JP2018181041A - 対話ルール選択装置、対話装置、対話ルール選択方法、対話方法、対話ルール選択プログラム、及び対話プログラム - Google Patents

対話ルール選択装置、対話装置、対話ルール選択方法、対話方法、対話ルール選択プログラム、及び対話プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の対話ルールのうちの所望の条件に合致した対話ルールのみを用いた発話応答を実現することができる対話ルール選択装置、対話装置、対話ルール選択方法、対話方法、対話ルール選択プログラム、及び対話プログラムを提供する。【解決手段】発話パターン及び発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、ジャンル情報及びフラグ情報の少なくとも一方に関する、対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、複数の対話ルールから条件を満たす対話ルールを選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、対話ルール選択装置、対話装置、対話ルール選択方法、対話方法、対話ルール選択プログラム、及び対話プログラムに関する。
対話システムにおいて、人間はコンピュータと対話をすることにより、種々の情報を得たり、要望を満たしたりする。また、所定のタスクを達成するだけではなく、日常会話を行う対話システムも存在し、これらによって、人間は精神的な安定を得たり、承認欲を満たしたり、信頼関係を築いたりする。
対話システムの類型については、非特許文献1に詳述されている。
商用システムにおいて最もよく利用されている対話システムの実装形態は、対話ルールを用いたものである。対話ルールとは、発話パターン(pattern)と応答発話(template)とからなる。この対話ルールを用いた対話システムでは、ユーザ発話が、例えば単語列のマッチングによって発話パターンにマッチした場合に、システムが当該発話パターンに対応する応答発話を用いて応答する。例えば、AIML(Artificial Intelligence Markup Language)と呼ばれる、対話ルールを記述する言語で記述された対話ルールの一例を以下に示す。なお、発話パターンに含まれるアスタリスク「*」は、どんな単語列にでもマッチする記号である。
<category>
<pattern>お酒 * 飲め * か</pattern>
<template>お酒好きです</template>
</category>
例えば、ユーザ発話が「お酒は飲めますか」であった場合、当該ユーザ発話が発話パターンを示す<pattern>の記述内容にマッチする。そのため、システムは、応答発話を示す<template>の記述内容である「お酒好きです」という発話を行う。
なお、AIMLについては、非特許文献2に詳述されている。
中野幹生,駒谷和範,船越孝太郎,中野有紀子,奥村学(監修)対話システム,コロナ社,2016. WALLACE, Richard S. The anatomy of ALICE. In: Parsing the Turing Test. Springer Netherlands, 2009. p. 181-210.
対話ルールの作成者は、対話ルールが用いられる状況の全てを前もって把握することができない。従って、対話システムの事業者がシステムに発話させたくない内容を含む応答発話が、対話ルールの中に含まれてしまう場合がある。この場合には、例えば、競合他社の製品に好意的な内容を発話してしまったり、事業者が想定するシステムの個性と合致しない内容を発話してしまったり、誹謗中傷を含む内容を発話してしまったりする可能性がある。
本発明は、複数の対話ルールのうちの所望の条件に合致した対話ルールのみを用いた発話応答を実現することができる対話ルール選択装置、対話装置、対話ルール選択方法、対話方法、対話ルール選択プログラム、及び対話プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の対話ルール選択装置は、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択する対話ルール選択部を含む。
なお、前記フラグ情報は、予め定めた固有名詞又は商品名が含まれるか否かを示すフラグ情報、特定のキャラクター設定に依存するか否かを示すフラグ情報、及び、誹謗中傷又はNGワードを含むか否かを示すフラグ情報の少なくとも1つを含むようにしても良い。
上記目的を達成するために、本発明の対話装置は、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択する対話ルール選択部と、発話を入力する入力部と、前記対話ルール選択部により選択された前記対話ルールのうち、前記入力部により入力された前記発話に対応する発話パターンを有する前記対話ルールを抽出する発話ルールマッチ部と、前記発話ルールマッチ部により抽出された前記対話ルールの応答発話を出力する出力部と、を含む。
なお、前記フラグ情報は、予め定めた固有名詞又は商品名が含まれるか否かを示すフラグ情報、特定のキャラクター設定に依存するか否かを示すフラグ情報、及び、誹謗中傷又はNGワードを含むか否かを示すフラグ情報の少なくとも1つを含むようにしても良い。
