JP2018179482A - 空気調和システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 建造物室内における高度な清浄空間と照度の確保と維持しながら、作業効率の向上と、安全性を向上させるシステムを提供する。【解決手段】 全面吹き出し口の空気調和機に、手術室中央部の照度確保のために、吹き出し口にLED照明装置を取付ける。その吹き出し口の気流の層流状態を確保維持するエアースタビライザー一体型のレールシステムを空気調和機の周囲に添設する。レールには、可動式エネルギー供給装置を組み込んで、層流状態を維持しながら必要照度を保持して、手術作業の効率と安全性を向上させる、エネルギー供給装置と高清浄度融合システムとする。【選択図】図2
Description
本発明は、建造物室内の高清浄度空間と照度の維持を目的とした、室内の空気調和機および、それに付随した、エネルギー供給装置を融合したシステムに関する。
以下、図1記載により、従来用いられている各種建造物の手術室に空気調和機およびエネルギー供給装置を取り付けるシステムについて説明する。
従来の空気調和機(以下、単に、「CFU」という)による手術室の空気調和システムは各種建造物の天井14にCFU1を埋設して、内壁12には、吸引パネル5上部の天井14裏にエア分岐ボックス3aを添設して、吸引パネル5に接する下面は開口で吸引口3を設けている、吸引口3の上方にはエア分岐ボックス3aが在り、エア配管4でCFU1に接続される。CFU1はHEPAフィルター2を内蔵され、天井14裏に埋設して在り、エア排出口1aは天井14を切り抜いている。
吸引パネル5には、室内空気の吸引口3が設けられており、吸引口3には、塵や埃を取り除く網を被せている。
すなわち、CFU1の起動で吸い込んだ手術室11のエアは、吸引パネル5の吸込口3の網を通過して上方(矢印方向)に吸い込まれエア分岐ボックス3aとエア配管4を径由してCFU1に吸い込まれる、内部HEPAフィルター2を介して天井14のエア排出口1aの吐出矢印6方向から手術室11に吐出し、室内排出空気は排出矢印7の方向、吸引口3より排出されて手術室11の室内空気を清浄還流している。吸引力はCFU1だけの動力で手術室11の空気の還流を繰り返している。
従来の空気調和機(以下、単に、「CFU」という)による手術室の空気調和システムは各種建造物の天井14にCFU1を埋設して、内壁12には、吸引パネル5上部の天井14裏にエア分岐ボックス3aを添設して、吸引パネル5に接する下面は開口で吸引口3を設けている、吸引口3の上方にはエア分岐ボックス3aが在り、エア配管4でCFU1に接続される。CFU1はHEPAフィルター2を内蔵され、天井14裏に埋設して在り、エア排出口1aは天井14を切り抜いている。
吸引パネル5には、室内空気の吸引口3が設けられており、吸引口3には、塵や埃を取り除く網を被せている。
すなわち、CFU1の起動で吸い込んだ手術室11のエアは、吸引パネル5の吸込口3の網を通過して上方(矢印方向)に吸い込まれエア分岐ボックス3aとエア配管4を径由してCFU1に吸い込まれる、内部HEPAフィルター2を介して天井14のエア排出口1aの吐出矢印6方向から手術室11に吐出し、室内排出空気は排出矢印7の方向、吸引口3より排出されて手術室11の室内空気を清浄還流している。吸引力はCFU1だけの動力で手術室11の空気の還流を繰り返している。
従来の空気調和システムは、CFU1だけの動力で室内11の清浄還流している。手術室内11で使用する治療機器(以下、単に「ME機器」という)17は、手術中は、執刀手術台19の周囲に配置される。ME機器17を作動させるための電源コンセント9や医療ガス10等のアウトレットは、室内11の壁面12に埋設されている。また、天井には、シーリングペンダント15やモニターアーム等が天吊設置される。それらのエネルギー供給は、壁面12に埋設されている電源コンセント9や医療ガス10等のアウトレットに接続ケーブルおよびホースを繋げる。
屋外機21で吸い込まれた外気は、屋内、手術室11の天井に埋設されたCFU1に通じて、内蔵されているHEPAフィルター12を通過して、手術室11に清浄空気(以下、単に「SA」という)6が吹き出される。
手術室内の空気は、手術室の壁下部に設置された吸込口3に、再び吸い込まれてCFU1に循環される.
