JP2018181626A - 導電部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続信頼性の向上させることが可能な導電部材を提供する。【解決手段】導電部材10は、導電性のパイプ20と、パイプ20の長さ方向一端の開口から内部に挿入される導体60とを備える。導体60に対するパイプ20の接点部が、パイプ20における長さ方向端部を除く部位を径方向内側に凹ませてなる凹部24として構成されている。導体60には、凹部24と対応する形状の対向凹部67が形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、車両などに配索される導電部材に関する。
特許文献1に記載の導電部材は、導電性のパイプ部材と、パイプ部材の長さ方向の端部に接続される被覆電線と、被覆電線とパイプ部材とを接続する接続部材とを備えている。被覆電線の端末は、被覆が除去され、芯線が露出している。接続部材は、被覆電線側に開口する凹部を有し、凹部には、芯線が収容される。凹部の周壁部は、芯線の一端側を包囲し、六角かしめなどによって全周にわたってかしめられ、芯線の一端側に圧着される。これにより、芯線と接続部材とが導通接続されるようになっている。
特開2016−219104号公報
上記の場合、芯線に対する周壁部の接点部が、周壁部の長さ方向端部を含む略全域にわたって設けられることから、接続応力が分散するとともに、接触抵抗が不安定になるおそれがある。また、接続部材の端部の開口エッジが芯線に接触することで、芯線が損傷する可能性もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、接続信頼性の向上させることが可能な導電部材を提供することを目的とする。
本発明の導電部材は、導電性のパイプと、前記パイプの長さ方向端部の開口から内部に挿入される導体とを備え、前記導体に対する前記パイプの接点部が、前記パイプにおける前記長さ方向端部を除く部位を径方向内側に凹ませてなる凹部として構成されているところに特徴を有する。
導体がパイプの長さ方向端部の開口から内部に挿入され、パイプにおける長さ方向端部を除く部位に凹部が形成されることにより、パイプと導体との電気的及び機械的な接続をとることができる。このため、導体に対するパイプの接点部が所定位置に定まるとともに、パイプの長さ方向端部の開口エッジによって導体が傷付けられることもなく、接続信頼性を向上させることができる。
本発明の実施例1の導電部材の斜視図である。 実施例1の導電部材の断面図である。 実施例1の導電部材において、凹部成形用の金型が離型した直後の拡大断面図である。 実施例2の導電部材の斜視図である。 実施例2の導電部材の断面図である。 実施例3の導電部材の斜視図である。 実施例3の導電部材の断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記凹部が、外向きに拡開する一対の傾斜面を有しているとよい。これによれば、導体が凹部によって圧縮される圧縮量が一対の傾斜面に沿って徐々に緩和されるから、導体が損傷する事態をより確実に防止することができる。
前記凹部が、前記パイプの長さ方向に間隔をあけて複数設けられているとよい。これによれば、導体に対する接点部の接触抵抗をより安定化させることができる。また、機械的な保持力を向上させることができ、パイプから導体が抜け出る事態を防止することができる。
複数の前記凹部が、第1凹部と、前記第1凹部の長さ方向両側に位置し、前記第1凹部よりも凹み量が小さい第2凹部とを有しているとよい。これによれば、第1凹部及び各第2凹部の圧縮加工時に、第1凹部側から各第2凹部側へと材料肉が良好に延伸され、第1凹部及び各第2凹部などの加工精度を高めることができる。
