JP2018169890A - 貿易・通関関連データ連携・保管装置、方法、およびプログラム - Google Patents

貿易・通関関連データ連携・保管装置、方法、およびプログラム Download PDF

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隆行 貴田
Takayuki Kida
隆行 貴田
高橋 直樹
Naoki Takahashi
直樹 高橋
憲樹 岩永
Noriki Iwanaga
憲樹 岩永
遼 石橋
Ryo Ishibashi
遼 石橋
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Abstract

【課題】許可書と送り状との不整合の解消を促すための仕組みを提供する。【解決手段】通関支援装置5の通関依頼受付部5101は、通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付ける。通関依頼部5102は、上記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼する。許可書取得部5103は、上記申告書に対して税関より発行される許可通知書データを取得する。許可書照合部5104は、上記許可通知書データを上記送り状データと照合する。通知部5105は、許可書照合部5104による照合の結果を上記通関業者に通知する。【選択図】図2

Description

本発明は、通関手続きを支援するための装置、方法及びプログラムに関する。
従来、通関手続きを支援するための情報処理システムが知られている。例えば、特許文献1には、送り状、梱包明細書、出荷指示書及び船荷証券に基づいて積荷目録を作成し、整合性照合ルールに従って送り状等との整合性を確認した上で税関に送信する情報処理システムが記載されている。
特開2004−302723号公報
貨物を輸出する際に税関に提出する書類として輸出申告書がある。輸出申告書は、通例、輸出者から提供される送り状等の貿易書類に基づいて通関業者により作成され、税関に提出される。提出された輸出申告書が正しく記載されていれば問題はないが、輸出申告書と送り状との間に不整合があり、その不整合が許可書発行後の事後調査で指摘された場合には、輸出者の輸出業務に支障をきたすおそれがある。しかし輸出者には、輸出申告が正しく行われたかどうかを確認する手段がない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、許可書と送り状との不整合の解消を促すための仕組みを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る通関支援装置は、通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付ける通関依頼受付部と、前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼する通関依頼部と、前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得する許可書取得部と、前記許可通知書データを前記送り状データと照合する許可書照合部と、前記許可書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する通知部とを備える。
好ましい態様において、前記許可書取得部は、前記許可通知書データを前記送り状データと対応付けて前記記憶部に記憶する。
さらに好ましい態様において、前記通関支援装置は、前記申告書を表す申告書データを取得する申告書取得部と、前記申告書データを前記送り状データと照合する申告書照合部とをさらに備え、前記通知部は、前記申告書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する。
さらに好ましい態様において、前記通関支援装置は、前記申告書の提出に係る費用の支払いを請求する請求書を表す請求書データを受け付ける請求書受付部と、前記請求書データに対応するデータとして、前記送り状データと前記許可通知書データとを特定する請求書マッチング部とをさらに備え、前記通知部は、前記特定された送り状データと許可通知書データとが前記請求書データに対応することを前記依頼者に通知する。
さらに好ましい態様において、前記通知部は、前記通関業者の信頼度が所定の条件を満たさない場合に、前記特定された送り状データと許可通知書データとが前記請求書データに対応することを前記依頼者に通知する。
さらに好ましい態様において、前記通関支援装置は、前記請求書データに基づいて振込明細データを作成する振込明細作成部と、前記依頼者により指定された口座から前記通関業者により指定された口座への前記費用の入金を依頼する総合振込データを前記振込明細データに基づいて作成する総合振込作成部と、前記総合振込データを所定の機関に送信する総合振込依頼部とをさらに備える。
