JP2018185255A - 無人航空機 - Google Patents

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Abstract

【課題】送電線や配電線などの電線のたるみに沿って自動的に高度を調節可能な無人航空機を提供する。【解決手段】複数の回転翼と、磁気センサと、前記磁気センサの検出値に基づいて飛行高度を自動調節する高度調節手段と、を備える無人航空機により解決する。このとき、前記高度調節手段は、前記磁気センサの検出値が所定の閾値を下回ったときには、前記磁気センサが検知する磁気の磁界源との距離が短くなる方へ飛行高度を変更し、該検出値が所定の閾値を上回ったときには、前記磁界源との距離が長くなる方へ飛行高度を変更することが好ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、無人航空機を用いた電線路の点検技術に関する。
下記特許文献1には、ラジコンヘリを用いて送電線や碍子の点検を行うシステムおよび方法が開示されている。
特開2005−265710号公報
上記特許文献のように、送電線の点検作業の一部を無人航空機で代替する試みが続けられている。ここで、架空電線路の送電線や配電線には、電線や鉄塔・電柱の保護を目的として、所定の弛度(たるみ)が設けられている。そのため、例えば電線の損傷を点検するために、無人航空機を電線に沿って飛行させながら、電線をその側方から撮影しようとする場合、電線のたるみに合わせて無人航空機の飛行高度を調整する必要がある。このような飛行を手動で行う場合、操縦者には高度な操縦技能が求められ、作業可能な人員の確保が問題となる。また、市販のマルチコプターの中には、自律飛行機能を備えるものもあるが、電線のたるみに合わせて自動的に高度を調節するような機能が予め実装されたものはない。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、送電線や配電線などの電線のたるみに沿って自動的に高度を調節可能な無人航空機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の無人航空機は、複数の回転翼と、磁気センサと、前記磁気センサの検出値に基づいて飛行高度を自動調節する高度調節手段と、を備えることを特徴とする。
送電線や配電線などの電線の周囲には、電線を中心として同心円状に磁界が発生している。そして電線の磁界強度は、一般に、電線から離れるにつれてその距離の2乗に反比例して減衰する。すなわち、無人航空機に電線の磁界強度を検知するための磁気センサを備え、その検出値を監視することで、無人航空機と電線との距離の変化を検知することができる。すなわち、磁気センサの検出値を一定に保つように飛行高度を自動調節すれば、電線のたるみに沿った飛行を実現することができる。
このとき、前記高度調節手段は、前記磁気センサの検出値が所定の閾値を下回ったときには、前記磁気センサが検知する磁気の磁界源との距離が短くなる方へ飛行高度を変更し、該検出値が所定の閾値を上回ったときには、前記磁界源との距離が長くなる方へ飛行高度を変更することが好ましい。
例えば、無人航空機の飛行高度の調節を電線の磁界強度に基づいて自動的に行い、経緯度の制御は他の手段により行うことを考える。この方法により無人航空機に電線の真上または電線の斜め上方を電線に沿って飛行させる場合、磁気センサが検知した磁界強度が所定の閾値以上になったときには無人航空機を上昇させ(電線から遠ざけ)、所定の閾値以下になったときには無人航空機を下降させる(電線に近づける)ように飛行高度を調節すればよい。同様に、無人航空機に電線の真下または電線の斜め下方を電線に沿って飛行させる場合には、磁界強度が所定の閾値以上になった場合には無人航空機を下降させ(電線から遠ざけ)、所定の閾値以下になった場合には無人航空機を上昇させる(電線に近づける)ように飛行高度を調節すればよい。
