JP2018180928A - 購入意向評価システム及び広告出稿方法 - Google Patents

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Kosuke Mukai
康祐 向井
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Abstract

【課題】ユーザが商品を閲覧する一連の操作を分析して商品購入の意向を正確に推測する購入意向評価システム、及び該購入意向評価システムを活用する広告出稿方法を提供すること。【解決手段】 商品紹介ページ12と、商品一覧ページ11と、商品紹介ページ12及び商品一覧ページ11において再生可能な紹介動画13とを備え、紹介動画再生中に当該商品の商品紹介ページ12にナビゲートすることができ、紹介動画再生終了後に商品一覧ページ11及び他商品の商品紹介ページ12にナビゲートすることができ、ユーザが商品を閲覧する一連の操作を要素イベントとして監視するイベント監視手段14と、要素イベントに基づいて購入意向値を計算する購入意向計算手段15を備える、購入意向評価システム1を提供する。また、計算された購入意向値に基づいて表示させる広告を制御する広告出稿方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、商品を紹介するインターネット上のサイトにアクセスしたユーザの商品購入の意向の強さを評価する購入意向評価システム、及び該購入意向評価システムを活用する広告出稿方法に関する。
各々の需要者(ユーザ)がいかなる広告を閲覧したかに基づいてユーザの商品購入の意向の強さを評価することが知られている(例えば、特許文献1参照)。ユーザが自らの意思で閲覧する広告を選択できるとすれば、特定の商品の広告を多数回閲覧したユーザはその商品に興味を持っていると考えられ、商品購入の意向が強いと考えられる。
一方、広告を多数回閲覧したにもかかわらず商品を購入しないユーザは、商品を購入することに支障があるとも考えられる。広告が動画である場合、3回程度の閲覧の直後に購入可能性が高く、さらに多数回の閲覧の直後の購入可能性は低くなると言われている。
また、動画の閲覧回数の数え方も検討すべき問題となる、3回の閲覧としても、「1時間で3回閲覧」したユーザと、「1週間で3回閲覧」したユーザとでは、商品への興味の度合いが異なると考えられる。
さらに、いかなる状況で動画を閲覧したか、例えば同じ商品の動画を繰り返し見たか、他の商品の紹介から移動したその商品の動画を見たかといったことも、検討すべき問題となる。
以上に鑑みれば、ユーザが商品を閲覧する一連の操作の中で、いかなる操作をして、どれだけの回数の動画を見たかを分析して、商品購入の意向を正確に推測することができる。しかし、そのような購入意向評価システムは知られていなかった。また、そのような購入意向評価システムを利用する広告出稿方法も知られていなかった。
特開2011−034481号公報
本発明は、ユーザが商品を閲覧する一連の操作を分析して商品購入の意向を正確に推測する購入意向評価システム、及び該購入意向評価システムを活用する広告出稿方法を提供することを課題とする。
本発明の購入意向評価システムは、
2以上の商品の商品紹介ページと、
前記2以上の商品を同時に表示する商品一覧ページと、
前記2以上の商品の紹介動画とを備え、
前記紹介動画は、当該商品の前記商品紹介ページ及び前記商品一覧ページにおいて再生可能であり、
動画再生中に当該商品の前記商品紹介ページにナビゲートすることができ、
動画再生終了後に前記商品一覧ページ、当該商品の前記商品紹介ページ及び他商品の前記商品紹介ページにナビゲートすることができ、
前記商品紹介ページは、当該商品の購入を受けつけ、
前記2以上の商品のうちの各々について、(A)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(B)前記商品一覧ページにおける前記紹介動画の再生、(C)前記紹介動画の再生中における当該商品の前記商品紹介ページへのナビゲート、(D)前記商品紹介ページへのアクセス、(E)他の商品の動画再生後の前記商品紹介ページへのアクセス、(F)前記商品紹介ページにおける前記商品の購入、(G)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入のうち少なくとも(A)及び(B)を含む要素イベントを監視するイベント監視手段と、
前記要素イベントに基づいて購入意向値を計算する購入意向計算手段を備える、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、商品紹介ページと、商品一覧ページを用いて広告をすることができる。商品紹介ページにおいて商品の購入を受けつけるので、eコマースサイトとしての動作が可能である。ユーザの操作を要素イベントとして監視し、それに基づいて購入意向値を計算することができる。購入意向値の正確な推定が実現される。
ここで、「購入」とは対価を支払って商品を取得することを当然に含むが、対価を支払う意向を持ってサービスについて発注する、相談する、体験することをも含むものとする。
本発明の購入意向評価システムは、
前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(A)及び(B)の回数をnとするとき、2、3又は4である所定の数mについて、n=mの場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする。
