JP2018194011A - 風力発電機のグリースの監視システムおよび方法 - Google Patents

風力発電機のグリースの監視システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
風力発電機の、主軸、発電機、ヨー、ピッチなどの重要な回転部品(軸受)で使用されるグリースの定常的な監視および予兆診断を行う。
【解決手段】
風力発電機の機械的駆動部に供給されるグリースの監視システムである。当該システムは、基本的に入力装置、処理装置、記憶装置、および出力装置を備えるサーバ等で構成される。入力装置は、グリースの経路の少なくとも一部に配置された光学式センサから得られる、測定データが入力され、また、風力発電機の運転パラメータが入力される。処理装置は、測定データからグリースの物性パラメータを生成する。記憶装置は、物性パラメータを時系列的に格納する。処理装置は、時系列的な物性パラメータと、運転パラメータに基づいて、物性パラメータの将来的な予測を行なうものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、風力発電装置に係り、特に、ナセル内の潤滑油やグリースの維持管理に対応可能な風力発電装置に関する。
近年、地球温暖化防止のため自然エネルギーを利用した発電システムが注目を浴びており、中でも風力発電装置については幅広く普及されている。
風力発電装置のナセル内には、動力伝達部の潤滑用に潤滑油を貯留するオイルタンクが設置される。例えば、特許文献1には、簡易な構造でプラットフォームを支持すると共に、ナセル内からの潤滑油の漏洩に対応でき、信頼性を向上し得る風力発電装置を提供するための技術が開示されている。
また、油の状態を判定する技術については、例えば特許文献2や特許文献3に開示がある。
特開2017−2729号公報 WO2010−150526号公報 特開2012−117951号公報
図1に本発明が対象とする風力発電装置の概略全体構成図を示す。図1では、ナセル3内に配される各機器を点線にて示している。図1に示すように、風力発電装置1は、風を受けて回転するブレード5、ブレード5を支持するハブ4、ナセル3、及びナセル3を回動可能に支持するタワー2を備える。
ナセル3内に、ハブ4に接続されハブ4と共に回転する主軸31、主軸31に連結されるシュリンクディスク32、シュリンクディスク32を介して主軸31に接続され回転速度を増速する増速機33、及びカップリング38を介して増速機33により増速された回転速度で回転子を回転させて発電運転する発電機34を備えている。
ブレード5の回転エネルギーを発電機34に伝達する部位は、動力伝達部と呼ばれ、本実施例では、主軸31、シュリンクディスク32、増速機33及びカップリング38が動力伝達部に含まれる。そして、増速機33及び発電機34は、メインフレーム35上に保持されている。また、メインフレーム35上には、動力伝達部の潤滑用にグリースを貯留するグリースタンク37が設置されている。
また、ナセル3内には、ナセル隔壁30よりも風上側にラジエータ36が配されている。図1に示す風力発電装置1は、一例として5MW級の風力発電装置を示している。これに対し、例えば、2MW級の風力発電装置では、ラジエータ36は、ナセル3の上面に設けられた外気導入口(図示せず)とナセル内空気排出口(図示せず)との間に配される。
風力発電機では、多くの回転部品でグリースが使用されている。図1において、主軸31、発電機34、ヨー、ピッチなどの軸受で使用されるグリースは、経時的な劣化と摩耗粉などの固形分による汚染による潤滑性能の低下が起こり、風力発電機の故障リスクが増大する。なお、風速に応じて翼の角度を変え、出力を制御するのが翼のピッチ制御であり、風向きに応じて首を振るのがヨー制御である。いずれも、可動部分については、グリースを供給する必要がある。
グリースは、液体の潤滑剤と増ちょう剤を基材とし、酸化防止剤、摩耗防止剤、極圧剤などの添加剤を配合したものである。増ちょう剤は、液体であるベースオイルをグリースのようなゲル状にする為に混ぜるものである。極圧剤は、金属の二面の間の摩擦,摩耗の減少や,焼付の防止のために潤滑油に加えられるものである。
経時的な劣化とは、グリースの仕様に伴う、物理化学的性質の経時変化のことを示し、具体的には、流動特性(せん断速度依存性および時間依存性)、耐熱性、油分離性、酸化安定性、さび止め性などの性質である。流動特性は、グリースが軸受内にとどまるために重要であり、たとえば、耐熱性が不足すると酸化劣化が促進されやすく、使用にともなう熱負荷により、グリースの粘度が低下すると、グリースが軸受内にとどまらず、不都合である。酸化劣化によって、潤滑剤と増ちょう剤が分離し、グリースとしての機能が損なわれることがある。また、酸化劣化が進むと、カルボン酸化合物や、酸性の添加剤の分解生成物の濃度が増加して腐食反応の触媒となるため、さび止めの効果が弱まり、軸受の腐食が起こりやすくなる。
