JP2018181606A - 電気化学セル - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い電気化学セルを提供する。【解決手段】電池1は、正極体11および負極体12が積層された状態で捲回軸P回りに捲回された電極体10と、金属層および金属層を被覆する樹脂層を含むラミネートフィルムにより形成され、電極体10および電解質が収容された外装体20と、電極体10に接続され、電極体10における捲回軸Pの軸方向の第1端部10aから、軸方向における第1端部10aが面する側に延出するとともに、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間を軸方向に交差する方向に延びる正極リード13および負極リード14と、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間に配置され、外装体20と正極リード13および負極リード14との間に介在する保護部材40と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電気化学セルに関するものである。
非水電解質二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学セルは、各種デバイスの電源等に利用されている。電気化学セルの1つの形態として、例えば下記の特許文献1のような電池が提案されている。特許文献1に記載の電池は、発電要素と、発電要素を収納する電池容器と、電池容器に充填される非水系の電解質と、発電要素を外部回路と導通させるリード端子とを備え、電池容器がアルミニウム箔および樹脂膜を含むラミネートシート(ラミネートフィルム)の樹脂膜同士を部分的に溶着することにより構成されている。
特開2000−182574号公報
ところで、上記従来技術の電気化学セルにおいては、リード端子が電池容器の内部で延びているので、リード端子が電池容器を構成するラミネートフィルムの樹脂膜に接触して傷付ける場合がある。特に、小型化された電気化学セルでは、電気化学セルの外形が小さくなるに従って、電池容器の寸法に対するリード端子の厚さや幅の比率が大きくなるので、電池容器の内部でリード端子が電池容器の内面に接触しやすくなる。ラミネートフィルムの樹脂膜が傷付くと、ラミネートフィルムのアルミニウム箔が露出して電解質と接触し、腐食等が生じるおそれがある。これにより、電気化学セルの信頼性が低下するという課題がある。
そこで本発明は、信頼性の高い電気化学セルを提供するものである。
本発明の電気化学セルは、正極体および負極体が積層された状態で所定軸回りに捲回された電極体と、金属層および前記金属層を被覆する樹脂層を含むラミネートフィルムにより形成され、前記電極体および電解質が収容された外装体と、前記電極体に接続され、前記電極体における前記所定軸の軸方向の端部から、前記軸方向における前記端部が面する側に延出するとともに、前記外装体と前記電極体の前記端部との間を前記軸方向に交差する方向に延びるリードと、前記外装体と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記外装体と前記リードとの間に介在する保護部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、リードは、電極体の端部から軸方向における端部が面する側に延出するとともに外装体と電極体の端部との間を軸方向に交差する方向に延びるので、外装体と電極体の端部との間において湾曲または折曲した箇所を有する。外装体と電極体の端部との間には、外装体とリードとの間に介在する保護部材が配置されるので、リードの湾曲または屈曲した箇所が外装体に接触することを防止できる。これにより、リードと外装体とが点接触することを防止できるので、外装体を形成するラミネートフィルムの樹脂層に傷が付くことを防止できる。したがって、信頼性の高い電気化学セルを提供できる。
上記の電気化学セルにおいて、前記保護部材は、保液性を有する、ことが望ましい。
本発明によれば、電極体は、所定軸回りに捲回されているので、軸方向の端部において正極体と負極体との層間が開口している。そして、保護部材は、外装体と電極体の端部との間に配置されるとともに保液性を有するので、電極体の端部から正極体と負極体との層間に電解液を供給可能な状態で電解液を保持できる。したがって、電極体の内部で電解液の不足が生じることを抑制でき、電気化学セルの特性を安定させることができる。
上記の電気化学セルにおいて、前記保護部材は、クッション性を有する、ことが望ましい。
本発明によれば、電極体の端部に正極体および負極体の積層構造による凹凸が形成されていても、保護部材により外装体と電極体の端部との間を埋めることができる。これにより、電気化学セルの製造時の脱気後において、ラミネートフィルムにより形成された外装体が内部の負圧により型崩れすることを抑制できる。
