JP2018189162A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラグとソケットとの確実な接続を確保しつつ、これら継手部材の接続並びに分離操作がスムーズに行え、また前記分離における流体の滴の問題も解消し得るようにする。【解決手段】 プラグ1と該プラグ1が挿入されるソケット2を有する管継手であって、プラグ1は、ソケット2側に位置するプラグ本体3とプラグ本体3におけるソケット2側と反対側に位置し、プラグ本体3とネジ嵌合されたプラグニップル4とで構成され、プラグ本体3内にはコイルスプリング5が弾装され、該コイルスプリング5における前記ソケット2側(先端側)には後述する略柱状のプラグバルブ6が配置されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、配管系において使用されるプラグと該プラグが挿入されるソケットに係る管継手に関する。
従来、この種管継手としては、例えば、スライドバルブを内蔵するソケットと該ソケット内に挿入するプラグとを備え、ソケットとプラグの接続時には前記スライドバルブがプラグの先端に押されて、スプリングの弾発力に抗しつつ後退することで流体通路を開き、ソケットとプラグの分離時にはスライドバルブが前記スプリングの弾発力を受けて前進することで流体通路が閉じる形式の管継手が知られている。
そして、前述した形式の管継手においては、前記ソケットと前記プラグの接続時には、プラグとスライドバルブとを連結させ、前記ソケットと前記プラグの分離時には、該プラグがソケット本体内を後退するのに伴い、前進するスライドバルブが初期位置に戻ったとき前記連結を解く連結機構を設けたものが知られている。
特開2004−278620号公報 特開2004−353833号公報
前述したようなプラグとソケットとからなり、これら継手部材の内部にスプリングを介して摺動自在に組み込まれた前記作動バルブや作動杆等を有する管継手では、その接続構造の複雑さやプラグとソケットの着脱の操作性が問題となる場合が多く、一般的にはプラグをソケットに挿入する際の抵抗やプラグをソケットから抜き外す際の係合が強固なために、それらの作業にかなりの力を要することが多かった。また、プラグとソケットとの分離時における流体の滴が問題となる場合もあった。
本発明の目的は、プラグとソケットとの確実な接続を確保しつつ、これら継手部材の接続並びに分離操作がスムーズに行え、また前記分離における流体の滴の問題も解消し得る管継手を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、プラグと該プラグが挿入されるソケットを有する管継手において、プラグはコイルスプリングによってソケット側へ付勢される略柱状のプラグバルブと該プラグバルブが当接する先端シート部と前記プラグバルブの先端側部に装着されて、前記先端シート部を閉止するプラグ用Oリングを備えており、ソケットはコイルスプリングが装着されたバルブピンと該バルブピンの外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリングによってプラグ側へ付勢される略筒状のソケットバルブと前記バルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングを備えており、該Oリングの外径が前記プラグの先端側部の内径以下となされていることを特徴とする。
ただし、前述したバルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングの外径並びに該Oロングが進入する前記プラグの先端側部の内径の各公差は、通常0.05mm〜0.2mmであり、これら公差を考慮すれば、プラグの先端側部にバルブピン用Oリングの外周が接触する場合もある。
また、請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の管継手について、バルブピンの先端側部外周とソケットバルブの先端側部内周との間にリング状溝が形成され、且つ該リング状溝の底部を形成するソケットバルブの先端外周寄り部分が傾斜面となされ、該傾斜面にバルブピン用Oリングが当接することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の管継手について、プラグの先端シート部にプラグ用Oリングを受ける傾斜部が形成されていることを特徴とする。
