JP2018191124A - 中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 周辺環境の変化に対応して、適切な滞空位置を決定する中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】 データの送受信を中継する中継装置であって、中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定する領域設定部460と、中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得する周辺環境情報取得部420および位置情報取得部450と、環境データに基づいて、領域内の座標のうち中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定する座標判定部430とを含む。【選択図】 図4

Description

本発明は、中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラムに関する。
遠隔地の状況を監視するため、いわゆるドローンなどの無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle、以下UAVとして参照する)が用いられることがある。UAVは、遭難者の捜索、貨物の位置確認、海上における漁網の位置確認などの分野で実用化されている。また、遠隔地の測量や点検などへの応用も期待されている。
ところで、UAVがリアルタイムで監視を行うためには、機体の制御や監視したデータなどを、無線にて管制装置などと通信する。特に、管制装置から監視地点までの距離が長距離になる場合には、安定した通信を確保するために、中継用UAVを介して通信する。このような中継用UAVが中継する滞空位置を効率的に決定するために、特開2014−162316号公報(特許文献1)が知られている。
特許文献1には、捜索対象に関する目標情報および目標情報に基づいて決定される捜索モデルに基づいて、捜索場所、捜索パターン、中継場所などを設定し、捜索計画として各UAVの制御を決定する構成が開示されている。また、特許文献1には、天候、脅威、通信状態などの周辺環境の条件を評価し、評価結果を捜索計画に反映する構成が開示されている。特許文献1によれば、UAVを用いた捜索作業において、中継用UAVの滞空位置を自動立案することができる。
しかしながら、UAVの動作は、風や雨などの影響を受けやすく、特に上空ではこれらの要因が変化しやすい。この点につき、特許文献1では、滞空位置決定後の周辺環境の変化に対応した構成となっていない。したがって、周辺環境の変化によって、UAVの故障や落下などの事故により中継が途絶する可能性があった。
そこで、滞空位置の周辺環境が滞空に適さないものに変化した場合に、適切な位置にUAVを移動する技術が求められていた。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、周辺環境の変化に対応して、適切な滞空位置を決定する中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明によれば、データの送受信を中継する中継装置であって、
前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定する領域設定手段と、
前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得する環境データ取得手段と、
前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定する座標判定手段と
を含む、中継装置が提供される。
上述したように、本発明によれば、周辺環境の変化に対応して、適切な滞空位置を決定する中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラムが提供される。
本発明の実施形態における遠隔地中継システム全体のハードウェアの概略構成を示す図。 各種アンテナの指向性について説明する図。 本実施形態の中継用UAVに含まれるハードウェア構成を示す図。 本実施形態の中継用UAVに含まれるソフトウェアブロック図。 本実施形態における環境データの取得と環境評価について説明する図。 本実施形態の中継用UAVが実行する処理を示すフローチャート。 本実施形態において中継用UAVを追加する図。 本実施形態においてアンテナの性能に基づいて環境評価対象エリアを決定する方法を示す図。 本実施形態において実測によって環境評価対象エリアを決定する方法を示す図。 本実施形態において環境評価対象エリアの探索経路を算出する例を示す図。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜その説明を省略するものとする。また、以下の実施形態では、遠隔地中継システム100の一例として、遠隔地を監視するシステムを例に挙げているが、実施形態を監視に限定するものではなく、測量、捜索、点検などであってもよい。
