JP2018186375A - 移動体制御システム、プログラム、及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、空間内を移動する移動体に搭載される撮像部が撮像する画像に基づいて、当該空間の変化を検出する仕組みを提供することを目的とする。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る制御装置10の概要を示す図である。
図1に示す通り、制御装置10は、移動体に搭載され、当該移動体の移動を制御する。移動体とは、例えば、飛行体や、自動車等である。本実施形態の一例では、移動体が無人飛行体(以下、ドローンD)である場合について説明する。ドローンDは、制御装置10の制御に基づいて、自律飛行する。制御装置10は、ドローンDの飛行を制御し、ドローンDが飛行する建物内部の空間(以下、実空間)の情報を取得する。
制御装置10は、画像IM、及び距離DTに基づいてドローンDの移動を制御し、ドローンDを移動させる。ドローンDが移動する実空間とは、例えば、監視対象の設備等が設置される空間である。この場合、物体OBには、監視対象の設備が含まれる。
以下、図を参照して、実空間におけるドローンDの移動について説明する。
図2は、第1実施形態に係るドローンDの移動経路の一例を示す第1の図である。
制御装置10は、予め定められた移動経路を示す情報(以下、移動経路情報RT)に基づいて、ドローンDを制御し、ドローンDに実空間内を移動させる。移動経路情報RTとは、予め定められた経路であって、実空間の三次元空間情報SPに対応付けられた移動経路である。
三次元空間情報SPとは、例えば、実空間に存在する物体OBの特徴点の点群と、当該特徴点を撮影した実空間における相対位置や撮影の向きとが対応付けられた情報である。本実施形態の一例では、実空間における相対位置が、XYZ直交座標系によって示される。移動経路は、三次元空間情報SPに基づく実空間の座標によって示される。
図3は、第1実施形態に係るドローンDの移動経路の一例を示す第2の図である。
ここで、実空間には、新たな監視対象の設備が配置される場合がある。図3に示す実空間には、図2に示す実空間に対して物体OB3が新たに設置されている。
この場合、制御装置10が、移動経路情報RTに基づいてドローンDの移動を制御すると、位置P2付近において物体OB3と、ドローンDとが接触する。このため、制御装置10は、三次元空間情報SPと、距離DTとに基づいて、ドローンDの移動経路を変更する。制御装置10は、例えば、位置P21において方向転換し、移動経路情報RTが示す移動方向と、測距部102により測定された距離DTに基づき、物体OB3の側面に沿うように移動し、かつ位置P31において方向転換し、位置P0に戻るように移動する。この場合、ドローンDの移動軌跡TJは、移動経路情報RTが示す移動経路から変更された位置(図示する移動経路情報RT23の位置、移動軌跡TJ23の位置)である。
以下、制御装置10の具体的な構成について説明する。
以下、図4を参照して制御装置10の構成について説明する。
図4は、第1実施形態に係る制御装置10の構成の一例を示す図である。
制御装置10は、測定装置110と、制御部120と、記憶部500と備える。
記憶部500には、三次元空間情報SPと、移動経路情報RTとが記憶される。
測定装置110は、撮像部101と、測距部102と、特徴点検出部103と、相対位置検出部104と、位置特定部105をその機能部として備える。
撮像部101は、ドローンDの移動に伴い、実空間内を撮像し、画像IMを生成する。撮像部101は、例えば、常時、又は所定の時間間隔において実空間を撮影し、画像IMを生成する。
なお、撮像部101は、制御装置10の制御に基づいて、実空間内の所定の位置において画像IMを生成する構成であってもよい。この場合、所定の位置は、三次元空間情報SPに対応付けられた位置であって、三次元空間情報SPの座標によって示される位置である。なお、所定の位置は、移動経路情報RTによって示される座標でも良い。撮像部101は、例えば、三次元空間情報SPの座標によって示される位置P0〜位置P3の各位置において物体OBを撮像し、画像IMを生成する。
