JP2018173035A - 電動圧縮機 - Google Patents

電動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018173035A
JP2018173035A JP2017072012A JP2017072012A JP2018173035A JP 2018173035 A JP2018173035 A JP 2018173035A JP 2017072012 A JP2017072012 A JP 2017072012A JP 2017072012 A JP2017072012 A JP 2017072012A JP 2018173035 A JP2018173035 A JP 2018173035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
housing
connection terminal
motor
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017072012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6772934B2 (ja
Inventor
裕貴 松本
Hirotaka Matsumoto
裕貴 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017072012A priority Critical patent/JP6772934B2/ja
Publication of JP2018173035A publication Critical patent/JP2018173035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6772934B2 publication Critical patent/JP6772934B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】接続端子部の接続端子への結露を抑制する。【解決手段】ハウジング30内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室40とモータ駆動回路60が配置された回路収納部42とを仕切る仕切壁24に設けられた開口部24aを塞ぐように配置されたプレート71と、該プレート71を貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続するための接続端子72と、を有する接続端子部70を備える。接続端子部70は、吸入口31aと接続端子72との間に配置され吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒により冷却される被冷却部73、75、76を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、電動圧縮機に関するものである。
この種の電動圧縮機として、特許文献1に記載されたものがある。この電動圧縮機は、圧縮室内に吸入された冷媒を圧縮、吐出する圧縮機構部および圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動回路部と、これらを収容するハウジングを備えている。そして、ハウジングの外周面に形成された平坦面状の取付面にモータ駆動回路部が取り付けられている。
この電動圧縮機は、ハウジング内の圧縮室に吸入冷媒を導くための吸入室に発熱部品であるIPM(インテリジェントパワーモジュール)を密接できるようにモータ駆動回路部を軸方向に配置している。これにより、ハウジング内の圧縮室に吸入された吸入冷媒で発熱部品であるIPMが冷却され、モータ駆動回路部の温度上昇が抑制される。
特開2005−256700号公報
ところで、このような電動圧縮機は、ハウジング内に冷媒を吸入する吸入口と連通する吸入室と、モータ駆動回路部が配置されるインバータ収納部とが仕切壁により区画され、吸入室の気密が確保されている。
また、仕切壁より吸入室側に配置されたモータと、このモータを駆動するモータ駆動回路部との電気的接続は、仕切壁に配置された開口部を塞ぐように設けられた接続端子部を介して行われる。
具体的には、接続端子部は、仕切壁に設けられた開口部を塞ぐように配置された導電性のプレートと、このプレートの表裏を貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路との接続を介在する接続端子と、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材と、を有している。
そして、吸入口からハウジング内に吸入された比較的低温の冷媒により接続端子を冷却することで、発熱するモータ駆動回路を冷却している。
このような電動圧縮機では、ハウジング内に吸入される冷媒によって接続端子およびモータ駆動回路部が急速に冷却される。しかし、接続端子の温度が露点温度を下回ると、仕切壁よりモータ駆動回路部側に露出した接続端子に結露水が付着する。このように、接続端子に結露水が付着すると、プレートの一部がイオン化して結露水に溶け込む。結果として、導電化した結露水が接続端子とプレートとの間に介在することになり、接続端子とプレートがショートしたり絶縁不良を引き起こすといった問題が生じる。
本発明は上記問題に鑑みたもので、接続端子部の接続端子への結露を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電動圧縮機であって、冷媒を吸入する吸入口(31a)および冷媒を吐出する吐出口(32a)を有するハウジング(30)と、ハウジング内に配置され、吸入口(31a)から作動室(15)内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部(10)と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータ(20)を駆動するモータ駆動回路(60)と、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室(40)とモータ駆動回路が配置された回路収納部(42)とを仕切る仕切壁(24)に設けられた開口部(24a)を塞ぐように配置された導電性のプレート(71)と、該プレートを貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続するための接続端子(72u、72v、72w)と、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材(720)と、を有する接続端子部(70)と、を備え、接続端子部は、吸入口と接続端子との間に配置され吸入口からハウジング内に吸入された冷媒により冷却される被冷却部(73、75、76)を有している。