一方、電線と無人航空機(磁気センサ)の鉛直方向における位置を概ね一致させて飛行させる場合、つまりその経緯度において最も磁界強度が高くなる高度を飛行させる場合、磁界強度の低下を検知しても、それが電線の位置が下がったことによるものなのか、上がったことによるものなのか直ちに判別することができない。そのため、誤って上下逆方向へ飛行高度を調節し、調節によっても磁界強度が回復しないことで調節方向の誤りを認識し、その後に正しい方向へと調節しなおすという動作が多発することが考えられる。この場合、例えば電線の架設方向に沿ったたるみの下降および上昇の順序(下がりきったら上がる、上がりきったら下がる)を常時記憶させておくことにより、このような調節方向の誤りを低減することができる。
また、本発明の無人航空機は、少なくとも二基の前記磁気センサを備え、これら磁気センサは鉛直方向における位置を違えて配置されていることが好ましい。
鉛直方向における位置を違えて配置された二基の磁気センサ、つまり上下に配置された少なくとも二基の磁気センサを備えることにより、電線と無人航空機(磁気センサ)の鉛直方向における位置を概ね一致させて無人航空機を飛行させる場合でも、飛行高度の調節方向を容易に特定することが可能となる。
この場合、前記高度調節手段は、前記複数の磁気センサのうち、いずれかの検出値が所定の閾値を下回ったときには、これら複数の磁気センサのうち、検出値が高い方へ飛行高度を変更すればよい。
また、本発明の無人航空機は、GPSアンテナと、予め設定された飛行経路を自律的に飛行可能とする自律飛行手段と、をさらに備え、前記自律飛行手段は、前記GPSアンテナの取得情報に基づいて飛行中の経緯度を自動調節し、前記高度調節手段により飛行高度を自動調節することが好ましい。
GPSアンテナで受信した経緯度情報に基づいて無人航空機が飛行する経緯度を自動制御することにより、指定された飛行経路および電線にたるみに沿った自律飛行を実現することができる。
また、本発明の無人航空機は、架空電線路の点検に特に好適に用いることができることから、前記飛行経路は、架空電線路に沿って、該架空電線路から所定の間隔を置いた位置を飛行するよう設定されることが好ましい。
以上のように、本発明の無人航空機によれば、送電線や配電線などの電線のたるみに沿った飛行高度の自動調節が可能となる。
本例のマルチコプターによる送電線撮影作業の概要を示す模式図である。 マルチコプターの機能構成を示すブロック図である。 送電線の架設位置とマルチコプターの飛行位置との関係を示す模式図である。 高度制御プログラムによる飛行高度の調節方法を説明する模式図である。 変形例にかかるマルチコプターの高度調節機能を説明する模式図である。
(実施形態概要)
以下、本発明の無人航空機の実施形態について図面を用いて説明する。以下の実施形態は、本発明の無人航空機である小型のマルチコプターを用いて鉄塔90に架設された架空送電線91(以下、単に「送電線91」という。)の撮影を行う例である。
図1は本例のマルチコプター10による送電線撮影作業の概要を示す模式図である。図1に示されるように、マルチコプター10は送電線91の電線路に沿って飛行し、送電線91のたるみに合わせてその飛行高度を自動調節しながら送電線91を撮影する。これにより送電線91の状態を正確に撮影することができるとともに、高所作業がマルチコプター10に代替されることから、点検作業員の転落事故や感電事故、点検用ヘリコプターの接触事故などが未然に防止される。
(機能構成)
図2はマルチコプター10の機能構成を示すブロック図である。マルチコプター10は、主に、操縦者(送信機TX)からの操縦信号を受信する受信器RX、フライトコントローラFC、複数の回転翼であるロータR、ロータRの駆動回路であるESC26(Electric Speed Controller)、および、これらに電力を供給するバッテリー29により構成されている。
各ロータRは、モータ27と、その出力軸に連結されたブレード28とにより構成されている。ESC26は、ロータRのモータ27に接続されており、フライトコントローラFCに指示された速度でモータ27を回転させる。マルチコプター10のロータ数は特に限定されず、求められる飛行安定性や許容されるコスト等に応じて、ロータRが2基のヘリコプター(テールロータをロータRとして含む)から、ロータRが8基のオクタコプター、さらには8基よりも多くのロータRを備えるものまで適宜変更可能である。