上記の電気化学セルにおいて、前記正極体に接続された第1の前記リードと、前記負極体に接続された第2の前記リードと、を備え、前記第1のリード、および前記第2のリードは、前記電極体の同一の前記端部から延出し、前記保護部材は、前記外装体と、前記第1のリード、および前記第2のリードと、の間に介在する、ことが望ましい。
本発明によれば、一対のリードが電極体の同一の端部から延出する構成において、保護部材により外装体に傷が付くことを防止できる。したがって、信頼性の高い電気化学セルを提供できる。
上記の電気化学セルにおいて、前記正極体に接続された第1の前記リードと、前記負極体に接続された第2の前記リードと、を備え、前記電極体は、第1の前記端部と、前記軸方向における前記第1の端部とは反対側に位置する第2の前記端部と、を有し、前記第1のリードは、前記電極体の前記第1の端部から延出し、前記第2のリードは、前記電極体の前記第2の端部から延出し、前記外装体と前記電極体の前記第1の端部との間に配置され、前記外装体と前記第1のリードとの間に介在する第1の前記保護部材と、前記外装体と前記電極体の前記第2の端部との間に配置され、前記外装体と前記第2のリードとの間に介在する第2の前記保護部材と、をさらに備える、ことが望ましい。
本発明によれば、一対のリードが電極体の異なる端部から延出する構成において、一対の保護部材により外装体に傷が付くことを防止できる。したがって、信頼性の高い電気化学セルを提供できる。
本発明によれば、信頼性の高い電気化学セルを提供できる。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電池の分解斜視図である。 実施形態に係る電池の縦断面図である。 実施形態の変形例に係る電池の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また以下の説明では、電気化学セルとして、非水電解質二次電池の一種であるリチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」という。)を例に挙げて説明する。
図1は、実施形態に係る電池の斜視図である。図2は、実施形態に係る電池の分解斜視図である。
図1および図2に示すように、電池1は、いわゆる小形円筒形の電池である。電池1は、正極体11および負極体12を含む電極体10と、電極体10および電解液(電解質)が収容された外装体20と、電極体10から延出するリード(正極リード13(第1のリード)および負極リード14(第2のリード))と、外装体20と電極体10との間に配置された保護部材40と、を備えている。
図2に示すように、電極体10は、円柱状に形成されている。具体的に、電極体10は、帯状の正極体11および負極体12が、セパレータ15を介して積層された状態で、捲回軸P(所定軸)回りに捲回された構造を有している。
正極体11は、金属材料により形成された正極集電箔と、正極集電箔に塗工された正極活物質と、を備えている。正極集電箔は、例えばアルミニウムやステンレス等の金属箔により形成されている。正極活物質は、例えば、コバルト酸リチウムやチタン酸リチウム、マンガン酸リチウム等のように、リチウムと遷移金属とを含む複合酸化物である。
負極体12は、金属材料により形成された負極集電箔と、負極集電箔に塗工された負極活物質と、を備えている。負極集電箔は、例えば銅やステンレス等の金属箔により形成されている。負極活物質は、例えば、シリコン酸化物やグラファイト、ハードカーボン、チタン酸リチウム、LiAl等である。
セパレータ15は、リチウムイオンを通す特性を有する、例えばポリオレフィン製の樹脂ポーラスフィルムやガラス製不織布、樹脂製不織布、セルロース繊維の積層体等により形成されている。
電極体10は、捲回軸Pの軸方向の一方側に位置する第1端部10a(第1の端部)と、捲回軸Pの軸方向における第1端部10aとは反対側に位置する第2端部10b(第2の端部)と、を有している。なお、以下では、捲回軸Pの軸方向を単に軸方向といい、捲回軸P周りに周回する方向を周方向といい、軸方向に直交する方向を径方向という。
図1および図2に示すように、外装体20は、第1シート21および第2シート22が電極体10を間に挟んだ状態で軸方向に重ね合わされることで形成されている。第1シート21および第2シート22は、電極体10の周囲で熱溶着されている。外装体20は、電極体10を気密封止している。外装体20は、内部に電極体10が収容された円筒状の収容部23と、収容部23の周囲に設けられ、第1シート21と第2シート22とが重なり合った周縁部24と、を備えている。