図1は、本発明の実施形態における遠隔地中継システム100全体のハードウェアの概略構成を示す図である。本実施形態の遠隔地中継システム100には、管制装置110、中継用UAV120、監視用UAV130が含まれており、これら各種装置は制御データや取得データなどを無線にて相互に通信できる。なお、遠隔地中継システム100に含まれる中継用UAV120の台数は、図1に示したものに限らず、システムに含まれる台数に制限はない。また、以下の実施形態の説明では、管制装置110から中継用UAV120を経由して監視用UAV130に至る一連のフローを、便宜上、管制装置110側を上流、監視用UAV130側を下流として参照する。
管制装置110は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。管制装置110は、中継用UAV120と無線で通信し、システムに含まれる各UAVの動作の制御や、監視用UAV130からの監視データの取得などを行う。
中継用UAV120は、管制装置110が送信する制御データや、監視用UAV130が送信する監視データなどの各種データを送受信する中継装置であり、自律飛行が可能な移動体である。中継用UAV120は、管制装置110と中継用UAV120と監視用UAV130のうち、上流側および下流側の2つの装置と相互に通信する(なお、通信する2つの装置の両方が、自装置以外の中継用UAV120であってもよい)。したがって、中継用UAV120は、通信対象となる装置が2つあることから、それぞれの装置の方向に対して指向性を有するアンテナを備える。
ここで、アンテナの指向性について図2を以て説明する。図2は、各種アンテナの指向性について説明する図であり、各アンテナの指向性の特性を示すポーラパターン図である。図2(a)はホイップアンテナを、図2(b)はダイポールアンテナを、図2(c)は八木・宇田アンテナを、図2(d)はパラボラアンテナをそれぞれ示している。
ホイップアンテナは、図2(a)に示すように指向性を持たず、全方位に対して等方性の放射パターンを持つ。また、ダイポールアンテナは、図2(b)に示すように、相対する2つの方向に対して指向性を有する放射パターンを持つ。
八木・宇田アンテナやパラボラアンテナは、一般に指向性アンテナとも呼ばれ、図2(c)、(d)に示すように、特定の方向に対して鋭い放射パターンを持つ。このような指向性アンテナを用いることで、特定の方向への電波の送信を行うことができ、また、特定の方向からの電波の受信強度を大きくできる。したがって、他の装置への不要な放射や、他の装置からのノイズなどの影響を低減できる。本実施形態の中継用UAV120は、指向性アンテナを用いることが好ましい。
説明を図1に戻す。監視用UAV130は、監視対象となるエリアを自律飛行し、カメラなどによって当該エリアの情報を収集し、リアルタイムデータ伝送を行う移動体である。収集した監視データは、中継用UAV120を経由して、管制装置110に送信される。監視用UAV130で使用されるアンテナも、指向性アンテナであることが好ましい。
なお、図1に示す通信可能領域は、2つの装置(例えば、管制装置110と中継用UAV120a、中継用UAV120aと中継用UAV120b、中継用UAV120bと監視用UAV130など)が相互に通信可能な領域を示している。したがって、中継用UAV120aは、上流側の管制装置110および下流側の中継用UAV120bと通信するため、両者との通信可能領域がオーバーラップしたエリアにて中継を行う。同様に、中継用UAV120bは、上流側の中継用UAV120aおよび下流側の監視用UAV130と通信するため、両者との通信可能領域がオーバーラップしたエリアにて中継を行う。なお、実際の通信可能領域は、3次元的な広がりを持つ。
次に、中継用UAV120のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態の中継用UAV120に含まれるハードウェア構成を示す図である。中継用UAV120は、CPU301と、RAM302と、ROM303と、記憶装置304と、飛行ユニット305と、通信I/F306と、GPS307と、高度計308と、センサI/F309とを含んで構成される。また、上述した各ハードウェアは、バスを介して接続されている。
CPU301は、中継用UAV120の動作を制御するプログラムを実行し、所定の処理を行う装置である。RAM302は、CPU301が実行するプログラムの実行空間を提供するための揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータの格納用、展開用として使用される。
ROM303は、CPU301が実行するプログラムやファームウェアなどを記憶するための不揮発性の記憶装置である。記憶装置304は、中継用UAV120を機能させるソフトウェア、各種設定情報、各種データなどを記憶する、読み書き可能な不揮発性の記憶装置である。
飛行ユニット305は、中継用UAV120を地上から浮上させ、上空での移動、滞空などの動作を行う装置であり、例えば、複数のプロペラなどを含んで構成できる。また、飛行ユニット305には、ジャイロスコープを含むこともでき、これによって中継用UAV120が自律して飛行する際の姿勢を安定させることできる。
