JP2018169987A - レコメンド情報提供システム及びレコメンド情報提供方法 - Google Patents

レコメンド情報提供システム及びレコメンド情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに対し的確なレコメンド情報を、時系列的に整理して提供可能な情報提供技術を提供すること。【解決手段】レコメンド情報提供方法は、ユーザUrが商品Xに関心を示した場合において、この商品Xを購入した履歴のある他のユーザUsが商品Xを購入した後に購入した購入後商品Yの集合である購入後商品群Ysを購入履歴情報から抽出するステップと、商品Xと購入後商品群Ysの組み合わせ(X,Ys)の中から、商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを推薦商品Yrとして選択するステップと、推薦商品Yrに関するレコメンド情報を当該ユーザUrに提示するステップとを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば電子商取引サイトにおいて、ユーザの嗜好等に合致した商品に関するレコメンド情報を当該ユーザに提供するためのレコメンド情報提供技術に関する。
従来、電子商取引サイト(以下、「ECサイト」という。)においては、ユーザの購入履歴に基づき、そのユーザの嗜好に合致すると推論されるレコメンド商品に関する情報(以下、「レコメンド情報」という。)の提供が行われている。例えば、特許文献1には、ECサイトにアクセスしたユーザと、過去にアクセスした他のユーザとの類似性を評価し、当該類似性を有するユーザ間において相関性の高い商品を、協調フィルタリングにより決定する技術が開示されている。また、特許文献2には、配信された広告に関心を示したユーザの属性を、その広告ごとに特定して、ユーザの類似性を機動的に評価する技法が提案されている。
特開2010−134733号公報 特開2011−238020号公報
特許文献1、2の情報提供技術は、ユーザが関心を寄せた商品と統計学的に相関性の高い他の商品を選び出して、当該他の商品に関するレコメンド情報を提供するものである。しかし、単純に相関性が高いと評価された商品の中には、当該ユーザが既に購入した商品が含まれる場合がある。そのような既に購入した商品をフィルタリングにより排除した場合でも、当該ユーザが必要としていない商品がレコメンドされる場合がある。一例を挙げると、「ビジネス英会話上級編」のテキストの購入に関心を寄せたユーザに対し、例えば「初めから学ぶ英会話CD」のような商品は、現時点における当該ユーザの学習レベルよりも低いものであり、当該ユーザにとって必要とされる商品ではない。
また、従来のレコメンド情報技術においては、ECサイトにアクセスしたユーザ又は広告等に関心を示したユーザと、年齢、性別、趣味などにおいて類似性がある、つまり属性が共通する他のユーザが購入等した商品群の中から、レコメンド商品が選択される。しかし、そのような属性(類似性)という枠内だけでレコメンド商品が選定されると、ユーザの属性とは異なるカテゴリ(ジャンル)に属する商品ではあるが、当該ユーザが真に求め、又は当該ユーザが無意識的に求める商品は、レコメンドから外れる場合が多い。
一例を挙げると、元々テニスなどのスポーツが趣味であったユーザが、「ウォーキングシューズ」の購入に関心を寄せた場合に、例えば「薬膳料理」などのレシピ本は、当該ユーザにとってダイエット目的という点で潜在的にニーズがある。しかし、スポーツと料理本のようにカテゴリが異なる商品は、多くの場合、そのユーザに対し推薦されない。
本発明は、このような従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、ECサイトにアクセスしたユーザのニーズに合致しない商品の情報提供を排除する一方、当該ユーザに潜在的に存在するニーズにも合致した商品を含む、より的確なレコメンド情報を時系列的に整理して提供可能な情報提供技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、ECサイトを利用して複数のユーザが購入した商品の購入履歴情報を蓄積する購入履歴情報蓄積手段を備え、前記購入履歴情報に基づいて、前記ECサイトにアクセスしたユーザUrに推薦する商品に関するレコメンド情報を提