JP2018173199A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に収納スペースが設けられ、使用者にとって使い勝手のよい加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、箱状の本体と、本体の上部に配設されたトッププレートとを備える。収納室は開口部を有する箱状の部材である。引出は開口部を介して収納室に出し入れ自在に設けられている。引出は、トレイと、引出が収納室に収納された状態で開口部を閉じる扉とを有する。トレイの、引出の出し入れ時に収納室の一対の内側面と対向する一対の側面に、それぞれ第1回転部材と走行部材を設ける。収納室の一対の内側面に、それぞれ第2回転部材と案内部材を設ける。走行部材の、引出の出し入れ方向における両端部のうち扉に近い端部に、扉に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜する第1傾斜部を形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、トッププレートに被加熱物を載置して加熱する加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器は本体と本体の上面に配設された天板とを有している。そして、加熱手段として、天板の下部に配設された加熱コイルと、本体内部に収容されたグリル庫とを有している。本体の前面においてグリル庫の開口部にはグリル扉が配設されている。グリル扉はグリル庫の開口部に対して開閉自在に取り付けられている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2015−155778号公報 特開2006−210146号公報
グリル庫は本体内部に収容されているため、グリル庫の内部全体を清掃するのは困難である。そのため、調理後のグリル庫の手入れが使用者の負担になっており、近年ではグリル庫を使用した調理は敬遠される傾向がある。そこで、加熱調理器の本体内部のスペースを有効活用するため、グリル庫を収納スペースとすることが考えられる。しかしながら、加熱調理器は被加熱物を加熱するためのものであり、収納の機能性を考慮した設計とはなっていない。そのため、収納スペースを設けても使用者にとって利便性が向上しない可能性がある。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、内部に収納スペースが設けられ、使用者にとって使い勝手のよい加熱調理器を提供することを目的としている。
本発明に係る加熱調理器は、箱状の本体と、前記本体の上部に配設されたトッププレートとを備えた加熱調理器であって、前記本体の内部に配設され、開口部を有する箱状の収納室であって、前記開口部が前記本体の前面側に位置している収納室と、前記開口部を介して収納室に出し入れ自在に設けられている引出とを有し、前記引出は、収納物が載置されるトレイと、前記引出が前記収納室に収納された状態で前記開口部を閉じる扉とを有し、前記トレイにおいて、前記引出の出し入れ時に前記収納室の一対の内側面と対向する一対の側面に、それぞれ第1回転部材と走行部材が設けられ、前記収納室において、前記一対の内側面に、それぞれ第2回転部材と案内部材が設けられ、前記引出の出し入れ時に、前記第1回転部材は従動して回転しながら前記案内部材に案内されて移動し、前記走行部材は、その下面が前記第2回転部材に当接した状態で前記第2回転部材の従動による回転に応じて移動するよう構成されており、前記走行部材の、前記引出の出し入れ方向における両端部のうち前記扉に近い端部に、前記扉に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜する第1傾斜部が形成されている。
本発明によれば、トレイの側面の走行部材に扉に近い端部側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜する第1傾斜部を形成したことにより、扉が閉まる直前に使用者が扉から手を離しても、引出の自重によりトレイは収納室に引き込まれ、扉は閉じるので、トレイを収納室に引き込むバネや磁石のような構成が不要となる。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の引出の斜視図である。 走行部材の一部を拡大して示す図である。 引出が収納室に完全に収納され、引出の扉が閉じた状態を側方から示す図である。 引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。 引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。 引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。 引出が収納室から最大限に引き出された位置にある状態を側方から示す図である。 