この特徴によれば、m回の動画再生が行われた場合に購入意向値よりも高くすることができる。本発明においては、商品紹介ページ又は商品一覧ページへのアクセスから離脱までの間の回数がカウントされる。ユーザが商品を閲覧する一連の操作の間の時間の閲覧回数がカウントされ、従来技術よりも正確に購入意向値を推定することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント監視手段は、前記要素イベント(E)を監視し、
前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(E)が発生している場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする。
この特徴によれば、他の商品の紹介から1の商品の紹介にナビゲートしたこと(他の商品よりも当該1の商品への興味が高いと推定される)を、購入意向値の推定に活用することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント監視手段は、前記要素イベント(F)及び(G)を監視し、
前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(F)が発生しておらず(G)が発生している場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする。
この特徴によれば、当該商品未購入のユーザの購入意向値を高くすることができる。購入によって将来の購入意向値が変化するか否かは、商品に依存するが、同一商品を繰り返して購入する可能性が小さい商品(例えばランドセル)について有効である。
本発明の購入意向評価システムは、
前記要素イベントの発生順序を表すイベント順序指定を1又は2以上含むイベント順序データを備え、
前記購入意向計算手段は、前記イベント順序指定のうちの1に合致するように前記要素イベントが発生している場合の前記購入意向値が、当該イベント順序指定に関連付けられた最低購入意向値よりも高くなるように、若しくは、当該イベント順序指定に関連付けられた最高購入意向値よりも低くなるように、計算することを特徴とする。
この特徴によれば、ユーザが商品を閲覧する一連の操作をイベントとして監視することができる。操作(イベント)の中には、購入意向が高いこと(低いこと)を示すものがあり、かかる操作について、購入意向値を高く(低く)することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント順序指定は、連続して順序付けられた2の前記要素イベントが、それらの間に他の前記要素イベントを有さないことを示す連続指定を含むことを特徴とする。
この特徴によれば、2のイベントが連続したことをもって購入意向値を高く(低く)することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(2)前記商品一覧ページにおける前記紹介動画の再生、(3)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(4)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含む第1のイベント順序指定を含み、
前記第1のイベント順序指定には購入意向が非常に高いことを示す最低購入意向値が関連付けられている、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、購入意向が非常に高い典型的なイベント順序に対応することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(2)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(3)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含み、該(1)と(2)との連続指定を含む第2のイベント順序指定を含み、
前記第2のイベント順序指定には購入意向が高いことを示す最低購入意向値が関連付けられている、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、購入意向が高い典型的なイベント順序に対応することができる。
本発明の購入意向評価システムは、
前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページへのアクセス、(2)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含み、該(1)と(2)との連続指定を含む第3のイベント順序指定を含み、
前記第3のイベント順序指定には購入意向が低いことを示す最高購入意向値が関連付けられている、
ことを特徴とする。
この特徴によれば、購入意向が低い典型的なイベント順序に対応することができる。
本発明の広告出稿方法は、
本発明の購入意向評価システムと、
前記購入意向評価システムによって計算された購入意向値を表示する購入意向表示手段と、
複数の広告のうちの1を選択的に表示させる広告出稿システムとを用い、
