JP2018170892A - 送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法 - Google Patents

送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受電電圧を低減すると共に、効率を向上することができる送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法の提供を図る。【解決手段】受電器2に対して無線により電力を伝送する送電コイル11と、前記送電コイルに電力を与える電源部10と、前記電源部と前記送電コイルの間に設けられた送電側可変回路素子部12と、を有し、前記受電器から無線通信を経由して伝えられる受電情報、および、送電電力情報に基づいて、前記送電側可変回路素子部を制御する。【選択図】図5

Description

この出願で言及する実施例は、送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法に関する。
近年、電源供給や充電を行うために、無線で電力を給電するワイヤレス給電(無線電力伝送:Wireless Power Transfer)技術が注目されている。例えば、携帯端末やノートパソコンを始めとした様々な電子機器や家電機器、或いは、自動車等の電力インフラ機器に対して、ワイヤレス給電を行うワイヤレス給電システムが研究・開発されている。
従来、ワイヤレス給電システムとしては、電磁誘導を利用した技術や電波を利用した技術が適用されているが、近年、送電器と受電器の距離をある程度離しつつワイヤレス給電が可能なものとして、強結合系の共振を用いたものが注目されている。この強結合系の共振を用いたワイヤレス給電としては、例えば、磁界共鳴(磁界共振)や電界共鳴(電界共振)を利用したものが知られている。
例えば、磁界共鳴を用いたワイヤレス給電装置は、例えば、数W以上の電力を数cm〜数十cm離れた場所に伝送することができるため、電子機器や家電機器、或いは、電力インフラ機器等に対して適用することが可能である。
ところで、従来、磁界共鳴を用いてワイヤレス給電を行うものとしては、様々な提案がなされている。
特開2015−043692号公報 国際公開第2014/002190号
庄木 裕樹他(SHOKI Hiroki, et al.), 「ワイヤレス電力伝送技術に関する最新の標準化動向」, 電子情報通信学会技術研究報告(信学技報), WPT2011-19, December 2011.
ところで、多くの電子機器では、内部に搭載された充電制御ICにより一定電圧による電力供給が行われており、ワイヤレス給電を行う場合でも、例えば、整流平滑部により直流電圧(DC電圧)に変換した後、DC/DC変換器で所定の電圧に変換している。ここで、DC/DC変換器としては、通常、降圧型DC/DC変換器が使用されるが、その降圧型DC/DC変換器の入力電圧は、負荷に対して直接印加する電圧よりも高くなる。
また、効率を向上させるには、例えば、入力電圧が高くても動作する耐電圧仕様の高いDC/DC変換器の適用が求められるが、価格やサイズ等によりDC/DC変換器の耐電圧仕様としては低い電圧(例えば、充電電圧に対して+10V程度)に抑えることが望まれている。
一実施形態によれば、受電器に対して無線により電力を伝送する送電コイルと、前記送電コイルに電力を与える電源部と、前記電源部と前記送電コイルの間に設けられた送電側可変回路素子部と、を有する送電器が提供される。
前記送電器は、前記受電器から無線通信を経由して伝えられる受電情報、および、送電電力情報に基づいて、前記送電側可変回路素子部を制御する。
開示の送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法は、受電電圧を低減すると共に、効率を向上することができるという効果を奏する。
図1は、ワイヤレス給電システムの一例を模式的に示すブロック図である。 図2は、負荷の値に対する効率特性と一定電源電圧供給時の受電電力特性の関係を説明するための図である。 図3は、送電コイルと受電コイルの位置関係を説明するための図である。 図4は、ワイヤレス給電コイルを最適設計した場合における、負荷の値に対する効率特性と一定電源電圧供給時の受電電力特性の関係を説明するための図である。 図5は、ワイヤレス給電システムの第1実施例を模式的に示すブロック図である。 図6は、図5に示すワイヤレス給電システムにおける送電側可変回路素子部による効果を説明するための図である(その1)。 図7は、図5に示すワイヤレス給電システムにおける送電側可変回路素子部による効果を説明するための図である(その2)。 図8は、ワイヤレス給電システムの第2実施例を模式的に示すブロック図である。 図9は、図8に示すワイヤレス給電システムにおける送電側可変回路素子部の構成例を示すブロック図である。 図10は、ワイヤレス給電システムの第3実施例を模式的に示すブロック図である。 図11は、ワイヤレス給電システムの第4実施例を模式的に示すブロック図である。 図12は、本実施形態のワイヤレス給電システムにおける処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図13は、本実施形態のワイヤレス給電システムにおける処理の他の例を説明するためのフローチャートである。