このような構成によれば、接続端子部は、吸入口と接続端子との間に配置され吸入口からハウジング内に吸入された冷媒により冷却される被冷却部(73、75、76)を有しており、この被冷却部が接続端子よりも先に冷媒により冷却されるので、接続端子部の接続端子への結露を抑制することができる。
上記目的を達成するため、請求項8に記載の発明は、電動圧縮機であって、冷媒を吸入する吸入口(31a)および冷媒を吐出する吐出口(32a)を有するハウジング(30)と、ハウジング内に配置され、吸入口から作動室(15)内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部(10)と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータ(20)を駆動するモータ駆動回路(60)と、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室(40)とモータ駆動回路が配置された回路収納部(42)とを仕切る仕切壁(24)に設けられた開口部(24a)を塞ぐように配置された導電性のプレート(71)と、該プレートを貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続するための複数の接続端子(72u、72v、72w)と、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材(720)と、を有する接続端子部(70)と、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒により複数の接続端子を均一に冷却させる冷却促進部材(77、78)と、を備えている。
このような構成によれば、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒により複数の接続端子が均一に冷却され、特定の接続端子のみが集中的に冷却されるといったことが防止されるので、接続端子部の接続端子への結露を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る電動圧縮機の縦断面図である。 第1実施形態の接続端子部を仕切壁より吸入室側から見た図である。 図2中のIII−III断面図である。 従来の接続端子部を仕切壁より吸入室側から見た図である。 本発明の第2実施形態の接続端子部を仕切壁より吸入室側から見た図である。 本発明の第3実施形態の接続端子部の断面図である。 本発明の第4実施形態の接続端子部を仕切壁より吸入室側から見た図である。 本発明の第5実施形態の接続端子部を仕切壁より吸入室側から見た図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明のスクロールコンプレッサ1の第1実施形態について図1〜図4を用いて説明する。スクロールコンプレッサ1は、車載空調装置の冷凍サイクル装置に適用されるものである。冷凍サイクル装置は、スクロールコンプレッサ1の冷媒入口と蒸発器の冷媒出口との間に、液相冷媒を貯めるアキュレータを配置してなるアキュレータサイクルを構成する。
スクロールコンプレッサ1は、電動圧縮機であり、冷媒(流体)を圧縮する圧縮機構部10と、圧縮機構部10を駆動する電動機部20とを水平方向(横方向)に配置した横置きタイプになっている。
圧縮機構部10および電動機部20は、ハウジング30に収容されている。
ハウジング30は、その軸線方向が水平方向に平行になる筒状部材31と、筒状部材31のうち軸線方向一方側を塞ぐ油分離容器32と、筒状部材31の軸線方向他方側を塞ぐ蓋部材34とが接合されて構成された密閉容器である。
具体的には、筒状部材31は、鉄にて円筒状に形成されている。筒状部材31は、圧縮機構部10および電動機部20を収納する吸入室40と、アキュムレータから流れる冷媒を吸入室40に導入する吸入口31a(図3参照)とを形成する。さらに、筒状部材31は、電動機部20に三相交流電力を供給するインバータ60を収納するインバータ収納部42とを形成する。
なお、筒状部材31は、吸入室40とインバータ収納部42とを仕切る仕切壁24を有している。なお、インバータ収納部42は、回路収納部に相当する。仕切壁24により、吸入室40とインバータ収納部42とが区画され、インバータ収納部42の気密が確保されている。仕切壁24により、吸入室40に吸入された冷媒のインバータ収納部42側への流入が阻止される。仕切壁24には、吸入室40とインバータ収納部42を連通する開口部24a(図3参照)が形成されており、この開口部24aを塞ぐように後述する接続端子部70が配置されている。
蓋部材34は、樹脂等によって形成されて、インバータ収納部42のうち軸線方向他方側に形成される開口部を塞いでいる。
油分離容器32は、鉄にて形成されている。油分離容器32は、冷媒吐出口32aと、冷媒吐出口32aに連通する潤滑油分離室32bとを形成する。潤滑油分離室32b内は、後述する吐出室から吐出される高圧冷媒から潤滑油を分離してこの潤滑油が分離された高圧冷媒を冷媒吐出口32aに導く潤滑油分離機構32cを収納する。潤滑油分離室32bのうち下側には、潤滑油分離機構32cで分離された潤滑油を貯める貯油室33とを備える。筒状部材31および油分離容器32は、ボルト等によって気密的に接合されている。
電動機部20は、三相交流同期モータを構成するものであって、固定子をなすステータ21と、回転子をなすロータ22とを有している。ステータ21は、全体として水平方向に延びる略円筒形状を有しており、ハウジング30の筒状部材31に固定されている。具体的には、ステータ21は、ステータコア211と、ステータコア211に巻き付けられたステータコイル212とを有している。