前記広告出稿システムに前記購入意向値の高い商品の広告を表示させることを特徴とする。
この特徴によれば、本発明の購入意向評価システムによって購入意向が高いと判断された商品について、広告を表示させることが確実にできる。
本発明の広告出稿方法は、
本発明の購入意向評価システムと、
前記購入意向評価システムによって計算された購入意向値を表示する購入意向表示手段と、
複数の広告の各々の表示確率を制御できる広告出稿システムとを用い、
前記広告出稿システムに前記購入意向値の高い商品の広告を高確率で表示させることを特徴とする。
この特徴によれば、本発明の購入意向評価システムによって購入意向が高いと判断された商品について、広告を高確率で表示させることができる。
本発明によれば、ユーザが商品を閲覧する一連の操作を分析して商品購入の意向を正確に推測する購入意向評価システム、及び該購入意向評価システムを活用する広告出稿方法を提供することが可能となる。
図1は、購入意向評価システム使用時の構成を示す図である。 図2は、商品一覧ページを示す図である。 図3は、商品紹介ページを示す図である。 図4は、紹介動画ページを示す図である。 図5は、イベントを示す図である。 図6は、イベント順序指定を示す図である。 図7は、購入意向評価手段の処理を示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、購入意向評価システム使用時の構成を示す図である。購入意向評価システム1がサーバ上に設置され、ユーザ端末2によってアクセスされる。購入意向評価システム1はまた、広告出稿システム3と接続されている。ただし、購入意向評価システム1及び広告出稿システム3を1のサーバに配してもよい。
購入意向評価システム1は、商品の広告(動画を含む)を表示して広告を実行すると同時に、アクセスしたユーザの購入意向を評価するシステムであり、商品一覧ページ11、商品紹介ページ12、商品動画13、イベント監視手段14、購入意向評価手段15及びイベント順序指定17を備えている。
商品一覧ページ11は、購入意向評価システム1が取り扱う商品の全部(又は一部)を一覧して表示し、ユーザに「いかなる商品が取り扱われているか」についての情報を与える。
図2は、商品一覧ページを示す図である。商品一覧ページ11は、各々の商品に係る商品ボタン111a〜111dを有する。本実施例では商品A〜Dの4商品を取り扱うものとするが、取り扱う商品の数がいくつでも同様である。
ユーザが商品ボタン111a〜111dを操作(クリック)すると、商品A〜Dの商品動画13a〜13dが再生される。ここで、動画再生は、商品一覧ページ11における動画表示枠に再生する、別途のウインドウを開きそこで再生する、動画再生を行うページにナビゲートする、のいずれでもよい。本実施例では動画再生を行うページにナビゲートするものとし、商品動画13a〜13dを「紹介動画ページ」とも呼ぶ。
商品ボタン111a〜111dに、商品A〜Dを説明する情報(例えば商品動画13a〜13dのサムネイル画像)を表示することで、商品を示しつつユーザの選択を行わせることができる。
ユーザが商品ボタン111a〜111dを操作(クリック)すると、商品A〜Dの商品動画13a〜13dが再生されるが、この他に、商品紹介ページ12(12a〜12d)へのナビゲートを行ってもよい。動画を再生するボタンとナビゲートを行うボタンの双方を設けてもよい。
商品紹介ページ12は、商品を紹介し、購入を受け付けるページである。図3は、商品紹介ページを示す図である。商品紹介ページ12は、購入ボタン121及び動画再生ボタン122を備える。
ユーザが購入ボタン121を操作(クリック)すると、商品購入のための入力(例えば、購入数量、配送先、クレジットカード番号の入力)を行う画面となる。
ユーザが動画再生ボタン122を操作(クリック)すると、商品動画13dが再生される。
商品動画13は、商品を紹介する動画である。本実施例では、紹介動画ページ13として表示される。図4は、紹介動画ページを示す図である。紹介動画ページ13は、動画再生中(図4(A))と、動画再生終了後(図4(B))の2種の表示を有する。
図4(A)に、動画再生中の紹介動画ページ13を示す。紹介動画ページ13は、再生中の動画を表示するほか、購入ボタン131を有している。
ユーザが購入ボタン131を操作(クリック)すると、商品購入のための入力(例えば、購入数量、配送先、クレジットカード番号の入力)を行う画面となる。又は、商品紹介ページ12にナビゲートしてもよい。
図4(B)に、動画再生終了後の紹介動画ページ13を示す。図は、商品Aの紹介動画ペーである。紹介動画ページ13は、商品ボタン132、商品一覧ボタン133及び他商品ボタン134(134b〜134d)を有している。
ユーザが商品ボタン132を操作(クリック)すると、商品Aの商品紹介ページ12aへのナビゲートが行われる。
ユーザが商品一覧ボタン133を操作(クリック)すると、商品一覧ページ11へのナビゲートが行われる。
ユーザが他商品ボタン134b〜134dを操作(クリック)すると、選択された他商品の商品紹介ページ12b〜12dへのナビゲートが行われる。
ユーザ端末2は、表示手段21及びナビゲーション手段22を備え、購入意向評価システム1にアクセスして、商品一覧ページ11、商品紹介ページ12及び紹介動画ページ13を表示(閲覧)し、これらのページ間及び他のページへのナビゲーションを行う。