前記導体が、一定の形状を保持することが可能な剛性を有しているとよい。これによれば、導体が凹部に沿った所定形状に塑性変形させられる。その結果、接続信頼性をより向上させることができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図3に基づいて説明する。本実施例1の導電部材10は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などの自動車に配索されるワイヤハーネスを構成するものであって、パイプ20及び導体60を備えている。パイプ20及び導体60は、いずれも所定形状を保持する剛性と、電気回路を構成する導電性とを有している。本実施例1の場合、パイプ20がハーネス経路の長さ方向中央側に配索され、導体60がハーネス経路の長さ方向両端側に対をなして配索されており、パイプ20の長さ方向両端側に各導体60の一端側が重合して電気的及び機械的に接続されている。なお、図1〜図3は、パイプ20の長さ方向両端側のうちの片側に、対応する導体60の一端側が接続される構造を示すものである。
パイプ20は、アルミニウム又は銅などを主成分とする導電金属製であって、断面円形で細長く延出する管状に形成されている。図示するパイプ20は、一方向に真直ぐ延出する形態であるが、ハーネス経路に応じて図示しない曲げ部を有する形態であってもよい。こうした曲げ部は、ベンダー機によって容易に曲げ加工可能である。パイプ20の長さ方向端部は、開口端面であって、全周にわたって長さ方向の同一位置に揃うように径方向に沿って配置され、図3に示すように、後述する導体60の被ストッパ部64を当て止めするストッパ部21として構成される。
導体60は、単芯線であって、断面円形で細長く延出する中実棒状に形成されている。具体的には、導体60は、1本の金属棒である単芯導体61(導体部分)と、単芯導体61の外周を包囲する絶縁被覆62とからなる。
単芯導体61は、アルミニウム又は銅を主成分とし、好ましくは、パイプ20と同一又は同質の材料からなる。単芯導体61の外径寸法は、パイプ20の内径寸法とほぼ同等であり、詳細にはパイプ20の内径寸法よりやや小さくされている。また、導体60は、撓みにくく比較的高い剛性を有し、パイプ20と同様、曲げ部を有する形態になり得る。導体60の場合は、ベンダー機に加えて手曲げ加工も可能である。
導体60の長さ方向一端側では所定の長さ範囲にわたって絶縁被覆62が剥がされ、単芯導体61が露出している。図2に示すように、単芯導体61の露出部分63は、パイプ20の端部(ストッパ部21)の開口から内部に挿入される。本実施例1の場合、単芯導体61の露出部分63の全体がパイプ20内に挿入されるようになっている。
絶縁被覆62の一端部は、剥離端面であって、単芯導体61の外周面に対して略直角な径方向に全周にわたって配置され、組み付け時にパイプ20のストッパ部21とほぼ平行に対向して当て止めされる被ストッパ部64として構成される。この被ストッパ部64は、パイプ20の厚みより小さい径寸法の段差とされている。なお、図示はしないが、導体60の長さ方向他端側も同様に単芯導体61が露出しており、この他端側の露出部分は撚り線や端子に接続されてコネクタなどに導入される。
続いて、パイプ20及び導体60の接続方法及び接続構造について説明する。まず、導体60の長さ方向一端側がパイプ20内に差し込まれる。導体60の被ストッパ部64がパイプ20のストッパ部21に当て止めされると、導体60のそれ以上の差し込みが規制され、単芯導体61の露出部分63の全体がパイプ20内に嵌合状態で挿入される。その状態で、パイプ20の長さ方向端部側における露出部分63と径方向で重合する部分(以下、重合部分23)に、スウェージング加工が施され、導体60に対する接点部として機能する凹部24が形成される。図2に示すように、導体60には、凹部24と対応する形状の対向凹部67が形成される。
本実施例1において、スウェージング加工に用いられる潰し型(金型)は、図3に示すように、第1潰し型51と、第1潰し型51の長さ方向両側に配置される一対の第2潰し型52とを備えている。上記凹部24は、第1潰し型51によって加工成形される第1凹部25と、各第2潰し型52によって加工成形される一対の第2凹部26とを備えている。
第1潰し型51及び各第2潰し型52は、いずれも径方向内側において長さ方向に沿った内端面53と、長さ方向両側において内端面53へ向けてテーパ状に傾斜する斜面54とを有している。
第1潰し型51の内端面53は、各第2潰し型52の内端面53よりも径方向内側に位置し、各第2潰し型52の内端面53よりも長くされている。また、第1潰し型51の斜面54は、各第2潰し型52の斜面54とほぼ同じ傾斜角で、且つ各第2潰し型52の斜面54よりも少し長くされている。なお、図示しないが、第1潰し型51及び各第2潰し型52は、それぞれ周方向に複数間隔をあけて配置されている。
