JP2018182658A - 情報処理装置、画像処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減する。【解決手段】画像処理装置100のアクセスポイント120は、無線通信の接続先を識別するための識別子を画像処理装置100の周囲にある他装置から取得し、画像処理装置100内の無線機130に対して、取得した識別子とは異なる識別子を通知する。そして、アクセスポイント120は、無線機130との間で無線接続を確立する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、画像処理装置及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、無線通信装置に電源が投入されるステップと、前記電源の投入に応答して、外部からの命令を受けることなく、無線LAN通信規格のWPS(Wi-Fi Protected Setup)におけるPBC(Push Button Configuration)動作を開始するステップとを具備する無線通信方法の技術が開示されている。
特開2010−278536号公報
自装置内で無線通信を行って自装置内の無線機の動作を制御する場合がある。このような場合に、自装置の周囲に無線通信機能を有する他装置が存在すると、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立してしまい、自装置内の無線機の動作を制御できなくなる場合がある。
本発明の目的は、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することにある。
請求項1に記載の発明は、無線通信の接続先を識別するための識別子を自装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する取得手段と、自装置内の無線機に対して前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を通知する通知手段とを備える情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、前記無線機が当該確立処理を開始するように制御して当該無線機との間で無線接続を確立する接続確立手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、自装置の動作を制御する制御手段をさらに備え、前記制御手段は、前記接続確立手段と前記無線機との間の無線接続が確立された後、無線通信により当該無線機の動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を前記接続確立手段の識別子として設定する設定手段をさらに備え、前記通知手段は、前記設定手段により設定された識別子を前記無線機に対して通知することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記通知手段は、無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、前記無線機に対して識別子を通知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記通知手段は、さらに、前記無線機が無線接続の確立処理を開始した後に、当該無線機に対して識別子を通知することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、自装置から予め定められた範囲内に存在する無線通信機能を有する他装置を検知する検知手段と、無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、当該確立処理を開始するように自装置内の無線機を制御する無線制御手段とを備える情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、無線通信機能を有する第1無線機と第2無線機とを備え、前記第1無線機は、無線通信の接続先を識別するための識別子として、自装置から予め定められた範囲内にある他装置の識別子とは異なる識別子を前記第2無線機に通知し、前記第2無線機は、前記第1無線機から通知された識別子を用いて当該第1無線機との間で無線接続を確立する処理を行うことを特徴とする情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、自装置から予め定められた範囲内に存在する無線通信機能を有する他装置の情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した情報を基に、自装置内の無線機が前記他装置との間で無線接続を確立しないように制御する無線制御手段とを備える情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段が前記画像処理を実行する場合に用いられるとともに、無線通信の機能を有する無線機と、無線通信の接続先を識別するための識別子を自装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する取得手段と、前記無線機に対して前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を通知する通知手段とを備える画像処理装置である。
請求項11に記載の発明は、情報処理装置が備えるコンピュータに、無線通信の接続先を識別するための識別子を前記情報処理装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する機能と、前記情報処理装置内の無線機に対して、取得した前記識別子とは異なる識別子を通知する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項2記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続の確立処理を開始するように自装置内の無線機を制御する構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、無線通信により自装置内の無線機の動作を制御することができるようになる。
