JP2018181282A - 送信制御プログラム、送信制御方法、送信制御装置およびバックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一側面では、バックアップデータの反映の遅延を抑制することを目的とする。【解決手段】一態様では、コンピュータに、データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新における更新データを第1のバックアップ装置から第2のバックアップ装置に送信させ、前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記第1のバックアップ装置と前記第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する、処理を実行させる。【選択図】 図2
Description
送信制御プログラム、送信制御方法、送信制御装置およびバックアップ装置に関する。
データベースシステムにおいては、データの冗長化によって、データベースシステムの可用性を高めることが行なわれている。
例えば、DB(Database)サーバが定期的に、データベースのデータについてのバックアップデータを作成し、別の装置にデータを保存しておく。これにより、例えば、DBサーバに障害が発生した場合でも、別の装置に保存しておいたデータを用いてデータベースの復旧を行なうことができるので、データベースのデータが完全に消失することを免れることができる。
また、データを保存する別の装置として、地理的にDBサーバと離れた場所にさらに装置を設置しておくことで、災害のような要因による障害が発生した場合にも、データベースのデータが完全に消失することを免れることができる。
上記で述べた技術の一例として、1つのデータセンタにDBサーバと、バックアップデータを保存するコンピュータ、即ちバックアップサーバとを設けておき、さらに、別のデータセンタにもバックアップデータを保存するコンピュータ、即ちバックアップサーバを設けるシステム構成が考えられる。この場合、2つのデータセンタを繋ぐ通信経路を用いてバックアップデータの送信が行なわれる。
しかし、データセンタにおいては、多数のDBサーバおよびバックアップサーバが設けられることが多いため、送信されるバックアップデータの量も多くなり、データセンタを繋ぐ通信経路に輻輳が発生してしまうことが考えられる。通信経路に輻輳が発生すると、バックアップデータの送信、すなわちバックアップデータの反映に遅延が発生する。バックアップデータの反映が遅延すると、DBサーバの復旧を行なう際の復旧時間の増加や、データの更新に対するバックアップデータの追従性が損なわれてしまう。
1つの側面によれば、バックアップデータの反映の遅延を抑制することを目的とする。
1つの態様では、コンピュータに、データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新における、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを第1のバックアップ装置に送信するとともに、該更新データを第1のバックアップ装置から第2のバックアップ装置に送信させ、前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置に送信し、前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、第1のバックアップ装置と第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する、処理を実行させる。
1つの側面によれば、バックアップデータの反映の遅延を抑制することができる。
本発明を実施する実施例について、図面とともに説明をする。
〔システムの概要〕
図1は、本実施例のシステム構成の一例を示す図面である。本実施例の情報処理システムSは、大別して現用系リージョン1と予備系リージョン2とに分かれている。現用系リージョン1と予備系リージョン2のそれぞれは、例えば、複数台の情報処理装置を備えるデータセンタである。本実施例において現用系リージョン1と予備系リージョン2のそれぞれは、地理的に離れた地点に存在しているものとする。なお、1つの現用系リージョンに対して、複数の予備系リージョンが存在していても良い。
図1は、本実施例のシステム構成の一例を示す図面である。本実施例の情報処理システムSは、大別して現用系リージョン1と予備系リージョン2とに分かれている。現用系リージョン1と予備系リージョン2のそれぞれは、例えば、複数台の情報処理装置を備えるデータセンタである。本実施例において現用系リージョン1と予備系リージョン2のそれぞれは、地理的に離れた地点に存在しているものとする。なお、1つの現用系リージョンに対して、複数の予備系リージョンが存在していても良い。
現用系リージョン1は、バックアップサーバ10、DBサーバ20、AP(Application)サーバ30、管理装置40を含む。現用系リージョン1においては、例えば、APサーバ30からの要求により、DBサーバ20により管理されるデータベースの内容が更新される。DBサーバ20は、要求に応じてデータベースの内容を更新するとともに、更新の内容を示す情報を定期的にバックアップサーバ10に送信する。バックアップサーバ10は、DBサーバ20から受信した情報を、例えばバックアップサーバ10が備える記憶部に記憶する。DBサーバ20からバックアップサーバ10への情報の送信は、バックアップサーバ10を用いたデータベースのバックアップを実行しているとも言える。以降の説明では、上述したデータベースの更新の内容を示す情報を「バックアップ情報」と記載することがある。管理装置40は、本実施例に記載する処理において使用される種々の情報の管理を行なう情報処理装置であり、詳細については後述する。
本実施例においては、DBサーバ20とバックアップサーバ10との間で、フルバックアップ(Full Backup、完全バックアップと呼ばれることもある)と増分バックアップ(Incremental Backup)とを併用した態様が採られている。