通信I/F306は、上述した各種のアンテナに接続され、通信を行うためのインターフェースである。通信I/F306は、自装置の通信可能領域内にある他の装置と通信を行い、制御データや監視データの送受信を行う。また、各装置は、自装置が有するアンテナの放射強度の3次元的な放射パターンのデータを記憶しておき、当該データに基づいて通信可能領域を設定することができる。
GPS307は、GPS衛星からの電波を受信し、当該電波に基づいて、中継用UAV120の緯度および経度を算出するための装置である。高度計308は、中継用UAV120の地表面からの高度を測定する装置であり、例えば、レーザの反射や、気圧などによって測定できる。中継用UAV120は、GPS307および高度計308によって、自装置の現在地を3次元的な座標の位置情報として取得できる。
センサI/F309は、種々のセンサと接続され、中継用UAV120の周辺の環境データを取得するインターフェースである。なお、センサI/F309に接続される各種センサについての詳細は後述する。
以上、本実施形態の中継用UAV120に含まれるハードウェア構成について説明した。次に、本実施形態における各ハードウェアによって実行される機能手段について、図4を以て説明する。図4は、本実施形態の中継用UAV120に含まれるソフトウェアブロック図である。
中継用UAV120は、無線通信制御部410、周辺環境情報取得部420、座標判定部430、データ格納部440、位置情報取得部450、領域設定部460、飛行経路設定部470、機体制御部480を含む。以下に、各機能手段の詳細について説明する。
無線通信制御部410は、通信I/F306やアンテナを制御することで、外部の装置との通信を行う手段である。無線通信制御部410は、例えば、外部の装置から送信された機体制御コマンド、機体位置情報、姿勢情報、監視データなどを受信し、さらにこれらの情報を他の装置へ転送する。
周辺環境情報取得部420は、センサI/F309および各種センサを制御し、中継用UAV120の周辺の環境データを取得する手段である。周辺環境情報取得部420は、例えば、風速値、雨量、温湿度、粉塵量、電波強度などを取得できる。また、取得した各種環境データは、位置情報と対応付けてデータ格納部440に格納される。
座標判定部430は、周辺環境情報取得部420が取得した各種環境データを座標ごとに評価し、当該座標が滞空位置として適切であるか否かを評価する手段である。具体的には、環境データの各値と、あらかじめ設定された閾値とを比較して評価する。座標判定部430は、評価対象とした座標において中継用UAV120が飛行できるか否か、飛行できる場合には当該座標に滞空できるか否かを判定する。また、座標判定部430が評価した結果は、位置情報と対応付けてデータ格納部440に格納される。
データ格納部440は、記憶装置304を制御し、各種データを格納する手段である。データ格納部440には、例えば、周辺環境情報取得部420が取得した環境データを格納する環境データ格納部441、座標判定部430が評価した結果を格納する評価結果データ格納部442、座標と地形や構造物を対応付けたデータを格納する地形・構造物データ格納部443などが含まれる。また、データ格納部440には、他の装置から受信した監視データなどを格納してもよい。
位置情報取得部450は、中継用UAV120の位置の3次元座標を取得する手段であり、緯度経度情報取得部451と、高度情報取得部452とを含む。緯度経度情報取得部451は、GPS307を制御し、中継用UAV120の緯度および経度の情報を取得する。また、高度情報取得部452は、高度計308を制御し、中継用UAV120の地表面からの高度情報を取得する。これらの緯度経度情報及び高度情報に基づいて、位置情報取得部450は、中継用UAV120の現在地の位置情報を、3次元の座標データとして取得できる。また、位置情報取得部450は、中継用UAV120の位置情報を連続的に取得することで、自装置の移動履歴データを取得することができる。
領域設定部460は、周辺環境情報を取得し、評価を行う対象となる領域(以下、評価対象エリアとして参照する)を設定する手段である。例えば、中継用UAV120が滞空し、データの中継を行っていた座標の周辺環境が変化し、滞空の継続に適さなくなった場合に、当該中継用UAV120は滞空または飛行に適した座標に移動する。この場合、他の装置との通信が確保されることが前提となることから、上流側の装置との通信可能領域と、下流側の装置との通信可能領域とがオーバーラップした範囲内に移動する必要がある。したがって、領域設定部460は、上記のオーバーラップした範囲を環境データの評価対象エリアとして設定する。このようにして評価対象エリアを設定し、当該エリア内の各座標の環境データを評価することで、上流の装置および下流の装置との通信が可能であって、滞空または飛行に適した座標を判定できる。
飛行経路設定部470は、中継用UAV120が自律飛行する経路を設定する手段である。具体的には、領域設定部460が設定した評価対象エリア内において、環境データを取得するために自律飛行する経路を設定する。また、中継用UAV120は、ユーザが指定した座標へ移動することもでき、飛行経路設定部470は、現在地から指定された座標まで移動する飛行経路を設定する。飛行経路設定部470が設定した経路データは、機体制御部480へ転送される。
