JP2018190201A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の輝度レンジ情報を適切に取得し、画質劣化が抑制された被写体画像を取得する。【解決手段】画像処理装置100は、第一撮像画像における被写体の輝度分布に基づいて、第一撮像画像の画質特性を解析する解析手段と、解析手段により解析された画質特性の特徴に応じて、投影信号の輝度値を初期値に対して変化させることで、被写体に投影する投影パターンを生成する生成手段と、生成手段により生成された投影パターンが投影された被写体を撮像した第二撮像画像を取得する取得手段と、取得手段により取得された第二撮像画像における、投影信号の輝度値が初期値とは異なる位置に対応する画素の輝度値を、投影信号の輝度値に基づいて補正する補正手段と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
近年、ダイナミックレンジの広いハイダイナミックレンジ(HDR)画像が扱われる機会が増加している。特許文献1には、露光時間を変化させて得られる複数枚の画像(多段露光画像)を合成することにより、HDR画像を取得する方法が開示されている。また、特許文献2には、撮像素子に異なる露光時間の画素を設定し、短時間露光により得られる画像信号と長時間露光により得られる画像信号とを合成することでHDR画像を取得する方法が開示されている。
特開2007−215073号公報 特開2011−244309号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プロジェクタ等の照明光源の経時変動に起因して、合成を行う撮像画像間で露出にバラツキが発生する場合があり、被写体の輝度レンジ情報を適切に取得できないおそれがある。また、特許文献2に記載の技術では、照明光源の経時変動による悪影響は回避できるものの、多段露出画像を合成して得られるHDR画像と比較すると、画素の配置に起因する解像度の劣化や、各画素に設定する感度の限界により画質面に課題を有する。
そこで、本発明は、被写体の輝度レンジ情報を適切に取得し、画質劣化が抑制された被写体画像を取得することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置の一態様は、第一撮像画像における被写体の輝度分布に基づいて、前記第一撮像画像の画質特性を解析する解析手段と、前記解析手段により解析された前記画質特性の特徴に応じて、投影信号の輝度値を初期値に対して変化させることで、前記被写体に投影する投影パターンを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された投影パターンが投影された前記被写体を撮像した第二撮像画像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された第二撮像画像における、前記投影信号の輝度値が前記初期値とは異なる位置に対応する画素の輝度値を、前記投影信号の輝度値に基づいて補正する補正手段と、を備える。
本発明によれば、被写体の輝度レンジ情報を適切に取得し、画質劣化が抑制された被写体画像を取得することができる。
第一の実施形態における画像処理装置が実行する処理の全体像を示す図。 画像処理装置の構成を示す機能ブロック図。 画像処理装置のハードウェア構成の一例。 画像処理装置の処理の流れを示すフローチャート。 画像解析処理の流れを示すフローチャート。 投影パターン生成処理の流れを示すフローチャート。 画像補正処理の流れを示すフローチャート。 輝度補正処理の流れを示すフローチャート。 第二の実施形態における投影パターンの一例。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態における画像処理装置が実行する処理の全体像を説明するための図である。
本実施形態では、投影装置(プロジェクタ)を照明光源として使用する場合について説明する。まず、画像処理装置は、投影装置に対して投影信号を出力し、(A)に示すように、投影装置から被写体501に対して全面均一な輝度値を有するパターン生成前の投影画像502を投影させる。ここで、投影信号は、投影画像における位置(投影座標位置)に関する情報と、当該位置における輝度値とを含む。次に画像処理装置は、撮像装置(カメラ)に対して撮像指示を出力する。これにより、撮像装置は、投影画像502が投影された被写体501をプレ撮像し、画像処理装置は、(B)に示すように、プレ撮像画像503を取得する。そして、画像処理装置は、プレ撮像画像503を解析し、その解析結果に基づいて投影パターンを生成する。
例えば、画像処理装置は、プレ撮像画像503の画素値の度数分布を解析することで、プレ撮像画像503における被写体501の輝度分布504を算出する。また、画像処理装置は、輝度分布504をもとに、プレ撮像画像の画質特性を解析し、プレ撮像画像503の暗部領域における階調潰れ(黒潰れ)といった画質劣化の有無を解析する。そして、画像処理装置は、解析した画質特性の特徴に応じて、被写体501に投影する投影パターンを生成する。具体的には、画像処理装置は、階調潰れが発生していると判定した場合、次の撮像において階調潰れが発生しないように投影パターンを生成する。つまり、画像処理装置は、階調潰れが発生している画素に対応する位置における投影信号の輝度値を、初期値に対して大きく設定する(画質劣化を低減させる方向に変化させる)ことで投影パターンを生成する。