供するための情報提供装置であって、ユーザUrが、ある商品Xの購入に関心を示した場合において、前記商品Xを購入した履歴のある他のユーザUsが、前記商品Xを購入した後に購入した購入後商品Yの集合である購入後商品群Ysを、前記購入履歴情報から抽出する購入後商品群抽出手段と、前記購入後商品群Ysの中から、前記商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを、推薦商品Yrとして選択する推薦商品選択手段と、前記推薦商品Yrに関するレコメンド情報を、当該ユーザUrに提示する推薦商品提示手段とを備えるレコメンド情報提供装置である。
前記推薦商品選択手段は、前記商品Xと前記購入後商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、前記商品Xと最も組み合わせ数が多い購入後商品Yを前記推薦商品Yrとして選択することが好ましい。
また、前記商品Xに対し最も相関がある推薦商品Yrを
Figure 2018169987
で表すとき、
前記推薦商品選択手段は、前記ユーザUrに推薦する第i順位の推薦商品Yrを、
Figure 2018169987
の変換式に従って選択することが好ましい。
また、本発明は、ECサイトを利用して複数のユーザが購入した商品の購入履歴情報に基づいて、前記ECサイトにアクセスしたユーザUrに推薦する商品に関するレコメンド情報を提供する情報提供方法であって、ユーザUrが、ある商品Xに関心を示した場合において、前記商品Xを購入した履歴のある他のユーザUsが、前記商品Xを購入した後に購入した購入後商品Yの集合である購入後商品群Ysを、前記購入履歴情報から抽出するステップと、前記購入後商品群Ysの中から、前記商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを、推薦商品Yrとして選択するステップと、前記推薦商品Yrに関するレコメンド情報を、当該ユーザUrに提示するステップとを含むレコメンド情報提供方法である。
前記推薦商品Yrを選択するステップにおいて、前記商品Xと前記購入後商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、前記商品Xと最も組み合わせ数が多い購入後商品Yが前記推薦商品Yrとして選択されることが好ましい。
また、前記商品Xに対し最も相関がある推薦商品Yrを
Figure 2018169987
で表すとき、
前記推薦商品Yrを選択するステップにおいて、前記ユーザUrに推薦する第i順位の推薦商品Yr(X)が、
Figure 2018169987
の変換式に従って選択されることが好ましい。
本発明によれば、ECサイトにアクセスしたユーザのニーズに合致しない商品の情報提供を排除することができる。また、ユーザに潜在的に存在するニーズにも合致した商品を含む、より的確なレコメンド情報を当該ユーザに提供することができる。
ユーザにレコメンド情報が提供されるECサイトシステムの概要を示すシステム図である。 データベースに記録されるECサイトの操作ログ(操作履歴)を例示する図である。 レコメンド情報提供方法を説明するためのフローチャートである。 各ユーザが商品Xを購入した後に商品Yを購入した履歴を例示する図である。 商品購入の因果関係をベイジアンネットワークにより示す単純化したモデル図である。
以下、本発明に係るレコメンド情報提供装置の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、下記で説明される手段及び機能は、コンピュータシステムを構成するハードウエア資源を用いて、CPU等の演算装置がプログラムコードに従って演算処理を実行することにより実現される。また、手段及び機能が本実施形態で説明されるものに限定して解釈されるべきではない。例えば、各手段が1つのコンピュータ上で実現されてもよいし、複数のコンピュータが分散したシステム上で実現されてもよい。
また、本明細書において「商品」は、EC(電子商取引)サイトにおいて販売流通可能な商品全般を意味する。例えば、日用品、生活雑貨、家電品等の有体物品の他にも、旅行ツアー、ネットを通じて配信可能な映画等のコンテンツ、ダウンロード版のアプリケーションソフト等の無体商品やサービス等も、ここでいう「商品」に含まれる。
