JP2018179214A - 流体圧制御装置およびこれを備えるフォークリフト - Google Patents

流体圧制御装置およびこれを備えるフォークリフト Download PDF

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Abstract

【課題】高負荷アクチュエータを安定して作動させる。【解決手段】流体圧制御装置100,200は、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量を制御する第1制御弁30と、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量をそれぞれ制御する第2制御弁40及び第3制御弁50と、リフトシリンダ15の負荷圧が導かれる第1負荷圧通路71と、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧が導かれる第2負荷圧通路72と、第1制御弁30と第2制御弁40との間において供給通路21に設けられる流量制限弁80と、を備え、流量制限弁80は、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧よりも大きい場合に作動油の通過流量を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、流体圧制御装置およびこれを備えるフォークリフトに関するものである。
特許文献1には、複数のアクチュエータの動作を制御する流体圧制御装置を備えたフォークリフトが開示されている。この流体圧制御装置では、ポンプで加圧された作動流体が流入する供給通路に対して、比較的負荷圧が高いリフトシリンダに供給される作動流体の流量を制御する高負荷制御弁と、比較的負荷圧が低いチルトシリンダやアタッチメントアクチュエータに供給される作動流体の流量をそれぞれ制御する複数の低負荷制御弁と、が上流側から順に接続されている。
特開2009−19661号公報
特許文献1に記載の流体圧制御装置では、リフトシリンダに作動流体を供給するのと同時にチルトシリンダやアタッチメントアクチュエータに作動流体を供給した場合、比較的負荷圧が低いチルトシリンダやアタッチメントアクチュエータに作動流体が流入しやすくなる。この結果、比較的負荷圧が高いリフトシリンダに供給される作動流体が不足し、リフトシリンダを所望の速度で作動させることが困難となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、高負荷アクチュエータを含む複数のアクチュエータに同時に作動流体が供給される場合であっても、高負荷アクチュエータを安定して作動させることを目的とする。
第1の発明は、アクチュエータの動作を制御する流体圧制御装置が、作動流体供給源から供給される作動流体が流入する供給通路と、作動流体が貯留されるタンクに接続される排出通路と、供給通路に接続され供給通路を通じてアクチュエータのうち最も負荷圧が高い高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を制御する高負荷制御弁と、高負荷制御弁よりも下流側において供給通路に接続され、供給通路を通じてアクチュエータのうち高負荷アクチュエータよりも負荷圧が低い低負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を制御する低負荷制御弁と、高負荷アクチュエータの負荷圧が導かれる第1負荷圧通路と、低負荷アクチュエータの負荷圧が導かれる第2負荷圧通路と、高負荷制御弁と低負荷制御弁との間において供給通路に設けられ、作動流体の通過流量を制限可能な流量制限弁と、を備え、流量制限弁は、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路に導かれる負荷圧よりも大きい場合に作動流体の通過流量を制限することを特徴とする。
第1の発明では、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高い高負荷アクチュエータに対して作動流体が供給されているときには、流量制限弁によって、負荷圧が低い低負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量が制限され、高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量が確保された状態となる。このため、高負荷アクチュエータに作動流体が供給されるのと同時に、低負荷アクチュエータに作動流体が供給される場合であっても、高負荷アクチュエータを安定して作動させることができる。
第2の発明は、流体圧制御装置が、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が導かれる最高負荷圧通路をさらに備え、流量制限弁には、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と、第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と、が導かれ、流量制限弁は、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動流体の通過流量を制限することを特徴とする。
第2の発明では、従来から流体圧制御装置に設けられている最高負荷圧通路の圧力が流量制限弁に導かれている。このように、従来から流体圧制御装置に設けられている通路を利用することで、流体圧制御装置の構成を簡素化することができるとともに、流体圧制御装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
第3の発明は、流量制限弁が、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、作動流体の通過流量を制限しないことを特徴とする。
第3の発明では、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、流量制限弁によって作動流体の通過流量が制限されない。つまり、低負荷アクチュエータにのみ作動流体が供給され、高負荷アクチュエータに対して作動流体が供給されていないときには、低負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量が制限されない。したがって、このようなときには、低負荷アクチュエータを安定して作動させることができる。
第4の発明は、流量制限弁が、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差が大きいほど、作動流体の通過流量を小さくすることを特徴とする。
第4の発明では、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差が大きくなるにつれて、作動流体の通過流量が小さくなる。このため、低負荷アクチュエータの負荷が高くなり、高負荷アクチュエータの負荷と低負荷アクチュエータの負荷との差が小さくなると、流量制限弁による流量制限が低減される。この結果、低負荷アクチュエータを安定して作動させることが可能となる。一方、高負荷アクチュエータの負荷が高くなり、高負荷アクチュエータの負荷と低負荷アクチュエータの負荷との差が大きくなると、流量制限弁による流量制限が大きくなる。この結果、高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量が確保され、高負荷アクチュエータを安定して作動させることが可能となる。
第5の発明は、排出通路と第2負荷圧通路とを連通させる絞り部をさらに備え、低負荷アクチュエータの負荷圧は、逆止弁を通じて第2負荷圧通路に導かれることを特徴とする。
第5の発明では、第2負荷圧通路に対して、低負荷アクチュエータの負荷圧が導かれる負荷圧取得通路が逆止弁を介して接続される。このため、低負荷アクチュエータの負荷圧を簡素な構成によって容易に第2負荷圧通路へと導くことができる。
第6の発明は、一対の流入口に第1負荷圧通路と第2負荷圧通路とがそれぞれ接続され、流出口に最高負荷圧通路が接続される高圧選択弁をさらに備え、最高負荷圧通路には、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が高圧選択弁を通じて導かれることを特徴とする。
第6の発明では、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が高圧選択弁を通じて最高負荷圧通路に導かれる。つまり、第1負荷圧通路は第2負荷圧通路と連通することがないため、高負荷アクチュエータに供給されるべき作動流体が第2負荷圧通路を通じて排出通路に流出してしまうことを防止することができる。
第7の発明は、作動流体供給源が、可変容量ポンプであり、最高負荷圧通路に導かれる負荷圧は、可変容量ポンプをロードセンシング制御するために用いられることを特徴とする。
第7の発明では、流量制限弁の作動に用いられる最高負荷圧通路の負荷圧が、作動流体供給源のロードセンシング制御にも用いられている。このように、負荷圧が導かれる通路を共用することによって、流体圧制御装置の構成を簡素化することができるとともに、流体圧制御装置の製造コストの上昇を抑制することができる。
第8の発明は、流量制限弁には、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と、第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と、が導かれ、流量制限弁は、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動流体の通過流量を制限することを特徴とする。