そして、画像処理装置は、投影装置に対して上記投影パターンを示す投影信号を出力し、(C)に示すように、投影装置から被写体501に対してパターン生成後の投影画像505を投影させる。次に画像処理装置は、撮像装置に対して撮像指示を出力する。これにより、撮像装置は、投影画像505が投影された被写体501を撮像し、画像処理装置は、(D)に示すように、撮像画像506を取得する。この撮像画像506は、符号507に示すように、暗部領域において階調潰れのない画像となっている。
最後に、画像処理装置は、投影パターンの投影信号に基づいて、パターン投影された撮像画像506の輝度補正を行い、補正画像508を取得する。具体的には、符号509に示すように、画像処理装置は、投影パターンの投影信号に基づいて、パターン投影によって明るく照明された画素値の輝度を、明るく制御した分だけ下げる補正を行う。取得された補正画像508は、被写体501の輝度レンジに忠実な、階調潰れのないハイダイナミックレンジ(HDR)画像となる。
このように、本実施形態における画像処理装置は、被写体の輝度分布に基づいて投影装置に出力する投影信号を制御し、投影信号の制御情報に基づいて撮像画像の輝度を画素毎に補正することで、被写体の輝度レンジ情報を適切に取得し、HDR画像を取得する。
以下、本実施形態における画像処理装置の具体的構成について説明する。
図2は、画像処理装置100の構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置100は、画像取得部101と、画像解析部102と、投影パターン生成部103と、出力部104と、画像補正部105と、保持部106と、を備える。
画像取得部101は、カメラに代表される撮像装置200に対して撮像指示を出力し、撮像装置200によって撮像された被写体の画像を取得する。画像解析部102は、画像取得部101によって取得された画像を解析する。投影パターン生成部103は、画像解析部102による解析結果に基づいて、被写体に対して投影する投影パターンを生成する。出力部104は、投影パターン生成部103によって生成された投影パターンを示す投影信号を、プロジェクタに代表される投影装置300に出力する。画像補正部105は、パターン投影された被写体の画像を、投影信号に基づいて補正する。保持部106は、バッファメモリに一時的なデータを保持する。
図3は、画像処理装置100のハードウェア構成の一例である。
画像処理装置100は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、外部メモリ14と、通信I/F15と、システムバス16と、を備える。
CPU11は、画像処理装置100における動作を統括的に制御するプロセッサであり、システムバス16を介して、各構成部(12〜15)を制御する。RAM12は、CPU11のメインメモリやワークエリアとして機能するメモリである。ROM13は、CPU11が処理を実行するために必要なプログラムを記憶する不揮発性メモリである。CPU11は、処理の実行に際してROM13から必要なプログラムをRAM12にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種の機能動作を実現することができる。なお、ROM13の機能は、後述の外部メモリ14によっても実現可能である。
外部メモリ14は、CPU11がプログラムを用いた処理を行う際に必要な各種データや各種情報を記憶することができる。また、外部メモリ14は、CPU11がプログラムを用いた処理を行うことにより得られる各種データや各種情報等を記憶することができる。通信I/F15は、外部装置(本実施形態では、撮像装置200、投影装置300)と通信するためのインタフェースである。通信I/F15は、例えばLANインタフェースとすることができる。システムバス16は、CPU11、ROM12、RAM13、外部メモリ14および通信I/F15を通信可能に接続する。
図2に示す画像処理装置100の各部の機能は、CPU11がプログラムを実行することで実現することができる。ただし、図2に示す画像処理装置100の各部のうち少なくとも一部が専用のハードウェアとして動作するようにしてもよい。この場合、専用のハードウェアは、CPU11の制御に基づいて動作する。
画像処理装置100は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)により構成することができるが、画像処理装置100、撮像装置200および投影装置300が一体的に1台の投影機能付きの撮像装置として構成されていてもよい。また、撮像装置200のみが画像処理装置100と一体的に構成されていてもよいし、投影装置300のみが画像処理装置100と一体的に構成されていてもよいし、他の機器が画像処理装置100として動作してもよい。
