JP2018184273A - エレベーター装置及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1つの休止スイッチで2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させることを可能とし、幅広く顧客要望に応じることができること。
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するために、既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤1Aが設置されていて、前記エレベーターA、Bの休止運転が、前記ホール操作盤1Aに設置されている休止スイッチ6を操作することにより行われる。前記休止スイッチ6は2つの接点a及びbを有し、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線を介して前記エレベーターA、Bを制御する制御盤A、Bに接続され、前記休止スイッチを操作して前記接点aをONした際には、その信号を前記制御盤Aに送信して前記エレベーターAを、前記休止スイッチを操作して前記接点bをONした際には、その信号を前記制御盤Bに送信して前記エレベーターBを休止運転することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、上記課題を解決するために、既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤1Aが設置されていて、前記エレベーターA、Bの休止運転が、前記ホール操作盤1Aに設置されている休止スイッチ6を操作することにより行われる。前記休止スイッチ6は2つの接点a及びbを有し、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線を介して前記エレベーターA、Bを制御する制御盤A、Bに接続され、前記休止スイッチを操作して前記接点aをONした際には、その信号を前記制御盤Aに送信して前記エレベーターAを、前記休止スイッチを操作して前記接点bをONした際には、その信号を前記制御盤Bに送信して前記エレベーターBを休止運転することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明はエレベーター装置及びその運転方法に係り、特に、既設の2台のエレベーターを1つの休止スイッチを操作して、2台のエレベーターそれぞれを個別に休止させるものに好適なエレベーター装置及びその運転方法に関する。
一般に、既設のエレベーターの休止運転を行う場合には、ホール操作盤に設けた休止スイッチを操作する必要があり、エレベーター1台を休止させるにあたり1つの休止スイッチが必要であった。また、既設のエレベーターが2台ある場合には、休止スイッチを2つ使用し、2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させる方式と、休止スイッチを1つだけとし、2台のエレベーターを同時に休止させる方式がある。
なお、既設の2台のエレベーターが同一建屋内に設置されている先行技術文献としては、特許文献1を挙げることができる。この特許文献1には、同一建屋内に2台並設して設けられた群管理エレベーター用乗場表示装置が記載されている。
しかしながら、上述した従来技術では、2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させる場合、休止スイッチが2つ必要となる。
特に、リニューアル物件に関しては、ホール操作盤を新製品に交換する場合、既設の操作盤収納スペースを流用しなければならないことがあり、新製品のホール操作盤を既設の収納スペースに納めるためには、休止スイッチが1つしか付けられない場合があるため、エレベーター2台に対して1つの休止スイッチで同時に休止、又は片方のエレベーターのみを休止といった運用をしており、2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させることができず顧客の要望に答えられないケースがあった。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、1つの休止スイッチで2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させることを可能とし、幅広く顧客要望に応じることのできるエレベーター装置及びその運転方法を提供することにある。
