JP2018179228A - 発電機能付きダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる発電機能付きダンパを提供する。【解決手段】発電機能付きダンパ1は、シリンダ10、ロッド50、磁石粒子90、及びコイル部20を備えている。シリンダ10は、軸方向に往復移動自在なロッド50が外部に突出している。磁石粒子90は永久磁石の特性を有しており、複数がシリンダ10内に充填されている。コイル部20はロッド50の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによってコイル部20内を貫通する磁力線の数が変化して誘導起電力が発生する。【選択図】図1

Description

本発明は発電機能付きダンパに関するものである。
特許文献1のダンパはシリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンと、シリンダ内に移動自在に挿入されてピストンに連結されるロッドとを備えたダンパと、ダンパ内に設けた伸側室及び圧側室と、伸側室と圧側室とを並列して連通する減衰通路とポンプ通路と、減衰通路の途中に設けられて通過する流体の流れに抵抗を与える抵抗要素と、ポンプ通路の途中に設けた双方向吐出型のポンプとを備えている。また、このダンパのポンプはモータによって駆動されるようになっている。このダンパはモータでポンプを駆動すると、流体を伸側室から圧側室へ、或いは、圧側室から伸側室へ送り込むことができる。つまり、このダンパは自ら積極的に伸縮し、発生力(減衰力)を調節することができる。
また、特許文献1には、このダンパのポンプ及びモータのそれぞれを流体モータ及び発電機として機能し、ポンプ通路を通過する流体の流れによって発電機を駆動して発電することができることが開示されている。
特開2015−102100号公報
しかし、このダンパはポンプ通路を流れる流体の流量が少ないため、ポンプ及びモータが回転し難く、発電機として機能するモータが発電する発電量が少ない。
このため、このダンパは良好に発電できない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる発電機能付きダンパを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の発電機能付きダンパは、ケース、ロッド、磁石粒子、及びコイル部を備えている。ケースは、軸方向に往復移動自在又は軸周りに回転自在なロッドが外部に突出している。磁石粒子は永久磁石の特性を有しており、複数がケース内に充填されている。コイル部はロッドの往復移動、又は軸周りの回転に伴って複数の磁石粒子が形成する磁力線の向きが変化することによってコイル部内を貫通する磁力線の数が変化して誘導起電力が発生する。
この発電機能付きダンパは、ロッドが軸方向に往復移動又は軸周りに回転する際、ケース内に充填された磁石粒子がケース内を移動することによって減衰力を発生する。
また、ケース内を移動する複数の磁石粒子が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部には誘導起電力が発生する。つまり、この発電機能付きダンパは発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパは良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
本発明の発電機能付きダンパの磁石粒子は弾性を有し得る。この場合、ロッドが軸方向に往復移動又は軸周りに回転する際、ケース内に充填された複数の磁石粒子が弾性変形する。この際に生じる磁石粒子同士の摩擦力や、磁石粒子の弾性反発力によって、この発電機能付きダンパは減衰力を発生する。また、磁石粒子が弾性を有しているため、隣り合う磁石粒子同士が互いに弾性変形することによって、磁石粒子同士が焼きつき難い。このため、この発電機能付きダンパはロッドの軸方向の往復移動又は軸周りの回転を妨げ難い。
本発明の発電機能付きダンパはロッド内にコイル部が配置され得る。この場合、ロッド内に配置されたコイル部が、ケース内の磁石粒子に対する位置が確実に変化することができる。このため、この発電機能付きダンパは磁石粒子が有する磁力線がコイル部内を確実に通過する。これにより、この発電機能付きダンパはコイル部内を貫通する磁力線の数が変化し易く、コイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
本発明の発電機能付きダンパはロッド内に永久磁石が配置され、コイル部はケースに配置され得る。この場合、この発電機能付きダンパはロッド内の永久磁石によって磁石粒子が有する磁力線の向きが揃うように磁石粒子の向きを揃えることができる。これにより、この発電機能付きダンパは向きが揃った磁力線がコイル部内を貫通する数が変化するため、ケースに配置されたコイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
本発明の発電機能付きダンパはケース内に配置され、ロッドに連結されてロッドと共に往復移動するピストンを備え得る。この場合、この発電機能付きダンパはピストンによってケース内に充填された磁石粒子をより活発に流動させることができる。このため、この発電機能付きダンパは磁石粒子が有する磁力線がコイル部内をより活発に通過する。これにより、この発電機能付きダンパはコイル部内を貫通する磁力線の数がより活発に変化し易くなり、コイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
本発明の発電機能付きダンパはピストン内に永久磁石が配置され、コイル部はケースに配置され得る。この場合、この発電機能付きダンパはピストン内の永久磁石によってケース内に充填された磁石粒子が有する磁力線の向きが揃うように磁石粒子の向きを揃えつつ、ピストンによってケース内に充填された磁石粒子をより活発に流動させることができる。これにより、この発電機能付きダンパは向きが揃った磁力線がコイル部内を貫通する数がより活発に変化し易くなり、ケースに配置されたコイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
