JP2018177455A - 後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行のシートと後続のシートとの間の密着を防ぐ機能を有する後処理装置を提供する。【解決手段】本発明は、先行シートと後続シートとを含むシート束を保持する第1トレイと、第1トレイの下流に位置する第2トレイと、後続シートを、排出方向とは反対の引込方向に搬送し、第1トレイ上で先行シートに重ねる引込機構と、シート束を排出する第2排出部と、第2トレイと先行シートの下面との間に空気を吹き出す第1送風部と、先行シート及び後続シートの上面に空気を吹き付ける第2送風部と、第1送風部及び第2送風部を制御する制御部と、を備える後処理装置を開示する。制御部は、第1排出部による先行シートの排出の開始から終了までの第1期間において第1送風部から空気を吹き出させる一方で、引込機構が、後続シートを引込方向に搬送する第2期間において、第1送風部を停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置による画像形成処理に続いて所定の処理を行う後処理装置に関する。
シートを排出する排出機構に送風装置を組み込むことは、既知である(特許文献1及び2を参照)。特許文献1は、シートの排出方向に流れる空気流をシートの上面上に形成し、シートの排出を安定化させることを提案する。特許文献2は、順次送り出される複数のシートの間に空気を送り込み、シート間の摩擦を低減することを提案する。
特開2013−184809号公報 特開2013−136453号公報
画像形成装置による画像形成処理に続いて所定の処理を行う後処理装置に関して、複数のシートは、1つのトレイ上で重ねられ、シート束が形成される。シート束の形成のために、シートは、排出方向に搬送された後、排出方向の反対の引込方向に搬送され、上述のトレイに供給される。先行のシートがトレイ上に載っているとき、後続のシートが、先行のシート上で、排出方向と引込方向とに往復移動される。このとき、後続のシートが、先行のシートに密着することもある。
特許文献1の送風技術が、上述の後処理装置に適用されるならば、空気は、後続のシートの上面に吹き付けられることになる。この場合、空気は、先行のシートと後続のシートとの間の密着の解消に貢献しない。
特許文献2の送風技術は、シート間の密着の防止に貢献するけれども、後続のシートが引込方向に搬送されているときに空気がシート間に吹き込まれるならば、シート束の形成は、空気によって妨げられることもある。たとえば、後続のシートが空気によって吹き上げられる結果、後続のシートが折れてしまうこともある。
本発明は、先行のシートと後続のシートとの間の密着を防ぐ機能を有する後処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る後処理装置は、画像形成装置による画像形成処理に続いて所定の処理を行う。後処理装置は、先行シートと、前記先行シートに続いて少なくとも1つの後続シートを、排出方向に排出する第1排出部と、前記先行シートと、前記先行シートに重ねられた前記少なくとも1つの後続シートと、を含むシート束を一時的に保持する第1トレイと、前記排出方向において前記第1トレイの下流に位置する第2トレイと、前記第1排出部から排出された前記少なくとも1つの後続シートを、前記排出方向とは反対の引込方向に搬送し、前記第1トレイ上で前記先行シートに重ねる引込機構と、前記シート束を前記第1トレイから前記第2トレイへ排出する第2排出部と、前記第2トレイと、前記第1排出部によって排出されている前記先行シートの下面と、の間に空気を吹き出し、空気流を形成する第1送風部と、前記第1排出部によって排出されている前記先行シート及び前記少なくとも1つの後続シートの上面に空気を吹き付ける第2送風部と、前記第1送風部及び前記第2送風部を制御する制御部と、を備える。前記第2トレイは、前記第2排出部の下方の領域から前記排出方向に延びる。前記制御部は、前記第1排出部による前記先行シートの排出の開始から終了までの第1期間において前記第1送風部から前記空気を吹き出させる一方で、前記引込機構が、前記少なくとも1つの後続シートを前記引込方向に搬送する第2期間において、前記第1送風部を停止させる。
上記の構成によれば、先行シートが、第1トレイに保持された後、少なくとも1つの後続シートは、第1排出部によって、排出方向に排出される。引込機構は、その後、第1排出部から排出された少なくとも1つの後続シートを排出方向に搬送するので、少なくとも1つの後続シートは、第1トレイ上で先行シートに重ねられる。この結果、シート束は、第1トレイ上で形成される。シート束は、その後、第2排出部によって、第1トレイから、第1トレイの下流に位置する第2トレイへ排出されることになる。
第1送風部は、制御部の制御下で、先行シートの排出の開始から終了までの第1期間において、第2トレイと、第1排出部によって排出されている先行シートの下面と、の間に空気を吹き出し、空気流を形成するので、先行シートと第2トレイとの間の摩擦力は、小さくなる。この結果、先行シートは、第1期間において、第2トレイに妨げられることなく、円滑に移動することができる。
引込機構が、少なくとも1つの後続シートを引込方向に搬送する第2期間において、制御部は、第1送風部を停止させるので、先行シートの一部が、第2排出部の下方の領域から排出方向に延びる第2トレイに沿うように、先行シートは、下方に湾曲する。この間、第2送風部は、先行シートの上面に空気を吹き出し続けるので、先行シートの湾曲変形を促すことができる。この結果、第2トレイ上の先行シートの領域は、少なくとも1つの後続シートの排出経路から離れることができる。したがって、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、前記制御部は、前記第2期間の後、前記第1送風部を起動し、前記第1送風部からの前記空気の吹出を再開してもよい。
上記の構成によれば、制御部は、第2期間の後、第1送風部を起動し、第1送風部からの空気の吹出が再開されるので、シート束の形成時において、先行シートの下面は、第2シートに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、前記制御部は、前記第1送風部を制御する第1送風制御部と、前記第2送風部を制御する第2送風制御部と、前記第1排出部からの前記先行シートの前記排出の前記開始及び前記終了を検出する第1検出部と、を含んでもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第1送風部及び前記第2送風部は、前記第1送風制御部及び前記第2送風制御部の制御下で、前記空気の吹出を開始してもよい。
上記の構成によれば、第1検出部が、先行シートの排出の開始を検出すると、第1送風部及び第2送風部は、第1送風制御部及び第2送風制御部の制御下で、空気の吹出を開始するので、第1送風部及び第2送風部は、先行シートの下面及び上面に空気を適切に吹き付けることができる。
上記の構成に関して、前記制御部は、前記第2排出部を制御する排出制御部を含んでもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記排出方向に前記先行シートを送り出してもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記引込方向に前記先行シートを送り出し、前記第1トレイに供給し、且つ、前記第1送風部は、前記第1送風制御部の制御下で、前記空気の前記吹出を停止してもよい。
上記の構成によれば、第1検出部が、先行シートの排出の開始を検出すると、第2排出部は、排出制御部の制御下で、排出方向に先行シートを送り出し、且つ、第1検出部が、先行シートの排出の終了を検出すると、第2排出部は、排出制御部の制御下で、引込方向に先行シートを送り出すので、先行シートは、第2排出部によって、第1トレイに供給されることになる。先行シートの排出の終了を検出すると、第1送風制御部の制御下で、空気の吹出を停止するので、第1トレイへの先行シートの供給は、第1送風部からの空気によっては妨げられない。
上記の構成に関して、前記制御部は、前記第2排出部を制御する排出制御部と、前記第1トレイ上の前記先行シートを検出する第2検出部と、を含んでもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記排出方向に前記先行シートを送り出してもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記引込方向に前記先行シートを送り出し、前記第1トレイに供給してもよい。前記第2検出部が、前記先行シートを検出すると、前記第1送風部は、前記第1送風制御部の制御下で、前記空気の前記吹出を停止してもよい。