まず、送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法の実施例を詳述する前に、ワイヤレス給電システムの一例およびその課題を、図1〜図4を参照して説明する。図1は、ワイヤレス給電システムの一例を模式的に示すブロック図である。図1に示されるように、ワイヤレス給電システムは、送電系(送電器101,送電側)および受電系(受電器102,受電側)を含む。
送電器101は、例えば、電源部110および送電コイル111を含み、受電器102は、例えば、受電コイル121、整流平滑部(整流平滑化回路)122,DC/DC変換器(DC/DCコンバータ:DDコン)123および負荷(例えば、バッテリ)124を含む。ここで、参照符号120は、DC/DC変換器123および負荷124を含む見かけ上の負荷を示す。また、送電器101(送電コイル111)は、受電器102(受電コイル121)に対して、電磁誘導、或いは、磁界共鳴や電界共鳴といった強結合系の共振を用いて無線により電力を伝送する。
送電器101において、電源部110は、送電コイル111に電力を与える。また、受電器102において、受電コイル121は、送電コイル111からの電力を受け取り、整流平滑部122は、受電コイル121からの交流電圧(電力)を、整流および平滑する。DC/DC変換器123は、整流平滑部122の出力電圧を所定電圧に変換して負荷124に印加する。
図1に示されるように、例えば、電源部110から、送電コイル111,受電コイル121および整流平滑部122までは、交流電圧として処理され、整流平滑部122から、DC/DC変換器123および負荷124までは、直流電圧として処理される。なお、図1において、参照符号Pinは送電コイル111の入力電力(電源部110の出力電力)、Vampは電源部110の出力電圧(電圧レベル)、そして、V'outは整流平滑部122の出力電圧(DC/DC変換器123の入力電圧)を示す。
また、参照符号VoutはDC/DC変換器123の出力電圧(負荷124の印加電圧)、P'outは整流平滑部122の出力電力(DC/DC変換器123の入力電力)、そして、PoutはDC/DC変換器123の出力電力を示す。さらに、参照符号RLは、例えば、充電対象となる負荷(バッテリ)124の負荷値(インピーダンス)を示し、また、R'Lは、DC/DC変換器123の入力インピーダンス、すなわち、見かけ上の負荷120の負荷値を示す。
ところで、多くの電子機器では、内部に搭載された充電制御ICにより一定電圧(例えば、スマートフォンでは5V、また、ノートパソコンでは12Vや19V)で電力供給が行われている。そのため、ワイヤレス給電を行う場合でも、受電コイル121が交流で電力を受け取った後、整流平滑部122により直流電圧(DC電圧)に変換し、さらに、DC/DC変換器123を経由することで所定の電圧を出力する。
DC/DC変換器123としては、例えば、コストや入手の容易性の観点から降圧型のものが使用されることが多く、この場合、例えば、充電対象の負荷124の値(インピーダンス)RLよりも、常に見かけ上、高めの値(R'L)として作用する。ここで、DC/DC変換器123の損失が無視できるものとすると、Pout≒P'outであるから、RL=Vout2/Pout、R'L=V'out2/P'outとなり、降圧型DC/DC変換器123を適用する場合、R'L>RL、V'out>Voutとなる。すなわち、見かけ上の負荷120の負荷値(R'L)が高くなると、DC/DC変換器123の入力電圧V'outが高くなる。
図2は、負荷の値に対する効率特性と一定電源電圧供給時の受電電力特性の関係を説明するための図である。一般的に、ワイヤレス給電の給電性能(送電効率)は、受電系における負荷値の影響を受けることになる。すなわち、図2に示されるように、効率は、ある負荷値に対して最適点を持ち、通常は充電の対象となる電子機器の代表負荷値(例えば、25Ω)付近で最大(例えば、86%)となるように設計される。
また、DC/DC変換器123として降圧型DC/DC変換器を用いる場合、上述した受電電力特性の最大値を与える負荷値(例えば、Rpmax=219Ω)よりも高負荷側の領域(図2におけるハッチング領域)でしか動作しない。そこで、効率特性の確保や過電圧の回避のため、例えば、充電対象となる電子機器の負荷値近傍、または、それ以下にRpmaxを設定するのが好ましい。具体的に、例えば、19Vの動作電圧で14Wの電力が求められるタブレット端末を考えた場合、DC/DC変換器123の入力電圧V'outは、V'out>(14×Rpmax)1/2=(14×219)1/2≒56[V]となる。すなわち、代表負荷値(25Ω)付近の動作点に比べて、受電電力特性の最大値を与える負荷値(219Ω)では、効率(送電効率)が86%から68%に低下し、さらに、56Vでも動作可能な耐電圧仕様が高いDC/DC変換器の適用が求められることになる。なお、DC/DC変換器123の出力電圧が19Vの場合、耐電圧仕様としては、例えば、+10V(29V程度)に抑えることが望まれている。
