JP2018171471A - 子宮内膜サンプリング装置 - Google Patents

子宮内膜サンプリング装置 Download PDF

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    • A61B10/0233Pointed or sharp biopsy instruments
    • A61B10/0266Pointed or sharp biopsy instruments means for severing sample

Abstract

【課題】子宮内膜細胞のサンプルを得るための方法および装置を提供する。【解決手段】ハンドル110と、その遠位に延在する棒120と、棒の一部分を回転可能に受容するアクチュエータ部材130と、棒とアクチュエータ部材の一部分を選択的に被包するシース部材140と、シース部材の遠位端上のスリット141を備える。【選択図】図1

Description

関連出願
本願は、2013年5月3日に出願された米国仮特許出願第61/819,471号の
出願日の優先権および利益を主張するものであり、その全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、例えば、子宮内膜細胞などの、細胞のサンプルを同時または逐次的に得るた
めの方法および装置に関する。
細胞に関する子宮内膜をサンプリングする現在の方法は不適切であり、患者の転帰に有
害である可能性がある。必要なのは、解剖学的領域を傷つけることなく、その領域のより
完全なサンプリングを得ることができる方法および装置である。
Committee on Gynecologic Practice. The Role of Transvaginal Ultrasonography in the Evaluation of Postmenopausal Bleeding. ACOG Committee Opinion. August 2009.
本明細書には、子宮内膜組織など、組織をサンプリングするための、例えば、子宮内膜
生検法のように分析用の子宮腔をサンプリングするための方法および装置が開示される。
方法および装置は、単に子宮内膜組織の掻き取りによる細胞サンプルの取得、または、負
圧と組み合わせて、子宮腔の掻き取りによる適切なサンプルの取得を含み得る。本発明は
、現在利用可能な装置に対して改善されたサンプリング装置および方法を備える。本発明
は、得られる組織および細胞の量において、並びに標的領域が周方向および長手方向に評
価される際、子宮内膜などの標的領域を幅広くサンプリングする能力において、改善した
サンプリングを備える。更に、本発明は、本明細書に開示された、一旦患者から取得され
、取り除かれたサンプルの汚染を最小にする装置を備える方法を含む。本明細書に開示さ
れた方法および装置はまた、適切なサンプルが患者の状態を評価するための更なる評価お
よび追加の処置の必要性を最小限に抑えるという点で、改善された患者の転帰を提供する
。本明細書に開示された発明は、例えば子宮内膜生検(EMB)法中の患者の不快を低減
する方法および装置、並びに子宮内膜異常の正確で高感度の検出を提供するための標的領
域をサンプリングする装置を提供する。本発明の態様は、使用時に患者にとってより快適
で痛みの少ない、より患者志向の装置の提供に役立つ。装置は、子宮腔内への単一または
最小の挿入を可能にする様々な大きさで提供される場合があり、現在使用可能な装置を用
いた場合に得られるよりも適切かつ幅広いサンプルを得る。例えば、本発明の方法は、患
者の子宮腔内に1回だけ装置を挿入することにより、子宮内膜から組織および細胞のサン
プルを収集することを含む。現在使用されている装置は、適切なサンプルを得るために子
宮腔内に2回以上装置を挿入する必要がある場合がある。本発明の装置は、円筒形の子宮
腔の内側表面に沿って掻き取ることによりサンプルを捕捉するサンプル収集領域および棒
を備え、内層へのより深くより広範な接触を可能にし、装置内にサンプルを引く吸引機構
を利用するよりも適切なサンプルを得るためにより効果的である。本発明の装置は、患者
の解剖学的構造に適合するように種々の長さのサンプル収集領域で提供され得る。更に、
本発明の装置は、子宮頸管内、続いて子宮腔内への装置の挿入を容易にする非外傷性先端
または先細形状となる遠位先端の棒を備える場合がある。先端は、装置の子宮頸管への挿
入に役立つ拡張機能を提供することができる。
本発明の装置は、ハンドル、シースに囲まれる棒、組織サンプリング要素、およびサン
プル収集孔を備える。装置は、組織および細胞のサンプリングに使用される。装置のハン
ドルは、サンプル収集孔および組織サンプリング要素が標的領域に接近して設置される間
、患者の外側に留まる。標的領域は、子宮内膜の表面である場合がある。棒は、シースの
内周の全長またはその部分長に沿って横断するように設計された細長い本体(筒状または
立体)である。本明細書に提示される実施形態では、棒は装置全体を操作するためのハン
ドルに接続され、ハンドルはサンプリング領域を拡大するための成分を取り込むことがで
き、組織または細胞を得るために、子宮腔の内側表面に対する子宮内膜などの標的領域の
周方向および長手方向の両方の掻き取りを可能にする組織サンプリング要素およびサンプ
ル収集孔を備える。本発明の装置のシースは、内軸がシースの内周を横断することができ
るように設計された細長の管状体である場合がある。シースは、組織サンプルを汚染から
保護するように機能することができ、サンプリングが達成される(すなわち、子宮腔を掻
き取るように作用する)組織サンプリング要素を提供し、子宮頸部口を通って装置を退縮
させる間にサンプルが失われないよう保護し、および/または装置の設置に役立ち得る。
サンプリング領域は、スリットの対向する縁が掻き取り縁(複数可)として使用されるな
どの組織サンプリング要素が位置する装置の一部分を含む。サンプリング領域は、子宮腔
に位置する組織および子宮内膜細胞を捕捉するために提供される。
添付図面は、本明細書に組み込まれ、その一部を構成するものであり、いくつかの態様
を図示し、以下の記載と合わせて本発明の原則を説明する役割を果たす。
本発明の装置の一実施例を示す説明図である。 AおよびBは、それぞれ図1の装置のサンプリング領域の拡大図を示す説明図である。 図1の装置のハンドルおよびアクチュエータ部分の拡大外面図である。 図3Aと同様な拡大断面図である。 本発明の一実施例に係る装置を示す説明図である。 Aは本発明に係る装置の一実施例を示す説明図であり、BおよびCはAに示される装置の遠位部分の拡大図である。 AおよびBは、それぞれ図1および図3の装置におけるハンドルの遠位端を示す正面図および背面図であり、CおよびDは、それぞれAおよびBの拡大図である。 本発明の装置の例示的な例を示す。 A−Cは、本発明の装置の他の実施例を示す説明図である。 A−Cは、本発明の装置の他の実施例を示す説明図である。
本発明の追加の利点は、以下の説明に一部記載され、一部説明から明らかであるか、ま
たは本発明の実施により習得することができる。本発明の利点は、添付の特許請求の範囲
で特に指摘させる要素および組み合わせの手段によって実現され、理解されるものである
。前述の概要および後述する詳細説明のいずれも、単なる例示および説明であり、特許が
請求される本発明を制限するものではないことを理解されたい。
本明細書には細胞サンプリングのための方法および装置が開示される。本発明は、子宮
腔の壁の内側表面への周方向への幅広い接触を可能にする拡張可能な態様を有することに
より、子宮腔などの臓器または組織内の関心の領域から細胞および組織のサンプルの収集
を提供し、分析のために十分なサンプル容量を捕捉し、収集したサンプルの汚染を最小に
する。前悪性および悪性の診断は、得られる最も純粋なサンプルの標的とされる領域の量
および幅広い提示(診断価値のある十分な数の細胞)に依存する。適切なサンプルを得る
ことは、慣用の利用可能な装置が吸引力を利用して、多くの場合、診断のために不適切と
される限定領域からサンプルを回収するため、通常困難である。本発明は、患者への侵入
および患者からの除去が1回または少ない回数で、ユーザーに、幅広く、代表的で患者か
ら最小限に汚染されたより実質的なサンプルを得ることを可能にする。
本発明の一態様は、組織サンプリング要素およびサンプル収集孔を含む拡張可能なサン
プリング領域を含む。組織サンプリング要素は、スリットの対向する縁を備えることがで
きる。拡張可能なサンプリング領域を有する装置を提供することにより、患者内への侵入
が一平面または単一線に実質的に沿って生じる装置の挿入およびサンプルの収集を提供す
る。一旦挿入されると、本発明の装置は、サンプルを周方向に収集するように侵入の単一
線の周りを回転し、および/または近位方向に遠位に、または遠位方向に近位に長手方向
に移動し、サンプルを収集する。本発明の装置を使用する方法は、患者内への侵入が単一
平面または単一線に沿った装置の挿入およびサンプルの収集を含み、回転は固定位置で生
じ、棒およびハンドルの回転直径は非常に小さいか全くない。本発明のうちの一つではな
い、現在利用可能な装置を使用するサンプルの収集では、サンプリング領域を有する装置
の端は患者内に挿入され、次に、サンプリング領域は、大きな弧線または円を通って回転
する、挿入部材およびハンドルなどの装置によって子宮腔内に移動され、サンプリング領
域に圧力を適用する。挿入部材およびハンドルの回転は侵入の単一線の周りではないが、
大きな回転直径を含む大きな回転領域を含み、幾何学的円錐のようであり、円錐の頂部に
サンプリング領域、および円錐の基部でのハンドルの移動による大きな回転直径を有する
一態様では、本発明の装置の回転直径が小さな値からゼロにまで及ぶのは、本発明の装
置の組織サンプリング要素の拡張可能な性質による。本発明の装置を患者内に挿入する前
、組織サンプリング要素は、シースの外側表面と整合されるスリットの対向する縁を備え
、これは本明細書において閉鎖位置と称される。閉鎖位置では、シース全体は、シースの
近位端から遠位端まで実質的に均一の直径を有する。一旦装置のサンプリング領域が子宮
頸管または子宮腔の定位置に配置されると、スリット(または複数のスリット)が開放さ
れ、スリットの対向する縁が曝され、装置の組織サンプリング要素が作り出される。拡張
された組織サンプリング要素は、潜在空間である子宮腔の内側表面に接触するため、幾何
学的円錐形状回転で装置全体を回転させる必要はない。次に、スリットまたは複数のスリ
ットの対向する縁は、侵入の単一線に沿って小さな回転直径から回転直径なく回転し、ス
リットまたは複数のスリットの拡張された対向する縁は子宮腔の内側表面と接触するため
、サンプルはその縁によって内側表面から掻き取られるか、または切り取られ、サンプル
収集孔内に収集される。一旦サンプルがサンプル収集孔内に入ると、対向する縁が相互に
実質的に隣接するように、スリットまたは複数のスリットは閉鎖位置に移動され、サンプ
ル収集孔内のサンプルのいずれも流出せず、サンプル収集孔の外部からの細胞材料が孔内
に侵入しないように、サンプル収集孔が実質的に覆われ、サンプルの汚染を防止する。
拡張可能な組織サンプリング要素を有することにより、子宮腔内において現在利用可能
な装置で可能であるよりもより多くの接触面も提供する。拡張可能な掻き取り要素を有さ
ない現在利用可能な装置に関して、子宮頸管を通過するのに十分な小ささになるよう設計
された細管は、管の端部にある開口部を利用して、開口部に吸引力を提供し、限定領域の
サンプルのための組織を回収する。子宮腔内で配置につくと、手動で内部ピストンを引き
込むことにより、装置内に真空状態が確立され、装置は指の間を回転し、子宮頸部口の底
および内部間を数回通過する。この種の吸引は、子宮腔から限定された組織および細胞し
か得られず、患者にとって少なくとも不快であり、通常痛く、得られたサンプルは多くの
場合診断には不適切であると判定される。
本発明の方法は、拡張可能な組織サンプリング要素を備えるサンプリング領域を含む装
置の使用による、子宮腔の子宮内膜のサンプルを得ることを含む。本発明の装置は、拡張
可能な組織サンプリング要素を備える。本発明の装置は、2つの対向する縁を備える少な
くとも一つのスリットを有するシースを備える拡張可能な組織サンプリング要素を備える
サンプリング領域を含み、2つの対向する縁は、2つの対向する縁が相互から離れて移動
する場合、シースの直径がスリットのないシースの直径より大きいようにシースの直径を
拡張するように相互に離れて移動する。拡張可能な組織サンプリング要素は、相互から離
れてスリットの対向する縁を移動させることにより拡張され、組織サンプリング要素は、
スリットの対向する縁が一緒に移動し、再び隣接することにより、その元の状態に還元さ
れる。スリットの対向する縁が相互に離れるようにスリットが開放されるとき、シースお
よび/またはサンプリング領域は拡張されると言われる。スリットの対向する縁が相互に
実質的に隣接するようにスリットが閉鎖するとき、シースおよび/またはサンプリング領
域は拡張されない。
