JP2018180143A - テレコンバータレンズおよびそれを有する撮像装置 - Google Patents

テレコンバータレンズおよびそれを有する撮像装置 Download PDF

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剛一 佐久間
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Abstract

【課題】諸収差、特に色収差を良好に補正したテレコンバータレンズを提供すること。【解決手段】マスターレンズの物体側に装着するテレコンバータレンズで、物体側から像側へ順に、正の屈折力の前群と、負の屈折力の後群から構成され、前群は少なくとも正レンズ2枚、負レンズ1枚を有し、後群は少なくとも正レンズ1枚、負レンズ1枚を有し、前群中の負レンズの少なくとも1枚と、後群中の正レンズの少なくとも1枚において、前群中の負レンズの屈折率、アッべ数、部分分散比と、後群中の正レンズの屈折率、アッべ数、部分分散比が所定の条件を満たし、前群中の正レンズのアッべ数の平均値、部分分散比の平均値、前群中の負レンズのアッべ数の平均値、部分分散比の平均値、後群中の正レンズのアッべ数の平均値、部分分散比の平均値、前群中の負レンズのアッべ数の平均値を、部分分散比の平均値が所定の条件を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、放送用カメラなどに用いられる撮影レンズ(マスターレンズ)の物体側に着脱可能に装着して、全系の焦点距離をマスターレンズの本来の焦点距離に比べて長い方へ変化させるテレコンバータレンズに関する。
マスターレンズ(撮影レンズ)の焦点距離を望遠側に変移させる(長距離側に変移させる)方法として、マスターレンズの物体側に略アフォーカルな光学系を着脱可能に装着するフロント方式のテレコンバータレンズが知られている。この方式は、焦点距離を変移させても、マスターレンズのFナンバーを変化させないという利点がある。
一方で、デジタルカメラ、ビデオカメラにおいては、近年小型化及びCCDセンサー等の固体撮像素子の高画素化が進み、それらに用いる撮影レンズには小型かつ色収差を含めた諸収差が抑制された高い光学性能を有することが要求されている。
従って、撮影レンズに装着するテレコンバータレンズにも、同様に小型で高い光学性能を有することが求められる。
フロント方式のテレコンバータレンズとしては、物体側より像側へ順に正の屈折力の前群と、負の屈折力の後群より構成されるものが知られている。撮影レンズの物体側に装着して全系の焦点距離を長い方へ変換するフロントコンバータとしては、前群で正レンズを2枚、後群で正レンズと負レンズを1枚ずつ使用したものが知られている(特許文献1)。また、前群で3枚、後群で2枚のレンズを使用したものが知られている(特許文献2)。
特開2008−70433号公報 特開2004−264669号公報
テレコンバータレンズは、マスターレンズへの装着時に収差変動が少ない上で、光学全長(第1レンズ面から最終レンズ面までの長さ)が短く全体が小型であることが求められる。テレコンバータレンズは望遠側での使用頻度が高いため、望遠側の収差を低く抑えることが特に重要である。しかし、一般にテレコンバータレンズをマスターレンズの物体側に装着し、全系の焦点距離を拡大した場合には、望遠側において球面収差、軸上色収差、倍率色収差等が大きく変動する。なかでも、近年の放送用のテレビカメラの4K・8K化による画像の高精細化で色にじみが視認されやすくなるため、色収差を特に小さくする必要がある。
以上から、テレコンバータレンズには、小型かつ諸収差、特に色収差が良好に補正されていることが強く求められる。テレコンバータレンズの小型化、諸収差の低減には、正の屈折力の前群と負の屈折力の後群のレンズ構成と、使用する硝材を適切に設定することが重要である。
そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、小型かつ諸収差、特に色収差を良好に補正し、高い光学性能を有するテレコンバータレンズおよびそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のテレコンバータレンズ及びそれを有する撮像装置は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の前群と、負の屈折力の後群から構成され、前記前群は少なくとも正レンズ2枚、負レンズ1枚を有し、前記後群は少なくとも正レンズ1枚、負レンズ1枚を有し、前記前群中の負レンズの少なくとも1枚と、前記後群中の正レンズの少なくとも1枚において、前記前群中の負レンズの屈折率をnfn、d線に対するアッべ数をνfn、g線、F線に対する部分分散比をθfnとし、前記後群中の正レンズの屈折率をnrp、d線に対するアッべ数をνrp、g線、F線に対する部分分散比をθrpするとき、
−5.288×10−3×νfn+1.9834 < nfn
10<νfn<36
1.780<nrp
5<νrp<33
θfn<θrp
なる条件を満足し、
前記前群中の正レンズのd線に対するアッべ数の平均値をνfpav、
