JP2018185241A - 絶縁劣化診断センサ - Google Patents

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【課題】絶縁物の表面劣化を精度良く診断する絶縁劣化診断センサを提供する。【解決手段】第1導電部2Aおよび第2導電部2Bとの第1中間点M1と、第3導電部2Cおよび第4導電部2Dとの第2中間点M2とは、それぞれ異なる方向の法線ベクトルV1、V2を有する絶縁物1の面上に配置され、第1導電部2Aと第3導電部2Cとは第1導電体4Aにより電気的に接続され、第2導電部2Bと第4導電部2Dとは第2導電体4Bにより電気的に接続され、特性検出部2は、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間、および第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間に電圧を印可して、絶縁物1の電気的特性を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁物の劣化状態を診断する絶縁劣化診断センサに関するものである。
受配電設備のような重電機器の主回路の内部には複数の高圧導電部があり、これらは絶縁物によって支持されることで接地金属から絶縁されている。絶縁物は、高圧充電部を長期間支持することで絶縁性能が劣化し、高圧充電部から絶縁物を介して接地金属に流れる漏れ電流が大きくなる。この漏れ電流の増大を発見できず放置してしまうと、さらに絶縁物の劣化が進み、地絡の発生要因となる。地絡を事前に防止するためには適切な期間で絶縁物を交換する必要がある。そこで、絶縁物の劣化を検知して、絶縁物の適切な交換タイミングを認識し、受配電設備を効率よく運用するための、以下のような絶縁診断センサが開示されている。
受配電設備の劣化と、該受配電設備を構成する主回路部分に用いられる固体絶縁材料の表面劣化との間には定量的な相関性がある。絶縁診断センサは、上記固体絶縁材料と同等材料の未劣化部位、および該同等材料の劣化部位から成り、これらの部位にそれぞれ、各部位の表面電気抵抗率を測定する電極を設けたものである。このような絶縁診断センサを受配電設備に取り付け、表面電気抵抗率の変化を見ることにより絶縁診断をおこなう(例えば、特許文献1参照)。
特許第4501315号(段落[0017]〜[0023]、図1)
上記のような従来の絶縁診断センサでは、受配電設備の主回路に用いられる絶縁物と同等材料から成る絶縁物の未劣化部位、劣化部位の、片面(上面)のみに電極を設けている。そして、その電極間の漏れ電流値から絶縁物の表面における電気抵抗率(表面劣化度合い)を測定している。しかしながら、絶縁診断センサを配置する受配電設備の環境、絶縁診断センサの配置角度などによって、絶縁診断センサの電極を設けていない方の面のみが劣化することも考えられる。この場合、絶縁物の正確な劣化度合いは検出できない。即ち、受配電設備の主回路に用いられる絶縁物の劣化度合いと同等の劣化度合いを検出できない場合がある。一方、受配電設備の環境に応じて、絶縁診断センサを様々な角度に複数配置することで、上記問題は解決可能であるが、配置場所の確保に関する問題、コスト増加に関する問題が生じる。
本発明は上述のような問題を解決するためになされたものであり、低コストで精度良く絶縁物の表面劣化を診断する絶縁劣化診断センサの提供を目的とする。
本発明に係る、絶縁物と、該絶縁物の電気的特性を検出する特性検出部とを備えた絶縁劣化診断センサは、
前記特性検出部は、所定の距離を隔てて配置される第1導電部および第2導電部と、所定の距離を隔てて配置される第3導電部および第4導電部とを有し、
前記第1導電部と前記第2導電部との第1中間点と、前記第3導電部と前記第4導電部との第2中間点とは、それぞれ異なる方向の法線ベクトルを有する前記絶縁物の面上に配置され、
前記第1導電部と前記第3導電部とは第1導電体により電気的に接続され、
前記第2導電部と前記第4導電部とは第2導電体により電気的に接続され、
前記特性検出部は、前記第1導電部と前記第2導電部との間、および前記第3導電部と前記第4導電部との間に電圧を印加して、前記絶縁物の電気的特性を検出するものである。
この発明に係る絶縁劣化診断センサによれば、精度良く絶縁物の表面劣化の診断ができるので、絶縁物の適切な交換のタイミングを把握できる。
本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサの他の構成を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサ10について、図を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による絶縁劣化診断センサ10の構成を示す斜視図である。