フライトコントローラFCは、マイクロコントローラである制御装置20を備えている。制御装置20は、中央処理装置であるCPU21、ROMやRAM、フラッシュメモリなどの記憶装置であるメモリ22、および、ESC26を介して各モータ27の回転数を制御するPWM(Pulse Width Modulation)コントローラ25を有している。
フライトコントローラFCはさらに、制御装置20に接続された飛行制御センサ群23およびGPSアンテナ24(以下、これらを総称して「センサ等」ともいう。)を備えている。本例における飛行制御センサ群23には、3軸加速度センサおよび3軸角速度センサを有するIMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)、気圧センサ(高度センサ)、3軸地磁気センサからなる電子コンパス(方位センサ)などが含まれている。GPSアンテナ24は、正確には航法衛星システム(NSS)の受信器である。GPSアンテナ24は、全地球航法衛星システム(GNSS)または地域航法衛星システム(RNSS)から現在の経緯度値および時刻情報を取得する。フライトコントローラFCは、これらセンサ等により、機体の傾きや回転のほか、飛行中の経緯度、高度、および機首の方位角を含む自機の位置情報を取得可能とされている。
制御装置20のメモリ22には、マルチコプター10の飛行時における姿勢や基本的な飛行動作を制御する飛行制御プログラムAPが記憶されている。飛行制御プログラムFSは、操縦者(送信機TX)からの操縦信号や、後述する自律飛行手段である自律飛行プログラムAPからの飛行指示に基づいて個々のロータRの回転数を調節し、機体の姿勢や位置の乱れを補正しながらマルチコプター10を飛行させる。
マルチコプター10の操縦は、操縦者が送信機TXを用いて手動で行うほか、マルチコプター10の飛行経路や速度、高度などのパラメータである飛行計画FPを自律飛行プログラムAPに予め登録しておき、マルチコプター10を目的地へ自律的に飛行させることも可能である(以下、このような自律飛行のことを「オートパイロット」という。)。
本例のマルチコプター10は基本的にオートパイロットにより飛行させることを想定している。オートパイロットの飛行経路は、架設電線路である送電線91に沿って、送電線91から所定の間隔を置いた位置を飛行するよう設定される。自律飛行プログラムAPは、GPSアンテナ24の取得情報に基づいて飛行中の経緯度を自動調節し、後述する高度調節機能により飛行高度を自動調節する。
その他、マルチコプター10は鉄塔90や送電線91の撮影を行うカメラ90を備えている。カメラ90の態様は特に限定されず、鉄塔90や送電線91の異常を目視や画像認識により検出可能な静止画または動画を撮影可能なカメラであればよい。また、マルチコプター10の搭載機器はカメラにも限定されない。送電線91などの電線のたるみに合わせて高度を自動調節しながら飛行することが有意であれば、他の光学装置や計測装置、さらには電線や鉄塔に物理的に接触させるような機械器具などを搭載してもよい。
(高度調節機能)
本例のマルチコプター10は、飛行制御センサ群23に含まれる3軸地磁気センサの他に、マイクロテスラ(μT)〜ナノテスラ(nT)オーダの磁気を検出可能な高感度磁気センサ30(以下、単に「磁気センサ30」という。)を一基備えている。また、制御装置20のメモリ22には、磁気センサ30の検出値に基づいてマルチコプター10の飛行高度を自動制御する高度調節手段である高度制御プログラムACが記憶されている。
図3は送電線91の架設位置とマルチコプター10の飛行位置との関係を示す模式図である。なお、鉄塔90には通常、複数の送電線91が架設されており、これら送電線91のそれぞれが磁界源となるが、説明の便宜上、これらの複数の送電線91の中心を本例における磁界中心として説明する。
図3に示すように、送電線91の周囲には、送電線91を中心として同心円状に磁界が発生している。一般に送電線91の磁界強度は最大でも20μT以下であり、理論上、その磁界強度は送電線91から離れるにつれてその距離の2乗に反比例して減衰する。本例のマルチコプター10は、この微弱な磁気を検出可能な磁気センサ30を備え、高度制御プログラムACでその検出値を監視することで、マルチコプター10と送電線91との距離の変化を検知することが可能とされている。すなわち、磁気センサ30の検出値を一定に保つようにマルチコプター10の飛行高度を自動調節すれば、送電線91のたるみに沿った飛行を行うことができる。
