JP2018187554A - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

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【課題】香りの持続力が高く、かつ、所望のタイミングで香りを発生することができるようにする。【解決手段】インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線硬化性インクを吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷方法において、メディアに対して紫外線硬化性インクによる印刷と香料カプセル入り高粘度インクによる印刷とを行い、上記メディアに対して香料カプセルを塗布するようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷方法および印刷装置に関する。さらに詳細には、本発明は、インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線の照射により硬化が促進されるインクたる紫外線硬化性インク(本明細書および本特許請求の範囲においては、「紫外線硬化性インク」を「UVインク」と適宜に称する。)を吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷方法および印刷装置に関する。
なお、本明細書および本特許請求の範囲において「メディア」には、普通紙などの紙類よりなる各種の記録媒体は勿論のこと、PVCやポリエステルなどの樹脂材料、織物、布、アルミ、鉄あるいは木材などのような各種材料からなる種々の媒体が含まれる。
また、本明細書および本特許請求の範囲において「インクジェット方式」は、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術を用いた印刷方法を意味するものとする。
一般に、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、メディアに対して往復移動するキャリッジに搭載されたインクジェットヘッドへ液体状のUVインクを供給し、当該供給されたUVインクをインクジェットヘッドのインクジェットノズルからインクジェット方式によりメディアに対して吐出して、当該メディア上に印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
ここで、UVインクは強い臭気を発生するため、インクジェットプリンタによりUVインクを用いて印刷が行われたメディアたる成果物は非常に臭うものである。
一方、従来より、例えば、特開2000−272195号公報などに開示されているように、紙にインクを吐出して印刷する印刷部と、紙に液体状の香料(本明細書および本特許請求の範囲においては、「液体状の香料」を「液体型香料」と適宜に称する。)を吐出する放出部と、制御部とを備え、制御部の制御によって、印刷部により紙にインクを吐出して印刷し、放出部により紙に液体型香料を吐出して液体型香料を塗布するようにした印刷装置が知られている。
従って、上記特開2000−272195号公報などに開示された印刷装置によれば、インクとしてUVインクを用いて印刷が行われたメディアたる成果物に対して液体型香料を塗布することが可能となるため、液体型香料の香りによってUVインクの印刷に伴う成果物からの臭いの発生を抑制することが可能となる。
しかしながら、液体型香料は、揮発性が高く気化しやすいため香りの持続力が低く、香りが消えるのが早いという問題点があった。
また、液体型香料は、メディアに対する吐出後すぐに香りが発生し、その香りが徐々に薄れていくため、印刷所における印刷後に、液体型香料を塗布された成果物が顧客の手元に届くまでに時間がかかると、顧客の手元に成果物が届いたときには既に香りの効果が薄れてしまっているという問題点があった。
特開2000−272195号公報
本発明は、従来の技術の有する上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、香りの持続力が高く、かつ、所望のタイミングで香りを発生することができるようにした印刷方法および印刷装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、ディスペンサーから、香料を含有したカプセル(本明細書および本特許請求の範囲においては、「香料を含有したカプセル」を「香料カプセル」と適宜に称する。)を入れた粘度の高いインク(本明細書および本特許請求の範囲においては、「香料を含有したカプセルを入れた粘度の高いインク」を「香料カプセル入り高粘度インク」と適宜に称する。)を吐出するようにしたものである。
従って、本発明によれば、香料カプセル入り高粘度インクがメディアに対して吐出されて、当該メディア上に香料カプセルが塗布されることになるが、香料カプセルは固体であるため、液体型香料と比較すると香りの持続力が高く、メディアに塗布された香料カプセルは、長期間にわたって香りの発生を持続することができる。
また、本発明によれば、メディアに塗布された香料カプセルを手指などで擦ってカプセルを破壊することで、香料カプセルのメディアへの塗布後の所望のタイミングで香りを発生することができるようになる。