請求項4記載の発明によれば、より確実に、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項5記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく自装置内の無線機に識別子を通知する構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項6記載の発明によれば、自装置内の無線機が無線接続の確立処理を開始するか否かにかかわらず識別子を通知する構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項7記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項8記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の第2無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項9記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項10記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減することができる。
請求項11記載の発明によれば、自装置から予め定められた範囲内に存在する他装置を考慮することなく無線接続を確立する処理を行う構成と比較して、自装置内の無線機が他装置との間で無線接続を確立する可能性を低減する機能を、コンピュータにより実現できる。
(a)、(b)は、本実施の形態に係る画像処理システムの全体構成の一例を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施の形態に係るアクセスポイントの機能構成例を示したブロック図である。 アクセスポイントが無線機との間で無線接続を確立する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 (a)、(b)は、アクセスポイントが無線機との間で無線接続を確立する処理の具体例を説明するための図である。 (c)、(d)は、アクセスポイントが無線機との間で無線接続を確立する処理の具体例を説明するための図である。 周辺AP監視部が取得した他アクセスポイントのSSIDの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像処理システムの全体構成>
まず、本実施の形態に係る画像処理システム1について説明する。図1(a)、(b)は、本実施の形態に係る画像処理システム1の全体構成の一例を説明するための図である。本実施の形態に係る画像処理システム1は、画像処理装置100A、画像処理装置100Bを備えている。なお、図1(a)、(b)に示す画像処理システム1では、画像処理装置100A、画像処理装置100Bを示したが、これらを区別する必要がない場合には画像処理装置100と称することとする。
画像処理装置100A及び画像処理装置100Bは、例えば、画像読み取り機能(スキャン機能)、印刷機能(プリント機能)、複写機能(コピー機能)及びファクシミリ機能等の各種の画像処理機能を備えた、いわゆる複合機である。また、図1(a)に示すように、画像処理装置100Aは、制御部110A、アクセスポイント(AP)120Aを有している。
さらに、画像処理装置100Aには、アクセスポイント120Aとの間で無線接続が行われる構成部品である、無線機130Aが設けられる。無線機130Aとしては、例えば、ユーザの認証を行う認証モジュールや、データを記憶するストレージモジュール等が挙げられる。同様に、画像処理装置100Bは、制御部110B、アクセスポイント120B、無線機130Bを備える。
そして、画像処理装置100Aでは、アクセスポイント120Aと無線機130Aとの間で無線接続が行われることにより、制御部110Aは、アクセスポイント120Aを介して、無線通信により無線機130Aの動作を制御する。画像処理装置100Bでも同様に、アクセスポイント120Bと無線機130Bとの間で無線接続が行われることにより、制御部110Bは、アクセスポイント120Bを介して、無線通信により無線機130Bの動作を制御する。
ここで、例えば、図1(b)に示すように、画像処理装置100Aの無線機130Aと画像処理装置100Bのアクセスポイント120Bとの間で誤って無線接続が行われた場合には、画像処理装置100Aの制御部110Aにて無線機130Aの制御が行われなくなる。そこで、本実施の形態に係る画像処理装置100では、自装置内の無線機は自装置内のアクセスポイントとの間で無線接続を行い、他のアクセスポイントとの間で無線接続を行わないように制御する。以下、このような制御を実現するための画像処理装置100等の説明を行う。
なお、図1に示す画像処理システム1には、2台の画像処理装置100しか示していないが、本実施の形態では、3台以上の画像処理装置100を設けてもよい。また、本実施の形態において、画像処理装置100は、情報処理装置の一例として用いられる。
<画像処理装置のハードウェア構成>
次に、本実施の形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る画像処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図示するように、本実施の形態に係る画像処理装置100は、制御部110と、アクセスポイント120と、無線機130と、FAX通信部140と、画像読取部150と、画像形成部160と、操作パネル170と、HDD(Hard Disk Drive)180と、有線通信インタフェース(以下、「有線通信I/F」と表記する)190とを備える。
制御部110は、画像処理装置100の各部の動作を制御する。この制御部110は、CPU(Central Processing Unit)110a、RAM(Random Access Memory)110b、ROM(Read Only Memory)110cにより構成される。
