JP2018182609A - 制御機器、機器制御システム - Google Patents

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Akihiro Okazaki
昭広 岡崎
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Takamitsu Kodama
孝光 児玉
淳正 福森
Atsumasa Fukumori
淳正 福森
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Keiji Watanabe
啓二 渡辺
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Abstract

【課題】機器の制御を確実に、且つ適切に行う。【解決手段】本発明の送受信機(101)は、赤外線制御信号を受信する受光部(1)が1個設けられ、赤外線制御信号を送信する発光部(2)が2個設けられ、上記赤外線制御信号は、室内に設置された制御対象の機器を制御するための制御信号であって、当該室内の環境条件に応じて決定された制御信号であり、上記受光部(1)、上記発光部(2)回動可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器をリモートコントロールする制御機器、コントロール装置によって複数の制御機器を制御する機器制御システムに関する。
オフィスや工場等の室内に設置された複数台の空調機器を、室内の環境条件に応じてIRリモコン信号を使用して自動制御するシステムがある。このようなシステムでは、コントロール装置がIR(赤外線)信号を利用して空調機器を制御するリモコン装置と通信し、コントロール装置からのIR信号をリモコン装置が空調機器を制御するためのコマンドとして送信する。ここで、リモコン装置が空調機器へのコマンドを中継する中継器として機能している。このように、中継器を用いて機器を制御する技術は、特許文献1に開示されている。
特許第3654828号公報(2005年3月11日登録)
ところで、特許文献1では、リモコンから空調機器への信号がIRであることに起因する問題、すなわち赤外線の性質である直進性および指向性のために、特に、リビングなどの広い部屋では、リモコンの設置場所、設置方向と室内機の設置場所の位置関係によっては、操作できず、リモコンの設置場所が制約されるといった問題を解消するために、リモコンから空調機器への信号を無線電波にしている点が開示されている。
しかしながら、無線電波の場合、周波数によってはトラフィックの問題が発生し、機器を制御するためのリモコン信号として適切に使用することができない虞がある。このため、無線電波をリモコン信号として使用した場合、空調機器の制御が確実に、且つ適切に行えない虞がある。
本発明の一態様は、リモコン信号として、無線電波を用いた場合、IRを用いた場合に起因する問題を解消し、機器の制御を確実に、且つ適切に行える制御機器、および機器制御システムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御機器は、赤外線制御信号を受信する受信部が少なくとも1個設けられ、上記受信部で受信した赤外線制御信号または当該赤外線制御信号によって生成される別の赤外線制御信号を送信する送信部が少なくとも2個設けられた制御機器であって、上記赤外線制御信号は、室内に設置された制御対象の機器を制御するための制御信号であって、当該室内の環境条件に応じて決定された制御信号であり、上記受信部、上記送信部の少なくとも1個が回動可能に設けられていることをと特徴としている。
本発明の一態様によれば、リモコン信号として、無線電波を用いた場合、IRを用いた場合に起因する問題を解消し、機器の制御を確実に、且つ適切に行えるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る制御機器の概略斜視図である。 図1に示す制御機器を上面から見た平面図である。 図1に示す制御機器を側面から見た平面図である。 図1に示す制御機器を用いた制御システムの概略を示すブロック図である。 図4に示す制御システムの比較例を示す制御システムの概略を示すブロック図である。 IRリモコン信号のみを用いて機器を制御する例を説明する図である。 IRリモコン信号と制御信号を併用して機器を制御する例を説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムの変形例1を説明する図である。 本実施形態1に係る制御システムの変形例2を説明する図である。 図15に示す変形例2で用いるスイッチの一例を示す図である。 本実施形態2に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態2に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態2に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。 本実施形態2に係る制御システムにおける制御の流れを説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(機器制御システムの概要)
図4は、複数の機器を制御するための機器制御システムの概略構成を示す図である。
