JP2018173037A - 軸流ファン - Google Patents
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Abstract
【課題】低騒音化が可能な軸流ファンを提供する。【解決手段】本発明の軸流ファンは、軸流ファンの半径Rに対する、軸流ファンの回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離rの比r/Rを、相対径方向位置νとしたとき、翼の翼根は、0.3≦ν≦0.5の範囲内に位置しており、翼の入口角度β1は、翼根にて20°〜26°であるとともに翼端にて6°〜10°であり、横軸を相対径方向位置ν、縦軸を入口角度β1としたときの入口角度波形は、翼根に対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する。【選択図】図4
Description
本発明は、軸流ファンに関する。
回転軸に取り付けられるボスの外周側に複数の翼が設けられた軸流ファンには、低騒音化への要望が高く、従来より低騒音化に向けた様々な取り組みが行われてきた(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来の軸流ファンにおいては、低騒音化に関し、依然として改善の余地があった。
本発明は、上記の課題を解決するためにされたものであり、低騒音化が可能な軸流ファンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の要旨構成は、次の通りである。
本発明の軸流ファンは、
回転軸に取り付けられるボスと、前記ボスの外周側に設けられた複数の翼とを有する、軸流ファンにおいて、
前記軸流ファンの半径Rに対する、前記軸流ファンの回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離rの比r/Rを、相対径方向位置νとしたとき、前記翼の翼根は、0.3≦ν≦0.5の範囲内に位置しており、
前記翼の入口角度β1は、翼根にて20°〜26°であるとともに翼端にて6°〜10°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記入口角度β1としたときの入口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する。
本発明の軸流ファンによれば、低騒音化が可能となる。
回転軸に取り付けられるボスと、前記ボスの外周側に設けられた複数の翼とを有する、軸流ファンにおいて、
前記軸流ファンの半径Rに対する、前記軸流ファンの回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離rの比r/Rを、相対径方向位置νとしたとき、前記翼の翼根は、0.3≦ν≦0.5の範囲内に位置しており、
前記翼の入口角度β1は、翼根にて20°〜26°であるとともに翼端にて6°〜10°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記入口角度β1としたときの入口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する。
本発明の軸流ファンによれば、低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記翼の出口角度β2は、翼根にて50°〜58°であるとともに翼端にて30°〜32°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記出口角度β2としたときの出口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能にしつつ、ファンの効率を向上できる。
前記翼の出口角度β2は、翼根にて50°〜58°であるとともに翼端にて30°〜32°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記出口角度β2としたときの出口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能にしつつ、ファンの効率を向上できる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記翼の取付角度β0は、翼根にて39°〜46°であるとともに翼端にて20°〜23°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記取付角度β0としたときの取付角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能にしつつ、ファンの効率を向上できる。
前記翼の取付角度β0は、翼根にて39°〜46°であるとともに翼端にて20°〜23°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記取付角度β0としたときの取付角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能にしつつ、ファンの効率を向上できる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記翼の入口角度β1、出口角度β2、及び取付角度β0は、それぞれ次の式(1)〜(3)
β1=−13.0ν2−7.7ν+28.7 ・・・(1)
β2=−11.1ν2−22.0ν+64.4 ・・・(2)
β0=−10.7ν2−20.5ν+52.5 ・・・(3)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
前記翼の入口角度β1、出口角度β2、及び取付角度β0は、それぞれ次の式(1)〜(3)
β1=−13.0ν2−7.7ν+28.7 ・・・(1)
β2=−11.1ν2−22.0ν+64.4 ・・・(2)
β0=−10.7ν2−20.5ν+52.5 ・・・(3)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記翼の前縁は、翼根と翼端との間に、回転方向前側に突出した突起部を1つのみ有しており、
前記翼の前縁は、前記突起部に内周側に隣接する部分と、前記突起部に外周側に隣接する部分とが、それぞれ、回転方向後側に凸に湾曲した形状に窪んでいると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
前記翼の前縁は、翼根と翼端との間に、回転方向前側に突出した突起部を1つのみ有しており、
前記翼の前縁は、前記突起部に内周側に隣接する部分と、前記突起部に外周側に隣接する部分とが、それぞれ、回転方向後側に凸に湾曲した形状に窪んでいると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記突起部は、0.7≦ν≦0.9の範囲内に位置していると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
