1 (ja) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理端末及びプログラム |
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2017
- 2017-05-17 JP JP2017098226A patent/JP2018195068A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110572110A (zh) * | 2019-10-17 | 2019-12-13 | 江苏科技大学 | 一种利用水下机器人推进电机传送信息的装置及方法 |
WO2021145454A1 (ja) * | 2020-01-16 | 2021-07-22 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置、情報処理端末及びプログラム |
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