本発明の発電機能付きダンパはピストン内にコイル部が配置され得る。この場合、ピストン内に配置されたコイル部の、ケース内の磁石粒子に対する位置が確実に変化することができる。このため、この発電機能付きダンパは磁石粒子が有する磁力線がコイル部内を確実に通過する。これにより、この発電機能付きダンパはコイル部内を貫通する磁力線の数が変化し易く、コイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。さらに、この発電機能付きダンパはピストンによってケース内に充填された磁石粒子を活発に流動させることができるため、コイル部により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
本発明の発電機能付きダンパはケース内に配置され、軸周りに回転自在なロッドに連結され、ロッドと共にケース内で回転する回転子を備え得る。この場合、ロッドと回転子とが軸周りに回転する際、ケース内に充填された磁石粒子がロッドと回転子とが回転する方向に流動する。これにより、この発電機能付きダンパはロッドと回転子とが回転する方向と反対の方向に減衰力を発生しつつ、コイル部に誘導起電力を発生することができる。
実施形態1の発電機能付きダンパを示す断面図である。 実施形態1の発電機能付きダンパのケース内に充填される磁石粒子の模式図である。 実施形態1の発電機能付きダンパのロッド及びピストンをケースの中心軸方向に往復移動させる速度(以降、周波数という)を1Hzにした場合における、コイル部に発生する誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示すグラフであって、(A)は1周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示し、(B)は10周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示す。 実施形態1の発電機能付きダンパのロッド及びピストンの周波数を5Hzにした場合における、コイル部に発生する誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示すグラフであって、(A)は1周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示し、(B)は10周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示す。 実施形態1の発電機能付きダンパのロッド及びピストンの周波数を1〜5Hzの間で1Hz毎に変化させた場合のそれぞれにおけるコイル部で発生する誘導起電力、及び誘導起電力に基づいて発生した電力の大きさを示すグラフであって、(A)は周波数に対するコイル部で発生する誘導起電力の大きさを示し、(B)は周波数に対するコイル部で発生した誘導起電力に基づいて発生した電力の大きさを示す。 実施形態2の発電機能付きダンパを示す断面図である。 実施形態3の発電機能付きダンパを示す断面図である。 実施形態4の発電機能付きダンパを示す断面図である。 実施形態5の発電機能付きダンパを示す断面図である。 実施形態6のダンパを示す断面図であって、(A)は回転子の中心軸方向の断面図であり、(B)は図10(A)におけるA−A断面図である。 (A)は、実施形態1の発電機能付きダンパにおいて、ピストンの移動する側の表面に当接する磁石粒子の状態を示す部分拡大図であり、(B)は、ピストンを有していない発電機能付きダンパにおいて、ロッドの表面に当接する磁石粒子の状態を示す部分拡大図である。
本発明の発電機能付きダンパを具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
実施形態1の発電機能付きダンパ1は、図1に示すように、ケースであるシリンダ10、ピストン30、ロッド50、一対のロッドガイド70、複数の磁石粒子90、及びコイル部20を備えている。
シリンダ10は両端が開口した筒状である。ピストン30は中央部30A及び両端部30Bを有している。中央部30Aは円柱形状である。両端部30Bは中央部30Aの両端面から離れる方向に外径が徐々に小さくなる円錐台形状である。ピストン30の外周面とシリンダ10の内周面との間には所定の隙間が形成されている。ピストン30はシリンダ10内に配置されている。
ロッド50は円柱状をなしている。ロッド50は、ピストン30の両端部30Bの先端に連続し、ピストン30の両方向に伸びている。ロッド50はシリンダ10の中心軸方向に伸びてシリンダ10の両端のそれぞれの開口端部10Aからシリンダ10の外部に突出している。つまり、ピストン30はロッド50に連結されている。ロッドガイド70は外周に鍔部70Bを有した円盤状をなしており、シリンダ10の両端部のそれぞれの開口端部10Aを閉鎖するようにそれぞれの開口端部10Aに連結されている。これらロッドガイド70は、円盤状の中心に円盤状の板厚方向に貫通して貫通孔70Aが設けられている。貫通孔70Aの内径はロッド50の外径より僅かに大きい。貫通孔70Aは、ロッドガイド70がシリンダ10の両端のそれぞれの開口端部10Aに固定された状態で、シリンダ10の中心軸方向に貫通している。これらロッドガイド70の貫通孔70Aにはロッド50が往復移動自在に挿通している。ロッド50及びピストン30は共にシリンダ10内をシリンダ10の中心軸方向に往復移動自在である。また、シリンダ10、ピストン30、ロッド50、及び一対のロッドガイド70は非磁性体である。
複数の磁石粒子90は、図2に示すように、球形状をなしている。これら磁石粒子90はデュロメータタイプA硬度(以下、硬度という)が60のエラストマであるシリコーンゴム製の弾性体である。また、これら磁石粒子90にはネオジム(Nd)粒子90Aが含有されている。これら磁石粒子90に含有されているネオジム(Nd)粒子90Aの量はおよそ60wt.%(17.78vol.%)である。ネオジム(Nd)粒子90Aは磁性を有している。つまり、磁石粒子90は磁性及び弾性を有している。こうして形成されたこれら磁石粒子90は着磁されて磁力を有している。すなわち、これら磁石粒子90は永久磁石の特性を有している。これら磁石粒子90は60%の充填率でシリンダ10と一対のロッドガイド70とで囲まれた空間(すなわち、シリンダ10内)に充填されている。