前記突起部は、0.7≦ν≦0.9の範囲内に位置していると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記翼の周方向断面における翼弦中心点を通るとともに翼弦に垂直な直線と前記翼の翼厚中心線との交点どうしを結んだ線を、投影翼弦中心線と称するとき、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の前記投影翼弦中心線は、前記投影翼弦中心線の径方向内端から前記投影翼弦中心線の径方向中間部にある湾曲開始点までの第1部分が、一定の前傾角で上流側へ傾斜しており、前記湾曲開始点から前記投影翼弦中心線の径方向外端までの第2部分が、前記径方向外端に向かうにつれて徐々に前傾角が増大するように湾曲しており、
前記湾曲開始点は、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置していると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
前記翼の周方向断面における翼弦中心点を通るとともに翼弦に垂直な直線と前記翼の翼厚中心線との交点どうしを結んだ線を、投影翼弦中心線と称するとき、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の前記投影翼弦中心線は、前記投影翼弦中心線の径方向内端から前記投影翼弦中心線の径方向中間部にある湾曲開始点までの第1部分が、一定の前傾角で上流側へ傾斜しており、前記湾曲開始点から前記投影翼弦中心線の径方向外端までの第2部分が、前記径方向外端に向かうにつれて徐々に前傾角が増大するように湾曲しており、
前記湾曲開始点は、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置していると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線の径方向外端での前傾角を、第1前傾角δzsとしたとき、前記第1前傾角δzsが、50°〜60°であると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線の径方向外端での前傾角を、第1前傾角δzsとしたとき、前記第1前傾角δzsが、50°〜60°であると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線を前記回転軸線まで延長させてなる仮想投影翼弦中心線の両端を結んだ直線の前傾角を、第2前傾角δztとしたとき、前記第2前傾角δztが、19.9°〜20.4°であり、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記投影翼弦中心線の前記第1部分の前傾角を、前記第3前傾角δzwとしたとき、前記第3前傾角δzwが、15.3°〜16.1°であると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線を前記回転軸線まで延長させてなる仮想投影翼弦中心線の両端を結んだ直線の前傾角を、第2前傾角δztとしたとき、前記第2前傾角δztが、19.9°〜20.4°であり、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記投影翼弦中心線の前記第1部分の前傾角を、前記第3前傾角δzwとしたとき、前記第3前傾角δzwが、15.3°〜16.1°であると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の軸流ファンにおいて、
任意の径方向位置における前記翼の翼弦長をcとし、当該径方向位置における前記翼の最大反り高さをhとし、当該径方向位置における前記翼の反り度Xを次の式(4)
X=(h/c)×100(%) ・・・(4)
により定義したとき、前記前記翼の反り度Xは、翼根にて6.1〜6.3%であるとともに翼端にて4.9〜5.1%であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記反り度Xとしたときの反り度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、直線状に、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
任意の径方向位置における前記翼の翼弦長をcとし、当該径方向位置における前記翼の最大反り高さをhとし、当該径方向位置における前記翼の反り度Xを次の式(4)
X=(h/c)×100(%) ・・・(4)
により定義したとき、前記前記翼の反り度Xは、翼根にて6.1〜6.3%であるとともに翼端にて4.9〜5.1%であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記反り度Xとしたときの反り度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、直線状に、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明によれば、低騒音化が可能な軸流ファンを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
本発明の軸流ファンは、任意の用途に利用できるものであり、例えば、工場や倉庫での換気、送風(給気)若しくは排風(排気)用の圧力扇、あるいは、機器へ組込まれる圧力扇等に、好適に利用できるものである。
本発明の軸流ファンは、任意の用途に利用できるものであり、例えば、工場や倉庫での換気、送風(給気)若しくは排風(排気)用の圧力扇、あるいは、機器へ組込まれる圧力扇等に、好適に利用できるものである。
図1〜図6を参照しながら、本発明の一実施形態に係る軸流ファンについて説明する。
図1は、本実施形態1に係る軸流ファン1を軸方向一方側から観た様子を示す平面図であり、軸流ファン1を軸方向に垂直な平面に投影した様子を示す投影図でもある。ここで、「軸方向」とは、軸流ファン1の回転軸線Oに平行な方向である。図2(a)は、図1の軸流ファン1の斜視図であり、図2(b)は、図1の軸流ファン1を径方向に観たときの様子を示す側面図である。本実施形態の軸流ファン1は、圧力扇に利用されるのに特に好適なものである。図1及び図2に示すように、軸流ファン1(羽根車)は、図示しないモータの回転軸に取り付けられる円筒状のボス10と、ボス10の外周側に放射状に設けられた複数(図の例では3つ)の翼20とを、備えている。
軸流ファン1の外径は、例えば200〜1050mmである。
