JP2018182013A - クライオスタット - Google Patents

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【課題】開口部を外容器の底面側に設けてもその開口部からの侵入熱を大幅に抑制できる新規なクライオスタットの提供。【解決手段】外容器120の底部に開閉自在な開口部130を形成すると共に、その開口部130から内容器110内に延びる通路140を形成し、その通路140内にインサート200を着脱自在に装着する。これによって、開口部130から内容器110内に延びる通路140内がインサート200で充填されて塞がれた状態になるため、この通路140内でのガスの対流現象が抑制されて開口部130から内容器110への侵入熱を大幅に抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、液体ヘリウムなどの寒剤を用いて超伝導センサなどの被冷却体を極低温状態に冷却するためのクライオスタット(極低温冷却装置)に関する。
従来のクライオスタットは、超伝導センサを寒剤と共に収容する内容器と、この内容器を真空層や断熱材を介して収容する外容器との二重構造となっており、この外容器に形成された開口部から内容器側に延びる管路を介して各種配管やケーブルなどが外部から内容器に接続される構造となっている。そして、この外容器の下方に測定対象物を位置させた状態、すなわち測定対象物の上方に内容器内の超伝導センサが位置するようにさせた状態で使用するのが一般的である。
その一方、測定対象物が人体の場合は、その上方にこのクライオスタットが位置していると被検者に無用な圧迫感を与えるおそれがある。そのため、このような場合は検査時の圧迫感を少しでも軽減するために例えば以下の特許文献1などに示すように被検者の下方にこのクライオスタットを配置することが望ましい。
米国特許公報 US2004/0002645A1
ところで、前記特許文献1に示すように被検者の下方にクライオスタットを配置した場合では、従来と同様に開口部がその外容器の上面側、すなわち被検者の頭部などの近傍に形成されていると、そこに各種配管や導線・ケーブルなどが多数配置された状態になるため、被検者にとって穏やかな環境とはいえない。
そのため、人体を測定対象物とするクライオスタットの場合は、さらにその開口部を被検者から離れた外容器の底面側に設けることが望ましいが、そうするとこの開口部から内容器への侵入熱が増大するという不都合がある。すなわち、この開口部は室温に近く高温となっているため、これが外容器の底面側に位置していると、この開口部と連通する管路内のガスが開口部からの入熱により温められた後、熱対流により管路内を上昇して内容器側に達し、その内部に貯留された寒剤の蒸発を促進させてしまうことになる。
特に、この開口部に各種配管や導線・ケーブルを集中させたり、あるいはメンテナンスなどのためにその管路の口径を大きくした場合には、対流するガス量も増えてその開口部からの侵入熱がより増大してしまうことになる。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、開口部を外容器の底面側に設けてもその開口部からの侵入熱を大幅に抑制できる新規なクライオスタットを提供することにある。
前記課題を解決するために第1の発明は、被冷却体を寒剤と共に収容する内容器と、当該内容器を収容する外容器とを備えたクライオスタットであって、前記外容器の底部に開閉自在な開口部を形成すると共に、前記被冷却体に接続される導線および前記寒剤を供給する配管を通過させるべく前記開口部から内容器内に延びる通路を形成し、当該通路内に前記開口部下部の空間をほぼ完全に充填するインサートを着脱自在に装着したことを特徴とするクライオスタットである。
このような構成によれば、開口部から内容器内に延びる通路内がインサートで充填されて塞がれた状態になるため、この通路内でのガスの対流現象が抑制されて開口部から内容器への侵入熱を大幅に抑制できる。
第2の発明は第1の発明において、通路の口径は作業員の手が入る大きさであることを特徴とするクライオスタットである。このような構成によれば、開口部を開くと共にインサートを取り外せば、外容器を分解することなく、その通路から手を差し込んで内容器内の被冷却体の交換作業や簡単なメンテナンスなどを容易に行うことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記インサートの外面に、その周方向に延びる環状またはらせん状の溝からなるガス流路を形成したことを特徴とするクライオスタットである。このような構成によれば、内容器で発生した寒剤の気化ガスがインサートの外面に形成されたガス流路に沿って開口部方向へ均一に流れるため、インサートの外面と通路壁面間からのガスの逆流などによる侵入熱を抑えることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記インサートの外面と前記通路壁面との間隙を0.2mm以下にしたことを特徴とするクライオスタットである。