上記の構成によれば、第1検出部が、先行シートの排出の開始を検出すると、第2排出部は、排出制御部の制御下で、排出方向に先行シートを送り出し、且つ、第1検出部が、先行シートの排出の終了を検出すると、第2排出部は、排出制御部の制御下で、引込方向に先行シートを送り出すので、先行シートは、第2排出部によって、第1トレイに供給されることになる。第2検出部が、第1トレイ上の先行シートを検出すると、第1送風部は、第1送風制御部の制御下で、空気の吹出を停止するので、先行シートと第2トレイとの間の摩擦力は、先行シートが第1トレイに供給されるまでの間、低い水準に保たれることになる。したがって、先行シートは、第2トレイに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、前記第1検出部は、前記先行シート及び前記少なくとも1つの後続シートの通過を表す検出信号を生成してもよい。前記制御部は、前記検出信号を参照して、前記第1排出部を通過したシートをカウントすることによって得られたカウント値を、所定のカウント閾値と比較するカウンターと、を含んでもよい。前記第1送風制御部は、前記カウント値が前記カウント閾値と一致したことを条件として、前記第1送風部に、前記空気の前記吹出を再開させてもよい。
上記の構成によれば、カウンターは、第1検出部によって生成された検出信号を参照するので、第1排出部を通過したシートをカウントすることができる。カウンターが、カウント値が、所定のカウント閾値に一致したと判定すると、第1送風制御部は、第1送風部に、空気の吹出を再開させるので、先行シートの下面は、第2トレイに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、後処理装置は、前記第2トレイを下降させるトレイ駆動部を更に備えてもよい。前記制御部は、前記トレイ駆動部を制御するトレイ制御部を含んでもよい。前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記トレイ駆動部は、前記トレイ制御部の制御下で、前記第2トレイを下降させてもよい。
上記の構成によれば、第1検出部が、先行シートの排出の終了を検出すると、トレイ駆動部は、トレイ制御部の制御下で、第2トレイを下降させるので、先行シートは、第2送風部からの空気の吹出によって大きく下方に湾曲することができる。この結果、第2トレイ上の先行シートの領域は、少なくとも1つの後続シートの排出経路から大きく離れることができる。したがって、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、前記先行シートが、前記排出方向において所定の長さよりも長いことを条件として、前記第1送風部は、前記第1期間において、前記空気を吹き出してもよい。
先行シートが、排出方向において長いならば、先行シートは、第1トレイから大きくはみ出すことになる。この結果、先行シートの広い領域が、第1トレイの下流に位置する第2トレイによって支持されることになる。上記の構成によれば、先行シートが、排出方向において所定の長さよりも長いことを条件として、第1送風部は、第1期間において、空気を吹き出すので、先行シートと第2トレイとの間の摩擦力は、低減される。
少なくとも1つの後続シートは、第2トレイ上で、先行シートと接触しやすい。上記の構成によれば、先行シートが、排出方向において所定の長さよりも長いならば、第2送風部は、空気を吹き出すので、先行シートは、第2送風部から吹き出された空気によって下方に湾曲される。この結果、先行シートと少なくとも1つの後続シートとの間の接触面積は、非常に小さくなる。したがって、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、前記第2送風部は、前記第1送風部よりも小さな風量で前記空気を吹き出してもよい。
上記の構成によれば、第2送風部は、第1送風部よりも小さな風量で空気を吹き出すので、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに過度に強く押しつけられない。したがって、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに密着しにくくなる。
上記の構成に関して、第1トレイは、前記少なくとも1つの後続シートの縁が前記先行シートの縁に重なるように、前記少なくとも1つの後続シートを前記先行シートに整合させる整合部を含んでもよい。前記制御部は、前記引込機構を制御する引込制御部と、前記整合部を制御する整合制御部と、を含んでもよい。前記第1検出部が、前記第1排出部からの前記少なくとも1つの後続シートの排出の終了を検出すると、前記引込制御部は、所定期間、前記引込機構を作動させてもよい。前記整合制御部は、前記所定期間が経過した後、前記整合部を作動させてもよい。
上記の構成によれば、第1検出部が、第1排出部からの少なくとも1つの後続シートの排出の終了を検出すると、引込制御部は、所定期間、引込制御部を作動させるので、少なくとも1つの後続シートは、第1排出部によって、排出方向に搬出された後、引込機構によって、引込方向に搬送されることになる。この結果、少なくとも1つの後続シートは、第1トレイに適切に供給されることになる。整合制御部は、所定期間が経過した後、整合部を作動させるので、少なくとも1つの後続シートの縁が先行シートの縁に重なるように、少なくとも1つの後続シートは、先行シートに整合されることになる。
上述の後処理装置は、先行のシートと後続のシートとの間の密着を防ぐことができる。
例示的な後処理装置の一部の概略的な断面図である。 図1に示される後処理装置の一部の概略的な断面図である。 図1に示される後処理装置の第1送風部と第2送風部とに対する制御部の制御の概念図である。 図1に示される後処理装置の制御部の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 図5に示される制御部のシート検出部から出力された検出信号の概略的なタイミングチャートである。 図5に示される制御部の判定部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される制御部の駆動制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される制御部の変位制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される制御部の引込制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される制御部の送風制御部の動作を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される判定部の処理を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される制御部の第1送風制御部の処理を表す概略的なフローチャートである。 図5に示される送風制御部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。 図1に示される後処理装置の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。 図14に示される後処理装置のトレイ制御部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。 図1に示される後処理装置の第1トレイの概略的な平面図である。 図5に示される引込制御部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。 図1に示される後処理装置の制御部の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。
図1及び図2は、例示的な後処理装置100の一部の概略的な断面図である。図1及び図2を参照して、後処理装置100が説明される。
画像形成装置(図示せず)は、画像をシート(図示せず)上に形成する(画像形成処理)。その後、シートは、画像形成装置から後処理装置100へ送られる。後処理装置100は、シートに貫通穴を形成したり、シートにステープルを打設したり、シートを折り畳んだりする。本実施形態の原理は、後処理装置100が実行する特定の処理に限定されない。