前記請求項1記載の本発明は、プラグと該プラグが挿入されるソケットを有する管継手において、プラグはコイルスプリングによってソケット側へ付勢される略柱状のプラグバルブと該プラグバルブが当接する先端シート部と前記プラグバルブの先端側部に装着されて、前記先端シート部を閉止するプラグ用Oリングを備えており、ソケットはコイルスプリングが装着されたバルブピンと該バルブピンの外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリングによってプラグ側へ付勢される略筒状のソケットバルブと前記バルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングを備えており、該Oリングの外径が前記プラグの先端側部の内径以下となされているため、前記プラグとソケットの接続の際に、プラグの先端側部内をバルブピンのOリングがスムーズに通過し得るため、プラグとソケットとの接続作業が容易に行えるという利点を有する。また、接続したプラグとソケットを分離する際にも、バルブピンのOリングがプラグの先端側部内をスムーズに追加するため、分離作業も容易に行える。
前記請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の管継手について、バルブピンの先端側部外周とソケットバルブの先端側部内周との間にリング状溝が形成され、且つ該リング状溝の底部を形成するソケットバルブの先端外周寄り部分が傾斜面となされ、該傾斜面にバルブピン用Oリングが当接する構造となされているため、前述したプラグとソケットの分離時において、リング状溝に当該管継手内を流れていた水等の流体の滴が進入するため、該滴が垂れることを有効に防止することができる。また、前記バルブピン用Oリングがソケットバルブの先端外周寄り部分に形成された傾斜面に当接する構造となされているため、ソケットバルブの内周とバルブピンの外周との間の液密性が確実に維持される。
前記請求項3記載の本発明では、前記請求項1または請求項2記載の管継手について、プラグの先端シート部にプラグ用Oリングを受ける傾斜部が形成されているため、プラグの先端シート部とプラグバルブとの間の液密性が確実に維持される。
本発明の実施形態に係る管継手の斜視図であって、プラグとソケットの接続前の状態を示している。 本発明の実施形態に係る管継手の斜視図であって、プラグとソケットの接続後の状態を示している。 図1の状態でのプラグとソケットの縦断面図である。 プラグの先端シート部内径とソケットのバルブピン先端におけるOリング外径との関係を示す要部拡大縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの突き合わせ前の状態を示す縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの突き合わせ状態を示す縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの接続完了状態を示す縦断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、本実施形態の管継手は、プラグ1と該プラグ1が挿入されるソケット2を有するものであり、プラグ1は、ソケット2側に位置するプラグ本体3とプラグ本体3におけるソケット2側と反対側に位置し、プラグ本体3とネジ嵌合されたプラグニップル4とで構成され、プラグ本体3内にはコイルスプリング5が弾装され、該コイルスプリング5における前記ソケット2側(先端側)には後述する略柱状のプラグバルブ6が配置されている。
より詳細には、前記プラグ本体3は、前述した通り、コイルスプリング5によってソケット2側へ付勢される略柱状の前記プラグバルブ6と該プラグバルブ6が当接する先端シート部7と前記プラグバルブ6の先端側部に装着されて、前記先端シート部7に当接するプラグ用Oリング8を備えている。また、プラグ本体3の先端シート部7には前記プラグ用Oリング8を受ける傾斜部10が形成されている。
ソケット2は、プラグ1側に位置するソケット本体11と、プラグ1側と反対側に位置し、ソケット本体11とネジ嵌合されたソケットニップル12と、ソケット本体11におけるプラグ1側(先端側)外周に装着されたスライダー13と、該スライダー13の後側内周に嵌め入れられ、内方に圧縮スプリング14が弾装された押えリング15を有している。また、前記ソケット本体11の先端寄り部分には円周方向に所定間隔をあけて透孔16が形成され、各透孔16内にはボール17がソケット本体11内へ突出自在に嵌め入れられており、ソケット本体11の長さ中央部分における内周面には大径Oリング18が挿着されている。
なお、前記スライダー13および押えリング15の作動によるボール17の突出は、一般的に知られている既成のものと同様であり、スライダー13および押えリング15を当該管継手の軸方向に移動させることで、ボール17がソケット本体11内へ適宜突出してプラグ本体3を係止する。
前記ソケットニップル12の内周における長さ中央部分には段部12aが形成され、該段部12aには後述するバルブピン21のベース部21aが嵌め合わされている。