購入意向評価システム1は、インターネットのホームページとして実装されている。すなわち、インターネットブラウザを備えたパーソナルコンピュータは、ユーザ端末2として動作することができる。
イベント監視手段14は、商品一覧ページ11、商品紹介ページ12及び紹介動画ページ13の間のナビゲーション、及びその他のイベントとして定義されたユーザのアクションを、イベント16として保存する。
イベント16は、商品一覧ページ11、商品紹介ページ12及び紹介動画ページ13の間のナビゲーションについては、どのナビゲーション元ページからどのナビゲーション先ページへのナビゲーションであるかを区別して別種のイベントとする。ナビゲーション先ページが同一のイベントであっても、ナビゲーション元ページに依存して購入意向が相違する可能性があるためである。例えば、商品Aの紹介動画ページ13aをナビゲーション先ページとしても、商品一覧ページ11からのナビゲーションは、商品紹介ページ12aからのナビゲーションと異なり、「多数の商品から商品Aを選択した」ことがわかる。
イベントとして定義されたユーザのアクションとしては、例えば、商品の購入申し込み、購入意向評価システム1からの離脱(他のホームページへのナビゲート)を用いることができる。
図5は、イベントを示す図である。イベントは、ページ161及びアクション162の組の列として表される。
図は一例であるが、商品一覧ページ11において商品Aの動画を再生し(紹介動画ページ13aにナビゲートし)、商品Aの商品紹介ページ12aにナビゲートし、商品紹介ページ12aにおいて再度商品Aの動画を再生し、その後に商品Bの商品紹介ページ12bにナビゲートし、何もせずに離脱した場合のものである。商品Aへの興味(購入意向)が商品Bへの興味(購入意向)よりも高いと考えられるものである。
購入意向評価手段15は、イベント16及びイベント順序指定17に基づいて、購入意向値18を計算して出力する。ここで、イベント順序指定17は、特定の順序で発生した複数のイベントについて、購入意向が高いもの及び低いものを表すデータである。
イベント順序指定17は、イベントの発生順序を示すデータである。図6は、イベント順序指定を示す図である。図6(A)には、商品紹介ページ12における動画再生(紹介動画ページ13へのナビゲート)が2回行われた場合のイベント順序指定17aが示されている。イベント順序指定17は、順序付けられたイベント171を含む。ここで、商品はA〜Dのいずれでもよいことを「X」で示した。
イベント順序指定17は、最低/最高購入意向値172を含む。最低購入意向値又は最高購入意向値のいずれか一方の値である。購入意向値が大きいと考えられるイベント順序指定17については最低購入意向値(購入意向値の下限)が、購入意向値が小さいと考えられるイベント順序指定17については最高購入意向値(購入意向値の上限)が、それぞれ含まれている。
ここで、最低購入意向値又は最高購入意向値の数値の意味付けとして、本実施例では、購入意向値を、購入意向が最高のものを100、最低のものを0として、0〜100の値で示すものとする。
図6(B)には、商品紹介ページ12における動画再生、商品一覧ページ11における動画再生、商品紹介ページ12における動画再生が、この順で行われた場合のイベント順序指定17bが示されている。いったん動画を再生した後に、商品紹介ページ12から離れて商品一覧ページ11に移動したにもかかわらず、商品一覧ページ11において動画を再生し、商品紹介ページ12に戻って動画を再び再生したものであり、図6(A)に示した場合よりも、購入意向が高いと考えられる。そこで、イベント順序指定17aの最低購入意向値である70よりも大きな最低購入意向値の90が指定されている。
図6(C)には、商品一覧ページ11から商品紹介ページ12へのナビゲート、商品紹介ページ12における購入意向評価システム1からの離脱が、この順で行われた場合のイベント順序指定17cが示されている。ここで、購入意向評価システム1からの離脱は、直前のイベントである商品一覧ページ11から商品紹介ページ12へのナビゲートと連続することを要求する連続指定171xを含む(図中(*)で示したが、実際のデータ形式は任意に設計してよい)。商品紹介ページ12へナビゲートしたにもかかわらず、動画を再生することもなく、他のイベントも発生させずに離脱したものであり、商品Aの購入意向が低いと考えられる。
なお、図6(A)〜図6(C)に共通する「離脱」は、購入することなく離脱したことを示す。購入意向評価システム1がインターネットのホームページとして実装されているので、そのホームページから他のホームページへの移動(離脱)は、最後に必ず発生するイベントである。イベント監視手段14は、購入が行われずに離脱した場合にのみ、離脱をイベント16として記録するものとする。
図7は、購入意向評価手段の処理を示す図である。購入意向評価手段15は、イベントiの発生回数Niをイベント毎に数え上げ、その回数に応じたスコアf(Ni)を足し上げるものとする(ステップ15a)。ここで、f(Ni)は、イベント毎に、購入意向評価システム1にアクセスしてから離脱するまでの回数に応じて定める。足し上げられた値をSとする。
なお、イベント(例えば動画再生)の回数が多いことをもってスコアが大きいとする必要はない。例えば、商品紹介ページ12における紹介動画の再生、商品一覧ページ11における紹介動画の再生については、多くの回数の動画を見てもなお購入しないユーザよりも、3回程度の動画再生行ったユーザのほうが、商品購入の確率が高い(購入意向値が大きい)と考えられている。商品紹介ページ12における紹介動画の再生、商品一覧ページ11における紹介動画の再生のイベントについては、f(Ni)を、Ni=3(又はNi=2、Ni=4)で最大となるように設計するとよい。