CPU110aは、ROM110c等に記憶された各種プログラムをRAM110bにロードして実行することにより、画像処理装置100における各機能を実現する。RAM110bは、CPU110aの作業用メモリ等として用いられるメモリ(記憶部)である。ROM110cは、CPU110aが実行する各種プログラム等を記憶するメモリ(記憶部)である。本実施の形態では、自装置の動作を制御する制御手段の一例として、制御部110が用いられる。
アクセスポイント120は、無線通信機能を有する無線機の一種であり、無線通信機能を有する装置(構成部品)を他のネットワーク(例えば、有線のネットワーク)に接続したり、無線通信機能を有する装置(構成部品)同士を相互に接続したりするのに用いられる。より具体的には、アクセスポイント120は、無線通信を行うためのアンテナを有しており、無線通信機能を有する装置(構成部品)との間で無線接続を確立する。そして、アクセスポイント120は、無線通信や有線通信により、各種データの送受信を行い、装置間における各種データのやり取りを中継する。
さらに説明すると、本実施の形態において、アクセスポイント120は、無線機130との間で無線接続を行う。アクセスポイント120と無線機130との間で無線接続が行われることにより、制御部110は、アクセスポイント120を介して、無線通信により無線機130の動作を制御する。
なお、無線接続を確立する処理は、例えば、Wi−Fi Allianceによって策定された規格であるWPS(Wi−Fi Protected Setup(登録商標))に基づいて行われる。以下では、無線接続を確立する処理にWPSを用いるものとして説明する。ただし、本実施の形態において、無線接続を確立する処理に用いられる規格としては、WPSに限られるものではない。例えば、AOSS(AirStation One-Touch Secure System(登録商標))等を用いてもよい。
なお、本実施の形態において、アクセスポイント120は、第1無線機の一例として用いられる。
無線機130は、例えば、画像処理(画像読取部150による画像読み取り等)を実行する場合にユーザの認証を行う認証モジュールや、画像処理に関するデータ等を記憶するストレージモジュールである。ここで、無線機130は、無線通信を行うためのアンテナを有しており、上述したように、アクセスポイント120との間で無線接続を確立する。そして、無線機130は、アクセスポイント120を介して、制御部110等の他の構成部品との間で各種データの送受信を行う。
なお、本実施の形態において、無線機130は、自装置内の無線機の一例として用いられる。また、無線機130は、第2無線機の一例として用いられる。さらに、無線機130は、画像処理を実行する場合に用いられる無線機の一例として用いられる。
FAX通信部140は、例えばFAXモデムである。このFAX通信部140は、不図示の公衆電話回線に接続され、画像処理装置100が公衆電話回線を介して他の装置とFAX通信を行うためのインタフェースとして機能する。
画像読取部150は、原稿台上にセットされた用紙等の記録材に形成されている画像を読み取って、読み取った画像を示す画像データを生成する。ここで、画像読取部150は、例えばスキャナーであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部160は、用紙等の記録材に画像を形成する印刷機構である。ここで、画像形成部160は、例えばプリンターであり、感光体に付着させたトナーを記録材に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録材上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
操作パネル170は、各種の情報を表示するとともに、ユーザからの操作を受け付ける。この操作パネル170は、液晶ディスプレイ等で構成された表示パネル、表示パネルの上に配置され、ユーザによりタッチされた位置を検出するタッチパネル、ユーザにより押下される物理キー等から構成される。そして、操作パネル170は、例えば、画像処理装置100の操作画面等の各種画面を表示パネルに表示したり、タッチパネル及び物理キーによりユーザからの操作を受け付けたりする。
HDD180は、各種データを記憶する記憶部である。HDD180には、例えば、画像読取部150の画像読み取りによって生成された画像データや、有線通信I/F190によって外部から受信した画像データ等が記憶される。
有線通信I/F190は、不図示のネットワークを介して、他の装置との間で有線通信により各種データの送受信を行う通信インタフェースである。
そして、この画像処理装置100では、制御部110による制御の下、画像読取部150によってスキャン機能が実現され、画像形成部160によってプリント機能が実現され、画像読取部150及び画像形成部160によってコピー機能が実現され、画像読取部150、画像形成部160及び有線通信I/F190によってファクシミリ機能が実現される。なお、本実施の形態において、制御部110、画像読取部150、画像形成部160、有線通信I/F190は、画像処理を行う画像処理手段の一例として用いられる。
なお、図2に示す例では、アクセスポイント120との間で無線接続が行われる構成部品として、1台の無線機130しか示していないが、本実施の形態では、2台以上の無線機130を設けてもよい。また、無線機130としては、認証モジュールやストレージモジュールに限られるものではなく、アクセスポイント120との間で無線接続が行われる構成部品であればどのようなものでもよい。例えば、無線機130として、CPUを搭載したプロセッサモジュールを用いてもよい。
<アクセスポイントの機能構成>
次に、本実施の形態に係る画像処理装置100が有するアクセスポイント120の機能構成について説明する。図3は、本実施の形態に係るアクセスポイント120の機能構成例を示したブロック図である。
本実施の形態に係るアクセスポイント120は、無線機130が装着されたことを検知するモジュール検知部121と、画像処理装置100の周囲に存在するアクセスポイントを監視する周辺AP監視部122と、アクセスポイント120のSSIDを設定するSSID設定部123と、アクセスポイント120における無線接続を制御する無線接続制御部124とを備える。