そして、前記ソケット2の本体11は、コイルスプリング22が装着された前記バルブピン21と、該バルブピン21の外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリング22によってプラグ1側(先端側)へ付勢される略筒状のソケットバルブ23と、前記バルブピン21の先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブ23の先端側部内周に当接するバルブピン用Oリング24を備えており、図4に示すように、該Oリング24の外径SRが前記プラグ1の先端シート部7の内径NR以下となされている。なお、前記外径SRおよび内径NRの各公差は、通常0.05mm〜0.2mmである。
また、前記バルブピン21の先端側部外周とソケットバルブ23の先端側部内周との間にはリング状溝40が形成され、該リング状溝40の底部を形成するソケットバルブ23の先端外周寄り部分が傾斜面26となされ、該傾斜面26に前記バルブピン用Oリング24が当接するようになされている。
なお、図中31は前記ソケットバルブ23の先端寄り部分に形成された外周溝25に嵌め入れられたパッキンを示す。
次に、本実施形態の管継手におけるプラグ1とソケット2との接続要領並びにプラグバルブ6とソケットバルブ23およびバルブピン21による流体通路の開閉について説明する。
図1、図3および図4に示すように、プラグ1とソケット2との接続前においては、プラグ1内のコイルスプリング5の弾発力によって、プラグバルブ6はソケット2側(先端側)に付勢されて、プラグバルブ6の先端側部外周に装着されたプラグ用Oリング8がプラグ本体2の先端シート部7における傾斜部10に当接している。一方、ソケット2では、前記圧縮スプリング14によって、押えリング15およびスライダー13がプラグ1方向(先端側方向)へ付勢され、これに伴ってボール17がソケット本体11内へ突出している。
そして、図5に示すように、プラグ本体3をソケット本体11内に挿入して、プラグ本体3の先端シート部7とソケット本体11内のソケットバルブ23先端を対向させると共に、プラグ本体3内のプラグバルブ6とソケット本体11内のバルブピン21を対向させる。この際、プラグ本体3の先端部外周面3bが大径Oリング18に当接して当該管継手の液密性が維持される。
そして、図6に示すように、プラグ1をソケット本体11内に更に進入させれば、プラグ本体3の先端部がソケットバルブ23の先端に当接すると共に該ソケットバルブ23をコイルスプリング22の弾発力に抗して後方へ移動せしめると共に、プラグバルブ6とバルブピン21の先端部同士が当接してプラグバルブ6がコイルスプリング5の弾発力に抗して後方(基端方向)へ移動し、この際、前述したように、バルブピン21の先端側部に装着されたバルブピン用Oリング24の外径SRが前記プラグ1の先端シート部7の内径NR以下となされているため、バルブピン21はプラグ本体3の先端シート部7に強く圧接することなく、スムーズにプラグ本体3内へ進入する。
なお、前述したプラグ1のソケット2内への進入にあたって、前記スライダー13および押えリング15を後方(基端方向)へスライドさせてボール17の突出を解除しておくことは勿論である。
そして、図7に示すように、前記バルブピン21の押圧によってプラグバルブ6が更に後方へ移動することでプラグ1とソケット2が連通状態となる。
以上述べてきた本実施形態の管継手におけるプラグ1とソケット2との接続並びにバルブの開閉においては、バルブピン21がプラグ本体3内にスムーズに進入する他、バルブピン21の先端側部に装着されたバルブピン用Oリング24がソケットバルブ23の傾斜面26に当接することでソケット2の密閉性が確保され、また前記プラグ1とソケット2との接続を解除してこれらを切り離した際には、前記バルブピン21の先端側部外周とソケットバルブ23の先端側部内周との間のリング状溝40に流体の滴が進入する作用があるため、滴が垂れるという不都合も解消される。
本発明の管継手によれば、前述した通り、プラグとソケットの接続作業がスムーズに行え、しかも当該管継手内を流れる流体の液密性も確実に確保されるため、幅広い利用が期待できる。
1 プラグ
2 ソケット
3 プラグ本体
5・22 コイルスプリング
6 プラグバルブ
7 先端シート部
8 プラグ用Oリング
11 ソケット本体
21 バルブピン
23 ソケットバルブ
24 バルブピン用Oリング24
本発明は、配管系において使用されるプラグと該プラグが挿入されるソケットに係る管継手に関する。
従来、この種管継手としては、例えば、スライドバルブを内蔵するソケットと該ソケット内に挿入するプラグとを備え、ソケットとプラグの接続時には前記スライドバルブがプラグの先端に押されて、スプリングの弾発力に抗しつつ後退することで流体通路を開き、ソケットとプラグの分離時にはスライドバルブが前記スプリングの弾発力を受けて前進することで流体通路が閉じる形式の管継手が知られている。
そして、前述した形式の管継手においては、前記ソケットと前記プラグの接続時には、プラグとスライドバルブとを連結させ、前記ソケットと前記プラグの分離時には、該プラグがソケット本体内を後退するのに伴い、前進するスライドバルブが初期位置に戻ったとき前記連結を解く連結機構を設けたものが知られている。