測距部102は、距離DTを測定し、制御部120に供給する。測距部102は、例えば、常時、又は所定の時間間隔に置いて距離DTを測定する。
相対位置検出部104は、画像IMを撮像した際の制御装置10(ドローンD)の位置と、向きとを複数記憶し、特徴点画像MPと撮像した位置から成る周辺三次元空間情報ASPを生成する。相対位置検出部104は、生成した周辺三次元空間情報ASPを制御部120に供給する。画像IMを撮像した位置は、実空間を模した仮想的な三次元空間の座標(x、y、z)で表される。
なお、位置特定部105は、撮像部101が撮像して得られた画像IMに基づいて、エリアラーニングにより、モーショントラッキングでのずれの累積を補正してもよい。
また、相対位置検出部104は、周辺三次元空間情報ASPを生成する際に、三次元空間情報SPに基づいて、画像IMを撮像した際の制御装置10(ドローンD)の位置を検出してもよい。
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、移動軌跡取得部201と、送信部202と、移動制御部203と、三次元空間情報取得部204と、情報更新部205とをその機能部として備える。
移動軌跡取得部201は、測定装置110から現在位置CPを常時、又は所定の時間間隔において取得する。移動軌跡取得部201は、ドローンDの移動開始から移動終了までに取得した現在位置CPを移動軌跡TJとして送信部202に供給する。
また、移動制御部203は、距離DTが、ドローンD(制御装置10)から物体OBまでの距離が所定の距離となるようにドローンDの移動を制御する。移動制御部203は、例えば、距離DTがドローンDと、物体OBまでの距離が所定の距離より短い(近い)距離であることを示す場合、ドローンDが物体OBから離れるように制御する。
情報更新部205は、記憶部500に記憶される三次元空間情報SPを、三次元空間情報取得部204から取得した三次元空間情報SPに更新する。
以下、図5を参照して制御装置10の移動開始時の動作の詳細について説明する。
図5は、第1実施形態に係る制御装置10の動作の一例を示す第1の流れ図である。
移動制御部203は、ドローンDの移動を開始させる際、ドローンDの移動開始位置(この一例では、位置P0)において、ドローンDを旋回させる(ステップS10)。撮像部101は、ドローンDが旋回している(ステップS10)間、画像IMを取得する(ステップS20)。位置特定部105は、特徴点検出部103が画像IMに基づいて検出する特徴点画像MPと、三次元空間情報SPが示す特徴点とのマッチングを行い、三次元空間情報SPが示す実空間の座標のうち、制御装置10(ドローンD)の現在位置CPを特定する(ステップS30)。
以下、図6を参照して制御装置10の移動中の動作の詳細について説明する。
図6は、第1実施形態に係る制御装置10の動作の一例を示す流れ図である。
図6に示す制御装置10の動作は、図5に示す制御装置10の移動開始時の動作によって、制御装置10(ドローンD)の現在位置CPが特定された後の動作である。
ドローンDが移動経路情報RTに基づいて移動を開始してから終了するまでの間(図示するステップS115〜ステップS140の間)、三次元空間情報取得部204は、測定装置110から周辺三次元空間情報ASPを取得し、位置特定部105は、現在位置CPを取得する(ステップS110)。
移動制御部203は、現在位置CPと、三次元空間情報SPと、移動経路情報RTと、距離DTと、加速度センサと、ジャイロセンサと、地磁気センサとに基づいて、ドローンDの移動を制御する(ステップS115)。具体的には、移動制御部203は、図5に示す移動開始時の動作によって特定された現在位置CPが示す位置(座標)から三次元空間情報SPにおける移動経路情報RTの位置(座標)を移動するように、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び地磁気センサの検出結果に基づいて、ドローンDの移動を制御する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置10は、測定装置110と、制御部120とを備え、制御部120は、三次元空間情報SPに基づいて、移動体(本実施形態の一例では、ドローンD)の移動を制御する。