第8の発明では、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差に応じて、作動流体の通過流量が制限される。このため、高負荷アクチュエータの負荷の方が高い場合には流量制限弁により作動流体の通過流量を制限し、高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を確保することで、高負荷アクチュエータを安定して作動させることができるとともに、低負荷アクチュエータの負荷の方が高い場合には流量制限弁により作動流体の通過流量を制限せず、低負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を確保することで、低負荷アクチュエータを安定して作動させることができる。
第9の発明は、流量制限弁が、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路に導かれる負荷圧よりも大きいほど、作動流体の通過流量を小さくすることを特徴とする。
第9の発明では、第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差が大きくなるにつれて、作動流体の通過流量が小さくなる。このため、低負荷アクチュエータの負荷が比較的高くなり、高負荷アクチュエータの負荷と低負荷アクチュエータの負荷との差が小さくなると、流量制限弁による流量制限が低減される。この結果、低負荷アクチュエータを安定して作動させることが可能となる。一方、高負荷アクチュエータの負荷が高くなり、高負荷アクチュエータの負荷と低負荷アクチュエータの負荷との差が大きくなると、流量制限弁による流量制限が大きくなる。この結果、高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量が確保され、高負荷アクチュエータを安定して作動させることが可能となる。
第10の発明は、流体圧制御装置を備えたフォークリフトの高負荷制御弁が、フォークを昇降させるリフトシリンダに供給される作動流体の流量を制御する制御弁であることを特徴とする。
第10の発明では、フォークリフトのフォークを昇降させるリフトシリンダに対して作動流体が供給されているときには、流量制限弁によって、リフトシリンダに供給される作動流体の流量が確保された状態となる。このため、リフトシリンダによりフォークを安定して昇降させることができる。
本発明によれば、高負荷アクチュエータを含む複数のアクチュエータに同時に作動流体が供給される場合であっても、高負荷アクチュエータを安定して作動させることができる。
本発明の第1実施形態に係る流体圧制御装置の構成を示す概略図である。 本発明の第2実施形態に係る流体圧制御装置の構成を示す概略図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る流体圧制御装置100及びこれを備える流体圧システム10の構成について説明する。
流体圧制御装置100は、流体圧で作動するアクチュエータの動作を制御するものであり、流体圧システム10は、流体圧制御装置100及びアクチュエータを含むシステム全体を指し示すものである。以下では、流体圧システム10がフォークリフトの構成の一部である場合を例に説明する。
流体圧システム10は、作動流体としての作動油を貯留するタンク12と、図示しないエンジン又はモータによって駆動されタンク12内の作動油を吐出する作動流体供給源としてのポンプ11と、図示しないフォークを昇降させる高負荷アクチュエータとしてのリフトシリンダ15と、図示しないマストの傾斜角を変化させる低負荷アクチュエータとしてのチルトシリンダ16と、図示しない予備のアタッチメントを駆動する低負荷アクチュエータとしてのアタッチメントシリンダ17と、リフトシリンダ15,チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の動作を制御する流体圧制御装置100と、作業者の操作入力に応じて流体圧制御装置100を制御し、リフトシリンダ15,チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の作動状態を制御する図示しないコントローラと、を備える。
リフトシリンダ15は、シリンダチューブの内部をロッド側室15aと反ロッド側室15bとに区画するピストンを有する単動形シリンダである。リフトシリンダ15は、反ロッド側室15bに作動油が供給されることにより伸長しフォークを上昇させ、フォークの自重により反ロッド側室15bの作動油が排出されることで収縮しフォークを下降させる。
チルトシリンダ16は、シリンダチューブの内部をロッド側室16aと反ロッド側室16bとに区画するピストンを有する複動形シリンダである。チルトシリンダ16は、反ロッド側室16bに作動油が供給されロッド側室16aから作動油が排出されることにより伸長してマストを前傾させ、ロッド側室16aに作動油が供給され反ロッド側室16bから作動油が排出されることにより収縮してマストを後傾させる。
アタッチメントシリンダ17は、チルトシリンダ16と同様に、ロッド側室17aと反ロッド側室17bとを有する複動形シリンダであるため、その詳細な説明を省略する。アタッチメントシリンダ17により駆動されるアタッチメントは、例えば、フォークの間隔を調整するフォークポジショナー等である。なお、予備のアタッチメントを駆動する低負荷アクチュエータとしては、複動形シリンダに限定されず、回転型の流体圧モータであってもよい。また、流体圧システム10は、別のアタッチメントを駆動する低負荷アクチュエータをさらに備えていてもよい。
ポンプ11は、斜板式の可変容量ピストンポンプであり、レギュレータ13により図示しない斜板の傾きが変更されることで吐出容量が変化する。ポンプ11の吐出容量は、レギュレータ13に導かれるポンプ11の吐出圧と後述の最高負荷圧との差圧が所定の値となるように、いわゆるロードセンシング制御によって制御される。
流体圧制御装置100は、ポンプ11の吐出口に接続されポンプ11から供給される作動油が流入する供給通路21と、タンク12に接続される排出通路22と、供給通路21に第1分岐通路24aを通じて接続されリフトシリンダ15に対して給排される作動油の流れを制御する高負荷制御弁としての第1制御弁30と、第1制御弁30よりも下流側において第2分岐通路24bを通じて供給通路21に接続されチルトシリンダ16に対して給排される作動油の流れを制御する低負荷制御弁としての第2制御弁40と、第2制御弁40よりも下流側において第3分岐通路24cを通じて供給通路21に接続されアタッチメントシリンダ17に対して給排される作動油の流れを制御する低負荷制御弁としての第3制御弁50と、供給通路21から第1分岐通路24aが分岐する分岐部よりも上流側の供給通路21に設けられ所定の開弁圧で開弁する背圧弁60と、背圧弁60の上流側において供給通路21から分岐するパイロット通路61と、を備える。
第1制御弁30は、4ポート3ポジションの切換弁である。第1制御弁30は、リフトシリンダ15への作動油の給排を遮断する中立ポジション30aと、ポンプ11から吐出される作動油をリフトシリンダ15の反ロッド側室15bに導く供給ポジション30bと、リフトシリンダ15の反ロッド側室15bから排出される作動油をタンク12へ導く排出ポジション30cと、を有する。
供給ポジション30bでは、反ロッド側室15bに接続される反ロッド側通路38から分岐された反ロッド側供給通路36と供給通路21から分岐された第1分岐通路24aとが連通し、反ロッド側室15bに作動油が供給されることでリフトシリンダ15は伸長する。一方、排出ポジション30cでは、排出通路22に接続される第1排出通路25aと反ロッド側通路38から分岐された反ロッド側排出通路37とが連通し、反ロッド側室15b内の作動油が排出通路22へと排出されることでリフトシリンダ15は収縮する。
また、中立ポジション30aでは、反ロッド側供給通路36と第1排出通路25aとが微小連通路31を通じて部分的に連通する。反ロッド側供給通路36には、反ロッド側室15bに向かう作動油の流れのみを許容し反対方向に向かう流れを遮断する逆止弁36aが設けられているため、中立ポジション30aにおいて反ロッド側室15b内の作動油が微小連通路31を通じて排出通路22へと排出されることは阻止される。
また、第1制御弁30は、図示しないスプールの両端に臨む一対のパイロット圧室32a,32bと、パイロット通路61を通じて導かれる作動油圧を減圧して一対のパイロット圧室32a,32bにそれぞれ導く比例ソレノイド式の減圧弁33a,33bと、スプールの両端に設けられる一対のセンタリングスプリング34a,34bと、を有する。
図示しない操作レバーを介して作業者によりフォークの昇降操作が行われると、操作に応じて第1制御弁30のいずれか一方の減圧弁33a,33bが駆動され、一方のパイロット圧室32a,32bに減圧されたパイロット圧が導かれる。これにより、第1制御弁30は、作業者の操作に応じた位置に切り換えられる。なお、作業者によりフォークの昇降操作が行われていないときには、一対のパイロット圧室32a,32bへのパイロット圧の供給が減圧弁33a,33bによって遮断され、第1制御弁30は、センタリングスプリング34a,34bの付勢力によって中立ポジション30aに保持される。
第2制御弁40は、6ポート3ポジションの切換弁である。第2制御弁40は、チルトシリンダ16への作動油の給排を遮断する中立ポジション40aと、ポンプ11から吐出される作動油をチルトシリンダ16に導いてチルトシリンダ16を伸縮作動させる作動ポジションと、を有する。作動ポジションには、チルトシリンダ16を伸長させる伸長ポジション40bと、チルトシリンダ16を収縮させる収縮ポジション40cと、が含まれる。
伸長ポジション40bでは、チルトシリンダ16の反ロッド側室16bに接続される反ロッド側通路46と供給通路21から分岐された第2分岐通路24bとが連通するとともに、チルトシリンダ16のロッド側室16aに接続されるロッド側通路47と排出通路22に接続される第2排出通路25bとが連通する。これにより反ロッド側室16bに作動油が供給されるとともに、ロッド側室16a内の作動油が排出通路22へと排出されることでチルトシリンダ16は伸長する。
