JP2018193600A - 水素製造システム - Google Patents

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Takahiro Kurafuchi
孝浩 藏渕
泰 金子
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泰 金子
羽藤 一仁
Kazuhito Hado
一仁 羽藤
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Abstract

【課題】生成された水素を安定的に取り出して加圧する観点から有利な水素製造システムを提供する。【解決手段】水素製造システム(1a)は、複数の水素生成セル(20)と、リザーバー(15)と、第一配管(11)と、コンプレッサ(16)と、第二配管(12)と、第一圧力計(17a)とを備える。水素生成セル(20)は、光半導体電極(26)及び電解液(29)を有し、水素を生成する。リザーバー(15)は、複数の水素生成セル(20)で生成された水素を貯める。第一配管(11)は、複数の水素生成セル(20)で生成された水素をリザーバー(15)に導く。コンプレッサ(16)は、リザーバー(15)に貯められた水素を加圧する。第二配管(12)は、リザーバー(15)に貯められた水素をコンプレッサ(16)に導く。第一圧力計(17a)は、リザーバー(15)の内部の圧力を測定する。【選択図】図1

Description

本開示は、水素製造システムに関する。
従来、太陽光から得られる光エネルギーを水素エネルギーに変換する機能を有する光水電解装置及びこの光水電解装置を備えた光水電解システムが知られている。
例えば、特許文献1には、光水電解装置及び水素タンクを備えた光水電解システムが記載されている。光水電解装置は、複数の光水電解セルから構成されている。それぞれの光水電解セルは、透明なガラス板又は合成樹脂板からなる外壁によって囲まれた箱状のケーシングを有し、水平状態から所定の角度で傾斜して配置されている。光水電解セルの下部には電解液が収容されている。光水電解セルの厚さ方向中央には、光水電解セルの内部を2つの空間に画成する隔壁が設けられている。隔壁は、隔壁の上部側に配置されたガス分離膜と、隔壁の下部側に配置された光水電解電極膜接合体とが一体に接合されたものであり、生成された水素と生成された酸素とを分離する役割を果たす。光水電解電極膜接合体の厚さ方向中央部に配置されたイオン伝導膜であるナフィオン膜の両面に、光触媒電極と、白金で形成された対極とがそれぞれ形成されている。光水電解電極膜接合体では、太陽光の照射により光水電解が起こり、光触媒電極から酸素が生成され、対極から水素が生成される。隔壁の下端には、矩形状の貫通孔が形成されており、その貫通孔を介して光水電解セルの内部を電解液が流通できる。
水素タンクは、光水電解装置に水素ガス用配管によって接続されており、光水電解装置によって生成された水素を貯留する。
また、特許文献2には、光を用いて水を水素と酸素に分解することにより水素を得る水素生成デバイスが記載されている。水素生成デバイスは複数の水素生成セルによって構成され、複数の水素生成セルで生成された水素を収集及び貯蔵するために水素貯蔵部が設けられている。
特開2008−75097号公報 国際公開第2014/128813号
特許文献1及び2に記載の技術において、複数の水素生成セルで生成された水素を加圧することは想定されていない。特許文献1及び2に記載の技術は、複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧する観点から改良の余地を有する。そこで、本開示は、複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧する観点から有利な水素製造システムを提供する。
本開示は、
光半導体電極及び電解液を有し、水素を生成する複数の水素生成セルと、
前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を貯めるリザーバーと、
前記複数の水素生成セルと前記リザーバーとを接続しており、前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を前記リザーバーに導く第一配管と、
前記リザーバーに貯められた前記水素を加圧するコンプレッサと、
前記リザーバーと前記コンプレッサとを接続しており、前記リザーバーに貯められた前記水素を前記コンプレッサに導く第二配管と、
前記リザーバーの内部の圧力を測定する第一圧力計と、を備えた、
水素製造システムを提供する。
上記の水素製造システムは、複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧する観点から有利である。
図1は、本開示の水素製造システムの一例を示す構成図である。 図2は、図1の水素製造システムにおける水素生成セルを示す断面図である。 図3Aは、図1の水素製造システムのリザーバーの内部の圧力の時間変化の一例を示す図である。 図3Bは、図1の水素製造システムのリザーバーの内部の圧力の時間変化の別の一例を示す図である。 図3Cは、図1の水素製造システムのリザーバーの内部の圧力の時間変化のさらに別の一例を示す図である。 図4は、変形例に係る水素製造システムを示す構成図である。 図5は、別の変形例に係る水素製造システムを示す構成図である。 図6は、さらに別の変形例に係る水素製造システムを示す構成図である。 図7は、さらに別の変形例に係る水素製造システムを示す構成図である。 図8は、さらに別の変形例に係る水素製造システムを示す構成図である。
<本発明者らの検討に基づく知見>
燃料電池などの水素を利用する機器に水素を供給することを考えると、このような機器に供給される水素の圧力は、所定の圧力(例えば10気圧)以上であることが多く、貯蔵される水素の圧力を高めることが実用上非常に重要である。一方、本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の技術において、光水電解装置と水素タンクとの間にはコンプレッサが配置されていないので、水素タンクの内部の圧力を光水電解装置の内部の圧力以上に高めることは不可能である。光水電解セルは、透明なガラス板又は合成樹脂板からなる外壁によって囲まれた箱状のケーシングを有する。このため、本発明者らの検討によれば、ケーシングの外壁の機械的強度を考慮すると、光水電解装置の内部の圧力を、例えば10気圧以上に高めることは困難である。本発明者らは、水素生成セルの耐圧性に関わらずに水素生成セルで生成された水素を加圧できる技術を案出する必要があることに気付いた。
通常の電気分解による水素の生成においては、電気分解の電極に接続された電源を適切に制御することにより、電気分解槽における水素生成速度を調節できる。しかし、光半導体電極を有する複数の水素生成セルに太陽光を照射して水素を生成する場合、複数の水素生成セルにおける水素生成速度がばらつきやすく、水素生成速度を調節することは困難である。例えば、複数の水素生成セルの間で太陽光の照射量が異なると、複数の水素生成セルにおいて水素生成速度がばらつきやすい。加えて、複数の水素生成セルにおける、電極性能のばらつき、電極の劣化の程度のばらつき、及び電解液の流速のばらつき等によっても、複数の水素生成セルにおいて水素生成速度がばらつく可能性がある。また、太陽の雲隠れ等の事象により太陽光の照射量が常に時間的に変動することを考慮すると、特定の水素生成セルにおいても水素生成速度が時間的に変動する可能性がある。このような水素生成速度のばらつきは、複数の水素生成セルから生成された水素を取り出す場合に、水素の流れに脈流を引き起こす。水素の流れにおいて流速及び圧力の変動は少ないことが望ましく、水素の流れにおける脈流の発生は複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧する観点から望ましいこととは言い難い。
そこで、本発明者らは、複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧するのに有利な技術について日夜検討を重ね、本開示の水素製造システムを案出した。
本開示の第1態様は、
光半導体電極及び電解液を有し、水素を生成する複数の水素生成セルと、
前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を貯めるリザーバーと、
前記複数の水素生成セルと前記リザーバーとを接続しており、前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を前記リザーバーに導く第一配管と、
前記リザーバーに貯められた前記水素を加圧するコンプレッサと、
前記リザーバーと前記コンプレッサとを接続しており、前記リザーバーに貯められた前記水素を前記コンプレッサに導く第二配管と、
前記リザーバーの内部の圧力を測定する第一圧力計と、を備えた、
水素製造システムを提供する。
第1態様によれば、複数の水素生成セルで生成された水素は、コンプレッサに導かれる前にリザーバーに貯められる。加えて、リザーバーの内部の圧力が第一圧力計によって測定されるので、リザーバーの内部の圧力を考慮してコンプレッサを作動させることができる。このため、第1態様に係る水素製造システムは、水素生成速度にばらつきがあっても、複数の水素生成セルで生成された水素を安定的に取り出して加圧することができる。
本開示の第2態様は、第1態様に加えて、前記リザーバーは、前記水素の流れに垂直な方向において、前記第一配管の断面積よりも大きい断面積を有する、水素製造システムを提供する。第2態様によれば、リザーバーが、水素生成速度のばらつきを和らげるうえで適切な容積を有しやすい。
本開示の第3態様は、第1態様又は第2態様に加えて、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を第一閾値以下に調節するコントローラをさらに備えた、水素製造システムを提供する。第3態様によれば、第一圧力計によって測定される圧力が第一閾値以下に調節されるので、水素生成セルの内部の圧力が耐圧基準を超える圧力になりにくい。その結果、水素生成セルの破損が防止され、生成された水素を安定的に取り出すことができる。
本開示の第4態様は、第3態様に加えて、前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を前記第一閾値よりも低い第二閾値以上に調節する、水素製造システムを提供する。第4態様によれば、第一圧力計によって測定される圧力が第二閾値以上に調節されるので、水素生成セルの内部の圧力が低くなりすぎることを防止できる。これにより、例えば、水素生成セルの破損時に水素生成セルの外部空気が水素生成セルの内部に入り込みにくく、水素製造システムが高い信頼性を発揮できる。
本開示の第5態様は、第4態様に加えて、前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を、前記第二閾値Tlよりも前記第一閾値Thに近い圧力から前記第一閾値Thよりも前記第二閾値Tlに近い圧力に繰り返し減少させる、水素製造システムを提供する。水素生成セルにおいて水素が生成されるとき、水素生成セルの電極や水素生成セルの内面に気泡が付着することがある。このような気泡の付着は水素を生成するための光半導体電極における反応を阻害するので、水素製造システムにおける水素の生成効率を考慮すると、気泡を消失させることが望ましい。第5態様によれば、第一圧力計によって測定される圧力を、第一閾値に近い圧力から第二閾値に近い圧力に繰り返し減少させることにより、水素生成セルにおいて発生した気泡を消失させることができる。その結果、水素製造システムにおける水素の生成効率を高めることができる。
本開示の第6態様は、第4態様又は第5態様に加えて、前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力が前記第一閾値よりも前記第二閾値に近い状態を所定期間継続させる、水素製造システムを提供する。第6態様によれば、水素生成セルの内部の圧力が低く保たれる期間が継続しやすいので、水素生成セルの耐久期間が長くなりやすい。これにより、水素製造システムが高い信頼性を発揮できる。
本開示の第7態様は、第3態様〜第6態様のいずれか1つの態様に加えて、前記第一配管に取り付けられたon-off弁をさらに備え、前記コントローラは、前記コンプレッサ及び前記on-off弁を制御することにより、前記第一圧力計によって測定される圧力を調節する、水素製造システムを提供する。第7態様において、例えば、コンプレッサの作動中にon-off弁を閉じ、かつ、コンプレッサの停止中にon-off弁を開くことを考える。この場合、コンプレッサの作動状況によらず、リザーバー内部の圧力のみに依存して複数の水素生成セルで生成された水素をリザーバーに供給できる。
本開示の第8態様は、第7態様に加えて、前記第一配管は、前記複数の水素生成セルのそれぞれに接続された複数の収集管と、前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記リザーバーとの間に配置され、前記複数の収集管における前記水素の流れを合流させる合流管と、を有し、前記on-off弁は、前記合流管に取り付けられている、水素製造システムを提供する。第8態様によれば、複数の水素生成セルにおいて生成された水素のリザーバーへの供給を単一のon-off弁によって調節できる。
本開示の第9態様は、第1態様〜第6態様のいずれか1つの態様に加えて、前記第一配管は、前記複数の水素生成セルのそれぞれに接続された複数の収集管と、前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記リザーバーとの間に配置され、前記複数の収集管における前記水素の流れを合流させる合流管と、を有し、前記複数の収集管に又は前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記合流管との間に取り付けられた複数の逆止弁をさらに備えた、水素製造システムを提供する。第9態様によれば、例えば、水素生成セルの一部が破損しても、正常な水素生成セルで生成された水素が破損した水素生成セルに流れ込むことを逆止弁により防止できる。その結果、正常な水素生成セルで生成された水素がリザーバーに安定的に供給される。
本開示の第10態様は、第1態様〜第9態様のいずれか1つの態様に加えて、前記複数の水素生成セルに供給されるべき前記電解液を貯蔵するタンクと、前記タンクと前記複数の水素生成セルとを接続しており、前記タンクに貯蔵された前記電解液を前記複数の水素生成セルに供給する第三配管と、を備えた、水素製造システムを提供する。第10態様によれば、タンクに貯蔵された電解液が第三配管を通って複数の水素生成セルに供給される。
本開示の第11態様は、第1態様〜第10態様のいずれか1つの態様に加えて、前記リザーバーに接続されており、前記リザーバーの内部に含まれる水を排出する排水管をさらに備えた、水素製造システムを提供する。複数の水素生成セルからリザーバーへの水素の流れに水分が混ざって、リザーバーの内部に水が貯まることが想定される。第11態様によれば、リザーバーの内部に貯まった水を排出管によって排出できる。
本開示の第12態様は、第1態様〜第9態様のいずれか1つの態様に加えて、前記複数の水素生成セルに供給されるべき前記電解液を貯蔵するタンクと、前記タンクと前記複数の水素生成セルとを接続しており、前記タンクに貯蔵された前記電解液を前記複数の水素生成セルに供給する第三配管と、前記リザーバーから前記タンクに向かって延びており、前記リザーバーの内部に含まれる水を排出して前記タンクに導く排水管をさらに備えた、水素製造システムを提供する。第12態様によれば、リザーバーから排出された水をタンクに貯蔵された電解液と混合でき、リザーバーから排出された水を有効に利用できる。
本開示の第13態様は、第12態様に加えて、前記タンクの内部の圧力を測定する第二圧力計をさらに備えた、水素製造システムを提供する。第12態様によれば、第二圧力計によって測定されるタンクの内部の圧力に応じて第一圧力計によって測定されるリザーバーの内部の圧力を調節することにより、リザーバーに貯まった水がタンクに向かって適切に排出されやすい。
本開示の第14態様は、第1態様〜第13態様のいずれか1つの態様に加えて、前記コンプレッサで加圧された前記水素を貯蔵する高圧ガス容器をさらに備えた、水素製造システムを提供する。第14態様によれば、複数の水素生成セルで生成された水素を実用上の適切な圧力で高圧ガス容器に貯蔵できる。
本開示の第15態様は、第1態様〜第13態様のいずれか1つの態様に加えて、前記コンプレッサで加圧された前記水素を受け入れる燃料電池をさらに備えた、水素製造システムを提供する。第15態様によれば、複数の水素生成セルで生成された水素を燃料電池で利用できる。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1に示す通り、水素製造システム1aは、複数の水素生成セル20と、リザーバー15と、第一配管11と、コンプレッサ16と、第二配管12と、第一圧力計17aとを備えている。図2に示す通り、各水素生成セル20は、光半導体電極26及び電解液29を有し、水素を生成する。リザーバー15は、複数の水素生成セル20で生成された水素を貯める。第一配管11は、複数の水素生成セル20とリザーバー15とを接続しており、複数の水素生成セル20で生成された水素をリザーバー15に導く。コンプレッサ16は、リザーバー15に貯められた水素を加圧する。第二配管12は、リザーバー15とコンプレッサ16とを接続しており、リザーバー15に貯められた水素をコンプレッサ16に導く。第一圧力計17aは、リザーバー15の内部の圧力を測定する。
水素生成セル20は、例えば、筐体21、セパレータ22、導電性基板25、対極27、及び導電部28をさらに有する。筐体21の外面は、太陽光等の照射光Lが照射され、透光性を有する壁によって定められている照射面を含む。セパレータ22は、筐体21の照射面とほぼ平行に配置されている。セパレータ22は、筐体21の内部空間を第一空間23と第二空間24とに仕切っている。第二空間24は、例えば、筐体21の照射面を定める壁に接している。導電性基板25は、第二空間24において、筐体21の照射面とほぼ平行に配置されている。光半導体電極26は、典型的には導電性基板25上に配置されている。対極27は、第一空間23に配置されている。導電部28は、導電性基板25と対極27とを電気的に接続している。電解液29は、典型的には水を含有しており、第一空間23及び第二空間24の双方に存在している。
例えば、照射光Lの進行方向に、筐体21の照射面、電解液29、光半導体電極26、導電性基板25、セパレータ22、対極27、電解液29、及び筐体21の照射面と反対側の外面がこの順番で位置している。導電性基板25及びセパレータ22は、互いに接触していてもよいし、離れていてもよい。加えて、対極27及びセパレータ22は、互いに接触していてもよいし、離れていてもよい。セパレータ22は、第一空間23に存在する電解液29と第二空間24に存在する電解液29との間でイオンのやり取りを行わせる役割を担う。このため、セパレータ22の少なくとも一部は、第一空間23に存在する電解液29及び第二空間24に存在する電解液29と接触している。
筐体21の照射面を定める壁は、典型的には、電解液29に対する耐腐食性、電気的絶縁性、及び可視光透過性を有する材料でできている。筐体21の照射面を定める壁は、望ましくは、可視光に加えて、可視光の波長範囲に近い波長の光を透過させる特性を有する材料でできている。このような材料は、例えば、ガラス又は樹脂である。筐体21の照射面以外の外面を定める壁は、電解液29に対する耐腐食性及び電気的絶縁性を有する材料でできていればよく、可視光透過性を有する材料でできている必要はない。このような材料としては、ガラス及び樹脂に加えて、耐腐食処理及び電気的絶縁処理が施された表面を有する金属材料を例示できる。例えば、透光性を有する壁と筐体21の別の壁との間はシール剤によってシールされている。
セパレータ22は、電解液29に含まれる電解質を透過させ、水素及び酸素の透過を抑制する機能を有する。セパレータ22の材料は、例えば高分子固体電解質であり、ナフィオン等のイオン交換膜をセパレータ22として利用できる。
導電性基板25は、例えば、全体が導電性を有する基板又は基材と基材の表面に接する導電性材料の膜とを有する基板である。導電性基板25は、例えば、白金板、酸化インジウムスズ(ITO)膜付ガラス板、又はフッ素ドープ酸化スズ(FTO)膜付ガラス板である。
光半導体電極26は、n型半導体又はp型半導体でできている。光半導体電極26がn型半導体でできている場合、光半導体電極26と電解液29との界面において酸素が生成され、対極27と電解液29との界面において水素が生成される。光半導体電極26がp型半導体でできている場合、光半導体電極26と電解液29との界面において水素が生成され、対極27と電解液29との界面において酸素が生成される。光半導体電極26は、光照射に伴う電子の励起により水を分解させる。このため、光半導体電極26は、望ましくは、伝導帯のバンドエッジ準位が0eV(vs.NHE)以下であり、かつ、価電子帯のバンドエッジ準位が1.23eV(vs.NHE)以上である半導体でできている。ここで、水素イオンの標準還元電位が0eV(vs.NHE)であり、水の標準酸化電位が1.23eV(vs.NHE)である。このような半導体としては、チタン、ジルコニウム、バナジウム、タンタル、ニオブ、タングステン、鉄、銅、亜鉛、カドミウム、ガリウム、インジウム、及びゲルマニウムの酸化物、酸窒化物、及び窒化物、これらの複合酸化物、複合酸窒化物、及び複合窒化物、これらにアルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオンが添加された化合物が望ましく用いられる。また、光半導体電極26は、伝導帯のバンドエッジ準位が0eV(vs.NHE)以下の物質からなる膜と、価電子帯のバンドエッジ準位が1.23eV(vs.NHE)以上の物質からなる膜とを互いに接合した積層膜として構成されていてもよい。例えば、WO3/ITO/Si積層膜が望ましく用いられる。
対極27は、導電性を有し、光半導体電極26がn型半導体である場合には水素生成反応に活性な材料であり、光半導体電極26がp型半導体である場合には酸素生成反応に活性な材料でできている。対極27の材料は、例えば、水の電気分解用の電極として一般的に用いられるカーボン及び貴金属である。具体的には、対極27の材料は、カーボン、白金、白金担持カーボン、パラジウム、イリジウム、ルテニウム、及びニッケル等の材料である。
導電部28は、例えば、一般的な金属導線である。
電解液29は、典型的には水を含有しており、酸性であってもよいし、中性であってもよいし、塩基性であってもよい。電解液29は、例えば、硫酸、塩酸、塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、又は水酸化ナトリウム等の電解質の水溶液である。
光半導体電極26がn型半導体である場合を例に、水素生成セル20の動作を説明する。水素生成セル20において、筐体21及び第二空間24の電解液29を透過した照射光Lが光半導体電極26に入射する。光半導体電極26が照射光Lを吸収すると、電子の光励起が起こり、光半導体電極26において伝導帯に電子が生じ、価電子帯に正孔が生じる。このとき、光半導体電極26と電解液29との接触により、光半導体電極26の表面(光半導体電極26と電解液29との界面)近傍にはバンドベンディングが生じる。光励起によって生じた正孔は、バンドベンディングに従って光半導体電極26の表面(光半導体電極26と電解液29との界面)に向かって移動する。下記の式(1)に示す通り、この正孔が光半導体電極26の表面で水分子を酸化し、酸素が生成される。一方、伝導帯に生じた電子は導電性基板25に向かって移動する。導電性基板25に移動した電子は、導電部28を通って対極27に移動する。下記の式(2)に示す通り、対極27の内部を移動して対極27の表面(対極27と電解液9との界面)に到達した電子は対極27の表面でプロトンを還元し、水素が生成される。
4h++2H2O → O2↑+4H+ (1)
4e-+4H+ → 2H2↑ (2)
対極27の表面で生成された水素の気泡は、第一空間23に存在する電解液29の中を浮上して電解液29の液面上に達し、電解液29の液面の上方が水素で満たされる。その後、水素は、水素生成セル20から排出され、第一配管11を通ってリザーバー15に供給される。光半導体電極26の表面で生成された酸素の気泡は、第二空間24に存在する電解液29の中を浮上して電解液29の液面上に達し、電解液29の液面の上方が酸素で満たされる。この酸素は、水素と同様の手段を用いて収集してもよいし、筐体21の第二空間4に接した適切な位置に、孔を形成し、又は、管を接続して、その孔又は管を通して酸素を大気中に放出してもよい。
複数の水素生成セル20における水素生成速度にはばらつきが発生する可能性がある。加えて、特定の水素生成セル20における水素生成速度は時間的にばらつく可能性がある。しかし、このような水素生成速度のばらつきがあっても、水素製造システム1aによれば、複数の水素生成セル20で生成された水素を安定的に取り出して加圧できる。なぜなら、複数の水素生成セル20で生成された水素は、コンプレッサ16によって所定の圧力に加圧されるが、コンプレッサ16に導かれる前にリザーバー15に貯められるからである。加えて、リザーバー15の内部の圧力が第一圧力計17aによって測定されるので、リザーバー15の内部の圧力を考慮してコンプレッサ16を作動させることができるからである。
リザーバー15は、例えば、水素の流れに垂直な方向において、第一配管11の断面積よりも大きい断面積を有する。この場合、リザーバー15が水素生成速度のばらつきを和らげるうえで適切な容積を有しやすい。なお、第一配管11は、典型的には、複数の水素生成セル20のそれぞれに接続された複数の収集管11aを有し、第一配管11の断面積は、複数の水素生成セル20のそれぞれに接続された複数の収集管11aの断面積の総和を意味する。
図1に示す通り、第一配管11は、例えば、複数の水素生成セル20に接続された複数の管が水素の流れ方向における複数の水素生成セル20とリザーバー15との間で繋ぎ合わせられた構成である。例えば、第一配管11は、複数の収集管11aと、合流管11bとを有する。複数の収集管11aは、複数の水素生成セル20のそれぞれに接続されている。合流管11bは、水素の流れ方向における複数の収集管11aとリザーバー15との間に配置され、複数の収集管11aにおける水素の流れを合流させる。第一配管11は、一つの合流管11bを有していてもよいし、複数の合流管11bを有していてもよい。例えば、水素製造システム1aが9個の水素生成セル20を備え、第一配管11が9本の収集管11aを有する場合を考える。この場合、9本の収集管11aが1本の合流管11bにつながっていてもよいし、3本の収集管11aからなる3つの群のそれぞれが3本の合流管11bのうちの異なる1本の合流管11bにつながっていてもよい。このように、複数の収集管11aの全部が1本の合流管11bにつながっていてもよいし、複数の収集管11aの一部が1本の合流管11bにつながっており、かつ、複数の収集管11aの別の一部が別の1本の合流管11bにつながっていてもよい。加えて、第一配管11は、複数の水素生成セル20に接続された複数の管のそれぞれがリザーバー15に直接接続された構成であってもよい。
リザーバー15は、タンク状に構成されていてもよいし、第一配管11の内径より大きい内径を有する管によって構成されていてもよい。
リザーバー15、第一配管11、及び第二配管12は、典型的には、大気圧又は大気圧近傍の圧力において、水素が透過しにくく、かつ、水を吸着しにくい材料でできている。リザーバー15、第一配管11、及び第二配管12は、例えば、ガラス、樹脂、又は金属でできている。
図1に示す通り、水素製造システム1aは、コントローラ30をさらに備えている。コントローラ30は、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を第一閾値Th以下に調節する。上記の通り、水素生成セル20の筐体21の一部は透光性を有する材料で構成されている必要があり、耐圧性を高めにくい。しかし、コントローラ30により、リザーバー15の内部の圧力が第一閾値Th以下に調節されるので、水素生成セル20の内部の圧力が耐圧基準を超える圧力になりにくい。その結果、水素生成セル20の破損が防止され、生成された水素を安定的に取り出すことができる。
第一閾値Thは、水素生成セル20の破損を防止する観点から決定される。第一閾値Thは、典型的には、水素生成セル20が破損する圧力(破壊圧力:日本工業規格 JIS B 0142)未満であり、例えば水素生成セル20の耐圧力(JIS B 0142)に等しい。多くの場合、水素生成セル20において透光性を有する壁を定める部材の強度が弱いので、第一閾値Thは、例えば水素生成セル20における透光性を有する壁の耐圧力に等しい。第一閾値Thは、水素生成セル20の仕様により変動し得るが、例えば1.5気圧である。
コントローラ30は、例えば、Digital signal processor (DSP)によって構成されており、第一圧力計17aにおける検出結果を示す信号を受信可能に第一圧力計17aと有線又は無線によって接続されている。また、コンプレッサ16は、コントローラ30からの制御信号を受信可能に有線又は無線によってコントローラ30と接続されている。
コントローラ30は、例えば、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を第一閾値Thよりも低い第二閾値Tl以上に調節する。これにより、水素生成セル20の内部の圧力が低くなりすぎることを防止できる。これにより、例えば、水素生成セル20が破損したときに水素生成セル20の外部空気が水素生成セル20の内部に入り込みにくく、水素製造システム1aが高い信頼性を発揮できる。
水素生成セル20が破損したとき、又は、ガラス若しくは透明樹脂などの材料でできた透光性を有する壁と、この壁につながっている筐体21の別の壁とのシール面が劣化したときに水素生成セル20の外部空気が水素生成セル20の内部に入り込みにくくする観点から、第二閾値Tlは、例えば大気圧又は大気圧近傍の圧力であり、望ましくは大気圧以上の圧力である。コントローラ30は、より望ましくは、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を1.3気圧以下、かつ、大気圧以上に調節する。この場合、水素製造システム1aに外部空気が混入することを防止でき、水素製造システム1aが高い信頼性を発揮できる。
図3Aに示す通り、コントローラ30は、例えば、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を、第二閾値Tlよりも第一閾値Thに近い圧力から第一閾値Thよりも第二閾値Tlに近い圧力に繰り返し減少させる。水素生成セル20において水素が生成されるとき、水素生成セル20の光半導体電極26又は水素生成セル20の内面に気泡が付着することがある。このような気泡は水素を生成するための光半導体電極26における反応を阻害するので、気泡を消失させることが望ましい。コントローラ30によるコンプレッサ16の制御により、第一圧力計17aによって測定される圧力を図3Aに示すように繰り返し減少させることで、水素生成セル20の内圧を下げる。これにより、水素生成セル20の内部の気泡が膨張し、電解液29中の気泡の浮上が促進される。その結果、光半導体電極26又は水素生成セル20の内面に付着した気泡を消失させやすく、水素の製造効率を高めることができる。
図3Aに示す通り、コントローラ30は、例えば、第一圧力計17aによって測定される圧力の、第一閾値Thに近い圧力から第二閾値Tlに近い圧力への減少を繰り返し出現させる。これにより、水素生成セル20における気泡を定期的に消失させることができる。また、コントローラ30は、第一圧力計17aによって測定される圧力の減少が出現する期間以外は、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力が第一閾値よりも第二閾値に近い状態を所定期間継続させる。これにより、水素生成セル20の内部の圧力が低く保たれる期間が継続しやすいので、水素生成セル20の耐久期間が長くなりやすい。これにより、水素製造システム1aが高い信頼性を発揮できる。例えば、コントローラ30は、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を第一目標値Ahと第二目標値Alとの間に収める。第一目標値Ahは、第一閾値Thよりも低く定められており、第二目標値Alは、第一目標値Ahよりも低く、かつ、第二閾値Tlよりも高く定められている。
水素製造システム1aにおいて、コントローラ30は、場合によっては、第一圧力計17aによって測定される圧力を繰り返し減少させなくてもよい。この場合、例えば、図3Bに示す通り、コントローラ30は、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力が第一閾値よりも第二閾値に近い状態を所定期間継続させる。この所定期間は、図3Aで示す場合に比べて長く定められている。コントローラ30は、例えば、コンプレッサ16を制御して、第一圧力計17aによって測定される圧力を第一目標値Ahと第二目標値Alとの間に収める。
水素製造システム1aにおいて、コントローラ30は、コンプレッサ16を断続的に作動させてもよい。例えば、コントローラ30は、コンプレッサ16が停止している状態でリザーバー15の内部の圧力が上昇し、第一圧力計17aによって測定される圧力が第一目標値Ahよりも高くなったときに、コンプレッサ16を作動させてもよい。第一目標値Ahは、例えば、第一閾値Thよりも低く定められている。加えて、コントローラ30は、コンプレッサ16が停止している状態でリザーバー15の内部の圧力が低下し、第一圧力計17aによって測定される圧力が第二目標値Alよりも低くなったときに、コンプレッサ16を停止させてもよい。第二目標値Alは、第一目標値Ahよりも低く、かつ、第二閾値Tlよりも高く定められている。この場合、例えば、第一圧力計17aによって測定される圧力は、図3Cに示すように変動する。コンプレッサ16が停止している状態では、第一圧力計17aによって測定される圧力は、水素生成セル20において水素が生成されるに従って次第に増加する。コンプレッサ16が作動すると第一圧力計17aによって測定される圧力は急速に低下する。これにより、リザーバー15の内部の圧力を、第一閾値Th以下かつ第二閾値Tl以上に調節しつつ、コンプレッサ16の作動期間を短くできる。
図1に示す通り、水素製造システム1aは、例えば、タンク60と、第三配管13とをさらに備えている。タンク60は、例えば、複数の水素生成セル20に供給されるべき電解液を貯蔵する。第三配管13は、タンク60と複数の水素生成セル20とを接続しており、タンク60に貯蔵された電解液を複数の水素生成セル20に供給する。複数の水素生成セル20において水素の生成及び酸素の生成が継続することにより、電解液29の量が減少する。この電解液29の減少を補うために、タンク60に貯蔵された電解液29が第三配管13を通って複数の水素生成セル20に供給される。
水素製造システム1aは、例えば、回収配管13bをさらに備えている。回収配管13bは、複数の水素生成セル20とタンク60とを接続しており、複数の水素生成セル20の第一空間23及び第二空間24に存在する電解液29を、必要に応じて、タンク60に回収する。この場合、複数の水素生成セル20とタンク60との間で電解液を循環させることができる。タンク60は、例えば、第三配管13に電解液29を送り出すための機構及び複数の水素生成セル20から電解液29を回収するための機構を有する。
タンク60、第三配管13、及び回収配管13bは、典型的には、電解液29に対する耐腐食性を有する材料でできている。タンク60、第三配管13、及び回収配管13bは、例えば、ガラス、樹脂、又は耐腐食処理及び電気的絶縁処理が施された表面を有する金属材料でできている。
例えば、タンク60には水及び電解質の供給器(図示省略)が取付けられている。電解液29の減少に応じて供給器によって水及び電解質がタンク60に適宜補充される。これにより、複数の水素生成セル20における電解質の濃度が所望の範囲に調節される。
コンプレッサ16の出口には、高圧水素供給器18が取付けられている。コンプレッサ16において加圧された水素は、高圧水素供給器18によって水素製造システム1aの外部に供給される。
夜間等の水素生成セル20に照射光Lが照射されない期間において、水素製造システム1aは停止される。この場合、コンプレッサ16並びにタンク60における第三配管13に電解液を送り出すための機構及び複数の水素生成セル20から電解液を回収するための機構の動作も停止する。
<変形例>
水素製造システム1aは、様々な観点から変更可能である。例えば、水素製造システム1aは、図4に示す水素製造システム1b、図5に示す水素製造システム1c、図6に示す水素製造システム1d、図7に示す水素製造システム1e、又は図8に示す水素製造システム1fのように変更可能である。水素製造システム1b〜1fは、特に説明する場合を除き、水素製造システム1aと同様に構成されている。水素製造システム1aの構成要素と同一又は対応する水素製造システム1b〜1fの構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。水素製造システム1aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り、水素製造システム1b〜1fにもあてはまる。
図4に示す通り、水素製造システム1bは、高圧ガス容器41をさらに備えている。高圧ガス容器41は、コンプレッサ16で加圧された水素を貯蔵する。高圧ガス容器41は、例えば、高圧水素供給器18に接続されている。
高圧ガス容器41は、水素が透過しにくく吸着しにくい特性を有する材料によって、真空から数10気圧程度の内圧に耐えることができる形状に作られている。高圧ガス容器41の材料は、例えば金属である。高圧ガス容器41の内部には、水素吸蔵材料が配置されていてもよい。水素吸蔵材料は、例えば、水素吸蔵合金、活性炭、又はゼオライトである。高圧ガス容器41は、貯蔵している水素のうち必要量を外部へ供給可能な供給器を有していてもよい。高圧ガス容器41に貯蔵された水素の供給先は、例えば燃料電池である。この場合、燃料電池は、例えば、水素を負極活物質とする一般的な燃料電池である。燃料電池は、例えば、固体高分子形燃料電池、りん酸形燃料電池、溶融炭酸塩形燃料電池、固体酸化物形燃料電池、又はアルカリ電解質形燃料電池である。
複数の水素生成セル20で生成され、コンプレッサ16によって加圧された水素は、高圧水素供給器18によって高圧ガス容器41に送られる。高圧ガス容器41に一旦貯蔵された水素は需要に応じて取り出される。例えば、水素を燃料電池用の燃料として使用する場合、燃料電池の作動状況に応じて、高圧ガス容器41から燃料電池に水素が供給される。燃料電池には水素以外に、正極活物質を含んだ空気等の気体が送られ、燃料電池において発電及び給湯が行われる。消費された水素は、水等として燃料電池から排出される。
図5に示す通り、水素製造システム1cは、コンプレッサ16で加圧された水素を受け入れる燃料電池42をさらに備えている。
燃料電池42は、例えば、水素を負極活物質とする一般的な燃料電池である。燃料電池42は、例えば、固体高分子形燃料電池、りん酸形燃料電池、溶融炭酸塩形燃料電池、固体酸化物形燃料電池、又はアルカリ電解質形燃料電池等である。燃料電池42は、高圧水素供給器18に直接接続されている。
リザーバー15に貯められた水素は、燃料電池42の作動状況に応じて、コンプレッサ16で加圧された後に高圧水素供給器18によって燃料電池42に供給される。燃料電池42には水素以外に、正極活物質を含んだ空気等の気体が送られ、燃料電池42において発電及び給湯が行われる。消費された水素は、水等として燃料電池42から排出される。
図6に示す通り、水素製造システム1dは、on-off弁51をさらに備えている。on-off弁51は、第一配管11に取り付けられている。コントローラ30は、コンプレッサ16及びon-off弁51を制御することにより、第一圧力計17aによって測定される圧力を調節する。
on-off弁51は、例えば電磁弁である。on-off弁51は、コントローラ30からの制御信号を受信可能に有線又は無線によってコントローラ30と接続されている。on-off弁51の水素に接触する部分は、大気圧付近の圧力において水素が透過しにくく吸着しにくい特性を有する材料によってできている。on-off弁51の水素に接触する部分は、例えば、金属によってできている。on-off弁51が開いていると、水素生成セル20の水素が生成される空間とリザーバー15とが第一配管11によって連通している。一方、on-off弁51が閉じていると、水素生成セル20の水素が生成される空間からリザーバー15への水素の流れが遮断される。
図6に示す通り、第一配管11は、例えば、複数の収集管11aと、合流管11bとを有する。複数の収集管11aは、複数の水素生成セル20のそれぞれに接続されている。合流管11bは、水素の流れ方向において複数の収集管11aとリザーバー15との間に配置され、複数の収集管11aにおける水素の流れを合流させる。on-off弁51は、合流管11bに取り付けられている。この場合、複数の水素生成セル20において生成された水素のリザーバー15への供給を単一のon-off弁51によって調節できる。
水素製造システム1dの動作の一例について説明する。コントローラ30は、例えば、コンプレッサ16の作動中にon-off弁51を閉じ、かつ、コンプレッサ16の停止中にon-off弁51を開く。各水素生成セル20で生成された水素は、on-off弁51が開いていると、リザーバー15に流入する。このとき、コンプレッサ16は停止している。リザーバー15への水素の流入が継続すると、第一圧力計17aによって測定される圧力が上昇する。第一圧力計17aによって測定される圧力が所定値(例えば第一目標値Ah)より高くなったことをコントローラ30が検知すると、コントローラ30はon-off弁51を閉じる。続いて、コントローラ30は、コンプレッサ16を作動させる。これにより、リザーバー15に貯められた水素がコンプレッサ16によって加圧されて高圧水素供給器18に送り込まれる。コンプレッサ16の作動が継続すると、第一圧力計17aによって測定される圧力が低下する。第一圧力計17aによって測定される圧力が別の所定値(例えば第二目標値Al)より低くなったことをコントローラ30が検知すると、コントローラ30は、コンプレッサ16を停止させる。その後、コントローラ30は、on-off弁51を開き、水素生成セル20の水素が生成される空間とリザーバー15とを連通させる。
このようなサイクルが繰り返されることにより、水素生成セル20で生成された水素が高圧水素供給器18に運ばれる。一連のサイクルにおいて、コントローラ30は、例えば、第一圧力計17aによって測定される圧力を大気圧よりも高くなるように調節する。この場合、水素製造システム1dの内部に外部空気が混入することを防止できる。水素製造システム1dに外部空気が混入してしまうと、その外部空気が最終的に高圧水素供給器18に到達し、高純度の水素を供給できなくなってしまう。しかし、第一圧力計17aによって測定される圧力が大気圧よりも高くなるように調節されると、リザーバー15の内部の圧力が大気圧よりも高くなる。加えて、コンプレッサ16では水素が加圧されるので、コンプレッサ16及び高圧水素供給器18の内部の圧力は、リザーバー15の内部の圧力よりも高い。このため、水素製造システム1dの内部の全体で大気圧以上の圧力に保たれる。これにより、仮に、水素製造システム1dのどこかで気体のリークが発生しても、水素製造システム1dの内部から外部へ水素が漏れることになる。その結果、水素製造システム1dの内部に外部空気が混入することを防止できる。例えば、一部の水素生成セル20が破損した場合、水素製造システム1dの内部の圧力が大気圧以上に保たれているので、水素生成セル20の破損箇所において、水素生成セル20の内部への外部空気の流れ込みよりも、水素生成セル20の内部の水素の外部への移動が圧倒的に優勢になる。このため、高圧水素供給器18から供給される水素に外部空気が混入することが防止される。
図7に示す通り、水素製造システム1eにおいて、第一配管11は、複数の収集管11aと、合流管11bとを有する。複数の収集管11aは、複数の水素生成セル20のそれぞれに接続されている。合流管11bは、複数の収集管11aとリザーバー15との間に配置され、複数の収集管11aにおける水素の流れを合流させる。水素製造システム1eは、複数の逆止弁52をさらに備えている。複数の逆止弁52は、複数の収集管11aに、又は、水素の流れ方向において複数の収集管11aと合流管11bとの間に取り付けられている。
複数の逆止弁52のそれぞれは、例えば、単一の水素生成セル20で生成された水素のみが通過する位置に配置されている。また、複数の水素生成セル20が、複数の水素生成セル20の一部として2以上の水素生成セル20からなる群を含む場合、少なくとも一つの逆止弁52は、その群に含まれる2以上の水素生成セル20で生成された水素のみが通過する位置に配置されていてもよい。
水素製造システム1eの動作の一例について説明する。各水素生成セル20で生成された水素は、逆止弁52を順方向に通過してリザーバー15に流入する。コンプレッサ16が停止している状態で、リザーバー15への水素の流入が継続すると、第一圧力計17aによって測定される圧力が上昇する。第一圧力計17aによって測定される圧力が所定値(例えば第一目標値Ah)より高くなったことをコントローラ30が検知すると、コンプレッサ16を作動させる。これにより、リザーバー15に貯められた水素がコンプレッサ16によって加圧されて高圧水素供給器18に送り込まれる。コンプレッサ16の作動が継続すると、第一圧力計17aによって測定される圧力が低下する。第一圧力計17aによって測定される圧力が別の所定値(例えば第二目標値Al)より低くなったことをコントローラ30が検知すると、コントローラ30は、コンプレッサ16を停止させる。
このようなサイクルが繰り返されることにより、水素生成セル20で生成された水素が高圧水素供給器18に運ばれる。一連のサイクルにおいて、コントローラ30は、例えば、第一圧力計17aによって測定される圧力を大気圧よりも高くなるように調節する。この場合、一部の水素生成セル20が破損した場合に、正常な水素生成セル20のみを用いて水素製造システム1eの稼働を継続できる。一部の水素生成セル20が破損し、水素生成セル20の破損箇所からこの水素生成セル20の内部に外部空気が混入すると、外部空気は最終的に高圧水素供給器18に到達し、高純度の水素を供給できなくなってしまう。しかし、コントローラ30が第一圧力計17aによって測定される圧力を大気圧よりも高くなるように調節すれば、大気圧よりも高い内圧を有する水素生成セル20のみからリザーバー15に水素が流入する。正常な水素生成セル20は、その内部で水素が生成されるので、リザーバー15の内圧よりも高い内圧を有する。このため、正常な水素生成セル20の内圧とリザーバー15の内圧との圧力差を駆動力として、正常な水素生成セル20で生成された水素が逆止弁52を順方向に通過する。一方、破損した水素生成セル20の内部は、破損箇所を通じて大気と連通するので、破損した水素生成セル20の内圧は、大気圧と等しくなり、リザーバー15の内圧よりも低くなる。この場合、逆止弁52の入口における圧力よりも逆止弁52の出口における圧力が高くなるので、逆止弁52の働きによって破損した水素生成セル20からリザーバー15に外部空気が流入することを防止できる。このように、リザーバー15へは正常な水素生成セル20のみから水素が供給されるので、水素生成セル20の一部が破損していても、水素製造システム1eの稼働を継続できる。
図8に示す通り、水素製造システム1fは、排水管14をさらに備えている。排水管14は、リザーバー15に接続されており、リザーバー15の内部に含まれる水を排出する。複数の水素生成セル20からリザーバー15への水素の流れに水分が混ざり、リザーバー15の内部に水が貯まることが想定される。水素製造システム1fによれば、リザーバー15の内部に貯まった水を排水管14によって排出できる。
排水管14は、例えば、リザーバー15の底面又は底面近傍においてリザーバー15の内部に対して開口している。この場合、リザーバー15の下方に水分は溜りやすいので、リザーバー15に溜まった水を効率良く排出できる。第一配管11は、例えば、リザーバー15の底面から離れた位置に開口している。これにより、リザーバー15に供給される水素がリザーバー15の底面に溜まった水の中を通過しにくい。例えば、第一配管11の端部は、リザーバー15の内部においてリザーバー15の底面から上方に突出している。
排水管14は、例えば、リザーバー15からタンク60に向かって延びており、リザーバー15の内部に含まれる水を排出してタンク60に導く。この場合、リザーバー15から排出された水をタンク60に貯蔵された電解液29と混合でき、リザーバー15から排出された水を有効に利用できる。
水素製造システム1fは、第二圧力計17bをさらに備えている。第二圧力計17bは、タンク60の内部の圧力を測定する。第二圧力計17bによって測定されるタンク60の内部の圧力に応じて第一圧力計17aによって測定されるリザーバー15の内部の圧力を調節することにより、リザーバー15に貯まった水がタンク60に向かって適切に排出されやすい。
本開示の水素製造システムは、光の照射によって電解液を分解して水素を生成できるので、燃料電池への水素供給源として望ましく利用できる。
1a、1b、1c、1d、1f 水素製造システム
11 第一配管
11a 収集管
11b 合流管
12 第二配管
13 第三配管
14 排水管
15 リザーバー
16 コンプレッサ
17a 第一圧力計
17b 第二圧力計
20 水素生成セル
26 光半導体電極
29 電解液
30 コントローラ
41 高圧ガス容器
42 燃料電池
51 on-off弁
52 逆止弁
60 タンク

Claims (15)

  1. 光半導体電極及び電解液を有し、水素を生成する複数の水素生成セルと、
    前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を貯めるリザーバーと、
    前記複数の水素生成セルと前記リザーバーとを接続しており、前記複数の水素生成セルで生成された前記水素を前記リザーバーに導く第一配管と、
    前記リザーバーに貯められた前記水素を加圧するコンプレッサと、
    前記リザーバーと前記コンプレッサとを接続しており、前記リザーバーに貯められた前記水素を前記コンプレッサに導く第二配管と、
    前記リザーバーの内部の圧力を測定する第一圧力計と、を備えた、
    水素製造システム。
  2. 前記リザーバーは、前記水素の流れに垂直な方向において、前記第一配管の断面積よりも大きい断面積を有する、請求項1に記載の水素製造システム。
  3. 前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を第一閾値以下に調節するコントローラをさらに備えた、請求項1又は2に記載の水素製造システム。
  4. 前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を前記第一閾値よりも低い第二閾値以上に調節する、請求項3に記載の水素製造システム。
  5. 前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力を、前記第二閾値よりも前記第一閾値に近い圧力から前記第一閾値よりも前記第二閾値に近い圧力に繰り返し減少させる、請求項4に記載の水素製造システム。
  6. 前記コントローラは、前記コンプレッサを制御して、前記第一圧力計によって測定される圧力が前記第一閾値よりも前記第二閾値に近い状態を所定期間継続させる、請求項4又は5に記載の水素製造システム。
  7. 前記第一配管に取り付けられたon-off弁をさらに備え、
    前記コントローラは、前記コンプレッサ及び前記on-off弁を制御することにより、前記第一圧力計によって測定される圧力を調節する、
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  8. 前記第一配管は、前記複数の水素生成セルのそれぞれに接続された複数の収集管と、前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記リザーバーとの間に配置され、前記複数の収集管における前記水素の流れを合流させる合流管と、を有し、
    前記on-off弁は、前記合流管に取り付けられている、
    請求項7に記載の水素製造システム。
  9. 前記第一配管は、前記複数の水素生成セルのそれぞれに接続された複数の収集管と、前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記リザーバーとの間に配置され、前記複数の収集管における前記水素の流れを合流させる合流管と、を有し、
    前記複数の収集管に又は前記水素の流れ方向において前記複数の収集管と前記合流管との間に取り付けられた複数の逆止弁をさらに備えた、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  10. 前記複数の水素生成セルに供給されるべき前記電解液を貯蔵するタンクと、
    前記タンクと前記複数の水素生成セルとを接続しており、前記タンクに貯蔵された前記電解液を前記複数の水素生成セルに供給する第三配管と、を備えた、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  11. 前記リザーバーに接続されており、前記リザーバーの内部に含まれる水を排出する排水管をさらに備えた、請求項1〜10のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  12. 前記複数の水素生成セルに供給されるべき前記電解液を貯蔵するタンクと、
    前記タンクと前記複数の水素生成セルとを接続しており、前記タンクに貯蔵された前記電解液を前記複数の水素生成セルに供給する第三配管と、
    前記リザーバーから前記タンクに向かって延びており、前記リザーバーの内部に含まれる水を排出して前記タンクに導く排水管をさらに備えた、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  13. 前記タンクの内部の圧力を測定する第二圧力計をさらに備えた、請求項12に記載の水素製造システム。
  14. 前記コンプレッサで加圧された前記水素を貯蔵する高圧ガス容器をさらに備えた、請求項1〜13のいずれか1項に記載の水素製造システム。
  15. 前記コンプレッサで加圧された前記水素を受け入れる燃料電池をさらに備えた、請求項1〜13のいずれか1項に記載の水素製造システム。
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