ここで、充填率は下記(1)式にて表される。なお、充填体積とは磁石粒子90を充填する空間の体積である。
Figure 2018179228
コイル部20は表面を絶縁膜で被覆した金属線を同軸に複数回巻いて、径方向に所定の幅を有し、シリンダ10の外径よりも僅かに大きい内径である円筒状に束ねたものである。また、コイル部20の金属線は両端のそれぞれが引き出されており、コイル部20で発生した誘導起電力に基づいて発生した電流を発電機能付きダンパ21の外部に設けられた電気機器等に供給する構成となっている(図示せず。)。コイル部20は、コイル部20の円筒状の内側がシリンダ10を挿入し、シリンダ10の外周面に沿うようにシリンダ10の外周面に配置されている。
こうして形成された発電機能付きダンパ1はシリンダ10の中心軸方向にピストン30が往復移動する際、磁石粒子90がピストン30の外周面とシリンダ10の内周面との間の所定の隙間を通過して移動する。このとき、シリンダ10の内周面とシリンダ10の内周面に当接する磁石粒子90との間、隣接する磁石粒子90同士の間、及びロッド50及びピストン30の外周面とロッド50及びピストン30の外周面に当接する磁石粒子90との間に摩擦力が発生する。また、ピストン30の移動する側に位置する磁石粒子90がピストン30によって押し潰される。このとき、ピストン30によって押し潰された磁石粒子90が発生する弾性反発力によってピストン30を押し返す。つまり、発電機能付きダンパ1はこうして生じる摩擦力や、弾性反発力に基づいて減衰力が発生する。
また、図11(A)に示すように、ピストン30の移動する側に位置する磁石粒子90がピストン30によって押し潰された際、磁石粒子90に対して、押圧力Fが加えられる。押圧力Fの向きは両端部30Bの傾斜面に対して垂直な向きである。押圧力Fはシリンダ10の中心軸方向の分力F1とシリンダ10の中心軸から離れる方向の分力F2とに分けることができる。ピストン30によって押し潰された磁石粒子90は分力F2によってシリンダ10の中心軸から離れる方向に移動する。
これに対して、図11(B)に示す発電機能付きダンパ61のように、ピストンを有していない場合、ロッド550がシリンダ10の中心軸方向に移動すると、ロッド550の外周面に当接する磁石粒子90がロッド550の外周面との間に発生する摩擦力によって転がったり、ロッド550と共に移動したりする。つまり、ピストンを有していない場合、磁石粒子90はシリンダ10の中心軸方向に移動するロッド550によって押し潰されない。このため、磁石粒子90に押圧力が加えられることがなく、ピストンが設けられた場合に比べて、磁石粒子90の流動は小さい。
つまり、ピストン30を設けることによってシリンダ10内に充填された磁石粒子90をより活発に流動させることができる。
また、このとき、ロッド50及びピストン30の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線がコイル部20内を貫通する数が変化するため、コイル部20に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ1はコイル部20で発電する。
次に、発電機能付きダンパ1のロッド50及びピストン30を周波数1Hzにした場合における、コイル部20に発生する誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示すグラフを図3(A)、(B)に示す。具体的には、(A)は1周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示し、(B)は10周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示す。
図3(A)、(B)に示すように、ロッド50及びピストン30がシリンダ10の中心軸方向に移動する全領域において、誘導起電力が発生している。また、1周期目と10周期目とで発生する誘導起電力の波形は互いに異なっている。これは、ロッド50及びピストン30がシリンダ10の中心軸方向に繰り返し往復移動する度に、複数の磁石粒子90が有する磁力線の向きが変化するため、コイル部20を貫通する磁力線の数の変化の仕方が異なるためであると考えられる。
次に、発電機能付きダンパ1のロッド50及びピストン30を周波数5Hzにした場合における、コイル部20に発生する誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示すグラフを図4(A)、(B)に示す。具体的には、(A)は1周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示し、(B)は10周期目の誘導起電力の大きさの時間に対する変化を示す。
図4(A)、(B)に示すように、ロッド50及びピストン30がシリンダ10の中心軸方向に移動する全領域において誘導起電力が発生している。また、ロッド50及びピストン30が周波数1Hzの場合に比べて誘導起電力の大きさが大きい。これは、周波数1Hzの場合に比べてシリンダ10内に充填された磁石粒子90がより活発に流動して、コイル部20内を貫通する磁力線の数がより活発に変化するためであると考えられる。また、1周期目と10周期目とで発生する誘導起電力の波形は互いに異なっている。これは、ロッド50及びピストン30がシリンダ10の中心軸方向に繰り返し往復移動する度に、複数の磁石粒子90が有する磁力線の向きが変化するため、コイル部20を貫通する磁力線の数の変化の仕方が異なるためであると考えられる。
次に、発電機能付きダンパ1のロッド50及びピストン30を周波数1〜5Hzの間で1Hz毎に変化させた場合のそれぞれにおけるコイル部20で発生する誘導起電力、及び誘導起電力に基づいて発生した電力の大きさを図5(A)、(B)に示す。具体的には、図5(A)はロッド50及びピストン30を所定の回数往復移動させた間にコイル部20で発生する誘導起電力の平均値の大きさを示し、図5(B)はコイル部20で発生した誘導起電力に基づいて発生した電力の大きさを示す。具体的には、図5(A)におけるそれぞれの周波数における誘導起電力の平均値を2乗した値をコイル部20が有する抵抗値(およそ6.5Ω(オーム))で除した値である。