モジュール検知部121は、無線機130が画像処理装置100に装着されたことを検知する。より具体的には、モジュール検知部121は、例えば、無線機130が挿入される挿入機構部(不図示)に備えられたスイッチが押下されたことを検知することにより、無線機130が画像処理装置100に装着されたことを検知する。また、モジュール検知部121は、例えば、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信により、無線機130が挿入される挿入機構部とやり取りを行うことで、無線機130が画像処理装置100に装着されたことを検知してもよい。
周辺AP監視部122は、画像処理装置100の周囲に存在するアクセスポイントを監視(検知)する。ここで、監視対象となるアクセスポイントは、無線電波が画像処理装置100まで届く範囲内に存在するアクセスポイント、言い換えると、ビーコン信号が画像処理装置100まで届く範囲内に存在するアクセスポイントである。即ち、画像処理装置100と無線通信可能な範囲内に存在するアクセスポイントである。本実施の形態において、無線電波(ビーコン信号)が画像処理装置100まで届く範囲、画像処理装置100と無線通信可能な範囲は、自装置から予め定められた範囲の一例として用いられる。
ここで、ビーコン信号とは、アクセスポイントが自らの存在を知らせるために発する無線信号であり、例えば定期的に(例えば100ミリ秒毎に)、各アクセスポイントから送出される。なお、周辺AP監視部122の監視対象となるアクセスポイントとしては、他の画像処理装置100に搭載されたアクセスポイント120に限られず、例えば、アクセスポイントの機能を有するPC(Personal Computer)(不図示)や無線ルータ(不図示)等も含まれるものとする。
以下では、画像処理装置100の外部に存在し、アクセスポイント120とは異なるアクセスポイントを、「他アクセスポイント」と称する場合がある。
より具体的には、周辺AP監視部122は、無線機130が画像処理装置100に装着されると、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントについて、無線通信の接続処理の実行状況、即ち、WPS実行状況を監視する。そして、周辺AP監視部122は、無線接続を確立する処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否か、言い換えると、WPS実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定する。なお、WPS実行状況の監視は、例えば、他アクセスポイントから送信されるビーコン信号や、画像処理装置100から自発的に送信したパケットに対する応答信号(他アクセスポイントからの応答信号)等を基に行われる。
また、周辺AP監視部122は、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントからSSID(Service Set Identifier)を取得する。SSIDとは、アクセスポイントを識別するための識別子、言い換えると、無線通信の接続先を識別するための識別子である。例えば、SSIDがビーコン信号に含まれている場合には、周辺AP監視部122は、他アクセスポイントからビーコン信号を受信することにより、他アクセスポイントのSSIDを取得する。また、周辺AP監視部122は、例えば、自発的に送信したパケットに対する応答信号として、他アクセスポイントからSSIDを取得してもよい。
SSID設定部123は、アクセスポイント120のSSIDを設定する。ここで、SSID設定部123は、周辺AP監視部122が取得した他アクセスポイントのSSIDとは異なる値(データ)を、アクセスポイント120のSSIDとして設定する。即ち、SSID設定部123は、他アクセスポイントのSSIDとは異なる固有の値を、アクセスポイント120のSSIDとして設定する。
付言すると、アクセスポイント120のSSIDとしてすでに設定されているSSIDがある場合、SSID設定部123は、アクセスポイント120のSSIDを、すでに設定されているSSIDから、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDに変更する。ここで、すでに設定されているアクセスポイント120のSSIDが、取得した他アクセスポイントのSSIDとは異なる場合には、設定されているSSIDを変更せずにそのまま使用してもよい。
無線接続制御部124は、アクセスポイント120と無線機130との間の無線接続を制御する。ここで、無線接続制御部124は、周辺AP監視部122の監視により、無線接続を確立する処理を実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定された場合に、無線接続を確立する処理を開始するように無線機130を制御する。言い換えると、無線接続制御部124は、WPS実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定された場合に、WPSを開始するように無線機130を制御する。また、無線接続制御部124は、アクセスポイント120においても、WPSを開始するように制御する。
さらに、無線接続制御部124は、無線接続を確立する処理を開始するように無線機130を制御した後、無線機130に対して、SSID設定部123により設定されたアクセスポイント120のSSIDを通知する。付言すると、アクセスポイント120のSSIDが通知されることにより、無線機130は、通知されたSSIDを用いてアクセスポイント120との間で無線接続を確立する処理を行う。そして、無線接続制御部124は、アクセスポイント120と無線機130との間の無線接続を確立する。
なお、無線機130にWPSを開始させる手段としては、例えば、無線機130に電源を供給すること、信号線によりWPSを開始するように通知すること、NFC等の近距離無線通信によりWPSを開始するように通知すること、等が挙げられる。
また、無線接続制御部124は、無線機130にWPSを開始するように制御する際に、アクセスポイント120のSSIDを通知してもよい。