一方、収縮ポジション40cでは、反ロッド側通路46と第2排出通路25bとが連通するとともに、ロッド側通路47と第2分岐通路24bとが連通する。これによりロッド側室16a内に作動油が供給されるとともに、反ロッド側室16b内の作動油が排出通路22へと排出されることでチルトシリンダ16は収縮する。
また、第2制御弁40は、第1制御弁30と同様に、図示しないスプールの両端に臨む一対のパイロット圧室42a,42bと、パイロット通路61を通じて導かれる作動油圧を減圧してパイロット圧室42a,42bに導く比例ソレノイド式の減圧弁43a,43bと、スプールの両端に設けられる一対のセンタリングスプリング44a,44bと、をさらに有する。
図示しない操作レバーを介して作業者によりマストのチルト操作が行われると、操作に応じて第2制御弁40のいずれか一方の減圧弁43a,43bが駆動され、一方のパイロット圧室42a,42bに減圧されたパイロット圧が導かれる。これにより、第2制御弁40は、作業者の操作に応じた位置に切り換えられる。なお、作業者によりチルト操作が行われていないときには、一対のパイロット圧室42a,42bへのパイロット圧の供給が減圧弁43a,43bによって遮断され、第2制御弁40は、センタリングスプリング44a,44bの付勢力によって中立ポジション40aに保持される。
第3制御弁50は、第2制御弁40と同様の6ポート3ポジションの切換弁であり、第2制御弁40と同様に作動するものであるため、その詳細な説明を省略する。図示しない操作レバーを介して作業者により予備アタッチメントの操作が行われると、操作に応じて第3制御弁50のいずれか一方の減圧弁53a,53bが駆動され、一方のパイロット圧室52a,52bに減圧されたパイロット圧が導かれる。これにより、第3制御弁50は、作業者の操作に応じた位置に切り換えられる。
背圧弁60は、ポンプ11から各制御弁30,40,50へと向かう作動油の流れのみを許容するチェック弁である。背圧弁60は、ポンプ11から供給通路21に流入する作動油の圧力が所定の圧力よりも大きくなると開弁し、ポンプ11から吐出される作動油を各制御弁30,40,50へと導くように供給通路21を開放する。供給通路21からパイロット通路61が分岐する分岐部よりも下流側に背圧弁60が設けられることで、ポンプ11が始動される際、すなわち、流体圧システム10が始動される際に、直ちにパイロット通路61内の圧力が上昇することになる。このように、パイロット圧を供給するポンプをポンプ11とは別に備えていない場合であっても、始動時において十分なパイロット圧が確保されるため、各制御弁30,40,50を常に安定して作動させることができる。なお、パイロット通路61には図示しない減圧弁が設けられており、パイロット通路61には、供給通路21の圧力が減圧され所定のパイロット圧となった作動油が供給される。
流体圧制御装置100は、さらに、リフトシリンダ15の負荷圧が導かれる第1負荷圧通路71と、チルトシリンダ16の負荷圧及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧の高い方の負荷圧が導かれる第2負荷圧通路72と、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧を選択する高圧選択弁としてのシャトル弁73と、シャトル弁73で選択された負荷圧が導かれる最高負荷圧通路78と、を備える。
換言すると、第1負荷圧通路71には、流体圧制御装置100により制御される複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高い高負荷アクチュエータであるリフトシリンダ15の負荷圧が導かれ、第2負荷圧通路72には、リフトシリンダ15よりも負荷圧が低い複数の低負荷アクチュエータであるチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷圧のうちの最も高い負荷圧が導かれる。そして、最高負荷圧通路78には、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧、すなわち、流体圧制御装置100により制御される複数のアクチュエータの負荷圧の中で最も高い負荷圧が導かれる。
第1負荷圧通路71は、リフトシリンダ15に供給される作動油が流れる反ロッド側供給通路36に接続される。第1負荷圧通路71が反ロッド側供給通路36に接続される位置は、逆止弁36aが設けられる位置よりも第1制御弁30側である。このため、第1負荷圧通路71は、第1制御弁30が中立ポジション30aに切り換えられると、微小連通路31及び第1排出通路25aを通じて排出通路22と連通し、第1制御弁30が排出ポジション30cに切り換えられると、反ロッド側排出通路37及び第1排出通路25aを通じて排出通路22と連通する。つまり、リフトシリンダ15に対して作動油が供給されていないとき、第1負荷圧通路71の圧力は排出通路22の圧力と同じ大きさになる。
第2負荷圧通路72には、チルトシリンダ16に供給される作動油の圧力が導かれる第1負荷圧取得通路74と、アタッチメントシリンダ17に供給される作動油の圧力が導かれる第2負荷圧取得通路76と、がそれぞれ逆止弁75,77を介して接続される。このため、第2負荷圧通路72には、逆止弁75,77を介してチルトシリンダ16の負荷圧及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧の高い方の負荷圧が導かれる。
このように第2負荷圧通路72に対して、逆止弁75,77を介してチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧が導かれる負荷圧取得通路74,76を並列に接続することで、複数の低負荷アクチュエータの負荷圧の中から最も高い負荷圧を容易に第2負荷圧通路72へと導くことができる。
ここで、チルトシリンダ16の負荷圧及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧は、逆止弁75,77を介して第2負荷圧通路72に導かれるため、チルトシリンダ16の負荷圧及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧が低下した後も、第2負荷圧通路72内には比較的圧力が高い従前の負荷圧がこもった状態になるおそれがある。このため、絞り部としてのオリフィス79を通じて第2負荷圧通路72と排出通路22とを連通しておくことにより、逆止弁75,77を通じてチルトシリンダ16の負荷圧またはアタッチメントシリンダ17の負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれていないときには、オリフィス79を通じて第2負荷圧通路72内の作動油を排出通路22に徐々に排出させることで第2負荷圧通路72内の圧力を徐々に低下させている。
シャトル弁73は、一対の流入口にそれぞれ接続される第1負荷圧通路71と第2負荷圧通路72とのうち圧力が高い方の通路を、流出口に接続される最高負荷圧通路78と連通させる、いわゆる高圧選択弁である。第1負荷圧通路71と最高負荷圧通路78とが連通するときには、第2負荷圧通路72が接続される流入口が閉塞され、第2負荷圧通路72と最高負荷圧通路78とが連通するときには、第1負荷圧通路71が接続される流入口が閉塞される。
最高負荷圧通路78は、ポンプ11の吐出圧を外部へと導く吐出圧通路28とともに、流体圧制御装置100の外部に設けられたレギュレータ13に接続される。最高負荷圧通路78を通じてレギュレータ13に導かれた負荷圧と吐出圧通路28を通じてレギュレータ13に導かれたポンプ11の吐出圧とは、上述のようにポンプ11をロードセンシング制御するために用いられる。
ここで、シャトル弁73を用いることなく、第1負荷圧通路71を、第1負荷圧取得通路74や第2負荷圧取得通路76と同様に逆止弁を介して第2負荷圧通路72に接続することで、第2負荷圧通路72を最高負荷圧通路とすることも考えられる。しかしながら、上述のように、第2負荷圧通路72は、オリフィス79を通じて排出通路22に連通させる必要がある。このため、逆止弁を介して第1負荷圧通路71を第2負荷圧通路72に接続させると、リフトシリンダ15のみに作動油が供給されリフトシリンダ15の負荷圧が高くなった場合に、リフトシリンダ15に供給されるべき作動油が第1負荷圧通路71,第2負荷圧通路72及びオリフィス79を通じて排出通路22に流出し、結果としてリフトシリンダ15の作動速度が低下してしまうおそれがある。
このような状態を避けるために、本実施形態において第1負荷圧通路71と第2負荷圧通路72とは、上述のようにシャトル弁73を介して接続されている。リフトシリンダ15の負荷圧がチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧よりも高くなった場合、すなわち、第1負荷圧通路71内の圧力が第2負荷圧通路72内の圧力よりも高くなった場合、シャトル弁73は、第2負荷圧通路72が接続される流入口を閉塞し、第1負荷圧通路71と最高負荷圧通路78とを連通させる。このため、第1負荷圧通路71が第2負荷圧通路72に連通する状態となることはなく、リフトシリンダ15に供給されるべき作動油が第2負荷圧通路72を通じて排出通路22に流出してしまうことは阻止される。
流体圧制御装置100は、さらに、供給通路21から第1分岐通路24aが分岐する分岐部と供給通路21から第2分岐通路24bが分岐する分岐部との間の供給通路21に設けられる流量制限弁80と、流量制限弁80の上流側において供給通路21と排出通路22とを接続する第1接続通路26と、第1接続通路26に設けられ供給通路21内の圧力を所定の大きさに制限可能な第1リリーフ弁27と、流量制限弁80よりも下流側において供給通路21と排出通路22とを接続する第2接続通路91と、第2接続通路91に設けられ供給通路21内の圧力を所定の大きさに制限可能な第2リリーフ弁92と、第2リリーフ弁92と直列に第2接続通路91に設けられる開閉弁93と、を備える。流量制限弁80が設けられることで、供給通路21は、流量制限弁80よりも上流側であって第1制御弁30に作動油を供給する高負荷側供給通路21aと、流量制限弁80よりも下流側であって第2制御弁40及び第3制御弁50に作動油を供給する低負荷側供給通路21bと、に分けられる。
