JP2018190137A - 伝送装置、電子機器、および起動制御方法 - Google Patents

伝送装置、電子機器、および起動制御方法 Download PDF

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Daijiro Tanaka
大二朗 田中
都知木 義則
Yoshinori Tochigi
義則 都知木
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研一 矢島
和田 哲雄
Tetsuo Wada
哲雄 和田
民永 房
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Abstract

【課題】複数の演算処理部の消費電力を平準化し、かつ起動時間を短縮できること。【解決手段】Muxponder100内に複数設けられ、伝送信号に対する所定の受信データ処理を行うDSP170の動作状態を監視し、一つのDSP170を起動させた後、起動させたDSP170の動作状態に基づき、次に起動させる他のDSP170の起動タイミングを判断し、判断した起動タイミングで他のDSP170を起動させることを繰り返す起動制御部111を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、信号を伝送する伝送装置、電子機器、および起動制御方法に関する。
波長分割多重(Wavelength Division Multiplex:WDM)光ファイバ通信システムのネットワーク上のWDM装置には、送受信装置(Muxponder)が接続され、送受信装置は、一方のWDM装置に光信号を入出力し、他方のルータ装置に光信号を変換した電気信号を入出力する。
送受信装置が扱う光信号は、DP−QPSKなどの伝送方式が採用され、デジタルコヒーレント送信器・受信器を用いて直交変調方式(QPSK,16QAM等)により光信号の送受信処理を行う。DP−QPSKはDual Polarization−Quadrature Phase Shift Keying、QAMはQuadrature Amplitude Modulationの略である。
送受信装置は、光送受信器とDSP(Digital Signal Processor)を有する。DSPは、送信側の機能としてFEC(Forward Error Correction)符号化部、QPSK変調部等を含み、受信側の機能として、分散補償部、適応等化部、FEC復号部等を含む。ここで、受信側のFEC復号化部では、一般的にエラー訂正数が増えるに従い計算量が増加するため、FEC復号部に入力される信号のエラーレートが悪いほど消費電力は増加する。装置内のDSPが一つである場合は、受信器のエラー訂正数に応じて変動するFEC処理部での消費電力は積算されないので、システム全体で必要な最大定格(最大消費電力)に影響を及ぼさない。
より高速な伝送速度(例えば、400Gbps、1Tbps超)のWDM光ファイバ通信システムを設計・運用しようとする場合、送受信装置内に複数のモジュール(複数のDSP)が設けられる。
従来技術として、複数のDSPを同時にブートさせ、ブート時間を短縮させる技術がある(例えば、下記特許文献1,2参照。)。
特開2000−242611号公報 特開2004−86415号公報
送受信装置内に複数のDSPを有する場合、全体で必要な最大定格が問題となる。通常、DSPの起動(リセット)の瞬間から全てのDSPが同時に動作を開始するため、DSPの起動後のタイミング付近で発生する瞬間最大消費電力は積算されて大きなピークを有することになる。そのため、DSPの起動タイミング付近で発生する瞬間最大消費電力のピークをもとに装置の最大定格を設計しなくてはならない。
瞬間最大消費電力のピークを抑えるために、複数のDSPの起動タイミングをタイマー等でずらす調整を行うと、主信号が疎通しないうちに次のDSPの起動処理を開始してしまう可能性がある。また、十分なタイマー時間を確保しようとすると、全てのDSPが起動するまでに時間がかかり、送受信装置全体の起動時間が長くなり、信号疎通ができなくなる等、送受信装置の要求仕様を満たせなくなるおそれが生じる。また、タイマー時間を調整して、信号疎通を行うタイミングの制御を行ったとしても、適応等化部の立ち上げ時間のバラツキにより、全体の消費電力は変動し、結局、送受信装置に必要な最大定格の消費電力を高くする必要が生じる。
一つの側面では、本発明は、複数の演算処理部の消費電力を平準化し、かつ起動時間を短縮できることを目的とする。
一つの案では、伝送装置は、装置内に複数設けられ、伝送信号に対する所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを繰り返す起動制御部、を備えたことを要件とする。
一つの実施形態によれば、複数の演算処理部の消費電力を平準化し、かつ起動時間を短縮できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の伝送装置の内部構成例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1の伝送装置のDSP起動にかかる構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1の伝送装置の制御部のハードウェア構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。 図5は、既存のFEC処理部の消費電力を示す図表である。 図6は、既存のDSPの消費電力の推移を示すタイムチャートである。 図7は、既存のDSPを複数起動させた場合の消費電力の推移を示すタイムチャートである。 図8は、既存のDSPを複数起動させた場合の消費電力低減の制御例を示すタイムチャートである。(その1) 図9は、既存のDSPを複数起動させた場合の消費電力低減の制御例を示すタイムチャートである。(その2) 図10は、実施の形態1の伝送装置によるDSP起動の制御例を説明するタイムチャートである。 図11は、実施の形態2の伝送装置のDSP起動にかかる構成を示すブロック図である。 図12は、実施の形態2の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態3の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態4の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。 図15は、各実施の形態の伝送装置の適用例を示す図である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の伝送装置の内部構成例を示すブロック図である。伝送装置として、上述した送受信装置(Muxponder)100を例に説明する。送受信装置100は、筐体内のスロットに複数個のブレードのネットワークインタフェース(NINF)150を挿抜により増設可能なシステム構成である。
