JP2018171710A - 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブスプールでユーザーの利便性を高める画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1のジョブスプール部100は、端末2からジョブ400を取得してスプールする。超過通知部120は、ジョブ400の管理データ410内のスプール期限時間402に対応して、ユーザーにスプール期限時間402の超過について、通知データ420を基に通知する。スプール調整部130は、通知に対する返信の返信データ430を解析し、スプール期限を調整する。この調整は、延長であってもよい。ジョブ削除部140は、調整されたジョブ400のスプール期限時間402を超過してから、スプールされたジョブ400を削除する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法に係り、特にジョブスプール(job spool)機能に対応した画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
また、従来の画像形成装置においては、印刷データ等のジョブを、事前に画像形成装置又はサーバーに送信して出力可能な状態で格納(以下、「スプール(spool)」という。)しておき、ユーザーが画像形成装置へログインしてから出力する機能を備えるものが存在する。この機能は、当業者には、蓄積ジョブ、蓄積印刷、プルプリント(pull-print)、又はジョブスプール(job spool)と呼ばれている(以下、単に「ジョブスプール」という。)。
ジョブスプールにより、印刷時間の短縮と、コスト削減による無駄な印刷防止、セキュリティ向上による印刷物の管理を行うことができる。
ここで、典型的なジョブスプール機能においては、ユーザーが画像形成装置又はサーバーにログインされるまでは、ジョブは保持される。
しかしながら、画像形成装置又はサーバーにジョブが格納されてから設定された期限(以下、「スプール期限」という。)の間にユーザーがログインしない場合は、スプールされていたジョブが消去される。これは、セキュリティと無駄な印刷抑制のためである。
ここで、従来のジョブスプールのような機能を備える画像形成装置として、特許文献1を参照すると、RAMに記憶されている印刷ジョブである蓄積ジョブについて、当該蓄積ジョブに対する印刷の指示が受け付けられたことを条件として、当該蓄積ジョブに基づく印刷を行うMFPが記載されている。このMFPは、蓄積ジョブを保存する保存時間を設定する。そして、蓄積ジョブが保存時間を超えてRAMに記憶されている場合に、MFPは、当該蓄積ジョブをRAMから削除する。MFPは、「特定の操作」を受け付けた場合に、保存時間の延長と、蓄積ジョブの削除の保留と、の少なくとも一方を行う。
このように構成することで、蓄積ジョブの機密性の確保と、ユーザーの使い勝手の向上とを両立させることができる。
特開2016−137583号公報
ここで、特許文献1に記載された技術では、「特定の操作」として、ユーザーのログイン、及び非省電力モード時においてジョブのスプール期限の延長が可能であった。
しかしながら、出張、外出、会議等で不在になることが多いユーザーの場合、そもそも、オフィス等に設置された画像形成装置にログインする時間が不規則になることが多かった。
このため、ユーザーが不在の間に、スプールされたジョブが、スプール期限を越えて削除されてしまい、再度、ジョブの出力から実行しなければならないという状況が発生していた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成システムを提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、ジョブを取得してスプールするジョブスプール部と、前記ジョブスプール部に取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知する超過通知部と、前記超過通知部による前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整するスプール調整部と、前記スプール調整部により調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除するジョブ削除部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記ジョブスプール部によりスプールされた前記ジョブに対応付けられた前記ユーザーの勤怠管理情報を取得する勤怠管理情報取得部を更に備え、前記超過通知部は、前記ジョブの前記スプール期限時間を超過する際に、前記勤怠管理情報において前記ユーザーが不在であった場合、登録されている前記ユーザーの不在通知先へ通知し、前記スプール調整部は、前記ユーザーが不在であった場合、不在時間に特定時間を加えた時間を、前記ジョブの前記スプール期限時間に加えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記超過通知部は、電子メール、メッセンジャー、及び/又は電話音声応答により前記ユーザーへの通知を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記超過通知部は、取得された前記勤怠管理情報により、前記ユーザーへ通知するタイミングを調整し、前記スプール調整部は、取得された前記勤怠管理情報により、スプールされた前記ジョブの前記スプール期限時間を調整することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記勤怠管理情報取得部は、前記ジョブに含められた勤怠取得情報により前記ユーザーの前記勤怠管理情報を取得することを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、端末と画像形成装置とを含む画像形成システムであって、前記端末は、ジョブを前記画像形成装置へ送信するジョブ送信部を備え、前記画像形成装置は、前記端末の前記ジョブ送信部から送信された前記ジョブを取得してスプールするジョブスプール部と、前記ジョブスプール部に取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知する超過通知部と、前記超過通知部による前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整するスプール調整部と、前記スプール調整部により調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除するジョブ削除部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、前記端末は、前記ジョブに前記勤怠管理情報を取得するための勤怠取得情報を含ませ、前記勤怠管理情報取得部は、前記ジョブに含められた前記勤怠取得情報により前記ユーザーの前記勤怠管理情報を取得することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像形成装置により実行される画像形成方法であって、ジョブを取得してスプールし、取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知し、前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整し、調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーにスプール期限時間の超過について通知し、ユーザーへの通知に対する返信を解析してスプール期限を調整することで、出張や外出が多いユーザーでも、スプール期限時間を超えてジョブが削除されることを防ぐことが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムのシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るジョブスプール処理のフローチャートである。 図4に示すジョブスプール処理の概念図である。
<実施の形態>
〔画像形成システムXのシステム構成〕
まず、図1〜図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXのシステム構成について説明する。
本実施形態の画像形成システムXは、画像形成装置1、端末2、及びサーバー3を含む。各装置は、ネットワーク5で接続されている。
画像形成装置1は、MFP、ネットワークスキャナー、ドキュメントスキャナー、ネットワークFAX、スキャナー機能付きのプリンター等のドキュメント読取装置である。画像形成装置1は、各種アプリケーションソフトウェア(Application Software、以下、単に「アプリ」という。)をインストール(install)して実行することが可能であってもよい。画像形成装置1は、Linux(登録商標)やWindows(登録商標)等の汎用OS(Operating System)、組み込み用(Embedded)OS、リアルタイムOS等が動作し、このOS上の制御プログラムにより各部の制御を実行している。
また、画像形成装置1は、ジョブスプール機能を備えている。本実施形態のジョブスプール機能では、事前に、一旦、端末2から送信されたジョブを記憶部19に出力待ちとして格納(スプール)し、ユーザーが画像形成装置1へログインするタイミングでジョブ400を出力開始する。
端末2は、PC、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Data Assistant)、業務用端末、画像形成装置1用の専用端末等の情報処理装置である。
端末2は、各種汎用のOS等が動作している。また、端末2は、画像形成装置1用のデバイスドライバー(device driver)等の制御プログラムをインストール(install)することが可能である。これにより、OS及び各種アプリから、画像形成装置1による印刷、スキャン、FAX送受信、ネットワークFAX等の各種機能を使用することが可能となる。
また、端末2は、このデバイスドライバーの設定により、ジョブスプール機能を利用することも可能である。たとえば、端末2は、印刷やネットワークFAX送信等のジョブ400(図3)を画像形成装置1へスプールさせて、画像形成装置1でログインしてから出力させることが可能である。
サーバー3は、勤怠管理を実行する勤怠管理用のサーバーである。具体的には、サーバー3は、勤怠管理として、オフィスや学校等で使用されている勤怠状況を管理する勤怠管理サービスを実行している。この勤怠管理サービスは、例えば、マイクロソフト社製アウトルック(登録商標)のようなプログラムと同様の予定表や、いわゆるクラウド上の予定表のサービス、学校等で使用されている出欠簿管理サービス、勤怠管理用のグループウェア等のサービスであってもよい。
ネットワーク5は、本実施形態においては、イントラネット(Intranet)等のLAN(Local Area Network)、インターネット(登録商標)や携帯電話網等のWAN(Wide Area Network)等である。ネットワーク5がWANの場合、ルーター(Router)やゲートウェイ(Gateway)等を介して、他のサーバーに接続可能であってもよい。また、ネットワーク5は、VPN(Virtual Private Network)を構成していてもよい。
なお、画像形成システムXにおいて、画像形成装置1、端末2、及びサーバー3は、それぞれ複数備えられていてもよい。また、サーバー3を備えない構成も可能である。
次に、図2によると、画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、給紙部14、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、FAX送受信部18、及び記憶部19等を含む。各部は、制御部10に接続され、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理部である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各部として動作させられる。また、制御部10は、端末2や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
また、制御部10は、図示しないリアルタイムクロック(real-time clock)等のバッテリーバックアップ機能を備えた時計ICやネットワーク5上のタイムサーバー(図示せず)等から時刻情報を取得して、現在時刻を把握することが可能である。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の情報処理部である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う。画像処理部11は、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整、画像改善等の各種画像処理を行う。
また、画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19にジョブ400(図3)として格納することも可能である。この際、画像処理部11は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る。また、原稿読取部12は、画像形成装置1の本体部の上部に配設される。
原稿読取部12は、スキャナーと、プラテンガラスと、原稿読取スリットとを備えている。原稿読取部12は、プラテンガラスに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナーをプラテンガラスに対向する位置に移動させ、プラテンガラスに載置された原稿を走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを記憶部19にジョブ400(図3)として格納する。
また、原稿読取部12は、原稿給送部13から給送された原稿を読み取る場合には、スキャナーを、原稿読取スリットと対向する位置に移動させる。そして、原稿読取部12は、原稿読取スリットを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って、画像データを取得する。原稿読取部12は、取得した画像データを、制御部10に出力する。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する。原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。
原稿給送部13は、原稿載置部と、原稿搬送機構とを備えている。原稿給送部13は、原稿載置部に載置された原稿を、原稿搬送機構によって1枚ずつ順に繰り出して、原稿読取部12に給送する。
給紙部14は、記録紙を1枚ずつ画像形成部17に向けて繰り出す。給紙部14は、本体部に備えられている。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続部である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されており、ユーザーによる画像形成装置1への各種操作のユーザーインターフェイスとなる。
操作パネル部16の構成の詳細については、後述する。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる。
画像形成部17は、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。画像形成部17は、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで記録紙にトナー像を記録する。
FAX送受信部18は、ファクシミリの送受信を行う。FAX送受信部18は、音声回線により、他のFAX装置(図示せず)からファクシミリ受信して、記憶部19に保存し、画像形成部17で画像形成させることが可能である。また、FAX送受信部18は、原稿読取部12で読み取られた原稿や外部の端末から送信されたネットワークFAXのデータを画像データに変換して、他のFAX装置へ音声回線でファクシミリ送信することが可能である。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の一時的でない記録媒体である。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定440(図3)も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域が含まれていてもよい。
また、操作パネル部16は、入力部26と、表示部27と、認証部28とを備えている。
入力部26は、ユーザーによる各種指示を取得するためのボタン(キー)、各種センサー、ポインティングデバイス等である。
また、入力部26のボタンは、テンキー、スタート、キャンセル、動作モードの切り換え、ジョブ400の出力に係る指示を行うボタン等である。この動作モードは、複写、FAX送信、スキャナー、ネットワークスキャナー等の種類のモードを備えていてもよい。また、ジョブ400の出力は、印刷、送信、保存、及び記録等を含んでいる。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
また、入力部26のポインティングデバイスは、タッチパネル、デジタイザー、タッチパッド等を含む。
表示部27は、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ、FED(Field Emission Display)、蛍光表示管等の平面ディスプレイパネル、プロジェクター、ステータス表示用LED等である。表示部27は、GUIに関連する各種操作画面を表示することが可能である。
なお、入力部26と表示部27とは、タッチパネル付きのディスプレイやデジタイザー等のように一体的に形成されていてもよい。
認証部28は、ユーザー認証を行うためのデバイス等である。
認証部28は、端末2又は上述の入力部26のタッチパネルやテンキー等からユーザーのID(Identification)とパスワードとを入力し、認証を行ってもよい。
また、認証部28は、ユーザーのIDカードを読み取って認証を行ってもよい。このIDカードは、磁気カードであっても、ICカードであってもよい。また、このICカードとしては、カード端子を備える接触式のカードであっても、RFID(Radio Frequency ID)カード等の非接触式のカードであってもよい。
また、認証部28は、指紋認証、静脈パターン認証、音声認証、顔認証、虹彩認証等の生体情報を用いた生体認証を行う生体認証部を備えていてもよい。
また、認証部28は、記憶部19に格納されたアカウント設定440(図3)を用いて、入力されたユーザーID、IDカードの情報、生体情報等からユーザー認証をしてもよい。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔画像形成システムXの機能構成〕
