JP2018194027A - Clutch control device and shift control device - Google Patents
Clutch control device and shift control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018194027A JP2018194027A JP2017095591A JP2017095591A JP2018194027A JP 2018194027 A JP2018194027 A JP 2018194027A JP 2017095591 A JP2017095591 A JP 2017095591A JP 2017095591 A JP2017095591 A JP 2017095591A JP 2018194027 A JP2018194027 A JP 2018194027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- speed
- gear
- rotational speed
- input shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 83
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 25
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 6
- 230000009347 mechanical transmission Effects 0.000 claims description 5
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 47
- 230000008569 process Effects 0.000 description 47
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 33
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 19
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 19
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 19
- 230000008859 change Effects 0.000 description 13
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 9
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 description 1
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
Description
本開示は、クラッチ制御装置および変速制御装置に関する。 The present disclosure relates to a clutch control device and a transmission control device.
従来、アクセル開度、車速等に応じて自動的にクラッチの断接およびギヤの掛け替えを行う自動機械式変速機(AMT)が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、アクセルオフにおけるダウンシフト時に、クラッチを切断した後、ギヤを抜いた状態でクラッチを一時的に接続させることが記載されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, an automatic mechanical transmission (AMT) that automatically engages and disengages a clutch and changes gears according to an accelerator opening, a vehicle speed, and the like is known (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載のものは、クラッチを切断した後、ギヤを抜いた状態でクラッチを一時的に接続させることで、変速スリーブが係合しようとするギヤの回転速度と変速スリーブの回転速度とを同期させている。
しかしながら、特許文献1では、クラッチを一時的に接続させる際に、クラッチを完接位置まで移動させているため、次にクラッチを切断する時に、クラッチが切断状態となるまで時間がかかるという問題があった。
However, in
本開示の目的は、クラッチを一時的に接続させた後に切断する際の応答性を向上させることができるクラッチ制御装置および変速制御装置を提供することである。 An object of the present disclosure is to provide a clutch control device and a transmission control device that can improve responsiveness when the clutch is temporarily connected and then disconnected.
本開示に係るクラッチ制御装置は、駆動源からの動力を断接可能なクラッチのクラッチ制御装置であって、接続状態である前記クラッチを切断した後に前記クラッチを一時的に接続する制御部を備え、前記クラッチを一時的に接続する際の前記クラッチの伝達トルクは、前記接続状態における前記クラッチの伝達トルクより小さい。 A clutch control device according to the present disclosure is a clutch control device for a clutch capable of connecting / disconnecting power from a drive source, and includes a control unit that temporarily connects the clutch after disconnecting the clutch in a connected state. The transmission torque of the clutch when the clutch is temporarily connected is smaller than the transmission torque of the clutch in the connected state.
また、本開示に係る変速制御装置は、駆動源からの動力を断接可能なクラッチと、前記クラッチの出力側の回転を変速して出力可能な機械式変速装置を備えた車両の変速制御装置であって、前記クラッチの出力側の回転数が入力される入力部と、接続状態である前記クラッチが切断された後、前記クラッチの出力側の回転数が、前記車両を再加速させるために変速が必要となる回転数として予め定められた所定回転数と略一致した場合に、現在の変速段からのギヤ抜きを行うとともに前記クラッチを一時的に接続する制御部と、を備え、前記クラッチを一時的に接続する際の前記クラッチの伝達トルクは、前記接続状態における前記クラッチの伝達トルクより小さい。 A transmission control apparatus according to the present disclosure includes a clutch capable of connecting / disconnecting power from a drive source, and a mechanical transmission apparatus capable of shifting and outputting rotation on the output side of the clutch. In order to re-accelerate the vehicle after the clutch that is in the connected state is disconnected and the input side that receives the rotational speed on the output side of the clutch is disconnected. A control section for removing the gear from the current gear position and temporarily connecting the clutch when the rotation speed substantially needs to match a predetermined rotation speed as a rotation speed that requires shifting. Is temporarily smaller than the transmission torque of the clutch in the connected state.
本開示に係るクラッチ制御装置および変速制御装置によれば、クラッチを一時的に接続させた後に切断する際の応答性を向上させることができる。 According to the clutch control device and the shift control device according to the present disclosure, it is possible to improve the response when the clutch is temporarily connected and then disconnected.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, embodiment described below is an example and this invention is not limited by this embodiment.
まず、図1を参照して、車両1の全体構成について説明する。図1には、車両1の前後方向が描かれている。以下の説明では、車両前側を単に「前」、車両後側を単に「後」と呼ぶことがある。
First, the overall configuration of the
車両1は、駆動源10と、クラッチ20と、変速装置30と、制御装置40とを備えている。そして、変速装置30の出力側に、プロペラシャフト51、デファレンシャル52およびドライブシャフト53を介して、駆動輪54が動力伝達可能に連結されている。
The
駆動源10は、例えばディーゼルエンジンである。なお、駆動源10は、ガソリンエンジン、電動機等でも構わない。なお、本実施形態では、駆動源10がディーゼルエンジンであるとして説明を行う。以下の説明において、駆動源10をエンジン10と呼ぶ。
The
エンジン10は、アクセル開度センサ101によって検出されるアクセルペダル(不図示)のアクセル開度に基づいて、制御装置40によって制御される。具体的には、エンジン10の出力回転数(以下、「エンジン回転数NE」という。)および出力トルクが、制御装置40によって燃料噴射量が制御されることにより、調整される。エンジン10の出力軸11には、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサ102が設けられている。なお、エンジン回転数NEは、本開示における「クラッチの入力側の回転数」に相当する。
The
クラッチ20は、乾式の単板クラッチである。クラッチ20は、制御装置40によって制御されるクラッチアクチュエータ(不図示)により自動断接される。また、クラッチ20は、クラッチペダル(不図示)による手動断接を行うこともできる。クラッチ20の入力側は、エンジン10の出力軸11と連結されている。クラッチ20の出力側は、変速装置30のインプットシャフト31と連結されている。クラッチ20の構造は一般的な乾式の単板クラッチの構造と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、クラッチ20は、乾式の単板クラッチには限定されない。クラッチ20は、湿式のクラッチでもよい。クラッチ20は、複板または多板のクラッチでもよい。
The
変速装置30は、常時噛み合い式の機械式変速機である。変速装置30は、入力側から順に、スプリッタ変速部310、メイン変速部320およびレンジ変速部330を備えている。変速装置30は、インプットシャフト31、カウンタシャフト32、メインシャフト33およびアウトプットシャフト34を備えている。インプットシャフト31、メインシャフト33およびアウトプットシャフト34は同軸上に配置されている。カウンタシャフト32は、それらの下方にそれらと平行に配置されている。
The transmission 30 is a constantly meshing mechanical transmission. The transmission 30 includes a
まず、スプリッタ変速部310およびメイン変速部320について説明する。インプットシャフト31の前端は、上述のとおり、クラッチ20の出力側と連結されている。インプットシャフト31の後端には、入力ハブ31aが、インプットシャフト31と一体回転するように設けられている。入力ハブ31aの前側には、インプットギヤIGが、インプットシャフト31と相対回転可能に設けられている。インプットシャフト31には、インプットシャフト回転数Ninを検出するインプットシャフト回転数センサ103が設けられている。なお、インプットシャフト回転数Ninは、本開示における「クラッチの出力側の回転数」に相当する。
First, the
カウンタシャフト32には、入力側(前側)から順に、第1カウンタギヤCG1、第2カウンタギヤCG2、第3カウンタギヤCG3、第4カウンタギヤCG4、第5カウンタギヤCG5および第6カウンタギヤCG6が、それぞれカウンタシャフト32と一体回転するように設けられている。第1カウンタギヤCG1は、インプットギヤIGと噛合している。
The
カウンタシャフト32の前端には、カウンタシャフト32の回転を制動するカウンタシャフトブレーキ32aが設けられている。カウンタシャフトブレーキ32aは、制御装置40によって制御される。なお、カウンタシャフトブレーキ32aが設けられる位置は、カウンタシャフト32の前端には限定されない。例えば、カウンタシャフトブレーキ32aは、カウンタシャフト32の後端または中間部に設けられてもよい。
A