機器制御システムは、図4に示すように、室内200に設置された制御対象である機器D1〜D8を制御するために、コントロール装置(主制御装置)A、中継装置B1,B2、リモコン装置C1,C2を含んでいる。ここで、機器D1〜D8は、エアコン、空気清浄機等の空気調和機とする。なお、機器D1〜D8は、空気調和機に限定されるものではなく、他の電子機器であってもよい。
ここで、上記機器制御システムでは、コントロール装置A、中継装置B1,2、リモコン装置Cとの間で使用する赤外線制御信号としてのIR(infrared ray:赤外線)リモコン信号(図中の点線矢印)、制御信号(機器制御信号)(図中の実線矢印)を以下のように定義する。IRリモコン信号は、機器を操作するIRリモコン装置から送信される信号と同じである。制御信号は、IRリモコン信号の種類に対応するコマンドを含む信号である。このコマンドは、基本的に機器の区別なく、単に「ON」「OFF」「強」「弱」のような情報を含む。また、IRリモコン信号はもちろん、制御信号も赤外線信号である。
コントロール装置Aは、室内200内の環境(温度、湿度、空気の汚れ具合等)を測定して得られた結果(受信した各種センサ(図示せず)からの検知信号)に基づき、IRリモコン信号を機器D3,D7に送信する一方、制御信号を中継装置B1,B2に送信する。なお、IRリモコン信号は言うまでもなく、赤外線信号であるが、図4に示す機器制御システムにおいて使用する制御信号も全て赤外線信号である。
中継装置B1,B2は、コントロール装置Aからの制御信号をリモコン装置C1,2に中継するとともに、機器D4,D8にIRリモコン信号を送信するための装置である。中継装置B1は、コントロール装置Aからの制御信号を受信し、機器D4に対してはIRリモコン信号を送信する一方、リモコン装置C1に対しては制御信号を送信する。同様に、中継装置B2は、コントロール装置Aからの制御信号を受信し、機器D8に対してはIRリモコン信号を送信する一方、リモコン装置C2に対しては制御信号を送信する。
リモコン装置C1,C2は、中継装置B1,B2からの制御信号に基づき、それぞれが制御する機器D1,D2および機器D5,6にIRリモコン信号を送信する。なお、図4に示す制御システムでは、中継装置B1,B2を含んだ例を示しているが、機器D1〜D4の設置位置によっては、中継装置B1,B2を含まず、コントロール装置Aからの制御信号をリモコン装置C1,C2が直接受信するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、コントロール装置A、中継装置B1,B2リモコン装置C1,2は、赤外線制御信号である制御信号、IRリモコン信号の送受信機能について基本的に同じ構成の送受信機(制御機器)を使用する。なお、送受信機能以外の機能については、各装置において異なるが、本発明の本質ではないため詳細な説明は省略する。
(送受信機)
コントロール装置A、中継装置B1,B2リモコン装置C1,C2が備える送受信機について以下に説明する。
図1は、送受信機101の概略構成斜視図である。図2は、図1に示す送受信機101の平面図である。図3は、図1に示す送受信機101の側面図である。
送受信機101は、図1に示すように、受光部1および発光部(送信部)2が基体3上に配置された構成となっている。なお、受光部1は、赤外線(赤外線制御信号)を受光する受光部であり、基体3上に1個以上設けることが好ましく、また、発光部2は、赤外線(赤外線制御信号)を発光する発光部であり、基体3上に2個以上設けることが好ましい。本実施形態では、受光部1が1個、発光部2が2個を例に説明する。
図2の(a)および図3の(a)に示すように、受光部1の受信範囲はθ1であり、発光部2の送信範囲はθ2である。
受光部1は、基体3上でZ軸を中心として回動可能に設けられ、且つX軸を中心として回動可能に設けられている。発光部2は、受光部1と同様に、基体3上でZ軸を中心として回動可能に設けられ、且つX軸を中心として回動可能に設けられている。
これにより、受光部1は、図2の(b)に示すように、基体3上でZ軸を中心に回動し、また、図3の(b)に示すように、基体3上でX軸を中心に回動する。発光部2も受光部1と同様に回動する。従って、送受信機101は、設置した場所に応じて、受光部1を回動させることで当該受光部1の受信方向(受光面)を最適な向きに設定可能となり、また、発光部2を回動させることで、当該発光部2の送信方向(発光面)を最適な向きに設定可能となる。
受光部1および発光部2は、基体3上で回動可能に設けられているが、電気的に自動回動させるようにしてもよいし、機械的に手動回動させるようにしてもよい。また、ここでは、X軸、Z軸の2軸で受光部1および発光部2を可動する例について説明しているが、これに限定されるものではなく、Y軸も含めた3軸で受光部1および発光部2を可動するようにしてもよいし、4軸以上の多軸で受光部1および発光部2を可動するようにしてもよい。なお、受光部1、発光部2を回動させるための手段については、どのような手段を用いてもよい。
ここで、コントロール装置Aに上記構成の送受信機101を適用した場合、受光部1は用いず、発光部2を4個用いる。具体的には、中継装置B1,B2に制御信号を送信するための発光部2、および機器D3,D7にIRリモコン信号を送信するための発光部2が必要なので、合計4個の発光部2が必要になる。また、中継装置B1,B2とリモコン装置C1,C2は、それぞれ受光部1が1個、発光部2が2個なので、図1に示す送受信機101をそのまま用いることができる。
(機器制御システムによる効果)
以下、図4に示す機器制御システムによる効果を説明する。