図1は、本実施形態1に係る軸流ファン1を軸方向一方側から観た様子を示す平面図であり、軸流ファン1を軸方向に垂直な平面に投影した様子を示す投影図でもある。ここで、「軸方向」とは、軸流ファン1の回転軸線Oに平行な方向である。図2(a)は、図1の軸流ファン1の斜視図であり、図2(b)は、図1の軸流ファン1を径方向に観たときの様子を示す側面図である。本実施形態の軸流ファン1は、圧力扇に利用されるのに特に好適なものである。図1及び図2に示すように、軸流ファン1(羽根車)は、図示しないモータの回転軸に取り付けられる円筒状のボス10と、ボス10の外周側に放射状に設けられた複数(図の例では3つ)の翼20とを、備えている。
軸流ファン1の外径は、例えば200〜1050mmである。
本明細書では、軸流ファン1における軸方向両側のうち、図1に示す側を「正面側」と称し、その反対側を「背面側」と称する。図2から判るように、本例では、翼2の前縁20leが後縁20teよりも背面側にある。図示しないモータは、例えば排気用は軸流ファン1の背面側に、給気用は軸流ファン1の正面側に配置される。軸流ファン1がモータの回転軸によって回転される間、風は、背面側から正面側へ送られる。各図には、軸流ファン1の回転方向RDと、軸流ファン1の回転時の通風方向WDとを、それぞれ矢印により示す。
図1を参照し、軸流ファン1の半径R(mm)に対する、軸流ファン1の回転軸線Oから任意の径方向位置までの径方向距離r(mm)の比r/Rを、相対径方向位置ν(単位なし)と定義する(すなわちν=r/R)。本実施形態では、翼20の翼根20rが、0.3≦ν≦0.5の範囲内に位置している。
ここで、翼根20rは、翼20の径方向内端であり、図1のように翼20を平面視したときに、翼根20rは周方向に沿って延在している。翼端20tは、翼20の径方向外端であり、翼20を平面視したときに、周方向に沿って延在している。軸流ファン1の半径Rは、回転軸線Oから翼端20tまでの径方向距離である。
図の例では、翼20の翼根20rがボス10の外周面から離れており、翼20が中間取付部材30(図の例ではスパイダ部材)を介してボス10の外周面に対して固定されている。中間取付部材30は、その内周側部分がボス10の外周面に固定されており、中間取付部材30の外周側部分が、各翼20と、図示しない固定具(リベット等)による締結、あるいは、溶接等によって、固定されている。
ただし、翼20は、中間取付部材30を介さずに、ボス10に直接固定されるか、あるいは、ボス10と一体に構成されることにより、翼根20rがボス10の外周面上に位置していてもよい。この場合でも、翼根20rは、0.3≦ν≦0.5の範囲内にあるものとする。
翼2の翼端20tは、ν=1.0の位置にある。
ここで、翼根20rは、翼20の径方向内端であり、図1のように翼20を平面視したときに、翼根20rは周方向に沿って延在している。翼端20tは、翼20の径方向外端であり、翼20を平面視したときに、周方向に沿って延在している。軸流ファン1の半径Rは、回転軸線Oから翼端20tまでの径方向距離である。
図の例では、翼20の翼根20rがボス10の外周面から離れており、翼20が中間取付部材30(図の例ではスパイダ部材)を介してボス10の外周面に対して固定されている。中間取付部材30は、その内周側部分がボス10の外周面に固定されており、中間取付部材30の外周側部分が、各翼20と、図示しない固定具(リベット等)による締結、あるいは、溶接等によって、固定されている。
ただし、翼20は、中間取付部材30を介さずに、ボス10に直接固定されるか、あるいは、ボス10と一体に構成されることにより、翼根20rがボス10の外周面上に位置していてもよい。この場合でも、翼根20rは、0.3≦ν≦0.5の範囲内にあるものとする。
翼2の翼端20tは、ν=1.0の位置にある。
図3は、図1の翼20を任意の径方向位置におけるI−I線(図1)に沿った断面により示す周方向断面図である。ここで、翼20の「周方向断面」は、翼20をある任意の径方向位置で円筒面により切断したときの断面を平面に展開したものである。図3では、便宜のため、軸流ファン1の回転軸線Oも併せて示している。
ここで、図3を参照しながら、翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0の定義を説明する。翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0は、それぞれ、径方向位置毎に値が異なる。
図3に示すように、ある任意の径方向位置における翼20の「入口角度β1」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の前縁20leでの接線の、回転軸線Oに垂直な方向(以下、軸直方向という。)に対する鋭角側の角度である。
また、ある任意の径方向位置における翼20の「出口角度β2」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の後縁20teでの接線の、軸直方向に対する鋭角側の角度である。
また、ある任意の径方向位置における翼20の「取付角度β0」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の翼弦CLの、軸直方向に対する鋭角側の角度である。翼20の翼弦CLは、翼20の周方向断面において、前縁20le及び後縁20teどうしを結んだ直線である。
なお、図の例では、翼20の周方向断面における翼厚が均一であるが、翼20の周方向断面における翼厚が均一でない場合は、翼20の「接線」とは、翼20の周方向断面における、翼厚中心線の接線を指すものとする。
ここで、図3を参照しながら、翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0の定義を説明する。翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0は、それぞれ、径方向位置毎に値が異なる。
図3に示すように、ある任意の径方向位置における翼20の「入口角度β1」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の前縁20leでの接線の、回転軸線Oに垂直な方向(以下、軸直方向という。)に対する鋭角側の角度である。
また、ある任意の径方向位置における翼20の「出口角度β2」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の後縁20teでの接線の、軸直方向に対する鋭角側の角度である。
また、ある任意の径方向位置における翼20の「取付角度β0」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面において、翼20の翼弦CLの、軸直方向に対する鋭角側の角度である。翼20の翼弦CLは、翼20の周方向断面において、前縁20le及び後縁20teどうしを結んだ直線である。