このような構成によれば、前記通路内へのインサートの装着を容易に行えると共にその間隙のガスの流れを防止できるため、その間隙からの侵入熱を抑えることができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記インサートを中空体から構成すると共に、その内部を真空状態にしたことを特徴とするクライオスタットである。このような構成によれば、インサート自体の熱伝導率を低く抑えることができるため、このインサートを介した侵入熱を大幅に抑制することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記中空体の内部を金属箔で覆った1つまたは複数の仕切板によって上下多段に区画すると共に、区画された各空間内に多層断熱材を充填または吸着剤を配置したことを特徴とするクライオスタットである。このような構成によれば、インサート自体の熱伝導率をさらに低く抑えることができるため、インサートを介した侵入熱を抑制できる。
本発明によれば、外容器の底部に開口部を形成し、この開口部から内容器内に延びる通路内にインサートを装着してその通路内を充填して塞いだことにより、この通路内でのガスの対流現象が抑制されるため、開口部から内容器への侵入熱を大幅に抑制できる。
本発明に係るクライオスタット100の実施の一形態を示す断面図である。 本発明に係るクライオスタット100のインサート200部分を示す縦断面図である。 インサート200を示す外観斜視図である。 本発明に係るクライオスタット100の他の実施形態を示す断面図である。 図4中A−A線断面図である。 本発明に係るクライオスタット100の他の実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るクライオスタット100の実施の一形態を示したものである。図示するようにこのクライオスタット100は、被冷却体(磁気センサ)10を寒剤(液体ヘリウム)11と共に収容する円筒体の内容器110と、この内容器110を真空空間21および幅射シールド22を介して収容する円筒体の外容器120との二重構造となっている。
外容器120の底部の中央部には、円形の開口部130が形成されており、円板状の蓋部(フランジ)131によって開閉自在となっている。この開口部130には、これより垂直上方に延びるような管体132からなる通路140が形成されており、その頂部は、内容器110の底部を貫通してその内部と連通するように開口している。そして、図示するようにこの通路140(管体132)の上端開口部の直上に磁気センサ10が設置されている。
この通路140を構成する管体132は、ガラス繊維強化樹脂(FRP)などの低熱伝導材料で形成されており、その口径は、被冷却体10の装着やメンテナンスの際に、作業員が手を挿入してそれらの作業ができる程度の大きさ、例えば100〜200mm程度となっている。
一方、被冷却体10となる磁気センサは、例えば極低温状態で動作するSQUID(超伝導量子干渉素子) などであり、被検体(生体)から発生する極めて微弱な磁場を計測できるようになっている。このように本実施の形態では、外殻部を構成する外容器120の上面には通常のクライオスタットに見られる蓋や配管が無く、計測対象物を配置するのに邪魔にならない構造となっている。
内容器110内には、この被冷却体10を冷却するための寒剤(極低温流体)11として大気圧沸点が4.2Kの液体ヘリウム11が収容されている。この液体ヘリウムの量は内部設けられた液面計30によって常時計測されており、その量が既定の範囲に収まるように適宜補給されている。なお、この液面計30による検出値は、図示しない導線(ケーブル)を介して外部装置に出力されている。
そして、通路140を構成する管体132の上端は、この寒剤11が流れ込まないようにその既定の液面の上限よりも高い位置に開口されている。なお、この磁気センサ10が液体ヘリウム11に接していない場合でもその温度が既定の値より上がらないよう図示しない熱伝導部材を内容器110内に配置することもできる。
外容器120の開口部130を塞ぐ蓋部131には、寒剤11を供給するためのトランスファーチューブ150と、内部で発生した気化ガスを排出するためのガス排出管160が接続されている。さらに、この蓋部131にはトランスファーチューブ150と連通する寒剤供給管170と、インサート200とが一体的に設けられている。
図2はこのインサート200の内部構造を示す断面図、図3はその外観を示す斜視図である。図示するようにこのインサート200は、通路140を構成する管体132と同じ材料、すなわちガラス繊維強化樹脂(FRP)から構成された円筒状の中空体210であり、その内部は真空状態となっている。また、この中空体210の内部は複数(図では2つ)の仕切板220、220によって上下方向に3つの小空間221,222,223に区画されている。
さらに、各仕切板220、220には、それぞれ小穴224が穿孔されており、各小空間221,222,223の間で空気が流通可能となっている。そして、最下段の小空間223には、開口部130を塞ぐ蓋部131を貫通するように排気管225と封止弁226とが接続されており、この排気管225から中空体210内を真空引きした後、封止弁226を閉じて中空体210内を真空状態に維持するようになっている。また、各仕切板220,220の表面にはアルミニウム箔などの金属箔からなる反射材227が貼り付けられていると共に、各小空間221,222,223内には多層断熱材228が配置され、さらにガス吸着剤229が熱伝導により冷却されるように装着されている。