機体制御部480は、飛行ユニット305を制御する手段であり、例えば飛行経路設定部470が設定した経路データに基づいて、中継用UAV120を移動させる。また、機体の制御は管制装置110から送信される制御データに基づいて行うこともでき、ユーザの操作によって中継用UAV120を移動させることも可能である。
なお、上述したソフトウェアブロックは、CPU301が本実施形態のプログラムを実行することで、各ハードウェアを機能させることにより、実現される機能手段に相当する。また、各実施形態に示した機能手段は、全部がソフトウェア的に実現されても良いし、その一部または全部を同等の機能を提供するハードウェアとして実装することもできる。
以上、本実施形態の中継用UAV120に含まれるソフトウェアブロックについて説明した。次に、上述したソフトウェアブロックのうち、環境評価に係る機能手段についての詳細を説明する。図5は、本実施形態における環境データの取得と環境評価について説明する図である。図5には、各種センサ、周辺環境情報取得部420、座標判定部430、データ格納部440の詳細を示す。
周辺環境情報取得部420は、各種センサが出力する周辺環境に関する種々のデータを取得する。周辺環境情報取得部420には、例として、風速値取得部421、雨量取得部422、温湿度取得部423、粉塵量取得部424、電波強度取得部425が含まれ、それぞれセンサI/F309を介して、各種センサに接続される。
風速値取得部421は、風速計501が出力する風速値を取得する。雨量取得部422は、降雨センサ502が出力する雨量の値を取得する。温湿度取得部423は、温湿度センサ503が出力する温度および湿度の値を取得する。粉塵量取得部424は、粉塵計504が出力する粉塵量の値を取得する。電波強度取得部425は、電波強度計505が出力する電波強度の値を取得する。
なお、取得する環境データは上記のものに限定されず、その他の周辺環境に関するデータを取得してもよい。また、UAVの動作によって測定値に影響がある場合には、取得した環境データを補正してもよい。例えば、UAVが移動しながら風速値を取得する場合には、UAVの速度によって測定値が変化するので、自装置の速度を補正して環境データを取得する。
各取得部が取得した周辺環境のデータは、環境データ格納部441に格納される。なお、位置情報取得部450は、環境データの取得時の座標を取得し、環境データと座標とを対応付けて環境データ格納部441に格納する。
座標判定部430は、各センサから取得した各種環境データを座標ごとに評価し、各座標が飛行可能か否か、および滞空可能か否かを判定する。環境評価は、あらかじめ設定された環境データの閾値に基づいて行い、飛行または滞空ができる条件を満たすか否かを判定する。すなわち、環境データ格納部441に格納された環境データの値と所定の閾値とを比較し、各座標が飛行および滞空に適した環境であるかを判定する。なお、UAVの性能によって飛行または滞空できる環境が異なることから、上記の閾値は、UAVの性能に応じて設定できる。閾値の設定は、ユーザや管制装置110などによって行うことができる。
座標判定部430は上記の判定を行い、座標ごとに「飛行可能であり、かつ滞空可能」、「飛行可能であるが滞空不可能」、「飛行も滞空も不可能」などの項目に分類して評価することができる。座標判定部430が環境評価した結果は、座標ごとに評価結果データ格納部442に格納される。
中継用UAV120は、評価結果データ格納部442に格納される評価結果に基づいて、飛行や滞空に適した座標に移動してデータの中継動作を行うことができる。
次に、中継用UAV120が中継位置を決定する処理について、図6を以て説明する。図6は、本実施形態の中継用UAV120が実行する処理を示すフローチャートである。中継用UAV120は、ステップS1000から処理を開始する。なお、ステップS1000の時点において、中継用UAV120は、通信可能領域内の一地点に滞空し、データの中継動作を行っているものとする。
ステップS1001で、周辺環境情報取得部420は、中継用UAV120の現在位置の環境データを取得する。その後、ステップS1002で、座標判定部430は、中継用UAV120の現在位置の周辺環境が中継動作に適切な環境であるかを判定する。周辺環境が適切である場合(YES)には、引き続き現在位置での中継動作を継続するとともに、ステップS1001に戻り、環境データの取得および評価の処理を繰り返す。
一方で、中継動作の開始時には適切な周辺環境であったが、その後、現在位置の周辺環境が変化し、滞空の継続に適さなくなる場合がある。このように、現在位置の座標の周辺環境が適切ではない場合(NO)には、ステップS1003に進む。
周辺環境が適切ではない場合には、中継用UAV120は、環境条件が適切な座標に移動して中継動作を行う。したがって、中継用UAV120はステップS1003以降の処理によって、適切な座標を決定し、移動する。領域設定部460は、ステップS1003で、環境データを取得し、評価するエリアを決定する。環境評価対象エリアは、自装置と他の装置との通信が確保されることが前提となる。したがって、上流側の装置との通信可能領域と、下流側の装置との通信可能領域とがオーバーラップした領域が、環境評価対象エリアとして決定される。