さらに、受電器102の置き方が変化、すなわち、送電コイル111に対する受電コイル121の位置関係が変化するような場合、例えば、ワイヤレス給電の特性変化に応じて動的に切り換え制御を行い、所望の性能を確保するのが好ましい。図3は、送電コイルと受電コイルの位置関係を説明するための図であり、図4は、ワイヤレス給電コイルを最適設計した場合における、負荷の値に対する効率特性と一定電源電圧供給時の受電電力特性の関係を説明するための図である。ここで、図3(a)は、送電コイル111と受電コイル121の位置関係が正対状態(結合強度が1(100%)の場合)を示し、図3(b)は、送電コイル111と受電コイル121の位置関係が位置ずれ有(結合強度が2/3)の場合を示す。また、図4において、特性曲線L11およびL12は、図3(a)の正対状態の場合であり、特性曲線L21およびL22は、図3(b)の位置ずれ有の場合である。また、特性曲線L11およびL21は、負荷と効率の関係を示し、特性曲線L12およびL22は、負荷と受電電力(一定電源電圧供給時の受電電力)の関係を示す。
図4の特性曲線L11およびL12に示されるように、送電コイル111と受電コイル121が正対状態(図3(a))のとき、ワイヤレス給電コイルを最適設計したタブレット端末では、Rpmax0が約28Ωとなり、V'out0>20Vで効率を81%とすることができる。すなわち、ワイヤレス給電コイル(送電コイル111および受電コイル121)を最適設計することにより、図2におけるRpmaxを、219Ωから28Ωまで低減し、効率の向上およびDC/DC変換器の耐電圧仕様の低下が可能なのが分かる。しかしながら、効率特性とのバランスを考慮しつつRpmaxの低減を図るには限界があり、このコイル設計のみに頼った特性の改善は難しいものと考えられる。
図4の特性曲線L21およびL22に示されるように、送電コイル111と受電コイル121が位置ずれ有(図3(b))のとき、ワイヤレス給電コイルを最適設計したタブレット端末では、Rpmax1が約63Ωとなり、V'out1>30Vで効率を82%とすることができる。すなわち、送電コイル111および受電コイル121を最適設計することにより、位置ずれ有の場合(結合係数が2/3)でも、それなりに対応可能なのが分かる。ここで、送電および受電コイルの位置関係が正対状態では、例えば、V'out0に余裕があるため、動作点を高負荷側(図4における右側)へシフトすることにより、効率改善が見込める。一方、位置ずれ有は、例えば、突発的に過剰電力が供給された場合等に対するマージンを考えると、未だ十分にV'out1が低減されているとはいえない。そのため、送電および受電コイル間の結合強度が変化する場合(例えば、操作者がテブレット端末を移動させた場合等)でも、そのような変化に応じて適応的に特性を切り換えられることが望まれている。
以下、送電器、受電器、ワイヤレス給電システムおよびワイヤレス給電方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。図5は、ワイヤレス給電システムの第1実施例を模式的に示すブロック図である。図5に示されるように、ワイヤレス給電システムは、送電系(送電器1,送電側)および受電系(受電器2,受電側)を含む。
送電器1は、例えば、電源部10、送電コイル11および送電側可変回路素子部12を含む。受電器2は、例えば、受電コイル21、整流平滑部(整流平滑化回路)22,DC/DC変換器(DC/DCコンバータ:DDコン)23および負荷(例えば、バッテリ)24を含む。ここで、参照符号20は、DC/DC変換器23および負荷24を含む見かけ上の負荷(整流平滑部22から見た負荷)を示す。送電コイル11は、共振コイル(送電共振コイル)11aおよび駆動コイル(電力供給コイル)11bを含み、受電コイル21は、共振コイル(受電共振コイル)21aおよび負荷コイル(電力取り出しコイル)21bを含む。
整流平滑部22は、受電コイル21(負荷コイル21b)からの交流電圧を、整流および平滑してDC/DC変換器23に出力する。DC/DC変換器23は、整流平滑部22の出力電圧を所定電圧に変換して、負荷24に印加する。なお、図5において、参照符号Pinは電源部10の出力電力、Vampは電源部10の出力電圧、V'outは整流平滑部22の出力電圧(DC/DC変換器23の入力電圧)、そして、VoutはDC/DC変換器123の出力電圧(負荷24の印加電圧)を示す。また、参照符号P'outは整流平滑部22の出力電力、PoutはDC/DC変換器23の出力電力、RLは負荷(バッテリ)24の負荷値(インピーダンス)、そして、R'LはDC/DC変換器23の入力インピーダンス(見かけ上の負荷20の負荷値)を示す。
ここで、送電器1と受電器2は、例えば、共振コイル11aと共振コイル21aの間の磁界共鳴により、送電器1から受電器2へエネルギー(電力)の伝送を行う。なお、共振コイル11aから共振コイル21aへの電力伝送は、磁界共鳴だけでなく電界共鳴等の強結合系の共振を用いたものであってもよい。さらに、図10を参照して、後に詳述するように、送電器1から受電器2へ電力伝送は、例えば、電磁誘導等を用いたものであってもよい。