スウェージング加工を行うに際し、第1潰し型51及び各第2潰し型52がパイプ20の外周を回転しながら径方向内側に移行し、第1潰し型51の内端面53がパイプ20の外周面の重合部分23に先行して当接し、その当接部分を径方向内側に押圧して塑性変形させることで、重合部分23に第1潰し型51に対応した第1凹部25が形成される。また、第1凹部25の形成途中で各第2潰し型52の内端面53がパイプ20の外周面の重合部分23に当接し、その当接部分を径方向内側に押圧して塑性変形させることで、重合部分23に各第2潰し型52に対応した第2凹部26が形成される。
上記により、パイプ20の重合部分23には、長さ方向端部(ストッパ部21)から離れた位置に、第1凹部25が径方向内側に膨出形成されるとともに、第1凹部25の長さ方向両側に一対の第2凹部26が径方向内側に膨出形成される。第1凹部25及び各第2凹部26は、内端面53と対応する長さ方向に沿った内奥部27と、内奥部27の長さ方向両側に配置され、各斜面54と対応する外向き拡開形状の一対の傾斜面28を有しつつ径方向に沿って配置される一対の内端部29とで構成される。
第1凹部25の内奥部27は、各第2凹部26の内奥部27よりも径方向内側に位置し、各第2凹部26の内奥部27よりも長くされている。第1凹部25の傾斜面28は、各第2凹部26の傾斜面28とほぼ同じ傾斜角で、且つ各第2凹部26の傾斜面28よりも少し長くされている。また、第1凹部25の内端部29は、各第2凹部26の内端部29よりも長く(深く)されている。このため、パイプ20に対する圧縮量は、第1凹部25のほうが各第2凹部26よりも大きく、第1凹部25は、各第2凹部26よりも大きく塑性変形させられる。
第1凹部25及び各第2凹部26が形成されるに伴い、単芯導体61の外周面には、第1凹部25に沿うように第1凹部25と対応する断面形状をもった第1対向凹部65が圧潰して形成されるとともに、第1対向凹部65の長さ方向両側に、各第2凹部26に沿うように各第2凹部26と対応する断面形状をもった一対の第2対向凹部66が圧潰して形成される。こうして、第1凹部25と第1対向凹部65とが全周にわたって重合接触するとともに、各第2凹部26と各第2対向凹部66とが全周にわたって重合接触することにより、パイプ20と導体60とが電気的及び機械的に接続されることになる。特に、第1凹部25が第1対向凹部65に嵌合係止され、各第2凹部26が各第2対向凹部66に嵌合係止されることにより、パイプ20から導体60が抜け出るのが確実に防止される。
その後、パイプ20と導体60とにまたがって熱収縮チューブ又はゴムチューブなどの保護部材90が外側から被せ付けられ、パイプ20のストッパ部21と導体60の被ストッパ部64との間が液密にシールされる。
以上説明したように、本実施例1によれば、導体60がパイプ20の長さ方向端部の開口から内部に挿入され、パイプ20における長さ方向端部を除く部位に凹部24が形成されることにより、パイプ20と導体60との電気的及び機械的な接続をとることができる。このため、導体60に対するパイプ20の接点部が所定位置に限定的に定まるとともに、パイプ20の長さ方向端部の開口エッジなどによって単芯導体61が傷付けられることがなく、接続信頼性を向上させることができる。特に、導体60は、一定の形状を保持することが可能な剛性を有する単芯線からなるため、凹部24に沿った所定形状に塑性変形させられる。その結果、接続信頼性をより向上させることができる。
また、凹部24が外向きに拡開する一対の傾斜面28を有しているため、導体60が凹部24によって圧縮される圧縮量が各傾斜面28に沿って徐々に緩和される。したがって、単芯導体61が傷付けられる事態をより確実に防止することができる。
また、凹部24が第1凹部25と一対の第2凹部26とを備え、これらがパイプ20の長さ方向に間隔をあけて複数配置されているため、導体60に対する接点部(凹部24)の接触抵抗をより安定化させることができる。また、機械的な保持力を向上させることができ、パイプ20から導体60が抜け出る事態を防止することができる。
