JP2018172169A - Cup container with lid - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、底壁と周壁とを備えたカップ形状を有する容器本体と、容器本体の開口を閉塞する蓋とを備えた蓋付きカップ容器に関する。 The present invention relates to a cup container with a lid provided with a container body having a cup shape having a bottom wall and a peripheral wall, and a lid for closing an opening of the container body.
従来、スナック菓子やカップスープなどの食品等を内容物として収容する蓋付きカップ容器として、紙基材により底壁と周壁とを備えたカップ形状に形成された容器本体(紙カップ)と、紙基材によりシート状に形成され、容器本体の開口端に接着等の手段によって固着されることで容器本体の開口を密封する蓋とを備えたものが知られている。 Conventionally, a container body (paper cup) formed into a cup shape having a bottom wall and a peripheral wall by a paper base material as a cup container with a lid for containing foods such as snacks and cup soup as contents, and a paper base material And a lid that seals the opening of the container body by being fixed to the opening end of the container body by means of adhesion or the like.
このような蓋付きカップ容器では、内容物の酸化等による劣化を抑制するために、容器本体及び蓋の内面にアルミニウム層を設けて酸素に対するバリア性を高めた構成とされるのが一般的である(例えば特許文献1参照)。 In such a cup container with a lid, in order to suppress deterioration due to oxidation or the like of the contents, an aluminum layer is generally provided on the inner surface of the container main body and the lid to increase the barrier property against oxygen. Yes (see, for example, Patent Document 1).
しかし、上記従来の蓋付きカップ容器では、容器本体の開口端に接着等の手段によって蓋を固着することで当該容器本体を密封するようにしているので、一旦、蓋を容器本体から引き剥がして開封すると、蓋によって容器本体を再度密封することはできない。そのため、開封後、内容物が残った状態において、内容物の劣化を抑制することができなくなるという問題点があった。 However, in the above-mentioned conventional cup container with a lid, the container body is sealed by fixing the lid to the opening end of the container body by means of adhesion or the like. Once opened, the container body cannot be resealed by the lid. For this reason, there is a problem that deterioration of the contents cannot be suppressed in a state where the contents remain after opening.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、開封後も容器本体を容易に閉塞することができ且つ内容物の保存性が高い蓋付きカップ容器を提供することにある。 The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a cup container with a lid that can easily close the container body even after opening and has high preservation of contents. It is in.
本発明の蓋付きカップ容器は、底壁と周壁とを備えたカップ形状を有する合成樹脂製の容器本体と、前記容器本体に着脱自在に保持されて該容器本体の開口を閉塞する合成樹脂製の中蓋と、を有し、前記容器本体が酸素バリア性を有し、前記中蓋が、酸素吸収性を有する材料が混合された合成樹脂材料により形成されて酸素吸収性を有することを特徴とする。 The cup container with a lid according to the present invention is made of a synthetic resin container body having a cup shape having a bottom wall and a peripheral wall, and a synthetic resin container that is detachably held by the container body and closes the opening of the container body. An inner lid, the container body has an oxygen barrier property, and the inner lid is formed of a synthetic resin material mixed with an oxygen-absorbing material and has an oxygen-absorbing property. And
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記中蓋がフランジ部を有し、該フランジ部が前記容器本体に形成された段差面に配置されるとともに前記容器本体に設けられた係止突起にアンダーカット係合することにより、前記中蓋が前記容器本体に着脱自在に保持されている構成とすることができる。 The cup container with a lid according to the present invention has the above configuration, wherein the inner lid has a flange portion, and the flange portion is disposed on a stepped surface formed on the container body and is provided on the container body. By engaging the protrusion with an undercut, the inner lid can be detachably held on the container body.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、酸素バリア性を有するシート状に形成され、前記容器本体の開口端に固着されて前記容器本体の開口を密封する外蓋をさらに備える構成とすることができる。 The cup container with a lid according to the present invention is configured to further include an outer lid that is formed in a sheet shape having an oxygen barrier property and is fixed to the opening end of the container body to seal the opening of the container body. be able to.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記中蓋と前記容器本体との間に、前記中蓋を前記容器本体に固着させて該容器本体の開口を密封する固着部が設けられている構成とすることができる。 In the cup container with a lid according to the present invention, in the above configuration, a fixing portion is provided between the inner lid and the container main body to fix the inner lid to the container main body and seal the opening of the container main body. It can be set as a structure.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記固着部が、前記中蓋を、接着または融着により前記容器本体に固着させるものである構成とすることができる。 The cup container with a lid of the present invention may be configured such that, in the above configuration, the fixing portion fixes the inner lid to the container main body by adhesion or fusion.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記固着部が、前記容器本体の開口端と前記中蓋のフランジ部とに跨る環状に形成されて、前記容器本体の開口端と前記フランジ部とに全周に亘って貼り付けられるシール材である構成とすることができる。 In the cup container with a lid according to the present invention, in the above configuration, the fixing portion is formed in an annular shape straddling the opening end of the container body and the flange portion of the inner lid, and the opening end of the container body and the flange portion In addition, the sealing material can be attached to the entire circumference.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記中蓋が、収容部を備えた有底円筒状に形成されている構成とすることができる。 The cup container with a lid according to the present invention may be configured such that, in the above configuration, the inner lid is formed in a bottomed cylindrical shape having an accommodating portion.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記中蓋が、上方に向けて突出する摘み部を備えている構成とすることができる。 The cup container with a lid of the present invention may be configured such that, in the above configuration, the inner lid includes a knob portion that protrudes upward.