本実施形態において、カウンタシャフトブレーキ32aは、湿式多板型の摩擦ブレーキである。なお、カウンタシャフトブレーキ32aは、湿式多板型の摩擦ブレーキには限定されない。カウンタシャフトブレーキ32aは、乾式でもよいし、単板でもよい。また、カウンタシャフトブレーキ32aは、ドラム式ブレーキでもよい。さらに、カウンタシャフト32の制動するために、カウンタシャフトブレーキ32a以外の装置を用いることもできる。例えば、カウンタシャフト32の回転数を制御するために、電動機を用いてもよい。
In the present embodiment, the
メインシャフト33には、入力側(前側)から順に、第1メインギヤMG1、第2メインギヤMG2、第3メインギヤMG3、第4メインギヤMG4および第5メインギヤMG5が、それぞれメインシャフト33と相対回転可能に設けられている。
A first main gear MG1, a second main gear MG2, a third main gear MG3, a fourth main gear MG4, and a fifth main gear MG5 are provided on the
第1メインギヤMG1は、第2カウンタギヤCG2と噛合している。第2メインギヤMG2は、第3カウンタギヤCG3と噛合している。第3メインギヤMG3は、第4カウンタギヤCG4と噛合している。第4メインギヤMG4は、第5カウンタギヤCG5と噛合している。第5メインギヤMG5は、リバースアイドラギヤRIGを介して、第6カウンタギヤCG6と噛合している。また、メインシャフト33の後端には、サンギヤSGがメインシャフト33と一体回転するように設けられている。
The first main gear MG1 meshes with the second counter gear CG2. Second main gear MG2 meshes with third counter gear CG3. The third main gear MG3 meshes with the fourth counter gear CG4. The fourth main gear MG4 meshes with the fifth counter gear CG5. The fifth main gear MG5 meshes with the sixth counter gear CG6 via the reverse idler gear RIG. A sun gear SG is provided at the rear end of the
変速装置30には、インプットシャフト31とインプットギヤIGまたは第1メインギヤMG1とを、選択的に一体回転可能に連結する第1連結機構61が設けられている。第1連結機構61は、上述の入力ハブ31aと、インプットギヤIGと一体に設けられた第1クラッチギヤ31bと、第1メインギヤMG1と一体に設けられた第2クラッチギヤ33aと、第1スリーブ62とを備えている。
The transmission 30 is provided with a
第1スリーブ62は、入力ハブ31aの外周側に、入力ハブ31aと一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。第1スリーブ62が図1に示す中央位置の場合、インプットシャフト31とインプットギヤIGおよび第1メインギヤMG1とは相対回転可能である。
The
第1スリーブ62を前位置とすることで、インプットギヤIGは、インプットシャフト31と一体に回転する。第1スリーブ62を後位置とすることで、第1メインギヤMG1は、インプットシャフト31と一体に回転する。本実施形態では、第1連結機構61として、一般的なシンクロナイザ方式の同期機構を使用している。シンクロナイザ方式の同期機構は公知であるため、詳細な説明は省略する。
By setting the
変速装置30には、メインシャフト33と第1メインギヤMG1または第2メインギヤMG2とを、選択的に一体回転可能に連結する第2連結機構63が設けられている。第2連結機構63は、メインシャフト33と一体回転するように設けられた第1メインハブ33bと、第1メインギヤMG1と一体に設けられた第3クラッチギヤ33cと、第2メインギヤMG2と一体に設けられた第4クラッチギヤ33dと、第2スリーブ64とを備えている。第1メインハブ33bは、第1メインギヤMG1および第2メインギヤMG2の間に設けられている。
The transmission 30 is provided with a
第2スリーブ64は、第1メインハブ33bの外周側に、第1メインハブ33bと一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。第2スリーブ64が図1に示す中央位置の場合、メインシャフト33と第1メインギヤMG1および第2メインギヤMG2とは相対回転可能である。
The
第2スリーブ64を前位置とすることで、第1メインギヤMG1は、メインシャフト33と一体に回転する。第2スリーブ64を後位置とすることで、第2メインギヤMG2は、メインシャフト33と一体に回転する。なお、本実施形態では、第2連結機構63には、同期機構は設けられていない。
By setting the
変速装置30には、メインシャフト33と第3メインギヤMG3または第4メインギヤMG4とを、選択的に一体回転可能に連結する第3連結機構65が設けられている。第3連結機構65は、メインシャフト33と一体回転するように設けられた第2メインハブ33eと、第3メインギヤMG3と一体に設けられた第5クラッチギヤ33fと、第4メインギヤMG4と一体に設けられた第6クラッチギヤ33gと、第3スリーブ66とを備えている。第2メインハブ33eは、第3メインギヤMG3および第4メインギヤMG4の間に設けられている。
The transmission 30 is provided with a
第3スリーブ66は、第2メインハブ33eの外周側に、第2メインハブ33eと一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。第3スリーブ66が図1に示す中央位置の場合、メインシャフト33と第3メインギヤMG3および第4メインギヤMG4とは相対回転可能である。
The
第3スリーブ66を前位置とすることで、第3メインギヤMG3は、メインシャフト33と一体に回転する。第3スリーブ66を後位置とすることで、第4メインギヤMG4は、メインシャフト33と一体に回転する。なお、本実施形態では、第3連結機構65には、同期機構は設けられていない。
By setting the
変速装置30には、メインシャフト33と第5メインギヤMG5とを選択的に一体回転可能に連結する第4連結機構67が設けられている。第4連結機構67は、メインシャフト33と一体回転するように設けられた第3メインハブ33hと、第5メインギヤMG5と一体に設けられた第7クラッチギヤ33jと、第4スリーブ68とを備えている。第3メインハブ33hは、第5メインギヤMG5およびサンギヤSGの間に設けられている。
The transmission 30 is provided with a fourth coupling mechanism 67 that selectively couples the
第4スリーブ68は、第3メインハブ33hの外周側に、第3メインハブ33hと一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。第4スリーブ68が図1に示す後位置の場合、メインシャフト33と第5メインギヤMG5とは相対回転可能である。第4スリーブ68を前位置とすることで、第5メインギヤMG5は、メインシャフト33と一体に回転する。なお、本実施形態では、第4連結機構67には、同期機構は設けられていない。
The
図1に示すように、第1メインギヤMG1および第2カウンタギヤCG2から前の部分がスプリッタ変速部310である。また、第1メインギヤMG1および第2カウンタギヤCG2から第5メインギヤMG5、リバースアイドラギヤRIGおよび第6カウンタギヤCG6までの部分がメイン変速部320である。
As shown in FIG. 1, a
次に、レンジ変速部330について説明する。本実施形態では、レンジ変速部330として、遊星歯車機構70を採用している。レンジ変速部330では、ハイおよびローのいずれかのポジションにのみ切り替え可能である。
Next, the
遊星歯車機構70は、上述のサンギヤSGと、サンギヤSGの外周に等間隔に設けられ、それぞれサンギヤSGと噛合する複数のプラネタリギヤPGと、複数のプラネタリギヤPGを取り囲み、それぞれのプラネタリギヤPGと噛合する内歯を有するリングギヤRGとを備える。
The
それぞれのプラネタリギヤPGは、共通のキャリヤ71によって軸支されている。キャリヤ71は上述のアウトプットシャフト34と連結されている。具体的には、アウトプットシャフト34の前端に、キャリヤ71が一体回転するように設けられている。アウトプットシャフト34の後端には、上述のプロペラシャフト51が連結されている。また、アウトプットシャフト34には、アウトプットシャフト回転数Noutを検出するアウトプットシャフト回転数センサ104が設けられている。
Each planetary gear PG is pivotally supported by a
リングギヤRGは、後側に延在する円筒軸72を一体的に備えている。円筒軸72は、アウトプットシャフト34と同軸かつアウトプットシャフト34の外周側に、アウトプットシャフト34と相対回転可能に設けられている。
The ring gear RG is integrally provided with a
変速装置30には、円筒軸72をハウジング3に対して固定するか、または、円筒軸72とアウトプットシャフト34とを一体回転可能に連結するかを選択する第5連結機構73が設けられている。第5連結機構73は、円筒軸72の後端に一体に設けられた第8クラッチギヤ34aと、ハウジング3と一体に設けられた固定ギヤ34bと、アウトプットシャフト34と一体回転するように設けられた出力ハブ34cと、第5スリーブ74とを備えている。
The transmission 30 is provided with a
第5スリーブ74は、第8クラッチギヤ34aの外周側に、第8クラッチギヤ34aと一体回転可能かつ軸方向に相対移動可能に設けられている。第5スリーブ74が図1に示す前位置の場合、リングギヤRGはハウジング3に対して固定される。この場合、レンジ変速部330は「ロー」状態となり、メインシャフト33の回転は、減速されてアウトプットシャフト34へ伝達される。
The
第5スリーブ74を後位置とすることで、リングギヤRGはアウトプットシャフト34と一体回転する。この場合、レンジ変速部330は「ハイ」状態となり、メインシャフト33の回転は、そのままアウトプットシャフト34へ伝達される。本実施形態では、第5連結機構73として、一般的なシンクロナイザ方式の同期機構を使用している。シンクロナイザ方式の同期機構は公知であるため、詳細な説明は省略する。
By setting the
制御装置40には、アクセル開度センサ101からの信号、エンジン回転数センサ102からの信号、インプットシャフト回転数センサ103からの信号、アウトプットシャフト回転数センサ104からの信号等が入力される。すなわち、制御装置40は、本開示における「入力部」を備える。
The
また、制御装置40は、エンジン10、クラッチ20および変速装置30(第1スリーブ62、第2スリーブ64、第3スリーブ66、第4スリーブ68、第5スリーブ74およびカウンタシャフトブレーキ32a)の制御を行う。すなわち、制御装置40は、本開示における「制御部」を備える。
The
制御装置40は、エンジン10を制御するエンジン制御部41と、クラッチ20を制御するクラッチ制御部42と、第1スリーブ62ないし第5スリーブ74を制御する変速制御部43と、カウンタシャフトブレーキ32aを制御するカウンタシャフトブレーキ制御部44と、各種データを記憶する記憶部45とを機能要素として備える。なお、本実施形態では、各制御部および記憶部を制御装置40に含まれるものとして説明するが、各制御部および記憶部はそれぞれ独立したハードウェアとすることもできる。
The
次に、図2を参照して、第1スリーブ62ないし第5スリーブ74の動作状態と、変速段との関係について説明する。
Next, the relationship between the operating state of the
1速は、第1スリーブ62を後位置、第2スリーブ64を中央位置、第3スリーブ66を後位置、第4スリーブ68を後位置、第5スリーブ74を前位置とした状態である。2速は、1速状態における第1スリーブ62の位置を前位置とした状態である。3速は、第1スリーブ62を後位置、第2スリーブ64を中央位置、第3スリーブ66を前位置、第4スリーブ68を後位置、第5スリーブ74を前位置とした状態である。4速は、3速状態における第1スリーブ62の位置を前位置とした状態である。
The first speed is a state in which the
5速は、第1スリーブ62を後位置、第2スリーブ64を後位置、第3スリーブ66を中央位置、第4スリーブ68を後位置、第5スリーブ74を前位置とした状態である。6速は、5速状態における第1スリーブ62の位置を前位置とした状態である。7速は、第1スリーブ62を後位置、第2スリーブ64を前位置、第3スリーブ66を中央位置、第4スリーブ68を後位置、第5スリーブ74を前位置とした状態である。8速は、7速状態における第1スリーブ62の位置を前位置とした状態である。
The fifth speed is a state in which the
9速ないし16速は、1速状態ないし8速状態における第5スリーブ74の位置を後位置とした状態である。後進1速は、第1スリーブ62を後位置、第2スリーブ64を中央位置、第3スリーブ66を中央位置、第4スリーブ68を前位置、第5スリーブ74を前位置とした状態である。後進2速は、後進1速状態における第1スリーブ62の位置を前位置とした状態である。
The 9th to 16th speeds are states in which the position of the
次に、図3Aないし図3Dのフローチャートを参照して、アクセルオフにおける変速制御処理について説明する。図3Aないし図3Dに示す処理は、例えば、車両走行中に所定の制御周期で実行される。 Next, the shift control process when the accelerator is off will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 3A to 3D. The process shown in FIGS. 3A to 3D is executed, for example, at a predetermined control cycle while the vehicle is traveling.