そして、図3に示すアクセスポイント120を構成する各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、例えば、アクセスポイント120のROM(不図示)に格納されているプログラムが、アクセスポイント120のRAM(不図示)に読み込まれてアクセスポイント120のCPU(不図示)に実行されることにより、モジュール検知部121、周辺AP監視部122、SSID設定部123、無線接続制御部124等の各機能部が実現される。
なお、本実施の形態では、取得手段、検知手段の一例として、周辺AP監視部122が用いられる。設定手段の一例として、SSID設定部123が用いられる。通知手段、接続確立手段、無線制御手段の一例として、無線接続制御部124が用いられる。
<無線接続を確立する処理手順の説明>
次に、画像処理装置100のアクセスポイント120が無線機130との間で無線接続を確立する処理の手順について説明する。図4は、アクセスポイント120が無線機130との間で無線接続を確立する処理の手順の一例を示したフローチャートである。初期状態として、画像処理装置100に無線機130が装着されたものとして説明する。
画像処理装置100に無線機130が装着されると、モジュール検知部121は、無線機130の装着を検知する(ステップ101)。次に、周辺AP監視部122は、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイント(即ち、WPS実行中の他アクセスポイント)が存在するか否かを判定する(ステップ102)。ステップ102で肯定の判断(Yes)がされた場合、ステップ102に移行し、引き続き、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かの判定が行われる。
ステップ102で否定の判断(No)がされた場合、周辺AP監視部122は、他アクセスポイントからSSID(Service Set Identifier)を取得する(ステップ103)。次に、SSID設定部123は、周辺AP監視部122が取得した他アクセスポイントのSSIDとは異なる値を、自身のSSID(アクセスポイント120のSSID)として設定する(ステップ104)。
次に、無線接続制御部124は、無線接続を確立する処理を開始するように無線機130を制御する(ステップ105)。例えば、無線接続制御部124は、無線機130に電源を供給することにより、無線機130にてWPSを開始させる。また、無線接続制御部124は、アクセスポイント120においてもWPSを開始するように制御する。
次に、無線接続制御部124は、SSID設定部123により設定されたアクセスポイント120のSSIDを無線機130に通知する(ステップ106)。そして、無線接続制御部124は、認証パケットのやり取り等、無線機130との間で無線接続を確立する処理を行い、アクセスポイント120と無線機130との間の無線接続を確立する(ステップ107)。ここでは、パスワード入力などの操作を利用者が行うことなく、無線接続が確立される。そして、本処理フローは終了する。
なお、上記の動作において、ステップ103及びステップ104の処理と、ステップ105の処理とは、何れを先に行っても構わない。即ち、例えば、無線接続を確立する処理を開始するように無線機130を制御した後(ステップ105の処理の後)に、アクセスポイント120のSSIDを設定(ステップ103及びステップ104の処理)してもよい。
<無線接続を確立する処理の具体例>
次に、画像処理装置100のアクセスポイント120が無線機130との間で無線接続を確立する処理について、具体例を挙げて説明する。図5−1及び図5−2は、アクセスポイント120が無線機130との間で無線接続を確立する処理の具体例を説明するための図である。
この例では、図5−1(a)に示すように、2台の画像処理装置100として、画像処理装置100A、画像処理装置100Bが設けられている。ここで、画像処理装置100Aは、制御部110A、アクセスポイント120A、無線機130としての認証モジュール131Aを備えている。また、画像処理装置100Bは、制御部110B、アクセスポイント120B、無線機130としての認証モジュール131B及びストレージモジュール132Bを備えている。
そして、認証モジュール131Aは、アクセスポイント120Aとの間で無線接続を確立している。また、認証モジュール131B及びストレージモジュール132Bは、アクセスポイント120Bとの間で無線接続を確立している。この場合に、図5−1(b)に示すように、ストレージモジュール132Aが画像処理装置100Aに新たに装着されるものとする。
画像処理装置100Aにストレージモジュール132Aが装着されると、アクセスポイント120Aのモジュール検知部121は、ストレージモジュール132Aの装着を検知する。そして、アクセスポイント120Aの周辺AP監視部122は、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定する。
ここで、例えば、図5−2(c)に示すように、画像処理装置100Bのアクセスポイント120BがWPS実行中であるとする。この場合に、ストレージモジュール132AがWPSを開始すると、図示のように、ストレージモジュール132Aが、アクセスポイント120Bとの間で無線接続を確立してしまう可能性がある。付言すると、ここで、画像処理装置100Aのアクセスポイント120AがWPSを実行していたとしても、ストレージモジュール132Aとアクセスポイント120Bとの間で無線接続が確立される可能性がある。
そこで、他アクセスポイント(この例では、アクセスポイント120B)がWPS実行中と判定された場合、アクセスポイント120Aの無線接続制御部124は、アクセスポイント120BがWPSの処理を終了するまで、ストレージモジュール132AがWPSを開始しないように制御する。そして、アクセスポイント120BのWPSの処理が終了し、WPS実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定されると、次の処理が行われる。