上記目的を達成するために、本発明の対話ルール選択方法は、対話ルール選択部を含む対話ルール選択装置における対話ルール選択方法であって、前記対話ルール選択部が、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択するステップを含む。
上記目的を達成するために、本発明の対話方法は、対話ルール選択部、入力部、発話ルールマッチ部、及び出力部を含む対話装置における対話方法であって、前記対話ルール選択部が、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択するステップと、前記入力部が、発話を入力するステップと、前記発話ルールマッチ部が、前記対話ルール選択部により選択された前記対話ルールのうち、前記入力部により入力された前記発話に対応する前記発話パターンを有する前記対話ルールを抽出するステップと、前記出力部が、前記発話ルールマッチ部により抽出された前記対話ルールの応答発話を出力するステップと、を含む。
上記目的を達成するために、本発明の対話ルール選択プログラムは、コンピュータを、上記対話ルール選択装置の各部として機能させるためのプログラムである。
上記目的を達成するために、本発明の対話プログラムは、コンピュータを、上記対話装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数の対話ルールのうちの所望の条件に合致した対話ルールのみを用いた発話応答を実現することが可能となる。
実施形態に係る対話装置の機能的な構成を示すブロック図である。 実施形態に係る対話ルール選択処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る対話処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る対話装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る対話装置10は、対話ルール記憶部12、設定ファイル記憶部14、対話ルール選択部16、対話ルールサブセット記憶部18、入力部20、発話ルールマッチ部22、及び、出力部24を備えている。
対話ルール記憶部12は、複数の対話ルールを示すデータを記憶している。対話ルールは、上述したAIML形式で記述された対話ルールの集合である。本実施形態では、数万個の対話ルールが作成され、対話ルール記憶部12に記憶されている。
各々の対話ルールは、categoryタグにより記述されており、<category>タグ及び</category>タグの間の記述内容が1つの対話ルールとみなされる。また、templateタグで記述された応答発話(システムによる発話)について、下記(A)に示すジャンル情報、及び、下記(B)乃至(D)に示す、応答発話が不適切か否かを示す3種類のフラグ(BRAND、JINKAKU、NG)の少なくとも一方がメタ情報として付与されている。
(A)ジャンル情報(genreラベル)
genreラベルは、対話の話題のジャンルを表すラベルである。本実施形態では、例えば「趣味」、「テレビ・ラジオ」、「スポーツ」、「読書」、「映画」等の約20種類のジャンルを用いている。
(B)BRANDフラグ
BRANDフラグは、応答発話に予め定めた固有名詞又は商品名が含まれているか否かを表すフラグであり、応答発話が肖像権、商標等にかかわる場合に付与される。BRANDフラグは、主に「人名」、「商品名」、「組織名」等に付与され、「地名」には付与されない。
(C)JINKAKUフラグ
JINKAKUフラグは、応答発話が特定のキャラクター設定に依存するか否かを表すフラグであり、応答発話が、キャラクターの、変化しないプロフィール(氏名、年齢、性別等)に依存する場合に付与される。JINKAKUフラグは、応答発話が、キャラクターの、変化し得るプロフィール(趣味、嗜好、習慣、経験、考え、知識、所有等)に依存する場合には付与されない。
(D)NGフラグ
NGフラグは、応答発話に誹謗中傷・NGワードが含まれているか否かを表すフラグである。NGフラグは、応答発話に、罵倒(口汚くののしる発言、差別表現)、下品/卑猥(アダルト系)、否定評価(否定的な評価)、否定行動(否定的な行動についての言及)、否定事象(否定的な事象についての言及)、モラル違反(一般的に望ましくないとされることへの肯定的な表現)、反社会行動(犯罪行為、反社会的行為等をすることを示唆する表現)、自分擁護(責任逃れをする発言)等が含まれている場合に付与される。
なお、ユーザ発話とマッチングさせるための発話パターンは、patternタグにより記述されており、発話パターンには、NGフラグのみが付与されている。発話パターンに付与されたNGフラグは、ユーザが不適切な発言をした場合に、不適切な発言をした旨を認識すること等に用いられる。
以下に、メタ情報が付与された対話ルールの具体例を示す。
下記の1つ目の具体例では、「買い物」を示すジャンル情報、及びBRANDフラグが応答発話に付与されている対話ルールについて示している。
<category>
<pattern>100円ショップ*利用し*か</pattern>