さらに好ましい態様において、前記通関支援装置は、前記総合振込データに対して前記所定の機関により発行される入金明細データを受け付ける入金明細受付部と、前記入金明細データを前記請求書データと照合する入金明細照合部とをさらに備え、前記通知部は、前記入金明細照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する。
また、本発明に係る通関支援方法は、通関依頼受付部が、通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付けるステップと、通関依頼部が、前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼するステップと、許可書取得部が、前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得するステップと、許可書照合部が、前記許可通知書データを前記送り状データと照合するステップと、通知部が、前記許可書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知するステップとを備える。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付けるステップと、前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼するステップと、前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得するステップと、前記許可通知書データを前記送り状データと照合するステップと、前記許可書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、許可書と送り状との不整合の解消を促すための仕組みを提供することができる。
貿易関連文書処理システムの一例を示す図である。 通関支援装置5の構成の一例を示す図である。 I/V変換表5201の一例を示す図である。 I/VDB5202の一例を示す図である。 I/V照合用DB5203の一例を示す図である。 I/V許可書照合表5207の一例を示す図である。 通関支援装置5の構成の一例を示す図である。 請求書変換表5209の一例を示す図である。 請求書DB5210の一例を示す図である。 輸出申告処理の一例を示すシーケンス図である。 請求書処理の一例を示すシーケンス図である。 輸入申告処理の一例を示すシーケンス図である。
1.実施形態
1−1.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る貿易関連文書処理システムの一例を示す図である。この貿易関連文書処理システムは、輸出業者端末1と、通関業者端末2と、NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)3と、金融・ITネットワークシステム4と、通関支援装置5とを備える。このシステムに含まれる各装置は、インターネット等の通信回線6を介して相互に接続される。なお同図には、輸出業者端末1と通関業者端末2が1つずつしか示されていないが、各々複数の端末が当該システムに含まれてもよい。
輸出業者端末1は、輸出業者(荷主企業)により使用されるコンピュータ装置である。この輸出業者は、貨物を輸出するために税関に輸出申告を行う。通関業者端末2は、通関業者により使用されるコンピュータ装置である。この通関業者は、輸出業者による輸出申告を代理する。NACCS3は、入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について、税関その他の関係行政機関に対する手続及び関連する民間業務をオンラインで処理するためのシステムである。NACCS3は、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社により運営される。金融・ITネットワークシステム4は、企業からXML電文による国内送金指図を受け付けるための決済システムである。金融・ITネットワークシステム4は、一般社団法人全国銀行協会により運営される。通関支援装置5は、輸出業者と通関業者の通関に係る手続きを支援するためのコンピュータシステムである。具体的には、輸出業者の貿易関連文書を一元管理するとともに、輸出申告が通関業者により正しく行われているかどうかを確認する。また、輸出申告に係る支払消込と入金消込を容易にするためのマッチングレポートを輸出業者と通関業者に送信する。以下、通関支援装置5について具体的に説明する。
図2は、通関支援装置5の構成の一例を示す図である。同図に示す例は、特に、後述する輸出申告処理を実行するための機能について説明するものである。通関支援装置5は、同図に示すように、大略、制御部51と、記憶部52と、通信部53とを備える。制御部51は、CPU等の演算処理装置と揮発性のメモリとを備え、記憶部52に記憶されるプログラムを実行する。記憶部52は、HDD等の記憶装置であり、制御部51により実行されるプログラムに加えて、後述する各種のデータベースを記憶する。通信部53は、通信回線6を介して外部装置と通信を行うための通信モジュールである。なお、通関支援装置5は、必ずしも単一の装置により構成される必要はなく、通信回線6により相互に接続された複数のサーバ装置により構成されてもよい。