また、図3に示すように、本例のマルチコプター10は、送電線91の磁界中心の位置から図3視右斜め上方に15m〜20m離れた位置を送電線91に沿って飛行し、その位置から送電線91を写真撮影するものとする。
図4は高度制御プログラムACによる飛行高度の調節方法を説明する模式図である。本例の高度制御プログラムACは、磁界強度が概ね2.4μTとなる高度(本例では送電線91の磁界中心から17m程度離れた位置)を維持するよう設定されている。そして、許容高度(磁気センサ30の検出値の閾値)の上限は2.7μTの高度、下限は2.0μTの高度に設定されている。なお、上でも述べたように、マルチコプター10の経緯度はGPSアンテナ24の取得情報に基づいて制御され、磁気センサ30の検出値はマルチコプター10の高度制御にのみ用いられる。なお、本例の磁気センサ30は、マルチコプター10の筐体内外における、他の電気・電子部品による磁気の影響を受けにくい場所に配置されているものとする。一方、このような周辺部品の磁気を検出してその影響を補正するように構成した場合は、磁気センサ30の配置場所は特に問わない。
以下、高度制御プログラムACによる具体的な高度調節手順を説明する。マルチコプター10が送電線91に沿って飛行しているときに、送電線91のたるみにより送電線91の位置が下がり始めると、図4の磁界もこれに追従して下方に移動する。本例のマルチコプター10は送電線91よりも上方を飛行しているため、磁界の位置が下がると、磁気センサ30の検出値も下降することとなる。そして、磁気センサ30の検出値がその下限値2.0μTを下回ったときには、高度制御プログラムACはマルチコプター10を下降させ(送電線91に近づけ)、磁気センサ30の検出値を閾値の範囲内に維持する。
その後、送電線91のたるみの最下部を通り過ぎ、送電線91の位置が上がり始めると、図4の磁界もこれに追従して上方に移動する。本例のマルチコプター10は送電線91よりも上方を飛行しているため、磁界の位置が上がると、磁気センサ30の検出値も上昇することとなる。そして、磁気センサ30の検出値がその上限値2.7μTを超えたときには、高度制御プログラムACはマルチコプター10を上昇させ(送電線91に近づけ)、磁気センサ30の検出値を閾値の範囲内に維持する。このような制御手順は、マルチコプター10が送電線91の斜め上方を飛行する場合のみでなく、送電線91の真上を飛行するときにも同様である。
なお、本例ではマルチコプター10が送電線91の位置よりも上方を飛行しているが、マルチコプター10に、送電線91の真下または送電線91の斜め下方を飛行させる場合には、上述の手順におけるマルチコプター10の上昇操作および下降操作を逆にすればよい。すなわち、送電線91のたるみにより送電線91の位置が下がり始め、磁気センサ30の検出値がその上限値2.7μTを超えたときにはマルチコプター10を下降させ(送電線91から遠ざけ)、送電線91のたるみの最下部を通り過ぎて送電線91の位置が上がり始め、磁気センサ30の検出値がその下限値2.0μTを下回ったときには、マルチコプター10を上昇させれば(送電線91に近づければ)よい。
つまり、高度制御プログラムACは、磁気センサ30の検出値が所定の閾値を下回ったときには、送電線91の磁界中心との距離が短くなる方へ飛行高度を変更し、検出値が所定の閾値を上回ったときには、送電線91の磁界中心との距離が長くなる方へ飛行高度を変更する。
なお、本例では磁気センサ30の検出値の閾値を上限2.7μT〜下限2.0μTに設定しているが、送電線91はその架設位置や時間帯などにより電流量(磁界強度)が異なる。そのため、閾値を設定するときには、自律飛行開始前にマルチコプター10を送電線91との所望の相対位置まで飛行させて実際の磁界強度を取得し、その検出値を基準として閾値を設定する必要がある。
(変形例)
図5は二基の磁気センサ31,32を備えるマルチコプター11の高度調節機能を説明する模式図である。なお、本変形例のマルチコプター11の用途や構成は、以下に説明する磁気センサの配置に関する部分を除き、マルチコプター10と同一である。