摩耗粉などの固形分による汚染は、グリースの潤滑面に入り込むと、軸受の摩耗を促進し、さらにグリース中の摩耗粉が増える。特に、数十ミクロン以上の硬質金属粒子は、軸受の致命的な故障の原因となることが知られている。
従って、通常、風力発電機で使用されているグリースは、たとえば半年毎に、人間が少量を採取して、上記物理化学的性質や摩耗粉などの固形分濃度を計測することによって部品の状態を管理している。
グリースは、数年間にわたって使用されるが、物理化学的性質の経時変化は、初期では変化が小さく、酸化劣化の進行とともに次第に加速し、末期には非常に加速されるため、半年毎の点検では予兆を発見できないことがある。また、予防的に過剰な頻度でグリースアップやグリース交換を行うことは、保守コスト増大につながる。
また、摩耗粉による軸受故障は、数週間から数分の間に症状が進行することがあるため、半年毎の点検では予兆を把握できないことがある。例えば、振動センサなどで軸受けの異常を検出しようと場合、検出できるのは異常そのものであり、異常の予兆ではない場合がある。
最近では、風力発電機が大型化し、部品が高額なため、故障時の保守コストが増加している。今後は洋上風車も増加するため、リアルタイム遠隔監視技術の需要が高まっている。したがって、風力発電機の、主軸、発電機、ヨー、ピッチなどの重要な回転部品(軸受)で使用されるグリースの定常的な監視および予兆診断が重要となる。
本発明の一側面は、風力発電機の機械的駆動部に供給されるグリースの監視システムである。当該システムは、基本的に入力装置、処理装置、記憶装置、および出力装置を備えるサーバ等で構成される。入力装置は、グリースの経路の少なくとも一部に配置された光学式センサから得られる、測定データが入力され、また、必要な場合には、風力発電機の運転パラメータが入力される。処理装置は、測定データからグリースの物性パラメータを生成する。記憶装置は、物性パラメータを時系列的に格納する。処理装置は、時系列的な物性パラメータに基づいて、物性パラメータの監視もしくは将来的な予測を行なうものである。
また、運転パラメータを利用するさらに具体的な例では、時系列的な物性パラメータと、運転パラメータに基づいて、物性パラメータの将来的な予測を行なうことができる。
本発明の他の一側面は、風力発電機のグリースの監視方法である。この方法が対象とする風力発電機は、光学式センサを備えた風力発電機であって、光学式センサが風力発電機の部品で使用されるグリースの光学的特性を測定するものである。監視方法は、基本的に入力装置、処理装置、記憶装置、および出力装置を備えるサーバ等で実行される。処理の内容は、光学式センサからの測定データを受信する第1のステップ、測定データからグリースの物性パラメータを生成する第2のステップ、物性パラメータを記憶する第3のステップ、物性パラメータに基づいて、物性パラメータの現在のデータを監視し、または、将来のデータを予測する第4のステップを実行する。
さらに具体的な例では、風力発電機の運転パラメータを受信する第5のステップを実行し、第4のステップでは、物性パラメータの過去のデータと、運転パラメータの過去および将来のデータに基づいて、物性パラメータの将来のデータを予測する。
風力発電機の、主軸、発電機、ヨー、ピッチなどの重要な回転部品(軸受)で使用されるグリースの定常的な監視および予兆診断が可能となる。
風力発電装置の概略全体構成図。 グリース自動供給デバイスを有する風力発電機の概略図。 グリース自動供給デバイス、光学式センサを備えた軸受部品の概略図。 光学式センサによるグリース劣化診断フロー図。 運転開始から2年経過後の計測値を示す表図。 グリース自動供給デバイスおよび光学センサを有する風力発電機の構成図。 使用時間に対するΔERGBの変化を示すグラフ図。 使用時間に対する最大色差の変化を示すグラフ図。 光学式センサによるグリース劣化予想フロー図。 光学式センサによるグリース劣化予想を示すグラフ図。
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。
同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、複数の要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数、順序、もしくはその内容を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