通関支援装置5の制御部51は、記憶部52に記憶されるプログラムを実行することにより、図2に示すように、通関依頼受付部5101と、通関依頼部5102と、許可書取得部5103と、許可書照合部5104と、通知部5105という機能を実現する。
通関依頼受付部5101は、輸出業者端末1から送信される輸出申告依頼を受け付ける。この輸出申告依頼には、送り状(以下、「I/V」という。)ファイルと、船積指示書(以下、「S/I」という。)ファイルと、梱包明細書(以下、「P/L」という。)ファイルとが添付される。ここでI/Vは、輸出業者が輸入業者に対して発行する書類であり、貨物の品名、数量、契約条件、契約価格、代金の支払方法等が記載される。S/Iは、輸出業者が通関業者に対して通関と船積みの手続きを委託するための書類である。P/Lは、I/Vの記載内容を補足する書類であり、貨物の品名、数量の他、梱包毎の内容品の明細、重量等が記載される。なお、輸出申告依頼に添付される各ファイルが、輸出業者の指示を受けた通関業者により代理で作成される場合には、各ファイルは通関業者端末2から受け付けられてもよい。
通関依頼受付部5101は、輸出申告依頼を受け付けると、I/V変換表5201を参照してI/VファイルをUN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business)のCII(Cross Industry Invoice)形式に変換し、変換後のI/Vファイルの各項目の情報をI/VDB5202に対応付けて格納する。より具体的には、I/Vファイルの各項目について、I/V変換表5201を参照して、対応するCII項目を特定し、I/VDB5202において当該CII項目のフィールドにそのI/V項目の情報を格納する。ここで、I/V変換表5201は、CIIの各項目とI/Vの各項目とを対応付けるテーブルである。図3は、I/V変換表5201の一例を示す図である。同図に示す例では、一例として、CII項目「CIIH_ Exchanged_ Document. Identification. Identifier」とI/V項目「INVOIC No.」とが対応することが示されている。I/VDB5202は、CII形式に変換されたI/Vファイルの各項目の情報を格納するためのデータベースである。図4は、I/VDB5202の一例を示す図である。I/VDB5202には、「CIIH_ Exchanged_ Document. Identification. Identifier」(I/V番号に相当)を主キーとして、I/Vファイルの各項目の情報が対応付けられて格納される。
また、通関依頼受付部5101は、CII形式に変換したI/Vファイルの各項目のうち、後述する輸出許可通知書と照合される項目の情報のみをI/V照合用DB5203に格納する。ここで、輸出許可通知書と照合される項目とは、具体的には、後述するI/V許可書照合表5207に記述されるCII項目である。図5は、I/V照合用DB5203の一例を示す図である。I/V照合用DB5203には、「CIIH_ Exchanged_ Document. Identification. Identifier」(I/V番号に相当)を主キーとして、I/Vファイルの各項目のうち、輸出許可通知書と照合される項目の情報のみが対応付けられて格納される。
また、通関依頼受付部5101は、S/Iファイルの各項目の情報をS/IDB5204に対応付けて格納する。その際、I/VファイルのI/V番号も対応付けて格納する。また、通関依頼受付部5101は、P/Lファイルの各項目の情報をP/LDB5205に対応付けて格納する。その際、I/VファイルのI/V番号も対応付けて格納する。また、通関依頼受付部5101は、I/Vファイル、S/Iファイル及びP/Lファイルを同じフォルダに格納する。その際、各ファイルに、輸出申告依頼を受け付けた日時を示すタイムスタンプと、I/VファイルのI/V番号とをメタデータとして設定する。また、フォルダ名は、I/VファイルのI/V番号とする。
通関依頼部5102は、通関業者に対して税関に対する輸出申告を依頼する。具体的には、通関業者端末2に対して、I/Vファイル等が格納されたフォルダの格納場所を示すURLが記述された輸出申告依頼を送信する。輸出申告依頼の送信先となる通関業者は、I/Vファイルに記述される通関業者のコードを参照して特定される。なお変形例として、通関依頼部5102は、輸出申告依頼に添付してI/Vファイル、S/Iファイル及びP/Lファイルを通関業者端末2に送信してもよい。その際、CII形式に変換したI/Vファイルを送信してもよい。
輸出申告依頼を受け付けた通関業者は、当該依頼に記述されるURLを頼りにI/Vファイル等を取得し、取得したI/Vファイル等に基づいて輸出申告書ファイルを作成する。作成されたファイルは、通関業者端末2からNACCS3に対して送信され、税関において審査及び検査が行われる。無事に審査及び検査を通過すると、NACCS3から通関業者端末2に対して輸出許可通知書ファイルが送信される。