ステータコイル212に対する三相交流電力の供給はインバータ60から接続端子部70を介して行われる。なお、インバータ60は、モータ駆動回路に相当する。接続端子部70は、電動機部20の電気端子とインバータ60の電気端子を接続するものである。接続端子部70は、ハウジング30のうちステータ21に対して上側に配置されている。
図2は、接続端子部70を仕切壁24より吸入室40側から見た図である。図3は、図2中のIII−III断面図である。なお、図3には、接続端子部70だけでなく、接続端子部70が取り付けられた仕切壁24および筒状部材31内に冷媒を吸入室40に導入する吸入口31aも図示されている。
図2〜図3に示すように、接続端子部70は、プレート71および接続端子72を有している。接続端子72は、接続端子72u、72v、72wにより構成されている。
プレート71は、板状を成す金属製部材により構成されている。プレート71には、2つのネジ穴71aが形成されている。プレート71のネジ穴71aに挿入されたネジ80によりプレート71が仕切壁24に固定されている。プレート71は、仕切壁24に設けられた開口部24aを塞ぐように仕切壁24に取り付けられている。
各接続端子72u、72v、72wは、それぞれ導電金属性部材により構成されている。各接続端子72u、72v、72wは、それぞれプレート71を貫通する穴部に挿通され、モータとしての電動機部20とインバータ60とを相互に接続する。
各接続端子72u、72v、72wの一端側は、それぞれ仕切壁24より吸入室40側に露出しており、それぞれステータコイル212から延びる3本の三相交流配線212aと圧着端子213を介して接続されている。
各接続端子72u、72v、72wの他端側は、仕切壁24よりインバータ収納部42側に露出しており、それぞれコネクタ61を介してインバータ60と接続されている。
プレート71を貫通する貫通穴と3つの接続端子72の隙間には、絶縁部材720が設けられ、これらの絶縁部材720によりプレート71と各接続端子72u、72v、72wとが絶縁されている。
本実施形態の接続端子部70は、さらに、ダミー端子73を有している。ダミー端子73は、プレート71を貫通する穴部に挿通され、電動機部20の電気端子とインバータ60の電気端子のいずれとも接続されていない。
ダミー端子73は、各接続端子72u、72v、72wと同一材質で、かつ、接続端子と同一形状を成している。ダミー端子73は、各接続端子72u、72v、72wより吸入口31aから筒状部材31内に吸入された冷媒の冷媒流れ上流側に配置されている。具体的には、ダミー端子73は、各接続端子72u、72v、72wより筒状部材31の吸入口31a側に設けられている。ダミー端子73は、吸入口31aから吸入された冷媒が各接続端子72u、72v、72wに到達する流路に配置され該冷媒により冷却される被冷却部である。
図1の説明に戻り、ロータ22は、永久磁石を含んで構成されており、ステータ21の径方向内側に配置されている。ロータ22はその軸線が水平方向に一致する円筒形状を有しており、ロータ22の中心孔には、水平方向に延びる回転軸25が固定されている。
回転軸25は、軸方向に延びる給油流路251を有する細長い円筒状に形成されている。給油流路251は、回転軸25の軸線方向一方側にて背圧室50内に開口している。給油流路251は、軸受け27に潤滑油を供給する給油流路である。
回転軸25の軸線方向他方側部位は、軸受け27によって回転自在に支持されている。軸受け27は、介在部材28を介してハウジング30の筒状部材31に固定されている。
回転軸25のうちロータ22に対して軸線方向一方側の部位は、フロントハウジング29に構成された軸受け291によって回転自在に支持されている。フロントハウジング29は、軸線方向他方側から軸線方向一方側に向かって階段状に外径および内径が拡大する円筒形状を有しており、その最外周面がハウジング30の筒状部材31に当接した状態で固定されている。
回転軸25のうちロータ22に対して軸線方向一方側の部位は、フロントハウジング29の内部に位置しており、フロントハウジング29のうち内径の最も小さい軸線方向他方側部位が軸受け291を構成している。
フロントハウジング29のうち軸受け120と軸受け291との間には、背圧室50が形成されている。背圧室50は、回転軸25の軸線を中心とする円環状に形成されている。背圧室50内には、後述するように吐出室124からの吐出冷媒を貯めて吐出冷媒の冷媒圧力を背圧として可動スクロール11に加える。
背圧室50内には、回転軸25の軸線方向一方側、偏心軸253、およびブッシュバランサ254が収容されている。偏心軸253は、回転軸25の軸線方向一方側から軸線方向一方側に突起する軸部材である。偏心軸253は、回転軸25の軸線に対して径方向にオフセットしている。
偏心軸253は、ブッシュバランサ254のボス部254aに嵌め込まれている。ブッシュバランサ254は、ボス部254aに対して径方向外側に配置されて、かつボス部254aに接続されているウエイト部254bを備える。ブッシュバランサ254は、可動スクロール11が起因する回転軸25のアンバランスを緩和する。
可動スクロール11は、フロントハウジング29に対して軸線方向一方側に配置されて、圧縮機構部10の可動部材を構成する。可動スクロール11に対して軸線方向一方側には、圧縮機構部10の固定部材をなす固定スクロール12が配置されている。
可動スクロール11および固定スクロール12は、円板状の基板部111、121を有している。可動スクロール11および固定スクロール12は、互いに水平方向に対向するように配置されている。
可動スクロール基板部111の中心部には、軸受け120を支持する支持部113が形成されている。ブッシュバランサ254のボス部254aは、軸受け120によって回転自在に支持されている。
可動スクロール11およびフロントハウジング29には、可動スクロール11が偏心軸253周りに自転することを防止する自転防止機構(図示せず)が設けられている。このため、回転軸25が回転すると、可動スクロール11は偏心軸253周りに自転することなく、回転軸25の回転中心を公転中心として公転運動(旋回)する。
