JP2018183654A - 自在長ねじのデザイン及び切断用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】いくつかの所定の位置の内、任意の位置で切断可能な軸を有することを特徴とする、長さ調節可能な骨ねじを提供する。【解決手段】長さ調節可能な骨ねじは、同じか又は異なる初期長さを有する多くの骨ねじを含むキットの形で提供されることもある。これらのねじは、外科的処置に先立って又はその最中に所望の長さに切断し、外科的処置において使用することが可能である。長さ調節可能な骨ねじは、複数の、ねじ山が切られた軸区間を有し、それらは複数の、ねじ山が切られていない軸区間によって、軸の長さに沿って分離されている。ねじ山が切られた区間が、少なくとも2つの、長手方向に軸に沿って延びる切断溝を有することが好ましい。本発明は、長さ調節可能な骨ねじと、長さ調節可能な骨ねじを製造するための方法と、長さ調節可能な骨ねじをサイズ決めするための方法と、複数の長さ調節可能な骨ねじを製造するための方法とを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は一般に、自在長骨ねじに関し、外科的処置の間又はその準備時に、ねじを適切な長さに切断するために用いられる器具に関する。
多くの外科的処置の最中に、外科医は、骨ねじを用いる必要に迫られる。よくある例としては、骨折の修復のために骨接合板を用いる際に、骨ねじが、骨接合板をその位置に固定するために用いられる。骨が癒えるまで、骨ねじはその場所に、骨接合板とともに残され、その後、取り除かれるか、又はそのままその場所に残される。
外科医は、ある特定の外科的処置において、さまざまに異なる長さ及びサイズの骨ねじを用いることが必要とされる場合がある。それゆえ、手術スタッフは、処置中に利用できるように、比較的大量の骨ねじのストックを用意する必要がある。こうしたストックの必要に歯止めをかけられれば、それは、外科チームにとって、コストをかなり削減できるということになる。
これまでに、この問題に対処するための、骨ねじのデザイン及びシステムが提案されてきた。例えば、ドイツ特許出願公開第19943594 A1号は、複数の互いに分離されたねじ山セグメントを有し、ねじ山セグメントにねじが分割されている、あるタイプのねじのデザインを開示している。また、米国特許出願公開第2003/0229354 A1号は、ねじの長さを調整するために、切断治具の助けを借りて切断することが可能である骨ねじを開示している。
そのねじの長さを調節するために、外科的処置に先立って又は処置の最中に即座に切断できて、かつ、その骨ねじが外科的処置において即座に使用可能であるような骨ねじのデザインを提供することが、当該技術分野では必要とされている。また、ねじを所望の長さに切断するのに用いられる切断用器具も、必要とされている。
本発明は、外科的処置に先立って又はその最中に、手術スタッフにより、所望の長さに調節可能である、自在長外科用骨ねじのデザインと、ねじを所望の長さに切断するための器具又は工具と、複数のそのようなねじ及び任意追加的に切断用工具を含むキットと、外科的処置の最中に、全体的なシステムを用いるための方法と、に関する。
自在長骨ねじは、ねじが骨に挿入される外科手術において用いるために、所望の長さに調節され得る。1つの実施形態においては、骨ねじは、ねじ頭部と軸の遠位先端との間に延びる軸区間を備える。ねじ頭部は、ねじ頭部の近位端から、ねじ頭部の遠位端に向かって延びる長さを有するが、この遠位端は、ねじ軸が始まる位置である。ねじ、またそれゆえにねじ軸は、好ましくはねじの中心を通って延びる長手方向軸線を有するが、好ましくは丸い外周を有する。ねじは、軸に沿って長手方向の分離した位置にある複数の、ねじ山を切られた部位と、軸に沿って長手方向の分離した位置にある複数の、ねじ山を切られていない部位と、を有し、ねじ山を切られた部位は、ねじ山を切られていない部位により長手方向に分離され、ねじ山を切られた部位は、軸の周りに少なくとも部分的に円周方向に延びる一連のねじ山を含む。複数の、ねじ山を切られた部位はそれぞれ、少なくとも1つの、好ましくは少なくとも2つの切断溝を有し、それぞれの切断溝は、ねじ軸内に径方向に形成され、ねじ山を切られた部位の長さに沿って、長手方向に延びる切り欠き又は凹部より画定される。切断溝は、軸の周りに円周方向に延びる、好ましくは少なくとも2つのねじ山セグメント(2つの溝に対応する)に分割し、ねじ山を切られた部位のねじ山を、ねじ山が軸の周りに連続的に円周方向には延びないようにする。
骨ねじの長さは、手術スタッフにより、外科的処置に先立って又はその最中に、調節され得る。1つの実施形態においては、切断用工具とともに使用されるように意図されている、長さ調節可能な、ある初期長さを有する骨ねじを切断するための工具が、第1アームと、第1アームに枢動可能に接続された第2アームとを備える。工具は、第2アーム内に、長手方向に、第2アームに沿って延び、骨ねじを受容するように構成されている、第1の細長い開放式チャネルであって、ねじの初期長さよりも短い、骨ねじの切断後の長さを反映する複数の指標を有するチャネルを、更に備え得る。工具はまた、第1アーム又は第2アームに結合され、露出した切断面を有する切断用ブレードも含み得るが、切断用ブレードは、第1アーム及び第2アームを、互いに向けて枢動すると、切断面が、骨ねじの前記軸に接触し、骨ねじ軸をせん断し、骨ねじを切断後の長さに切断するように、アーム上に位置決めされる。
また本発明は、ねじが骨に挿入される外科手術又は外科的処置において用いるための複数の、長さ調節可能な骨ねじを含む、キットも提供する。キットは、本明細書で説明するような、複数の、長さ調節可能な骨ねじを備え得る。キット内の骨ねじは、それぞれが同じ初期長さと、ねじの長さを調節するための所望のセグメント長さとを有し得る。またキットは、本明細書に記述されるように、さまざまな初期長さの長さ調節可能な骨ねじであって、それらさまざまな初期長さのねじに対するさまざまなセグメント調節長さの骨ねじをも含み得る。
また、本発明は、外科的処置を実行するためのさまざまな方法をも提供する。1つの実施形態においては、複数の長さ調節可能な骨ねじを用いて外科的処置を実行するための方法が提供されるが、その方法においては、手術スタッフの一員が、少なくとも1本の、好ましくは複数本の長さ調節可能な骨ねじの長さを、本明細書に説明されるように切断する。次に、手術スタッフは切断後の長さの骨ねじを、骨に挿入することで、外科的処置に用いる。骨接合板、又は髄内杆体若しくは髄内釘のような固定装置を用いて、又はそれを用いずに骨折に対処するために、ねじは用いられ得る。
前述の概要、並びに、以下のある好ましい実施形態の詳細な説明は、添付の図式的な図面と併せて読むと、より理解が深まる。本発明を説明する目的のために、図面は、現在好ましい実施形態を示す。しかしながら、本発明は、図面に開示される特定の手段に限定されない。図面において、