<template genre="買い物" Flag="BRAND">文房具ならセリア収納ならダイソーとか使い分けてますよ。好きな100円ショップはありますか</template>
</category>
下記の2つ目の具体例では、「その他」を示すジャンル情報、及びJINKAKUフラグが応答発話に付与されている対話ルールについて示している。
<category>
<pattern>友達*呼ば*か</pattern>
<template genre="その他" Flag="JINKAKU">私のことはあいぽんって呼んでね</template>
</category>
下記の3つ目の具体例では、NGフラグが発話パターンに付与されている対話ルールについて示している。
<category>
<pattern Flag="NG">ばか*か</pattern>
<template genre="その他" Flag="">そんなこと言わないでください</template>
</category>
設定ファイル記憶部14は、ジャンル情報及びフラグ情報の少なくとも一方に関する、対話ルールを選択するための設定ファイルを記憶している。設定ファイルは、対話ルール記憶部12に記憶されている複数の対話ルールのうちのどの対話ルールを、対話に用いる対話ルールとして選択するのか、もしくは、どの対話ルールを、対話に用いる対話ルールとして選択しないのかを決定するための条件が記述されたファイルである。
設定ファイルは、具体的には、以下に示すように、上述したメタ情報の組み合わせに対して、対話ルールを選択するか、あるいは対話ルールを選択しないかが記述されたXML(Extensible Markup Language)ファイルとして実装される。
<config>
<deny>
<genre>スポーツ</genre>
<genre>映画</genre>
<flag>NG</flag>
<flag>BRAND</flag>
</deny>
</config>
この記述によると、対話ルールを選択しないことを表すdenyタグが記述されていることから、genreラベルとして「スポーツ」又は「映画」を含む対話ルールは、選択されない。また、NGフラグ又はBRANDフラグが付与されている対話ルールは、選択されない。
一部の対話ルールのみを利用する場合は、以下のように設定ファイルを記述すればよい。
<config>
<allow>
<genre>映画</genre>
</allow>
</config>
この記述によると、対話ルールを選択することを表すallowタグが記述されていることから、「映画」を示すgenreラベルが付与された対話ルールのみが選択される。
本実施形態では、denyタグ及びallowタグのみで記述された設定ファイルを用いる場合について説明したが、これに限らず、ジャンル情報及びフラグ情報を任意に組み合わせた条件が記述された設定ファイルを用いても良い。また、本実施形態では、XMLで記述された設定ファイルを用いる場合について説明したが、これに限らず、下記に示すIF−THENルールによって記述された設定ファイルを用いても良い。
IF genre="スポーツ" and ! flag="NG" and ! flag="BRAND" THEN
ALLOW
IF genre="映画" or genre="美容" THEN
DENY
この記述によると、「スポーツ」を示すジャンル情報が付与されている場合、又は、NGフラグ及びBRANDフラグが付与されていない場合には、対話ルールが選択され、「映画」又は「美容」を示すジャンル情報が付与されている場合には、対話ルールが選択されない。
なお、IF−THENルールは上位から適用される。また、IF−THENルールにおける「!」との記述は、否定を表すオペレータである。
対話ルール選択部16は、対話ルール記憶部12に記憶されている複数の対話ルールを入力として、上述した設定ファイルに記述された条件に基づいて、対話ルール記憶部12に記憶されている複数の対話ルールから、対話に用いる対話ルールを選択する。この際、対話ルール選択部16は、入力とした複数の対話ルールから、設定ファイルに記述された条件を満たす対話ルールのみを抽出する。そして、対話ルール選択部16は、抽出した対話ルールを、対話ルールの部分集合(サブセット)として対話ルールサブセット記憶部18に記憶させる。
対話ルールサブセット記憶部18は、対話ルール選択部16により選択された対話ルールのサブセットを記憶している。
入力部20は、ユーザ発話を受け付ける。ユーザ発話は、ユーザによりテキストとして入力された発話でも良く、ユーザ発話の音声が音声認識を用いてテキストに変換された発話であっても良い。
発話ルールマッチ部22は、入力部20によって入力されたユーザ発話を、対話ルールサブセット記憶部18に記憶されているサブセットに含まれる対話ルールの発話パターンとマッチングさせる。マッチング方法としては、例えば、上記非特許文献2に開示されている、前方一致によるマッチング方法が挙げられる。
本実施形態では、対話ルールサブセット記憶部18に記憶されているサブセットに含まれる対話ルールの発話パターンの各々に対し、発話パターンにおいて記述されているアスタリスク「*」以外からなる単語集合と、ユーザ発話を形態素分解して得られる単語集合とを、それぞれ単語ベクトルで表現し、TF−IDF(Term Frequency-Inverse Document Frequency)による重み付けを行った上で、単語ベクトル間のコサイン類似度を計算し、コサイン類似度が最も高い発話パターンに対応する応答発話を出力する。