流量制限弁80は、第2制御弁40及び第3制御弁50に向う作動油の流れを制限することなく許容する開放位置80aと、第2制御弁40及び第3制御弁50に向かって流れる作動油の流量を制限する制限位置80bと、を有する。開放位置80aにおける流路断面積は、流量制限弁80を通過する作動油に対して抵抗が付与されないように、供給通路21の流路断面積と同等またはそれ以上の大きさに設定される。一方、制限位置80bにおける流路断面積は、流量制限弁80を通過する作動油に対して抵抗が付与されることで流量制限弁80を通過する作動油の流量が制限されるように、供給通路21の流路断面積よりも小さく設定される。
流量制限弁80の位置は、最高負荷圧通路78に接続される第1パイロット通路82を通じて導かれる最高負荷圧通路78の圧力と、第2負荷圧通路72に接続される第2パイロット通路83を通じて導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、スプリング84の付勢力と、に応じて切り換わる。
具体的には、第1パイロット通路82を通じて導かれる最高負荷圧通路78の圧力による付勢力は、流量制限弁80の位置を制限位置80bとする方向に作用し、第2パイロット通路83を通じて導かれる第2負荷圧通路72の圧力による付勢力及びスプリング84の付勢力は、流量制限弁80の位置を開放位置80aとする方向に作用する。
したがって、最高負荷圧通路78の圧力による付勢力が第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力を上回れば、流量制限弁80の位置は制限位置80bに切り換わり、第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力が最高負荷圧通路78の圧力による付勢力を上回れば、流量制限弁80の位置は開放位置80aに切り換わる。
また、最高負荷圧通路78の圧力と第2負荷圧通路72の圧力とが同じ大きさであるときは、流量制限弁80の位置は、スプリング84の付勢力によって開放位置80aに保持される。つまり、スプリング84の荷重は、最高負荷圧通路78の圧力と第2負荷圧通路72の圧力とが同じ大きさであるときに、流量制限弁80の位置を開放位置80aに確実に保持できる程度の大きさに設定される。
第1リリーフ弁27及び第2リリーフ弁92は、共に供給通路21内の圧力を制限する圧力制限弁である。第1リリーフ弁27は、供給通路21内の圧力が所定の第1設定圧力に達した場合に第1接続通路26を開放することにより供給通路21内の圧力を制限している。第1リリーフ弁27の制限圧力である第1設定圧力は、アクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15の許容圧力を超えない範囲で設定される。
第2リリーフ弁92は、供給通路21内の圧力が所定の第2設定圧力に達した場合に第2接続通路91を開放することにより供給通路21内の圧力を制限している。第2リリーフ弁92の制限圧力である第2設定圧力は、アクチュエータのうち比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の許容圧力を超えない範囲で設定される。一般的に負荷圧が低いアクチュエータの許容圧力よりも負荷圧が高いアクチュエータの許容圧力の方が高いため、第1設定圧力は、第2設定圧力より高い圧力に設定される。
開閉弁93は、第2接続通路91を開閉する弁体であって、閉位置93aと開位置93bとを有する。閉位置93aでは、供給通路21の作動油が第2リリーフ弁92に導かれない状態とし、開位置93bでは、供給通路21の作動油が第2リリーフ弁92に導かれる状態とする。つまり、開閉弁93が開位置93bにあるときには、第2リリーフ弁92によって供給通路21内の圧力が制限され、開閉弁93が閉弁しているときには、第2リリーフ弁92による供給通路21内の圧力の制限は行われず、このときの供給通路21内の圧力の制限は、上述の第1リリーフ弁27によって行われる。
開閉弁93の位置は、第2負荷圧通路72に接続される第1パイロット通路94を通じて導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、排出通路22に接続される第2パイロット通路96を通じて導かれる排出通路22の圧力と、スプリング97の付勢力と、に応じて切り換わる。
具体的には、第1パイロット通路94を通じて導かれる第2負荷圧通路72の圧力による付勢力は、開閉弁93の位置を開位置93bとする方向に作用し、第2パイロット通路96を通じて導かれる排出通路22の圧力による付勢力及びスプリング97の付勢力は、開閉弁93の位置を閉位置93aとする方向に作用する。
したがって、第2負荷圧通路72の圧力による付勢力が排出通路22の圧力による付勢力とスプリング97の付勢力との合力を上回れば、開閉弁93の位置は開位置93bに切り換わり、排出通路22の圧力による付勢力とスプリング97の付勢力との合力が第2負荷圧通路72の圧力による付勢力を上回れば、開閉弁93の位置は閉位置93aに切り換わる。つまり、開閉弁93は、第2負荷圧通路72の圧力が所定値以上となったときに開弁し、第2負荷圧通路72の圧力が所定値より小さいときには閉弁する。
また、第2負荷圧通路72の圧力が排出通路22の圧力と同じ大きさであるときは、開閉弁93の位置は、スプリング97の付勢力によって閉位置93aに保持される。つまり、スプリング97の荷重は、第2負荷圧通路72の圧力と排出通路22の圧力とが同じ大きさであるときに、開閉弁93の位置を閉位置93aに確実に保持できる程度の大きさに設定される。
また、開閉弁93に第2負荷圧通路72の圧力を導く第1パイロット通路94には、絞り95が設けられる。このため、第2負荷圧通路72の圧力が急上昇したとしても、開閉弁93に対する第2負荷圧通路72の圧力の作用が絞り95によって制限されるため、開閉弁93は徐々に開位置93bに切り換わることになる。この結果、第2リリーフ弁92に対して作動油が徐々に導かれ、供給通路21内の圧力は大きく変動することなく第2リリーフ弁92によって安定して制限される。また、第2負荷圧通路72の圧力が急激に低下したとしても、開閉弁93側から第2負荷圧通路72への作動油の流出が絞り95によって制限されるため、開閉弁93は徐々に閉位置93aに切り換わることになる。このように絞り95を第1パイロット通路94に設けたことにより、第2負荷圧通路72の圧力が急激に変動した場合であっても、開閉弁93が急激に切り換わることが防止される。
次に、上記構成を備えた流体圧制御装置100及び流体圧システム10の作動について説明する。
まず、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15にのみ作動油が供給される場合について説明する。
第1制御弁30が供給ポジション30bに切り換えられ、反ロッド側供給通路36及び反ロッド側通路38を通じてリフトシリンダ15に作動油が供給されると、リフトシリンダ15が伸長し、フォーク及びフォークに載せられた荷物が上昇する。このとき、第1負荷圧通路71には、フォーク及びフォークに載せられた荷物等の荷重に応じたリフトシリンダ15の負荷圧が導かれる。一方で、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17には作動油が供給されていないため、第2負荷圧通路72には負荷圧が導かれず、第2負荷圧通路72の圧力は排出通路22の圧力に等しくなる。このため、シャトル弁73において第1負荷圧通路71と最高負荷圧通路78とが連通され、リフトシリンダ15の負荷圧が最高負荷圧としてレギュレータ13へと導かれる。レギュレータ13へと導かれたリフトシリンダ15の負荷圧は、吐出圧通路28を通じてレギュレータ13に導かれたポンプ11の吐出圧とともに、ポンプ11をロードセンシング制御するために用いられ、ポンプ11の吐出圧とリフトシリンダ15の負荷圧との差圧が所定の大きさとなるようにポンプ11の斜板の傾転角、すなわち、ポンプ11の吐出容量がレギュレータ13によって制御される。
このとき、第1パイロット通路82を通じて流量制限弁80に導かれる最高負荷圧通路78の圧力と、第2パイロット通路83を通じて流量制限弁80に導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、を比較すると最高負荷圧通路78の圧力の方が高い。このため、流量制限弁80は、制限位置80bへと切り換えられる。
流量制限弁80が制限位置80bに切り換えられると、第2制御弁40及び第3制御弁50に向かって流れる作動油の流量が制限される。しかし、第2制御弁40及び第3制御弁50はともに中立ポジション40a,50aにあり、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17には作動油が供給されていないため、流量制限弁80による流量制限がチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の作動に影響を及ぼすことはない。
また、このとき、第1パイロット通路94を通じて開閉弁93に導かれる第2負荷圧通路72の圧力は、第2パイロット通路96を通じて開閉弁93に導かれる排出通路22の圧力と等しくなるため、開閉弁93は、スプリング97の付勢力によって閉位置93aに保持される。このため、供給通路21の圧力は、第1リリーフ弁27によって制限される。この場合、低負荷側供給通路21bの圧力は、比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の許容圧力を超えるおそれがあるが、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17には作動油が供給されていないため、第1リリーフ弁27による圧力制限がチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の安全性に影響を及ぼすことはない。