ステップS1で、制御装置40は、アクセルオフか否かを判定する。この判断は、例えば、アクセル開度センサ101によって検出されたアクセル開度に基づいて行うことができる。
In step S1, the
アクセルオフでない場合(ステップS1:NO)、処理を終了する。一方、アクセルオフである場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2へ進む。 If the accelerator is not off (step S1: NO), the process is terminated. On the other hand, if the accelerator is off (step S1: YES), the process proceeds to step S2.
ステップS2で、制御装置40は、エンジン回転数センサ102によって検出されたエンジン回転数NEが閾値NE1以下となったか否かを判定する。なお、この閾値NE1は、例えば、現在のギヤ段でエンジン回転数NEが閾値NE1を下回ると、トルク不足により車両にガクガクと振動が発生するような値であり、例えば、エンジン10のアイドル回転数NEidleよりも数百rpm程度高い回転数が、予め設定されている。
In step S2, the
エンジン回転数NEがNE1以下でない場合(ステップS2:NO)、ステップS2の処理を繰り返す。一方、エンジン回転数NEがNE1以下となった場合(ステップS2:YES)、処理はステップS3へ進む。 If the engine speed NE is not equal to or lower than NE1 (step S2: NO), the process of step S2 is repeated. On the other hand, when the engine speed NE is equal to or lower than NE1 (step S2: YES), the process proceeds to step S3.
ステップS3で、制御装置40は、クラッチ20を切断する。
In step S3, the
続くステップS4で、制御装置40は、インプットシャフト回転数Ninが、エンジン10のアイドル回転数NEidleと略一致したか否かを判定する。この判断は、例えば、インプットシャフト回転数センサ103によって検出されたインプットシャフト回転数Ninと、エンジン10のアイドル回転数NEidleとの差に基づいて行うことができる。また、インプットシャフト回転数Ninが、エンジン10のアイドル回転数NEidleと略一致したか否かの判断は、例えば、インプットシャフト回転数Ninと、エンジン10のアイドル回転数NEidleとの比に基づいて行うことができる。
In subsequent step S4,
なお、ステップS4での判断基準を、「インプットシャフト回転数Ninと、エンジン10のアイドル回転数NEidleとが略一致したか否か」としたのは、以下の理由による。本実施形態では、基本的に、インプットシャフト回転数Ninが、現在のギヤ段で走行し続けるのが困難であり、再加速するためにメイン変速部320でのシフトダウン動作が必要となるような回転数まで低下したことを、ステップS4における判断基準としている。
The determination criterion in step S4 is “whether or not the input shaft rotational speed Nin and the idle rotational speed NE idle of the
ここで、アイドル回転数NEidleは、アクセルペダルが踏み込まれていない状態でのエンジン10の回転数である。アイドル回転数NEidleは、補機の作動状態、DPD再生の有無等により変化する。本実施形態では、実験等に基づき、このアイドル回転数NEidleを、「インプットシャフト回転数Ninが、現在のギヤ段で走行し続けるのが困難であり、再加速するためにメイン変速部320でのシフトダウン動作が必要となるような回転数」であるとして、ステップS4における判断基準としている。
Here, the idle speed NE idle is the speed of the
なお、「インプットシャフト回転数Ninが、現在のギヤ段で走行し続けるのが困難であり、再加速するためにメイン変速部320でのシフトダウン動作が必要となるような回転数」は、エンジン10のアイドル回転数NEidleには限定されない。上述のとおり、「インプットシャフト回転数Ninが、現在のギヤ段で走行し続けるのが困難であり、再加速するためにメイン変速部320でのシフトダウン動作が必要となるような回転数」は、実験等に基づいて決定されるものであり、様々な条件により可変なものである。例えば、車両ごとに異なってもよく、変速段ごとに異なってもよい。
It should be noted that “the rotational speed at which the input shaft rotational speed Nin is difficult to continue traveling at the current gear stage and a downshift operation at the
インプットシャフト回転数Ninと、エンジン10のアイドル回転数NEidleとが略一致していない場合(ステップS4:NO)、ステップS4の処理を繰り返す。一方、インプットシャフト回転数Ninと、エンジン10のアイドル回転数NEidleとが略一致した場合(ステップS4:YES)、処理はステップS5へ進む。
When the input shaft rotation speed Nin and the idle rotation speed NE idle of the
ステップS5で、制御装置40は、メイン変速部320をニュートラル状態とする。具体的には、制御装置40は、第2スリーブ64および第3スリーブ66のうち、中央位置にないスリーブを、中央位置に移動させる。
In step S5,
続くステップS6で、制御装置40は、クラッチ接続処理を実行して、クラッチ20を接続する。ここで、ステップS6において行われるクラッチ20の接続処理について、図3Cのフローチャートを参照して詳細に説明する。本実施形態において、クラッチ20は、上述のとおり乾式単板クラッチであり、クラッチ伝達トルクTclは、係合開始点からのクラッチストロークΔstと比例関係を有するものとして規定されている。なお、クラッチ伝達トルクTclと、係合開始点からのクラッチストロークΔstとの関係は、比例関係とは限らない。
In subsequent step S <b> 6, the
まず、ステップS6−1で、制御装置40は、クラッチ20にスリップが生じないために必要とされるクラッチ伝達トルクの最低値Tcllを算出する。最低値Tcllの算出は、例えば、エンジン10からクラッチ20の入力側に伝達されるトルクと、駆動輪54から変速装置30等を経由してクラッチ20の出力側に伝達されるトルクとに基づいて行うことができる。なお、この際、クラッチ20にスリップが生じないために必要とされるクラッチ伝達トルクの最低値に所定の安全率を上乗せしたものを最低値Tcllとしてもよい。
First, in step S6-1, the
ステップS6−1で、最低値Tcllが算出されると、続くステップS6−2で、制御装置40は、記憶部45から、クラッチ20の係合開始点におけるクラッチストロークst1を読み出す。このクラッチストロークst1は、クラッチ接続処理とは別の処理(学習処理)によって、例えば車両1が一定距離走行するたびに、係合開始点に対応するクラッチストロークとして学習され、記憶部45に記憶されている。
When the minimum value Tcll is calculated in step S6-1, the
続くステップS6−3で、制御装置40は、最低値Tcllを得るために必要な、係合開始点からのクラッチストロークΔst2を算出する。クラッチストロークΔst2の算出は、例えば、記憶部45に記憶されている係合開始点からのクラッチストロークΔstとクラッチ伝達トルクTclとの関係に基づいて行われる。
In subsequent step S6-3,
さらに、続くステップS6−4で、制御装置40は、クラッチ20の係合開始点におけるクラッチストロークst1と、最低値Tcllを得るために必要な係合開始点からのクラッチストロークΔst2とから、下記の式(1)を用いて、最低値Tcllを得るために必要なクラッチストロークst3を算出する。
st3=st1+Δst2・・・(1)
Further, in the following step S6-4, the
st3 = st1 + Δst2 (1)
そして、ステップS6−5で、制御装置40は、クラッチストロークstがクラッチ伝達トルクの最低値Tcllを得るために必要なクラッチストロークst3となるように、クラッチアクチュエータ(不図示)へ制御信号を出力する。
In step S6-5, the
このようにして、ステップS6では、クラッチ20が、完接状態ではないが、クラッチ20に滑りが生じない状態となるように制御される。なお、上述の例では、クラッチ伝達トルクの最低値Tcllを算出し、最低値Tcllを満足させる係合開始点からのクラッチストロークΔst2を決定して、クラッチストロークst3を求めたが、これに限定されない。例えば、クラッチ伝達トルクの最低値Tcllを算出することなく、予め実験等により、クラッチ20にスリップが生じない程度の係合開始点からのクラッチストロークΔstを設定しておき、係合開始点における(係合開始点までの)クラッチストロークst1と、クラッチストロークΔstを用いてクラッチストロークst3を決定することも可能である。 In this manner, in step S6, the clutch 20 is controlled so as not to slip, although the clutch 20 is not in the fully connected state. In the above-described example, the clutch transmission torque minimum value Tcll is calculated, the clutch stroke Δst2 from the engagement start point that satisfies the minimum value Tcll is determined, and the clutch stroke st3 is obtained. However, the present invention is not limited to this. . For example, without calculating the minimum clutch transmission torque value Tcll, a clutch stroke Δst from an engagement start point that does not cause slippage in the clutch 20 is set in advance by experiments or the like, and the clutch stroke Δst at the engagement start point ( It is also possible to determine the clutch stroke st3 using the clutch stroke st1 (up to the engagement start point) and the clutch stroke Δst.
