JP2018178348A - まつ毛エクステンション用固着処理剤及びまつ毛エクステンションの施術方法 - Google Patents

まつ毛エクステンション用固着処理剤及びまつ毛エクステンションの施術方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高いまつ毛エクステンション用固着処理剤を提供する。【解決手段】エクステンション用まつ毛30を、地まつ毛に固着させるためのまつ毛エクステンション用固着処理剤10であって、水に難溶であり、かつ、沸点が50〜100℃である有機溶剤に可溶な5〜50質量%のポリマーと、沸点が50〜100℃である有機溶剤と、を含むポリマー溶液であり、上記ポリマーは、分子量が1,000〜500,000であり、1種以上からなる、まつ毛エクステンション用固着処理剤10。【選択図】図1

Description

本発明は、まつ毛エクステンション用固着処理剤及びまつ毛エクステンションの施術方法に関し、更に詳しくは、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高いまつ毛エクステンション用固着処理剤及びまつ毛エクステンションの施術方法に関する。
近年、まつ毛に長さやボリュームを与えるため、まつ毛のそれぞれに人工まつ毛を固定すること(まつ毛エクステンション)が行われている。そして、この人工まつ毛を固定する方法としては、接着剤を使用する方法などが採用されている。
この接着剤としては、シアノアクリレートを含むものが使用されている。
そして、シアノアクリレートを含む接着剤としては、その貯蔵安定性を向上させたものなどが報告されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、現在使用されている接着剤(シアノアクリレートを含む接着剤)は、使用時の安全性が十分でないため、安全性を改良する方法などが報告されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2016−121299号公報 特開2015−105447号公報
現在使用されている接着剤(シアノアクリレートを含む接着剤)は、まつ毛及び人工まつ毛の表面の吸着水によって硬化すると考えられるが、その際、空気中の水分などと反応してホルムアルデヒドを発生させる。そして、このホルムアルデヒドは、人が吸引すると、アレルギー症状を引き起こしたり、気分が悪くなるなどの問題がある。そのため、特に施術者がホルムアルデヒドに由来するアレルギー症状を発症するという問題がある。
また、現在使用されている接着剤(シアノアクリレートを含む接着剤)は、施術の際に施術対象者(人工まつ毛を固定される者)のまぶたや眼球などに誤って付着してしまう事故が報告されているが、このような事故に対して未だに十分な改善がなされていない状況である。
このようなことから、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高いまつ毛エクステンション用固着処理剤の開発が切望されていた。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高いまつ毛エクステンション用固着処理剤及びこの固着処理剤を用いたまつ毛エクステンションの施術方法を提供することにある。
本発明によれば、以下に示す、まつ毛エクステンション用固着処理剤及びまつ毛エクステンションの施術方法が提供される。
[1] エクステンション用まつ毛を、地まつ毛に固着させるためのまつ毛エクステンション用固着処理剤であって、
水に難溶であり、かつ、沸点が50〜100℃である有機溶剤に可溶な5〜50質量%のポリマーと、沸点が50〜100℃である有機溶剤と、を含むポリマー溶液であり、
前記ポリマーは、分子量が1,000〜500,000であり、1種以上からなるまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[2] 前記有機溶剤が、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、及び、酢酸エチルからなる群より選択される少なくとも一種である前記[1]に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[3] 前記ポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であるか、或いは、水に対する線膨張率が100%以下である前記[1]または[2]に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[4] 前記ポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であり、且つ、水に対する線膨張率が100%以下である前記[1]〜[3]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[5] 20℃における粘度が、50〜2100mPa・sであり、地まつ毛に固着された状態の前記エクステンション用まつ毛の固着強度が、10g〜100kgである前記[1]〜[4]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[6] 前記ポリマーが、下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、または、ジアセトン(メタ)アクリルアミドを重合単位として含有する(メタ)アクリレート重合体、ポリビニルピリジン、脂肪族ナイロン樹脂、N−アルコキシメチル化ナイロン樹脂、脂肪族ウレタン樹脂、及び、ブチラール化ポリビニルアルコール誘導体からなる群より選択される少なくとも一種である前記[1]〜[5]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
Figure 2018178348
(前記一般式(1)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Xは、酸素原子またはNHであり、Yは、2価の有機残基であり、Zは、水酸基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基である。)
[7] 前記ポリマーが、少なくとも一つの下記一般式(2)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体、及び、
少なくとも一つの下記一般式(4)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体の、少なくとも一方である前記[1]〜[6]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
Figure 2018178348
前記一般式(2)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基ある。
また、前記一般式(3)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Aは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。
Figure 2018178348
前記一般式(4)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、または、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基で基ある。
また、前記一般式(5)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Bは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。
[8] 前記一般式(2)で表される繰り返し単位及び前記一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する前記一般式(2)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(2)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.1〜0.7であり、
前記一般式(4)で表される繰り返し単位及び前記一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する前記一般式(4)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(4)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.05〜0.4である前記[7]に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[9] 前記ポリマー100質量部に対して、1〜35質量部の可塑剤を含む前記[1]〜[8]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[10] 前記ポリマー溶液が、着色剤を含む前記[1]〜[9]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[11] 前記ポリマー溶液が、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方を含む前記[1]〜[10]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