図1に示されるように、後処理装置100は、第1排出部210と、第2排出部220と、第1トレイ310と、第2トレイ320と、第1送風部410と、第2送風部420と、第1送風部410及び第2送風部420を制御する制御部(図示せず)と、を備える。図1は、第1排出部210から第2排出部220へ向かうシートの流れを点線の矢印で概念的に示す。点線の矢印の向きは、以下の説明において、「排出方向」と称される。排出方向とは反対の方向は、「引込方向」と称される。
図2に示されるように、後処理装置100は、引込機構500と、ステープラー110と、を更に備える。画像形成装置から供給されたシートは、後処理装置100の中に形成された搬送経路(図示せず)を通じて、第1排出部210に到達する。第1排出部210は、2つのローラー211,212を含む。第1排出部210に到達したシートは、ローラー211,212によって挟まれる。ローラー212の下方に位置するローラー211は、モーター(図示せず)によって駆動される。ローラー211が、モーターによって、回転されると、シートは、排出方向に移動する。ローラー212は、排出方向へのシートの移動によって回転される。
第2排出部220は、第1トレイ310の下流端(排出方向における下流)の隣に形成される。第2排出部220は、2つのローラー221,222を含む。ローラー222の下方に位置するローラー221は、モーター(図示せず)によって、駆動される。ローラー222は、ローラー221に近接した近接位置とローラー222から離れた離隔位置との間で変位されることができる。既知の後処理装置の中でローラーの位置を変位させるための様々な機構は、ローラー222を近接位置と離隔位置との間で変位させる変位機構に適用されてもよい。本実施形態の原理は、ローラー222を近接位置と離隔位置との間で変位させるための特定の構造に限定されない。
画像形成装置から後処理装置100へ最初に供給されたシート(以下、「先行シート」と称される)が、第1排出部210によって、排出方向に送り出されているとき、ローラー222は、近接位置に配置される。したがって、先行シートは、ローラー221,222によって挟まれる。第1排出部210が、先行シートの排出を開始してから終了するまでの間、先行シートが、排出方向に送り出されるように、ローラー221は、モーター(図示せず)によって回転される。このとき、ローラー222は、排出方向への先行シートの移動によって回転される。第1排出部210が、先行シートの排出を終了すると、先行シートが、引込方向に送り出されるように、ローラー222は、モーターによって回転される。このとき、ローラー222は、引込方向への先行シートの移動によって回転される。引込方向への先行シートの搬送の結果、先行シートは、第1トレイ310に供給される。このとき、先行シートの一部は、第1トレイ310から排出方向にはみ出し、排出方向において第1トレイ310の下流に配置された第2トレイ320によって支持される。
画像形成装置は、先行シートに続いて、少なくとも1つのシート(以下、「後続シート」と称される)を供給する。第1排出部210は、先行シートと同様に、後続シートを排出方向に送り出す。第1排出部210が後続シートを排出しているとき、ローラー222は、離隔位置(図1及び図2に示される位置)に配置される。引込機構500は、第2排出部220に代わって、後続シートを引込方向に搬送する。
引込機構500は、回転シャフト510と、回転シャフト510の周面の接線方向に延びるパドルアーム520と、を含む。第1排出部210が、後続シートの排出を完了すると、回転シャフト510は、モーター(図示せず)によって回転される。回転シャフト510が回転すると、パドルアーム520は、後続シートの上面に接触することができる。パドルアーム520は、後続シートの上面に接触すると、弾性的に撓ることができる。パドルアーム520と第1排出部210から排出された後続のシートの上面との間の摩擦力及びパドルアーム520の弾性変形に伴う復元力によって、後続シートは、引込方向へ移動され、第1トレイ310上に配置される。この結果、後続シートは、先行シートに積み重ねられ、シート束が、第1トレイ310上で形成される。第1トレイ310は、シート束を一時的に保持する。
ステープラー110は、第1トレイ310上で形成されたシート束にステープルを打設する。この結果、シート束中の複数のシートは互いに連結される。
ステープラー110が、シート束にステープルを打設した後、第2排出部220のローラー222は、下方に変位される。この結果、シート束は、ローラー221,222によって挟まれる。その後、シート束が、排出方向に搬送されるように、ローラー221は、モーターによって回転される。ローラー221の回転の結果、シート束は、第1トレイ310から第2トレイ320へ排出される。
図1は、第1送風部410及び第2送風部420からの空気流を実線の矢印で概念的に表す。第1送風部410及び第2送風部420は、制御部の制御下で、第2トレイ320の上方の空間に空気を吹き出す。第2送風部420は、第1送風部410の上方に配置される。一般的なファン装置が、第1送風部410及び第2送風部420として用いられてもよい。たとえば、軸流ファン、遠心ファン、斜流ファンや横流ファンが、第1送風部410及び第2送風部420として用いられてもよい。本実施形態の原理は、第1送風部410及び第2送風部420として用いられる特定の送風装置に限定されない。
第2トレイ320は、第2排出部220のローラー221の下方に位置する基端部321と、基端部321から排出方向に離れた先端部322と、を含む。先端部322は、基端部321の上方に位置する。第2トレイ320は、基端部321と先端部322との間で傾斜した支持面323を形成する。第1トレイ310からはみ出した先行シートは、支持面323によって支持される。
第1排出部210が、先行シートを、排出方向に送り出しているとき、第1送風部410は、制御部の制御下で、第2排出部220のローラー221と第2トレイ320の基端部321との間に形成された排気口から空気を吹き出す。この結果、先行シートの下面と第2トレイ320の支持面323との間に空気流が形成される。空気流は、先行シートと支持面323との間の摩擦力を大幅に低減するので、先行シートは、排出方向に円滑に移動することができる。
第1送風部410が、空気の吹出を開始すると、第2トレイ320の上方に配置された第2送風部420も、制御部の制御下で、支持面323に対して略直角の方向に空気を吹き出す。この結果、第2送風部420から下方に吹き出された空気は、先行シートの上面に吹き付けられる。
先行シートが、引込方向に搬送されると、又は、先行シートが、第1トレイ310に収容されると、第1送風部410は、制御部の制御下で、空気の吹出を停止する。一方、第2送風部420は、空気の吹出を継続する。この結果、先行シートは、支持面323上で下方に湾曲する。支持面323上での先行シートの下方の湾曲は、先行シートが、後続シートの搬送経路から下方に離れることを意味する。したがって、先行シートと後続シートとの間の接触面積は、大幅に低減される。すなわち、後続シートは、先行シートに密着しにくくなる。
後続シートが、第1排出部210によって排出方向に搬送され、引込機構500によって引込方向に搬送されている間、空気は、第2送風部420から後続シートの上面に吹き付けられる。第2送風部420からの風量(体積流量)は、第1送風部410からの風量(体積流量)よりも小さく設定されているので、第2送風部420から吹き出された空気は、後続シートを先行シートに過度に強く押しつけない。したがって、第2送風部420からの空気の吹出は、後続シートと先行シートとの間の密着を引き起こしにくい。
図3は、第1送風部410と第2送風部420とに対する制御部の制御の概念図である。図1乃至図3を参照して、第1送風部410と第2送風部420とに対する制御部の制御が説明される。
図3は、第1期間と、第2期間と、を概念的に表す。第1期間は、第1排出部210が先行シートの排出を開始した時刻から先行シートの排出を完了した時刻までの期間を意味する。第2期間は、引込機構500が、先行シートの次に排出された後続シートの引込方向への搬送を開始した時刻から後続シートの引込方向への搬送を完了した時刻までの期間を意味する。
制御部は、第1送風部410を、第1期間において、作動させ、第1送風部410から空気を吹き出させる。第1送風部410からの空気の吹出は、第1期間の開始と同期して、開始されてもよい。代替的に、第1送風部410からの空気の吹出は、第1期間の開始の前に開始されてもよい。更に代替的に、第1送風部410からの空気の吹出は、第1期間の開始と終了との間に開始されてもよい。第1送風部410からの吹出は、第1期間の終了と同期して、終了されてもよい。代替的に、第1送風部410からの空気の吹出は、第1期間の終了の前に、終了されてもよい。更に代替的に、第1送風部410からの空気の吹出は、第1期間の終了と第2期間の開始との間に終了されてもよい。