続くステップS7で、制御装置40は、変速を実行するか否かを判定する。この判断には、アクセル開度、車速、シフト操作等、変速判断に用いられる一般的なパラメータを用いることができる。
In subsequent step S7, the
変速を実行しない場合(ステップS7:NO)、ステップS7の処理を繰り返す。一方、変速を実行する場合(ステップS7:YES)、処理はステップS8へ進む。 When shifting is not executed (step S7: NO), the process of step S7 is repeated. On the other hand, when shifting is executed (step S7: YES), the process proceeds to step S8.
ステップS8で、制御装置40は、変速にスプリッタ変速部310またはレンジ変速部330での切り替えが伴うか否かを判定する。
In step S8, the
変速にスプリッタ変速部310またはレンジ変速部330での切り替えが伴わない場合(ステップS8:NO)、処理はステップS9へ進む。一方、変速にスプリッタ変速部310またはレンジ変速部330での切り替えが伴う場合(ステップS8:YES)、処理はステップS8−1に進む。ステップS8−1以降の処理内容については後述する。
If the shift is not accompanied by switching at
ステップS9で、制御装置40は、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nint(目標変速段における同期回転数)と同期しているか否かを判定する。この判断は、例えば、目標インプットシャフト回転数Nintと、インプットシャフト回転数センサ103によって検出されたインプットシャフト回転数Ninとの差に基づいて行うことができる。また、この同期判断は、例えば、目標変速段におけるクラッチギヤの回転数とスリーブの回転数とに基づいて行うことができる。
In step S9, the
また、インプットシャフト回転数Ninが目標インプットシャフト回転数Nintと同期しているか否かの判断は、例えば、目標インプットシャフト回転数Nintと、インプットシャフト回転数Ninとの比に基づいて行うことができる。 Further, whether or not the input shaft rotational speed Nin is synchronized with the target input shaft rotational speed Nint can be determined based on, for example, a ratio between the target input shaft rotational speed Nint and the input shaft rotational speed Nin. .
なお、この時点では、インプットシャフト回転数Ninは、エンジン回転数NEと等しい。そのため、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期しているか否かの判定には、インプットシャフト回転数Ninに代えて、エンジン回転数NEを用いてもよい。 At this time, the input shaft speed Nin is equal to the engine speed NE. Therefore, the engine speed NE may be used instead of the input shaft speed Nin for determining whether or not the input shaft speed Nin is synchronized with the target input shaft speed Nint.
インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期している場合(ステップS9:YES)、処理はステップS10へ進む。そして、ステップS10で、制御装置40は、クラッチ20を切断する。そして、処理は、ステップS15へ進む。
When the input shaft rotational speed Nin is synchronized with the target input shaft rotational speed Nint (step S9: YES), the process proceeds to step S10. In step S10, the
一方、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期していない場合(ステップS9:NO)、処理はステップS11へ進む。 On the other hand, when the input shaft rotational speed Nin is not synchronized with the target input shaft rotational speed Nint (step S9: NO), the process proceeds to step S11.
ステップS11で、制御装置40は、目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninよりも小さいか否かを判定する。
In step S11, the
目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninより小さくない(すなわち、インプットシャフト回転数Ninより大きい)場合(ステップS11:NO)、処理を終了する。なお、目標インプットシャフト回転数Nintがインプットシャフト回転数Ninより大きい場合には、エンジン回転数NEを上昇させて、インプットシャフト回転数Ninの目標インプットシャフト回転数Nintへの同期が図られた後に、クラッチ20が切断され、目標変速段へのギヤ入れが行われる。 When the target input shaft rotational speed Nint is not smaller than the input shaft rotational speed Nin (that is, larger than the input shaft rotational speed Nin) (step S11: NO), the process is terminated. When the target input shaft speed Nint is greater than the input shaft speed Nin, the engine speed NE is increased, and after the input shaft speed Nin is synchronized with the target input shaft speed Nint, The clutch 20 is disengaged and gearing to the target gear stage is performed.
一方、目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninより小さい場合(ステップS11:YES)、処理はステップS12へ進む。 On the other hand, when the target input shaft speed Nint is smaller than the input shaft speed Nin (step S11: YES), the process proceeds to step S12.
ステップS12で、制御装置40は、クラッチ20を切断する。
In step S12, the
続くステップS13で、制御装置40は、カウンタシャフトブレーキ32aを作動させる。ここで、ステップS13において行われるカウンタシャフトブレーキ32aの制御内容について説明する。
In subsequent step S13, the
本実施形態において、カウンタシャフトブレーキ32aは、上述のとおり、湿式多板型の摩擦ブレーキである。具体的には、カウンタシャフトブレーキ32aは、複数の固定側ブレーキ板および複数の回転側ブレーキ板が交互に配置されており、エア圧作動式のピストンによりこれらの各ブレーキ板同士を圧接させることでカウンタシャフト32を制動する形式のものである。
In the present embodiment, the
カウンタシャフトブレーキ32aによる制動力は、ピストンの作動エア室に供給される作動エアの圧力(制御圧力)に応じて変化する。本実施形態において、制御圧力は、電磁バルブによって制御される。一例において、電磁バルブは、オン・オフソレノイドバルブである。なお、電磁バルブは、デューティソレノイドバルブ、リニアソレノイドバルブ等の公知の電磁バルブを用いてもよい。
The braking force by the
本実施形態において、電磁バルブの1サイクルにおけるオン時間とオフ時間とは等しい。また、電磁バルブの1サイクルあたりの時間(周波数)は、変更可能である。以下、1サイクルあたりの時間を長くすることを、「制御値を大きくする」といい、1サイクルあたりの時間を短くすることを、「制御値を小さくする」という。 In the present embodiment, the on time and the off time in one cycle of the electromagnetic valve are equal. The time (frequency) per cycle of the electromagnetic valve can be changed. Hereinafter, increasing the time per cycle is referred to as “increasing the control value”, and decreasing the time per cycle is referred to as “decreasing the control value”.
なお、1サイクルにおけるオン時間とオフ時間との比率を変更することができる場合には、1サイクルにおけるオン時間を長くすることが「制御値を大きくする」ことになる。また、デューティソレノイドバルブの場合には、デューティ比を変更することが「制御値を変更する」ことになる。また、リニアソレノイドバルブの場合には、駆動電流を変更することが、「制御値を変更する」ことになる。 When the ratio between the on time and the off time in one cycle can be changed, increasing the on time in one cycle "increases the control value". In the case of a duty solenoid valve, changing the duty ratio means “changing the control value”. Further, in the case of a linear solenoid valve, changing the drive current means “changing the control value”.
電磁バルブの制御値は、クラッチギヤとスリーブとの回転数差の大小に応じて切り替えられる。具体的には、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が大きい場合、電磁バルブの制御値は第1の制御値とされる。また、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が小さい場合、電磁バルブの制御値は第1の制御値よりも小さな第2の制御値とされる。これにより、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が大きい場合の制動力は、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が小さい場合の制動力よりも大きなものとなる。 The control value of the electromagnetic valve is switched according to the magnitude of the rotational speed difference between the clutch gear and the sleeve. Specifically, when the rotational speed difference between the clutch gear and the sleeve is large, the control value of the electromagnetic valve is the first control value. Further, when the rotational speed difference between the clutch gear and the sleeve is small, the control value of the electromagnetic valve is a second control value that is smaller than the first control value. Thereby, the braking force when the rotational speed difference between the clutch gear and the sleeve is large is larger than the braking force when the rotational speed difference between the clutch gear and the sleeve is small.