可動スクロール11には、基板部111から固定スクロール12側に向かって突出する渦巻き状の歯部112が形成されている。一方、固定スクロール12の基板部121は、ハウジング30の筒状部材31に固定されており、固定スクロール基板部121の上面(可動スクロール11側の面)には、可動スクロール11の歯部112と噛み合う渦巻き状の歯部122が形成されている。具体的には、固定スクロール基板部121の上面に渦巻き状の溝部が形成されており、渦巻き状の溝部の側壁が渦巻き状の歯部122を構成している。
可動スクロール11および固定スクロール12の歯部112、122同士が噛み合って複数箇所で接触することによって、三日月状の作動室15が複数個形成される。なお、図1では図示の都合上、複数個の作動室15のうち1つの作動室のみに符号を付しており、他の作動室については符号を省略している。
作動室15は、可動スクロール11が公転運動することによって外周側から中心側へ容積を変化させながら移動する。作動室15の容積を拡大させることによって作動室15には、吸入室40、および吸入孔を通してアキュムレータから流れる冷媒を供給されるようになっており、作動室15の容積が減少することによって作動室15内の冷媒が圧縮される。
固定スクロール基板部121の中心部には、作動室15で圧縮された冷媒が吐出される吐出ポート123が形成されている。
固定スクロール基板部121に対して軸線方向一方側には、吐出ポート123に連通する吐出室124が形成されている。吐出室124は、隔壁33fを挟んで潤滑油分離室32bに対して軸線方向他方側に配置されている。固定スクロール基板部121には、貯油室33からの潤滑油を背圧室50に導く通路路121aが形成されている。
さらに、固定スクロール基板部121には、吐出室124からの吐出冷媒を背圧室50に導く背圧取入ポート121bが形成されている。一方、可動スクロール11には、背圧取入ポート121b、および背圧室50の間を連通する連通路11aが形成されている。
吐出室124には、吐出ポート123を介して作動室15へ冷媒が逆流することを防止するとともに、吐出ポート123を開閉するリード弁(図示せず)と、リード弁の最大開度を規制するストッパ19とが配置されている。リード弁は、背圧取入ポート121bを開閉する役割を果たす。
次に、本実施形態のスクロールコンプレッサ1の作動について説明する。
まず、インバータ60からステータコイル212に三相交流電力を供給すると、ステータコイル212からロータ22に回転磁界が与えられてロータ22に回転力が発生する。のため、回転軸25がロータ22と一体に回転する。このとき、回転軸25の回転に伴って、ブッシュバランサ254が背圧室50内を回転する。
この際に、回転軸25の回転力は、偏心軸253を通して可動スクロール11に伝わる。このため、可動スクロール11は、固定スクロールに対して旋回運動する。このとにより、複数の作動室15の容量が変化する。このため、アキュムレータから吸入口31a、吸入室40を通して複数の作動室15のうちいずれかの作動室15に冷媒が吸入され、この吸入された冷媒の圧力が上昇すると、冷媒圧力がリード弁を開弁して吐出ポート123を開ける。
この際に、作動室15からの高圧冷媒は、吐出ポート123および連通路11a通して吐出室124に吐出される。
吐出室124内の冷媒の大半は、冷媒吐出口32aを通して潤滑油分離室32bに流れる。潤滑油分離室32b内では、油分離容器32が吐出室124から供給される冷媒から潤滑油を分離し、この潤滑油が分離された冷媒は、冷媒吐出口32aからコンデンサの冷媒入口に流れる。
油分離容器32で分離された潤滑油は、貯油室33から通路路121aを通して背圧室50に流れる。この背圧室50からの潤滑油が軸受け120、291に供給される。これに加えて、背圧室50内の潤滑油は、回転軸25の給油流路251を通して軸受け27に供給される。
一方、作動室15の冷媒圧力によってリード弁が吐出ポート123を開けている状態では、リード弁が背圧取入ポート121bをも開ける。このとき、作動室15から吐出ポート123を通して吐出室124に吐出された高圧冷媒のうち潤滑油分離室32bに供給された高圧冷媒以外の高圧冷媒は、背圧取入ポート121bを通して背圧室50に供給される。これに伴い、背圧室50内の冷媒の圧力が可動スクロール11に加わる。このため、可動スクロール11が固定スクロール12に押し付けられることになる。
一方、低温時において、インバータ60がステータコイル212に三相交流電力を供給して可動スクロール11が旋回を開始する場合に、複数の作動室15のうちいずれかの作動室15に吸入される。この吸入された液相冷媒が作動室15で圧縮されて作動室15から液相冷媒(或いは、気液2相冷媒)として吐出ポート123を通して吐出室124に吐出される。
次に、冷媒によるインバータ60の冷却について説明する。可動スクロール11の旋回に伴ってアキュムレータから比較的低温の冷媒が吸入口31aを通して筒状部材31内に吸入されると、この冷媒は接続端子72u、72v、72wに当たり、接続端子72u、72v、72wを急速に冷却する。そして、各接続端子72u、72v、72wが冷却されると、インバータ60が冷却され、インバータ60の温度上昇が抑制される。
また、接続端子72u、72v、72wの温度が露点温度を下回ると、仕切壁24よりインバータ収納部42側に露出した接続端子72u、72v、72wに結露水が付着する。このように、接続端子72u、72v、72wに結露水が付着すると、プレートの一部がイオン化して結露水に溶け込む。結果として、導電化した結露水が接続端子72u、72v、72wとプレート71との間に介在することになり、接続端子72u、72v、72wとプレート71がショートしたり絶縁不良を引き起こすといった問題が生じる。
図4に示す従来の接続端子部70は、ダミー端子73を有していない。このため、接続端子72u、72v、72wのうち、特に、吸入口31aから筒状部材31内に吸入された冷媒が直接当たる接続端子72wが冷却されやすく、インバータ収納部42側に露出した接続端子72wに結露水が付着しやすい。このように、接続端子72wに結露水が付着すると、接続端子72wとプレート71がショートしたり絶縁不良を引き起こすといった問題が生じる。
これに対し、本実施形態の接続端子部70は、各接続端子72u、72v、72wの筒状部材31内に吸入される吸入冷媒流れ上流側にダミー端子73が設けられている。これにより、吸入口31aから筒状部材31内に吸入された冷媒がダミー端子73に直接当たる。このため、吸入口31aから筒状部材31内に吸入された冷媒により、接続端子72u、72v、72wよりもダミー端子73の方が冷却されやすくなる。したがって、インバータ収納部42側に露出したダミー端子73に結露水が付着しやすくなり、接続端子72u、72v、72wへの結露を抑制することができる。