ここで、ドローンDの移動を制御する場合、GPS(Global Positioning System)などの全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System(s):以下、GNSS)を利用した方法によってドローンD(制御装置10)の位置を検出する方法が一般的であった。この点、ドローンDが屋内等においてGNSSの電波を受信が困難である場合、ドローンDの位置を検出することができず、ドローンDの移動を制御することが困難である場合があった。
上述したように、ドローンDが移動する実空間には、監視者の監視対象の設備等が設置される場合がある。ここで、実空間の三次元空間情報SPは、監視対象の設備の新設、及び撤去に応じて更新されることが好ましい。
本実施形態の制御装置10によれば、ドローンDの移動により、実空間の三次元空間情報SPの取得、及び更新が自動化されるため、監視者等が実空間を計測し、三次元空間情報SPを更新する手間を低減することができる。
制御装置10は、例えば、移動軌跡取得部201が取得した移動軌跡TJが、記憶部500に記憶される移動軌跡TJから変化したことを示す場合、取得した移動軌跡TJに移動経路情報RTの移動経路を更新する移動経路更新部を備えていてもよい。
本実施形態の制御装置10によれば、サーバ装置が受信する移動軌跡TJを監視者が確認することができる。また、監視者は、異なる時間に取得された移動軌跡TJを確認することにより、実空間に新たな物体OBが設置されたことを確認することができる。具体的には、監視者は、2つの移動軌跡TJが、異なる移動経路によって移動したことを示す場合、実空間に新たな物体OBが設置されたこと、又は物体OBが撤去されたことを確認することができる。
なお、制御装置10は、移動軌跡TJを取得する毎にサーバ装置に送信する場合について説明したが、これに限られない。制御装置10は、例えば、今回取得した移動軌跡TJと、前回移動軌跡TJとが、異なる移動経路によって移動したことを示す場合、今回取得した移動軌跡TJを示す情報をサーバ装置に送信する構成であってもよい。これにより、監視者は、移動経路に変化が生じた移動軌跡TJのみをサーバ装置において管理することができる。また、これにより、制御装置10と、サーバ装置との間のトラフィックを低減することができる。
換言すると、本実施形態の制御装置10において、測距部102は、ドローンDが移動する移動経路上、又は移動経路の周辺に物体OBがあるか否かを検知し、移動制御部203は、測距部102の測定結果に基づいて、移動経路情報RTの移動経路を変更してドローンDを移動させる。
本実施形態の制御装置10によれば、移動経路上、又は移動経路の周辺に物体OBが存在する場合、ドローンDが物体OBに衝突しないように当該ドローンDの移動を制御することができる。なお、制御装置10は、移動経路情報RTの移動経路が変更された場合、
変更後の移動経路に沿ってドローンDが撮像した画像IMと、変更後の移動経路を示す移動軌跡TJとを対応付けて、サーバ装置に送信する構成であってもよい。これにより、監視者は、移動経路に変化が生じた移動軌跡TJと、当該移動軌跡TJを示す画像IMとをサーバ装置によって確認することができる。
本実施形態の制御装置10によれば、予め定められた位置において実空間を撮像させ、撮像された画像IMを監視者等が確認することができる。予め定められた位置が、例えば、物体OBのインジケータランプや表示を確認可能な位置である場合、監視者は、画像IMに基づいて物体OBの状態を詳細に把握することができる。
また、監視者は、実空間の特徴点を検出するための画像を生成しつつ、所望の方向や所望の位置から物体OBを撮像したい場合がある。ここで、実空間撮像部と、特徴点撮像部とが別体である場合、制御装置10は、実空間撮像部の方向や画角を制御することにより、所望の方向や所望の位置から物体OBを撮像しつつ、かつ特徴点を検出するための画像を生成することができる。この場合、実空間撮像部は、三次元空間情報SPの座標によって示された位置、及び方向であって、物体OBを撮像する所定の位置、及び所定の方向において実空間を撮像し、画像IMを生成する構成であってもよい。
