JP2018177791A - 水面施用農薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】水面拡展性の優れた水面施用農薬組成物を得ること。【解決手段】本発明は、1種又は2種以上の農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤からなる群より選ばれる1種又は2種以上の拡展剤並びに1種又は2種以上の中空状鉱物質担体、植物担体及び/又は合成樹脂発泡体を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を含有する水面施用農薬組成物並びにその製造方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、水面施用農薬組成物、その固形農薬包装体、及びその製造方法に関する。
一般的な農薬製剤として、粉剤、粒剤、水和剤、水溶剤、フロアブル剤、液剤、乳剤などが知られている。これらのうち、水和剤、水溶剤、乳剤などの散布剤は、主として、畑地や非農耕地などで使われるが、水和剤や水溶剤には粉立ちによる作業者の健康上の問題や環境への影響の問題があり、乳剤には溶媒や乳化剤による環境汚染の問題や有機溶媒による火災の危険の問題などがある。また農薬有効成分の多くは水に溶けにくいものが多く、液剤に製剤化することが困難である場合が多い。これらのことから、最近、このような問題の少ない水性若しくは油性懸濁製剤(フロアブル)又はドライフロアブル剤の使用が増加する傾向にある。
一方、水田の水面施用剤としては、粉剤、粒剤などが挙げられ、従来、主に粒剤が使用されてきた。粒剤は、一般に10アール当り3〜4kg施用されるが、近年、農薬の省力散布についての要望が高まっており、農薬製剤の施用量を減ずる少量散布剤の開発が必要とされている。他方、粒剤の施用量を減じようとすると、必然的に粒剤中の農薬有効成分含量が多くなるうえに、単位面積当たりの粒数が減少する。これらは農薬有効成分の生物効果や作物に対する薬害に直接影響を与える要因であり、できるだけ農薬製剤を水田全体に均一に処理することが要求される。
しかしながら、近年開発された1kg粒剤は、湛水下水田へ均一に散布するには、ある程度の技術と経験が必要であり、均一散布を達成することが容易でなく、また、場合によっては、散布装置が必要となることから、省力化を目的とした剤型としては必ずしも満足なものとはいえない。
そこで、水田の水面施用剤の分野において、散布時の省力化及び効率化を図る目的で、水性懸濁製剤の開発が多くみられる。この製剤は、畑地、非農耕地などで使われる水性懸濁製剤とは異なり、製剤を希釈することなく容器から直接水田に滴下又は注下するので、特別な散布機器を要しない。また当該製剤の処理量は10アール当たり200ミリリットル乃至1リットル程度と少ないので、軽くて扱いやすいという特徴を有し、圃場の面積により、畦畔からの振込み処理(いわゆる額縁処理)や、入水時に水口から潅注するだけの処理(いわゆる水口処理)が可能である。したがって、当該製剤は、極めて省力的な処理が可能であるため、発売後、急速に市場を拡大している。しかしながら、水性懸濁製剤は、水中に農薬有効成分を分散又は乳化させた製剤であるので、加水分解しやすい農薬有効成分には適用しがたいという問題点を有している。
また近年、農薬散布の省力化や環境面を考慮した製剤として、タブレット、豆粒型剤、粒剤などの固形製剤を水溶性フィルムなどの水溶紙で包装した水田投げ込み用製剤(パック剤又はジャンボ剤)の普及が進んでいる。このような製剤は、簡単に水田用農薬の処理ができるという利点はあるものの、従来の粒剤や粉剤などの処理のように均一処理をしないうえ、これら固形製剤を水中に投じると、製剤は土壌表面に沈降する。ここで、沈降物は発泡して又は発泡することなく、農薬活性成分を田面水中に分散させることになるため、溶けきらない原体粒子は投下地点の周辺に沈降することになる。また溶解した農薬有効成分は投下地点の土壌の表面近くで高濃度の溶液を形成するため、当該土壌に吸着され易くなる。このため、これら固形製剤を水溶性フィルムなどの水溶紙で包装した水田投げ込み用製剤の農薬有効成分の水溶解度がかなり高い場合であっても、当該製剤の投下点付近の土壌に農薬有効成分が高濃度に吸着され、圃場条件、気象条件などによっては、農薬有効成分の不均一による薬害や効力のムラ及び後作物への悪影響を生じやすいという欠点があった。
このような粒剤としては、古くは多くの発泡型錠剤が開発されていたが、製造性や保存安定性の面での課題から非発泡型の粒剤の使用が主流となってきている。例えば、[1](1)農薬有効成分、(2)焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクより選ばれる1種又は2種以上を含有する水面浮遊性粒核及び(3)アセチレンアルコール及びアセチレンジオール並びにそれらにアルキレンオキサイドを付加した界面活性剤より選ばれる1種又は2種以上の水面拡展剤を含有する水面浮遊性の農薬固形剤を、ポリビニルアルコール、その誘導体、又は、ポリビニルアルコール及びその誘導体よりなるフィルム又はシートに分包とした、有効成分が水中に分散又は溶解する水田投げ込み用農薬製剤(特許第2815535号;特許文献1)、[2](1)農薬活性成分と(2)比重が1以下の粉末基剤および(3)界面張力低下能の大きい界面活性剤を均一に分散させた農薬粒剤又は錠剤(特開平7−233002;特許文献2)、[3](1)見かけ比重が1未満であり且つ約300μm〜約1,400μmの範囲内の粒径を有する粒核上に、(2)農薬活性物質及び(3)空気−水界面張力を変化させる能力のある物質を、(4)油状物質を用いて担持被覆せしめて成ることを特徴とする浮遊走行性良好な水面施用農薬製剤(特開平9−183701;特許文献3)、[4](1)1種又は2種以上の農薬有効成分、(2)α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩及びオレイルメチルタウライド塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤及び(3)見掛け比重が1未満であって中空状鉱物質担体、植物担体、合成樹脂発泡体又はこれらの1種又は2種以上を含有して水に浮く性質を付与した成形された粒核を含有する水面施用農薬組成物(特許第3535429号;特許文献4)が水面浮遊性粒剤の拡展性を向上する技術として知られている。
特許第2815535号 特開平7−233002 特開平9−183701 特許第3535429号
しかしながら、これらの既存の方法は、実用場面では、水面性拡展性を必ずしも十分に得ることができなかった。すなわち、当該実用場面では、藻、稲の籾殻その他の浮遊物が水田の水面を覆ってしまうことが多く、このような場合には、上記の既存の水面施用剤を処理しても、当該浮遊物が農薬有効成分の浮遊拡展を阻害するために、当該水面施用剤の処理を行っても、農薬有効成分を均一に拡展することができない。更には、一見浮遊物が存在していないように見える水田であっても、実は畔からの目視では確認できないような浮遊物が存在する場合があり、このような場合には、既存の水面施用剤を処理しても、農薬有効成分の十分な浮遊拡展は見込めない。特に、いわゆる中期剤が処理される時期においては、水面の浮遊物が増加するのに加えて、稲及び雑草の生長によっても農薬有効成分の拡散が阻害されるため、実用的な効果をえるためにはさらに薬剤の拡散性能を強力にすることが求められる。
本発明の課題は、水田に農薬有効成分の浮遊拡展を阻害するような浮遊物が存在し、さらに稲や雑草が生長した条件においても、農薬製剤が水面を良好に浮遊拡展するような農薬製剤を設計することが課題であるが、この課題を含むいくつかの課題を同時に解決するに足る技術は、これまで知られていなかった。すなわち、農薬製剤が、1)散布に際し特別な器具を必要としないこと、2)省力的であること、3)散布者及び環境に対して安全であること、4)プラスチック容器のような定型の容器を使用しないことから容器の処理が簡単であること、5)農薬有効成分の偏析による薬効不足や偏在による薬害の恐れがないこと、6)少々の障害物があったり、稲や雑草が生長した場面でも、農薬製剤の水面浮遊拡展性が優れていること、かつ、7)経時的に安定であること並びにその処理方法が要望されていた。
本発明者らは上記の条件を満たす農薬製剤及びその処理方法の開発を目指して鋭意検討を行った結果、アルキルスルホサクシネート塩、特定の拡展剤、及び見掛け比重が1未満の特定の粒核を用いた農薬組成物が新規であること、当該農薬組成物を、振込口を備えた適当な容器に詰め、水田中に直接振込処理するか、当該農薬組成物を水で破袋分散又は水に溶解するフィルムに小分けして分包とし、これを水田中に投げ込み処理することにより、当該農薬組成物が田面水を良好に浮遊拡展し、田面水全体に農薬有効成分を良好に分布させることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下[1]−[10]の通りである。
[1](1)1種又は2種以上の農薬有効成分、(2)アルキルスルホサクシネート塩、(3)下記化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤並びに(4)1種又は2種以上の中空状鉱物質担体、植物担体及び/又は合成樹脂発泡体を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を含有する水面施用農薬組成物。
化合物群:α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤。
[2]拡展剤が2種である[1]に記載の水面施用農薬組成物。
[3]粒核が、焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する[1]または[2]に記載の水面施用農薬組成物。
[4][1]〜[3]のいずれか一つに記載の水面施用農薬組成物に、更に油状物質を含有する水面施用農薬組成物。
[5][1]〜[4]のいずれか一つに記載の水面施用農薬組成物に、更に水溶性金属塩を含有する水面施用農薬組成物。
[6] [1]〜[5]のいずれか1つに記載の水面施用農薬組成物に、更に少なくとも1種の界面活性剤を含有する水面施用農薬組成物。
[7]界面活性剤が、非イオン性界面活性剤である[6]に記載の水面施用農薬組成物。
[8]非イオン性界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物及びポリアルキレンオキシ脂肪酸エステルからなる群より選ばれる[6]又は[7]に記載の水面施用農薬組成物。
[9] [1]〜[8]のいずれか1に記載の水面施用農薬組成物を水溶性フィルム又はシートに分包する固形農薬包装体。
[10](A)焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)に、場合により油状物質及び/又はグリコールエーテル系溶剤を吸収させる工程並びに
(B)上記工程(A)で得られた水面浮遊性粒核に、農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩及び/又はα−オレフィンスルホン酸塩を、被覆し又は吸収させる工程を含有する、
(1)1種又は2種以上の農薬有効成分、(2)アルキルスルホサクシネート塩、(3)下記化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤並びに(4)焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を含有する水面施用農薬組成物の製造方法。
化合物群:α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤
本発明の水面施用農薬組成物と上記の先行技術を対比すると、以下のとおりである。
すなわち、本発明の水面施用農薬組成物と特許文献1の水面浮遊性の農薬固形剤を比較すると、両者は、農薬有効成分、水面浮遊性粒核の点を共通とするが、本発明の水面施用農薬組成物がアルキルスルホサクシネート塩及び化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤(ここにおいて、化合物群とは、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤を示す)を含有する点、特許文献1の水面浮遊性の農薬固形剤がアセチレンアルコール及びアセチレンジオール並びにそれらにアルキレンオキサイドを付加した界面活性剤より選ばれる1種又は2種以上の水面拡展剤を含有する点で、両者は相違する。
本発明の水面施用農薬組成物は、特許文献2の農薬粒剤又は錠剤を比較すると、両者は、農薬有効成分、水面浮遊性粒核(なお、特許文献2では、比重が1以下の粉末基剤としている)の点を共通とするが、本発明の水面施用農薬組成物がアルキルスルホサクシネート塩及び化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤(ここにおいて、化合物群とは、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤を示す)を含有する点、特許文献2の農薬粒剤又は錠剤が界面張力低下能の大きい界面活性剤が均一に分散させる点で、両者は、相違する。
本発明の水面施用農薬組成物は、特許文献3の水面施用農薬製剤を比較すると両者は、農薬有効成分、水面浮遊性粒核(なお特許文献3では、見かけ比重が1未満であり且つ約300μm〜約1,400μmの範囲内の粒径を有するとし、本発明では、通常、90%以上の粒核が0.710mm〜4.760mmの区分に入るとしている。)の点を共通とするが、本発明の水面施用農薬組成物がアルキルスルホサクシネート塩及び化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤(ここにおいて、化合物群とは、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤を示す)を含有する点で、特許文献3の水面施用農薬製剤が空気−水界面張力を変化させる能力のある物質を、油状物質を用いて担持被覆せしめて成ることの点で、両者は、相違する。
本発明の水面施用農薬組成物は、特許文献4の水面施用農薬組成物を比較すると、両者は、農薬有効成分、水面浮遊性粒核の点を共通とするが、本発明の水面施用農薬組成物はアルキルスルホサクシネート塩及び化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤(ここにおいて、化合物群とは、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤を示す)を含有する点で、特許文献4の水面施用農薬組成物はα−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩及びオレイルメチルタウライド塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤を含有する点で、両者は、相違する。
本発明によれば、水面施用農薬組成物を湛水下水田に施用した場合、界面活性剤が溶解するに伴い、水面施用農薬組成物が水面のさまざまな方向に自己拡散し、農薬有効成分が速く田面水中に均一に分散し溶解する。また、本発明の水面施用農薬組成物は、農薬有効成分の水中への放出速度が極めて速いので、仮に粒核が水面に残り風で吹き寄せられても、吹き寄せられてしまう前に既に農薬有効成分は放出されているため、その作用効果の発現には全く影響を及ぼさないという、実用場面においても極めて好ましい特徴を有している。