購入意向評価手段15は、イベント列(順序付けされたイベントの集合)が、イベント順序指定17のうちのいずれかと合致するか否かを判定する(ステップ15b)。イベント順序指定17のとおりのイベントがその順で含まれるか否かを判定するものであり、一般的な手法で行うことができる。
イベント順序指定17のうちのいずれかと合致する場合の処理は、合致したイベント順序指定17が、最高購入意向値を有する場合(ステップ15c)と最低購入意向値を有する場合(ステップ15d)とに分かれる。最高購入意向値を有する場合は購入意向値が小さいと考えられ、最低購入意向値を有する場合は購入意向値が大きいと考えられるので、最高購入意向値を有するイベント順序指定17と最低購入意向値を有するイベント順序指定17との両方に合致することはないと考えられるが、その場合には最低購入意向値を有するイベント順序指定17を優先して処理するものとする。
最高購入意向値を有する場合(ステップ15c)には、合致したイベント順序指定17の最高購入意向値のうちの最小のものをSminとし、S>SminであればSminを購入意向値18とし、S≦SminであればSを購入意向値18とする。購入意向値18がSminよりも大きくならないようにするものであり、ユーザが購入の意向がないことを示すイベント列が発生したことをもって、購入意向値18を小さな値とするものである。
最低購入意向値を有する場合(ステップ15d)には、合致したイベント順序指定17の最低購入意向値のうちの最大のものをSmaxとし、S<SmaxであればSmaxを購入意向値18とし、S≧SmaxであればSを購入意向値18とする。購入意向値18がSmaxよりも小さくならないようにするものであり、ユーザが購入の意向が強く有することを示すイベント列が発生したことをもって、購入意向値18を大きな値とするものである。
ここで、複数の最低購入意向値を有するイベント順序指定17と合致することが考えられる。例えば、図6(B)に示すイベント順序指定17bに合致するイベント列は、図6(A)に示すイベント順序指定17aにも必ず合致する。イベント順序指定17aに合致するイベント列には最低購入意向値として70を与え、その中で特に購入確率が高いと考えられるイベント順序指定17bに合致するイベント列にはより高い最低購入意向値として90を与えるものである。
以上に示した購入意向値18の計算は一例であり、イベント列がイベント順序指定17のうちのいずれかと合致する場合に購入意向値18を調整する方法は、各種考えられる。いずれの方法でもよい。
広告出稿システム3は、購入意向表示手段31及び広告選択手段32を備え、購入意向値18を活用して広告を出稿する。出稿は、リターゲティング広告等の、ユーザを特定してそのユーザに合わせて行うことができる形態とする。
購入意向表示手段31は、商品毎の購入意向値18を表示する。広告出稿に携わる者は、その表示を参照して、出稿する広告を決定することができる。
広告選択手段32は、出向する広告を自動で求める。例えば、商品毎の購入意向値18に比例する確率で広告を出稿することができる。また、購入意向値18が最大の商品を常に出稿してもよい。
なお、広告選択手段32が自動で求めた結果を、購入意向表示手段31の表示する購入意向値18を参照して、広告出稿に携わる者が調整することも可能である。
ユーザが商品を閲覧する一連の操作を分析して商品購入の意向を正確に推測する購入意向評価システム、及び該購入意向評価システムを活用する広告出稿方法である。多くの広告業者による利用が考えられる。
1 購入意向評価システム
11 商品一覧ページ
111 商品ボタン
12 商品紹介ページ
121 購入ボタン
122 動画再生ボタン
13 商品動画(紹介動画ページ)
131 購入ボタン
132 商品ボタン
133 商品一覧ボタン
134 他商品ボタン
14 イベント監視手段
15 購入意向評価手段
16 イベント
161 ページ
162 アクション
17 イベント順序指定
171 イベント
171x 連続指定
172 最低/最高購入意向値
18 購入意向値
2 ユーザ端末
21 表示手段
22 ナビゲーション手段
3 広告出稿システム
31 購入意向表示手段
32 広告選択手段

Claims (11)

  1. 2以上の商品の商品紹介ページと、
    前記2以上の商品を同時に表示する商品一覧ページと、
    前記2以上の商品の紹介動画とを備え、
    前記紹介動画は、当該商品の前記商品紹介ページ及び前記商品一覧ページにおいて再生可能であり、
    動画再生中に当該商品の前記商品紹介ページにナビゲートすることができ、
    動画再生終了後に前記商品一覧ページ、当該商品の前記商品紹介ページ及び他商品の前記商品紹介ページにナビゲートすることができ、
    前記商品紹介ページは、当該商品の購入を受けつけ、
    前記2以上の商品のうちの各々について、(A)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(B)前記商品一覧ページにおける前記紹介動画の再生、(C)前記紹介動画の再生中における当該商品の前記商品紹介ページへのナビゲート、(D)前記商品紹介ページへのアクセス、(E)他の商品の動画再生後の前記商品紹介ページへのアクセス、(F)前記商品紹介ページにおける前記商品の購入、(G)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入のうち少なくとも(A)及び(B)を含む要素イベントを監視するイベント監視手段と、