一方で、供給通路21の圧力が第1リリーフ弁27によって制限されることで、第1制御弁30に供給される作動油の圧力は、リフトシリンダ15の許容圧力を超えない圧力に制限される。このため、リフトシリンダ15を安全に作動させることができる。
続いて、複数のアクチュエータのうち比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16にのみ作動油が供給される場合について説明する。
第2制御弁40が伸長ポジション40bまたは収縮ポジション40cに切り換えられ、反ロッド側通路46またはロッド側通路47を通じてチルトシリンダ16に作動油が供給されると、チルトシリンダ16が伸縮し、マストの傾きが変化する。このとき、第2負荷圧通路72には、第1負荷圧取得通路74を通じてチルトシリンダ16の負荷圧が導かれる。一方で、リフトシリンダ15には作動油が供給されていないため、第1負荷圧通路71には負荷圧が導かれず、第1負荷圧通路71の圧力は排出通路22の圧力に等しくなる。このため、シャトル弁73において第2負荷圧通路72と最高負荷圧通路78とが連通され、チルトシリンダ16の負荷圧が最高負荷圧としてレギュレータ13へと導かれる。レギュレータ13へと導かれたチルトシリンダ16の負荷圧は、吐出圧通路28を通じてレギュレータ13に導かれたポンプ11の吐出圧とともに、ポンプ11をロードセンシング制御するために用いられ、ポンプ11の吐出圧とチルトシリンダ16の負荷圧との差圧が所定の大きさとなるようにポンプ11の斜板の傾転角、すなわち、ポンプ11の吐出容量がレギュレータ13によって制御される。
このとき、第1パイロット通路82を通じて流量制限弁80に導かれる最高負荷圧通路78の圧力は、第2パイロット通路83を通じて流量制限弁80に導かれる第2負荷圧通路72の圧力と等しくなる。このため、流量制限弁80は、スプリング84の付勢力によって開放位置80aに保持される。流量制限弁80が開放位置80aにある場合、第2制御弁40及び第3制御弁50に向かって流れる作動油の流量が制限されないため、チルトシリンダ16を通常通り所望の速度で作動させることができる。
また、このとき、第1パイロット通路94を通じて開閉弁93に導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、第2パイロット通路96を通じて開閉弁93に導かれる排出通路22の圧力と、を比較すると第2負荷圧通路72の圧力の方が高いため、開閉弁93は、開位置93bへと切り換えられる。このため、供給通路21の圧力は、第2リリーフ弁92によって制限される。したがって、低負荷側供給通路21bから第2制御弁40に供給される作動油の圧力は、チルトシリンダ16の許容圧力を超えない圧力に制限されるため、チルトシリンダ16を安全に作動させることができる。
なお、チルトシリンダ16に代えて、アタッチメントシリンダ17に作動油が供給される場合や、チルトシリンダ16に加えてアタッチメントシリンダ17にも作動油が供給される場合、チルトシリンダ16と同様に、アタッチメントシリンダ17も通常通り所望の速度で作動させることができる。
次に、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15と比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16とに対して同時に作動油が供給される場合について説明する。
第1制御弁30が供給ポジション30bに切り換えられ、反ロッド側供給通路36及び反ロッド側通路38を通じてリフトシリンダ15に作動油が供給されると、リフトシリンダ15が伸長し、フォーク及びフォークに載せられた荷物が上昇する。これと同時に、第2制御弁40が伸長ポジション40bまたは収縮ポジション40cに切り換えられ、反ロッド側通路46またはロッド側通路47を通じてチルトシリンダ16に作動油が供給されると、チルトシリンダ16が伸縮し、マストの傾きが変化する。
このとき、第1負荷圧通路71には、リフトシリンダ15の負荷圧が導かれる一方、第2負荷圧通路72にはチルトシリンダ16の負荷圧が導かれる。通常、チルトシリンダ16の負荷圧よりもリフトシリンダ15の負荷圧の方が大きいため、シャトル弁73において第1負荷圧通路71と最高負荷圧通路78とが連通され、リフトシリンダ15の負荷圧が最高負荷圧としてレギュレータ13へと導かれる。レギュレータ13へと導かれたリフトシリンダ15の負荷圧は、吐出圧通路28を通じてレギュレータ13に導かれたポンプ11の吐出圧とともに、ポンプ11をロードセンシング制御するために用いられ、ポンプ11の吐出圧とリフトシリンダ15の負荷圧との差圧が所定の大きさとなるようにポンプ11の斜板の傾転角、すなわち、ポンプ11の吐出容量がレギュレータ13によって制御される。
また、このとき、第1パイロット通路82を通じて流量制限弁80に導かれる最高負荷圧通路78の圧力と、第2パイロット通路83を通じて流量制限弁80に導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、を比較すると最高負荷圧通路78の圧力の方が高い。このため、流量制限弁80は、制限位置80bへと切り換えられる。
流量制限弁80が制限位置80bに切り換えられると、第2制御弁40及び第3制御弁50に向かって流れる作動油の流量が制限されるため、チルトシリンダ16の作動速度は通常よりも低下する。しかし、チルトシリンダ16は、比較的負荷圧が低く、シリンダ容量もリフトシリンダ15と比較して小さいため、流量が制限された場合であっても大幅に作動速度が低下することは避けられる。
なお、第2制御弁40及び第3制御弁50に向かって流れる作動油の流量をどの程度に制限するかは、制限位置80bにおいて作動油が通過可能な流路断面積の大きさによって変化する。このため、制限位置80bでの流路断面積の大きさは、第2制御弁40及び第3制御弁50に対して、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17を最低限の作動速度で作動させることができる程度の作動油が供給されるように設定されることが好ましい。
一方で、流量制限弁80によって、流量制限弁80の下流側への作動油の供給を制限したことによって、流量制限弁80よりも上流側では作動油の供給が確保される。つまり、流量制限弁80よりも上流側において供給通路21から作動油が供給されるリフトシリンダ15に対しては、十分な作動油が供給される。この結果、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15と、比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16と、に対して同時に作動油が供給される場合であっても、リフトシリンダ15を安定して作動させることが可能となる。
また、このとき、第1パイロット通路94を通じて開閉弁93に導かれる第2負荷圧通路72の圧力と、第2パイロット通路96を通じて開閉弁93に導かれる排出通路22の圧力と、を比較すると第2負荷圧通路72の圧力の方が高いため、開閉弁93は、開位置93bへと切り換えられる。このため、流量制限弁80よりも下流側の低負荷側供給通路21bの圧力は、第2リリーフ弁92によって制限される。したがって、第2制御弁40に供給される作動油の圧力は、チルトシリンダ16の許容圧力を超えない圧力に制限されるため、チルトシリンダ16を安全に作動させることができる。
一方で、流量制限弁80よりも上流側の高負荷側供給通路21aの圧力は、第1リリーフ弁27によって制限される。このため、第1制御弁30に供給される作動油の圧力は、リフトシリンダ15の許容圧力を超えない圧力に制限されるため、リフトシリンダ15を安全に作動させることができる。
このように、第2リリーフ弁92と供給通路21とが連通する状態であっても、高負荷側供給通路21aの圧力は、第2リリーフ弁92ではなく、第1リリーフ弁27によって制限される。このため、比較的負荷圧が高いリフトシリンダ15に対して、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の許容圧力を超えるような比較的高圧の作動油を供給することが可能となる。この結果、リフトシリンダ15とチルトシリンダ16とに対して同時に作動油が供給される場合であっても、リフトシリンダ15の作動応答性を向上させることができる。
なお、チルトシリンダ16に代えて、アタッチメントシリンダ17に作動油が供給される場合や、チルトシリンダ16に加えてアタッチメントシリンダ17にも作動油が供給される場合であっても、同様に流量制限弁80よりも上流側では作動油の供給が確保されるため、リフトシリンダ15を安定して作動させることができる。
また、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15にのみ作動油が供給されている最中に、比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16に対しても作動油の供給が開始されたときや、複数のアクチュエータのうち比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16にのみ作動油が供給されている最中に、負荷圧が高いリフトシリンダ15に対しても作動油の供給が開始されたときも、上述のように、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15と比較的に負荷圧が低いチルトシリンダ16とに対して同時に作動油が供給されているときと同じ状態となる。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