上述したように、本電動圧縮機は、冷媒を吸入する吸入口31aおよび冷媒を吐出する吐出口32aを有するハウジング30を備えている。また、ハウジング30内に配置され、吸入口31aから作動室15内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部10と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータ20を駆動するモータ駆動回路60と、を備えている。また、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室40とモータ駆動回路が配置された回路収納部42とを仕切る仕切壁24に設けられた開口部24aを塞ぐように配置された導電性のプレート71と、プレート71を貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続する接続端子72u、72v、72wと、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材720と、を有する接続端子部70と、を備えている。さらに、接続端子部は、吸入口から吸入された冷媒が接続端子に到達する流路に配置され、該冷媒により冷却される被冷却部73を有している。
このような構成によれば、接続端子部70は、吸入口31aと接続端子72との間に配置され吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒により冷却される被冷却部73を有しており、この被冷却部73が接続端子72よりも先に冷媒により冷却されるので、接続端子部70の接続端子72への結露を抑制することができる。
なお、被冷却部は、プレート71を貫通する穴部に挿通され、モータの電気端子とモータ駆動回路の電気端子のいずれとも未接続となっているダミー端子73として構成することができる。
また、被冷却部73は、接続端子72と同一材質で、かつ、接続端子72と同一形状を成している。したがって、接続端子72と部品を共通化できるので、コストを低減することができ、組み付けを容易に行うこともできる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る電動圧縮機の接続端子部について図5を用いて説明する。上記第1実施形態の接続端子部70は、被冷却部として各接続端子72u、72v、72wと同一形状を成すダミー端子73を有している。
これに対し、本実施形態の接続端子部70は、被冷却部としてプレート71から吸入室40側とインバータ収納部42側の両方に突出する突起部75を有している。突起部75におけるプレート71から吸入室40側への突出量とプレート71からインバータ収納部42側への突出量は、それぞれ各接続端子72u、72v、72wの突出量と同じになっている。突起部75の断面形状は、半円柱形状を成している。突起部75は、導電金属性部材により構成されている。突起部75は、プレート71と一体で構成されている。突起部75は、モータの電気端子と未接続となっている。
また、突起部75は、ハウジング30内に吸入される冷媒との接触面積を増大させる拡大伝熱面75aを有している。突起部75の断面の半径は、各接続端子72u、72v、72wの半径よりも大きくなっており、突起部75の表面積が、例えば、接続端子72wの表面積よりも大きくなっている。
突起部75は、各接続端子72u、72v、72wよりもハウジング30内に吸入される冷媒の冷媒流れ上流側に配置されている。本実施形態の突起部75は、各接続端子72よりも熱伝導率の高い材質のもので構成されている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、被冷却部としての突起部75は、各接続端子72u、72v、72wよりも冷媒との伝熱面積が大きくなった拡大伝熱面75aを有している。すなわち、突起部75は、各接続端子72u、72v、72wよりも表面積が大きくなっている。したがって、突起部75を、各接続端子72u、72v、72wと同じ形状のもので構成する場合と比較して、ハウジング30内に吸入される冷媒との接触面積を増大させることができ、より結露の発生を抑制することができる。
また、突起部75は、各接続端子72よりも熱伝導率の高い材質のもので構成されている。このように、突起部75は、各接続端子72よりも熱伝導率の高い材質のもので構成sうるのが好ましい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る電動圧縮機の接続端子部70について図6を用いて説明する。本実施形態の電動圧縮機の接続端子部70は、被冷却部としてプレート71から吸入室40側に突出する突起部76を有している。なお、突起部76は、プレート71からインバータ収納部42側には突出していない。突起部76は、円柱形状を成しており、導電金属性部材により構成されている。突起部76は、プレート71と一体で構成されている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る電動圧縮機の接続端子部70について図7を用いて説明する。本実施形態の電動圧縮機は、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒により複数の接続端子72u、72v、72wを均一に冷却させる冷却促進部材77を備えている。
冷却促進部材77は、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒と接触するとともに絶縁部材770を介して複数の接続端子72u、72v、72wと接触する。
冷却促進部材77は、板状の金属製部材により構成されている。冷却促進部材77は、羽根部77a、本体部78bおよび接触部78cを有している。
羽根部77aは、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒の冷媒流れ上流側に配置される。具体的には、羽根部77a、本体部78bおよび接触部78cより吸入口31a側に配置され、本体部78bは、羽根部77aおよび接触部78cの間に配置される。