なお、TF−IDFの重みは、大量の対話データ、新聞記事等を用いることにより計算される。また、類似度の計算方法としては、コサイン類似度を用いる方法に限らず、集合同士の類似度として一般的なJaccard係数を用いる方法等、発話パターンに含まれる単語集合とユーザ発話に含まれる単語集合との類似度を計算することができる方法であれば何れの方法を用いても良い。
出力部24は、発話ルールマッチ部22によって出力された応答発話を、システム発話として出力する。出力方法としては、応答発話を示すデータをディスプレイ等の表示手段に表示させたり、応答発話を示すデータを外部装置に送信したり、応答発話を示す音声を音声出力手段により出力させたりする方法が挙げられる。
なお、本実施形態に係る対話装置10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)を備えたコンピュータ装置で構成される。また、対話装置10を構成するコンピュータは、ハードディスクドライブ、不揮発性メモリ等の記憶部を備えていても良い。本実施形態では、CPUがROM、ハードディスク等の記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、上記のハードウェア資源とプログラムとが協働し、上述した機能が実現される。
次に、本実施形態に係る対話装置10による対話ルール選択処理の流れを、図2に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、対話装置10に、対話ルール選択処理の実行を開始するための予め定めたデータが入力されたタイミングで対話ルール選択処理が開始されるが、対話ルール選択処理が開始されるタイミングはこれに限らず、例えば、対話ルールを示すデータが入力されたタイミングで対話ルール選択処理が開始されても良い。
ステップS101では、対話ルール選択部16が、対話ルール記憶部12に記憶されている複数の対話ルールを入力する。
ステップS103では、対話ルール選択部16が、設定ファイル記憶部14に記憶されている設定ファイルを入力する。
ステップS105では、対話ルール選択部16が、入力した複数の対話ルールのうちの1つの対話ルールを選択する。
ステップS107では、対話ルール選択部16が、選択した対話ルールが、設定ファイルに記述されている条件を満たしているか否かを判定する。ステップS107で、選択した対話ルールが、設定ファイルに記述されている条件を満たしていると判定した場合(S107,Y)はステップS109に移行する。また、ステップS107で、選択した対話ルールが、設定ファイルに記述されている条件を満たしていないと判定した場合(S107,N)はステップS111に移行する。
ステップS109では、対話ルール選択部16が、選択した対話ルールを、サブセットに含める対話ルールと認定して、ステップS113に移行する。
ステップS111では、対話ルール選択部16が、選択した対話ルールを、サブセットに含めない対話ルールと認定して、ステップS113に移行する。
ステップS113では、対話ルール選択部16が、入力した複数の対話ルールのうち、ステップS107乃至S111の処理を行っていない未処理の対話ルールが存在するか否かを判定する。ステップS113で、未処理の対話ルールが存在すると判定した場合(S113,Y)はステップS105に戻って、未処理の対話ルールに対して、ステップS107乃至S111の処理を行う。また、ステップS113で、未処理の対話ルールが存在しないと判定した場合(S113,N)はステップS115に移行する。
ステップS115では、対話ルール選択部16が、ステップS109で、サブセットに含める対話ルールと認定した対話ルールを、対話ルールサブセット記憶部18に出力し、本対話ルール選択処理のプログラムの実行を終了する。
このように、本実施形態では、発話パターン及び発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、ジャンル情報及びフラグ情報の少なくとも一方に関する、対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、複数の対話ルールから条件を満たす対話ルールが選択される。
次に、本実施形態に係る対話装置10による対話処理の流れを、図3に示すフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、対話装置10に、対話処理の実行を開始するための予め定めたデータが入力されたタイミングで対話処理が開始されるが、対話処理が開始されるタイミングはこれに限らず、例えば、発話が入力されたタイミングで対話処理が開始されても良い。
ステップS201では、発話ルールマッチ部22が、対話ルールサブセット記憶部18に記憶されている対話ルールのサブセットを読み出す。このサブセットは、上述した図2に示す対話ルール選択処理において、対話ルール記憶部12に記憶されている複数の対話ルールから選択され、対話ルールサブセット記憶部18に出力された対話ルールのサブセットである。
ステップS203では、入力部20が、ユーザ発話を入力する。