送受信装置100は、筐体内に設けられるフレーマ101、リタイマ102、クライアント側インタフェース(IF)103、制御部110、電源部120、消費電力監視部121、と上記のNINF150を含む。
制御部110は、送受信装置100全体を制御する。実施の形態1では、制御部110は、各NINF150の起動を制御する起動制御部111の機能を有する。電源部120は、例えば商用電源に基づき各部の動作電源を出力するDC−DCコンバータ120を含む。消費電力監視部121は、送受信装置100に設けられる複数のDSP170全体の消費電力を監視し、起動制御部111に監視情報を出力する。
送受信装置100は、複数のNINF150を介してネットワーク側のWDM装置との間で、例えば、一つのNINF150あたり伝送速度100Gbpsの光信号(伝送信号)を送受信する。NINF150の増設によりWDM装置との間の伝送容量を増大できる。また、NINF150の個数に対応して複数設けられるクライアント側IF103を介し、例えばルータとの間で一つのクライアント側IF103あたり伝送速度100Gbpsの電気信号を送受信する。
NINF150が装置内部で入出力する信号(データ)は、フレーマ101、リタイマ102、クライアント側IF103を介して装置外部のルータ等のクライアント装置に入出力される。フレーマ101は、入出力するデータを宛先別に経路設定するクロスコネクト、およびデータのフレーム処理の機能を有する。フレーマ101は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いることができる。
図1の構成例では、4つのNINF150(#1〜#4)を装着した状態を示す。各NINF150は、光送受信機160、DSP(演算処理部)170、NINF制御部180を含む。光送受信機160は、DSP170との間でデータ(電気信号)を入出力し、ネットワーク(WDM装置)との間で光信号を送受信する。DSP170は、光送受信機160が送受信するデータ処理を行う。
光送受信機160は、送信側の構成として、信号LD(Laser Diode)161、LN型のマッハツェンダ光変調器162、LNドライバ(DRV)163を含む。信号LD161は、マッハツェンダ光変調器162に搬送用の光を出力する。LNドライバ163は、マッハツェンダ光変調器162の光変調を駆動し、DSP170から入力される電気信号(データ)を送信用のデータとしてマッハツェンダ光変調器162に出力する。マッハツェンダ光変調器162は、入力される光と電気信号(データ)とに基づき、データを光変調してネットワーク側のWDM装置に出力する。
光送受信機160は、受信側の構成として、局発LD164、コヒーレント用レシーバ(μICR)165を含む。制御部166は、光送受信機160の送受信を制御する。レシーバ165は、局発LD164の波長光に基づき、受信した光信号を電気信号に変換し,DSP170に出力する。
DSP170は、送信側Txの構成として、FEC符号化部171と、QPSK変調・D/A部172を含む。FEC符号化部171は、フレーマから入力されたデータに誤り訂正のビットを付加して符号化する。QPSK変調・D/A部172は、符号化後のデータをQPSK変調方式により変調し、デジタル信号をアナログ信号に変換して光送受信機の送信機側に送信データとして出力する。
DSP170は、受信側Rxの構成として、分散補償部175、適応等化部176、FEC復号化部177を含む。分散補償部175は、光送受信機160が出力する受信したデータについて、光伝送路等で生じる光波長分散を補償する。適応等化部176は、所定の適応アルゴリズムに基づき受信時に劣化したデータを再生する。FEC復号化部177は、誤り検出によりビット訂正を行ったデータをフレーマ101に出力する。
NINF制御部180は、NINF150を構成する光送受信機160とDSP170を制御する。実施の形態1では、NINF180は、DSP170の受信側の各構成部の状態(Status)を取得し、制御部110の起動制御部111に出力する。また、制御部110の起動制御部111は、起動と判断したNINF150に対して起動タイミングで起動制御信号を出力し、NINF制御部180は、起動制御信号の入力を受けると自NINF150を起動制御する。NINF150の起動制御の詳細は後述する。
図2は、実施の形態1の伝送装置のDSP起動にかかる構成を示すブロック図である。便宜上、図1に示した複数のNINF150のうち一つのNINF150と、制御部110の起動制御部111とを示している。
起動制御部111は、送受信装置100に設けられる複数のNINF150のDSP170のNINF制御部180が出力するDSP170の受信側Rxの各機能部の状態(Status)のモニタ値を取得しモニタ(監視)する。例えば、モニタ値は各機能部の状態遷移に対応した値(起動、処理完了等)を示す。
DSP170の受信側Rxに設けられる分散補償部175は、受信した光信号の光波長分散の補償に所定の時間を必要とする。受信したデータは、分散補償部175による分散補償後に適応等化部176、FEC復号化部177に順に出力され、これらの機能部においても所定の処理時間を要する。
起動制御部111は、NINF通信部201、状況監視部202、起動判断部203、x監視用タイマー204、t待機用タイマー205を含む。NINF通信部201は、複数のNINF150のDSP170が出力するモニタ値を取得する。実施の形態1では、主にDSP170の分散補償部175のモニタ値を取得する。
状況監視部202は、取得した複数のDSP170のモニタ値により各DSP170の機能部の状態(Status)を監視する。この際、状況監視部202は、モニタ対象の一つのDSP170ごとにx監視用タイマー204と、t待機用タイマー205の計数値を参照して監視を行う。x監視用タイマー204は、モニタ確認回数を計数し、t待機用タイマー205には、次に起動させるDSP170の起動タイミング用の設定時間(待機時間)が設定される。状況監視部202は、例えばx監視用タイマー204が計数したモニタ確認回数が所定の規定値以上のとき、対象のDSP170の状態が所定の状態遷移を行っていないと判断し、アラームを出力する。
起動判断部203は、状況監視部202が出力する複数のDSP170の状態(Status)に基づき、複数のDSP170それぞれの起動タイミングを判断する。起動判断部203は、判断した複数のDSP170それぞれの起動タイミングを起動制御信号として出力する。この際、NINF通信部201は、起動制御信号が示すDSP170(NINF150)にこの起動制御信号を出力する。