また、本実施例1の場合、図3に示すように、単芯導体61の第1対向凹部65が、凹み量の大きい第1凹部25によって高圧縮で形成され、単芯導体61の各第2対向凹部66が、第1対向凹部65の長さ方向両側において、凹み量の小さい各第2凹部26によって低圧縮で形成される。スウェージング加工時には、第1凹部25及び第1対向凹部65の位置する高圧縮側から各第2凹部26及び各第2対向凹部66の位置する低圧縮側へと材料肉が良好に延伸されるため、第1凹部25、第1対向凹部65、各第2凹部26及び各第2対向凹部66のそれぞれの加工精度を高めることができ、接続信頼性をよりいっそう向上させることができる。
さらに、本実施例1によれば、導体60がストッパ部21に当て止めされることで、パイプ20に対する導体60の挿入量が規定されるため、ワイヤハーネスの全長が導電部材10毎にばらつくのを防止することができる。特に、ストッパ部21がパイプ20に一体に設けられているため、部品点数が増加することもない。
また、導体60が単芯導体61を包囲する絶縁被覆62を有し、端部側において単芯導体61が露出し、絶縁被覆62の端部が、単芯導体61との間に段差を形成し、ストッパ部21に当て止めされる被ストッパ部64になっているため、絶縁被覆62を利用して当て止め構造を簡単に実現することができる。特に、本実施例の場合、ストッパ部21がパイプ20の長さ方向端部に構成されるため、ストッパ部21として特別な加工を施す必要もない。
<実施例2>
図4及び図5は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、導体60の挿入量を規定するストッパ部21Aの構造が実施例1のストッパ部21とは異なる。また、凹部24が第1凹部及び各第2凹部の区別なく単一である点も実施例1とは異なる。その他は、実施例1と同様であり、実施例1と同一又は相当する構造には同一符号を付す。
凹部24は、実施例1と同様の形態であって、パイプ20の重合部分23(パイプ20が導体60と重なり合う部分)における長さ方向端部から離れた位置に全周にわたって設けられている。
導体60は、実施例1と同様の単芯線であって、端部側にて露出する単芯導体61がパイプ20内に挿入されて接続される。もっとも、パイプ20内に挿入される部分は、単芯導体61の全体ではなく、単芯導体61の絶縁被覆62寄りの部分を除く部分である。このため、導体60の絶縁被覆62は、実施例1と異なり、パイプ20の長さ方向端部に当て止されず、被ストッパ部としての機能を果たさない。
実施例2の場合、被ストッパ部64Aは、単芯導体61の端部に形成される。単芯導体61の端部は、導体60の先端面であって、全周にわたって長さ方向の同一位置に揃うように配置される。
一方、被ストッパ部64Aを当て止めするストッパ部21Aは、パイプ20の長さ方向端部から離れた部位で、且つ重合部分23の直前部位を、径方向に凹ませた形態で構成される。具体的には、ストッパ部21Aは、凹部24よりも長さ方向及び径方向(深さ方向)に大きく形成され、長さ方向両側において径方向に沿った一対の対向端部31と、径方向内側において長さ方向に沿った縮底部32とを有している。縮底部32の内径寸法は、導体60の外径寸法よりも小さくされている。
パイプ20及び導体60の接続作業を行うに先立ち、ストッパ部21Aがスウェージング加工によって形成される。このとき、パイプ20には凹部24が形成されていない。
続いて、導体60の長さ方向一端部がパイプ20内に差し込まれる。導体60の被ストッパ部64Aがパイプ20内に挿入されてストッパ部21Aに当て止めされると、導体60のそれ以上の差し込みが規制され、単芯導体61の先端側の部分(絶縁被覆62寄りの部分を除く部分)がパイプ20内に嵌合状態で挿入される。このとき、導体60の被ストッパ部64Aは、対向する対向端部31に全周にわたって当接可能に配置される。
次いで、パイプ20の重合部分23に、スウェージング加工が施され、凹部24が形成されるとともに、単芯導体61の外周面に、凹部24に対応する断面形状の対向凹部67が形成される。これにより、凹部24と対向凹部67とが全周にわたって重合接触し、パイプ20と導体60とが電気的及び機械的に接続される。