制御部は、第2送風部420を、第1期間において、作動させ、第2送風部420から空気を吹き出させる。第2送風部420からの空気の吹出は、第1期間の開始と同期して、開始されてもよい。代替的に、第2送風部420からの空気の吹出は、第1期間の開始の前に開始されてもよい。更に代替的に、第2送風部420からの空気の吹出は、第1期間の開始と終了との間に開始されてもよい。
<他の特徴>
設計者は、上述の後処理装置100に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述の実施形態に関連して説明された後処理装置100の原理を何ら限定しない。
(制御部)
制御部は、様々な機能構成を有することができる。制御部の例示的な機能構成が、以下に説明される。
図4は、制御部600の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図2及び図4を参照して、制御部600が説明される。図4の実線は、信号の伝達を概念的に表す。図4の点線は、力の伝達を概念的に表す。
制御部600は、第2排出部220と、引込機構500と、第1送風部410と、第2送風部420と、を制御する。第2排出部220は、ローラー221,222に加えて、ローラー駆動部223と、ローラー変位部224と、を含む。ローラー駆動部223は、ローラー221を双方向に回転する。ローラー変位部224は、ローラー222を近接位置と離隔位置との間で変位させる。引込機構500は、回転シャフト510及びパドルアーム520に加えて、パドル駆動部530を含む。パドル駆動部530は、回転シャフト510を回転させる。
制御部600は、シート検出部610と、排出制御部620と、引込制御部630と、送風制御部640と、カウンター650と、を含む。シート検出部610は、シートを検出すると、シートの検出を表す検出信号を生成する。検出信号は、シート検出部610から排出制御部620、引込制御部630及び送風制御部640へ出力される。排出制御部620は、検出信号に応じて、第2排出部220を制御する。引込制御部630は、検出信号に応じて、引込機構500を制御する。送風制御部640は、検出信号に応じて、第1送風部410及び第2送風部420を制御する。
図5は、シート検出部610から出力された検出信号の概略的なタイミングチャートである。図1、図2、図4及び図5を参照して、シート検出部610が説明される。
シート検出部610は、第1検出部611と、第2検出部612と、を含む。本実施形態に関して、第1検出部611は、第1排出部210の直後に配置された透過型の光センサーである。第1検出部611は、第1検出信号を生成する。シートが、第1検出部611によって第1排出部210の下流に形成された光路を遮ると、第1検出部611は、高い電圧の信号を、第1検出信号として出力する。他の場合には、第1検出部611は、低い電圧の信号を、第1検出信号として出力する。低い電圧から高い電圧への変化は、シートの下流端(排出方向における下流の縁部)が、第1排出部210の下流に形成された光路を遮ったことを表す。高い電圧から低い電圧への変化は、シートの上流端(排出方向における上流の縁部)が、第1排出部210の下流に形成された光路を通過したことを表す。第1検出部611は、第1排出部210からのシートの排出の開始及び終了を検出することができる他のセンサーであってもよい。本実施形態の原理は、第1検出部611として用いられる特定のセンサーに限定されない。
本実施形態に関して、第2検出部612は、第1トレイ310に取り付けられた反射型の光センサーであってもよい。シートが、第1トレイ310の上に載置されていないとき、第2検出部612は、低い電圧の第2検出信号を生成する。先行シートが、第1トレイ310に供給されると、先行シートは、第2検出部612から出射された検出光を反射する。第2検出部612は、先行シートによって反射された検出光を受光し、高い電圧の第2検出信号を生成する。低い電圧から高い電圧への変化は、先行シートが第1トレイ310に載置されたことを意味する。高い電圧から低い電圧の変化は、シート束が、第1トレイ310から第2トレイ320へ排出されたことを意味する。
カウンター650は、判定部651と、排出要求部652と、作動要求部653と、を含む。判定部651は、第1検出信号(図3を参照)を、第1検出部611から受け取る。判定部651は、第1検出信号のパルスをカウントし、カウント値を生成する。カウント値は、いくつのシートが、第1排出部210を通過したかを表す。第1検出信号に加えて、判定部651は、画像形成装置IFAからシート束情報を受け取る。シート束情報は、画像形成装置IFAから後処理装置100へ供給されたシートの総数を表す。カウンター650は、カウント値を、シート束情報が表すシートの総数と比較する。
排出要求部652は、カウント値とシートの総数との間の比較結果に応じて、排出要求を生成する。排出要求は、排出要求部652から排出制御部620へ出力される。排出制御部620は、排出要求に応じて、第2排出部220を制御する。第2排出部220は、排出制御部620の制御下で、シート束を、第1トレイ310から第2トレイ320へ排出する。
作動要求部653は、カウント値とシートの総数との間の比較結果に応じて、作動要求を生成する。作動要求は、作動要求部653からステープラー110へ出力される。ステープラー110は、作動要求に応じて作動し、ステープルをシート束に打設する。
図6は、判定部651の動作を表す概略的なフローチャートである。図4及び図6を参照して、判定部651の動作が説明される。
(ステップS110)
判定部651は、シート束情報を待つ。判定部651が、シート束情報を、画像形成装置IFAから受け取ると、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
判定部651は、カウント値を「0」に設定する。その後、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
判定部651は、第1検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
判定部651は、カウント値に「1」を足す。その後、ステップS150が実行される。
(ステップS150)
判定部651は、カウント値を、シート束情報が表すシートの総数と比較する。カウント値が、シートの総数と一致すると、ステップS160が実行される。他の場合には、ステップS130が実行される。
(ステップS160)
判定部651は、カウント値がシートの総数と一致したことを、排出要求部652と作動要求部653とに通知する。排出要求部652は、判定部651からの通知に応じて、排出要求を生成する。排出要求は、排出要求部652から排出制御部620へ出力される。排出制御部620は、排出要求に応じて、第2排出部220を制御する。第2排出部220は、排出制御部620の制御下で、シート束を、第1トレイ310から第2トレイ320へ排出する。作動要求部653は、判定部651からの通知に応じて、作動要求を生成する。作動要求は、作動要求部653からステープラー110へ出力される。ステープラー110は、作動要求に応じて作動し、ステープルをシート束に打設する。
排出制御部620は、検出信号及び排出要求を、シート検出部610及びカウンター650から受け取る。排出制御部620は、駆動制御部621と、変位制御部622と、を含む。駆動制御部621は、検出信号と排出要求とに応じて、ローラー駆動部223を制御する。変位制御部622は、検出信号と排出要求とに応じて、ローラー変位部224を制御する。
図7は、駆動制御部621の動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図4及び図7を参照して、駆動制御部621の動作が説明される。
(ステップS210)
駆動制御部621は、第1検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、先行シートの排出を開始したことを意味する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