特開2004−278620号公報 特開2004−353833号公報
前述したようなプラグとソケットとからなり、これら継手部材の内部にスプリングを介して摺動自在に組み込まれた前記作動バルブや作動杆等を有する管継手では、その接続構造の複雑さやプラグとソケットの着脱の操作性が問題となる場合が多く、一般的にはプラグをソケットに挿入する際の抵抗やプラグをソケットから抜き外す際の係合が強固なために、それらの作業にかなりの力を要することが多かった。また、プラグとソケットとの分離時における流体の滴が問題となる場合もあった。
本発明の目的は、プラグとソケットとの確実な接続を確保しつつ、これら継手部材の接続並びに分離操作がスムーズに行え、また前記分離における流体の滴の問題も解消し得る管継手を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、プラグと該プラグが挿入されるソケットを有する管継手において、プラグはコイルスプリングによってソケット側へ付勢される略柱状のプラグバルブと該プラグバルブが当接する先端シート部と前記プラグバルブの先端側部に装着されて、前記先端シート部を閉止するプラグ用Oリングを備えており、ソケットはコイルスプリングが装着されたバルブピンと該バルブピンの外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリングによってプラグ側へ付勢される略筒状のソケットバルブと前記バルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングを備えており、該Oリングの外径が前記プラグの先端側部の内径以下となされており、前記ソケットには、前記バルブピン、前記ソケットバルブおよび前記バルブピン用Oリングが収容された長さ中央部分の内径よりも前記プラグ挿入側部分の内径が拡径したプラグ誘導部が設けられ、該プラグ誘導部の外周に所定間隔をあけて形成された各透孔内のボールを、圧縮スプリングを介して軸線方向に移動自在な押えリングおよびスライダーによって、前記プラグ外周に形成された凹溝内に突出自在とすることで、前記プラグを前記ソケットから係脱するようになされている管継手である。
ただし、前述したバルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングの外径並びに該Oリングが進入する前記プラグの先端側部の内径の各公差は、通常0.05mm〜0.2mmであり、これら公差を考慮すれば、プラグの先端側部にバルブピン用Oリングの外周が接触する場合もある。
また、請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の管継手について、バルブピンの先端側部外周とソケットバルブの先端側部内周との間にリング状溝が形成され、リング状溝の底部を形成するソケットバルブの先端内周寄り部分がプラグ挿入側に向かって広がる傾斜面となされ、該傾斜面にバルブピン用Oリングが当接することを特徴とするものである。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の管継手について、プラグの先端シート部にプラグ用Oリングを受ける傾斜部が形成されていることを特徴とする。
前記請求項1記載の本発明は、プラグと該プラグが挿入されるソケットを有する管継手において、プラグはコイルスプリングによってソケット側へ付勢される略柱状のプラグバルブと該プラグバルブが当接する先端シート部と前記プラグバルブの先端側部に装着されて、前記先端シート部を閉止するプラグ用Oリングを備えており、ソケットはコイルスプリングが装着されたバルブピンと該バルブピンの外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリングによってプラグ側へ付勢される略筒状のソケットバルブと前記バルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングを備えており、該Oリングの外径が前記プラグの先端側部の内径以下となされているため、前記プラグとソケットの接続の際に、プラグの先端側部内をバルブピンのOリングがスムーズに通過し得るため、プラグとソケットとの接続作業が容易に行えるという利点を有する。また、接続したプラグとソケットを分離する際にも、バルブピンのOリングがプラグの先端側部内をスムーズに追加するため、分離作業も容易に行える。
前記請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の管継手について、バルブピンの先端側部外周とソケットバルブの先端側部内周との間にリング状溝が形成され、且つ該リング状溝の底部を形成するソケットバルブの先端外周寄り部分が傾斜面となされ、該傾斜面にバルブピン用Oリングが当接する構造となされているため、前述したプラグとソケットの分離時において、リング状溝に当該管継手内を流れていた水等の流体の滴が進入するため、該滴が垂れることを有効に防止することができる。また、前記バルブピン用Oリングがソケットバルブの先端外周寄り部分に形成された傾斜面に当接する構造となされているため、ソケットバルブの内周とバルブピンの外周との間の液密性が確実に維持される。