ここで、アクセスポイント120Aの周辺AP監視部122は、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントからSSIDを取得する。図6は、周辺AP監視部122が取得した他アクセスポイントのSSIDの一例を示す図である。図6に示す例では、他アクセスポイントのSSIDとして、4つのSSIDが示されている。即ち、画像処理装置100Aの周囲には、4つのアクセスポイントが存在しているといえる。
例えば、項番1のSSIDは「RMFP_AP001」、項番2のSSIDは「RMFP_AP002」である。これらは、例えば、他の画像処理装置100のSSIDを示す。例えば、「RMFP_AP001」は、画像処理装置100Bのアクセスポイント120BのSSIDである。また、「RMFP_AP002」は、図5−1及び図5−2には示していないが、画像処理装置100Aの周囲にある他の画像処理装置100であって、画像処理装置100Bとは別の画像処理装置100が備えるアクセスポイント120のSSIDである。また、例えば、項番3のSSIDは「PC01」、項番4のSSIDは「PC02」である。これらは、例えば、アクセスポイントの機能を有するPCのSSIDを示す。
そして、アクセスポイント120AのSSID設定部123は、図6に示す他アクセスポイントのSSIDとは異なる値を、アクセスポイント120のSSIDとして設定する。例えば、SSID設定部123は、図6に示すSSIDとは異なる値として、「RMFP_AP101」を、アクセスポイント120のSSIDとして設定する。ここで、すでにアクセスポイント120のSSIDとして、例えば、「RMFP_AP001」が設定されていた場合、SSID設定部123は、アクセスポイント120のSSIDを「RMFP_AP001」から「RMFP_AP101」に変更する。
そして、アクセスポイント120Aの無線接続制御部124は、無線接続を確立する処理(即ち、WPSの処理)を開始するようにストレージモジュール132Aを制御する。また、無線接続制御部124は、アクセスポイント120においてもWPSを開始するように制御する。さらに、無線接続制御部124は、アクセスポイント120のSSID(この例では、「RMFP_AP101」)をストレージモジュール132Aに通知する。そして、無線接続制御部124は、ストレージモジュール132Aとの間で認証パケット等のやり取りを行い、図5−2(d)に示すように、アクセスポイント120Aとストレージモジュール132Aとの間の無線接続を確立する。
このように、本実施の形態に係る画像処理装置100のアクセスポイント120は、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントを監視する。そして、無線機130が画像処理装置100に装着されると、画像処理装置100の周囲に無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定する。ここで、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在すると判定された場合には、他アクセスポイントが無線接続の確立処理を終了するまで待機する。そして、画像処理装置100の周囲に無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定されると、無線接続の確立処理を開始するように無線機130を制御する。
例えば、画像処理装置100の周囲に無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在する場合に、無線機130にて無線接続の確立処理を開始させると、他アクセスポイントと無線機130との間で無線接続を確立してしまう可能性がある。そこで、本実施の形態では、画像処理装置100の周囲に無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在すると判定された場合には、無線接続の確立処理を開始しないように無線機130を制御する。このような制御を行うことにより、例えば、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントを考慮することなく無線接続の確立処理を行う構成と比較して、無線機130が他アクセスポイントとの間で無線接続を確立する可能性が低減される。
また、本実施の形態において、アクセスポイント120は、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントからSSIDを取得し、取得したSSIDとは異なるSSIDを設定する。このような処理を行うことで、アクセスポイント120のSSIDと同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが存在しなくなるため、無線機130は、アクセスポイント120を特定してアクセスポイント120との間で無線接続を確立し易くなる。
さらに説明すると、例えば、アクセスポイント120と無線機130との無線接続が確立された後、接続が切断されて、再接続を行う場合がある。このような場合、無線機130は、一度接続したときに通知されたSSIDを記憶しておき、記憶したSSIDを用いて、再接続を行うことが考えられる。そのため、アクセスポイント120のSSIDと同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが存在していれば、無線機130は、記憶したアクセスポイント120のSSIDを用いて、他アクセスポイントと無線接続を確立してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態のように、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定することにより、例えば、画像処理装置100の周囲に存在する他アクセスポイントを考慮することなく無線接続の確立処理を行う構成と比較して、無線機130が他アクセスポイントとの間で無線接続を確立する可能性が低減される。