以下、図を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、ドローンDの移動を制御する構成について説明した。
第2実施形態では、ドローンDを移動に関する指示に基づいて、ドローンDの移動を制御する場合について説明する。
なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示す通り、本実施形態の制御装置11は、測定装置110と、制御部121と、記憶部500を備える。制御部121は、CPUを備えており、移動軌跡取得部201と、送信部202と、移動制御部203と、三次元空間情報取得部204と、情報更新部205と、受信部206とをその機能部として備える。
受信部206は、サーバ装置から指示情報DCを受信する。指示情報DCとは、ドローンDの移動を指示する情報である。本実施形態では、指示情報DCがドローンDの移動開始時刻を指示する情報である場合について説明する。受信部206は、受信した指示情報DCを移動制御部203に供給する。
移動制御部203は、指示情報DCに基づいて、ドローンDの移動を制御する。具体的には、移動制御部203は、指示情報DCが示す時刻にドローンDの移動を開始させる。
以降の構成については、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置11は、受信部206がサーバ装置から受信した指示情報DCに基づいて、移動体(本実施形態の一例では、ドローンD)の移動を制御する。
ここで、監視者は、所望の時刻における実空間の状態、及び物体OBの状態を把握したい場合がある。具体的には、監視者は、日中と、夜間とにおいて、実空間の状態、及び物体OBの状態を把握したい場合がある。また、監視者は、1か月毎に実空間の三次元空間情報SPを更新したいと考える場合がある。
本実施形態の制御装置11によれば、指示情報DCが示す時刻においてドローンDを移動し、実空間の状態、及び物体OBの状態を取得することができる。
また、移動制御部203は、移動経路が変更された場合、当該変更された位置(上述した一例の場合、位置P2)においてドローンDを旋回させる構成であってもよい。この場合、撮像部101は、ドローンDが旋回することに伴って、実空間を撮像し、画像IMを生成する。また、送信部202は、撮像部101が生成した画像IMであって、移動経路が変更された位置における画像IMをサーバ装置に送信する。これにより、監視者は、移動経路が変更された位置の周囲の状態を確認することができる。
以下、図を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態、及び第2実施形態では、ドローンDの移動を制御する構成について説明した。
第3実施形態では、撮像部101が生成する画像IMに基づいて、実空間の変化を検出する構成について説明する。
図8は、第3実施形態に係る画像IMの一例を示す第1の図である。
図9は、第3実施形態に係る画像IMの一例を示す第2の図である。
ドローンDは、上述した構成によって実空間を自律飛行し、撮像部101は、当該飛行に伴って実空間を撮像し、画像IMを生成する。図8に示す画像IMは、ある時刻に撮像された実空間を示す画像IM1である。また、図9に示す画像IMは、画像IM1が撮像された時刻より後の時刻に撮像された画像IM2である。
上述したように、実空間には、新たな監視対象の設備が配置される場合がある。図9に示す実空間には、図8に示す実空間に対して物体OB3が新たに配置されている。したがって、画像IM1には、物体OB3が撮像されておらず、画像IM2には、物体OB3が撮像される。
本実施形態の制御装置12は、互いに異なる時刻に実空間を撮像し、生成された画像IM同士を比較し、当該実空間の変化を検出する。以下、制御装置12の具体的な構成について説明する。
図10は、第3実施形態に係る制御装置12の構成の一例を示す図である。
図10に示す通り、制御装置12は、測定装置110と、制御部122と、記憶部501とを備える。
記憶部501には、三次元空間情報SPと、移動経路情報RTと、履歴情報HIとが記憶される。