図5は、図4に示す機器制御システムにおいて、全ての制御信号をIRリモコン信号にした場合の説明図である。図6は、全ての制御信号をIRリモコン信号にした場合の制御信号の流れを示す図である。図7は、IRリモコン信号と制御信号とを併用した場合の制御信号の流れを示す図である。
図5に示す機器制御システムのように、本願で説明した制御信号を用いず、全てIRリモコン信号を用いた場合、以下に示す問題が生じる。
(1)機器のレイアウトによっては、信号が干渉する恐れがある。例えば、コントロール装置Aにおいては、機器D5向けの信号と中継装置B1向けの信号が干渉し、中継装置B1においては、リモコン装置C1向けと機器D4向けの信号が干渉する。
(2)中継先の機器と途中の機器の機種が違う場合、全てのリモコン信号(機器毎のリモコン信号)を中継する必要がある。例えば図6に示すように、コントロール装置Aは、機器D1〜4全てに対応するIRリモコン信号を機器D3だけでなく、中継装置B1にも送信する必要がある。中継装置B1は、コントロール装置Aから受け取ったIRリモコン信号を、機器D4の他に、リモコン装置C1にも送信する。さらに、リモコン装置C1は、受け取ったIRリモコン信号を機器D1,D2それぞれに振り分けて送信する。
これに対して、図4に示す本願の機器制御システムでは、コントロール装置Aと中継装置B1との間、中継装置B1とリモコン装置C1との間は、制御信号が通信に使用されている。これにより、以下のような効果を奏する。
(1)機器のIRリモコン信号フォーマットの制約に従う必要が無い為、信号のロバスト性を高くすることができる。
(2)必要に応じて、IRリモコン信号と別の制御上の属性を持ったコマンドを送ることが出来る。例えば、制御信号を受け取った中継装置B1またはリモコン装置C1は30秒後にIRリモコン信号を機器D4,機器D1,機器D2に送る、というコマンドも設定できる。
(3)中継先の機器D1,機器D2と途中の機器D4の機種が違う場合も、予め、コントロール装置A、中継装置B1、リモコン装置C1において操作する機器の種類を認識しておくことにより同一の制御コマンドを中継するだけで操作できる。例えば図7に示すように、機器D1〜4の全てに風量「強」を指示する場合、まず、コントロール装置Aは、風量「強」という制御コマンドを制御信号として中継装置B1に送信する。中継装置B1は受信した制御信号の制御コマンドから機器D4に風量「強」を指示するIRリモコン信号を送信する一方、リモコン装置C1には、コントロール装置Aからの制御信号をそのまま送信する。リモコン装置C1は受信した制御信号の制御コマンドから機器D1、機器D2に風量「強」を指示するIRリモコン信号を送信する。
(4)制御信号の内容次第で、特定の機器に対する命令をある程度個別に設定して送ることも出来る。例えば、中継装置B1、リモコン装置C1がそれぞれ個別のIDを持つものとし、制御信号として、各IDを指定して任意のIRリモコン信号を出力するよう指示する内容を含んだ制御信号※としてもよい。
(機器制御システムによる具体的な機器の制御)
図4に示す機器制御システムによる機器の制御の一例について以下に説明する。ここで説明に使用する図8〜図13は、説明の便宜上、図4に示す機器制御システムの右半分の領域に配置されたコントロール装置A、中継装置B、リモコン装置C、機器D1〜D4におけるIRリモコン信号、制御信号の流れを示す。
ここでは、図8に示すように全ての機器D1〜D4が停止している状態から、全ての機器D1〜D4を運転状態に制御する場合に、機器D1〜D4にIRリモコン信号を受信させ、中継装置B、リモコン装置Cに制御信号を受信させる方法につい説明する。
なお、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cは、何れも送受信機101を備えている。つまり、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cは、それぞれ受光部を1個、発光部を2個ずつ持つものとする。他だし、コントロール装置Aは、受光部は使用しない。ここで、受光部は、自分に向かっている矢印に受光面を向け、発光部は、自分から出て行く矢印に送信面を向ける。
本実施形態では、2個の発光部は、個別に出力内容が設定されるものではなく、同じ信号を送信するものとする。すなわち、IRリモコン信号を送信する場合、2個の発光部から同じIRリモコン信号が同時に送信され、制御信号を送信する場合、2個の発光部から同じ制御信号が同時に送信される。
(コントロール装置Aから機器D3と中継装置B)
コントロール装置Aから機器D3に向けて運転指示のIRリモコン信号を送信する場合、図9に示すように、機器D3と中継装置Bとに同じIRリモコン信号が送信される。これは、コントロール装置Aの2つの発光部は回路的に区別されておらず、両方に同じ信号が送信されるためである。
機器D3は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。中継装置Bは、IRリモコン信号を受信するものの、運転を開始しない。これは、中継装置Bが制御信号以外の信号を受信した場合、受信した信号を無視するように設計されているためである。
次に、コントロール装置Aは、IRリモコン信号の送信と干渉しないように時間を空けて、中継装置Bに向けて制御信号(コマンド:運転)を送信する。この場合、図10に示すように、機器D3と中継装置Bとに同じ制御信号が送信される。ここで、制御信号は、機器D3が受信しても無視されるようなコードにしておく。これにより、制御信号は機器D3に届くものの無視される。