このように、アクセスポイント120は、無線機130が他アクセスポイントとの間で無線接続を確立しないように制御を行う。付言すると、アクセスポイント120の無線接続制御部124は、周辺AP監視部122が他アクセスポイント(他装置)から取得した情報を基に、無線機130が他アクセスポイントとの間で無線接続を確立しないように制御するものとして捉えることができる。
また、上述した例では、SSID設定部123は、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定された場合に、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定することとしたが、このような構成に限られない。例えば、SSID設定部123は、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かの判定が行われる前に、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定してもよい。
ただし、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDをアクセスポイント120に設定した後に、設定したSSIDと同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが新たに設置されることも考えられる。そこで、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定するタイミングは、無線機130にWPSを開始させる直前など、無線機130にWPSを開始させるタイミングに近いほどよい。
また、周辺監視部122は、例えば定期的、任意のタイミングに、他アクセスポイントのSSIDを取得して、自身のSSIDが他アクセスポイントのSSIDとは異なるか否かを確認してもよい。そして、確認の結果、自身のSSIDと同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが存在する場合に、SSID設定部123は、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定してもよい。任意のタイミングの例としては、画像処理装置100の電源オン時、アクセスポイント120の電源オン時などが挙げられる。
また、画像処理装置100には、複数の無線機130が装着される場合がある。ここで、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定する処理は、例えば、複数の無線機130のそれぞれが装着される度に行ってもよいし、最初の無線機130が装着された際に1度だけ行うこととしてもよい。ただし、最初の無線機130が装着された際に1度だけ行う場合には、その後、設定したSSIDと同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが新たに設置されることも考えられる。そのため、上述したように、例えば、周辺監視部122が、定期的に他アクセスポイントのSSIDを取得して、自身のSSIDが他アクセスポイントのSSIDとは異なるか否かを確認するとよい。
さらに、上述した例では、アクセスポイント120は、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定するとともに、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定することとしたが、本実施の形態では、これらの処理のうち、一方の処理だけを実行することとしてもよい。
例えば、アクセスポイント120が、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定する一方で、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定する処理を行わない場合について説明する。この場合、アクセスポイント120は、例えば、画像処理装置100の周囲に無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在しないと判定された場合に、他アクセスポイントのSSIDを取得せずに、無線機130にWPSを開始させる。
ここで、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在しないため、アクセスポイント120と無線機130との間で無線接続が確立される。ただし、アクセスポイント120と同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが存在していれば、上述したように、例えば再接続を行う場合に、無線機130は他アクセスポイントと無線接続を確立してしまう可能性がある。しかし、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定して、確実にアクセスポイント120と無線機130との間の無線接続を1度確立しておけば、アクセスポイント120と同一のSSIDを持つ他アクセスポイントが存在しない限り、再接続の際にも、アクセスポイント120と無線機130との間で無線接続が確立されることとなる。
また、例えば、アクセスポイント120が、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定する処理を行う一方で、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定しない場合について説明する。この場合、アクセスポイント120は、例えば、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在するか否かを判定せずに、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDをアクセスポイント120に設定して、無線機130にWPSを開始させる。
ここで、無線機130にWPSを開始させる際に、無線接続の確立処理を実行中の他アクセスポイントが存在していれば、上述したように、他アクセスポイントと無線機130との間で無線接続を確立してしまう可能性がある。しかし、他アクセスポイントのSSIDとは異なるSSIDを設定し、アクセスポイント120と無線機130との間で無線接続が1度確立された場合には、再接続の際にも、無線機130は、アクセスポイント120を特定してアクセスポイント120との間で無線接続を確立し易くなる。