次に、本明細書で使用する各種の用語について説明する。
本発明の農薬有効成分の水面施用農薬組成物における含有量は、製剤が可能な量であればよく、特に限定されないが、通常、本発明組成物100重量に対して、通常0.1〜50重量部、より好適には1〜40重量部である。
本発明の水面施用農薬組成物に含まれる「農薬有効成分」とは、除草性活性成分、殺虫・殺ダニ性活性成分、殺菌性活性成分、植物調節成分など又はこれらの混合成分であり、当該組成物中で安定であればいずれであってもよいが、それ自体の物理的性状に特に限定はない。
本発明の水面施用農薬組成物に含まれる除草性活性成分は、特に制限はないが、例えば、ベンスルフロンメチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ハロスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、エトキシスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、クロルスルフロン、クロリムロンエチル、ネオフェンスルフロンメチル、フラザスルフロン、スルホメツロンメチル、プリミスルフロンメチル、リムスルフロン、プロピリスルフロン、メトスルフロンメチル、フルセトスルフロン、メタゾスルフロン、ジメピペレート、メフェナセット、プレチラクロール、モリネート、ピリブチカルブ、テニルクロール、エスプロカルブ、ブタミホス、ブロモブチド、ダイムロン、カフェンストロール、シハロホップブチル、ベンゾフェナップ、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンフレセート、ベンチオカーブ、エポロダン、キノクラミン(ACN)、シメトリン、ジメタメトリン、ペントキサゾン、エドベンザニド、ジチオピル、ブタクロール、オキサジアルギル、ナプロアニリド、シンメスリン、(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(2,4−D)若しくはそのアルキルエステル若しくはその塩、4−(4−クロロ−o−トリルオキシ)酪酸(MCPB)、オキサジクロメホン、フェントラザミド、シクロピリモレート、ペノキススラム、ベンタゾン、メソトリオン、スルコトリオン、ベンゾビシクロン、テフリルトリオン、ビシクロピロン、ビスピリバック、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリミノバックメチル、ピリミスルファン、トリアファモンなどが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に含まれる殺虫・殺ダニ性活性成分は、特に制限はないが、例えば、インドキサカルブ、クロマフェノジド、ピリミジフェン、ミルベメクチン、メソミル、アセフェート、ジノテフラン、チオシクラム、イミダクロプリド、ニテンピラム、アセタミプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、チアクロプリド、ピリダフェンチオン、ジメトエート、PMP、CVMP、ジメチルビンホス、DEP、NAC、MTMC、MIPC、PHC、MPMC、XMC、ベンフラカルブ、ピリミカルブ、オキサミル、チオジカルブ、シペルメトリン、カルタップ、ベンスルタップ、ジフルベンズロン、テフルベンズロン、クロルフルアズロン、ブプロフェジン、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ピリダベン、クロフェンテジン、バチラス・チューリンゲンシス及びその産生毒素、MPP、MEP、ダイアジノン、イソキサチオン、エチルチオメトン、エトフェンプロックス、トラロメトリン、シラフルオフェン、シクロプロトリン、ベンフラカルブ、ブロフラニリドなどが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に含まれる殺菌性活性成分は、特に制限はないが、例えば、シメコナゾール、ヒドロキシイソキサゾール、テクロフタラム、ジクロメジン、ペンチオピラド、ピロキロン、ジラム、チウラム、キャプタン、TPN、フサライド、トリクロホスメチル、ホセチル、チオファネートメチル、ベノミル、カルベンタゾール、チアベンタゾール、ジエトフェンカルブ、イプロジオン、ビンクロゾリン、プロシミドン、フルオルイミド、オキシカルボキシン、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、メタラキシル、オキサジキシル、トリアジメホン、ヘキサコナゾール、トリホリン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、PCNB、ダゾメット、トリアジン、プロベナゾール、イソプロチオラン、トリシクラゾール、テトラコナゾール、トリクラミド、オキソリニック酸、ジメトモルフ、シモキサニル、トルプロカルブ、MON−240などが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に含まれる植物調節成分は、特に制限はないが、例えば、マレイン酸ヒドラジド若しくはその塩、アブシジン酸、過酸化カルシウム、イナベンフィド、パクロブトラゾール、ウニコナゾール、トリアペンテノール、サイコセルなどが挙げられる。
本発明に任意に用いられる更なる農薬有効成分としては、上記の除草性活性成分、殺虫・殺ダニ性活性成分、殺菌性活性成分、植物調節成分などの1種又は種類を越えて2種以上を組合せて使用が可能である。
本発明に用いられるアルキルスルホサクシネート塩とは、例えば、ジ(2−エチルヘキシル)スルホこはく酸などのモノアルキルスルホこはく酸の塩、ジオクチルスルホこはく酸などのジアルキルスルホこはく酸の塩を意味し、中でもジオクチルスルホこはく酸の塩が好ましい。当該塩としては、特に制限はないが、例えば、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属との塩、アンモニアとの塩(アンモニウム塩)などが挙げられ、ナトリウム又はカルシウム塩が好ましく、通常、拡展剤として機能する。
本発明では、α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤が使用される。好ましくは2種以上の拡展剤が使用される。
本発明に用いられるα−オレフィンスルホン酸塩は、原油(石油)を原料としたスルホン化物であり、生分解性に優れること、皮膚及び眼に対しても非常に安全であること、酸アルカリに対して安定であること、耐硬水性に優れることなどの人や環境にやさしい特徴を有しており、例えば、C12〜C18、好ましくはC14〜C18のα−オレフィンスルホン酸塩が挙げられ、通常、拡展剤として機能する。
α−オレフィンスルホン酸塩の塩としては、特に制限はないが、例えば、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属との塩、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属との塩、アンモニアとの塩(アンモニウム塩)、種々のアミンとの塩などが挙げられ、ナトリウム、アンモニウム又はカルシウムとの塩が好ましい。
本発明に用いられるグリコールエーテル系溶剤は、特に制限はないが、例えば、グリコールエーテルが、エチレングリコール モノメチルエーテル、エチレングリコール モノエチルエーテル、エチレングリコール モノプロピルエーテル、エチレングリコール モノイソプロピルエーテル、エチレングリコール モノブチルエーテル、エチレングリコール モノイソブチルエーテル、エチレングリコール モノt−ブチルエーテル、エチレングリコール モノ2−メチルペンチルエーテル、エチレングリコール モノヘキシルエーテル、エチレングリコール モノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコール モノビニルエーテル、エチレングリコール モノアリルエーテル、エチレングリコール モノベンジルエーテル、エチレングリコール モノフェニルエーテル、エチレングリコール ジメチルエーテル、エチレングリコール ジエチルエーテル、ジエチレングリコール モノメチルエーテル、ジエチレングリコール モノエチルエーテル、ジエチレングリコール モノプロピルエーテル、ジエチレングリコール モノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコール モノブチルエーテル、ジエチレングリコール モノイソブチルエーテル、ジエチレングリコール モノヘキシルエーテル、ジエチレングリコール モノ2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコール モノアリルエーテル、ジエチレングリコール モノベンジルエーテル、ジエチレングリコール モノフェニルエーテル、ジエチレングリコール モノ(メチルフェニル)エーテル、ジエチレングリコール ジメチルエーテル、ジエチレングリコール メチルエチルエーテル、ジエチレングリコール ジエチルエーテル、ジエチレングリコール ジブチルエーテル、ジエチレングリコール ジビニルエーテル、ジエチレングリコール エチルビニルエーテル、トリエチレングリコール モノメチルエーテル、トリエチレングリコール モノエチルエーテル、トリエチレングリコール モノブチルエーテル、トリエチレングリコール モノビニルエーテル、トリエチレングリコール ジメチルエーテル、テトラエチレングリコール モノフェニルエーテル、テトラエチレングリコール ジエチルエーテル、ポリエチレングリコール モノメチルエーテル、プロピレングリコール モノメチルエーテル、プロピレングリコール モノエチルエーテル、プロピレングリコール モノプロピルエーテル、プロピレングリコール モノイソプロピルエーテル、プロピレングリコール モノブチルエーテル、プロピレングリコール フェニルエーテル、プロピレングリコール モノ(メチルフェニル)エーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール ジプロピルエーテル、プロピレングリコール ジイソプロピルエーテル、プロピレングリコール ジブチルエーテル、プロピレングリコール ジイソブチルエーテル、プロピレングリコール ジアリルエーテル、プロピレングリコール ジフェニルエーテル、ジプロピレングリコール モノメチルエーテル、ジプロピレングリコール モノエチルエーテル、ジプロピレングリコール モノプロピルエーテル、ジプロピレングリコール モノブチルエーテル、ジプロピレングリコール ジメチルエーテル、ジプロピレングリコール ジエチルエーテル、ジプロピレングリコール ジブチルエーテル、ジプロピレングリコール ジイソブチルエーテル、ジプロピレングリコール アリルエーテル、トリプロピレングリコール モノメチルエーテル、トリプロピレングリコール モノエチルエーテル、トリプロピレングリコール モノブチルエーテル、ブチレングリコール モノメチルエーテル、ブチレングリコール ジメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールなどが挙げられ、通常、拡展剤として機能する。
本発明に使用する粒核は、通常、浮力材として機能するが、水に浮く性質を有する粒状物であれば特に限定はないが、1種又は2種以上の中空状鉱物質担体、植物担体及び/又は合成樹脂発泡体を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を意味する。例えば、仮焼バーミキュライト、焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラスなどの中空状鉱物質担体;コルクなどの植物担体;発泡スチロールなどの合成樹脂発泡体などの粒状物及びこれらの1種又は2種以上を含有して水に浮く性質が付与され成形された粒状物が挙げられ、好適には、焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス、又はコルク、より好適には、焼成バーミキュライト、発泡パーライト、又はコルクである。本発明の水面施用農薬組成物中の配合割合は、当該組成物の総量に対して1〜50重量%が好適であり、更に5〜30重量%の配合が好適である。
本発明の水面施用農薬組成物は、例えば、見掛け比重が1未満である粒核に農薬有効成分などを担持させることにより、又は、見掛け比重が1未満である粒核の表面に農薬有効成分などを被覆することにより製造することができる。
見掛け比重が1未満である粒核に農薬有効成分などを担持させる場合には、該粒核への農薬有効成分などの配合量は、水面施用農薬組成物が水面に浮遊する量の範囲内であれば十分である。粒核の種類やグレード、農薬有効成分の種類やその他の助剤の種類、配合量などにより異なり、適宜選択して配合することができるが、本発明の水面施用農薬組成物に浮遊性を付与するためには、通常、本発明の水面施用農薬組成物中への配合割合は、10〜90重量%であり、好ましくは、20〜70重量%である。
見掛け比重が1未満である粒核の表面に農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩及び拡展剤などを被覆する場合、本発明の水面施用農薬組成物は、以下の被覆方法により、製造することができる。
すなわち、(1)通常、見掛け比重が1未満である粒核に、農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩及び拡展剤、適宜他の助剤を被覆する方法;
(2)見掛け比重が1未満である粒核、全部の農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、適宜他の助剤を含有する造粒物、常温で液状の油状物質を用いて、1種もしくは2種以上の上記拡展剤を被覆する方法;及び
(3)見掛け比重が1未満である粒核、一部の農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、適宜他の助剤を含有する造粒物、常温で液状の油状物質を用いて、1種もしくは2種以上の上記拡展剤を被覆し、さらに1種もしくは2種以上の上記拡展剤及び残りの農薬有効成分を被覆する方法。
又、見掛け比重が1未満である粒核に農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、及び拡展剤などを含浸させる場合、本発明の水面施用農薬組成物は、以下の含浸方法により、製造することができる。
すなわち、(1)通常、見掛け比重が1未満である粒核に、農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、及び拡展剤、適宜他の助剤を含浸する方法;
(2)見掛け比重が1未満である粒核、全部の農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、適宜他の助剤を含有する造粒物、常温で液状の油状物質を用いて、1種もしくは2種以上の上記拡展剤を含浸する方法;及び
(3)見掛け比重が1未満である粒核、一部の農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩、適宜他の助剤を含有する造粒物、常温で液状の油状物質を用いて、1種もしくは2種以上の上記拡展剤を含浸し、さらに1種もしくは2種以上の上記拡展剤及び残りの農薬有効成分を含浸する方法。