この循環方式により、手術室11は、清浄空間として維持される。
手術室内の空気は、手術室の壁下部に設置された吸込口3に、再び吸い込まれてCFU1に循環される.
この循環方式により、手術室11は、清浄空間として維持される。
高清浄度の手術室空間を維持するには、SA量6を増やす必要がある。
SA量6を増やすと、CFU1の吹き出し面以外の空間に、対流空気(以下、単にCAという)8が発生する。
このCA8は、手術室床面13から天井面に上昇する気流であるため、床面に堆積した塵や埃を上方へ、巻き上げる要因となる。
SA量6を増やすと、CFU1の吹き出し面以外の空間に、対流空気(以下、単にCAという)8が発生する。
このCA8は、手術室床面13から天井面に上昇する気流であるため、床面に堆積した塵や埃を上方へ、巻き上げる要因となる。
医療手術中に使用するME機器17は、執刀手術台19の周囲に配置され、電源コンセント9、医療ガス10、等のアウトレットは、壁面12に埋設され、他にシーリングペンダント15、モニターアームに搭載のエネルギー供給装置は、天井に接続ケーブルおよびホースで繋げる。
医療スタッフ(看護師)は、清浄エリア内で術作業が行われ、執刀手術台19の周囲で導線エリアを動き周り、手術に必要な物品を術者に供給している。
高清浄空間を維持するために、執刀手術台19上部の天井14に複数のCFU1を埋設している。
そのため手術室内の照明スペースが無く、執刀手術台19から遠い天井面CFU1の周囲に室内照明18を配置されている。
そのため手術室内の照明スペースが無く、執刀手術台19から遠い天井面CFU1の周囲に室内照明18を配置されている。
従来の空気調和機システムでは、高清浄空間を維持するために、SA量6を増やす必要があります。SA量6を増やすことによりCA8が発生して塵や埃を上昇、巻き上げる要因となり、手術に弊害を引き起こす。
又、医療スタッフの執刀手術台19周辺での動きは、手術室壁面から供給される、接続ケーブル及び接続ホースの導線エリアであり、医療スタッフの足等を引っ掛けてしまい、医療事故を引き起こす危険性がある。
手術室の天井14中央にCFU1が埋め込み設置されているので、室内照明18は、その周囲に配置されるため、室内11の中央に配置される執刀手術台19周辺の照度が暗くなり手術に支障きたしている。
本発明の図2、図3記載より、手術室の天井14に埋設するCFU1の吹き出し口1aにLED照明20を複数個組み込んで手術台19に必要な照度を確保する。
CFU1外枠の内接四隅に高さの伸長できる角柱21を天井14から床13方向に天吊り設置する。角柱21四面には、エアースタビライザー一体型レールシステム(以下、単に「レールシステム」という)22を添接する、更に、そのレールシステム22には、レール可動式のエネルギー供給装置23をレールに組み込む。レールシステム22とCFU1内枠四隅の空きスペースには、無色透明ボード24を四面組み込みSA6がレールシステム22の外に漏れないように閉じて、CA8を層流化して安定させる。
CFU1の天井全面がSA6の吹き出し口1aとなり、下方、手術台19に向かって清浄空気6を層流する。
四面閉じているレールシステム22は、天井14に吊られ、手術台19上方に在り、CFU1から吹き出されるSA6の層流を保ちながら下方に向かい、手術台19まで到達させる。
レールシステム22に吊り込まれた、レール可動式のエネルギー供給装置23には、電源等エネルギーが内蔵しており、ME機器17と接続して、エネルギーを供給する。
CFUから吹き出すSAの増加により、清浄空気範囲外で発生するCAは、レールシステムの天吊りで層流化して安定するため、高清浄空間を維持する。依って、レールシステム内は、高清浄空間で維持される。
レールシステムに吊り込まれた、レール可動式のエネルギー供給装置により、壁面の接続ケーブル及びホースが無くなり、手術台周辺の煩雑さが解消される。
手術台周辺で作業する医療スタッフが、接続ケーブル及びホースを気にする必要が無くなり、作業性の向上と医療スタッフの足等を引っ掛けてしまう医療事故を引き起こす危険性が無くなる。