即ち、本発明による印刷方法は、インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線硬化性インクを吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷方法において、メディアに対して紫外線硬化性インクによる印刷と香料カプセル入り高粘度インクによる印刷とを行い、上記メディアに対して香料カプセルを塗布するようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した本発明による印刷方法において、上記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、直径の長さが100nm〜100μmである球体形状を備えるようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した本発明による印刷方法において、上記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、長軸の長さが100nm〜100μmである楕円体形状を備えるようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した本発明による印刷方法において、上記香料カプセル入り高粘度インクの粘度は、1000cps〜300000cpsであるようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した本発明による印刷方法において、上記香料カプセル入り高粘度インクは、紫外線の照射により硬化を促進される紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクであるようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線硬化性インクを吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷装置において、メディアに対して紫外線硬化性インクを吐出するインクジェットヘッドと、上記メディアに対して香料カプセル入り高粘度インクを吐出するディスペンサーと、上記インクジェットヘッドから上記メディアに対して吐出された上記紫外線硬化性インクと上記ディスペンサーから上記メディアに対して吐出された上記香料カプセル入り高粘度インクとが、少なくとも一部の領域で重なるように制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した本発明による印刷装置において、上記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、直径の長さが100nm〜100μmである球体形状を備えるようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した本発明による印刷装置において、上記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、長軸の長さが100nm〜100μmである楕円体形状を備えるようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した本発明による印刷装置において、上記香料カプセル入り高粘度インクの粘度は、1000cps〜300000cpsであるようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した本発明による印刷装置において、上記香料カプセル入り高粘度インクは、紫外線の照射により硬化を促進される紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクであるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、香りの持続力が高く、かつ、所望のタイミングで香りを発生することのできる印刷方法および印刷装置を提供することができるようになるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態の一例による印刷装置の概略構成を模式的に示す斜視構成説明図である。 図2は、図1に示す印刷装置におけるディスペンサーの構成を模式的に示す図1のA矢視説明図である。 図3(a)(b)は、図1に示す印刷装置におけるディスペンサーまわりとインクジェットヘッドまわりとのより詳細な構成を示す図1のB矢視図(図1の要部正面図)である。図3(a)は、ディスペンサーキャリッジとインクジェットヘッドキャリッジとが連結された状態で、両者が一体的に変位する様子を模式的に示す説明図である。図3(b)は、ディスペンサーキャリッジとインクジェットヘッドキャリッジとが分離された状態で、ディスペンサーキャリッジのみが単体で変位する様子を模式的に示す説明図である。 図4は、図1に示す印刷装置が実行する本発明による印刷方法の処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 図5(a)(b)は、図1に示す印刷装置による印刷過程を模式的に示す説明図である。図5(a)は、メディア上へのUVインクによる画像の印刷を模式的に示す説明図である。図5(b)は、メディア上に印刷されたUVインクによる画像上に重ねた、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を模式的に示す説明図である。 図6(a)(b)は、図1に示す印刷装置による印刷過程を模式的に示す説明図である。図6(a)は、メディア上への紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を模式的に示す説明図である。図6(b)は、メディア上に印刷された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像上に重ねた、UVインクによる画像の印刷を模式的に示す説明図である。 図7(a)(b)は、印刷装置におけるディスペンサーまわりとインクジェットヘッドまわりとの他の構成例を示す模式的に示す説明図である。図7(a)は、メディア上へUVインクによる画像の印刷を行う状態を模式的に示す説明図である。図7(b)は、メディア上へ紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を行う状態を模式的に示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による印刷方法および印刷装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