本発明に用いられる常温で液状の油状物質としては、農薬有効成分に粒子成長、分解などに悪影響を与えず、見掛け比重が1未満である粒核の表面に農薬有効成分を均一に被覆できる性質を有するものであればよく、高沸点、低毒性で引火点が高く、低粘度で、比重が1より小さく、農薬有効成分に対して溶解力の低い溶媒が好ましく、例えば、低粘度の流動パラフィン、塩素化パラフィン、イソパラフィン、マシン油、ポリブテン、パラフィン系、ナフテン系、芳香族系の各種高沸点溶媒などの鉱物油;ヤシ油、大豆油、なたね油などの植物油;鯨油、鰯油などの動物油;シリコーンオイル、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、アジピン酸などのモノマー又はジカルボン酸の種々のエステル;トリブチルホスフェートやトリスクロルエチルホスフェートなどのリン酸の種々のエステルなどの可塑剤;エチレングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオールなどのグリコール類並びにそれらの種々のエステル及びエーテル類;ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトンなどのラクトン類;N−メチルピロリドン;及び種々の液状界面活性剤などを挙げることができる。
本発明に用いられる常温で液状の油状物質の配合量は、農薬有効成分の種類やその他の助剤の種類、配合量などにより異なり、適宜選択して配合することができるが、本発明の水面施用農薬組成物に良好な水面浮遊拡展性を付与するためには、通常、水面施用農薬組成物中への配合割合は、1〜60%であり、好ましくは、5〜40%である。
水面施用農薬組成物は、通常の水面施用に使用される剤型であれば特に限定はないが、粒剤が好ましい。
本発明において粒剤を成形するために用いられる結合剤は、見掛け比重が1未満である粒核及び適宜その他の補助剤、農薬有効成分、界面活性剤及びその他の水面拡展剤などの混合物を、粒剤成形するために用いるものであり、例えば、デキストリンやポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースの塩、メチルセルロース、アラビアゴム、ポリエチレングリコール及びその誘導体、タブ粉及びベントナイトなどを挙げることができ、また、例えば、リグニンスルホン酸塩、カルボン酸及びスルホン酸タイプのポリソープは、分散剤と兼用でき、更に、ベントナイト及びリグニンスルホン酸塩は比較的安価なため増量剤としても用いることができるので特に有用である。
本発明において用いられる結合剤として、特に、ベントナイトやカルボキシメチルセルロースのナトリウム塩は結合力が強く、水中での粒の崩壊時間を調節することができ、しかも、それ自身に膨潤性を有するため、一旦崩壊した後は粒剤を完全に崩壊させることができるという利点を有する。本発明で用いられる結合剤の配合量は、結合剤の種類、見掛け比重が1未満である粒核の種類、組成及び製造方法、農薬粒剤の処方、作り方、及び形状、農薬有効成分の種類や物理性、その他の補助剤の種類や配合量など処方によって異なるが、適宜選択して決定することができる。例えば、ベントナイトの場合の配合割合は、通常、本発明の水面施用農薬組成物中に3〜70%であり、好ましくは5〜30%であり、その他の結合剤の場合の配合割合は、0.1〜30%であり、好ましくは0.5〜20%程度である。
本発明の水面施用農薬組成物には種々の目的でその他の補助剤を配合することができる。その他の補助剤としては、例えば、界面活性剤、吸油性担体、消泡剤、防黴剤、溶剤又は安定化剤すなわち、着色剤、増量剤、防腐剤、pH調節剤などの補助剤成分を添加することができる。好ましくは界面活性剤である。
本発明に使用する界面活性剤は、通常の農薬に用いられるものであれば特に限定はなく、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤又は両性イオン性界面活性剤などのいずれの界面活性剤をも用いることができ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル燐酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル燐酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルアリール燐酸エステル塩、アルキルアリール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、アルキルフェノール燐酸塩、アルキルフェノール燐酸エステル塩、アルキルフェノール硫酸塩、アルキルフェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール燐酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール硫酸エステル塩、スチリルフェノール燐酸塩、スチリルフェノール燐酸エステル塩、スチリルフェノール硫酸塩、スチリルフェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンスチリルフェノール燐酸塩、ポリオキシアルキレンスチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンスチリルフェノール硫酸塩、ポリオキシアルキレンスチリルフェノール硫酸エステル塩、ジスチリルフェノール燐酸塩、ジスチリルフェノール燐酸エステル塩、ジスチリルフェノール硫酸塩、ジスチリルフェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール燐酸塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール硫酸塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール硫酸エステル塩、トリスチリルフェノール燐酸塩、トリスチリルフェノール燐酸エステル塩、トリスチリルフェノール硫酸塩、トリスチリルフェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリスチリルフェノール燐酸塩、ポリオキシアルキレントリスチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリスチリルフェノール硫酸塩、ポリオキシアルキレントリスチリルフェノール硫酸エステル塩、アルキルサクシネートスルホン酸塩、ジアルキルサクシネートスルホン酸塩又はポリオキシアルキレンジアルキルサクシネートスルホン酸塩などが挙げられ、好適には、アルキル燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル燐酸エステル塩、アルキルアリール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル燐酸エステル塩、アルキルフェノール燐酸塩、スチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンスチリルフェノール燐酸エステル塩、ジスチリルフェノール燐酸塩、ジスチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール燐酸塩、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノール燐酸エステル塩、トリスチリルフェノール燐酸塩、トリスチリルフェノール燐酸エステル塩、ポリオキシアルキレントリスチリルフェノール燐酸塩又はポリオキシアルキレントリスチリルフェノール燐酸エステル塩などが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物、ポリアルキレンオキシ脂肪酸エステル、ソルビタン系界面活性剤もしくはそのアルキレンオキサイド付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルポリサッカライド系界面活性剤、シュクログリセライド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノールエーテル又はポリオキシアルキレントリスチリルフェノールエーテルなどが挙げられ、好適には、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物、ポリアルキレンオキシ脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェノールエーテル、ポリオキシアルキレンジスチリルフェノールエーテル又はポリオキシアルキレントリスチリルフェノールエーテルなどが挙げられ、より好適には、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物及びポリアルキレンオキシ脂肪酸エステルが挙げられる。
なお、これらエチレンオキサイドを付加したタイプの界面活性剤においては、その一部にプロピレンオキサイドを含有してもよい。
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪族第三級アミンもしくはその塩、脂肪族第三級アミン脂肪族アミンアルキレンオキサイド付加物もしくはその塩又は脂肪族第四級アミン塩などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムなどのアミノ酸型両性界面活性剤;ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジジヒドロキシエチルベタインなどのベタイン型両性界面活性剤などのカルボン酸塩型両性界面活性剤;硫酸エステル塩型両性界面活性剤;スルホン酸塩型両性界面活性剤;又は燐酸エステル塩型両性界面活性剤などが挙げられる。
本発明に用いる水面施用農薬組成物の1つの実施形態で用いられる界面活性剤としては、好適には、陰イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤、特に非イオン性界面活性剤である。
本発明に使用する吸油性担体は、通常の農薬に用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、無晶形二酸化ケイ素、珪藻土、シリカゲル、パーライト、活性炭及び植物粉末などの粉粒状物並びにこれらの1種又は2種以上を含有した吸油性担体が挙げられ、好適には、植物粉、パーライト又は無晶形二酸化ケイ素である。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる消泡剤としては、通常農薬製剤に用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、sec−ブタノール、ブタノールのような低級アルコール系消泡剤;アミルアルコール、ジイソブチルカルビトール、トリブチルホスフェート、オレイン酸、トール油、金属セッケン、HLBの低い界面活性剤(例えば、ソルビタンラウリン酸モノエステル、ソルビタンラウリン酸トリエステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、アセチレングリコール誘導体、プルロニック型非イオン界面活性剤など)、アセチレングリコール誘導体のような有機極性化合物系消泡剤;鉱物油の界面活性剤配合品、鉱物油と脂肪酸金属塩の界面活性剤配合品のような鉱物油系消泡剤;シリコーン樹脂、シリコーン樹脂の界面活性剤配合品、シリコーン樹脂の無機粉末配合品のようなシリコーン樹脂系消泡剤などが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる防黴剤としては、通常農薬製剤に用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、パラクロロメタキシレノール、ポリへサメチレンビグアニジドハイドロクロライド、1,2−ベンジソチアゾリン−3−オン、メチルパラヒドロキシベンゾエート、エチルパラヒドロキシベンゾエート、プロピルパラヒドロキシベンゾエート、ブチルパラヒドロキシベンゾエート、ヘプチルパラヒドロキシベンゾエート、ベンジルパラヒドロキシベンゾエート、パラオキシ安息香酸エステル、ソルビン酸、オルソフェニルフェノール、ソディウムオルソフェニルフェネート、グルタルジアルデヒド、第四級アンモニウム化合物、トリ−(N−クロロヘキシルジアゼニウムジオキシ)−アルミニウム、テトラヒドロ−3,5−ジメチル−2H−1,3,5−チアジアジン−2−チオン、2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン、ジメチロール尿素、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、フェノキシエタノール、グリオキサール、グルタルアルデヒド、1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン、塩化ベンザルコニウム、フェノキシプロパノール、テトラメチルアセチレンジ尿素、ポビドンイオディン、ソルビン酸カリウム、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール又はチアゾロンなどが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる溶剤としては、通常農薬に用いられるものであれば特に限定はないが、第2石油類以上の引火点を有するものが望ましい。例えば、アルキルベンゼン、メチルナフタレン、流動パラフィン、リグロイン、ケロシン、灯油、n−デカン、イソドデカン、テトラリン、デカリン、テレピン油、パイン油、アジピン酸、グルコン酸、マレイン酸、乳酸、安息香酸、フタル酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、ラウリン酸、オレイン酸、やし油脂肪酸、シクロヘキサノン、シクロへキセニルシクロヘキサノン、アセチルアセトン、アセトフェノン、メチルブチルケトン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、エピクロールヒドリン、ジグリシジールエーテル、ジオキサン、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、大豆油、なたね油、ゴマ油、コメ油、やし油、サンフラワー油、いわし油、鯨油、ジメチルスルホキサイド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−エチルピロリドン又はN−メチルピロリドンなどが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる着色剤としては、通常農薬に用いられるものであれば特に限定はなく、例えば、色素が挙げられ、好適には、ブリリアントブルーFCF、シアニングリーンG又はエリオグリーンGである。用いられる着色剤の配合割合は、当該組成物の総量に対して、通常、0.05〜0.5重量%であり、好適には、0.1〜0.3重量%である。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる増量剤としては、例えば、タルク、クレー、無晶形二酸化ケイ素、珪藻土、パーライト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの一般的に農薬のキャリアーとして用いられる鉱物質微粉の他に、塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンなどの樹脂粉末、グルコース、砂糖、乳糖などの糖類、カルボキシメチルセルロースもしくはその塩類、微結晶セルロース、木粉、米糠、ふすま、籾殻の粉末、コーヒー豆粉末、セルロース粉末、甘草粉末などの有機物、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化カリウムなどの水溶性金属塩、尿素などが挙げられる。好適には、水中で溶解し沈殿物を生じない水溶性金属塩である。また、増量剤の配合量は、本発明の水面施用農薬組成物の必須成分を除いた必要な最小量であり、増量剤の配合割合は、その種類により異なるが、当該組成物の総量に対して、通常、0.1〜90重量%であり、好適には、0.5〜70重量%である。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられる防腐剤としては、通常農薬に用いられるものであれば特に限定はなく、好適には、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラクロロメタキシレノ−ル、パラオキシ安息香酸ブチル又はデヒドロ酢酸ナトリウムである。用いられる防腐剤の配合割合は、当該組成物の総量に対して、通常、0.1〜3重量%であり、好適には、0.2〜2重量%である。