図2は、図1に示す絶縁劣化診断センサ10を、図1の矢印Y1の方向から見た断面図である。
本実施の形態の絶縁劣化診断センサ10は、例えば受配電設備等の主回路において、配電盤内に収納された高圧導電部を支持する絶縁物の表面劣化度合いを推定するものである。絶縁劣化診断センサ10は、この配電盤内に設置される。
図1に示すように、絶縁劣化診断センサ10は、絶縁物1と、この絶縁物1の電気的特性を検出する特性検出部2とを備える。
絶縁物1は、配電盤内の主回路において高圧導電部を支持するために使用されている絶縁物と同等材料から成り、直方体形状である。
特性検出部2は、一対の電極である第1導電部2Aおよび第2導電部2Bと、一対の電極である第3導電部2Cおよび第4導電部2Dとを有する(以降、区別する必要がない場合は、導電部と称す)。
なお、第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dは、図示したような四角形状の電極に限るものではなく、例えば櫛形状の電極を用いてもよい。
そして特性検出部2は、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間、および第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間に、電流センサを有する電圧源6から電線7を介して電圧を印加可能な構成を有する。また特性検出部2は、印加した電圧値と電流センサにより得られた電流値を用いて、これら第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dが設けられた絶縁物1の電気的特性を演算する処理部8を有する。
図1、図2に示すように、第1導電部2Aと第2導電部2Bは、絶縁物1の面としての上面U上に互いに所定の距離を隔てて配置される。所定の距離とは、絶縁物1の電気的特性を検出するための所望の検出範囲、絶縁物1の材質、等を考慮して設定される。また、第3導電部2Cと第4導電部2Dは、絶縁物1の面としての下面D上に互いに所定の距離を隔てて配置される。
こうして、絶縁物1の上面U上に、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の第1中間点M1が配置された状態となる。また、絶縁物1の下面D上に、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の第2中間点M2が配置された状態となる。
図に示すように、直方体形状の絶縁物1における上面Uの単位法線ベクトルV1の方向と、下面Dの単位法線ベクトルV2の方向は異なる。この場合、第1中間点M1と第2中間点M2が配置された絶縁物1の一対の面(上面U、下面D)の、それぞれの単位法線ベクトルV1、V2の内積は、−1(180度逆向き)である。
更に絶縁劣化診断センサ10は、絶縁物1を貫通する第1貫通穴3Aと、第2貫通穴3Bとを備える。
第1貫通穴3Aは、第1導電部2Aと第3導電部2Cの配置位置に、上下の端部がそれぞれ形成される。また、第2貫通穴3Bは、第2導電部2Bと第4導電部2Dの配置位置に、上下の端部がそれぞれ形成される。
第1貫通穴3A内には、第1導電体としての金属製の第1ボルト4Aが配設される。また、第2貫通穴3B内には、第2導電体としての金属製の第2ボルト4Bが配設される。
なお、各図において、第1貫通穴3Aと第1ボルト4Aとの間、第2貫通穴3Bと第2ボルト4Bとの間に、空隙があるように便宜上図示した。しかしながら、実際の絶縁劣化診断センサ10においてこの空隙はなく、第1貫通穴3Aと第1ボルト4A、第2貫通穴3Bと第2ボルト4B、は互いに密着して電気的に接続している。
また、第1貫通穴3A、第2貫通穴3Bに、例えば内側にネジを加工した埋金を埋設し、埋金と第1ボルト4A、第2ボルト4Bとが螺合する構成としてもよい。
こうして、絶縁物1の上面Uと下面Dとにそれぞれ設けられた第1導電部2Aと第3導電部2Cとは、第1ボルト4Aにより電気的に接続される。また、絶縁物1の上面Uと下面Dとにそれぞれ設けられた第2導電部2Bと第4導電部2Dとは、第2ボルト4Bにより電気的に接続される。
よって、上面Uの第1導電部2A、第2導電部2Bと、下面Dの第3導電部2C、第4導電部2Dとで並列回路が形成される。