フルバックアップとは、データベースの全体データをバックアップ処理の度に生成する方式である。フルバックアップによるバックアップデータ(以降、「フルバックアップ情報」と記載する)は、データベースのディスクイメージである場合もある。フルバックアップの場合、フルバックアップ情報を用いたデータベースの復旧処理が他の方式と比較して高速に実行可能であることが長所として挙げられる。また、ある状態におけるデータベースの状態を1つのフルバックアップ情報で保存することができる。一方で、データベースの全体をバックアップするために、フルバックアップ情報を生成するための処理時間が長期化しやすく、1世代あたりのフルバックアップ情報のサイズは大きくなりやすい。そのため、高頻度なフルバックアップは困難である、または多大な情報処理資源を必要とする。
増分バックアップとは、ある時点のデータベースの状態(例えば上述のフルバックアップによるバックアップデータ)を初期状態として、更新が行なわれた(変更のある)データのみについてバックアップデータ(以降、「増分バックアップ情報」と記載する)を生成する方式である。増分バックアップにおいては、変更のあるデータのみがバックアップの対象となるため、増分バックアップ情報を生成するための処理時間はフルバックアップよりも短くなることが長所である。また、1つ1つの増分バックアップ情報のサイズもフルバックアップ情報より小さくて済む。一方で、初期状態からのデータの変更が多くなる、あるいは、同じデータに対するデータ更新なども発生していくと増分バックアップ情報の数が多くなるため、全体として蓄積される増分バックアップ情報のサイズは増加する。また、データベースを復旧する際は、蓄積された全ての増分バックアップ情報を用いて復旧が行なわれることから、データベースの復旧処理はフルバックアップより長期化する。
本実施例においては、定期的にフルバックアップが実行される一方、フルバックアップの短所を補うために、フルバックアップよりも短い時間間隔で増分バックアップが実行される。このような態様とすることで、フルバックアップが高頻度で行なわれなくとも、増分バックアップによってデータベースの更新に追従することができる。また、新たなフルバックアップ情報が生成された際には、新たなフルバックアップ情報に変更が反映された増分バックアップ情報は消去することで、増分バックアップ情報の蓄積によるデータ容量の増加は抑制することができる。
ここまで、DBサーバ20とバックアップサーバ10との間でのバックアップ処理について説明したが、本実施例では、DBサーバ20により管理されるデータベースの内容は、予備系リージョン2のバックアップサーバ50にもバックアップが行なわれる。具体的には、バックアップサーバ10は、DBサーバ20から受信した増分バックアップ情報を記憶するとともに、増分バックアップ情報をバックアップサーバ50に送信する。ここでのバックアップ情報の送信は、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間のデータ通信となるので、リージョン間転送と呼称されることもある。また、バックアップサーバ10は、DBサーバ20から受信したフルバックアップ情報についても、バックアップサーバ50に送信することがある。これにより、例えば、災害等の要因で現用系リージョン1全体が稼動できなくなった場合においても、バックアップサーバ50にバックアップ情報が保持される。したがって、例えば、予備系リージョン2においてDBサーバ(図示せず)を立ち上げ、バックアップ情報を用いてデータベースの復旧を行なうことで、データベースの稼動を再開することができる。なお、データベースの冗長化においては、常時稼動している複数のDBサーバが同期をとる態様(ホット・スタンバイと呼称されることがある)もある。本実施例では、バックアップ情報をバックアップサーバに記憶し、現用のDBサーバのみが稼動する(コールド・スタンバイと呼称されることがある)態様としており、情報処理装置のリソースや費用の面で、ホット・スタンバイよりも低コストでシステムを構築できるとされている。
なお、図1に示すバックアップサーバ10、50、DBサーバ20、APサーバ30、管理装置40のそれぞれは、例えば、サーバ装置等のハードウェアにより実現可能である。また、ハードウェアとしての図1に示す区分はあくまで一例であり、バックアップサーバ10、DBサーバ20、APサーバ30、管理装置40については、4台以下の情報処理装置により実現されてもよいし、5台以上の情報処理装置で実現されても良い。ただし、バックアップサーバ50については、属するリージョンが異なるため、バックアップサーバ10、DBサーバ20、APサーバ30、管理装置40とは別のハードウェアで実現されることとなる。
〔バックアップ情報の送信における問題〕
前述の通り、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間ではバックアップ情報の送信が行なわれるが、現用系リージョン1のデータセンタでは、図示した以外の多数のDBサーバおよびバックアップサーバが稼動していることが考えられる。この場合、稼動しているDBサーバおよびバックアップサーバの分だけ、予備系リージョン2へのバックアップ情報の送信が必要となる。送信データが多くなることで、通信経路に輻輳が発生する可能性が高まり、上述したようなバックアップデータの反映における問題が発生しうる。特に、フルバックアップ情報はデータのサイズが大きいため、通信経路の輻輳に対する影響が大きいと考えられる。
前述の通り、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間ではバックアップ情報の送信が行なわれるが、現用系リージョン1のデータセンタでは、図示した以外の多数のDBサーバおよびバックアップサーバが稼動していることが考えられる。この場合、稼動しているDBサーバおよびバックアップサーバの分だけ、予備系リージョン2へのバックアップ情報の送信が必要となる。送信データが多くなることで、通信経路に輻輳が発生する可能性が高まり、上述したようなバックアップデータの反映における問題が発生しうる。特に、フルバックアップ情報はデータのサイズが大きいため、通信経路の輻輳に対する影響が大きいと考えられる。