前記請求項3記載の本発明では、前記請求項1または請求項2記載の管継手について、プラグの先端シート部にプラグ用Oリングを受ける傾斜部が形成されているため、プラグの先端シート部とプラグバルブとの間の液密性が確実に維持される。
本発明の実施形態に係る管継手の斜視図であって、プラグとソケットの接続前の状態を示している。 本発明の実施形態に係る管継手の斜視図であって、プラグとソケットの接続後の状態を示している。 図1の状態でのプラグとソケットの縦断面図である。 プラグの先端シート部内径とソケットのバルブピン先端におけるOリング外径との関係を示す要部拡大縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの突き合わせ前の状態を示す縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの突き合わせ状態を示す縦断面図である。 同実施形態の管継手でプラグとソケットの接続完了状態を示す縦断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1〜図4に示すように、本実施形態の管継手は、プラグ1と該プラグ1が挿入されるソケット2を有するものであり、プラグ1は、ソケット2側に位置するプラグ本体3とプラグ本体3におけるソケット2側と反対側に位置し、プラグ本体3とネジ嵌合されたプラグニップル4とで構成され、プラグ本体3内にはコイルスプリング5が弾装され、該コイルスプリング5における前記ソケット2側(先端側)には後述する略柱状のプラグバルブ6が配置されている。
より詳細には、前記プラグ本体3は、前述した通り、コイルスプリング5によってソケット2側へ付勢される略柱状の前記プラグバルブ6と該プラグバルブ6が当接する先端シート部7と前記プラグバルブ6の先端側部に装着されて、前記先端シート部7に当接するプラグ用Oリング8を備えている。また、プラグ本体3の先端シート部7には前記プラグ用Oリング8を受ける傾斜部10が形成されている。
ソケット2は、プラグ1側に位置するソケット本体11と、プラグ1側と反対側に位置し、ソケット本体11とネジ嵌合されたソケットニップル12と、ソケット本体11におけるプラグ1側(先端側)外周に装着されたスライダー13と、該スライダー13の後側内周に嵌め入れられ、内方に圧縮スプリング14が弾装された押えリング15を有している。また、前記ソケット本体11の先端寄り部分には円周方向に所定間隔をあけて透孔16が形成され、各透孔16内にはボール17がソケット本体11内へ突出自在に嵌め入れられており、ソケット本体11の長さ中央部分における内周面には大径Oリング18が挿着されている。
なお、前記スライダー13および押えリング15の作動によるボール17の突出は、一般的に知られている既成のものと同様であり、スライダー13および押えリング15を当該管継手の軸方向に移動させることで、ボール17がソケット本体11内へ適宜突出してプラグ本体3を係止する。
前記ソケットニップル12の内周における長さ中央部分には段部12aが形成され、該段部12aには後述するバルブピン21のベース部21aが嵌め合わされている。
そして、前記ソケット2の本体11は、コイルスプリング22が装着された前記バルブピン21と、該バルブピン21の外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリング22によってプラグ1側(先端側)へ付勢される略筒状のソケットバルブ23と、前記バルブピン21の先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブ23の先端側部内周に当接するバルブピン用Oリング24を備えており、図4に示すように、該Oリング24の外径SRが前記プラグ1の先端シート部7の内径NR以下となされている。なお、前記外径SRおよび内径NRの各公差は、通常0.05mm〜0.2mmである。
また、前記バルブピン21の先端側部外周とソケットバルブ23の先端側部内周との間にはリング状溝40が形成され、該リング状溝40の底部を形成するソケットバルブ23の先端外周寄り部分が傾斜面26となされ、該傾斜面26に前記バルブピン用Oリング24が当接するようになされている。
なお、図中31は前記ソケットバルブ23の先端寄り部分に形成された外周溝25に嵌め入れられたパッキンを示す。