g線、F線に対する部分分散比の平均値をθfpav、
前記前群中の負レンズのd線に対するアッべ数の平均値をνfnav、
g線、F線に対する部分分散比の平均値をθfnavとし、
前記後群中の正レンズのd線に対するアッべ数の平均値をνrpav、
g線、F線に対する部分分散比の平均値をθrpav、
前記前群中の負レンズのd線に対するアッべ数の平均値をνrnav、
g線、F線に対する部分分散比の平均値をθrnavとするとき、
−2.05×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−0.60×10−3
−4.25×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−2.05×10−3
なる条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、レンズ構成や収差分担等を適切に設定することが可能になり、球面収差、軸上色収差、倍率色収差などの諸収差が良好に補正されたテレコンバータレンズおよびそれを有する撮像装置が実現できる。
第1の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図 本発明のテレコンバータレンズを着脱自在に装着する例として選択した、ズーミング作用を有するマスターレンズMSの望遠端におけるレンズ断面図 第1の実施形態のテレコンバータレンズを光軸上で13.5mm隔ててマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端におけるレンズ断面図 第1の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、中間のズーム位置(マスターレンズMSの焦点距離70mm)における収差図 第1の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端(マスターレンズMSの焦点距離143mm)における収差図 マスターレンズMSのみの場合の中間のズーム位置における収差図 マスターレンズMSのみの場合の望遠端における収差図 第2の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図 第2の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、中間のズーム位置における収差図 第2の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端における収差図 第3の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図 第3の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、中間のズーム位置における収差図 第3の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端における収差図 第4の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図 第4の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、中間のズーム位置における収差図 第4の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端における収差図 第5の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図 第5の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、中間のズーム位置における収差図 第5の実施形態のテレコンバータレンズをマスターレンズMSの物体側に装着したときの、望遠端における収差図 正レンズ群の軸上色収差の2色の色収差補正と2次スペクトル残存に関する模式図 本発明の実施形態に係るテレコンバータレンズを搭載した撮像装置の要部概略図
以下、本発明の実施形態に係るテレコンバータレンズ及びそれをマスターレンズに装着したときの撮影系及び該撮影系を用いた撮像装置について説明する。尚、本発明のテレコンバータレンズは、カメラ本体と一体的となって構成されるマスターレンズ、またはカメラ本体に着脱可能な交換レンズいずれかの物体側に装着可能なレンズである。
レンズ断面図において、TCはテレコンバータレンズ、MSはマスターレンズである。また、レンズ断面図において、左方、右方はそれぞれ物体側、像側である。
縦収差図において、球面収差はe線(実線)、F(2点鎖線)、C(破線)、g(長破線)について示されている。非点収差はe線のメリディオナル像面M(長破線)とサジタル像面S(実線)について示されている。倍率色収差はg線(長破線)とC線(破線)について示されている。FnoはFナンバー、ωは半画角である。
また、各実施形態では、以下の構成のズームレンズがマスターレンズMSとして共通に用いられている。マスターレンズMSは、物体側から順に正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群、負の屈折力の第3群、正の屈折力の第4群、正の屈折力の第5群から構成される。そして、各実施形態において、ズームレンズZの広角端状態から望遠単状態へのズーミングに際し、テレコンバータレンズTCは像面Iに対して固定である。