また、本発明は、ここで説明されるECサイトを利用したオンラインショッピングの実施形態に限定されない。例えば、情報サイトにおける記事の提供や、キーワード検索などのサービスにおいても適用が可能である。
図1は、ユーザにレコメンド情報が提供されるECサイトシステムの概要を示すシステム図である。図1において、ECサイトサーバ30とユーザ端末Tuとを接続するネットワーク90は、インターネット及びインターネットを複合した国際付加価値通信網(VAN)を含む。例えば、携帯電話等でデータ転送に利用されるパケット通信網やISDN等のデジタル公衆電話回線をネットワーク90の構成要素としてもよい。また、デジタルテレビジョン放送網(ケーブルテレビ等の有線を含む)と公衆電話回線等とをリンクさせた通信ネットワークも、本実施形態のネットワークに含まれる。
ユーザ端末Tuは、PC、タブレット、スマートフォンなどであって、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを用いて、ネットワーク90上のウェブサイトを閲覧するためのブラウジング機能や、電子メールの送受信機能を有するコンピュータ端末であれば特に限定されない。
ECサイトサーバ30は、ECサイトのオンラインショッピングサービスを提供するASP(Application Service Provider)を含む。ECサイトサーバ30には、ECサイトのURL(Uniform Resource Locator)が設定されている。すなわち、任意のユーザは、ネットワーク90を経由してECサイトサーバ30のURLにアクセスし、仮想店舗40、40、・・・が取り扱う様々な商品の情報を取得したり、商品購入の意思を送信したりすることができる。
ECサイトサーバ30による、一般的なECサイトのオンラインショッピングサービスの手順の例について簡単に説明する。
まず、商品購入希望者であるユーザは、ユーザ端末TuからECサイトのURLにアクセスし、ECサイトのホームページ画面をユーザ端末Tuの表示装置に表示させる。そして、登録したユーザIDとパスワードをホームページ画面から入力することで、自己のアカウントにログインする。このログインは、前述の能動的な物以外にHTTP cookieなどを使った自動ログインも含まれる。
ユーザ端末Tuの表示装置には、取り扱われる商品のカテゴリ毎に、各仮想店舗40、40、・・・にリンクが張られたアイコン等が掲載された商品購入画面が表示される。商品購入画面には、ECサイトが取り扱う独自ブランド商品や、販売キャンペーン中の目玉商品などのアイコンを商品購入画面のトップに掲載してもよい。
ユーザは、商品購入画面において、購入を希望する商品のカテゴリ(例えば、ファッション、グルメ、本、・・・など)を選択することで、購入を希望する商品や、そのような商品を取り扱っている仮想店舗を絞り込むことができる。また、ユーザは、商品購入画面の検索ウィンドウから所望の商品に関連するキーワードを入力してもよい。その場合、ECサイトサーバ30の商品検索手段は、入力されたキーワードに関連する商品をデータベース20から検索し、検索された商品のアイコンリストを商品購入画面に提示することができる。
検索機能により絞り込まれた商品のうち、ユーザが購入を検討したい等の関心を寄せる商品があれば、ユーザは対応するアイコンをクリックすることで、その商品の写真、仕様、価格等の詳細な情報を掲載した商品情報画面が、ユーザ端末Tuの表示装置に表示される。なお、ユーザが関心を寄せた商品について詳細な商品情報を得るための操作のことを、本明細書では「チェックアップ」という。
ユーザは、商品情報を検討し商品を購入しようと決心した場合には、商品情報画面から、当該商品を「カートに入れる」ことができる。その操作がECサイトサーバ30に送信されると、当該商品がユーザの購入候補(オプション)のひとつとして、所定のワーキングメモリに登録される。そして、ユーザが商品購入画面の注文確定ボタンをクリックすることで、カートに入れた商品の注文が確定する。
図1に示されるECサイトシステムでは、ユーザによってECサイトサーバ30のECサイトにログイン後にされた操作(本明細書では、ログイン時の全ての操作を総称して「アクション」という。)の履歴(操作ログ)が、ユーザアカウント毎に、データベース20に記録される。図2には、あるユーザの操作ログの一例が示される。例えばECサイトサーバ30に備えられる購入履歴情報蓄積手段は、図2に示されるような操作ログに基づいて、複数のユーザが購入した商品の購入履歴情報を蓄積するように構成される。例えば操作ログから注文確定アクションのみを抽出して、購入履歴情報のリストを作成することもできる。