接触部78cには、複数の貫通穴780が設けられている。これらの貫通穴780には、各接続端子72u、72v、72wが挿通されている。接触部78cは、絶縁部材770を介して各接続端子72u、72v、72wと接触するとともに、プレート71と接触している。
吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒は、冷却促進部材77の羽根部77aを冷却する。これにより、本体部78bおよび接触部78cが冷却され、絶縁部材720を介して各接続端子72u、72v、72wが均一に冷却される。
上述したように、本電動圧縮機は、冷媒を吸入する吸入口31aおよび冷媒を吐出する吐出口32aを有するハウジング30を備えている。また、ハウジング30内に配置され、吸入口31aから作動室15内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部10と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータ20を駆動するモータ駆動回路60と、を備えている。また、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室40とモータ駆動回路が配置された回路収納部42とを仕切る仕切壁24に設けられた開口部24aを塞ぐように配置された導電性のプレート71と、プレート71を貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続する複数の接続端子72u、72v、72wと、接続端子72u、72v、72wとプレート71の間を絶縁する絶縁部材770と、を有する接続端子部70と、を備えている。さらに、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒により複数の接続端子72u、72v、72wを均一に冷却させる冷却促進部材77を備えている。
このような構成によれば、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒により複数の接続端子72u、72v、72wが均一に冷却され、特定の接続端子のみが集中的に冷却されるといったことが防止されるので、接続端子部の接続端子への結露を抑制することができる。
また、冷却促進部材は、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒と接触するとともに絶縁部材770を介して複数の接続端子72と接触する板状部材77により構成することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る電動圧縮機の接続端子部70について図8を用いて説明する。上記第4実施形態では、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒と接触するとともに絶縁部材780を介して複数の接続端子72u、72v、72wと接触する板状部材77により冷却促進部材77を構成した。これに対し、本実施形態では、吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒を複数の接続端子72u、72v、72wへ案内するダクト78により冷却促進部材78を構成している。
ダクト78は、冷媒導入部78a、冷媒案内部78bおよび冷媒吹出部78cを有している。冷媒導入部78a、冷媒案内部78bおよび冷媒吹出部78cは、金属製材料を用いて一体で形成されている。
吸入口31aからハウジング30内に吸入された冷媒は、冷媒吹出部78cに導入される。冷媒吹出部78cに導入された冷媒は、冷媒案内部78bを通って冷媒吹出部78cへ案内された後、冷媒吹出部78c内で複数の接続端子72u、72v、72wから排出される。
このような構成によれば、冷媒導入部78aからダクト78内に吸入された冷媒により複数の接続端子72u、72v、72wが均一に冷却され、特定の接続端子のみが集中的に冷却されるといったことが防止されるので、接続端子部の接続端子への結露を抑制することができる。
本実施形態では、上記第4実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、車載空調装置にスクロールコンプレッサ1を適用した例について説明したが、これに限らず、ビル用空調装置や住宅用空調装置などの各種の空調装置にスクロールコンプレッサ1を適用してもよい。
(2)上記各実施形態では、本発明のスクロールコンプレッサ1をアキュレータサイクルに適用した例について説明したが、これに代えて、レシーバをコンデンサと減圧弁との間に配置したレシーバサイクルに本発明のスクロールコンプレッサ1を適用してよい。或いは、アキュレータサイクルやレシーバサイクル以外の冷凍サイクルであっても、冷房運転と暖房運転とを切り替え可能である各種の冷凍サイクルに本発明のスクロールコンプレッサ1を適用してよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、冷媒を吸入する吸入口および冷媒を吐出する吐出口を有するハウジングを備えている。また、ハウジング内に配置され、吸入口から作動室内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータを駆動するモータ駆動回路と、を備えている。また、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室とモータ駆動回路が配置された回路収納部とを仕切る仕切壁に設けられた開口部を塞ぐように配置された導電性のプレートと、プレートを貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続する接続端子と、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材と、を有する接続端子部と、を備えている。さらに、接続端子部は、吸入口から吸入された冷媒が接続端子に到達する流路に配置され、該冷媒により冷却される被冷却部を有している。