図3は、実施の形態1の伝送装置の制御部のハードウェア構成例を示す図である。図1に示した制御部110(図2の起動制御部111)は、図3に示したCPU(Central Processing Unit)301がメモリ302に格納されたプログラムを読み出し実行することにより実現できる。その際、CPU301は、メモリ302を作業領域に使用する。メモリは、ROM,RAM,フラッシュROM等を用いることができる。また、HDD等の拡張メモリ303をデータ格納領域等に用いることもできる。304は、バスである。通信部305は、図2に記載のNINF通信部201を構成し、複数のDSP170との間でモニタ値(Status)の受信および起動制御信号の送信を行うための通信インタフェースである。
図4は、実施の形態1の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。図2に記載した起動制御部111を構成するCPU301が実行する処理内容を示す。各処理の変数i:送受信装置100内のDSP170の識別番号、x:モニタ確認回数、n:送受信装置100内のDSP170の最大数、t:設定時間である。
はじめに、起動制御部111は、i(DSP識別番号)を初期値1にセットし(ステップS401)、DSPi(170)を起動させる(ステップS402)。次に、起動制御部111は、x(モニタ確認回数)を初期値0にセットし(ステップS403)、対象のDSP170の分散補償部175のモニタ値が示す状況(Status)が期待した特定値であるか判断する(ステップS404)。特定値は、例えば、分散補償部175が正常に起動した後、分散補償の処理が完了した旨を示す値である。
ステップS404の処理でモニタ値が期待した特定値であれば(ステップS404:Yes)、起動制御部111は、処理中のi(DSP識別番号)が1(最初に起動させたDSP170)であるか判断する(ステップS405)。i=1であれば(ステップS405:Yes)、ステップS407の処理に移行する。また、i≠1であれば(ステップS405:No)、起動制御部111は、t待機用タイマー205に設定した所定の待機時間tの待機を行い(ステップS406)、その後に、ステップS407の処理に移行する。
次に、起動制御部111は、i=nであるか判断する(ステップS407)。すなわち、全てのDSPに対する起動処理終了であるかを判断する。i=nであれば(ステップS407:Yes)、起動制御部111は動作を終了する。i≠nであれば(ステップS407:No)、iをインクリメントし(ステップS408)、ステップS402の処理に戻る。
また、起動制御部111は、ステップS404の処理でモニタ値が期待した特定値でなければ(ステップS404:No)、x監視用タイマー204が計数するx(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS409)。xが規定値未満であれば(ステップS409:No)、xをインクリメントし(ステップS410)、ステップS404の処理に戻る。xが規定値以上であれば(ステップS409:Yes)、起動制御部111は、DSP170の状態遷移に異常があると判断し、アラームを通知出力し(ステップS411)、処理を終了する。
(既存技術と実施の形態1との対比)
ここで、既存技術と実施の形態1について、消費電力と起動完了時間を対比説明する。図5は、既存のFEC処理部の消費電力を示す図表である。横軸は光伝送路のビットエラー率、縦軸は消費電力である。実施の形態1のFEC復号化部177に相当する消費電力を示す。FEC処理部の消費電力は、受信した光信号の光伝送路のビットエラー率、すなわち、FEC処理部で処理する誤り訂正数に依存して変動する。ビットエラー率が高いほど訂正の演算量が増え、消費電力が急激に増加することが示されている。
図6は、既存のDSPの消費電力の推移を示すタイムチャートである。横軸は立ち上げ時間、縦軸は消費電力を示す。便宜上、実施の形態1のDSP170の受信側Rxの各構成(分散補償部175、適応等化部176、FEC復号化部177)に相当する符号を用いて消費電力の推移を説明する。W1は一つのDSP170で必要な最大定格(消費電力)である。
DSP170は、起動後、はじめに分散補償部175による分散補償の処理に時間t1がかかり、適応等化部176による適応等化の処理に時間t2がかかり、FEC復号化部177によるFEC処理に時間t3がかかる。DSP170は、起動開始から各部の処理完了までは起動完了時間T1(例えば16〜20ms)となる。そして、これらの各部の処理実行に伴い時間経過に対応して消費電力が増加する特性(1)を有する。ここで、送受信装置100が有する各構成部のうち、DSP170の受信部Rxが最も消費電力の変動が大きい。
このため、実施の形態1では、DSP170の受信部Rxの各機能部の処理状態を監視することで、複数のDSP170に対する起動タイミングを制御する。
図7は、既存のDSPを複数起動させた場合の消費電力の推移を示すタイムチャートである。DSP170を3つ同時に起動させた場合の特性(A)を示す。Wmは3つのDSP170で必要な最大定格(消費電力)である。図7に示すように3つのDSP170を起動させたときの特性A(瞬間最大消費電力:ピークAp)は、一つのDSP170の特性(1)の消費電力を3倍した特性となる。なお、3つのDSP170を同時起動させるため、起動完了時間T1は、一つのDSPのときと同様である(図6参照)。
このように、複数のDSP170を同時起動させた場合には、DSP170あたりの消費電力を起動したDSPの数分だけ積算した消費電力となり、瞬間最大消費電力が大きくなる。これに応じて、既存の技術では、最大定格(消費電力)を大きく設定しなければならない。
図8,図9は、既存のDSPを複数起動させた場合の消費電力低減の制御例を示すタイムチャートである。図7に示したように3つのDSP170を同時起動させた場合、起動したDSP170の数分だけ消費電力が増加する。この消費電力の増加を抑えるため、図9の例では、先に起動させたDSP(1)が実行する処理が完了してから、次のDSP(2)を起動させる起動制御を順に行った状態である。
この場合、先に起動しているDSP170の処理完了後、マージン時間tm経過後に次のDSP170を起動させる。このマージン時間tmは例えばタイマーを用いる。このように、複数のDSP(1)〜(3)の起動タイミング(処理)が重ならないタイミングとなるよう各DSP(1)〜(3)を順次起動させる。これにより、3つのDSP(1)〜(3)全体で必要な消費電力の特性Bはピーク(瞬間最大消費電力)Bpを抑えることができる。図7の消費電力のピークApに比べて図8では消費電力のピークBpを低くできる。
しかしながら、図8の例では、図7の例に比べて起動完了時間Tbが増加する。図7の同時起動時の起動完了時間T1と比較すると、起動完了時間Tbは3倍以上(例えば、60ms以上)が必要となる。
このように、複数のDSP170の起動タイミングを単にずらした制御では、消費電力を抑えることができても、立ち上げ時間のシステムの要求仕様を満たすことができなくなる。