なお、図の例では、翼20の周方向断面における翼厚が均一であるが、翼20の周方向断面における翼厚が均一でない場合は、翼20の「接線」とは、翼20の周方向断面における、翼厚中心線の接線を指すものとする。
図4は、図1の翼20における入口角度波形(図4において符号β1により示す波形)、出口角度波形(図4において符号β2により示す波形)、取付角度波形(図4において符号β0により示す波形)を、概略的に示している。入口角度波形は、横軸を相対径方向位置ν、縦軸を入口角度β1(°)としたときの波形であり、出口角度波形は、横軸を相対径方向位置ν、縦軸を出口角度β2(°)としたときの波形であり、取付角度波形は、横軸を相対径方向位置ν、縦軸を取付角度β0(°)としたときの波形である。図4では、便宜のため、入口角度波形、出口角度波形、取付角度波形を、共通の横軸及び縦軸を用いて示している。
図4に示すように、本実施形態の軸流ファン1は、翼20の入口角度β1が、翼根20rにて20°〜26°であるとともに、翼端20tにて6°〜10°であり、入口角度波形(図4において符号β1により示す波形)が、翼根20rに対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端20tに対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有するものである。
本実施形態によれば、翼20の入口角度β1を上記のように設定することにより、翼20の翼根20rから翼端20tまでの全域で、入口角度β1を、軸流ファン1の回転時における翼20への気流の流入角度にほぼ一致させることが可能となる。これにより、回転時において翼20の表面での剥離を抑制し、気流を翼20の表面に沿わせることができる。これにより、騒音を低減できる。また、気流が翼20の表面に沿うことにより、気流が回転方向RDに沿って流れるように整流化されるので、例えば軸流ファン1の外周側にベルマウス等の枠体を設けて圧力扇等を構成した場合に、気流が遠心力によって外周側に流れて枠体に衝突するのが抑制されることによっても、騒音を低減できる。
なお、一般的に、回転時における翼の表面での剥離は、翼全体のうち、特に前縁側かつ翼端側(以下、前縁翼端側ともいう。)の部分で、特に顕著になる傾向がある。本実施形態によれば、翼20の入口角度β1を翼端20tにて6°〜10°と小さく設定したことにより、翼20の前縁翼端側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、騒音を効果的に低減できる。
本実施形態によれば、翼20の入口角度β1を上記のように設定することにより、翼20の翼根20rから翼端20tまでの全域で、入口角度β1を、軸流ファン1の回転時における翼20への気流の流入角度にほぼ一致させることが可能となる。これにより、回転時において翼20の表面での剥離を抑制し、気流を翼20の表面に沿わせることができる。これにより、騒音を低減できる。また、気流が翼20の表面に沿うことにより、気流が回転方向RDに沿って流れるように整流化されるので、例えば軸流ファン1の外周側にベルマウス等の枠体を設けて圧力扇等を構成した場合に、気流が遠心力によって外周側に流れて枠体に衝突するのが抑制されることによっても、騒音を低減できる。
なお、一般的に、回転時における翼の表面での剥離は、翼全体のうち、特に前縁側かつ翼端側(以下、前縁翼端側ともいう。)の部分で、特に顕著になる傾向がある。本実施形態によれば、翼20の入口角度β1を翼端20tにて6°〜10°と小さく設定したことにより、翼20の前縁翼端側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、騒音を効果的に低減できる。
翼20の入口角度β1は、次の式(1)
β1=−13.0ν2−7.7ν+28.7 ・・・(1)
を満たすと、好適である。
これにより、入口角度β1を、気流の流入角度にさらに近づけることできるので、さらなる低騒音化が可能となる。
β1=−13.0ν2−7.7ν+28.7 ・・・(1)
を満たすと、好適である。
これにより、入口角度β1を、気流の流入角度にさらに近づけることできるので、さらなる低騒音化が可能となる。
図4に示すように、翼20の出口角度β2は、翼根20rにて50°〜58°であるとともに翼端20tにて30°〜32°であり、出口角度波形(図4において符号β2により示す波形)が、翼根20rに対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端20tに対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能としつつ、ファンの効率を向上できる。特に、翼20の出口角度β2を、翼根20rにて50°〜58°と大きく設定したことにより、ファンの効率(ひいては送風性能)を大きく向上できる。
上述のとおり、翼20の翼端20tでの入口角度β1を小さく設定した分、ファンの効率が低下するおそれがあるが、上記のように翼根20rでの出口角度β2を大きく設定することにより、ファンの効率低下を抑制できる。
これにより、低騒音化を可能としつつ、ファンの効率を向上できる。特に、翼20の出口角度β2を、翼根20rにて50°〜58°と大きく設定したことにより、ファンの効率(ひいては送風性能)を大きく向上できる。
上述のとおり、翼20の翼端20tでの入口角度β1を小さく設定した分、ファンの効率が低下するおそれがあるが、上記のように翼根20rでの出口角度β2を大きく設定することにより、ファンの効率低下を抑制できる。
翼20の出口角度β2は、次の式(2)
β2=−11.1ν2−22.0ν+64.4 ・・・(2)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
β2=−11.1ν2−22.0ν+64.4 ・・・(2)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
図4に示すように、翼20の取付角度β0は、翼根にて39°〜46°であるとともに翼端にて20°〜23°であり、取付角度波形(図4において符号β0により示す波形)が、翼根20rに対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端20tに対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、低騒音化を可能としつつ、ファンの効率を向上できる。特に、翼20の取付角度β0を、翼根20rにて39°〜46°と大きく設定したことにより、ファンの効率を大きく向上できる。
上述のとおり、翼20の翼端20tでの入口角度β1を小さく設定した分、ファンの効率が低下するおそれがあるが、上記のように翼根20rでの取付角度β0を大きく設定することにより、ファンの効率低下を抑制できる。