異常子宮出血、閉経後出血、子宮癌疑い、パパニコロウ塗抹により決定されるようなA
GUS(非定型的線細胞)、慢性的無排卵、子宮内膜切離を受ける患者、または内膜が排
卵を決定できる(すなわち子宮内膜日付診)不妊の患者の標準管理は、子宮内膜生検(E
MB)である。子宮内膜生検は、子宮内膜増殖症または子宮内膜癌の存在を評価するのに
最も一般的に実施される試験である。
子宮内膜組織サンプリングにおいて、調査結果が診断のためには不十分であるという結
果になることは一般的である。閉経後出血の患者の研究では、子宮内膜生検でのサンプリ
ングの失敗(すなわち不適切なサンプルまたは生検実施不能)の範囲は、婦人科実践委員
会(ACOG委員会)意見書、(2009年8月)により指摘されたように、0〜54%
である。子宮内膜生検が実施され、組織が診断のためには不十分であるとして報告される
と、経膣超音波検査を含み得る、何らかの更なる検査が必要とされる。子宮内膜生検サン
プルが十分な組織を提供しない場合、または生検が癌を示唆しているが結果が不確かな場
合、D&C(子宮頸管拡張および子宮内掻爬術)が実施される。この外来処置では、子宮
頚部の開口部は拡大され(拡張され)、特殊器具が使用され子宮内から組織が掻き取られ
る。これは子宮鏡検査を用いて、または用いないで実施可能である。処置は約一時間かか
り、全身麻酔、または、子宮頚部内または脊髄に注射される局所麻酔または硬膜外ブロッ
ク麻酔のいずれかによる意識鎮静が必要とされる場合がある。D&Cは、通常診療所また
は病院の外来手術エリアで行われる。ほとんどの女性がこの処置後、少し違和感がある。
D&C処置は、コストがかかると共に侵襲的であり、子宮内膜生検が分析のために適切な
サンプルを取得した場合は必要ではないだろう。
ノバックキュレット、ヴァブラ吸引器、マスターソン子宮内膜生検システム、およびパ
イペル装置(最も一般的に使用される)を含む数多くの装置が、子宮腔からサンプルを収
集するために開発されてきた。これらの装置は、シリンジ、吸引力を起こす装置、再利用
可能な手動ポンプ、またはサンプル収集のために手動で引き込み、真空にする内部ピスト
ンによる、組織サンプルを得るための吸引手段を有する。
細胞学的スクリーニングは、侵襲性疾患の早期診断により、子宮癌による死亡率を下げ
るが、使用される吸引装置およびサンプルの取得方法に起因する許容しがたいサンプル不
備率が依然として存在する。現在のEMB装置は、1つ以上の後続のより侵襲的な処置を
患者に受けさせる犠牲を払って、病理学的評価のために不適切な、疑わしいサンプルを得
る。この不適切な研究結果は、多くの場合、不要な子宮頸管拡張および子宮内掻爬術、ま
たは他の経膣処置に繋がる。また、現在の装置設計によると、子宮腔の幅広いサンプルが
得られるとは考えにくく、前癌性または癌性細胞の検出を見逃し得る。
現在使用される、または利用可能な装置設計は、子宮内膜増殖症または子宮内膜癌の診
断において信頼できる有用なツールであるそれらの能力に影響を及ぼす固有の欠陥がある
。理想的なEMB装置は、単純で幅広い接触ができ、最も重要なことには汚染を最小にし
た、子宮腔の子宮内膜の適切な量のサンプルを提供するものである。本発明の装置は、様
々な生体構造の子宮腔の変化に適用可能な簡単に使用できる装置を備え、不適切なサンプ
ルの検出の頻度を減少させ、早期高悪性度病変の検出率を改善し、不要な追加処置の数を
減らす。
本発明は、例えば組織が子宮腔内に位置する、意図される体通路の組織サンプルを制御
条件下で得るのに有用な方法および装置を含む。例えば、本発明は、子宮腔内への単一ま
たは最小数の侵入挿入で、幅広く適切かつ汚染が最小限であるサンプルを捕捉するのに使
用するための方法および装置を含む。装置は、再利用可能であるか、または単一使用のた
めに使い捨てであるように設計され得る。本明細書で使用されるように、幅広くとは、1
つの開口部または一方向に配向するポートを有し、子宮内膜の小さく限定された領域に接
触する、現在利用可能な装置と比べた際、サンプルが臓器の状態のより正確な診断を提供
する臓器の代表領域からの細胞および組織を含むことを意味する。例えば、幅広いサンプ
ルは、臓器の一般領域内の細胞または組織の代表サンプルを含むであろう。サンプルは、
子宮内のサンプリング領域への挿入および接触される領域内の組織サンプリング要素の拡
張により、接触される臓器の領域からのサンプリングによって、幅広く代表サンプルを包
含することができ、または組織サンプリング要素は、子宮内膜に接触して、1つ以上の方
向に移動させられ、接触される全領域内で細胞または組織のサンプルを得る。
本発明の装置は、組織学的分析用に子宮腔から組織サンプルを得る単一患者使用のため
に適応される滅菌の使い捨て子宮内膜サンプリング装置であり得る。本明細書に開示され
る装置を使用する本発明の方法を実施するための臨床適応は、パパニコロウ塗抹によって
決定されるような非定型的線細胞(AGUS)の更なる評価と、閉経後出血を含む異常子
宮出血の更なる評価と、子宮癌の疑いのある患者への診断機器としての、慢性的無排卵の
ための、子宮内膜切離を受ける前の患者と、内膜が排卵を決定できる(すなわち子宮内膜
日付診)不妊の患者のための、または他の臨床的後発症とを含むが、これらに限定されな
い。本発明の装置は、組織学的評価用に適切な量の汚染が最小である、標的とされる幅広
い組織サンプルを収集し得る。本発明の装置は、拡張可能なサンプリング領域により目的
領域に接触するように、やや硬く一方向である(屈曲していない)棒、または屈曲可能ま
たは屈曲した棒を備え得る。
本発明の装置は、減少した直径を有する棒の一部分と、下にあるサンプル収集孔にアク
セスするためにシース部材内に開口部を提供することができる少なくとも一つのスリット
を有する重なりシース部材とを備えるサンプル収集孔を備えるサンプリング領域を備える
。スリットは2つの対向する縁を有することができる。サンプル収集孔に一つ以上のアク
セス部位を形成する一つ以上のスリットがシース部材に存在し得る。スリットは開放位置
または閉鎖位置にあってよい。閉鎖位置では、スリットの対向する縁は、スリットを実質
的に閉鎖し、スリットまたは複数のスリットの下にあるサンプル収集孔へのアクセスを防
止するように、相互に隣接し、接合する。開放位置では、スリットの対向する縁は、サン
プル収集孔にアクセスできるように、相互から離れて、開口部を形成する。一態様では、
対向する縁が相互から離れて移動する際、スリットが生じるシースの領域の直径が、対向
する縁が実質的に接合されるか、または閉鎖位置にあるときにスリットが生じるシースの
領域の直径より大きい。開放位置は、本明細書において、拡張されるとも称される。スリ
ットの対向する縁が相互から離れて移動されるとき、各縁は露出され、掻取り縁を形成し
、対向する縁は、軟部組織位置から組織を除去するために使用される組織サンプリング要
素を形成する。除去された組織は、離れて移動した対向する縁によって形成された開口部
を通じてサンプル収集孔に入る。除去された組織(サンプル)は、サンプル収集孔内に収
容され、対向する縁は、サンプルを汚染するように更なる組織がサンプル収集孔に入らな
いように、およびサンプルがサンプル収集孔から出て、失われないように、サンプル収集
孔を実質的に閉鎖するように一緒に移動される。
《装置の説明》
本発明は、例えば子宮内膜を含む、子宮腔の組織サンプリングのための装置を含む。本
発明の装置は、本明細書に記載のとおり子宮サンプリングのための組織サンプリングおよ
び細胞収集に限定されず、当業者によって使用され得る、あらゆる組織からの組織サンプ
リングおよび細胞の取得のために用いられることができる。本発明は本明細書に開示され
た実施例のみに限定されず、当業者によって考えられる組織サンプリングの方法において
使用され得る。
例示的な装置は、図1、図2、図3AおよびB、並びに図6、図8A−Cおよび図9A
−Cに示され、例示的な複数の装置は、図4、図5、および図7、並びに本明細書に記載
される。図1を見ると、本発明の装置は、遠位端111および長手方向軸を有するハンド
ル110と、実質的に長手方向軸に沿ってハンドル110の遠位端111から外側方向に
延在する細長い棒120であって、外側表面、前端121、およびハンドル110の遠位
端111に固定して装着される後端122を有する棒120と、ハンドル110の遠位端
111に回転的に結合されたアクチュエータ部材130であって、棒の一部分を回転的に
受容するように寸法決定される第1の端131の開口部を画定するアクチュエータ部材1
30と、棒120の一部分を選択的に被包し、棒の前端121に接近する棒の一部分、お
よびアクチュエータ部材130の第1の端131の一部分に固定して装着されるシース部
材140であって、シース部材140が、シース部材140の遠位端部上のスリット14
1であって対向する縁142および143によって境界付けされるスリット141を画定
し、(図2参照)シース部材140の遠位端部分と、シース部材の遠位端部分の下の棒の
外側表面の一部分とがサンプル収集孔150を画定する、スリット141とを備える、子
宮内膜サンプリング装置100を備える。図2に示されるように、スリット141は、子
宮内膜の表面と接触させることによって、子宮腔内に位置付けられたときに組織サンプル
を得るために、スリット141の対向する縁142および143がサンプル収集孔150
を実質的に封止するように実質的に接合する閉鎖位置200(図2A)と、スリット14
1の対向する縁142および143が相互から離間配置される開放位置201(拡張され
る)(図2B)との間で選択的に移動可能(拡張可能)である。相互から離間配置される
とき、対向する縁142および143は、軟部組織表面と接触するとき、子宮腔の内側表
面などの軟部組織表面から組織を除去することができる組織サンプリング要素を形成する
。2Bに示されるように、サンプリング領域151は、組織サンプリング要素146を形
成する対向する縁142および143を有する開放サンプル収集孔150を備える。任意
に、インジケータ180は、サンプル収集孔150の近位端から離間配置され、これは、
患者に挿入される装置の長さおよびサンプル収集孔150のおおよその位置を示すための
ユーザーに対する深度計として使用され得る。図示されないが、深さ停止部がインジケー
タ180上またはその近くに位置し得る。装置は、非外傷性先端などの閉鎖先端160を
含み得る。
図3AおよびBに示されるように、アクチュエータ部材130は、スリット141が閉
鎖位置200(図2Aに示される)に位置付けられる第1の位置360と、スリット14
1が開放位置201(図2B)に位置付けられる第2位置361との間でハンドル110
の遠位端111を中心として選択的に回転可能である。スリット141は、長手方向軸を
中心に延在する螺旋状スリット141である。螺旋状スリットは、複数の螺旋状スリット
を含み得る。スリットは、長手方向軸を中心とした少なくとも一周回170を有し得る(
図2参照)。スリット141の対向する縁142および143は、スリット141が閉鎖
位置200にあるとき、相互に対して実質的に平行に、かつシース部材140の外側表面
に対して実質的に垂直に配向され得る。スリット141の対向する縁142および143
のうちの一つの少なくとも一部分は、スリット141が開放位置201にあるとき、長手
方向軸に対して鋭角に配向される。スリットの対向する縁142および143は、スリッ
ト141が閉鎖位置200にあるとき、相互に対して実質的に平行に配向され、シース部
材140の外側表面に対して面角に位置付けされ得る。スリット141の対向する縁14
2および143のうちの一つの少なくとも一部分は、スリット141が開放位置201に
あるとき、長手方向軸に対して鋭角に配向され得る。一態様では、面角はシース部材14
0の外側表面に対して垂直ではない。
一態様では、棒120の前端は、非外傷性先端160を画定する(図1および2参照)
。非外傷性先端160は、子宮頸部口内への装置の侵入を容易にするために先細形状であ
り得る。非外傷性先端160は、棒と同じまたは異なる材料で作製されてよく、患者の快
適さのため棒より可撓性であり得る。シース部材140の遠位端部分は、棒120の非外
傷性先端160に近接して位置付けられる。
一態様では、棒120の一部は減少した直径を有する。一態様では、減少した直径を有
する棒120の一部分は、シース部材の遠位端部分の下にある。一態様では、減少した直
径を有する棒120の一部分、スリット141が位置付けられるシース部材の遠位端部分
の下にある。一態様では、減少した直径を有する棒120の一部分およびスリット141
が位置付けられるシース部材140の遠位端部分は、サンプル収集孔150を画定する。
ハンドル110およびアクチュエータ130の外側表面を示す図3Aを参照する。遠位
方向にハンドルからアクチュエータに向かって見ることによって分かるように、図3Bは
、図3Aに示される線に沿って区切られる、アクチュエータ130の内面図を示す。一態
様では、アクチュエータ130は、画定される複数の離間した陥凹320(320aおよ
びb)並びに一つ以上のアクチュエータ突出部340(例えば340aおよび340b)