本発明の水面施用農薬組成物に用いられるpH調節剤としては、通常農薬に用いられるものであれば特に限定はなく、例えば、リン酸のような無機酸;クエン酸、フタル酸、コハク酸のような有機酸;クエン酸ナトリウム、フタル酸水素カリウムのような有機金属塩;リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ホウ酸ナトリウムのような無機金属塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような水酸化物;又はトリエタノールアミンのような有機アミン類などを挙げることができ、好適には、無機酸、無機金属塩又は水酸化物などであり、より好適には、塩酸、クエン酸、コハク酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は炭酸ナトリウムなどである。また、使用されるpH調節剤は、1種又は2種以上を併用することができる。
次に、本発明の水面施用農薬組成物及びその製造方法について説明する。なお、以下の説明は例示であって、本発明を限定するものではない。本発明の水面施用農薬組成物を製造するために、農薬有効成分が固体の場合には、通常、乾式又は湿式により農薬有効成分を微粉砕し、得られた農薬有効成分の粉砕品を、見掛け比重が1未満である粒核、拡展剤及びその他の助剤と混合した後、乾式又は湿式造粒法により粒剤に製剤する。用いられる湿式成形機としては、押し出し造粒機、混合造粒機、流動層造粒機及び転動造粒機が挙げられ、乾式成形機としては、ローラーコンパクター、打錠機、ブリケッティングマシン及び油圧成形機などが挙げられる。
本発明の水面施用農薬組成物を粒剤に製剤する場合には、見掛け比重が1未満である粒核及び必要なその他の助剤を混合後、上記の成形機を用いて農薬有効成分を含有しないか又は一部の有効成分のみを含有する、いわゆる「基粒」を予め調製し、これに農薬有効成分を残余のその他成分と共に被覆又は吸収させてもよく、また、すべての成分を予め混合後、上記の成形機を用いて直接粒剤に成形してもよい。
液状の農薬有効成分又は液状にした農薬有効成分を使用する場合には、見掛け比重が1未満である粒核又は吸油能のあるキャリアーに吸収し、以降は、固体の農薬有効成分と同様の方法で粒剤とするか、1未満である粒核及びその他の助剤を予め粒剤に成形し、これに液状の農薬有効成分又は液状にした農薬有効成分を吸収又は被覆させることにより本発明の水面施用農薬組成物を得ることができる。
本発明の水面施用農薬組成物が粒剤の場合、当該粒剤の粒度は、粒径が0.6mmより大きい部分が多いと水中で沈みにくかったり、粒の早い崩壊が抑えられたりし、逆に粒径が5mmより小さくなると、風で吹き寄せられにくくなるうえ、粒の崩壊分散に時間がかかり過ぎることもなく、吹き寄せられた場所で崩壊分散して有効成分の偏析の原因になることも少なくなるため、通常、当該粒剤の90%以上が0.710mm〜4.760mmの区分に入ることが好ましい。
このようにして得られた本発明の水面施用農薬組成物は適当な振込み口をつけた箱、瓶、袋などから直接水田中に振込み処理をするか、水溶性フィルム又はシートに分包して畦畔などから投げ込み処理することができる。本発明の水面施用農薬組成物は、水面で拡展しながら農薬有効成分を遊離する設計となっていることから、一般的な粒剤のように水田に入って均一散布しなくても畦畔などから水田中に適宜処理すれば十分な生物効果を得ることができる。本発明に用いられる水溶性フィルム又はシートは、水の中で溶解又は分散するような性質を有するフィルム又はシートであり、その構成材料としては、例えば、ポリビニルアルコール又はその誘導体よりなるもの、ポリビニルアルコール系繊維よりなるもの(例えば不織布)、プルランフィルムよりなるもの、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩とセルロースよりなるもの、ポリエチレンオキサイド及びその誘導体よりなるものなどを挙げることができ、特に、ポリビニルアルコール又はその誘導体よりなるフィルム(以下、PVAフィルムと略す。)はそれ自体水中で容易に分散又は溶解し、本発明の水面施用農薬組成物を水面に拡展させる性質を有する。
本発明に用いられるPVAフィルムは、例えば、重合度が1000〜2000であり、ケン化度が85〜95%であるポリビニルアルコールを少量の可塑剤、安定化剤などと共にフィルム化したものであり、重合体の中に少量のカルボン酸などの共重合物を含有するフィルムをも包含する。PVAフィルムの厚さは、フィルム強度、溶解時間を考慮した結果、通常、25〜70μmであり、好ましくは、30〜50μmである。また、PVAフィルムの端部はヒートシールできるものが好都合である。
上記のPVAフィルムに分包する場合、1包みの重量は、投げ込み易さを考慮した結果、通常、10〜200gであり、好ましくは、20〜60gであり、分包の個数は、通常、10アール当たり2〜40個を投下することにより十分な生物効果を発揮させることができ、好ましくは、4〜20個である。
本発明の水面施用農薬組成物及び当該組成物を使用する防除方法は、例えば、下記の種類の植物病害虫及び雑草に対して有効である。以下に、本発明が防除対象とする具体的病害虫を例示する。
植物病害としては、例えば、イネいもち病(Pyricularia oryzae)、紋枯病(Thanatephorus cucumeris)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、苗立枯病(Pythium spp.、Fusarium spp.、Trichoderma spp.、Rhizopus spp.、Rhizoctonia solaniなど)、稲こうじ病(Claviceps virens)、黒穂病(Tilletia barelayana);
ムギ類のうどんこ病(Erysiphe graminis f.sp.hordei;
f.sp.tritici)、さび病(Puccinia striiformis;
Puccinia graminis、Puccinia recondita、Puccinia hordei)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、網斑病(Pyrenophora teres)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium culmorum、Fusarium avenaceum、Microdochium nivale)、雪腐病(Typhula incarnata、Typhula ishikariensis、Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago nuda、Ustilago tritici、Ustilago nigra、Ustilago avenae)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries、Tilletia pancicii)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、株腐病(Rhizoctonia cerealis)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、苗立枯病(Fusarium spp.、Pythium spp.、Rhizoctonia spp.、Septoria nodorum、Pyrenophora spp.)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、炭疽病(Colletotrichum gramaminicola)、麦角病(Claviceps purpurea)、斑点病(Cochliobolus sativus);
トウモロコシの赤かび病(Fusarium graminearumなど)、苗立枯病(Fusarium avenaceum、 Penicillium spp、 Pythium spp.、Rhizoctonia spp)、さび病(Puccinia sorghi)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、黒穂病(Ustilago maydis)、炭疽病(Colletotrichum gramaminicola)、北方斑点病(Cochliobolus carbonum);
ブドウのべと病(Plasmopora viticola)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、うどんこ病(Uncinula necator)、黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata)、黒腐病(Guignardia bidwellii)、つる割病(Phomopsis viticola)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、芽枯病(Diaporthe medusaea)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、白紋羽病(Rosellinia necatrix);
リンゴのうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、黒星病(Venturia inaequalis)、斑点落葉病(Alternaria alternata(Apple pathotype))、赤星病(Gymnosporangium yamadae)、モニリア病(Monillia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、炭疽病(Colletotrichum acutatum)、すす点病(Zygophiala jamaicensis)、すす斑病(Gloeodes pomigena)、黒点病(Mycosphaerella pomi)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、白紋羽病(Rosellinia necatrix)、胴枯病(Phomopsis mali、Diaporthe tanakae)、褐斑病(Diplocarpon mali);
ナシの黒斑病(Alternaria alternata(Japanese pear pathotype))、黒星病(Venturia nashicola)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、輪紋病(Physalospora piricola)、胴枯病(Diaporthe medusaea、Diaporthe eres)、セイヨウナシの疫病(Phytophthora cactorum);
モモの黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、疫病(Phytophthora sp.)、炭疽病(Gloeosporium laeticolor);
オウトウの炭疽病(Glomerella cingulata)、幼果菌核病(Monilinia kusanoi)、灰星病(Monilinia fructicola);
カキの炭疽病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kaki; Mycosphaerella nawae)、うどんこ病(Phyllactinia kakikora);
カンキツの黒点病(Diaporthe citri)、緑かび病(Penicillium digitatum)、青かび病(Penicillium italicum)、そうか病(Elsinoe fawcettii);
トマト、キュウリ、豆類、イチゴ、ジャガイモ、キャベツ、ナス、レタスなどの灰色かび病(Botrytis cinerea);
トマト、キュウリ、豆類、イチゴ、ジャガイモ、ナタネ、キャベツ、ナス、レタスなどの菌核病(Sclerotinia sclerotiorum);
トマト、キュウリ、豆類、ダイコン、スイカ、ナス、ナタネ、ピーマン、ホウレンソウ、テンサイなど各種野菜の苗立枯病(Rhizoctonia spp.、Pythium spp.、Fusarium spp.、Phythophthora spp.、Sclerotinia sclerotiorumなど);
ウリ類のべと病(Pseudoperonospora cubensis)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporum)、疫病(Phytophthora parasitica、Phytophthora melonis、Phytophthora nicotianae、Phytophthora drechsleri、Phytophthora capsiciなど);
トマトの輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvam)、疫病(Phytophthora infestans)、萎凋病(Fusarium oxysporum)、根腐病(Pythium myriotylum、Pythium dissotocum)、炭疽病(Colletotrichum phomoides);
ナスのうどんこ病(Sphaerotheca fuligineaなど)、すすかび病(Mycovellosiella nattrassii)、疫病(Phytophthora infestans)、褐色腐敗病(Phytophthora capsici);
ナタネの黒斑病(Alternaria brassicae)、アブラナ科野菜の黒斑病(Alternaria brassicaeなど)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根朽病(Leptospheria maculans)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora brassicae);