[12] 前記[1]〜[11]のいずれかに記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤をエクステンション用まつ毛の端部に付着させる付着ステップと、
前記まつ毛エクステンション用固着処理剤が付着したエクステンション用まつ毛を、地まつ毛の表面上に配置し、前記エクステンション用まつ毛と前記地まつ毛とを固着させる固着ステップと、を有するまつ毛エクステンションの施術方法。
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤は、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高い。
本発明のまつ毛エクステンションの施術方法は、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤を用いるため、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高い方法である。
本発明のまつ毛エクステンションの施術方法の一の実施形態における付着ステップを模式的に示す説明図である。 本発明のまつ毛エクステンションの施術方法の一の実施形態における付着ステップを模式的に示す説明図である。 人工まつ毛と地まつ毛との固着強度を測定する状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[1]まつ毛エクステンション用固着処理剤:
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤の一の実施形態は、エクステンション用まつ毛を、地まつ毛に固着させるためのまつ毛エクステンション用固着処理剤であって、水に難溶であり、かつ、沸点が50〜100℃である有機溶剤に可溶な5〜50質量%のポリマーと沸点が50〜100℃である有機溶剤とを含む溶液であり、このポリマーは、分子量が1,000〜500,000であり、1種以上からなるものである。
このようなまつ毛エクステンション用固着処理剤(以下、「接着剤」と記す場合がある)は、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高いものである。
従来、まつ毛エクステンション用の接着剤として、シアノアクリレートを含む接着剤が使用されているが、このシアノアクリレートを含む接着剤は、使用に際して空気中の水分などと反応してホルムアルデヒドを発生させ、このホルムアルデヒドが施術者及び被施術者の両方にアレルギー症状を引き起こすことがある。また、まつ毛エクステンションは、その施術に際にして被施術者のまぶたや眼球などに接着剤が誤って付着してしまう事故の危険性があり、人体に対する安全性を確保することが切望されている。
また、まつ毛エクステンションによって地まつ毛に固着されたエクステンション用まつ毛の固着期間は、被施術者の希望によって随時変化するが、多くの場合、1ヶ月以上である。つまり、1ヶ月以上そのままの状態とされることが多い。なお、まつ毛のターンオーバーの期間は1ヶ月であり、1ヶ月すると、通常は被施術者の地まつ毛自体が抜け落ちることになる。このように、エクステンション用まつ毛は、施術から1ヶ月程度は抜け落ちずに地まつ毛に固着した状態が保たれることが望まれる。なお、エクステンション用まつ毛の固着期間は、上記の通り、多くの場合には1ヶ月以上であることが望まれるが、各人の事情によって、より短い固着期間を希望する場合もある。
この固着期間中には、エクステンション用まつ毛は、涙や皮脂に触れたり、指で擦られたりすることがある。つまり、水分や油分と接触したり、物理的な外力が加わったりすることがある。更に、被施術者は、洗顔、入浴などを行うため、エクステンション用まつ毛は、日々様々な状況に曝されることになる。特に洗顔時には、石鹸や洗顔料に触れることになり、酸性やアルカリ性の状況下で擦られたりすることがある。このような状況においても、簡単に脱落せず、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着させた状態を維持できることが重要となる。
以上のように、まつ毛エクステンション用固着処理剤は、施術時の安全性以外にも、耐水性や耐油性などの性能が求められるものである。
[1−1]ポリマー:
ポリマーとしては、「沸点が50〜100℃である有機溶剤」に可溶であり、かつ、水に難溶であるものを用いる。そして、「沸点が50〜100℃である有機溶剤に可溶であり、かつ、水に難溶であるポリマー」としては、エクステンション用まつ毛を、地まつ毛に固着させることができる限り特に制限はなく、例えば、(メタ)アクリレート重合体(特に、親水性(メタ)アクリロイル系モノマーを含有する(メタ)アクリレート重合体)、ポリビニルピリジン、脂肪族ナイロン樹脂、N−アルコキシメチル化ナイロン樹脂、脂肪族ウレタン樹脂及びブチラール化ポリビニルアルコール誘導体などを挙げることができる。これらの中でも、ポリマーとしては、(メタ)アクリレート重合体、ポリビニルピリジン、脂肪族ナイロン樹脂、N−アルコキシメチル化ナイロン樹脂、脂肪族ウレタン樹脂及びブチラール化ポリビニルアルコール誘導体からなる群より選択される少なくとも一種を使用することができる。このようなポリマーを使用することで、固着処理剤が塊になったり、糸を引いたりし難くなり、取扱いが更に容易になる。
(メタ)アクリレート重合体としては、下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、または、ジアセトン(メタ)アクリルアミドを共重合単位として含有するポリマーを挙げることができる。なお、「重合単位として含有するポリマー」とは、(メタ)アクリレート化合物などのモノマーに由来する構成単位を含有するポリマーであることを意味する。
Figure 2018178348
(前記一般式(1)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Xは、酸素原子またはNHであり、Yは、2価の有機残基であり、Zは、水酸基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基である。)
一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルアンモニオエチル(メタ)アクリレート、3−トリメチルアンモニオプロピル(メタ)アクリレート、エチルジメチルアンモニオエチル(メタ)アクリレート、3−エチルジメチルアンモニオプロピル(メタ)アクリレート、N−オキシジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルカルボキシレートメチルアンモニオエチル(メタ)アクリレート、ジメチル(4−スルホネートブチル)アンモニウムエチル(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。さらには、親水性モノマーとして(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドを挙げることができる。これらの1種または複数種を用いることができる。
ポリマーとしては、より具体的には、特定の(メタ)アクリレート重合体A、及び、特定の(メタ)アクリレート重合体Bの、少なくとも一方であることがよい。
(メタ)アクリレート重合体Aは、少なくとも一つの下記一般式(2)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体である。また、(メタ)アクリレート重合体Bは、少なくとも一つの下記一般式(4)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体である。このような(メタ)アクリレート重合体であると、より確実に本発明の効果が発揮される。
Figure 2018178348
(一般式(2)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基ある。また、一般式(3)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Aは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。)
Figure 2018178348
(一般式(4)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、または、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基で基ある。また、一般式(5)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Bは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。)
「少なくとも一つの下記一般式(2)で表される繰り返し単位」とは、(メタ)アクリレート重合体A中に、一般式(2)に該当する繰り返し単位が1つ以上存在することを意味する。同様に、「少なくとも一つの下記一般式(3)で表される繰り返し単位」とは、(メタ)アクリレート重合体A中に、一般式(3)に該当する繰り返し単位が1つ以上存在することを意味する。また、「少なくとも一つの下記一般式(4)で表される繰り返し単位」とは、(メタ)アクリレート重合体B中に、一般式(4)に該当する繰り返し単位が1つ以上存在することを意味する。また、「少なくとも一つの下記一般式(5)で表される繰り返し単位」とは、(メタ)アクリレート重合体B中に、一般式(5)に該当する繰り返し単位が1つ以上存在することを意味する。
