JP2018193075A - ブリスターパック - Google Patents

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【課題】内容物を取り出すときに内容物が落下しにくいブリスターパックを提供する。【解決手段】ブリスターパック1は固形の内容物Cを収容できるように形成された凹部11、および、凹部11と繋がるように凹部11の開口12の周囲に形成されたフランジ14を含む容器10と、凹部11の開口12が閉じられるようにフランジ14に接合されたシート20とを備える。ブリスターパック1はフランジ14を、凹部11と繋がる第1フランジ15と、凹部11および第1フランジ15から分離された第2フランジ16とに分離できるようにフランジ14に形成された切込40をさらに備える。【選択図】図3

Description

本発明はブリスターパックに関する。
医薬品の錠剤およびカプセル剤等を収容するブリスターパックが知られている。特許文献1は従来のブリスターパックの一例を開示している。このブリスターパックは特許文献1の図1等に示されるように、内容物を収容できるように形成されたポケット部(4)、ポケット部(4)の開口の周囲に形成されたフィルム(2)、および、ポケット部(4)の開口を閉じるようにフィルム(2)に接合されたアルミニウム箔(3)を備える。ポケット部(4)の底がアルミニウム箔(3)に向けて押された場合、薬剤(9)がアルミニウム箔(3)を突き破り、ポケット部(4)の開口が開放される。
特開2016−204683号公報
従来のブリスターパックによれば、薬剤(9)がアルミニウム泊(3)を突き破ったときの勢いによりポケット部(4)から飛び出すおそれがある。
(1)固形の内容物を収容できるように形成された凹部、および、前記凹部と繋がるように前記凹部の開口の周囲に形成されたフランジを含む容器と、前記凹部の開口が閉じられるように前記フランジに接合されたシートと、前記フランジを、前記凹部と繋がる第1フランジと、前記凹部および前記第1フランジから分離された第2フランジとに分離できるように前記フランジに形成された切込とを備える、ブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、例えば次のように凹部の開口を開放できる。フランジが第1フランジと第2フランジとに分離される。次に、第1フランジが一方の手で保持され、シートが第1フランジから剥がれるように第2フランジが他方の手で動かされる。第2フランジの移動にともない、シートのうちの第1フランジと接合された部分が第1フランジから剥がれる。この手順により内容物が凹部に収容された状態で開口が開放され、内容物が凹部から取り出される。このため、内容物を取り出すときに内容物が落下しにくい。また、フランジが第1フランジと第2フランジとに分離された状態において開口が開放される場合においても、内容物が凹部に収容された状態で開口が開放されるため、内容物を取り出すときに内容物が落下しにくい。
(2)前記シートは前記開口を閉鎖する蓋部と、前記フランジに接合された接合部とを含み、前記切込は前記フランジが分離した状態において、少なくとも前記内容物を前記凹部から取り出すことができる程度に前記蓋部が前記開口を開放するように前記フランジに形成されている、(1)に記載のブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、フランジが第1フランジと第2フランジとに分離されることにより開口が開放されるため、開口を容易に開放できる。
(3)前記切込は前記フランジが分離した状態において、前記蓋部の一部が前記開口を閉鎖するように前記フランジに形成されている、(2)に記載のブリスターパック。
開口が開放された状態において内容物が容器から落下することが蓋部の一部により妨げられるため、内容物を取り出すときに内容物が一層落下しにくい。
(4)前記切込は前記開口の縁に沿う部分を含む、(2)または(3)に記載のブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、切込のうちの開口の縁に沿う部分と対応する第2フランジの領域が広くなるため、第2フランジを手で保持しやすい。このため、開口を容易に開放できる。
(5)前記フランジは前記開口を挟むように形成された第1縁および第2縁を含み、前記切込は前記第1縁と前記開口の縁の第1部分との間に形成された第1切込、前記第2縁と前記開口の縁の第2部分との間に形成された第2切込、および、前記開口の縁に沿って前記第1部分と前記第2部分との間に形成された第3切込を含む、(4)に記載のブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、第2フランジの端部と切込との距離が長くなるため、第2フランジの領域が広くなる。このため、第2フランジを手で保持しやすくなり、開口を容易に開放できる。