前述したように、特性検出部2は、上面Uの第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間、下面Dの第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間に、電線7を介して電圧源6から電圧を印加して絶縁物1の電気的特性を検出する。即ち、特性検出部2は、上面Uの第1導電部2A、第2導電部2Bと、下面Dの第3導電部2C、第4導電部2Dとから成る並列回路における絶縁物1の漏れ電流を検出する。そして特性検出部2は、この漏れ電流から絶縁物1の抵抗値を処理部8により演算する。
上面Uの第1導電部2A、第2導電部2B間における絶縁物1の表面劣化が進むと、下面Dの第3導電部2C、第4導電部2D間における絶縁物1の表面劣化がない場合でも、合成抵抗値は、劣化した上面Uの第1導電部2A、第2導電部2B間における絶縁物1の抵抗値に近づく。このようにして、特性検出部2は、上面Uの第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の絶縁物1の電気的特性、および下面Dの第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の絶縁物1の電気的特性に基づいた、絶縁物1の電気的特性を処理部8により演算して検出することができる。
得られた合成抵抗値により、絶縁物1の上面U、下面Dにおける表面劣化の診断が可能となる。
図3は、本発明の実施の形態1による、図1とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ10Aの構成を示す斜視図である。
図4は、図3に示す絶縁劣化診断センサ10Aを、図3の矢印Y2の方向から見た断面図である。
この絶縁劣化診断センサ10Aでは、円柱形状の絶縁物1Aを用いる。上記絶縁劣化診断センサ10と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、第1導電部2Aと第2導電部2Bは絶縁物1の曲面上に互いに所定の距離を隔てて配置される。また、第3導電部2Cと第4導電部2Dは、絶縁物1の裏側(図3では紙面奥側)において、絶縁物1の曲面上に互いに所定の距離を隔てて配置される。
こうして、絶縁物1の面としての接平面H1における接点S1上に、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の第1中間点M1が配置された状態となる。また、絶縁物1の面としての接平面H2における接点上S2に、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の第2中間点M2が配置された状態となる。
図に示すように、円柱形状の絶縁物1Aにおける接平面H1の単位法線ベクトルV1の方向と、接平面H2の単位法線ベクトルV2の方向は異なる。この場合、第1中間点M1と第2中間点M2が配置された絶縁物1Aの一対の面(接平面H1、接平面H2)の、それぞれの単位法線ベクトルV1、V2の内積は、−1(180度逆向き)である。
前述した絶縁劣化診断センサ10と同様に、絶縁劣化診断センサ10Aの特性検出部2は、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間に、電線7を介して電圧源6から電圧を印加する。こうして絶縁劣化診断センサ10Aの特性検出部2は、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の絶縁物1Aの電気的特性、および第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の絶縁物1Aの電気的特性に基づいた、絶縁物1の電気的特性を処理部8により演算して検出する。
このように、本実施の形態の絶縁劣化診断センサにおいて用いる絶縁物の形状は、平面のみを有する直方体形状に限るものではなく、曲面を有する円柱形状でもよい。
以下、絶縁劣化診断センサにおいて用いることが可能な絶縁物の形状の変形例を、図5、図6、図7を用いて示す。
図5は、本発明の実施の形態1による、図1とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ10Bの構成を示す断面図である。
図6は、本発明の実施の形態1による、図1とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ10Cの構成を示す断面図である。
図7は、本発明の実施の形態1による、図1とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ10Dの構成を示す断面図である。