図5(A)、(B)に示すように、ロッド50及びピストン30の周波数が大きくなるにつれて、コイル部20で発生する誘導起電力、及びコイル部20で発生した誘導起電力に基づいて発生した電力の大きさが大きくなっている。これは、ロッド50及びピストン30の周波数が大きくなるにつれて、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がより活発に流動して、コイル部20内を貫通する磁力線の数がより活発に変化するためであると考えられる。
このように、発電機能付きダンパ1は、ロッド50及びピストン30がシリンダ10の中心軸方向に往復移動する際、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がシリンダ10内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ10内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部20内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部20には誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ1は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ1は良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、発電機能付きダンパ1の磁石粒子90は弾性を有している。このため、ロッド50が軸方向に往復移動又は軸周りに回転する際、シリンダ10内に充填された複数の磁石粒子90が弾性変形する。この際に生じる磁石粒子90同士の摩擦力や、磁石粒子90の弾性反発力によって、発電機能付きダンパ1は減衰力を発生する。また、磁石粒子90が弾性を有しているため、隣り合う磁石粒子90同士が互いに弾性変形することによって、磁石粒子90同士が焼きつき難い。このため、発電機能付きダンパ1はロッド50の軸方向の往復移動又は軸周りの回転を妨げ難い。
また、発電機能付きダンパ1はシリンダ10内に配置され、ロッド50に連結されてロッド50と共に往復移動するピストン30を備えている。このため、発電機能付きダンパ1はピストン30によってシリンダ10内に充填された磁石粒子90をより活発に流動させることができる。このため、発電機能付きダンパ1は磁石粒子90が有する磁力線がコイル部20内をより活発に通過する。これにより、発電機能付きダンパ1はコイル部20内を貫通する磁力線の数がより活発に変化し易くなり、コイル部20により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
<実施形態2>
実施形態2の発電機能付きダンパ11は、図6に示すように、ピストン130に永久磁石である磁石40が設けられている点が実施形態1と相違する。他の構成は実施形態1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施形態2の発電機能付きダンパ11は、図6に示すように、ピストン130内に磁石40が設けられている。磁石40は永久磁石の特性を有しており、例えば、円柱状をなして形成されており、中心軸がロッド50及びピストン130の中心軸に同軸にピストン130内に配置されている。また、磁石40は、例えば、円柱状の一端側がN極、他端側がS極になるように着磁されている。
こうして形成された発電機能付きダンパ11はシリンダ10の中心軸方向にピストン130が往復移動する際、磁石粒子90がピストン130の外周面とシリンダ10の内周面との間の所定の隙間を通過して移動する。このとき、シリンダ10の内周面とシリンダ10の内周面に当接する磁石粒子90との間、隣接する磁石粒子90同士の間、及びロッド50及びピストン130の外周面とロッド50及びピストン130の外周面に当接する磁石粒子90との間に摩擦力が発生する。また、ピストン130の移動する側に位置する磁石粒子90がピストン130によって押し潰される。このとき、ピストン130によって押し潰された磁石粒子90が発生する弾性反発力によってピストン130を押し返す。つまり、発電機能付きダンパ11はこうして生じる摩擦力や、弾性反発力に基づいて減衰力が発生する。
また、このとき、ロッド50及びピストン130の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線がコイル部20内を貫通する数が変化するため、コイル部20に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ11はコイル部20で発電する。
このように、発電機能付きダンパ11は、ロッド50及びピストン130がシリンダ10の中心軸方向に往復移動する際、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がシリンダ10内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ10内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部20内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部20には誘導起電力が発生する。つまり、この発電機能付きダンパ11は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ11も良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、この発電機能付きダンパ11はピストン130内に磁石40が配置され、コイル部20はシリンダ10に配置されている。このため、発電機能付きダンパ11はピストン130内の磁石40によってシリンダ10内に充填された磁石粒子90が有する磁力線の向きが揃うように磁石粒子90の向きを揃えつつ、ピストン130によってシリンダ10内に充填された磁石粒子90をより活発に流動させることができる。これにより、この発電機能付きダンパ11は向きが揃った磁力線がコイル部20内を貫通する数がより活発に変化し易くなり、シリンダ10に配置されたコイル部20により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