手術台周辺で作業する医療スタッフが、接続ケーブル及びホースを気にする必要が無くなり、作業性の向上と医療スタッフの足等を引っ掛けてしまう医療事故を引き起こす危険性が無くなる。
エアースタビライザー一体型レールシステムによって、レールシステム内の清浄空間の持続効果があるため、SA量の吹き出し量を減らすことが可能となり、手術患部への気流による悪影響を減らす効果がある。
SA量の減少により CFUの稼働負荷が減り、術作業に障害となるCFUから発生する騒音を、低減させることができる。
CFUの吹き出し口にLED照明を組み込むことにより、手術室中央部の手術台に必要な照度の確保が容易となる。
従来の空気調和システムでは、高清浄空間を維持するために、SA量を増やす必要があり、それによって対流空気が発生して、高清浄空間の維持が困難になっていた。
エアースタビライザー一体型レールシステムにより、対流空気の影響を排除し、高清浄空間維持のためのSA量を抑えることができ、CFUからの騒音低減も可能となる。
エアースタビライザー一体型レールシステムに組み込まれたレール可動式のエネルギー供給装置により、従来のエネルギー供給する際に必要であった、床面に接続ケーブル及びホースが無くなり、手術台周辺で作業する医療スタッフの作業効率の向上及び医療事故の発生を減らすことができる。
エアースタビライザー一体型レールシステムに組み込まれた、レール可動式エネルギー供給装置によって、術式変更に伴う、エネルギー供給装置の位置が360°対応可能となり、広い範囲で使用可能となる。
CFUの吹き出し口にLED照明装置の組み込みによって、手術室中央部に配置の手術台に、必要な照度の確保が容易となる。
1:CFU
1a:エア排出口
2:HEPAフィルター
3:吸引口
3a:エア分岐ボックス
4:エア配管
5:吸引パネル
6:吐出矢印、SA
7:排出矢印
8:CA
9:電源コンセント
10:医療ガス
11:手術室
12:壁面
13:手術室床面
14:天井
15:シーリングペンダント
16:モニター
17:ME機器
18:照明
19:手術台
20:LED照明
21:角柱
22:エアースタビライザー一体型レールシステム
23:エネルギー供給装置
24:透明ボード
1a:エア排出口
2:HEPAフィルター
3:吸引口
3a:エア分岐ボックス
4:エア配管
5:吸引パネル
6:吐出矢印、SA
7:排出矢印
8:CA
9:電源コンセント
10:医療ガス
11:手術室
12:壁面
13:手術室床面
14:天井
15:シーリングペンダント
16:モニター
17:ME機器
18:照明
19:手術台
20:LED照明
21:角柱
22:エアースタビライザー一体型レールシステム
23:エネルギー供給装置
24:透明ボード
本発明は、建造物室内の高清浄度空間と照度の維持を目的とした、室内の空気調和機および、それに付随した、エネルギー供給装置による空気調和システムに関する。
以下、図1の記載により、従来用いられている各種建造物の手術室における空気調和機およびエネルギー供給装置による空気調和システムについて説明する。
従来、空気調和機(以下、単に、「CFU」という)による手術室の空気調和システムでは、各種建造物の天井14にCFU1が埋設されて、壁面12の、吸引パネル5の上部の天井14の裏にエア分岐ボックス3aが添設されるとともに、吸引パネル5に接する下面は開口であり、吸引口3が設けられている。また、吸引口3の上方のエア分岐ボックス3aがエア配管4を介してCFU1に接続されている。CFU1はHEPAフィルター2を内蔵し、天井14の裏に埋設されており、エア排出口1bが天井14を切り抜いて設けられている。
吸引パネル5には、室内空気の吸引口3が設けられているが、その吸引口3には、塵や埃を取り除く網(図示せず)が被せられている。