また、上述した例では、制御部110とアクセスポイント120とは有線により接続されることとしたが、本実施の形態では、制御部110とアクセスポイント120との間も無線により接続されることとしてもよい。この場合、アクセスポイント120と無線機130との間で無線接続を確立する処理を行うのと同様に、アクセスポイント120と制御部110との間でも無線接続を確立する処理が行われる。
さらに、上述した例では、制御部110とアクセスポイント120とを別の構成部品としたが、本実施の形態では、制御部110がアクセスポイント120を有することとしてもよい。この場合には、例えば、ROM110cに格納されているOS(Operating System)のプログラムやアプリケーション・プログラムが、RAM110bに読み込まれてCPU110aに実行されることにより、モジュール検知部121、周辺AP監視部122、SSID設定部123、無線接続制御部124等の各機能部が実現される。
なお、本実施の形態に係る画像処理装置100による処理は、例えば、PC等の汎用のコンピュータにおいて実現してもよい。例えば、画像処理装置100のアクセスポイント120をPC等の汎用のコンピュータが備えることにより、このコンピュータは、自装置内の構成部品が自装置内のアクセスポイントとの間で無線接続を行い、他アクセスポイントとの間で無線接続を行わないように制御する。この場合、アクセスポイント120を備えるコンピュータは、情報処理装置の一例として捉えることができる。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
100…画像処理装置、120…アクセスポイント、121…モジュール検知部、122…周辺AP監視部、123…SSID設定部、124…無線接続制御部、130…無線機

Claims (11)

  1. 無線通信の接続先を識別するための識別子を自装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する取得手段と、
    自装置内の無線機に対して前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を通知する通知手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、前記無線機が当該確立処理を開始するように制御して当該無線機との間で無線接続を確立する接続確立手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 自装置の動作を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記接続確立手段と前記無線機との間の無線接続が確立された後、無線通信により当該無線機の動作を制御すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を前記接続確立手段の識別子として設定する設定手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記設定手段により設定された識別子を前記無線機に対して通知すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知手段は、無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、前記無線機に対して識別子を通知すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知手段は、さらに、前記無線機が無線接続の確立処理を開始した後に、当該無線機に対して識別子を通知すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 自装置から予め定められた範囲内に存在する無線通信機能を有する他装置を検知する検知手段と、
    無線接続の確立処理を実行中の他装置が前記範囲内に存在しない場合に、当該確立処理を開始するように自装置内の無線機を制御する無線制御手段と
    を備える情報処理装置。
  8. 無線通信機能を有する第1無線機と第2無線機とを備え、
    前記第1無線機は、無線通信の接続先を識別するための識別子として、自装置から予め定められた範囲内にある他装置の識別子とは異なる識別子を前記第2無線機に通知し、
    前記第2無線機は、前記第1無線機から通知された識別子を用いて当該第1無線機との間で無線接続を確立する処理を行うこと
    を特徴とする情報処理装置。
  9. 自装置から予め定められた範囲内に存在する無線通信機能を有する他装置の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した情報を基に、自装置内の無線機が前記他装置との間で無線接続を確立しないように制御する無線制御手段と
    を備える情報処理装置。
  10. 画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段が前記画像処理を実行する場合に用いられるとともに、無線通信の機能を有する無線機と、
    無線通信の接続先を識別するための識別子を自装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する取得手段と、
    前記無線機に対して前記取得手段が取得した識別子とは異なる識別子を通知する通知手段と
    を備える画像処理装置。
  11. 情報処理装置が備えるコンピュータに、
    無線通信の接続先を識別するための識別子を前記情報処理装置から予め定められた範囲内にある他装置から取得する機能と、
    前記情報処理装置内の無線機に対して、取得した前記識別子とは異なる識別子を通知する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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