これにより、低騒音化を可能としつつ、ファンの効率を向上できる。特に、翼20の取付角度β0を、翼根20rにて39°〜46°と大きく設定したことにより、ファンの効率を大きく向上できる。
上述のとおり、翼20の翼端20tでの入口角度β1を小さく設定した分、ファンの効率が低下するおそれがあるが、上記のように翼根20rでの取付角度β0を大きく設定することにより、ファンの効率低下を抑制できる。
翼20の取付角度β0は、次の式(3)
β0=−10.7ν2−20.5ν+52.5 ・・・(3)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
β0=−10.7ν2−20.5ν+52.5 ・・・(3)
を満たすと、好適である。
これにより、低騒音化とファンの効率向上とを、さらに良好に両立できる。
図5は、図1の翼20における反り度波形を、概略的に示している。反り度波形は、横軸を相対径方向位置ν、縦軸を反り度X(%)としたときの波形である。翼20の反り度Xは、径方向位置毎に値が異なる。
ある任意の径方向位置における翼20の反り度Xは、当該径方向位置における翼20の翼弦長をcとし、当該径方向位置における翼20の最大反り高さをhとしたとき、次の式(4)
X=(h/c)×100(%) ・・・(4)
により定義される。
図3に示すように、ある任意の径方向位置における翼20の「翼弦長c」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面における、翼弦CLの長さである。ある任意の径方向位置における翼20の「最大反り高さh」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面における、翼厚中心線から翼弦CLに下ろした垂線の最大長さである。
図5に示すように、翼20の反り度Xは、翼根20rにて6.1〜6.3%であるとともに翼端20tにて4.9〜5.1%であり、反り度波形が、翼根20rに対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端20tに対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、直線状に、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
ある任意の径方向位置における翼20の反り度Xは、当該径方向位置における翼20の翼弦長をcとし、当該径方向位置における翼20の最大反り高さをhとしたとき、次の式(4)
X=(h/c)×100(%) ・・・(4)
により定義される。
図3に示すように、ある任意の径方向位置における翼20の「翼弦長c」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面における、翼弦CLの長さである。ある任意の径方向位置における翼20の「最大反り高さh」とは、当該径方向位置での翼20の周方向断面における、翼厚中心線から翼弦CLに下ろした垂線の最大長さである。
図5に示すように、翼20の反り度Xは、翼根20rにて6.1〜6.3%であるとともに翼端20tにて4.9〜5.1%であり、反り度波形が、翼根20rに対応する相対径方向位置νで最大となり、翼端20tに対応する相対径方向位置νに向かうにつれて、直線状に、徐々に下側に向かう形状を有すると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
図6は、図1の翼20における投影翼弦中心線CCLを、軸流ファン1の回転軸線Oを含む平面上に周方向に投影した状態で示す、投影図である。
「投影翼弦中心線CCL」とは、翼20の翼根20rから翼端20tまでの各投影翼弦中心点CLP’どうしを結んだ仮想線である。「投影翼弦中心点CLP’」とは、図3に示すように、翼20の周方向断面における、翼弦CLの中心点(翼弦中心点CLP)を通るとともに翼弦CLに垂直な直線と翼20の翼厚中心線との交点である。図1の平面図には、投影翼弦中心線CCLを軸方向に投影した状態で示している。
図6に戻り、本例の翼20の投影翼弦中心線CCLは、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの径方向内端Prから投影翼弦中心線CCLの径方向中間部にある湾曲開始点Pwまでの第1部分CCL1と、湾曲開始点Pwから投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptまでの第2部分CCL2とからなる。投影翼弦中心線CCLの径方向内端Prは、翼根20rに対応する相対径方向位置νにあり、投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptは、翼端20tに対応する相対径方向位置νにある。
回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1は、一定の前傾角δzで上流側へ向かって傾斜している。回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第2部分CCL2は、径方向外端Ptに向かうにつれて、徐々に前傾角δzが増大するように、下流側に凸の湾曲形状に沿って、上流側へ向かって湾曲している。
ここで、「前傾角δz」とは、図6に示すように、軸直方向に対して上流側へ向かう方向を正(+)としたときの、軸直方向に対する鋭角側の角度である。投影翼弦中心線CCL上のある点での前傾角δzは、投影翼弦中心線CCLの当該点での接線の、軸直方向に対する鋭角側の角度である。
このように、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLが、直線状の第1部分CCL1とそれより外周側における湾曲状の第2部分CCL2とからなることにより、例えば仮に投影翼弦中心線CCLの全体が直線状である場合に比べて、回転時における翼20の表面での剥離を抑制し、ひいては、騒音を低減できる。また、例えば軸流ファン1の外周側にベルマウス等の枠体を設けて圧力扇等を構成した場合に、気流が遠心力によって外周側に流れて枠体に衝突するのが抑制されることによっても、騒音を低減できる。
そして、湾曲開始点Pwは、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置していると、好適であり、ν=0.80の位置にあると、さらに好適である。これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