走行部材の一部を拡大して示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の引出の平面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器とキッチンカウンタとを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器がキッチンカウンタに設置された状態を示す斜視図である。 キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出が最大限に引き出された状態を示す断面図である。 キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出の扉が収納室の開口部の近傍に位置づけられた状態を示す断面図である。 キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出の扉が閉じている状態を示す断面図である。
以下、本発明の加熱調理器の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。尚、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面における各構成部材の大きさ、形状は、説明のためにわかりやすく表しており、実際の大きさ、形状と異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の分解斜視図である。本明細書では、加熱調理器においてユーザが調理をする際に立つ側を前方、ユーザから遠い側を後方とする。また、本明細書において、左右とは、加熱調理器を前方から見た場合の左右を指すものとする。加熱調理器1は、本体10とトッププレート20と前面パネル30とを有している。本体10は箱状の部材であり、上面に開口部10Aが形成されている。トッププレート20は、本体10の上部の開口部10Aに配設されている。トッププレート20の下部には加熱コイル41及び加熱コイル42が配設されている。加熱コイル41と加熱コイル42は上下仕切り板50に載置されている。前面パネル30は、本体10の前面において右側に配設されている。本体10の内部において左側には収納室60が設けられている。収納室60は箱状の部材であり、開口部60Aが設けられている。収納室60は、開口部60Aが加熱調理器1の本体10の前面側に位置するよう配置されている。
引出70は開口部60Aを介して収納室60に出し入れ自在の部材であり、収納物が載置されるトレイ71と扉80とを有している。トレイ71の上部は開放されている。トレイ71の側面71Aと側面71Bは、長手方向に延びる一対の側面であり、引出70の出し入れ時に収納室60の内側面と対向する。扉80は側面71A及び側面71Bと交差するよう取り付けられている。図1に示すように、引出70が収納室60に収納された状態で開口部60Aを閉じ、前面パネル30と並置されるよう、扉80は引出70に取り付けられている。扉80の下部には把手81が設けられている。
収納室60の内側面60Bは、引出70の出し入れ時に、トレイ71の側面71Bと対向する内側面である。収納室60において、内側面60Bには、回転部材61と案内部材62が設けられている。内側面60Bと平行の内側面、すなわち引出70の出し入れ時に、トレイ71の側面71Aと対向する内側面にも、回転部材61と同様の図9に示す回転部材63と、案内部材62が設けられている。案内部材62は、図9に示すように、収納室60の左右の内側面に、前後にわたり設けられ、後述する回転部材72の上下に近接して平行に位置する2本のレールである。回転部材72と案内部材62とにより、トレイ71の後部の位置が上下方向に規制される。また、案内部材62の後部は、2本のレールの上下の間隔を保ったまま下方に傾斜するよう構成される。収納室60の回転部材と案内部材については後述する。回転部材61及び側面71Aと対向する内側面の回転部材63は、本発明の第2回転部材である。また、本体10の内部において右側には、加熱調理器1を制御する制御基板、冷却ファンが配設されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の引出の斜視図である。トレイ71の側面71Aにおいて、扉80が設けられている端部とは反対側の端部に、回転部材72が配設されている。回転部材72は、引出70が収納室60から最大限に引き出されたとき、開口部60Aに最も近づく位置に配設されている。本明細書において、引出70が収納室60から最大限に引き出された位置とは、引出70がさらに収納室60の外方へ引き出されると、収納室60から離脱する位置である。回転部材72は円盤状の部材であり、中心軸周りに回転自在に側面71Aに設けられている。また、側面71Aには、トレイ71の長手方向に沿って延びる板状の走行部材73が形成されている。トレイ71と走行部材73は、樹脂材料で一体成形されている。トレイ71の側面71Bにおいても、回転部材72と同様の回転部材、及び走行部材73と同様の走行部材が配設されている。回転部材72及び側面71Bの回転部材は本発明の第1回転部材である。尚、以降の説明では、側面71A及び側面71Bの回転部材と走行部材を、回転部材72、走行部材73として総称する場合がある。後述するように、走行部材73は長手方向に沿って水平に延びるレールであり、扉80側の前端付近には、長手方向に沿って傾斜する引込部730が形成される。扉80の裏面において、側面71A側の縁部の上端部に緩衝材83が配設され、下端部に緩衝材84が配設されている。尚、扉80の裏面において、側面71B側の縁部にも、同様に緩衝材が配設されている。