本発明の蓋付きカップ容器は、上記構成において、前記容器本体に装着されて前記外蓋を覆うオーバーキャップをさらに有する構成とすることができる。 The cup container with a lid of the present invention can be configured to further include an overcap that is attached to the container body and covers the outer lid in the above configuration.
本発明によれば、開封後も容器本体を容易に閉塞することができ且つ内容物の保存性が高い蓋付きカップ容器を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a cup container with a lid that can easily close the container body even after opening and has high storage stability.
以下、図面を参照して本発明をより具体的に例示説明する。 Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
図1に示す本発明の一実施の形態である蓋付きカップ容器1は、例えばスナック菓子やカップスープなどの食品等の、酸化による劣化を生じ易い内容物を収容する用途に用いられるものである。蓋付きカップ容器1は、容器本体10、中蓋20及び外蓋30を有している。
A lidded cup container 1 according to an embodiment of the present invention shown in FIG. 1 is used for containing contents that are likely to be deteriorated due to oxidation, such as foods such as snacks and cup soup. The cup container 1 with a lid includes a
容器本体10は、例えばポリプロピレン(PP)を主材とした合成樹脂製となっており、図2、図3に示すように、円形の薄板状に形成された底壁11と、この底壁11の周縁に下端側において一体に連なる筒状の周壁12とを備えたカップ形状となっている。容器本体10は、例えばインジェクション成形により形成されたものとすることができるが、シート成形により形成されたものとすることもできる。
The
周壁12の図3における上側端部は開放されて容器本体10の開口13となっており、周壁12の内側は内容物の収容空間となっている。周壁12は、底壁11から容器本体10の開口13に向けて徐々に外径が拡大するように広がるテーパー状に形成されており、その上端には径方向外側に向けて延びるフランジ14が一体に設けられている。また、フランジ14の内周側は下方に向けて段差状に凹んでおり、当該凹んだ部分の上側に向く面は段差面15となっている。さらに、周壁12の下端側の一部は底壁11よりも下方に突出して略円筒状の脚部16を構成している。
The upper end of the
周壁12の外周面は、必要に応じて、シュリンクラベルを装着し、あるいは周壁12の外周面にインモールド成形(IML:Insert Molding Laminate)等の手法を用いてラベルを一体的に設けることで、加飾を施した構成とすることができる。
If necessary, the outer peripheral surface of the
周壁12の内周面の底壁11の上側に隣接した部位には、当該内周面から径方向内側に向けて突出する環状のスタック用突起17が一体に設けられている。スタック用突起17が設けられることにより、図4に示すように、複数の容器本体10をスタックした(積み重ねた)ときに、内側(上側)となる容器本体10の脚部16が、外側(下側)の容器本体10に設けられたスタック用突起17に当接して、内側の容器本体10の周壁12が外側の容器本体10の周壁12に強く嵌合することが防止される。これにより、多数の容器本体10を、周壁12の外周面に設けられた加飾等を傷つけることなくスタックさせることができる。
An
容器本体10は、主材であるポリプロピレンの層の間に、例えばEVOH層(エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂層)などの酸素に対するバリア性を有する層を備えることにより酸素バリア性を有した構成となっている。なお、容器本体10は、EVOH層に限らず、酸素バリア性を有する他の材質の層を設けることで酸素バリア性を有するように構成することもできる。
The
図1に示すように、中蓋20は容器本体10の内側に配置されて容器本体10の開口13を閉塞している。すなわち、蓋付きカップ容器1は、容器本体10の内側に中蓋20を備える複合容器となっている。
As shown in FIG. 1, the