<実施形態3>
実施形態3の発電機能付きダンパ21は、図7に示すように、ピストン230内にコイル部120が設けられている点が実施形態1、2と相違する。他の構成は実施形態1、2と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施形態3の発電機能付きダンパ21は、ピストン230内にコイル部120が設けられている。具体的には、図7に示すように、円筒状をなしたコイル部120の中心軸が、ロッド150及びピストン230の中心軸に同軸になるようにコイル部120がピストン230内に配置されている。また、コイル部120から引き出された金属線の両端は、ロッド150の片方側の内側を経由して、発電機能付きダンパ21の外部に引き出されており、コイル部120で発生した誘導起電力に基づいて発生した電流を発電機能付きダンパ21の外部に設けられた電気機器等に供給する構成となっている(図示せず。)。
こうして形成された発電機能付きダンパ21はシリンダ10の中心軸方向にピストン230が往復移動する際、磁石粒子90がピストン230の外周面とシリンダ10の内周面との間の所定の隙間を通過して移動する。このとき、シリンダ10の内周面とシリンダ10の内周面に当接する磁石粒子90との間、隣接する磁石粒子90の間、及びロッド150及びピストン230の外周面とロッド150及びピストン230の外周面に当接する磁石粒子90との間に摩擦力が発生する。また、ピストン230の移動する側に位置する磁石粒子90がピストン230によって押し潰される。このとき、ピストン230によって押し潰された磁石粒子90が発生する弾性反発力によってピストン230を押し返す。つまり、発電機能付きダンパ21はこうして発生する摩擦力や、弾性反発力に基づいて減衰力が発生する。
また、このとき、ロッド50及びピストン230の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線がコイル部120内を貫通する数が変化するため、コイル部120に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ21はコイル部120で発電する。
このように、発電機能付きダンパ21は、ロッド150及びピストン230がシリンダ10の中心軸方向に往復移動する際、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がシリンダ10内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ10内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部120内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部120には誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ21は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ21も良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、発電機能付きダンパ21はピストン230内にコイル部120が配置されている。このため、ピストン230内に配置されたコイル部120が、シリンダ10内の磁石粒子90に対する位置が確実に変化することができる。このため、発電機能付きダンパ21は磁石粒子90が有する磁力線がコイル部120内を確実に通過する。これにより、発電機能付きダンパ21はコイル部120内を貫通する磁力線の数が変化し易く、コイル部120により大きな誘導起電力が発生し易くなる。さらに、発電機能付きダンパ21はピストン230によってシリンダ10内に充填された磁石粒子90を活発に流動させることができるため、コイル部120により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
<実施形態4>
実施形態4の発電機能付きダンパ31は、図8に示すように、ピストンを備えていない点、及びロッド250内に永久磁石である磁石140が設けられている点が実施形態1〜3と相違する。他の構成は実施形態1〜3と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施形態4の発電機能付きダンパ31は、図8に示すように、ロッド250内に磁石140が設けられている。磁石140は永久磁石の特性を有しており、例えば、円柱状をなして形成されており、中心軸がロッド250の中心軸に同軸にロッド250内に配置されている。また、磁石140は、例えば、円柱状の一端側がN極、他端側がS極になるように着磁されている。
こうして形成された発電機能付きダンパ31はシリンダ10の中心軸方向にロッド250が往復移動する際、磁石粒子90がロッド250の外周面とシリンダ10の内周面との間の所定の隙間を移動する。具体的には、ロッド250の外周面に当接する磁石粒子90がロッド250の外周面との間に発生する摩擦力によってロッド250と共に移動する。このとき、シリンダ10の内周面とシリンダ10の内周面に当接する磁石粒子90との間、及び隣接する磁石粒子90同士の間にも摩擦力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ31はこうして生じる摩擦力に基づいて減衰力が発生する。
また、このとき、ロッド250の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線がコイル部20内を貫通する数が変化するため、コイル部20に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ31はコイル部20で発電する。