図4は、画像処理装置100の全体動作を説明するフローチャートである。
この図4の処理は、例えばユーザによる指示入力に応じて開始される。ただし、図4の処理の開始タイミングは、上記のタイミングに限らない。画像処理装置100は、CPU11が必要なプログラムを読み出して実行することにより、図4に示す各処理を実現することができる。ただし、上述したように、図2に示す画像処理装置100の各要素のうち少なくとも一部が専用のハードウェアとして動作することで図4の処理が実現されるようにしてもよい。この場合、専用のハードウェアは、CPU11の制御に基づいて動作する。以降、アルファベットSはフローチャートにおけるステップを意味するものとする。
まずS1において、画像処理装置100は、撮像装置200の撮像座標位置と投影装置300の投影座標位置とを対応付けるためのキャリブレーションを行う。キャリブレーションには、例えば、形状が既知であるチェスボードを複数枚撮像し、投影装置300の座標情報を持つグレーコードによる対応点情報を用いて、焦点距離や画像中心等の内部パラメータと位置姿勢を表す外部パラメータとを算出する方法を用いる。このキャリブレーションにより、撮像座標位置と投影座標位置とを対応付ける行列式を算出することができる。算出された行列式は、以降の説明で撮像画像と投影画像とで対応する画素の座標を相互に求める際に使用される。
S2では、画像処理装置100は、プレ撮像を行う。まず、出力部104は、投影装置300へ投影信号を出力することで、投影装置300に対する投影指示を行う。このとき、出力部104は、全面均一な輝度値を有する投影画像を示す投影信号を投影装置300へ出力する。これにより、投影装置300は、全面均一な輝度値を有する投影画像を被写体に投影する。この状態で、画像取得部101は、撮像装置200へ撮像指示を出力し、当該撮像指示を受けて撮像装置200が撮像した画像(プレ撮像画像)を取得する。
S3では、画像解析部102は、S2において取得されたプレ撮像画像を解析する。このS3において画像解析部102が実行する画像解析処理の詳細については後述する。
S4では、投影パターン生成部103は、S3における画像解析処理の解析結果に基づいて、被写体に投影する投影パターンを生成する。このS4において投影パターン生成部103が実行する投影パターン生成処理の詳細については後述する。
S5では、出力部104は、S4において生成された投影パターンを示す投影信号を投影装置300へ出力し、投影装置300に対する投影指示を行う。これにより、投影装置300は、上記投影パターンを被写体に投影する。この状態で、画像取得部101は、撮像装置200へ撮像指示を出力し、当該撮像指示を受けて撮像装置200が撮像した画像(撮像画像)を取得する。
S6では、画像補正部105は、S4において生成された投影パターンの投影信号に基づいて、S5において取得された撮像画像を補正する。このS6において画像補正部105が実行する画像補正処理の詳細については後述する。
(画像解析処理)
以下、図4のS3において画像解析部102が実行する画像解析処理について、図5を参照しながら具体的に説明する。
まずS31において、画像解析部102は、図4のS2において画像取得部101が取得したプレ撮像画像を取得する。次にS32において、画像解析部102は、S31において取得されたプレ撮像画像の輝度分布を作成する。本実施形態では、上記輝度分布は、画素値の度数分布であってよい。例えば、画像解析部102は、プレ撮像画像の画素値の中のG値を用いて度数分布を作成する。なお、度数分布の作成に用いる画素値はG値に限定されるものではなく、他のプレーンの画素値を用いてよいし、RGB画素値から輝度値を換算し、換算された輝度値を用いて輝度分布を作成してもよい。
S33では、画像解析部102は、プレ撮像画像から1画素分の画素値を取得する。S34では、画像解析部102は、S33において取得された画素値が暗部領域に分布する色かどうかを判定する。具体的には、画像解析部102は、画素値を所定の閾値と比較し、画素値が閾値未満である場合には、当該画素値が暗部領域に分布する色であると判定してS35に移行する。一方、画素値が閾値以上である場合には、画像解析部102は、当該画素値は暗部領域に分布する色ではないと判定してS33に戻る。
ここで、上記の所定の閾値は、S32において作成されたG値の度数分布の下側5%の値とすることができる。ただし、上記閾値は、下側5%の値に限定されるものではなく、他の割合の値であってもよい。また、G値ではなくRGB値から輝度値を換算し、輝度値を用いて輝度分布を作成した場合には、輝度値を用いて閾値判定を行ってもよい。
S35では、画像解析部102は、S34における判定により暗部領域に分布すると判定された画素値に対して、階調潰れ(黒潰れ)が発生しているか否かの判定を行う。具体的には、画像解析部102は、判定対象である画素値とその周辺の画素値との差分値を算出し、算出した差分値を予め設定された閾値と比較する。そして、画像解析部102は、差分値が閾値未満であると判定した場合、階調潰れが発生していると判定してS36に移行し、差分値が閾値以上であると判定した場合には、階調潰れは発生していないと判定してS33に戻る。