ここで、図1には、本発明の実施の形態の一例による印刷装置の概略構成を模式的に示す斜視構成説明図があらわされている。また、図2には、図1に示す印刷装置におけるディスペンサーの構成を模式的に示す図1のA矢視説明図があらわされている。また、図3(a)(b)には、図1に示す印刷装置におけるディスペンサーまわりとインクジェットヘッドまわりとのより詳細な構成を示す図1のB矢視図(図1の要部正面図)があわらされており、図3(a)には、ディスペンサーキャリッジとインクジェットヘッドキャリッジとが連結された状態で、両者が一体的に変位する様子を模式的に示す説明図があらわされており、図3(b)には、ディスペンサーキャリッジとインクジェットヘッドキャリッジとが分離された状態で、ディスペンサーキャリッジのみが単体で変位する様子を模式的に示す説明図があらわされている。
なお、以下の説明においては、説明を簡略化して本発明による印刷装置の理解を容易にするために、説明の便宜上、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を参照しながら説明する。しかしながら、本発明による印刷装置は、本説明に用いたXYZ直交座標系配置に限られるものではないことは勿論である。
図1に示す印刷装置10は、筐体12内の底部12a上において、Y軸方向に沿って延長するように配置された一対のガイドレール14を備えている。ガイドレール14上には、テーブル16がY軸方向に移動自在に配設されている。このテーブル16上に各種のメディアMが載置され、後述するように、メディアMに対してUVインクの吐出と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの吐出とが行われる。
テーブル16の上方側には、X軸方向に平行に延長して、筐体12の左側面部12bと右側面部12cとにその両端部が固定された一対のガイドレール18が配設されている。一対のガイドレール18には、ディスペンサーキャリッジ20とインクジェットヘッドキャリッジ22とがX軸方向に沿って移動自在に支持されて配設されている。
ディスペンサーキャリッジ20には、香料カプセル入り高粘度インクとして、香料カプセルを入れた高粘度の紫外線硬化性インク(本明細書および本特許請求の範囲においては、「香料カプセルを入れた高粘度の紫外線硬化性インク」を「紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インク」と適宜に称する。)をシリンジ24内に充填したディスペンサー26が搭載されている。符号28は、シリンジ24と連通したノズルである。ノズル28は、テーブル16に載置されたメディアMと対向する位置に形成されている。
ディスペンサー26は、制御に応じて予め設定された量の液体を吐出する液体吐出装置であり、インクジェット方式とは異なる方式によって、シリンジ24に充填された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクをノズル28の開口部から吐出する。本実施の形態においては、シリンジ24とノズル28とは一体的に構成されているものとする。
また、ディスペンサー26は、図2に示すように、ノズル28に対して等間隔を開けて包囲するように配置された紫外線照射装置30を備えている。紫外線照射装置30は、上下方向に延長する箱型に形成されており、その内部に紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの硬化を促進する波長の紫外線を発光する光源(図示せず。)を備えている。紫外線照射装置30は、直下のテーブル16に紫外線を照射する向きで配置されており、テーブル16上に位置するメディアM上に紫外線を照射して、メディアMに吐出された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの硬化を促進させる。
なお、ディスペンサー26は、ノズル28から吐出する対象が紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクである点と紫外線照射装置30を備えている点とを除いて、例えば、特開2016−147241号公報などに開示されているような従来のディスペンサー(例えば、特開2016−147241号公報における符号14で示す「ディスペンサ」の説明を参照する。)と異なるところがない。このため、ディスペンサー26については、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクならびに紫外線照射装置30に関する説明を除いて、その他の詳細な構成および作用の説明は省略する。
符号32は、ディスペンサーコントローラーである。また、符号34は、左側面部12aに穿設された孔36を通って、ディスペンサーコントローラー32とシリンジ24とを連結するチューブである。ディスペンサーコントローラー32からチューブ34を介してシリンジ24にエアが供給されると、シリンジ24に充填された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクがノズル28からメディアMへ向けて吐出される。ノズル28からメディアMへ吐出された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクは、紫外線照射装置30からの紫外線の照射により迅速に硬化される。
ここで、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクについて説明する。紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルの形状は、例えば、球体形状や楕円体形状である。その大きさは、香料カプセルが球体形状である場合には、その直径の長さが、例えば、100nm〜100μmであり、また、香料カプセルが楕円体形状である場合には、その長軸の長さが、例えば、100nm〜100μmである。
また、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの粘度は、1000cps〜300000cpsの高粘度である。