ところで、カウンタシャフトブレーキ32aは、現在のインプットシャフト回転数Ninが、目標変速段における同期回転数である目標インプットシャフト回転数Nintよりも大きい場合に、インプットシャフト回転数Ninを目標インプットシャフト回転数Nintまで低下させるために用いられる。
By the way, the
カウンタシャフトブレーキ32aによりカウンタシャフト32に制動力を付与する必要が生じる状況として、上述のステップS13の他に、パワーオンアップシフトを行う場合が考えられる。本実施形態では、ステップS13においてカウンタシャフトブレーキ32aを制御するための制御値を、パワーオンアップシフトを行う場合の制御値と異ならせている。
As a situation where it is necessary to apply a braking force to the
これは以下の理由による。一般に、パワーオンアップシフトを行う場合、インプットシャフト回転数Ninは比較的高い回転数で推移する。それに対して、上述のステップS13の制御を行う状況では、インプットシャフト回転数Ninはエンジン10のアイドル回転数NEidle付近の低い回転数である。
This is due to the following reason. Generally, when performing a power-on upshift, the input shaft rotational speed Nin changes at a relatively high rotational speed. On the other hand, in the situation where the control in step S13 described above is performed, the input shaft rotational speed Nin is a low rotational speed near the idle rotational speed NE idle of the
カウンタシャフトブレーキ32aの制動力は、電磁バルブを同じ制御値で制御した場合でも、インプットシャフト回転数Ninによって異なる。また、カウンタシャフトブレーキ32aの制動力は、同じインプットシャフト回転数Ninであっても、供給されるエア圧、制動対象のイナーシャ、抵抗等により異なる。
The braking force of the
そこで、インプットシャフト回転数Ninが低い状況で、インプットシャフト回転数Ninを目標インプットシャフト回転数Nintまで適切に低下させるため、本実施形態では、ステップS13においてカウンタシャフトブレーキ32aを制御するための制御値を、パワーオンアップシフトを行う場合の制御値と異ならせている。
Therefore, in the present embodiment, in order to appropriately reduce the input shaft rotational speed Nin to the target input shaft rotational speed Nint in a situation where the input shaft rotational speed Nin is low, in this embodiment, a control value for controlling the
ここで、一例として、電磁バルブを同じ制御値で制御した際に、インプットシャフト回転数Ninが高いときより、インプットシャフト回転数Ninが低いときのほうが、制動力が高くなる場合について説明する。 Here, as an example, a case will be described in which when the electromagnetic valve is controlled with the same control value, the braking force becomes higher when the input shaft speed Nin is lower than when the input shaft speed Nin is higher.
このような場合、インプットシャフト回転数Ninが低い状況で、インプットシャフト回転数Ninを目標インプットシャフト回転数Nintまで適切に低下させるために、ステップS13においてカウンタシャフトブレーキ32aを制御するための制御値を、パワーオンアップシフトを行う場合の制御値よりも小さくする。
In such a case, the control value for controlling the
具体的には、ステップS13でカウンタシャフトブレーキ32aを制御する際に、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が大きい場合に出力される第1の制御値は、パワーオンアップシフトを行う際に、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が大きい場合に出力される制御値よりも小さい。また、第2の制御値についても同様であり、第2の制御値は、パワーオンアップシフトを行う際に、クラッチギヤとスリーブとの回転数差が小さい場合に出力される制御値よりも小さい。
Specifically, when the
このようにすることで、インプットシャフト回転数Ninが低い状況でも、インプットシャフト回転数Ninを適切に目標インプットシャフト回転数Nintと同期させることができる。 By doing in this way, even if the input shaft speed Nin is low, the input shaft speed Nin can be appropriately synchronized with the target input shaft speed Nint.
ステップS13に続くステップS14で、制御装置40は、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期したか否かを判定する。この同期判断は、例えば、目標変速段におけるクラッチギヤの回転数とスリーブの回転数とに基づいて行うこともできる。以下の説明における同期判断についても同様である。
In step S14 following step S13, the
インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期していない場合(ステップS14:NO)、処理はステップS13へ戻る。 When the input shaft rotation speed Nin is not synchronized with the target input shaft rotation speed Nint (step S14: NO), the process returns to step S13.
一方、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期した場合(ステップS14:YES)、処理はステップS15へ進む。 On the other hand, when the input shaft rotational speed Nin is synchronized with the target input shaft rotational speed Nint (step S14: YES), the process proceeds to step S15.
ステップS15で、制御装置40は、第2スリーブ64または第3スリーブ66を制御してギヤ入れを行う。
In step S15, the
続くステップS16で、制御装置40は、クラッチ20を接続する。これにより、変速が完了する。
In subsequent step S <b> 16, the
次に、図3Dを参照して、ステップS8−1以降の処理について説明する。ステップS8−1で、制御装置40は、クラッチ20を切断する。続くステップS8−2で、制御装置40は、必要に応じてスプリッタ変速部310における第1スリーブ62およびレンジ変速部330における第5スリーブ74を目標変速段における動作位置へ移動させる。さらに続くステップS8−3で、制御装置40は、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nint(目標変速段における同期回転数)と同期しているか否かを判定する。
Next, with reference to FIG. 3D, the processing after step S8-1 will be described. In step S8-1, the
インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期している場合(ステップS8−3:YES)、処理はステップS8−7へ進む。一方、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期していない場合(ステップS8−3:NO)、処理はステップS8−4へ進む。 When the input shaft rotation speed Nin is synchronized with the target input shaft rotation speed Nint (step S8-3: YES), the process proceeds to step S8-7. On the other hand, when the input shaft rotation speed Nin is not synchronized with the target input shaft rotation speed Nint (step S8-3: NO), the process proceeds to step S8-4.
ステップS8−4で、制御装置40は、目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninよりも小さいか否かを判定する。
In step S8-4, the
目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninより小さくない(すなわち、インプットシャフト回転数Ninより大きい)場合(ステップS8−4:NO)、処理を終了する。なお、目標インプットシャフト回転数Nintがインプットシャフト回転数Ninより大きい場合には、クラッチ20が接続され、エンジン回転数NEを上昇させて、インプットシャフト回転数Ninの目標インプットシャフト回転数Nintへの同期が図られた後に、クラッチ20が切断され、目標変速段へのギヤ入れが行われる。 When the target input shaft rotational speed Nint is not smaller than the input shaft rotational speed Nin (that is, larger than the input shaft rotational speed Nin) (step S8-4: NO), the process is terminated. When the target input shaft speed Nint is larger than the input shaft speed Nin, the clutch 20 is connected and the engine speed NE is increased to synchronize the input shaft speed Nin with the target input shaft speed Nint. After the above is achieved, the clutch 20 is disengaged and gearing to the target gear stage is performed.
一方、目標インプットシャフト回転数Nintが、インプットシャフト回転数Ninより小さい場合(ステップS8−4:YES)、処理はステップS8−5へ進む。ステップS8−5で、制御装置40は、カウンタシャフトブレーキ32aを作動させる。
On the other hand, when the target input shaft speed Nint is smaller than the input shaft speed Nin (step S8-4: YES), the process proceeds to step S8-5. In step S8-5, the
続くステップS8−6で、制御装置40は、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期したか否かを判定する。
In subsequent step S8-6,
インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期していない場合(ステップS8−6:NO)、処理はステップS8−5へ戻る。一方、インプットシャフト回転数Ninが、目標インプットシャフト回転数Nintと同期した場合(ステップS8−6:YES)、処理はステップS8−7へ進む。 When the input shaft rotational speed Nin is not synchronized with the target input shaft rotational speed Nint (step S8-6: NO), the process returns to step S8-5. On the other hand, when the input shaft rotation speed Nin is synchronized with the target input shaft rotation speed Nint (step S8-6: YES), the process proceeds to step S8-7.
ステップS8−7で、制御装置40は、第2スリーブ64または第3スリーブ66を制御してギヤ入れを行う。続くステップS8−8で、制御装置40は、クラッチ20を接続する。これにより、変速が完了する。
In step S8-7, the
次に、図4Aのタイムチャートを参照して、図3Aないし図3Dに示す処理を行った場合の各パラメータの推移の一例について説明する。なお、図4Aのタイムチャートでは、以下に示す参考例との差異を明確にするため、クラッチ20の動作を誇張して表現している。以下の説明では、車両1は、時刻t0において、アクセルペダルが踏み込まれた状態で、6速で定速走行しているとする。
Next, with reference to the time chart of FIG. 4A, an example of the transition of each parameter when the processing shown in FIGS. 3A to 3D is performed will be described. In the time chart of FIG. 4A, the operation of the clutch 20 is exaggerated in order to clarify the difference from the reference example shown below. In the following description, the
時刻t1で、アクセルペダルが開放されると、車速が徐々に低下するのに伴い、インプットシャフト回転数Ninも徐々に低下する。このとき、クラッチ20は接続されているため、エンジン回転数NEはインプットシャフト回転数Ninと等しい。 At time t 1, when the accelerator pedal is released, as the vehicle speed decreases gradually, the input shaft rotation speed Nin is gradually decreased. At this time, since the clutch 20 is connected, the engine speed NE is equal to the input shaft speed Nin.