本実施形態では、画像解析部102は、階調潰れの判定に用いる画素値としてRGB画素値から輝度値を換算した値を用い、5×5の近傍領域の範囲の画素値を参照して上記差分値を算出するものとする。また、本実施形態では、上記閾値を1とする。ただし、参照する画素範囲や閾値の値は上記に限定されるものではない。
S36では、画像解析部102は、S34およびS35の処理を通して、暗部領域に分布し、かつ階調潰れが発生していると判定された画素の画素値を、補正対象の画素の画素値として保持部106に出力する。これにより、補正対象の画素の画素値がバッファメモリに保存される。また、このとき保持部106は、補正対象の画素のプレ撮像画像における位置(撮像座標位置)に関連付けて、Flag情報=1を保持するものとする。なお、Flag情報の初期値は0であり、補正対象でない画素にはFlag情報=0が保持される。
S37では、画像解析部102は、プレ撮像画像中の全ての画素について処理を終了したか否かを判定し、終了していなければS33へ戻って未処理の画素についてS33以降の処理を実行し、終了していれば図5の処理を終了する。
(投影パターン生成処理)
以下、図4のS4において投影パターン生成部103が実行する投影パターン生成処理について、図6を参照しながら具体的に説明する。
まずS41において、投影パターン生成部103は、被写体の輝度分布に応じた投影パターンを示す投影信号I´(X,Y)を初期化する。ここで、投影信号I´(X,Y)の初期値は、プレ撮像時に被写体に対して投影するパターン生成前の投影信号I(X,Y)とする。投影信号I(X,Y)は、投影座標位置(X,Y)における輝度値Iを表す信号である。本実施形態では、上記初期値は、投影座標位置によらずに一定の値であり、例えば18%グレイの輝度値に相当する信号値とすることができる。ただし、初期値は、上記に限定されるものではなく、任意の輝度値とすることができる。
S42では、投影パターン生成部103は、投影座標位置としてX=1、Y=1を設定する。S43では、投影パターン生成部103は、投影座標位置(X、Y)に対応する撮像座標位置(X,Y)のFlag情報を取得する。このとき、投影パターン生成部103は、図4のS1のキャリブレーションにおいて算出された行列式を用いて、投影座標位置から撮像座標位置を取得し、撮像座標位置に関連付けられたFlag情報を取得する。
S44では、投影パターン生成部103は、S43において取得されたFlag情報が1であるか否かを判定し、Flag=1である場合にはS45に移行し、Flag=0である場合にはS46に移行する。
S45では、投影パターン生成部103は、現時点で設定されている投影座標位置(X,Y)について、投影信号I´(X,Y)を設定する。本実施形態では、投影パターン生成部130は、投影信号I´(X,Y)を、初期値である投影信号I(X,Y)に対して1段分露出が大きくなるように、つまり、投影画像における投影座標位置(X,Y)の輝度値が初期値の2倍になるように設定する。なお、本実施形態では、投影信号I´(X,Y)が初期値に対して露出1段分大きい輝度値となるように設定する場合について説明するが、1段よりも大きい段数であってもよい。
S46では、投影パターン生成部103は、投影座標位置(X,Y)のX座標値を1加算する。S47では、投影パターン生成部103は、S46において設定されたX座標値が、投影画像の幅の大きさ(X方向の画素数)Wを超えているか否かを判定し、X≦Wである場合にはS43に戻り、X>Wである場合にはS48に移行する。
S48では、投影パターン生成部103は、投影座標位置(X,Y)のY座標値を1加算し、X座標値を1に初期化する。S49では、投影パターン生成部103は、S48において設定されたY座標値が、投影画像の高さの大きさ(Y方向の画素数)Hを超えているか否かを判定し、Y≦Hである場合にはS43に戻り、Y>Hである場合には図6の処理を終了する。
(画像補正処理)
以下、図4のS6において画像補正部105が実行する画像補正処理について説明する。
画像補正部105は、Flag情報に基づいて、撮像画像の画素毎に異なる輝度補正を行う。具体的には、画像補正部105は、Flag=0の画素については露光差補正のための輝度補正を行い、Flag=1の画素については、露光差補正を行ったうえで投影信号を制御した分だけ輝度値を補正する輝度補正を行う。図4のS2におけるプレ撮像時とS5における撮像時とで投影信号を変化させなかった場合であっても、投影装置300の継時変動によって投影画像の明るさが変わっているおそれがある。上記の露光差補正は、投影装置300の継時変動に起因する露光差を補正し、所望の結果を得るための処理である。
図7は、図4のS6において画像補正部105が実行する画像補正処理の流れを示すフローチャートである。