    前記要素イベントに基づいて購入意向値を計算する購入意向計算手段を備える、
    ことを特徴とする、購入意向評価システム。
  2. 前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(A)及び(B)の回数をnとするとき、2、3又は4である所定の数mについて、n=mの場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする、請求項1に記載の購入意向評価システム。
  3. 前記イベント監視手段は、前記要素イベント(E)を監視し、
    前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(E)が発生している場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする、請求項1または2に記載の購入意向評価システム。
  4. 前記イベント監視手段は、前記要素イベント(F)及び(G)を監視し、
    前記購入意向計算手段は、前記要素イベントのうち(F)が発生しておらず(G)が発生している場合の前記購入意向値が他の場合の前記購入意向値よりも高くなるように計算することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の購入意向評価システム。
  5. 前記要素イベントの発生順序を表すイベント順序指定を1又は2以上含むイベント順序データを備え、
    前記購入意向計算手段は、前記イベント順序指定のうちの1に合致するように前記要素イベントが発生している場合の前記購入意向値が、当該イベント順序指定に関連付けられた最低購入意向値よりも高くなるように、若しくは、当該イベント順序指定に関連付けられた最高購入意向値よりも低くなるように、計算することを特徴とする、請求項4に記載の購入意向評価システム。
  6. 前記イベント順序指定は、連続して順序付けられた2の前記要素イベントが、それらの間に他の前記要素イベントを有さないことを示す連続指定を含むことを特徴とする、請求項5に記載の購入意向評価システム。
  7. 前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(2)前記商品一覧ページにおける前記紹介動画の再生、(3)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(4)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含む第1のイベント順序指定を含み、
    前記第1のイベント順序指定には購入意向が非常に高いことを示す最低購入意向値が関連付けられている、
    ことを特徴とする、請求項5又は6に記載の購入意向評価システム。
  8. 前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(2)前記商品紹介ページにおける前記紹介動画の再生、(3)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含み、該(1)と(2)との連続指定を含む第2のイベント順序指定を含み、
    前記第2のイベント順序指定には購入意向が高いことを示す最低購入意向値が関連付けられている、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の購入意向評価システム。
  9. 前記イベント順序データは、(1)前記商品紹介ページへのアクセス、(2)前記商品紹介ページにおける前記商品の不購入、をこの順で含み、該(1)と(2)との連続指定を含む第3のイベント順序指定を含み、
    前記第3のイベント順序指定には購入意向が低いことを示す最高購入意向値が関連付けられている、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の購入意向評価システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の購入意向評価システムと、
    前記購入意向評価システムによって計算された購入意向値を表示する購入意向表示手段と、
    複数の広告のうちの1を選択的に表示させる広告出稿システムとを用い、
    前記広告出稿システムに前記購入意向値の高い商品の広告を表示させることを特徴とする、広告出稿方法。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の購入意向評価システムと、
    前記購入意向評価システムによって計算された購入意向値を表示する購入意向表示手段と、
    複数の広告の各々の表示確率を制御できる広告出稿システムとを用い、
    前記広告出稿システムに前記購入意向値の高い商品の広告を高確率で表示させることを特徴とする、広告出稿方法。
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