このように、発電機能付きダンパ31は、ロッド250がシリンダ10の中心軸方向に往復移動する際、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がシリンダ10内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ10内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部20内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部20には誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ31は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ31も良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、発電機能付きダンパ31はロッド250内に磁石140が配置され、コイル部20はシリンダ10に配置されている。このため、発電機能付きダンパ31はロッド250内の磁石140によって磁石粒子90が有する磁力線の向きが揃うように磁石粒子90の向きを揃えることができる。これにより、この発電機能付きダンパ31は向きが揃った磁力線がコイル部20内を貫通する数が変化するため、シリンダ10に配置されたコイル部20により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
<実施形態5>
実施形態5の発電機能付きダンパ41は、図9に示すように、ピストンを備えていない点、及びロッド350内にコイル部220が設けられている点が実施形態1〜4と相違する。他の構成は実施形態1〜4と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
実施形態5の発電機能付きダンパ41はロッド350内にコイル部220が設けられている。具体的には、図9に示すように、円筒状をなしたコイル部220の中心軸が、ロッド350の中心軸に同軸になるようにコイル部220がロッド350内に配置されている。また、コイル部220から引き出された金属線の両端は、ロッド350の片方側の内側を経由して、発電機能付きダンパ41の外部に引き出されており、コイル部220で発生した誘導起電力に基づいて発生した電流を発電機能付きダンパ41の外部に設けられた電気機器等に供給する構成となっている(図示せず。)。
こうして形成された発電機能付きダンパ41はシリンダ10の中心軸方向にロッド350が往復移動する際、磁石粒子90がロッド350の外周面とシリンダ10の内周面との間の所定の隙間を移動する。具体的には、ロッド350の外周面に当接する磁石粒子90がロッド350の外周面との間に発生する摩擦力によってロッド350と共に移動する。このとき、シリンダ10の内周面とシリンダ10の内周面に当接する磁石粒子90との間、及び隣接する磁石粒子90同士の間にも摩擦力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ41はこうして生じる摩擦力に基づいて減衰力が発生する。
また、このとき、ロッド350の往復移動に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線がコイル部20内を貫通する数が変化するため、コイル部220に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ41はコイル部220で発電する。
このように、発電機能付きダンパ41は、ロッド350がシリンダ10の中心軸方向に往復移動する際、シリンダ10内に充填された磁石粒子90がシリンダ10内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ10内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、コイル部220内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部220には誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ41は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ41も良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、この発電機能付きダンパ41はロッド350内にコイル部220が配置されている。このため、ロッド350内に配置されたコイル部220が、シリンダ10内の磁石粒子90に対する位置が確実に変化することができる。このため、発電機能付きダンパ41は磁石粒子90が有する磁力線がコイル部220内を確実に通過する。これにより、発電機能付きダンパ41はコイル部220内を貫通する磁力線の数が変化し易く、コイル部220により大きな誘導起電力が発生し易くなる。
<実施形態6>
実施形態6の発電機能付きダンパ51は、図10(A)、(B)に示すように、シリンダ110の形状、ロッドガイド170の形状、ロッド450及び回転子35が軸周りであるシリンダ110の中心軸周りに回転する点、コイル部320の形状、及びコイル部320のシリンダ110に対する配置等が実施形態1〜5と相違する。他の構成は実施形態1〜5と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
シリンダ110は、図10(A)、(B)に示すように、両端が開口した筒状である。
ロッドガイド170である第1ロッドガイド171は円盤状であり、シリンダ110の一方の端面に他方の面を当接させてシリンダ110の一方側を閉鎖するようにシリンダ110に連結されている。第1ロッドガイド171の円盤状の中心には板厚方向に貫通して第1貫通孔171Aが設けられている。また、第1ロッドガイド171の他方の面側の第1貫通孔171Aには第1貫通孔171Aの内周面から内方向に平板状に伸びる第1付当て部171Bが形成されている。第1付当て部171Bの内径は後述するロッド450の外径より僅かに大きい。第1貫通孔171Aにはシールドベアリング60が嵌め込まれており、シールドベアリング60の片方の面が第1付当て部171Bの一方の面に当接している。