例えば、通信速度が100Gbpsの場合、一つのDSP170あたり起動開始から処理完了までの起動完了時間T1は16〜20ms程度の処理時間を有する(図6参照)。図8の説明のように、複数のDSP170の起動を考えた場合、一つのDSP(1)の処理が完了した後に、次のDSP(2)を起動させるように、起動させるDSP170の立ち上げをずらしたとする。この場合、各DSP(1)〜(3)が起動するまでのマージン時間tmも含めて、(16〜20ms)×(起動させるDSPの個数)が増加し、複数のDSP170全体では累計で数十ms〜数百msの遅れが生じる。このように、100Gbpsのシステムにおいて、数十ms〜数百msオーダーレベルの遅れが発生すると、送受信装置100の要求仕様を満たせなくなる。
また、図9の例では、先に起動させたDSP(1)が処理完了する前に次のDSP(2)を起動させる起動制御を順に行った場合の消費電力の特性Cを示す。例えば、先に起動させたDSP(1)が適応等化処理を行っている間に、次のDSP(2)を起動させる。このように、単純に複数のDSP(1)〜(3)の起動タイミングをずらすと、複数のDSP(1)〜(3)の消費電力のピークCpは同時に重ならないようにできる。しかし、依然として起動完了時間Tc(例えば60ms程度)は、システムの要求仕様を満たすことができない。
図10は、実施の形態1の伝送装置によるDSP起動の制御例を説明するタイムチャートである。横軸は立ち上げ時間、縦軸は消費電力である。上述した起動制御部111により、NINF150の3つのDSP170を起動させる場合の起動にかかる時間と消費電力について説明する。DSP(1)〜(3)は、それぞれ起動後の処理に伴い消費電力が増加していく(図6参照)。
最初のDSP(1)の起動時、分散補償部175が正常に起動した後、分散補償に所定の時間t1(例えば、4〜5ms)がかかる。起動制御部111は、分散補償部175での分散補償の完了後、次に起動させる2つ目のDSP(2)をt待機用タイマー205に設定した待機時間tの待機後に起動させる。待機時間tを設けることで、DSP(1)が分散補償部175での分散補償の完了後、適応等化部176の起動時間のバラツキでDSP(1)の消費電力のピークが2つ目のDSP(2)の消費電力のピークに重なることを防ぐことができる。
そして、起動制御部111は、図10に示すように、先に起動させたDSP(1)の起動完了および分散補償の処理完了に基づき、待機時間t後に、次のDSP(2)を起動させることを繰り返す。これにより、DSP(1)〜(3)全体の消費電力S(瞬間最大消費電力:ピークSp)の消費電力Wpを同時起動時(図7参照)の消費電力W1(ピークAp)に比べて格段に低減化できる。
また、3つのDSP(1)〜(3)は、起動タイミングをずらしながらそれぞれ起動するため、起動完了時間Tsに短縮できるようになる。図8の例では起動完了時間T3が60ms以上かかり、図9の例では60ms程度かかるが、実施の形態1(図10)では、起動完了時間Tsを28〜41msに短縮できる。
また、実施の形態1では、単に図8にあるマージン時間tmだけ待機させる構成ではなく、先に起動したDSP(1)の状態(Status)に基づき、次のDSP(2)の起動を判断している。これにより、先に起動したDSP(1)での処理時間の変動に対応できる。
例えば、分散補償部175は、受信した光信号の光波長分散の補償に所定の時間を必要とし、伝送路が長い場合等には、伝送路長の長さに対応して分散補償の処理にかかる時間が対応して長くなる。このように、DSP170が行う受信側Rxでの処理時間は変動するが、起動制御部111は、DSP170の各処理機能の状況(Status)に基づき、次に起動させるDSP170の起動タイミングを求めている。
以上説明した実施の形態1によれば、実際のDSP170の処理状態に合わせて複数のDSP170の起動タイミングを最適なタイミングで行える。複数のDSP170による処理を行う場合でも、システム要求の立ち上げ時間を満たしつつ、複数のDSP170全体の消費電力をできるだけ低減化できるようになる。これにより、DSP170を含むNINF150の増設時でもDSP170の消費電力を平準化してDSP170が搭載されたブレード(NINF150)の定格電力を低減化でき、かつDSP170の起動時間を短縮できるようになる。
(実施の形態2)
図11は、実施の形態2の伝送装置のDSP起動にかかる構成を示すブロック図である。送受信装置100の基本構成は実施の形態1(図1,図2)と同様であり、同一の構成部には同一の符号を付している。実施の形態2では、実施の形態1の構成に加えて、起動制御部111が取得する情報(状態)を追加した構成である。監視用タイマー204は、xとyの値をそれぞれ個別に計数する。
起動制御部111は、送受信装置100に設けられる複数のNINF150のDSP170のNINF制御部180が出力するDSP170の受信側Rxの各機能部の状態(Status)のモニタ値を取得する。例えば、モニタ値は各機能部の状態遷移に対応した値(起動、処理完了等)を示す。
実施の形態2では、起動制御部111の状況監視部202は、DSP170の分散補償部175の状態(Status)と、消費電力監視部121が監視する複数のDSP170全体の消費電力のモニタ値と、を監視する。
起動判断部203は、状況監視部202が出力する複数のDSP170の分散補償部175の状態(Status)を条件(1)とし、消費電力監視部121が監視する装置全体の消費電力を条件(2)とする。そして、これら条件(1),(2)の組合せにより複数のDSP170それぞれの起動タイミングを判断する。
図12は、実施の形態2の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。図11に記載した起動制御部111を構成するCPU301(図3参照)が実行する処理内容を示す。各処理の変数i:送受信装置100内のDSP170の識別番号、x:モニタ確認回数(分散補償処理)、y:モニタ確認回数(システム全体の消費電力)、n:送受信装置100内のDSP170の最大数、t:設定時間である。
はじめに、起動制御部111は、i(DSP識別番号)を初期値1にセットし(ステップS1201)、DSPi(170)を起動させる(ステップS1202)。次に、起動制御部111は、x,y(モニタ確認回数)を初期値0にセットし(ステップS1203)、対象のDSP170の分散補償部175のモニタ値が示す状況(Status)が期待した特定値であるか判断する(条件1の判断:ステップS1204)。特定値は、例えば、分散補償部175が正常に起動した後、分散補償の処理が完了した旨を示す処理完了フラグの値である。
ステップS1204の処理でモニタ値が期待した特定値であれば(ステップS1204:Yes)、起動制御部111は、処理中のi(DSP識別番号)が1(最初に起動させたDSP170)であるか判断する(ステップS1205)。i=1であれば(ステップS1205:Yes)、ステップS1209の処理に移行する。また、i≠1であれば(ステップS1205:No)、起動制御部111は、t待機用タイマー205に設定した所定の待機時間tの待機を行い(ステップS1206)、その後にステップS1209の処理に移行する。