先行シートが、排出方向へ移動するように、ローラー221が回転することを要求する回転制御信号を生成する。回転制御信号は、駆動制御部621からローラー駆動部223へ出力される。ローラー駆動部223は、回転制御信号に応じて、ローラー221を回転する。この結果、先行シートは、排出方向へ搬送される。回転制御信号の生成の後、ステップS230が実行される。
(ステップS230)
駆動制御部621は、第1検出信号を参照し、高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化しているか否かを確認する。高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、先行シートの排出を完了したことを意味する。高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化しているならば、ステップS240が実行される。他の場合には、ステップS220が実行される。
(ステップS240)
先行シートが、引込方向へ移動するように、ローラー221が回転することを要求する回転制御信号を生成する。回転制御信号は、駆動制御部621からローラー駆動部223へ出力される。ローラー駆動部223は、回転制御信号に応じて、ローラー221を回転する。この結果、先行シートは、引込方向へ搬送される。回転制御信号の生成の後、ステップS250が実行される。
(ステップS250)
駆動制御部621は、第2検出信号を参照し、低い電圧レベルが、高い電圧レベルに変化しているか否かを確認する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、先行シートが、第1トレイ310上の適所に配置されたことを意味する。低い電圧レベルが、高い電圧レベルに変化しているならば、ステップS260が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
(ステップS260)
駆動制御部621は、回転制御信号の出力を停止する。この結果、ローラー駆動部223は、ローラー221を停止させる。回転制御信号の出力の停止の後、ステップS270が実行される。
(ステップS270)
駆動制御部621は、排出要求を待つ。駆動制御部621が、排出要求部652から排出要求を受け取ると、ステップS280が実行される。
(ステップS280)
シート束が、排出方向へ移動するように、ローラー221が回転することを要求する回転制御信号を生成する。回転制御信号は、駆動制御部621からローラー駆動部223へ、所定期間、出力される。ローラー駆動部223は、回転制御信号に応じて、ローラー221を、所定期間、回転する。この結果、シート束は、排出方向へ搬送され、第1トレイ310から第2トレイ320へ排出される。
図8は、変位制御部622の動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図4及び図8を参照して、変位制御部622の動作が説明される。
(ステップS310)
駆動制御部621は、第1検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、先行シートの排出を開始したことを意味する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS320が実行される。
(ステップS320)
変位制御部622は、ローラー222の下降を要求する変位制御信号を生成する。変位制御信号は、変位制御部622からローラー変位部224へ出力される。ローラー変位部224は、変位制御信号に応じて、ローラー222を下降させる。この結果、先行シートは、ローラー221,222によって挟まれる。したがって、ローラー221の回転は、先行シートに効率的に伝達される。変位制御信号の生成の後、ステップS330が実行される。
(ステップS330)
変位制御部622は、第2検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、先行シートが、第1トレイ310上の適所に配置されたことを意味する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS340が実行される。
(ステップS340)
変位制御部622は、ローラー222の上昇を要求する変位制御信号を生成する。変位制御信号は、変位制御部622からローラー変位部224へ出力される。ローラー変位部224は、変位制御信号に応じて、ローラー222を上昇させる。この結果、ローラー222は、ローラー221から上方に離れる。後続シートは、ローラー221,222間の空隙中で、搬送方向及び引込方向に移動することができる。後続シートは、ローラー221,222間の空隙において、先行シートに積み重ねられる。この結果、シート束が、ローラー221,222の間で形成される。変位制御信号の生成の後、ステップS350が実行される。
(ステップS350)
変位制御部622は、排出要求を待つ。変位制御部622が、排出要求部652から排出要求を受け取ると、ステップS360が実行される。
(ステップS360)
変位制御部622は、ローラー222の下降を要求する変位制御信号を生成する。変位制御信号は、変位制御部622からローラー変位部224へ出力される。ローラー変位部224は、変位制御信号に応じて、ローラー222を下降させる。この結果、シート束は、ローラー221,222によって挟まれる。したがって、ローラー221の回転は、シート束に効率的に伝達される。
図9は、引込制御部630の動作を表す概略的なフローチャートである。図2、図4及び図9を参照して、引込制御部630の動作が説明される。
(ステップS410)
引込制御部630は、第2検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、先行シートが、第1トレイ310上の適所に配置されたことを意味する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS420が実行される。
(ステップS420)
引込制御部630は、第1検出信号を参照し、高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化しているか否かを確認する。高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、後続シートの排出を完了したことを意味する。高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化しているならば、ステップS430が実行される。
(ステップS430)
引込制御部630は、所定期間、引込制御信号を生成する。引込制御信号は、引込制御部630からパドル駆動部530へ出力される。パドル駆動部530は、引込制御信号に応じて、所定期間、回転シャフト510を回転させる。この結果、パドルアーム520は、所定期間、後続シートを引込方向へ送り出す。この結果、後続シートは、第1トレイ310へ供給される。引込制御部630が、所定期間、引込制御信号を生成すると、ステップS440が実行される。
(ステップS440)
引込制御部630は、排出要求を受信しているか否かを確認する。引込制御部630が、排出要求部652から排出要求を受け取ると、引込制御部630の処理は、終了する。他の場合には、ステップS420が実行される。
送風制御部640は、第1送風制御部641と、第2送風制御部642と、を含む。第1送風制御部641は、シート検出部610から出力された検出信号に応じて、第1送風部410を制御する。第2送風制御部642は、シート検出部610から出力された検出信号に応じて、第2送風部420を制御する。
図10は、送風制御部640の動作を表す概略的なフローチャートである。図1、図4及び図10を参照して、送風制御部640の動作が説明される。
(ステップS510)
送風制御部640は、第1検出信号を参照し、低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化を待つ。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、先行シートの排出を開始したことを意味する。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化が現れると、ステップS520が実行される。
(ステップS520)