インクジェットヘッドキャリッジ22には、インクジェット方式によってUVインクを吐出するインクジェットヘッド38が搭載されている。インクジェットヘッド38には、テーブル16に載置されたメディアMと対向する位置に、UVインクを吐出するインクジェットノズル(図示せず。)が形成されている。インクジェットヘッド38は、例えば、特開2000−6531号公報などに開示されている従来より公知のインクジェットヘッドと異なるところがないので、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
次に、図3(a)(b)を参照しながら、印刷装置10におけるディスペンサー26まわりとインクジェットヘッド38まわりとのより詳細な構成について説明する。
ディスペンサーキャリッジ20とインクジェットヘッドキャリッジ22とは、ガイドレール18に沿って図上左右方向に案内される。ディスペンサーキャリッジ20とインクジェットヘッドキャリッジ22とは、図3(a)(b)に示すように、互いに隣接して配置されている。ディスペンサーキャリッジ20は、略直方体状に形成されており、その前面にディスペンサー26が設けられている。ディスペンサーキャリッジ20の図上右側面には、磁石によって構成される連結部120が設けられている。また、ディスペンサーキャリッジ20の背面上部には、図上左右方向に架設されたワイヤー122の一部が固定されている。ワイヤー122は、駆動源としてのモーター(図示せず。)に接続されており、このモーターの駆動により図上左右方向に移動する。ワイヤー122の図上左右方向への移動に伴い、ディスペンサーキャリッジ20も図上左右方向への移動する。
インクジェットヘッドキャリッジ22は、略直方体状に形成されており、その前面にUVインクを吐出するインクジェットヘッド38が設けられている。インクジェットヘッド38には、UVインクを充填したインクカートリッジ(図示せず。)からUVインクが供給される。
インクジェットヘッドキャリッジ22の左右の外側面には、紫外線照射装置124a、124bがそれぞれ設けられている。紫外線照射装置124a、124bは、上下方向に延長する箱型に形成されており、その内部にUVインクを硬化させる波長の紫外線を発光する光源(図示せず。)を備えている。紫外線照射装置124a、124bは、直下のテーブル16に紫外線を照射する向きで、インクジェットヘッドキャリッジ22の左右の外側面にそれぞれ配置されており、テーブル16上に位置するメディアM上に紫外線を照射して、メディアMに吐出されたUVインクの硬化を促進させる。紫外線照射装置124a、124bについては、例えば、特開2009−6531号公報などに開示されている従来より公知の技術を適用することができるので、その構成や作用の詳細な説明は省略する。
これらの紫外線照射装置124a、124bのうち、図上左方側の紫外線照射装置124aの側面には、磁石によって構成される連結部126が設けられている。即ち、このインクジェットヘッドキャリッジ22は、連結部120および連結部126の各吸引力によってディスペンサーキャリッジ20と分離可能に連結される。また、図上右方側の紫外線照射装置124bの側面には、L字状に形成された受け金具128が設けられている。
筐体12の右側面部12cには、インクジェットヘッドキャリッジ22の受け金具128に引っ掛けてインクジェットヘッドキャリッジ22を固定するロック装置130が設けられている。ロック装置130にはロック用ソレノイド(図示せず。)が設けられており、ロック用ソレノイドを作動させてロック装置130と受け金具128との係合動作および係合解除動作を行う。
従って、印刷装置10は、ロック装置130と受け金具128との係合が解除されているときには、連結部120および連結部126の各吸引力によってディスペンサーキャリッジ20とインクジェットヘッドキャリッジ22とを連結させて、ディスペンサーキャリッジ20を図上左右方向へ移動させることにより、ディスペンサーキャリッジ20に連結されたインクジェットヘッドキャリッジ22も図上左右方向へ移動させることができる。
一方、印刷装置10は、ロック装置130と受け金具128との係合されているときには、ディスペンサーキャリッジ20を図上左方向へ移動させることにより、連結部120および連結部126の各吸引力に抗してディスペンサーキャリッジ20とインクジェットヘッドキャリッジ22とが分離され、ディスペンサーキャリッジ20のみを図上左右方向へ移動させることができる。
なお、ロック装置130と受け金具128とよりなるロック機構については、例えば、特開2009−6531号公報などに開示されている従来より公知の技術を適用することができるので、その構成や作用の詳細な説明は省略する。
また、印刷装置10において、テーブル16やディスペンサーキャリッジ20を移動したりなどするための各種の駆動源については、従来より公知の技術を適用することができるので、その図示や構成ならびに作用の説明は省略する。
上記した印刷装置10の全体の動作は、マイクロコンピューター40により制御される。印刷装置10においては、マイクロコンピューター40の制御により、メディアM上に所望の画像を印刷するための印刷データに基づいて駆動源(図示せず。)を駆動して、ディスペンサーキャリッジ20に連結されたインクジェットヘッドキャリッジ22をX軸方向において左方側および右方側の任意の位置へ移動し、かつ、テーブル16をガイドレール14上でY軸方向において前方側および後方側の任意の位置へ移動する。これにより、インクジェットヘッドキャリッジ22に搭載されたインクジェットヘッド38のインクジェットノズルとテーブル16に載置されたメディアMとの相対的な位置関係を、XY平面における任意の位置に変化する。
また、マイクロコンピューター40の制御により、メディアM上に所望の画像を印刷するための印刷データに基づいて、インクジェットヘッド38のインクジェットノズルからUVインクを吐出するとともに、紫外線照射装置124a、124bの点灯ならびに消灯と照射強度を制御して、メディアM上に吐出されたUVインクを硬化して印刷を行う。