履歴情報HIとは、画像IMと、当該画像IMが撮像された撮像位置と、当該画像IMが撮像された日時とが対応付けられた情報である。
以下、図11を参照して、履歴情報HIの詳細について説明する。
図11は、第3実施形態に係る履歴情報HIの一例を示す表である。
図11に示す通り、履歴情報HIは、撮像部101が画像IMを生成した日時と、当該画像IMが生成された際の制御装置12(ドローンD)の位置(座標)と、画像IMとが対応付けられた情報である。以降の説明において、画像IMが生成された際の制御装置12の位置を撮像位置と記載する。撮像位置とは、例えば、画像IMが生成された際に位置特定部105が特定した現在位置CPである。
また、移動経路情報RTが示す移動経路は、実空間内の座標を示す情報の他、当該座標におけるドローンDの方向を示す情報が含まれていてもよい。この場合、移動制御部203は、移動経路情報RTが示す移動経路に基づいて、実空間内のある座標、又は当該座標の近傍をドローンDが通過するように制御しつつ、かつ撮像部101、又はドローンDの方向についても制御する。
以下、説明の便宜上、履歴情報HIに含まれる複数の画像IMのうち、撮像位置が同一である画像IMは、同一の撮像方向から撮像された画像IMである場合について説明する。
本実施形態において、受信部206は、サーバ装置からの指示情報DCとして、移動経路指定情報DRTを取得する。移動経路指定情報DRTとは、実空間内においてドローンDが移動する移動経路を指定する情報であって、実空間の三次元空間情報SPに対応付けられた移動経路を示す情報である。以降の説明において、移動経路指定情報DRTによって指定される移動経路を指定移動経路と記載する。移動経路指定情報DRTは、例えば、指定移動経路を所定の距離毎の座標によって示す情報であってもよく、実空間内のある位置の座標を示す情報であってもよい。また、指定移動経路は、例えば、実空間内において、監視者が監視対象の設備等を監視したい位置(座標)、又は当該位置の近傍を通過する移動経路である。
また、差異検出部208は、画像IM、又は特徴点画像MPに基づく特徴点によって実空間の変化の有無を検出する構成に代えて、画像IMの特徴量に基づいて、実空間の変化の有無を検出する構成であってもよい。この場合、差異検出部208は、撮像時刻が互いに異なる画像IM同士であって、撮像位置が合致する画像IM同士の特徴量を画像IM毎に算出し、算出した特徴量の差異を検出する場合、実空間に変化が生じていると判定する。
以下、図12を参照して制御装置12の動作の一例について説明する。
図12は、第3実施形態に係る制御装置12の動作の一例を示す流れ図である。
画像取得部207は、測定装置110から画像IM(この一例では画像IM1)を取得する(ステップS210)。差異検出部208は、画像取得部207が取得した画像IM1と同一の撮像位置であって、画像IM1が撮像された時刻とは異なる時刻に撮像された
画像IM(この一例では、画像IM2)を記憶部501から読み出す(ステップS220)。差異検出部208は、画像IM1と、画像IM2とを比較する(ステップS230)。差異検出部208が画像IM1と、画像IM2との差異を検出し、実空間に変化が生じていると判定する場合(ステップS230;YES)、送信部202は、サーバ装置に検出結果Rを送信する(ステップS240)。差異検出部208が画像IM1と、画像IM2との差異を検出せず、実空間に変化が生じていないと判定する場合(ステップS230;NO)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置12は、測定装置110と、制御部122とを備え、差異検出部208は、同一の撮像位置であって、互いに異なる時期(時刻)に撮像された画像IM(この一例では、画像IM1、及び画像IM2)同士を比較し、差異を検出することにより、実空間に変化が生じているか否かを判定する。
ここで、物体OBが実空間に新たに設置されたり、既に実空間に設置されている物体OBが撤去されたりする場合、新設、及び撤去に関する情報が周知されることが好ましい。本実施形態の制御装置12によれば、監視者は、差異検出部208の検出結果Rを参照することにより、実空間の変化を把握することができる。
以下、第3実施形態に係る変形例1について説明する。