次に、図1に示されるレコメンドサーバ10に構成されるレコメンド情報提供装置及びその装置を用いたレコメンド情報提供方法を説明する。図3は、レコメンド情報提供方法を説明するためのフローチャートである。なお、レコメンドサーバ10は、ECサイトサーバ30と同一のワークステーション又はコンピュータプラットフォームに構成されてもよいし、ECサイトサーバ30とは別のコンピュータシステムに構成されてもよい。
本実施形態によるレコメンド情報提供装置は、購入後商品群抽出手段と、推薦商品選択手段と、推薦商品提示手段とを備えている。
(ステップS11)
レコメンド情報の提供処理は、ユーザUrが、ある商品Xに関心を示したときを契機に開始される。ここで、ユーザUrは、レコメンド情報の提供対象者である。
ここで、「ユーザUrが商品Xに関心を示した場合」とは、レコメンド情報の提供対象者であるユーザUrが、実際に商品Xを購入した場合、商品Xの注文を確定した場合、商品Xをカートに入れた場合、商品Xをお気に入りに入れた場合、商品Xをチェックアップした場合、商品Xに関連するキーワードを入力した場合の何れの場合をも含む。
(ステップS12)
購入後商品群抽出手段は、データベース20に記録されている購入履歴情報又は操作ログを参照して、他のユーザUs(通常は複数人)が商品Xを購入した後に購入した商品(これを購入後商品という。)Yの集合である購入後商品群Ysを抽出する処理を行う。
データベース20に記録されている購入履歴情報には、複数のユーザが購入した商品の情報が時系列で記憶されている。購入後商品群抽出手段は、この購入履歴情報に基づいて、商品Xを購入した履歴のあるユーザUsを特定する。図4に示すように、購入履歴情報には、各ユーザUs1、Us2、・・・が、商品Xを購入した後に購入した全ての商品Yの履歴が記録されている。購入後商品群抽出手段は、このように購入履歴情報の時間的要素(因果関係)を考慮して、他のユーザUsが当該商品Xを購入した後に購入した購入後商品Y1、Y2、Y3・・・の全ての集合である購入後商品群Ysを抽出する。この処理により、商品Xと、購入後商品Y1、Y2、Y3、・・・の組み合わせ(X,Ys)が得られる。
(ステップS13)
推薦商品選択手段は、当該ユーザUrが関心を示した商品Xと、購入後商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを、推薦商品Yrとして選択する。ここで、「商品Xに対し最も相関がある購入後商品Y」とは、上記組み合わせ(X,Ys)のうち、例えば最も組み合わせの数が多い商品Yが該当する。
また、推薦商品選択手段は、ベイジアンネットワーク等による条件付き確率理論に基づいて、組み合わせ(X,Ys)の最大相関を求めてもよい。ここで、図5には、商品Xと、購入後商品Y1、Y2との間の因果関係を表す簡単なモデルが図示される。この考察モデルは、2人のユーザUsにより、商品Xが購入された後に購入された商品Y1、Y2が2つある場合で説明される。
図5の例において、商品Xが既に購入されたことを条件に次に商品Y1が購入される確率は、次式(1)で表される。
Figure 2018169987
また、商品Xが既に購入されたことを条件に次に商品Y2が購入される確率は、次式(2)で表される。
Figure 2018169987
ここで、商品Y1が購入された次に商品Y2が購入された経路も存在する。そのため、商品Xに対する最大相関商品を求める際には、その経路における確率も考慮することが好ましい。商品Y1が既に購入された次に商品Y2が購入される確率は、次式(3)で表される。
Figure 2018169987
したがって、この単純化した考察モデルでは、商品Xが購入された後に商品Y2が購入される確率が、2つの経路を考慮した次式(4)で表される。
Figure 2018169987
以上は、商品Xが購入された後に購入された商品Y1、Y2に対応するノードが2つの場合で説明したが、実際には購入後商品群Ysのノードが多数であることが容易に推察される。このように、商品Xから購入後商品Yに至る全ての経路の確率を考慮して、組み合わせ(X,Ys)の最大相関を求めることにより、推薦商品Yrの的確性精度を更に高めることができる。