また、第2の観点によれば、被冷却部は、プレートを貫通する穴部に挿通され、モータの電気端子とモータ駆動回路の電気端子のいずれとも未接続となっているダミー端子であり、ダミー端子は、接続端子よりも吸入口からハウジング内に吸入された冷媒の冷媒流れ上流側に配置されている。
このように、被冷却部は、プレートを貫通する穴部に挿通され、モータの電気端子とモータ駆動回路の電気端子のいずれとも未接続となっているダミー端子として構成することができる。
また、第3の観点によれば、ダミー端子は、接続端子と同一材質で、かつ、接続端子と同一形状を成している。したがって、接続端子と部品を共通化できるので、コストを低減することができ、組み付けを容易に行うこともできる。
また、第5の観点によれば、突起部は、接続端子よりも冷媒との接触面積を増大させた拡大伝熱面を有している。したがって、突起部を、各接続端子と同じ形状のもので構成する場合と比較して、ハウジング内に吸入される冷媒との接触面積を増大させることができ、より結露の発生を抑制することができる。
また、第6の観点によれば、被冷却部は、接続端子よりも熱伝導率の高い材質のもので構成されている。このように、被冷却部は、接続端子よりも熱伝導率の高い材質のもので構成するのが好ましい。
また、第7の観点によれば、被冷却部は、プレートと一体で形成されている。したがって、接続端子部の組み立てを容易に行うことができる。
上記各実施形態の一部または全部で示された第8の観点によれば、冷媒を吸入する吸入口31aおよび冷媒を吐出する吐出口を有するハウジングを備えている。また、ハウジング内に配置され、吸入口から作動室内に吸入された冷媒を圧縮して吐出口から吐出する圧縮機構部と、ハウジング内に配置され、圧縮機構部を駆動するモータ20を駆動するモータ駆動回路と、を備えている。また、ハウジング内において、モータが配置されるとともに冷媒が流れる吸入室とモータ駆動回路が配置された回路収納部とを仕切る仕切壁に設けられた開口部を塞ぐように配置された導電性のプレートと、プレートを貫通する穴部に挿通され、モータとモータ駆動回路とを相互に接続する複数の接続端子と、接続端子とプレートの間を絶縁する絶縁部材と、を有する接続端子部と、を備えている。さらに、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒により複数の接続端子を均一に冷却させる冷却促進部材を備えている。
また、第9の観点によれば、冷却促進部材は、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒と接触するとともに絶縁部材を介して複数の接続端子と接触する板状部材により構成されている。
このように、冷却促進部材は、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒と接触するとともに絶縁部材を介して複数の接続端子と接触する板状部材により構成することができる。
また、第10の観点によれば、冷却促進部材は、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒を複数の接続端子へ案内するダクトにより構成されている。このように、冷却促進部材は、吸入口からハウジング内に吸入された冷媒を複数の接続端子へ案内するダクトにより構成することができる。
1 圧縮機
10 圧縮機構部
24 仕切壁
20 モータ
30 ハウジング
31a 吸込口
32a 吐出口
70 吸入室
60 モータ駆動回路
70 接続端子部
71 プレート
72 接続端子
720 絶縁部材

Claims (10)

  1. 電動圧縮機であって、
    冷媒を吸入する吸入口(31a)および前記冷媒を吐出する吐出口(32a)を有するハウジング(30)と、
    前記ハウジング内に配置され、前記吸入口から作動室(15)内に吸入された冷媒を圧縮して前記吐出口から吐出する圧縮機構部(10)と、
    前記ハウジング内に配置され、前記圧縮機構部を駆動するモータ(20)を駆動するモータ駆動回路(60)と、
    前記ハウジング内において、前記モータが配置されるとともに前記冷媒が流れる吸入室(40)と前記モータ駆動回路が配置された回路収納部(42)とを仕切る仕切壁(24)に設けられた開口部(24a)を塞ぐように配置された導電性のプレート(71)と、該プレートを貫通する穴部に挿通され、前記モータと前記モータ駆動回路とを相互に接続するための接続端子(72u、72v、72w)と、前記接続端子と前記プレートの間を絶縁する絶縁部材(720)と、を有する接続端子部(70)と、を備え、
    前記接続端子部は、前記吸入口と前記接続端子との間に配置され前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された冷媒により冷却される被冷却部(73、75、76)を有する電動圧縮機。
  2. 前記被冷却部は、前記プレートを貫通する穴部に挿通され、前記モータの電気端子と前記モータ駆動回路の電気端子のいずれとも未接続となっているダミー端子(73)であり、
    前記ダミー端子は、前記接続端子よりも前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された冷媒の冷媒流れ上流側に配置されている請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記ダミー端子は、前記接続端子と同一材質で、かつ、前記接続端子と同一形状を成している請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記被冷却部は、前記プレートから前記吸入室側に突出するように設けられ、前記モータの電気端子と未接続となっている突起部(75、76)であり、
    前記突起部は、前記接続端子よりも前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された冷媒の冷媒流れ上流側に配置されている請求項1に記載の電動圧縮機。
  5. 前記突起部は、前記接続端子よりも前記冷媒との接触面積を増大させた拡大伝熱面(75a)を有している請求項4に記載の電動圧縮機。
  6. 前記被冷却部は、前記接続端子よりも熱伝導率の高い材質のもので構成されている請求項2、4、5のいずれか1つに記載の電動圧縮機。
  7. 前記被冷却部は、前記プレートと一体で形成されている請求項4ないし6のいずれか1つに記載の電動圧縮機。