〔バックアップサーバ10の機能的構成〕
図2は、バックアップサーバ10の機能的構成を示す機能ブロック図である。バックアップサーバ10は、例えば図2に示すように、通信部101、処理部110、記憶部120を備える。
図2は、バックアップサーバ10の機能的構成を示す機能ブロック図である。バックアップサーバ10は、例えば図2に示すように、通信部101、処理部110、記憶部120を備える。
通信部101は、有線または無線で、バックアップサーバ50、DBサーバ20、管理装置40を含む他の装置との通信を実行することが可能である。通信部101は、例えば、バックアップサーバ10が備えるネットワークアダプタやNIC(Network Interface Controller)などの通信デバイスである。
処理部110は、格納制御部111、コピー制御部112を含む。
格納制御部111は、後述する増分バックアップおよびフルバックアップが実行される際に、DBサーバ20から受信したバックアップ情報を記憶部120に記憶する際の制御を行なう制御部である。
コピー制御部112は、後述する増分バックアップおよびフルバックアップが実行される際に、バックアップサーバ50に対する処理の依頼(指示)等を実行する。
記憶部120は、フルバックアップ情報記憶部121、増分バックアップ情報記憶部122を含む。フルバックアップ情報記憶部121は、DBサーバ20から受信したフルバックアップ情報を記憶する記憶部である。また、増分バックアップ情報記憶部122は、DBサーバ20から受信した増分バックアップ情報を記憶する記憶部である。
〔DBサーバ20の機能的構成〕
図3は、DBサーバ20の機能的構成を示す機能ブロック図である。DBサーバ20は、通信部201、処理部210、記憶部220を備える。
図3は、DBサーバ20の機能的構成を示す機能ブロック図である。DBサーバ20は、通信部201、処理部210、記憶部220を備える。
通信部201は、有線または無線で、バックアップサーバ10、APサーバ30、管理装置40を含む他の装置との通信を実行することが可能である。通信部201は、例えば、DBサーバ20が備えるネットワークアダプタやNICなどの通信デバイスである。
処理部210は、DBプロセス211、フルバックアップ処理部212、増分バックアップ処理部213、予測時間算出部214、判定部215を含む。
DBプロセス211は、データベースにおけるデータの更新といった、いわゆるデータベースの制御を行なう。
フルバックアップ処理部212は、データベースのデータの内容について、例えば所定の周期でフルバックアップ情報を生成する。
増分バックアップ処理部213は、データベースのデータの内容について、例えば所定の周期で増分バックアップ情報を生成する。なお、増分バックアップ情報の生成周期は、フルバックアップ情報の生成周期よりも短く設定される。
予測時間算出部214は、後述するフルバックアップが実行される際の判定処理において利用される予測時間の算出を行なう。判定処理については、詳細を後述する。
判定部215は、後述するフルバックアップが実行される際の判定処理を実行する。
記憶部220は、データベースとしての記憶領域であるDB領域221を有する。なお、記憶部220およびDB領域221は、いわゆるデータベースとしての記憶領域である。DB領域221に記憶されるデータは、フルバックアップおよび増分バックアップによるバックアップされる対象のデータとなる。
〔管理装置40の機能的構成〕
図4は、管理装置40の機能的構成を示す機能ブロック図である。管理装置40は、通信部401、処理部410、記憶部420を備える。
図4は、管理装置40の機能的構成を示す機能ブロック図である。管理装置40は、通信部401、処理部410、記憶部420を備える。
通信部401は、有線または無線で、バックアップサーバ10、DBサーバ20を含む他の装置との通信を実行することが可能である。通信部401は、例えば、管理装置40が備えるネットワークアダプタやNICなどの通信デバイスである。
処理部410は、例えば、記憶部420に記憶される情報の送受信における制御部として動作する。
記憶部420は、通信速度情報記憶部421、書き込み速度情報記憶部422を含む。各記憶部に記憶される情報の詳細については後述する。
〔バックアップサーバ50の機能的構成〕
図5は、バックアップサーバ50の機能的構成を示す機能ブロック図である。
図5は、バックアップサーバ50の機能的構成を示す機能ブロック図である。
通信部501は、有線または無線で、バックアップサーバ10を含む他の装置との通信を実行することが可能である。通信部501は、例えば、バックアップサーバ50が備えるネットワークアダプタやNICなどの通信デバイスである。
処理部510は、格納制御部511、フルバックアップ処理部512を含む。
格納制御部511は、バックアップ情報を記憶部520に記憶する際の制御を行なう制御部である。
記憶部520は、フルバックアップ情報記憶部521、増分バックアップ情報記憶部522を含む。フルバックアップ情報記憶部521は、フルバックアップ情報を記憶する記憶部である。また、増分バックアップ情報記憶部522は、バックアップサーバ10から受信した増分バックアップ情報を記憶する記憶部である。
〔増分バックアップ処理〕
図6は、本実施例における増分バックアップ実行時の処理の流れを示すシーケンス図である。
図6は、本実施例における増分バックアップ実行時の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、DBサーバ20の増分バックアップ処理部213は、第1周期が到来したか否かを判定する(ステップS601)。ここで第1周期とは、データベースのデータの内容についての増分バックアップを取得する時間間隔(例えば5分間隔)として設定された周期である。これにより、DBサーバ20が管理するデータベースでは、第1周期に示される時間間隔で、データベースの増分バックアップが行なわれることとなる。ただし、第1周期の設定はあくまで実施の一態様であり、具体的な周期の設定時間は適宜変更可能であって良い。また、増分バックアップは必ずしも等間隔の周期で実行されなくても構わない。