そして、CFU1の起動で吸い込まれた手術室11のエアは、吸引パネル5の吸込口3の網を通過して上方(矢印方向)に吸い込まれ、エア分岐ボックス3aとエア配管4を径由してCFU1に吸い込まれて、内部のHEPAフィルター2を介して天井14のエア排出口1bから吐出矢印6Aの方向に手術室11に吐出される。また、室内排出空気は排出矢印7の方向に吸引口3より排出されており、手術室11の室内空気の清浄還流がなされている。CFU1だけの動力で得られた吸引力が手術室11の空気の還流を繰り返している。
従来の空気調和システムは、CFU1だけの動力で手術室11内の清浄還流をしている。手術室11内で使用される治療機器(以下、単に「ME機器」という)17は、手術中は、執刀手術台19の周囲に配置される。ME機器17を作動させるための電源コンセント9や医療ガス10等のアウトレットは、手術室11内の壁面12に埋設されている。また、天井14には、シーリングペンダント15やモニターアーム等が天吊設置される。壁面12に埋設されている電源コンセント9や医療ガス10等のアウトレットに接続ケーブルおよびホースを繋げてそれらにエネルギー供給がなされる。
屋外機21で吸い込まれた外気は、屋内、手術室11の天井に埋設されたCFU1に通じて、内蔵されているHEPAフィルター2を通過して、手術室11に清浄空気(以下、単に「SA」という)6が吹き出される。
手術室11内の空気は、手術室11の壁面12の下部に設置された吸込口3に、再び吸い込まれてCFU1に循環される。この循環方式により、手術室11は、清浄空間として維持される。
高清浄度の手術室空間を維持するには、SA6の量を増やす必要がある。SA6の量を増やすと、CFU1の吹き出し面以外の空間に、対流空気(以下、単にCAという)8が発生する。このCA8は、手術室11の床面13から天井14に上昇する気流であるため、床面13に堆積した塵や埃を上方へ巻き上げる要因となる。
医療手術中に使用するME機器17は、執刀手術台19の周囲に配置され、電源コンセント9、医療ガス10、等のアウトレットは、壁面12に埋設され、他にシーリングペンダント15、モニターアームに搭載のエネルギー供給装置は、天井14に接続ケーブルおよびホースで繋げる。
医療スタッフ(看護師)は、清浄エリア内で術作業が行われるため、執刀手術台19の周囲で導線エリアを動き周り、手術に必要な物品を術者に供給している。
また、従来、高清浄空間を維持するために、執刀手術台19上部の天井14に複数のCFU1が埋設されている。そのため、手術室11内に照明スペースが無く、執刀手術台19から遠い天井14のCFU1の周囲に室内照明18が配置されている。
従来の空気調和システムでは、高清浄空間を維持するためにはSA6の量を増やす必要がある。SA6の量を増やすことにより、CA8が発生して塵や埃を上昇、巻き上げる要因となり、手術に弊害を引き起こす。
又、医療スタッフの執刀手術台19周辺での動きは、手術室11の壁面12から供給される、接続ケーブル及び接続ホースの導線エリアでなされるから、医療スタッフが足等を引っ掛けてしまい、医療事故を引き起こすおそれもある。
手術室11の天井14の中央にCFU1が埋め込み設置されているので、室内照明18は、その周囲に配置される。そのため、手術室11の中央に配置される執刀手術台19の周辺の照度が暗くなり手術に支障をきたしている。
本発明は、室内天井の裏に埋設され、かつHEPAフィルターが内装されている空気調和機と、その空気調和機の外枠の四隅に天吊りされている4つの角柱と、その角柱の2つに接続されているレールを備えたエアースタビライザー一体型レールとを有する空気調和システムであって、空気調和機は、清浄空気の吹き出し口が室内天井に配置され、かつその吹き出し口に複数個のLED照明装置が組み込まれ、エアースタビライザー一体型レールは、レールにおける床面に対向する部分がレール可動式の部材を吊り下げて動かせるように形成され、かつレールと空気調和機との間に組み込まれた無色透明ボードを有し、その無色透明ボード、レールおよび角柱が空気調和機を取り囲み、かつ清浄空気が外に漏れないように設置されている空気調和システムを提供する。
また、上記空気調和システムは、手術室内で使用される治療機器を作動させるための電源コンセントまたは医療ガスのアウトレットを備えたレール可動式のエネルギー供給装置がエアースタビライザー一体型レールのレールに組み込まれていることが好ましい。