流体圧制御装置100では、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15に対して作動油が供給されているときには、流量制限弁80によって、比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量が制限され、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量が確保された状態となる。このため、負荷圧が高いリフトシリンダ15に作動油が供給されるのと同時に、負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に作動油が供給される場合であっても、リフトシリンダ15を安定して作動させることができる。
<第2実施形態>
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る流体圧制御装置200について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
流体圧制御装置200の基本的な構成は、上記実施形態に係る流体圧制御装置100と同様である。流体圧制御装置200は、流量制限弁80の位置を制限位置80bとする方向に作用する圧力を導く第1パイロット通路182が、最高負荷圧通路78ではなく、第1負荷圧通路71に接続される点でのみ流体圧制御装置100と相違する。
具体的には、第1パイロット通路182を通じて導かれる第1負荷圧通路71の圧力による付勢力が、流量制限弁80の位置を制限位置80bとする方向に作用し、第2パイロット通路83を通じて導かれる第2負荷圧通路72の圧力による付勢力及びスプリング84の付勢力が、流量制限弁80の位置を開放位置80aとする方向に作用する。
したがって、第1負荷圧通路71の圧力による付勢力が第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力を上回れば、流量制限弁80の位置は制限位置80bに切り換わり、第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力が第1負荷圧通路71の圧力による付勢力を上回れば、流量制限弁80の位置は開放位置80aに切り換わる。
ここで、リフトシリンダ15に作動油が供給され、第1負荷圧通路71の圧力による付勢力が第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力を上回り、流量制限弁80の位置が制限位置80bとなるとき、最高負荷圧通路78には、シャトル弁73を通じて第1負荷圧通路71の圧力が導かれる。
このように、流体圧制御装置200において流量制限弁80の位置が制限位置80bとなるときの最高負荷圧通路78の圧力は、第1負荷圧通路71の圧力と同じ大きさとなる。つまり、流体圧制御装置200では、上記第1実施形態と同様に、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧よりも大きい場合には、流量制限弁80の位置が制限位置80bに切り換わり、作動油の通過流量が制限される。
一方、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17のみに作動油が供給され、第2負荷圧通路72の圧力による付勢力とスプリング84の付勢力との合力が第1負荷圧通路71の圧力による付勢力を上回り、流量制限弁80の位置が開放位置80aとなるとき、最高負荷圧通路78には、シャトル弁73を通じて第2負荷圧通路72の圧力が導かれる。
このように、流体圧制御装置200において流量制限弁80の位置が開放位置80aとなるときの最高負荷圧通路78の圧力は、第2負荷圧通路72の圧力と同じ大きさとなる。つまり、流体圧制御装置200では、上記第1実施形態と同様に、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、流量制限弁80の位置が開放位置80aに切り換わり、作動油の通過流量は制限されない。
したがって、第2実施形態における流量制限弁80は、上記第1実施形態の流量制限弁80と同じ条件でその位置が切り換わることから、第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、上記各実施形態の変形例について説明する。
上記各実施形態では、背圧弁60はチェック弁である。これに限らず、背圧弁は、所定の流路抵抗を付与する切換弁等であってもよい。
また、上記各実施形態では、流量制限弁80は、作動油の流れを制限しない開放位置80aと、作動油の流れを制限する制限位置80bと、の二つの位置を有している。これに限らず、流量制限弁80は、開放位置80aと制限位置80bとの間において、作動油が通過可能な流路断面積が制限位置80bに向かって徐々に小さくなるものであってもよい。
この場合、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差が大きくなるについて、作動油の通過流量が徐々に制限されることになる。このため、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷が比較的高くなった場合には、流量制限弁80による流量制限が低減されることで、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17を安定して作動させることが可能となる。一方、リフトシリンダ15の負荷が非常に大きい場合には、流量制限弁80による流量制限が最大となり、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量を最低限まで低下させることで、リフトシリンダ15を安定して作動させることが可能となる。
また、上記各実施形態では、流量制限弁80は作動油の圧力によって変位するものである。これに代えて、流量制限弁80はソレノイドによって変位するものであってもよい。この場合、最高負荷圧通路78の圧力と第2負荷圧通路72の圧力との差圧を検出する差圧センサを設け、差圧センサの出力値に応じてソレノイドを駆動させることで、上記実施形態と同様に作動油の通過流量を制限することができる。また、この場合、最高負荷圧通路78の圧力と第2負荷圧通路72の圧力との差圧に対して、流量制限弁80の変位量を段階的または曲線的に変化させることもできる。なお、差圧センサに代えて、最高負荷圧通路78の圧力を検出する圧力センサと第2負荷圧通路72の圧力を検出する圧力センサとを設けてもよい。
また、上記各実施形態では、開閉弁93は作動油の圧力によって開閉するものである。これに代えて、開閉弁93はソレノイドによって開閉するものであってもよい。この場合、第2負荷圧通路72の圧力と排出通路22の圧力との差圧を検出する差圧センサを設け、差圧センサの出力値に応じてソレノイドを駆動させることで、上記実施形態と同様に第2接続通路91の開閉を制御することができる。なお、差圧センサに代えて、第2負荷圧通路72の圧力を検出する圧力センサと排出通路22の圧力を検出する圧力センサとを設けてもよい。
また、上記各実施形態では、各制御弁30,40,50は、パイロット圧によってその位置が切り換えられるものである。これに代えて、各制御弁30,40,50は、作業者の操作により直接その位置が切り換えられるものであってもよいし、ソレノイドによってその位置が切り換えられるものであってよい。
また、上記各実施形態では、流体圧制御装置100,200に対して斜板式の可変容量ピストンポンプから作動油が供給されている。これに代えて、ギヤポンプやベーンポンプ等の定容量ポンプから作動油が供給されてもよい。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
流体圧制御装置100,200は、ポンプ11から供給される作動油が流入する供給通路21と、作動油が貯留されるタンク12に接続される排出通路22と、供給通路21に接続され、供給通路21を通じてアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15に供給される作動油の流量を制御する第1制御弁30と、第1制御弁30よりも下流側において供給通路21に接続され、供給通路21を通じてアクチュエータのうちリフトシリンダ15よりも負荷圧が低いチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量をそれぞれ制御する第2制御弁40及び第3制御弁50と、リフトシリンダ15の負荷圧が導かれる第1負荷圧通路71と、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧のうちの最も高い負荷圧が導かれる第2負荷圧通路72と、第1制御弁30と第2制御弁40との間において供給通路21に設けられ、作動油の通過流量を制限可能な流量制限弁80と、を備え、流量制限弁80は、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧よりも大きい場合に作動油の通過流量を制限する。
この構成では、複数のアクチュエータのうち最も負荷圧が高いリフトシリンダ15に対して作動油が供給されているときには、流量制限弁80によって、比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量が制限され、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量が確保された状態となる。このため、負荷圧が高いリフトシリンダ15に作動油が供給されるのと同時に、負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に作動油が供給される場合であっても、リフトシリンダ15を安定して作動させることができる。