を有する内側周辺縁302をその上に有する内側孔301を画定する。アクチュエータ突
出部340は、ハンドル110の遠位端111と相互作用するとき、アクチュエータ突出
部の位置により、アクチュエータ130が特定の方向に回転し続けるのを防止することが
できる。例えば、アクチュエータ130が位置1(360)にあるとき、突出部340a
は、アクチュエータ130が反時計回り方向に更に回転するのを止める。同様に、アクチ
ュエータ130が位置2(361)にあるとき、アクチュエータ突出部340bは、アク
チュエータ130が時計回り方向に更に回転するのを止める。
図3Bおよび図6を見ると、ハンドル110の遠位端は、長手方向軸に遠位に沿って延
在するハンドル突出部350を画定し、ハンドル突出部350は、複数の半径方向に付勢
可能な基軸330および静止部分331を画定する。半径方向に付勢可能な基軸330a
は、それぞれ第1の位置360および第2の位置361で、複数の陥凹320(例えば3
20aおよび320b)を選択的にその中に受容するように構成される。図3Aおよび図
6に示されるように、基軸330aは、丸い陥凹320aおよび320b内に収まるよう
に丸められる。基軸330bは、装置の組立中、半径方向に付勢可能な基軸として機能し
、その後、作動/回転中に離間した陥凹320と相互作用しないため、装置操作中、付勢
不可能な基軸として機能する。静止部分331は、アクチュエータ130の移動を妨げる
ための停止部610を提供する。一態様では、複数の離間した陥凹320は、約110°
〜140°離れて位置付けられる一対の離間した陥凹320を含む。一態様では、複数の
半径方向に付勢可能な基軸330(例えば330aおよび330b)は、約170°〜1
90°離れて位置付けられる一対の半径方向に離間した付勢可能な基軸330を含む。一
態様では、一対の離間した半径方向に付勢可能な基軸330は、約180°離れて位置付
けられる。一態様では、アクチュエータを閉鎖位置360から開放位置361に移動させ
るには、約220°〜250°の回転を必要とする。
任意に、細長い棒120は、可撓性である。例えば図1を参照する。任意に、サンプリ
ング領域151を備える装置の遠位端は、着脱可能である。例えば、(図示されず)サン
プリング領域151を備えるシースの遠位端およびシャフトは両方とも、圧力または切断
により装置の残部から切り離されるように切込みを付けることができる。シャフトの直径
の周りの切込み線は、シャフトが屈曲されたときに壊れるように、シャフトに弱部を形成
するように使用され得る。シース材料により、シースもまた切込みが付けられても、付け
られなくても良い。一態様では、サンプリング領域は、切断工具またはナイフでそれを切
断することにより無傷で除去され得る。あるいは、装置の先端は、切断工具を使用して切
り取られ得る。
図1および図2に示されるように、本発明の装置は、遠位端111および長手方向軸を
有するハンドル110と、 実質的に長手方向軸に沿ってハンドル110の遠位端111
から外側方向に延在する細長い棒120であって、外側表面、前端121、およびハンド
ル110の遠位端111に固定して装着される後端122を有する棒120と、 ハンド
ル110の遠位端111に回転的に結合されるアクチュエータ部材130であって、棒1
20の一部分を回転的に受容するように寸法決定される第1の端131の開口部を画定す
るアクチュエータ部材130と、棒120の一部分を選択的に被包し、棒120の前端1
21に近接する棒の一部分、およびアクチュエータ部材130の第1の端131の一部分
に固定して装着されるシース部材140であって、シース部材120の遠位端部分上のス
リット141であって対向する縁142および143によって境界付けされるスリット1
41を画定し、スリット141が、対向する縁142および143がサンプル収集孔15
0を実質的に封止するように実質的に接合する閉鎖位置200と、子宮腔内に位置付けら
れたとき、スリット141の対向する縁142および143が相互に離間配置される開放
位置201との間で選択的に移動可能である、選択的に組織サンプルを得るためのスリッ
ト141とを備える、子宮内膜サンプリング装置100を備える。一態様では、アクチュ
エータ部材130は、スリット141が閉鎖位置200に位置付けられる第1の位置36
0と、スリット141が開放位置201に位置付けられる第2の位置361との間でハン
ドル110の遠位端111を中心として選択的に回転可能である。一態様では、シース部
材140の遠位端部分およびシース部材の遠位端部分の下にある棒120の外側表面の一
部分が、サンプル収集孔150を画定する。任意に、インジケータ180は、サンプル収
集孔150に近位に位置付けられる。一態様では、スリット141は、長手方向軸を中心
に延在する螺旋状スリットである。スリット141は、長手方向軸を中心に少なくとも1
周回170を有し得る。
図3Bおよび図6に示されるように、一態様では、アクチュエータ130は、画定され
る複数の離間した陥凹320を有する内側周辺縁302をその上に有する内側孔301を
画定し、ハンドル110の遠位端111は、長手方向軸に遠位に沿って延在するハンドル
突出部350を画定し、ハンドル突出部350は、複数の半径方向に付勢可能な基軸33
0を画定し、その330aは、それぞれの第1の位置360および第2の位置361の複
数の離間した陥凹320に選択的に受容されるように構成される。一態様では、複数の離
間した陥凹は、約110°〜140°離れて位置付けられる一対の離間した陥凹320(
例えば320aおよび320b)を含む。一態様では、複数の半径方向に付勢可能な基軸
は、約170°〜190°離れて位置付けられる一対の半径方向に離間した付勢可能な基
軸330(例えば330aおよび330b)を含む。一態様では、アクチュエータが閉鎖
位置360から開放位置361に移動するには、約220°〜250°の回転を必要とす
る。
図3Bに示されるように、アクチュエータ130は、時計回り方向にハンドル110の
周囲でアクチュエータ130を回転させることによって位置1(360)から位置2(3
61)に移動される。付勢可能な基軸330aは、位置1の陥凹320aに存在し、アク
チュエータ130が時計回り方向で位置2(361)に回転されるとき、付勢可能な基軸
330aは、その後、陥凹320bに格納される。位置1で、基軸330bに接するアク
チュエータ突出部340aは、アクチュエータ130が反時計回り方向に回転するのを防
止する。位置2で、静止部分331に形成される停止部610に接するアクチュエータ突
出部340bは、アクチュエータ130が時計回り方向に回転するのを防止する。形成さ
れる基軸は半径方向に付勢され得るが、ハンドル突出部350は回転せず、ハンドル突起
部350は一か所(内側方向に移動し、半径方向に開始位置に戻る付勢可能な基軸以外)
に留まり、アクチュエータ突出部および陥凹と相互作用する。
図4は、減少した直径470および重なりシース440を有し、相互に離れて移動され
るときに組織サンプリング要素を形成する2つの対向する縁を備えるスリット441によ
り形成される拡張可能な組織サンプリング要素を備えるサンプル領域415を有する棒4
20の遠位部分により形成されるサンプル収集孔450を備える本発明の実施形態を示す
。装置は、棒420と、重なりシース部材440、シース部材の遠位部分のスリット44
1、ハンドル410、および先端460とを備える。
本発明の装置では、シースは移動され、スリットは様々な方法で開放され、本発明は本
明細書に例示されるものにのみ限定されない。対向する縁が相互から離れて移動するよう
に一つ以上のスリットの対向する縁に作用するようにシース部材を移動することは、アク
チュエータを使用して達成することができ、シースの一部分が動かないよう保持すること
と、同時に、動かない部分からのシースの力(複数可)および移動させた部分がスリット
の対向する縁を離させるようにシースの別の部分を移動させるアクチュエータを作動させ
ることとを含む。アクチュエータおよびシースの移動させた部分をそれらの元の位置に戻
すことにより力(複数可)を解放することは、スリットの対向する縁を再び一緒にし、閉
鎖位置を形成する。
図4に示されるように、シース部材はその遠位端445上で棒420の遠位端および/
または先端460に固定される。シースの近位端は、アクチュエータ、例えばシースねじ
430に固定される。シースねじ430は回転可能であり、回転するとき、シース440
を移動させる。シースによる移動のない第1の位置では、スリット441は、その対向す
る縁が相互に実質的に隣接し、接合して閉鎖される。シースねじ430が第2の位置に回
転されると、シース440が移動し、上述のように、スリット441の対向する縁が相互
から離れて移動し、端を露出させ、スリットの領域のシースの直径を拡張させる。シース
ねじ430は、シースねじ430(図示されず)の近位端に係合するように回転されるね
じ式要素であり得る係止部材480によって第2の位置に保持され得る。
一態様では、係止部材480は、第2の位置にアクチュエータを保持するようにアクチ
ュエータの近位端を係合するために、ハンドル410の長手方向軸に沿って長手方向に移
動され得る摺動要素であり得る。一態様では、アクチュエータ(シースねじ430)は、
係止機構が表面を押すことによって作動されるとき、係合要素が解放され、アクチュエー
タが棒の軸に沿って長手方向にばねの解放力によって移動されるか、または棒の周囲を周
方向に位置2に回転させるようなばね装填要素である係止部材480によって位置1に保
持され得る。アクチュエータは、手動操作および係合要素の再係合により位置1に戻すこ
とができる。一態様では、アクチュエータは、位置1から位置2への手動による移動後、
位置2でアクチュエータと係合するばね装填係止機構480により、位置2に保持され得
る。アクチュエータは、任意の方法、例えば手動操作により位置1に戻すことができる。
位置2は、位置1から遠位に移される一つ以上の位置であり得る。位置2は、画定された
遠位位置または装置のオペレータによって選択される任意の遠位に移された位置であり得
る。位置2が画定された遠位位置であるとき、対向する縁の相互から離れる移動の程度は
、同程度であり、対向する縁は、同距離だけ離れて移動される。位置2が、任意の特定の
構造係止要素によって画定されない、位置1から任意に選択された遠位に移された距離で
あるとき、スリット441の対向する縁間の距離の程度もまた、任意の距離となる。位置
2に関して任意に遠位に移された距離位置を有することにより、対向する縁が最大限に離
れた距離からほぼ閉鎖の位置までの連続する範囲内で離れて移動することが可能となり、
スリット441の領域のシース部材の拡張量を制御することが可能となる。一旦アクチュ
エータが位置2に置かれると、アクチュエータの位置2の位置は、アクチュエータを静止
に保持するための係止部材を係合することにより維持することができ、例えば組織サンプ
リング要素は、次に、サンプル収集孔内に収容されるサンプルを得るために使用される。
図7等に示される一態様では、アクチュエータは歯車または一組の歯車を回転させるこ
とができる。シース部材を歪み下に置いても、置かなくても良いそのような装置の一例は
、シースの近位端に取り付けられた歯付リングを介してアクチュエータの長手方向の運動
を回転運動に転換することとなる歯車または歯車組をアクチュエータに回転させることで
ある。図7は、歯車を動かし、歯車装置712に固定されるシース部材740に作用する
アクチュエータの動作によって動かされる歯車を備える歯車装置712を備えるハンドル
710を示す。アクチュエータの移動は、歯車を、スリット741が閉鎖され、サンプル
収集孔750が閉鎖される位置1から、組織サンプリング要素を形成するために対向する
縁を露出し、サンプル収集孔を開放する、スリットを開放する位置2(図示されず)に移
動させる。インジケータ780は、シース部材740または棒720上に設置され得る。
非外傷性先端760は、棒の遠位端上にあってよい。シース部材740は、先端760に
近接して固定される。棒720の近位端は、ハンドル710に固定される。組織サンプル
が取得され、サンプル収集孔に格納された後、アクチュエータは、歯車が位置1に戻るよ
うに移動され、スリットは、対向する縁が相互に実質的に隣接するように閉鎖し、サンプ
ル収集孔が閉鎖される。
図示しない一態様では、アクチュエータは、スリット441の対向する縁が相互から離
れて移動するようにシース440を移動させるために、遠位方向に近接して長手方向に移
動され得る。アクチュエータは、その最近位部位である位置1から、位置1から遠位に移
される第2の位置である位置2に移動される。位置1においては、スリットは、その対向
する縁が相互に実質的に隣接して閉鎖され、かつ、シース部材440は歪みを受けない。
位置2にあるとき、シース部材440の移動は、本明細書に記載されるように、組織サン
プリング要素が形成されるようにスリット441の対向する縁を離間する。アクチュエー
タは、アクチュエータを位置2に維持し、スリットを、その対向する縁が相互から離れた