ここで、本明細書では、商品Xに対し最も相関がある推薦商品Yrを、
Figure 2018169987
で表すものとする。
また、推薦商品選択手段は、次の変換式(6)を用いて最大相関商品の連鎖を演算することにより、ユーザUrに推薦する第i順位の推薦商品Yrを、順次、選択することができる。
Figure 2018169987
ただし、iは正の整数、Yr=Xである。
(ステップS14、S15)
推薦商品選択手段は、上記変換式(6)を用い、第2順位の推薦商品Yrを選択する。推薦商品選択手段は、同様に、第3順位以降の推薦商品Yr、Yr、・・・を順次選択する。
なお、推薦商品選択手段は、ステップS12以降の処理を、リアルタイム処理ではなく、バッチ処理で事前に行ってもよい。この場合、推薦商品選択手段は、バッチ処理で得られた推薦商品Yrの結果をデータベース20又は所定のワーキングメモリ等に記憶させることで、ステップS13以降の処理をメモリ参照のみで済ませることができる。
(ステップS21)
推薦商品提示手段は、選択された推薦商品Yr、Yr2、Yr、・・・関するレコメンド情報を、商品Xに関心を示したユーザUrに提示する処理を行う。例えば、推薦商品提示手段は、ユーザUrが商品Xをチェックアップした画面において、商品Xに関連する推薦商品Yr、Yr2、Yr、・・・を、この順番で配列して掲載することができる。
なお、レコメンド情報として挙げられた推薦商品Yr、Yr2、Yr、・・・の何れかが、当該ユーザUrが過去に購入した履歴がある購入済商品Wに該当する場合、フィルタリング処理により、その購入済商品Wがレコメンド情報から除外されることが好ましい。ただし、その購入済商品Wが、他のユーザUsが商品Xを購入後どの段階で購入した商品Yr、Yr2、Yr、・・・に該当するか、時系列上の順位も含め、ユーザUrに情報提供されることが好ましい。そうすれば、ユーザUrが現時点で興味を示す商品Xが、これまで購入した商品Wとレベル的にどのような関係にあるかを俯瞰的に認識することができる、という点において有益性が得られる。
上述の実施形態は、時間が進行する(レベルが上がる)方向におけるレコメンド情報が提供される例であるが、時間が遡及する(レベルが下がる)方向におけるレコメンド情報が提供されてもよい。つまり、レコメンド情報提供装置は、購入前商品群抽出手段を更に備えてもよい。
具体的に、購入前商品群抽出手段は、他のユーザUsによって、商品Xを購入する前に購入された購入前商品Y1、Y2、Y3、・・・の集合である購入前商品群Ysを抽出する。そして、推薦商品選択手段は、商品Xと、購入前商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、商品Xに対し最も相関がある購入前商品Yを、推薦商品Yとして選択する。同様にして、推薦商品選択手段は、商品Yに対し最も相関がある購入前商品Yを選択するというように、時間経過を遡って連鎖的に推薦商品を選択する。
推薦商品提示手段は、このように時間経過を遡って選択された推薦商品Y、Y2、、・・・に関するレコメンド情報を、商品Xに関心を示したユーザUrに提示する処理を行う。この実施形態によれば、例えばユーザUrがある本を購入してはみたが、より平易な(つまりレベルが低い)関連本はなかったかどうか、時間経過を遡るレコメンド情報に基づいて容易に探すことができる。
上述した時間が経過する方向に従ってレコメンド情報を提供する実施形態と同様に、時間経過を遡ってレコメンド情報を提供する本実施形態においても、推薦商品Y、Y2、、・・・の何れかが、当該ユーザUrが過去に購入した履歴がある購入済商品Wに該当する場合、フィルタリング処理により、その購入済商品Wがレコメンド情報から除外されることが好ましい。その一方で、その購入済商品Wが、他のユーザUsが、商品Xを購入以前どの段階で購入した商品Y、Y2、、・・・に該当するか、時系列上の順位も含め、ユーザUrに情報提供されることが好ましい。そうすれば、ユーザUrは、現時点で興味を示す商品Xが、これまで購入した商品Wとレベル的にどのような関係にあるかを俯瞰的に認識することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ECサイトにアクセスしたユーザが関心を示した商品に対し、購買の時間的要素を考慮して、最も相関のある推薦商品に関連するレコメンド情報を当該ユーザに提供するようにした。