引出70が収納室60に取り付けられた状態において、トレイ71の側面71Bの走行部材73の下面が収納室60の内側面60Bの回転部材61(第2回転部材)に当接し、側面71Bの回転部材72(第1回転部材)が、収納室60の内側面60Bの案内部材62の上下の一方のレールに当接している。同様に、トレイ71の側面71Aの走行部材73の下面が収納室60の内側面60Bと平行な内側面の回転部材63(第2回転部材)に当接し、側面71Aの回転部材72(第1回転部材)が、同内側面の案内部材62に当接している。引出70が収納室60に出し入れされるとき、収納室60側の回転部材61、63が従動する回転に応じてトレイ71側の走行部材73は移動し、トレイ71側の回転部材72は従動して回転しながら収納室60側の案内部材62に案内されて移動する。後述するように、トレイ71側の走行部材73の下面が収納室側の回転部材61、63に当接しているため、走行部材73の下面が後方に向かうにつれて下方に傾斜するところでは、引出70の自重により、トレイ71側の走行部材73は後方へ付勢されている。
走行部材73は、引込部730を有している。引込部730は、走行部材73の長手方向の両端部のうち、扉80に近い側の端部に形成されている。トレイ71が収納室60の内に収納されたとき、引込部730は、収納室60の開口部60Aに最も近づく。
また、走行部材73は、ストッパ734と凸部735とを有している。ストッパ734及び凸部735は、走行部材73の長手方向の両端部のうち、扉80から遠い側の端部に設けられている。トレイ71が収納室60から完全に引き出されたとき、ストッパ734及び凸部735は、収納室60の開口部60Aに最も近づく。
図4は、走行部材の一部を拡大して示す図である。図4は走行部材73の引込部730を側方から示している。引込部730は、第1傾斜部731と第2傾斜部732と段差733とを有している。第1傾斜部731は傾斜面731A(第1傾斜面)とこの傾斜面731Aと連続している連結部731Bとを有している。第1傾斜部731の傾斜面731Aは、引込部730において扉80から最も遠い位置に形成されている。そして、扉80へ近づく方向において、第1傾斜部731の傾斜面731A、連結部731B、段差733、第2傾斜部732の順に形成されており、これらは連続して形成されている。
第2傾斜部732が、第1傾斜部731の連結部731B及び第2傾斜部732よりも上方に位置するように、連結部731Bと第2傾斜部732は段差733で接続されている。傾斜面731A、連結部731B、第2傾斜部732、及び段差733は、扉80に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜している。換言すると、引込部730の各部分は、走行部材73の下面が収納室60の上述の回転部材61、63に当接した状態で、回転部材61、63の回転に応じて、引出70が収納室60の内部へ引き込まれる方向に傾斜している。連結部731Bの傾斜角度は、傾斜面731Aの傾斜角度よりも小さく、水平に近い角度である。第2傾斜部732は、傾斜面731Aの傾斜角度よりも大きい角度で傾斜している。
尚、トレイ71の側面71Bに配設されている走行部材も、上述の走行部材73の引込部730と同様の引込部が形成されている。
図5は、引出が収納室に完全に収納され、引出の扉が閉じた状態を側方から示す図である。図6は、引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。図7は、引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。図8は、引出の扉が開いた位置から閉じた位置へ引出が移行する過程における一段階の状態を側方から示す図である。図5〜図8を参照しながら、引出70が自重により収納室60内へ引き込まれる過程を説明する。引出70を閉める動作において、走行部材73の傾斜面731Aが回転部材63に差し掛かると、引出70の自重により、回転部材63は図6において時計回りに従動して回転し、それに応じて引出70は、収納室60の内方へ向かって引き込まれる。次いで、図8に示すように、走行部材73の連結部731Bが回転部材63に差し掛かると、連結部731Bの傾斜角度が傾斜面731Aの傾斜角度よりも小さいので、引出70が収納室60の内方へ引き込まれる力は弱まり、引出70が収納室60の内方へ移動する速度は低下する。しかしながら、引出70の自重は継続して回転部材63に付勢力が与えているため、回転部材63の図8における時計回りの回転により、走行部材73は回転部材63を乗り越える。次いで、第2傾斜部732が回転部材63に差し掛かると、回転部材63の図5における時計回りの従動による回転により、引出70は収納室60の内方へさらに引き込まれる。そして、図5に示すように、引出70は収納室60に完全に収納されて停止し、収納室60の開口部60Aは扉80により閉じられる。そして、扉80が閉じると、収納室60の回転部材63は段差733に対して第2傾斜部732の側に位置している。すなわち、扉80が閉まると、回転部材63は段差733に係合した状態になる。