開放構成に維持するために、アクチュエータ、棒、シース部材、および/またはハンドル
410と相互作用することができる、ねじ式要素、摺動要素、または当業者に既知の他の
そのような要素であり得る係止部材480によって位置2に保持され得る。位置2は、位
置1から遠位に移される一つ以上の位置であり得る。位置2は、画定された遠位位置また
は装置のオペレータによって選択される任意の遠位に移された位置であり得る。位置2が
画定された遠位位置であるとき、対向する縁の相互から離れる移動の程度は、同程度であ
り、対向する縁は、同距離だけ離れて移動される。位置2が、任意の特定の構造係止要素
によって画定されない、位置1から任意に選択された遠位に移された距離であるとき、ス
リット441の対向する縁間の距離の程度もまた、任意の距離である。位置2に関して任
意に遠位に移された距離位置を有することにより、対向する縁が最大限に離れた距離から
ほぼ閉鎖の位置までの連続する範囲内で離れて移動することが可能となり、スリット44
1の領域のシース部材の拡張の量を制御することが可能となる。一旦アクチュエータが位
置2になると、アクチュエータの位置2の位置は、アクチュエータを静止に保持するため
の係止部材を係合することにより維持することができ、例えば組織サンプリング要素は、
次に、サンプル収集孔内に収容されるサンプルを得るために使用される。
図8および図9を見ると、数字が他の図の数字と類似性を示すように、本発明の装置は
、遠位端811および長手方向軸を有するハンドル810と、実質的に長手方向軸に沿っ
てハンドル810の遠位端811から外側方向に延在する細長い棒820であって、外側
表面、前端821、およびハンドル810の遠位端811に固定して装着される後端82
2を有する棒820と、ハンドル810の遠位端811に回転的に結合されるアクチュエ
ータ部材830であって、棒の一部分を回転的に受容するように寸法決定される第1の端
831(図1の131に類似)の開口部を画定するアクチュエータ830(図示されず)
と、棒820の一部分を選択的に被包し、棒の前端821に接近する棒の一部分、および
アクチュエータ部材830の第1の端831(図1の131に類似)の一部分に固定して
装着されるシース部材840であって、シース部材840が、シース部材840の遠位端
部上のスリット841であって対向する縁842および843によって境界付けされるス
リット841を画定し、(図8Cおよび図9C参照)シース部材840の遠位端部分と、
シース部材の遠位端部分の下の棒の外側表面の一部分がサンプル収集孔850を画定する
、シース部材840を備える、組織サンプリング装置800を備える。図8Bおよび図9
Bに示されるように、スリット841は、子宮内膜の表面と接触させることによって、子
宮腔内に位置付けられたときに組織サンプルを得るために、スリット841の対向する縁
842および843がサンプル収集孔850を実質的に封止するように実質的に接合する
閉鎖位置(図8Bおよび9B)と、スリット841の対向する縁842および843が相
互から離間配置される開放位置(拡張される)(図8Cおよび図9C)との間で選択的に
移動可能(拡張可能)である。相互から離間配置されるとき、対向する縁842および8
43は、軟部組織表面と接触するとき、子宮腔の内側表面などの軟部組織表面から組織を
除去することができる組織サンプリング要素を形成する。図8Cおよび図9Cに示される
ように、サンプリング領域851は、組織サンプリング要素846を形成する対向する縁
842および843を有する開放サンプル収集孔850を備える。図8および図9に示さ
れるように、インジケータ980は、サンプル収集孔850の近位端から離間配置され、
これは、患者に挿入される装置の長さおよびサンプル収集孔850のおおよその位置示す
ためのユーザーに対する深度計として使用され得る。深さ停止部は、シャフトに沿ってど
こにでも配置することができ、装置の挿入深さの指標を提供する。
図示しない一態様では、棒820の近位端下において収集するために、および/または
装置から収集されるサンプルを除去するために、装置内に吸引装置を組み込むことができ
る。例えば、サンプルをサンプル収集孔から分注するための吸引装置の反転もまた、本発
明により想定される。
シースは、その形状を維持する薄い壁を有するチューブを覆うシースを形成する材料か
ら作製され得る。好適な材料は、プラスチックの一般的な分類、PTFE、PEEK、ポ
リカーボネート、ナイロン、ポリプロピレン、FEP、LDPE、トパス、および他のそ
のようなプラスチックを含むが、これらに限定されない。シース材料は、ステンレス鋼お
よびニチノールなどの外科用金属または合金からも構成され得る。シース材料は、エポキ
シなどの熱硬化性プラスチックからも形成され得る。例えば、剛性および透明性などの質
は、シースに所望される態様を提供する。加えて、剛性である薄い壁を有するシースは、
使用中に組織を掻き取るのに役立つスリットの対向する縁の形成を可能にする。シースの
壁は、約0.100インチ〜約0.001インチ、約0.001インチ〜約0.050イ
ンチ、約0.001インチ〜約0.030インチ、約0.010インチ〜約0.100イ
ンチ、約0.010インチ〜約0.020インチ、約0.001インチ〜約0.010イ
ンチ、約0.001インチ〜約0.005インチ、約0.050インチ〜約0.100イ
ンチ、およびその間の幅であり得る。
サンプル収集孔は、スリットが開放位置にあるときを除き、アクセスすることができな
い収容された空間である。閉鎖されたサンプル収集孔内にサンプルを収容することにより
、または閉鎖されることにより保護される孔自体を有することにより、他の種類の細胞の
存在による汚染から保護し、子宮内膜サンプリング装置の患者への挿入または患者からの
除去中などのサンプルの破損または組織の損失を防止する。
スリットは、シースの長手方向軸を中心に1回以上周回するか、または周り得る。例え
ば、サンプルを得るために、材料の剛性およびスリットの縁が適切な掻取りを提供する能
力を考慮し、1〜10回シースを周回する。長手方向軸の周りのスリットの周回数は、サ
ンプル収集孔の回転の数、および一方向であるか時計周りおよび反時計周りの両方向であ
るか、使用される方向の選択に影響を与える場合があり、収集されるサンプルによって決
定され得る。当業者は、過度の実験なく、適切なサンプルがスリットを有する本発明の装
置によって特定の周回数並びに回転数および回転方向により収集されたかを決定すること
ができる。
スリットは、一本以上のスリットを含むことができ、各スリットは対向する縁を有する
。図5に示される一態様では、4つの平行するスリットが本発明の装置のシースの遠位端
に存在し、2つの平行するスリットであるスリット541およびスリット542が示され
る。本発明は、一つ以上のスリットを有する装置を想定する。そのようなスリットは、螺
旋状スリット、長手方向のスリットもしくは垂直なスリット、またはそれらの組み合わせ
であり得る。長手方向のスリットは、棒の長手方向軸に平行である。垂直なスリットは、
棒の長手方向軸に垂直なスリットカットであり、シース部材の円周の一部分の周囲で半径
方向に延在するスリットを含み得る。更なるスリットの設計は、例えば棒の長手方向軸に
平行な4つのスリット、および各長いスリットに接続され、かつそれに垂直な小さなスリ
ットを有する複数のスリットを備える。小さなスリットは、長いスリットに沿ってどこに
あってもよく、小さいスリットは、組織サンプリング要素に異なる形状を提供し得る、す
なわち、小さいスリットの位置は、シースが開放位置に移動されるとき、露出された対向
する縁の屈曲位置を変更することができる。
ハンドル510、シース部材540、アクチュエータ530、棒520および係止部材
515を備える例示的な装置は、図5に示される。シース部材540が近位位置1から遠
位に移動される位置2の長手方向に移動されるとき、平行するスリット541および54
2の対向する縁は、相互から離れて移動し、そのような移動はまた、図5に示されるよう
に他のスリットでも生じ、スリット542は、区域545および546によって境界付け
される。スリット542の対向する縁が離れて移動するとき、対向する縁542aは領域
545の1境界を形成し、対向する縁542bは領域546の1境界を形成する。対向す
る縁542aおよび542bは、軟部組織表面に接触するとき、組織を除去することがで
きる。スリット541は、領域545および領域547によって境界付けされる。スリッ
ト541の対向する縁が離れて移動するとき、対向する縁541aは領域545の1境界
を形成し、対向する縁541bは領域547の1境界を形成する(図示されず)。対向す
る縁541aおよび541bは、軟部組織表面に接触するとき、組織を除去することがで
きる。スリットの対向する縁が相互から離れて移動することによって形成された組織サン
プリング要素は、サンプルを収集するために使用され得、サンプルは、棒の減少した直径
と、スリットが位置する領域を覆うシース部材によって形成されるサンプル収集孔内に収
容される。同時に、スリット543および544(図示されず)は、各スリットの対向す
る縁がサンプルを収集するための更なる対向する縁を形成するように離れて移動するよう
に作用される。
図5において、スリットの閉鎖位置500が示され、アクチュエータは位置1にあり、
シース部材540に移動力はない。アクチュエータ530は、開放位置501として示さ
れる、各スリットの対向する縁が相互から離れて移動するようにシース部材を移動させる
位置2に移動される。アクチュエータは、スリット541、542、543、および54
4を閉鎖位置500に戻すために、位置2から位置1に移動される。
本発明の装置の使用中、装置の遠位端は、サンプル収集孔を備えるサンプリング領域が
子宮頸管を通過して子宮腔の所望の位置に位置付けられるように、子宮頸部口をある程度
拡張するために任意に非外傷性先端などの端部を使用して子宮頸管内に続いて子宮腔内に
挿入される。装置の挿入距離は、医療提供者により感触によって、または子宮音を利用す
ることによって、確認することができる。子宮腔内の深さ配置に役立つように、シースま
たは棒上に位置するインジケータ、またはオペレータ用の物理的な停止部である深さ停止
部が、組み込まれ得る。例えば、深さ停止部は、位置に摺動可能に移動されるなど、イン
ジケータの位置に位置付けられ得る。
一旦装置のサンプリング領域が所望の位置に置かれると、アクチュエータは、シースに
存在するスリットの対向する縁を相互から離れて移動させるシースを移動させるために、
位置1から位置2に移動される。アクチュエータは、本明細書に記載される機構および成
分によって位置2に維持され得る。スリット(複数可)位置のシースの直径の拡張は、装
置全体を移動させる必要なく、対向する縁が子宮腔の内膜に広く接触することを可能にす
る。相互から離れてそれらが移動することによって対向する縁のそれぞれが露出されるこ
とにより、装置の組織サンプリング要素が形成される。露出された対向する縁は、本来の
位置から遠位および近位などの装置の長手方向軸に沿って長手方向、もしくは子宮腔の内
側の周りを周方向のいずれか、またはその両方の方向に移動されるか、あるいは順方向も
しくは逆方向の複数に移動され、子宮腔の軟部組織表面からの組織は、除去され、サンプ
ル収集孔に収集される。サンプル収集が完了したら、アクチュエータは位置2から位置1
に移動され、シースに存在するスリットの対向する縁は、サンプル収集孔を実質的に閉鎖
するように、接合するように一緒に移動される。装置は患者から引き出される。次に、サ
ンプルは、アクチュエータを位置1から位置2に移動させ、よってスリットの対向する縁
を相互から離れて移動させることによってサンプル収集孔を開放することによりサンプル
収集孔から取り出され、サンプル収集孔内に収容される組織が既知の方法によって取り出
される。例えば、サンプル収集孔を備える装置の遠位端は、組織学的流体を含有する容器
に設置され得る。アクチュエータは、サンプル収集孔および組織学的流体に曝されるその
中の組織を露出させるために、スリットの対向する縁を離れて移動させるように位置1か
ら位置2に移動される。装置の遠位端は、サンプル収集孔からの組織を洗浄するために移
動され得る。次に、装置は減菌されるか、または廃棄され得る。
スリットは、任意の既知の切断手段を使用して、例えばレーザー切断によりシースに切
り込みを入れることができる。スリット用にシース内に作製された切り込みは、スリット
が閉鎖されるときに、スリットの対向する縁が相互に対して実質的に平行かつシースの外
側表面に対して実質的に垂直に配向されるように、シースの表面およびシースの長手方向
軸に対して垂直であってよい。スリット用にシース内に作製された切り込みは、スリット
が閉鎖されるときに、スリットの対向する縁が相互に対して実質的に平行に配向され、シ
ースの外側表面に対して面角に位置付けられるように、シースの表面に面角であってよい
。スリットが開放位置にあるとき、スリットの対向する縁のうちの一つの少なくとも一部