図1において示した絶縁劣化診断センサ10を、側方から見る方向を矢印Y3とすると、図5、図6、図7に示す絶縁劣化診断センサ10B、10C、10Dの断面図は、この側方の矢印Y3の方向から見た場合の断面形状を示す。
図5に示す絶縁劣化診断センサ10Bにおいて用いられる絶縁物1Bの断面形状は長円形である。また、図6に示す絶縁劣化診断センサ10Cにおいて用いられる絶縁物1Cの断面形状は曲面形である。また、図7に示す絶縁劣化診断センサ10Dにおいて用いられる絶縁物1Dの断面形状は、絶縁劣化診断センサ10の絶縁物1と同じく直方形であるが、第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dが設けられている面に対して垂直な絶縁物1の厚みが薄く構成された薄板形状である。
更に、絶縁物1の断面形状は、上記に示した形状に限定されるものではなく、例えばシートのような厚みが非常に薄いものでもよいし、三角形状であってもよい。
絶縁物の形状は、それぞれ異なる方向の法線ベクトルを有する絶縁物上の面(接平面)上において、第1導電部2Aと第2導電部2B、および第3導電部2Cと第4導電部2Dが、互いに所定の距離を隔てて配置できるスペースがあればよい。
図8は、本発明の実施の形態1による、図1とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ10Eの構成を示す斜視図である。
本図において、電圧源から第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dに電圧を印加するための電圧源6、電線7、処理部8は図1と同様に配線可能であり、本図における図示は便宜上省略する。
図1に示す絶縁劣化診断センサ10と異なり、絶縁劣化診断センサ10Eは、絶縁物1を貫通する第1貫通穴3A、第2貫通穴3Bを備えない構成である。また第1ボルト4A、第2ボルト4Bも配設されていない。
絶縁劣化診断センサ10Eは、第1導電部2Aと第3導電部2Cとの間の絶縁物1の外周面に沿って配設された第1導電体としての第1電線4Cと、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の絶縁物1の外周面に沿って配設された第2導電体としての第2電線4Dとを備える。この第1電線4C、第2電線4Dは、導電性の銅線などの上に、絶縁被膜が形成されたものである。
第1電線4Cの各端部は、第1導電部2Aと第3導電部2Cにそれぞれ接続され、第2電線4Dの各端部は、第2導電部2Bと第4導電部2Dにそれぞれ接続される。
こうして、絶縁物1の上面Uと下面Dとにそれぞれ設けられた第1導電部2Aと第3導電部2Cとは、第1電線4Cにより電気的に接続される。また、絶縁物1の上面Uと下面Dとにそれぞれ設けられた第2導電部2Bと第4導電部2Dとは、第2電線4Dにより電気的に接続される。よって、上面Uの第1導電部2A、第2導電部2Bと、下面Dの第3導電部2C、第4導電部2Dとで並列回路が形成される。
このように、上面Uの第1導電部2Aと下面Dの第3導電部2C、上面Uの第2導電部2Bと下面Dの第4導電部2Dを電気的に接続するために、第1ボルト4A、第2ボルト4Bの代わりにこのような第1電線4C、第2電線4Dを用いてもよい。
以下、上面Uの第1導電部2Aと下面Dの第3導電部2C、上面Uの第2導電部2Bと下面Dの第4導電部2Dを電気的に接続する他の構成例を説明する。
例えば、絶縁物1が、プリント基板で用いられるようなスルーホールの構成の第1貫通穴3A、第2貫通穴3Bを用いるものでもよい。この場合、第1貫通穴3Aの内壁に第1導電体としての銅メッキを配設し、第2貫通穴3Bの内壁に、第2導電体としての銅めっきを配設するとよい。この場合、第1ボルト4A、第2ボルト4Bを不要にでき、簡易な構成の絶縁劣化診断センサを提供できる。
あるいは、このような内壁に銅めっきが施された構成の第1貫通穴3A、第2貫通穴3Bと、第1ボルト4A、第2ボルト4Bとを併用する構成でもよい。この場合、上面Uの第1導電部2Aと下面Dの第3導電部2Cとの間、上面Uの第3導電部2Cと下面Dの第4導電部2Dとの間の電気的接続を強化できる。これにより、上面Uの第1導電部2Aと下面Dの第3導電部2Cとの間、上面Uの第3導電部2Cと下面Dの第4導電部2Dとの間における電圧降下を抑制できる。