CFUから吹き出すSAの増加に伴い清浄空気範囲外で発生するCAは、エアースタビライザー一体型レールが天吊りされていることで層流化して安定するため、高清浄空間が維持される。依って、エアースタビライザー一体型レール内は高清浄空間が維持される。
エアースタビライザー一体型レールに吊り込まれた、レール可動式のエネルギー供給装置を有することにより、壁面の接続ケーブル及び接続ホースを無くすことができるため、執刀手術台周辺の煩雑さが解消される。
そのため、執刀手術台の周辺で作業する医療スタッフが、接続ケーブル及び接続ホースを気にする必要が無くなって作業性が向上し、医療スタッフが足等を引っ掛けてしまう医療事故を引き起こすおそれも無くなる。
エアースタビライザー一体型レールによって、その内部の清浄空間の持続効果があるため、SAの吹き出し量を減らすことが可能となり、手術患部への気流による悪影響を減らす効果がある。
SAの量が減少することにより、CFUの稼働負荷が減り、術作業に障害となるCFUから発生する騒音を低減させることができる。
CFUの吹き出し口にLED照明装置が組み込まれていることにより、手術室中央部の執刀手術台に必要な照度の照明を確保することが容易となる。
本発明の空気調和システムについて、図2〜図4を参照して説明する。本発明の空気調和システムでは、図2〜図4に示されているように、手術室11における執刀手術台19の上部の天井14にCFU1が埋設されてそのCFU1の吹き出し口1aが天井14に配置され、その吹き出し口1aにLED照明装置20が複数個組み込まれているから、執刀手術台19に必要な照度の照明が執刀手術台19の上部に確保されている。
そして、CFU1の外枠の四隅にそれぞれ高さの伸長できる4つの角柱21が天井14から床面13の方向に天吊り設置されている。また、角柱21にエアースタビライザー一体型レール(以下、単に「レールシステム」という)22が添接されている。レールシステム22は、2つの角柱21に接続されている真っすぐな部材であって、その2つの角柱21につながり、かつ床面13に対向する部分が、レール可動式のエネルギー供給装置23を吊り下げて動かせるように形成されているレールを4つ有し、そのレールの少なくとも一つにそのレール可動式のエネルギー供給装置23が組み込まれている。
さらに、レールシステム22は、レールとCFU1との間のスペースに組み込まれた無色透明ボード24を備えており、その無色透明ボード24とレールおよび角柱21がCFU1を取り囲み、かつSA6が無色透明ボード24とレールおよび角柱21の外に漏れないように設置されていることによって、SA6がレールシステム22の外に漏れないようになり、その結果、CA8が層流化して安定する。
本発明では、CFU1の天井14に配置されている全面がSA6の吹き出し口1aとなり、下方、執刀手術台19に向かってSA6を層流する。
また、CFU1を四面で囲むようにレールシステム22の無色透明ボード24が執刀手術台19上方の天井14に吊られているため、CFU1から吹き出されるSA6を層流を保ちながら下方に向かわせ、執刀手術台19まで到達させる。
レールシステム22に組み込まれて吊り下げられたレール可動式のエネルギー供給装置23には、手術室内で使用されるME機器17を作動させるための電源コンセント9や医療ガス10等のアウトレットが内蔵されており、ME機器17に接続されてエネルギーや医療ガスを供給する。
従来の空気調和システムでは、高清浄度の手術室空間を維持するために、SA6の量を増やす必要があり、それによってCA8が発生して、高清浄度の手術室空間の維持が困難になっていた。
そこで、本発明では、レールシステム22により、CA8の影響を排除し、高清浄度の手術室空間を維持するためのSA6の量を抑えることができ、CFU1からの騒音低減も可能となる。