ロッドガイド170である第2ロッドガイド172は円盤状であり、シリンダ110の他方の端面に一方の面を当接させてシリンダ110の他方側を閉鎖するようにシリンダ110に連結されている。第2ロッドガイド172の円盤状の中心には板厚方向に貫通して第2貫通孔172Aが設けられている。また、板厚方向に貫通する第2貫通孔172Aの中間部には第2貫通孔172Aの内周面から内方向に平板状に伸びる第2付当て部172Bが形成されている。第2付当て部172Bの内径はロッド450の外径より僅かに大きい。また、第2貫通孔172Aの内径は、第2付当て部172Bの一方の面から第2ロッドガイド172の一方の面までの間(以降、第2貫通孔172Aの一方側という)に比べて、第2付当て部172Bの他方の面から第2ロッドガイド172の他方の面までの間(以降、第2貫通孔172Aの他方側という)の方が小さい。第2貫通孔172Aの他方側にはシールドベアリング60が嵌め込まれており、シールドベアリング60の片方の面が第2付当て部172Bの他方の面に当接している。
ロッドガイド170である第3ロッドガイド173は第1ロッドガイド171、及び第2ロッドガイド172より厚い円盤状である。また、第3ロッドガイド173は円盤状の外径がシリンダ110の内径とほぼ同じである。第3ロッドガイド173は円盤状の一方の面を第1ロッドガイド171の他方の面に当接させて、シリンダ110の一方の開口端部110Aに嵌め込まれて第1ロッドガイド171に連結されている。第3ロッドガイド173の円盤状の中心には板厚方向に貫通して第3貫通孔173Aが設けられている。また、第3ロッドガイド173の他方の面側の第3貫通孔173Aには第3貫通孔173Aの内周面から内方向に平板状に伸びる第3付当て部173Bが形成されている。第3付当て部173Bの内径は後述する回転子35の第1端部35Bの外径より僅かに大きい。
ロッドガイド170である第4ロッドガイド174は第1ロッドガイド171、及び第2ロッドガイド172より厚く、第3ロッドガイド173より薄い円盤状である。また、第4ロッドガイド174は円盤状の外径がシリンダ110の内径とほぼ同じである。第4ロッドガイド174は円盤状の他方の面を第2ロッドガイド172の一方の面に当接させて、シリンダ110の他方の開口端部110Aに嵌め込まれて第2ロッドガイド172に連結されている。第4ロッドガイド174の円盤状の中心には板厚方向に貫通して第4貫通孔174Aが設けられている。また、第4ロッドガイド174の一方の面側の第4貫通孔174Aには第4貫通孔174Aの内周面から内方向に平板状に伸びる第4付当て部174Bが形成されている。第4付当て部174Bの内径は回転子35の第2端部35Cの外径より僅かに大きい。
回転子35は中央部35A、第1端部35B、及び第2端部35Cを有している。中央部35Aは第3ロッドガイド173の他方の面と第4ロッドガイド174の一方の面との間に配置されており、シリンダ110の中心軸に直交する断面形状が正方形状をなしている(図10(B)参照。)。また、正方形状を形成する四つの面の内の隣り合う二面の間には稜(以降、稜という)が形成されている。
また、中央部35Aのシリンダ110の中心軸方向の両端のそれぞれにはシリンダ110の中心軸に直交する第1平面35Dが形成されている。
第1端部35B及び第2端部35Cはそれぞれが円柱状をなして、中央部130Aの2つの第1平面35Dのそれぞれの中央から互いに反対向きに伸びている。また、これら第1端部35B及び第2端部35Cの中央部35Aから離れた側にはシリンダ110の中心軸に直交する第2平面35Eが形成されている。
ロッド450は第1端部35B及び第2端部35Cの第2平面35Eの中央のそれぞれから伸びている。つまり、回転子35はロッド450に連結されている。ロッド450と第1端部35B及び第2端部35Cとは互いに同軸である。回転子35はシリンダ110内に配置されている。
ロッド450は第1ロッドガイド171、及び第2ロッドガイド172のそれぞれに嵌め込まれたシールドベアリング60を介して第1ロッドガイド171、及び第2ロッドガイド172に回転自在に連結されている。また、第1端部35B及び第2端部35Cのそれぞれは第3ロッドガイド173の第3貫通孔173Aの第3付当て部173B、及び第4ロッドガイド174の第4貫通孔174Aの第4付当て部174Bに回転自在に挿通されている。
また、第3ロッドガイド173の第3貫通孔173Aの内側にはスラストベアリング80が配置されており、第3付当て部173Bに挿通された第1端部35Bの第2平面35Eと第1ロッドガイド171の他方の面とでスラストベアリング80が挟まれている。また、第4ロッドガイド174の第4貫通孔174Aの内側にもスラストベアリング80が配置されており、第4付当て部174Bに挿通された第2端部35Cの第2平面35Eと第2ロッドガイド172の一方の面とでスラストベアリング80が挟まれている。これにより、ロッド450及び回転子35は共にシリンダ110の中心軸回りに回転自在である。
コイル部320は表面を絶縁膜で被覆した金属線を同軸に複数回巻いて、径方向に所定の幅を有し、円環状に束ねたものである。発電機能付きダンパ51はシリンダ110の外周面に4つのコイル部320がそれぞれの円環状の一端側をシリンダ110の外周面に沿うように配置されている。
こうして形成された発電機能付きダンパ51はシリンダ110の中心軸周りにロッド450及び回転子35が回転する際、シリンダ110内に充填された磁石粒子90が流動する。このとき、シリンダ110の内周面とシリンダ110の内周面に当接する磁石粒子90との間、隣接する磁石粒子90同士の間、及び回転子35の中央部35Aの表面と回転子35の表面に当接する磁石粒子90との間に摩擦力が発生する。また、磁石粒子90は回転する回転子35の中央部35Aによって押し潰される。このとき、回転子35の中央部35Aによって押し潰された磁石粒子90が発生する弾性反発力によって回転子35の中央部35Aを押し返す。つまり、発電機能付きダンパ51はこうして生じる摩擦力や、弾性反発力に基づいて回転子35が回転する方向と反対の方向に減衰力が発生する。