磁気センサ30を一基しか備えていないマルチコプター10では、送電線91とマルチコプター10の鉛直方向における位置を一致させて(水平に並べて)飛行させる場合、つまりその経緯度において最も磁界強度が高くなる高度を飛行させる場合、磁界強度の低下を検知しても、それが電線の位置が下がったことによるものなのか、上がったことによるものなのか直ちに判別することができない。そのため、誤って上下逆方向へ飛行高度を調節し、調節によっても磁界強度が回復しないことで調節方向の誤りを認識し、その後に正しい方向へと調節しなおすという動作が多発することが考えられる。この場合、例えば送電線91の架設方向に沿ったたるみの下降および上昇の順序(下がりきったら上がる、上がりきったら下がる)を常時記憶させるなどの制御を加える必要がある。
一方、本変形例のマルチコプター11は、鉛直方向における位置を違えて配置された二基の磁気センサ31,32を備えている。これにより、送電線91とマルチコプター11とを水平に並べて飛行させる場合でも、飛行高度を調節すべき方向を容易に特定することが可能となる。なお、図5では、本変形例の磁気センサ31,32の位置が上下に離れていることを説明するため、磁気センサ31,32の離間状態をやや誇張して描いているが、鉛直方向における磁界強度の強弱を判別可能であれば、実際の離間距離や配置態様は問わない。
より具体的には、図5に示すように、二基の磁気センサ31,32のうち、いずれかの検出値が下限値(本変形例では2.7μTとする)を下回ったときには、これら磁気センサ31,32のうち、検出値が高い方へ飛行高度を変更すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。例えば上記実施形態のマルチコプター10,11は送電線91の撮影をその目的としているが、撮影対象は配電線でもよい。その他にも、例えばトロリー線のように送電を目的とした電線であればその磁界を利用して本発明を適用することができると考えられる。また、上記実施形態では、飛行中の経緯度をGPSアンテナ24の取得情報に基づいて自律飛行プログラムAPが自動的に調節しているが、高度のみを高度制御プログラムACで自動調節し、電線路に沿った飛行を手動操縦で行うことも可能である。
10,11 マルチコプター(無人航空機)
AP 自律飛行プログラム(自律飛行手段)
AC 高度制御プログラム(高度制御手段)
24 GPSアンテナ
R ロータ(回転翼)
30,31,32 高感度磁気センサ
91 送電線(架空電線路)

Claims (6)

  1. 複数の回転翼と、
    磁気センサと、
    前記磁気センサの検出値に基づいて飛行高度を自動調節する高度調節手段と、
    を備えることを特徴とする無人航空機。
  2. 前記高度調節手段は、前記磁気センサの検出値が所定の閾値を下回ったときには、前記磁気センサが検知する磁気の磁界源との距離が短くなる方へ飛行高度を変更し、該検出値が所定の閾値を上回ったときには、前記磁界源との距離が長くなる方へ飛行高度を変更することを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
  3. 少なくとも二基の前記磁気センサを備え、これら磁気センサは鉛直方向における位置を違えて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
  4. 前記高度調節手段は、前記複数の磁気センサのうち、いずれかの検出値が所定の閾値を下回ったときには、これら複数の磁気センサのうち、検出値が高い方へ飛行高度を変更することを特徴とする請求項3に記載の無人航空機。
  5. GPSアンテナと、
    予め設定された飛行経路を自律的に飛行可能とする自律飛行手段と、をさらに備え、
    前記自律飛行手段は、前記GPSアンテナの取得情報に基づいて飛行中の経緯度を自動調節し、前記高度調節手段により飛行高度を自動調節することを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。
  6. 前記飛行経路は、架空電線路に沿って、該架空電線路から所定の間隔を置いた位置を飛行するよう設定されることを特徴とする請求項5に記載の無人航空機。
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