  8. 電動圧縮機であって、
    冷媒を吸入する吸入口(31a)および前記冷媒を吐出する吐出口(32a)を有するハウジング(30)と、
    前記ハウジング内に配置され、前記吸入口から作動室(15)内に吸入された冷媒を圧縮して前記吐出口から吐出する圧縮機構部(10)と、
    前記ハウジング内に配置され、前記圧縮機構部を駆動するモータ(20)を駆動するモータ駆動回路(60)と、
    前記ハウジング内において、前記モータが配置されるとともに前記冷媒が流れる吸入室(40)と前記モータ駆動回路が配置された回路収納部(42)とを仕切る仕切壁(24)に設けられた開口部(24a)を塞ぐように配置された導電性のプレート(71)と、該プレートを貫通する穴部に挿通され、前記モータと前記モータ駆動回路とを相互に接続するための複数の接続端子(72u、72v、72w)と、前記接続端子と前記プレートの間を絶縁する絶縁部材(720)と、を有する接続端子部(70)と、
    前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された前記冷媒により前記複数の接続端子を均一に冷却させる冷却促進部材(77、78)と、を備えた電動圧縮機。
  9. 前記冷却促進部材は、前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された前記冷媒と接触するとともに前記絶縁部材を介して前記複数の接続端子と接触する板状部材(77)により構成されている請求項8に記載の電動圧縮機。
  10. 前記冷却促進部材は、前記吸入口から前記ハウジング内に吸入された前記冷媒を前記複数の接続端子へ案内するダクト(78)により構成されている請求項8に記載の電動圧縮機。
JP2017072012A 2017-03-31 2017-03-31 電動圧縮機 Expired - Fee Related JP6772934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017072012A JP6772934B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 電動圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017072012A JP6772934B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 電動圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018173035A true JP2018173035A (ja) 2018-11-08
JP6772934B2 JP6772934B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=64107291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017072012A Expired - Fee Related JP6772934B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 電動圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6772934B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021167579A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021167579A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 株式会社豊田自動織機 電動圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6772934B2 (ja) 2020-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9482229B2 (en) Motor-driven compressor
KR20090042218A (ko) 증기 분사 시스템을 가진 스크롤 압축기
US9234527B2 (en) Motor driven compressor
US6158980A (en) Compressor with motor
JP6772934B2 (ja) 電動圧縮機
JP2002339865A (ja) 車両空調用圧縮機および該車両空調用圧縮機を備えた空調装置
JP3389682B2 (ja) 密閉型スクロール圧縮機
JPWO2020157792A1 (ja) スクロール圧縮機
US11168687B2 (en) Scroll compressor
JP4388401B2 (ja) 電動圧縮機
JP2012057504A (ja) 電動圧縮機
JP6729159B2 (ja) スクロールコンプレッサ
US11378080B2 (en) Compressor
JP2005344658A (ja) 電動気体圧縮機
JP7307591B2 (ja) 固定子、モータ、圧縮機、及び冷凍装置
JP6604262B2 (ja) 電動圧縮機
JP2024068924A (ja) 両回転式スクロール型圧縮機
JP5906378B2 (ja) 電動圧縮機
JP2012047140A (ja) 電動圧縮機
JP2002364542A (ja) 電動圧縮機
JP2013238373A (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP2020041506A (ja) 電動圧縮機
JP2017008908A (ja) 気体圧縮機
JP2013117188A (ja) 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置
JP2013060911A (ja) 電動圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6772934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees