JP2018170971A - 温度予測装置、温度予測方法、温度予測プログラム及び温度予測システム - Google Patents

温度予測装置、温度予測方法、温度予測プログラム及び温度予測システム Download PDF

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Abstract

【課題】土地の温度をより正確に予測できるようにする。【解決手段】農地Fa周辺の複数個所に設置された複数の温度計20によって所定時間ごとに測定された温度を、温度情報Tdとしてサーバ30の記憶部33に蓄積する。そして、サーバ30が、記憶部33に蓄積されている温度情報Td、位置情報Pd及び時刻情報Hdをもとに、農地Fa周辺の複数箇所で測定された温度の時間的な変化を検出し、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faの温度が0℃に達する時刻(つまり霜の発生時刻)を予測するようにした。こうすることで、農地Faの温度が0℃に達する旨とその時刻をより正確に予測できる。【選択図】図3

Description

本発明は、温度予測装置、温度予測方法、温度予測プログラム及び温度予測システムに関するものであり、例えば、農地の温度を予測する温度予測システムに適用して好適なものである。
近年、IoT(Internet of Things)と呼ばれる、様々なモノ(物)がインターネットを通じて接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みが提案されている。IoTは、農業の分野でも注目されている。従来、IoTを農業に活用した例として、農地に設置されたセンサから得られる農地の温度、湿度、日射量などを示す環境情報をサーバに蓄積し、蓄積した環境情報をサーバが解析することにより農地で実施すべき農作業を判断して農家のコンピュータに通知する農業支援システムがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−212002号公報
従来の農業支援システムでは、現在行うべき農作業を農家に知らせることはできるが、農地の環境情報を予測するようなことはできない。実際、作物を育成するうえで最も重要なのは温度であり、農地の温度が所定の温度に達する時刻を予測して農家に知らせることができれば、農家は、前もって、農作物への温度対策(例えば低温対策)を実施することができる。また一方で、テレビ、ラジオ、インターネットなどの天気予報では、各地域の気温を予測してはいるが、地域と比べて狭小な土地(農地)の温度を予測するようなことはできない。つまり、従来の方法では、農地などの狭小な土地の温度を予測することはできなかった。
本発明は以上の点を考慮したものであり、従来と比べてより正確に土地の温度を予測できる温度予測装置、温度予測方法、温度予測プログラム及び温度予測システムを提案しようとするものである。
本発明は、土地の周辺に配置された複数の温度計のそれぞれにより測定された前記土地の周辺の温度を示す温度情報を、通信部が、ネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから取得し、前記複数の温度計のそれぞれから取得した前記温度情報を、制御部が、前記複数の温度計のそれぞれの位置を示す位置情報、及び前記複数の温度計のそれぞれが温度を測定した時刻を示す時刻情報とともに、記憶部に記憶させ、温度予測部が、前記記憶部に記憶されている前記温度情報、前記位置情報及び前記時刻情報をもとに、前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測する
ようにした。
このように、本発明は、土地の周辺に配置された複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測するようにした。
かくして本発明は、従来と比べてより正確に土地の温度を予測できる温度予測装置、温度予測方法、温度予測プログラム及び温度予測システムを実現できる。
第1の実施の形態による農業支援システムの概要構成を示す図である。 第1の実施の形態による携帯端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による農地周辺の温度計の配置例を示す図である。 第1の実施の形態による温度計の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるサーバの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による記憶部に登録されている温度計の識別情報と位置情報の例を示す図である。 第1の実施の形態による記憶部に蓄積されていく温度計の識別情報、位置情報、温度情報、時刻情報の例を示す図である。 第1の実施の形態による霜予報処理の全体的な流れを示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による霜発生時刻予測処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による霜予報メールの内容を示す図である。 第2の実施の形態による農業支援システムの概要構成を示す図である。 第2の実施の形態による農地周辺の温度計の配置例を示す図である。 第2の実施の形態による暖房装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態によるサーバの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による低温対策処理の全体的な流れを示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による低温時刻予測処理の手順を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.農業支援システムの構成]
まず図1を用いて、第1の実施の形態による農業支援システム1の概要構成について説明する。この農業支援システム1は、霜の発生を予測して農家に通知するシステムであり、農家の携帯端末10と、農地の周辺に設置された複数の温度計20と、各温度計20から農地周辺の温度を示す温度情報を取得してサーバ30に送信する複数のゲートウェイ装置40と、各ゲートウェイ装置40から受信した農地周辺の温度情報をもとに農地での霜の発生を予測して携帯端末10にメールで通知するサーバ30とで構成されている。携帯端末10、サーバ30、各ゲートウェイ装置40は、それぞれインターネットNTに接続されている。農業支援システム1の概要構成は、以上のようになっている。
[1−2.各部の構成]
次に、農業支援システム1に含まれる各部の構成について詳しく説明する。携帯端末10は、例えばスマートフォンであり、少なくともメールの送受信機能を有している。この携帯端末10は、図2に示すように、制御部11、通信部12、記憶部13、操作表示部14を有している。制御部11は、携帯端末10全体を制御する。通信部12は、インターネットNTに接続してメールなどの各種データを送受信する。記憶部13は、アプリケーションのデータ、メールのデータ、携帯端末10に関する各種設定情報などを記憶する。操作表示部14は、例えばタッチパネルであり、メールなどの各種情報を表示するとともに、ユーザによる操作入力を受け付ける。携帯端末10の構成は、以上のようになっている。