キャベツの株腐病(Rhizoctonia solani)、萎黄病(Fusarium oxysporum);
ハクサイの尻腐病(Rhizoctonia solani)、黄化病(Verticillium dahlie);
ネギのさび病(Puccinia allii)、黒斑病(Alternaria porri)、白絹病(Sclerotium rolfsii. Sclerotium rolfsii)、白色疫病(Phytophthora porri);
ダイズの紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycinnes)、黒点病(Diaporthe phaseololum)、リゾクトニア根腐病(Rhizoctonia solani)、茎疫病(Phytophthora megasperma)、べと病(Peronospora manshurica)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、炭疽病(Colletotrichum truncatum);
インゲンの炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum);
ラッカセイの黒渋病(Mycosphaerella personatum)、褐斑病(Cercospora arachidicola);
エンドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)、べと病(Peronospora pisi);
ソラマメのべと病(Peronospora viciae)、疫病(Phytophthora nicotianae);
ジャガイモの夏疫病(Alternaria solani)、黒あざ病(Rhizoctonia solani)、疫病(Phytophthora infestans)、銀か病(Spondylocladium atrovirens)、乾腐病(Fusarium oxysporum、Fusarium solani)、粉状そうか病(Spongospora subterranea);
テンサイの褐斑病(Cercospora beticola)、べと病(Peronospora schachtii)、黒根病(Aphanomyces cochioides)、じゃのめ病(Phoma batae);
ニンジンの黒葉枯病(Alternaria dauci);
イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、疫病(Phytophthora nicotianae)、炭疽病(Gromerella cingulata)、果実腐敗病(Pythium ultimum Trow var.ultimum);
チャの網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、炭疽病(Colletotrichum theaesinensis)、輪紋病(Pestalotiopsis longiseta);
タバコの赤星病(Alternaria alternata(Tobacco pathotype))、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭疽病(Colletotrichum tabacum)、疫病(Phytophthora parasitica);
ワタの立枯病(Fusarium oxysporum);
ヒマワリの菌核病(Sclerotinia sclerotiorum);
バラの黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、疫病(Phytophthora megasperma)、べと病(Peronospora sparsa);
キクの褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana)、疫病(Phytophthora cactorum);または
シバのブラウンパッチ病(Rhizoctonia solani)、ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、カーブラリア葉枯病(Curvularia geniculata)、さび病 (Puccinia zoysiae)、ヘルミントスポリウム葉枯病(Cochliobolus sp.)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、炭疽病(Colletotrichum graminicola)、雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)、雪腐黒色小粒菌核病(Typhula ishikariensis)、雪腐大粒菌核病(Sclerotinia borealis)、フェアリーリング(Marasmius oreadesなど)、ピシウム病(Pythium aphanidermatumなど)などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、害虫としては、例えば、ハリセンチュウ目:ANGUINIDAEとして、ベントグラスセンチュウ(Anguina agristis)、コムギツブセンチュウ(Anguina tritici)、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)など、TYLENCHORYNCHIDAEとして、ナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)、マーチンイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus martini)、イシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus sp.)など、PRATYLENCHIDAEとして、イマムラネモグリセンチュウ(Hirschmanniella imamuri)、イネネモグリセンチュウ(Hirschmanniella oryzae)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、スズランネグサレセンチュウ(Pratylenchus convallariae)、キクネグサレセンチュウ(Pratylenchus fallax)、チャネグサレセンチュウ(Pratylenchus loosi)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penntrans)、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus sp.)など、HOPLOLAMIDAEとして、ナミラセンセンチュウ(Helicotylenchus dihystera)、チャラセンセンチュウ(Helicotylenchus erythrinae)、ラセンセンチュウ(Helicotylenchus sp.)、ヤリセンチュウ(Hopolaimus sp.)、ニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis)、ブラキュルムラセンセンチュウ(Ssutellonema brachyurum)など、HETERODERIDAEとして、ムギシストセンチュウ(Bidera avenae)、サボテンシストセンチュウ(Cactodera cacti)、ニセシストセンチュウ(Cryphodera sp.)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、イネシストセンチュウ(heterodera elachista)、ダイズシストセンチュウ(heterodera glycines)、クローバーシストセンチュウ(heterodera trifolii)など、MELOIDOGYNIDAEとして、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria)、ツバキネコブセンチュウ(Meloidogyne camelliae)、シバネコブセンチュウ(Meloidogyne graminis)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ネコブセンチュウ(Meloidogyne sp.)など、
ニセハリセンチュウ目(DORYLAIMIDA):LONGIDORIDAEとして、クワナガハリセンチュウ(Longidorus martini)、ナガハリセンチュウ(Longidorus sp.)、アメリカオオハリセンチュウ(Xiphinema americanum)、オオハリセンチュウ(Xiphinema sp.)など、TRICHODORIDAEとして、ユミハリセンチュウ(Trichodorus sp.)など、
ダニ目(ACARINA):TARSONEMIDAEとして、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、シクラメンホコリダニ(Steneotarsonemau pallidus)、アシボソホコリダニ(Tarsonemus waitei)など、PYEMOTIDAEとして、シラミダニ(Pyemotes ventricosus)など、EUPODIDAEとして、ムギダニ(Penthaleus major)など、TENUIPALPIDAEとして、ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)、チャノヒメハダニ(Brevipalpus obovatus)、パイナップルヒメハダニ(Dolichotetranychus florodanus)、カキヒメハダニ(Tenuipalpus zhizhilashviliae)など、TUCKERELLIDAEとして、ナミケナガハダニ(Tuckerella pavoniformis)など、TETRANYCHIDAEとして、クローバーハダニ(Bryobia praetiosa)、ニセクローバーハダニ(Bryobia rubrioculus)、アンズハダニ(Eotetranychus boreus)、ミチノクハダニ(Eotetranychus geniculatus)、クリハダニ(Eotetranychus pruni)、コウノシロハダニ(Eotetranychus sexmanaculatus)、スミスハダニ(Eotetranychus smithi)、クルミハダニ(Eotetranychus uncatus)、スギノハダニ(Oligonychus hondoensis)、チビコブハダニ(Oligonychus ilicis)、カラマツハダニ(Oligonychus karamatus)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)など、ERIOPHIDAEとして、チャノナガサビダニ(Acaphylla theae)、チューリップサビダニ(Aceria tulipae)、ミカンサビダニ(aculops pelekassi)、モモサビダニ(Aculus fockeui)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、ブドウサビダニ(Calepitrimerus vitis)、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)など、ACARIDAEとして、アシブトコナダニ(Acarus siro)、ムギコナダニ(Aleuroglyphus ovatus)、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)など、
シミ目(THYSANURA):LEPISMATIDAEとして、ヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)、マダラシミ(Thermobia domestica)など、
直翅目(orthoptera):BLATTIDAEとして、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)など、BLATTELLIDAEとして、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ヒメチャバネゴキブリ(Blattella lituricollis)など、TETTIGONIIDAEとして、ヒメクサキリ(Homorocoryphus jezoensis)、クサキリ(Homorocoryphus lineosus)など、GRYLLOTALPIDAEとして、ケラ(Gryllotalpa sp.)など、ACRIDIDAEとして、コイナゴ(Oxya hyla intricata)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)など、
シロアリ目(ISOPTERA):ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes formosanus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)など、
アザミウマ目(THYSANOPTERA):THRIPIDAEとして、クサキイロアザミウマ(Anaphothrips obscurus)、トゲブトアザミウマ(Chirothrips manicatus)、チャノクロアザミウマ(Dendrothrips minowai)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ユリキイロアザミウマ(Frankliniella lilivora)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、コスモスアザミウマ(Microcephalothrips abdominalis)、ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)、クワアザミウマ(Pseudodendrothrips mori)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、アカオビアザミウマ(Selenothrips rubrocinctus)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、ネギクロアザミウマ(Thrips alliorum)、ビワハナアザミウマ(Thrips coloratus)、キイロハナアザミウマ(Thrips flavas)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、グラジオラスアザミウマ(Thrips simplex)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)など、PHLAEOTHRIPIDAEとして、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、シナクダアザミウマ(Haplothrips chinensis)、ハナクダアザミウマ(Haplothrips kurdjumovi)、ツメクサクダアザミウマ(Haplothrips nigar)、シイオナガクダアザミウマ((Leeuwania pasanii)、クスクダアザミウマ(Liothrips flordensis) 、ユリノクダアザミウマ(Liothrips vaneeckei)、シイマルクダアザミウマ(Litotetothrips pasaniae)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)など、