電源部10は、送電側可変回路素子部12を介して駆動コイル11bに電力(Pin)を与え、駆動コイル11bは、共振コイル11aを駆動する。送電側可変回路素子部12は、インダクタ素子Lmおよびキャパシタ素子(コンデンサ)Cmの少なくとも一方を含む。そして、送電側可変回路素子部12は、例えば、受電器2から無線通信を経由して伝えられる受電情報に基づいて、インダクタ素子の値(インダクタンス)およびキャパシタ素子の値(キャパシタンス)等を制御する。
すなわち、第1実施例において、送電系の送電側可変回路素子部12は、電源部10と送電コイル11(駆動コイル11b)の間にインダクタ素子Lmまたはキャパシタ素子Cmを挿入するか、或いは、電源部10と駆動コイル11bを短絡する。これにより、効率特性を維持しつつ、一定電源電圧供給時の受電電力特性を変化させて、Rpmaxを低減(可変)することができる。
図6および図7は、図5に示すワイヤレス給電システムにおける送電側可変回路素子部による効果を説明するための図であり、19Vの動作電圧で14Wの電力が求められるタブレット端末の例におけるものである。ここで、図6(a)は、正対状態の場合であり、特性曲線L11は、正対状態における負荷と効率の関係を示し、特性曲線L121〜L125は、正対状態における負荷と受電電力(一定電源電圧供給時の受電電力)の関係を示す。また、図6(b)は、位置ずれ有(結合係数:2/3)の場合であり、特性曲線L21は、位置ずれ有における負荷と効率の関係を示し、特性曲線L221〜L225は、位置ずれ有における負荷と受電電力の関係を示す。なお、特性曲線L121〜L125およびL221〜L225は、送電側可変回路素子部12により挿入されるインダクタ素子Lmまたはキャパシタ素子Cmの値が異なっている。すなわち、L121およびL221はCm=0.3μF、L122およびL222はCm=0.5μF、L123およびL223は直結(THRU:CmおよびLmwを挿入せずに短絡)、L124およびL224はLm=7.5μH、そして、L125およびL225はLm=20μHとした場合のものである。
また、図7(a)は、正対状態の場合で、挿入する回路素子(Lm=20μH、Lm=7.5μH、THRU、Cm=0.5μF、Cm=0.3μF)に対するRpmax(受電電力特性の最大値を与える負荷値),V'out(DC/DC変換器23の入力電圧)および効率を示す。さらに、図7(b)は、位置ずれ有の場合で、挿入する回路素子(Lm=20μH、Lm=7.5μH、THRU、Cm=0.5μF、Cm=0.3μF)に対するRpmax,V'outおよび効率を示す。なお、図7(a)および図7(b)では、降圧型DC/DC変換器23の適用を考慮して、Rpmax<RL(例えば、RL=25Ω)のとき、V'out>Vout(例えば、Vout=19V)となるので、Rpmax=25Ωとして見積もりを行っている。
図6(a)および図6(b)に示されるように、例えば、送電側可変回路素子部12により電源部10と駆動コイル11bの間に挿入するインダクタ素子Lmの値を大きくすることによって、Rpmaxを低減することが可能なのが分かる。ただし、Lmの値を大きくすると、受電電力の最大値も徐々に低下する。また、挿入するキャパシタ素子Cmに関しては、インダクタ素子Lmと逆の振る舞いを示し、Cmの値を小さくすることによって、Rpmaxが低下する。
また、図6(a)と図6(b)の比較から明らかなように、送電器1と受電器2(共振コイル11aと21a)の位置ずれが生じた場合でも、LmまたはCmの値を調整することにより、受電電圧の低減および効率の向上を図ることができる。すなわち、送電器1と受電器2の位置ずれ等の状態に基づいて、Rpmaxを制御しながらV'outや効率を適切な範囲に調整することが可能となる。
さらに、図7(a)に示されるように、送電器1と受電器2が正対状態の場合、例えば、V'outの上限値に余裕があるときには、送電側可変回路素子部12によりキャパシタ素子Cmの値を大きくすることにより、効率を向上させることができる。また、図7(b)に示されるように、送電器1と受電器2が位置ずれ有の場合、例えば、送電側可変回路素子部12によりインダクタ素子Lmの値を大きくすることにより、Rpmaxを低減し、V'outを20V台に(19V+10Vよりも低く)抑えることができる。なお、上述した処理を、ワイヤレス給電を行っている間中、継続的に実行することで、例えば、受電器2の置き方(配置)により特性が変わっても、適切なV'outのレベルと高い効率を同時に実現することが可能となる。
図8は、ワイヤレス給電システムの第2実施例を模式的に示すブロック図である。図8と、前述した図5の比較から明らかなように、第2実施例のワイヤレス給電システムにおいて、送電器1は、さらに、送電側検出部13、送電側制御部14および送電側通信部15を含む。送電側検出部13は、送電電力情報を検出し、送電側制御部14は、送電電力情報および受電情報に基づいて送電側可変回路素子部12を制御する。なお、受電情報は、例えば、受電器2(送電系)と無線通信を行う送電側通信部15から送電側制御部14に入力される。