また、流体圧制御装置100は、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が導かれる最高負荷圧通路78をさらに備え、流量制限弁80には、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧と、第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧と、が導かれ、流量制限弁80は、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動油の通過流量を制限することを特徴とする。
この構成では、従来からポンプ11をロードセンシング制御するために用いられていた最高負荷圧通路78の圧力を、流量制限弁80に導いている。このように、従来から設けられている最高負荷圧通路78を利用することで、流体圧制御装置100の構成を簡素化することができるとともに、流体圧制御装置100の製造コストの上昇を抑制することができる。
また、流量制限弁80は、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、作動油の通過流量を制限しない。
この構成では、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、流量制限弁80によって作動油の通過流量が制限されない。つまり、比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17にのみ作動油が供給され、負荷圧が高いリフトシリンダ15に対して作動油が供給されていないときには、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量が制限されない。したがって、このようなときには、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17を安定して作動させることができる。
また、流量制限弁80は、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差が大きいほど、作動油の通過流量を小さくする。
この構成では、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差、すなわち、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差が大きくなるにつれて、作動油の通過流量が小さくなる。このため、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷が比較的高くなり、リフトシリンダ15の負荷とチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷との差が小さくなると、流量制限弁80による流量制限が低減される。この結果、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17を安定して作動させることが可能となる。一方、リフトシリンダ15の負荷が高くなり、リフトシリンダ15の負荷とチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷との差が大きくなると、流量制限弁80による流量制限が大きくなる。この結果、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量が確保され、リフトシリンダ15を安定して作動させることが可能となる。
また、流体圧制御装置100,200は、排出通路22と第2負荷圧通路72とを連通させるオリフィス79をさらに備え、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17のそれぞれの負荷圧は、逆止弁75,77を通じてそれぞれ第2負荷圧通路72に導かれる。
この構成では、第2負荷圧通路72に対して、逆止弁75,77を介してチルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の負荷圧が導かれる負荷圧取得通路74,76が並列に接続される。このため、複数の低負荷アクチュエータの負荷圧の中から最も高い負荷圧を簡素な構成によって容易に第2負荷圧通路72へと導くことができる。また、この構成では、第2負荷圧通路72はオリフィス79を通じて排出通路22と連通している。このため、第2負荷圧通路72の圧力は、逆止弁75,77を通じてチルトシリンダ16の負荷圧またはアタッチメントシリンダ17の負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれているときのみ高くなる。したがって、逆止弁75,77を介して負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる構成であっても、従前の負荷圧が第2負荷圧通路72にこもった状態になることが避けられ、常に、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の作動状態に応じた最高負荷圧を第2負荷圧通路72に導くことができる。
また、一対の流入口に第1負荷圧通路71と第2負荷圧通路72とがそれぞれ接続され、流出口に最高負荷圧通路78が接続されるシャトル弁73をさらに備え、最高負荷圧通路78には、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧がシャトル弁73を通じて導かれる。
この構成では、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧及び第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧がシャトル弁73を通じて最高負荷圧通路78に導かれる。このため、第1負荷圧通路71内の圧力が第2負荷圧通路72内の圧力よりも高くなった場合、シャトル弁73は、第2負荷圧通路72が接続される流入口を閉塞し、第1負荷圧通路71と最高負荷圧通路78とを連通させる。このように第1負荷圧通路71は第2負荷圧通路72と連通することがないため、リフトシリンダ15に供給されるべき作動油が第2負荷圧通路72及びオリフィス79を通じて排出通路22に流出してしまうことを防止することができる。
また、流量制限弁80よりも上流側において供給通路21と排出通路22とを接続する第1接続通路26に設けられる第1リリーフ弁27と、流量制限弁80よりも下流側において供給通路21と排出通路22とを接続する第2接続通路91に設けられる第2リリーフ弁92と、第2接続通路91に設けられ、第2接続通路91を開閉可能な開閉弁93と、をさらに備え、開閉弁93は、第2負荷圧通路72内の圧力が所定値以上となったときに開弁する。
この構成では、第2負荷圧通路72内の圧力が所定値より小さいとき、すなわち、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に作動油が供給されていないときには、供給通路21の圧力は、第2リリーフ弁92により制限されず、第1リリーフ弁27によって制限される。このため、第1制御弁30に対して比較的高圧の作動油を供給することが可能な状態となるため、結果として、リフトシリンダ15の作動応答性を向上させることができる。また、この構成では、第2負荷圧通路72内の圧力が所定値以上となったとき、すなわち、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に作動油が供給されているときには、供給通路21の圧力は、第2リリーフ弁92により制限される。このため、第2制御弁40及び第3制御弁50に供給される作動油の圧力は、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17の許容圧力を超えない圧力に制限されるため、結果として、チルトシリンダ16及びアタッチメントシリンダ17を安全に作動させることができる。
また、ポンプ11は、可変容量ポンプであり、最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧は、ポンプ11をロードセンシング制御するために用いられる。
この構成では、流量制限弁80の切り換えに用いられる最高負荷圧通路78に導かれる負荷圧が、ポンプ11のロードセンシング制御にも用いられている。つまり、流量制限弁80の切り換えに用いられる負荷圧と、ポンプ11のロードセンシング制御にも用いられる負荷圧とは、ともに最高負荷圧通路78から供給される。このように、負荷圧が導かれる通路を共用することによって、流体圧制御装置100の構成を簡素化することができるとともに、流体圧制御装置100の製造コストの上昇を抑制することができる。
また、流量制限弁80には、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧と、第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧と、が導かれ、流量制限弁80は、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動油の通過流量を制限する。