さらに、この円筒状の中空体210の軸心部には貫通孔230が形成されており、この貫通孔230内を蓋部131から延びる寒剤供給管170が貫通して設けられている。なお、この寒剤供給管170の上端側は、図1に示すようにU字形に曲げられて内容器110の底面側に臨むように配置されている。
また、図3に示すようにこの円筒状の中空体210の外周面には、その周方向に延びる環状のガス流路211が上下多段に複数形成されている。これらのガス流路211は、図示するように上下に隣接する流路同士で180度おきにずらせた連通口212で相互に連結されており、内容器110からの気化ガスが開口部130側に通過するための流路となっている。なお、これらのガス流路211は1つのらせん状であってもよい。そして、図2の拡大図に示すようにこの中空体210の外周面、すなわちガス流路211を区画する凸条部213と、通路140の壁面との間隙Tは0.2mm以下望ましくは0.1mm以下になっており、その通路140のうちその下半分、すなわち開口部130側の空間をほぼ完全に塞ぐ(充填)ように装着されている。
次に、このような構成をした本発明に係るクライオスタット100の作用を説明する。図1に示すように通路140内にインサート200を装着するように開口部130を蓋部131で塞いだ後、トランスファーチューブ150から寒剤11を供給すると、この寒剤11は、トランスファーチューブ150と連通する寒剤供給管170を通過して内容器110内に供給されて被冷却体10を冷却する。
この冷却に際しては、供給された寒剤11の一部が気化してガスとなり、内容器110内に充満した後、通路140を通過して下方、すなわち開口部130側へ流れ、その蓋部131に形成されたガス排出管160を介して外部に排気される。このとき、この通路140内が何もない空洞であると、開口部130側へ流れたガスが高温(室温)の開口部130に達した途端に温められてその温度が高くなってその通路140内を上方に移動、すなわち内容器110へ戻るような対流現象が発生して内容器110への侵入熱が増大することになる。
しかしながら、本発明に係るクライオスタット100は、この通路140内にインサート200を装着してその空間をほぼ完全に塞ぐようにしたことから、この通路140内でのガスの対流現象をほぼ完全に抑制することができる。この結果、高温の開口部130からの通路140を介した侵入熱を大幅に抑制することができる。
すなわち、内容器110で発生したガスはこの通路140内に流れ込んでインサート200に到達すると、図3に示すようにその外表面に形成された最上段の連通口212から環状のガス流路211へ流れ込み、これに沿って反対側へ流れた後、次の連通口212からその下段のガス流路211へ流れ込む。以後、このガスはクライオスタット100外表面に沿ってまんべんなく流れてこれを冷却しつつ最下段の連通口212からその下部の開口部130に達したならば、その開口部130を塞ぐ蓋部131に連結されたガス排出管160を介して外部に排出される。
このようにインサート200に達したガスは、その外表面に沿って一方向に流れて開口部130から排出されるため、通路140内で対流現象が発生することがなくなって開口部130からの浸入熱を効果的に抑制することができる。また、このインサート200を中空体210で構成すると共にその内部を真空状態にとし、さらにその内部に反射材227や多層断熱材228を設けた構造となっているため、インサート200を介した侵入熱も確実に防止することができる。
また、このインサート200を通路140内に着脱自在にすると共に、通路140の口径を作業員の手が入る大きさにしたため、内容器110内の被冷却体10の交換作業や簡単なメンテナンスなどを行う際には、開口部130を開くと共にインサート200を取り外すだけで、わざわざ外容器120を分解したりその真空引きを繰り返すことなく、それらの作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、インサート200の外面と通路140の壁面との間隙Tを0.2mm以下にしたことにより、通路140内へのインサート200の装着を容易に行えると共にその間隙Tのガスの流れを防止できるため、その間隙Tからのガスの逆流などによる侵入熱を確実に抑制することができる。さらに、このインサート200と通路140を構成する管体132の材質を同一としたため、温度変化に伴う両者の熱変形差を極小とすることができる。なお、本実施の形態では、通路140の下半分のみの空間をインサート200で塞ぐようにしたが、その通路140の全体をインサート200で塞ぐような構造にしてもよい。
次に、本発明に係るクライオスタット100の他の実施形態を示す。先ず、図4および図5は第1の変形例を示したものである。図示するように本実施の形態では、インサート200の軸心部に形成された貫通孔230を貫通管231とガイド管232との二重管構造とし、内側のガイド管232内に寒剤供給管170を通過させると共に、そのガイド管232と貫通管231との環状空間233に、各種の導線Cを通過させるように配置したものである。