一方、中継装置Bは、制御信号を受信し、運転状態となり、以下の2種類の信号を機器D4とリモコン装置Cに出力する。
(1)IRリモコン信号:自分の担当機器である機器D4の制御のためのリモコン信号
このリモコン信号は、受信した制御信号(運転)の内容に沿った信号となっている。
(2)制御信号:受信した制御信号とまったく同じもの。
(中継装置Bから機器D4とリモコン装置C)
中継装置Bは、まず、IRリモコン信号を機器D4とリモコン装置Cに送信し、次に、少し時間を空けて、制御信号を機器D4とリモコン装置Cに送信する。
中継装置Bから機器D4に向けて運転指示のIRリモコン信号を送信する場合、図11に示すように、機器D4とリモコン装置Cとに同じIRリモコン信号が送信される。これは、中継装置Bの2つの発光部は回路的に区別されておらず、両方に同じ信号が送信されるためである。
機器D4は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。リモコン装置Cは、IRリモコン信号を受信するものの、運転を開始しない。これは、リモコン装置Cが制御信号以外の信号を受信した場合、受信した信号を無視するように設計されているためである。
次に、中継装置Bは、IRリモコン信号の送信と干渉しないように時間を空けて、リモコン装置Cに向けて制御信号(コマンド:運転)を送信する。この場合、図12に示すように、機器D4とリモコン装置Cとに同じ制御信号が送信される。ここで、制御信号は、機器D4が受信しても無視されるようなコードにしておく。これにより、制御信号は機器D4に届くものの無視される。
一方、リモコン装置Cは、制御信号を受信し、運転状態となり、以下の信号を機器D1,D2に出力する。
(1)IRリモコン信号:自分の担当機器である機器D1,D2の制御のためのリモコン信号。このリモコン信号は、受信した制御信号(運転)の内容に沿った信号となっている。
(リモコン装置Cから機器D1と機器D2)
最後に、リモコン装置Cの発光部から機器D1、D2に向けてIRリモコン信号を送信する。リモコン装置Cもコントロール装置A、中継装置Bと同様に、2つの発光部は回路的に区別されておらず、図13に示すように、両方に同じ信号が送信される。
従って、機器D1,D2は、リモコン装置CからのIRリモコン信号を受信し、運転を開始する。ここでは、機器D1、D2は同じ種類の(同じIRリモコン信号で動く)機器とする。なお、機器D1、D2が異なる種類のIRリモコン信号で動く機器であれば、機器D1用のIRリモコン信号を送信した後、一定時間空けて、機器D2用のIRリモコン信号を送信するようにすればよい。
以上のように、本機器制御システムにおいては、コントロール装置Aから送信されたIRリモコン信号、制御信号によって、機器D1〜機器D4が運転状態となる。
なお、リモコン装置Cは、システムの最終段に使用する機器であるため、本実施形態では、意図しない相手に中継装置Bから受信した制御信号を送信しない構成となっている。つまり、リモコン装置Cは、制御信号自体を発光部から送信しない構成、すなわち制御信号を中継しない構成となっている。但し、リモコン装置Cが制御信号を中継してもよい。この例については以下の変形例1の後の変形例2において説明する。
(変形例1)
上記説明では、コントロール装置Aは、機器D3のみにIRリモコン信号を送信する例を示したが、複数の機器(機器D3とは異なる種類のIRリモコン信号で動く機器)にIRリモコン信号を送信してもよい。
図14は、コントロール装置Aが機器D3の他に、機器D5にもIRリモコン信号を送信する例を示した図である。
この場合、図9に示すIRリモコン信号を送信する処理を、一定時間を空けて2回繰り返せばよい。すなわち、コントロール装置Aから機器D3に向けて運転指示の機器D3用のIRリモコン信号を送信する場合、図14に示すように、機器D3、機器D5、中継装置Bに同じIRリモコン信号が送信される。
機器D3は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。機器D5および中継装置Bは、IRリモコン信号を受信するものの、運転を開始しない。
次に、コントロール装置Aは、機器D3用のIRリモコン信号の送信と干渉しないように時間を空けて、機器D5用のIRリモコン信号を送信する。この場合も、機器D3用のIRリモコン信号を送信したときと同じように、機器D3、機器D5、中継装置Bに同じIRリモコン信号が送信される。
機器D5は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。機器D3および中継装置Bは、IRリモコン信号を受信するものの、運転を開始しない。
このようにして、コントロール装置Aから機器D3と機器D5のそれぞれに対応するIRリモコン信号が送信される。
その後、コントロール装置Aは、中継装置B向けの制御信号を送信する。ここで、制御信号は、機器D3、機器D5が受信しても無視されるようなコードにしておく。これにより、制御信号は機器D3、機器D5に届くものの無視される。
本変形例の場合、コントロール装置Aの発光部は基本、機器と中継器の数だけ(図では3個)あるのが望ましいが、1個の発光部でカバー可能なほどレイアウトが近い機器D・中継装置Bがあった場合はその部分をひとつの発光部で操作しても良いことにする。
中継装置Bについても、送信先の機器の数だけ発光部が必要であるが、コントロール装置Aと同様に、1個の発光部でカバー可能なほどレイアウトが近い機器D・リモコン装置Cがあった場合はその部分をひとつの発光部で操作しても良いことにする。