実施例で説明される技術の概要を説明する。実施例の風力発電機は、グリースの自動供給デバイスと、グリースの排出流路を備えた軸受部品を有する。グリース排出流路中には、光学式センサを設置し、光学式センサによって取得されるグリース物性値(色度)に基づいて、風力発電機のグリースを監視、診断する。
色差によるグリースの診断は以下のように行う。色差測定により、グリースの酸化劣化度と、摩耗粉などの固形粒子による汚染を診断する。色差センサによる測定で、グリースの色を、光の三原色(R・G・B)で定量的に表す。
本実施例では、定量化の指標は2種類あり、ΔERGBとMCDである。グリースの酸化劣化が進行している場合には、三原色座標のうち、B値が大きく低下し、MCD値が大きくなる。固形粒子による汚染が進行している場合には、三原色座標の値が三色ともに減少し、ΔERGB が減少するとともにMCD値は微増もしくは微減である。グリース新品の測定値と、使用により劣化したグリースまたは、酸化試験や強制的に汚染させたグリースサンプルとの測定値より診断の閾値を定め、閾値を超えた場合に、グリース補充や軸受点検などのメンテナンスを行うことができる。
また、グリースの状態の変化は、風力発電機の運転状況にも依存する。このため、風力発電機の運転状況を示す種々のパラメータを同時に取得し、これらのパラメータを用いて、グリースの将来的な特性変化を予測する。
(1.システム全体構成)
図2により、実施例1の酸化劣化と粒子汚染の診断を行うシステムを説明する。図2には説明のため、図1の風力発電装置1のナセル3部分を抽出して示している。ナセル3内部には、主軸31、増速機33、発電機34、図示しないヨー、ピッチなどの軸受があり、これらにはグリースタンク37からグリースが供給される。
図2に示すように、風力発電装置1は通常複数が同一敷地内に設置され、これをまとめてファーム200aなどと呼ばれる。それぞれの風力発電装置1には、グリースの供給系統にセンサが設置され、グリースの状態を反映したセンサ信号は、ナセル3内のサーバ210に集約される。また、各風力発電装置1のサーバ210から得られるセンサ信号は、ファーム200ごとに配置される集約サーバ220に送られる。集約サーバ220からのデータは、ネットワーク230を介して中央サーバ240へ送られる。中央サーバ240へは、他のファーム200bや200cからのデータも送られる。また、中央サーバ240は、集約サーバ220やサーバ210を介して、各風力発電装置1に指示を送ることができる。
(2.センサ配置)
図3は、グリースの供給系統に配置されたセンサの模式図である。グリースは、グリース自動供給デバイス301から軸受部品302に供給される。グリース自動供給デバイス301は、グリースタンク37に接続されてグリースの供給を受ける。軸受部品302は、例えば増速機33その他の機械的な接触が生じる部位一般であり、特に制限するものではない。
軸受部品302に供給されたグリースは、所定期間使用された後、例えば図中矢印のように、グリース排出部(ドレイン)303から排出される。排出は自動もしくは手動で行われる。グリース排出部付近には光学式センサ304が配置されており、グリースの特性を光学的に検出する。ドレイン303はグリース経路の末端付近に位置するので、この付近のグリースは、最も劣化が進んでいると考えられ、ドレインの周辺に光学式センサ304を配置しておくのが望ましい。
グリースは、使用により品質が劣化し、初期の機能を果たさなくなる。このため、品質の劣化状況に応じて、交換等のメンテナンスを行う必要がある。このようなメンテナンスのタイミングを、遠隔地で知ることができるようにすることは、保守管理の効率上有用である。
(3.グリース診断のフロー)
図4は、光学式センサによるグリース診断のフロー図である。図4で示す処理は、図2のサーバ210,集約サーバ220,中央サーバ240のいずれで行ってもよい。すなわち、本実施例では計算や制御等の機能は、サーバの記憶装置に格納されたソフトウェアがプロセッサによって実行されることで、定められた処理を他のハードウェアと協働して実現される。なお、ソフトウェアで構成した機能と同等の機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアでも実現できる。
最初にグリースの光学的測定の準備を行う(S401)。測定は例えば1日1回のように定点観測で行う。あるいは、中央サーバ240から随時測定指示を行って任意のタイミングで行ってもよい。