また、レールシステム22に組み込まれたレール可動式のエネルギー供給装置23により、従来、エネルギー供給に必要であった、床面13の接続ケーブル及び接続ホースが無くすことができるため、執刀手術台19の周辺で作業する医療スタッフの作業効率を向上させて医療事故の発生を減らすことができる。
さらに、レールシステム22に組み込まれたレール可動式エネルギー供給装置23によって、術式変更に伴う、エネルギー供給装置23の位置変更が360°対応可能となるため、ME機器17が広い範囲で使用可能となる。
CFU1の吹き出し口1aに複数のLED照明装置20が組み込まれていることによって、手術室11中央部に配置の執刀手術台19において、必要な照度の照明を確保することが容易となる。
1:CFU 1a:吹き出し口 1b:エア排出口 2:HEPAフィルター 3:吸引口 3a:エア分岐ボックス 4:エア配管 5:吸引パネル 6:SA 7:排出矢印 8:CA 9:電源コンセント 10:医療ガス 11:手術室 12:壁面 13:床面 14:天井 15:シーリングペンダント 16:モニター 17:ME機器 18:室内照明 19:執刀手術台 20:LED照明装置 21:角柱 22:レールシステム 23:エネルギー供給装置 24:透明ボード
Claims (2)
- 室内天井裏に埋設する空気調和機は、HEPAフィルターが内装、エア吹き出し部は、天井を切り抜き室内に露出していて、複数個のLED照明を添設、外枠四隅は、高さ伸長可能な角柱を設け、角柱間と天井沿いの空間には無色透明ボードを貼付けた、エアースタビライザー一体型レールが天吊りしている。
空気調和機から吹き出す清浄空気の気流が外に拡散無く下方に層流して、手術台周囲の清浄空気を安定維持することを特徴とする室内照明清浄度融合システム。 - 請求項1、の室内清浄システムのエアースタビライザー一体型レール上を可動する、電源および医療ガスのエネルギーアウトレット、モニター、ペンダントを搭載したことを特徴とする、可動式エネルギー供給装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2017091977A JP2018179482A (ja) | 2017-04-17 | 2017-04-17 | 空気調和システム |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=64275814
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6828924B1 (ja) * | 2020-01-06 | 2021-02-10 | Jms株式会社 | 排気排塵装置 |
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---|---|---|---|---|
JPS6332525U (ja) * | 1986-08-18 | 1988-03-02 | ||
US20060010799A1 (en) * | 2004-05-13 | 2006-01-19 | Bohm Friedrich K | Operating room/intervention room |
-
2017
- 2017-04-17 JP JP2017091977A patent/JP2018179482A/ja active Pending
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大園 健二: "最新手術用シーリングサプライユニット「オペラ」の有用性 New ceiling supply unit in the operati", 月刊新医療 7月号, vol. 第41巻 第7号, JPN6018022500, 1 July 2014 (2014-07-01), JP, pages 92-95 * |
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A02 | Decision of refusal |
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