第3実施形態では、互いに異なる時期(時刻)に生成された画像IMに基づいて、実空間に変化が生じているかを判定する場合について説明した。
変形例1では、互いに異なる時期(時刻)に生成された三次元空間情報SPに基づいて、実空間に変化が生じているか否かを判定する場合について説明する。
なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
変形例1において、履歴情報HIとは、三次元空間情報SPと、当該三次元空間情報SPが生成された日時とが対応付けられた情報である。また、変形例1の制御装置13は、測定装置110と、制御部123とを備える。制御部123は、CPUを備えており、送信部202と、移動制御部203と、三次元空間情報取得部204と、受信部206と、差異検出部208とをその機能部として備える。
三次元空間情報取得部204は、上述した構成により、測定装置110から周辺三次元空間情報ASPを取得し、三次元空間情報SPを生成する。三次元空間情報取得部204は、生成した三次元空間情報SPと、当該三次元空間情報SPを生成した日時とを対応付けて、記憶部501に履歴情報HIとして記憶させる。また、三次元空間情報取得部204は、生成した三次元空間情報SPを差異検出部208に供給する。
差異検出部208は、例えば、三次元空間情報SP同士の特徴点に差異が生じていることを検出する場合、差異が生じている位置(座標)に対応する実空間の位置に変化が生じていると判定する。この場合、差異検出部208は、実空間の当該位置(座標)を示す変化箇所DFPを検出結果Rとして送信部202に供給する。
以降の構成については上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、変形例1の制御装置13は、測定装置110と、制御部123とを備え、差異検出部208は、ドローンDが移動する実空間の三次元空間情報SPであって、互いに異なる時期(時刻)に撮像された三次元空間情報SP同士を比較することにより、実空間に変化が生じているか否かを判定する。
変形例1の制御装置13によれば、監視者は、差異検出部208の検出結果Rを参照することにより、実空間の変化を把握することができる。
以下、図を参照して本発明の第4実施形態について説明する。
第3実施形態、及び変形例1では、制御装置13が画像IMの差異や三次元空間情報SPの差異を検出し、実空間に変化が生じているか否かを判定する場合について説明した。
第4実施形態では、サーバ装置30が画像IMの差異や三次元空間情報SPの差異を検出し、実空間に変化が生じているか否かを判定する場合について説明する。
なお、上述した実施形態、及び変形例1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、第4実施形態に係るサーバ装置30の構成の一例を示す図である。
図14に示す通り、サーバ装置30は、制御部300と、記憶部600と、操作部CTと、表示部DPとを備える。
操作部CTとは、例えば、キーボードやマウス等である。監視者は、操作部CTを用いてサーバ装置30に対して各種情報を入力する。操作部CTは、監視者が操作部CTに入力した各種情報を制御部300に供給する。
表示部DPとは、ディスプレイパネル等の表示装置である。表示部DPは、制御部300の制御に基づいて、各種情報を表示する。監視者は、表示部DPに表示される各種情報を参照する。
また、建物地図情報MPPとは、ドローンDが移動する実空間の地図を示す情報である。建物地図情報MPPが示す地図とは、例えば、実空間の形状と、当該実空間に配置される物体OBの位置とを示す地図である。
受信部310は、制御装置12から履歴情報HIを受信する。受信部310は、受信した履歴情報HIを記憶部600に記憶させる。
差異検出部320は、履歴情報HIに含まれる画像IMのうち、同一の撮像位置の画像IM同士であって、異なる時刻に撮像された画像IM同士を比較し、実空間に変化が生じているか否かを判定する。差異検出部320は、検出結果Rを表示制御部340に供給する。本実施形態の一例では、検出結果Rが変化箇所DFPを示す情報である場合について説明する。