S61において、画像補正部105は、図4のS5において画像取得部101が取得した撮像画像を取得する。S62では、画像補正部105は、S61において取得された撮像画像から着目画素とする1画素分の画素値を取得する。S63では、画像補正部105は、着目画素の撮像座標位置(X,Y)に対応する投影座標位置(X,Y)を取得する。S64では、画像補正部105は、着目画素の撮像座標位置(X,Y)に関連付けられたFlag情報を参照し、Flag=1であるか否かを判定する。そして、画像補正部105は、Flag=1である場合にはS65に移行し、Flag=0である場合にはS66に移行する。
図8は、画像補正部105がS65において実行する輝度補正処理の流れを示すフローチャートである。このS65では、画像補正部105は、着目画素に対して、露光差補正を行ったうえで投影信号を制御した分だけ輝度値を補正する輝度補正を行う。
まずS651において、画像補正部105は、図7のS61において取得された撮像画像のうち、補正対象とされなかった画素(Flag=0の画素)の画素値をそれぞれ取得する。次にS652では、画像補正部105は、図4のS2において画像取得部101が取得したプレ撮像画像を取得し、プレ撮像画像のうち、S651において画素値を取得した画素の撮像座標位置に対応する画素の画素値をそれぞれ取得する。
S653では、画像補正部105は、プレ撮像画像と撮像画像との間の露光差を算出する。具体的には、画像補正部105は、S651において取得された画素値と、S652において取得された画素値とに基づいて、補正対象とされなかった画像領域におけるプレ撮像画像と撮像画像との間の輝度値の変化量を算出する。画像補正部105は、撮像画像のうち、補正対象とされなかった画素の輝度値の平均値aと、プレ撮像画像のうち、補正対象とされなかった画素の輝度値の平均値bとに基づいて、上記輝度値の変化量に相当する補正係数b/aを算出し、露光差補正に用いる。ここで、平均値a、bは、次式によって表される。
Figure 2018190201
上記(1)式において、C(X,Y)は、撮像画像のうち、補正対象とされなかった座標(X,Y)における画素の輝度値、D(X,Y)は、プレ撮像画像のうち、補正対象とされなかった座標(X,Y)における画素の輝度値である。また、nは、撮像画像のうち、補正対象とされなかった画素の総数である。
S654では、画像補正部105は、図7のS62において取得された着目画素の画素値を、S653において算出された補正係数b/aに基づいて補正する。具体的には、画像補正部105は、着目画素の画素値R(X,Y)、G(X,Y)、B(X,Y)に、補正係数b/aをそれぞれ乗算し、露光差補正後の画素値R´(X,Y)、G´(X,Y)、B´(X,Y)を算出する。
Figure 2018190201
以上のS651からS654までの処理により、露光差補正が完了する。このように、本実施形態では、図4のS2におけるプレ撮像とS5における撮像とで投影信号を変えていない領域における画素値(輝度値)を参照することで、投影装置300の継時変動に起因する露光差を補正する。
次に画像補正部105は、S655において、S63において取得された、着目画素の撮像座標位置(X,Y)に対応する投影座標位置(X,Y)の投影信号I´(X,Y)を取得する。S656では、画像補正部105は、S655において取得された投影信号I´(X,Y)に基づいて、投影信号の制御量である輝度変化量を算出する。ここで、輝度変化量は、S655において取得された投影信号I´(X,Y)と、初期値である投影信号I(X,Y)との比(I´(X,Y)/I(X,Y))とすることができる。
S657では、画像補正部105は、S656において算出された輝度変化量に基づいて、S654において算出された露光差補正後の画素値R´(X,Y)、G´(X,Y)、B´(X,Y)に対し、次式をもとにゲイン補正を行う。ゲイン補正後の画素値R″(X,Y)、G″(X,Y)、B″(X,Y)は、露光差補正と、投影信号を制御した分の輝度値を補正とを行った画素値となる。
Figure 2018190201
図7に戻って、S66では、画像補正部105は、着目画素がFlag=0の画素である場合の輝度補正を行う。つまり、このS66では、画像補正部105は、着目画素に対して露光差補正のみを行う。具体的には、S66では、画像補正部105は、図8のS651からS654までの処理を実行する。
S67では、画像補正部105は、撮像画像中の全ての画素について処理を終了したか否かを判定し、終了していなければS62へ戻って未処理の画素についてS62以降の処理を実行し、終了していれば図7の処理を終了する。
以上のように、本実施形態における画像処理装置100は、全面均一な輝度値を有する投影画像が投影された被写体を撮像したプレ撮像画像を取得し、プレ撮像画像における被写体の輝度分布に基づいて、プレ撮像画像の画質特性を解析する。また、画像処理装置100は、解析した画質特性の特徴に応じて、被写体に投影する投影パターンを生成する。そして、画像処理装置100は、生成された投影パターンが投影された被写体を撮像した撮像画像を取得し、上記投影パターンを示す投影信号に基づいて、取得された撮像画像を補正する。