第1周期が到来した(前回の増分バックアップ処理から1周期分の時間が経過した)と判定された場合、ステップS602の処理が実行される。一方、第1周期が到来していないと判定された場合、第1周期が到来するまでステップS601の処理が再実行される。
ステップS602では、増分バックアップ処理部213が、データベースについての増分バックアップ情報を生成する(ステップS602)。そして、増分バックアップ処理部213は、生成した増分バックアップ情報をバックアップサーバ10に送信する(ステップS603)。バックアップサーバ10の格納制御部111は、DBサーバ20から受信した増分バックアップ情報を、自装置の増分バックアップ情報記憶部122に記憶する(ステップS604)。
増分バックアップ情報の送信に加え、増分バックアップ処理部213は、増分バックアップ情報を、予備系リージョン2のバックアップサーバ50にも転送することを要求する転送依頼を、バックアップサーバ10に送信する(ステップS605)。
転送依頼を受信したバックアップサーバ10のコピー制御部112は、DBサーバ20から受信した増分バックアップ情報を予備系リージョン2のバックアップサーバ50に送信(転送)する(ステップS606)。また、コピー制御部112は、ステップS606において増分バックアップ情報を送信した場合のデータ通信速度を取得しておく。そして、コピー制御部112は、取得したデータ通信速度を、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間の通信速度の情報として管理装置40に送信する(ステップS607)。管理装置40は、受信した通信速度の情報を通信速度情報記憶部421に記憶する。このとき、通信速度情報記憶部421に通信速度の情報が記憶されている場合は、管理装置40は、ステップS607で送信された通信速度の情報、すなわち、最新の通信速度の情報で通信速度情報記憶部421の情報を更新する。
バックアップサーバ10から受信したバックアップサーバ50の格納制御部511は、増分バックアップ情報を、自装置の増分バックアップ情報記憶部522に記憶する(ステップS608)。
以上の処理により、増分バックアップ情報は、現用系リージョン1のバックアップサーバ10と予備系リージョン2のバックアップサーバ50とに保持されることとなる。次回の周期が到来した場合には、DBサーバ20がステップS602以降の処理を再度実行することとなる。なお、図6の処理の流れは実施の一態様であり、例えば、ステップS603〜ステップS606は図6とは異なる順序で実行されても良いし、例えば、増分バックアップ情報と転送依頼が同時に送信されるといった態様であっても構わない。
〔フルバックアップ処理〕
図7は、本実施例におけるフルバックアップ実行時の、DBサーバ20における処理の流れを示すフローチャートである。
図7は、本実施例におけるフルバックアップ実行時の、DBサーバ20における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、DBサーバ20のフルバックアップ処理部212は、第2周期が到来したか否かを判定する(ステップS701)。ここで第2周期とは、データベースのデータの内容についてのフルバックアップを取得する時間間隔(例えば24時間)として設定された周期である。これにより、DBサーバ20が管理するデータベースでは、第2周期に示される時間間隔で、データベースのフルバックアップが行なわれることとなる。ただし、第2周期の設定はあくまで実施の一態様であり、具体的な周期の設定時間は適宜変更可能であって良い。また、フルバックアップは必ずしも等間隔の周期で実行されなくても構わない。
第2周期が到来した(前回の増分バックアップ処理から1周期分の時間が経過した)と判定された場合、ステップS702の処理が実行される。一方、第2周期が到来していないと判定された場合、第2周期が到来するまでステップS701の処理が再実行される。
ステップS702では、フルバックアップ処理部212が、データベースについてのフルバックアップ情報を生成する(ステップS702)。そして、フルバックアップ処理部212は、生成したフルバックアップ情報をバックアップサーバ10に送信する(ステップS703)。
次に、予測時間算出部214は、ステップS702で生成したフルバックアップ情報をバックアップサーバ10からバックアップサーバ50に送信する際に要する予測時間(予測転送時間TT)を算出する(ステップS704)。
具体的には、予測時間算出部214は、ステップS702で生成したフルバックアップ情報のデータサイズを特定する。また、予測時間算出部214は、リージョン間でデータ通信を実行する際の通信速度を示す情報を管理装置40から取得する。
図8に、管理装置40の通信速度情報記憶部421に記憶される情報の一例を示す。通信速度情報記憶部421は、例えば図8に示すように、送信元リージョン情報4211、送信先リージョン情報4212、通信速度4213を関連付けて記憶する。
送信元リージョン情報4211は、リージョン間でのデータ通信を行なう際の一方のリージョンを識別する識別情報である。また、送信先リージョン情報4212は、リージョン間でのデータ通信を行なう際の他方のリージョンを識別する識別情報である。
通信速度4213は、送信先リージョン情報4212と送信元リージョン情報4211とに示される2つのリージョンの間でデータ通信が行なわれる際の通信速度を示す情報である。説明のため、本実施例においては、図8の「リージョン1(日本)」が現用系リージョン1、「リージョン2(日本)」が予備系リージョン2に対応するものとする。現用系リージョン1に対して複数の予備系リージョンが存在する場合は、図8のように、それぞれの予備系リージョンとの間の通信速度を示す情報が通信速度情報記憶部421に記憶されることとしても良い。