より詳細には、図3〜図7に明示されている通り、前記ソケット2には、前記バルブピン21、前記ソケットバルブ23および前記バルブピン用Oリング24が収容された長さ中央部分2Aの内径よりも前記プラグ挿入側部分2Bの内径が拡径したプラグ誘導部31が設けられ、該プラグ誘導部31の外周に所定間隔をあけて形成された前記各透孔16内のボール17を、前記圧縮スプリング14を介して軸線方向に移動自在な前記押えリング15およびスライダー13によって、前記プラグ1外周に形成された凹溝32内に突出自在とすることで、前記プラグ1を前記ソケット2から係脱するようになされている。
次に、本実施形態の管継手におけるプラグ1とソケット2との接続要領並びにプラグバルブ6とソケットバルブ23およびバルブピン21による流体通路の開閉について説明する。
図1、図3および図4に示すように、プラグ1とソケット2との接続前においては、プラグ1内のコイルスプリング5の弾発力によって、プラグバルブ6はソケット2側(先端側)に付勢されて、プラグバルブ6の先端側部外周に装着されたプラグ用Oリング8がプラグ本体2の先端シート部7における傾斜部10に当接している。一方、ソケット2では、前記圧縮スプリング14によって、押えリング15およびスライダー13がプラグ1方向(先端側方向)へ付勢され、これに伴ってボール17がソケット本体11内へ突出している。
そして、図5に示すように、プラグ本体3をソケット本体11内に挿入して、プラグ本体3の先端シート部7とソケット本体11内のソケットバルブ23先端を対向させると共に、プラグ本体3内のプラグバルブ6とソケット本体11内のバルブピン21を対向させる。この際、プラグ本体3の先端部外周面3bが大径Oリング18に当接して当該管継手の液密性が維持される。
そして、図6に示すように、プラグ1をソケット本体11内に更に進入させれば、プラグ本体3の先端部がソケットバルブ23の先端に当接すると共に該ソケットバルブ23をコイルスプリング22の弾発力に抗して後方へ移動せしめると共に、プラグバルブ6とバルブピン21の先端部同士が当接してプラグバルブ6がコイルスプリング5の弾発力に抗して後方(基端方向)へ移動し、この際、前述したように、バルブピン21の先端側部に装着されたバルブピン用Oリング24の外径SRが前記プラグ1の先端シート部7の内径NR以下となされているため、バルブピン21はプラグ本体3の先端シート部7に強く圧接することなく、スムーズにプラグ本体3内へ進入する。
なお、前述したプラグ1のソケット2内への進入にあたって、前記スライダー13および押えリング15を後方(基端方向)へスライドさせてボール17の突出を解除しておくことは勿論である。
そして、図7に示すように、前記バルブピン21の押圧によってプラグバルブ6が更に後方へ移動することでプラグ1とソケット2が連通状態となる。
以上述べてきた本実施形態の管継手におけるプラグ1とソケット2との接続並びにバルブの開閉においては、バルブピン21がプラグ本体3内にスムーズに進入する他、バルブピン21の先端側部に装着されたバルブピン用Oリング24がソケットバルブ23の傾斜面26に当接することでソケット2の密閉性が確保され、また前記プラグ1とソケット2との接続を解除してこれらを切り離した際には、前記バルブピン21の先端側部外周とソケットバルブ23の先端側部内周との間のリング状溝40に流体の滴が進入する作用があるため、滴が垂れるという不都合も解消される。
本発明の管継手によれば、前述した通り、プラグとソケットの接続作業がスムーズに行え、しかも当該管継手内を流れる流体の液密性も確実に確保されるため、幅広い利用が期待できる。
1 プラグ
2 ソケット
3 プラグ本体
5・22 コイルスプリング
6 プラグバルブ
7 先端シート部
8 プラグ用Oリング
11 ソケット本体
21 バルブピン
23 ソケットバルブ
24 バルブピン用Oリング24

Claims (3)

  1. プラグと該プラグが挿入されるソケットを有する管継手において、プラグはコイルスプリングによってソケット側へ付勢される略柱状のプラグバルブと該プラグバルブが当接する先端シート部と前記プラグバルブの先端側部に装着されて、前記先端シート部を閉止するプラグ用Oリングを備えており、ソケットはコイルスプリングが装着されたバルブピンと該バルブピンの外周に嵌め被せられ、前記コイルスプリングによってプラグ側へ付勢される略筒状のソケットバルブと前記バルブピンの先端側部外周に装着されて、前記ソケットバルブの先端側部内周に当接するバルブピン用Oリングを備えており、該Oリングの外径が前記プラグの先端側部の内径以下となされている、管継手。
  2. バルブピンの先端側部外周とソケットバルブの先端側部内周との間にリング状溝が形成され、リング状溝の底部を形成するソケットバルブの先端外周寄り部分が傾斜面となされ、該傾斜面にバルブピン用Oリングが当接する、請求項1記載の管継手。
  3. プラグの先端シート部にプラグ用Oリングを受ける傾斜部が形成されている、請求項1または請求項2記載の管継手。
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