本発明のテレコンバータレンズの特徴について、各条件式に沿って説明する。本発明のテレコンバータレンズは、諸収差、特に色収差を低減させて高い光学性能を達成するために、硝材の屈折率とアッべ数の範囲を規定することを特徴とする。具体的には、本発明のテレコンバータレンズ及びそれを有する撮像装置は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の前群と、負の屈折力の後群から構成され、前記前群は少なくとも正レンズ2枚、負レンズ1枚を有する。そして、前記後群は少なくとも正レンズ1枚、負レンズ1枚を有し、前記前群中の負レンズの少なくとも1枚と、前記後群中の正レンズの少なくとも1枚において、前記前群中の負レンズの屈折率をnfn、アッべ数をνfn、部分分散比をθfnとし、前記後群中の正レンズの屈折率をnrp、アッべ数をνrp、部分分散比をθrpするとき、
−5.288×10−3×νfn+1.9834 < nfn・・・(1)
10<νfn<36・・・(2)
1.780<nrp・・・(3)
5<νrp<33・・・(4)
θfn<θrp・・・(5)
なる条件を満足する。
そして、前記前群中の正レンズのアッべ数の平均値をνfpav、部分分散比の平均値をθfpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνfnav、部分分散比の平均値をθfnavとし、前記後群中の正レンズのアッべ数の平均値をνrpav、部分分散比の平均値をθrpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνrnav、部分分散比の平均値をθrnavとするとき、
−2.00×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−0.60×10−3・・・(6)
−4.25×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−2.05×10−3・・・(7)
なる条件を満足する。
本実施形態のテレコンバータTCは、前群FGと後群RGの主点間隔を、前群FGと後群RGの焦点距離の和に略等しくなるよう設定されており、これにより全体として略アフォーカル系を構成している。
軸上色収差補正の観点から、前群FG正レンズにはアッべ数が大きく、部分分散比の低い材料がよく用いられるが、このような材料は一般に低屈折率であるため、正レンズを2枚配置することにより主に球面収差、コマ収差を良好に補正している。また、後群RGは正レンズと負レンズを有することで、前群FGで発生したg線の2次スペクトルを効果的に打ち消す構成となっている。
(1)式は、前群の少なくとも1枚の負レンズの屈折率とアッべ数の関係を規定している。(1)式を満たすことで、前群における諸収差の発生を抑制している。(1)式の下限が満たされないと、前群の負レンズの曲率半径が小さくなり、諸収差、特に球面収差、コマ収差の発生が顕著になる。
更に、前群の少なくとも1枚の負レンズのアッべ数の値を規定した(2)式を満たすことで、前群内での正レンズ、負レンズのパワー配分を適切に行うことが可能である。これにより、軸上色収差、倍率色収差の発生を抑えながら、正レンズの屈折力も小さく保つことによって諸収差の発生を抑制している。(2)式の下限よりもアッべ数が低い材料は、一般にg線、F線に対する部分分散比が大きいため、前群で発生する2次スペクトルが大きくなり、後群での良好な補正が困難となる。(2)式の上限が満たされないと、前群内の正レンズの屈折力が大きくなり、諸収差、特に球面収差、コマ収差の発生が顕著になる。
(3)式は後群の少なくとも1枚の正レンズの屈折率とアッべ数の関係を規定している。(3)式を満たすことで、後群における諸収差の発生を抑制している。(3)式の下限が満たされないと、後群の正レンズの曲率半径が小さくなり、諸収差、特に球面収差、コマ収差が増大する。
更に、後群の少なくとも1枚の正レンズのアッべ数の値を規定した(4)式を満たすことで、後群内での正レンズ、負レンズのパワー配分を適切に行うことが可能である。これにより、軸上色収差、倍率色収差の発生を抑えながら、後群のレンズの屈折力も小さく保つことによって諸収差の発生を抑制している。(4)式下限よりもアッべ数が低い材料は、一般にg線、F線に対する部分分散比が大きいため、前群で発生する2次スペクトルが大きくなり、後群での良好な補正が困難となる。(4)式の上限が満たされないと、前群内の正レンズの屈折力が大きくなり、諸収差、特に球面収差、コマ収差の発生が顕著になる。
(5)式は前群の少なくとも1枚の負レンズと部分分散比と、後群の少なくとも1枚の正レンズの部分分散比の関係を規定している。(5)式を満たすことにより、前群で発生した倍率色収差のg線の2次スペクトルを後群で良好に補正できる。