尚、引出70が自重により収納室60に引き込まれるとき、側面71Bに設けられた走行部材と図2に示す収納室60の内側面60Bの回転部材61においても、上述と同様の動作が行われる。扉80が開口部60Aを閉じる直前に、トレイ71の両側面に配置される回転部材61、63が、走行部材73の引込部730の下面にさしかかるとき、回転部材72(第1回転部材)が当接する案内部材62の後部の位置では、上下方向の間隔を保ったまま、引込部730の傾斜角度と略等しくなるように、下に傾斜するように構成される。走行部材73のレールが水平な部分に回転部材72(第1回転部材)が当接するとき、トレイ71は水平の姿勢を保ったまま前後方向に移動する。また、回転部材61、63が走行部材73の引込部730の下面にさしかかるときも、トレイ71は水平の姿勢を保ったまま前後方向に移動するとともに、わずかに上下方向にも移動する。
以上のように、本実施の形態においては、走行部材73の扉80に近い側の端部に第1傾斜部731が形成されている。従って、引出70を収納室60へ収納し、扉80を閉めようとするとき、扉80が閉まる直前に使用者が途中で扉80から手を離しても、引出70はその自重により収納室60へ引き込まれ、扉80は閉まるので、トレイ71を収納室60に引き込むバネや磁石のような構成が不要となる。
本実施の形態によれば、連結部731Bの傾斜角度は、傾斜面731Aの傾斜角度よりも小さい。従って、引出70が収納室60へ引き込まれるときの上下方向における位置の落差を抑えることができる。その結果、トレイ71と収納室60で形成される収納スペースにおけるデッドスペースを減らすことができる。
引出70が自重で収納室60の内部へ引き込まれて扉80が閉まるとき、扉80は加熱調理器1の本体10に衝突し、その衝撃で扉80には収納室60の外方へ押し戻される力が作用する。しかしながら、本実施の形態によれば、扉80が閉まると、回転部材63は段差733に係合した状態になる。従って、扉80が跳ねて飛び出すことが防止される。また、使用者が強い力で扉80を閉める場合も、扉80が跳ねて飛び出すことが防止される。
また、扉80が閉まった状態で、回転部材63が段差733に係合しているため、扉80のがたつきが抑制される。
本実施の形態において、連結部731Bの傾斜角度は、傾斜面731Aの傾斜角度よりも小さく形成されているが、連結部731Bを水平方向に延びるよう形成してもよい。尚、この場合でも、引出70の重心は、回転部材63よりも扉80から遠い位置にあるため、引出70の自重が引き込み方向に作用する。
本実施の形態において、第2傾斜部732は傾斜面731Aよりも大きい角度で傾斜しているが、これに限るものではない。傾斜面731Aと第2傾斜部732は、同一の角度で傾斜していてもよい。
図9は、引出が収納室から最大限に引き出された位置にある状態を側方から示す図である。構成を明示するため、図9において一部の部材は線分で示されている。図9中、回転部材63は、上述した収納室60の内側面60Bと平行の内側面に形成された部材である。引出70が収納室60から最大限に引き出されると、ストッパ734は回転部材63に当接する。
図10は、走行部材の一部を拡大して示す図である。図10において、引出70は上述の収納室60から最大限に引き出された位置にある。回転部材63は、ストッパ734に当接している。従って、通常の外力を引出70に加え、さらに収納室60の外方へ、すなわち図10中の左側へ引き出そうとしても、引出70を引き出すことはできない。凸部735は、走行部材73の下面から下方向に突出している。凸部735は、走行部材73においてストッパ734よりも上述の扉80に近い位置に形成されている。引出70が最大限に引き出されたとき、回転部材63の外周面の一部が凸部735及びストッパ734に対向するよう、凸部735とストッパ734との間隔は設定されている。凸部735が回転部材63を乗り越えると、引出70が収納室60から最大限に引き出された位置に位置づけられる。
本実施の形態において、凸部735の突出量は、回転部材63の半径の1/4以下となるよう抑えられている。また、凸部735の突出量は、回転部材63の走行部材73との接触点から30度の角度を振った回転部材63の円周上の点までの高さより小さくなるよう抑えられている。すなわち、凸部735の突出量は、回転部材613半径×cos30°以下に抑えられている。これにより、凸部735の突出量が大きくなりすぎず、トレイ71の移動を妨げることが回避される。
図10中、線L2は、凸部735の前後方向における中心線である。凸部735の前後方向、すなわち引出70の出し入れ方向における中心は、回転部材63がストッパ734に当接した状態で、回転部材63の外周面の前端よりも回転部材63の内方側に位置している。また、凸部735の前後方向における中心は、回転部材63がストッパ734に当接した状態で、線L1と回転部材61の接点Pよりも、回転部材72から離れた位置に位置している。