更に、上記一般式(2)で表される繰り返し単位及び一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する一般式(2)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(2)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.1〜0.7であることがよい。このような範囲であると、更に本発明の効果が発揮される。
また、一般式(4)で表される繰り返し単位及び一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する一般式(4)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(4)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.05〜0.4であることがよい。このような範囲であると、更に本発明の効果が発揮される。なお、「全ての繰り返し単位の数」とは、(メタ)アクリレート重合体Aまたは(メタ)アクリレート重合体Bに含まれる繰り返し単位の全数のことであり、繰り返し単位の種類は問わない。
上述の親水性モノマー化合物のうち、水に易溶性モノマーのみからなるポリマーは水に溶解するために好ましくはないが、疎水性モノマー化合物と共重合させることにより、有機溶剤に溶解する一方で、水に難溶であるポリマーを得ることができる。そのための疎水性モノマーとして、直鎖あるいは分岐状アルキル(メタ)アクリレート、アリール(メタ)アクリレート、アラルキル(メタ)アクリレート、ω−アルコキシアルキル(メタ)アクリレートなどを挙げることができ、これらの群から選ばれる1種または2種以上のモノマーを用いることができる。親水性モノマーと疎水性モノマーとの共重合比は、特に、親水性モノマーの水に対する溶解性に依存する。例えば、水に易溶性のモノマーでは、疎水性モノマー1モルに対して0.5モル以下が好ましく、ポリマーの水溶性(水に対する溶解度)が10%以下であり、水に対する線膨張率が100%以下になる共重合比などを適宜決定すればよい。水に対する溶解性が部分的である親水性モノマーでは、ホモポリマーを含めて、ポリマーの水溶性(水に対する溶解度)が10%以下であり、水に対する線膨張率が100%以下となる疎水性モノマーとの共重合体を調製することなどとしてもよい。なお、より好ましいポリマーとしては、水に対する溶解度を低くすることや、線膨張率を低減することを考慮するだけでなく、地まつ毛の表面の疎水性アミノ酸残基との相互作用への寄与を考慮し、更に、エクステンション用まつ毛への接着性の向上にも寄与することを考慮するとよい。これらの疎水性(メタ)アクリレート化合物を2種以上用いることができる。
本発明に用いられる他のポリマーとして、ポリ(2−ビニルピリジン)、ポリ(4−ビニルピリジン)を挙げることができる。さらには、アセタール化ポリビニルアルコール、特に、ブチラール化ポリビニルアルコールを挙げることができる。ポリ酢酸ビニルの部分けん化あるいは完全けん化である水溶性ポリビニルアルコールが、そのブチラール化によって水に難溶性となる一方で、アルコールへの溶解性を確保できる。そのためのブチラール化率は、60〜80%であることが好ましい。この範囲以下では水に対する線膨張率が増大して好ましくない。
本発明に用いられる他のポリマーとして、アルコール可溶性ナイロン樹脂、アルコール可溶性ウレタン樹脂、さらには、アミド基の一部を変性したN−アルコキシメチル化された6−あるいは12−ナイロン樹脂あるいはそれらの共重合体を挙げることができる。例えば、N−メトキシ化メチル率としては、15〜35%が好ましく、これ以下の範囲では、例えば、アルコールに対して良好な溶解性を示さない傾向がある。
地まつ毛の表面には、中性アミノ酸由来の疎水性残基とともに、タンパク質を形成するグルタミン酸およびアルパラギン酸、塩基性アミノ酸であるアルギニン、リジンおよびヒスチジン由来のイオン性残基が存在する。本発明に用いられるポリマーは、親水性残基を有することにより、本発明で用いる有機溶剤への溶解度を向上するだけでなく、地まつ毛の表面でのイオン性残基との相互作用による固着効果の向上に寄与すると考えられる。
ポリマーの重量平均分子量は、1,000〜500,000であり、1,000〜300,000であることがよく、1,500〜200,000であることが更によい。ポリマーの分子量が上記範囲内であると、エクステンション用まつ毛に適量の固着処理剤を付着させることが可能な粘度を調整することができるため、地まつ毛に容易に固着処理剤を付着することができる。ポリマーの重量平均分子量が下限値未満であると、固着処理剤の粘度が低くなりすぎるために、エクステンション用まつ毛への固着処理剤の付着量が少なくなる。そして、地まつ毛を固着する上で十分なポリマー量を確保し難くなる。ポリマーの重量平均分子量が上限値超であると、固着処理剤の粘度が高くなりすぎる。その結果、適切な粘度となるように調整しようとすると、ポリマーの含有量を低減することになってしまい、地まつ毛を固着するポリマーの量が少なくなる。そのため、固着処理剤による固着強度が低下することになる。なお、本発明におけるポリマーは、単独のポリマーを用いても良いし、2種以上のポリマーを混合してもよい。更には、同一のポリマーであっても分子量が異なる2種以上のポリマーを混合したものであってもよい。
本発明に用いるポリマーは、本発明に用いる有機溶剤に可溶であり、かつ、水に難溶である。このようにすると、施術によって有機溶剤が蒸散して固着剤(接着剤)として機能する一方で、洗顔、入浴などにより接着剤が水に濡れたとしても、エクステンション用まつ毛と地まつ毛との固着状態が維持されることになる。また、必要に応じて、施術に用いられる有機溶剤を用いて、固着されたエクステンション用まつ毛を除去することができる。「施術に用いられる有機溶剤」とは、例えば、アセトン、エタノールなどを挙げることができる。
本発明において「水に難溶」とは、水に溶け難い性質を有することを意味し、具体的には、水に対する溶解度が低いか、或いは、水に対する線膨張率が低いことをいう。より具体的には、(1)水に対する溶解度が10%以下であるか、或いは、(2)水に対する線膨張率が100%以下であることをいう。このように、本明細書においては、上記(1)または(2)の条件を満たす限り、「水に難溶のポリマー」に該当する。
本発明に用いるポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であるか、或いは、以下に規定する水に対する線膨張率が100%以下であることがよい。より好ましくは、これらの両方を満たすことがよい。即ち、ポリマーの水に対する溶解度が10%以下であり、且つ、水に対する線膨張率が100%以下であることがよい。このような性質を有すると、施術後に洗顔、入浴などにより接着剤が水に濡れたとしても、エクステンション用まつ毛と地まつ毛との固着状態が十分に維持されることになる。
本発明におけるポリマーは、水に対する溶解度が0〜10%であることがよく、0〜5%であることが更によい。なお、本明細書において、「ポリマーの水に対する溶解度」は、以下のようにして測定した値である。ポリマー溶液から均一膜厚のポリマーフィルム片を作製し、その質量(W)を測定する。次に、このポリマーフィルム片を水に18時間浸漬した後にフィルム片を取り出してペーパータオルで水分を取り去り、これを一定の質量になるまで風乾し、その質量(W)を測定する。その後、測定した質量(W)と質量(W)から、(W−W)/W×100を算出し、算出された値を「水に対する溶解度」とする。なお、本明細書において「水に対する溶解度(%)」は、「水溶解度」と記す場合がある。
また、本発明におけるポリマーは、水に対する線膨張率が0〜100%であることがよく、0〜70%であることが更によい。なお、本明細書において、「ポリマーの、水に対する線膨張率」は、以下のようにして測定する。水溶解度の測定と同様に、ポリマー溶液から均一膜厚のポリマーフィルム片を作製し、その一辺(測定辺)の長さLを測定する。次に、このポリマーフィルム片を水に18時間浸漬し、浸漬後の測定辺の長さLを測定する。その後、測定された長さLと長さLから、(L−L)/L×100を算出し、算出された値を「水に対する線膨張率(%)」とする。
ポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であり、且つ、水に対する線膨張率が70%以下であるものとすることもよい。
なお、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤に含まれるポリマーは、1種単独でもよいし、2種以上含まれていてもよい。
本発明におけるポリマーは、その溶液(ポリマー溶液)中、固形分濃度で5〜50質量%含まれており、10〜45質量%含まれることがよく、10〜40質量%含まれることが更によい。ポリマーの上記含有割合が上記範囲内であると、適量のポリマー溶液がエクステンション用まつ毛に付着する結果として、地まつ毛と固着するために要するポリマー量が確保でき、かつ、有機溶剤の蒸散による乾燥時間を短縮できるという利点がある。ポリマーの上記含有割合が下限値未満であると、ポリマー溶液の粘度が低いためにエクステンション用まつ毛に付着する際に液だれが起こる不具合が生じる。さらには、ポリマーの固着量が少なくなり、十分な固着強度を確保することが困難となる。ポリマーの上記含有割合が上限値超であると、ポリマー溶液の粘度が過度に高くなり、エクステンション用まつ毛に付着する量が不必要に多くなるために、固着部分の盛り上がりが目立つことになる。しかも、付着した溶液の内部から有機溶剤が蒸発しにくくなり、乾燥に過度の時間を要し、施術するうえで不具合が生じる。