本開示の1つの実施形態による、外科用骨ねじの斜視図である。 図1に示した骨ねじの長手方向断面図である。 図1に示した骨ねじの断面図である。 図1に示した骨ねじの詳細な長手方向断面図である。 本発明の切断用工具の1つの実施形態の斜視図である。 図6の切断用工具に用いられ得る切断用ブレードの1つの実施形態の斜視図である。 本発明の切断用工具の他の実施形態の斜視図である。
以下の説明では、特定の用語は、単に便宜上使用され、限定なものではない。用語「右」、「左」、「下方」、及び「上方」は、参照する図面内での方向を指定する。用語「近位に」及び「遠位に」は、外科器具を使用する外科医に向かう方向、及びその外科医から離れる方向を、それぞれ指す。専門用語には、前述で列挙した語、その派生語、及び同様の意味を有する語が含まれる。
図1と、図1の長手方向の断面図である図2とを参照すると、本発明の1つの実施形態による骨ねじ10が示されている。骨ねじ10は、軸12を有する。軸12は、ねじ山パターン14を有する。骨ねじ10は、頭部16、遠位先端18、及び長手方向軸線LAを有するが、頭部16は、ドライバーと係合するための、少なくとも1つの開口部をその近位面上に有する。ねじは、業界で採用されている任意のねじ山径を有するように提供され得る。典型的な直径の例としては、1.0mm、1.3mm、1.5mm、2.0mm、2.4mm、2.7mm、3.5mm、4.0mm、4.5mm、及び6.5mmが挙げられる。ねじは、好ましくは、ステンレス鋼やチタンのような金属製である。ねじは、生体吸収性及び生体適合性のある材料製でもあり得る。例としては、ポリ−L−ラクチド酸(PLLA)又はその等価物が挙げられる。ねじ10は、軸12の近位区間にはねじ山を有さず、遠位区間には下に説明するようなねじ山のデザインを有するラグねじでもあり得る。
骨ねじ10の軸12は、手術で必要とされるところによって、さまざまな任意の長さに切断されるように設計されている。図1に示すように、骨ねじ10は、頭部16の近位端から遠位先端18まで延びる、製造時点の、初期の、又は第1の長さL1を有する。図1に描かれているように、軸12は、好ましくは、不連続なねじ山パターン14を有する。「不連続な」とは、軸12の長手方向に沿って、分離しているねじ山部位20に、ねじ山が存在し、軸12がねじ山を切られていない部位22をも含んでいることを意味している。ねじ山部位20は、軸12に沿って、近位側開始点24から遠位側終了点25に延びている。また、ねじ山を切られていない部位22は、遠位点26で終端となり、点25で開始されている。1つの好ましい実施形態においては、ねじ山部位20及びねじ山が切られていない部位22は、それぞれの傍らに交互に配置されている。
図1に描かれているように、骨ねじ10は、さまざまな長さに切断、又はセグメント化され得る。ねじ10は、初期長さL1を有する。手術スタッフは、ねじ10を、その長手方向の、先端18近くのある点で切断することによって、ねじ10の長さを短くすることができる。手術スタッフがねじ10を、ねじ山を切られていない部位22のうちの1つに沿ったある1点で切断することが好ましく、かつ、そのねじ山を切られていない部位22の遠位側終了点26で切断することが、より好ましい。図1に描かれているように、ねじ山部位20の開始点24と、隣接したねじ山を切られていない部位の遠位側終了点26との間の距離は、あらかじめ決められた距離L2であり得る。距離L2は、軸12の長手方向に均一であり得るが、それぞれの区間L2ごとに、それぞれ異なっている場合もある。すなわち、図に描かれているように、距離L2は一定であり得る。あるいは、他の実施形態においては、軸12はさまざまな異なる長さL2を有するように作られていてもよい。このように、例えば、ねじは、元々の長さ、約50mm(L1)を有していてよく、かつ、約4mmである均一な長さL2を有していて、ねじ長が、46mm、42mm、38mm、34mm、30mm等の長さに短縮され得るようになっていてよい。
本発明の骨ねじ10は、さまざまな初期長さL1と、設計上のかつ所望の切断長さによって漸次短縮されるセグメント長さL2と、を有することができる。例えば、元々の長さL1は、10mm〜150mmの間の任意の長さであってよく、セグメント刻み幅L2は、2mm〜10mmの間の任意の長さであってよく、好ましくは、互いに2mm、4mm、又は5mmの間が空けてあると良い。例えば、皮質性骨ねじの好ましい初期長さL1は、8mm〜70mmで、2mm間隔(例えば、6mm、8mm、10mm、12mm等)の任意のものであり、これらのねじに対して、セグメント刻み幅L2は、2mm又は4mmの刻み幅であり得る。特に好ましい皮質性ねじは、24mm、40mm、50mm、60mm、又は70mmの初期長さL1と、2mm、4mm、又は5mmのセグメント刻み幅L2と、を有する。また、例えば、海綿性骨ねじの好ましい初期長さL1は、8mm〜150mmで、2mm間隔(例えば、6mm、8mm、10mm、12mm等)の任意のものであり、これらのねじに対して、セグメント刻み幅L2は、2mm又は4mmの刻み幅であり得る。特に好ましい海綿性ねじは、50mm又は110mmの初期長さL1と、2mm、4mm、又は5mmのセグメント刻み幅L2と、を有する。その骨ねじは、一体式の軸を有する従来のねじ、又はカニューレを挿入された軸を有するねじであり得る。
骨ねじ10は、所望の手術用途によって、任意のタイプの頭部のデザインを有し得る。例えば、図1に示すように、骨ねじ10は、ねじ山を切られた、円錐形の頭部16を有する止めねじである。止めねじ10は、丸型又は球形の、ねじ山を切られた頭部16を有することもできる。ねじ10は、好ましくは、ねじ山を切られていない頭部16であり、丸型若しくは球形の頭部16、又は円錐形の頭部16を有する、止めねじではない従来型のねじでもあり得る。ねじ10は、頭部16の近位端から、第1の、ねじ山を切られていない部位22の遠位端まで延びる、一次最短長さL3を有する。1つの好ましい実施形態においては、ねじに対する一次長さL3は、セグメント刻み幅L2の長さの約2倍である。そのため、1つの実施形態においては、例えば、一次長さL3は8mmで、セグメント刻み幅L2は4mmであり得るが、それにより、ねじ長は、頭部16の近位端から遠位側への切断位置によって(また、これは、上述のすべての長さL1及びL2にも当てはまるが)、8mm〜12mm、16mm、20mm等の範囲となり得る。