本実施の形態によれば、引出70が収納室60から最大限に引き出されると、凸部735により引出70の前後方向の位置は維持される。従って、引出70を収納室60から最大限に引き出した状態で、使用者は収納物の出し入れを楽に行うことができる。
一方、凸部735の突出量は上述の条件で設定されている。従って、引出70が収納室60から最大限に引き出された状態において、引出70を所定の力で押せば、凸部735は回転部材63を容易に乗り越えて走行部材73が移動し、引出70を収納室60へ収納することができる。また、引出70が収納室60から最大限に引き出された状態において、使用者が引出70にぶつかっても、凸部735は回転部材63を容易に乗り越えて走行部材73が移動するため、使用者が怪我をする可能性を低くすることができる。
本実施の形態において、引込部、ストッパ、及び凸部が形成されている走行部材とトレイは樹脂材料で一体成形されている。従って、部品点数を増加させることなく、引込部による上述の効果、並びにストッパ及び凸部による上述の効果を得ることができ、経済的である。
図11は、引出70の平面図である。図を簡略化するために、図11において一部の部材は省略されている。トレイ71の一対の側面のうち側面71Bの外周面と扉80とが交差するコーナーには、突起部74が配設されている。側面71Bは、トレイ71の一対の側面のうち加熱調理器1の一方の内側面60Bに近い側に位置する側面、換言すると、トレイ71の一対の側面のうち加熱調理器1の一方の内側面60Bに対向する側面である。
トレイ71の一対の側面のうち側面71Aの外周面と扉80とが交差するコーナーには、突起部75が配設されている。換言すると、突起部74及び突起部75は、トレイ71の短手方向において、外方へ突出している。突起部74及び突起部75は、外方への突出量が扉80に近づくにつれ次第に大きくなるよう、成形されている。突起部74において外方への突出量が最も大きい部分と突起部75において外方への突出量が最も大きい部分とを結ぶ線分の長さが、収納室60の開口部60Aの横方向の長さよりも短くなるよう、突起部74及び突起部75の突出量は設定されている。
突起部74及び突起部75により、扉80が閉じた状態で、扉80が左右方向にずれる量を抑制できる。その結果、扉80の右端と前面パネル30の左端との隙間が大きくなることが抑制でき、加熱調理器1の前面側の意匠性が良好に保たれる。
尚、トレイ71の一対の側面のうち、加熱調理器1の外方側の側面71Bの外周面と扉80とが交差するコーナーにのみ突起部74を形成する構成としてもよい。突起部74において、外方への突出量が最も大きい部分と、一対の側面のうち突起部74が形成されていない側面とを結ぶ線分の長さは、収納室60の開口部60Aにおいて引出70の出し入れ方向と直交する方向の長さよりも小さい。この場合、扉80が閉じたとき、扉80がずれて加熱調理器1の外方にはみ出すことを防止しつつ、部品点数を減少することができる。
図12は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器とキッチンカウンタとを示す斜視図である。図13は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器がキッチンカウンタに設置された状態を示す斜視図である。本実施の形態の加熱調理器1は、図12中の矢印で示す方向からキッチンカウンタ100の収容スペース101に差し入れられ、図13に示すように、キッチンカウンタ100に設置される。
図14は、キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出が最大限に引き出された状態を示す断面図である。図15は、キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出の扉が収納室の開口部の近傍に位置づけられた状態を示す断面図である。図16は、キッチンカウンタに設置された加熱調理器の引出の扉が閉じている状態を示す断面図である。図14に示す、引出70が収納室60から最大限に引き出されると、上述のように、凸部735により引出70の前後方向の位置は維持される。従って、キッチンカウンタ100で調理をしている使用者が、トレイ71に対して収納物を出し入れする際、不用意に扉80が閉まることがなく、利便性が高まる。また、使用者がトレイ71を図15に示す位置まで移動させると、トレイ71は、使用者が手を離しても、上述のように収納室60内に引き込まれ、図16に示すように、収納室60内に完全に収納され、扉80は図16に示す閉じた状態となる。そして、図16から明らかなように、扉80が閉じた状態において、扉80はキッチンカウンタ100の前側の端面よりも内方に位置している。従って、キッチンカウンタ100の使用者が加熱調理器1で調理中であっても、油、水分、調理中の食材等が収納室60の内部に混入することが防止される。