[1−2]有機溶剤:
有機溶剤としては、沸点が50〜100℃であるものを用いる。この条件を満たすものの中でも、安全性を配慮した上で適宜選択して使用することができる。有機溶剤の例としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチルなどを挙げることができる。これらの中でも、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、及び、酢酸メチル、酢酸エチルからなる群より選択される少なくとも一種であることがよい。なお、これらの中でも、特に好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールである。これらを用いることにより、施術時における取扱性が非常に向上する。具体的には、人体への安全性が確保され、有機溶剤の臭気が低減され、かつ、エクステンション用まつ毛と地まつ毛を固着するための乾燥時間を適切に選択でき、従来のまつ毛エクステンションの施術時間に比べて施術時間を短縮することができる。
[1−3]可塑剤:
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤は、ポリマー溶液に可塑剤を更に含むことが好ましい。ここで、エクステンション用まつ毛と地まつ毛とを固着する固着部分には、洗顔等の際に応力がかかるので、固着部分は適切な弾性率を有することが好ましい。そこで、可塑剤をポリマー溶液中に溶解することにより有機溶剤が揮発した固着部分に可塑剤が分散して存在するので、弾性率の最適化を図ることが可能となる。その結果、固着部分の破断強度(即ち、固着強度)を向上させることができる。
可塑剤としては、例えば、炭素数が8以上のアルコール、あるいはグリコール、長鎖脂肪酸グリセライド、長鎖アルキルグリセリルエーテル、長鎖カルボン酸モノエタノールアミド、長鎖カルボン酸ジエタノールアミドなどを挙げることができる。
炭素数が8以上のアルコールあるいはグリコールとしては、例えば、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、パルミチルアルコール、セチルアルコール、オクタメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールなどを挙げることができる。
長鎖脂肪酸グリセライドとしては、例えば、カプリン酸グリセライド、ラウリン酸グリセライド、ミリスチン酸グリセライド、パルミチン酸グリセライド、ステアリン酸グリセライド、オレイン酸グリセライドなどを挙げることができる。
長鎖アルキルグリセリルエーテルとしては、例えば、2−エチルヘキシルグリセリン、カプリルグリセリルエーテル、セチルグリセリルエーテル、バチルアルコール、ラウリルグリセリルエーテル、イソデシルグリセリルエーテル、イソステアリルグリセリルエーテル、オレイルグリセリルエーテルなどを挙げることができる。
長鎖カルボン酸モノエタノールアミドとしては、例えば、ラウリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールアミド、オレイン酸モノエタノールアミドなどを挙げることができる。
長鎖カルボン酸ジエタノールアミドとしては、例えば、ラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミドなどを挙げることができる。
可塑剤としては、さらには、ポリエチレンオキシアルキルエーテル、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビットなども挙げることができる。
可塑剤の添加量は、ポリマー100質量部に対して、1〜35質量部であることが好ましく、2〜30質量部であることが更に好ましく、5〜25質量部であることが特に好ましい。下限値未満の添加量では破断強度を向上するための効果に乏しくなるおそれがあり、また、上限値超の添加量では固着処理(接着剤)としての強度が著しく低下するおそれがある。
[1−4]着色剤:
ポリマー溶液には、着色剤を含むことでもよい。このような着色剤を含むことにより、施術時において施術者がまつ毛エクステンション用固着処理剤の付着量を調整し易くなる。即ち、施術者は、容器に溜められたまつ毛エクステンション用固着処理剤にエクステンション用まつ毛の先端部(根元部分)を浸すことで固着処理剤を付着させることが多い。このとき、まつ毛エクステンション用固着処理剤が着色されていない場合、接着剤の付着量は極微量であるため、施術途中の短い時間で(即ち、一見しただけで)どの程度付着したかを確認することが難しいことがある。一方で、着色されていると、固着処理剤の付着量の判断がし易くなる。つまり、無色の接着剤溶液を着色することにより、施術者が目視により適量の接着剤を人工まつ毛(エクステンション用まつ毛)の末端に付着させることを容易にする。従って、着色剤を含むことにより、施術時間を短縮することができ、また、施術者の負担を軽減することができる。
本明細書における「着色剤」は、従来、着色のために使用されている材料(成分)以外に、着色用途以外に使用されていても、接着剤に色彩を付与することが可能である物質を含む概念である。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック(CARBON BLACK、一般名:アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック)、マイカ(Mica、Titanium Dioxide、一般名:含水ケイ酸アルミニウムカリウム)、グンジョウ(Ultramarines、一般名:グンジョウ)、カルミン(Carmine(US);Cl75470(EU)、一般名:カルミン)、カラメル(Caramel、一般名:カラメル)、黒酸化鉄(Iron Oxides、一般名:黒酸化鉄)、酸化チタン(Titanium Dioxide、一般名:酸化チタン)、カオリン(Kaolin、一般名:カオリン)、青色205号(Blue No.205、一般名:Alphazurine FG)、青色1号(Blue No.1、一般名:Brilliant Blue FCF)、青色2号(Blue No.2、一般名:Indigo Carmine)、青色201号(Blue No.201、一般名:Indigo)、青色202号(Blue No.202、一般名:Patent Blue NA)、青色203号(Blue No.203、一般名:Patent Blue CA)、緑色201号(Green No.201、一般名: Alizarine Cyanine Green F)、緑色202号(Green No.202、一般名: Quinizarine Green SS)、緑色204号(Green No.204、一般名: Pyranine Conc)、緑色205号(Green No.205、一般名:Light green SF Yellowish)、緑色3号(Green No.3、Fast Green FCF)、緑色401号(Green No.1 Naphthol Green B)、緑色402号(Green No.402、一般名:Guinea GreenB)、黄色201号(Yellow No.201、一般名:Fluorescein)、黄色202号-(1)(Yellow No.202-(1)、一般名:Uranine)、黄色202号-(2)(Yellow No.202-(2)、一般名:Uranine K)、黄色203号(Yellow No.203、一般名:Quinoline Yellow WS)、黄色204号(Yellow No.204、一般名:Quinoline Yellow SS)、黄色205号(Yellow No.205、一般名:Benzidine Yellow G)、黄色4号(Yellow No.4 一般名:Tartrazine)、黄色5号(Yellow No.5 一般名:Sunset Yellow FCF)、黄色401号(Yellow No.401 一般名:Hanza Yellow)、黄色402号(Yellow No.402 一般名:Polar Yellow 5G)、黄色403号-(1)(Yellow No.403-(1)一般名:Naphthol YellowS)、黄色404号(Yellow No.404、一般名:YellowAB)、黄色405号(Yellow No.405、一般名:Yellow OB)、黄色406号(Yellow No.406、一般名:Metanil Yellow)、黄色407号(Yellow No.407、一般名:Fast Light Yellow 3G)、褐色201号(Brown No.201、一般名:Resorcin Brown)、黒色401号(Black No.401、一般名:Naphthol Blue Black)、紫色201号(Violet No.201、一般名:Alizirine Purple SS)、紫色401号(Violet No.401、一般名:Alizurol Purple)、黄色204号(Yellow No.204、一般名Quinoline Yellow SS)、黄色205号(Yellow No.205、一般名Benzidine Yellow G)、黄色4号(Yellow