(6)式は前群の正レンズ、負レンズの部分分散比の平均値の差と、前群の正レンズ、負レンズのアッべ数の平均値の差の関係を規定している。(6)式の下限が満たされないと、前群での軸上色収差の2次スペクトルの発生が顕著になり、後群での補正が困難となる。(6)式の上限が満たされないと、前群での色収差の発生量が少なくなるため、本実施形態で提案するようなレンズ構成の必要性が低くなってしまう。
(7)式は後群の正レンズ、負レンズの部分分散比の平均値の差と、前群の正レンズ、負レンズのアッべ数の平均値の差の関係を規定している。(7)式の上限が満たされないと、前群で発生した軸上色収差の2次スペクトルを、後群で十分に補正を行うことが困難となる。(7)式の下限が満たされないと、後群の正レンズと負レンズのアッべ数差を十分に取ることができないため、屈折力が大きくなり諸収差の発生が大きくなる。
各実施形態では、以上のような構成によって、諸収差、特に軸上色収差、倍率色収差を良好に補正しながら、光学全長の短い小型のテレコンバータレンズを達成している。各実施形態のテレコンバータレンズにおいて、更に好ましくは以下の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
νfpav > 50・・・(8)
νrnav > 40・・・(9)
νfpav− νfnav > 25・・・(10)
νrnav− νrpav > 15・・・(11)
0.25 < φFp×(νfpav− νfnav) < 0.55・・・(12)
0.60 < RI/RO < 1.20・・・(13)
(8)式は、前群中の正レンズのアッべ数の平均値νfpavの条件を規定している。(8)式の下限を超えて、前群中の正レンズのアッべ数の平均値が小さくなる場合、色収差補正のために前群中の正レンズと負レンズの屈折力が増大し、前群で発生する諸収差が大きくなり、後群での補正が困難となる。
(9)式は、後群中の負レンズのアッべ数の平均値νrnavの条件を規定している。(9)式の下限を超えて、後群中の負レンズのアッべ数の平均値が小さくなる場合、後群中の正レンズのアッべ数との差を十分に取れなくなるため、正レンズと負レンズの屈折力が増大し、諸収差が増大してしまう。
(10)式は、前群中の正レンズのアッべ数の平均値と前群中の負レンズのアッべ数の平均値の差の条件を規定している。(10)式の下限を超えて、アッべ数の差が小さくなる場合、前群の正レンズ、負レンズの屈折力が増大し、諸収差が増大してしまう。
(11)式は、後群中の正レンズのアッべ数の平均値と後群中の負レンズのアッべ数の平均値の差の条件を規定している。(11)式の下限を超えて、アッべ数の差が小さくなる場合、後群の正レンズ、負レンズの屈折力が増大し、諸収差が増大してしまう。
(12)式は、前群中の正レンズの屈折力の総和と、前群中の正レンズのアッべ数の平均値、前群中の負レンズのアッべ数の平均値との関係を規定している。条件式(12)の上限を上回る場合には、前群の屈折力が大きくなることに伴い諸収差が発生し、後群での補正が困難となる。条件式(12)の下限を下回る場合には、パワー配置が適切でなく必要以上にレンズ全長が増大してしまう。
(13)式は、最も物体側に配置された正レンズの物体側の面の曲率半径ROと、最も物体側に配置された負レンズの像側の面の曲率半径RIの関係を規定している。(13)式の範囲を外れる場合には、前群内で収差の打消しが十分できず、後群での補正が困難となる。
各実施形態において更に好ましくは、条件式(8)乃至(13)の数値範囲を次の如く設定するのが良い
νfpav > 63・・・(8a)
νrnav > 42・・・(9a)
νfpav− νfnav > 34・・・(10a)
νrnav− νrpav > 21・・・(11a)
0.3 < ΦFp×(νfpav− νfnav) < 0.45・・・(12a)
0.65 < RI/RO < 1.10・・・(13a)
(テレコンバータレンズ)
図1において、テレコンバータレンズTCは、正の屈折力を有する前群FG、負の屈折力を有する後群RGより構成される。前群FGは、物体側から順に2枚の正レンズと1枚の負レンズからなる。後群RGは、物体側から順に正レンズ、負レンズの接合レンズとなっている。条件式(1)〜(14)に対して、実施形態1は全ての条件式を満たしている。
《第2の実施形態》
図8は、本発明の第2の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図である。図9、図10は、それぞれ第2の実施形態のテレコンバータレンズを光軸上で13.5mm隔ててマスターレンズMSの物体側に装着したときの中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図8において、テレコンバータレンズTCは、正の屈折力を有する前群FG、負の屈折力を有する後群RGより構成される。前群FGは、物体側から順に2枚の正レンズと1枚の負レンズからなる。後群RGは、物体側から順に負レンズ、正レンズの接合レンズとなっている。条件式(1)〜(14)に対して、第2の実施形態は全ての条件式を満たしている。
《第3の実施形態》