(6)前記開口の形状は楕円であり、前記第1切込は前記第1縁と前記第1部分との間に形成された直線状の切込であり、前記第2切込は前記第2縁と前記第2部分との間に形成された直線状の切込であり、前記第3切込は前記開口の縁に沿って形成された円弧状の切込である、(5)に記載のブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、フランジを分離するために第2フランジを手で動かす方向に沿うように第3切込が湾曲しているため、第1フランジと第2フランジとが第3切込に沿って分離しやすい。このため、開口を容易に開放できる。
(7)前記切込は前記第1フランジと前記第2フランジとを二つ折りできるように形成されている、(1)〜(6)のいずれか一項に記載のブリスターパック。
上記ブリスターパックによれば、フランジを二つ折りして第1フランジと第2フランジとに分離された状態において内容物を凹部から取り出す場合にフランジが邪魔になりにくい。
本発明に関するブリスターパックによれば、内容物を取り出すときに内容物が落下しにくい。
第1実施形態のブリスターパックの斜視図。 図1のブリスターパックの正面図。 図2のD3−D3線に沿う断面図。 図1のブリスターパックの背面図。 図3のフランジが分離され始めた状態を示す断面図。 図5の開口が開放された状態を示す断面図。 第2実施形態のブリスターパックの背面図。 図7のフランジが分離され始めた状態を示す断面図。 図8の開口が開放された状態を示す断面図。
下記各実施形態は本発明に関するブリスターパックが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関するブリスターパックは各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、各実施形態の構成の一部を置換、変更、または、削除した形態である。
(第1実施形態)
図1は内容物Cを収容した状態のブリスターパック1の外観である。内容物Cの一例は錠剤、カプセル剤、または、洗浄剤等の固形状の物体である。ブリスターパック1は容器10、シート20、および、複数の切込線30を備える。
容器10は例えば複数の内容物Cを収容できるように構成されている。容器10は内容物Cを視認できるように透明または半透明の材料により構成されることが好ましい。容器10を構成する材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。正面視または背面視における容器10の外郭形状は任意に選択できる。図示される例では、容器10の外郭形状は長方形に類似する形状である。
容器10は凹部11およびフランジ14を含む。凹部11は内容物Cを収容できるように形成されている。凹部11の数は1つまたは複数である。一例では、凹部11の数は8つである。図1に示される例では、凹部11は容器10の長手方向に4つずつ、容器10の短手方向に2つずつ並べられている。フランジ14は凹部11と繋がるように凹部11の開口12の周囲に形成されている。フランジ14は容器10の外郭を構成している。
フランジ14の厚さ(以下「厚さTF」)の最大値に関する好ましい一例は350μmである。厚さTFの最大値に関するより好ましい一例は300μmである。厚さTFの最小値に関する好ましい一例は200μmである。なお、厚さTFは平坦な状態のフランジ14に直交する断面上において、フランジ14の一方の第1面14Aと他方の第2面14Bとの距離である(図3参照)。
シート20は凹部11の開口12が閉じられるようにフランジ14に接合されている。シート20を構成する材料は任意に選択できる。第1例では、シート20を構成する材料はアルミニウムである。第2例では、シート20を構成する材料は内容物Cが突き破りにくい材料である。内容物Cが突き破りにくい材料の一例は樹脂である。なお、内容物Cが突き破りにくい材料により構成された別のシートがシート20と接合されてもよい。
図2に示されるように、シート20の外郭形状は容器10の外郭形状と実質的に同じである。シート20は蓋部21および接合部22を含む。蓋部21は開口12を閉鎖している。蓋部21はシート20のうちの凹部11と対向する部分であり、フランジ14と接合されていない。接合部22は蓋部21と繋がり、フランジ14に接合されている。シート20とフランジ14との接合形態は種々の形態を取り得る。第1例では、シート20とフランジ14との接合形態は溶着である。第2例では、シート20とフランジ14との接合形態は接着である。第3例では、シート20とフランジ14との接合形態は粘着である。一例では、接合部22はフランジ14に対して剥がれにくいようにフランジ14に接合されている。
シート20の層厚さ(以下「厚さTS」)の最大値に関する好ましい一例は30μmである。厚さTSの最大値に関するより好ましい一例は20μmである。厚さTSの最小値に関する好ましい一例は6μmである。なお、厚さTSは平坦な状態のシート20に直交する断面上において、シート20の一方の第1面20Aと他方の第2面20Bとの距離である(図3参照)。
図1に示される複数の切込線30はブリスターパック1を分割できるようにフランジ14に形成されている。図1に示される例では、複数の切込線30は2つの内容物Cを1組のセット(以下「1組セット」)としてブリスターパック1を分割できるようにフランジ14に形成されている。切込線30は例えば容器10の短手方向に延びている。一例では、切込線30を用いてブリスターパック1が分割され、1組セットに分割されたブリスターパック1が形成される(図4参照)。切込線30の数は容器10に収容される内容物Cの数によって任意に変更される。ブリスターパック1は例えば容器10の短手方向の中心線に対して線対称の関係を有する。
図3に示されるように、ブリスターパック1は切込40をさらに備える。切込40はフランジ14を、凹部11と繋がる第1フランジ15と、凹部11および第1フランジ15から分離された第2フランジ16とに分離できるようにフランジ14に形成されている。第1フランジ15はフランジ14のうちの切込40よりも中心側の部分である。第2フランジ16はフランジ14のうちの切込40よりも外側の部分である。一例では、第1フランジ15が一方の手で保持され、第2フランジ16が他方の手でシート20側に向けて引っ張られることにより、フランジ14が第1フランジ15と第2フランジ16とに分離される。
フランジ14は第1面14Aおよび第2面14Bを含む。第1面14Aはシート20が接合された面である。第2面14Bは第1面14Aとは反対側の面である。切込40はフランジ14を貫通しないように第1面14A側または第2面14B側に形成されている。図3に示される例では、切込40は第2面14B側に形成されている。
フランジ14の最大の厚さTFに対する切込40の最大の深さHAの割合(以下「切込率PA」)は、フランジ14の分離のしやすさ(以下「フランジ14の分離性」)、および、外力に対するフランジ14の強度との関係から決められることが好ましい。切込率PAを求める式は「PA=(HA/TF)×100」である。
切込率PAの最大値に関する好ましい一例は90%である。切込率PAの最大値に関するより好ましい一例は80%である。切込率PAが90%以下である場合、外力に対するフランジ14の強度が高められる。切込率PAが80%以下である場合、外力に対するフランジ14の強度が一層高められる。切込率PAの最小値に関する好ましい一例は50%である。切込率PAの最小値に関するより好ましい一例は60%である。切込率PAが50%以上である場合、フランジ14の分離性が高められる。切込率PAが60%以上である場合、フランジ14の分離性が一層高められる。
図4は1組セットに分割されたブリスターパック1の背面を示す。切込40は例えばフランジ14が分離した状態において、少なくとも内容物Cを凹部11から取り出すことができる程度に蓋部21が開口12を開放するようにフランジ14に形成されている。この構成では、フランジ14が第1フランジ15と第2フランジ16とに分離されることにより開口12が開放されるため、開口12を容易に開放できる。
切込40は第1フランジ15と第2フランジ16とを二つ折りできるように形成されている。この構成では、フランジ14を二つ折りして第1フランジ15と第2フランジ16とに分離された状態において内容物Cを凹部11から取り出す場合にフランジ14が邪魔になりにくい。また、切込40は例えばフランジ14が分離した状態において、蓋部21の一部が開口12を閉鎖するようにフランジ14に形成されている。
フランジ14は第1縁14Cおよび第2縁14Dをさらに含む。第1縁14Cおよび第2縁14Dは開口12を挟むように形成されている。切込40は第1縁14Cと第2縁14Dとを繋げている。開口12の形状は楕円である。楕円は円または円に類似する形状を含む。図4に示される例では、開口12の形状は円である。