表示制御部340は、差異検出部320から検出結果Rを取得する。表示制御部340は、表示部DPに検出結果Rを示す情報を表示する。
以下、図15を参照して、表示制御部340の制御に基づく検出結果Rの表示の詳細について説明する。
図15は、第4実施形態に係る表示制御部340の表示制御の一例を示す第1の図である。図15は、表示制御部340の制御に基づいて表示部DPに表示される建物地図情報MPPの一例を示す図である。以降の説明において、実空間の方向を説明する場合には、XYZ直交座標系を用いて説明する。このXYZ直交座標系のうち、X軸は、実空間の幅方向を示し、Y軸は、実空間の奥行き方向を示し、Z軸は、実空間の高さ方向を示す。本実施形態の一例では、建物地図情報MPPが示す地図は、XY平面をZ軸の一側(この一例では、+Z方向)から見た地図である。
操作取得部330は、操作部CTに入力される操作を取得する。操作取得部330は、取得した操作のうち、表示制御部340の制御に関する操作を示す情報(以下、操作情報OP)を表示制御部340に供給する。操作情報OPとは、例えば、表示部DPが表示する画像であって、建物地図情報MPPが示す地図に変化箇所画像DIMを配置した画像のうち、変化箇所画像DIMを選択する選択操作である。ここで、図15に示す一例では、表示部DPが表示する画像には、変化箇所画像DIMが1つ配置されているが、実空間に変化箇所DFPが複数存在する場合、複数の変化箇所画像DIMが配置されていてもよい。
以下、図16を参照して、表示制御部340の制御に基づく画像IMの表示制御の詳細について説明する。
図16は、第4実施形態に係る表示制御部340の表示制御の一例を示す第2の図である。
本実施形態の一例では、操作情報OPが示す選択操作によって選択された変化箇所画像DIM(変化箇所DFP)の位置が位置P99である場合について説明する。したがって、表示制御部340は、履歴情報HIに含まれる画像IMのうち、位置P99において撮像された画像IM(この一例では、画像IM1(図示する(A)、及び画像IM2(図示する(B))を時系列に並べて表示する。図16に示す一例では、表示制御部340は、撮像日時が古い画像IM(この一例では、画像IM1)を表示部DPの左側に配置し、撮像日時が新しい画像IM(この一例では、画像IM2)を表示部DPの右側に配置するように表示を制御する。
なお、サーバ装置30は、変化箇所画像DIMを参照するための情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator)を所定の通知先に送信する機能を有していてもよい。例えば、変化箇所画像DIMが記憶部600に記憶されている場合には、サーバ装置30は、記憶部600のうち、変化箇所画像DIMが記憶されているアドレスを示すURLを所定の通知先に送信する。また、サーバ装置30は、変化箇所画像DIMが記憶されているアドレスを示すURLと、サーバ装置30が実空間に変化が生じていることを示す画像IMを取得した日時と、当該実空間を示す情報(建物名、階数、部屋名、及び設備名等)とを合わせて所定の通知先に送信する。ここで、所定の通知先とは、例えば、ドローンD(制御装置10)の監視対象の実空間を管理する管理者の通信端末(例えば、スマートフォン)である。
以上説明したように、本実施形態のサーバ装置30は、差異検出部320を備え、ドローンDが移動する実空間の画像IM、又は三次元空間情報SPに基づいて、実空間の変化を検出する。また、本実施形態のサーバ装置30の表示制御部340が、差異検出部320が検出した検出結果Rと、建物地図情報MPPとに基づいて、建物地図情報MPPが示す地図上に変化箇所画像DIM(変化箇所DFP)を表示する表示制御を行う。
これにより、監視者は、表示部DPに表示される地図、及び変化箇所画像DIMを確認し、実空間の変化箇所DFPを平易に確認することができる。
ここで、変化箇所DFPにおいて過去に撮像された画像IMには、当該変化の要因が撮像されている場合がある。この場合、監視者は、変化箇所DFPが撮像された画像IMを時系列によって確認することにより、変化箇所DFPにおける変化の要因を確認することができる。
なお、上述では、操作部CTには、表示部DPに示される変化箇所画像DIM(変化箇所DFP)を選択する選択操作が入力される場合について説明したが、これに限られない。