図3に示すように、複数の温度計20(20e1、20e2、20w1、20w2、20s1、20s2、20n1、20n2)は、それぞれ所望の農地Fa周辺の異なる位置に配置されている。具体的な例としては、農地Faの周辺には、農地Faから見て東西南北4方位に、それぞれ2台ずつの計8台の温度計20が配置されている。ここで、東西南北4方位のそれぞれに2台ずつ配置される温度計20は、農地Faから500m離れた地点P1(P1e、P1w、P1s、P1n)と、農地Faから1000m離れた地点P2(P2e、P2w、P2s、P2n)とに配置されていて、それぞれ地面から例えば1m程度の温度(つまり気温)を測定するようになっている。尚、以下、地点P1を近地点P1、地点P2を遠地点P2と呼ぶ。
例えば、四角形の農地Faは、対角線を境に東西南北4つのエリアAe、Aw、As、Anに分割されていて、東エリアAeのさらに東側に、農地Faの中心(対角線の交差点)から東側に延びる仮想直線Le上の近地点P1e(東エリアAeから500m地点)と遠地点P2e(東エリアAeから1000m地点)とに温度計20e1と温度計20e2とが配置されている。同様に、西エリアAwのさらに西側に、農地Faの中心から西側に延びる仮想直線Lw上の近地点P1w(西エリアAwから500m地点)と遠地点P2w(西エリアAwから1000m地点)とに温度計20w1と温度計20w2とが配置され、南エリアAsのさらに南側に、農地Faの中心から南側に延びる仮想直線Ls上の近地点P1sと遠地点P2sとに温度計20s1と温度計20s2とが配置され、北エリアAnのさらに北側に、農地Faの中心から南側に延びる仮想直線Ln上の近地点P1nと遠地点P2nとに温度計20n1と温度計20n2とが配置されている。
8台の温度計20は、同一構成であり、それぞれ、図4に示すように、温度センサ21と、通信部22と、識別情報格納部23とを有している。温度計20は、通信部22によりゲートウェイ装置40と通信接続して、温度センサ21の出力(つまり温度)を示す温度情報と、識別情報格納部23に格納されている自身の識別情報とを、ゲートウェイ装置40に送信するようになっている。尚、温度計20とゲートウェイ装置40との間の通信は、無線でもよいし有線でもよい。温度計20の構成は、以上のようになっている。
図3に示すように、複数のゲートウェイ装置40(40e1、40e2、40w1、40w2、40s1、40s2、40n1、40n2)は、温度計20と同数(つまり8台)用意され、それぞれ1台の温度計20及びサーバ30と接続されていて、温度計20とサーバ30との間を中継するようになっている。8台のゲートウェイ装置40は、同一構成であり、それぞれ、図5に示すように、制御部41と、温度計通信部42と、サーバ通信部43とを有している。制御部41は、ゲートウェイ装置40全体を制御する。すなわち、制御部41は、所定時間(例えば10分)ごとに、温度計通信部42を介して温度計20と通信することにより、温度計20から温度情報と識別情報を取得する。そして、制御部41は、所定時間ごとに、サーバ通信部43を介してインターネットNT経由でサーバ30と通信することにより、温度計20から取得した温度情報と識別情報をサーバ30に送信するようになっている。ゲートウェイ装置40の構成は、以上のようになっている。
サーバ30は、図6に示すように、制御部31と、通信部32と、記憶部33とを有している。制御部31は、例えばCPUとRAMで構成され、ハードディスクなどの記憶部33にインストールされている各種プログラムをCPUがRAMに展開して実行することで、サーバ30全体を制御するとともに、各種機能(霜の発生時刻の予測及びメールの作成)を実現するようになっている。すなわち、制御部31は、プログラムによって霜発生時刻予測部31A及びメール作成部31Bとしても機能する。制御部31は、通信部32を介してインターネットNT経由で各ゲートウェイ装置40と通信し、各ゲートウェイ装置40から所定時間(10分)ごとに送信されてくる温度情報と識別情報とを受信して、これらを記憶部33に記憶するようになっている。
ここで、記憶部33には、図7に示すように、8台の温度計20のそれぞれの位置を示す位置情報Pdが、8台の温度計20のそれぞれの識別情報Idに紐付けられた状態で予め記憶されている。制御部31は、図8に示すように、8台のゲートウェイ装置40のそれぞれから受信した温度情報Tdと識別情報Idを、受信した時刻(つまり温度を測定した時刻)を示す時刻情報Hdと、識別情報Idに対応する位置情報Pdとに紐付けて記憶部33に記憶するようになっている。尚、位置情報Pdは、例えば、「農地東側500m地点」のように、温度計20が農地Faから見てどの方位にどれだけ離れた位置に設置されているか示す情報となっている。
このようにして、記憶部33には、農地Fa周辺の8箇所で所定時間(10分)ごとに測定された温度を示す温度情報Tdが、受信時刻(つまり温度測定時刻)を示す時刻情報Hdと、温度計20の位置(つまり温度測定地点)を示す位置情報Pdとに紐付けられた状態で蓄積されていく。
さらに、制御部31は、記憶部33に蓄積されている温度情報Td、時刻情報Hd及び位置情報Pdをもとに、農地Fa周辺の8箇所で測定された温度の時間的な変化を検出して、農地Faでの霜の発生時刻を予測するようになっている。尚、霜の発生時刻を予測するアルゴリズムの一例については後述する。その後、制御部31は、予測した霜の発生時刻を記した電子メール(これを霜予報メールと呼ぶ)を作成して、これを通信部32を介して、記憶部33に記憶されている携帯端末10のメールアドレスに送信するようになっている。サーバ30の構成は、以上のようになっている。
[1−3.霜予報処理]
次に、農業支援システム1により実行される、霜の発生時刻を予測して農家に通知する処理(これを霜予報処理と呼ぶ)について図9、図10を用いて詳しく説明する。尚、図9は、霜予報処理の全体的な流れを示すシーケンスチャートであり、図10は、霜予報処理のうち、サーバ30で実行される霜の発生時刻を予測する処理(これを霜発生時刻予測処理と呼ぶ)の手順を示すフローチャートである。
まず、図9を用いて、霜予報処理の全体的な流れについて説明する。各ゲートウェイ装置40の制御部41は、10分ごとに、各温度計20から温度情報Tdと識別情報Idを取得して(ステップSP1)、これらをサーバ30に送信する(ステップSP2)。
サーバ30の制御部31は、各ゲートウェイ装置40から温度情報Tdと識別情報Idを受信すると、これら温度情報Td及び識別情報Idを、時刻情報Hd及び位置情報Pdに紐付けて記憶部33に記憶する(ステップSP3)。そして、サーバ30の制御部31は、記憶部33に蓄積されている温度情報Tdをもとに、農地Fa周辺の8箇所で測定された温度の時間的な変化を検出して農地Faでの霜の発生時刻を予測する(ステップSP4)。