また上記では、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の第1中間点M1と、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の第2中間点M2は、それぞれの単位法線ベクトルV1、V2の内積が−1となる、絶縁物1の一対の面上にそれぞれ配置する例を示した。即ち、絶縁物1、1A、1B、1C、1Dの対向する面(表側と裏側)に、第1導電部2Aと第2導電部2B、第3導電部2Cと第4導電部2Dをそれぞれ配置していた。しかしながらこの配置構成に限るものではない。
例えば、図1に示したようは直方体形状の絶縁物1において、第1導電部2Aと第2導電部2Bを上面Uに配置し、第3導電部2Cと第4導電部2Dを上面Uおよび下面D以外の側面に配置してもよい。
この場合、特性検出部2は、上面Uの第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間の絶縁物1の電気的特性と、側面の第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間の絶縁物1の電気的特性を検出する。こうして、絶縁物1の上面U、側面における表面劣化の診断が可能となる。
また、上記のような第1導電部2Aと第2導電部2B、第3導電部2Cと第4導電部2D、の2つの一対の電極を備える構成に限るものではなく、3つ以上の一対の電極を備える構成でもよい。
例えば3つの一対の電極を用いる場合、3つの一対の電極の内、少なくとも2つの一対の電極のそれぞれの中間点(第1中間点M1、第2中間点M2)が、それぞれ異なる方向の法線ベクトルを有する絶縁物1の面上に配置されていればよい。
この場合、絶縁物1における電気的特性の検出面を増やすことができる。
上記のように構成された本実施の形態の絶縁劣化診断センサによると、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの第1中間点M1と、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの第2中間点M2とが、それぞれ異なる方向の法線ベクトルを有する絶縁物の面上に配置される。
そして、第1導電部2Aと第3導電部2Cとは、導電性の第1ボルト4Aあるいは第1電線4C等により電気的に接続され、第2導電部2Bと第4導電部2Dとは、導電性の第2ボルト4B、第2電線4D等により電気的に接続され、並列回路が構成される。
これにより、特性検出部2は、並列回路における漏れ電流を検出することで、少なくとも2つ以上の方向を向く各面における絶縁物1の電気的特性を検出できる。
こうして、絶縁物の電気的特性の検出精度が向上されて、精度よく容易に絶縁物の表面劣化の診断ができる。
また、第1導電部2Aと第2導電部2Bとの間に電圧を印加するための電圧源と、第3導電部2Cと第4導電部2Dとの間に電圧を印加するための電圧源とをそれぞれ別に設ける必要がない。そのため、電圧源の数、電線数、接続部位数、を増やすことなく、低コスト化を図れる。
こうして絶縁劣化診断センサによって得られた診断結果から、受配電設備等の主回路において高圧導電部を支持するために使用されている絶縁物の劣化度合いを推定できる。これにより主回路に用いられる絶縁物の適切な交換のタイミングを把握できる。こうして、主回路において地絡などが生じる前において予防的な保守保全業務を行うことができ、受配電設備の安定的操業が可能になる。
更に、上面Uの第1導電部2Aと下面Dの第3導電部2C、上面Uの第2導電部2Bと下面Dの第4導電部2Dは、それぞれ絶縁物を貫通する第1貫通穴3A、第2貫通穴3B内に配設された、第1ボルト4A、第2ボルト4Bにより電気的に接続される。そのため、異なる方向を向く面に配置された第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dを、最短距離で電気的に接続できる。これにより第1導電部2A、第2導電部2B、第3導電部2C、第4導電部2Dに印加される電圧のバラツキを抑制でき、精度よく絶縁物の電気的特性を検出できる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2を、上記実施の形態1と異なる箇所を中心に図を用いて説明する。上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態2による絶縁劣化診断センサ210の構成を示す斜視図である。
図10は、図9に示す絶縁劣化診断センサ210を、図9の矢印Y3の方向から見た断面図である。
本実施の形態の絶縁劣化診断センサ210は、絶縁物1の一部において、その外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)を覆う、帯状の一対の導電性物質208A、208Bを備える。この帯状の導電性物質208A、208Bは、互いに所定の距離を隔てて絶縁物1上に配置される。