許可書取得部5103は、NACCS3に対して定期的にポーリングを行い、税関から発行される輸出許可通知書ファイルを取得する。ファイルを取得すると、当該ファイルの各項目の情報を許可書DB5206に対応付けて格納する。この許可書DB5206には、輸出許可通知書ファイルに記述されるI/V番号を主キーとして、当該ファイルの各項目の情報が対応付けられて格納される。また、許可書取得部5103は、輸出許可通知書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する。その際、輸出許可通知書ファイルに、当該ファイルを取得した日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
許可書照合部5104は、許可書DB5206に格納される輸出許可通知書データを、I/V許可書照合表5207を参照しつつ、当該データに対応するI/Vデータと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する。ここで、I/V許可書照合表5207は、照合される輸出許可通知書の項目とI/Vの項目とを対応付けるテーブルである。図6は、I/V許可書照合表5207の一例を示す図である。同図に示す例では、一例として、CII項目「CIIH_ Exchanged_ Document. Identification. Identifier」と輸出許可通知書の項目「インボイス番号」とが対応することが示されている。輸出許可通知書データに対応するI/Vデータとは、I/V照合用DB5203において、輸出許可通知書データと同じI/V番号により識別されるI/Vデータのことである。マッチングレポートとは、輸出許可通知書の各項目について、I/Vとの間で不整合があるか否かを通知するためのレポートである。マッチングレポートには、照合対象を識別する情報としてI/V番号が記述される。許可書照合部5104は、マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて許可書マッチングレポートDB5208に格納する。
通知部5105は、許可書照合部5104により作成されたマッチングレポートファイルを通関業者端末2と輸出業者端末1に送信する。このファイルを閲覧した通関業者と輸出業者は、輸出許可通知書の各項目がI/Vと整合しているかどうかを確認することができる。言い換えると、輸出申告が正しく行われたか否かを確認することができる。不整合が発見された場合には、通関業者は税関に対して申告内容の訂正を行う。
以上が、輸出申告処理を実行するための機能についての説明である。
次に、図7は、後述する請求書処理を実行するための機能について説明するものである。通関支援装置5の制御部51は、記憶部52に記憶されるプログラムを実行することにより、同図に示すように、通知部5105と、請求書受付部5106と、請求書マッチング部5107と、振込明細作成部5108と、総合振込作成部5109と、総合振込依頼部5110と、入金明細受付部5111と、入金明細照合部5112という機能を実現する。
請求書受付部5106は、通関業者端末2から送信される請求書ファイルを受け付ける。この請求書ファイルは、通関業者が行った輸出申告に係る費用の支払いを輸出業者に請求するための請求書のファイルである。このファイルを受け付けると、請求書受付部5106は、請求書変換表5209を参照して請求書ファイルをUN/CEFACTのCII形式に変換し、変換後の請求書ファイルの各項目の情報を請求書DB5210に対応付けて格納する。より具体的には、請求書ファイルの各項目について、請求書変換表5209を参照して、対応するCII項目を特定し、請求書DB5210において当該CII項目のフィールドにその請求書項目の情報を格納する。ここで、請求書変換表5209は、CIIの各項目と請求書の各項目とを対応付けるテーブルである。図8は、請求書変換表5209の一例を示す図である。同図に示す例では、一例として、CII項目「CIIH_ Exchanged_ Document. Identification. Identifier」と請求書項目「ADDITIONAL CHARGE」とが対応することが示されている。請求書DB5210は、CII形式に変換された請求書ファイルの各項目の情報を格納するためのデータベースである。図9は、請求書DB5210の一例を示す図である。請求書DB5210には、請求書ファイルに記述されるI/V番号を主キーとして、当該ファイルの各項目の情報が対応付けられて格納される。
また、請求書受付部5106は、請求書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する。その際、請求書ファイルに、当該ファイルを受け付けた日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