具体的には、画像処理装置100は、プレ撮像画像における被写体の輝度分布を算出し、当該輝度分布に基づいて、プレ撮像画像の画質特性の特徴として、例えば暗部領域における階調潰れ(黒潰れ)といった画質劣化の有無を解析する。そして、画像処理装置100は、上記の解析結果に基づいて、画質劣化が発生している画素に対応する位置における投影信号の輝度値を、初期値に対して画質劣化を低減させる方向に変化させることで投影パターンを生成する。つまり、画像処理装置100は、プレ撮像画像における階調潰れが発生している画素に対応する位置における投影信号の輝度値を、初期値よりも大きく設定することで、投影パターンを生成する。ここで、上記初期値は、プレ撮像画像の撮像時に被写体に投影された投影画像の輝度値である。
これにより、階調潰れが発生している暗部領域に対応する位置については、被写体はプレ撮像時よりも明るく照明されて撮像され、階調潰れが発生していない領域については、被写体はプレ撮像時と同等の照明で撮像される。そのため、上記投影パターンが投影された被写体を撮像した撮像画像は、階調潰れが解消された画像となる。このように、画像処理装置100は、被写体の輝度分布を解析し、その解析結果に基づいて投影装置300の投影信号を領域毎に制御する。そして、画像処理装置100は、制御された投影パターンが投影された被写体の撮像画像に対して、投影信号を制御した領域の輝度値を、投影信号を制御した分だけ補正する輝度補正処理を行う。
画像処理装置100は、撮像画像の輝度補正に際し、撮像画像の着目画素に対応する位置における投影信号の輝度値が、プレ撮像時の投影信号である初期値とは異なるか否かを判定する。そして、投影信号の輝度値が初期値とは異なる場合、画像処理装置100は、当該投影信号の輝度値の初期値に対する輝度変化量を算出し、算出した輝度変化量に基づいて、撮像画像における着目画素の輝度値を下げるゲイン補正を行う。つまり、撮像画像に対して、プレ撮像時よりも明るく照明された領域の輝度値を、投影画像の輝度値を上げた分だけ下げる補正を行う。これにより、全体的に被写体の輝度レンジに忠実な、階調潰れのないHDR画像を得ることができる。
また、画像処理装置100は、撮像画像の輝度補正に際し、プレ撮像画像と撮像画像との露光差を算出し、当該露光差を補正する処理を行う。具体的には、画像処理装置100は、プレ撮像画像と撮像画像とについて、それぞれプレ撮像とパターン投影した撮像とで投影信号を変化させていない領域に対応する画素の輝度値を取得し、輝度値の変化量を算出する。そして、画像処理装置100は、撮像画像における各画素の輝度値を、上記変化量の分だけ補正する。したがって、投影装置100の継時変動に起因する露光差を適切に補正することができ、被写体の輝度レンジ情報を精度良く取得することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、被写体の輝度分布に応じて投影装置300投影パターンを制御し、投影パターンの制御情報である投影信号に基づいて撮像画像の輝度補正を行うことで、画質劣化の少ないHDR画像を取得する効果を有する。
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
上述した第一の実施形態では、撮像時に被写体に対して投影された投影パターンの投影信号に基づいて、撮像画像の輝度補正を行う場合について説明した。この第二の実施形態では、被写体の形状を取得する位相シフト法と呼ばれる方法において用いられる縞状パターンの投影に、上述した第一の実施形態において説明した手法を適用させる場合について説明する。
位相シフト法は、周期的に輝度が変化する縞状のパターンを被写体に投影しながら撮像し、撮像された画像上の縞状パターンを解析することで、被写体の3次元形状を測定する方法である。この位相シフト法では、輝度が正弦波状に変化する縞状パターンを、位相を変化させて複数回投影し、被写体を撮像する。例えば、縞状パターンを3回投影する場合であれば、1つ目の正弦波パターンに対して位相を1/3×2π、2/3×2πずらしたパターンを投影し、撮像することで3種類の画像(以降、「正弦波画像」と呼ぶ。)を取得する。なお、上記の位相をずらした量を「初期位相」と呼ぶ。
そして、撮像された複数の画像における同一画素位置の画素値から、逆正接関数を用いて演算処理することにより、各画素の位相が得られる。ここで、各画素での位相は、初期位相がゼロである場合の「各画素に対して投影される縞状パターンの位相値」を指す。位相は、プロジェクタにおける投影角度に対応するため、プロジェクタとカメラとの位置関係が既知であれば、三角測量の原理から対象物(被写体)の3次元形状が測定できる。縞状パターンの投影回数は、少なくとも3回以上であれば、位相値を算出することができる。
上記のように縞状パターンを投影し撮像した場合に、撮像画像に白飛びや黒潰れが存在すると、位相を適切に算出できないおそれがある。例えば、露出を変えながら複数回撮像することで上記問題を回避することもできるが、その場合、撮像枚数が多くなってしまうという課題を有する。