「投影翼弦中心線CCL」とは、翼20の翼根20rから翼端20tまでの各投影翼弦中心点CLP’どうしを結んだ仮想線である。「投影翼弦中心点CLP’」とは、図3に示すように、翼20の周方向断面における、翼弦CLの中心点(翼弦中心点CLP)を通るとともに翼弦CLに垂直な直線と翼20の翼厚中心線との交点である。図1の平面図には、投影翼弦中心線CCLを軸方向に投影した状態で示している。
図6に戻り、本例の翼20の投影翼弦中心線CCLは、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの径方向内端Prから投影翼弦中心線CCLの径方向中間部にある湾曲開始点Pwまでの第1部分CCL1と、湾曲開始点Pwから投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptまでの第2部分CCL2とからなる。投影翼弦中心線CCLの径方向内端Prは、翼根20rに対応する相対径方向位置νにあり、投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptは、翼端20tに対応する相対径方向位置νにある。
回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1は、一定の前傾角δzで上流側へ向かって傾斜している。回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第2部分CCL2は、径方向外端Ptに向かうにつれて、徐々に前傾角δzが増大するように、下流側に凸の湾曲形状に沿って、上流側へ向かって湾曲している。
ここで、「前傾角δz」とは、図6に示すように、軸直方向に対して上流側へ向かう方向を正(+)としたときの、軸直方向に対する鋭角側の角度である。投影翼弦中心線CCL上のある点での前傾角δzは、投影翼弦中心線CCLの当該点での接線の、軸直方向に対する鋭角側の角度である。
このように、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLが、直線状の第1部分CCL1とそれより外周側における湾曲状の第2部分CCL2とからなることにより、例えば仮に投影翼弦中心線CCLの全体が直線状である場合に比べて、回転時における翼20の表面での剥離を抑制し、ひいては、騒音を低減できる。また、例えば軸流ファン1の外周側にベルマウス等の枠体を設けて圧力扇等を構成した場合に、気流が遠心力によって外周側に流れて枠体に衝突するのが抑制されることによっても、騒音を低減できる。
そして、湾曲開始点Pwは、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置していると、好適であり、ν=0.80の位置にあると、さらに好適である。これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
図6に示す回転軸線Oを含む平面上への投影面において、翼20の投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptでの前傾角δz(すなわち、投影翼弦中心線CCLの径方向外端Ptでの接線の前傾角δz)を、第1前傾角δzsとしたとき、第1前傾角δzsは、50°〜60°であると、好適である。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
図6に示す回転軸線Oを含む平面上への投影面において、翼20の投影翼弦中心線CCLを軸流ファン1の回転軸線Oまで延長させてなる仮想投影翼弦中心線VCCLの両端を結んだ直線の前傾角δzを、第2前傾角δztとしたとき、第2前傾角δztは、19.9°〜20.4°であると、好適である。これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
ここで、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、「仮想投影翼弦中心線VCCL」は、投影翼弦中心線CCLと、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1から回転軸線Oまでの延長線ELとからなる。
また、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1の前傾角δzを、第3前傾角δzwとしたとき、第3前傾角δzwは、15.3°〜16.1°であると、好適である。これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
ここで、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、「仮想投影翼弦中心線VCCL」は、投影翼弦中心線CCLと、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1から回転軸線Oまでの延長線ELとからなる。
また、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの第1部分CCL1の前傾角δzを、第3前傾角δzwとしたとき、第3前傾角δzwは、15.3°〜16.1°であると、好適である。これにより、さらなる低騒音化が可能となる。
図1の例では、翼20の前縁20leは、翼根20rと翼端20tとの間に、回転方向RD前側に突出した突起部21を1つのみ有している。翼20の前縁20leは、突起部21に内周側に隣接する部分22と、突起部21に外周側に隣接する部分23とが、それぞれ、回転方向RD後側に凸に湾曲した形状に窪んでいる。これにより、翼20の平面視において、前縁20leは、略「3」の字の形状をなしている。
これにより、翼20の前縁側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、さらなる低騒音化が可能となる。
これにより、翼20の前縁側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、さらなる低騒音化が可能となる。
なお、突起部21は、0.7≦ν≦0.9の範囲内に位置していると、好適であり、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置していると、より好適であり、ν=0.80の位置にあると、さらに好適である。このように、突起部21を翼端20t側に配置することで、翼20の前縁翼端側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、さらなる低騒音化が可能となる。
図1の例では、突起部21が、投影翼弦中心線CCLの湾曲開始点Pwと同じ径方向位置にある。これにより、翼20の前縁側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、さらなる低騒音化が可能となる。
図1の例では、突起部21が、投影翼弦中心線CCLの湾曲開始点Pwと同じ径方向位置にある。これにより、翼20の前縁側の部分での剥離を、効果的に低減でき、ひいては、さらなる低騒音化が可能となる。