(変形例2)
上記説明では、リモコン装置Cは、IRリモコン信号のみを送信する構成として説明したが、中継装置Bと同じ構成とし、各機器に制御信号を送信してもよい。
図15は、中継装置Bとリモコン装置Cとがハードウェア的に同等である場合の例を示す図である。
この場合、リモコン装置Cは、中継装置Bと同様に、受信した制御信号をそのまま機器D1、D2に出力する。機器D1、D2は、元々、自分用のIRリモコン信号以外を受信しても無視する仕様となっているため、問題にならない。
これにより、機器制御システムを構築する際に、中継装置B、リモコン装置Cを区別することなく、同じ構成の送受信機101を用いることができる。しかも、リモコン装置Cを中継装置として使用することが可能となるため、中継装置Bの段数を容易に増やすことが可能となり、その結果、機器制御システムの拡張を容易に行うことができるという効果を奏する。
図16は、中継装置Bとリモコン装置Cとをハードウェア的に同等(送受信機101)にした場合の機能を切り替えるためのディップスイッチ(設定回路)の一例を示す図である。
中継装置B、リモコン装置Cに同じ構成の送受信機101を用いた場合、中継装置Bとして機能させるか、リモコン装置Cとして機能させるかを選択できるように構成する。例えば図16に示すディップスイッチの終端のスイッチをONにすれば、リモコン装置Cとして機能させ、上記終端のスイッチをOFFにすれば、中継装置Bとして機能させることができる。
また、図16に示すディップスイッチによって、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cがどの種類の機器D1〜D5にIRリモコン信号を出力するかを設定するようにしてもよい。すなわち、ディップスイッチは、赤外線制御信号の送信先の機器Dを設定する設定回路として機能する。
ここで、コントロール装置Aの場合、ディップスイッチにより選択された機器(ONに設定した機器)が複数あれば、選択された機器の数だけ、前述したIRリモコン信号の送信処理(図9)を繰り返すことになる。
また、図15に示す機器制御システムにおいて、機器D3、機器D4が無い場合、コントロール装置A、中継装置BはIRリモコン信号を出力しないという設定項目を、上記ディップスイッチに設けてもよい。
以上のように、図16に示すディップスイッチを送受信機101に搭載すれば、送受信機101において、赤外線制御信号としてIRリモコン信号および制御信号の両方を送信する構成とすることはもとより、赤外線制御信号としてIRリモコン信号のみを送信する構成、また、赤外線制御信号として制御信号のみを送信する構成とすることも可能である。従って、送受信機101は、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cの何れに搭載されても、それぞれの装置が配置された位置や、それぞれの機能に応じて、赤外線制御信号を上記のように切り替えることが可能となるため、当該送受信機101を用いた機器制御システムの設計の自由度が増す。
以上のように、本送受信機101では、受光部1、発光部2の少なくとも1個が回動可能に設けられていることで、当該送受信機101を所定の位置に設置した状態で、赤外線制御信号の受信方向、送信方向の少なくとも一方を自在に変更することが可能となる。例えば受光部1が回動可能であれば、赤外線制御信号の送信元である機器から送信される赤外線制御信号を適切に受信できる向き(赤外線の直進性、指向性を損なわない向き)に受光部1の受光面を設定することができる。また、発光部2が回動可能であれば、赤外線制御信号の送信先である機器が適切に当該赤外線制御信号を受信できる向き(赤外線の直進性、指向性を損なわない向き)に、当該発光部2の発光面を設定することができる。
これにより、制御信号が赤外線であることに起因する問題、すなわち赤外線の性質である直進性および指向性のために、制御機器の設置場所が制約されるといった問題は生じない。しかも、制御信号が赤外線であるため、制御信号に無線電波を用いた場合に生じる問題、すなわちトラフィックによる送受信不良が発生するという問題も生じない。
さらに、発光部2は少なくとも2個設けられているので、発光部2の個数に応じた数の機器に対して、赤外線制御信号を適切に送信することができる。さらに、送信先の機器の配置状態によっては、発光部2の少なくとも1個が回動可能であれば、他の発光部2は回動可能でなくてもよい。
従って、リモコン信号として無線電波を用いた場合に起因する問題およびIRを用いた場合に起因する問題を解消し、制御対象の機器の配置に応じて確実に赤外線制御信号の送受行わせることが可能となるため、制御対象となる機器の制御を確実に、且つ適切に行うことができるという効果を奏する。
なお、本実施形態では、各発光部2に個別に出力内容が設定できない場合の例について説明したが、以下の実施形態2では、各発光部に個別に出力内容が設定できる場合の例について説明する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図4に示す機器制御システムの制御の他の例について以下に説明する。前記実施形態1と同様に、ここで、図17〜図20は、説明の便宜上、図4に示す機器制御システムの右半分の領域に配置されたコントロール装置A、中継装置B、リモコン装置C、機器D1〜D4におけるIRリモコン信号、制御信号の流れについて説明する。