本発明のエレベーター装置は、上記目的を達成するために、既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤が設置されていて、前記エレベーターA、Bの休止運転が、前記ホール操作盤に設置されている休止スイッチを操作することにより行われるエレベーター装置であって、前記休止スイッチは2つの接点a及びbを有し、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線を介して前記エレベーターA、Bを制御する制御盤A、Bに接続され、前記休止スイッチを操作して前記接点aをONした際には、その信号を前記制御盤Aに送信して前記エレベーターAを、前記休止スイッチを操作して前記接点bをONした際には、その信号を前記制御盤Bに送信して前記エレベーターBを休止運転することを特徴とする。
また、本発明のエレベーター装置の運転方法は、上記目的を達成するために、既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤に設置されている休止スイッチを操作することにより、前記エレベーターA、Bの休止運転が行われるエレベーター装置の運転方法であって、前記休止スイッチにキーを差し込み、休止させるエレベーターが前記エレベーターAなら左方向に、前記エレベーターBなら右方向に一定時間前記キーを回す工程Aと、前記キーの操作により、前記ホール操作盤に設置されている前記エレベーターA、Bのそれぞれの運転状態を示す信号灯A、Bの前記キーを回した側の信号灯A又はBに「休止」が点灯する工程Bと、前記信号灯A又はBに「休止」が点灯するタイミングで前記キーを回した側の前記エレベーターA又はBは休止運転を開始し、任意に設定された休止階へ移動を開始する工程Cと、休止運転を開始した前記エレベーターA又はBがかご呼びがある階に着床しながら休止階まで移動する工程Dと、休止階に着床後、前記ホール操作盤に設置されているかご位置表示灯が消灯し、前記信号灯A又はBに「休止」を表示した状態で前記エレベーターA又はBが休止する工程Eと、1台の前記エレベーターA又はBのみを休止状態にする場合は操作を終了し、2台の前記エレベーターA又はBとも休止状態にする場合は前記工程Aから前記工程Eの手順を繰り返し行い、対象の前記エレベーターA、Bを全て休止させる工程Fとを行うことを特徴とする。
本発明によれば、1つの休止スイッチで2台のエレベーターをそれぞれ個別に休止させることを可能とし、幅広く顧客要望に応じることができる。
以下、図示した実施例に基づいて本発明のエレベーター装置及びその運転方法を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1から図3に、本発明のエレベーター装置の実施例1を示し、図1は、本発明のエレベーター装置の実施例1に採用されるホール操作盤の全体構成を、図2は、本発明のエレベーター装置の実施例1に採用されるホール操作盤に設けた休止スイッチの例を、図3は、本発明のエレベーター装置の実施例1に採用されるホール操作盤に設けた休止スイッチの配線例をそれぞれ示す。
図1に示すように、本実施例のエレベーター装置に採用されるホール操作盤1Aには、操作する人が見たときにエレベーターの状態が分かるようにエレベーターの移動する方向を示す方向灯2と、エレベーターのかごが何階にあるかを示すかご位置表示灯3と、休止中などエレベーターの運転状態を示す信号灯4A、4Bとが設置されている。また、操作する部分としてエレベーターのかご呼び釦5と休止スイッチ6が設置されている。
上記休止スイッチ6は、図2に示すように、2つの接点(図示しないが左号機(エレベーターA)の接点aと右号機(エレベーターB)の接点bを持つ)を持ち、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線7a及び7bを有するスプリングバック式のキースイッチであり、キーを差込み右側に回すと一方の接点bをONして休止運転用の入力信号を出し、一定時間入力信号が継続することで右号機(エレベーターB)が休止運転を行い、左側に回すともう一方の接点aをONして休止運転用の入力信号を出し、一定時間入力信号が継続することで左号機(エレベーターA)が休止運転を行う。
また、エレベーター休止後に平常運転に復帰する場合は、休止スイッチ6にキーを差込み右側に回すと一方の接点bがONして平常運転用の入力信号を出し、一定時間入力信号が継続することで右号機(エレベーターB)が平常運転に復帰し、キーを左側に回すと一方の接点aがONして平常運転用の入力信号を出し、一定時間入力信号が継続することで左号機(エレベーターA)が平常運転に復帰する構成となっている。
なお、休止スイッチ6は、スプリングバック式のキースイッチとなっているため、右側若しくは左側にキーを回した後は自動的に中央の位置に戻る。
また、ホール操作盤1Aに設けた休止スイッチ6の配線例を示す図3のように、休止スイッチ6の2つの接点a及びbに接続される2本の引き出し線7a及び7bを塔内ケーブル9を使用して機械室11まで敷設し、左号機(エレベーターA)10A休止用の接点aを左号機用制御盤8Aに引き込み、右号機(エレベーターB)10B休止用の接点bを右号機用制御盤8Bに引き込むことで、休止スイッチ6の入力信号をそれぞれ取り込み休止運転の制御を可能とするものである。