半翅目(HEMIPTERA):PENTATOMIDAEとして、ムラサキカメムシ(Carpocoris purpureipennis)、ブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、ナガメ(Eurydema rugosum)、マルシラホシカメムシ(Eysarcoris guttiger)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、イネカメムシ(Lagynotomus elongatus)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、イワサキカメムシ(Stariodes iwasakii)など、COREIDAEとして、ホオズキカメムシ(Acanthocoris sordidus)、オオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、ヒメハリカメムシ(Cletus trigonus)、オオヘリカメムシ(Molipteryx fulginosa)など、ALYDIDAEとして、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、タイワンクモヘリカメムシ(Leptocorisa oratorius)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)など、RHOPALIDAEとして、アカヒメヘリカメムシ(Aeschynteles maculatus)、スカシヒメヘリカメムシ(Liorhyssus hyalinus)など、LYGAEIDAEとして、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、ホソコバネナガカメムシ(Macropes obnubilus)、ヒラタヒョウタンナガカメムシ(Pachybrachius luridus)、クロアシホソナガカメムシ(Paromius exguus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)など、PYRRHOCORIDAEとして、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、ヒメアカホシカメムシ(Dysdercus poecilus)など、TINGIDAEとして、キクグンバイ(Galeatus spinifrons)、ヤナギグンバイ(Metasalis populi)、クスグンバイ(Stephanitis fasciicarina)、ナシグンバイ(Stephanitis sashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、ヒメグンバイ(Uhlerites debile)、クルミグンバイ(Uhlerites latius)など、MIRIDAEとして、ヒゲナガカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、ブチヒゲクロカスミカメ(Adelphocoris triannulatus)、コアオカスミカメ(Apolygus lucorum)、ツマグロアオカスミカメ(Apolygus spinolai)、アカホシカスミカメ(Creontiades pallidifer)、タバコカスミカメ(Cyrtopeltis tennuis)、オオクロトビカスミカメ(Ectometopterus micantulus)、クロトビカスミカメ(Halticiellus insularis)、リンゴクロカスミカメ(Heterocordylus flavipes)、マキバカスミカメ(Lygus disponsi)、マダラカスミカメ(Lygus saundersi)、テンサイカスミカメ(orthotylus flavosparsus)、ムギカスミカメ(Stenodema calcaratum)、フタスジカスミカメ(Stenotus binotatus)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、ウスモンミドリカスミカメ(Taylorilygus pallidulus)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus coelestialium)など、CICADIDAEとして、アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)など、APHROPHORIDAEとして、マエキアワフキ(Aphrophora costalis)、マツアワフキ(Aphrophora flavipes)、ブドウアワフキ(Aphrophora intermedia)、ヒメフタテンナガアワフキ(Clovia punctata)、ホソアワフキ(Philaenus spumarius)など、TETTIGELLIDAEとして、ツマグロオオヨコバイ(Bothrogonia japonica)、オオヨコバイ(Cicadella viridis)など、CICADELLIDAEとして、カシヒメヨコバイ(Aguriahana quercus)、ハンノヒメヨコバイ(Alnetoidia alneti)、カンキツヒメヨコバイ(Apheliona ferruginea)、フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicaris)、ミドリヒメヨコバイ(Edwardsiana flavescens)、バラヒメヨコバイ(Edwardsiana rosae)、マツヒメヨコバイ(Empoasca abietis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、イネキイロヒメヨコバイ(Thaia subrufa)、ミカンヒメヨコバイ(Zyginella citri)など、DELTOCEPHALIDAEとして、フタテンヨコバイ(Macrosteles fascifrons)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、リンゴマダラヨコバイ(Orientus ishidai)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ムギヨコバイ(Sorhoanus tritici)、ハンノナガヨコバイ(Speusotettix subfusculus)など、DELPHACIDAEとして、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、サトウノウスイロウンカ(Numata muiri)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ヒエウンカ(Sogatella panicicola)など、PSYLLIDAEとして、クワキジラミ(Anomomeura mori)、セグロヒメキジラミ(Calophya nigridorsalis)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ヤマアサキジラミ(Mesohomotoma camphorae)、トドキジラミ(Psylla abieti)、ハンノキジラミ(Psylla alni)、ヤマトキジラミ(Psylla jamatonica)、リンゴキジラミ(Psylla mali)、クロリンゴキジラミ(Psylla malivorella)、ナシジキラミ(Psylla pyrisuga)、トベラキジラミ(Psylla tobirae)、クストガリキジラミ(Trioza camphorae)、クリトガリキジラミ(Trioza quercicola)など、ALEYRODIDAEとして、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、ブドウコナジラミ(Aleurolobus taonabae)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、シルバーリーフコナジラミなど、PHYLLOXERIDAEとして、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)など、PEMPHIGIDAEとして、リンゴネアブラムシ(Aphidonuguis mali)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、サトウキビネワタムシ(Geoica lucifuga)など、
APHIDIDAEとして、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis citricola)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ヤナギアブラムシ(Aphis farinose yanagicola)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、チューリップネアブラムシ(Dysaphis tulipae)、カバワタフキマダラアブラムシ(Euceraphis punctipennis)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)、ナシコフキアブラムシ(Melanaphis siphonella)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、ウメコブアブラムシ(Myzus mumecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ネギアブラムシ(Neotoxoptera formosana)、リンゴミドリアブラムシ(Ovatus malicolens)、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosophum nymphaeae)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosophum padi)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosophum rufiabdominalis)、ナシマルアブラムシ(Sappaphis piri)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコブアブラムシ(Tuberocephalus momonis)、タイワンヒゲナガアブラムシ(Uroeucon formosanum)など、MARGARODIDAEとして、オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)など、PSEUDOCOCCIDAEとして、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)、マツコナカイガラムシ(Crisicoccus pini)、ナシコナカイガラムシ(Dysmicoccus wistariae)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kranuhiae)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)など、COCCIDAEとして、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、ミカンヒラタカイガラムシ(Coccus discrepans)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、カンキツカタカイガラムシ(Coccus pseudomagnoliarum)、イボタロウムシ(Ericerus pela)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、チャノカタカイガラムシ(Lecanium persicae)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミカンヒメワタカイガラムシ(Pulvinaria citricola)、クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)など、DIASPIDIDAEとして、カンキツカイガラムシ(Andaspis kashicola)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、キマルカイガラムシ(Aonidiella citrina)、ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、アカホシマルカイアガラムシ(Chrysomphalus ficus)、ナシマルカイガラムシ(サンホーゼカイガラムシ:Comstockaspis perniciosa)、クロカタマルカイガラムシ(Duplaspidiotus claviger)、ミカンカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)、リンゴカキカイガラムシ(Lepidosaphes ulmi)、ナシシロナガカイガラムシ(Lepholeucaspis japonica)、ナシクロホシカイガラムシ(Parlatoreopsis pyri)、ツバキクロホシカイガラムシ(Parlatoria camelliae)、チャノクロホシカイガラムシ(Parlatoria theae)、ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspis aspidistrae)、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)など、