(機器制御システムによる具体的な機器の制御)
ここでは、図17に示すように全ての機器D1〜D4が停止している状態から、全ての機器D1〜D4を運転状態に制御する場合に、機器D1〜D4にIRリモコン信号を受信させ、中継装置B、リモコン装置Cに制御信号を受信させる方法につい説明する。
なお、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cは、何れも送受信機101を備えている。つまり、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cは、それぞれ受光部を1個、発光部を2個ずつ持つものとする。他だし、コントロール装置Aは、受光部は使用しない。ここで、受光部は、自分に向かっている矢印に受光面を向け、発光部は、自分から出て行く矢印に送信面を向ける。
本実施形態では、コントロール装置Aの2つの発光部は回路的に区別されている。このため、2個の発光部は、個別に出力内容が設定される。すなわち、2個の発光部の一方はIRリモコン信号を送信し、他方は制御信号を送信するようにできる。
(コントロール装置Aから機器D3と中継装置B)
コントロール装置Aから機器D3に向けて運転指示のIRリモコン信号を送信する場合、図18に示すように、機器D3にはIRリモコン信号が送信され、中継装置Bには制御信号(コマンド:運転)が送信される。
機器D3は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。中継装置Bは、制御信号を受信し、運転状態となり、以下の2種類の信号を機器D4とリモコン装置Cに出力する。
(1)IRリモコン信号:自分の担当機器である機器D4の制御のためのリモコン信号
このリモコン信号は、受信した制御信号(運転)の内容に沿った信号となっている。
(2)制御信号:受信した制御信号とまったく同じもの。
(中継装置Bから機器D4とリモコン装置C)
中継装置Bから機器D4に向けて運転指示のIRリモコン信号を送信する場合、図19に示すように、機器D4にIRリモコン信号が送信され、リモコン装置Cに制御信号(コマンド:運転)が送信される。
機器D4は、IRリモコン信号を受信し、運転を開始する。リモコン装置Cは、制御信号を受信し、運転状態となり、以下の信号を機器D1,D2に出力する。
(1)IRリモコン信号:自分の担当機器である機器D1,D2の制御のためのリモコン信号。このリモコン信号は、受信した制御信号(運転)の内容に沿った信号となっている。
(リモコン装置Cから機器D1と機器D2)
最後に、リモコン装置Cの発光部から機器D1、D2に向けてIRリモコン信号を送信する。リモコン装置Cもコントロール装置A、中継装置Bと同様に、2つの発光部は回路的に区別されているため、機器D1、D2が異なる種類の(異なるIRリモコン信号で動く)機器であれば、一方の発光部から機器D1用のIRリモコン信号を送信し、他方の発光部から機器D2用のIRリモコン信号を送信する。もちろん、機器D1、D2が同じ種類の(同じIRリモコン信号で動く)機器であれば、2つの発光部ともに同じIRリモコン信号を送信するようにすればよい。
以上のように、本機器制御システムにおいては、コントロール装置Aから送信されたIRリモコン信号、制御信号によって、機器D1〜機器D4が運転状態となる。このように、本実施形態では、発光部が回路的に区別されているので、IRリモコン信号を送信すべき機器Dの数が増えても、発光部が回路的に区別されていない場合よりも、送信回数は増えないので、効率良く、機器の制御を行うことができる。
なお、リモコン装置Cは、システムの最終段に使用する機器であるため、本実施形態では、前記実施形態1と同様に、意図しない相手に中継装置Bから受信した制御信号を送信しない構成となっている。つまり、リモコン装置Cは、制御信号自体を発光部から送信しない構成、すなわち制御信号を中継しない構成となっている。但し、リモコン装置Cが制御信号を中継してもよい。
本実施形態では、中継装置Bが1段の例の場合を説明したが、中継装置Bの段数は特に決まりはなく、制御対象の機器の数や配置状況に応じて適宜増やしてもよい。
また、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cは、それぞれ1〜2台以上の機器を動かしてもよい。
さらに、中継装置B、リモコン装置Cを同じ送受信機101で実現する場合、中継装置Bとして機能させるか、リモコン装置Cとして機能させるか、どの発光部からどの種類の機器のIRリモコン信号を出力させるかを、前記実施形態1と同様に、ディップスイッチによって設定してもよい。但し、本実施形態の場合、発光部が回路的に分離されているため、大量のスイッチが必要になる。従って、スイッチを設ける代わりに、中継装置B、リモコン装置Cをパソコン等に接続してユーザインターフェースを用いて設定可能にしてもよし、設定ファイルを中継装置Bやリモコン装置Cに転送して選択できるようにしても良い。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態においては、機器制御システムの構成、送受信機101の構成について前記実施形態1,2と同じであり、コントロール装置Aから出力される制御信号に含まれる情報が異なる。
すなわち、制御信号には、さらに以下の情報を含んでも良い。
(1)どの種類の機器に関する制御信号であるか否かを示す情報。この情報を含むことにより、任意の種類の機器だけ操作できるようになる。