ステップS205では、発話ルールマッチ部22が、サブセットに含まれる対話ルールのうち、ユーザ発話に対応する発話パターンを有する対話ルールを抽出する。
ステップS207では、発話ルールマッチ部22が、抽出した対話ルールが複数あるか否かを判定する。ステップS207で、抽出した対話ルールが複数あると判定した場合(S207,Y)はステップS209に移行する。また、ステップS207で、抽出した対話ルールが1つであると判定した場合(S207,N)はステップS211に移行する。
ステップS209では、発話ルールマッチ部22が、抽出した対話ルールのうち、ユーザ発話と対話ルールに含まれる発話パターンとが最も類似する1つの対話ルールを選択する。
ステップS211では、出力部24が、抽出された対話ルール、又は選択された対話ルールに含まれる応答発話を出力し、本対話ルール選択処理のプログラムの実行を終了する。
このように、本実施形態では、サブセットに含まれる対話ルールのうち、入力された発話に対応する発話パターンを有する対話ルールが抽出され、抽出された対話ルールの応答発話が出力される。
これにより、事業者にとって有用な対話ルールのみを用いた発話応答を実現することができる。特に、事業者にとって重要とされる製品名への言及、事業者がすでに保持している対話システムの個性とは相容れない発言、事業者の名誉を棄損する可能性のある暴言等の誹謗中傷を避けることが可能となる。そして、対話システムを用いた事業の実現性が高まり、人間とコンピュータが効率的に協業することができる。
なお、本実施形態では、図1に示す機能の構成要素の動作をプログラムとして構築し、対話装置10として利用されるコンピュータにインストールして実行させるが、これに限らず、ネットワークを介して流通させても良い。
また、構築されたプログラムをハードディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールしたり、配布したりしても良い。
10 対話装置
12 対話ルール記憶部
14 設定ファイル記憶部
16 対話ルール選択部
18 対話ルールサブセット記憶部
20 入力部
22 発話ルールマッチ部
24 出力部

Claims (8)

  1. 発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択する対話ルール選択部
    を含む対話ルール選択装置。
  2. 前記フラグ情報は、予め定めた固有名詞又は商品名が含まれるか否かを示すフラグ情報、特定のキャラクター設定に依存するか否かを示すフラグ情報、及び、誹謗中傷又はNGワードを含むか否かを示すフラグ情報の少なくとも1つを含む
    請求項1記載の対話ルール選択装置。
  3. 発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択する対話ルール選択部と、
    発話を入力する入力部と、
    前記対話ルール選択部により選択された前記対話ルールのうち、前記入力部により入力された前記発話に対応する発話パターンを有する前記対話ルールを抽出する発話ルールマッチ部と、
    前記発話ルールマッチ部により抽出された前記対話ルールの応答発話を出力する出力部と、
    を含む対話装置。
  4. 前記フラグ情報は、予め定めた固有名詞又は商品名が含まれるか否かを示すフラグ情報、特定のキャラクター設定に依存するか否かを示すフラグ情報、及び、誹謗中傷又はNGワードを含むか否かを示すフラグ情報の少なくとも1つを含む
    請求項3記載の対話装置。
  5. 対話ルール選択部を含む対話ルール選択装置における対話ルール選択方法であって、
    前記対話ルール選択部が、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択するステップ
    を含む対話ルール選択方法。
  6. 対話ルール選択部、入力部、発話ルールマッチ部、及び出力部を含む対話装置における対話方法であって、
    前記対話ルール選択部が、発話パターン及び前記発話パターンの発話に対する応答発話の組からなり、ジャンル情報、及び前記応答発話が不適切か否かを示すフラグ情報の少なくとも一方が付与された複数の対話ルールを入力とし、前記ジャンル情報及び前記フラグ情報の少なくとも一方に関する、前記対話ルールを選択するための条件を定めた設定ファイルに基づいて、前記複数の対話ルールから前記条件を満たす前記対話ルールを選択するステップと、
    前記入力部が、発話を入力するステップと、
    前記発話ルールマッチ部が、前記対話ルール選択部により選択された前記対話ルールのうち、前記入力部により入力された前記発話に対応する前記発話パターンを有する前記対話ルールを抽出するステップと、
    前記出力部が、前記発話ルールマッチ部により抽出された前記対話ルールの応答発話を出力するステップと、
    を含む対話方法。
  7. コンピュータを、請求項1又は2記載の対話ルール選択装置の各部として機能させるための対話ルール選択プログラム。
  8. コンピュータを、請求項3又は4記載の対話装置の各部として機能させるための対話プログラム。
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