1 加熱調理器、10 本体、10A 開口部、20 トッププレート、30 前面パネル、41 加熱コイル、42 加熱コイル、50 上下仕切り板、60 収納室、60A 開口部、60B 内側面、61 回転部材、62 案内部材、63 回転部材、70 引出、71 トレイ、71A 側面、71B 側面、72 回転部材、73 走行部材、74 突起部、75 突起部、80 扉、81 把手、83 緩衝材、84 緩衝材、100 キッチンカウンタ、101 収容スペース、730 引込部、731 第1傾斜部、731A 傾斜面、731B 連結部、732 第2傾斜部、733 段差、734 ストッパ、735 凸部、L1 線、L2 線、P 接点。

Claims (14)

  1. 箱状の本体と、
    前記本体の上部に配設されたトッププレートとを備えた加熱調理器であって、
    前記本体の内部に配設され、開口部を有する箱状の収納室であって、前記開口部が前記本体の前面側に位置している収納室と、
    前記開口部を介して収納室に出し入れ自在に設けられている引出とを有し、
    前記引出は、収納物が載置されるトレイと、前記引出が前記収納室に収納された状態で前記開口部を閉じる扉とを有し、
    前記トレイにおいて、前記引出の出し入れ時に前記収納室の一対の内側面と対向する一対の側面に、それぞれ第1回転部材と走行部材が設けられ、
    前記収納室において、前記一対の内側面に、それぞれ第2回転部材と案内部材が設けられ、
    前記引出の出し入れ時に、前記第1回転部材は従動して回転しながら前記案内部材に案内されて移動し、前記走行部材は、その下面が前記第2回転部材に当接した状態で前記第2回転部材の従動による回転に応じて移動するよう構成されており、
    前記走行部材の、前記引出の出し入れ方向における両端部のうち前記扉に近い端部に、前記扉に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜する第1傾斜部が形成されている加熱調理器。
  2. 前記第1傾斜部は、第1傾斜面と前記第1傾斜面と連続している連結部とを有し、
    前記連結部は、前記第1傾斜面よりも前記扉に近い位置に形成され、かつ、前記連結部の傾斜角度は前記第1傾斜面の傾斜角度より小さい請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記走行部材には、前記第1傾斜部よりも前記扉に近い位置に、前記扉に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜している第2傾斜部が形成されている請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記第1傾斜部の前記連結部と前記第2傾斜部との間に段差が形成されており、前記段差は、前記扉に近い側から遠い側へ向かって下方向へ傾斜しており、前記第2傾斜部が前記連結部より上方に位置している請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記第2傾斜部の傾斜角度は、前記第1傾斜部の前記第1傾斜面よりも大きい請求項3に記載の加熱調理器。
  6. 前記第2傾斜部の傾斜角度は、前記第1傾斜部の前記第1傾斜面と同一である請求項3に記載の加熱調理器。
  7. 前記連結部は水平方向に延びるよう形成されている請求項2〜6のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  8. 前記トレイと前記走行部材は、樹脂材料で一体成形されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記トレイの前記一対の側面のうち前記加熱調理器の一方の側面に近い側に位置する側面と前記扉とのコーナーに、前記トレイの外方に向かってに突出する突起部が形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  10. 前記トレイの前記一対の側面のそれぞれと前記扉とのコーナーに、前記トレイの外方に向かって突出する一対の突起部が形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  11. 前記突起部において外方への突出量が最も大きい部分と前記一対の側面のうち前記突起部が形成されていない側面とを結ぶ線分の長さは、前記収納室の前記開口部において前記引出の出し入れ方向と直交する方向の長さよりも小さい請求項9に記載の加熱調理器。
  12. 前記一対の突起部において外方への突出量が最も大きい部分を結ぶ線分の長さは、前記収納室の前記開口部において前記引出の出し入れ方向と直交する方向の長さよりも小さい請求項10に記載の加熱調理器。
  13. 前記走行部材は、前記トレイが前記収納室から最大限引き出された状態において前記収納室の前記第2回転部材と当接するストッパと、前記ストッパよりも前記扉に近い位置に形成され、下方に突出する凸部とを有する請求項1〜12のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  14. 前記引出が最大限に引き出されたとき、第1回転部材の外周面の一部が前記凸部及び前記ストッパに対向するよう、前記凸部と前記ストッパとの間隔が設定されている請求項13に記載の加熱調理器。
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