通信速度4213として記憶される情報は、例えば、ステップS607で説明した手法により取得および記憶がされても良い。ただし、ステップS607で説明した手法は、通信速度を取得する手法の一例であり、リージョン間の通信速度を取得可能な他の手法によって代替されても構わない。また、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間で行なわれたデータ通信における通信速度であれば、図1において図示したバックアップサーバ10以外の装置がデータ通信を行なった際の通信速度が利用されてもよい。
ステップS704の予測転送時間TTは、例えば、ステップS702で生成したフルバックアップ情報のデータサイズを、通信速度4213に示される通信速度で除算することで算出可能である。ただし、具体的な算出方法は一態様に限定される必要はなく、フルバックアップ情報の送信に要する時間を算出可能であれば他の算出方法で代替されても良い。
さらに、予測時間算出部214は、フルバックアップ情報をバックアップサーバ50が生成(更新)する場合に要する予測時間(予測生成時間TG)を算出する(ステップS705)。
具体的には、予測時間算出部214は、予測生成時間TGを算出する対象のフルバックアップ情報(以降、「今回フルバックアップ情報」と記載する)の生成前であって、予測生成時間TGを算出する対象のフルバックアップ情報よりも1周期前のフルバックアップ情報(以降、「前回フルバックアップ情報」と記載する)の生成後に生成された増分バックアップ情報を特定する。言い換えれば、予測時間算出部214は、前回フルバックアップ情報に反映されていないデータ更新に対応する増分バックアップ情報を特定する。なお、ここで特定される増分バックアップ情報は、第2周期の間に複数の増分バックアップが実行されている場合は複数(複数回分の情報)となる。予測時間算出部214は、特定した増分バックアップ情報のデータサイズの合計を算出する。
また、予測時間算出部214は、管理装置40から、バックアップサーバ50が記憶部520(またはフルバックアップ情報記憶部521)にデータを書き込む際の書き込み速度を取得する。
図9に、管理装置40の書き込み速度情報記憶部422に記憶される情報の一例を示す。書き込み速度情報記憶部422は、例えば図9に示すように、リージョン情報4221と書き込み速度4222とを関連付けて記憶する。
リージョン情報4221は、予備系リージョンを識別する識別情報である。本実施例においては、図8の送信先リージョン情報4212と対応している。図8と同様に、説明のため、本実施例においては、図9の「リージョン2(日本)」が予備系リージョン2に対応するものとする。
書き込み速度4222は、予備系リージョンのバックアップサーバに対してフルバック情報を書き込む際の書き込み速度を示す情報である。例えば、記憶部520(またはフルバックアップ情報記憶部521)としてHDD(Hard Disk Drive)が用いられている場合、書き込み速度4222はHDDに対するデータの書き込み速度である。図8の例と同様に、現用系リージョン1に対して複数の予備系リージョンが存在する場合は、図9のように、それぞれの予備系リージョンについての書き込み速度を示す情報が書き込み速度情報記憶部422に記憶されることとしても良い。また、1つの予備系リージョンがバックアップサーバ、もしくは書き込み速度情報記憶部422として利用される記憶装置を複数備える場合、複数のバックアップサーバ、もしくは記憶装置のそれぞれについて、書き込み速度を示す情報が記憶されることとしても良い。
書き込み速度は、例えば、システムの構築時(バックアップサーバ50の立ち上げ時)に、バックアップサーバ50のハードウェアの性能情報として、管理装置40が取得し、書き込み速度情報記憶部422に記憶しておくこととしても良い。書き込み速度は、情報処理装置や記憶装置のハードウェアに依存するため、ハードウェアの変更がなければ大幅な変動はないと考えられる。ただし、管理装置40は、定期的に、あるいはバックアップサーバ50のハードウェアが変更されたタイミングで、書き込み速度の情報を再取得することとしても良い。
ステップS705の予測生成時間TGは、例えば、特定した増分バックアップ情報のデータサイズの合計を書き込み速度4222に示される書き込み速度で除算することで算出可能である。この算出手法は、バックアップサーバ50におけるフルバックアップ情報の生成(更新)に要する時間は、フルバックアップ情報に反映する増分バックアップ情報の書き込みに要する時間に近似する特性を利用している。なお、実際のフルバックアップ情報の生成(更新)には、さらに、フルバックアップ処理部512の起動時間や、生成したフルバックアップ情報を最新の情報として適用するための処理時間等の追加の時間が発生する。そのため、前述した算出手法により算出された予測生成時間TGにこれらの追加の時間を加算した値を予測生成時間としても良い。ただし、通常、追加の時間は予測生成時間TGに対して微小であると考えられることから、予測時間として単に予測生成時間TGを採用しても構わない。また、具体的な算出方法は一態様に限定される必要はなく、バックアップサーバ50におけるフルバックアップ情報の生成(更新)に要する時間を算出可能であれば他の算出方法で代替されても良い。
なお、ステップS704とステップS705の処理は、逆の順序で実行されても良いし、2つの処理が並行して実行されることとしても良い。
ステップS704およびステップS705の実行後、判定部215は、予測転送時間TTと予測生成時間TGとの比較を実行する。そして、判定部215は、予測転送時間TTが予測生成時間TGよりも短いか否かを判定する(ステップS706)。すなわち、判定部215は、予測転送時間TTと予測生成時間TGとでどちらがより短いかを判定する。
予測転送時間TTが予測生成時間TGよりも短い場合(ステップS706、YES)、フルバックアップ処理部212は、バックアップサーバ10に転送依頼を送信する(ステップS707)。ここで、転送依頼とは、ステップS703でバックアップサーバ10に送信したフルバックアップ情報を、バックアップサーバ50にも送信することをバックアップサーバ10に要求する旨の依頼である。この場合、DBサーバ20で生成されたフルバックアップ情報が、バックアップサーバ10とバックアップサーバ50とに送信されることで、双方のバックアップサーバにフルバックアップが反映されることとなる。