実施例2によれば、ストッパ部21Aがパイプ20を径方向内側に凹ませた形態になっているため、凹部24と同じスウェージング加工によって簡単に製造することができる。また、パイプ20の外面に凹設されたストッパ部21Aを視認又は触認することにより、パイプ20に対する導体60の挿入量を簡単に知ることができる。
また、ストッパ部21Aがパイプ20の長さ方向端部を除く部位に設けられているため、単芯導体61が、パイプ20の開口エッジなどに接触するのを回避でき、損傷などするのを防止することができる。
<実施例3>
図6及び図7は、本発明の実施例3を示す。実施例3は、導体60が金属製の導電性パイプ60Bからなる点で実施例1及び実施例2と異なる。パイプ20に形成されるストッパ部21A及び凹部24の構造は、実施例2と同様である。
導電性パイプ60Bは、アルミニウム又は銅などを主成分とする導電金属製の円管材であって、好ましくは、パイプ20と同一又は同質の材料からなる。この導電性パイプ60Bは、高い剛性を有し、パイプ20と同様、ベンダー機などによって曲げ部を有する形態になり得る。導電性パイプ60Bの外径寸法は、パイプ20の内径寸法とほぼ同等であり、詳細にはパイプ20の内径寸法よりやや小さくされている。導電性パイプ60Bの長さ方向一端部は、開口端面であって、全周にわたって長さ方向の同一位置に揃うように径方向に沿って配置される被ストッパ部64Bとして構成される。
パイプ20及び導体60の接続作業時に、導電性パイプ60Bの被ストッパ部64Bがパイプ20内に挿入されてストッパ部21Aに当て止めされると、導体60のそれ以上の差し込みが規制され、導電性パイプ60Bの長さ方向一端側の所定範囲がパイプ20内に嵌合状態で挿入される。
次いで、パイプ20の重合部分23に、スウェージング加工が施され、凹部24が形成されるとともに、導電性パイプ60Bの外周面に、凹部24に対応する断面形状の対向凹部67が形成される。これにより、凹部24と対向凹部67とが全周にわたって重合接触し、パイプ20と導体60とが電気的及び機械的に接続される。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)パイプの長さ方向端部を除く部位にストッパ部が形成され、絶縁樹脂の端部に形成された被ストッパ部がパイプ内に挿入されてストッパ部に当て止めされる構成であってもよい。
(2)導体は、柔軟性を有する撚り線を導電部分とする被覆電線であってもよい。
(3)凹部は、スウェージング加工ではなく径方向に接離可能な一対の金型により押圧されて、パイプの径方向両側に形成される構成であってもよい。
(4)実施例2及び実施例3においては、ストッパ部は、スウェージング加工ではなく径方向に接離可能な一対の金型により押圧されて、パイプの径方向両側に形成される構成であってもよい。
(5)実施例1においては、第1潰し型及び各第2潰し型が時間差をもって変位し、例えば、第1凹部の成形後に各第2凹部が成形される構成であってもよい。
(6)実施例1においては、第1凹部及び各第2凹部以外にも接点部として機能する凹部を有する構成であってもよい。
10…導電部材
20…パイプ
21、21A…ストッパ部
24…凹部
25…第1凹部
26…第2凹部
60…導体
62…絶縁被覆
64、64A、64B…被ストッパ部

Claims (5)

  1. 導電性のパイプと、前記パイプの長さ方向端部の開口から内部に挿入される導体とを備え、
    前記導体に対する前記パイプの接点部が、前記パイプにおける前記長さ方向端部を除く部位を径方向内側に凹ませてなる凹部として構成されていることを特徴とする導電部材。
  2. 前記凹部が、外向きに拡開する一対の傾斜面を有している請求項1記載の導電部材。
  3. 前記凹部が、前記パイプの長さ方向に間隔をあけて複数設けられている請求項1又は2記載の導電部材。
  4. 複数の前記凹部が、第1凹部と、前記第1凹部の長さ方向両側に位置し、前記第1凹部よりも凹み量が小さい第2凹部とを有している請求項3記載の導電部材。
  5. 前記導体が、一定の形状を保持することが可能な剛性を有している請求項1ないし4のいずれか1項記載の導電部材。
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