ここで、図3を参照し、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXの機能構成について説明する。
画像形成装置1の制御部10は、ジョブスプール部100、勤怠管理情報取得部110、超過通知部120、スプール調整部130、ジョブ削除部140、及びジョブ出力部150を備えている。
画像形成装置1の記憶部19は、ジョブ400、管理データ410、通知データ420、返信データ430、及びアカウント設定440を格納する。
端末2は、ジョブ作成部200、ジョブ送信部210、及びジョブ400を含んでいる。
サーバー3は、勤怠管理部300、及び勤怠管理DB500を含んでいる。
ジョブスプール部100は、端末2のジョブ送信部210から送信されたジョブ400を取得して、記憶部19に格納してログイン後に出力可能な状態にすることで、スプールする。
勤怠管理情報取得部110は、ジョブスプール部100によりスプールされたジョブ400に対応付けられたユーザーの勤怠管理情報403を取得する。
この際、勤怠管理情報取得部110は、ジョブ400に含められた勤怠取得情報401によりユーザーの勤怠管理情報403を取得してもよい。
超過通知部120は、スプール期限時間402に対応して、ユーザーにスプール期限時間402の超過について通知する。
この際、超過通知部120は、ジョブスプール部100に取得されたジョブ400のスプール期限時間402に対応して、ユーザーにスプール期限時間402の超過について通知してもよい。
また、超過通知部120は、スプール調整部130により調整されたスプール期限時間402が経過する際に、通知を行ってもよい。
また、超過通知部120は、スプール期限時間402を超過する際に、勤怠管理情報403においてユーザーが不在であった場合、登録されているユーザーの不在通知先へ通知してもよい。この際、超過通知部120は、電子メール、メッセンジャー、及び電話音声応答等によりユーザーへの通知を行ってもよい。このため、超過通知部120は、電子メールの送受信を行うSMTPサーバー及びPOPサーバー及びクライアント、メッセンジャーのサーバー及びクライアント、電話音声応答を行うプッシュボタン周波数認識又は音声認識プログラムを実行することも可能であってもよい。
また、超過通知部120は、取得された勤怠管理情報403により、ユーザーへ通知するタイミングを調整してもよい。
スプール調整部130は、勤怠管理情報取得部110により取得された勤怠管理情報403により、スプールされたジョブ400のスプール期限時間402を調整する。
また、スプール調整部130は、取得された勤怠管理情報403においてユーザーが不在であった場合、不在時間に特定時間を加えた時間を、スプール期限時間402に加えてもよい。この特定時間としては、出張、外出、会議等が多いユーザーが不在となる典型的な時間、例えば、数時間〜一週間等の時間を設定してもよい。
また、スプール調整部130は、超過通知部120によるユーザーへの通知に対する返信を解析し、勤怠管理情報403に対応してスプール期限を調整してもよい。
ジョブ削除部140は、スプール調整部130により調整されたジョブ400のスプール期限時間402を超過してから、スプールされたジョブ400を削除する。
ジョブ出力部150は、ジョブスプール機能でスプールされたジョブ400を、ユーザーの操作パネル部16の認証部28によるユーザー認証後に出力する。この出力は、画像形成部17からの印刷、FAX送受信部18からのファクシミリ送信、電子メールやFTP等での送信、PDF(Portable Document Format)等の電子文書のファイルに変換しての文書ボックスへの保存等であってもよい。
ジョブ作成部200は、画像形成装置1でスプールされるジョブ400を作成する。
また、ジョブ作成部200は、ジョブ400に、勤怠管理情報403を取得するための勤怠取得情報401を含ませてもよい。
ジョブ送信部210は、ジョブ作成部200により作成されたジョブ400を画像形成装置1へ送信する。
勤怠管理部300は、ユーザーの勤怠状況を管理する勤怠管理サービスを実行する。
また、勤怠管理部300は、勤怠管理情報取得部110から送信された勤怠取得情報401に対応するユーザーの勤怠管理情報403を画像形成装置1へ送信可能である。
ジョブ400は、端末2のデバイスドライバーで出力された画像形成装置1で出力するための文書のデータ等である。ジョブ400は、例えば、PDL(Page Description Language)やPS(Post Script、登録商標)等のファイル、XML(Extensible Markup Language)やHTML(HyperText Markup Language)の構造化文書ファイル、端末2用又は画像形成装置1用のワードプロセッサーや表計算ソフトウェアやプレゼンテーションソフトウェア等の各種アプリのファイル、ビットマップ画像を含む画像データ、jpgやTIFFやPNGやjBIG等の圧縮された画像データ、ePUB等の電子書籍データ、プレーンテキストファイル(Plain Text)ファイル等であってもよい。
また、ジョブ400は、端末2において、勤怠取得情報401を含められていてもよい。
管理データ410は、ジョブ400のスプールの管理を行うためのデータである。
管理データ410は、下記で説明する勤怠取得情報401、スプール期限時間402、及び勤怠管理情報403を含んでいる。
なお、管理データ410は、ジョブ400のジョブID、ジョブ400が取得されスプールされた時刻であるスプール時刻、ジョブ400の出力の有無や出力方式や出力時間、ジョブ400のユーザーの連絡先、ジョブ400をスプールした格納先の文書ボックスの場所等の情報を含んでいてもよい。
勤怠取得情報401は、勤怠管理情報403を取得するための情報である。具体的に、勤怠取得情報401は、サーバー3の勤怠管理サービスへログインするためのアカウント名やパスワード等(以下、「ログイン情報」という。)であってもよい。
また、勤怠取得情報401は、ユーザーのID、ユーザーの連絡先等の情報が含まれていてもよい。
スプール期限時間402は、ジョブスプール部100によりスプールされたジョブ400が、ジョブ削除部140により削除可能となるまでのスプール期限を示す時間である。このスプール期限時間402は、例えば、数時間〜数ヶ月程度の時間を、画像形成装置1の記憶部19のHDD等の容量、ユーザー数、ユーザー一人あたりのジョブ400の容量やスプールの頻度により設定されてもよい。また、スプール期限時間402は、例えば、数時間〜数ヶ月程度の時間が設定されてもよい。また、スプール期限時間402は、ユーザーの権限、地位、職種、グループ等により異なった値が設定されていてもよい。また、スプール期限時間402は、出張、外出、会議等で不在になることが多いユーザーについて、スプール調整部130により調整されてもよい。
勤怠管理情報403は、勤怠管理サービスの予定表等の情報である。勤怠管理情報403は、例えば、HTMLデータ、予定を示す表のテキストファイル、バイナリー(binary)データ等であってもよい。また、勤怠管理情報403は、特定のユーザーが在席しているか、出張、外出、会議等で不在であるか、不在の場合は在席するまでの時間等を解析可能な情報が含まれていてもよい。
通知データ420は、ユーザーにスプール期限が超過することを通知する電子メール、メッセンジャーの文字データ、合成音声データ等である。
通知データ420は、ジョブ400のスプール期限の延長を行うか否か、延長する場合にはその期間等について、ユーザーが返信するような欄や空白のタイミング等の返信用箇所が含まれていてもよい。
また、通知データ420は、特定の様式のテンプレートデータ(template data)から作成されてもよい。
返信データ430は、通知データ420に対する返信のデータである。
返信データ430は、例えば、ユーザーが返信用箇所に記載して返信した電子メールやメッセンジャーの文字データ、プッシュ音やユーザーの応答の音声が含まれる音声データ等であってもよい。
アカウント設定440は、ユーザー毎に、ユーザー認証のための情報を含むデータベース等である。アカウント設定440は、例えば、ユーザーのID、及びパスワード、暗号鍵、若しくは生体情報等を含んでいてもよい。また、アカウント設定440は、ユーザーの連絡先として、電子メールアドレス、メッセンジャーのID、電話番号等を含んでいてもよい。このユーザーの連絡先は、ユーザーが不在の際に、不在通知先として用いることが可能である。
勤怠管理DB500は、サーバー3の勤怠管理サービスにおいて、勤怠管理情報403を格納しているデータベースである。勤怠管理DB500は、例えば、ユーザーのアカウント毎に、予定表等の勤怠管理情報403を格納していてもよい。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に格納された制御プログラムを実行することで、ジョブスプール部100、勤怠管理情報取得部110、超過通知部120、スプール調整部130、ジョブ削除部140、及びジョブ出力部150として機能させられる。
また、端末2は、図示しない制御部により、図示しない記憶部に格納された制御プログラムを実行することで、ジョブ作成部200及びジョブ送信部210として機能させられる。また、この記憶部には、ジョブ400、及び勤怠取得情報401を格納していてもよい。
また、サーバー3は、図示しない制御部により、図示しない記憶部に記憶された制御プログラムを実行することで、勤怠管理部300として機能させられる。また、この記憶部には、勤怠管理DB500を格納していてもよい。
また、上述の画像形成装置1、端末2、及びサーバー3の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
なお、上述の機能構成の一部又は任意の組み合わせをICやプログラマブルロジック等でハードウェア的に構成してもよい。
〔画像形成システムXによる処理〕
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXの画像形成装置1によるジョブスプール処理の説明を行う。
本実施形態のジョブスプール処理では、ジョブ400を端末2から取得してスプールする。このスプールされたジョブ400については、ユーザーの勤怠管理情報403を取得して、スプール期限時間402を調整してもよい。また、スプール期限時間402の超過について、ユーザーに通知し、通知に対する返信を解析して、スプール期限時間402を調整してもよい。そして、調整されたスプール期限時間402以内にジョブ400をユーザー認証後に出力するか、超過後に削除する。
本実施形態のジョブスプール処理は、主に画像形成装置1の制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照して、本実施形態のジョブスプール処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS201)
まず、端末2のジョブ作成部200及びジョブ送信部210が、ジョブ作成送信処理を行う。
ジョブ作成部200は、アプリからジョブ400の画像形成装置1への出力が指示された際に、デバイスドライバー等を実行して、ジョブ400を作成する。この際に、ジョブ作成部200は、デバイスドライバー等の設定から、画像形成装置1にてジョブスプール機能を実行するように指示することが可能である。
また、ジョブ作成部200は、ジョブ400に含まれるアトリビュートエリア(attribute area)等の設定情報に、ジョブ400を出力可能なユーザー、出力方式、部数、片面又は両面印刷、カラー又はモノクロ等の設定を含ませてもよい。
また、ジョブ作成部200は、ジョブ400に、勤怠管理情報403を取得するための勤怠取得情報401を含ませてもよい。この際に、ジョブ作成部200は、既に記憶部に格納されているサーバー3の勤怠管理サービスのアカウントの情報を取得したり、ユーザーにアカウント名やパスワードを入力させたりして、ジョブ400の設定情報に、勤怠取得情報401を含ませてもよい。
なお、このジョブ400に含まれる勤怠取得情報401は、暗号化されていてもよい。
(ステップS101)
ここで、画像形成装置1のジョブスプール部100が、ジョブスプール処理を行う。
ジョブスプール部100は、端末2のジョブ送信部210から送信されたジョブ400を取得して、記憶部19に格納して、ログイン後に出力可能な状態にすることで、スプールする。
ジョブスプール部100は、この際に、格納したジョブ400にジョブIDを付加し、管理データ410を設定して対応付け、スプール時刻を記録してもよい。ジョブスプール部100は、ジョブIDとして、例えば、取得したジョブ400のファイル名と、ユニーク番号等とを基に設定されてもよい。また、ジョブスプール部100は、この管理データ410内のスプール期限時間402を、ジョブ400を取得した際の現在時刻を基に設定する。また、ジョブスプール部100は、ジョブ400に含まれている勤怠取得情報401を、管理データ410内に移動させてもよい。