一方、予測転送時間TTが予測生成時間TG以上の場合(ステップS706、NO)、フルバックアップ処理部212は、バックアップサーバ10に生成依頼を送信する(ステップS708)。ここで、生成依頼とは、ステップS703でバックアップサーバ10に送信したフルバックアップ情報と等価のフルバックアップ情報をバックアップサーバ50において生成させることを要求する旨の依頼である。この場合、DBサーバ20で生成されたフルバックアップ情報はバックアップサーバ50には送信されず、予備系リージョン側でフルバックアップ情報を生成することで、双方のバックアップサーバにフルバックアップが反映されることとなる。
ステップS707またはステップS708の実行後は、再びステップS701の処理に戻り、次の周期が到来すると、ステップS702以降の処理が再実行されることとなる。
図10は、本実施例におけるフルバックアップ実行時の、バックアップサーバ10における処理の流れを示すフローチャートである。図10に示す一連の処理は、例えば、バックアップサーバ10がフルバックアップ情報をDBサーバ20から受信したことを契機として開始される。
まず、格納制御部111は、DBサーバ20から受信したフルバックアップ情報を自装置のフルバックアップ情報記憶部121に記憶する(ステップS1001)。
次に、バックアップサーバ10が依頼(ステップS707またはS708で送信される依頼)をDBサーバ20から受信すると(ステップS1002)、コピー制御部112は、受信した依頼の種別を特定する(ステップS1003)。すなわち、コピー制御部112は、ステップS1002で受信した依頼が、前述した転送依頼と生成依頼のどちらであるかを判定する。そして、コピー制御部112は、特定した結果に応じた処理を実行する。
受信した依頼が転送依頼であった場合(ステップS1003、転送依頼)、コピー制御部112は、DBサーバ20から受信したフルバックアップ情報をバックアップサーバ50に送信する(ステップS1004)。これにより、コピー制御部112は、バックアップサーバ50のフルバックアップ情報記憶部521にも、DBサーバ20から受信したフルバックアップ情報を記憶させる。
また、コピー制御部112は、フルバックアップ情報を送信した際の通信速度を、現用系リージョン1と予備系リージョン2との間の通信速度の情報として管理装置40に送信する(ステップS1005)。管理装置40は、受信した通信速度の情報を通信速度情報記憶部421に記憶する。このとき、通信速度情報記憶部421に通信速度の情報が記憶されている場合は、管理装置40は、ステップS1005で送信された通信速度の情報、すなわち、最新の通信速度の情報で通信速度情報記憶部421の情報を更新する。
一方、依頼が生成依頼であった場合(ステップS1003、生成依頼)、コピー制御部112は、フルバックアップ情報を生成させるコマンド等を用いて、バックアップサーバ50にフルバックアップ情報を生成させる指示を送信する(ステップS1006)。この場合、バックアップサーバ10からバックアップサーバ50にフルバックアップ情報自体の生成は行なわれない。指示を受信したバックアップサーバ50では、増分バックアップ情報に基づいて、自装置においてフルバックアップ情報を生成させる。バックアップサーバ50の増分バックアップ情報記憶部522には、バックアップサーバ50において最新のフルバックアップ処理以降の増分バックアップ情報が記憶されている。そこで、フルバックアップ処理部512は、増分バックアップ情報記憶部522に記憶された増分バックアップ情報を反映させたフルバックアップ情報を生成する。そして、フルバックアップ処理部512は、生成したフルバックアップ情報をフルバックアップ情報記憶部521に記憶し、最新のフルバックアップ情報とする。なお、フルバックアップ処理部512は、DBサーバの機能の一部をバックアップサーバ50に付加したものとも言える。
これにより、ステップS702でフルバックアップ処理部212が生成したフルバックアップ情報と等価のフルバックアップ情報がバックアップサーバ50において生成されることとなる。
以上のように、判定部215の処理によって、フルバックアップ情報をバックアップサーバ10からバックアップサーバ50に送信するか否かが決定される。本実施例によれば、データベースのバックアップ処理における、フルバックアップ情報および増分バックアップ情報のデータ量に基づいて、フルバックアップ情報をバックアップサーバ50に送信するか否かが決定される。フルバックアップ情報のデータ量に基づいて算出される予測転送時間TTと、増分バックアップ情報のデータ量に基づいて算出される予測生成時間TGとの比較が実行される。そして、予測生成時間TGの方が短ければ、フルバックアップ情報は予備系リージョン2において生成され、現用系リージョン1からのフルバックアップ情報の送信は行なわれない。これにより、予備系リージョン2のバックアップサーバ50へのフルバック情報の反映をより迅速に行なうことができ、バックアップの反映の遅延を抑制することができる。また、フルバックアップ情報は予備系リージョン2において生成される場合は、リージョン間のフルバックアップ情報の送信は行なわれない。したがって、フルバックアップ情報を一律で現用系リージョン1から予備系リージョン2に送信する態様と比較して、リージョン間転送におけるデータの総量が削減される。特に、増分バックアップ情報と比較すると1回あたりの送信データ量が大きいフルバックアップ情報の送信機会が減少する。そのため、リージョン間の通信経路に対する負荷が軽減されるので、輻輳の発生が抑制される。この点においても、予備系リージョン2に対するバックアップの反映の遅延を抑制することができる。
なお、本実施例においては、フルバックアップ情報をバックアップサーバ50に送信するか否かの決定をDBサーバ20が実行しているが、DBサーバ20に代えて、バックアップサーバ10が、送信するか否かの決定を実行することとしても良い。すなわち、本実施例において説明した予測時間算出部214、判定部215の機能が、バックアップサーバ10に備えられることとしても良い。