そこで、本実施形態では、図9(a)に示すような、位相シフト法において従来用いられている縞状の投影パターンに替えて、図9(b)に示すように、被写体の輝度分布に応じた投影パターンを生成し、投影する。
つまり、本実施形態における画像処理装置100は、被写体に投影する投影信号が異なる点を除いては、上述した第一の実施形態の画像処理装置100と同様の構成を有する。画像処理装置100は、図4のS2において、全面均一の輝度値を有する投影画像ではなく、図9(a)に示すような周期的に輝度が変化する縞状の投影パターンを有する投影画像を投影し、プレ撮像を行う。そして、上述した第一の実施形態において説明した処理を用いることで、画像処理装置100は、S4の投影パターン生成処理において、図9(b)に示すように被写体の輝度分布に基づく投影パターンを生成する。
以上のように、本実施形態における画像処理装置100は、プレ撮像画像として、周期的に輝度値が変化する縞状のパターンを有する投影画像が投影された被写体を撮像した画像を取得する。そして、画像処理装置100は、上記縞状のパターンを示す投影信号を初期値として、被写体の輝度分布に応じた位相シフト法用の投影パターンを制御し、投影パターンの制御情報である投影信号に基づいて撮像画像の輝度を補正する。したがって、位相シフト法を用いた形状推定において、位相を適切に算出することができ、被写体の3次元形状を精度良く取得することができる。
(変形例)
上記各実施形態においては、画像解析部102において、撮像された画像の暗部領域における階調潰れ(黒潰れ)の有無を解析する画像解析処理を行う場合について説明した。しかしながら、画像解析処理は上記に限定されるものではなく、画像解析部102は、撮像された画像のハイライト領域(明部領域)における階調飛び(白飛び)の有無を解析する画像解析処理を行ってもよい。
この場合、図5のS34において、画像解析部102は、例えばS33において取得された画素値のG値がS32において作成されたG値の度数分布の上側5%の値を上回っているか否かを判定する。そして、画素値が上記閾値を上回っている場合、画像解析部102は、S33において取得された画素値が明部領域に分布する色であると判定し、S35における差分値の閾値判定により階調飛びが発生しているか否かを判定する。
また、投影パターン生成部103は、ハイライト領域に階調飛びが有ると判定された場合、図6のS45において、その領域の投影信号値(輝度値)を初期値に対して低く設定するように投影パターンを制御する。そして、画像補正部105は、補正対象となる画素について、図7のS65の輝度補正において、投影信号を初期値に対して低く制御した分だけ輝度値を上げるゲイン補正を行う。これにより、ハイライト領域の画質障害に対応することができる。
なお、画像処理装置100は、画像解析処理により、画質特性の特徴として、階調飛びや階調潰れ以外の画質劣化を解析し、その解析結果に基づいて投影パターンの生成を行ってもよい。例えば、撮像画像の露出設定が低いことに起因する暗部領域のノイズの問題は、図5のS35の判定にて、暗部領域におけるノイズ評価値を算出し閾値判定することで、ノイズが多く含まれるかどうかを判定することで対応することができる。ここで、ノイズ評価値としては、画像のS/N比の程度を示すS/N評価値を用いることができる。
この場合、投影パターン生成部103は、ノイズ評価値が所定の閾値よりも大きい領域(画素)については、ノイズが多く含まれる領域(画素)であると判定し、投影信号の輝度値を初期値に対して大きく設定することで投影パターンを生成する。そして、画像補正部105は、輝度補正処理にて、投影信号値を大きく制御した分だけ輝度値を下げる補正を行う。これにより、ノイズが低減された補正画像を取得することができる。
また、上記各実施形態においては、図4のS5において、出力部104は、投影パターン生成部103によって生成された投影パターンを示す投影信号を投影装置300に出力する場合について説明した。しかしながら、投影パターンの投影によって撮像画像のエッジ領域にボケが生じる場合には、投影パターンの投影信号に対して補正を行ってもよい。例えば、撮像画像のエッジ領域において投影信号の設定を切り替える場合、撮像画像に対して投影画像の画素数が少ないと、エッジ領域に投影光が重複し、撮像画像のエッジにボケが生じる場合がある。そこで、このような場合には、投影信号値に対して、フィルタサイズ10×10、σ=1のガウシアンフィルタを用いたフィルタ処理を施すことで、投影光に起因する撮像画像のボケを低減するようにしてもよい。
なお、上記フィルタ処理には、ガウシアンフィルタとは別のフィルタパラメータを用いてもよいし、移動平均や加重平均といった他のローパスフィルタを用いてよい。また、フィルタ処理を用いず、予め投影信号の撮像画像上の広がりを算出し、投影信号値のエッジ領域において算出した広がりに相当する位置座標には投影信号の明るさの制御を行わないようにしてもよい。この場合にも、投影に起因する撮像画像上のボケの発生を低減することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…画像処理装置、101…画像取得部、102…画像解析部、103…投影パターン生成部、104…出力部、105…画像補正部、106…保持部、200…撮像装置、300…投影装置