時刻t2で、エンジン回転数NEが第1の閾値NE1となると、クラッチ20が切断される。時刻t2−1で、クラッチストロークstが最低値Tcllを得るために必要なクラッチストロークst3に達する。これにより、クラッチ20にスリップが発生し、さらにクラッチストロークstが係合開始点におけるクラッチストロークst1に達すると、インプットシャフト31と切り離されたエンジン10のエンジン回転数NEは、急減する(なお、図4Aではクラッチストロークst1は省略している)。そして、時刻t3で、エンジン回転数NEは、アイドル回転数NEidleとなる。一方、インプットシャフト回転数Ninは、時刻t2以前と同様に、車速の低下に伴って徐々に低下する。
In time t 2, the the engine rotational speed NE becomes the first threshold value NE1, the clutch 20 is disconnected. At time t 2-1 , the clutch stroke st reaches the
時刻t4で、インプットシャフト回転数Ninが、エンジン10のアイドル回転数NEidle(インプットシャフト回転数Ninが、現在のギヤ段で走行し続けるのが困難であり、再加速するためにメイン変速部320でのシフトダウン動作が必要となるような回転数)と一致すると、第2スリーブ64が後位置から中央位置に移動されるとともに、クラッチ20が接続される。時刻t4−1で、クラッチストロークstがst3に達すると、クラッチ20にスリップが生じない状態となる。これにより、インプットシャフト回転数Ninは、エンジン10のアイドル回転数NEidleと一致した状態となる。クラッチストロークstは、時刻t4以降もst3のままとされる。
At time t 4, the input shaft rotation speed Nin is idle speed NE idle of engine 10 (input shaft rotation speed Nin is, it is difficult to continue to travel at the current gear position, the main transmission section to re-accelerate When the
時刻t5で、目標変速段が3速に設定されたとする。このとき、インプットシャフト回転数Ninは、3速における同期回転数(目標インプットシャフト回転数Nint)より高い。そのため、クラッチ20が再び切断されるとともに、スプリッタ変速部310における切り替えが行われ、その後カウンタシャフトブレーキ32aが作動される。このとき、クラッチストロークstはst3であるため、クラッチ20の切断からカウンタシャフトブレーキ32aの作動までの時間を短縮することができる。
At time t 5, the target gear position is set to the third speed. At this time, the input shaft rotational speed Nin is higher than the synchronous rotational speed (target input shaft rotational speed Nint) at the third speed. For this reason, the clutch 20 is disengaged again, the switching in the
カウンタシャフトブレーキ32aの作動により、インプットシャフト回転数Ninは、速やかに低下する。そして、時刻t6で、インプットシャフト回転数Ninが目標インプットシャフト回転数Nintと一致すると、第3スリーブ66が中央位置から前位置へ移動され、3速のギヤ入れが完了する。さらにこの後、クラッチ20が接とされる(不図示)。
Due to the operation of the
図4Bに、参考例として、クラッチ20を一時的に接続する際に、クラッチストロークstを完接位置まで移動させるものを示す。時刻t20から時刻t24までは、図4Aにおける時刻t0から時刻t4までと同様であるため、詳細な説明を省略する。 FIG. 4B shows a reference example in which the clutch stroke st is moved to the fully connected position when the clutch 20 is temporarily connected. From the time t 20 to the time t 24 is the same as from time t 0 in FIG. 4A to the time t 4, a detailed description thereof is omitted.
時刻t24−1で、クラッチストロークstがst3に達すると、クラッチ20にスリップが生じない状態となる。これにより、インプットシャフト回転数Ninは、エンジン10のアイドル回転数NEidleと一致した状態となる。クラッチ20は、時刻t24−1以降も接続方向へ向けて制御され、完接状態となる。
When the clutch stroke st reaches st3 at time t 24-1 , the clutch 20 is in a state in which no slip occurs. As a result, the input shaft rotational speed Nin is in a state that matches the idle rotational speed NE idle of the
時刻t25で、目標変速段が3速に設定されると、クラッチ20が再び切断される。このとき、クラッチ20は完接状態であるため、クラッチストロークstがst3となる時刻t25−1までは、クラッチ20にスリップが生じない。そのため、カウンタシャフトブレーキ32aを作動させることができるのは、時刻t25−1よりも後のタイミングとなる。
At time t 25, when the target gear position is set to the third speed, the clutch 20 is disconnected again. At this time, since the clutch 20 is in a fully connected state, the clutch 20 does not slip until time t 25-1 when the clutch stroke st becomes st3. Therefore, the
このように、参考例では、クラッチ20を一時的に接続し、その後切断する際に、クラッチ20のクラッチストロークstが完接状態からst3となるのに要する時間分、カウンタシャフトブレーキ32aの作動開始が遅くなる。そのため、変速完了までに長時間を要する。
Thus, in the reference example, when the clutch 20 is temporarily connected and then disconnected, the operation of the
一方、本実施形態によれば、上述のとおり、クラッチ20を一時的に接続する際に、クラッチ接続処理を、クラッチストロークstがst3となる状態で止める。そのため、その後クラッチ20を切断した後、速やかにカウンタシャフトブレーキ32aを作動させることができ、変速を速やかに完了させることができる。
On the other hand, according to the present embodiment, as described above, when the clutch 20 is temporarily connected, the clutch connection process is stopped in a state where the clutch stroke st becomes st3. Therefore, after the clutch 20 is subsequently disconnected, the
以上説明したように、本実施形態によれば、接続状態であるクラッチ20を切断した後、クラッチ20を一時的に接続する際に、クラッチ20を一時的に接続する際の伝達トルクを、接続状態における伝達トルクよりも小さくした(すなわち、クラッチストロークを、完接状態よりも断側とした)。これにより、クラッチ20を一時的に接続させた後に切断する際の応答性を向上させることができる。そのため、変速を速やかに完了させることができる。 As described above, according to the present embodiment, when the clutch 20 that is in the connected state is disconnected and then the clutch 20 is temporarily connected, the transmission torque when the clutch 20 is temporarily connected is connected. It was smaller than the transmission torque in the state (that is, the clutch stroke was set to the disengagement side from the complete contact state). Thereby, the responsiveness at the time of disconnecting after temporarily connecting the clutch 20 can be improved. Therefore, the shift can be completed promptly.
また、本実施形態によれば、学習によって得られたクラッチ20の係合開始点におけるクラッチストロークst1と、所望のクラッチ伝達トルクを得るための係合開始点からのクラッチストロークとして予め定められたクラッチストロークΔst2とを用いて、一時的に接続させる際のクラッチストロークst3を決定する。これにより、クラッチ20を速やかにクラッチストロークst3まで移動させることができる。さらに、クラッチ20の係合開始点を学習によって得るため、クラッチ20の移動量を、経年変化に対応した移動量とすることができる。 Further, according to the present embodiment, the clutch stroke st1 at the engagement start point of the clutch 20 obtained by learning and the clutch stroke determined in advance as the clutch stroke from the engagement start point for obtaining a desired clutch transmission torque. Using the stroke Δst2, the clutch stroke st3 to be temporarily connected is determined. Thereby, the clutch 20 can be quickly moved to the clutch stroke st3. Furthermore, since the engagement start point of the clutch 20 is obtained by learning, the movement amount of the clutch 20 can be set to a movement amount corresponding to aging.
また、本実施形態によれば、クラッチ20が切断された後、エンジン回転数NEとインプットシャフト回転数Ninとが略一致した場合に、メイン変速部320をニュートラルにするとともにクラッチ20を接続する。これにより、新たな目標変速段へのギヤ入れを行う際に、変速スリーブが係合しようとするギヤの回転速度と変速スリーブの回転速度との同期を適切に行うことができる。そのため、変速時にギヤ鳴りの発生を防止することが可能となる。
Further, according to the present embodiment, after the clutch 20 is disengaged, the
また、本実施形態によれば、カウンタシャフトブレーキ32aを用いてインプットシャフト回転数Ninを目標インプットシャフト回転数Nint(目標変速段における同期回転数)まで低下させる。これにより、インプットシャフト回転数Ninを速やかに目標インプットシャフト回転数Nintまで低下させることができる。そのため、変速時間を短縮することが可能となる。
Further, according to the present embodiment, the input shaft rotational speed Nin is reduced to the target input shaft rotational speed Nint (synchronous rotational speed at the target shift stage) using the
また、本実施形態によれば、カウンタシャフトブレーキ32aの制御量を、パワーオンアップシフト時の制御量と異なる値とした。そのため、インプットシャフト回転数Ninを適切に目標インプットシャフト回転数Nintと同期させることができる。
Further, according to the present embodiment, the control amount of the
なお、上述の実施形態では、スプリッタ変速部およびレンジ変速部を有するものを例に説明を行ったが、これに限定されない。具体的には、例えば、スプリッタ変速部およびレンジ変速部の少なくとも一方は省略されてもよい。 In the above-described embodiment, the description has been given of the example having the splitter transmission unit and the range transmission unit, but the present invention is not limited to this. Specifically, for example, at least one of the splitter transmission unit and the range transmission unit may be omitted.
また、上述の実施形態では、カウンタシャフトブレーキを備えるものを例に説明を行ったが、これに限定されない。具体的には、例えば、カウンタシャフトブレーキは省略されてもよい。 Moreover, in the above-mentioned embodiment, although what demonstrated the countershaft brake was demonstrated as an example, it is not limited to this. Specifically, for example, the countershaft brake may be omitted.