また、起動制御部111は、ステップS1204の処理でモニタ値が期待した特定値でなければ(ステップS1204:No)、監視用タイマー204が計数するx(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1207)。xが規定値未満であれば(ステップS1207:No)、xをインクリメントし(ステップS1208)、ステップS1204の処理に戻る。xが規定値以上であれば(ステップS1207:Yes)、起動制御部111は、DSP170の状態遷移に異常があると判断し、アラームを通知出力し(ステップS1214)、処理を終了する。
また、起動制御部111は、ステップS1209において、システム全体、すなわち、送受信装置100に設けられた複数のDSP170全体の消費電力が規定範囲内であるか判断する(条件2の判断:ステップS1209)。この規定範囲の上限値は、例えば上述したように、DSP170を複数設けたときの個数に対応する消費電力のピークSp(図10参照)に基づき、必要な最大定格(消費電力)Wm以下の値に設定する。
DSP170全体の消費電力が規定範囲内であれば(ステップS1209:Yes)、ステップS1210の処理に移行する。DSP170全体の消費電力が規定範囲を超えていれば(ステップS1209:No)、ステップS1212の処理に移行する。
ステップS1210では、起動制御部111は、i=nであるか判断する(ステップS1210)。すなわち、全てのDSPに対する起動処理終了であるかを判断する。i=nであれば(ステップS1210:Yes)、起動制御部111は動作を終了する。i≠nであれば(ステップS1210:No)、iをインクリメントし(ステップS1211)、ステップS1202の処理に戻る。
ステップS1212では、起動制御部111は、yが規定値以上でない場合において監視用タイマー204が計数するy(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1212)。yが規定値未満であれば(ステップS1212:No)、yをインクリメントし(ステップS1213)、ステップS1209の処理に戻る。yが規定値以上であれば(ステップS1212:Yes)、起動制御部111は、システム全体の消費電力(複数のDSP170の消費電力)がタイマー204で計数される時間規定範囲に納まらなかったと判断する。そして、DSP170の消費電力が規定を超えた旨のアラームを通知出力し(ステップS1214)、処理を終了する。
以上説明した実施の形態2によれば、実施の形態1同様に、実際のDSP170の処理状態に合わせて複数のDSP170の起動タイミングを最適なタイミングで行える。複数のDSP170による処理を行う場合でも、システム要求の立ち上げ時間を満たしつつ、複数のDSP170全体の消費電力をできるだけ低減化できるようになる。
また、実施の形態2では、先に起動したDSP(1)の分散補償の処理完了に限らず、分散補償の処理中における所定の遷移状態を契機として次のDSP(2)を起動させることができ、より早く次のDSPを起動できるようになる。
加えて、実施の形態2では、システム(複数のDSP)全体の消費電力についても規定範囲を用いて監視するため、複数のDSP170を起動させたときのシステム全体の消費電力を平準化できる。また、最大定格(消費電力)を下げることもできる。
(実施の形態3)
図13は、実施の形態3の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。図11に記載した起動制御部111を構成するCPU301(図3参照)が実行する処理内容を示す。各処理の変数i:送受信装置100内のDSP170の識別番号、x:モニタ確認回数(適応等化処理)、y:モニタ確認回数(システム全体の消費電力)、n:送受信装置100内のDSP170の最大数である。
実施の形態3では、待機時間tを計数せず、t待機用タイマー205(図2参照)は不要である。すなわち、実施の形態3では、DSP170の受信側Rxの処理時間中大きな処理時間となる適応等化の処理(図6参照)の処理完了を判断し、かつ、FEC処理は短時間で済むため、待機時間tを設定せずとも次のDSP(2)を起動させることができる。
実施の形態3では、起動制御部111の起動判断部203は、DSP170の適応等化部176の状態(Status)を条件1とする。また、消費電力監視部121が監視するシステム全体の消費電力を条件2とし、条件1,2の組合せにより複数のDSP170の起動タイミングを制御する。
はじめに、起動制御部111は、i(DSP識別番号)を初期値1にセットし(ステップS1301)、DSPi(170)を起動させる(ステップS1302)。次に、起動制御部111は、x,y(モニタ確認回数)を初期値0にセットし(ステップS1303)、対象のDSP170の適応等化部176のモニタ値が示す状況(Status)が期待した特定値であるか判断する(条件1の判断:ステップS1304)。特定値は、例えば、適応等化部176が正常に起動した後、適応等化処理が完了した旨を示す処理完了フラグの値である。
ステップS1304の処理でモニタ値が期待した特定値であれば(ステップS1304:Yes)、起動制御部111は、ステップS1307の処理に移行する。また、ステップS1304の処理でモニタ値が期待した特定値でなければ(ステップS1304:No)、監視用タイマー204が計数するx(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1305)。xが規定値未満であれば(ステップS1305:No)、xをインクリメントし(ステップS1306)、ステップS1304の処理に戻る。xが規定値以上であれば(ステップS1305:Yes)、起動制御部111は、DSP170の状態遷移に異常があると判断し、アラームを通知出力し(ステップS1312)、処理を終了する。
ステップS1307では、起動制御部111は、システム全体、すなわち、送受信装置100に設けられた複数のDSP170全体の消費電力が規定範囲内であるか判断する(条件2の判断:ステップS1307)。
DSP170全体の消費電力が規定範囲内であれば(ステップS1307:Yes)、ステップS1308の処理に移行する。DSP170全体の消費電力が規定範囲を超えていれば(ステップS1307:No)、ステップS1310の処理に移行する。
ステップS1308では、起動制御部111は、i=nであるか判断する(ステップS1308)。すなわち、全てのDSPに対する起動処理終了であるかを判断する。i=nであれば(ステップS1308:Yes)、起動制御部111は動作を終了する。i≠nであれば(ステップS1308:No)、起動制御部111は、iをインクリメントし(ステップS1309)、ステップS1302の処理に戻る。