環境評価対象エリアを決定する方法には、アンテナの性能に基づいて決定する方法と、電波強度の実測によって決定する方法がある。アンテナの性能に基づいて決定する方法は、自装置、上流の装置、下流の装置について、それぞれの現在位置とアンテナの指向性の性能に基づいて、環境評価対象エリアを決定する。電波強度の実測によって決定する方法は、上流の装置および下流の装置との通信を維持しながら自装置が現在位置から旋回を繰り返し、各装置の電波強度を測定することで、環境評価対象エリアを決定する。なお、上述した環境評価対象エリアを決定する各方法の詳細は後述する。
ステップS1003で環境評価対象エリアを決定した後、ステップS1004では、飛行経路設定部470が、中継用UAV120が環境評価を行う探索経路を決定する。その後、ステップS1005で、機体制御部480は決定された探索経路に基づいて飛行ユニット305を制御することで、環境評価対象エリアを探索する。ステップS1005では、周辺環境情報取得部420は、連続的に環境データを取得し、位置情報取得部450は、位置情報を取得する。このようにして、ステップS1005では、環境評価対象エリア内の位置情報と環境データを対応付けて収集する。
中継用UAV120が環境評価対象エリア内の探索を行った後、座標判定部430は、ステップS1006で、収集した環境評価対象エリア内の環境データを評価し、最も環境の良い座標を決定する。
ステップS1007で座標判定部430は、ステップS1006で決定された座標の周辺環境が、中継用UAV120が滞空するのに適切であるか否かを判定する。ステップS1007の処理によって、中継動作に最適な座標を判定することができる。適切であると判定した場合(YES)には、ステップS1010に進み、中継位置を決定する処理を終了し、当該座標にて滞空し、中継動作を行う。適切ではないと判定した場合(NO)には、ステップS1008に進む。
ステップS1008では、中継用UAV120は、環境評価対象エリア内には中継動作に適切な座標がない旨をユーザに対して通知し、併せてユーザに対して対応動作の選択を促す。その後、ステップS1009では、中継用UAV120はユーザが選択した動作を実行する。ユーザが選択し得る中継用UAV120の動作としては、例えば、(1)中継動作の中止、(2)飛行による中継動作の継続、(3)中継用UAV120の追加などが挙げられる。
中継用UAV120が当該エリアに留まると落下などの事故が発生する可能性がある場合には、(1)中継動作の中止を選択する。中継動作の中止を選択した場合、監視用UAV130からのリアルタイムデータ伝送を中止し、中継用UAV120を自律飛行させ、当該エリアから離脱させる。中継用UAV120の移動先は、ユーザが指定してもよいし、あらかじめ管制装置110が設定してもよい。
環境評価対象エリア内に滞空に適した座標はないが、飛行に適した座標がある場合には、(2)飛行による中継動作の継続を選択することができる。したがって、中継用UAV120は、評価結果データ格納部442に格納されている評価結果データのうち、飛行可能と判定された座標を抽出し、当該座標をつないだ経路を旋回しながら中継動作を行う。なお、飛行可能な座標がない場合には、(1)と同様に、中継用UAV120は当該エリアから離脱し、リアルタイムデータ伝送を中止する。
また、飛行による中継動作の継続を選択した場合には、一定時間経過後に、再度環境評価対象エリアを探索し、評価してもよい。上記の処理によって、遠隔地中継システム100は、監視用UAV130からのリアルタイムデータ伝送を継続できる。
また、環境評価対象エリア内に滞空に適した座標がない場合には、(3)中継用UAV120の追加を選択してもよい。図7は、本実施形態において中継用UAV120を追加する図である。図7(a)では、中継用UAV120が、上流側の中継用UAV121と、下流側の中継用UAV122と通信する例を示しており、中継用UAV120の環境評価対象エリア内には滞空に適した座標はなかった場合を想定している。
このような場合において(3)中継用UAV120の追加を選択すると、図7(b)に示すように、中継用UAV120は環境評価対象エリア外に配置され、さらに追加の中継用UAV120’が配置される。中継用UAV120は、追加の中継用UAV120’が所定の位置に到着するまでの間、(2)の動作を行い、環境評価対象エリア内を飛行することで、中継動作を行うことができる。なお、飛行可能な座標がない場合には、中継用UAV120は当該エリアから離脱し、追加の中継用UAV120’が所定の位置に到着するのを待機する。
中継用UAV120,120’を配置する座標は、上流側の中継用UAV121の座標を開始座標とし、下流側の中継用UAV122の座標を目標座標として、中継位置の自動立案を行うことで決定する。また、追加する中継用UAV120の数は2以上であってもよい。
上述したように、中継用UAV120を追加することで遠隔地中継システム100は、監視用UAV130からのリアルタイムデータ伝送を継続できる。