第1シート21および第2シート22は、金属箔(金属層)と、重ね合わせ面(内側面)に設けられ金属箔を被覆する樹脂製の融着層(樹脂層)と、外側面に設けられ金属箔を被覆する樹脂製の保護層と、を有する柔軟なラミネートフィルムにより形成されている。金属箔は、例えばステンレスやアルミニウム等の外気や水蒸気を遮断する金属材料を用いて形成されている。重ね合わせ面の融着層は、例えば、ポリオレフィンのポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いて形成されている。外側面の保護層は、例えば、上述のポリオレフィンや、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン等を用いて形成されている。
図2に示すように、第1シート21には、有底円筒状に形成された第1ケース25と、第1ケース25の開口縁から第1ケース25の径方向外側に向かって張り出す第1フランジ部26と、が形成されている。第1シート21は、第1ケース25の内面にラミネートフィルムの融着層が位置するように形成されている。第1ケース25の内径は、電極体10の外径よりも大きくなっている。
第2シート22には、有底円筒状に形成され第1ケース25に向けて開口する第2ケース27と、第2ケース27の開口縁から第2ケース27の径方向外側に向かって張り出す第2フランジ部28と、が形成されている。第2シート22は、第2ケース27の内面に上述したラミネートフィルムの融着層が位置するように形成されている。第2ケース27は、第1シート21の第1ケース25と同軸に配置されている。第2ケース27は、第1ケース25よりも深く形成されている。第2ケース27の内径は、第1ケース25の内径と同等になっている。第2フランジ部28の外形は、第1フランジ部26の外形と略一致している。第2シート22は、第2フランジ部28を第1フランジ部26に重ね合わせるようにして、第1シート21に熱溶着されている。
図1および図2に示すように、収容部23は、第1ケース25および第2ケース27により、両端が閉塞された円筒状に形成されている。収容部23は、外径が例えば10mm程度、軸方向の寸法が例えば6mm程度に設定されている。収容部23の内部には、電極体10が捲回軸Pを収容部23の中心軸と略一致させた状態で配置されている。
周縁部24は、第1フランジ部26および第2フランジ部28を重ね合わせて形成されている。周縁部24は、収容部23のうち第1ケース25の開口縁、および第2ケース27の開口縁を径方向の外側から全周に亘って取り囲んでいる。周縁部24は、収容部23から径方向に沿って突出するとともに周方向に沿って延びている。周縁部24は、第1シート21と第2シート22との間に正極リード13および負極リード14を各別に保持する一対のリード保持部31A,31Bと、周方向における一対のリード保持部31A,31B間に設けられ、リード保持部31A,31Bよりも径方向の幅の狭い幅狭部32と、を備えている。各リード保持部31A,31Bは、収容部23を挟んで径方向で対向する位置に設けられている。
図2に示すように、正極リード13は、アルミニウム等の金属材料により帯状に形成され、外装体20の内部から外部へ引き出されている。正極リード13は、一端部において正極体11の正極集電箔に溶接等により取り付けられ、正極体11に電気的に接続されている。正極リード13は、正極体11のうち電極体10の捲回中心に近い側の端部に接続されている。なお、以下の説明では、正極リード13のうち、正極体11に取り付けられる一端部側を基端側とし、外装体20の外部に引き出される側を先端側とする。正極リード13は、電極体10の第1端部10aにおける捲回軸Pに近い箇所から、軸方向における第1端部10aが面する側に延出している。
図3は、実施形態に係る電池の縦断面図である。
図3に示すように、正極リード13は、基端側から先端側に向かって順に、外装体20の第1ケース25の底壁と電極体10の第1端部10aとの間に位置する第1部分13aと、外装体20の第1ケース25の周壁と電極体10の外周面との間に位置する第2部分13bと、外装体20の周縁部24において第1シート21と第2シート22とに挟まれる第3部分13cと、を備えている。第1部分13aは、幅広の側面を第1ケース25の底壁に向けるように、正極リード13の基端部に対して曲がっている。第1部分13aは、正極リード13の基端部に対し、軸方向に交差する方向(本実施形態では径方向)、かつ捲回軸Pから離れる方向に曲がっている。
第2部分13bは、幅広の側面を第1ケース25の周壁に向けるように、第1部分13aに対して、軸方向における第1端部10aが向く側とは反対側に向かって曲がっている。第2部分13bは、第1部分13aの先端部から軸方向に沿って延びている。