第1送風制御部641及び第2送風制御部642は、送風制御信号を生成する。送風制御信号は、第1送風制御部641及び第2送風制御部642から第1送風部410及び第2送風部420へそれぞれ出力される。第1送風部410及び第2送風部420は、送風制御信号に応じて、空気を吹き出す。第1送風部410からの空気の吹出は、先行シートの下面と第2トレイ320の支持面323との間の空気流に帰結する。この結果、先行シートと第2トレイ320との間の摩擦力は、大幅に低減される。したがって、先行シートは、排出方向に円滑に移動することができる。送風制御信号の生成の後、ステップS530が実行される。
(ステップS530)
第1送風制御部641は、第1検出信号を参照し、高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化を待つ。高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、後続シートの排出を完了したことを意味する。高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化すると、ステップS540が実行される。
(ステップS540)
第1送風制御部641は、送風制御信号の生成を停止する。この結果、第1送風部410は、空気の吹出を停止する。一方、第2送風部420は、空気を吹き出し続ける。したがって、先行シートは、第2トレイ320上で下方に湾曲する。この結果、先行シートと後続シートとの間の過度に強い摺擦は生じない。送風制御信号の生成の停止の後、ステップS550が実行される。
(ステップS550)
第2送風制御部642は、排出要求を待つ。第2送風制御部642が、排出要求部652から排出要求を受け取ると、ステップS560が実行される。
(ステップS560)
第2送風制御部642は、送風制御信号の生成を停止する。この結果、第2送風部420は、空気の吹出を停止する。
上述のステップS530は、他の判定処理に代替されてもよい。例えば、第1送風制御部641は、第2検出信号を参照し、低い電圧レベルが、高い電圧レベルに変化しているか否かを確認してもよい。低い電圧レベルから高い電圧レベルへの変化は、先行シートが、第1トレイ310上の適所に配置されたことを意味する。高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化しているならば、ステップS540が実行されてもよい。
(第1送風部からの送風の再開)
図10を参照して説明された制御に関して、第1送風部410(図1を参照)からの空気の吹出は、ステップS540において停止される。しかしながら、第1送風部410は、図3に示される第2期間の経過後、起動され、第1送風部410からの空気の吹出が再開されてもよい。先行シートは、先行シートの上に積み重ねられた複数の後続シートの自重によって、第2トレイ320(図1を参照)に押しつけられるけれども、第1送風部410からの空気の吹出が再開されるので、先行シートは、第2トレイ320に密着しにくくなる。
図11は、カウンター650の判定部651の処理を表す概略的なフローチャートである。図4、図6及び図11を参照して、判定部651の処理が説明される。
(ステップS151)
第1送風部410からの空気の吹出の再開のための処理は、図4を参照して説明されたステップS150の中で行われてもよい。したがって、ステップS151は、ステップS140の後に行われる。判定部651は、シート束情報によって表されるシートの総数を、所定のカウント閾値と比較する。シートの総数が、所定のカウント閾値を下回っているならば、ステップS153が実行される。他の場合には、ステップS155が実行される。
(ステップS153)
判定部651は、カウント閾値を、シートの総数に設定する。その後、ステップS155が実行される。
(ステップS155)
判定部651は、カウント値を、カウント閾値と比較する。カウント値が、カウント閾値に一致するならば、ステップS157が実行される。他の場合には、ステップS130が実行される。
(ステップS157)
判定部651は、再開要求を生成する。再開要求は、判定部651から第1送風制御部641へ出力される。再開要求の生成の後、ステップS159が実行される。
(ステップS159)
判定部651は、カウント値を、シート束情報が表すシートの総数と比較する。カウント値が、シートの総数と一致すると、ステップS160が実行される。他の場合には、ステップS130が実行される。
図12は、第1送風制御部641の処理を表す概略的なフローチャートである。図4、図10及び図11を参照して、第1送風制御部641の処理が説明される。
(ステップS541)
第1送風部410からの空気の吹出の再開のための処理は、図10を参照して説明されたステップS540の中で行われてもよい。したがって、ステップS541は、ステップS530の後に行われる。第1送風制御部641は、図11のステップS157において生成された再開要求を待つ。第1送風制御部641が判定部651から再開要求を受け取ると、ステップS543が実行される。
(ステップS543)
第1送風制御部641は、送風制御信号を生成する。送風制御信号は、第1送風制御部641から第1送風部410へ出力される。第1送風部410は、送風制御信号に応じて、空気の吹出を再開する。第1送風部410からの空気は、先行シートの下面と第2トレイ320の支持面323との間の境界に吹き出される。この結果、先行シートは、第2トレイ320に密着しにくくなる。送風制御信号の生成の後、ステップS545が実行される。
(ステップS545)
第1送風制御部641は、排出要求を待つ。第1送風制御部641が、排出要求部652から排出要求を受け取ると、ステップS547が実行される。
(ステップS547)
第1送風制御部641は、送風制御信号の生成を停止する。この結果、第1送風部410は、空気の吹出を停止する。
(シートの大きさに応じた制御)
シートが、排出方向において、長くないならば、先行シートと後続シートとの接触面積は、あまり大きくならない。したがって、先行シートは、後続シートの引込を邪魔しにくい。この場合、第1送風部410及び第2送風部420からの空気の吹出は、後処理装置100の電力の浪費に帰結する。シートの大きさに応じた例示的な制御が、以下に説明される。
図4に示されるように、排出方向におけるシートの長さを表すシートサイズ情報は、画像形成装置IFAから送風制御部640へ出力されてもよい。シートサイズ情報は、たとえば、「A4サイズ」且つ「横向き(すなわち、先行シートの短辺が排出方向に略平行な向き)」といった情報を含んでもよい。送風制御部640は、シートサイズ情報を参照して、第1送風部410及び第2送風部420から空気を吹き出すか否かを決定する。
図13は、送風制御部640の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図4、図10及び図13を参照して、送風制御部640の例示的な処理が説明される。
(ステップS501)
送風制御部640は、シートサイズ情報を待つ。送風制御部640が、シートサイズ情報を受け取ると、ステップS503が実行される。
(ステップS503)
送風制御部640は、シートサイズ情報を参照し、排出方向におけるシートの長さを見極める。送風制御部640は、シートの長さを、所定の長さ閾値と比較する。シートの長さが、長さ閾値を上回っているならば、ステップS510が実行される。この結果、図10を参照して説明された一連の処理が実行される。一方、シートの長さが、長さ閾値以下であるならば、送風制御部640は、処理を終了する。この場合、第1送風部410及び第2送風部420は、空気を吹き出さない。
長さ閾値は、シートの半分を超える領域が、第1トレイ310からはみ出しているとき、ステップS510が実行されるように設定されてもよい。本実施形態の原理は、長さ閾値の特定の大きさに限定されない。図13に示される処理フローによれば、シートの長さが長さ閾値以下であるとき、第1送風部410及び第2送風部420は、停止される。しかしながら、第1送風部410及び第2送風部420は、シートの長さとは無関係に空気を吹き出してもよい。
(第2トレイの駆動)
第2トレイ320は、鉛直方向に移動してもよい。第2トレイ320の駆動が、以下に説明される。
図14は、後処理装置100の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図1、図6及び図14を参照して、後処理装置100が更に説明される。図14の実線は、信号の伝達を概念的に表す。図14の点線は、力の伝達を概念的に表す。図14の鎖線は、検出動作を概念的に表す。