切込40は開口12の縁13に沿う部分を含む。具体的には、切込40は第1切込41、第2切込42、および、第3切込43を含む。第1切込41は第1縁14Cと開口12の縁13の第1部分13Aとの間に形成されている。第1部分13Aは開口12の縁13のうちの第1縁14C側の部分を含む。一例では、第1切込41は第1縁14Cと第1部分13Aとの間に形成された直線状の切込である。図4に示される例では、第1切込41は第1縁14Cに対して垂直に延びている。第2切込42は第2縁14Dと開口12の縁13の第2部分13Bとの間に形成されている。第2部分13Bは開口12の縁13のうちの第2縁14D側の部分を含む。一例では、第2切込42は第2縁14Dと第2部分13Bとの間に形成された直線状の切込である。図4に示される例では、第2切込42は第2縁14Dに対して垂直に延びている。
第3切込43は開口12の縁13に沿って第1部分13Aと第2部分13Bとの間に形成されている。一例では、第3切込43は開口12の縁13に沿って形成された円弧状の切込である。この構成では、第2フランジ16の端部16Aと切込40との距離が長くなるため、第2フランジ16の領域が広くなる。このため、第2フランジ16を手で保持しやすくなり、開口12を容易に開放できる。また、フランジ14を分離するために第2フランジ16を手で動かす方向に沿うように第3切込43が湾曲しているため、第1フランジ15と第2フランジ16とが第3切込43に沿って分離しやすい。このため、開口12を一層容易に開放できる。
第3切込43の中心角Aは蓋部21により開放される開口12の面積と、内容物Cの大きさとの関係によって決められることが好ましい。第3切込43の中心角Aは、開口12の中心と第3切込43の一方の端部とを繋ぐ仮想線L1と、開口12の中心と第3切込43の他方の端部とを繋ぐ仮想線L2とがなす円弧の角度である。開口12の中心は円弧状の第3切込43の中心と同軸である。第3切込43の中心角Aの最大値に関する好ましい一例は270度である。第3切込43の中心角Aの最大値に関するより好ましい一例は240度である。第3切込43の中心角Aの最小値に関する好ましい一例は180度である。第3切込43の中心角Aの最小値に関するより好ましい一例は210度である。
図5および図6を参照して、ブリスターパック1の使用方法について説明する。
ブリスターパック1は例えば内容物Cとして錠剤を収容した状態で流通している。その錠剤を必要とするブリスターパック1のユーザには高齢者が含まれる。ブリスターパック1は例えばユーザにより次のように使用される。第1手順では、切込線30を用いてブリスターパック1が1組セットに分割される。第2手順では、図5に示されるように、第2フランジ16が第1フランジ15に対してシート20側に引っ張られる。具体的には、第1フランジ15が一方の手で保持され、第2フランジ16が他方の手でシート20側に向けて引っ張られる。これにより、フランジ14が第1フランジ15と第2フランジ16とに分離し始める。そして、図6に示されるように、第1フランジ15と第2フランジ16とが切込40に沿って分離し、内容物Cが凹部11に収容された状態で開口12が開放される。第3手順では、内容物Cが凹部11から取り出される。
ブリスターパック1によれば、内容物Cが凹部11に収容された状態で開口12が開放されるため、内容物Cを取り出すときに内容物Cが落下しにくい。また、開口12が開放された状態で蓋部21の一部が開口12を閉鎖しているため、内容物Cが容器10から落下することが蓋部21の一部により妨げられる。このため、内容物Cを取り出すときに内容物Cが一層落下しにくい。
また、第1フランジ15と第2フランジ16とを相対的に動かすことによりフランジ14が第1フランジ15と第2フランジ16とに分離されるため、ブリスターパック1を使用するユーザが力の弱い高齢者等であっても開口12を容易に開放できる。また、フランジ14が分離された場合にシート20がフランジ14と接合している状態が維持されやすいため、ユーザが内容物Cとともにシート20を誤飲することが抑制される。
(第2実施形態)
第2実施形態のブリスターパック1は、以下に説明する点において第1実施形態のブリスターパック1と相違し、その他の点において第1実施形態のブリスターパック1と実質的に同じ構成を備える。
図7は1組セットに分割されたブリスターパック1の背面を示す。第2実施形態のブリスターパック1は、第1実施形態の切込40に代えて切込50を備える。切込50はフランジ14を、凹部11と繋がる第1フランジ15と、凹部11および第1フランジ15から分離された第2フランジ16とに分離できるようにフランジ14に形成されている。図7に示される例では、切込50はフランジ14の第2面14B側に形成されている。フランジ14の最大の厚さTFに対する切込50の最大の深さHBの割合(以下「切込率PB」)は切込率PAと実質的に同じである。切込率PBを求める式は「PB=(HB/TF)×100」である。
切込50はフランジ14において、第2フランジ16の端部16Aと開口12の縁13との間に形成されている。フランジ14に対する切込50の配置は任意に選択できる。第1例では、切込50は第1縁14Cと第2縁14Dとを繋げている。第2例では、切込50は第2フランジ16の端部16Aと第1縁14Cまたは第2縁14Dとを繋げている。図7に示される例では、切込50は開口12の縁13と接するように第1縁14Cと第2縁14Dとを繋げている。切込50は例えば第1縁14Cおよび第2縁14Dに対して垂直に延びている。
シート20の接合部22はフランジ14に対して剥がれやすいようにフランジ14に接合されている。具体的には、接合部22はユーザの力が作用した場合にフランジ14から剥がれるようにフランジ14に接合されている。一例では、シート20とフランジ14との接合形態は粘着である。
図8および図9を参照して、ブリスターパック1の使用方法について説明する。
ブリスターパック1は例えばユーザにより次のように使用される。第1手順では、切込線30を用いてブリスターパック1が1組セットに分割される。第2手順では、図8に示されるように、第2フランジ16が第1フランジ15に対してシート20側に引っ張られる。具体的には、第1フランジ15が一方の手で保持され、第2フランジ16が他方の手でシート20側に向けて引っ張られる。これにより、フランジ14が第1フランジ15と第2フランジ16とに分離される。
第3手順では、図9に示されるように、開口12が開放されるようにシート20が第1フランジ15から剥がされる。具体的には、第1フランジ15が一方の手で保持され、シート20が第1フランジ15から剥がれるように第2フランジ16が他方の手で動かされる。第2フランジ16の移動にともない、接合部22が第1フランジ15から剥がれる。この手順により、内容物Cが凹部11に収容された状態で開口12が開放される。第4手順では、内容物Cが凹部11から取り出される。ブリスターパック1によれば、内容物Cが凹部11に収容された状態で開口12が開放されるため、内容物Cを取り出すときに内容物Cが落下しにくい。
1 :ブリスターパック
10 :容器
11 :凹部
12 :開口
13 :縁
13A :第1部分
13B :第2部分
14 :フランジ
14C :第1縁
14D :第2縁
15 :第1フランジ
16 :第2フランジ
20 :シート
21 :蓋部
22 :接合部
40 :切込
41 :第1切込
42 :第2切込
43 :第3切込
50 :切込
C :内容物

Claims (7)

  1. 固形の内容物を収容できるように形成された凹部、および、前記凹部と繋がるように前記凹部の開口の周囲に形成されたフランジを含む容器と、
    前記凹部の開口が閉じられるように前記フランジに接合されたシートと、
    前記フランジを、前記凹部と繋がる第1フランジと、前記凹部および前記第1フランジから分離された第2フランジとに分離できるように前記フランジに形成された切込とを備える
    ブリスターパック。
  2. 前記シートは前記開口を閉鎖する蓋部と、前記フランジに接合された接合部とを含み、
    前記切込は前記フランジが分離した状態において、少なくとも前記内容物を前記凹部から取り出すことができる程度に前記蓋部が前記開口を開放するように前記フランジに形成されている
    請求項1に記載のブリスターパック。
  3. 前記切込は前記フランジが分離した状態において、前記蓋部の一部が前記開口を閉鎖するように前記フランジに形成されている
    請求項2に記載のブリスターパック。
  4. 前記切込は前記開口の縁に沿う部分を含む
    請求項2または3に記載のブリスターパック。
  5. 前記フランジは前記開口を挟むように形成された第1縁および第2縁を含み、
    前記切込は前記第1縁と前記開口の縁の第1部分との間に形成された第1切込、前記第2縁と前記開口の縁の第2部分との間に形成された第2切込、および、前記開口の縁に沿って前記第1部分と前記第2部分との間に形成された第3切込を含む
    請求項4に記載のブリスターパック。
  6. 前記開口の形状は楕円であり、
    前記第1切込は前記第1縁と前記第1部分との間に形成された直線状の切込であり、
    前記第2切込は前記第2縁と前記第2部分との間に形成された直線状の切込であり、
    前記第3切込は前記開口の縁に沿って形成された円弧状の切込である
    請求項5に記載のブリスターパック。
  7. 前記切込は前記第1フランジと前記第2フランジとを二つ折りできるように形成されている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のブリスターパック。
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