この構成では、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差に応じて、作動油の通過流量が制限される。第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧は、リフトシリンダ15の負荷を示すものであり、第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧は、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷を示すものである。このため、リフトシリンダ15の負荷の方が高い場合には流量制限弁80により作動油の通過流量を制限し、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量を確保することで、リフトシリンダ15を安定して作動させることができる。また、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷の方が高い場合には流量制限弁80により作動油の通過流量を制限せず、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量を確保することで、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17を安定して作動させることができる。
また、流量制限弁80は、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧が第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧よりも大きいほど、作動流体の通過流量を小さくする。
この構成では、第1負荷圧通路71に導かれる負荷圧と第2負荷圧通路72に導かれる負荷圧との差が大きくなるにつれて、作動油の通過流量が小さくなる。このため、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷が比較的高くなり、リフトシリンダ15の負荷とチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷との差が小さくなると、流量制限弁80による流量制限が低減される。この結果、チルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17を安定して作動させることが可能となる。一方、リフトシリンダ15の負荷が高くなり、リフトシリンダ15の負荷とチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17の負荷との差が大きくなると、流量制限弁80による流量制限が大きくなる。この結果、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量が確保され、リフトシリンダ15を安定して作動させることが可能となる。
また、流体圧制御装置100,200を備えたフォークリフトの第1制御弁30は、フォークを昇降させるリフトシリンダ15に供給される作動油の流量を制御する制御弁である。
この構成では、フォークリフトのフォークを昇降させるリフトシリンダ15に対して作動油が供給されているときには、流量制限弁80によって、比較的負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に供給される作動油の流量が制限され、リフトシリンダ15に供給される作動油の流量が確保された状態となる。このため、負荷圧が高いリフトシリンダ15に作動油が供給されるのと同時に、負荷圧が低いチルトシリンダ16やアタッチメントシリンダ17に作動油が供給される場合であっても、リフトシリンダ15を安定して作動させることができる。この結果、フォークリフトのフォークを安定して昇降させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態による流体圧制御装置100,200は、作動流体として、作動油を使用しているが、作動油の代わりに水や水溶液等の非圧縮性流体を使用してもよい。
また、上記実施形態による流体圧制御装置100,200及び流体圧システム10が適用されるものとしてフォークリフトを例示したが、これらが適用されるものはフォークリフトに限定されず、流体圧によって駆動される複数のアクチュエータを備える作業機であれば、どのような形式のものであってもよい。
100,200・・・流体圧制御装置、11・・・ポンプ(作動流体供給源)、12・・・タンク、15・・・リフトシリンダ(高負荷アクチュエータ)、16・・・チルトシリンダ(低負荷アクチュエータ)、17・・・アタッチメントシリンダ(低負荷アクチュエータ)、21・・・供給通路、22・・・排出通路、26・・・第1接続通路、27・・・第1リリーフ弁、30・・・第1制御弁(高負荷制御弁)、40・・・第2制御弁(低負荷制御弁)、50・・・第3制御弁(低負荷制御弁)、71・・・第1負荷圧通路、72・・・第2負荷圧通路、73・・・シャトル弁(高圧選択弁)、78・・・最高負荷圧通路、79・・・オリフィス(絞り部)、80・・・流量制限弁、91・・・第2接続通路、92・・・第2リリーフ弁、93・・・開閉弁

Claims (10)

  1. 複数のアクチュエータの動作を制御する流体圧制御装置であって、
    作動流体供給源から供給される作動流体が流入する供給通路と、
    作動流体が貯留されるタンクに接続される排出通路と、
    前記供給通路に接続され、前記供給通路を通じて前記アクチュエータのうち最も負荷圧が高い高負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を制御する高負荷制御弁と、
    前記高負荷制御弁よりも下流側において前記供給通路に接続され、前記供給通路を通じて前記アクチュエータのうち前記高負荷アクチュエータよりも負荷圧が低い低負荷アクチュエータに供給される作動流体の流量を制御する低負荷制御弁と、
    前記高負荷アクチュエータの負荷圧が導かれる第1負荷圧通路と、
    前記低負荷アクチュエータの負荷圧が導かれる第2負荷圧通路と、
    前記高負荷制御弁と前記低負荷制御弁との間において前記供給通路に設けられ、作動流体の通過流量を制限可能な流量制限弁と、を備え、
    前記流量制限弁は、前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧が前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧よりも大きい場合に作動流体の通過流量を制限することを特徴とする流体圧制御装置。
  2. 前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧及び前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が導かれる最高負荷圧通路をさらに備え、
    前記流量制限弁には、前記最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と、前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と、が導かれ、
    前記流量制限弁は、前記最高負荷圧通路に導かれる負荷圧と前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動流体の通過流量を制限することを特徴とする請求項1に記載の流体圧制御装置。
  3. 前記流量制限弁は、前記最高負荷圧通路に導かれる負荷圧が前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と同じ大きさである場合には、作動流体の通過流量を制限しないことを特徴とする請求項2に記載の流体圧制御装置。
  4. 前記流量制限弁は、前記最高負荷圧通路に導かれる負荷圧が前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧よりも大きいほど、作動流体の通過流量を小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載の流体圧制御装置。
  5. 前記排出通路と前記第2負荷圧通路とを連通させる絞り部をさらに備え、
    前記低負荷アクチュエータの負荷圧は、逆止弁を通じて前記第2負荷圧通路に導かれることを特徴とする請求項2から4の何れか1つに記載の流体圧制御装置。
  6. 一対の流入口に前記第1負荷圧通路と前記第2負荷圧通路とがそれぞれ接続され、流出口に前記最高負荷圧通路が接続される高圧選択弁をさらに備え、
    前記最高負荷圧通路には、前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧及び前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧の高い方の負荷圧が前記高圧選択弁を通じて導かれることを特徴とする請求項5に記載の流体圧制御装置。
  7. 前記作動流体供給源は、可変容量ポンプであり、
    前記最高負荷圧通路に導かれる負荷圧は、前記可変容量ポンプをロードセンシング制御するために用いられることを特徴とする請求項2から6の何れか1つに記載の流体圧制御装置。
  8. 前記流量制限弁には、前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と、前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧と、が導かれ、
    前記流量制限弁は、前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧と前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧との差圧に応じて作動流体の通過流量を制限することを特徴とする請求項1に記載の流体圧制御装置。
  9. 前記流量制限弁は、前記第1負荷圧通路に導かれる負荷圧が前記第2負荷圧通路に導かれる負荷圧よりも大きいほど、作動流体の通過流量を小さくすることを特徴とする請求項8に記載の流体圧制御装置。
  10. 請求項1から9の何れか1つに記載の流体圧制御装置を備えたフォークリフトであって、
    前記高負荷制御弁は、フォークを昇降させるリフトシリンダに供給される作動流体の流量を制御する制御弁であることを特徴とするフォークリフト。
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