第3部分13cは、幅広の側面を軸方向に向けるように、第2部分13bに対して曲がっている。第3部分13cは、第2部分13bの先端部から径方向外側に向かって延びている。第3部分13cは、外装体20のリード保持部31Aにおいて第1シート21と第2シート22との間を通り、外装体20の外側に突出している。このように、正極リード13は、電極体10の第1端部10aから軸方向における第1端部10aが面する側に延出するとともに、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間を軸方向に交差する方向に延びている。このため、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間において湾曲または折曲した箇所を有する。
図2に示すように、負極リード14は、ステンレスやニッケル、銅等の金属材料により帯状に形成され、外装体20の内部から外部へ引き出されている。負極リード14は、一端部において負極体12の負極集電箔に溶接等により取り付けられ、負極体12に電気的に接続されている。負極リード14は、負極体12のうち電極体10の捲回中心に近い側の端部に接続されている。なお、以下の説明では、負極リード14のうち、負極体12に取り付けられる一端部側を基端側とし、外装体20の外部に引き出される側を先端側とする。負極リード14は、電極体10の第1端部10aにおける捲回軸Pを挟んで正極リード13とは反対側から、軸方向における第1端部10aが面する側に延出している。
図3に示すように、負極リード14は、基端側から先端側に向かって順に、外装体20の第1ケース25の底壁と電極体10の第1端部10aとの間に位置する第1部分14aと、外装体20の第1ケース25の周壁と電極体10の外周面との間に位置する第2部分14bと、外装体20の周縁部24において第1シート21と第2シート22とに挟まれる第3部分14cと、を備えている。第1部分14aは、幅広の側面を第1ケース25の底壁に向けるように、負極リード14の基端部に対して曲がっている。第1部分14aは、負極リード14の基端部に対し、軸方向に交差する方向(本実施形態では径方向)、かつ捲回軸Pから離れる方向に曲がっている。
第2部分14bは、幅広の側面を第1ケース25の周壁に向けるように、第1部分14aに対して、軸方向における第1端部10aが向く側とは反対側に向かって曲がっている。第2部分14bは、第1部分14aの先端部から軸方向に沿って延びている。
第3部分14cは、幅広の側面を軸方向に向けるように、第2部分14bに対して曲がっている。第3部分14cは、第2部分14bの先端部から径方向外側に向かって延びている。第3部分14cは、外装体20のリード保持部31Bにおいて第1シート21と第2シート22との間を通り、外装体20の外側に突出している。このように、負極リード14は、電極体10の第1端部10aから軸方向における第1端部10aが面する側に延出するとともに、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間を軸方向に交差する方向に延びている。このため、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間において湾曲または折曲した箇所を有する。
第1フランジ部26および第2フランジ部28と各リード13,14との間には、シーラントフィルム17がそれぞれ介在している。シーラントフィルム17は、例えばポリオレフィンやポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるフィルム材である。シーラントフィルム17は、一対の前記フィルム材によって、各リード13,14をそれぞれ軸方向の両側から挟み込んでいる。シーラントフィルム17は、第1シート21および第2シート22に溶着されて固定されている。
保護部材40は、軟性の板状に形成された部材である。保護部材40は、電機絶縁性および電解液に対する不溶性を有する、例えばセパレータ15として用いることが可能な材料により形成されている。保護部材40は、保液性およびクッション性を有する。なお、クッション性とは、接触する他の物体の形状に追随して変形可能な性質である。保護部材40は、例えばポリオレフィン等の樹脂製不織布や、ガラス製不織布等により形成されている。保護部材40は、円板状に形成され、外装体20における第1ケース25の底壁の内面全体を覆うように、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間に配置されている。保護部材40は、外装体20における第1ケース25の底壁と、正極リード13の第1部分13a、および負極リード14の第1部分14aのそれぞれと、の間に介在している。
このように、本実施形態によれば、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間には、外装体20と正極リード13および負極リード14との間に介在する保護部材40が配置されるので、正極リード13および負極リード14の湾曲または屈曲した箇所が外装体20の内面に接触することを防止できる。これにより、正極リード13および負極リード14と外装体20とが点接触することを防止できるので、外装体20を形成するラミネートフィルムの融着層に傷が付くことを防止できる。これにより、ラミネートフィルムの金属箔が電解液に接触して腐食等が生じることを防止できる。したがって、信頼性の高い電池1を提供できる。