後処理装置100は、トレイ駆動部324を更に備える。トレイ駆動部324は、制御部600の制御下で、第2トレイ320を第1高さ位置(図1に示される第2トレイ320の位置)から下降させる。トレイ駆動部324は、モーター(図示せず)と、モーターの回転力が第2トレイ320の鉛直移動に変換されるように設計された伝達機構(たとえば、ベルトとプーリとの組み合わせ:図示せず)と、を含んでもよい。代替的に、トレイ駆動部324は、第2トレイ320に連結されたシリンダ装置(図示せず)を含んでもよい。本実施形態の原理は、トレイ駆動部324の特定の機構に限定されない。
制御部600は、トレイ制御部660と、トレイ検出部670と、を更に備える。トレイ検出部670は、第2トレイ320を検出すると、トレイ検出信号を生成する。トレイ検出信号は、トレイ制御部660へ出力される。判定部651は、図6を参照して説明されたステップS160において、カウント値がシートの総数と一致したことを、排出要求部652及び作動要求部653だけでなく、トレイ制御部660にも通知する。第1検出部611は、第1検出信号をトレイ制御部660へ出力する。トレイ制御部660は、トレイ検出信号、第1検出信号及び判定部651からの通知に基づいて、トレイ駆動部324を制御する。
トレイ検出部670は、下トレイセンサー671と、上トレイセンサー672と、を含む。下トレイセンサー671は、第1高さ位置から所定量だけ下降した第2トレイ320を検出することができる位置に検出領域を形成する反射型の光センサーであってもよい。トレイ駆動部324が、トレイ制御部660の制御下で、第2トレイ320を、第1高さ位置から所定量だけ下降させると、下トレイセンサー671は、第2トレイ320を検出し、トレイ検出信号を生成する。上トレイセンサー672は、第1高さ位置よりも上方の第2高さ位置に検出領域を形成する反射型の光センサーであってもよい。上トレイセンサー672が、第2トレイ320を検出するまで、トレイ駆動部324は、トレイ制御部660の制御下で、第2トレイ320を上昇させることができる。
図15は、トレイ制御部660の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図1、図14及び図15を参照して、トレイ制御部660の処理が説明される。
(ステップS610)
トレイ制御部660は、第1検出信号を参照し、高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化を待つ。高い電圧レベルから低い電圧レベルへの変化は、第1排出部210が、先行シートの排出を完了したことを意味する。高い電圧レベルが、低い電圧レベルに変化すると、ステップS620が実行される。
(ステップS620)
トレイ制御部660は、第2トレイ320の下降を引き起こす駆動信号を生成する。駆動信号は、トレイ制御部660からトレイ駆動部324へ出力される。トレイ駆動部324は、駆動信号に応じて、第2トレイ320を下降させる。この結果、第2排出部220のローラー221から第2トレイ320の基端部321までの距離は大きくなる。上述の如く、第2送風部420は、空気を下方に吹き出すので、先行シートは、下方に大きく湾曲することができる。したがって、後続シートは、先行シートに過度に強く摺擦しない。駆動信号の生成の後、ステップS630が実行される。
(ステップS630)
トレイ制御部660は、下トレイセンサー671からのトレイ検出信号の受信を待つ。トレイ制御部660が、下トレイセンサー671からトレイ検出信号を受け取ると、ステップS640が実行される。
(ステップS640)
トレイ制御部660は、駆動信号の生成を停止する。この結果、トレイ駆動部324及び第2トレイ320は、停止する。駆動信号の生成の停止の後、ステップS650が実行される。
(ステップS650)
トレイ制御部660は、判定部651からの通知を待つ。トレイ制御部660が、判定部651から通知を受け取ると、ステップS660が実行される。
(ステップS660)
トレイ制御部660は、第2トレイ320の上昇を引き起こす駆動信号を生成する。駆動信号は、トレイ制御部660からトレイ駆動部324へ出力される。トレイ駆動部324は、駆動信号に応じて、第2トレイ320を上昇させる。駆動信号の生成の後、ステップS670が実行される。
(ステップS670)
トレイ制御部660は、上トレイセンサー672からのトレイ検出信号の受信を待つ。トレイ制御部660が、上トレイセンサー672からトレイ検出信号を受け取ると、ステップS680が実行される。
(ステップS680)
トレイ制御部660は、駆動信号の生成を停止する。この結果、トレイ駆動部324及び第2トレイ320は、停止する。このとき、第2トレイ320は、図1に示される位置よりも上方の第2高さ位置で停止しているので、第2排出部220のローラー221から第2トレイ320までの落差は、非常に小さい。したがって、第1トレイ310上で形成されたシート束は、第2トレイ320へ円滑に排出されることができる。
(整合部)
図16は、第1トレイ310の概略的な平面図である。図4及び図16を参照して、第1トレイ310が説明される。
第1トレイ310は、支持板312と、2つのカーソル313,314と、ストッパー315と、カーソル313,314を駆動するモーター(図示せず)と、を含む。支持板312は、先行シート及び先行シートに続いて第1排出部210によって順次排出された少なくとも1つの後続シートを支持する。カーソル313,314及びストッパー315は、支持板312の上面から立設される。カーソル313,314、ストッパー315及びカーソル313,314を駆動するモーターは、整合部311を形成する。
ストッパー315は、先行シート及び後続シートの上流端(排出方向において上流に位置する縁)が衝突するように配置される。上述のモーターは、カーソル313,314は、排出方向に対して直交する方向に往復移動することができる。既知の後処理装置が備える様々なシート整合機構の技術は、モーターの回転をカーソル313,314の直線的な往復移動に変換する変換機構に適用されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、変換機構の特定の構造に限定されない。
先行シートが、第2排出部220によって引込方向に送り出されると、先行シートの上流端は、ストッパー315に衝突する。この結果、排出方向におけるシートの位置は、定まることになる。その後、カーソル313,314は、互いに接近する方向に移動する。この結果、シートの位置は、排出方向に対して直交する方向において適切に調整される。この結果、シート束の複数のシートの側縁は互いに重ね合わせられる。
カーソル313,314は、その後、互いに離間する方向に移動する。この結果、先行シートに後続する後続シートは、カーソル313,314に邪魔されることなく、カーソル313,314の間の領域に進入することができる。
図16に示されるように、第2検出部612の検出位置は、ストッパー315の近くに形成される。先行シートの上流端が、第2検出部612の検出位置に進入すると、第2検出部612は、第2検出信号を出力する。
カーソル313,314の往復移動は、引込機構500の引込動作の後に行われる。したがって、カーソル313,314の往復移動は、引込制御部630によって、引込機構500の引込動作に連動されることになる。
図17は、ステップS430(図9を参照)における引込制御部630の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図2、図4及び図17を参照して、引込制御部630の処理が説明される。
(ステップS431)
引込制御部630は、計時を開始する。計時値は、「0」から増加する。引込制御部630が、計時を開始すると、ステップS433が実行される。
(ステップS433)
引込制御部630は、引込制御信号を生成する。引込制御信号は、引込制御部630からパドル駆動部530へ出力される。パドル駆動部530は、引込制御信号に応じて、回転シャフト510を回転させる。この結果、パドルアーム520は、後続シートを引込方向へ送り出す。この結果、後続シートは、第1トレイ310へ供給される。引込制御部630が、引込制御信号を生成すると、ステップS435が実行される。
(ステップS435)
引込制御部630は、計時値を、所定の計時閾値と比較する。計時値が、計時閾値を上回ると、ステップS437が実行される。
(ステップS437)
引込制御部630は、引込制御信号の生成を停止する。この結果、パドル駆動部530は、停止し、引込機構500の引込動作は終了する。引込制御信号の生成の停止の後、ステップS439が実行される。
(ステップS439)
引込制御部630は、整合要求を生成する。