分は、長手方向軸に対して鋭角に配向される。シースの表面に対して面角に縁を有するス
リットに切り込みを入れることにより、より鋭い刃先を有するスリットを提供することが
できる。鋸歯付きである縁を有するスリットに切り込みを入れることも本発明により想定
される。歯付きの対向する縁を有するスリットは、各縁の歯を交互配置することにより、
閉鎖されたサンプル収集孔を提供するだろう。シースにスリットを作製するための切り込
みの切り溝または幅は、サンプル収集孔が汚染またはサンプルの損傷を防止するために適
切に閉鎖されるように最少にされるべきである。スリットに切り込みを入れることによっ
て、切り込みの切り溝もしくは幅がより広くまたは大きくなり、サンプル収集孔をあまり
密接に閉鎖しないため、材料が移動し、より多くの材料が失われる。
子宮内膜サンプリング装置の棒は、所望の特性、例えば、剛性および/または可撓性を
提供する任意の材料から作製され得る。好適な材料は、プラスチック、ナイロン、PEE
K、ステンレス鋼、外科用鋼、Ultem(商標)、Torlon(商標)、PPS、G
rivory(商標)、カーボン繊維、黒鉛、およびガラス充填デルリン、金属、十分な
剛性を強化するために充填剤または繊維を組み込む組成物を含む任意の熱可塑性もしくは
熱硬化材料を含むがこれらに限定されない。本発明の装置の棒用の材料の選択における留
意点としては、特に棒の減少した直径部分に関して、高い曲げ弾性率および十分に高い剛
性が挙げられる。棒の減少した直径部分は、約0.100インチ〜約0.001インチ、
約0.001インチ〜約0.050インチ、約0.020インチ〜約0.070インチ、
約0.010インチ〜約0.100インチ、約0.010インチ〜約0.060インチ、
約0.001インチ〜約0.080インチ、約0.050インチ〜約0.80インチ、約
0.050インチ〜約0.100インチ、およびその間の幅の直径を有し得る。例えば、
Grivoryの曲げ弾性率は2,680,000psiであり、未充填ポリカーボネー
トに関しては375,000psi、未充填PEEKに関しては600,000psiで
ある。
本発明の装置は、減少した直径を有するサンプル収集孔を形成しない棒の一部分に特定
の直径の棒を有し得る。直径は、0.050インチ〜1.0インチ、約0.100インチ
〜約0.200、約0.120インチ〜約0.300インチ、約0.130インチ〜約0
.200インチ、約0.140インチ〜約0.200インチ、約0.160インチ〜約0
.200インチ、約0.100インチ〜約0.500インチ、約0.100インチ〜約0
.700インチ、約0.050インチ〜約0.200インチ、およびその間の全ての直径
の範囲であり得る。本発明の装置の長さは、ハンドルの非外傷性先端の先端から近位端ま
での任意の所望の長さであり得る。例えば、装置は、約5インチ〜約25インチ、または
約7インチ〜約15インチ、または約12インチ〜約15インチ、または約12インチ〜
約20インチ、約5インチ〜約15インチ、およびその間の全ての長さであり得る。
子宮底から子宮頸部口までを測定するとき、子宮腔内への挿入深度の長さは、例えば約
1〜4cm、2〜6cm、または約5〜12cm、およびその間の全ての長さの任意の所
望の、かつ機能的長さであり得る。合計の掻取り長さに関してスリットにより形成された
領域の長さは、標的領域の適切かつ完全なサンプルを提供する任意の所望の長さであって
よく、例えば約0.25インチ〜約2.5インチ、約0.75インチ〜約2インチ、また
は約1インチ〜4インチ、およびその間の全ての長さであり得る。
インジケータは、子宮内膜サンプリング装置の遠位端上に存在するマーカーバンドであ
り得、棒、シース、またはその両方の上にあるか、または子宮の長さに設定された別個の
深さ停止部であり得る。そのようなインジケータは、棒上のパッド印刷、またはシース上
の直接レーザーエッチングなどによる、任意の既知の手段により棒またはシースに加えら
れるマーカーバンドであり得る。あるいは、棒またはシースに対して対比色の材料が、表
面、または棒、シース、もしくはその両方の表面の陥凹に対比色材料を加熱することなど
により、棒またはシースに適用され得る。インジケータは、使用中に見るのに十分な長さ
のものである、0.05インチ〜約1.0インチなどの任意の幅のものであり得る。イン
ジケータは、スリットの近位端から既定の距離に設置され、そのような距離は、近位端か
ら約0.05〜約6インチであるか、または一旦子宮の長さが決定されたら、ユーザーに
よって設定され得る。使用中、子宮内膜サンプリング装置は、患者の中に、装置の遠位端
が子宮底に接触する深さまで、または子宮音によって事前に決められた設定された長さに
配置される。インジケータは、ちょうど患者内の外側子宮頸部口に、またはユーザーによ
って設定された摺動可能な深さ停止部まで設置されるか、あるいは固定された深さ停止部
が対象に接触する。
サンプル収集孔は、減少した直径の棒部分および重なりシースによって作り出された空
間の容量によって達成され得る所望される任意の容量を有し得る。子宮内膜サンプリング
装置の直径は、例えば子宮腔の異なる直径に対応するために変動し得るが、開放位置の対
向する縁の程度で測定される、開放されたシース部材の直径は、0.05インチ〜1.0
インチ、または約0.01インチ〜約0.75インチ、または約0.2インチ〜約0.5
インチ、または約0.1インチ〜約0.3インチ、約0.05インチ〜約0.25インチ
、およびその間の全ての直径の範囲であり得る。サンプル収集孔の容量も異なってもよく
、0.02mL〜約1.2mLの範囲であり得る。例えば、9FR装置のサンプル収集孔
のおおよその容量は0.06mLであり、11Fr装置のサンプル収集孔のおおよその容
量は0.12mLであり、13Fr装置のサンプル収集孔のおおよその容量は0.19m
Lである。開放位置の対向する縁の程度で測定される、開放されたシース部材の直径は、
0.223インチであり得る。開放位置の対向する縁の程度で測定される、開放されたシ
ース部材の直径は、0.249インチであり得る。開放位置の対向する縁の程度で測定さ
れる、開放されたシース部材の直径は、0.288インチであり得る。サンプル収集孔は
、更なる組織の捕捉を可能にするために、サンプル収集孔を超えて延在し得る。組織サン
プルは、吸引または他の負圧手段を組み込むことにより、棒の下に移動できる。
一態様では、スリットは、2つの別個のスリットであってよく、それぞれのスリットは
、装置の長手方向軸に対して実質的に平行であり、それぞれは2つの対向する縁を備える
。アクチュエータが第1の位置から第2の位置に移動されるとき、対向する縁は、掻取り
のために使用される縁を提供し、サンプル収集孔を開放するために、相互から分離される
。装置は、本明細書に記載される方法および使用のために機能する。
本発明の方法
本発明の方法は、組織および細胞を含むサンプルを得るために、図1、図2、図3Aお
よび3B、図8A−Cおよび図9A−C、並びに図4、図5および図7に例示されるもの
など、本明細書に開示される装置を使用することを含む。本明細書に使用されるように、
サンプルは、細胞内マトリックス、並びにヒトまたは動物の領域を掻取るまたは切除する
ときに見られる細胞および細胞外物を含む、組織および細胞を含み得、組織、細胞、また
はその両方と称され得る。
本発明の方法は、組織サンプルを得ることを含み、対向する縁を備える少なくとも一つ
のスリットを有する選択的に移動可能なシースを備えるサンプリング装置を提供すること
であって、シースの移動は、スリットの対向する縁を離れて移動させることと、軟部組織
部位に隣接してスリットを設置し、相互から離れてスリットの対向する縁を移動させるた
めにシースを移動させ、軟部組織を対向する縁と接触させることによりサンプルを収集す
ることと、相互に隣接するスリットの対向する縁を移動させるためにシースを移動させ、
縁が実質的に接合することと、スリットを軟部組織部位から除去することとを含む。移動
可能なシースは、棒の一部分と重複する。選択的に移動可能なシースは、1本以上のスリ
ット、2本のスリット、3本のスリット、4本のスリット、5本のスリット、6本のスリ
ット、7本のスリットまたは10本以上のスリットを備えることができる。シースに固定
されたアクチュエータを移動させることにより、シースを移動させる。装置は、棒、移動
可能なシース、アクチュエータおよびサンプル収集孔を備えることができる。シースは、
棒の遠位部分(前端に近接する)または棒の遠位端上に位置付けられる先端に固定するこ
とができ、シースは、アクチュエータ、またアクチュエータによって移動される成分に固
定され得る。
本発明の方法は、子宮内膜のサンプルを得る方法を含み、図1、図2AおよびB、図3
AおよびB、並びに図6に示されるように、子宮内膜サンプリング装置100を提供する
ことを含む。本方法は、遠位端111および長手方向軸を有するハンドル110と、長手
方向軸に実質的に沿ってハンドル110の遠位端111から外側方向に延在する細長い棒
120であって、外側表面、前端121、およびハンドル110の遠位端111に固定し
て装着される後端122を有する棒120と、ハンドル110の遠位端111に回転的に
結合されるアクチュエータ部材130であって、棒120の一部分を回転的に受容するよ
うに寸法決定される第1の端131の開口部を画定するアクチュエータ部材130と、棒
120の一部分を選択的に被包し、棒の前端に近接する棒の一部分と、アクチュエータ部
材の第1の端の一部分に固定して装着されるシース部材140であって、シース部材の遠
位端部分と、シース部材の遠位端部分の下にある棒の外側表面の一部分とがサンプル収集
孔150を画定し、シース部材140がシース部材の遠位端部分上の螺旋状スリット14
1であって対向する縁142および143によって境界付けられる螺旋状スリット141
を画定し、螺旋状スリットの対向する縁142および143がサンプル収集孔150を実
質的に封止するように実質的に接合する閉鎖位置200と、螺旋状スリットの対向する縁
が相互から離間配置される開放位置201との間で選択的に移動可能であり、アクチュエ
ータ部材130が、螺旋状スリット141が閉鎖位置200に位置付けられる第1の位置
360と、螺旋状スリット141が開放位置201に位置付けられる第2の位置361と
の間でハンドル110の遠位端111を中心として選択的に回転可能であることとを備え
る子宮内膜サンプル装置を提供することと、シース部材の遠位端部分を、膣腔を通して子
宮頸管を通り子宮腔内の所望の位置に導入して前進させることと、螺旋状スリット141
を開放位置200に選択的に延在させるように、アクチュエータ部材を第2の位置361
に回転させることと、子宮腔の所望の位置の組織に対して対向する縁を有するシース部材
の遠位端部分を選択的に付勢し、同時に子宮内膜サンプリング装置100のハンドル11
0を回転させて、開放に位置付けられた螺旋状スリットの対応する回転が組織をサンプル
収集孔150の中に収集するように作用することとを含む。
一態様では、一旦スリットがサンプルを収集するために軟部組織部位に位置付けられる
と、スリットが開放位置にある子宮内膜サンプリング器具装置は、時計回りなどの一方向
に1回以上360°回転され得る。一態様では、サンプルを収集するために、スリットが
開放位置にある子宮内膜サンプリング装置は、時計回りなどの一方向に1回以上360°
回転され、続いて、スリットが開放位置にある子宮内膜サンプリング装置を反時計回りな
どの他の方向に1回以上360°回転され得る。一態様では、サンプルを収集するために
、スリットが開放位置にある子宮内膜サンプリング装置は、時計回りなどの一方向に1回
360°回転され、続いて、スリットが開放位置にある子宮内膜サンプリング装置を反時
計回りなどの他の方向に1回360°回転され得る。回転数は、任意の一方向に行われ、
一方向または両方向の回転の方向は、ユーザーおよび所望されるサンプルにより変動し得
る。方法は、サンプルを収集するステップを含み得、スリットが開放位置にある間、時計
回りおよび反時計回りの一方向または両方向に、少なくとも1回、2回、3回、4回、5
回、6回、7回、8回、9回または10回以上ハンドルを完全に回転させることを含む子
宮内膜サンプリング装置のハンドルを回転させることを含む。本発明の利益は、サンプル
収集孔の360°の回転の開放位置にある装置によって接触される表面から幅広くサンプ
ルを採取する能力である。一態様では、ハンドル全体ではなくハンドルの一部分が、組織
表面に対して組織サンプリング要素を回転させ、付勢するように回転され得る。例えば、
ハンドルの遠位または近位部分のハンドルのノブ部分は、細胞および組織を収集するため
に、組織表面に沿っておよび/またはそれに対して装置の組織サンプリング要素を備える
棒、シース、およびサンプリング領域を移動させるように回転され得る。
一態様では、サンプルを収集する方法において、一旦スリットがサンプルを収集するた
めに軟部組織部位に位置付けられると、スリットが開放位置にある子宮内膜サンプリング
装置は、1回以上、一つ以上の長手方向線に沿って近位位置から遠位位置まで子宮内膜サ