また、本実施形態では、電極体10は捲回軸P回りに捲回されているので、第1端部10aおよび第2端部10bのそれぞれにおいて正極体11と負極体12との層間が開口している。本実施形態によれば、保護部材40は、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間に配置されるとともに保液性を有するので、電極体10の第1端部10aから正極体11と負極体12との層間に電解液を供給可能な状態で電解液を保持できる。このため、外装体20の内部で電解液の不足が生じることを抑制でき、電池1の特性を安定させることができる。
また、本実施形態では、保護部材40がクッション性を有するので、電極体10の第1端部10aに正極体11、負極体12およびセパレータ15の積層構造による凹凸が形成されていても、保護部材40により外装体20と電極体10の第1端部10aとの間を埋めることができる。これにより、電池1の製造時の脱気後において、柔軟なラミネートフィルムにより形成された外装体20が内部の負圧により型崩れすることを抑制できる。
なお、上記実施形態の電池1では、正極リード13および負極リード14が電極体10の第1端部10aから延出しているが、これに限定されない。例えば図4に示す電池101のように、正極リード13が電極体10の第1端部10aから延出し、負極リード14が電極体10の第2端部10bから延出していてもよい。この場合、第1の保護部材40Aは、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間に配置されている。第1の保護部材40Aは、外装体20における第1ケース25の底壁と、正極リード13の第1部分13aと、の間に介在している。また、第2の保護部材40Bは、外装体20と電極体10の第2端部10bとの間に配置されている。第2の保護部材40Bは、外装体20における第2ケース27の底壁と、負極リード14の第1部分14aと、の間に介在している。
このように、一対のリード13,14が電極体10の異なる端部10a,10bから延出する構成であっても、一対の保護部材40A,40Bにより外装体20に傷が付くことを防止できる。したがって、信頼性の高い電池101を提供できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、保護部材40が円板状に形成され、外装体20における第1ケース25の底壁の内面全体を覆うように配置されているが、これに限定されない。保護部材は、少なくとも軸方向から見て正極リード13の第1部分13a、および負極リード14の第1部分14aのそれぞれと重なる位置に配置されていればよい。また、保護部材は、外装体20と電極体10の第1端部10aとの間から、外装体20と電極体10の外周面との間に亘って配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、各リード13,14は、図3に示すように第1部分13a,14aの両端部において略直角に曲がっているが、これに限定されず、例えば各リード13,14の第1部分の全体において湾曲するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、電極体10が円柱状に形成されているとともに、外装体20の収容部23が円筒状に形成されているが、これに限定されない。例えば、電極体が楕円柱状に形成され、外装体の収容部が電極体に対応して楕円筒状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、外装体20を形成する各シート21,22に有底円筒状のケース25,27が形成されているが、これに限定されない。すなわち、外装体を形成する一対のシートのうち、一方のシートに有底円筒状のケースが形成され、他方のシートが平板状に形成されて一方のシートのケースを閉塞するように配置されていてもよい。
また、上記実施形態においては、外装体20の周縁部24が収容部23から径方向に沿って突出しているが、収容部23の外周面に沿うように折れ曲がっていてもよい。
また、上記実施形態においては、電気化学セルの一例として、非水電解質二次電池を例に挙げて説明したが、この場合に限定されず、電気二重層キャパシタや一次電池等に上述した構成を適用することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1,101…電池(電気化学セル) 10…電極体 10a…第1端部(端部) 10b…第2端部(端部) 11…正極体 12…負極体 13…正極リード(リード) 14…負極リード(リード) 20…外装体 40,40A,40B…保護部材 P…捲回軸(所定軸)
本発明の電気化学セルは、正極体および負極体が積層された状態で所定軸回りに捲回された電極体と、金属層および前記金属層を被覆する樹脂層を含むラミネートフィルムにより形成され、前記電極体および電解質が収容された外装体であって、前記所定軸の軸方向における一方側に位置する第1ケースと、前記軸方向における他方側に位置する第2ケースとを含む前記外装体と、前記電極体に接続され、前記電極体における前記軸方向の端部から、前記軸方向における前記端部が面する側に延出するとともに、前記外装体と前記電極体の前記端部との間を前記軸方向に交差する方向に延びるリードと、前記外装体と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記第1ケースおよび/または前記第2ケースと前記リードとの間に介在する保護部材と、を備えることを特徴とする。
上記の電気化学セルにおいて、前記リードは、前記正極体に接続された第1リードと、前記負極体に接続された第2リードと、を備え、前記第1のリード、および前記第2のリードは、前記電極体の同一の前記端部から延出し、前記保護部材は、前記外装体と、前記第1のリード、および前記第2のリードと、の間に介在する、ことが望ましい。
上記の電気化学セルにおいて、前記リードは、前記正極体に接続された第1リードと、前記負極体に接続された第2リードと、を備え、前記端部は、前記軸方向における第1端部と、前記第1の端部とは前記軸方向において反対側に位置する第2端部と、を有し、前記第1のリードは、前記電極体の前記第1の端部から延出し、前記第2のリードは、前記電極体の前記第2の端部から延出し、前記保護部材は、前記第1ケースと前記電極体の前記第1の端部との間に配置され、前記第1ケースと前記第1のリードとの間に介在する第1保護部材と、前記第2ケースと前記電極体の前記第2の端部との間に配置され、前記第2ケースと前記第2のリードとの間に介在する第2保護部材と、を備える、ことが望ましい。
1,101…電池(電気化学セル) 10…電極体 10a…第1端部(端部) 10b…第2端部(端部) 11…正極体 12…負極体 13…正極リード(リード) 14…負極リード(リード) 20…外装体 25…第1ケース 27…第2ケース 40…保護部材 40A…第1の保護部材(保護部材) 40B…第2の保護部材(保護部材) P…捲回軸(所定軸)

Claims (5)

  1. 正極体および負極体が積層された状態で所定軸回りに捲回された電極体と、
    金属層および前記金属層を被覆する樹脂層を含むラミネートフィルムにより形成され、前記電極体および電解質が収容された外装体と、
    前記電極体に接続され、前記電極体における前記所定軸の軸方向の端部から、前記軸方向における前記端部が面する側に延出するとともに、前記外装体と前記電極体の前記端部との間を前記軸方向に交差する方向に延びるリードと、
    前記外装体と前記電極体の前記端部との間に配置され、前記外装体と前記リードとの間に介在する保護部材と、
    を備えることを特徴とする電気化学セル。
  2. 前記保護部材は、保液性を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記保護部材は、クッション性を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電気化学セル。
  4. 前記正極体に接続された第1の前記リードと、
    前記負極体に接続された第2の前記リードと、を備え、
    前記第1のリード、および前記第2のリードは、前記電極体の同一の前記端部から延出し、
    前記保護部材は、前記外装体と、前記第1のリード、および前記第2のリードと、の間に介在する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気化学セル。
  5. 前記正極体に接続された第1の前記リードと、
    前記負極体に接続された第2の前記リードと、
    を備え、
    前記電極体は、
    第1の前記端部と、
    前記軸方向における前記第1の端部とは反対側に位置する第2の前記端部と、
    を有し、
    前記第1のリードは、前記電極体の前記第1の端部から延出し、
    前記第2のリードは、前記電極体の前記第2の端部から延出し、
    前記外装体と前記電極体の前記第1の端部との間に配置され、前記外装体と前記第1のリードとの間に介在する第1の前記保護部材と、
    前記外装体と前記電極体の前記第2の端部との間に配置され、前記外装体と前記第2のリードとの間に介在する第2の前記保護部材と、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気化学セル。
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