つぎに、光学式センサはグリースの色度測定を行う(S402)。光学式センサによるグリースの色度測定については、例えば特許文献2にも記載があるが、グリースの反射(あるいは透過)光のRGB成分を検出する。周知のように、色の表現法のひとつとして、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) (RGB成分)の三つの原色を混ぜて色彩を表現することができる。
光学式センサで得られた測定値は、処理を行うサーバに送信される。グリースの色彩は、RGB成分の其々を軸とした3次元空間上の座標として示すことができる(色座標表現)。ここで、ΔERGBというパラメータは、以下のように定義できる。

ΔERGB=√(R+G2+B2

なお、255階調の色座標では、(0,0,0)が黒、(255,255,255)が白となり、(0,255,255)がシアン、(0,255,0)が緑、(255,255,0)が黄、(255,0,0)が赤、(255,0,255)がマゼンダとなる。ΔERGBは、測定したグリースの色と黒との色座標上の距離に相当する。ΔERGBが小さくなるということは、グリースの色が黒に近づくことを示す。グリースの色が黒に近づく場合には、摩耗粉などの固形粒子による汚染の可能性がある。
また、最大色差MCDというパラメータを導入する。MCDは、RGB値における最大値と最小値の差であり、色味の変化を知ることができる。
本実施例のグリース診断では、上記ΔERGBと最大色差MCDを用いる。まず、ΔERGBが所定の閾値を超えたかどうかを判定する(S403)。これにより、グリースの粒子汚染を検出することができる。粒子汚染の原因としては、部品の磨耗によりグリースに混入する鉄粉などがある。特に、RGB成分が均等に低下している場合には、グリースそのものの変質以外に、微粒子粉の混入が疑われる状態である。閾値を超えた場合は、グリースのメンテナンスを行うようにオペレータに指示する(S405)。
次に、最大色差MCDが閾値を越えたかどうかを判定する(S404)。MCDの判定により、グリースの変質を検出することができる。例えば、B(青)の値が低下しMCDが増大するということは、グリースが赤色もしくは黄色を呈し、酸化が疑われる状態である。閾値を超えた場合は、グリースのメンテナンスを行うようにオペレータに指示する(S405)。
なお、閾値の設定については、新品のグリースと劣化後のグリースのΔERGB値、MCD値を比較するなどして決めればよい。
(4.グリース診断結果例)
風力発電装置Aと風力発電装置Bについて、発電機軸受にグリース自動供給デバイス301を設置し、グリースのドレイン303に光学式センサ304をそれぞれ設置した。風力発電装置Aと風力発電装置Bについて、ドレイン303から排出されたグリースを、光学式センサ304で24時間毎に計測した。
図5に運転開始から2年経過後の計測値を示す。風力発電装置Aでは、ΔERGBが減少し、かつ、最大色差が増大し、酸化劣化が促進していたことを確認した。風力発電装置Bでは、風力発電装置Aと同様にΔERGBが増大していたが、最大色差はわずかな増加であり、摩耗粒子汚染の疑いがあることを確認した。
以上のように、本実施例によると光学式のセンサを用いてグリースの異常を早期検出できるため、風力発電装置の異常を未然あるいは早期に発見することができる。これは、例えば振動センサ等では、装置の異常が顕在化してからでないと発見が困難であるのに比べて、顕著な利点である。また、光学式のセンサからのデータは、ネットワークを介して遠隔地のサーバに送信することで、遠隔地からのモニタが可能となり、作業効率が向上する。
実施例2では、光学式センサからえられた時系列データを用いて、メンテナンス時期の予測を行う例を示す。
図6は、図2と同様、図1の風力発電装置1のナセル3部分を抽出して示している。同じ構成は同じ符号を付して説明を省略する。ナセル3内部の各駆動部、例えば増速機33、発電機34、ピッチベアリング41、旋回ベアリング45には、グリース自動供給デバイス301が設置されて、グリースを供給する。またグリースの排出を行うドレイン303に、光学式センサ304が配置されており、グリースの色情報を検出している。
図6のシステムを用いて、ドレイン303から排出されたグリースを、光学式センサ304で、24時間毎に計測した。
図7は、風力発電装置1の運転時間を横軸に、縦軸には運転開始時、0.5年経過後、1年経過後、1.5年経過後のΔERGB計測値をプロットしたものである。ΔERGBはグリースの固形粒子汚染を反映していると考えられる。グリースのメンテナンスが必要となる、ΔERGBの閾値は350であり、推移を運転時間に対して近似曲線を設定したところ、ΔERGBは約2.2年で閾値を超えると予測された。