また、このとき、ロッド450及び回転子35の回転に伴って複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化することによって複数の磁石粒子90が形成する磁力線が4つのコイル部320内を貫通する数が変化するため、これらコイル部320に誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ51は4つのコイル部320で発電する。
このように、発電機能付きダンパ51は、ロッド450及び回転子35がシリンダ110の中心軸周りに回転する際、シリンダ110内に充填された磁石粒子90がシリンダ110内を移動することによって減衰力を発生する。
また、シリンダ110内を移動する複数の磁石粒子90が形成する磁力線の向きが変化すると、4つのコイル部320内を貫通する磁力線の数が変化する。これによりコイル部320には誘導起電力が発生する。つまり、発電機能付きダンパ51は発電する。
したがって、本発明の発電機能付きダンパ51も良好に減衰力を発生し、且つ良好に発電することができる。
また、発電機能付きダンパ51はシリンダ110に配置され、シリンダ110の中心軸周りに回転自在なロッド450に連結され、ロッド450と共にシリンダ110内で回転する回転子35を備えている。このため、ロッド450と回転子35とがシリンダ110の中心軸周りに回転する際、シリンダ110内に充填された磁石粒子90がロッド450と回転子35とが回転する方向に流動する。これにより、発電機能付きダンパ51はロッド450と回転子35とが回転する方向と反対の方向に減衰力を発生しつつ、コイル部320に誘導起電力を発生することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1〜6に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、3、5では、コイル部をシリンダの外周面や、ピストン内やロッド内にそれぞれ設けているが、コイル部をシリンダの外周面、ロッド、及びピストンに併設してもよい。
(2)実施形態1〜6では、磁石粒子が硬度60のエラストマであるシリコーンゴム製の弾性体であったが、磁性を有するものであれば他の材料であってもよく、また、これら材料を複合的に用いてもよい。また、磁石粒子の硬度がおよそ40〜90でもよい。また、弾性変形しない材料であってもよい。
(3)実施形態1〜6では、シリンダ内に充填する複数の磁石粒子の互いの大きさは一様であったが、複数種類の粒子径の磁石粒子をシリンダ内に充填してもよい。
(4)実施形態1〜6では、磁石粒子にネオジム(Nd)の粒子が含有されているが、磁性を有する材料であれば他の材料を含有してもよい。また、これら材料を複合的に含有してもよい。
(5)実施形態1〜6では、シリンダの開口端部のそれぞれからシリンダの外部にロッドが突出しているが、ピストン(回転子)の一方からロッドが突出して、ロッドがシリンダの一方の開口端部からシリンダの外部に突出していてもよい。
(6)実施形態1〜6では、円筒形状のコイル部が1つ設けられているが、コイル部を複数設けてもよい。
(7)実施形態6では、正方形状を形成する四つの面の内の隣り合う二面の間には稜が形成されているが、これら稜は厳密な角に限らず、面取りを施したり、二つの面を連続するように曲面で形成したりしてもよい。
10,110…シリンダ、20,120,220,320…コイル部、30,130,230…ピストン、35…回転子、40,140…磁石(永久磁石)、50,150,250,350,450,550…ロッド、90…磁石粒子
本発明の発電機能付きダンパは、ケース、ロッド、磁石粒子、及びコイル部を備えている。ケースは、軸方向に往復移動自在又は軸周りに回転自在なロッドが外部に突出している。磁石粒子は永久磁石の特性を有しており、複数がケース内に充填されている。コイル部はロッドの往復移動、又は軸周りの回転に伴って複数の磁石粒子が形成する磁力線の向きが変化することによって内部を貫通する磁力線の数が変化して誘導起電力が発生する。

Claims (8)

  1. ケースと、
    前記ケースから外部に突出し、軸方向に往復移動自在又は軸周りに回転自在なロッドと、
    前記ケース内に充填され、永久磁石の特性を有した複数の磁石粒子と、
    前記ロッドの往復移動、又は軸周りの回転に伴って複数の前記磁石粒子が形成する磁力線の向きが変化することによって前記コイル部内を貫通する前記磁力線の数が変化して誘導起電力が発生するコイル部と、
    を備えていることを特徴とする発電機能付きダンパ。
  2. 前記磁石粒子は弾性を有していることを特徴とする請求項1に記載の発電機能付きダンパ。
  3. 前記ロッド内に前記コイル部が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発電機能付きダンパ。
  4. 前記ロッド内に永久磁石が配置され、前記コイル部は前記ケースに配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発電機能付きダンパ。
  5. 前記ケース内に配置され、前記ロッドに連結されて前記ロッドと共に往復移動するピストンを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発電機能付きダンパ。
  6. 前記ピストン内に永久磁石が配置され、前記コイル部は前記ケースに配置されていることを特徴とする請求項5に記載の発電機能付きダンパ。
  7. 前記ピストン内に前記コイル部が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の発電機能付きダンパ。
  8. 前記ケース内に配置され、軸周りに回転自在な前記ロッドに連結され、前記ロッドと共にケース内を回転する回転子を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発電機能付きダンパ。
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