図1に示すように、また、図3においてよりよく理解できるように、骨ねじ10の軸12に沿ってねじ山を切られた部位20に存在しているねじ山は、好ましくは部分的、円周方向ねじ山デザインである。この「部分的、円周方向ねじ山」が意味するのは、軸12に沿った、少なくとも1つの、好ましくは過半数の、及びより好ましくはそれぞれの、ねじ山を切られた部位20をなすねじ山15が、ねじ山の表面から内側に軸12へと延び、かつ軸12に沿って長手方向に延びる、少なくとも1本の、好ましくは複数の切断溝30を含んでいるということである。ねじ10は好ましくは、2本の互いに対向する(180度離間配置された)切断溝30を含むが、切断溝の数は、1本、2本、3本、4本、5本、6本、又はそれより多くてもよく、それらの溝が軸12の表面周り360°に等しい間隔で離間配置されていても、あるいは軸12の周りに等しくない間隔で離間配置されていてもよい。すなわち切断溝30は、周辺のねじ山パターン14を離間した周辺ねじ山セグメント39に分割するが、ねじ山セグメント39の数は、一般的には、切断溝30又は凹部31の数と等しくなっている。切断溝30は、ねじ10を、骨に穿孔された穴に、より容易に押し込むことができるような、自ら雌ねじを切る能力を有するねじ10を提供するように機能する。
図3に示すように、1つの実施形態においては、軸12が2本の切断溝30を含むことが好ましい。切断溝30は、さまざまな幾何学的形状のうちの任意のものをとり得るが、ねじ山部位20に切り欠き又は凹部31として形成される。切断溝は、第1エッジ36から第2エッジ38に延びる。好ましくは、切断溝30は、第1エッジ36と第2エッジ38との間の90°の直角の切り欠き31として形成され、かつ、第1側壁32と第2側壁34とを有する。しかしながら、切断溝30を形成している切り欠き31は、側壁32、34により形成される鈍角又は鋭角を有し得る。また、切断溝30を形成している切り欠き31は、例えば3つ又は4つの側壁のように、2つより多くの側壁を有し得る。他の実施形態においては、第1エッジ36から第2エッジ38へと延びる切断溝を形成している切り欠き31は、曲面であり得、好ましくは凹面である。単一のねじ山部位20のための切断溝30を形成する切り欠き31は、好ましくは、図3に示すような直角の切り欠きのような、同じ幾何学的形状である。しかしながら、本明細書に記載される形状のうちの任意のものの間で、ミックスして用いられてもよい。更に、切断溝30を形成している切り欠き31は、好ましくは、それぞれの離間されたねじ山部位20に対して、軸12に沿って同じである。しかしながら、前述のように、それぞれのねじ山部位は、ミックスされた切り欠きの幾何学的形状を有し得るだけでなく、個別のねじ山部位20に対する凹部の幾何学的形状は、互いに異なり、上述の幾何学的形状の任意の組み合わせであり得る。切り欠き31、それゆえすなわち切断溝30は、ねじ軸12の長手方向軸線LAに平行に延びることが好ましい。しかしながら、切り欠き31は、軸12内に、実質的に長手方向軸線LAに平行になるように形成され得るか、又は切り欠き31は、長手方向軸線LAから、1°、2°、5°、10°、15°、20°、30°、又は45°と等しい又はそれより大きな角度をなしていてよく、好ましくは、その角度は45°よりも小さく、より好ましくは、30°より小さく、また、いくつかの実施形態においては、1°〜45°であり、好ましくは、2°〜30°であり、より好ましくは、5°〜20°である。
切断溝30を形成する切り欠き又は凹部31の深さは、図3に示すように、好ましくは、例えば第1側壁32に対するような第1方向においては、切り欠き31が、距離Xによって示されるように、軸12の直径の中央線CL1を越えて延びている。1つの好ましい実施形態においては、中央線を超える距離Xは、約0.05mm〜0.25mmであり、より好ましくは、約0.05mm〜0.15mmであり、更により好ましくは、約0.10mmである。距離Xは、ねじ10の直径の約1%〜約10%、好ましくは約2%〜約6%、及びより好ましくは、約3%〜約5%でもあり得る。例えば、2.5mmの直径を有するねじ10に対しては、距離Xは約0.1mmである。他の実施形態においては、凹部31の第1側壁32の深さは、ねじ軸の直径の少なくとも10%、好ましくは少なくとも15%、より好ましくは少なくとも20%であり得る。なおこの深さは、軸12の表面からねじの中心線(例えばCL2)に平行に、切り欠き31の方向に計測する。第2の、第1の中央線CL1に平行で、第2の中央線CL2に垂直な方向の深さは、好ましくは第1の方向の深さよりも浅く、CL2に平行なこの方向の切り欠き31の深さは、好ましくは、ねじ10の軸12の直径の約5%〜約25%、より好ましくは、約10%〜約20%、より好ましくは約12.5%〜約17.5%である。このように、図3に好ましい実施形態に対するものが示されている、2つの切断溝30の互いに対向する第1側壁32の間の距離Yは、軸12の直径の約50%〜約90%、好ましくは約60%〜約80%、より好ましくは約65%〜約75%である。1つの実施形態においては、切断溝は、切断溝が形成されているねじ山を切られた部位20の全長にわたり延びているが、切断溝は、例えば、少なくとも1本の、好ましくは少なくとも2本の、長手方向に整列されているねじ山15のような、ねじ山を切られた部位の全長の一部分にのみわたって形成され得る。すなわち、1つの実施形態においては、切断溝が存在している、個々のねじ山を切られた部位20の全長の、少なくとも約10%、15%、20%、25%、35%、50%に沿って切断溝は延びることになる。1つの実施形態においては、切断溝は、第1の、最も遠位側の、ねじ山を切られた区間20から、連続して隣接するねじ山を切られた区間20を通って、頭部16に隣接するねじ山を切られた区間20に至るよう、少なくとも1本、2本、又は3本の連続する、長手方向に隣接したねじ山15に対して、軸12の全長に沿って形成される。すなわち、切断溝を形成する切り欠き31は、ねじ山を切られた区間20のそれぞれの全体に延びている必要はない。
本発明の1つの実施形態においては、ねじ山パターン14中の1本以上のねじ山15は、図2の部位Wを拡大した図4に示されるように、遠位部位42に沿ってテーパー形状になっていてもよい。テーパー形状のねじ山44は、好ましくは、特定のねじ山セグメント39に対し、特定のねじ山部位20内の最も遠位側のねじ山を形成するねじ山15である。実際には、テーパー形状のねじ山44は、少なくとも1つのねじ山セグメント39内の少なくとも1本のねじ山15となるであろう。しかしながら、好ましくは、テーパー形状のねじ山44は、特定のねじ山部位20内の、それぞれのねじ山セグメント39に対して、少なくとも1本のねじ山15に対するものになるであろう。軸に沿った複数のねじ山部位20に対する、それぞれのねじ山セグメント39内の少なくとも1本のねじ山15に対して、テーパー形状のねじ山44が作られるということもまた好ましい。1つの実施形態においては、軸に沿った過半数のねじ山部位20に対して、少なくとも1つのねじ山セグメント39内の、又はそれぞれのねじ山セグメント39に対して、少なくとも1本のねじ山15に対して、テーパー形状のねじ山44が設けられるであろう。