ステップS1310では、起動制御部111は、yが規定値以上でない場合において監視用タイマー204が計数するy(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1310)。yが規定値未満であれば(ステップS1310:No)、yをインクリメントし(ステップS1311)、ステップS1307の処理に戻る。yが規定値以上であれば(ステップS1310:Yes)、起動制御部111は、システム全体の消費電力(複数のDSP170の消費電力)がタイマー204で計数される時間規定範囲に納まらなかったと判断する。そして、DSP170の消費電力が規定を超えた旨のアラームを通知出力し(ステップS1312)、処理を終了する。
以上説明した実施の形態3によれば、実施の形態1同様に、実際のDSP170の処理状態に合わせて複数のDSP170の起動タイミングを最適なタイミングで行える。複数のDSP170による処理を行う場合でも、システム要求の立ち上げ時間を満たしつつ、複数のDSP170全体の消費電力をできるだけ低減化できるようになる。
また、実施の形態3では、システム(複数のDSP)全体の消費電力についても規定範囲を用いて監視するため、複数のDSP170を起動させたときのシステム全体の消費電力を平準化できる。また、最大定格(消費電力)を下げることもできる。
そして、実施の形態3では、先に起動したDSP(1)の適応等化の処理完了を契機として次のDSP(2)を起動させることができ、DSP(1)の処理完了にできるだけ近いタイミングで次のDSP(2)を起動できるようになる。また実施の形態1,2で用いた待機時間tの計数用のタイマーを省くことができ構成および処理を簡素化できる。
(実施の形態4)
図14は、実施の形態4の伝送装置の起動制御部が行う制御処理例を示すフローチャートである。図11に記載した起動制御部111を構成するCPU301(図3参照)が実行する処理内容を示す。各処理の変数i:送受信装置100内のDSP170の識別番号、x:モニタ確認回数(FEC復号訂正数と非訂正数の規定範囲)、y:モニタ確認回数(システム全体の消費電力)、n:送受信装置100内のDSP170の最大数である。
実施の形態4では、待機時間tを計数せず、t待機用タイマー205(図2参照)は不要である。すなわち、実施の形態4では、DSP170の受信側Rxで最後に処理を行うFEC復号処理(図6参照)が正常完了したかを判断するため、待機時間tを設定せずとも次のDSP(2)を起動させることができる。
実施の形態4では、起動制御部111の起動判断部203は、DSP170のFEC復号化部177の状態(Status)が示すFEC復号訂正数と非訂正数が規定範囲であるかを条件1とする。また、消費電力監視部121が監視するシステム全体の消費電力を条件2とし、条件1,2の組合せにより複数のDSP170の起動タイミングを制御する。
はじめに、起動制御部111は、i(DSP識別番号)を初期値1にセットし(ステップS1401)、DSPi(170)を起動させる(ステップS1402)。次に、起動制御部111は、x,y(モニタ確認回数)を初期値0にセットする(ステップS1403)。そして、起動制御部111は、対象のDSP170のFEC復号化部177のモニタ値が示す状況(Status)、すなわち、FEC訂正数と非訂正数がそれぞれ規定範囲内であるか判断する(条件1の判断:ステップS1404)。
ステップS1404でFEC復号の処理が正常(FEC訂正数と非訂正数がそれぞれ規定範囲内)であれば(ステップS1404:Yes)、起動制御部111は、ステップS1407の処理に移行する。また、ステップS1404でFEC復号の処理が正常でなければ(FEC訂正数か非訂正数が規定範囲外)(ステップS1404:No)、監視用タイマー204が計数するx(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1405)。xが規定値未満であれば(ステップS1405:No)、xをインクリメントし(ステップS1406)、ステップS1404の処理に戻る。xが規定値以上であれば(ステップS1405:Yes)、起動制御部111は、DSP170の状態に異常があると判断し、アラームを通知出力し(ステップS1412)、処理を終了する。
ステップS1407では、起動制御部111は、システム全体、すなわち、送受信装置100に設けられた複数のDSP170全体の消費電力が規定範囲内であるか判断する(条件2の判断:ステップS1407)。
DSP170全体の消費電力が規定範囲内であれば(ステップS1407:Yes)、ステップS1408の処理に移行する。DSP170全体の消費電力が規定範囲を超えていれば(ステップS1407:No)、ステップS1410の処理に移行する。
ステップS1408では、起動制御部111は、i=nであるか判断する(ステップS1408)。すなわち、全てのDSPに対する起動処理終了であるかを判断する。i=nであれば(ステップS1408:Yes)、起動制御部111は動作を終了する。i≠nであれば(ステップS1408:No)、起動制御部111は、iをインクリメントし(ステップS1409)、ステップS1402の処理に戻る。
ステップS1410では、起動制御部111は、yが規定値以上でない場合において監視用タイマー204が計数するy(モニタ確認回数)が所定の規定値以上であるか判断する(ステップS1410)。yが規定値未満であれば(ステップS1410:No)、起動制御部111は、yをインクリメントし(ステップS1411)、ステップS1407の処理に戻る。yが規定値以上であれば(ステップS1410:Yes)、起動制御部111は、システム全体の消費電力(複数のDSP170の消費電力)がタイマー204で計数される時間規定範囲に納まらなかったと判断する。そして、DSP170の消費電力が規定を超えた旨のアラームを通知出力し(ステップS1412)、処理を終了する。
以上説明した実施の形態4によれば、実施の形態1同様に、実際のDSP170の処理状態に合わせて複数のDSP170の起動タイミングを最適なタイミングで行える。複数のDSP170による処理を行う場合でも、システム要求の立ち上げ時間を満たしつつ、複数のDSP170全体の消費電力をできるだけ低減化できるようになる。
また、実施の形態4では、システム(複数のDSP)全体の消費電力についても規定範囲を用いて監視するため、複数のDSP170を起動させたときのシステム全体の消費電力を平準化できる。また、最大定格(消費電力)を下げることもできる。
そして、実施の形態4では、先に起動したDSP(1)のFEC復号の処理完了を契機として次のDSP(2)を起動させることができ、DSP(1)の処理完了で次のDSP(2)を起動できるようになる。また実施の形態1,2で用いた待機時間tの計数用のタイマーを省くことができ構成および処理を簡素化できる。
図15は、各実施の形態の伝送装置の適用例を示す図である。以上説明した各実施の形態の伝送装置(送受信装置100)は、例えば、WDMネットワークのMuxponderとして適用することができる。