本発明の実施例1、比較例1の軸流ファンについて、解析により評価したので、図7〜図9及び表1を参照しながら説明する。
実施例1、比較例1の軸流ファンは、軸流ファンの外径が同じで、翼の翼根がν=0.4の位置にあった。
実施例1の軸流ファンは、図1及び図2に示す形状の軸流ファン1を備えるものであり、図1〜図6を参照して上述した例の構成を全て備えたものであった。例えば、翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0が、上記式(1)〜(3)を満たしていた。また、投影翼弦中心線CCLの湾曲開始点Pwと、前縁20leの突起部21とが、ともに、ν=0.80の位置にあった。また、第1前傾角はδzs=52°、第2前傾角はδzt=20°、第3前傾角はδzw=16°であった。
比較例1の軸流ファン1は、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの全体が直線状であった。また、翼の前縁が、突起部21を有さず、翼の平面視において、前縁の全体が回転方向RD後側に凸に窪んだ「ノ」の字形状をなしていた。
その他の実施例1、比較例1の詳細は、下記表1に示すとおりであった。図7は、実施例1及び比較例1の軸流ファンの翼における入口角度波形(β1)、出口角度波形(β2)、取付角度波形(β0)を示しており、下記表1の数値に基づいて作成されたものである。図8は、実施例1及び比較例1の軸流ファンの翼における反り度波形を示しており、下記表1の数値に基づいて作成されたものである。
図9に示すように、解析ソフトウェア上で、実施例1、比較例1の軸流ファンとその外周側を囲むベルマウス等とからなる圧力扇のモデルを作製し、各軸流ファンをそれぞれ同じ回転数で回転させたときの気流の流れ及び騒音のシミュレーションを実施し、評価した。
実施例1、比較例1の軸流ファンは、軸流ファンの外径が同じで、翼の翼根がν=0.4の位置にあった。
実施例1の軸流ファンは、図1及び図2に示す形状の軸流ファン1を備えるものであり、図1〜図6を参照して上述した例の構成を全て備えたものであった。例えば、翼20の入口角度β1、出口角度β2、取付角度β0が、上記式(1)〜(3)を満たしていた。また、投影翼弦中心線CCLの湾曲開始点Pwと、前縁20leの突起部21とが、ともに、ν=0.80の位置にあった。また、第1前傾角はδzs=52°、第2前傾角はδzt=20°、第3前傾角はδzw=16°であった。
比較例1の軸流ファン1は、回転軸線Oを含む平面上への投影面において、投影翼弦中心線CCLの全体が直線状であった。また、翼の前縁が、突起部21を有さず、翼の平面視において、前縁の全体が回転方向RD後側に凸に窪んだ「ノ」の字形状をなしていた。
その他の実施例1、比較例1の詳細は、下記表1に示すとおりであった。図7は、実施例1及び比較例1の軸流ファンの翼における入口角度波形(β1)、出口角度波形(β2)、取付角度波形(β0)を示しており、下記表1の数値に基づいて作成されたものである。図8は、実施例1及び比較例1の軸流ファンの翼における反り度波形を示しており、下記表1の数値に基づいて作成されたものである。
図9に示すように、解析ソフトウェア上で、実施例1、比較例1の軸流ファンとその外周側を囲むベルマウス等とからなる圧力扇のモデルを作製し、各軸流ファンをそれぞれ同じ回転数で回転させたときの気流の流れ及び騒音のシミュレーションを実施し、評価した。
図9(a)は実施例1の軸流ファンの解析結果を示す図であり、図9(b)は比較例1の軸流ファンの解析結果を示す図である。
これらの図において、図9(b)の比較例1において符号A’の指す部分を見ると、翼の前縁翼端側の表面の露出面積(黒色部分の面積)が多く、翼の前縁翼端側の表面に気流(灰色部分)が沿っていないことがわかる。これに対し、図9(a)の実施例1において符号Aの指す部分を見ると、翼の前縁翼端側の表面の露出面積(黒色部分の面積)が少ない分、翼の前縁翼端側の表面に気流(灰色部分)が沿っていることがわかる。
また、図9(b)の比較例1において符号B’の指す部分を見ると、翼の翼端近傍に周方向に沿って生じている渦(灰色部分)が、ベルマウスに衝突しており、また、空間部分の面積(黒色部分の面積)が少ないため、衝突の範囲が大きいことがわかる。これに対し、図9(a)の実施例1において符号Bの指す部分を見ると、翼の翼端近傍に周方向に沿って生じている渦(灰色部分)渦が、ベルマウスにほとんど衝突しておらず、また、空間部分の面積(黒色部分の面積)が大きいため、衝突の範囲が小さいことがわかる。
また、騒音のシミュレーションの結果、実施例1のほうが比較例1よりも騒音レベルが低かった。
このように、本発明の軸流ファンによれば低騒音化が可能となることが確認できた。
これらの図において、図9(b)の比較例1において符号A’の指す部分を見ると、翼の前縁翼端側の表面の露出面積(黒色部分の面積)が多く、翼の前縁翼端側の表面に気流(灰色部分)が沿っていないことがわかる。これに対し、図9(a)の実施例1において符号Aの指す部分を見ると、翼の前縁翼端側の表面の露出面積(黒色部分の面積)が少ない分、翼の前縁翼端側の表面に気流(灰色部分)が沿っていることがわかる。
また、図9(b)の比較例1において符号B’の指す部分を見ると、翼の翼端近傍に周方向に沿って生じている渦(灰色部分)が、ベルマウスに衝突しており、また、空間部分の面積(黒色部分の面積)が少ないため、衝突の範囲が大きいことがわかる。これに対し、図9(a)の実施例1において符号Bの指す部分を見ると、翼の翼端近傍に周方向に沿って生じている渦(灰色部分)渦が、ベルマウスにほとんど衝突しておらず、また、空間部分の面積(黒色部分の面積)が大きいため、衝突の範囲が小さいことがわかる。
また、騒音のシミュレーションの結果、実施例1のほうが比較例1よりも騒音レベルが低かった。
このように、本発明の軸流ファンによれば低騒音化が可能となることが確認できた。
本発明の軸流ファンは、任意の用途に利用できるものであり、例えば、工場や倉庫での換気、送風(給気)若しくは排風(排気)用の圧力扇、あるいは、機器への組込まれる圧力扇等に、好適に利用できるものである。
1 軸流ファン
10 ボス
20 翼
20r 翼根
20t 翼端
20le 前縁
20te 後縁
21 前縁の突起部
22 前縁のうち、突起部に内周側に隣接する部分
23 前縁のうち、突起部に外周側に隣接する部分
30 中間取付部材
CCL 投影翼弦中心線
CCL1 投影翼弦中心線の第1部分
CCL2 投影翼弦中心線の第2部分
CL 翼弦
CLP 翼弦中心点
CLP’ 投影翼弦中心点
c 翼弦長
EL 延長線
h 最大反り高さ
O 回転軸線
Pr 投影翼弦中心線の径方向内端
Pw 投影翼弦中心線の湾曲開始点
Pt 投影翼弦中心線の径方向外端