図11は、第3の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図である。図12、図13は、それぞれ本実施形態のテレコンバータレンズを光軸上で13.5mm隔ててマスターレンズMSの物体側に装着したときの中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図11において、テレコンバータレンズTCは、正の屈折力を有する前群FG、負の屈折力を有する後群RGより構成される。前群FGは、物体側から順に1枚の正レンズ、1枚の負レンズ、1枚の正レンズからなる。後群RGは、物体側から順に正レンズ、負レンズの接合レンズとなっている。条件式(1)〜(14)に対して、本実施形態は全ての条件式を満たしている。
《第4の実施形態》
図14は、第4の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図である。図15、図16は、それぞれ第4の実施形態のテレコンバータレンズを光軸上で13.5mm隔ててマスターレンズMSの物体側に装着したときの中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図14において、テレコンバータレンズTCは、正の屈折力を有する前群FG、負の屈折力を有する後群RGより構成される。前群FGは、物体側から順に2枚の正レンズと1枚の負レンズからなる。後群RGは、物体側から順に正レンズ、負レンズの接合レンズとなっている。条件式(1)〜(14)に対して、本実施形態は全ての条件式を満たしている。
《第5の実施形態》
図17は、第5の実施形態のテレコンバータレンズのレンズ断面図である。図18、図19は、それぞれ本実施形態のテレコンバータレンズを光軸上で13.5mm隔ててマスターレンズMSの物体側に装着したときの中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
図17において、テレコンバータレンズTCは、正の屈折力を有する前群FG、負の屈折力を有する後群RGより構成される。前群FGは、物体側から順に負レンズと正レンズとの接合レンズ、1枚の正レンズからなる。後群RGは、物体側から順に1枚の負レンズ、正レンズと負レンズとの接合レンズとなっている。条件式(1)〜(14)に対して、本実施形態は全ての条件式を満たしている。
次に、上述した各実施形態のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置について説明する。図21は、各実施形態のズームレンズを撮影光学系として用いた撮像装置(テレビカメラシステム)の要部概略図である。図21において、101は第1〜第5の実施形態のいずれか1つのテレコンバータレンズを有するズームレンズである。
124はカメラであり、ズームレンズ101はカメラ124に対して着脱可能になっている。125は、カメラ124にズームレンズ101を装着することにより構成される撮像装置である。ズームレンズ101は第1レンズ群114、変倍時に移動する第2、第3レンズ群と、変倍及びフォーカシング時に光軸上を移動する第4レンズ群を含む変倍部(兼フォーカス部)115、結像用の第5レンズ群116を有している。SPは開口絞りである。変倍並びにフォーカシング中に固定の第5レンズ群116は、光路中より挿抜可能な変倍光学系IEを有している。
変倍部115には、光軸方向に駆動される為の駆動機構が備わっている。117、118は変倍部115及び開口絞りSPを電動駆動するモータ等の駆動手段である。119、120は、変倍部115中の各レンズ群の光軸上の位置と、開口絞りSPの絞り径を検出する為のエンコーダやポテンショメータ、あるいはフォトセンサ等の検出器である。
尚、変倍部115中の各レンズ群の駆動軌跡は、ヘリコイドやカムなどの機械的軌跡や、超音波モータなどによる電気的軌跡のどちらであっても構わない。カメラ124において、109はカメラ124内の光学フィルタや色分解プリズムに相当するガラスブロック、110はズームレンズ101によって形成された被写体像を受光するCCDセンサーやCMOSセンサー等の固体撮像素子(光電変換素子)である。また、111、122はカメラ124及びズームレンズ本体101の各種の駆動を制御するCPUである。
このように本発明のズームレンズをテレビカメラに適用することにより、高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(数値実施例)
次に、本発明の実施形態1〜5に各々対応する数値実施例1〜5とマスターレンズMSの数値実施例を示す。各数値実施例において、面番号iは物体側からの光学面の順序を示す。rは光学面の曲率半径、dは面間隔、ndとνdはそれぞれd線に対する光学部材の材料の屈折率、アッべ数を示す。θgFはg線、F線に対する部分分散比である。数値実施例1乃至4において、d9はテレコンバータレンズをマスターレンズに装着するときのマスターレンズとの間隔である。数値実施例5において、d10はテレコンバータレンズをマスターレンズに装着するときのマスターレンズとの間隔である。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを円錐常数、A4、A6、A8、A10、A12をそれぞれ非球面係数としたとき、次式で表している。また、「e−Z」は「×10−Z」を意味する。

非球面データ
第18面
K = 1.70731e+002 A 4= 9.28346e-006 A 6=-1.76629e-008 A 8= 5.54259e-011 A10=-3.10285e-013 A12= 7.67821e-016

各種データ
ズーム比 15.92

焦点距離 70.12 143.25
Fナンバー 1.90 2.51
画角 4.48 2.20
像高 5.50 5.50
レンズ全長 280.33 280.33
BF 7.21 7.21

d17 44.66 50.02
d24 5.89 4.39
d27 9.95 1.67
d31 1.12 5.55

入射瞳位置 61.51 84.85 273.59 348.77 596.38
射出瞳位置 -14878.91 -14878.91 -14878.91 -14878.91 -14878.91
前側主点位置 70.50 97.53 325.44 418.56 738.25
後側主点位置 -1.79 -5.48 -44.83 -62.91 -136.04

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 68.70 62.55 41.66 -0.46
2 18 -15.70 17.40 0.77 -11.16
3 25 -42.70 5.81 -1.52 -4.85
4 28 50.84 7.74 3.58 -1.32
5 32 52.44 117.99 52.26 -53.18

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -236.03
2 3 -673.68
3 4 407.73
4 6 588.76
5 8 254.79
6 10 -260.00
7 12 265.85
8 14 229.38
9 16 155.32
10 18 -16.68
11 20 17.58
12 21 -12.05
13 23 43.24
14 25 -20.55
15 26 42.75
16 28 99.19
17 30 104.54
18 33 137.62
19 34 -293.76
20 36 65.11
21 38 -23.46
22 39 35.96
23 41 28.18
24 42 -23.27
25 44 39.90
26 46 0.00
27 47 0.00
LF テレコンバータレンズの前群、LR テレコンバータレンズの後群、
TC テレコンバータレンズ、M マスターレンズ、
L1 マスターレンズの第1レンズ群、L2 マスターレンズの第2レンズ群、
L3 マスターレンズの第3レンズ群、L4 マスターレンズの第4レンズ群、
SP 開口絞り、Fno Fナンバー、ω 半画角、ΔS サジタル像面、
ΔM メリディオナル像面

Claims (9)

  1. マスターレンズの物体側に装着するテレコンバータレンズであって、
    物体側から像側へ順に、正の屈折力の前群と、負の屈折力の後群から構成され、
    前記前群は少なくとも正レンズ2枚、負レンズ1枚を有し、
    前記後群は少なくとも正レンズ1枚、負レンズ1枚を有し、
    前記前群中の負レンズの少なくとも1枚と、前記後群中の正レンズの少なくとも1枚において、前記前群中の負レンズの屈折率をnfn、アッべ数をνfn、部分分散比をθfnとし、前記後群中の正レンズの屈折率をnrp、アッべ数をνrp、部分分散比をθrpするとき、
    −5.288×10−3×νfn+1.9834 < nfn
    10<νfn<36
    1.780<nrp
    5<νrp<33
    θfn<θrp
    なる条件を満足し、
    前記前群中の正レンズのアッべ数の平均値をνfpav、部分分散比の平均値をθfpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνfnav、部分分散比の平均値をθfnavとし、前記後群中の正レンズのアッべ数の平均値をνrpav、部分分散比の平均値をθrpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνrnav、部分分散比の平均値をθrnavとするとき、
    −2.00×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−0.60×10−3
    −4.25×10−3<(θfpav−θfnav)/(νfpav−νfnav)<−2.05×10−3
    なる条件を満足することを特徴とするテレコンバータレンズ。
  2. 前記前群中の正レンズのアッべ数の平均値をνfpavとするとき、
    νfpav > 50
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のテレコンバータレンズ。
  3. 前記後群中の負レンズのアッべ数の平均値をνrnavとするとき、
    νrnav > 40
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレコンバータレンズ。
  4. 前記前群中の正レンズのアッべ数の平均値をνfpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνfnavとするとき、
    νfpav− νfnav > 25
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のテレコンバータレンズ。
  5. 前記後群中の正レンズのアッべ数の平均値をνrpav、前記後群中の負レンズのアッべ数の平均値をνrnavとするとき、
    νrnav− νrpav > 15
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載のテレコンバータレンズ。
  6. 前記前群中の正レンズの屈折力の総和をΦFp、前記前群中の正レンズのアッべ数の平均値をνfpav、前記前群中の負レンズのアッべ数の平均値をνfnavとするとき、
    0.25 < ΦFp×(νfpav− νfnav) < 0.55
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のテレコンバータレンズ。
  7. 最も物体側に配置された正レンズの物体側の面の曲率半径をRO、最も物体側に配置された負レンズの像側の面の曲率半径をRIとするとき、
    0.60 < |RI/RO| <1.20
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載のテレコンバータレンズ。
  8. 前記前群のレンズの比重の平均値をdFとするとき、
    dF < 3.5
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載のテレコンバータレンズ。
  9. マスターレンズと、該マスターレンズの物体側に装着可能な請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載のテレコンバータレンズと、該テレサイドコンバーターレンズと前記マスターレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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