操作部CTには、表示部DPに表示される実空間の地図のうち、監視者が監視を所望する位置を選択する選択操作が入力される構成であってもよい。ここで、監視が所望される位置とは、ドローンDに搭載される撮像部101によって実空間の撮像が所望される位置である。以降の説明において、監視が所望される位置を撮像指示位置と記載する。
操作取得部330が取得した撮像指示位置の座標は、移動経路指定情報DRTとして制御装置12に送信される構成であってもよい。この場合、サーバ装置30は、制御装置12に対して情報(この一例では、撮像指示位置を示す情報)を送信する送信部を備える。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (6)
- 移動体の移動を制御する移動体制御システムであって、
建物内部の実空間の画像、又は前記画像に基づき生成された三次元空間情報が記憶される空間情報記憶部と、
前記実空間内の移動経路を指定する移動経路指定情報を取得する移動経路指定情報取得部と、
前記三次元空間情報と、前記移動経路指定情報とに基づいて、前記移動体の移動を制御する移動制御部と、
前記移動経路上の撮像地点を指定する撮像地点情報を取得する撮像地点情報取得部と、
前記撮像地点において前記実空間の画像、又は前記画像に基づき生成した三次元空間情報を取得する画像取得部と、
前記画像取得部が取得する前記画像、又は前記三次元空間情報と、前記空間情報記憶部に記憶された前記撮像地点の前記画像、又は前記三次元空間情報とを比較することにより差異を検出する差異検出部と、
を備える移動体制御システム。 - 前記建物内の地図を示す建物地図情報が記憶される建物地図情報記憶部と、
前記建物地図情報と、前記差異検出部の検出結果とに基づいて、前記画像間、又は前記三次元空間情報間に差異が生じている変化箇所を、前記地図上に示す変化箇所画像により表示する表示制御部と、
を更に備える請求項1に記載の移動体制御システム。 - 前記表示制御部は、
前記画像取得部が取得した、異なる取得時刻の同一撮像地点の前記三次元空間情報を時系列に表示する、
請求項2に記載の移動体制御システム。 - 前記三次元空間情報を選択する操作を取得する操作取得部と、
前記操作によって選択された前記三次元空間情報の取得場所が含まれる撮像指示情報を生成する移動経路生成部と、
を備え、
前記移動制御部は、
前記撮像指示情報と、前記三次元空間情報とに基づいて、前記移動体の移動を制御する、
請求項2又は請求項3に記載の移動体制御システム。 - 移動体の移動を制御し、建物内ステップの実空間の三次元空間情報が記憶される空間情報記憶部を備えるコンピュータに、
前記実空間内の移動経路を指定する移動経路指定情報を取得する移動経路指定情報取得ステップと、
前記三次元空間情報と、前記移動経路指定情報とに基づいて、前記移動体の移動を制御する移動制御ステップと、
前記移動経路上の撮像地点を指定する撮像地点情報を取得する撮像地点情報取得ステップと、
前記撮像地点において前記実空間の三次元空間情報を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップが取得する前記三次元空間情報と、前記撮像地点の前記三次元空間情報とを比較することにより差異を検出する差異検出ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータが、建物内部の実空間内の移動経路を指定する移動経路指定情報を取得する移動経路指定情報取得手順と、
コンピュータが、前記実空間の三次元空間情報と、前記移動経路指定情報とに基づいて、移動体の移動を制御する移動制御手順と、
コンピュータが、前記移動経路上の撮像地点を指定する撮像地点情報を取得する撮像地点情報取得手順と、
コンピュータが、前記撮像地点において前記実空間の三次元空間情報を取得する画像取得手順と、
コンピュータが、前記画像取得手順において取得される前記三次元空間情報と、前記撮像地点の前記三次元空間情報とを比較することにより差異を検出する差異検出手順と、
を備える制御方法。
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