WDMネットワーク1501には複数のWDM装置1502が配置され、WDM装置1502によりWDMネットワーク1501上を伝送する光信号が挿入分岐される。WDM装置1502には、各実施の形態で説明した伝送装置としての送受信装置(Muxponder)100が接続される。送受信装置100は、一方がWDM装置1502に接続され、他方がルータ装置1503等に接続される。送受信装置100は、図15に示したように、WDM装置1502との間で光信号を入出力し、他方のルータ装置1503との間では電気信号を入出力する。
以上説明した各実施の形態によれば、ブレード構成の装置に任意の複数のDSP等の演算処理部を増設した場合でもDSPの消費電力の増大を防ぎ、かつDSPの起動完了までの時間を短縮することができる。起動制御部は、DSPの動作状態を監視して、一つのDSPを起動させ、起動させたDSPが行うデータ処理の動作状態に基づき、次に起動させるDSPの起動タイミングを判断する。DSPの動作状態は、起動、処理中、処理完了等の動作遷移を行う。
DSPが光信号を受信し受信データ処理を行う場合、受信データの波長分散補償のデータ処理を行う分散補償部を含む。この場合、起動制御部は、波長分散補償のデータ処理完了後、待機時間の経過後に次のDSPを起動させる。また、DSPが受信データの適応等化のデータ処理を行う適応等化部を含む場合、起動制御部は、適応等化のデータ処理完了に基づき、次にDSPを起動させることができる。また、DSPが受信データの誤り訂正のデータ処理を行うFEC復号化部を含む場合、起動制御部は、DSPの誤り訂正のデータ処理完了に基づき、次のDSPを起動させる。これにより、起動させた複数のDSPの消費電力のピークが重ならず、瞬間最大消費電力を低減でき、DSPが搭載されたブレード(NINF)の定格電力を低減化できる。また、データ受信の処理時間の要求仕様を満たすことができるようになる。
また、DSPの動作状態に基づき次のDSPの起動タイミングを判断するため、DSPのデータ処理に時間がかかった場合には、次のDSPの起動をその分だけ遅らせる。このように、複数のDSPの動作状態に基づき、次のDSPの起動タイミングを判断することで、単にタイマー等で順次起動させた場合に比べてDSPの実際の動作状態に合わせたダイナミックかつ柔軟な起動制御を行うことができる。これにより、複数のDSPの同期起動させた場合の消費電力の増大や、一つのDSPの起動完了後に次のDSPを起動させた場合の全体の起動時間が長くなるといった問題を解消できる。
また、起動制御部は、監視したDSPの動作状態や複数のDSPの合計消費電力を監視し、異常時にはアラームを通知出力できる。起動制御部は、DSPの合計消費電力が規定範囲内であることを監視して次のDSPのDSPを起動させる。これにより、DSPを増設した場合の瞬間最大消費電力を抑えることができるようになる。DSPを含むブレードを増設可能な装置であっても、増設状態に応じて最大消費電力を抑えることができるようになり、装置内の複数DSPの起動タイミングを最適化させつつ、装置内の瞬間最大消費電力のピークを下げることができる。そして、DSPが搭載されたブレード(NINF)が装置に任意に複数装着された場合にも対応でき、ブレード全体の定格電力を低減化できブレード全体で必要な最大定格の消費電力を下げることができるようになる。
また、上述した実施の形態では、信号を伝送する伝送装置を例に説明したが、信号伝送にかかわらず、監視および起動制御の対象となる所定のデータ処理を行うDSP170を複数挿抜可能に搭載した電子機器のブレードにも同様に適用できる。そして、DSP170が有する各機能の状態(Status)やDSP全体の消費電力の監視に基づき、DSP170の起動タイミングを制御することができる。このように、一般の電子機器に適用した場合でも伝送機器の例で説明した上記同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記各実施の形態で説明した起動制御方法にかかる各動作は、予め用意された制御プログラムを対象機器(上記伝送機器)等のコンピュータ(CPU等)が実行することにより実現することができる。本制御プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)装置内に複数設けられ、伝送信号に対する所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを繰り返す起動制御部、
を備えたことを特徴とする伝送装置。
(付記2)前記演算処理部は、前記伝送信号として光信号を受信し受信データ処理を行い、
前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記受信データ処理の動作状態に基づき、前記他の演算処理部の起動タイミングを判断することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの波長分散補償のデータ処理を行う分散補償部を含み、
前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記波長分散補償のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部の起動タイミングを判断することを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記4)前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記波長分散補償のデータ処理完了後、所定の待機時間経過後に、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記5)前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの適応等化のデータ処理を行う適応等化部を含み、
前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記適応等化のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記6)前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの誤り訂正のデータ処理を行うFEC復号化部を含み、
前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記誤り訂正のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする付記2に記載の伝送装置。
(付記7)前記起動制御部は、監視した前記演算処理部の起動後の動作状態が所定の規定値以上の場合、前記演算処理部のデータ処理のアラームを通知出力することを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記8)さらに、複数の演算処理部全体の合計消費電力を監視する消費電力監視部を有し、