鱗翅目(LEPIDOPTERA):コウモリガ(Endoclyta excrecens)、キマダラコウモリ(Endoclyta sinensis)、シロテンコウモリ(Palpifer sexnotata)、バラハマキ(Acleris comariana)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes sp.)、リンゴモンハマキ(Archips breviplicanus)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、カクモンハマキ(Archips xylosteanus)、イグサシンムシガ(Bactra furfurana)、ホソバハイイロハマキ(Cnephasia cinereipalpana)、クリミガ(Cydia kurokoi)、クリミドリシンクイガ(Eucoenogenes aestuosa)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、チャハマキ(Homona magnanima)、リンゴオオハマキ(Hoshimoa adumbratana)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、ダイズサヤムシガ(Matsumuraeses falcana)、マメヒメサヤムシガ(Matsumuraeses phaseoli)、リンゴハイイロハマキ(Spilonota lechriaspis)、リンゴシロヒメハマキ(Spilonota ocellana)、ブドウホソハマキ(Eupoecillia ambiguella)、クワイホソハマキ(Phalonidia mesotypa)、ヨモギオオホソハマキ(Phtheochroides clandestina)、ミノガ(Bambalina sp.)、オオミノガ(Eumeta japonica)、チャミノガ(Eumeta minuscule)、コクガ(Nemapogon granellus)、イガ(Tinea translucens)、ナシチビガ(Bucculatrix pyricorella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)、マメホソガ(Caloptilia soyella)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、リンゴホソガ(Caloptilia zachrysa)、カキホソガ(Cuphodes diospyrosella)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)、ナシホソガ(Spulerina astaurota)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ブドウハモグリガ(Phyllocnistis toparcha)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、ヤマノイモコガ(Acrolepiopsis suzukiella)、コナガ(Plutella xylostella)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、ブドウスカシバ(Paranthrene regalis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、イモキバガ(Brachmia triannulella)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、リンゴハマキクロバ(Illiberis pruni)、クロシタアオイラガ(Lotoia sinica)、イラガ(Monema flavescens)、ナシイラガ(Narosoideus flavidorsalis)、アオイラガ(Parasa consocia)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contracus)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、モモノゴマダラノメイガ(Conogethes punctiferalis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、ナシマダラメイガ(Ectomyelois pyrivorella)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、クロフタモンマダラメイガ(Euzophera batangensis)、クワノメイガ(Glyphodes pyloalis)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、イネタテハマキ(Marasmia exigua)、マメノメイガ(Maruca testulalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogate)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、アズキノメイガ(Ostrinia scapulalis)、フキノメイガ(Ostrinia zaguliaevi)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、ウコンノメイガ(Pleuroptya ruralis)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、モンキアゲハ(Papilio helenus)、キアゲハ(Papilio machaon hippocrates)、アゲハ(Papilio xuthus)、モンキチョウ(Colias erate poliographus)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)、スモモエダシャク(Angerona prunaria)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、トビモンオオエダシャク(Biston robustum)、ウメエダシャク(Cystidia couaggaria)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、オビカレハ(Malacosoma neustria testacea)、リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)、オオスカシバ(Cephonodes hylas)、ブドウスズメ(Acosmeryx castanea)、ツヤマアカシャチホコ(Clostera anachoreta)、セグロシャチホコ(Clostera anastomosis)、モンクロシャチホコ(Phalera flavescens)、オオトビモンシャチホコ(Phalerodonta manleyi)、シャチホコガ(Stauropus fagi persimilis)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)、モンシロドクガ(Euproctis similes)、ドクガ(Euproctis subflava)、マイマイガ(Lymantria dispar)、ヒメシロモンドクガ(Orgyia thyellina)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、クワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis)、ミツモンキンウワバ(Acanthoplusia agnata)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、アカキリバ(Anomis mesogona)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、ツメクサガ(Heliothis maritime)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、リンゴケンモン(Trianea intermedia)、ナシケンモン(Viminia rumicis)、シロモンヤガ(Xestia c−nigrum)など、
甲虫目(COLEOPTERA):チャイロコガネ(Adoretus tenuimaculatus)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ハナムグリ(Eucetonia pilifera)、アオハナムグリ(Eucetonia roelofsi)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、コフキコガネ(Melolontha japonica)、コガネムシ(Mimela splendens)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、マメコガネ(Popillia japonica)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ヒメカツオブシムシ(Attagenus unicolor japonicus)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、ガイマイデオキスイ(Carpophilus dimidiatus)、クリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、オオニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、ヒメゴミムシダマシ(Alphitobius laevigatus)、ゴミムシダマシ(Neatus picipes)、ヒメコクヌストモドキ(Palorus ratzeburgii)、コヒメコクヌストモドキ(Palorus subdepressus)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、マメハンミョウ(Epicauta gorhami)、キマダラカミキリ(Aeolesthes chrysothrix)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、キボシカミキリ(Psacothea hilaris)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、アオスジカミキリ(Xystrocena globosa)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、ウリハムシ(Aulacophara femoralis)、チャイロサルハムシ(Basilepta balyi)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、イモサルハムシColasposoma dauricum)、ジュウシホシクビナガハムシ(Crioceris quatuordecimpunctata)、イネネクイハムシ(Donacia provosti)、ルリハムシ(Linaeidea aenea)、キアシノミハムシ(Luperomorpha tunebrosa)、フタスジヒメハムシ(Medythia nigrobilineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ヒメキバネサルハムシ(Pagria signata)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、ウメチョッキリゾウムシ(Involvulus cupreus)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、リンゴハナゾウムシ(Anthonomus pomorum)、ダイコンサルゾウムシ(Ceuthorhynchidius albosuturalis)、クリシギゾウムシ(Curculio sikkimenesis)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、ツメクサタコゾウムシ(Hypera nigrirostris)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、リンゴコフキゾウムシ(Phyllobius armatus)、チビコフキゾウムシ(Sitona japonicus)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophrus venatus vestitus)など、
膜翅目(HYMENOPTERA):ニホンカブラハバチ(Athalia japonica)、カブラハバチ(Athalia rosae tuficornis)、リンゴハバチ(Arge mali)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)など、
双翅目(DIPTERA):キリウジガガンボ(Tipula aino)、チビクロバネキノコバエ(Bradysia agrestis)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp.)、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、ミカンコミバエ(Dacus dorsalis)、ミカンバエ(Dacus tsuneonis)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)、イネミギワバエ(Hydrellia griseola)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、イネキモグリバエChlorops oryzae)、ムギキモグリバエ(Meromuza nigriventris)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、アシグロハモグリバエ(Liriomyza huidobrensis)、タマネギバエ(Delia antiqua)、タネバエ(Delia platura)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)、イエバエ(Musca domestica)、クロキンバエ(Phormia regina)、アカイエカ(Culex pipiens pallens Coquillett)、チカイエカ(Culex pipiens molestus Forskal)、シナハマダラカ(Anopheles(Anopheles)sinensis Wiedemann)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus (Skuse))などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、雑草としては、水田において問題となる種々の雑草、例えば、タイヌビエのようなイネ科雑草;アゼナ、アゼトウガラシ、キカシグサ、ミゾハコベ、アブノメ、ヒメミソハギ、コナギのような広葉雑草;タマガヤツリ、ホタルイ、マツバイ、ミズガヤツリ、シズイ、クログワイのようなカヤツリグサ科雑草;及び、ウリカワ、オモダカ、ヘラオモダカのようなオモダカ科雑草、非農耕地、畑地及び果樹園で問題となる種々の雑草、例えば、イヌホウズキ及びチョウセンアサガオのようなナス科雑草、イチビ及びアメリカキンゴジカのようなアオイ科雑草、マルバアサガオ及びセイヨウヒルガオのようなヒルガオ科雑草、イヌビユ及びアオゲイトウのようなヒユ科雑草、オナモミ、ブタクサ、ノボロギク及びヒメジョオンのようなキク科雑草、カラシナ及びナズナのようなアブラナ科雑草、シロザ及びアカザのようなアカザ科雑草、フィールドパンジーのようなスミレ科雑草、ハコベのようなナデシコ科雑草、シロツメクサ、クサネム及びエビスグサのようなマメ科雑草、スベリヒユのようなスベリヒユ科雑草、オオイヌノフグリのようなゴマノハグサ科雑草、ホトケノザのようなシソ科雑草、コニシキソウのようなトウダイグサ科雑草、イヌビエ、セイバンモロコシ、メヒシバ、オヒシバ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、カラスムギ、ボウムギ、ライグラス、エノコログサ及びギョウギシバのようなイネ科雑草、コゴメガヤツリ及びキハマスゲのようなカヤツリグサ科雑草、ツユクサ及びマルバツユクサのようなツユクサ科雑草、スギナのようなトクサ科雑草などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本明細書における「拡展性指数」とは、水面施用農薬組成物の水面における拡展性を0〜15点の範囲(15点満点)で数値化したものであり、点数が大きい程、水面拡展性がよく、好適には7点以上であり、より好適には9点以上であり、更により好適には11点以上である。水面拡展性の試験法は、次の通りである。