図5、図6に示すように、中蓋20は、合成樹脂材料をシート成形することにより、円筒壁21と底壁22とを有する有底円筒状に形成され、その内側は収容部23となっている。収容部23には、容器本体10に収容される内容物とは別の内容物を収容することができる。例えば、容器本体10にスナック菓子を収容した場合には、中蓋20の収容部23に当該スナック菓子に塗布するクリームや粉砂糖等の塗布物を収容することができる。また、容器本体10に湯で戻される乾燥麺を収容した場合には、中蓋20の収容部23に、湯に混ぜる粉末スープや乾燥具材などを収容することができる。さらに、蓋付きカップ容器1に互いに混合して使用される異なる2種類の薬剤を収容する場合には、一方の薬剤を容器本体10に収容し、他方の薬剤を中蓋20の収容部23に収容することもできる。
As shown in FIG. 5 and FIG. 6, the
底壁22の中央部には、当該底壁22から上方に向けて突出する摘み部24が一体に設けられている。図示する場合では、摘み部24は、底壁22の中央部を上方に折り曲げて形成されている。摘み部24の底壁22からの突出高さは、円筒壁21の底壁22からの突出高さよりも低くなっており、すなわち、摘み部24は収容部23の内部に位置している。
A
円筒壁21の上端すなわち中蓋20の開口端には、当該開口端から径方向外側に向けて延びるフランジ部25が一体に設けられている。
At the upper end of the
中蓋20は、酸素吸収性を有する材料すなわち脱酸素剤が混合された合成樹脂材料によって形成されることで、酸素吸収性を有する構成となっている。中蓋20が酸素吸収性を有することで、容器本体10の開口13を中蓋20により閉塞した状態において、容器本体10の内部の酸素を中蓋20によって吸収することができる。
The
中蓋20に酸素吸収性を付与するために合成樹脂材料に混合される材料すなわち脱酸素剤としては、例えば、鉄系やチタン系などの無機系の脱酸素剤や、アスコルビン酸やコバルト系触媒を有したナイロンMXD6などを用いた有機系の脱酸素剤などの、既存の製品を用いることができる。
Examples of the material mixed with the synthetic resin material to provide the
中蓋20は、上記した脱酸素剤を混合した合成樹脂材料をシート成形して形成されたものとすることができる。これにより、中蓋20を、適度の肉厚を有する構成として、脱酸素剤が有する酸素吸収性を効果的に生じさせることができる。
The
図7に示すように、中蓋20は、フランジ部25が容器本体10の段差面15に配置されることにより、容器本体10の内側に当該容器本体10に対して位置決めされた状態で装着される。また、容器本体10の段差面15とフランジ14との間の円筒壁部分の内周面には係止突起18が一体に設けられており、フランジ部25は係止突起18にアンダーカット係合して段差面15に配置されるようになっている。これにより、中蓋20は、フランジ部25が、係止突起18と段差面15との間に係止されることで、容器本体10に対して所定位置に保持されるとともに、フランジ部25が係止突起18を乗り越え可能であることで容器本体10に対して着脱自在となっている。
As shown in FIG. 7, the
詳細は図示しないが、本実施の形態においては、係止突起18は、段差面15とフランジ14との間の円筒壁部分の内周面に、それぞれ当該内周面の軸心を中心とした60度の範囲の長さで周方向に等間隔に並べて設けられている。なお、係止突起18は、フランジ部25を着脱自在にアンダーカット係合させることができれば、例えば係止突起18を段差面15とフランジ14との間の円筒壁部分の内周面の全周に亘って設けるなど、その長さないし形状等は種々変更可能である。
Although not shown in detail, in the present embodiment, the locking
外蓋30は、開口13を覆うことが可能な形状を有するとともに酸素バリア性を有するシート状に形成されており、図1に示すように、容器本体10の開口端すなわちフランジ14の上面に、接着ないし融着等の手段によって固着されて容器本体10の開口13を密封している。すなわち、容器本体10の内部に内容物を充填し、中蓋20を装着した後、フランジ14に外蓋30を固着することで、容器本体10の開口13が密封される。
The
外蓋30としては、例えば紙や樹脂材を基材とし、これにアルミ層を設けた構成のものや、アルミシート等を用いることができる。
As the
図1に二点鎖線で示すように、外蓋30を保護するために、合成樹脂材料をシート成形してキャップ状に形成されたオーバーキャップ31を容器本体10のフランジ14に着脱自在に装着して、当該オーバーキャップ31により外蓋30を覆う構成とすることもできる。
As shown by a two-dot chain line in FIG. 1, in order to protect the
このような構成を有する蓋付きカップ容器1は、容器本体10及びこれを密封する外蓋30が酸素バリア性を有しており、また、容器本体10の内部に装着された中蓋20により当該容器本体10内の酸素を吸収することができるので、容器本体10の内部に内容物を収容し、外蓋30が容器本体10の開口端に固着されている密封状態において、容器本体10の内部に充填されている内容物の酸化を抑制することができる。これにより、流通時等において内容物が劣化することを抑制することができる。
In the cup container 1 with a lid having such a configuration, the container
一方、外蓋30を容器本体10から引き剥がして容器本体10を開封した後には、中蓋20を容器本体10から取り外すことにより、容器本体10に収容されている内容物を取り出すことができる。
On the other hand, after the
また、容器本体10から内容物を取り出した後には、再度、中蓋20を容器本体10に装着することで、容器本体10の開口13を閉塞することができる。このとき、中蓋20のフランジ部25が係止突起18にアンダーカット係合することで、中蓋20は容器本体10に保持されるので、中蓋20により容器本体10を閉じた状態で蓋付きカップ容器1を持ち運んでも、中蓋20が容器本体10から容易に離脱することはない。
Moreover, after taking out the contents from the container
このように、外蓋30を取り外して容器本体10を開封した後においても、中蓋20を再度、容器本体10に装着することで開口13を容易に閉塞することができるので、中蓋20により容器本体10に収容されている内容物が外部にこぼれ出すことを防止して、開封後の蓋付きカップ容器1の持ち運びを容易にすることができる。
Thus, even after the
また、蓋付きカップ容器1は、容器本体10が酸素バリア性を有するとともに中蓋20が酸素吸収性を有する構成となっているので、外蓋30を取り外した開封後においても、容器本体10の開口13を中蓋20によって閉塞することで、当該容器本体10の内部への酸素(空気)の侵入を抑制しつつ、当該容器本体10の内部の酸素を中蓋20により吸収して、容器本体10に収容されている内容物の酸化を効果的に抑制することができる。
Moreover, since the cup body 1 with a lid has a structure in which the
このように、外蓋30を取り外して容器本体10を開封した後においても、中蓋20を再度、容器本体10に装着することで、内容物の酸化を効果的に抑制することができる。
As described above, even after the
また、従来の蓋付きカップ容器では、容器本体の内部に、内容物とともに袋詰めされた脱酸素剤を収容して内容物の酸化を抑制することが行われているが、本実施の形態の蓋付きカップ容器1では、袋詰めされた脱酸素剤を容器本体10に収容することなく、中蓋20を設けることで内容物の酸化を効果的に抑制することができるので、脱酸素剤の誤飲等防止することができる。さらに、従来の蓋付きカップ容器では、酸素バリア性を有する構成とされた容器本体10や外蓋30を、さらにその内面に脱酸素剤を塗布し、あるいは脱酸素剤を練り込んだ構成とすることで、内容物の酸化を抑制することが行われているが、本実施の形態の蓋付きカップ容器1では、酸素バリア性を有する構成とされた容器本体10や外蓋30にさらなる加工を施すことなく、中蓋20を設けることで内容物の酸化を効果的に抑制することができるので、容器本体10や外蓋30の構成を簡素化することができる。
In addition, in the conventional cup container with a lid, the oxygen storage agent contained in the container body together with the contents is accommodated to suppress the oxidation of the contents. In the lid-equipped cup container 1, it is possible to effectively suppress oxidation of the contents by providing the
さらに、中蓋20に摘み部24を設けているので、外蓋30を取り外した後の中蓋20の容器本体10に対する着脱作業を容易にすることができる。
Furthermore, since the
さらに、中蓋20を、そのフランジ部25を係止突起18にアンダーカット係合させて容器本体10に着脱自在に保持させる構成としたので、中蓋20を容器本体10に対して着脱する作業をさらに容易にすることができるとともに、中蓋20を着脱可能に保持するための構成を簡素化して、蓋付きカップ容器1のコストを低減することができる。
Further, since the
図8は変形例の蓋付きカップ容器1における固着部の詳細を示す断面図であり、図9は変形例の蓋付きカップ容器1における他の固着部の詳細を示す断面図である。なお、図8、図9において、前述した部材に対応する部材には、同一の符号を付してある。 FIG. 8 is a cross-sectional view showing details of a fixing portion in a cup container 1 with a lid of a modified example, and FIG. 9 is a cross-sectional view showing details of another fixing portion in the cup container 1 with a lid of a modified example. In FIGS. 8 and 9, members corresponding to those described above are denoted by the same reference numerals.
蓋付きカップ容器1は、外蓋30が設けられない構成とすることもできる。図8、図9に示す変形例の蓋付きカップ容器1では、外蓋30を設けることなく、中蓋20と容器本体10との間に固着部40を設け、この固着部40によって中蓋20を容器本体10に固着させることで、外蓋30を用いることなく、容器本体10の開口13を密封するようにしている。
The lid-equipped cup container 1 may be configured such that the
図8に示す変形例の蓋付きカップ容器1では、固着部40は、中蓋20のフランジ部25を容器本体10の段差面15に融着した融着部分として構成されている。この固着部40は、中蓋20のフランジ部25と容器本体10の段差面15との間に全周に亘って設けられている。これにより、中蓋20のフランジ部25が全周に亘って容器本体10の段差面15に固着され、中蓋20と容器本体10との隙間が封じられて容器本体10の開口13が中蓋20によって密封される。
In the lid-equipped cup container 1 shown in FIG. 8, the fixing
この場合、固着部40は、中蓋20のフランジ部25を容器本体10の段差面15に融着した融着部分として構成するに限らず、中蓋20のフランジ部25を容器本体10の段差面15に接着剤等を用いて接着した接着部分として構成することもできる。また、固着部40は、中蓋20のフランジ部25を容器本体10の段差面15に融着した融着部分として構成するに限らず、中蓋20のフランジ部25の径方向外側を向く先端面部分を容器本体10の段差面15とフランジ14との間の円筒状壁部の内周面に融着した融着部分として構成とすることもできる。
In this case, the fixing
一方、図9に示す変形例の蓋付きカップ容器1では、固着部40は、容器本体10の開口端であるフランジ14の上面と中蓋20のフランジ部25の天面とに跨る環状に形成されたシール材として構成されている。この場合、フランジ部25は、円筒壁21の上端に連なる基部と径方向外側の先端との間で下方に向けてクランク状に曲がる形状を有し、フランジ部25の天面は、円筒壁21の上端に連なる基部の側に設けられている。なお、フランジ部25の天面の高さは、フランジ14の上面の高さと略同一である。そして、環状のシール材として構成された固着部40は、容器本体10のフランジ14の上面と中蓋20のフランジ部25の上面とに全周に亘って貼り付けられている。これにより、中蓋20のフランジ部25が全周に亘って固着部40を介して容器本体10に固着され、中蓋20と容器本体10との隙間が固着部40により封じられて容器本体10の開口13が中蓋20によって密封される。
On the other hand, in the cup container 1 with the lid of the modification shown in FIG. 9, the fixing
図8、図9に示した変形例の蓋付きカップ容器1においては、外蓋30が設けられないので、中蓋20を容器本体10に対して持ち上げることにより、固着部40を破断ないし剥離させる等して、容器本体10の開口13を容易に開封することができる。また、開封後は、中蓋20は容器本体10に対して着脱可能となる。よって、上記変形例の蓋付きカップ容器1においても、図1に示す蓋付きカップ容器1と同様の上記効果を得ることができる。
In the cup container 1 with lid of the modification shown in FIGS. 8 and 9, the
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention.
例えば、前記実施の形態においては、容器本体10はポリプロピレン製とされているが、これに限らず、例えばポリエチレンテレフタレートやポリエチレン、ポリエステル等の他の合成樹脂材料を主材として構成することもできる。
For example, in the above-described embodiment, the
また、前記実施の形態においては、蓋付きカップ容器1を、スナック菓子を収容する用途に用いられるものとしているが、これに限らず、酸化による劣化を生じ易い他の内容物を収容する用途に用いることもできる。 Moreover, in the said embodiment, although the cup container 1 with a lid shall be used for the use which accommodates snack confectionery, it is used for the use which accommodates not only this but the other content which tends to produce deterioration by oxidation. You can also.
1 蓋付きカップ容器
10 容器本体
11 底壁
12 周壁
13 開口
14 フランジ
15 段差面
16 脚部
17 スタック用突起
18 係止突起
20 中蓋
21 円筒壁
22 底壁
23 収容部
24 摘み部
25 フランジ部
30 外蓋
31 オーバーキャップ
40 固着部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (9)
前記容器本体に着脱自在に保持されて該容器本体の開口を閉塞する合成樹脂製の中蓋と、を有し、
前記容器本体が酸素バリア性を有し、
前記中蓋が、酸素吸収性を有する材料が混合された合成樹脂材料により形成されて酸素吸収性を有することを特徴とする蓋付きカップ容器。 A synthetic resin container body having a cup shape with a bottom wall and a peripheral wall;
A synthetic resin inner lid that is detachably held in the container body and closes the opening of the container body,
The container body has an oxygen barrier property;
A cup container with a lid, wherein the inner lid is formed of a synthetic resin material mixed with an oxygen-absorbing material and has an oxygen-absorbing property.
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