また、例えば、バックアップサーバ50のフルバックアップ処理部512については、予備系リージョンに2において一時的にDBサーバが起動されて、起動されたDBサーバのフルバックアップ機能を用いて処理が代替されることとしても良い。
また、本実施例で説明した情報処理システムSは、フルバックアップと増分バックアップとが併用される態様とした。ただし、例えば、情報処理システムSがフルバックアップと差分バックアップ(Differential Backup)とを併用する態様であっても、本実施例の処理による技術的効果を得ることができる。
〔ハードウェア構成例〕
図11は、本実施例におけるDBサーバ20のハードウェア構成の一例である。なお、図11では、DBサーバ20のハードウェア構成の一例を示すが、後述のように、バックアップサーバ10および50、APサーバ30、管理装置40についても同様の構成が採用可能である。
図11は、本実施例におけるDBサーバ20のハードウェア構成の一例である。なお、図11では、DBサーバ20のハードウェア構成の一例を示すが、後述のように、バックアップサーバ10および50、APサーバ30、管理装置40についても同様の構成が採用可能である。
DBサーバ20は、例えば、それぞれがバス1101で相互に接続された、CPU(Central Processing Unit)1102、メモリ1103、記憶装置1104、NIC1105、媒体読取装置1106、入力装置1107、表示装置1108、を備える情報処理装置である。
CPU1102は、制御装置1における種々の動作制御を行う。メモリ1103、記憶装置1104は、本実施例で説明した各種の処理を実行するプログラムや、各種の処理に利用される種々のデータを記憶する。記憶装置1104は、例えば、HDDや、SSD(Solid State Drive)等の記憶媒体である。
CPU1102は、メモリ1103あるいは記憶装置1104に記憶されたプログラムを読み出して処理、制御を実行することで、例えば、図3に示す処理部210に含まれる各機能部が実現されても良い。なお、例えば、バックアップサーバ10、50が図11と同様のハードウェアにより実現される場合は、処理部110、510についても同様であって良い。なお、CPU1102は、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア回路で代替されても良い。
メモリ1103、記憶装置1104のそれぞれは、例えば、図3に記載した記憶部220として機能することができる。ただし、記憶部220として用いられる記憶装置やメモリは、必ずしもDBサーバ20のハードウェアに内蔵されなくてもよく、DBサーバ20がアクセス可能な外部の記憶装置やメモリが用いられても良い。記憶部120、420、520についても同様である。
NIC1105は、有線または無線のネットワークを介したデータの送受信に用いられるハードウェアである。NIC1105は、CPU1102の制御の下で、通信部201として機能することができる。
媒体読取装置1106は、記録媒体からデータを読み取るための装置であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等のディスク媒体に記憶されたデータを読み取るディスクドライブや、メモリカードに記憶されたデータを読み取るカードスロット等である。前述した記憶部300に記憶されるデータの一部または全部は、媒体読取装置1106を用いて読み取り可能な記録媒体に記憶されることとしても良い。
入力装置1107は、ユーザー(システム管理者を含む)からの入力や指定を受け付ける装置である。入力装置1107の例としては、例えばキーボードやマウス、タッチパッドが挙げられる。表示装置1108は、CPU1102の制御の下で、種々の情報の表示を行うことが可能である。表示装置1108は、例えば液晶ディスプレイである。
本実施例のバックアップサーバ10および50、APサーバ30、管理装置40については、図11と同様のハードウェア構成のコンピュータを用いることが可能であるため、説明を省略する。ただし、CPU、メモリ、記憶装置、NIC、媒体読取装置、入力装置、出力装置の具体的なハードウェア(型式や性能等)は、それぞれの装置で異なって構わない。
S 情報処理システム
3 ネットワーク
10、50 バックアップサーバ
20 DBサーバ
30 APサーバ
40 管理装置
1101 バス
1102 CPU
1103 メモリ
1104 記憶装置
1105 NIC
1106 媒体読取装置
1107 入力装置
1108 表示装置
3 ネットワーク
10、50 バックアップサーバ
20 DBサーバ
30 APサーバ
40 管理装置
1101 バス
1102 CPU
1103 メモリ
1104 記憶装置
1105 NIC
1106 媒体読取装置
1107 入力装置
1108 表示装置
Claims (11)
- コンピュータに、
データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新における、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを第1のバックアップ装置に送信するとともに、該更新データを第1のバックアップ装置から第2のバックアップ装置に送信させ、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置に送信し、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記第1のバックアップ装置と前記第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する、
処理を実行させることを特徴とする送信制御プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させないと決定した場合、前記新たなバックアップデータの前記第2のバックアップ装置への送信を行なわせないとともに、前記新たなバックアップデータの生成依頼を前記第2のバックアップ装置に送信させる、