No.4、一般名Tartrazine)、黄色401号(YellowNo.401 一般名Hanza Yellow)、黄色402号(Yellow No.402 一般名Polar Yellow 5G)、黄色403-(1)(YellowNo3-(1)一般名Naphtol YellowS)、黄色404号(YellowNo.404一般名Yellow No.404)、黄色405号(YellowNo.405一般名Yellow OB)、黄色No.406号(YellowNo.406一般名Metanil Yellow)、黄色No.407号(YellowNo.7一般名Fast light Yellow3G)、黄色5号(YellowNo.5Sunset Yellow FCF)、橙色201号(Orange No.201一般名Diiobromofulorescein)、橙色203号(OrangeNo.203一般名Permanent Oranege)、橙色204号(OrangeNo.204一般名Benzidine Orange G)、橙色205号(Orange No.205一般名OrangeII)、橙色206号(Orange No.206一般名Diodofluorescein)、橙色207号(Orange No.207 一般名Erythrosine Yellow NA)、橙色401号(OrangeNo.401一般名Hanza Orange)、橙色402号(OrangeNo.402一般名 Orange1)、橙色403号(OrangeNo.403一般名 OrangeSS)、赤色102号(RedNo.102一般名New Coccin)、赤色104号-(1)(Red No.104-(1) 一般名PhloxineB)、赤色105号-(1)(Red No.105-(1) 一般名Rose Bengal)、赤色106号(Red No.106 一般名Acid Red)、赤色2号(Red No.2一般名 Amaranth)、赤色3号(Red No.3一般名 Erythrosine)、赤色201号(Red No.201一般名 Lithol RubineB)、赤色202号(Red No.202 一般名Lithol RubineBCA)、赤色203号(Red No.203一般名Lake Red C)、赤色204号(Red No.204一般名Lake Red CBA)、赤色205号(Red No.205一般名 Lithol Red)、赤色206号(Red No.206一般名 Lithol Red CA)、赤色207号(Red No.207一般名 Lithol Red BA)、赤色208号(Red No.208一般名 Lithol Red SR)、赤色213号(Red No.213 一般名Rhodamine B)、赤色215号(Red No.215一般名Rhodamine B Stearate)、赤色218号(Red No.218一般名Tetrachorotetrabromofluorescien)、赤色219号(Red No.219一般名Brilliant Lake Red R)、赤色220号(Red No.220一般名Deep Maroon)、赤色221号(Red No.221一般名Toluidine Red)、赤色223号(Red No.223一般名Tetrabromoflurescein)、赤色225号(Red No.225一般名SudanIII)、赤色226号(Red No.226一般名Helindone Pink CN)、赤色227号(Red No.227一般名Fast Acid Magenta)、赤色228号(Red No.228一般名Permaton Red)、赤色230号(Red No.230-(2)一般名EosineYSK)、赤色231号(Red No.231一般名PhloxineBK)、赤色232号(Red No.231一般名Rose Bengal K)、赤色401号(Red No.401一般名Violamine R)、赤色404号(Red No.404一般名Brilliant Fast Scarlet)、赤色405号(Red No.405一般名Permanent Red F5R)、赤色501号(Red No.501一般名Scarlet Red N.F.)、赤色503号(Red No.502一般名Ponceau 3R)、赤色504号(Red No.504一般名Ponceau SX)、赤色505号(Red No.505一般名Oil Red XO)、赤色506号(Red No.506一般名Fast Red S)などを挙げることができる。
着色剤の添加量は、本発明のポリマー溶液中に0.005〜1質量%であることが好ましく、より好ましくは0.01〜0.5質量%である。下限値未満の添加量では、固着処理剤の着色の程度が不十分となるおそれがある。一方、上限値超の添加量では、着色剤がポリマー溶液中に均一に分散され難くなるおそれがある。
[1−5]無機粒子または有機粒子:
ポリマー溶液は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方を含むことがよい。無機粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、ジルコニアなどの金属酸化物からなる粒子を挙げることができる。これらの中でも、沈降シリカ、アエロジルなどのシリカ粒子、それらをシリル化剤で表面処理を施したシリカ粒子が好ましい。更に、シリカ粒子の中でも、アルコキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、シリコーン樹脂が好ましい。また、シリカ粒子が有機溶剤中に均一分散されたものであるオルガノシリカゾルを用いることができる。これらの粒子をポリマー溶液中に分散することにより、ポリマーと上記粒子との疎水性相互作用が生じ、本固着処理剤は、固着剤としての強度及び耐水性が向上する。そのため、日常生活においてエクステンション用まつ毛と地まつ毛との固着状態が良好に維持されることになる。また、ポリマー溶液に、上記粒子を添加することにより、施術に適した粘度の調整が可能である。なお、溶液中に無機粒子や有機粒子を分散させるためには、常法に従うことができる。この常法としては、例えば、超音波処理、ビーズミリング法、ペイントシェーカー法等を挙げることができる。
無機粒子、有機粒子の含有割合は、ポリマー溶液100質量部に対して、1〜23質量部であることが好ましく、2〜10質量部であることが更に好ましい。無機粒子、有機粒子の含有割合が上記範囲内であると、石鹸などを用いた洗顔や入浴などの状況に曝される日常生活おいてもエクステンション用まつ毛と地まつ毛との固着状態が非常に良好に維持されることになる。
[1−6]その他の成分:
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤には、上記成分以外に、その他の成分を更に含有してもよい。その他の成分としては、例えば、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、酸化防止剤、香料などを挙げることができる。
その他の成分の含有割合は、特に制限はなく、まつ毛エクステンション用固着処理剤がエクステンション用まつ毛と地まつ毛とを固着することができる限り適宜決定することができる。
[1−7]物性:
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤は、20℃における粘度が、50〜2100mPa・sであることがよく、100〜1700mPa・sであること更によく、140〜1500mPa・sであることが特によい。上記範囲内とすることにより、まつ毛エクステンションの施術をする際に接着剤が塊になったり、糸を引いたりすることを防止できる。つまり、上記範囲とすることにより、まつ毛エクステンションの施術の際には、1回の操作(1本の地まつ毛の1本のエクステンション用まつ毛を固着させる操作)において極微量の接着剤を素早く取り分けることができる。特に、施術に際しては、図1、図2に示すように、エクステンション用まつ毛30の根元部分を、溜められた接着剤10に浸すことで、接着剤10を付着させて取り分けることが多い。この場合に、適量(極微量)の接着剤が、糸を引くことなくエクステンション用まつ毛の所定の部分(根元部分)に簡単に付着することが重要である。エクステンション用まつ毛に上記粘度が下限値未満であると、粘度が低すぎるので、施術の際に接着剤が被施術者に垂れてしまうおそれがあるだけでなく、ポリマーの付着量が少なすぎるために十分な固着強度を確保することが困難となるおそれがある。上記粘度が上限値超であると、接着剤を付着させたときに糸を引いてしまったり、適切な量の接着剤を付着するのに従来に比べて時間が掛かったりするおそれがある。また、地まつ毛の表面上に配置したときに接着剤が乾燥するための時間が従来の場合に比べて長くなってしまうおそれがある。なお、まつ毛エクステンション用固着処理剤の粘度は、VISCOMETER TVC−7(東機産業株式会社製)により測定した値である。
更に言えば、主に1本の地まつ毛の1本のエクステンション用まつ毛を固着させるため、1本のエクステンション用まつ毛を固着させるために使用できる固着処理剤の量は極微量に限られている一方で、十分な固着性が要求されることになる。なお、エクステンション用まつ毛は、様々なサイズのものがあるが、非常に細いもの(例えば30μm程度)を使用することがある。
施術する際には、上記のような極微量の固着処理剤を容易にエクステンション用まつ毛に付着できることが要求される。つまり、エクステンション用まつ毛の先端部に固着処理剤を付着させる際に、固着処理剤が塊になったり、糸を引いたりする可能性があると、施術者は、施術の際にこれらの問題に注意を払う必要があり、施術時間が長くなるおそれがある。このように施術時間が長いと、施術者や被施術者における負担が大きくなる。