ンプリング装置の長手方向軸に沿って長手方向に移動され得る。サンプルを収集する方法
は、スリットの対向する縁が子宮内膜サンプリング装置を長手方向および周方向に、また
は一方向もしくは両方向に1回以上移動させることにより相互から離れて移動される、開
放位置にあるスリットを移動させることを含み得る。更に、装置の移動は、長手方向の移
動が遠位方向の部位Aから部位Bに移動し、近位方向に移動させることにより部位Bから
部位Aに戻ることを含むように行われ得る。更に、装置の移動は、周方向の移動が時計回
り方向の部位Aから部位Bに移動されるか、または再び部位Aに完全に360°回転し、
反時計回り方向の部位Aから部位Bに移動されるか、または再び部位Aに完全に360°
回転するように行われ得る。一態様では、方法は、サンプル収集孔150を選択的に閉鎖
するために螺旋状スリット141を閉鎖位置200に選択的に移動させるように、第1の
位置360にアクチュエータ部材を回転させることと、膣腔から子宮内膜サンプリング装
置100を引き出すこととを更に含む。一態様では、本方法は、装置が使用される患者に
適切に寸法決定される棒とシースを足した直径を有する子宮内膜サンプリング装置を選択
することを含み得る。例えば、小さい直径を有する子宮頸部生体構造に関して、約0.0
03インチ〜約3インチの直径を有する子宮内膜サンプリング装置が使用され得、より大
きい直径を有する子宮頸部生体構造に関して、約0.05インチ〜約5インチ、または約
0.1インチ〜約6インチの直径を有する子宮内膜サンプリング装置が使用され得る。本
発明の装置は、直径が、スリットが位置しない領域で測定される、約0.03インチ〜約
6インチの棒とシースを足した直径の範囲、およびその間の全直径で提供され得る。例え
ば、棒とシースを足した直径は約0.118インチであり、直径は、スリットが位置しな
い領域で測定される。例えば、棒とシースを足した直径は約0.145インチであり、直
径は、スリットが位置しない領域で測定される。例えば、棒とシースを足した直径は約0
.170インチであり、直径は、スリットが位置しない領域で測定される。例えば、棒と
シースを足した直径は約0.200インチであり、直径は、スリットが位置しない領域で
測定される。
一態様では、本発明の方法は、装置が使用される患者に適切に寸法決定されるサンプル
収集エリア長を有する子宮内膜サンプリング装置を選択することを含み得る。例えば、子
宮頸部口の長さまで小さい底を有する子宮生体構造に関して、約0.025インチ〜約1
.25インチの長さを有する子宮内膜サンプリング装置が使用され得、子宮頸部口の長さ
までよりも長い底を有する子宮生体構造に関して、約0.05インチか〜約3インチ、ま
たは約0.1インチから約5インチの長さを有する子宮内膜サンプリング装置が使用され
得る。本発明の装置は、長さが、スリットが位置する領域で測定される、約0.03イン
チ〜約6インチ、およびその間の全ての長さのサンプル収集エリア長の範囲で提供され得
る。
本発明の方法は、図4に示される装置の使用を含む。この方法は、長手方向軸を有する
ハンドル410と、第1の位置のアクチュエータ430と、可撓性棒420と、可撓性棒
420を覆うシース部材440であって、少なくとも一つのスリット441を備え、棒の
遠位端に近接して固定され、アクチュエータに固定されるシース部材と、少なくとも一つ
のスリットおよびサンプル収集孔を備えるサンプリング領域とを備える装置であって、サ
ンプリング領域415が子宮腔内にある程度に挿入される装置を、女性対象の子宮腔内に
挿入することと、組織サンプリング要素を形成するために、相互から離れてスリットの対
向する縁を移動させるように第1の位置から第2の位置にアクチュエータを移動させるこ
とと、係止部材を移動することにより第2の位置にアクチュエータを任意に維持すること
と、サンプルを得るために、装置全体を周方向にもしくは装置の長手方向軸に沿った長手
方向にまたは両方に移動させることにより組織サンプリング要素と子宮腔の内側表面を接
触させることと、サンプル収集孔にサンプルを収容することと、相互に実質的に隣接して
スリットの対向する縁を移動させるように第1の位置にアクチュエータを移動させること
と、対象から装置を取り除くこととを含む。装置は、非外傷性先端または閉鎖した先端で
あり得る先端460を更に含み得る。
アクチュエータは、シースねじ430を含み得る。アクチュエータの移動は、シースね
じの回転を含む。アクチュエータの移動は、シース部材440も移動させる。シースによ
る移動がない第1の位置では、スリット441は、その対向する縁が相互に実質的に隣接
し、接合して閉鎖される。シースねじ430が第2の位置に回転されるとき、シース44
0が移動し、スリット441の対向する縁が相互から離れて移動し、端である組織サンプ
リング要素を露出させる。シースねじ430は、シースねじ430の近位端を係合するよ
うに回されるねじ式要素であり得る係止部材480によって第2の位置に保持され得る(
図示されず)。
一態様では、係止部材480は、第2の位置にアクチュエータを保持するためにアクチ
ュエータの近位端を係合するように、ハンドル410の長手方向軸に沿って長手方向に移
動され得る摺動要素であり得る。一態様では、アクチュエータ(シースねじ430)は、
ばね装填要素である係止部材480によって位置1に保持され得、係止機構が表面を押す
ことによって作動されるとき、係合要素が解放されることで、アクチュエータは、棒の軸
に沿った長手方向にばねの解放力によって動かされ、または棒の周りを周方向に位置2ま
で回転される。アクチュエータは、手動操作により位置1に戻され、係合要素を再係合す
ることができる。一態様では、アクチュエータは、アクチュエータの位置1から位置2へ
の手動移動後、位置2でアクチュエータと係合するばね装填係止機構480を作動させる
ことにより、位置2に保持され得る。アクチュエータは、任意の方法により、例えば手動
操作により位置1に戻すことができる。位置2は、位置1から遠位に移される一つ以上の
位置であり得る。位置2は、画定された遠位位置であるか、または装置のオペレータによ
って選択される任意の遠位に移された位置であり得る。位置2が画定された遠位位置であ
るとき、対向する縁の相互から離れる移動の程度は同じ程度であり、対向する縁は同じ距
離に離される。位置2が、任意の特定の構造係止要素によって画定されない、位置1から
任意に選択された遠位に移された距離であるとき、スリット441の対向する縁間の距離
の程度も、任意の距離である。位置2に関して任意に遠位に移された距離位置を有するこ
とにより、対向する縁が最大限に離れた距離からほぼ閉鎖の位置までの連続する範囲内で
離れて移動することが可能となり、スリット441の領域のシース部材の拡張の量を制御
することが可能となる。一旦アクチュエータが位置2になると、アクチュエータの位置2
の位置は、アクチュエータを静止に保持するための係止部材を係合することにより維持す
ることができ、例えば組織サンプリング要素は、次に、サンプル収集孔内に収容されるサ
ンプルを得るために使用される。
本発明の方法は、図7等に示される歯車または歯車組を移動させるアクチュエータを備
える装置の使用を含む。この方法は、作動されるとき、歯車または一組の歯車が、シース
部材内の一つ以上のスリットの切り込みの対向する縁が離れるか、または相互から離れて
移動するようにシース部材を移動する、機械接続にあるアクチュエータを備える装置を女
性の対象に提供することを含む。本装置は、歯車を動かし、歯車装置712に固定される
シース部材740が作用するように、アクチュエータの機械動作によって動かされる歯車
を備える歯車装置712を備えるハンドル710を更に備えることができる。アクチュエ
ータの動作は、歯車を、スリット741が閉鎖され、サンプル収集孔750が閉鎖される
位置1から、対向する縁を露出し、組織サンプリング要素を形成し、サンプル収集孔を開
放するスリットを開放する位置2(図示されず)に移動させる。インジケータ780は、
シース部材740または棒720上に設置され得る。非外傷性先端760は、棒の遠位端
上にあってよい。シース部材740は、先端760に近接して固定される。棒720の近
位端は、ハンドル710に固定される。組織サンプルが取得され、サンプル収集孔に格納
された後、アクチュエータは、歯車が位置1に戻るように移動し、スリットは、対向する
縁が相互に実質的に隣接するように閉鎖し、サンプル収集孔が閉鎖される。本明細書で使
用される、用語「第1の位置」および「位置1」とは、互換的に使用され得、同様に、用
語「第2の位置」および「位置2」とは、互換的に使用され得、本開示を注意深く読むこ
とにより決定され得る、アクチュエータの位置および/またはスリットの対向する縁の位
置を指す。
本発明の方法の一実施態様では、スリット441の対向する縁が相互から離れて移動す
るようにシース440を移動させるために、近位方向から遠位方向の長手方向に移動する
アクチュエータを備える装置が、女性の対象に提供され得る。アクチュエータは、その最
近位部位である位置1から、位置1から遠位に移される第2の位置である位置2まで移動
される。位置1において、スリットは相互に実質的に隣接するその対向する縁により閉鎖
され、かつ、シース部材440は歪みを受けない。位置2にあるとき、シース部材440
の移動は、本明細書に記載されるように、組織サンプリング要素が形成されるようにスリ
ット441の対向する縁を離す。アクチュエータは、アクチュエータを位置2に維持し、
スリットを、その対向縁が相互から離れた開放構成に維持するために、アクチュエータ、
棒、シース部材、および/またはハンドル410と相互作用することができる、ねじ式要
素、摺動要素、または当業者に既知の他のそのような要素であり得る係止部材480によ
って位置2に保持され得る。位置2は、位置1から遠位に移される一つ以上の位置であり
得る。位置2は、画定された遠位位置であるか、または装置のオペレータによって選択さ
れる任意の遠位に移された位置であり得る。位置2が画定された遠位位置であるとき、対
向する縁の相互から離れる移動の程度は同じ程度であり、対向する縁は同じ距離に離され
る。位置2が、任意の特定の構造係止要素によって画定されない、位置1から任意に選択
された遠位に移された距離であるとき、スリット441の対向する縁間の距離の程度も、
任意の距離である。位置2に関して任意に遠位に移された距離位置を有することにより、
対向する縁が最大限に離れた距離からほぼ閉鎖の位置までの連続する範囲内で離れて移動
することが可能となり、スリット441の領域のシース部材の拡張の量を制御することが
可能となる。一旦アクチュエータが位置2になると、アクチュエータの位置2の位置は、
アクチュエータを静止に保持するための係止部材を係合することにより維持することがで
き、例えば組織サンプリング要素は、次に、サンプル収集孔内に収容されるサンプルを得
るために使用される。
本明細書には、女性の子宮腔からサンプルを収集する方法が開示されており、装置のサ
ンプリング領域を子宮腔内に位置付けるために、本明細書に開示される装置の遠位端を、
女性の膣および子宮頸管を通して挿入することと、第1の位置から、サンプル収集孔を開
放し、少なくとも一つのスリットの対向する縁を提供する第2の位置にアクチュエータを
移動させることと、組織サンプルを取得するために子宮腔を対向する縁と接触させること
と、第2の位置から第1の位置にアクチュエータを移動させることと、装置を対象から取
り除くこととを含む。あるいは、本方法は、組織の収集物を装置内に引き上げるために吸
引力または負圧を利用することを更に含む。本方法は、第1の位置から、サンプル収集孔
を開放する第2の位置にアクチュエータを移動させることにより、サンプルを装置から取
り出すことと、サンプル収集孔内の組織サンプルを取り出すこととを更に含む。あるいは
、本方法は、装置の遠位端を切断するか、またはサンプリング領域を含む装置の一部分を
解放するために棒を壊すことにより装置のサンプリング領域を取り外すことを更に含む。
あるいは、本方法は、逆吸引によりサンプルを取り出し、装置が開放するとき、サンプル
収集領域からサンプルを吹付けることを更に含む。
本発明の方法は、任意に非外傷性先端を備える、本明細書に開示される装置の遠位端を
膣および子宮頸管を通して子宮腔内に挿入することを含む。本装置は、患者に入れられる
と、インジケータが視界を通過し、挿入がユーザーによって停止されるか、装置が予め設
定されたシースの外側に位置付けられる深さ停止部によって物理的に停止するまで挿入さ
れる。アクチュエータは、一つ以上のスリットを開放位置に移動させるために、第1の位
置から第2の位置に移動される。装置全体または装置の一部分を、時計回りおよび反時計
回りの一方向または両方向に1回以上360°回転させるか、または装置を、近位から遠
位および/または遠位から近位方向に長手方向に移動し、同時に、子宮腔の内側表面を開
放スリットの対向する縁と接触させ、接触させた領域から組織サンプルを得る。一旦適切
なサンプルが収集されたら、スリットを閉鎖し、今や収集したサンプルを収容するサンプ
ル収集孔を覆い、実質的に閉鎖するために、アクチュエータを第2の位置から第1の位置
に移動させる。次に、装置は患者から取り除かれる。収集したサンプルは、組織学的検査
のために処理される。サンプル収集孔は、装置を患者に挿入し、患者から取り除く間、汚
染から保護され、子宮腔内でのサンプリング中のみ、およびその後収集したサンプルを装
置から解放するために開放される。スリットの閉鎖位置は、子宮頸管を通じて子宮腔内へ
の侵入時に汚染からサンプル収集孔を守り、サンプルを収集した後、サンプル材料の損失
、並びに装置のサンプル収集孔を子宮腔および膣から引き出す間、汚染から収集したサン
プルを保護する。
本発明の実施態様は、サンプルを収集する方法を含み、装置は患者に1回挿入される。
一旦装置の遠位端が患者の子宮腔内に挿入されると、サンプルは、子宮腔内の装置の遠位
端の回転的または長手方向移動により収集され、その後装置は患者から引き出される。対
照的に、サンプルを得るために現在利用可能な装置の使用を含む方法は、装置を子宮腔内
に複数回挿入することを必要とする場合がある。複数回挿入することにより、サンプルの
汚染またはサンプルの損失の機会を増加させ、患者が感じる不快および/または痛みを増
加させる。2回目および更なる挿入で同じ部位からサンプリングすることは困難なため、
複数回の挿入は収集したサンプルの変動度も増加させる。
本発明の方法の一例は、任意に非外傷性先端を備える子宮内膜サンプル装置の遠位端を
膣および子宮頸管を通して子宮腔内に挿入することを含む。本装置は、患者に入れられる
と、インジケータが視界を通過し、挿入がユーザーによって停止されるか、予め設定され
たシースの外側に位置付けられる深さ停止部によって物理的に停止するまで挿入される。
アクチュエータは、スリットを開放位置に移動させるために、第1の位置から第2の位置
に回転される。装置全体を、時計回りおよび反時計回りの一方向または両方向に1回以上
360°回転させ、同時に、子宮腔の内側表面を開放スリットの対向する縁と接触させ、
接触させた領域から組織サンプルを得る。一旦適切なサンプルが収集されたら、スリット
を閉鎖し、収集したサンプルを含むサンプル収集孔を覆い、密閉するために、アクチュエ
ータを第2の位置から第1の位置に回転させる。装置は患者から取り除かれる。収集した
サンプルは、組織学的検査のために処理される。サンプル収集孔は、装置を患者に挿入し
、患者から取り除く間、汚染から保護され、子宮腔内でのサンプリング中のみ、およびそ
の後収集したサンプルを装置から解放するために開放される。スリットの閉鎖位置は、子
宮頸管を通じて子宮腔内に入るときの汚染からサンプル収集孔を守り、サンプルを収集し
た後、サンプル材料の損失、並びに装置のサンプル収集孔を子宮腔および膣から引き出す
間、汚染から収集したサンプルを保護する。
本発明の方法は、本発明の装置の挿入を可能にするために、子宮頸部口を拡張すること
を含み得る。装置を子宮頸管に挿入するために、少量の力のみが使用されるべきであり、
抵抗性は、未経産または狭窄口を有する患者に見られる場合がある。装置は、ユーザーが
停止した深さ、またはユーザーにより予め設定されたシースの外側にある深さ停止部まで
挿入される。
この方法は、装置を対象に挿入する前に、棒およびシース部材の少なくとも一部分を、
外科用潤滑剤、もしくは麻酔成分、または鎮痛剤でコーティングすることを更に含み得る
本発明の方法は、スリットが女性の子宮腔内に位置付けられるように、子宮内膜サンプ
リング装置を挿入することであって、任意に、患者内のスリット(一つ以上のスリットで
あり得る)の深さが棒に位置するインジケータによって、または対象の外部子宮頸部口の
外側に接触する深さ停止部によって示すことができることと、スリットが開放位置にある
ようにアクチュエータ部材を移動させる(例えば回転させる)ことと、ハンドルまたはシ
ースに接続されるハンドルの一部分、よって装置全体もしくは装置のサンプリング部分を
360°回転させ、同時にシース部材の遠位端に位置する開放スリットの離れた対向する
縁が子宮腔の内側表面に隣接し、それに対して付勢されることと、子宮腔の内部表面に対
するスリットの対向する縁の掻き取りおよび/または切断動作により子宮内膜組織のサン
プルを得、子宮内膜組織がサンプル収集孔に移されることとを含む。装置は、近位から遠
位そして戻る長手方向にも移動させることができる。一旦子宮内膜サンプリング装置の1
回以上の360°の回転が達成され、サンプルが収集されたら、子宮内膜サンプリング装
置の回転または移動を停止し、アクチュエータ部材を、スリットが開放位置から閉鎖位置
に移動し、サンプル収集孔が閉鎖されるように、第1の位置から第2の位置に回転させる
か、または移動する。一旦サンプル収集孔が閉鎖されたら、子宮内膜サンプリング装置は
患者から引き出される。サンプルの汚染の防止を補助するために、シースの外部は任意の
付着した組織または細胞を除去するために洗浄することができる。洗浄溶液は、サンプル
収集孔に侵入しないが、患者の内部へのまたは患者の内部からの子宮内膜サンプリング装
置の移動中に取得した細胞または組織、および収集したサンプルが、例えば子宮膣部細胞
または組織によって汚染されないようにシース部材の外側表面の洗浄のみされるべきであ
る。
組織は、スリットが閉鎖位置200から開放位置201に移動され、サンプル収集孔が
開放され、組織がアクセス可能になり取り出されるように、アクチュエータ部材を第1の
位置から第2の位置に移動させることによってサンプル収集孔から取り出すことができる
。例えば、閉鎖位置にあるとき、サンプル収集孔が位置する子宮内膜サンプリング装置の
遠位端は、液体に浸漬され得る。次に、スリットが閉鎖位置200から開放位置201に
移動され、サンプル収集孔が開放され、液体をサンプル収集孔の中もしくは外に流すこと
によって、または開放されたサンプル収集孔を液体内に移動させることによって、組織は
サンプル収集孔から洗浄されるように、アクチュエータ部材を第1の位置360から第2
の位置361に回転させる。サンプル収集孔が位置する装置の遠位先端は、液体を含む検
体容器中に浸され、スリットが開放位置で、装置は、サンプルを取り出すために、旋回さ
れるかまたは攪拌される。あるいは、サンプルは、ピペット、ピンセット、把持器具、も
しくは他の機器、吸引、または当業者に既知の他の方法によってサンプル収集孔から回収
され得る。
本装置は、再使用可能な成分および取り外し、廃棄することができる成分により設計さ
れ得ることも想定される。取り外し可能な成分は装置のサンプリング部分を含み、その場
で組み立てるか、または取り付けることができることが想定される。本装置は、完全な単
一使用としても設計され得るが、折ることができるか、さもなければ保存液、または組織
学的処理用の容器内への設置のために装置の残部から分離することができる装置のサンプ
リング部分を収容する着脱可能な区画を備える。例えば、サンプル収集孔を形成する減少
した直径部分を含む棒の遠位端は、棒の残部から着脱可能であり得る。加えて、少なくと
もスリットを備えるシースの遠位端も、シースの残部から着脱可能であり得る。例えば、
インジケータの部位に対応する部位など、サンプル収集孔およびスリットに近接する位置
で、棒は折れ曲がるか、破損可能な部分を有し得る。一旦サンプルが収集され、装置が患
者から取り除かれたら、シースの遠位端は、例えばハサミまたは解剖用メスで、ほぼ棒の
折れ曲がった部位または破損可能な部分でシースの残部から断ち切られ、その後、折れ曲
がった、または破損可能な部分で、棒を折るために力が使用される。組織サンプルを収容
する棒およびシースの解放された遠位端は、次に、組織サンプルを収集し保存する様式で
処理され得る。一態様では、減少した直径領域を備える棒の遠位端は、完全に組み立てら
れた棒構造を形成するために、棒の長い区画にスナップ嵌めされるか、またはねじ止めさ
れ得る。棒の長い部分は、装置のハンドルに取り付けられても、そうでなくてもよい。使
用中、組み立てられた棒構造はハンドルに固定される。シース部材は、単一片の材料のも
のであるか、またはシースの一部分を取り除くことが可能である位置で穿孔され得る。一
態様では、シースは、アクチュエータから着脱可能であってよい。例えば、シース全体を
アクチュエータから切り離し、棒の遠位端を切り離すが、棒および先端に取り付けられた
シースを残すことにより、収集した組織サンプルを回収または貯蔵するように使用するこ
とができる装置の一部分を形成し得る。先端は、棒および/またはシースからも着脱可能
であってよい。先端、シースの一部分(またはシース全体)、および棒の一部分を含む装
置の切り離した遠位部分において、先端を取り外すことにより、組織サンプルに容易にア
クセスできるように、棒の減少した直径領域からシース部分を取り除くことを可能にする
本明細書に開示される装置を使用する方法は、疾患、特に子宮癌を診断し予知するため
の組織サンプルを得るのに使用され得る。本明細書に開示される装置を使用する方法は、
高悪性度子宮内膜病変の診断において特定の医学的有意性のものであり得る、子宮内膜病
変を診断するための細胞を得るために実施され得る。本明細書に開示される装置を使用す
る方法は、異常子宮出血または閉経後出血を評価するために実施され得る。本明細書に開
示される装置を使用する方法は、子宮内膜切離または何らかの子宮の治療をする前に、も
しくは慢性的無排卵ために、または不妊の女性のために使用され得る。本明細書に開示さ
れる装置を使用する方法は、非定型的線細胞など、細胞診の結果に異常が見られる場合に
実施され得る。本発明の装置を使用して組織サンプルを除去することは、子宮腔に特に破
壊的ではなく、よって、そのような装置によるサンプリングは子宮腔のモニタリングのた
めに日常的に実施され得る。
本明細書および添付の特許請求の範囲に使用される、単数形「a」、「an」、および
「the」は、特に明確に記載のない限り、複数形の参照物を含むことに留意しなければ
ならない。
本明細書に含まれる全ての特許、特許出願、および参考文献は、特に参照によりそれら
の全体が組み込まれる。
勿論、前述した事項は本発明の例示的な実施形態にのみ関係し、本開示に記載される、
多くの修正または変更が本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得ることを
理解するべきである。
本発明の例示的な実施形態は、ヒト卵管を閉塞するための詳細な方法、送達システム、
および組成物を説明するが、本発明は、それらの実施形態に限定されない。ヒトおよび非
ヒト哺乳動物の両方における様々な管を閉塞するために、本明細書の方法、送達システム
、および組成物に使用するための、当業者に示され得る多くの修正または変更が存在する
本発明は、本明細書に含まれる例として更に図示され、これは理解を明確にするために
提供される。例示的な実施形態は、決してその範囲に制限を課すものとして解釈されるべ
きではない。むしろ、様々な他の実施形態、その修正、および同等物を用いることができ
、これらは、本明細書の説明を読むことで、本発明の趣旨および/または添付の特許請求
の範囲の範囲から逸脱することなく、当業者に示され得ることを明確に理解されたい。
次の実施例は、本明細書において主張される化合物、組成物、物品、装置、および/ま
たは方法がどのように作製され、評価されるかの完全な開示および説明を当業者に提供す
るために記載され、単に例示的であることが意図され、本開示を制限することが意図され
ない。数値(例えば、量、寸法等)に対する正確さを確保する努力がなされているが、い
くつかの誤差および偏差が考慮されるべきである。特に記載されない限り、部は重量部で
あり、温度は℃または周囲温度であり、圧力は、大気圧であるか、またはそれに近い。
特に明確に記載されない限り、本明細書に記載される任意の方法は、そのステップが特
定の順序で実施される必要があるものとして決して解釈されないことが意図される。従っ
て、主張する方法がそのステップに従うべき順序を実際に列挙しない場合、またはさもな
ければステップが特定の順序に制限されることが特許請求の範囲または説明に具体的に記
載されない場合、いかなる点においても、順序が推測されることは決して意図されない。
これは、ステップの配置または操作手順に関する論理の問題、文法構成または句読点から
導かれる明らかな意味、および本明細書に記載される実施形態の数または種類を含む、解
釈に関する任意の可能な表現されない基礎を保持する。
(実施例1)
≪シース収集子宮内膜サンプリングシステム≫
長さが2cmおよび5cmの2種のサンプル収集領域構成を有する2つの子宮内膜サン
プリングシステムを設計した。それぞれの収集領域バージョンは、サンプル収集領域にあ
る増減する渦巻状の切込み周回を有する渦巻状(または螺旋状)の切込みスリットを含む
。渦巻状の切込みスリットを図2に示す。これらの装置を、模擬子宮腔内の組織サンプル
を収集するために使用した。この研究においては、子宮腔を模倣する目的で、ゼラチン組
織ファントム(Vyseバリスティックゼラチン)(水中10%のゼラチンで調製)を使
用した。これは、ゼラチンが、人体組織を模倣するために使用される種類および組成物で