より具体的に説明すると、このインサート200は外容器120の開口部130を塞ぐ蓋部131に貫通管231を介して一体化されている。そして、この貫通管231の内側のガイド管232に、内容器110に寒剤11を導入する寒剤供給管170が上段シール240を介して挿入されている。また、このガイド管232と貫通管231との間に形成される環状空間233の上端は、内容器110側に解放しており、内容器110内に設置された複数の磁気センサや液面計などから延びる多数の導線Cが取り込まれ、外容器120の外に設けられた導線取出口250から外部に取り出されるようになっている。このように構成すれば、内容器110内の機器と外部機器とを接続する多数の導線Cをすっきりと配線することができる。
また、この環状空間233の下端(高温端)には排気管260が接続されており、内容器110で発生したガスの一部を環状空間233を通過させて排気管260から排気することでこの環状空間233に配置された導線Cを効果的に冷却して導線Cを介した侵入熱も効果的に抑制できる。また、外部からのトランスファーチューブ150は、下段シール241および中段シール242を有する接続アダプタ243を介して寒剤供給管170へ連結されているため、内容器110内へ寒剤11を確実に供給できる。なお、この排気管260や前述したガス排出管160からの排出ガス流量は、その下流側に設けた図示しない制御バルブや流量計によってそれぞれ最適に分配調整可能になっている。
次に、図6は本発明に係るクライオスタット100の第2の変形例を示したものである。図示するように本実施の形態では、被冷却体10として超伝導磁石を用いると共に、寒剤11として大気圧沸点が77.4Kの液体窒素を用い、さらにこの超電導磁石をモーター300で回転自在に支承したものである。すなわち、外容器120の開口部130と内容器110内を連通する通路140には、その全体を塞ぐようにインサート200が設けれていると共に、そのインサート200の軸心部には、外容器120の下方から内容器110内に垂直上方に延びるようにシャフト310が軸受311および312を介して支持されている。
そして、このシャフト310の上端には被冷却体10として超伝導磁石が取りつけられていると共に、その下端にはモーター300が取り付けられており、このモーター300を駆動することで内容器110内の超伝導磁石がシャフト310を軸に回転駆動する構造となっている。このような構造とすれば、本発明のクライオスタット100を磁気計測装置や磁石回転装置として応用することができる。なお、このようにインサート200の軸心部にシャフト310を設けた場合には、図示するように別経路に寒剤供給管170を設け、この寒剤供給管170から液体窒素などの寒剤11を供給できるようにすればよい。
100…クライオスタット
10…被冷却体(磁気センサ、超伝導磁石)
11…寒剤(液体ヘリウム、液体窒素)
110…内容器
120…外容器
130…開口部
131…蓋部
140…通路
150…トランスファーチューブ
160…ガス排出管
170…寒剤供給管
200…インサート
210…中空体
211…ガス流路
212…連通口
220…仕切板
221、222、223…小空間
300…モーター
310…シャフト
C…導線
T…間隙

Claims (6)

  1. 被冷却体を寒剤と共に収容する内容器と、当該内容器を収容する外容器とを備えたクライオスタットであって、
    前記外容器の底部に開閉自在な開口部を形成すると共に、前記被冷却体に接続される導線および前記寒剤を供給する配管を通過させるべく前記開口部から内容器内に延びる通路を形成し、当該通路内に前記開口部下部の空間をほぼ完全に充填するインサートを着脱自在に装着したことを特徴とするクライオスタット。
  2. 請求項1に記載のクライオスタットにおいて、
    前記通路の口径は作業員の手が入る大きさであることを特徴とするクライオスタット。
  3. 請求項1または2に記載のクライオスタットにおいて、
    前記インサートの外面に、その周方向に延びる環状またはらせん状の溝からなるガス流路を形成したことを特徴とするクライオスタット。
  4. 請求項3に記載のクライオスタットにおいて、
    前記前記インサートの外面と前記通路壁面との間隙を0.2mm以下にしたことを特徴とするクライオスタット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のクライオスタットにおいて、
    前記インサートを中空体から構成すると共に、当該中空体の内部を真空状態にしたことを特徴とするクライオスタット。
  6. 請求項5に記載のクライオスタットにおいて、
    前記中空体の内部を金属箔で覆った1つまたは複数の仕切板によって上下多段に区画すると共に、区画された各空間内に多層断熱材を充填または吸着剤を配置したことを特徴とするクライオスタット。
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