また、上述の実施形態では、メイン変速部がノンシンクロ構造である(メイン変速部にシンクロナイザリング等の同期機構を有しない)ものを例に説明を行ったが、これに限定されない。具体的には、例えば、メイン変速部にシンクロナイザリング等の同期機構を有していてもよい。 In the above-described embodiment, the main transmission unit has a non-synchronous structure (the main transmission unit does not have a synchronization mechanism such as a synchronizer ring), but the present invention is not limited to this. Specifically, for example, the main transmission unit may have a synchronization mechanism such as synchronizer ring.
(変形例)
次に、変形例について、図5A、図5B、図5C、図5Dおよび図6を参照して説明する。まず、図5Aないし図5Dのフローチャートを参照して、アクセルオフにおける変速制御処理について説明する。図5Aないし図5Dに示す処理は、例えば、車両走行中に所定の制御周期で実行される。
(Modification)
Next, a modification will be described with reference to FIGS. 5A, 5B, 5C, 5D, and 6. FIG. First, the shift control process when the accelerator is off will be described with reference to the flowcharts of FIGS. 5A to 5D. The process shown in FIGS. 5A to 5D is executed, for example, at a predetermined control cycle while the vehicle is traveling.
ステップS21からステップS26までは、上述の実施形態におけるステップS1からステップS6と同様であるため、説明を省略する。 Since step S21 to step S26 are the same as step S1 to step S6 in the above-mentioned embodiment, description is abbreviate | omitted.
ステップS26−2で、制御装置40は、ブレーキオフか否かを判定する。この判定は、例えば、ブレーキスイッチ(不図示)の検出結果に基づいて行うことができる。
In step S26-2, the
ブレーキオフでない場合(ステップS26−2:NO)、処理はステップS27へ進む。ステップS27で、制御装置40は、変速を実行するか否かを判定する。変速を実行しない場合(ステップS27:NO)、処理はステップS26−2へ戻る。一方、変速を実行する場合(ステップS27:YES)、処理はステップS28へ進む。ステップS28以降は、上述の実施形態におけるステップS8以降と同様であるため、説明を省略する。
If the brake is not off (step S26-2: NO), the process proceeds to step S27. In step S27, the
ステップS26−2において、ブレーキオフである場合(ステップS26−2:YES)、処理はステップS26−3へ進む。ステップS26−3で、制御装置40は、変速を実行するか否かを判定する。この判断には、ステップS7と同様に、アクセル開度、車速、シフト操作等、変速判断に用いられる一般的なパラメータを用いることができる。
In step S26-2, when the brake is off (step S26-2: YES), the process proceeds to step S26-3. In step S26-3, the
変速を実行する場合(ステップS26−3:YES)、処理はステップS28へ進む。ステップS28以降は、上述の実施形態におけるステップS8以降と同様であるため、説明を省略する。 When shifting is executed (step S26-3: YES), the process proceeds to step S28. Step S28 and subsequent steps are the same as step S8 and subsequent steps in the above-described embodiment, and thus description thereof is omitted.
一方、変速を実行しない場合(ステップS26−3:NO)、処理はステップS26−4へ進む。ステップS26−4で、制御装置40は、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidle以下となったか否かを判定する。
On the other hand, when shifting is not executed (step S26-3: NO), the process proceeds to step S26-4. In step S26-4, the
ここで、「発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Nins」について簡単に説明する。「発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Nins」は、その時点で変速段が仮に車両発進時の発進ギヤ段であるとした場合に、その時点でのアウトプットシャフト回転数Noutに対応するインプットシャフト31の回転数である。発進ギヤ段における変速比をRsとすると、Nins=Nout×Rsである。
Here, the “input shaft rotational speed Nins at the starting gear stage” will be briefly described. The “input shaft rotation speed Nins at the start gear stage” is the value of the
発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidle以下となっていない場合(ステップS26−4:NO)、処理はステップS26−2に戻る。一方、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidle以下となった場合(ステップS26−4:YES)、処理はステップS26−5へ進む。 If the input shaft rotational speed Nins at the starting gear stage is not less than or equal to the idle rotational speed NE idle (step S26-4: NO), the process returns to step S26-2. On the other hand, when the input shaft rotational speed Nins at the starting gear stage becomes equal to or lower than the idle rotational speed NE idle (step S26-4: YES), the process proceeds to step S26-5.
ステップS26−5で、制御装置40は、クラッチ20を切断し、必要に応じてスプリッタ変速部310における第1スリーブ62およびレンジ変速部330における第5スリーブ74を発進ギヤ段における動作位置へ移動させる。
In step S26-5, the
続くステップS26−6で、制御装置40は、発進ギヤ段へのギヤ入れを行う。
In subsequent step S26-6, the
次に、図6のタイムチャートを参照して、図5Aないし図5Dに示す処理を行った場合の各パラメータの推移の一例について説明する。なお、以下の説明では、車両1は、時刻t10において、アクセルペダルが踏み込まれた状態で、6速で定速走行しているとする。また、発進ギヤ段は2速であるとする。
Next, an example of the transition of each parameter when the processing shown in FIGS. 5A to 5D is performed will be described with reference to the time chart of FIG. In the following description, the
時刻t10から時刻t14−1までは、図4Aにおける時刻t0から時刻t4−1までと同様であるため、説明を省略する。 Because from the time t 10 to the time t 14-1, is the same as from time t 0 in FIG. 4A to the time t 4-1, description thereof is omitted.
時刻t14−1以降、ブレーキオフの状態で、変速判断がなされないまま車速がさらに低下していくと、時刻t16で、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidleと略一致する。そして、クラッチ20が切断され、第3スリーブ66が中央位置から後位置へ移動され、発進ギヤ段である2速のギヤ入れが完了する。
Time t 14-1 later, in the state of the brake off, the vehicle speed remains shift decision is not made is gradually further reduced, at time t 16, the input shaft rotational speed Nins is idle speed NE idle substantially in the starting gear Match. Then, the clutch 20 is disengaged, the
なお、上述の変形例では、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidleと略一致した場合に、クラッチ20を切断して発進ギヤ段へのギヤ入れを行ったが、これに限定されない。 In the above-described modification, when the input shaft rotational speed Nins at the starting gear stage substantially coincides with the idle rotational speed NE idle , the clutch 20 is disengaged and the gear is put into the starting gear stage. It is not limited.
例えば、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidleよりも所定回転数高い状態で、エンジン回転数NEを上昇させた後にクラッチ20を切断して回転同期を図りつつ発進ギヤ段へのギヤ入れを行ってもよい。
For example, in a state where the input shaft rotational speed Nins at the start gear stage is higher than the idle speed NE idle by a predetermined speed, the
また、例えば、発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数Ninsがアイドル回転数NEidleよりも所定回転数低くなってから、クラッチ20を切断した後にカウンタシャフトブレーキ32aを作動させて回転同期を図りつつ発進ギヤ段へのギヤ入れを行ってもよい。
Further, for example, after the input shaft rotational speed Nins at the starting gear stage is lower than the idle rotational speed NE idle by a predetermined rotational speed, the clutch 20 is disengaged and then the
以上説明したように、変形例によれば、上述の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、変形例によれば、クラッチ20が接続され、かつ変速装置30がニュートラルとされ、ブレーキオフの状態で、車速が低下し続けた場合には、ブレーキオフの状態でアウトプットシャフト回転数Noutが十分に低下した場合に発進ギヤ段へのギヤ入れを行うため、次回の発進における発進動作を速やかに行うことができる。また、停車する前の微速走行状態からの再加速動作も速やかに行うことができる。 As described above, according to the modification, the same effect as the above-described embodiment can be obtained. Further, according to the modification, when the clutch 20 is connected and the transmission 30 is neutral, and the vehicle speed continues to decrease in the brake-off state, the output shaft rotational speed Nout is set in the brake-off state. Since the gear is put into the starting gear stage when it is sufficiently lowered, the starting operation in the next starting can be performed promptly. Further, the reacceleration operation from the slow running state before stopping can also be performed quickly.
本開示の変速制御装置は、シンクロ機構を有しない自動機械式変速機を搭載した車両に好適に用いられる。 The speed change control device of the present disclosure is suitably used for a vehicle equipped with an automatic mechanical transmission that does not have a synchronization mechanism.