ここで、サーバ30の制御部31が実行するステップSP4での処理、つまり霜発生時刻予測処理の手順について、図10に示すフローチャートと、図3に示す8台の温度計20の配置例を用いて詳しく説明する。尚、この霜発生時刻予測処理は、制御部31が霜発生時刻予測部31Aとして機能することにより実行する処理である。
農地Faに霜が発生する条件は、農地Faの外から農地Faへ入り込んでくる冷気によって、農地Faの気温が4℃以下になることである。このように農地Faの気温が4℃以下になると、地中の温度が0℃以下にまで冷えて霜が発生する。ゆえに、霜発生時刻予測処理では、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faの気温が4℃に達する旨とその時刻を予測するようになっている。尚、この霜が発生する温度(つまり4℃)を霜発生温度とも呼ぶ。
具体的には、サーバ30の制御部31は、ステップSP10において、農地Faの東西南北4方位のそれぞれについて、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度(例えば4℃)以下になったかどうかを判定する。尚、危険温度とは、農地Faの地中の温度を0℃以下にしてしまう冷気の温度であり、例えば、サーバ30の記憶部33に、この危険温度を示す温度情報が保存されている。
ここで、農地Faの東西南北4方位のいずれにおいても、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度(例えば4℃)に達していない場合、このことは、現時点で、霜を発生させる危険温度以下の冷気が農地Fa周辺には存在しないことを意味する。この場合、制御部31は、引き続き、ステップSP10において、温度を監視する。
これに対して、農地Faの東西南北4方位のうちの少なくとも1方位において、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度に達している場合、このことは、現時点で、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度に達している方位に、霜を発生させる危険温度以下の冷気が存在することを意味する。例えば、農地Faの北側の2箇所(近地点P1n、遠地点P2n)で検出された温度が両方とも危険温度に達している場合、農地Faの北側に危険温度以下の冷気が存在することを意味する。また、例えば、農地Faの北側の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度に達しているとともに、農地Faの西側の2箇所(近地点P1w、遠地点P2w)で検出された温度が両方と危険温度に達している場合、農地Faの北側及び西側に危険温度以下の冷気が存在することを意味する。このような場合、制御部31は、ステップSP11に移る。
ステップSP11において、制御部31は、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度以下となっている方位(つまり危険温度以下の冷気が存在する方位)ごとに、近地点P1で検出された温度が危険温度に達した時刻(つまり現在の時刻)と、遠地点P2で検出された温度が危険温度に達した時刻(つまり過去の時刻)との差分を算出する。尚、これら2つの時刻は、記憶部33に蓄積されている温度情報Tdに紐付けられた時刻情報Hdから特定できる。
つづくステップSP12において、制御部31は、ステップSP11で算出した時間差と近地点P1と遠地点P2との距離(つまり500m)をもとに、冷気の農地Faへ向かう速度を算出する。つづくステップSP13において、制御部31は、ステップSP12で算出した冷気の速度と、近地点P1から農地Faの該当エリアへの距離(つまり500m)をもとに、冷気の農地Faの該当エリアへの到達時刻を予測する。
ここで、制御部31は、危険温度以下の冷気が存在する方位が、例えば農地Faの北側であるとすれば、農地Faの該当エリアは北エリアAnとなる為、北エリアAnへの冷気の到達時刻を予測することになる。そして、この到達時刻が農地Faの北エリアAnでの霜の発生時刻となる。例えば、仮に冷気の速度が分速25mであるとすれば、冷気の北エリアAnへの到達時刻、つまり北エリアAnでの霜の発生予測時刻は、現在から20分後の時刻となる。制御部31により実行される霜発生時刻予測処理の手順は、以上のようになっている。この霜発生時刻予測処理によって、制御部31は、霜の発生が予測されるエリアと時刻を得る。ここで、霜の発生が予測されるエリアを霜発生予測エリアと呼び、霜の発生が予測される時刻を霜発生予測時刻と呼ぶ。
図9に戻り、制御部31は、霜発生予測エリアと霜発生予測時刻を本文に記した霜予報メールのデータを作成する(ステップSP5)。このとき、制御部31は、メール作成部31Bとして機能することで霜予報メールを作成する。そして、制御部31は、この霜予報メールを指定されたメールアドレス(つまり携帯端末10のメールアドレス)に送信する(ステップSP6)。
ここで、サーバ30から携帯端末10に送られる霜予報メールの本文の一例を図11(A)、(B)に示す。図11(A)は、危険温度以下の冷気が農地Faの北側に存在する際に作成された霜予報メールであり、一例として、北エリアAnに現在から20分後の午前6:00に霜の発生が予測される旨が記されている。つまり、この霜予報メールには、4つのエリアのうち、最初に北エリアAnに霜の発生が予測されると記されている。
また、図11(B)は、危険温度以下の冷気が農地Faの北側と西側に存在する際に作成された霜予報メールであり、一例として、北エリアAnに現在から15分後の午前5:30に霜の発生が予測され、西エリアAwに現在から18分後の午前5:33に霜の発生が予測される旨が記されている。つまり、この霜予報メールには、4つのエリアのうち、最初に北エリアAnに霜の発生が予測され、次に西エリアAwに霜の発生が予測されると記されている。尚、この場合、霜予報メールには、最初に霜の発生が予測されるエリアと、発生時刻のみ(つまり北エリアAnに現在から15分後の午前5:30に霜の発生が予測される旨のみ)を記すようにしてもよい。また、霜予報メールに、霜の発生が予測されるエリアと時刻にくわえて、そのエリアの予測される温度(つまり4℃)を記すようにしてもよい。
図9に戻り、農家の携帯端末10は、サーバ30から送信されてくる霜予報メールを受信する(ステップSP7)。霜予報処理の全体的な流れは、以上のようになっている。農家の担当者は、このような霜予報処理により送信される霜予報メールを、携帯端末10を操作して確認することにより、農地Faのどのエリアに何時霜が発生するのかを、実際に霜が発生する前に知ることができる。尚、ここでは携帯端末10により霜予報メールを受信しているが、携帯端末10と同一のメールアドレスでメールを受信できる装置であれば、携帯端末10以外の装置で霜予報メールを受信することも可能である。これにより、農家の担当者は、直ちに農地Faへ移動して、霜予報メールに記されたエリアから順に霜対策を実施することができる。一般的な霜対策として燃焼法があり、これは、例えば10アールあたり30〜40箇所で重油などに着火することにより、農地Faの温度を上昇させる方法である。
[1−4.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態の農業支援システム1では、農地Fa周辺の複数個所に設置された複数の温度計20によって所定時間ごとに測定された温度を、温度情報Tdとしてサーバ30の記憶部33に蓄積する。そして、サーバ30が、記憶部33に蓄積されている温度情報Td、位置情報Pd及び時刻情報Hdをもとに、農地Fa周辺の複数箇所で測定された温度の時間的な変化を検出し、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faの温度が霜発生温度(4℃)に達する時刻(つまり霜の発生時刻)を予測するようにした。こうすることで、農業支援システム1では、天気予報などを用いる場合と比べて、農地Faの温度が霜発生温度に達する旨(つまり霜が発生する旨)とその時刻をより正確に予測でき、霜の発生をより正確に予測することができる。
さらに、農業支援システム1では、サーバ30が、予測した霜の発生時刻をメールで農家の携帯端末10に通知することにより、農地Faでの霜害を未然に防ぐことができる。さらに、農業支援システム1では、農地Faを中心にして東西南北4方位にそれぞれ2台ずつ温度計20を配置することで、農地Faを東西南北に分割した4つのエリアAe、Aw、As、Anのうちのどのエリアで最初に霜が発生するかまで予測することができる。さらに、農業支援システム1では、4つのエリアAe、Aw、As、Anのうちの最初に霜が発生すると予測されるエリアをメールで農家の携帯端末10に通知するようにした。これにより、農家では、最初に霜が発生すると予測されるエリアから順番に効率良く霜対策を実施することができるので、農地Faでの霜害をより確実に防ぐことができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.農業支援システムの構成]
次に、第2の実施の形態について説明する。図12に示すように、この第2の実施の形態の農業支援システム100は、農地Faに建てられているビニルハウス(図示せず)内の温度が設定温度に達する時刻を予測して、ビニルハウス内に設置された暖房装置200を自動的に起動させるシステムであり、ビニルハウス内に設置されたインターネットNT経由で遠隔操作可能な暖房装置200と、農地Faの周辺に設置された複数の温度計20と、各温度計20から農地Fa周辺の温度を示す温度情報Tdを取得してサーバ300に送信する複数のゲートウェイ装置40と、各ゲートウェイ装置40から受信した農地Fa周辺の温度情報Tdをもとにビニルハウス内の温度が設定温度以下となる時刻を予測して、暖房装置200を起動させるサーバ300とで構成されている。尚、ここでは一例として、図13に示すように、農地Faを東西南北に分割した4つのエリアAe、Aw、As、Anに1つずつビニルハウスが建てられていて、各ビニルハウス内に1台ずつ暖房装置200(200e、200w、200s、200n)が設置されているとする。また、各ゲートウェイ装置40、各暖房装置200、サーバ300は、それぞれインターネットNTに接続されている。農業支援システム100の概要構成は、以上のようになっている。尚、上述の設定温度は、ビニルハウス内で育てられている農作物の育成に適した温度の下限(例えば10℃であり、これを育成下限温度と呼ぶ)値である。
[2−2.各部の構成]
次に、農業支援システム100に含まれる各部の構成について詳しく説明する。尚、複数の温度計20、及び複数のゲートウェイ装置40については、第1の実施の形態と同一構成の為、詳しい説明は省略する。
ビニルハウスごとに設けられた4台の暖房装置200は、それぞれインターネットNT経由でサーバ300と接続される。4台の暖房装置200は、同一構成であり、それぞれ、図14に示すように、ヒータ201と、ヒータ制御部202と、通信部203とを有している。ヒータ制御部202は、通信部203を介してインターネットNT経由でサーバ300と通信し、サーバ300から暖房装置200を起動するよう指示する指示情報を受信すると、この指示情報に応じて、ヒータ201に電源を供給してヒータ201をオンするようになっている。暖房装置200の構成は、以上のようになっている。
サーバ300は、図15に示すように、第1の実施の形態のサーバ30と同様、制御部301と、通信部302と、記憶部303とを有している。このサーバ300が、第1の実施の形態のサーバ30と異なるのは、記憶部303にインストールされているプログラムであり、記憶部303には、ビニルハウス内の温度が設定温度に達する時刻(つまり農作物にとって低温となる時刻)を予測する機能、及び指示情報を作成する機能を実現する為のプログラムがインストールされている。すなわち、制御部301は、プログラムによって低温時刻予測部301A及び指示情報作成部301Bとしても機能する。また、記憶部303には、上述した設定温度を示す温度情報が保存されている。
制御部301は、通信部302を介してインターネットNT経由で各ゲートウェイ装置40と通信し、各ゲートウェイ装置40から所定時間(10分)ごとに送信されてくる温度情報Tdと識別情報Idとを受信して、これらを第1の実施の形態と同様、受信した時刻(つまり温度を測定した時刻)を示す時刻情報Hdと、識別情報Idに対応する位置情報Pdとに紐付けて記憶部303に記憶するようになっている。よって、記憶部303には、第1の実施の形態と同様、農地Fa周辺の8箇所で所定時間(10分)ごとに測定された温度を示す温度情報Tdが、受信時刻(つまり温度測定時刻)を示す時刻情報Hdと、温度計20の位置(つまり温度測定地点)を示す位置情報Pdとに紐付けられた状態で蓄積されていく。
さらに、制御部301は、記憶部303に蓄積されている温度情報Tdをもとに、農地Fa周辺の8箇所で測定された温度の時間的な変化を検出して、各ビニルハウス内の温度が設定温度に達する旨とその時刻を予測するようになっている。尚、各ビニルハウス内の温度が設定温度に達する時刻を予測するアルゴリズムの一例については後述する。その後、制御部301は、予測した時刻より前の時点で、暖房装置200を起動するよう指示する指示情報を作成して、これを通信部302を介して各暖房装置200に送信するようになっている。サーバ300の構成は、以上のようになっている。
[2−3.低温対策処理]
次に、農業支援システム100により実行される、各ビニルハウス内の温度が設定温度以下となる時刻を予測して、各ビニルハウス内の温度が設定温度以下とならないように各ビニルハウス内の暖房装置200を起動させる処理(これを低温対策処理と呼ぶ)について図16、図17を用いて詳しく説明する。尚、図16は、低温対策処理の全体的な流れを示すシーケンスチャートであり、図17は、低温対策処理のうち、サーバ300で実行される各ビニルハウス内の温度が設定温度に達する時刻を予測する処理(これを低温時刻予測処理と呼ぶ)の手順を示すフローチャートである。
まず、図16を用いて、低温対策処理の全体的な流れについて説明する。尚、第1の実施の形態の霜予報処理と同一処理を行うステップには、同一符号を付してある。各ゲートウェイ装置40の制御部41は、10分ごとに、各温度計20から温度情報Tdと識別情報Idを取得して(ステップSP1)、これらをサーバ300に送信する(ステップSP2)。
サーバ300の制御部301は、各ゲートウェイ装置40から温度情報Tdと識別情報Idを受信すると、これら温度情報Td及び識別情報Idを、時刻情報Hd及び位置情報Pdに紐付けて記憶部303に記憶する(ステップSP3)。そして、サーバ300の制御部301は、記憶部303に蓄積されている温度情報Tdをもとに、農地Fa周辺の8箇所で測定された温度の時間的な変化を検出して各ビニルハウス内の温度が低温となる時刻を予測する(ステップSP100)。
ここで、サーバ300の制御部301が実行するステップSP100での処理、つまり低温時刻予測処理の手順について、図17に示すフローチャートと、図13に示す8個の温度計20の配置例を用いて詳しく説明する。尚、この低温時刻予測処理は、制御部301が低温時刻予測部301Aとして機能することにより実行する処理である。
この低温時刻予測処理のアルゴリズムは、霜発生時刻予測処理のアルゴリズムとほぼ同一であり、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、各ビニルハウス内の温度が設定温度に達する時刻を予測するようになっている。
具体的には、サーバ300の制御部301は、ステップSP200において、農地Faの東西南北4方向のそれぞれについて、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度(例えば6℃)以下になったかどうかを判定する。尚、この場合の危険温度とは、ビニルハウス内の温度を設定温度(例えば10℃)以下にしてしまう冷気の温度である。通常、ビニルハウス内の温度は、ビニルハウス外の温度より高くなる為、ビニルハウス内の温度を設定温度以下にしてしまう冷気の危険温度は、設定温度より低く設定されている。
ここで、農地Faの東西南北4方位のいずれにおいても、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度(例えば6℃)に達していない場合、このことは、現時点で、ビニルハウス内の温度を設定温度以下にしてしまう冷気が農地Fa周辺には存在しないことを意味する。この場合、制御部301は、引き続き、ステップSP200において、温度を監視する。
これに対して、農地Faの東西南北4方位のうちの少なくとも1方位において、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度に達している場合、このことは、現時点で、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度に達している方向に、ビニルハウス内の温度を設定温度以下にしてしまう冷気が存在することを意味する。例えば、農地Faの北側の2箇所(近地点P1n、遠地点P2n)で検出された温度が両方とも危険温度に達している場合、農地Faの北側に危険温度以下の冷気が存在することを意味する。このような場合、制御部301は、ステップSP201に移る。
ステップSP201において、制御部301は、近地点P1と遠地点P2の2箇所で検出された温度が両方とも危険温度以下となっている方位(つまり危険温度以下の空気が存在する方位)ごとに、近地点P1で検出された温度が危険温度に達した時刻(つまり現在の時刻)と、遠地点P2で検出された温度が危険温度に達した時刻(つまり過去の時刻)との差分を算出する。尚、これら2つの時刻は、記憶部303に蓄積されている温度情報Tdに紐付けられた時刻情報Hdから特定できる。
つづくステップSP202において、制御部301は、ステップSP201で算出した時間差と近地点P1と遠地点P2との距離(つまり500m)をもとに、冷気の農地Faへ向かう速度を算出する。つづくステップSP203において、制御部301は、ステップSP202で算出した冷気の速度と、近地点P1から該当エリアの距離(つまり500m)をもとに、冷気の該当エリアへの到達時刻を予測する。
ここで、制御部301は、危険温度以下の冷気が存在する方位が、例えば農地Faの北側及び西側であるとすれば、該当エリアは北エリアAn及び西エリアAwとなる為、制御部301は、北エリアAnへの冷気の到達時刻と、西エリアAwへの冷気の到達時刻を予測することになる。そして、制御部301は、予測した到達時刻のうち、現在時刻に一番近い到達時刻を、全てのビニルハウスのうちの少なくとも1つが設定温度に達すると予測される時刻(これを低温予測時刻と呼ぶ)とする。制御部31により実行される低温時刻予測処理の手順は、以上のようになっている。
図16に戻り、制御部301は、暖房装置200を起動するよう指示する指示情報を作成する(ステップSP101)。このとき、制御部301は、指示情報作成部301Bとして機能することで指示情報を作成する。そして、制御部301は、この指示情報を全ての暖房装置200に送信する(ステップSP102)。尚、記憶部303には、エリアAe、Aw、As、Anをそれぞれ識別する為のエリア情報と、暖房装置200のネットワークアドレスとが紐付けられた状態で記憶されていて、制御部301は、各エリアAe、Aw、As、Anのエリア情報をもとに、各暖房装置200のネットワークアドレスを取得できるようになっている。
また、ここでは、制御部301が、全ての暖房装置200に指示情報を送信するようになっているが、暖房装置200を起動させてからビニルハウス内が温まるまでに一定時間(例えば5分)が必要であることを考慮すると、少なくとも、低温予測時刻より5分前の時刻に、全ての暖房装置200に指示情報を送信することが望ましい。さらに、ここでは、制御部301が、指示情報を全ての暖房装置200に送信して、全ての暖房装置200を一度に起動させるようにしたが、これに限らず、4つのエリアAe、Aw、As、Anのうち、最初に危険温度以下の冷気が到達するエリアに設置されている暖房装置200から順に指示情報を送信して起動させていくようにしてもよい。
各暖房装置200は、サーバ300から送信されてくる指示情報を受信する(ステップSP103)。そして、各暖房装置200は、この指示情報に応じてヒータ201をオンさせる(ステップSP104)。低温対策処理の全体的な流れは、以上のようになっている。このような低温対策処理により、ビニルハウス内で育てられている農作物を低温障害から守ることができる。
[2−4.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態の農業支援システム100では、農地Fa周辺の複数個所に設置された複数の温度計20によって所定時間ごとに測定された温度を、温度情報Tdとしてサーバ300の記憶部303に蓄積する。そして、サーバ300が、記憶部303に蓄積されている温度情報Td、位置情報Pd及び時刻情報Hdをもとに、農地Fa周辺の複数箇所で測定された温度の時間的な変化を検出し、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faに建てられたビニルハウス内の温度が農作物の育成下限温度に達する旨とその時刻を予測するようにした。こうすることで、農業支援システム100では、天気予報などを用いる場合と比べて、ビニルハウス内の温度が農作物の育成下限温度に達する旨とその時刻をより正確に予測できる。
さらに、農業支援システム100では、予測した時刻(つまり低温予測時刻)より前の時刻に、ビニルハウス内の暖房装置200に対し、起動を指示する指示情報を送信して自動的に起動させるようにしたことにより、人手を介さずに、ビニルハウス内の温度が農作物の育成下限温度以下となることを未然に防いで、農作物を低温障害から守ることができる。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、農地Faから見て東西南北4方位にそれぞれ2台ずつの計8台の温度計20を配置するようにした。これに限らず、温度計20を設置する箇所を増やして、農地Fa周辺の温度変化をより細かく検出するようにしてもよい。例えば、農地Faから見て東西南北4方位にそれぞれ2台ずつの計8台の温度計20を配置することにくわえて、北東、南東、北西、南西の4方位にもそれぞれ2台ずつの計8台の温度計20を配置するなどしてもよい。この場合、農地Faを、東、西、南、北、北東、南東、北西、南西の8つのエリアに分割して、これら8つのエリアのうちのどのエリアで最初に霜が発生するかまで予測できるようになる。また、各方位に2台ずつではなく、3台以上ずつ温度計20を配置するなどしてもよい。また一方で、農地Faから見て3方位もしくは2方位に、それぞれ複数の温度計20を配置するなどしてもよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1の実施の形態では、近地点P1と遠地点P2とで検出された温度の時間的な変化と、近地点P1と遠地点P2との距離とをもとに、農地Faへ向かう冷気の速度を算出し、さらに冷気の速度と、近地点P1と農地Faとの距離をもとに、冷気が農地Faに到達する時刻(つまり霜の発生時刻)を予測するようにした。
これに限らず、例えば、霜の発生時刻を予測する際に、農地Fa、近地点P1、遠地点P2の高度差を考慮するようにしてもよい。尚、農地Fa、各方位の近地点P1、各方位の遠地点P2のそれぞれの高度は、位置情報Pdとして記憶部33に記憶されているとする。この場合、例えば、近地点P1の高度と遠地点P2の高度が同程度であり、これらと比べて農地Faの高度が低い場合、近地点P1から農地Faまでが下り坂であると想定できる。よって、遠地点P2、近地点P1間よりも、近地点P1、農地Fa間の方が、冷気の速度が速くなると考えられる。そこで、サーバ30の制御部31が、算出した冷気の速度を、さらに農地Faと近地点P1及び遠地点P2との高度差をもとに調整する。具体的には、近地点P1及び遠地点P2の高度と比べて、農地Faの高度が低くなるほど、冷気の速度が速くなるように調整する。この場合、例えば、サーバ30の記憶部33に、高度差と速度の調整量とを対応付けたテーブルを保持させ、制御部31が、高度差に対応する速度の調整量をこのテーブルから取得して、速度を調整するようにすればよい。このようにすれば、第1の実施の形態と比べてより正確に、冷気が農地Faに到達する時刻(つまり霜の発生時刻)を予測することができる。第2の実施の形態についても同様である。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、農地Faの周辺で測定された温度(気温)を用いて、農地Faでの霜の発生時刻を予測したが、これに限らず、例えば、農地Fa周辺で測定された気温と湿度とをもとに、霜の発生時刻を予測するなどしてもよい。農地Faに霜が発生する条件は、農地Faの気温が4℃以下になることであるが、農地Faの湿度が高いことも条件の1つである。
そこで、例えば、温度計20に湿度センサ(図示せず)を設け、温度情報Tdとともに湿度情報を、温度計20と接続されたゲートウェイ装置40がサーバ30に送信するようにする。サーバ30は、農地Fa周辺の気温が危険温度以下であり、且つ農地Fa周辺の湿度が危険湿度(例えば50%)以上である場合に、農地Faで霜が発生すると予測して、霜の発生時刻を予測する。このようにすれば、霜の発生をより正確に予測することができる。また、湿度に限らず、霜が発生する条件となり得る情報(風量など)を用いるようにしてもよい。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、農地Faの周辺に設置された温度計20により農地Faの周辺の気温(地面から1m程度の温度)を測定するようにしたが、これに限らず、温度計20の温度センサ21を地中に設置することで、農地Fa周辺の地中の温度を測定するようにしてもよい。この場合、例えば、第1の実施の形態では、温度計20により測定される地中の温度の危険温度を、4℃ではなく0℃とすればよい。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した第1の実施の形態では、サーバ30の制御部31が、温度計20から送信されてくる識別情報Idに対応する位置情報Pdを記憶部33から取得することで、温度計20の位置、つまり農地Fa周辺の温度の測定位置を特定するようにした。これに限らず、例えば、温度計20にGPSなどの位置測定部(図示せず)を設け、温度計20が自ら位置を測定するようにし、サーバ30の制御部31が、温度計20から送信されてくる位置情報Pdをもとに、温度計20の位置、つまり農地Fa周辺の温度の測定位置を特定するようにしてもよい。この場合、温度計20から送信されてくる位置情報Pdには、例えば、温度計20の位置が緯度と経度(もしくは緯度と経度と高度)で示されている。この為、サーバ30の制御部31は、記憶部33に記憶されている農地Faの緯度と経度(もしくは緯度と経度と高度)と、温度計20から送信されてくる緯度と経度をもとに、農地Faと温度計20の位置関係(例えば「農地北側500m地点」)を特定する。第2の実施の形態についても同様である。
さらに、上述した第1の実施の形態では、サーバ30の制御部31が、温度計20から送信されてくる温度情報Tdを受信したときの時刻を、温度が測定された時刻を示す時刻情報Hdとしたが、これに限らず、例えば、各温度計20に時計機能を設け、サーバ30が、各温度計20から各ゲートウェイ装置40を介して温度情報Tdとともに時刻情報Hdを取得するようにしてもよい。また、例えば、各ゲートウェイ装置40に時計機能を設け、各ゲートウェイ装置40が、各温度計20から温度情報Pdを取得した時刻を示す時刻情報Hdを、温度情報Pdとともにサーバ30に送信するようにしてもよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した第1の実施の形態では、1台のゲートウェイ装置40に1台の温度計20を接続するようにして、各ゲートウェイ装置40が、各温度計20とサーバ30との間を中継するようにした。これに限らず、例えば、1台のゲートウェイ装置40に複数台の温度計20を接続するようにして、各ゲートウェイ装置40が、複数台の温度計20とサーバ30との間を中継するようにしてもよい。この場合、例えば、各方位の近地点P1と遠地点P2とに配置された2台の温度計20を1つのゲートウェイ装置40に接続するようにしてもよいし、可能であれば、全ての温度計20を1台のゲートウェイ装置40に接続するようにしてもよい。
また、通信部22の代わりに数珠繋ぎで接続可能な通信部を設けた温度計20を用いて、複数の温度計20を数珠繋ぎで接続するようにし、数珠繋ぎで接続された複数の温度計20のうちの末端の1台をゲートウェイ装置40に接続するようにしてもよい。この場合、ゲートウェイ装置40と直接接続されていない温度計20は、他の温度計20を経由してゲートウェイ装置40と接続することになる。
また一方で、温度計20自体に、通信部22の代わりに、インターネットNTに接続可能な通信部を設けることで、ゲートウェイ装置40を介さずに、各温度計20がインターネットNT経由でサーバ30と通信して、サーバ30に温度情報Tdと識別情報Idを送信するようにしてもよい。第2の実施の形態についても同様である。
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、上述した第2の実施の形態では、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faに建てられたビニルハウス内の温度が農作物の育成下限温度以下となる時刻を予測して、予測した時刻より前の時刻に、ビニルハウス内の暖房装置200を起動させるようにした。これに限らず、第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせて、農地Fa(もしくは農地Faに建てられたビニルハウス内)に霜が発生する時刻を予測して、予測した時刻より前の時刻に、農地Fa(もしくは農地Faに建てられたビニルハウス内)に設置された暖房装置200を起動させるようにしてもよい。
また一方で、例えば、ビニルハウス内に冷房装置(図示せず)を設け、サーバ300の制御部301が、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faに建てられたビニルハウス内の温度が農作物の育成上限温度に達する時刻を予測して、予測した時刻より前の時刻に、ビニルハウス内の冷房装置を起動させるようにしてもよい。さらに、これに限らず、ビニルハウス内にエアコンを設け、サーバ300の制御部301が、農地Fa周辺の温度の時間的な変化をもとに、農地Faに建てられたビニルハウス内の温度が農作物の育成上限温度以上又は育成上限温度以下となる時刻を予測して、育成上限温度以上になると予測した場合には、エアコンを冷房で起動させ、育成上限温度以下になると予測した場合には、エアコンを暖房で起動させるようにしてもよい。
[3−8.他の実施の形態8]
さらに、上述した第1の実施の形態では、サーバ30が、予測した霜の発生時刻を、通知情報の具体例である電子メールで農家の携帯端末10に通知するようにした。これに限らず、例えば、携帯端末10の記憶部13に、予測された霜の発生時刻を通知する為の通知情報をサーバ30から受信して表示する為のアプリケーションをインストールして、このアプリケーション上で確認できる通知情報をサーバ30が携帯端末10に送信するようにしてもよい。また、これに限らず、携帯端末10にインストール可能な既存のアプリケーション(例えばソーシャルネットワーキングサービスのアプリケーションなど)を利用して、サーバ30が通知情報を携帯端末10に送信するようにしてもよい。
[3−9.他の実施の形態9]
さらに、上述した第2の実施の形態では、設定温度が10℃(農作物の育成に適した温度の下限値)に設定されているとともに、危険温度が6℃に設定されているとした。これに限らず、例えば、これら設定温度及び危険温度については、適宜変更できるようにしてもよい。例えば、農家の端末からサーバ300のホームページにアクセスして、ホームページ上で任意の温度に変更できるようにしてもよい。尚、これら設定温度及び危険温度を示す温度情報は、サーバ300の記憶部301に記憶されていて、サーバ300の制御部301が、この温度情報を更新することで、設定温度及び危険温度を変更する。
[3−10.他の実施の形態10]
さらに、上述した第1の実施の形態では、制御部31が、記憶部33にインストールされている各種プログラムを実行することで、霜発生時刻予測部31A及びメール作成部31Bとして機能するようにした。これに限らず、例えば、サーバ30に、霜発生時刻予測部31A及びメール作成部31Bを、制御部31とは別に設けるようにしてもよい。この場合も、霜発生時刻予測部31A及びメール作成部31Bは、記憶部33にインストールされているプログラムに従って動作する。第2の実施の形態についても同様に、例えば、サーバ300に、低温時刻予測部301A及び指示情報作成部301Bを、制御部301とは別に設けるようにしてもよい。
[3−11.他の実施の形態11]
さらに、上述した第1の実施の形態では、温度予測装置及び情報処理装置の具体例として、通信部32と、制御部31と、温度予測部としての霜発生時刻予測部31Aと、通知情報作成部としてのメール作成部31Bとを有するサーバ30を用いたが、これに限らず、通信部、制御部、温度予測部、通知情報作成部を有するものであれば、サーバ30とは異なる温度予測装置を用いてもよい。さらに、上述した第2の実施の形態では、温度予測装置の具体例として、通信部302と、制御部301と、温度予測部としての低温時刻予測部301Aと、指示情報作成部301Bとを有するサーバ300を用いたが、これに限らず、通信部、制御部、温度予測部、指示情報作成部を有するものであれば、サーバ300とは異なる温度予測装置を用いてもよい。
さらに、上述した第2の実施の形態では、土地の温度を制御する温度制御装置の具体例として、暖房装置200を用いたが、これに限らず、土地の温度を制御できるものであれば、冷房装置、エアコン、送風機などの他の温度制御装置を用いてもよい。さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、温度予測システムの具体例である農業支援システム1、100により、農地Faの温度を予測するようにしたが、これに限らず、例えば、天然芝のサッカー場、スキー場、スケートリンクなどの所望の土地の温度を予測するようにしてもよい。さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットNTを利用して、農業支援システム1、100を構築するようにしたが、これに限らず、インターネットNT以外のネットワークを利用して、農業支援システム1、100を構築するようにしてもよい。
[3−12.他の実施の形態12]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。例えば、第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせることにより、サーバ30が、農地Faで育てられている農作物の育成に適した温度の下限値に設定された設定温度以下(例えば10℃)となるエリアとその時刻を特定して、メールで携帯端末10に通知するようにしてもよい。
本発明は、IoTを利用した農業支援システムなどで広く利用することができる。
1、100……農業支援システム、10……携帯端末、11、31、41、301……制御部、12、22、32、203、302……通信部、13、33、303……記憶部、20……温度計、21……温度センサ、23……識別情報格納部、30、300……サーバ、31A……霜発生時刻予測部、31B……メール作成部、40……ゲートウェイ装置、42……温度計通信部、43……サーバ通信部、200……暖房装置、201……ヒータ、202……ヒータ制御部、301A……低温時刻予測部、301B……指示情報作成部、Ae……東エリア、Aw……西エリア、As……南エリア、An……北エリア、Fa……農地、Hd……時刻情報、Id……識別情報、Pd……位置情報、Td……温度情報。

Claims (11)

  1. 土地の周辺に配置された複数の温度計のそれぞれにより測定された前記土地の周辺の温度を示す温度情報を、ネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから取得する通信部と、
    前記複数の温度計のそれぞれから取得した前記温度情報を、前記複数の温度計のそれぞれの位置を示す位置情報、及び前記複数の温度計のそれぞれが温度を測定した時刻を示す時刻情報とともに、記憶部に記憶させる制御部と、
    前記記憶部に記憶されている前記温度情報、前記位置情報及び前記時刻情報をもとに、前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測する温度予測部と
    を備える
    ことを特徴とする温度予測装置。
  2. 前記温度予測部は、
    前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化をもとに、前記土地の温度が予め設定された設定温度に達する旨と達する時刻を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度予測装置。
  3. さらに、前記温度予測部による予測結果をもとに、前記土地の温度が前記設定温度に達すると予測される旨と、前記設定温度に達すると予測される時刻とを通知する為の通知情報を作成する通知情報作成部を備え、
    前記通信部が、前記通知情報作成部により作成された前記通知情報を、指定された装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の温度予測装置。
  4. 前記通知情報は、電子メールであり、
    前記通信部は、前記通知情報を、指定されたメールアドレスに送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の温度予測装置。
  5. 前記温度予測部は、
    前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化をもとに、前記土地の温度が前記土地に霜が発生する温度に達する旨と達する時刻を予測する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の温度予測装置。
  6. 前記通知情報作成部は、
    前記温度予測部による予測結果をもとに、前記土地で霜が発生すると予測される旨と、霜が発生すると予測される時刻とを通知する為の通知情報を作成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の温度予測装置。
  7. 前記複数の温度計は、
    前記土地から見て複数の方位に、それぞれ複数個配置され、
    前記温度予測部は、
    前記方位ごとに、複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出するとともに、前記土地を前記複数の方位のそれぞれに対応するエリアに分け、前記設定温度に達するエリアと達する時刻とを予測する
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の温度予測装置。
  8. さらに、前記温度予測部による予測結果をもとに、前記土地に配置された、当該土地の温度を制御する温度制御装置を起動するよう指示する指示情報を作成する指示情報作成部を備え、
    前記通信部が、前記土地の温度が前記設定温度に達すると予測される時刻より前に、前記指示情報作成部により作成された指示情報を前記温度制御装置に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の温度予測装置。
  9. 土地の周辺に配置された複数の温度計のそれぞれにより測定された前記土地の周辺の温度を示す温度情報を、通信部が、ネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから取得し、
    前記複数の温度計のそれぞれから取得した前記温度情報を、制御部が、前記複数の温度計のそれぞれの位置を示す位置情報、及び前記複数の温度計のそれぞれが温度を測定した時刻を示す時刻情報とともに、記憶部に記憶させ、
    温度予測部が、前記記憶部に記憶されている前記温度情報、前記位置情報及び前記時刻情報をもとに、前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測する
    ことを特徴とする温度予測方法。
  10. 情報処理装置に対し、
    土地の周辺に配置された複数の温度計のそれぞれにより測定された前記土地の周辺の温度を示す温度情報を、通信部が、ネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから取得するステップと、
    前記複数の温度計のそれぞれから取得した前記温度情報を、制御部が、前記複数の温度計のそれぞれの位置を示す位置情報、及び前記複数の温度計のそれぞれが温度を測定した時刻を示す時刻情報とともに、記憶部に記憶させるステップと、
    温度予測部が、前記記憶部に記憶されている前記温度情報、前記位置情報及び前記時刻情報をもとに、前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測するステップと
    を実行させる為の温度予測プログラム。
  11. 土地の周辺に配置された複数の温度計と、
    前記複数の温度計のそれぞれにより測定された前記土地の周辺の温度を示す温度情報をネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから取得するサーバと
    を備え、
    前記サーバは、
    前記ネットワークを介して前記複数の温度計のそれぞれから前記温度情報を定期的に取得する通信部と、
    前記複数の温度計のそれぞれから取得した前記温度情報を、前記複数の温度計のそれぞれの位置を示す位置情報、及び前記複数の温度計のそれぞれが温度を測定した時刻を示す時刻情報とともに、記憶部に記憶させる制御部と、
    前記記憶部に記憶されている前記温度情報、位置情報及び時刻情報をもとに、前記複数の温度計のそれぞれで測定された温度の時間的な変化を検出して前記土地の温度を予測する温度予測部と
    を有する
    ことを特徴とする温度予測システム。
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