これにより、商品の購入を検討したユーザのニーズに合致しない商品(例えば学習レベルがより低いテキスト等)の情報提供を排除することができる。また、レコメンド情報を時系列的に整理することで、ユーザが現時点で興味を示す商品が、これまで購入した商品とレベル的にどのような関係にあるかを俯瞰的に認識することができる。また、推薦商品の選択にあたり、ユーザの属性や商品のカテゴリに制約されないため、ユーザに潜在的に存在するニーズにも合致した商品を含む、より的確なレコメンド情報を当該ユーザに提供することができる。
10 レコメンドサーバ
20 データベース
30 ECサイトサーバ
40 仮想店舗
90 ネットワーク
Tu ユーザ端末
Ur ユーザ(商品Xに関心を示したレコメンド情報の提供対象者)
Us 他のユーザ(商品Xを購入した履歴のある者)
X 商品
Y 購入後商品
購入前商品
Ys 購入後商品群
s 購入前商品群
Yr、Yr 推薦商品
W 購入済商品

Claims (6)

  1. ECサイトを利用して複数のユーザが購入した商品の購入履歴情報を蓄積する購入履歴情報蓄積手段を備え、前記購入履歴情報に基づいて、前記ECサイトにアクセスしたユーザUrに推薦する商品に関するレコメンド情報を提供するための情報提供装置であって、
    ユーザUrが、ある商品Xの購入に関心を示した場合において、前記商品Xを購入した履歴のある他のユーザUsが、前記商品Xを購入した後に購入した購入後商品Yの集合である購入後商品群Ysを、前記購入履歴情報から抽出する購入後商品群抽出手段と、
    前記購入後商品群Ysの中から、前記商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを、推薦商品Yrとして選択する推薦商品選択手段と、
    前記推薦商品Yrに関するレコメンド情報を、当該ユーザUrに提示する推薦商品提示手段と
    を備えるレコメンド情報提供装置。
  2. 前記推薦商品選択手段は、前記商品Xと前記購入後商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、前記商品Xと最も組み合わせ数が多い購入後商品Yを前記推薦商品Yrとして選択する、請求項1に記載のレコメンド情報提供装置。
  3. 前記商品Xに対し最も相関がある推薦商品Yrを
    Figure 2018169987
    で表すとき、
    前記推薦商品選択手段は、前記ユーザUrに推薦する第i順位の推薦商品Yrを、
    Figure 2018169987
    の変換式に従って選択する、請求項2に記載のレコメンド情報提供装置。
  4. ECサイトを利用して複数のユーザが購入した商品の購入履歴情報に基づいて、前記ECサイトにアクセスしたユーザUrに推薦する商品に関するレコメンド情報を提供する情報提供方法であって、
    ユーザUrが、ある商品Xに関心を示した場合において、前記商品Xを購入した履歴のある他のユーザUsが、前記商品Xを購入した後に購入した購入後商品Yの集合である購入後商品群Ysを、前記購入履歴情報から抽出するステップと、
    前記購入後商品群Ysの中から、前記商品Xに対し最も相関がある購入後商品Yを、推薦商品Yrとして選択するステップと、
    前記推薦商品Yrに関するレコメンド情報を、当該ユーザUrに提示するステップと
    を含むレコメンド情報提供方法。
  5. 前記推薦商品Yrを選択するステップにおいて、前記商品Xと前記購入後商品群Ysとの組み合わせ(X,Ys)のうち、前記商品Xと最も組み合わせ数が多い購入後商品Yが前記推薦商品Yrとして選択される、請求項4に記載のレコメンド情報提供方法。
  6. 前記商品Xに対し最も相関がある推薦商品Yrを
    Figure 2018169987
    で表すとき、
    前記推薦商品Yrを選択するステップにおいて、前記ユーザUrに推薦する第i順位の推薦商品Yr(X)が、
    Figure 2018169987
    の変換式に従って選択される、請求項5に記載のレコメンド情報提供方法。
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