他の実施形態においては、軸に沿ったねじ山部位20のそれぞれに対して、少なくとも1つのねじ山セグメント39内の、又はそれぞれのねじ山セグメント39に対して、少なくとも一本のねじ山15に対して、テーパー形状のねじ山44が設けられるであろう。前述の実施形態のそれぞれに対しては、テーパー形状のねじ山44は、少なくとも一本のねじ山15にではなく、複数のねじ山15にわたって延び得る。テーパー形状のねじ山44に対するテーパーは、図4の角度αにより示されるように、長手方向軸線LAから、好ましくは5°〜30°の角度であり、より好ましくは10°〜30°の角度であり、最も好ましくは、15°〜25°の角度である。図4に示すように、テーパー角αは、ねじ山を切られていない部位22が、その近位側開始点からねじ山を切られた区間20に隣接する遠位端に向かって、その外面23に沿ってテーパー形状になっているように、ねじ山を切られていない部位22に沿って延びるということもまた好ましい。
ねじ10は、さまざまな個別の既知の製造技術を用いて、本発明の、新規の手順工程によって形成され得る。1つの方法においては、ねじ10は、従来の方法で、その軸12に沿って完全に、ねじ山15で、ねじ切りがされていてよい。次に、軸12は、テーパー形状のねじ山44を形成するために工作機械によって加工され得るが、その加工により、ねじ山を切られていない部位22も形成され得る。次に、軸12は、切断溝30を形成するためにねじ山が切られた部位20に沿って切り欠き又は凹部31を作るために工作機械によって加工され得る。代替的な方法においては、ねじ10は、従来の方法で、その軸12に沿って完全に、ねじ山15でねじ切りがされてよく、次に、切断溝30を形成するために、軸12の長さ方向に切り欠き又は凹部31を作るために工作機械によって加工され得る。次に、軸12は、テーパー形状のねじ山44を形成するために工作機械によって加工され得るが、その加工により、ねじ山を切られていない部位22も形成され得る。
本発明はまた、骨ねじ10を適切な長さに切断するために用いられる切断用工具又は器具60も、その範囲に含む。図5に示すように、工具60に対する1つの実施形態においては、ねじ10が、工具60の1つのアームの長さ方向に延びるチャネル62内に置かれる。工具60は好ましくは、第1側壁面68、及び対向する第2側壁面69を有する複数の壁64からなる。これらの側壁面68、69は、ねじ10の長手方向軸線LAに対して、実質的に垂直に、好ましくは垂直に形成されている。側壁面68、69は、互いに対向する側壁面68、69がその間に、ねじ軸12のねじ山が切られた部位20を受け入れるための凹部70を形成するような、下面74からの高さを有する。側壁面68、69は、真っ直ぐであっても、又は角度がついていてもよく、また、凹状又は凸状の曲面状であってもよい。これらの凹部70は、ねじを工具60内に収容するために、好ましくは概ね、ねじ軸12の直径の少なくとも約35%、より好ましくは少なくとも約50%、更により好ましくは少なくとも約65%の深さを有する。それゆえ、例えば、2.5mmの直径を有するねじに対しては、凹部70は好ましくは、約0.875mmの、より好ましくは約1.25mmの、更により好ましくは約1.625mmの深さを有する。壁64は、ねじ軸12のねじ山を切られていない部位22を受容するための長手方向の凹部72を有するが、これらの長手方向の凹部は、互いに対向する長手方向の壁面66により形成される。これらの壁面66は、真っ直ぐな壁面若しくは角度のついた壁面であってよく、又は壁面66は曲面であってもよい。長手方向の凹部72の深さは、好ましくは、凹部70の深さと同じであるが、これら2つの凹部の深さは異なっていてもよい。壁面66は、骨ねじ軸12の直径とほぼ同じ幅の凹部を提供するために、互いに間を空けて対向している。この幅は、特にもし、壁64が、ねじをスナップ嵌め式に受容するように膨張できる弾力のある材料でできている場合には、ねじ軸の直径よりわずかに小さくてよい。凹部72を画定するためのこれらの壁64の幅もまた、ねじを保持するため、ねじ軸の直径と等しいか、それよりわずかに大きくてよい。
切断用工具60は、さまざまな所望の長さに骨ねじ10を切断するように設計されている。工具60は、好ましくは切断用ブレード76を含む。ブレード76は、工具60の第1アーム80内に画定されたチャンバ78a内に収容されている。工具60はまた、好ましくはカッティングブロック77をも有するが、ブレード76は、ねじ10にかける切断力を、このブロック77に向けてかけることができる。好ましくは、切断用ブレード76及びブロック77は金属製であり、工具60の他のパーツは、金属、プラスチック材料、又は他の好適な材料といった材料から作られていてよい。カッティングブロック77は、工具60の第2アーム82内のチャンバ78bに収容され得る。図示されているように、第2アームのカッティングブロック77は、好ましくは、チャネル62の近位部分に配置されており、また切断用ブレード76は好ましくは、その前面52が、チャネル62の近位部分のすぐ隣を、カッティングブロック77の近位面79に向かって切断するように通過するように配置されている。工具は、第2アーム82を有するが、この第2アーム82は、ピボット84を介して、第1アーム80に、枢動可能に結合されている。ピボット84は、任意の既知の構造であり得る。例えば、第1及び第2アーム80、82を通って延びるピボットピンであってよく、その場合に、第1アーム80が第1凸面86を有し、第2アーム82が第2凹面88を有し、これらの面が互いの周りを枢動するように設計されており、第2アーム82は、第1アーム80内で、ピボット84における凹部(不図示)内へと延びる、延長された遠位部分(不図示)を有するようになっていてよい。第1アーム80及び第2アーム82は、それぞれハンドル88及び90を有するが、それらはユーザーによって、ピボット84の周りにアームを動かすために握られることができるようになっている。工具60は、切断用ブレード76が第1アーム80に、カッティングブロック77が第2アーム82にあるように描かれているが、これらは入れ替えて、切断用ブレード76のサイズを変え、第2アーム82のチャンバ78b内に収容されるように構成し、カッティングブロックのサイズを変え、第1アーム80のチャンバ78a内に収容されるように構成することができる。