説明を図6に戻す。ステップS1008〜S1009において、上記の(1)〜(3)などの動作を選択し、実行した後、ステップS1010に進み、中継位置を決定する処理を終了する。
図6の処理を行うことによって、中継用UAV120は、現在位置の環境の変化に対応して、中継動作を行う位置を決定することができる。
次に、ステップS1003における環境評価対象エリアを決定する方法について、図8および図9を以て説明する。まず、アンテナの性能から算出する方法について説明する。図8は、本実施形態においてアンテナの性能に基づいて環境評価対象エリアを決定する方法を示す図である。
図8では、中継用UAV120aの環境評価対象エリアを決定する例を示しており、中継用UAV120の上流には管制装置110があり、下流には中継用UAV120bがある。また、各装置の座標は、管制装置110がu1(x1,y1,z1)、中継用UAV120がu2(x2,y2,z2)、中継用UAV120bがu3(x3,y3,z3)とする。
中継用UAV120aは、管制装置110および中継用UAV120bと通信するために、両装置との通信が可能な領域内にて中継動作を行う必要がある。したがって、中継用UAV120aの環境評価対象エリアは、管制装置110との通信可能領域と、中継用UAV120bとの通信可能領域が重複した領域である。また、通信可能領域は、自装置および通信する装置の座標と、通信する装置のアンテナの電波強度の放射パターンから算出できる。このため、領域設定部460は、あらかじめ各装置の座標および放射パターンを取得する。
例えば、中継用UAV120aと管制装置110との通信可能領域A21は、u1からu2に向けて、管制装置110のアンテナが電波を放射する放射パターン(u2−u1ベクトル方向)によって描画される領域となる。同様に、中継用UAV120aと中継用UAV120bとの通信可能領域A23は、u3からu2に向けて、中継用UAV120bのアンテナが電波を放射する放射パターン(u2−u3ベクトル方向)によって描画される領域となる。
なお、各装置間で通信をするためにフレネルゾーンを確保する必要がある。しかしながらフレネルゾーン内に障害物がある場合には、伝搬損失が発生し、受信電力は自由空間での電波伝搬理論値から外れる。このため、通信が適切に行われず、データを送受信できない場合がある。そこで、電波の伝搬の障害となる山や建物などの障害物の情報を加味して通信可能領域を補正してもよい。障害物の情報は、地形・構造物データ格納部443に格納される。
上記のようにして描画された2つの通信可能領域A21,A23が重複する領域は、中継用UAV120aが管制装置110および中継用UAV120bのいずれとも通信できる領域である。したがって、領域設定部460は、当該領域を環境評価対象エリアとして設定する。なお、アンテナの放射パターンは3次元に広がりを持つパターンであり、通信可能領域および環境評価対象エリアも3次元の空間となる。
ここまで、アンテナの性能に基づいて環境評価対象エリアを決定する方法について説明した。次に、電波強度を実測することで決定する方法について説明する。図9は、本実施形態において実測によって環境評価対象エリアを決定する方法を示す図である。なお、図9では、中継用UAV120aの環境評価対象エリアを決定する例を示しており、中継用UAV120の上流には管制装置110があり、下流には中継用UAV120bがあるものとする。
図9(a)に示すように、中継用UAV120aは、現在位置である原点Oを中心に、x−y平面内をらせんを描くように旋回を繰り返して移動する。この動作の間に中継用UAV120aの電波強度計505は、管制装置110からの電波強度Du1と中継用UAV120bからの電波強度Du3とを測定し、それぞれの値を取得する。
らせん移動の周回回数の増加に伴って、中継用UAV120aと管制装置110または中継用UAV120bとの距離が大きくなるため、Du1またはDu3のいずれかの電波強度が低下する。中継用UAV120aは、電波強度が所定の閾値を上回る範囲内で移動を行い、各座標の電波強度の値をマッピングする。なお、閾値はあらかじめ設定することができ、装置間の通信が充分に行える電波強度を閾値として設定する。
さらにらせん移動を継続すると、閾値を下回る箇所が発生する。この座標をつなぎ合わせることで、図9(b)に示すように、電波強度の閾値を外周とする閉曲面を、x−y平面上に描画できる。同様の動作を、y−z平面、z−x平面においても行い、y−z平面上の閉曲面およびz−x平面上の閉曲面を描画する。
描画した3つの閉曲面について、電波強度の減衰量を加味してつなぎ合わせることで、図9(c)に示す3次元の閉曲面が形成できる。当該閉曲面は、中継用UAV120aが管制装置110と通信可能で、かつ中継用UAV120bと通信可能な領域であることから、環境評価対象エリアとして設定できる。
なお、上述した実測によって環境評価対象エリアを決定する方法の場合には、電波強度の取得と併せて、周辺環境データを取得してもよい。この場合、電波強度と周辺環境評価が閾値を満たす座標があれば、当該座標を中継位置として設定できる。したがって、ステップS1004以降の処理を省略できる。
ここまで、図8および図9にて、環境評価対象エリアを決定する方法について説明した。中継用UAV120は、上述した各方法によって決定した環境評価対象エリア内の環境データを評価し、中継動作に適した座標を探索する(ステップS1003〜S1006)。中継用UAV120が環境評価対象エリアを探索する経路は、飛行経路設定部470によって任意の方法で決定することができる。以下に、探索経路を決定する方法の一例を、図10を以て説明する。図10は、本実施形態において環境評価対象エリアの探索経路を算出する例を示す図である。
環境評価対象エリアは、図9(c)に示すように、3次元の広がりを持つ閉曲面内の領域である。そこで、本実施形態における探索経路の算出方法では、図10(a)に示すように3次元空間を以下の8つの領域に分割する。
領域1:x≧0,y≧0,z≧0
領域2:x≧0,y<0,z≧0
領域3:x<0,y≧0,z≧0
領域4:x<0,y<0,z≧0
領域5:x≧0,y≧0,z<0
領域6:x≧0,y<0,z<0
領域7:x<0,y≧0,z<0
領域8:x<0,y<0,z<0
上記のように分割された各領域内に、原点Oを通る直線l(k=1〜8)を伸ばす。図10(b)に示すように、直線lkは、角度θ,φによって定義される。以下に、各領域内の直線lを表す角度の例を示す。
:θ= π/4,φ=π/4
:θ=3π/4,φ=π/4
:θ=7π/4,φ=π/4
:θ=5π/4,φ=π/4
:θ= π/4,φ=3π/4
:θ=3π/4,φ=3π/4
:θ=7π/4,φ=3π/4
:θ=5π/4,φ=3π/4
そして、環境評価対象エリアの閉曲面の表面と各直線lとの交点をP(k=1〜8)として定義する。Pは、中継用UAV120が飛行する経路の通過点であり、各領域内に1つの通過点が含まれる。探索経路は、原点OとP〜Pの9点を通る経路として設定できる。また、原点と各通過点を通る順序は、任意の順序であってよい。
以上、中継用UAV120が探索する経路を決定する方法について説明した。なお、上述した方法は一例であって、実施形態を限定するものではなく、他の方法によって探索経路を決定してもよい。
また、ここまでに説明した実施形態では、全ての機能手段を中継用UAV120が備える場合を示したが、この実施形態に限定するものではない。例えば管制装置110が、中継用UAV120から送信される環境データを評価し、当該中継用UAV120が滞空する座標を決定し、動作を制御することができる。一例として、座標判定部430、データ格納部440、領域設定部460、飛行経路設定部470、機体制御部480などの機能手段のうち、一部または全部を管制装置110が備えていてもよい。
以上、説明した本発明の実施形態によれば、周辺環境の変化に対応して、適切な滞空位置を決定する中継装置、情報処理装置、システム、中継位置決定方法、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
上述した本発明の実施形態の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)等で記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROM等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…遠隔地中継システム、110…管制装置、120…中継用UAV、130…監視用UAV、301…CPU、302…RAM、303…ROM、304…記憶装置、305…飛行ユニット、306…通信I/F、307…GPS、308…高度計、309…センサI/F、410…無線通信制御部、420…周辺環境情報取得部、421…風速値取得部、422…雨量取得部、423…温湿度取得部、424…粉塵量取得部、425…電波強度取得部、430…座標判定部、440…データ格納部、441…環境データ格納部、442…評価結果データ格納部、443…地形・構造物データ格納部、450…位置情報取得部、451…緯度経度情報取得部、452…高度情報取得部、460…領域設定部、470…飛行経路設定部、480…機体制御部501…風速計、502…降雨センサ、503…温湿度センサ、504…粉塵計、505…電波強度計
特開2014−162316号公報

Claims (13)

  1. データの送受信を中継する中継装置であって、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定する領域設定手段と、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得する環境データ取得手段と、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定する座標判定手段と
    を含む、中継装置。
  2. 前記中継装置は、
    前記中継装置が前記領域内の飛行する経路を設定する、飛行経路設定手段と、
    前記中継装置の機体を制御し、前記経路に基づいた自律飛行を行う、機体制御手段と
    を含む、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記座標判定手段は、
    各座標の前記環境データと、所定の閾値とを比較することで、前記中継装置が当該座標において飛行可能であるか、または滞空可能であるかを判定する、
    請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記領域設定手段は、
    前記中継装置と通信する他の装置が備えるアンテナの放射パターンおよび当該他の装置の座標に基づいて、前記領域を設定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の中継装置。
  5. 前記領域設定手段は、
    前記中継装置が現在位置の周辺の空間を自律飛行しながら、当該中継装置と通信する他の装置からの電波強度を測定し、前記電波強度が所定の閾値を満たす領域を、前記領域として設定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の中継装置。
  6. 前記中継装置の滞空に適した座標が前記領域内にない場合には、当該領域内を飛行することで中継動作の継続を実行する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の中継装置。
  7. 前記中継装置の滞空に適した座標が前記領域内にない場合には、当該領域からの離脱を実行する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. データの送受信を中継する中継装置と、前記中継装置の動作を制御する管制装置とを含むシステムであって、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定する領域設定手段と、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得する環境データ取得手段と、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定する座標判定手段と
    を含む、システム。
  9. データの送受信を中継する中継装置の中継位置を決定する情報処理装置であって、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定する領域設定手段と、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得する環境データ取得手段と、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定する座標判定手段と
    を含む、情報処理装置。
  10. データの送受信を中継する中継装置の中継位置を決定する情報処理装置が実行するプログラムであって、該プログラムは、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定するステップと、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得するステップと、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定するステップと
    を前記情報処理装置に実行させる、プログラム。
  11. データの送受信を中継する中継装置の中継位置を決定する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、該方法は、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定するステップと、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得するステップと、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定するステップと
    を含む、情報処理方法。
  12. データの送受信を中継する中継装置に、当該中継装置の中継位置を決定する処理を実行させるプログラムであって、該プログラムは、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定するステップと、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得するステップと、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定するステップと
    を前記中継装置に実行させる、プログラム。
  13. データの送受信を中継する中継装置が実行する中継位置決定方法であって、該方法は、
    前記中継装置が当該中継装置と通信する他の装置との通信可能な領域を設定するステップと、
    前記中継装置の周辺の環境データを、当該環境データを取得した位置の座標と対応付けて取得するステップと、
    前記環境データに基づいて、前記領域内の座標のうち、前記中継装置の滞空に適した環境条件の座標を判定するステップと
    を含む、中継位置決定方法。
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