また、印刷装置10においては、マイクロコンピューター40の制御により、メディアM上に所望の画像を印刷するための印刷データに基づいて駆動源を駆動して、インクジェットヘッドキャリッジ22を分離したディスペンサーキャリッジ20をX軸方向において左方側および右方側の任意の位置へ移動し、かつ、テーブル16をガイドレール14上でY軸方向において前方側および後方側の任意の位置へ移動する。これにより、ディスペンサーキャリッジ20に搭載されたディスペンサー26のノズル28とテーブル16に載置されたメディアMとの相対的な位置関係を、XY平面における任意の位置に変化する。
また、マイクロコンピューター40の制御により、メディアM上に所望の画像を印刷するための印刷データに基づいて、ディスペンサーコントローラー32によるエアの供給と遮断とを制御してメディアM上に紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出するとともに、紫外線照射装置30の点灯ならびに消灯と照射強度を制御して、メディアM上に吐出された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを硬化させる。
また、マイクロコンピューター40には、印刷装置10が実行する本発明による印刷方法の処理ルーチンのプログラムが予め記憶されている。
図4には、印刷装置10が実行する本発明による印刷方法の処理ルーチンの一例を示すフローチャートがあらわされている。また、図5(a)(b)には、印刷装置10による印刷過程を模式的に示す説明図が示されている。これら図4および図5(a)(b)を参照しながら、印刷装置10が実行する本発明による印刷方法について説明する。
印刷装置10において、操作パネル(図示せず。)の操作などにより所望の画像の印刷の開始が指示されると、マイクロコンピューター40に記憶された本発明による印刷方法の処理ルーチンのプログラムが読み出され、マイクロコンピューター40の制御により以下に説明する処理が実行される。
この処理ルーチンが開始されると、まず、操作パネル(図示せず。)の操作などにより指示された所望の画像を印刷するための印刷データを読み込む(ステップS402)。
次に、ステップS402の処理を終了すると、ステップS402で読み込んだ印刷データを用いてUVインクによる印刷処理を行う。即ち、印刷データに基づいて、テーブル16とインクジェットヘッドキャリッジ22に連結されたディスペンサーキャリッジ20(図3(a)を参照する。)との移動を制御して、メディアMに対してインクジェットヘッド38からUVインクを吐出するとともに、紫外線照射装置124a、124bの点灯ならびに消灯と照射強度を制御して、メディアM上に吐出されたUVインクを硬化して印刷を行う。これにより、図5(a)に示すように、メディアM上にUVインクによる画像の印刷が行われる。
次に、ステップS404の処理を終了すると、ステップS402で読み込んだ印刷データを用いて紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクをメディアMに塗布する処理を行う。即ち、印刷データに基づいて、テーブル16とインクジェットヘッドキャリッジ22を分離したディスペンサーキャリッジ20(図3(b)を参照する。)との移動を制御して、印刷処理されたメディアMに対してディスペンサー26から紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出するとともに、紫外線照射装置30の点灯ならびに消灯と照射強度を制御して、メディアM上に吐出された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを硬化して印刷を行う。これにより、図5(b)に示すように、メディアM上に印刷されたUVインクによる画像上に重ねて、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷が行われる。このステップS406の処理を終了すると、本発明による印刷方法の処理ルーチンを終了する。
なお、上記した処理ルーチンにおいて、ステップS404の処理とステップS406の処理との処理の順番を逆にするようにしてもよい。
即ち、ステップS402で読み込んだ印刷データを用いて紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクをメディアMに塗布する処理を行った後に、ステップS402で読み込んだ印刷データを用いてUVインクによる印刷処理を行うようにしてもよい。
これにより、図6(a)に示すように、まず、メディアM上に紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷が行われる。その後に、図6(b)に示すように、メディアM上に印刷された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像上に重ねて、UVインクによる画像の印刷が行われる。
以上において説明したように、本発明による印刷装置10ならび印刷方法においては、UVインクでメディアMに印刷された画像と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像とが重ねて印刷されることになる。なお、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクとして、透明なインクを用いた場合には、視覚上、UVインクでメディアMに印刷された画像の色彩に変化を及ぼすことはない。
ここで、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクは、ディスペンサー26から吐出されてメディアMに衝突した際に、いくつかの香料カプセルが破壊される。このため、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクをメディアMに吐出した直後から、ある程度は香料カプセル由来の香りが発生し、UVインクの臭いを抑制することができる。
また、メディアMに形成された画像の表面を手指などで擦ることによって、上記したメディアMへの衝突の際には破壊のされていない香料カプセルの破壊が行われる。このため、所望のタイミングでメディアMに形成された画像の表面を手指などで擦ることにより香料カプセルを破壊して、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの印刷後における所望のタイミングで香りを発生することができる。