請求書マッチング部5107は、請求書受付部5106により受け付けられた請求書ファイルに対応するI/Vデータと輸出許可通知書データとを特定する。具体的には、当該請求書ファイルに記述されるI/V番号を、請求書DB5210を参照して特定し、かつ、当該I/V番号と対応付けられている申告番号を、許可書DB5206を参照して特定する。請求書マッチング部5107は、I/V番号と申告番号を特定すると、請求書DB5210を参照してマッチングレポートファイルを作成する。このファイルは、請求書とI/Vと輸出許可通知書の対応関係を通知するファイルであって、一例として、I/V番号、申告番号、請求書番号、請求金額等が記述される。請求書マッチング部5107は、マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて請求書マッチングレポートDB5211に格納する。
通知部5105は、請求書マッチング部5107により作成されたマッチングレポートファイルを、請求書の請求先である輸出業者の輸出業者端末1に送信する。このファイルを閲覧した輸出業者は、当該ファイルに記述される請求金額の支払いに同意する場合には、通関業者端末2を用いて通関支援装置5に対して支払指示を送信する。
振込明細作成部5108は、請求書マッチングレポートDB5211に格納されるマッチングレポートについて輸出業者から支払指示を受け付けると、請求書DB5210を参照して、支払対象の請求書の情報を元に振込明細データを作成する。その際、振込明細作成部5108は、UN/CEFACTのCross Industry Remittance Advice形式に従って振込明細データを作成する。なお、作成される振込明細データには、請求書DB5210において支払対象の請求書と対応付けられているI/V番号が含まれる。振込明細作成部5108は、振込明細データを作成すると、各項目のデータを対応付けて振込明細DB5212に格納する。
総合振込作成部5109は、振込明細DB5212に格納される1以上の振込明細データを元に、輸出業者単位で総合振込ファイルを作成する。その際、総合振込作成部5109は、ISO20022のPain.001形式に従って総合振込ファイルを作成する。この総合振込ファイルは、輸出業者により指定された金融機関の口座から通関業者により指定された金融機関の口座への輸出申告に係る費用の入金を依頼するためのファイルである。総合振込作成部5109は、総合振込ファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて総合振込DB5213に格納する。
総合振込依頼部5110は、総合振込作成部5109により作成された総合振込ファイルを金融・ITネットワークシステム4に送信する。総合振込ファイルを受信した金融・ITネットワークシステム4は、当該ファイルに基づいて入金処理を実行し、処理を完了すると、入金通知を通関支援装置5に送信する。この入金通知はISO20022のCamt.054形式に従って作成され、入金明細ファイルが添付される。添付される入金明細ファイルには、その入金を指示した振込明細に記述されていたI/V番号が記述される。
入金明細受付部5111は、金融・ITネットワークシステム4から送信される入金通知を受け付ける。入金通知を受け付けると、当該通知に添付されている入金明細ファイルの各項目の情報を入金明細DB5214に対応付けて格納する。
入金明細照合部5112は、入金明細DB5214に格納される入金明細データを、当該データに対応する請求書データと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する。ここで、入金明細データに対する請求書データとは、請求書DB5210において、入金明細データと同じI/V番号と対応付けられている請求書データである。マッチングレポートとは、入金明細と請求書の対応関係を通知するとともに、入金額と請求金額との間に不整合があるか否かを通知するためのレポートである。入金明細照合部5112は、マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて入金明細マッチングレポートDB5215に格納する。
通知部5105は、入金明細照合部5112により作成されたマッチングレポートファイルを、入金先である通関業者の通関業者端末2に送信する。このファイルを閲覧した通関業者は、自身が発行した特定の請求書に基づいて輸出申告に係る費用が正しく入金されたことを確認することができる。
以上が、請求書処理を実行するための機能についての説明である。
1−2.動作
通関支援装置5の動作について説明する。具体的には、輸出申告処理と請求書処理について説明する。
1−2−1.輸出申告処理
図10は、輸出申告処理の一例を示すシーケンス図である。通関支援装置5の通関依頼受付部5101は、輸出業者端末1から輸出申告依頼を受け付けると(Sa1)、当該依頼に添付されるI/VファイルをUN/CEFACTのCII形式に変換して、各項目の情報をI/VDB5202に対応付けて格納する(Sa2)。また、CII形式に変換したI/Vファイルの各項目のうち、輸出許可通知書と照合される項目の情報のみをI/V照合用DB5203に格納する。I/Vデータの格納を完了すると、輸出申告依頼に添付されるS/Iファイルの各項目の情報をS/IDB5204に対応付けて格納する(Sa3)。また、当該依頼に添付されるP/Lファイルの各項目の情報をP/LDB5205に対応付けて格納する(Sa4)。S/Iデータ及びP/Lデータの格納を完了すると、I/Vファイル、S/Iファイル及びP/Lファイルを同じフォルダに格納する(Sa5)。その際、各ファイルに、輸出申告依頼を受け付けた日時を示すタイムスタンプと、I/VファイルのI/V番号とをメタデータとして設定する。