1 車両
3 ハウジング
10 駆動源(エンジン)
11 出力軸
20 クラッチ
30 変速装置
31 インプットシャフト
31a 入力ハブ
31b 第1クラッチギヤ
32 カウンタシャフト
32a カウンタシャフトブレーキ
33 メインシャフト
33a 第2クラッチギヤ
33b 第1メインハブ
33c 第3クラッチギヤ
33d 第4クラッチギヤ
33e 第2メインハブ
33f 第5クラッチギヤ
33g 第6クラッチギヤ
33h 第3メインハブ
33j 第7クラッチギヤ
34 アウトプットシャフト
34a 第8クラッチギヤ
34b 固定ギヤ
34c 出力ハブ
40 制御装置
41 エンジン制御部
42 クラッチ制御部
43 変速制御部
44 カウンタシャフトブレーキ制御部
45 記憶部
51 プロペラシャフト
52 デファレンシャル
53 ドライブシャフト
54 駆動輪
61 第1連結機構
62 第1スリーブ
63 第2連結機構
64 第2スリーブ
65 第3連結機構
66 第3スリーブ
67 第4連結機構
68 第4スリーブ
70 遊星歯車機構
71 キャリヤ
72 円筒軸
73 第5連結機構
74 第5スリーブ
101 アクセル開度センサ
102 エンジン回転数センサ
103 インプットシャフト回転数センサ
104 アウトプットシャフト回転数センサ
310 スプリッタ変速部
320 メイン変速部
330 レンジ変速部
NE エンジン回転数
Nin インプットシャフト回転数
Nout アウトプットシャフト回転数
NE1 閾値
NEidle アイドル回転数
Nint 目標インプットシャフト回転数
Nins 発進ギヤ段におけるインプットシャフト回転数
IG インプットギヤ
CG1 第1カウンタギヤ
CG2 第2カウンタギヤ
CG3 第3カウンタギヤ
CG4 第4カウンタギヤ
CG5 第5カウンタギヤ
CG6 第6カウンタギヤ
MG1 第1メインギヤ
MG2 第2メインギヤ
MG3 第3メインギヤ
MG4 第4メインギヤ
MG5 第5メインギヤ
RIG リバースアイドラギヤ
SG サンギヤ
PG プラネタリギヤ
RG リングギヤ
1
11 output shaft 20 clutch 30 transmission 31 input shaft 31a input hub 31b first clutch gear 32 counter shaft 32a counter shaft brake 33 main shaft 33a second clutch gear 33b first main hub 33c third clutch gear 33d fourth clutch gear 33e first 2 main hub 33f fifth clutch gear 33g sixth clutch gear 33h third main hub 33j seventh clutch gear 34 output shaft 34a eighth clutch gear 34b fixed gear 34c output hub 40 control device 41 engine control unit 42 clutch control unit 43 transmission control unit 44 Countershaft Brake Control Unit 45 Storage Unit 51 Propeller Shaft 52 Differential 53 Drive Shaft 54 Drive Wheel 61 First Connection Mechanism 62 First sleeve 63 Second coupling mechanism 64 Second sleeve 65 Third coupling mechanism 66 Third sleeve 67 Fourth coupling mechanism 68 Fourth sleeve 70 Planetary gear mechanism 71 Carrier 72 Cylindrical shaft 73 Fifth coupling mechanism 74 Fifth sleeve 101 Accelerator Opening sensor 102 Engine speed sensor 103 Input shaft speed sensor 104 Output shaft speed sensor 310 Splitter speed change part 320 Main speed change part 330 Range speed change part NE Engine speed Nin Input shaft speed Nout Output shaft speed NE1 Threshold value NE idle Idle rotation speed Nint Target input shaft rotation speed Nins Input shaft rotation speed at start gear stage IG Input gear CG1 First counter gear CG2 Second counter gear CG 3 Third counter gear CG4 Fourth counter gear CG5 Fifth counter gear CG6 Sixth counter gear MG1 First main gear MG2 Second main gear MG3 Third main gear MG4 Fourth main gear MG5 Fifth main gear RIG Reverse idler gear SG Sun gear PG Planetary gear RG Ring gear
Claims (7)
接続状態である前記クラッチを切断した後に前記クラッチを一時的に接続する制御部を備え、
前記クラッチを一時的に接続する際の前記クラッチの伝達トルクは、前記接続状態における前記クラッチの伝達トルクより小さい、
クラッチ制御装置。 A clutch control device for a clutch capable of connecting / disconnecting power from a drive source,
A controller that temporarily connects the clutch after disconnecting the clutch in a connected state;
The transmission torque of the clutch when the clutch is temporarily connected is smaller than the transmission torque of the clutch in the connected state.
Clutch control device.
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記係合開始点と、予め定められた前記クラッチの前記係合開始点からのストロークおよび伝達トルクの関係とに基づいて、前記クラッチを一時的に接続する際のクラッチストロークを決定する、
請求項1に記載のクラッチ制御装置。 A storage unit that stores an engagement start point of the clutch;
The control unit temporarily activates the clutch based on the engagement start point stored in the storage unit and a predetermined relationship between a stroke from the engagement start point of the clutch and a transmission torque. Determine the clutch stroke when connecting,
The clutch control device according to claim 1.
前記クラッチの出力側の回転数が入力される入力部と、
接続状態である前記クラッチが切断された後、前記クラッチの出力側の回転数が、前記車両を再加速させるために変速が必要となる回転数として予め定められた所定回転数と略一致した場合に、現在の変速段からのギヤ抜きを行うとともに前記クラッチを一時的に接続する制御部と、を備え、
前記クラッチを一時的に接続する際の前記クラッチの伝達トルクは、前記接続状態における前記クラッチの伝達トルクより小さい、
変速制御装置。 A shift control apparatus for a vehicle, comprising: a clutch capable of connecting / disconnecting power from a drive source; and a mechanical transmission capable of shifting and outputting rotation on the output side of the clutch,
An input unit for inputting the rotational speed of the output side of the clutch;
After the clutch in the connected state is disconnected, the rotational speed on the output side of the clutch substantially coincides with a predetermined rotational speed that is determined in advance as a rotational speed that requires shifting to re-accelerate the vehicle. And a control unit for releasing the gear from the current shift stage and temporarily connecting the clutch,
The transmission torque of the clutch when the clutch is temporarily connected is smaller than the transmission torque of the clutch in the connected state.
Shift control device.
前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記係合開始点と、予め定められた前記クラッチの前記係合開始点からのストロークおよび伝達トルクの関係とに基づいて、前記クラッチを一時的に接続する際のクラッチストロークを決定する、
請求項3に記載の変速制御装置。 A storage unit that stores an engagement start point of the clutch;
The control unit temporarily activates the clutch based on the engagement start point stored in the storage unit and a predetermined relationship between a stroke from the engagement start point of the clutch and a transmission torque. Determine the clutch stroke when connecting,
The transmission control device according to claim 3.
請求項3または4に記載の変速制御装置。 When a new target gear position is determined after the gear is removed and the clutch is connected, the control unit disengages the clutch again and sets the rotation speed on the output side of the clutch to the new target gear speed. To the target speed which is the synchronous speed in the stage,
The transmission control device according to claim 3 or 4.
請求項5に記載の変速制御装置。 The control unit reduces the rotational speed on the output side of the clutch to the target rotational speed using a countershaft brake,
The transmission control device according to claim 5.
請求項5または6に記載の変速制御装置。 The control unit performs gearing to the new target shift stage when the output speed of the clutch decreases to the target speed.
The shift control apparatus according to claim 5 or 6.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017095591A JP6911509B2 (en) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | Clutch control device and shift control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017095591A JP6911509B2 (en) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | Clutch control device and shift control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018194027A true JP2018194027A (en) | 2018-12-06 |
JP6911509B2 JP6911509B2 (en) | 2021-07-28 |
Family
ID=64569870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017095591A Active JP6911509B2 (en) | 2017-05-12 | 2017-05-12 | Clutch control device and shift control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6911509B2 (en) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219001A (en) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Isuzu Motors Ltd | Shift control device and method |
JP2006226316A (en) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Hitachi Ltd | Automobile controller and control method |
-
2017
- 2017-05-12 JP JP2017095591A patent/JP6911509B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219001A (en) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Isuzu Motors Ltd | Shift control device and method |
JP2006226316A (en) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Hitachi Ltd | Automobile controller and control method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6911509B2 (en) | 2021-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2636566B1 (en) | Hybrid drive device for vehicle | |
JP4135107B2 (en) | Hybrid vehicle drive device and control method thereof | |
US8485939B2 (en) | Method for controlling a drive train | |
WO2017043602A1 (en) | Control apparatus | |
WO2013088875A1 (en) | Continuously variable transmission and method for controlling same | |
US20140243150A1 (en) | Gearing Control Method for Automatic Gear Mechanism | |
JP2008075718A (en) | Vehicular gear shift control device | |
CN104125905A (en) | Control device for hybrid vehicle | |
US10240672B2 (en) | Control device for continuously variable transmission and method for controlling the same | |
US8460157B2 (en) | Torque down control apparatus and method for automotive vehicle | |
JP6911509B2 (en) | Clutch control device and shift control device | |
JP6200208B2 (en) | Transmission control device | |
US10724627B2 (en) | Control device for vehicle and control method for vehicle | |
JP2005535508A (en) | Method for controlling a drive system of a vehicle | |
JP6822307B2 (en) | Shift control device | |
JP6838488B2 (en) | Shift control device | |
EP3176045B1 (en) | Control device and control method for vehicle | |
JP6838489B2 (en) | Shift control device | |
JP2014101931A (en) | Control device of automatic transmission | |
JP6972649B2 (en) | Shift control device | |
JP5929738B2 (en) | Control device for hybrid vehicle | |
JP2018194028A (en) | Shift control device | |
CN112443631A (en) | Transmission gear shifting method, power train and all-wheel drive vehicle | |
WO2014141568A1 (en) | Automatic transmission control device | |
JP6558149B2 (en) | Hybrid vehicle drive device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190612 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191024 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6911509 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |