JP2018193472A - 樹脂組成物および成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高い難燃性を維持しつつ、経時後の機械的強度に優れ、かつ、重量が増加しない樹脂組成物および成形品の提供。【解決手段】(A)ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜100重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0重量%を含む樹脂成分100重量部に対して、(B)下記式(1)で表される化合物5〜30重量部と、(C)ハイドロタルサイト0.2〜5重量部を含む、樹脂組成物;式(1)中、n3は、1または2を表す。【選択図】 なし

Description

本発明は、樹脂成分として、ポリフェニレンエーテル樹脂を必須成分として含み、必要に応じ、スチレン系樹脂等を含みうる樹脂組成物および、前記樹脂組成物を成形してなる成形品に関する。
ポリフェニレンエーテル樹脂は、事務機器用途、自動車用途、電気電子機器用途、家電用途等各種用途に用いられている。このようなポリフェニレンエーテル樹脂を含む組成物として、例えば、特許文献1には、(A)ポリフェニレンエーテル樹脂またはポリフェニレンエーテル樹脂とスチレン系樹脂との混合樹脂:55〜90重量部と、(B)水添ブロック共重合体:1〜30重量部と、(C)リン酸エステル系化合物:5〜30重量部と、前記(A)、前記(B)、および前記(C)の合計100重量部に対して、(D)アルミニウム化合物:0.05〜5.0重量部とを、含有する、難燃性樹脂組成物が開示されている。
特開2015−127357号公報
上記特許文献1にも記載のとおり、従来から、ポリフェニレンエーテル樹脂にリン酸エステル系難燃剤を配合することが行われている。そして、リン酸エステル系難燃剤は、一般的に、分子中のリン原子の含有割合が多い方が高い難燃性を奏することも知られている。しかしながら、リン酸エステル系難燃剤として、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェート)などを配合すると、高温高湿環境下では、特異的に加水分解が進行しやすく、経時の機械的強度が格段に劣り、かつ、重量が増加することが分かった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするものであって、高い難燃性を維持しつつ、経時後の機械的強度に優れ、かつ、重量が増加しない樹脂組成物および成形品を提供することを目的とする。
かかる状況のもと、発明者が検討を行った結果、加水分解抑制剤として、(C)ハイドロタルサイトを用いることにより、上記課題を解決しうることを見出した。具体的には、下記手段<1>により、好ましくは<2>〜<5>により、上記課題は解決された。
<1>(A)ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜100重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0重量%を含む樹脂成分100重量部に対して、(B)下記式(1)で表される化合物5〜30重量部と、(C)ハイドロタルサイト0.2〜5重量部を含む、樹脂組成物;
式(1)
Figure 2018193472
式(1)中、n3は、1または2を表す。
<2>前記式(1)で表される化合物が、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェート)である、<1>に記載の樹脂組成物。
<3>さらに、(D)フッ素系樹脂を、前記(A)樹脂成分100重量部に対し、0.2〜1重量部含む、<1>または<2>に記載の樹脂組成物。
<4>樹脂組成物を、ISO−15103に準じて、ISO3167:93A型試験片に成形し、85℃、相対湿度85%の雰囲気下に1000時間保持した後の引張強さ保持率が、108%以上である、<1>〜<3>のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
<5><1>〜<4>のいずれか1つに記載の樹脂組成物を成形してなる成形品。
本発明により、高い難燃性を維持しつつ、経時後の機械的強度に優れ、かつ、重量が増加しない樹脂組成物および成形品を提供可能になった。
以下において、本発明の内容について詳細に説明する。尚、本明細書において「〜」とはその前後に記載される数値を下限値および上限値として含む意味で使用される。
本発明の樹脂組成物は、(A)ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜100重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0重量%を含む樹脂成分100重量部に対して、(B)下記式(1)で表される化合物5〜30重量部と、(C)ハイドロタルサイト0.2〜5重量部を含むことを特徴とする。
このような構成とすることにより、高い難燃性を維持しつつ、経時の機械的強度を高く保持でき、かつ、経時の重量増加を抑制することが可能になる。
式(1)
Figure 2018193472
式(1)中、n3は、1または2を表す。
以下、本発明の詳細について、説明する。
<樹脂成分(A)>
本発明における樹脂成分は、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜100重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0重量%を含み、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜99.5重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0.5重量%を含むことが好ましく、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)45〜99.5重量%と、スチレン系樹脂(a2)55〜0.5重量%を含むことがより好ましく、ポリフェニレンエーテル樹脂60〜99.5重量%と、スチレン系樹脂40〜0.5重量%を含むことがさらに好ましく、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)70〜99重量%と、スチレン系樹脂(a2)30〜1重量%を含むことが一層好ましく、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)70〜90重量%と、スチレン系樹脂(a2)30〜10重量%とを含むことがより一層好ましい。また、本発明における樹脂成分は、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)およびスチレン系樹脂(a2)以外の他の樹脂成分を含んでいてもよい。他の樹脂成分を含む場合、樹脂成分(A)の30重量%以下が好ましい。一方、本発明の樹脂組成物は、実質的に他の樹脂成分を含まない構成とすることもできる。ここで、実質的に含まないとは、樹脂成分の5重量%未満であることをいい、好ましくは3重量%未満、より好ましくは1重量%未満である。
以下、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)、スチレン系樹脂(a2)およびその他の樹脂について説明する。
<<ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)>>
本発明の樹脂組成物に用いられるポリフェニレンエーテル樹脂は、下記式で表される構成単位を主鎖に有する重合体であって、単独重合体または共重合体の何れであってもよい。
Figure 2018193472
(式中、2つのRaは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、第1級もしくは第2級アルキル基、アリール基、アミノアルキル基、ハロゲン化アルキル基、炭化水素オキシ基、またはハロゲン化炭化水素オキシ基を表し、2つのRbは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、第1級もしくは第2級アルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基、炭化水素オキシ基、またはハロゲン化炭化水素オキシ基を表す。ただし、2つのRaがともに水素原子になることはない。)
aおよびRbとしては、水素原子、第1級もしくは第2級アルキル基、アリール基が好ましい。第1級アルキル基の好適な例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−アミル基、イソアミル基、2−メチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、2−、3−もしくは4−メチルペンチル基またはヘプチル基が挙げられる。第2級アルキル基の好適な例としては、例えば、イソプロピル基、sec−ブチル基または1−エチルプロピル基が挙げられる。特に、Raは第1級もしくは第2級の炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基であることが好ましい。Rbは水素原子であることが好ましい。
好適なポリフェニレンエーテル樹脂の単独重合体としては、例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−メチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル等の2,6−ジアルキルフェニレンエーテルの重合体が挙げられる。共重合体としては、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリエチルフェノール共重合体、2,6−ジエチルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体、2,6−ジプロピルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体等の2,6−ジアルキルフェノール/2,3,6−トリアルキルフェノール共重合体、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルにスチレンをグラフト重合させたグラフト共重合体、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体にスチレンをグラフト重合させたグラフト共重合体等が挙げられる。
本発明におけるポリフェニレンエーテル樹脂としては、特に、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリメチルフェノールランダム共重合体が好ましい。また、特開2005−344065号公報に記載されているような末端基数と銅含有率を規定したポリフェニレンエーテル樹脂も好適に使用できる。
ポリフェニレンエーテル樹脂の粘度は、クロロホルム中で測定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dL/gのものが好ましく、0.3〜0.6dL/gのものがより好ましい。固有粘度を0.2dL/g以上とすることにより、樹脂組成物の機械的強度がより向上する傾向にあり、0.8dL/g以下とすることにより、流動性がより向上し、成形加工がより容易になる傾向にある。また、固有粘度の異なる2種以上のポリフェニレンエーテル樹脂を併用して、この固有粘度の範囲としてもよい。
本発明に使用されるポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法に従って、例えば、2,6−ジメチルフェノール等のモノマーをアミン銅触媒の存在下、酸化重合する方法を採用することができ、その際、反応条件を選択することにより、固有粘度を所望の範囲に制御することができる。固有粘度の制御は、重合温度、重合時間、触媒量等の条件を選択することにより達成できる。
本発明において、ポリフェニレンエーテル樹脂は1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
<<スチレン系樹脂(a2)>>
スチレン系樹脂としては、スチレン系単量体の重合体、スチレン系単量体と他の共重合可能な単量体との共重合体およびスチレン系グラフト共重合体等が挙げられる。本発明において、スチレン系樹脂は1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明で使用されるスチレン系樹脂としては、ポリスチレン樹脂(PS)、ゴム変性スチレン樹脂(耐衝撃性ポリスチレンともいう、HIPS)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、メチルメタクリレート・アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(MABS樹脂)、アクリロニトリル・アクリルゴム・スチレン共重合体(AAS樹脂)、アクリロニトリル・エチレンプロピレン系ゴム・スチレン共重合体(AES樹脂)、スチレン・IPN(Inter Penetration Network)型ゴム共重合体等の樹脂、スチレン−オレフィンブロック共重合体または、これらの混合物が挙げられる。
本発明で使用されるスチレン系樹脂は、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)およびスチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)から選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、少なくともゴム変性スチレン樹脂(a2−1)を含むことがより好ましい。
また、本発明の一実施形態として、本発明における樹脂成分(A)に含まれるスチレン系樹脂の98〜100重量%がゴム変性スチレン樹脂(a2−1)およびスチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)から選択される形態が挙げられる。
<<<ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)>>>
本発明で用いるゴム変性スチレン樹脂は、いわゆる、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)と呼ばれるものであり、例えば、ゴムの存在下で、少なくともスチレン単量体を重合して得られる。ゴム変性スチレン樹脂では、スチレン系重合体のマトリックス中に、微細なゴム状粒子がブレンドまたはグラフト重合されている。
ゴムとしては、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン、エチレン−プロピレン共重合体等が挙げられる。
スチレン系重合体としては、ポリスチレンおよびスチレンと他の共重合可能なモノマーとの共重合体が挙げられ、ポリスチレンが好ましい。スチレン系重合体としては、下記式(2)で示される繰り返し単位からなる重合体、および、下記式(2)で示される繰り返し単位を50重量%以上含む、他の共重合可能なモノマーとの共重合体が挙げられる。
Figure 2018193472
(式(2)中、Rは、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基であり、Zは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基またはハロゲン原子を表し、nは1〜5の整数である。)
スチレン系以外の単量体としては、アクリロニトリル、メチルメタクリレートなどのビニル系単量体が挙げられる。
ゴム変性スチレン樹脂中のゴム質重合体成分の含有率は、1〜40重量%の範囲が好ましく、さらに好ましくは3〜30重量%である。また、スチレン系単量体以外の単量体成分を含む場合、ゴム変性スチレン樹脂中のゴム質重合体成分およびスチレン系単量体成分含有率の和は、90重量%以上とするのが好ましく、さらに好ましくは95重量%以上である。
ゴム変性スチレン樹脂の分子量を反映するメルトフローレート(MFR)としては、温度200℃、荷重5kgの条件下での測定値が、0.5〜15g/10分の範囲が好ましく、さらに好ましくは1.0〜10g/10分の範囲である。
ゴム変性スチレン樹脂の重量平均分子量は、5,000〜100,000が好ましく、10,000〜50,000がより好ましい。
ゴム変性スチレン樹脂の市販品としては、PSジャパン社製、HT478が例示される。
ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)を配合する場合、その配合量は、樹脂成分(A)の0.5〜50重量%が好ましく、3〜45重量%がより好ましい。
特に、スチレン系樹脂として、スチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)を用いない場合、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)の配合量は、樹脂成分(A)の10〜50重量%が好ましく、20〜45重量%がさらに好ましい。一方、後述するスチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)と併用する場合、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)の配合量は、樹脂成分(A)の1〜25重量%が好ましく、4〜10重量%がより好ましい。
<<<スチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)>>>
本発明で用いるスチレン−オレフィンブロック共重合体は、分子中に、好ましくは分子の少なくとも一方の末端に、より好ましくは分子の両末端に、スチレン由来の構成単位を主成分とする領域(スチレンブロック)を有し、さらに、オレフィン由来の構成単位を主成分とする領域(オレフィンブロック)を有するものである。ここで、スチレン由来の構成単位を主成分とするとは、前記スチレンブロックの90重量%以上が、スチレン由来の構成単位からなることを言う。オレフィンブロックについても同様である。
本発明で用いるスチレン−オレフィンブロック共重合体は、スチレンブロックおよびオレフィンブロック以外の他の領域を含んでいてもよいが、前記他の領域は、通常、スチレン−オレフィンブロック共重合体の5重量%以下である。
上記オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等が例示される。スチレン−オレフィンブロック共重合体に含まれるオレフィンは、1種のみであっても、2種以上であってもよい。
スチレン−オレフィンブロック共重合体の具体例としては、スチレン−エチレン・プロピレン共重合体(SEP)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−エチレン・ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン・プロピレン−スチレン共重合体(SEPS)、スチレン−エチレン・エチレン・プロピレン−スチレン共重合体(SEEPS)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、ポリスチレン−ビニル−ポリイソプレンが結合したトリブロック共重合体(PS−VPI)等が挙げられる。
また、本発明で用いるスチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
スチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)を配合する場合、その配合量は、樹脂成分(A)の0.5〜10重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
特に、スチレン系樹脂として、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)を用いない場合、スチレン−オレフィンブロック共重合体(a2−2)の配合量は、樹脂成分(A)の0.5〜10重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
一方、スチレン系樹脂として、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)と併用する場合、スチレン系樹脂として、ゴム変性スチレン樹脂(a2−1)の配合量は、樹脂成分(A)の0.5〜10重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましい。
<<他の樹脂成分>>
本発明の樹脂組成物は、上述のとおり、本発明の効果を損なわない範囲において、ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)、スチレン系樹脂(a2)以外のその他の樹脂を、樹脂成分の一部として用いてもよい。その他の樹脂としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂は、2種以上を組み合わせて使用することもできる。これらの配合量は、樹脂成分の5重量%以下であることが好ましい。
尚、本発明の樹脂組成物は、樹脂成分を70重量%以上含むことが好ましく、75重量%以上含むことがより好ましい。
<(B)式(1)で表される化合物>
本発明の樹脂組成物は、式(1)で表される化合物を含む。このような難燃剤は、分子中のリン原子の割合が高く、高い難燃性を達成する。
式(1)
Figure 2018193472
式(1)中、n3は、1または2を表す。n3は好ましくは1である。
本発明では、式(1)で表される化合物が、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェート)であることがより好ましい。このような化合物は加水分解性が高いが(C)ハイドロタルサイトを配合することにより、加水分解を効果的に抑制できる。
以下に、本発明で用いられる式(1)で表される化合物を例示するが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
Figure 2018193472
また、市販品としては、大八化学工業社製、CR−733Sなどが例示される。
式(1)で表される化合物は、樹脂成分(A)100重量部に対し、5〜30重量部含む。式(1)で表される化合物の配合量の下限値は、樹脂成分(A)100重量部に対し、10重量部以上であることが好ましく、16重量部以上であることがより好ましい。また、式(1)で表される化合物の配合量の上限値は、樹脂成分(A)100重量部に対し、25重量部以下であることが好ましく、20重量部以下であることがより好ましい。
式(1)で表される化合物は、1種のみ含んでいてもよいし、2種以上含んでいてもよい。2種以上含む場合、合計量が上記範囲となることが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、上記式(1)で表される化合物以外の難燃剤を含んでいてもよい。しかしながら、本発明では、上記式(1)で表される化合物以外の難燃剤を実質的に含まない構成とすることもできる。実質的に含まないとは、本発明の樹脂組成物における、式(1)で表される化合物以外の化合物の含有量が、式(1)で表される化合物の量の5重量%以下、好ましくは3重量%以下、特に好ましくは1重量%以下であることをいう。特に、本発明では、ハロゲン系難燃剤(例えば、臭素系、塩素系など)を実質的に含まない構成とすることができる点で好ましい。
<(C)ハイドロタルサイト>
本発明の樹脂組成物は、(C)ハイドロタルサイトを含む。このような成分を含むことにより、(B)式(1)で表される化合物の加水分解を抑制し、長期間に渡って機械的強度を高く保持することができる。
(C)ハイドロタルサイトの種類は、特に制限されない。(C)ハイドロタルサイトは、天然物、合成物のいずれであってもよい。例えば、Mg3ZnAl2(OH)12CO3・wH2O(wは正の数を表す。)、MgxAly(OH)2x+3y-2CO3・wH2O(但し、xは1〜10、yは1〜10、wは正の数を表す。)、MgxAly(OH)2x+3y-2CO3(但し、xは1〜10、yは1〜10を表す)が例示される。具体的には、協和化学工業社製、DHT−4A−2やKW−2200が挙げられる。
前記(C)ハイドロタルサイトの配合量は、(A)樹脂成分100重量部に対し、0.2〜5重量部である。前記(C)ハイドロタルサイトの配合量の下限値は、0.4重量部以上であることが好ましく、0.6重量部以上であることがより好ましく、0.75重量部以上であることが一層好ましく、0.9重量部以上であることがより一層好ましい。前記(C)ハイドロタルサイトの配合量の上限値は、4.0重量部以下であってもよく、3.0重量部以下であってもよく、2.0重量部以下であってもよい。このような範囲とすることにより、高温高湿環境下では加水分解が進行するのを抑制し、経時後の機械的強度が向上する。さらに、成形品の外観も向上する、
上記(C)ハイドロタルサイトは、1種のみ含んでいてもよいし、2種以上含んでいてもよい。2種以上含む場合、合計量が上記範囲となることが好ましい。
本発明の樹脂組成物の一実施形態は、カルボジイミド化合物を含まない樹脂組成物である。このような構成とすることにより、特に、湿熱下に1000時間置いたときの、引張強さ保持率を高く維持し、かつ、重量増加を効果的に抑制できる。
本発明では、また、前記(B)式(1)で表される化合物と、前記(C)ハイドロタルサイトの重量比率である、(B)/(C)が8〜90であることが好ましく、8〜40であることがより好ましく、9〜20であることがさらに好ましく、10〜20であることが一層さらに好ましい。このような範囲とすることにより、経時によって、機械的強度が向上する傾向にある。
<(D)フッ素系樹脂>
本発明の樹脂組成物は、さらに、(D)フッ素系樹脂を、前記(A)樹脂成分100重量部に対し、0.2〜1重量部含むことが好ましい。(D)フッ素系樹脂を用いることにより、燃焼時のドリップを改善する効果があり、より高度な難燃性を得ることができる。
フッ素系樹脂は、フルオロオレフィン樹脂が好ましい。フルオロオレフィン樹脂は、通常フルオロエチレン構造を含む重合体あるいは共重合体であり、懸濁重合法または乳化重合法で製造されたものが主として使用される。具体例としては、ジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン等が挙げられ、テトラフルオロエチレンが好ましい。
本発明で用いるフッ素系樹脂の詳細は、特開2013−067763号公報の段落0070〜0077の記載を参酌でき、これらの内容は本明細書に組み込まれる。
本発明で用いるフッ素系樹脂は、市販品でもよく、三菱レイヨン社製「メタブレン(登録商標)A−3750」、GEスペシャリティケミカル社製「ブレンデックス(登録商標)449」、PIC社製「Poly TS AD001」等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物における、(D)フッ素系樹脂の配合量は、配合する場合、(A)樹脂成分100重量部に対し、0.2〜1重量部であることが好ましく、0.3〜0.8重量部であることがより好ましい。(D)フッ素系樹脂の配合量を1重量部以下とすることで本発明の流動性や難燃性をより向上させることができ、0.2重量部以上とすることで燃焼時のドリップを改善する効果がある。
本発明では、(D)フッ素系樹脂は、1種のみ用いてもよく、2種以上も用いてもよい。2種以上用いる場合、合計量が上記範囲となることが好ましい。
<(E)強化剤>
さらに、本発明の樹脂組成物は、(E)強化剤を含んでいてもよい。(E)強化剤を配合することにより、得られる成形品の機械的強度をより向上させることができる。
(E)強化剤は、有機系強化剤および無機系強化剤の少なくとも1種、例えば、ガラス繊維、ガラスフレーク、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、シリカ、クレー、炭素繊維等を配合してもよい。
本発明の樹脂組成物に、強化剤を配合する場合、樹脂成分100重量部に対し、5〜100重量部の範囲で配合することが好ましい。(E)強化剤は、1種のみ配合してもよいし、2種以上配合してもよい。
しかしながら、本発明では、強化剤を実質的に配合しない構成とすることもできる。実質的に配合しないとは、例えば、樹脂組成物の1重量%以下であることをいう。
<他の成分>
本発明の樹脂組成物は、上述の成分以外の他の成分を含んでいてもよい。
具体的には、本発明の樹脂組成物は、熱安定剤、上記以外の難燃剤、染料、顔料、離型剤、酸化防止剤、増核剤、上記以外の他の耐衝撃改良剤、可塑剤、流動性改良剤等を含んでいてもよい。これらの成分を含有する場合、その含有量は、合計で、樹脂組成物の0.01〜5重量%の範囲とすることが好ましい。
<物性>
本発明の樹脂組成物は、UL94規格(Underwriters Laboratories Inc.)に準拠した燃焼試験において、0.75mm厚の試験片としたときの評価がV−1以上を満たすことが好ましく、V−0を満たすことがより好ましい。
本発明の樹脂組成物は、ISO−15103に準じて、ISO3167:93A型試験片に成形し、85℃、相対湿度85%の雰囲気下に1000時間保持した後の引張強さ保持率が、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、100%以上であることがさらに好ましく、100%を超えることが一層好ましく、105%以上であることがより一層好ましく、108%以上であることがさらに一層好ましく、110%以上であることが特に一層好ましい。上限値については、長期間の高温アニール効果による硬化のため100%を超えることがあり、例えば、120%以下、さらには、115%以下であっても、各種用途に好ましく用いることができる。引張強さ保持率は、後述する実施例に記載の方法に従って測定される。
本発明の樹脂組成物は、85℃、相対湿度85%の雰囲気下に1000時間保持した後の重量増加率が3.0%以下であることが好ましく、2.0%以下であることがより好ましく、1.0%以下であることがさらに好ましく、0.9%以下であることが一層好ましく、0.7%以下であることがより一層好ましく、0.6%以下であることがさらに一層好ましい。下限値は0%であってもよいが、例えば、0.1%以上、さらには、0.3%以上であっても、各種用途に好ましく用いることができる。重量変化率は、後述する実施例に記載の方法に従って測定される。
本発明の樹脂組成物は、MVRが8.0〜15.0cm3/10分であることが好ましく、10.0〜14.0cm3/10分であることがより好ましく、11.0〜13.0cm3/10分であることがさらに好ましい。MVRは、後述する実施例に記載の方法に従って測定される。
本発明の樹脂組成物を得るための方法としては、各種混練機、例えば、一軸および多軸混練機、バンバリーミキサー、ロール、ブラベンダープラストグラム等で、上記成分を混練し、ペレット化することで得られる。
<成形品>
本発明は、また、本発明の樹脂組成物を成形してなる成形品を開示する。成形品の形態としては、フィルム、筐体等が例示される。
本発明の成形品の製造方法は、特に限定されるものでなく、熱可塑性樹脂組成物について一般に用いられている成形法、例えば、射出成形、中空成形、押し出し成形、シート成形、熱成形、回転成形、積層成形等の成形法が適用できる。特に、本発明の樹脂組成物をフィルムまたは積層体に成形する場合、単数または複数台の単軸もしくは二軸の押出機で、樹脂組成物を層状に溶融押出し、フィードブロックとTダイによりフィルムを得る方法や、マルチマニホールドダイを使用し積層体を得る方法が挙げられる。
本発明の成形品は、電気・電子産業、宇宙・航空機産業等の分野において、広く用いることができ、太陽光発電モジュール、リチウム電池や鉛蓄電池の電槽に特に好ましく用いられる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜、変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例に限定されるものではない。
<(A)樹脂成分>
(A1)ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE):ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリキシレノールシンガポール社製「PX100L」、クロロホルム中で測定した30℃の固有粘度0.47dL/g
(A2)ゴム変性スチレン樹脂:ハイインパクトポリスチレン(HIPS)、PSジャパン社製「HT478」、重量平均分子量(Mw)200,000、MFR3.2g/10分
<(B)難燃剤(式(1)で表される化合物)>
CR−733S:大八化学工業社製、25℃で液体である
Figure 2018193472
<(C)ハイドロタルサイト>
ハイドロタルサイト:DHT−4A−2、協和化学工業社製
<比較用安定剤>
ハイジライトH−43M、昭和電工社製
スタバクゾール(登録商標)IPowder、ラインケミー社製
<他の添加剤>
(D)フッ素系樹脂:滴下防止剤、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、メタブレン Aー3750、三菱レイヨン社製
安定剤:本荘ケミカル社製、酸化亜鉛2種
離型剤:酸化型ポリエチレンワックス(PE WAX)、サンワックス151P、三洋化成社製
実施例1〜4、比較例1〜5
下記表1に示す割合(重量基準)で各成分を混合し、二軸押出機(東芝機械社製:TEM18SS)を用いて、シリンダー温度280℃、スクリュー回転数350rpmで溶融混練を行い、樹脂組成物(ペレット)を得た。
得られた樹脂組成物(ペレット)を用いて、下記評価を行った。結果を表1に示した。
(1)引張強さおよびその保持率
上記で得られた樹脂組成物(ペレット)を80℃で2時間乾燥した後、射出成形機(東芝機械社製「EC75SX」)にて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃の条件で、ISO−15103に準じて、93A型試験片(以下、「ISO試験片という」)を作製し、ISO527規格に準じて、引張強さを測定した。
上記で得られたISO試験片を、85℃、相対湿度85%に設定した高温恒湿槽にて、500時間および1000時間まで、それぞれ、エージングを実施した後、室温23℃、相対湿度50%の状態に24時間保持し、その後、上記と同様の方法で引張強さを測定した。また、85℃、相対湿度85%に設定した高温恒湿槽に入れる直前(0時間)の引張強さを同様に測定し、以下の通り引張強さ保持率を測定した。
引張強さ保持率(単位:%)=[(各時間における引張強さ)/(0時間における引張強さ)]×100
(2)重量増加率
上記で得られた樹脂組成物(ペレット)を80℃で2時間乾燥した後、射出成形機(東芝機械社製、「EC75SX」)にて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃の条件で100mm×100mm×3mmの試験片を作製し、85℃、相対湿度85%の環境下に、1000時間保持した。保持前後の重量を測定し、以下の式に従って重量増加率を測定した。
重量増加率(%)=[(保持後の重量−保持前の重量)/保持前の重量]×100
(3)難燃性(UL94燃焼性)
上記で得られた樹脂組成物(ペレット)を80℃で2時間乾燥した後、射出成形機(東芝機械社製、「EC75SX」)にて、シリンダー温度280℃、金型温度80℃の条件で127mm×12.7mm×0.75mmの試験片を作製し、UL94規格に準拠して測定を行った。V−0が最も難燃性に優れており、V−1、V−2と順に劣る。
(4)シャルピー衝撃強さ(ノッチ付)
上記得られたISO試験片を、ISO−179に準拠し、中央にノッチ(切り欠き)を付けて、ノッチ付シャルピー衝撃試験片を成形した。
得られたノッチ付シャルピー衝撃試験片について、耐衝撃性評価として、ISO−179に準拠し、23℃におけるシャルピー衝撃強さを測定した。
(5)荷重たわみ温度
上記で得られたISO試験片について、耐熱性評価として、DTUL(荷重たわみ温度)を、ISO−75に準拠し、1.8MPa下、フラットワイズにて測定した。
(6)メルトボリュームフローレート(MVR)
上記で得られた樹脂組成物(ペレット)を80℃で4時間乾燥した後、メルトボリュームフローレートを、ISO−1133に準拠し、測定温度300℃、測定荷重2.16kgにて測定した。
(7)総合評価
上記(1)〜(6)を踏まえ、総合的に評価した。Aが最もよく、B、C、Dの順になる。
結果を下記表に示す。
Figure 2018193472
上記表から明らかなとおり、本発明の樹脂組成物を用いた場合(実施例1〜4)、経時の引張強さ保持率、および重量保持率に優れていた。
これに対し、安定剤を配合しない場合(比較例1)、または安定剤を配合しても、(C)ハイドロタルサイト以外の安定剤を配合した場合(比較例2〜5)、いずれも、経時の引張強度保持率、および重量保持率が劣ってしまった。
特に、保持前の0時間における引張強さには、全ての実施例および比較例について、大差がないことから、本発明の効果が、顕著かつ予想外の効果であることがわかる。

Claims (5)

  1. (A)ポリフェニレンエーテル樹脂(a1)30〜100重量%とスチレン系樹脂(a2)70〜0重量%を含む樹脂成分100重量部に対して、
    (B)下記式(1)で表される化合物5〜30重量部と、
    (C)ハイドロタルサイト0.2〜5重量部を含む、樹脂組成物;
    式(1)
    Figure 2018193472
    式(1)中、n3は、1または2を表す。
  2. 前記式(1)で表される化合物が、レゾルシノールビス(ジフェニルフォスフェート)である、請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. さらに、(D)フッ素系樹脂を、前記(A)樹脂成分100重量部に対し、0.2〜1重量部含む、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
  4. 樹脂組成物を、ISO−15103に準じて、ISO3167:93A型試験片に成形し、85℃、相対湿度85%の雰囲気下に1000時間保持した後の引張強さ保持率が、108%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物を成形してなる成形品。
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