前記起動制御部は、前記合計消費電力が所定の規定範囲内であれば、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記9)前記起動制御部は、前記合計消費電力が所定の規定範囲に納まらない回数が所定の規定回数を超えた場合、前記複数の演算処理部全体の合計消費電力が規定範囲に納まらなかったアラームを通知出力することを特徴とする付記8に記載の伝送装置。
(付記10)前記伝送装置は、
前記演算処理部と、光信号の送受信機とを含むブレードが送受信装置に対して、増設可能に複数挿抜自在であり、
前記起動制御部は、装着された各前記ブレードから前記データ処理の動作状態の情報を取得し、装着された各ブレードの前記起動タイミングを判断し、当該各ブレードに対して起動制御信号を出力することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記11)前記演算処理部は、前記動作状態として、起動、処理中、処理完了を含む状態遷移の情報を前記起動制御部に出力することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の伝送装置。
(付記12)装置内に複数設けられ、所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを繰り返す起動制御部と、
を有することを特徴とする電子機器。
(付記13)装置内に複数設けられ、伝送信号に対する所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、
一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、
前記起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させる、
処理を繰り返し行うことを特徴とする起動制御方法。
100 送受信装置(Muxponder)
110 制御部
111 起動制御部
121 消費電力監視部
150 ネットワークインタフェース(NINF)
160 光送受信機
175 分散補償部
176 適応等化部
177 FEC復号化部
180 NINF制御部
201 NINF通信部
202 状況監視部
203 起動判断部
301 CPU
302 メモリ
1501 WDMネットワーク
1502 WDM装置
1503 ルータ装置

Claims (12)

  1. 装置内に複数設けられ、伝送信号に対する所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを繰り返す起動制御部、
    を備えたことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記演算処理部は、前記伝送信号として光信号を受信し受信データ処理を行い、
    前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記受信データ処理の動作状態に基づき、前記他の演算処理部の起動タイミングを判断することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの波長分散補償のデータ処理を行う分散補償部を含み、
    前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記波長分散補償のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部の起動タイミングを判断することを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  4. 前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記波長分散補償のデータ処理完了後、所定の待機時間経過後に、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの適応等化のデータ処理を行う適応等化部を含み、
    前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記適応等化のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  6. 前記演算処理部は、前記受信データ処理として、前記受信データの誤り訂正のデータ処理を行うFEC復号化部を含み、
    前記起動制御部は、一つの前記演算処理部の前記誤り訂正のデータ処理完了に基づき、前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
  7. 前記起動制御部は、監視した前記演算処理部の起動後の動作状態が所定の規定値以上の場合、前記演算処理部のデータ処理のアラームを通知出力することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の伝送装置。
  8. さらに、複数の演算処理部全体の合計消費電力を監視する消費電力監視部を有し、
    前記起動制御部は、前記合計消費電力が所定の規定範囲内であれば、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の伝送装置。
  9. 前記起動制御部は、前記合計消費電力が所定の規定範囲に納まらない回数が所定の規定回数を超えた場合、前記複数の演算処理部全体の合計消費電力が規定範囲に納まらなかったアラームを通知出力することを特徴とする請求項8に記載の伝送装置。
  10. 前記伝送装置は、
    前記演算処理部と、光信号の送受信機とを含むブレードが送受信装置に対して、増設可能に複数挿抜自在であり、
    前記起動制御部は、装着された各前記ブレードから前記データ処理の動作状態の情報を取得し、装着された各ブレードの前記起動タイミングを判断し、当該各ブレードに対して起動制御信号を出力することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の伝送装置。
  11. 装置内に複数設けられ、所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、当該起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させることを繰り返す起動制御部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  12. 装置内に複数設けられ、伝送信号に対する所定のデータ処理を行う演算処理部の動作状態を監視し、
    一つの前記演算処理部を起動させ、起動させた前記演算処理部の前記動作状態に基づき、次に起動させる他の演算処理部の起動タイミングを判断し、
    前記起動タイミングで前記他の演算処理部を起動させる、
    処理を繰り返し行うことを特徴とする起動制御方法。
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