なお、香料カプセルは固体であるため、液体型香料に比べて香りの持続力が高いが、インクジェットヘッドのインクジェットノズルのノズル径が小さすぎるため、インクジェットノズルから吐出してようとしてもすぐに詰まってしまう。しかしながら、ディスペンサーによれば、こうしたノズルの詰まりが発生することはない。
また、粘度の低いインクの中に香料カプセルを入れると、インク中で香料カプセルが沈殿してしまう。そのために、粘度の高いインクの中に香料カプセルを入れる必要があるが、インクジェットヘッドでは粘度の高いインクを吐出することができない。しかしながら、ディスペンサーによれば、粘度の高いインクを吐出することができる。
従って、本発明による印刷装置10ならびに印刷方法によれば、インクジェットヘッドによりUVインクで印刷した画像と、ディスペンサーによる紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの吐出による画像とが重なることになり、香りの持続力の高い香料カプセルの香りによって成果物から発生するUVインクによる臭気を抑制することができる。
また、本発明による印刷装置10ならびに印刷方法によれば、メディアに形成された画像の表面を手指などで擦ることにより、所望のタイミングで香りを発生することができる。
また、本発明による印刷装置10ならびに印刷方法によれば、高粘度のインクの中に香料カプセルを入れているので、インク中で香料カプセルが沈殿せず、ディスペンサーから吐出した香料カプセルを一様に分布させることが可能になる。
また、本発明による印刷装置10ならびに印刷方法によれば、上記したUVインクの臭いの消臭効果に加え、UVインクにより印刷した画像と香料カプセル入り高粘度インクの吐出による画像とを重ねることにより、視覚上において画像を際立たせることが可能となる。
また、香料カプセルには、単に消臭効果だけでではなく、人体に対するリラックス効果を与えるものもある。従って、人体に対するリラックス効果を与える香料カプセルを使用すると、成果物を視認する人に対してリラックス効果を付与することができる。
また、従来の香り印刷はシルク印刷などの版生成が必須の方式で行われていたが、本発明による印刷装置10ならびに印刷方法によればオンデマンド印刷も可能となる。
なお、上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(14)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、ディスペンサー26とインクジェットヘッド38とを並設した印刷装置10について説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、ディスペンサーを備えた第1の装置とインクジェットヘッドを備えた第2の装置とを別々に設ける。そして、まず、第2の装置によりメディアに対してUVインクを吐出して印刷する。その後に、第2の装置により印刷したメディアに対して、第1の装置により紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出して印刷する。あるいは、まず、第1の装置により紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出して印刷する。その後に、第1の装置により印刷したメディアに対して、第2の装置によりUVインクを吐出して印刷する。
(2)上記した実施の形態においては、印刷装置10は、所謂、フラットベッドタイプの構成を備えるものについて説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、印刷装置10は、所謂、ペーパームーブタイプの構成を備えるものであってもよい。
(3)上記した実施の形態においては、印刷データに従って、メディアM上にUVインクによる画像と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像とを重ねて印刷するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、UVインクによる画像の領域の一部と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の領域の一部とのみを重ねるようにして印刷してもよい。あるいは、UVインクによる画像の領域と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の領域とが互いにはみ出るように、当該画像をずらして印刷するようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態において、図4のフローチャートに示す処理ルーチンでは、UVインクによる画像の印刷の終了後に、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を行うようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、UVインクにより画像の予め設定した領域の印刷が終了したら、引き続き当該領域について紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を行う。その後に、画像の未印刷の領域について、UVインクによる印刷と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクとによる印刷とを繰り返し行う。即ち、UVインクによる印刷と紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクとによる印刷とを、所望の画像の予め設定された領域毎に行うようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態においては、説明を簡略化して本発明の理解を容易にするために、印刷装置10は、単数のディスペンサー26と単数のインクジェットヘッド38とを備えるものとして説明した。しかしながら、ディスペンサーやインクジェットヘッドの数は単数に限られるものではないことは勿論であり、ディスペンサーを複数備えていてもよいし、複数のインクヘッドを備えていてもよい。