(ステップS102)
次に、勤怠管理情報取得部110が、勤怠管理情報取得処理を行う。
勤怠管理情報取得部110は、ジョブ400に対応付けて管理データ410の勤怠取得情報401を参照し、サーバー3へのログイン情報を用いて、サーバー3へログインする。そして、勤怠管理情報取得部110は、ユーザーの勤怠管理情報403を送信するよう指示する。
(ステップS301)
ここで、サーバー3の勤怠管理部300が、勤怠管理情報送信処理を行う。
勤怠管理部300は、ログイン情報のユーザーの勤怠管理情報403を画像形成装置1へ送信する。
これを受信した画像形成装置1の勤怠管理情報取得部110は、勤怠管理情報403を取得して、記憶部19に格納する。この際、勤怠管理情報取得部110は、対応するジョブ400の管理データ410に、この勤怠管理情報403を含ませる。
(ステップS103)
次に、画像形成装置1のスプール調整部130が、スプール通知調整処理を行う。
スプール調整部130は管理データ410を参照し、取得された勤怠管理情報403によりスプール期限時間402を調整する。
具体的には、スプール調整部130は、勤怠管理状況を確認して、スプール期限時間402を延長する。
スプール調整部130は、例えば、当該ユーザーの勤怠管理情報403を解析したところ、ユーザーが出張、外出、会議等で不在である場合は、現在時刻から当該出張、外出、会議等の終了時刻までの時間に、数時間を更に特定時間として加算して、管理データ410内のスプール期限時間402を延長してもよい。すなわち、スプール調整部130は、ユーザーが不在であった場合、不在時間に特定時間を加えた時間を、スプール期限時間402に加えてもよい。この際、スプール調整部130は、スプール期限時間402が延長されたことを、電子メールやメッセンジャーのメッセージ等により、ユーザーに通知してもよい。
(ステップS104)
次に、超過通知部120が、超過通知処理を行う。
超過通知部120は、ジョブ400のスプール期限時間402を超過しそうになった場合、超過の所定時間前等に、電子メールやメッセンジャーや電話等で、通知データ420を用いて、ユーザーに通知してもよい。この所定時間は、ユーザーが十分返信に余裕を持てる時間として、例えば、数分〜数日前等の時間を設定可能である。
図5(a)に、この通知データ420が電子メールであった場合の例を示している。この例では、ユーザー名、スプール時刻、スプールされたジョブIDを基にしたジョブ名、スプール期限時間402を基にしたスプール期限の時刻、返信欄等を含んでいる。
この際、超過通知部120は、勤怠管理情報403が、特に予定なし等でユーザーが在席の状態になっている等の場合には、スプール期限時間402を超過しそうであることを通知してもよい。
また、超過通知部120は、ユーザーが在席状態にない場合には、ユーザーへ通知するタイミングを調整し、不在時間に特定時間を加えた時間の経過の際に通知してもよい。
なお、超過通知部120は、管理データ410内に勤怠管理用のサーバー3へのログイン情報がない場合や、サーバー3にログインできなかったり、ネットワーク5経由で接続できなかったりした場合は、ユーザーが在席の状態と同様のタイミングで通知してもよい。
ここで、通知を受け取ったユーザーは、端末2や他の携帯端末や電話等から返信を行う。すなわち、ユーザーは、オフィス等に不在であってジョブ400の実行ができない場合には、受け取った通知に対する返信を行うことで延長の意志を示す。
この返信は、電子メールやメッセンジャーの場合には、通知の電子メールについて返信欄にチェック等をして送信アドレスと同じアドレスに返信してもよい。また、電話の場合には、音声案内に対応して、電話のプッシュボタンをプッシュしたり、ユーザーが自らの音声で応答したりしてもよい。
超過通知部120は、この通知への返信を受け取った返信データ430を記憶部19に格納する。
図5(b)に、返信データ430が電子メールであった場合の例を示す。この例では、返信欄の「1日延長」にチェックがされている。
(ステップS105)
次に、スプール調整部130が、返信解析処理を行う。
スプール調整部130は、返信があった場合、返信データ430を解析して、ユーザーの指示により勤怠管理情報403に対応してスプール期限を調整する。
スプール調整部130は、この解析として、返信データ430が電子メールやメッセンジャーの場合には、返信欄のチェック等の有無を調べる。また、スプール調整部130は、電話応答の場合には、プッシュボタンの周波数認識、又は音声認等による解析を行う。これにより、スプール調整部130は、スプール祈願の延長の有無、延長する場合には延長の期間を示す情報を取得する。
(ステップS106)
次に、スプール調整部130が、スプール延長調整処理を行う。
スプール調整部130は、管理データ410の勤怠管理情報403のスプール期限時間402を、返信データ430の解析の結果に対応して延長する。
この際に、スプール調整部130は、勤怠管理情報403を参照して、ユーザーが不在でなかった場合やユーザーに延長の権限がなかった等の場合には、スプール期限時間402を延長しなくてもよい。
また、スプール調整部130は、スプール期限時間402を延長された場合、又は、されなかった場合に、その旨をユーザーに通知してもよい。
(ステップS107)
次に、ジョブ出力部150が、ジョブ出力処理を行う。
ジョブ出力部150は、ユーザーの出力の指示に対応して、スプールされたジョブ400を出力させる。
操作パネル部16のユーザー認証部28により、ユーザーがユーザー認証を行った場合、ジョブ出力部150は、ジョブ出力部150は、操作パネル部16の入力部26と表示部27とにより、スプールされたジョブ400と出力の方式とを選択させる。ジョブ出力部150は、ユーザーが選択した場合、その選択に対応してジョブ400を出力させてもよい。この出力の方式は、上述したように、ユーザーが印刷、ファクシミリ送信、電子メールやFTP等での送信、電子文書のファイルに変換しての文書ボックスへの保存等であってもよい。
(ステップS108)
次に、ジョブ削除部140が、ジョブ削除処理を行う。
ジョブ削除部140は、各ジョブ400の管理データ410のスプール期限時間402を参照し、スプール期限時間402を超過していたジョブ400があれば削除する。また、ジョブ削除部140は、出力されたジョブ400について、削除してもよい。
以上により、本発明の実施の形態に係るジョブスプール処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来、オフィス環境において、画像形成装置の効率的な利用が求められていた。そのため、MPS(Managed Printing System)により、画像形成装置の最適な配置が行われている。具体的に、MPSでは、ジョブスプール機能により、ユーザーがログインした画像形成装置からジョブを出力することで、画像形成装置の利用を効率化していた。
しかしながら、特許文献1のような従来のジョブスプールでは、出張、外出が多いユーザーにとって、オフィス不在の間にスプールしていたジョブがなくなってしまい、再度、ジョブを作成しなければならない状況が発生していた
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、画像形成装置1と、端末2とを含む画像形成システムであり、以下の特徴がある。端末2は、ジョブ400を画像形成装置1へ送信するジョブ送信部210を備える。画像形成装置1は、端末2のジョブ送信部210から送信されたジョブ400を取得してスプールするジョブスプール部100と、ジョブスプール部100に取得されたジョブ400のスプール期限時間402に対応して、ユーザーにスプール期限時間402の超過について通知する超過通知部120と、超過通知部120によるユーザーへの通知に対する返信の返信データ430を解析し、スプール期限を調整するスプール調整部130と、スプール調整部130により調整されたジョブ400のスプール期限時間402を超過してから、スプールされたジョブ400を削除するジョブ削除部140とを備える。
このように構成することで、出張、外出、会議等で不在になることが多いユーザーでも、スプール期限時間402を超えてジョブ400が削除されることを防ぐことが可能となる。このため、ユーザーのジョブスプール機能のユーザーの使い勝手をよくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、端末2は、ジョブ400に勤怠管理情報403を取得するための勤怠取得情報401を含ませる。また、画像形成装置1の勤怠管理情報取得部110は、ジョブ400に含められた勤怠取得情報401によりユーザーの勤怠管理情報403を取得する。
このように構成することで、画像形成装置1のアカウント設定440等に勤怠管理サービスへのログイン情報等を付加する必要がなくなる。また、端末2でこのログイン情報が更新された際に、画像形成装置1のアカウント設定440等を変更する必要がなくなるため、ジョブ400のスプール期限を確実に調整することができるようになり、ユーザーの手間を減らせる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、画像形成装置1は、ジョブスプール部100によりスプールされたジョブ400に対応付けられたユーザーの勤怠管理情報403を取得する勤怠管理情報取得部110を更に備える。また、超過通知部120は、スプール期限時間402を超過する際に、勤怠管理情報403においてユーザーが不在であった場合、登録されているユーザーの不在通知先へ通知する。スプール調整部130は、ユーザーが不在であった場合、不在時間に特定時間を加えた時間を、スプール期限時間402に加える。
このように構成することで、勤怠管理サービスの勤怠管理情報403を基に、ユーザーが不在の際に自動的に、不在通知先へ通知することが可能となる。また、不在期間を超えた特定期間、スプール期限時間402を延長することが可能となる。
このため、不在の際に意図せずスプールされたジョブ400が消失するのを確実に防ぐことができるようになり、ユーザーの使い勝手をよくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、超過通知部120は、電子メール、メッセンジャー、及び電話音声応答によりユーザーへの通知を行うことを特徴とする。
このように構成することで、ユーザーの環境に合わせた手段で通知を行うことが可能となり、ユーザーの使い勝手をよくし、手間を減らすことができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、超過通知部120は、取得された勤怠管理情報403により、ユーザーへ通知するタイミングを調整し、スプール調整部130は、取得された勤怠管理情報403により、スプールされたジョブ400のスプール期限時間402を調整することを特徴とする。
このように構成することで、勤怠管理サービスの勤怠管理情報403を基に、ユーザーが不在の際に自動的にスプール期限時間402を延長し、この延長後のスプール期限時間402を超過する際に通知を行うことが可能となる。このため、不在の際に意図せずスプールされたジョブ400が消失するのを確実に防ぐことができ、ユーザーの使い勝手をよくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、勤怠管理情報取得部110は、ジョブ400に含められた勤怠取得情報401によりユーザーの勤怠管理情報403を取得することを特徴とする。
このように構成することで、画像形成装置1のアカウント設定440等に勤怠管理サービスへのログイン情報等を付加する必要がなくなる。また、端末2でこのログイン情報が更新された際に、画像形成装置1の設定等を変更する必要がなくなるため、ジョブ400のスプール期限を確実に調整することができるようになり、ユーザーの手間を減らせる。
〔他の実施の形態〕
なお、上述の実施の形態において説明したジョブスプール処理は、いくつかの処理が行われなくてもよい。
具体的には、例えば、図4のスプール通知調整処理とスプール延長調整処理とは、いずれかを実行してもよい。超過通知処理、返信解析処理、及びこれによるスプール期限時間402の延長は行わなくてもよい。また、勤怠管理情報403を取得しないで、通知による返信の解析だけでスプール期限時間402を延長してもよい。
このように構成することで、ユーザーの環境に合わせて柔軟にスプール期間を調整することが可能となる。
また、上述の実施の形態においては、メールに勤怠取得情報401を含ませる例について説明した。
しかしながら、画像形成装置1の記憶部19のアカウント設定440に、各ユーザーに対応付けられた勤怠取得情報401が含まれていてもよい。
このように構成することで、ジョブ400に勤怠取得情報401を付加しなくても、画像形成装置1でユーザー認証するだけで、サーバー3から勤怠管理情報403を取得することが可能となる。
また、上述の実施の形態においては、画像形成装置1にジョブ400をスプールするように記載した。
しかしながら、サーバー3、又は別途、文書管理用のサーバー(図示せず、以下「管理サーバー」という。)にジョブ400をスプールするようにしてもよい。このような構成の場合、サーバー3又は管理サーバーは、画像形成装置1との間で、各種データを送受信可能であり、ジョブ400を管理する情報処理装置であってもよい。また、サーバー3又は管理サーバーは、ジョブ400を格納、管理、課金、認可等を行うことが可能であってもよい。この場合、サーバー3又は管理サーバーは、汎用機、PC(Personal Computer)サーバー、NAS(Network Attached Storage)等であってもよい。
このように構成することで、ジョブ400のスプールと勤怠情報の管理とを柔軟に連動させることができる。
なお、サーバー3又は管理サーバーは、業務や事務用のDMS(Document Management System)等への送信処理を行うことが可能であってもよい。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 端末
3 サーバー
5 ネットワーク
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 給紙部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
26 入力部
27 表示部
28 認証部
100 ジョブスプール部
110 勤怠管理情報取得部
120 超過通知部
130 スプール調整部
140 ジョブ削除部
150 ジョブ出力部
200 ジョブ作成部
210 ジョブ送信部
300 勤怠管理部
400 ジョブ
401 勤怠取得情報
402 スプール期限時間
403 勤怠管理情報
410 管理データ
420 通知データ
430 返信データ
440 アカウント設定
500 勤怠管理DB
X 画像形成システム

Claims (8)

  1. ジョブを取得してスプールするジョブスプール部と、
    前記ジョブスプール部に取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知する超過通知部と、
    前記超過通知部による前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整するスプール調整部と、
    前記スプール調整部により調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除するジョブ削除部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブスプール部によりスプールされた前記ジョブに対応付けられた前記ユーザーの勤怠管理情報を取得する勤怠管理情報取得部を更に備え、
    前記超過通知部は、
    前記ジョブの前記スプール期限時間を超過する際に、前記勤怠管理情報において前記ユーザーが不在であった場合、登録されている前記ユーザーの不在通知先へ通知し、
    前記スプール調整部は、
    前記ユーザーが不在であった場合、不在時間に特定時間を加えた時間を、前記ジョブの前記スプール期限時間に加える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記超過通知部は、
    電子メール、メッセンジャー、及び/又は電話音声応答により前記ユーザーへの通知を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記超過通知部は、
    取得された前記勤怠管理情報により、前記ユーザーへ通知するタイミングを調整し、
    前記スプール調整部は、
    取得された前記勤怠管理情報により、スプールされた前記ジョブの前記スプール期限時間を調整する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記勤怠管理情報取得部は、
    前記ジョブに含められた勤怠取得情報により前記ユーザーの前記勤怠管理情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 端末と画像形成装置とを含む画像形成システムであって、
    前記端末は、
    ジョブを前記画像形成装置へ送信するジョブ送信部を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記端末の前記ジョブ送信部から送信された前記ジョブを取得してスプールするジョブスプール部と、
    前記ジョブスプール部に取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知する超過通知部と、
    前記超過通知部による前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整するスプール調整部と、
    前記スプール調整部により調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除するジョブ削除部とを備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記端末は、
    前記ジョブに前記勤怠管理情報を取得するための勤怠取得情報を含ませ、
    前記勤怠管理情報取得部は、
    前記ジョブに含められた前記勤怠取得情報により前記ユーザーの前記勤怠管理情報を取得する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 画像形成装置により実行される画像形成方法であって、
    ジョブを取得してスプールし、
    取得された前記ジョブのスプール期限時間に対応して、ユーザーに前記スプール期限時間の超過について通知し、
    前記ユーザーへの通知に対する返信を解析して前記ジョブの前記スプール期限時間を調整し、
    調整された前記ジョブの前記スプール期限時間を超過してから、スプールされた前記ジョブを削除する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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