切断用ブレード76は好ましくは、ねじを、ねじ山を切られていない部位22の遠位端に近い点で切断するように設計されている鋭利な切断縁部50を有する。図6により詳細に示すように、切断用ブレード76は、好ましくは前側切断用刃面52から後側切断用刃面54まで角度が付けてある、切断縁部50を有する。切断縁部50の角度は、少なくとも約10°、少なくとも約30°、又は少なくとも約50°であり得る。1つの実施形態においては、図6に示されるように、切断用ブレード76は、少なくとも1本の切断用チャネル56を有するように設計されている。切断用チャネル56は、切断用刃壁58により画定される凹部として切断縁部50から内に形成されている。このように、ねじ軸12に接触してそれを切断する切断縁部50の前面52が、切断用チャネル56を形成する切断用壁により画定される曲面又は凹面であるように切断用ブレード76は設計されている。ハンドル88、90を作動させて、前側切断用面52がねじ軸12に対して押し付けられるにつれて、ねじ軸12が切断され、遠位側の、切断された部分は、切断用チャネル56内に落下する。
図6に示されるように、切断用ブレード76は、2本の切断用チャネル56を有するように構成され得る。チャネル62は、工具の両面に提供され得るので、指標61は異なっていても、又は同じであってもよい。例えば、工具の一方の側においては、指標は、2mm、4mm、又は6mmの刻み幅であってよく、かつ他方の側においては、2mm、4mm、又は6mmの刻み幅であってよいが、しかし指標は、2つの対向する側において異なっていてもよい。例えば一方の側は、4mmの刻み幅で、60mm、56mm、52mm、48mm等と表示し、かつ他方の面は、同じ4mmの刻み幅であるが、異なるレベルで、58mm、54mm、50mm等と表示をしてもよい。2本の溝は、ねじが、チャネル62の適切な選択によって、2mmの刻み幅で切断され得るようになっていてよい。代替的な実施形態においては、指標61はそれぞれの側で同じであり得る。それゆえ、ある用途においては、工具60は、2本のねじ10を一度に切断するために用いられ得る。すなわち、工具60は、ねじ10を収容するように関連付けられたチャネル62を、工具の両側に有するように構成され得る。そうすると、手術スタッフの一員は、工具60に、一度に2本のねじを装填することが可能となり、ハンドル88、90を作動して、一度に両方のねじ10を切断することが可能になる。そのようにして切断された2本のねじは、チャネル62及び関連する指標61の構成によって、同じ長さにも異なる長さにもなり得る。
再び図5を参照すると、ねじを切断するために、手術スタッフの一員は、ねじをチャネル62内に挿入する。ねじの頭部16は、ねじ頭部16の上面に対するショルダーを形成する第1側壁面68に押し付けて配置されるであろう。工具60は、ねじ10の最終的な切断長さを示す指標61を含むこともできる。工具60は好ましくは、ねじ軸12に対してスナップ嵌め固定を形成するために、壁面66がわずかに弾力性を持つように作られているように設計される。次に、ユーザーは、ハンドル88、90を枢動させて、切断用ブレード76及びその切断縁部50をねじ軸12に接触させることができる。継続的に力をハンドルにかけると、切断用ブレード76がカッティングブロック77に対して押し付けられ、ねじ軸12を切断するのに十分なせん断力を発生させるであろう。工具60は、切断用ブレード76の切断縁部50がカッティングブロック77の近位面79の近位側を、同面79に隣接して通過するように設計される。
図7は、切断用工具60の他の実施形態を描いている。本実施形態においては、工具60は、第1ハンドル88に接続された第1アーム80と、第2ハンドル90(不図示、ハンドル88の裏側にある)と接続された第2アーム82と、を有する。アーム80、82は、枢動可能に取り付けられており、ハンドル88、90を作動させると、アーム80、82が、ねじ10が配置されている、その遠位部分において互いに対して枢動するようになっている。ねじ10は、ハウジング93内に配置された開口部92内に位置している。ハウジング93は、第1アーム80に隣接して配置される。第1及び第2アーム80、82は、アーム80、82が第1の(非切断)位置にある時にアーム80、82を通って延びる、アーム開口部94を画定する。ハウジング93には、測定ブロック95が結合されている。測定ブロック95は、ねじ頭部16をどこに位置決めしたらよいかを決定するための指標61を有する。調節可能スライダ96が、ブロック95に沿って調節可能に配置されており、設定ねじ97によって、その位置を固定される。使用する際には、手術スタッフの一員がねじ10を開口部92、94内において、所望のねじ長のための所望の指標61の位置に、頭部16を位置決めする。次に、スライダ96を、ねじ頭部16に対して位置決めし、設定ねじ97によりその位置にロックする。次に、ハンドル88、90を作動して、アーム80、82を枢動させて、ねじ軸12を所望の位置で切る。切断用ブレード76(不図示)は、第1アーム80の上面98若しくは下面99上に、又は第2アーム82の上面100若しくは下面101上に、位置決めすることができる。
本発明による外科的処置を実行するにあたり、外科医はその処置に適切な直径のねじ10を選択する。外科医は、適切なサイズのドリルビットを用いて、ねじが設置される骨に穴を穿孔する。外科医は、必要に応じて、骨に開けた穴に座ぐり加工を施し、骨ねじ10の頭部が収まるための面を提供する(ねじ10が、例えば、骨接合板を骨の表面に固定するために用いられる場合には、座ぐり加工は不要である)。外科医は、骨ねじ10の適切な長さを決定するのを助けるために、深度ゲージを穿孔した穴に挿入してもよい。任意追加的に、外科医は、あらかじめ穴に雌ねじを切っておいてもよい。外科医は、所望の長さよりも長い初期長さL1を有する骨ねじ10を取り、切断用工具60を用いて、そのねじ10を所望の長さに切断する。次に、修正された長さのねじ10を、ねじ10を骨に開けた穴内に前進させることによって、外科的処置に用いる。ねじ10は、ねじ10を、骨折箇所にわたって挿入することによって、又は当該技術分野で周知のように、ねじ10を用いて、骨接合板を骨折箇所付近の骨の表面に固定することによって、骨折の修復に用いることができる。この工程は、外科医又は手術スタッフにより、処置において用いられるそれぞれの骨ねじ10に対して繰り返し行われ得る。骨ねじ10は、標準的圧縮骨ねじ、骨接合板に係止するためのねじ山が切られた頭部を有する止めねじ、又は2つの骨のフラグメント間に圧縮力を提供するために用いられるラグねじであり得る。
また本発明は、本明細書に記述した骨ねじ10のセットを含む手術キットをも提供する。すなわち、キットには、それぞれが同じ初期長さL1を有する又はさまざまな初期長さL1を有する、複数の骨ねじ10を含み得る。加えて、キットには、異なるセグメント長さL2を有する複数のねじ10が含まれ得る。またキットには、さまざまなタイプのねじ(標準的、係止用、ラグねじ等)が含まれ得る。キットは、これらの特徴(さまざまな初期長さL1、さまざまなセグメント長さL2、及びさまざまなタイプのねじ)の任意のものを組み合わせて含み得る。したがって、キットは、任意の種類のタイプのねじ(標準的、係止用、ラグねじ等)、それぞれのタイプのねじに対してさまざまな初期長さL1のねじ、及び、それぞれのタイプ、初期長さL1のねじに対してさまざまなセグメント長さL2のねじを有し得る。好ましくは、キットは、標準的、係止用、又はラグねじのような単一のタイプ、単一の初期長さL1、及び単一のセグメント長さL2を有するねじを含むことになる。他の実施形態においては、キットは、単一のタイプの骨ねじであって、単一の初期長さL1、及びさまざまなセグメント長さL2を有するねじを含むことになる。他の実施形態においては、単一のタイプ、2種類以上の初期長さL1、及び同じセグメント長さL2又は異なるセグメント長さL2を有するねじを含むことになる。
図に示された実施形態の説明及び議論は、単に例示のためにすぎず、本開示を限定するものと解釈すべきではないことに留意されたい。本開示は、さまざまな実施形態を意図することを、当業者は理解するであろう。1つの実施形態に従って記載され、例証された特徴及び構造は、別途記載のない限り、本明細書に記載されるようにすべての実施形態に適用可能であることは、更に理解されよう。加えて、上記の実施形態とともに上述された概念を、単独で又は上述された他の実施形態のいずれかとの組み合わせで用いてもよいことを理解すべきである。
〔実施の態様〕
(1) ねじが骨に挿入される外科手術において使用するための、長さ調節可能な骨ねじであって、該骨ねじは、
近位端を有するねじ頭部と遠位先端との間に延び、長手方向軸線を有する軸区間と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られた部位と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られていない部位とを有し、前記ねじ山を切られた部位が、前記ねじ山を切られていない部位により長手方向に分離され、前記ねじ山を切られた部位が、前記軸の周りに少なくとも部分的に円周方向に延びる一連のねじ山を有し、
前記複数の、ねじ山を切られた部位がそれぞれ、少なくとも1つの切断溝を有し、それぞれの切断溝が、前記ねじ軸内に径方向に形成され、前記ねじ山を切られた部位の長さに沿って長手方向に延びる切り欠きにより画定され、
前記少なくとも1つの切断溝が、前記ねじ山を切られた部位のねじ山を、前記軸の周りに円周方向に延びる少なくとも1つの不連続なねじ山セグメントに分割し、前記ねじ山が前記軸の周りに連続的に円周方向に延びないようにすることを特徴とする、骨ねじ。
(2) 少なくとも2つの前記切断溝を更に有し、前記少なくとも2つの切断溝が、前記ねじ山を切られた部位のねじ山を、前記軸の周りに円周方向に延びる少なくとも2つの不連続なねじ山セグメントに分割することを特徴とする、実施態様1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(3) 複数の、前記ねじ山を切られていない部位が、前記軸に沿って長手方向に、近位側から遠位側に向けて、テーパー形状になっていることを特徴とする、実施態様2に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(4) 前記複数のテーパー形状のねじ山を切られていない部位の近位側に隣接する、複数の、前記ねじ山を切られた部位が、前記隣接する、ねじ山を切られていない部位の前記テーパーと同じ角度のテーパー形状になっている、少なくとも1つのねじ山を有することを特徴とする、実施態様3に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(5) 前記テーパー形状のねじ山を切られた部位について、それぞれのねじ山セグメントが、少なくとも1つのテーパー形状のねじ山を有することを特徴とする、実施態様4に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(6) 前記切断溝が、前記ねじ軸の前記長手方向軸線に対して平行に延びることを特徴とする、実施態様2に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(7) 前記複数の、ねじ山を切られた部位がそれぞれ、2つの切断溝を有することを特徴とする、実施態様1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(8) 前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれの前記切断溝それぞれの前記切り欠きが、前記ねじ軸の表面から、前記ねじ軸の中央線を過ぎた点まで延びることを特徴とする、実施態様7に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(9) 前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれの前記切断溝それぞれの前記切り欠きが、前記ねじ軸の表面から、凹部の深さの方向において前記ねじ軸の中央線に平行な方向に測定して前記ねじの直径の少なくとも15%の深さに延びていることを特徴とする、実施態様2に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
(10) 切断用工具とともに使用するように意図され、初期長さを有する、長さ調節可能な骨ねじを切断するための切断用工具であって、該工具は、
第1アーム、及び前記第1アームに枢動可能に接続された第2アームと、
前記第2アーム内において前記第2アームに沿って縦方向に延び、前記骨ねじを受容するように構成されている、第1の細長い開放式チャネルであって、前記ねじの初期長さよりも短い、前記骨ねじの切断後の長さを反映する複数の指標を有する、チャネルと、
前記第1アーム又は第2アームに結合され、露出した切断面を有する切断用ブレードと、を備え、前記第1アーム及び第2アームを互いに向けて枢動すると、前記切断面が、前記骨ねじの軸に接触し、前記骨ねじ軸をせん断し、前記骨ねじを前記切断後の長さに切断するように、前記切断用ブレードが前記アーム上に位置決めされることを特徴とする、工具。
(11) 前記第1のチャネルが、少なくとも実質的に前記第1のチャネルと平行に延びる複数の対向する壁面により、部分的に画定され、前記壁面が、ほぼ前記ねじ軸の直径分だけ互いに離れて位置していることを特徴とする、実施態様10に記載の切断用工具。
(12) 前記第1のチャネルが、少なくとも実質的に前記第1のチャネルと平行に延びる複数の対向する壁面により、部分的に画定され、前記壁面が、前記ねじ軸の直径よりもわずかに短い距離分互いに離れて位置していることを特徴とする、実施態様10に記載の切断用工具。
(13) 前記第1のチャネルが、少なくとも実質的に前記第1のチャネルと平行に延びる複数の対向する壁面により、部分的に画定され、前記壁面が、前記ねじ頭部の幅より短い距離分互いに離れて位置していることを特徴とする、実施態様10に記載の切断用工具。
(14) 前記切断用ブレードが、前切断面と、反対側の後面とを有する切断縁部を備え、前記切断縁部は、前記前面から前記後面まで角度が付けられており、かつ前記切断縁部が、前記前面から前記後面へ延びる、第1凹状切断用チャネルを備えることを特徴とする、実施態様10に記載の切断用工具。
(15) 前記第2アーム内において前記第2アームに沿って縦方向に延び、前記骨ねじを受容するように構成されている、第2の細長い開放式チャネルを更に備え、前記チャネルが、前記ねじの初期長さよりも短い、前記骨ねじの切断後の長さを反映する複数の指標を有し、前記第2のチャネルが、前記第2アームの、前記第1のチャネルとは反対側に位置していることを特徴とする、実施態様10に記載の切断用工具。
(16) 前記切断用ブレードが、前切断面と、反対側の後面とを有する切断縁部を備え、前記切断縁部が、前記前面から前記後面まで角度が付けられており、かつ前記切断縁部が、前記前面から前記後面へ延びる、第1凹状切断用チャネルと第2凹状切断用チャネルとを備えることを特徴とする、実施態様15に記載の切断用工具。
(17) ねじが骨に挿入される外科手術において使用するための、長さ調節可能な骨ねじのキットであって、該キットは、
複数の骨ねじを備え、それぞれの骨ねじが、
近位端を有するねじ頭部と遠位先端との間に延び、長手方向軸線を有する軸区間と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られた部位と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られていない部位とを有し、前記ねじ山を切られた部位が、前記ねじ山を切られていない部位により長手方向に分離され、前記ねじ山を切られた部位が、前記軸の周りに少なくとも部分的に円周方向に延びる一連のねじ山を有し、
前記複数の、ねじ山を切られた部位がそれぞれ、少なくとも2つの切断溝を有し、それぞれの切断溝が、前記ねじ軸内に径方向に形成され、前記ねじ山を切られた部位の長さに沿って長手方向に延びる凹部により画定され、
前記切断溝が、前記ねじ山を切られた部位のねじ山を、前記軸の周りに円周方向に延びる少なくとも2つのねじ山セグメントに分割し、前記ねじ山が前記軸の周りに連続的に円周方向には延びないようにし、
前記骨ねじが、前記頭部の前記近位端と前記遠位先端との間の距離により定められる初期長さを有する、キット。
(18) 同じ初期長さを有する骨ねじのみを含む、実施態様17に記載のキット。
(19) 第1初期長さを有する複数の骨ねじと、前記第1初期長さよりも長い第2初期長さを有する複数の骨ねじとを含む、実施態様17に記載のキット。
(20) 複数の長さ調節可能な骨ねじを使用し、外科的処置を実行する方法であって、該方法は、
(a)長さ調節可能な骨ねじの長さを切断する工程であって、前記骨ねじが、
近位端を有するねじ頭部と遠位先端との間に延び、長手方向軸線を有する軸区間と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られた部位と、
前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られていない部位とを有し、前記ねじ山を切られた部位が、前記ねじ山を切られていない部位により長手方向に分離され、前記ねじ山を切られた部位が、前記軸の周りに少なくとも部分的に円周方向に延びる一連のねじ山を有し、
前記複数の、ねじ山を切られた部位がそれぞれ、少なくとも2つの切断溝を有し、それぞれの切断溝が、前記ねじ軸内に径方向に形成され、前記ねじ山を切られた部位の長さに沿って長手方向に延びる凹部により画定され、
前記切断溝が、前記ねじ山を切られた部位のねじ山を、前記軸の周りに円周方向に延びる少なくとも2つのねじ山セグメントに分割し、前記ねじ山が前記軸の周りに連続的に円周方向には延びないようにする、工程と、
(b)前記骨ねじを骨内に挿入することにより、前記切断後の長さの骨ねじを外科的処置で使用する工程と、を含む、方法。
(21) 複数の長さ調節可能な骨ねじを製造するための方法であって、該方法は、
(a)近位側頭部、軸、及び遠位先端を有する骨ねじを製作する工程と、
(b)前記軸に沿って近位端及び遠位端を有する複数の、ねじ山を切られた部位を形成する工程であって、前記ねじ山を切られた部位が、不連続な円周方向のねじ山をその長さに沿って有するように、前記ねじ山を切られた部位の長さに沿って前記軸の内部に切り込まれた切り欠きによって形成される、少なくとも1つの切断溝を、前記ねじ山を切られた部位が有する、工程と、
(c)長手方向に前記軸に沿って延びる、複数のねじ山を切られていない部位を形成する工程であって、複数の、前記ねじ山を切られた部位が、前記近位端及び遠位端において、ねじ山を切っていない部位により境界をつけられる、工程と、を含む、方法。
(22) 少なくとも2つの切断溝を、前記複数の、ねじ山を切られた部位の長さに沿って形成する工程を更に含む、実施態様21に記載の方法。

Claims (16)

  1. ねじが骨に挿入される外科手術において使用するための、長さ調節可能な骨ねじであって、該骨ねじは、
    近位端と遠位端との間に延び、外面を有するねじ頭部、及び軸であって、前記ねじ頭部及び前記軸が、長手方向軸線に沿って延び、前記軸が、軸外面を有し、かつ前記ねじ頭部の前記遠位端と遠位先端との間に延び、前記ねじ頭部の前記外面が、前記長手方向軸線に対して垂直な第1の方向に沿って測定された最大直径を有し、前記最大直径が、前記第1の方向に沿って測定された前記軸外面の最大直径より大きい、ねじ頭部及び軸と、
    前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られた部位と、
    前記軸に沿って長手方向の分散した位置にある複数の、ねじ山を切られていない部位とを有し、前記ねじ山を切られた部位が、前記ねじ山を切られていない部位により長手方向に分離され、前記ねじ山を切られた部位が、前記軸の周りに少なくとも部分的に円周方向に延びる一連のねじ山を有し、
    前記複数の、ねじ山を切られた部位がそれぞれ、少なくとも2つの切断溝を有し、それぞれの切断溝が、前記ねじ軸内に径方向に形成され、前記ねじ山を切られた部位の長さに沿って長手方向に延びる切り欠きにより画定され、前記ねじ山を切られた部位の前記ねじ山が、前記軸の周りに円周方向に延びる少なくとも2つの不連続なねじ山セグメントへと形成され、