(6)上記した実施の形態においては、香料カプセル入り高粘度インクとして、紫外線の照射により硬化を促進する紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを用いたが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、香料カプセル入り高粘度インクとしては、例えば、紫外線以外の波長の光の照射により硬化する光硬化性を備えたものを用いてもよいことは勿論である。なお、香料カプセル入り高粘度インクとして、紫外線以外の波長の光の照射により硬化する香料カプセル入り高粘度インクを用いた場合には、紫外線照射装置30に代えて、当該香料カプセル入り高粘度インクの硬化を促進させる波長の光を照射するランプを用いるものとする。また、こうした各種波長の光の照射により硬化を促進することのない、香料カプセル入り高粘度インクを用いてもよいことは勿論である。この場合には、ディスペンサー26は、紫外線照射装置30などの光照射装置を備えていなくてよい。
(7)上記した実施の形態においては、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの色彩などについては詳細な説明を省略したが、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクは、透明インクでもよいし、あるいは、所望の色彩のカラーインクでも白色インク(ホワイトインク)でもよい。また、ディスペンサー26は、複数の色彩の紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出するようにしてもよい。
(8)上記した実施の形態においては、UVインクの色彩などについては詳細な説明を省略したが、UVインクは、透明インクでもよいし、あるいは、所望の色彩のカラーインクでも白色インク(ホワイトインク)でもよい。また、インクジェットヘッド38は、複数の色彩のUVインクを吐出するようにしてもよい。
(9)上記した実施の形態においては、ディスペンサー26のノズル28から吐出する紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの線幅については詳細な説明を省略したが、該線幅についてノズル28の開口径やディスペンサーコントローラー32からシリンジ24へ供給するエア圧などを適宜に設定することにより、作業者が所望の線幅に設定してよいことは勿論である。
(10)上記した実施の形態においては、印刷装置10は、テーブル16がY軸方向に移動し、かつ、ディスペンサー26およびインクジェットヘッド38がX軸方向に移動するものとしたが、これに限られるものではないことは勿論である。印刷装置は、テーブルとディスペンサーおよびインクジェットヘッドとがXY平面において相対的に移動すればよいので、テーブルのみがXY平面で移動するようにしてもよいし、ディスペンサーおよびインクジェットヘッドのみがXY平面で移動するようにしてもよい。
(11)上記した実施の形態においては、ディスペンサー26は、シリンジ24とノズル28とが一体的に構成されている場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、シリンジ24とノズル28との間にバルブを介在させ、バルブでノズル28からの紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの吐出量を調整するようにしてもよい。また、紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを充填するためのシリンジ24を用いずに、外部のタンクから当該タンクに充填された紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを、バルブを設けられたノズル28に供給し、当該バルブでノズル28からの紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクの吐出量を調整するようにしてもよい。要するに、本発明においては、ディスペンサー26がメディアMに対して紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出する手法については、種々の設計条件などに応じて任意の手法を用いるようにしてよい。
(12)上記した実施の形態においては、ディスペンサーコントローラー32からチューブ30を介してシリンジ24にエアを供給するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、チューブポンプを用いてシリンジ24にエアを供給するようにしてもよい。
(13)上記した実施の形態においては、印刷装置におけるディスペンサーまわりとインクジェットヘッドまわりの構成の一例を示したが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、図7(a)(b)には、印刷装置におけるディスペンサーまわりとインクジェットヘッドまわりとの他の構成例を示す模式的に示す説明図があらわされている。ここで、図7(a)には、メディア上へUVインクによる画像の印刷を行う状態を模式的に示す説明図があらわされいる。また、図7(b)には、メディア上へ紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクによる画像の印刷を行う状態を模式的に示す説明図があらわされている。
即ち、図7(a)(b)に示す構成例においては、左方側から右方側に向けて、紫外線照射装置202、ディスペンサー204、紫外線照射装置206、インクジェットヘッド208、紫外線照射装置210の順番で配置されている。