図8は、風力発電装置1の運転時間を横軸に、縦軸には運転開始時、0.5年経過後、1年経過後、1.5年経過後の最大色差MCD計測値をプロットしたものである。最大色差MCDはグリースの酸化劣化を反映していると考えられる。グリースのメンテナンスが必要となる、MCDの閾値は100であり、推移を運転時間に対して近似曲線を設定したところ、MCDは約2.4年で閾値を超えると予測された。
以上を総合すると、固形粒子汚染および酸化劣化の両方に対して余裕のあるメンテナンスの時期は、2年経過時と予測することができる。
ところで、図7および図8の例では、風力発電装置1の運転状況が一定不変であることを前提としている。しかし、実際には風力発電装置1の運転状況は一定ではなく、さまざまな要因で状況が変化する。
例えば、人為的な運転状況の変動としては、点検のための装置の停止期間や、発電量調整のための運転調整がある。これらの変動パラメータは、風力発電装置1の制御パラメータとして取得することができる。
また、自然界に起因する運転状況の変動要因としては、風速をはじめとする天候、温度、湿度、などがある。これらの運転状況の変動要因は、それぞれ各種センサで測定することができる。従って、これらの運転状況を反映することで、より正確にグリースの状態を判定および予測することができる。
これらの温度センサや湿度センサは、グリース自動供給デバイス301周囲やナセル3内など、グリースに近い環境に設置されることが望ましく、光学式センサ304と同様に、サーバ210を介して、集約サーバ220や中央サーバ240に送信される。また、風力発電装置1の制御パラメータは、当該制御を行う、サーバ210、集約サーバ220あるいは中央サーバ240から得ることができる。
図9は、運転状況を反映したグリース状態予測方法のフロー図である。説明を単純化するために、この例では、軸受け部へのグリースの供給機構を対象とし、光学センサからの信号は物性パラメータのひとつのΔERGB値として、主に固形粒子汚染に着目することとした。また、運転状況を示す運転パラメータとしては、軸の回転数R(rpm)の制御パラメータを用いることにした。物性パラメータや運転パラメータはこれに制限されるものではなく、他の種々のものを利用可能である。
本例では、定期的に光学式センサ304で測定を行うものとし、測定時間になると(S901)、光学式センサ304は色度を測定する(S902)。本実施例では、各種センサのデータは中央サーバ240へ集約し、ここで一括処理することにしたが、これに限るものではない。
中央サーバ240では、光学センサのデータからΔERGBを計算し(S903)、また、軸の回転数Rのパラメータを取得する(S904)。Rの時間的分解能は光学センサのデータ周期と同じでもよいし、それより短くてもよい。これらのデータは、記憶装置に時間データとともに格納する(S905)。
ΔERGBは、時間tと軸の回転数Rの関数と把握できるので、
f(t,R)=ΔERGB
となる。過去のt、R,ΔERGBのデータを元に関数f(t,R)をモデル化することも可能である。
また、ΔERGBの将来予測を行う場合、軸の回転数Rの変化を反映する(S906)。結果は表示装置に表示する(S907)。
図10は、風力発電装置1の過去1年1001のデータを元に、将来1002の値を予測して表示する例を示すグラフ図である。1年分の過去データ1003は実測値である。将来のデータ1004A,1004Bは予測値である。
図10(a)では、将来の運転状況は変わらず、回転数Rは常に一定とした。この場合には、ΔERGBの予測データは過去1年と同様に推移する。
図10(b)では、将来の運転状況が変化し、回転数Rは過去1年の2倍とした。この場合には、ΔERGBの予測データは過去1年と同様に推移せず、たとえば図10(b)に示すように、減少割合が大きくなる。
図10の実施例のように、予測データに風力発電装置の運転状況を表すパラメータを反映することにより、ΔERGB等のグリース品質を示す物性パラメータが閾値を超えるタイミングをより正確に判断することが可能となる。すなわち、過去の物性パラメータ、過去の運転パラメータ、および将来の運転パラメータに基づいて、将来の物性パラメータをより正確に判断できる。
運転状況を表すパラメータのうち、例えば運転時間や発電目標値のように、人為的にコントロールができるものについては、運転スケジュール等に従って、将来のデータを準備することができる。このため、運転状況を表すパラメータを、グリース品質を示す物性パラメータの予測に用いることにより、予測制度を高めることができる。