あるためである。水500g、ゼラチン55.6g、発砲体腐食剤11滴、およびシナモ
ン油7滴を使用して10%のゼラチンモデルを調製した。子宮腔はモールドを使用して調
製し、その際に約5”×5”の正方形の容器に液体ゼラチンを注入した。ゼラチンを冷却
し、凝固させてゼラチンブロックのテスト準備を完了した。このモデルが子宮腔によって
生まれる潜在的な空間を模擬するものであるため、装置をテストする目的で、収集領域を
含む装置端を直接ゼラチンブロック内に挿入した。
各装置は、渦巻状の切込みスリットを備える外側シースから構成されている。サンプル
収集孔はシースによって覆われ、多くのスリットのうちの一本によって閉鎖されている。
渦巻状のスリット141は、サンプル収集領域の長さ2または5cm部分に1.5、2ま
たは3のいずれかの完全な周回を有する。シースの遠位端は、シアノアクリレート接着剤
を用いて、棒120の先端160に固定した。シースの近位端は、アクチュエータ130
に固定した。サンプリング領域の下の部分(スリット(複数可)が位置する場所の下)は
、サンプルを収集できるように減少した直径を有する。棒120は、その近位端上でハン
ドル110に固定した。
各装置をゼラチン組織ファントム内に挿入され、模擬子宮腔からゼラチンを取り除くこ
とができるかについて評価を行った。渦巻状の切込み設計に関して、装置は、棒120を
定位置に保持し、一方で、スリット141の対向する縁を相互から離れて移動させ、サン
プル収集孔を開放させるハンドル130を回転させることによりシースを移動させること
によって操作した。アクチュエータの回転により、スリットの対向する縁を変位させ、相
互の接触から離れて移動させて、サンプル収集孔を開放した。一旦開放位置になると、係
止機構201は、サンプル収集孔が開放状態を維持するように、シースを開放したままに
した。次に、各装置を、ゼラチンファントム中で、時計回りに完全に1周回、次に反時計
回りに完全に1周回回転させた。次に、再度隣接するようにスリットの対向する縁を移動
させることによりサンプル収集孔を閉鎖するために、アクチュエータを閉鎖した200。
各装置を試験モデルから取り除き、収集されたゼラチンの量を評価した。サンプル収集領
域に使用された長さと、切込み周回の数をテストした。
次の試験用装置原型が準備された。
各装置を新しい子宮腔ゼラチン組織ファントムで試験したところ、次の結果が得られた
試験に供された全ての装置により、模擬子宮腔から模擬組織材料(例えば子宮内膜)を
取り除いた。
様々な修正および変形が本発明の範囲または趣旨から逸脱することなく本発明において
行うことができることは、当業者には明らかである。本発明の他の実施形態は、本明細書
に開示される本発明の仕様および実践の考察から当業者には明らかである。仕様および実
施例は、単に例示であると見なされることが意図され、本発明の真の範囲および趣旨は以
下の特許請求の範囲によって示される。

Claims (20)

  1. 子宮内膜のサンプルを得る方法であって、
    a)子宮内膜サンプリング装置であって、
    i.遠位端および長手方向軸を有するハンドルと、
    ii.実質的に長手方向軸に沿ってハンドルの遠位端から外側方向に延在する細長い
    棒であって、外側表面、前端、およびハンドルの一部分に固定して装着される後端を有す
    る、棒と、
    iii.ハンドルの一部分およびシースに結合される選択的に移動可能なアクチュエ
    ータと、
    iv.棒の一部分を選択的に被包し、棒の前端に近接する棒の一部分およびアクチュ
    エータ部材の一部分に固定して装着されるシース部材であって、シース部材の遠位端部分
    と、シース部材の遠位端部分の下にある棒の外側表面の一部分とがサンプル収集孔を画定
    し、シース部材がシース部材の遠位端部分上の少なくとも一つのスリットであって対向す
    る縁によって境界付けされるスリットを画定し、スリットが、螺旋状スリットの対向する
    縁がサンプル収集孔を実質的に封止するように実質的に接合する閉鎖位置と、スリットの
    対向する縁が相互から離間配置される開放位置との間で選択的に移動可能であり、アクチ
    ュエータが、スリットが閉鎖位置に位置付けられる第1の位置と、螺旋状スリットが開放
    位置に位置付けられる第2の位置との間で選択的に移動可能である、シース部材と
    を備える装置を提供すること、
    b)シース部材の遠位端部分を、子宮腔内の所望の位置に導入して前進させることと、
    c)スリット(複数可)を開放位置に選択的に延在させて、組織サンプリング要素を形
    成するように、アクチュエータを第2の位置に移動させること、
    d)子宮腔内の所望の位置の組織に対して組織サンプリング要素を備えるシース部材の
    遠位端部分を選択的に付勢し、同時に子宮内膜サンプリング装置のハンドルの一部分を回
    転させて、開放に位置付けられたスリット(複数可)の対応する回転が組織および細胞を
    サンプル収集孔の中に収集するように作用すること、
    e)サンプル収集孔を選択的に閉鎖するように閉鎖位置にスリットを選択的に移動させ
    るために、アクチュエータを第1の位置に移動させること、並びに
    f)対象から子宮内膜サンプリング装置を引き出すこと、
    を含む、方法。
  2. 子宮内膜サンプリング装置のハンドルの一部分を回転させるステップは、ハンドルの一
    部分を少なくとも完全に1回転、時計回りまたは反時計回りの方向に回転させることを含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 高悪性度子宮内膜病変を診断するための細胞を得るために実施される、請求項1に記載
    の方法。
  4. 異常子宮出血の評価のために、または何らかの子宮の治療をする前に実施される、請求
    項1に記載の方法。
  5. 方法は、子宮由来の未診断出血を診断するために実施される、請求項1に記載の方法。
  6. 子宮内膜サンプリング装置であって、
    a)遠位端および長手方向軸を有するハンドルと、
    b)長手方向軸に実質的に沿ってハンドルの遠位端から外側方向に延在する細長い棒で
    あって、外側表面、前端、およびハンドルの一部分の遠位端に固定して装着される後端を
    有する、棒と、
    c)ハンドルの一部分およびシースに結合される選択的に移動可能なアクチュエータと

    d)棒の一部分を選択的に被包し、棒の前端に近接する棒の一部分およびアクチュエー
    タ部材の第1の端の一部分に固定して装着されるシース部材であって、シース部材がシー
    ス部材の遠位端部分上のスリットであって対向する縁によって境界付けされるスリットを
    画定する、シース部材と
    を備え、
    シース部材の遠位端部分およびシース部材の遠位端部分の下にある棒の外側表面の一部
    分が、サンプル収集孔を画定する、装置。
  7. スリットは、スリットの対向する縁がサンプル収集孔を実質的に封止するように実質的
    に接合する閉鎖位置と、子宮腔内に位置付けられたときに子宮内膜サンプルを得るために
    、スリットの対向する縁が相互から離間配置される開放位置との間で選択的に移動可能で
    ある、請求項6に記載の装置。
  8. アクチュエータ部材は、スリットが閉鎖位置に位置付けられる第1の位置と、スリット
    が開放位置に位置付けられる第2の位置との間でハンドルの遠位端を中心として選択的に
    回転可能である、請求項6に記載の装置。
  9. スリットは、長手方向軸を中心に延在する螺旋状スリットである、請求項6に記載の装
    置。
  10. スリットは、長手方向スリットである、請求項6に記載の装置。
  11. 棒の前端は、非外傷性先端を画定する、請求項6に記載の装置。
  12. 子宮内膜サンプリング装置であって、
    遠位端および長手方向軸を有するハンドルと、
    長手方向軸に実質的に沿ってハンドルの遠位端から外側方向に延在する細長い棒であっ
    て、外側表面、前端、およびハンドルの遠位端に固定して装着される後端を有する、棒と

    管の遠位端に回転的に結合されるアクチュエータ部材であって、棒の一部分を回転的に
    受容するように寸法決定される第1の端に開口部を画定する、アクチュエータと、
    棒の一部分を選択的に被包し、棒の前端に近接する棒の一部分およびアクチュエータ部
    材の第1の端の一部分に固定して装着されるシース部材であって、シース部材の遠位端部
    分上のスリットであって対向する縁によって境界付けされるスリットを画定し、スリット
    が、スリットの対向する縁がサンプル収集孔を実質的に封止するように実質的に接合する
    閉鎖位置と、子宮腔内に位置付けられたときに子宮内膜サンプルを選択的に得るために、
    スリットの対向する縁が相互から離間配置される開放位置との間で選択的に移動可能であ
    る、シース部材と
    を備える、装置。
  13. アクチュエータ部材は、スリットが閉鎖位置に位置付けられる第1の位置と、スリット
    が開放位置に位置付けられる第2の位置との間でハンドルの遠位端を中心として選択的に
    回転可能である、請求項12に記載の装置。
  14. シース部材の遠位端部分と、シース部材の遠位端部分の下にある棒の外側表面の一部分
    とが、サンプル収集孔を画定する、請求項12に記載の装置。
  15. スリットは、長手方向軸を中心に延在する螺旋状スリットである、請求項12に記載の
    装置。
  16. アクチュエータ部材は、画定される複数の離間した雌穴をその上に有する内側周辺縁を
    有する内側孔を画定し、遠位端は、長手方向軸に遠位に沿って延在する雄突出部を画定し
    、雄突出部は、それぞれの第1および第2の位置の複数の離間した雌穴に選択的に受容さ
    れるように構成される複数の半径方向に付勢可能な基軸を画定する、請求項12に記載の
    装置。
  17. 子宮癌を診断する方法であって、
    a)子宮内膜サンプリング装置であって、
    i.遠位端および長手方向軸を有するハンドルと、
    ii.実質的に長手方向軸に沿ってハンドルの遠位端から外側方向に延在する細長い
    棒であって、外側表面、前端、およびハンドルの遠位端に固定して装着される後端を有す
    る、棒と、
    iii.ハンドルの遠位端およびシースに結合される選択的に移動可能なアクチュエ
    ータと、
    iv.棒の一部分を選択的に被包し、棒の前端に近接する棒の一部分およびアクチュ
    エータの一部分に固定して装着されるシース部材であって、シース部材の遠位端部分と、
    シース部材の遠位端部分の下にある棒の外側表面の一部分とがサンプル収集孔を画定し、
    シース部材がシース部材の遠位端部分上の少なくとも一つのスリットであって対向する縁
    によって境界付けされるスリットを画定し、スリットが、螺旋状スリットの対向する縁が
    サンプル収集孔を実質的に封止するように実質的に接合する閉鎖位置と、スリットの対向
    する縁が相互から離間配置される開放位置との間で選択的に移動可能であり、アクチュエ
    ータが、スリットが閉鎖位置に位置付けられる第1の位置と、螺旋状スリットが開放位置
    に位置付けられる第2の位置との間で選択的に移動可能である、シース部材と
    を備える装置を提供すること、
    b)シースの遠位端部分を、対象の子宮腔内の所望の位置に導入して前進させること、
    c)スリットを開放位置に選択的に延在させるように、アクチュエータを第2の位置に
    回転させること、
    d)子宮腔内の所望の位置の組織に対してシース部材の遠位端部分を選択的に付勢し、
    同時に子宮内膜サンプリング装置のハンドルを回転させて、開放に位置付けられたスリッ
    トの対応する回転が組織および/または細胞をサンプル収集孔の中に収集するように作用
    することと、
    e)サンプル収集孔を選択的に閉鎖するように閉鎖位置にスリットを選択的に移動させ
    るために、アクチュエータ部材を第1の位置に回転させること、
    f)子宮腔から子宮内膜サンプリング装置を引き出すこと、並びに
    g)形成不全または異常な細胞について収集した組織および/または細胞を検査するこ
    とであって、形成不全または異常な細胞の存在が癌の診断を示すこと、
    を含む、方法。
  18. 子宮内膜サンプリング装置のハンドルを回転させるステップは、ハンドルを時計回り方
    向に少なくとも1回転、および反時計回りの位置に1回転、回転させることを含む、請求
    項17に記載の方法。
  19. 少なくとも一本のスリットは、螺旋状スリットである、請求項17に記載の方法。
  20. 少なくとも一本のスリットは、垂直なスリットである、請求項17に記載の方法。
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