    複数の、前記ねじ山を切られていない部位が、前記軸に沿って長手方向に、近位側から遠位側に向けて、テーパー形状になっており、前記複数のテーパー形状のねじ山を切られていない部位の近位側に隣接する、複数の、前記ねじ山を切られた部位が、前記隣接する、ねじ山を切られていない部位の前記テーパーと同じ角度のテーパー形状になっている頂上部を有する、少なくとも1つのねじ山を有することを特徴とする、骨ねじ。
  2. 前記テーパー形状のねじ山を切られた部位について、それぞれのねじ山セグメントが、少なくとも1つのテーパー形状のねじ山を有することを特徴とする、請求項1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
  3. 前記切断溝が、前記ねじ軸の前記長手方向軸線に対して平行に延びることを特徴とする、請求項1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
  4. 前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれの前記切断溝それぞれの前記切り欠きが、前記ねじ軸の表面から、前記ねじ軸の中央線を過ぎた点まで延びることを特徴とする、請求項1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
  5. 前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれの前記切断溝それぞれの前記切り欠きが、前記ねじ軸の表面から、凹部の深さの方向において前記ねじ軸の中央線に平行な方向に測定して前記ねじの直径の少なくとも15%の深さに延びていることを特徴とする、請求項1に記載の長さ調節可能な骨ねじ。
  6. 長さ調節可能な骨ねじを製造するための方法であって、該方法は、
    (a)最大頭部直径を有する近位側頭部、最大軸直径を有する軸、及び遠位先端を有する骨ねじを製作する工程であって、前記最大頭部直径が、前記最大軸直径より大きい、工程と、
    (b)前記軸に沿って近位端及び遠位端を有する複数の、ねじ山を切られた部位を形成する工程と、
    (c)前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれの長さに沿ってそれぞれの遠位端に前記軸の内部に切り込まれた第1及び第2の切り欠きを形成して、2つの切断溝を形成する工程であって、前記複数の、ねじ山を切られた部位それぞれが、それぞれの長さに沿って2つの不連続な円周方向のねじ山セグメントを有する、工程と、
    (d)長手方向に前記軸に沿って延びる、複数のねじ山を切られていない部位を形成する工程であって、複数の、前記ねじ山を切られた部位が、前記近位端及び遠位端において、ねじ山を切られていない部位により境界をつけられる、工程と、
    (e)前記複数のねじ山を切られていない部位のうちの複数において、前記軸に沿って長手方向に、近位側から遠位側に向けて、第1の角度でテーパー形状の領域を形成し、前記複数の、ねじ山を切られた部位のうちの複数において、第2の角度でテーパーを形成する工程であって、前記第1の角度が前記第2の角度と同じである、工程と、を含む、方法。
  7. 工程(e)が、それぞれの前記ねじ山を切られた部位の頂上部にテーパーを形成することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 長さ調節可能な骨ねじをサイズ決めするための方法であって、該方法は、
    (a)挿入方向に沿って骨へと挿入される前記長さ調節可能な骨ねじの所望の長さを決定する工程であって、前記長さ調節可能な骨ねじは前記所望の長さよりも長い初期長さを有する、工程と、
    (b)切断後の長さの骨ねじを画定するために前記長さ調節可能な骨ねじを前記所望の長さへと切断する工程であって、前記切断後の長さの骨ねじは近位頭部と前記近位頭部から前記挿入方向に沿って伸びる軸部とを有し、前記近位頭部は前記挿入方向に垂直である横方向に沿って測定した第1の厚さを有し、及び前記軸部は同じ前記横方向に沿って測定した第2の厚さを有し、前記第2の厚さは前記第1の厚さよりも小さく、前記切断後の長さの骨ねじの前記軸部は、前記挿入方向に沿ってねじ山を切られた領域及びねじ山を切られていない領域を交互に有し、前記切断は前記軸部に沿って長手方向にテーパー状であるねじ山を切られていない領域のうちの選択された1つで実行される、工程と、を含む、方法。
  9. 外科的処置における使用のための、骨ねじの所望の直径を選択する工程をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記選択する工程は、前記決定する工程の前に実行する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記切断する工程は、前記ねじ山を切られていない領域の1つにおいて実行する、請求項8に記載の方法。
  12. 複数の長さ調節可能な骨ねじを製造するための方法であって、該方法は、
    (a)i)近位頭部と、ii)長軸に沿って細長く、前記近位頭部から遠位方向に延び、少なくとも1つのねじ山を切られた部位を画定する、軸と、iii)前記近位頭部から前記遠位方向に離間された遠位先端とを有する、骨ねじを作製する工程であって、前記近位頭部は、前記長軸に垂直な方向に沿って測定した前記軸の断面寸法よりも大きい、前記長軸に垂直な方向に関する断面寸法を有する、工程と、
    (b)前記長軸に沿って、ねじ山を切られていない部位により互いに離間する少なくとも2つのねじ山を切られた部位を画定するために、前記ねじ山を切られた部位の少なくとも1つにおいて前記軸の一部分を取り除く工程であって、前記ねじ山を切られていない部位は前記遠位方向に沿った前記長軸に向かって第1の角度で内側にテーパー状になっている、工程と、を含む、方法。
  13. 前記取り除く工程は、前記シャフトに少なくとも2つの切断溝を形成する工程をさらに含み、前記2つの切断溝のそれぞれが1つで、前記ねじ山を切られた部位の少なくとも2つの分離されたものと一致する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ねじ山を切られた部位の少なくとも2つのうちの少なくとも1つに、テーパー状の領域を形成する工程であって、前記テーパー状の領域は、前記遠位方向に沿った前記長軸に向かって前記第1の角度で内側にテーパー状になっている、工程をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記取り除く工程及び前記形成する工程が、同時に実行される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記取り除く工程及び前記形成する工程が、工作機械により実行される、請求項14に記載の方法。
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