このような問題があるが、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤の粘度を上記範囲とすることにより、上記の問題を解消することができる。
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤は、地まつ毛に固着された状態のエクステンション用まつ毛の乾燥時における固着強度が、10g〜100kgであることがよく、30g〜100kgであることが更によく50g〜100kgであることが特によい。上記範囲内であれば、所定の期間(多くの場合1ヶ月)、エクステンション用まつ毛が地まつ毛に固着された状態が十分に維持される。上記固着強度が下限値未満であると、日常生活において眼を擦ることなどで物理的な外力が加わった場合に、エクステンション用まつ毛が地まつ毛から剥がれ落ちてしまうおそれがある。上記固着強度が上限値超であると、エクステンション用まつ毛に大きな外力(例えば、強く引っ張られた場合など)が掛かったときに地まつ毛も一緒に抜けてしまうおそれがある。本明細書においては、上記「乾燥時における固着強度」とは、まつ毛エクステンションを施術した直後の乾燥状態における固着強度を意味する。なお、本明細書では、上記のように施術直後の乾燥状態における固着強度を測定したが、通常、水分に触れない限り乾燥時における固着強度は変わらない(即ち、施術直後から変化し難い)ものである。
なお、地まつ毛に固着された状態のエクステンション用まつ毛の固着強度は、以下の方法で測定した値である。まず、1本の人毛と1本の人工まつ毛とを、それぞれの先端から3mmの部分が重なるようにして互いに固着させて試験用まつ毛を作製する。その後、この試験用まつ毛の一端を固定し、他端に1gの錘によって順次加重し、人工まつ毛と人毛との固着部分で破断するまで繰り返す。固着部分が破断する直前の錘の重さを固着強度(g)とする。なお、試験用まつ毛には、錘の重さ以外に、試験器具(図3中、錘を乗せる台などを含む)に関する重さ(3.3g)が荷重されおり、固着強度の測定に際してはこの重さを加えた数値としている。
[2]まつ毛エクステンションの施術方法:
本発明のまつ毛エクステンションの施術方法の一実施形態は、以下の通りである。即ち、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤をエクステンション用まつ毛の根元部分に付着させる付着ステップと、まつ毛エクステンション用固着処理剤が付着したエクステンション用まつ毛を、地まつ毛の表面上に配置し、エクステンション用まつ毛と地まつ毛とを固着させる固着ステップと、を有する。
このような方法によれば、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤を用いるため、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高くなる。
[2−1]付着ステップ:
本ステップでは、本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤をエクステンション用まつ毛の根元部分に付着させる。
本ステップにおいて、まつ毛エクステンション用固着処理剤としては、上述した本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤を用いる。そのため、エクステンション用まつ毛を地まつ毛に固着でき、まつ毛エクステンションの施術における安全性が高い。
接着剤をエクステンション用まつ毛の根元部分に付着させる方法は、特に制限はなく適宜決定することができるが、例えば、図1、図2に示すように、容器11内に溜められた接着剤10に、ピンセット20などで保持されたエクステンション用まつ毛30についてその根元部分を浸す方法を挙げることができる。また、細い刷毛などでエクステンション用まつ毛の根元部分に接着剤を塗布することなどでもよい。本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤を用いることで、図2に示すように、まつ毛エクステンション用固着処理剤(接着剤)10が糸を引いたりするという不具合が生じ難い。
まつ毛エクステンション用固着処理剤の塗布量(付着量)は、特に制限はなく、地まつ毛にエクステンション用まつ毛が十分に固着する量であればよい。
エクステンション用まつ毛としては、従来公知のエクステンション用まつ毛と同様のものを適宜採用することができる。
このエクステンション用まつ毛としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、アクリル、塩化ビニル、ナイロンなどの樹脂からなるものを挙げることができる。また、エクステンション用まつ毛は、上記樹脂に限らず、天然素材の材料を用いることができる。天然素材の材料としては、例えば、人毛、獣毛(ミンクなどの毛)、シルクなど動物由来の材料、綿などの植物由来の材料などを挙げることができる。
エクステンション用まつ毛の長さは、従来公知のエクステンション用まつ毛で採用される長さであればよく、例えば、3〜20mm程度である。また、従来公知のエクステンション用まつ毛で採用される太さであればよく、例えば、0.01〜0.5mm程度である。
[2−2]固着ステップ:
本ステップでは、まつ毛エクステンション用固着処理剤が付着したエクステンション用まつ毛を、地まつ毛上に配置し、エクステンション用まつ毛と地まつ毛とを固着させる。即ち、施術対象者の地まつ毛に、エクステンション用まつ毛の固着処理剤が付着した部分(根元部分)を重ねてその状態を維持すると、施術対象者の地まつ毛に、エクステンション用まつ毛が固着する。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[本評価に用いたポリマー]
以下に使用したポリマーを示す。
(1)プラスサイズL−53(アニオン性)
表示名称:(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、互応化学工業株式会社製
(2)プラスサイズL−514(カチオン性)
表示名称:ポリクオタニウム−99、互応化学工業株式会社製
(3)ユカフォーマー104D(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(4)ユカフォーマー202(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(5)ユカフォーマーR−205S(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(6)ユカフォーマーFH(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(7)ユカフォーマーAMPHOSET(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(8)ダイヤフォーマーZ631(ベタイン性)
表示名称:(アクリレーツ/アクリル酸ラウリル/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、三菱化学株式会社製
(9)RAMレジン1000(ベタイン性)
表示名称:(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、大阪有機化学工業株式会社製
(10)RAMレジン2000(ベタイン性)
表示名称:(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、大阪有機化学工業株式会社製
(11)RAMレジン4000(ベタイン性)
表示名称:(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、大阪有機化学工業株式会社製
(12)AMPHOMER28−4910(カチオン性)
表示名称:(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、アグゾノーベル株式会社製
(13)AMPHOMER HC(アニオン性)
表示名称:(アクリレーツ/オクチルアクリルアミド)コポリマー、アグゾノーベル株式会社製
(14)アキュダイン1000
表示名称:(アクリレーツ/アクリル酸ヒドロキシアルキル)コポリマー、ダウ・ケミカル・カンパニー社製
(15)エスレックSV−06
名称:ポリビニルアセタール樹脂、積水化学工業株式会社製
(16)EM−220
名称:アルコール可溶変性ナイロン、株式会社鉛市製
(17)プラスサイズL−6330(アニオン性)
表示名称:(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP
メーカー名:互応化学工業株式会社
(18)プラスサイズL−6466(アニオン性)
表示名称:(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP、互応化学工業株式会社製
(19)プラスサイズL−6740B(アニオン性)
表示名称:(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1−18)/アルキル(C1−8)アクリルアミド)コポリマーAMP、互応化学工業株式会社製
(20)ユカフォーマー301