受電器2は、前述した受電コイル21、整流平滑部22、DC/DC変換器23および負荷24に加え、受電側検出部25、受電側制御部26および受電側通信部27を含む。受電側検出部25は、例えば、DC/DC変換器23の入力電圧V'outおよび出力電圧Voutを含むDC/DC変換情報(受電情報)を検出し、受電側制御部26および受電側通信部27を介して送電器1(送電側通信部15)に伝える。ここで、送電側通信部15と受電側通信部27の間の通信は、例えば、IEEE 802.11bに準拠するDSSS方式の無線LANやブルートゥース(Bluetooth(登録商標))を利用することができるが、これらに限定されるものではない。
送電側制御部14は、例えば、受電系の受電側通信部27から送電側通信部15を介して送られてきたV'outおよびVoutを含むDC/DC変換情報(受電情報)、および、送電側検出部13からの送電電力情報に基づいて送電側可変回路素子部12を制御する。すなわち、送電側制御部14は、例えば、送電側可変回路素子部12において、インダクタ素子Lmまたはキャパシタ素子Cmの値の調整(切り換え)、或いは、CmおよびLmwを挿入せずに短絡等を行う。これにより、効率特性を維持しつつ、一定電源電圧供給時の受電電力特性を変化させて、Rpmaxを低減することができる。さらに、送電側制御部14は、上述した受電情報および送電電力情報に基づいて、DC/DC変換器23の入力電圧V'outが所定値以下となる条件下で、例えば、電源部10の出力電圧Vampを高くして、効率の向上を図ることも可能である。
図9は、図8に示すワイヤレス給電システムにおける送電側可変回路素子部の構成例を示すブロック図であり、送電側可変回路素子部12の第1および第2構成例を図9(a)および図9(b)として示す。
図9(a)に示されるように、第1構成例の送電側可変回路素子部12は、複数のインダクタ素子Lm1〜Lmnおよび複数のキャパシタ素子Cm1〜Cmn、並びに、それぞれに対応する複数の素子選択用スイッチ素子と、入出力間を短絡する短絡用スイッチ素子を含む。ここで、インダクタ素子Lm1〜Lmnおよびキャパシタ素子Cm1〜Cmnは、例えば、それぞれ異なるインダクタンスおよびキャパシタンスを有している。すなわち、第1構成例の送電側可変回路素子部12は、異なる回路定数が選択的に切り換えられるように、複数のラインで構成されている。
送電側制御部14は、いずれか1つの素子選択用スイッチ素子、或いは、短絡用スイッチ素子をオンする。これにより、オンされた素子選択用スイッチ素子に対応するインダクタ素子またはキャパシタ素子が、電源部10と駆動コイル11bの間に挿入されるか、或いは、電源部10と駆動コイル11bの間が短絡(直結)される。
図9(b)に示されるように、第2構成例の送電側可変回路素子部12は、可変インダクタ素子Lmを含み、送電側制御部14により、可変インダクタ素子Lmの値を制御するようになっている。ここで、可変インダクタ素子Lmの代わりに、可変キャパシタ素子Cmを適用することもできるのはいうまでもない。すなわち、第2構成例の送電側可変回路素子部12は、可変インダクタ素子Lmまたは可変キャパシタ素子Cmにより、異なる回路定数が調整できるようになっている。なお、送電側可変回路素子部12の構成は、上述した図9(a)および図9(b)のものに限定されず、知られている様々な構成を適用することができるのはいうまでもない。
上述したように、第2実施例の送電器1(送電系)における送電側制御部14は、例えば、検出された情報(受電情報,送電電力情報)に基づいて、送電側可変回路素子部12の可変回路素子(Lm1〜Lmn,Cm1〜Cmn;Lm,Cm)を切り換えまたは調整(制御)する。さらに、送電側制御部14は、電源部10の出力電圧Vampを調整することで、適切なワイヤレス給電状態を実現することができる。ここで、送電側制御部14は、例えば、上述した図6(a)および図6(b)のような効率および受電電力特性の負荷依存性テーブルを内部のメモリ140に保持しておき、送電側可変回路素子部12を制御する際に併用(参照)することもできる。なお、この一連の制御を、ワイヤレス給電を行っている間中、継続的に実行することで、例えば、送電器1と受電器2の位置ずれや置き方の変化に対して、適切なV'outのレベルと高効率を同時に実現することが可能なのは前述した通りである。
図10は、ワイヤレス給電システムの第3実施例を模式的に示すブロック図であり、電磁誘導方式を適用したワイヤレス給電システムの例を示すものである。図10と、前述した図8の比較から明らかなように、第3実施例のワイヤレス給電システムにおいて、受電器2の受電コイル21は、電磁誘導方式により送電器1の送電コイル11からの電力を受け取るようになっている。すなわち、本実施形態は、磁界共鳴や電界共鳴といった強結合系の共振を適用したものに限定されず、電磁誘導を適用したものであってもよく、様々なワイヤレス給電システムに対して幅広く適用することができる。
なお、図10に示す第3実施例おいて、受電器2の受電コイル21が電磁誘導方式により送電器1の送電コイル11からの電力を受け取る以外の構成は、前述した図8の第2実施例と同様であり、その説明は省略する。
図11は、ワイヤレス給電システムの第4実施例を模式的に示すブロック図であり、送電器1における送電側可変回路素子部12を削除し、その代わりに、受電器2に対して受電側可変回路素子部28を設けたものである。すなわち、第4実施例では、例えば、図5〜図9を参照して説明した送電側可変回路素子部12に相当する受電側可変回路素子部28を、受電器2における負荷コイル(電力取り出しコイル)21bと整流平滑部22の間に設けるようになっている。
受電側制御部26は、例えば、受電情報(V'outおよびVoutを含む情報)を受電側検出部25から受け取って受電側可変回路素子部28を制御(切り換えまたは調整)する。ここで、受電側制御部26は、例えば、送電器1(送電側通信部15)からの送電電力情報を、受電側通信部27を介して受け取り、受電情報および送電電力情報に基づいて、受電側可変回路素子部28を制御することもできる。このとき、送電側制御部14は、例えば、受電器2(受電側通信部27)からの受電情報を、送電側通信部15を介して受け取り、電源部10の出力電圧Vamp等を制御する。
ここで、例えば、前述した第2実施例における送電器1を、第4実施例のワイヤレス給電システムにおける送電器1として適用することもできる。この場合、送電系では、送電側制御部14が送電側可変回路素子部12および電源部10を制御し、受電系では、受電側制御部26が受電側可変回路素子部28を制御することになる。なお、上述した第1〜第4実施例は、様々な組み合わせ、並びに、変更および変形が可能なのはいうまでもない。
図12は、本実施形態のワイヤレス給電システムにおける処理の一例を説明するためのフローチャートであり、整流平滑部22の出力電圧(DC/DC変換器23の入力電圧)V'outを制御する場合の処理の一例を説明するためのものである。図12に示されるように、処理が開始すると、送電系(送電器1,送電側)では、ステップST1において、受電系(受電器2,受電側)との通信を確立し、さらに、ステップST2に進んで、初期設定(例えば、THRU,Vampレベル等)を行って出力(送電)開始する。
一方、受電系では、ステップST21において、送電系との通信を確立し、さらに、ステップST22に進んで、負荷24で電力を受電したかどうかを判定する。ここで、送電系のステップST1の処理、および、受電系のステップST21の処理は、送電器1および受電器2の認証とそれぞれの仕様確認に対応する。ステップST22において、負荷24で電力を受電したと判定すると、ステップST23に進んで、送電系へ受電情報を送信する。
送電系では、ステップST3において、受電系からの情報を受け取ったかどうかを判定し、受電系のステップST23で送電系へ受電情報を送信すると、ステップST3で受電系からの情報を受け取ったと判定し、ステップST4に進む。ステップST4では、送電電力の測定(検出)および効率の算出を行って、ステップST7に進む。また、ステップST3において、受電系からの情報を受け取っていないと判定すると、ステップST5に進み、規定回数を超えたかどうかを判定する。ステップST5において、規定回数を超えていないと判定すると、ステップST6に進んで、電源の出力レベル(電源部10の出力電圧Vamp)を更新してステップST3に戻る。なお、ステップST5において、規定回数を超えていると判定すると、ステップST16に進んで、終了を表示すると共に、受電系に対して送電(出力)終了通知を伝えて、処理を終了する。ここで、送電系から受電系に対する送電の終了通知は、受電系のステップST27における終了通知が有ったかどうかの判定により、終了通知が有ったと判定すると、受電系も処理を終了する。なお、受電系のステップST27において、終了通知が無いと判定すると、後述するステップST25に戻り、処理を継続する。
送電系におけるステップST7では、受電系の整流平滑部22の出力電圧(DC/DC変換器23の入力電圧)V'outが規定値以上かどうかを判定し、V'outが規定値以上であると判定すると、ステップST8に進む。ステップST8では、電源の出力レベル(Vamp)の低減が可能かどうかを判定し、Vampの低減が可能であると判定すると、ステップST9に進んで、Vampを低減してステップST12に進む。また、ステップST7において、V'outが規定値以上ではないと判定すると、そのままステップST12に進む。
また、ステップST8において、Vampの低減が可能ではないと判定すると、ステップST10に進んで、回路素子の切り換えが可能かどうか、すなわち、送電側可変回路素子部12による回路素子の切り換えが可能かどうかを判定する。ステップST10において、回路素子の切り換え(例えば、インダクタ素子Lmの値を小さく、または、キャパシタ素子Cmの値を小さくすること)が可能であると判定すると、ステップST11に進む。
ステップST11では、可変回路素子の切り換え、すなわち、送電側可変回路素子部12による回路素子の制御(切り換えまたは調整:Lm 小またはCm 小)を行う。また、ステップST10において、回路素子の切り換えが可能ではないと判定すると、ステップST16に進んで、終了を表示すると共に、受電系に対して送電終了通知を伝えて、処理を終了する。ここで、送電側可変回路素子部12による回路素子の切り換えは、例えば、図5〜図9を参照して前述したように、インダクタ素子またはキャパシタ素子の値を制御する。また、例えば、図11に示す第4実施例では、受電系において、受電側可変回路素子部28による回路素子の切り換えが行われることになる。
さらに、ステップST12に進んで、受電系と通信を行い、ステップST13に進んで、受電系から情報を受信したかどうかを判定する。このとき、受電系では、ステップST25において、送電系からの情報要求の有無を判定し、送電系からの情報要求の有ったと判定すると、ステップST26に進んで、送電系へ受電情報を送信してステップST27に進む。なお、受電系のステップST25において、送電系からの情報要求が無いと判定すると、情報要求が有るまでステップST25の処理を継続する。
送電系のステップST13において、受電系から情報を受信したと判定すると、ステップST4に戻って、上述した処理を繰り返し、受電系から情報を受信していないと判定すると、ステップST14に進む。ステップST14では、規定回数を超えたかどうかを判定し、規定回数を超えていないと判定すると、ステップST15に進んで、Vamp(電源部10の出力電圧)を更新してステップST13に戻る。また、ステップST14において、規定回数を超えていると判定すると、ステップST16に進んで、終了を表示すると共に、受電系に対して送電終了通知を伝えて、処理を終了する。なお、受電系のステップST27では、送電系から送電の終了通知が有ったかどうかを判定し、終了通知が有ったと判定すると、受電系も処理を終了し、終了通知が無いと判定すると、ステップST25に戻って処理を継続する。このように、図12に示す処理によれば、送電側可変回路素子部12によりインダクタ素子またはキャパシタ素子の値を制御することにより、受電系におけるDC/DC変換器23の入力電圧V'outが規定値以上にならないようにすることが可能になる。
図13は、本実施形態のワイヤレス給電システムにおける処理の他の例を説明するためのフローチャートであり、図12に示すフローチャートに対して、送電系のステップST17およびST18が追加されている。すなわち、図13に示すフローチャートでは、図12のステップST7において、V'outが規定値以上ではないと判定したとき、そのままステップST12に進むのではなく、ステップST17およびST18の処理を行った後、ステップST12に進む。
ステップST17では、送電側可変回路素子部12による回路素子の切り換え(Lm 大またはCm 大)が可能であると判定すると、ステップST18に進み、送電側可変回路素子部12による回路素子の制御(切り換えまたは調整:Lm 大またはCm 大)を行う。これにより、V'outの低減を行うだけでなく、効率(送電効率)を向上させることができる。そして、ステップST12に進んで、図12を参照して説明したのと同様の処理を行う。すなわち、図13に示す処理によれば、図12の処理によるV'outが規定値以上にならないようにするだけでなく、V'outが規定値以上でなければ(余裕が有れば)、効率の改善を図ることも可能になる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1,101 送電器
2,102 受電器
10,110 電源部
11,111 送電コイル
11,111 送電コイル
11a 共振コイル(送電共振コイル)
11b 駆動コイル(電力供給コイル)
12 送電側可変回路素子部
13 送電側検出部
14 送電側制御部
15 送電側通信部
21,121 受電コイル
21a 共振コイル(受電共振コイル)
21b 負荷コイル(電力取り出しコイル)
22,122 整流平滑部
23,123 DC/DC変換器
24,124 負荷
25 受電側検出部
26 受電側制御部
27 受電側通信部
28 受電側可変回路素子部
140 メモリ

Claims (15)

  1. 受電器に対して無線により電力を伝送する送電コイルと、
    前記送電コイルに電力を与える電源部と、
    前記電源部と前記送電コイルの間に設けられた送電側可変回路素子部と、を有し、
    前記受電器から無線通信を経由して伝えられる受電情報、および、送電電力情報に基づいて、前記送電側可変回路素子部を制御する、
    ことを特徴とする送電器。
  2. さらに、
    前記送電電力情報を検出する送電側検出部と、
    前記送電電力情報および前記受電情報に基づいて、前記送電側可変回路素子部を制御する送電側制御部と、
    前記受電器と無線通信を行う送電側通信部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送電器。
  3. 前記受電器は、
    前記送電コイルからの電力を受け取る受電コイルと、
    前記受電コイルからの交流電圧を、整流および平滑する整流平滑部と、
    前記整流平滑部の出力電圧を所定電圧に変換するDC/DC変換器と、を有し、
    前記送電側可変回路素子部は、少なくともインダクタ素子またはキャパシタ素子を含み、
    前記送電側制御部は、前記受電情報および前記送電電力情報に基づいて、前記DC/DC変換器の入力電圧が規定値以下となるように、前記送電側可変回路素子部における前記インダクタ素子の値またはキャパシタ素子の値を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の送電器。
  4. 前記送電側制御部は、前記受電情報および前記送電電力情報に基づいて、前記送電器から前記受電器への送電効率が向上するように、前記送電側可変回路素子部における前記インダクタ素子の値またはキャパシタ素子の値を制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の送電器。
  5. 前記送電側可変回路素子部の前記インダクタ素子または前記キャパシタ素子は、値の異なる複数のインダクタ素子または値の異なる複数のキャパシタ素子を含み、
    前記電源部と前記送電コイルの間には、前記送電側制御部による制御に基づいて選択された前記インダクタ素子または選択された前記キャパシタ素子が挿入される、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の送電器。
  6. 前記送電側可変回路素子部の前記インダクタ素子または前記キャパシタ素子は、値を可変可能なインダクタ素子または値を可変可能なキャパシタ素子を含み、
    前記電源部と前記送電コイルの間には、前記送電側制御部による制御に基づいて調整された値の前記インダクタ素子または調整された値の前記キャパシタ素子が挿入される、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の送電器。
  7. 前記送電側制御部は、前記受電情報および前記送電電力情報に基づいて、前記DC/DC変換器の入力電圧が規定値以下となるように、前記電源部の出力電圧を制御する、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の送電器。
  8. 前記送電側制御部は、前記受電情報および前記送電電力情報に基づいて、前記送電器から前記受電器への送電効率が向上するように、前記電源部の出力電圧を制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の送電器。
  9. 前記送電側制御部は、効率および受電電力特性の負荷依存性テーブルを保持するメモリを含み、前記送電側可変回路素子部を制御する際に、前記送電電力情報および前記受電情報と共に、前記メモリに保持した前記効率および受電電力特性の負荷依存性テーブルを参照する、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の送電器。
  10. 前記受電器に対する電力の伝送は、電磁誘導または強結合系の共振を用いて行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の送電器。
  11. 送電器から伝送される電力を無線により受け取る受電コイルと、
    前記受電コイルからの交流電圧を、整流および平滑する整流平滑部と、
    前記整流平滑部の出力電圧を所定電圧に変換するDC/DC変換器と、
    前記受電コイルと前記整流平滑部の間に設けられた受電側可変回路素子部と、
    前記DC/DC変換器の入力電圧および出力電圧を含む受電情報を検出する受電側検出部と、
    前記受電情報に基づいて、前記受電側可変回路素子部を制御する受電側制御部と、
    前記送電器と無線通信を行う受電側通信部と、を有する、
    ことを特徴とする受電器。
  12. 前記受電側制御部は、前記受電情報、および、前記送電器から前記受電側通信部を経由して伝えられる送電電力情報に基づいて、前記受電側可変回路素子部を制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の受電器。
  13. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の送電器と、
    前記送電器から伝送される電力を無線により受け取る前記受電器と、を有する、
    ことを特徴とするワイヤレス給電システム。
  14. 前記受電器は、請求項11または請求項12に記載の受電器である、
    ことを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス給電システム。
  15. 送電器から受電器に対して電力を無線により給電するワイヤレス給電方法であって、
    前記受電器は、
    前記送電器から伝送される電力を無線により受け取る受電コイルと、
    前記受電コイルからの交流電圧を、整流および平滑する整流平滑部と、
    前記整流平滑部の出力電圧を所定電圧に変換するDC/DC変換器と、を有し、
    前記送電器は、
    前記受電器に対して無線により電力を伝送する送電コイルと、
    前記送電コイルに電力を与える電源部と、を有し、
    前記受電器から無線通信を経由して伝えられる受電情報、および、送電電力情報に基づいて、前記送電器における前記電源部と前記送電コイルの間のインダクタンスまたはキャパシタンスを制御する、
    ことを特徴とするワイヤレス給電方法。
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