(2)どの中継装置B、リモコン装置Cに宛てた制御信号であるか否かを示す情報。この情報を含むことにより、任意の中継装置B、リモコン装置Cが管轄する機器だけ操作できるようになる。
以上のように、実施形態1〜3において説明した送受信機101、機器制御システムによれば、送受信機101をコントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cの全ての装置に適用することができるため、室内に既に設置された制御対象の機器Dの制御は、当該機器Dに応じてコントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cそれぞれの受光部1の受光面、発光部2の発光面を設定するだけでよい。
なお、前記実施形態1〜3では、送受信機101において受光部1、発光部2の全てが回動可能に設けられた例を示したが、これに限定されるものではなく、受光部1、発光部2の少なくとも1個が回動可能であればよい。これは、送受信機101を設置する場所によっては、受光部1,発光部2の全てが回動可能でなくとも、1個、または2個のみを回動可能するだけで、赤外線制御信号の送受が可能にできる場合があるからである。
また、前記実施形態1〜3において、コントロール装置A、中継装置B、リモコン装置Cに用いられる送受信機101は、全ての発光部2が基体3に回動自在に設けられた例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、発光部2を、送受信機101の基体3から離脱可能に設け、当該送受信機101から有線または無線によって赤外線制御信号を送信するようにしてもよい。この場合、送受信機101が限られた位置に設置された場合であっても、赤外線制御信号の送信先の機器に対して発光部2を自由に向けることが可能となる。従って、送受信機101を用いた機器制御システムにおいて、当該送受信機101の設置の自由度が増すという効果を奏する。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る制御機器は、赤外線制御信号(IRリモコン信号、制御信号)を受信する受信部(受光部1)が少なくとも1個設けられ、上記受信部(受光部1)で受信した赤外線制御信号(IRリモコン信号、制御信号)を送信する送信部(発光部2)が少なくとも2個設けられた制御機器(送受信機101)であって、上記赤外線制御信号(IRリモコン信号、制御信号)は、室内200に設置された制御対象の機器Dを制御するための制御信号であって、当該室内200の環境条件に応じて決定された制御信号であり、上記受信部(受光部1)および上記送信部(発光部2)の少なくとも1個が回動可能に設けられていることを特徴としている。
上記構成によれば、受信部、送信部の少なくとも1個が回動可能に設けられていることで、当該制御機器を所定の位置に設置した状態で、赤外線制御信号の受信方向、送信方向の少なくとも一方を自在に変更することが可能となる。例えば受信部が回動可能であれば、赤外線制御信号の送信元である機器から送信される赤外線制御信号を適切に受信できる向き(赤外線の直進性、指向性を損なわない向き)に受信部の受信面を設定することができる。また、送信部が回動可能であれば、赤外線制御信号の送信先である機器が適切に当該赤外線制御信号を受信できる向き(赤外線の直進性、指向性を損なわない向き)に、当該送信部の送信面を設定することができる。
これにより、制御信号が赤外線であることに起因する問題、すなわち赤外線の性質である直進性および指向性のために、制御機器の設置場所が制約されるといった問題は生じない。しかも、制御信号が赤外線であるため、制御信号に無線電波を用いた場合に生じる問題、すなわちトラフィックによる送受信不良が発生するという問題も生じない。
さらに、送信部は少なくとも2個設けられているので、送信部の個数に応じた数の機器に対して、赤外線制御信号を適切に送信することができる。さらに、送信先の機器の配置状態によっては、送信部の少なくとも1個が回動可能であれば、他の送信部は回動可能でなくてもよい。
従って、リモコン信号として無線電波を用いた場合に起因する問題およびIRを用いた場合に起因する問題を解消し、制御対象の機器の配置に応じて確実に赤外線制御信号の送受行わせることが可能となるため、制御対象となる機器の制御を確実に、且つ適切に行うことができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る制御機器は、上記態様1において、上記送信部(発光部2)から送信する赤外線制御信号は、機器の操作コマンドを含むリモコン信号(IRリモコン信号)、またはリモコン信号の種類に対応するコマンドを含む機器制御信号(制御信号)であってもよい。
上記構成によれば、送信部から送信する赤外線制御信号が、機器の操作コマンドを含むリモコン信号であることで、制御機器により赤外線制御信号の送信先の機器を直接操作することができる。また、送信部から送信する赤外線制御信号が、リモコン信号の種類に対応するコマンドを含む機器制御信号であることで、送信先の機器を直接操作はできないが、当該送信先の機器をリモコン操作の対象となる機器への中継機として使用することが可能となる。つまり、機器を間接的に操作することが可能となる。
これにより、一つの制御機器において、機器の直接操作と、機器の間接操作とを可能にする。
本発明の態様3に係る制御機器は、上記態様2において、上記送信部(発光部2)から送信する赤外線制御信号は、送信先の機器Dに応じて、上記リモコン信号(IRリモコン信号)と上記機器制御信号(制御信号)の両方、上記リモコン信号(IRリモコン信号)のみ、上記機器制御信号(制御信号)のみの何れかに設定されていてもよい。