R 軸流ファンの半径
RD 回転方向
Rw 回転軸線から湾曲開始点までの径方向距離
r 回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離
VCCL 仮想投影翼弦中心線
X 反り度
WD 通風方向
β1 入口角度
β2 出口角度
β0 取付角度
δz 前傾角
δzs 第1前傾角
δzt 第2前傾角
δzw 第3前傾角
ν 相対径方向位置
10 ボス
20 翼
20r 翼根
20t 翼端
20le 前縁
20te 後縁
21 前縁の突起部
22 前縁のうち、突起部に内周側に隣接する部分
23 前縁のうち、突起部に外周側に隣接する部分
30 中間取付部材
CCL 投影翼弦中心線
CCL1 投影翼弦中心線の第1部分
CCL2 投影翼弦中心線の第2部分
CL 翼弦
CLP 翼弦中心点
CLP’ 投影翼弦中心点
c 翼弦長
EL 延長線
h 最大反り高さ
O 回転軸線
Pr 投影翼弦中心線の径方向内端
Pw 投影翼弦中心線の湾曲開始点
Pt 投影翼弦中心線の径方向外端
R 軸流ファンの半径
RD 回転方向
Rw 回転軸線から湾曲開始点までの径方向距離
r 回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離
VCCL 仮想投影翼弦中心線
X 反り度
WD 通風方向
β1 入口角度
β2 出口角度
β0 取付角度
δz 前傾角
δzs 第1前傾角
δzt 第2前傾角
δzw 第3前傾角
ν 相対径方向位置
Claims (10)
- 回転軸に取り付けられるボスと、前記ボスの外周側に設けられた複数の翼とを有する、軸流ファンにおいて、
前記軸流ファンの半径Rに対する、前記軸流ファンの回転軸線から任意の径方向位置までの径方向距離rの比r/Rを、相対径方向位置νとしたとき、前記翼の翼根は、0.3≦ν≦0.5の範囲内に位置しており、
前記翼の入口角度β1は、翼根にて20°〜26°であるとともに翼端にて6°〜10°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記入口角度β1としたときの入口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する、軸流ファン。 - 前記翼の出口角度β2は、翼根にて50°〜58°であるとともに翼端にて30°〜32°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記出口角度β2としたときの出口角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する、請求項1に記載の軸流ファン。 - 前記翼の取付角度β0は、翼根にて39°〜46°であるとともに翼端にて20°〜23°であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記取付角度β0としたときの取付角度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、上に凸の湾曲線に沿って、徐々に下側に向かう形状を有する、請求項1又は2に記載の軸流ファン。 - 前記翼の入口角度β1、出口角度β2、及び取付角度β0は、それぞれ次の式(1)〜(3)
β1=−13.0ν2−7.7ν+28.7 ・・・(1)
β2=−11.1ν2−22.0ν+64.4 ・・・(2)
β0=−10.7ν2−20.5ν+52.5 ・・・(3)
を満たす、請求項3に記載の軸流ファン。 - 前記翼の前縁は、翼根と翼端との間に、回転方向前側に突出した突起部を1つのみ有しており、
前記翼の前縁は、前記突起部に内周側に隣接する部分と、前記突起部に外周側に隣接する部分とが、それぞれ、回転方向後側に凸に湾曲した形状に窪んでいる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の軸流ファン。 - 前記突起部は、0.7≦ν≦0.9の範囲内に位置している、請求項5に記載の軸流ファン。
- 前記翼の周方向断面における翼弦中心点を通るとともに翼弦に垂直な直線と前記翼の翼厚中心線との交点どうしを結んだ線を、投影翼弦中心線と称するとき、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の前記投影翼弦中心線は、前記投影翼弦中心線の径方向内端から前記投影翼弦中心線の径方向中間部にある湾曲開始点までの第1部分が、一定の前傾角で上流側へ傾斜しており、前記湾曲開始点から前記投影翼弦中心線の径方向外端までの第2部分が、前記径方向外端に向かうにつれて徐々に前傾角が増大するように湾曲しており、
前記湾曲開始点は、0.78≦ν≦0.82の範囲内に位置している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の軸流ファン。 - 前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線の径方向外端での前傾角を、第1前傾角δzsとしたとき、前記第1前傾角δzsが、50°〜60°である、請求項7に記載の軸流ファン。
- 前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記翼の投影翼弦中心線を前記回転軸線まで延長させてなる仮想投影翼弦中心線の両端を結んだ直線の前傾角を、第2前傾角δztとしたとき、前記第2前傾角δztが、19.9°〜20.4°であり、
前記軸流ファンの回転軸線を含む平面上への投影面において、前記投影翼弦中心線の前記第1部分の前傾角を、前記第3前傾角δzwとしたとき、前記第3前傾角δzwが、15.3°〜16.1°である、請求項7又は8に記載の軸流ファン。 - 任意の径方向位置における前記翼の翼弦長をcとし、当該径方向位置における前記翼の最大反り高さをhとし、当該径方向位置における前記翼の反り度Xを次の式(4)
X=(h/c)×100(%) ・・・(4)
により定義したとき、前記前記翼の反り度Xは、翼根にて6.1〜6.3%であるとともに翼端にて4.9〜5.1%であり、
横軸を前記相対径方向位置ν、縦軸を前記反り度Xとしたときの反り度波形は、翼根に対応する前記相対径方向位置νで最大となり、翼端に対応する前記相対径方向位置νに向かうにつれて、直線状に、徐々に下側に向かう形状を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の軸流ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017072065A JP6373439B1 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
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