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(21)ユカフォーマー510(ベタイン性)
表示名称:(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、三菱化学株式会社製
(22)ダイヤフォーマーZ632(ベタイン性)
表示名称:アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、三菱化学株式会社製
(23)ダイヤフォーマーZ651(ベタイン性)
表示名称:(アクリレーツ/アクリル酸ラウリル/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー、三菱化学株式会社製
(24)RAMレジン3000(ベタイン性)
表示名称:(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、大阪有機化学工業株式会社製
(25)H.C.ポリマー3M(カチオン性)
表示名称:ポリクオタニウム−11、大阪有機化学工業株式会社製
(26)PVA−6450(ノニオン性)
表示名称:(VP/VA)コポリマー、大阪有機化学工業株式会社製
[有機溶剤及び材料]
エタノールは99.5質量%の健栄製薬株式会社製を用いた。シリカ粒子として、日本アエロジル株式会社製のR812(炭素含有率:2.0〜3.0%)、R812S(炭素含有率:3.0〜4.0%)を用いた。また、着色剤として大東化成工業株式会社製のカーボンブラックを用いた。なお、参考例1として、従来のまつ毛エクステンション用固着処理剤(シアノアクリル酸エチル)(表1,2中、「現行グルー」と記す)、及び、参考例2として、東亜合成株式会社製の接着剤(商品名「アロンアルファ」(登録商標)(シアノアクリレートモノマー))を用いた。
[水溶解度の算出]
平滑なポリマーシート上にポリエチレン製ラップフィルムを凹凸ができないように張り付け、その上にポリマー溶液をアプリケ−ター塗布法により展開し、ついで、1日風乾させて乾燥シートを得た。このシートから縦3cm、横5cm、厚さ0.1mmの3枚のポリマーフィルムを切り出して試験片とした。この試験片を温度24℃、湿度50%の条件でその質量が一定になるまで風乾した後に、膜厚、試験片の横の長さ(L)および質量(W)を測定した。
このポリマーフィルム片を20℃の水道水(pH7.51)50mlに18時間浸漬した後、引き上げたポリマーフィルム片の水気をペーパータオルで拭い取り、この試験片を温度24℃、湿度50%の条件で18時間風乾し、質量(W)を測定した。得られた浸漬前の質量(W)、浸漬後の質量(W)を用いて次式にしたがって水溶解度を算出した。算出式は、水溶解度(%)=[(W−W)/W]×100である。
なお、測定は3枚のポリマーフィルム片でそれぞれ行い、測定3回の平均値で評価を行った。
評価基準は、以下の通りとした。
優:水に対する溶解度が3%未満である。
良:水に対する溶解度が3%以上で5%未満である。
可:水に対する溶解度が5%以上で10%以下である。
不可:水に対する溶解度が10%超である。
[線膨張率の算出]
水溶解度の評価と同様な手順で切り出した縦3cm、横5cm、厚さ0.1mmのポリマーフィルム片を作製し、このポリマーフィルム片を20℃の水道水(pH7.51)50mlに18時間浸漬した後にポリマーフィルム片を引き上げ、水気をペーパータオルで拭い取り、浸漬後の上記測定辺の長さ(L)を測定した。浸漬前の一辺の長さ(L)、浸漬後の一辺の長さ(L)を用いて線膨張率を次式によって算出した。算出式は、線膨張率(%)=[(L−L)/L]×100である。
なお、3枚のポリマーフィルム片の測定値の平均値を評価に用いた。
評価基準は、以下の通りとした。
優:水に対する線膨張率が40%未満である。
良:水に対する線膨張率が40%以上で70%未満である。
可:水に対する線膨張率が70%以上で100%以下である。
不可:水に対する線膨張率が100%超である。
[乾燥時での固着強度の評価方法]
ポリエステル製の人工まつ毛(太さ:0.3mm、長さ:13mm)の端部をまつ毛エクステンション用固着処理剤に浸して付着させた(図1、図2参照)。その後、ピンセットを用い、人毛(長さ10cm)1本の先端3mmに、上記処理剤が付着した人工まつ毛(1本)の端部を重ねて配置し、人毛に人工まつ毛を固着させた。その後、人工まつ毛の固着された人毛を24時間風乾して「試験用まつ毛」を得た。この試験用まつ毛の両端部(一端は人工まつ毛、他端は人毛)を両面テープとクリップで固定し、試験台60に吊り下げた。図3に示すように、人毛40が上方に位置し、人工まつ毛(エクステンション用まつ毛)30が下方に位置するように試験用まつ毛を配置し、固着状態を確認しながら人工まつ毛側の部分に1gの錘50を順次配置して試験用まつ毛に加重した。図3は、人工まつ毛と地まつ毛との固着強度を測定する状態を示す模式図である。なお、評価操作の都合上、地まつ毛の代わりに人毛を用いた。
そして、人工まつ毛と人毛との固着部分で破断する直前の錘の重さを固着強度(g)とした。測定は各々3回行い、その測定値の平均値を算出して評価を行った。この値を「乾燥時での固着強度」と呼ぶことにする。
[水浸漬後の固着強度の評価]
「乾燥時の固着強度評価」で使用したポリマーのうちの複数のポリマーについて、耐水性の評価を以下のようにして行った。
「乾燥時の固着強度評価」と同様に試験用まつ毛を作製し、これを水道水(20℃)50mlに3分間浸漬する。3分浸漬後、水道水から引き上げて表面の水分をペーパータオルで拭い去ってから温度24℃、湿度50%の条件で10分間風乾し、「浸漬済み試験用まつ毛」を得た。この水浸漬後の試験用まつ毛について、乾燥時の固着強度評価と同様にして固着強度の測定を各々3回行い、その平均値を算出して評価を行った。これを「水浸漬後の固着強度」と呼ぶことにする。
乾燥時固着強度と3分浸漬後固着強度の評価基準は、以下の通りとした。
優:非常に強い固着能力があり、50g以上の加重に耐える。
良:強い固着能力があり、30g以上で50g未満の加重に耐える。
可:固着可能で、10g以上で30g未満の加重に耐える。
不可:固着能力がない(10g未満の加重に耐える)。
[固着処理剤の粘度測定]
固着処理剤の粘度は液温20℃で粘度測定器(VISCOMETER TVC−7、東機産業株式会社製)を用いて測定した。
(実施例1〜16、比較例1〜10、参考例1,2)
表1に、まつ毛エクステンション用固着処理剤溶液の組成割合を示す。さらに表1には、「乾燥時での固着強度」を測定した結果を示す。なお、表1における各成分の「%」は、質量%を意味し、以下、表2〜表7における「%」も同じ意味を持つ。「乾燥時での固着強度」の結果は、ポリマーが有する固着強度を意味すると考えられる。
Figure 2018178348
次に、表2には、表1に示すポリマーから任意にポリマーを選択して、固着したまつ毛エクステンションサンプルを水中に3分間浸漬した後に風乾したサンプルについて測定した。結果を表2の「水浸漬後の固着強度」の欄に示す。また、それぞれのポリマーの水溶解度及び線膨張率を表2に示す。乾燥時での固着強度が十分な値を示すポリマーであっても、水溶性(即ち、水溶解度が所定の値よりも高いもの)であるか、或いは、線膨張率が一定の値よりも高い場合には、固着剤として適さないことが分かる。なお、表2中、水浸漬後の固着強度の欄の[−]は固着能力が無いこと(即ち、10g以上の加重に耐えられないこと)を示し、線膨張率の欄の[−]は、ポリマーが水に溶解してしまい、測定不能であることを示す。
Figure 2018178348
(実施例17〜22)
表2に示すポリマーのうち、水浸漬後も固着強度を維持するポリマーを任意に選択して、その2種以上を混合した溶液を調製し、まつ毛エクステンション用固着処理剤としての評価を行った。乾燥時の固着強度及び3分間水に浸漬処理した際の固着強度(表3中、「水浸漬後の固着強度」と記す)と、その評価結果を表3に示す。乾燥時固着強度の評価と3分間水浸漬後の固着強度の評価方法は、実施例1と同様である。以上の結果から、2種以上のポリマーからなるまつ毛エクステンション用固着処理剤を用いる場合にも、1種のポリマーを含むまつ毛エクステンション用固着処理剤と同程度の固着強度が発揮されることが分かる。
なお、表3中、「プラスサイズL−2700」は、表示名称:(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー、互応化学工業株式会社製、ノニオン性のものを示す。「プラスサイズL−2714」は、表示名称:(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー、互応化学工業株式会社製、ノニオン性のものを示す。「プラスサイズL−301」は、表示名称:(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー、互応化学工業株式会社製、ノニオン性のものを示す。
Figure 2018178348
(実施例23〜26)
表4に示す組成となるように可塑剤を配合したまつ毛エクステンション用固着処理剤を調製した。固着処理剤を評価した結果を表4に示す。固着強度の評価実験の手順は、実施例1の場合と同様である。また、評価基準についても実施例1の場合と同様とした。
Figure 2018178348
(実施例27〜34)
表5に示す組成となるように、疎水性シリカの配合量を変化させたまつ毛エクステンション用固着処理剤を調製した。なお、実施例27,29,32及び34には着色剤としてカーボンブラックを配合した。固着強度の評価実験の手順は、実施例1の場合と同様である。また、評価基準についても実施例1の場合と同様とした。固着強度の評価結果を表5に示すが、水浸漬後も大きな変化はないことが分かる。