上記構成によれば、送信先の機器に対して、適切な赤外線制御信号を確実に送信することが可能となるため、制御対象となる機器の制御を確実に、且つ適切に行うことができる。
本発明の態様4に係る制御機器は、上記態様2において、同一の上記送信部(発光部2)から上記リモコン信号(IRリモコン信号)および上記機器制御信号(制御信号)が送信される場合、上記リモコン信号(IRリモコン信号)と上記機器制御信号(制御信号)を送信するタイミングがずれていてもよい。
上記構成によれば、赤外線制御信号の送信先の機器において、リモコン信号と機器制御信号との干渉を無くすことが可能となる。これによって、制御対象となる機器の制御を確実に、且つ適切に行うことができる。
本発明の態様5に係る制御機器は、上記態様2において、上記各送信部(発光部2)から送信されるそれぞれの赤外線制御信号は、それぞれの送信先の機器に対応した赤外線制御信号であってもよい。
上記構成によれば、各送信部から送信されるそれぞれの赤外線制御信号は、それぞれの送信先の機器に対応した赤外線制御信号であることで、制御対象の機器に対して不要な信号を送信することがないため、リモコン信号と機器制御信号との干渉を考慮する必要がない。これにより、制御対象となる機器の制御を確実に、且つ適切に行うことができる。
本発明の態様6に係る制御機器は、上記態様1〜5の何れか1態様において、赤外線制御信号の送信先の機器を設定する設定回路を備えていてもよい。
上記構成によれば、赤外線制御信号の送信先の機器を設定する設定回路を備えることで、同一構成の制御機器を、コントロール装置、中継装置、リモコン装置等の機器制御システムに適用することが可能となる。このような制御機器を用いれば、機器制御システムを容易に且つ、安価に構築することが可能となる。
本発明の態様7に係る制御システムは、室内に制御対象の機器が複数設置され、各機器を制御する制御システムであって、室内の環境を測定して得られた情報に基づき、赤外線制御信号を生成する主制御装置と、主制御装置から送信された赤外線制御信号に基づいて機器を操作するリモコン装置と、を含み、上記主制御装置およびリモコン装置は、上記態様1〜6の何れか1態様に記載の制御機器を赤外線制御信号の送受信機器として用いたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記態様1〜6の何れか1態様に制御機器と同じ効果を奏する。しかも、リモコン装置、主制御装置に同じ制御機器を用いることが可能となるため、機器制御システムの構築に係る費用を低減することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 受光部(受信部)
2 発光部(送信部)
3 基体
101 送受信機(制御機器)
200 室内
A コントロール装置(主制御装置)
B 中継装置
C リモコン装置
D 機器(制御対象の機器)

Claims (7)

  1. 赤外線制御信号を受信する受信部が少なくとも1個設けられ、
    上記受信部で受信した赤外線制御信号または当該赤外線制御信号によって生成される別の赤外線制御信号を送信する送信部が少なくとも2個設けられた制御機器であって、
    上記赤外線制御信号は、室内に設置された制御対象の機器を制御するための制御信号であって、当該室内の環境条件に応じて決定された制御信号であり、
    上記受信部および上記送信部の少なくとも1個が回動可能に設けられていることを特徴とする制御機器。
  2. 上記送信部から送信する赤外線制御信号は、機器の操作コマンドを含むリモコン信号、リモコン信号の種類に対応するコマンドを含む機器制御信号の少なくとも一方の信号であることを特徴とする請求項1に記載の制御機器。
  3. 上記送信部から送信する赤外線制御信号は、送信先の機器に応じて、上記リモコン信号と上記機器制御信号の両方、上記リモコン信号のみ、上記機器制御信号のみの何れかに設定されていることを特徴とする請求項2に記載の制御機器。
  4. 同一の上記送信部から上記リモコン信号および上記機器制御信号が送信される場合、上記リモコン信号と上記機器制御信号を送信するタイミングがずれていることを特徴とする請求項2に記載の制御機器。
  5. 上記各送信部から送信されるそれぞれの赤外線制御信号は、それぞれの送信先の機器に対応した赤外線制御信号であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の制御機器。
  6. 赤外線制御信号の送信先の機器を設定する設定回路を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の制御機器。
  7. 室内に制御対象の機器が複数設置され、各機器を制御する機器制御システムであって、
    室内の環境を測定して得られた情報に基づき、赤外線制御信号を生成する主制御装置と、
    主制御装置から送信された赤外線制御信号に基づいて機器を操作するリモコン装置と、を含み、
    上記主制御装置およびリモコン装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載の制御機器を赤外線制御信号の送受信機器として用いたことを特徴とする機器制御システム。
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