この導電性物質208A、208Bのそれぞれの任意の部分を、実施の形態1に示した電極に相当させる。
例えば、ここでは、図9、図10に示すように、絶縁物1の上面U上において、導電性物質208A、208Bの一部分を、一対の電極の第1導電部202A、第2導電部202Bとする。また、絶縁物1の面としての側面Z1上において、導電性物質208A、208Bの一部分を、一対の電極の第3導電部202C、第4導電部202Dとする。
上面Uの単位法線ベクトルV1と、側面Z1の単位法線ベクトルV2の方向は異なる。
また、導電性物質208Aの残りの部分を、第1導電体としての第1導電膜4E、第1導電膜4Gとする。よって、第1導電部202Aと第3導電部202Cとが、第1導電膜4Eと第1導電膜4Gとにより繋がれる。この第1導電膜4E、第1導電膜4Gは、第1導電部202Aと第3導電部202Cとの間の絶縁物1の外周面に沿ってそれぞれ配設された状態である。
こうして、第1導電部202A、第3導電部202C、第1導電膜4E、および第1導電膜4Gで、絶縁物1の一部において、外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)が覆われる。
また、導電性物質208Bの残りの部分を、第2導電体としての第2導電膜4F、第2導電膜4Hとする。よって、第2導電部202Bと第4導電部202Dとが、第2導電膜4Fと第2導電膜4Hとにより繋がれる。この第2導電膜4F、第2導電膜4Hは、第2導電部202Bと第4導電部202Dとの間の絶縁物1の外周面に沿ってそれぞれ配設された状態である。
こうして、第2導電部202B、第4導電部202D、第2導電膜4F、および第2導電膜4Hで、絶縁物1の一部において、外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)が覆われる。
各図において、第1導電部202A、第2導電部202B、第3導電部202C、第4導電部202Dに電圧を印加するための電圧源6と電線7、処理部8は、図1と同様に配線可能であり、本図における図示は便宜上省略する。
実施の形態1と同様に、特性検出部2は、上面Uの第1導電部202Aと第2導電部202Bとの間、側面Z1の第3導電部202Cと第4導電部202Dとの間に電圧を印加して絶縁物1の電気的特性を検出する。印加された電圧は、第1導電膜4Eと第1導電膜4G、第2導電膜4Fと第2導電膜4Hに対しても付加される。
こうして特性検出部2は、絶縁物1の外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)における絶縁物1の電気的特性を演算して検出する。
なお上記では、一対の電極の第1導電部202Aと第2導電部202B、一対の電極の第3導電部202Cと第4導電部202Dを、それぞれ絶縁物1の上面U上と側面Z1上における導電性物質208A、208Bの一部分とした。しかしながらこの構成に限るものではない。例えば、一対の電極の第1導電部202Aと第2導電部202B、一対の電極の第3導電部202Cと第4導電部202Dを、それぞれ絶縁物1の側面Z1上、側面Z2上における導電性物質208A、208Bの一部分としてもよい。
このように、異なる法線ベクトルを有する絶縁物の各面上における導電性物質208A、208Bの一部分をそれぞれ一対の電極とすれば、導電性物質208A、208Bのいずれの箇所に一対の電極を設定することも可能である。
図11は、本発明の実施の形態2による、図9とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ210Aの構成を示す斜視図である。
図12は、図11に示す絶縁劣化診断センサを、図11の矢印Y3の方向から見た断面図である。
前述の絶縁劣化診断センサ210と同様に、帯状の導電性物質208A、208Bが、互いに所定の距離を隔てて絶縁物1上に配置され、絶縁物1の一部において、その外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)を覆う。ここでは、絶縁物1の下面Dにおける導電性物質208A、208Bの一部分を、第3導電部202C、第4導電部202Dとする。
また、実施の形態1に示した、第1貫通穴3Aと、第2貫通穴3Bとを備え、これらの第1貫通穴3A、第2貫通穴3B内にそれぞれ配設される、第1導電体としての第1ボルト4Aと、第2導電体としての第2ボルト4Bとを更に備える。
こうして、絶縁物1の上面Uの第1導電部202Aと下面Dの第3導電部202Cとは、第1導電膜4Eと第1導電膜4Gとにより電気的に接続されると共に、第1ボルト4Aにより電気的に接続された状態となる。
また、絶縁物1の上面Uの第2導電部202Bと下面Dの第4導電部202Dとは、第2導電膜4Fと第2導電膜4Hとにより電気的に接続されると共に、第2ボルト4Bにより電気的に接続された状態となる。
こうして、絶縁劣化診断センサ210Aは第1ボルト4A、第2ボルト4Bを備えるため、図9に示した絶縁劣化診断センサ210と比較して、絶縁物1の外周面の一周全体(上面U、下面D、側面Z1、側面Z2)に印加される電圧のバラツキを抑制できる。
図13は、本発明の実施の形態2による、図9、図11とは異なる構成の絶縁劣化診断センサ210Bの構成を示す斜視図である。
図14は、図13に示す絶縁劣化診断センサを、図13の矢印Y2の方向から見た断面図である。
この絶縁劣化診断センサ210Bでは、円柱形状の絶縁物1Aを用いる。
前述した絶縁劣化診断センサ210、210Aと同様に、帯状の導電性物質208A、208Bが、互いに所定の距離を隔てて絶縁物1A上に配置され、絶縁物1Aの一部において、その外周曲面の一周全体を覆う。この絶縁物1Aの外周面の一周全体を覆う導電性物質の任意の部分を、実施の形態1に示した一対の電極に相当させる。
例えば、図13の図中手前側(図14では図中右側)の面上において、導電性物質208A、208Bの一部を、第1導電部202A、第2導電部202Bとする。また、図13の図中奥側(図14では図中左側)の面上において、導電性物質208A、208Bの一部分を、第3導電部202C、第4導電部202Dとする。
図13の図中手前側(図14では図中右側)の接平面の単位法線ベクトルV1と、図13の図中奥側(図14では図中左側)の接平面の単位法線ベクトルV2の方向は異なる。
また、第1貫通穴3Aと、第2貫通穴3Bと、第1ボルト4A、第2ボルト4Bとを備えた構成としている。
前述した絶縁劣化診断センサ210、210Aと同様に、導電性物質208Aの残りの部分を、第1導電膜4E、第1導電膜4Gとする。よって、第1導電部202Aと第3導電部202Cとが、第1導電膜4Eと第1導電膜4Gとにより繋がれる。
また、導電性物質208Bの残りの部分を、第2導電体としての第2導電膜4F、第2導電膜4Hとする。よって、第2導電部202Bと第4導電部202Dとが、第2導電膜4Fと第2導電膜4Hとにより繋がれる。
こうして、第1導電部202Aと第3導電部202Cと第1導電膜4Eと第1導電膜4Gとで、絶縁物1Aの一部において、外周曲面の一周全体が覆われる。また、第2導電部202Bと第4導電部202Dと第2導電膜4Fと第2導電膜4Hとで、絶縁物1Aの一部において、外周曲面の一周全体が覆われる。
特性検出部2は、第1導電部202Aと第2導電部202Bとの間、第3導電部202Cと第4導電部202Dとの間に電圧を印加して、絶縁物1Aの外周曲面の一周全体における絶縁物1Aの電気的特性を処理部8により演算して検出する。
図15は、本発明の実施の形態2による、図9から図14に示した絶縁劣化診断センサと異なる構成の、絶縁劣化診断センサ210Cの構成を示す斜視図である。
図9から図14に示した絶縁劣化診断センサでは、導電性物質208A,208Bが、絶縁物1の一部において、外周面の一周全体を覆う例を示した。しかしながら、これに限定するものではない。例えば図15に示すような、導電性物質209A、209Bが、絶縁物1の一部において、外周面の一周全体の内の一部のみを覆う構成でもよい。
この場合、例えば、図15に示すように、絶縁物1の上面Uにおいて、導電性物質209A、209Bの一部分を第1導電部202A、第2導電部202Bとする。また、絶縁物1の下面D上において、導電性物質209A、209Bの一部分を、第3導電部202C、第4導電部202Dとする。
また、導電性物質209Aの残りの部分を、第1導電体としての第1導電膜4Gとする。よって、第1導電部202Aと第3導電部202Cとが、第1導電膜4Gにより繋がれる。
また、導電性物質209Bの残りの部分を、第2導電体としての第2導電膜4Hとする。よって、第2導電部202Bと第4導電部202Dとが、第2導電膜4Hにより繋がれる。
このように、図15に示すように、第1導電部202Aと第1導電膜4Gと第3導電部202C、および、第2導電部202Bと第2導電膜4Hと第4導電部202Dにより、絶縁物1の外周面の上面Uの一部、下面Dの一部、側面Z1を覆う構成としてもよい。
上記のように構成された本実施の形態の絶縁劣化診断センサ210、210A、210B、210Cによると、実施の形態1と同様の効果を奏し、特性検出部2は、少なくとも2つ以上の方向を向く各面における絶縁物1の電気的特性に基づいた、絶縁物1の電気的特性を検出できる。
さらに、各面に設けられた電極間を繋ぐように、第1導電膜4E、第1導電膜4G、第2導電膜4F、第2導電膜4Hが配置される。これにより、絶縁物1の各面における電気的特性の検出範囲を増やすことができ、絶縁物の表面劣化の診断精度を更に向上できる。
更に、外周面の一周全体における絶縁物1の電気的特性を検出できる。これにより、絶縁物1における電気的特性の検出範囲を更に増やすことができる。こうして、絶縁物の表面劣化の診断精度を更に向上できる。
こうして、主回路に用いられる絶縁物の適切な交換のタイミングを更に確実に把握できる。よって、主回路において地絡などが生じる前において予防的な保守保全業務を行うことができ、受配電設備の更なる安定的操業が可能になる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,1A,1B,1C,1D 絶縁物、2 特性検出部、2A 第1導電部、
2B 第2導電部、2C 第3導電部、2D 第4導電部、3A 第1貫通穴、
3B 第2貫通穴、4A 第1ボルト、4B 第2ボルト、4C 第1電線、
4D 第2電線、4E,4G 第1導電膜、4F,4H 第2導電膜、
10,10A,10B,10C,10D,10E,210,210A,210B,210C 絶縁劣化診断センサ、
M1 第1中間点、M2 第2中間点、V1,V2 単位法線ベクトル、U 上面、
D 下面、Z1,Z2 側面、H1,H2 接平面。

Claims (7)

  1. 絶縁物と、該絶縁物の電気的特性を検出する特性検出部とを備えた絶縁劣化診断センサにおいて、
    前記特性検出部は、所定の距離を隔てて配置される第1導電部および第2導電部と、所定の距離を隔てて配置される第3導電部および第4導電部とを有し、
    前記第1導電部と前記第2導電部との第1中間点と、前記第3導電部と前記第4導電部との第2中間点とは、それぞれ異なる方向の法線ベクトルを有する前記絶縁物の面上に配置され、
    前記第1導電部と前記第3導電部とは第1導電体により電気的に接続され、
    前記第2導電部と前記第4導電部とは第2導電体により電気的に接続され、
    前記特性検出部は、前記第1導電部と前記第2導電部との間、および前記第3導電部と前記第4導電部との間に電圧を印加して、前記絶縁物の電気的特性を検出する、
    絶縁劣化診断センサ。
  2. 前記絶縁物を貫通する第1貫通穴と第2貫通穴とを備え、
    前記第1貫通穴は、前記第1導電部と前記第3導電部の配置位置に、各端部がそれぞれ形成されるように配設され、
    前記第2貫通穴は、前記第2導電部と前記第4導電部の配置位置に、各端部がそれぞれ形成されるように配設され、
    前記第1導電体は前記第1貫通穴内に配設され、前記第2導電体は前記第2貫通穴内に配設される、
    請求項1に記載の絶縁劣化診断センサ。
  3. 前記第1導電体および前記第2導電体は、金属製のボルトである、
    請求項2に記載の絶縁劣化診断センサ。
  4. 前記第1導電体は、前記第1導電部と前記第3導電部とを繋ぐように、前記第1導電部と前記第3導電部との間の前記絶縁物の外周面に沿って配置され、
    前記第2導電体は、前記第2導電部と前記第4導電部とを繋ぐように、前記第2導電部と前記第4導電部との間の前記絶縁物の外周面に沿って配置される、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の絶縁劣化診断センサ。
  5. 前記第1導電部、前記第3導電部、および前記第1導電体で、前記絶縁物の外周面の一周全体が覆われ、
    前記第2導電部、前記第4導電部、および前記第2導電体で、前記絶縁物の外周面の一周全体が覆われる、
    請求項4に記載の絶縁劣化診断センサ。
  6. 前記第1導電部と前記第2導電部との前記第1中間点と、前記第3導電部と前記第4導電部との前記第2中間点は、それぞれの単位法線ベクトルの内積が−1となる、前記絶縁物の一対の面上に配置される、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の絶縁劣化診断センサ。
  7. 前記絶縁物の断面形状は、直方形、長円形、曲面形、三角形、のいずれか一つである、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の絶縁劣化診断センサ。
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