Figure 2018178348
(実施例35〜38)
表6に示す組成となるように、炭素含有率の異なる疎水性シリカ(商品名「R812S」および商品名「RY300」)をそれぞれ配合したまつ毛エクステンション用固着処理剤を調製した。表6に乾燥時での固着強度及び水浸漬後の固着強度の測定結果を示す。いずれのシリカ粒子を添加しても乾燥時での固着強度及び水浸漬後の固着強度は良好な値を示していた。なお、「RY300」は、日本アエロジル株式会社製のシリカ粒子「RY300」である。
Figure 2018178348
(実施例39〜50)
表7に示す組成となるように、まつ毛エクステンション用固着処理剤を調製した。それぞれの粘度を測定した結果及びまつ毛エクステンションの施術をする上での使用感の評価結果を表7に示す。人工まつ毛を人毛に固着する際に適切な粘度の範囲が分かった。
Figure 2018178348
表7おける評価基準は、以下の通りとした。
「優」:人工まつ毛に「まつ毛エクステンション用固着処理剤」を付着させる際に、この固着処理剤が糸を引かないため、容易に固着処理剤を人工まつ毛に付着させることができ、短時間で固着処理を行うことができる。
「良」:人工まつ毛に「まつ毛エクステンション用固着処理剤」を付着させる際に、この固着処理剤が糸を引かないため、容易に固着処理剤を人工まつ毛に付着させることができ、やや短時間で固着処理を行うことができる。
「可」:人工まつ毛に「まつ毛エクステンション用固着処理剤」を付着させる際に、この固着処理剤が糸を引かず、許容可能な処理時間で固着処理を行うことができる。
「不可」:人工まつ毛に「まつ毛エクステンション用固着処理剤」を付着させることができないか、或いは、人工まつ毛に「まつ毛エクステンション用固着処理剤」を付着させた際にこの固着処理剤が糸を引き、且つ乾燥しにくい。
本発明のまつ毛エクステンション用固着処理剤は、まつ毛エクステンションの施術に用いる固着処理剤(接着剤)として利用することができる。また、本発明のまつ毛エクステンションの施術方法は、まつ毛エクステンションの施術の方法として採用することができる。これにより、従来法では、シアノアクリレート由来のホルマリンが発生することが問題であったが、この問題が解決される。なお、必要に応じてアルコール類によって、地まつ毛に固着させた人工まつ毛を除去することができる。
11:容器、10:まつ毛エクステンション用固着処理剤(接着剤)、20:ピンセット、30:エクステンション用まつ毛、40:人毛、50:錘、60:試験台。

Claims (12)

  1. エクステンション用まつ毛を、地まつ毛に固着させるためのまつ毛エクステンション用固着処理剤であって、
    水に難溶であり、かつ、沸点が50〜100℃である有機溶剤に可溶な5〜50質量%のポリマーと、沸点が50〜100℃である有機溶剤と、を含むポリマー溶液であり、
    前記ポリマーは、分子量が1,000〜500,000であり、1種以上からなるまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  2. 前記有機溶剤が、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、及び、酢酸エチルからなる群より選択される少なくとも一種である請求項1に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  3. 前記ポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であるか、或いは、水に対する線膨張率が100%以下である請求項1または2に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  4. 前記ポリマーは、水に対する溶解度が10%以下であり、且つ、水に対する線膨張率が100%以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  5. 20℃における粘度が、50〜2100mPa・sであり、地まつ毛に固着された状態の前記エクステンション用まつ毛の固着強度が、10g〜100kgである請求項1〜4のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  6. 前記ポリマーが、下記一般式(1)で表される(メタ)アクリレート化合物、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、または、ジアセトン(メタ)アクリルアミドを重合単位として含有する(メタ)アクリレート重合体、ポリビニルピリジン、脂肪族ナイロン樹脂、N−アルコキシメチル化ナイロン樹脂、脂肪族ウレタン樹脂、及び、ブチラール化ポリビニルアルコール誘導体からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1〜5のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
    Figure 2018178348
    (前記一般式(1)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Xは、酸素原子またはNHであり、Yは、2価の有機残基であり、Zは、水酸基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基である。)
  7. 前記ポリマーが、少なくとも一つの下記一般式(2)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体、及び、
    少なくとも一つの下記一般式(4)で表される繰り返し単位及び少なくとも一つの下記一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体の、少なくとも一方である請求項1〜6のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
    Figure 2018178348
    (前記一般式(2)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、N−オキシジメチルアミノ基、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基、または、スルホネートブチルジメチルアンモニウム基ある。
    また、前記一般式(3)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Aは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。)
    Figure 2018178348
    (前記一般式(4)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Yは、炭素数2〜3個の2価の有機残基であり、Zは、3−トリメチルアンモニオ基、メチルジエチルアンモニオ基、エチルジメチルアンモニオ基、または、カルボキシレートメチルジメチルアンモニオ基で基ある。また、前記一般式(5)中、Rは、水素原子またはメチル基であり、Bは、エーテル性酸素原子を含有してもよい炭素数2〜18の直鎖あるいは分岐アルキル基である。)
  8. 前記一般式(2)で表される繰り返し単位及び前記一般式(3)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する前記一般式(2)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(2)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.1〜0.7であり、
    前記一般式(4)で表される繰り返し単位及び前記一般式(5)で表される繰り返し単位を含有する(メタ)アクリレート重合体は、全ての繰り返し単位の数に対する前記一般式(4)で表される繰り返し単位の数の比の値((一般式(4)で表される繰り返し単位の数)/(全ての繰り返し単位の数))が、0.05〜0.4である請求項7に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  9. 前記ポリマー100質量部に対して、1〜35質量部の可塑剤を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  10. 前記ポリマー溶液が、着色剤を含む請求項1〜9のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  11. 前記ポリマー溶液が、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方を含む請求項1〜10のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のまつ毛エクステンション用固着処理剤をエクステンション用まつ毛の端部に付着させる付着ステップと、
    前記まつ毛エクステンション用固着処理剤が付着したエクステンション用まつ毛を、地まつ毛の表面上に配置し、前記エクステンション用まつ毛と前記地まつ毛とを固着させる固着ステップと、を有するまつ毛エクステンションの施術方法。
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