Claims (12)

  1. 第一撮像画像における被写体の輝度分布に基づいて、前記第一撮像画像の画質特性を解析する解析手段と、
    前記解析手段により解析された前記画質特性の特徴に応じて、投影信号の輝度値を初期値に対して変化させることで、前記被写体に投影する投影パターンを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された投影パターンが投影された前記被写体を撮像した第二撮像画像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された第二撮像画像における、前記投影信号の輝度値が前記初期値とは異なる位置に対応する画素の輝度値を、前記投影信号の輝度値に基づいて補正する補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記投影信号の輝度値が前記初期値よりも大きい場合、前記投影信号の輝度値の前記初期値に対する輝度変化量に基づいて、前記第二撮像画像における前記画素の輝度値を下げるゲイン補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記投影信号の輝度値が前記初期値よりも小さい場合、前記投影信号の輝度値の前記初期値に対する輝度変化量に基づいて、前記第二撮像画像における前記画素の輝度値を上げるゲイン補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記解析手段は、
    前記第一撮像画像の暗部領域における黒潰れの有無、および前記第一撮像画像の明部領域における白飛びの有無の少なくとも一方を解析し、
    前記生成手段は、
    前記第一撮像画像において前記黒潰れが発生している画素に対応する位置における前記投影信号の輝度値を、前記初期値よりも大きく設定し、前記第一撮像画像において前記白飛びが発生している画素に対応する位置における前記投影信号の輝度値を、前記初期値よりも小さく設定することで、前記投影パターンを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記解析手段は、
    前記第一撮像画像の暗部領域におけるノイズ評価値を算出し、前記ノイズ評価値を所定の閾値と比較することで前記暗部領域におけるノイズの有無を解析し、
    前記生成手段は、
    前記第一撮像画像において前記ノイズが発生している画素に対応する位置における前記投影信号の輝度値を、前記初期値よりも大きく設定することで、前記投影パターンを生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記初期値は、前記第一撮像画像の撮像時に前記被写体に投影された投影画像の輝度値であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正手段は、
    前記取得手段により取得された第二撮像画像における、前記投影信号の輝度値が前記初期値と等しい位置に対応する第一画素の輝度値と、前記第一撮像画像における前記第一画素に対応する第二画素の輝度値との変化量を算出し、
    前記第二撮像画像における各画素の輝度値を、前記変化量の分だけ補正することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第一撮像画像は、全面均一な輝度値を有する投影画像が投影された前記被写体を撮像した画像であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第一撮像画像は、周期的に輝度値が変化する縞状のパターンを有する投影画像が投影された前記被写体を撮像した画像であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 第一撮像画像における被写体の輝度分布に基づいて、前記第一撮像画像の画質特性を解析するステップと、
    前記画質特性の特徴に応じて、投影信号の輝度値を初期値に対して変化させることで、前記被写体に投影する投影パターンを生成するステップと、
    前記投影パターンが投影された前記被写体を撮像した第二撮像画像を取得するステップと、
    前記第二撮像画像における、前記投影信号の輝度値が前記初期値とは異なる位置に対応する画素の輝度値を、前記投影信号の輝度値に基づいて補正するステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータを、請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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