インクジェットヘッド208からメディアMに対してUVインクを吐出して印刷を行う場合には、紫外線照射装置202、ディスペンサー204、紫外線照射装置206、インクジェットヘッド208および紫外線照射装置210を一体的に移動するとともに、紫外線照射装置206および紫外線照射装置210を点灯させて紫外線を照射する。なお、紫外線照射装置202については消灯させて紫外線を照射しない。
また、ディスペンサー204からメディアMに対して紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクを吐出して印刷を行う場合には、インクジェットヘッド208および紫外線照射装置210を分離して、紫外線照射装置202、ディスペンサー204および紫外線照射装置206のみを移動するとともに、紫外線照射装置202および紫外線照射装置206を発光させて紫外線を照射する。なお、紫外線照射装置210については消灯させて紫外線を照射しない。
(14)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(13)に示す各種の変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、UVインクを用いた印刷を行う際に利用することができる。
10 印刷装置、12 筐体、12a 底部、12b 左側面部、12c 右側面部、14 ガイドレール、16 テーブル、18 ガイドレール、20 ディスペンサーキャリッジ、22 インクジェットヘッドキャリッジ、24 シリンジ、26 ディスペンサー、28 ノズル、30 紫外線照射装置(紫外線照射手段)、32 ディスペンサーコントローラー、34 チューブ、36 孔、38 インクジェットヘッド、40 マイクロコンピューター(制御手段)、120 連結部、122 ワイヤー、124a 紫外線照射装置、124b 紫外線照射装置、126 連結部、128 受け金具、130 ロック装置、202 紫外線照射装置(紫外線照射手段)、204 ディスペンサー、206 紫外線照射装置(紫外線照射手段)、208 インクジェットヘッド、210 紫外線照射装置(紫外線照射手段)、M メディア

Claims (10)

  1. インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線硬化性インクを吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷方法において、
    メディアに対して紫外線硬化性インクによる印刷と香料カプセル入り高粘度インクによる印刷とを行い、前記メディアに対して香料カプセルを塗布する
    ことを特徴とする印刷方法。
  2. 請求項1に記載の印刷方法において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、直径の長さが100nm〜100μmである球体形状を備えた
    ことを特徴とする印刷方法。
  3. 請求項1に記載の印刷方法において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、長軸の長さが100nm〜100μmである楕円体形状を備えた
    ことを特徴とする印刷方法。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の印刷方法において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクの粘度は、1000cps〜300000cpsである
    ことを特徴とする印刷方法。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の印刷方法において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクは、紫外線の照射により硬化を促進される紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクである
    ことを特徴とする印刷方法。
  6. インクジェットヘッドからメディアに向けてインクジェット方式により紫外線硬化性インクを吐出することによる該メディアへの印刷と該メディアに対する香料の塗布とを行う印刷装置において、
    メディアに対して紫外線硬化性インクを吐出するインクジェットヘッドと、
    前記メディアに対して香料カプセル入り高粘度インクを吐出するディスペンサーと、
    前記インクジェットヘッドから前記メディアに対して吐出された前記紫外線硬化性インクと前記ディスペンサーから前記メディアに対して吐出された前記香料カプセル入り高粘度インクとが、少なくとも一部の領域で重なるように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、直径の長さが100nm〜100μmである球体形状を備えた
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項6に記載の印刷装置において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクに入れられた香料カプセルは、長軸の長さが100nm〜100μmである楕円体形状を備えた
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項6、7または8のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクの粘度は、1000cps〜300000cpsである
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項6、7、8または9のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記香料カプセル入り高粘度インクは、紫外線の照射により硬化を促進される紫外線硬化性香料カプセル入り高粘度インクである
    ことを特徴とする印刷装置。
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