即ち、本実施例では、休止スイッチ6は2つの接点a及びbを有し、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線7a及び7bを介して右号機(エレベーターB)10B、左号機(エレベーターA)10Aを制御する左号機用制御盤8A及び右号機用制御盤8Bに接続され、休止スイッチ6を操作して接点bをONした際には、その信号を右号機用制御盤8Bに送信して右号機(エレベーターB)10Bを、休止スイッチ6を操作して接点aをONした際には、その信号を左号機用制御盤8Aに送信して左号機(エレベーターA)10Aを休止運転する。
具体的には、休止スイッチ6はスプリングバック式キースイッチであり、このスプリングバック式キースイッチにキーを差込み、右側に回すと一方の接点bが動作して休止運転用の入力信号を右号機用制御盤8Bに送信し、一定時間入力信号が継続することで左号機(エレベーターB)10Bが休止運転を行い、キーを左側に回すともう一方の接点aが動作して休止運転用の入力信号を左号機用制御盤8Aに送信し、一定時間入力信号が継続することで右号機(エレベーターA)10Aが休止運転を行うものである。
図4から図6は、任意の階に設置した休止スイッチ6を使用し、エレベーターの右号機(エレベーターB)10Bのみを任意の休止階に休止させるまでの一連の動作を示す。
図4に、本発明のエレベーター装置の実施例1に採用されるホール操作盤1Aに設けた休止スイッチ6による休止運転操作前の状態を示す。
該図において、休止スイッチ6を一定時間右側に回すことで右号機用の信号灯4Bに「休止」が点灯し、右号機(エレベーターB)10Bが休止運転に移行する(図5の状態)。信号灯4Bに「休止」を点灯することで、休止スイッチ6の操作者は、エレベーターの運転状態が休止運転に移行したと認知することが可能となる。
休止運転を開始した右号機(エレベーターB)10Bは、任意に設定した休止階に着床後に休止状態となり、かご位置表示灯3が消灯し、信号灯4Bの「休止」のみ点灯した状態となる(図6の状態)。
なお、エレベーターの休止中の信号灯4A又は4Bの「休止」表示は、休止スイッチ6の設置階若しくは他階での表示も設定が可能である。
本実施例のホール操作盤1Aに設けた休止スイッチ6によるエレベーターの休止までの運転方法について、図7を用いて説明する。
該図に示すように、本実施例のエレベーターの休止までの運転方法は、休止スイッチ6にキーを差し込み、休止させる号機が左号機(エレベーターA)10Aなら左方向に、右号機(エレベーターB)10Bなら右方向に一定時間、例えば0.5秒間キーを回す工程A(手順S1)と、キーの操作により、キーを回した側の信号灯4A又は4Bに「休止」が点灯する工程B(手順S2)と(なお、キーを回す時間が0.5秒に満たない場合は、エレベーターが休止運転に切り替わらないことを操作者が認知できないことを防止するために信号灯4A又は4Bに「休止」を表示させない制御を行う)と、信号灯4A又は4Bに「休止」が点灯するタイミングでキーを回した側の左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10Bは休止運転を開始し、任意に設定された休止階へ移動を開始する工程C(手順S3)と、休止運転を開始した左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10Bが、かご呼びがある階に着床しながら休止階まで移動する工程D(手順S4)と、休止階に着床後、かご位置表示灯3を消灯し、信号灯4A又は4Bに「休止」を表示した状態で左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10Bが休止する工程E(手順S5)と、1台の左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10Bのみを休止状態にする場合は操作を終了し、2台の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bとも休止状態にする場合は、工程A(手順S1)から工程E(手順S5)を繰り返し行い、対象の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bを全て休止させる工程F(手順S6)とを行う。
また、本実施例のホール操作盤1Aに設けた休止スイッチ6によるエレベーターを休止状態から平常運転に復帰させるまでの運転方法について、図8を用いて説明する。
該図に示すように、本実施例のエレベーターの休止状態から平常運転に復帰させるまでの運転方法は、休止状態から平常運転に復帰させるエレベーターが左号機(エレベーターA)10Aなら左方向に、右号機(エレベーターB)10Bなら右方向に一定時間キーを回す工程G(手順S7)と、キーの操作により、このキーを回した側の信号灯4A又は4Bの「休止」が消灯する工程H(手順S8)と、信号灯4A又は4Bの「休止」が消灯するタイミングでキーを回した側の左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10Bが休止状態から平常運転に復帰する工程I(手順S9)と、復帰するエレベーターが1台の左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10B場合は操作を終了し、復帰するエレベーターが2台の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bとも休止状態から平常運転に復帰する場合は工程Gから工程Iの手順を繰り返し、対象の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bを全て平常運転に復帰させる工程J(手順S10)とを行う。
このような本実施例とすることにより、2台の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bの休止操作を、1つのキースイッチで実施することができることは勿論、リニューアル物件に関しては、既設のホール操作盤収納スペース等の限られたスペースへの操作盤設置も可能となる。
従って、本実施例によれば、1つの休止スイッチで2台の左号機(エレベーターA)10A、右号機(エレベーターB)10Bをそれぞれ個別に休止させることを可能とし、幅広く顧客要望に応じることができる
図9に、本発明のエレベーター装置の実施例2に採用されるホール操作盤の全体構成を示す。
実施例1では、エレベーターの休止手段として、従来の休止スイッチの操作方法と比較し大きな差異がない方法を上げたが、前記以外の休止スイッチ6としてスプリングバック式のキースイッチの代替となるようなものを使用してもよい。
例えば、図9に示すように、ホール操作盤1Bに鍵付きのスライドカバー12を設け、その中に小スペースでも設置可能な波型スイッチ13を左号機(エレベーターA)10A用、右号機(エレベーターB)10B用に2つ設け、波型スイッチ13を休止側にした号機(左号機(エレベーターA)10A又は右号機(エレベーターB)10B)は、実施例1と同様に休止運転を行い、任意に設定した休止階に着床する。
即ち、波型スイッチ13は、左号機(エレベーターA)10A用及び右号機(エレベーターB)10B用の2つがホール操作盤1Bにスライドカバー12に覆われて設置され、左号機(エレベーターA)10A用の波型スイッチ13が操作された際には、接点aが動作して休止運転用の入力信号を左号機用制御盤8Aに送信することで左号機(エレベーターA)10Aが休止運転を行い、右号機(エレベーターB)10B用の波型スイッチ13が操作された際には、接点bが動作して休止運転用の入力信号を右号機用制御盤8Bに送信することで右号機(エレベーターB)10Bが休止運転を行う。
ただし、実施例2の場合は、実施例1のスプリングバック式のキースイッチを用いた休止スイッチ6とは異なり、自動で接点が離れることがなく、波型スイッチ13を休止側にすることで入力が入り続けるため、波型スイッチ13を操作した段階で信号灯4A又は4Bに「休止」を点灯させる必要はなく、従来の休止運転時と同様にエレベーターが任意に設定した休止階に停止したタイミングで信号灯4A又は4Aに「休止」を点灯させればよい。
このような本実施例の構成であっても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
なお、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1A、1B…ホール操作盤、2…方向灯、3…かご位置表示灯、4A、4B…信号灯、5…かご呼び釦、6…休止スイッチ、7a、7b…引き出し線、8A…左号機用制御盤、8B…右号機用制御盤、9…塔内ケーブル、10A(エレベーターA)…左号機、10B(エレベーターB)…右号機、11…機械室、12…スライドカバー、13…波型スイッチ。
Claims (8)
- 既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤が設置されていて、前記エレベーターA、Bの休止運転が、前記ホール操作盤に設置されている休止スイッチを操作することにより行われるエレベーター装置であって、
前記休止スイッチは2つの接点a及びbを有し、それぞれの接点a及びbがそれぞれ引き出し線を介して前記エレベーターA、Bを制御する制御盤A、Bに接続され、前記休止スイッチを操作して前記接点aをONした際には、その信号を前記制御盤Aに送信して前記エレベーターAを、前記休止スイッチを操作して前記接点bをONした際には、その信号を前記制御盤Bに送信して前記エレベーターBを休止運転することを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項1に記載のエレベーター装置において、
前記休止スイッチはスプリングバック式キースイッチであり、
前記スプリングバック式キースイッチにキーを差込み、右側に回すと一方の接点bが動作して休止運転用の入力信号を前記制御盤Bに送信し、一定時間入力信号が継続することで前記エレベーターBが休止運転を行い、キーを左側に回すともう一方の接点aが動作して休止運転用の入力信号を前記制御盤Aに送信し、一定時間入力信号が継続することで前記エレベーターAが休止運転を行うことを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項2に記載のエレベーター装置において、
前記ホール操作盤には、前記エレベーターA、Bそれぞれの運転状態を示す信号灯A、Bが設置されており、
前記スプリングバック式キースイッチにキーを差込み、一定時間右側に回すことで前記エレベーターB用の信号灯Bに「休止」が点灯し、前記エレベーターBが休止運転に移行することを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項2又は3に記載のエレベーター装置において、
前記エレベーターA、Bが休止した後に平常運転に復帰する際には、前記スプリングバック式キースイッチにキーを差込み、右側に回すと一方の接点bが動作して平常運転用の入力信号を前記制御盤Bに送信し、一定時間入力信号が継続することで前記エレベーターBが平常運転を行い、キーを左側に回すともう一方の接点aが動作して平常運転用の入力信号を前記制御盤Aに送信し、一定時間入力信号が継続することで前記エレベーターAが平常運転を行うことを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項1に記載のエレベーター装置において、
前記休止スイッチは波型スイッチであり、
前記波型スイッチは、前記エレベーターA用及びB用の2つが前記ホール操作盤にスライドカバーに覆われて設置され、前記エレベーターA用の前記波型スイッチが操作された際には、前記接点aが動作して休止運転用の入力信号を前記制御盤Aに送信することで前記エレベーターAが休止運転を行い、前記エレベーターB用の前記波型スイッチが操作された際には、前記接点bが動作して休止運転用の入力信号を前記制御盤Bに送信することで前記エレベーターBが休止運転を行うことを特徴とするエレベーター装置。 - 既設の2台のエレベーターA、Bに対して1つのホール操作盤に設置されている休止スイッチを操作することにより、前記エレベーターA、Bの休止運転が行われるエレベーター装置の運転方法であって、
前記休止スイッチにキーを差し込み、休止させるエレベーターが前記エレベーターAなら左方向に、前記エレベーターBなら右方向に一定時間前記キーを回す工程Aと、前記キーの操作により、前記ホール操作盤に設置されている前記エレベーターA、Bのそれぞれの運転状態を示す信号灯A、Bの前記キーを回した側の信号灯A又はBに「休止」が点灯する工程Bと、前記信号灯A又はBに「休止」が点灯するタイミングで前記キーを回した側の前記エレベーターA又はBは休止運転を開始し、任意に設定された休止階へ移動を開始する工程Cと、休止運転を開始した前記エレベーターA又はBがかご呼びがある階に着床しながら休止階まで移動する工程Dと、休止階に着床後、前記ホール操作盤に設置されているかご位置表示灯が消灯し、前記信号灯A又はBに「休止」を表示した状態で前記エレベーターA又はBが休止する工程Eと、1台の前記エレベーターA又はBのみを休止状態にする場合は操作を終了し、2台の前記エレベーターA、Bとも休止状態にする場合は前記工程Aから前記工程Eの手順を繰り返し行い、対象の前記エレベーターA、Bを全て休止させる工程Fとを行うことを特徴とするエレベーター装置の運転方法。 - 請求項6に記載のエレベーター装置の運転方法において、
前記工程Aで前記キーを回す時間が所定の時間に満たない場合は、前記信号灯A又はBに「休止」を表示させないことを特徴とするエレベーター装置の運転方法。 - 請求項6又は7に記載のエレベーター装置の運転方法において、
前記エレベーターA、Bが休止した後に平常運転に復帰する際には、休止状態から平常運転に復帰させるエレベーターが前記エレベーターAなら左方向に、前記エレベーターBなら右方向に一定時間前記キーを回す工程Gと、前記キーの操作により、前記キーを回した側の前記信号灯A又はBの「休止」が消灯する工程Hと、前記信号灯A又はBの「休止」が消灯するタイミングで前記キーを回した側の前記エレベーターA又はBが休止状態から平常運転に復帰する工程Iと、復帰するエレベーターが1台の場合は操作を終了し、復帰するエレベーターが2台とも休止状態から平常運転に復帰する場合は前記工程Gから前記工程Iの手順を繰り返し、対象の前記エレベーターA、Bを全て平常運転に復帰させる工程Jとを行うことを特徴とするエレベーター装置の運転方法。
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