処理を実行させることを特徴とする請求項1記載の送信制御プログラム。 - 前記生成依頼を受信した前記第2のバックアップ装置は、前記第2のバックアップ装置に送信された前記更新データのバックアップデータに基づいて、前記新たなバックアップデータを生成する、
ことを特徴とする請求項2記載の送信制御プログラム。 - 前記コンピュータに、
前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記第1のバックアップ装置と前記第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信速度と、前記第2のバックアップ装置の性能情報と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する、
処理を実行させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の送信制御プログラム。 - 前記性能情報は、前記第2のバックアップ装置の、記憶装置に対する書き込み速度を含む、
ことを特徴とする請求項4記載の送信制御プログラム。 - 前記コンピュータと前記第1のバックアップ装置が第1のデータセンタに配置され、
前記第2のバックアップ装置が、前記第1のデータセンタと異なる第2のデータセンタに配置される、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の送信制御プログラム。 - コンピュータが、
データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新における、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを第1のバックアップ装置に送信するとともに、該更新データを第1のバックアップ装置から第2のバックアップ装置に送信させ、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置に送信し、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記第1のバックアップ装置と前記第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する、
処理を実行することを特徴とする送信制御方法。 - データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新における、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを第1のバックアップ装置に送信するとともに、該更新データを第1のバックアップ装置から第2のバックアップ装置に送信させる第1の処理部と、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置に送信する第2の処理部と、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記第1のバックアップ装置と前記第2のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記第1のバックアップ装置から前記第2のバックアップ装置に送信させるか否かを決定する決定部と、
を備えることを特徴とする送信制御装置。 - データベースのデータについてのバックアップに用いられるバックアップ装置に、
前記データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新であって、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを受信すると、受信した前記更新データを他のバックアップ装置に送信し、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記バックアップ装置と前記他のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記他のバックアップ装置に送信するか否かを決定する、
処理を実行させることを特徴とする送信制御プログラム。 - データベースのデータについてのバックアップに用いられるバックアップ装置が、
前記データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新であって、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを受信すると、受信した前記更新データを他のバックアップ装置に送信し、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記バックアップ装置と前記他のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記他のバックアップ装置に送信するか否かを決定する、
処理を実行することを特徴とする送信制御方法。 - データベースのデータについてのバックアップに用いられるバックアップ装置であって、
前記データベースのデータについてのバックアップデータの生成後、かつ、前記バックアップデータの生成後に生成される新たなバックアップデータの生成前の1以上の更新であって、前記データベースの更新前と更新後とのデータベースの差分を示す更新データを受信すると、受信した前記更新データを他のバックアップ装置に送信する制御部と、
前記新たなバックアップデータが生成された場合、前記新たなバックアップデータのデータ量と、前記更新データのデータ量と、前記バックアップ装置と前記他のバックアップ装置との間の通信経路の通信状態と、に基づいて、前記新たなバックアップデータを前記他のバックアップ装置に送信するか否かを決定する決定部と、
を備えることを特徴とするバックアップ装置。
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