長さが4m、幅が14cmのトユに水道水を25L入れ、田面水上の障害物(浮遊物)を想定して、もみ殻粉末2gを水面に均一になるよう処理する。静置後、水面施用農薬組成物280mgを該トユの一方の端から10cmの地点に投入し、投入後の各水面施用農薬組成物の投入地点から1.5m到達時間、投入地点からの最長到達距離及び投入5分後の拡展状態について目視により調査し、下記表1記載の評価基準にしたがって判定し、各項目の拡展指数を合計することにより、それぞれの拡展指数を求める。従来の農薬製剤について本試験系でその拡展性を評価すると、水面拡展性は9点未満であるが、本発明の水面施用農薬組成物を同様に評価すると、その拡展指数は好適には11点以上と高く、本発明の水面施用農薬組成物が従来技術に比べ、はるかに優れた水面拡展性を有していることがわかる。
Figure 2018177791
以下に、本発明の水面施用農薬組成物組成物の製剤例を示し具体的に説明するが、本発明はこれらに限られるものではない。なお、下記製剤例において、「%」とあるのは、質量%を示す。
試製例1
シクロピリモレート原体(純度99.1%)50.67部、M−3801G (商標)(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム塩)(第一工業製薬株式会社製)5.00部、カープレックス(登録商標)80D(ホワイトカーボン) (エボニック・ジャパン株式会社製)10.00部及びセイコータルクGTA(セイコー産業株式会社製)34.33部を混合し、この混合物をサンプルミル(登録商標)KII−1型(ダルトン製)にて乾式粉砕し、シクロピリモレートプレミックス(農薬活性成分量50.0%)を得た。
試製例2
ピラゾレート原体(純度93.7%)80.04部、M−3801G (商標)(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム塩)(第一工業製薬株式会社製)5.00部、カープレックス(登録商標)80D(ホワイトカーボン)(エボニック・ジャパン株式会社製) 6.00部及びセイコータルクGTA(セイコー産業株式会社製)8.96部を混合し、この混合物をサンプルミル(登録商標)KII−1型(ダルトン製)にて乾式粉砕し、ピラゾレートプレミックス(農薬活性成分量75.0%)を得た。
試製例3
シメコナゾール原体(純度96.7%)77.56部、M−3801G(商標)(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム塩)(第一工業製薬株式会社製)10.0部及びカープレックス(登録商標)#1120(ホワイトカーボン)(エボニック・ジャパン株式会社製)12.44部を混合し、この混合物をジェットミル(登録商標)により粉砕し、シメコナゾールプレミックス(農薬活性成分量75.0%)を得た。
試製例4
シクロピリモレート原体(純度99.1%)50.67部、M−3801G(商標)(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム塩)(第一工業製薬株式会社製)10.00部及びセイコータルクGTA(セイコー産業株式会社製)39.33部を混合し、この混合物をサンプルミル(登録商標)KII−1型(ダルトン製)にて乾式粉砕し、シクロピリモレートプレミックス(農薬活性成分量50.0%)を得た。
実施例1
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み粒核を得て、これにJXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 44.0部及びニューコール(登録商標)291PG(日本乳化剤株式会社製)(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩)2.0部を加えて当該粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例1のシクロピリモレートプレミックス10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシクロピリモレートを5.0%含有する粒剤を得た。
実施例2
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み粒核を得て、これにJXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 40.0部、エチルヘキシルジグリコール4.0部及びニューコール(登録商標)291PG(日本乳化剤株式会社製)(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩)2.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例4のシクロピリモレートプレミックス10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシクロピリモレートを5.0%含有する粒剤を得た。
実施例3
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み粒核を得て、これにJXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 40.0部、エチルヘキシルジグリコール4.0部及びニューコール(登録商標)291PG(日本乳化剤株式会社製)(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩)2.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例1のシクロピリモレートプレミックス10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシクロピリモレートを5.0%含有する粒剤を得た。
実施例4
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み、JXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 40.0部及び、エチルヘキシルジグリコール4.0部及びニューコール(登録商標)291PG(日本乳化剤株式会社製)(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩)2.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例2のピラゾレートプレミックス15.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝5.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したピラゾレートを10.0%含有する粒剤を得た。
実施例5
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み、JXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 40.0部及び、エチルヘキシルジグリコール4.0部及びニューコール(登録商標)291PG(日本乳化剤株式会社製)(ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩)2.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例3のシメコナゾールプレミックス12.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシメコナゾールを9.0%含有する粒剤を得た。
比較例1
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み、JXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 46.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例1のシクロピリモレートプレミックス10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシクロピリモレートを5.0%含有する粒剤を得た。
比較例2
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み、JXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 42.0部及びエチルヘキシルジグリコール4.0部を加えて粒核の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例1のシクロピリモレートプレミックス10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝10.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したシクロピリモレートを5.0%含有する粒剤を得た。
比較例3
ヒルコン(登録商標)S1−600(ヒルイシテック株式会社製)(焼成バーミキュライト、0.6mmアンダーカット品、見掛け比重:0.1)34.0部をラボミキサー(登録商標)に仕込み、JXTGエネルギースーパーオイル(登録商標)M100(JXTGエネルギー株式会社製) 42.0部及びエチルヘキシルジグリコール4.0部を加えて粒の表面を湿らせた。次いで得られた粒核に試製例2のピラゾレートプレミックス15.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該プレミックスを被覆し、更に、中性無水芒硝5.0部を加えて混合することにより、粒核の表面に当該中性無水芒硝を被覆したピラゾレートを5.0%含有する粒剤を得た。
試験例1 粒剤の拡展性試験
長さが4m、幅が14cmのトユに水道水を25L入れ、田面水上の障害物(浮遊物)を想定して、スミセルコ(登録商標)(住金物産株式会社製、籾殻を粉末化したもの)2gを水面に均一になるよう処理した。静置後、実施例1〜5及び比較例1〜3に記載の粒剤280mgを該トユの一方の端から10cmの地点に投入し、投入後の各粒剤の投入地点から1.5m到達時間、投入地点からの最長到達距離及び投入5分後の拡展状態について目視により調査し、前記表1記載の評価基準にしたがって判定し、各項目の拡展指数を合計することにより、それぞれの拡展指数を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 2018177791
以上の試験例1から明らかなように、本発明の水面施用農薬組成物は、障害物が存在する水面上でも、水面拡展浮遊性が非常に良好であり、水面に障害物が存在する場合や稲及び雑草の生長によっても薬剤の拡散が阻害される場合でも、農薬有効成分を田面全体に均一に分散させることが可能である。
本発明の水面施用農薬組成物は、水面での拡散性が極めて優れており、稲や雑草が生長した場面でも施用することが可能であるため農業資材として、有用な製剤である。

Claims (10)

  1. (1)1種又は2種以上の農薬有効成分、(2)アルキルスルホサクシネート塩、(3)下記化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤並びに(4)1種又は2種以上の中空状鉱物質担体、植物担体及び/又は合成樹脂発泡体を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を含有する水面施用農薬組成物。
    化合物群:α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤。
  2. 拡展剤が2種である請求項1に記載の水面施用農薬組成物。
  3. 粒核が、焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1または2に記載の水面施用農薬組成物。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水面施用農薬組成物に、更に油状物質を含有する水面施用農薬組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水面施用農薬組成物に、更に水溶性金属塩を含有する水面施用農薬組成物。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水面施用農薬組成物に、更に少なくとも1種の界面活性剤を含有する水面施用農薬組成物。
  7. 界面活性剤が、非イオン性界面活性剤である請求項6に記載の水面施用農薬組成物。
  8. 非イオン性界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテル、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物及びポリアルキレンオキシ脂肪酸エステルからなる群より選ばれる請求項6又は7に記載の水面施用農薬組成物。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の水面施用農薬組成物を水溶性フィルム又はシートに分包する固形農薬包装体。
  10. (A)焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)に、場合により油状物質及び/又はグリコールエーテル系溶剤を吸収させる工程並びに
    (B)上記工程(A)で得られた水面浮遊性粒核に、農薬有効成分、アルキルスルホサクシネート塩及び/又はα−オレフィンスルホン酸塩を、被覆し又は吸収させる工程を含有する、
    (1)1種又は2種以上の農薬有効成分、(2)アルキルスルホサクシネート塩、(3)下記化合物群から選ばれる1種又は2種以上の拡展剤並びに(4)焼成バーミキュライト、発泡パーライト、発泡シラス及びコルクからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する粒核(当該粒核の見掛け比重は1未満である)を含有する水面施用農薬組成物の製造方法。
    化合物群:α−オレフィンスルホン酸塩及びグリコールエーテル系溶剤。
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