また、天候や温度のように人為的にコントロールができないものについては、過去の実績データから将来のデータを予想することができる。このため、同様に運転状況を表すパラメータを、グリース品質を示す物性パラメータの予測に用いることにより、予測制度を高めることができる。
以上のように、本実施例では風力発電機の、主軸、発電機、ヨー、ピッチなどの重要な回転部品(軸受)で使用されるグリースの適切な監視を行うため、グリースの自動供給機構に備わるグリース排出部にセンサを設置することで、定常的に監視を行う。また、風力発電機の運転状況のパラメータをモニタすることで、正確な予測診断が可能となる。さらに、ネットワークを介して、風力発電機のグリースの常時遠隔監視が可能になる。このため、早期に軸受の予兆が判り、風力発電機の停止時間が短縮するため、保守コストが低減し、発電量が向上する。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
風力発電装置1、タワー2、ナセル3、ハブ4、ブレード5

Claims (10)

  1. 風力発電機の機械的駆動部に供給されるグリースの監視システムであって、
    入力装置、処理装置、記憶装置、および出力装置を備え、
    前記入力装置は、
    前記グリースの経路の少なくとも一部に配置された光学式センサから得られる、測定データが入力され、
    前記処理装置は、
    前記測定データから前記グリースの物性パラメータを生成するものであり、
    前記記憶装置は、
    前記物性パラメータを時系列的に格納するものであり、
    前記処理装置は、
    時系列的な前記物性パラメータに基づいて、前記物性パラメータの監視もしくは将来的な予測を行なうものである、
    風力発電機のグリースの監視システム。
  2. 前記入力装置は、
    さらに、前記風力発電機の運転パラメータが入力され、
    前記処理装置は、
    時系列的な前記物性パラメータと、前記運転パラメータに基づいて、前記物性パラメータの将来的な予測を行なうものである、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  3. 前記処理装置は、
    前記物性パラメータの将来的な予測を行なう際に、予め設定された閾値を前記物性パラメータが超える時間を予測するものである、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  4. 前記物性パラメータは、ΔERGBである、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  5. 前記物性パラメータは、最大色差である、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  6. 前記出力装置は、
    第1の軸に前記物性パラメータを表示し、第2の軸に時間を表示したグラフ形式で、前記物性パラメータの将来的な予測の結果を表示する、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  7. 前記光学式センサは、
    前記グリースの経路の末端付近に配置される、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  8. 前記光学式センサは、
    前記グリースの供給系統の排出部に配置される、
    請求項1記載の風力発電機のグリースの監視システム。
  9. 風力発電機のグリースの監視方法であって、
    前記風力発電機は光学式センサを備えた風力発電機であって、前記光学式センサが前記風力発電機の部品で使用されるグリースの光学的特性を測定するものであり、
    前記光学式センサからの測定データを受信する第1のステップ、
    前記測定データから前記グリースの物性パラメータを生成する第2のステップ、
    前記物性パラメータを記憶する第3のステップ、
    前記物性パラメータに基づいて、前記物性パラメータの現在のデータを監視し、または、将来のデータを予測する第4のステップ、
    を実行する風力発電機のグリースの監視方法。
  10. さらに、前記風力発電機の運転パラメータを受信する第5のステップを実行し、
    前記第4のステップでは、
    前記物性パラメータの過去のデータと、前記運転パラメータの過去および将来のデータに基づいて、前記物性パラメータの将来のデータを予測する、
    請求項9記載の風力発電機のグリースの監視方法。
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