図18は、制御部600の例示的な機能構成を表す概略的なブロック図である。図17及び図18を参照して、後処理装置100が更に説明される。
制御部600は、整合制御部680を更に含む。ステップS439において生成された整合要求は、引込制御部630から整合制御部680へ出力される。整合制御部680は、第2検出部612から第2検出信号を受け取る。
第2検出部612が、低い電圧レベルから高い電圧レベルに変化すると、整合制御部680は、整合制御信号を生成する。整合制御信号は、整合制御部680から整合部311へ出力される。カーソル313,314は、整合制御信号に応じて、排出方向に略直角の方向に往復移動する。この結果、先行シートは、第1トレイ310上で適切な位置に配置されることになる。その後、整合制御部680は、整合要求の受信のたびに、整合制御信号を生成する。したがって、引込制御部630が、整合要求を出力するたびに、カーソル313,314は、排出方向に略直角の方向に往復移動し、後続シートの側縁が先行シートの側縁に重なるように、後続シートを先行シートに整合させる。
本発明は、画像形成装置による画像形成処理に続いて所定の処理を行う後処理装置に好適に適用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・後処理装置
210・・・・・・・・・・・・・・・第1排出部
220・・・・・・・・・・・・・・・第2排出部
310・・・・・・・・・・・・・・・第1トレイ
311・・・・・・・・・・・・・・・整合部
320・・・・・・・・・・・・・・・第2トレイ
324・・・・・・・・・・・・・・・トレイ駆動部
410・・・・・・・・・・・・・・・第1送風部
420・・・・・・・・・・・・・・・第2送風部
500・・・・・・・・・・・・・・・引込機構
600・・・・・・・・・・・・・・・制御部
611・・・・・・・・・・・・・・・第1検出部
612・・・・・・・・・・・・・・・第2検出部
620・・・・・・・・・・・・・・・排出制御部
630・・・・・・・・・・・・・・・引込制御部
641・・・・・・・・・・・・・・・第1送風制御部
642・・・・・・・・・・・・・・・第2送風制御部
650・・・・・・・・・・・・・・・カウンター
660・・・・・・・・・・・・・・・トレイ制御部
680・・・・・・・・・・・・・・・整合制御部
IFA・・・・・・・・・・・・・・・画像形成装置

Claims (10)

  1. 画像形成装置による画像形成処理に続いて所定の処理を行う後処理装置であって、
    先行シートと、前記先行シートに続いて少なくとも1つの後続シートを、排出方向に排出する第1排出部と、
    前記先行シートと、前記先行シートに重ねられた前記少なくとも1つの後続シートと、を含むシート束を一時的に保持する第1トレイと、
    前記排出方向において前記第1トレイの下流に位置する第2トレイと、
    前記第1排出部から排出された前記少なくとも1つの後続シートを、前記排出方向とは反対の引込方向に搬送し、前記第1トレイ上で前記先行シートに重ねる引込機構と、
    前記シート束を前記第1トレイから前記第2トレイへ排出する第2排出部と、
    前記第2トレイと、前記第1排出部によって排出されている前記先行シートの下面と、の間に空気を吹き出し、空気流を形成する第1送風部と、
    前記第1排出部によって排出されている前記先行シート及び前記少なくとも1つの後続シートの上面に空気を吹き付ける第2送風部と、
    前記第1送風部及び前記第2送風部を制御する制御部と、を備え、
    前記第2トレイは、前記第2排出部の下方の領域から前記排出方向に延び、
    前記制御部は、前記第1排出部による前記先行シートの排出の開始から終了までの第1期間において前記第1送風部から前記空気を吹き出させる一方で、前記引込機構が、前記少なくとも1つの後続シートを前記引込方向に搬送する第2期間において、前記第1送風部を停止させる
    後処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第2期間の後、前記第1送風部を起動し、前記第1送風部からの前記空気の吹出を再開する
    請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1送風部を制御する第1送風制御部と、前記第2送風部を制御する第2送風制御部と、前記第1排出部からの前記先行シートの前記排出の前記開始及び前記終了を検出する第1検出部と、を含み、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第1送風部及び前記第2送風部は、前記第1送風制御部及び前記第2送風制御部の制御下で、前記空気の吹出を開始する
    請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記制御部は、前記第2排出部を制御する排出制御部を含み、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記排出方向に前記先行シートを送り出し、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記引込方向に前記先行シートを送り出し、前記第1トレイに供給し、且つ、前記第1送風部は、前記第1送風制御部の制御下で、前記空気の前記吹出を停止する
    請求項3に記載の後処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第2排出部を制御する排出制御部と、前記第1トレイ上の前記先行シートを検出する第2検出部と、を含み、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記開始を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記排出方向に前記先行シートを送り出し、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記第2排出部は、前記排出制御部の制御下で、前記引込方向に前記先行シートを送り出し、前記第1トレイに供給し、
    前記第2検出部が、前記先行シートを検出すると、前記第1送風部は、前記第1送風制御部の制御下で、前記空気の前記吹出を停止する
    請求項3に記載の後処理装置。
  6. 前記第1検出部は、前記先行シート及び前記少なくとも1つの後続シートの通過を表す検出信号を生成し、
    前記制御部は、前記検出信号を参照して、前記第1排出部を通過したシートをカウントすることによって得られたカウント値を、所定のカウント閾値と比較するカウンターと、を含み、
    前記第1送風制御部は、前記カウント値が前記カウント閾値と一致したことを条件として、前記第1送風部に、前記空気の前記吹出を再開させる
    請求項3乃至5のいずれか1項に記載の後処理装置。
  7. 前記第2トレイを下降させるトレイ駆動部を更に備え、
    前記制御部は、前記トレイ駆動部を制御するトレイ制御部を含み、
    前記第1検出部が、前記先行シートの前記排出の前記終了を検出すると、前記トレイ駆動部は、前記トレイ制御部の制御下で、前記第2トレイを下降させる
    請求項3乃至6のいずれか1項に記載の後処理装置。
  8. 前記先行シートが、前記排出方向において所定の長さよりも長いことを条件として、前記第1送風部は、前記空気を吹き出す
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の後処理装置。
  9. 前記第2送風部は、前記第1送風部よりも小さな風量で前記空気を吹き出す
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の後処理装置。
  10. 前記第1トレイは、前記少なくとも1つの後続シートの縁が前記先行シートの縁に重なるように、前記少なくとも1つの後続シートを前記先行シートに整合させる整合部を含み、
    前記制御部は、前記引込機構を制御する引込制御部と、前記整合部を制御する整合制御部と、を含み、
    前記第1検出部が、前記第1排出部からの前記少なくとも1つの後続シートの排出の終了を検出すると、前記引込制御部は、所定期間、前記引込機構を作動させ、
    前記整合制御部は、前記所定期間が経過した後、前記整合部を作動させる
    請求項3乃至9のいずれか1項に記載の後処理装置。
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