通関依頼部5102は、ステップSa5においてI/Vファイル等が格納されたフォルダの格納場所を示すURLが記述された輸出申告依頼を、I/Vファイルにおいて指定されている通関業者の通関業者端末2に対して送信する(Sa6)。
輸出申告依頼を受け付けた通関業者は、当該依頼に記述されるURLを頼りにI/Vファイル等を取得し、取得したI/Vファイル等に基づいて輸出申告書ファイルを作成する。作成されたファイルは、通関業者端末2からNACCS3に対して送信され(Sa7)、税関において審査及び検査が行われる。無事に審査及び検査を通過すると、NACCS3から通関業者端末2に対して輸出許可通知書ファイルが送信される(Sa8)。
許可書取得部5103は、NACCS3に対して定期的にポーリングを行っており、ステップSa8において税関から発行された輸出許可通知書ファイルを取得する(Sa9)。ファイルを取得すると、当該ファイルの各項目の情報を許可書DB5206に対応付けて格納する(Sa10)。また、許可書取得部5103は、輸出許可通知書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する(Sa11)。その際、輸出許可通知書ファイルに、当該ファイルを取得した日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
許可書照合部5104は、ステップSa11において許可書DB5206に格納された輸出許可通知書データを、I/V許可書照合表5207を参照しつつ当該データに対応するI/Vデータと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する(Sa12)。マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて許可書マッチングレポートDB5208に格納する。
通知部5105は、ステップSa12において作成されたマッチングレポートファイルを通関業者端末2と輸出業者端末1に送信する(Sa13及びSa14)。このファイルを閲覧した通関業者と輸出業者は、輸出許可通知書の各項目がI/Vと整合しているかどうかを確認することができる。言い換えると、輸出申告が正しく行われたか否かを確認することができる。不整合が発見された場合には、通関業者は税関に対して申告内容の訂正を行う。
以上が、輸出申告処理についての説明である。
以上説明した輸出申告処理によれば、通関支援装置5においてI/V等の貿易関連書類が1つのフォルダにまとめて格納される。すなわち一元管理される。そのため、輸出業者には、電子帳簿保存法により貿易関連書類の電子的な保存が認められた場合には、当該書類を5年間電子的に保存する義務が課せられるが、輸出業者の側で貿易関連書類を一元管理する必要がない。また、貿易関連書類が一元管理されていることで、税関により事後調査が行われた際に、要求された書類を迅速に提示することができる。また、上記の輸出申告処理によれば、輸出許可通知書と送り状との整合性について通知するマッチングレポートが通関業者と輸出業者に送信されるため、両者は輸出申告が正しく行われたか否かを確認することができる。
1−2−2.請求書処理
図11は、請求書処理の一例を示すシーケンス図である。通関支援装置5の請求書受付部5106は、通関業者端末2から請求書ファイルを受け付けると(Sb1)、当該ファイルをUN/CEFACTのCII形式に変換して、各項目の情報を請求書DB5210に対応付けて格納する(Sb2)。また、請求書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する(Sb3)。その際、請求書ファイルに、当該ファイルを受け付けた日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
請求書マッチング部5107は、ステップSb1において受け付けられた請求書ファイルに記述されるI/V番号と、当該I/V番号と対応付けられている申告番号とを特定し、これらの情報と請求書DB5210とを参照してマッチングレポートファイルを作成する(Sb4)。マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて請求書マッチングレポートDB5211に格納する。
通知部5105は、ステップSb4において作成されたマッチングレポートファイルを、請求書の請求先である輸出業者の輸出業者端末1に送信する(Sb5)。このファイルを閲覧した輸出業者は、当該ファイルに記述される請求金額の支払いに同意する場合には、通関業者端末2を用いて通関支援装置5に対して支払指示を送信する(Sb6)。
振込明細作成部5108は、ステップSb6において送信された支払指示を受け付けると、請求書DB5210を参照して、支払対象の請求書の情報を元に振込明細データを作成する(Sb7)。振込明細データを作成すると、各項目のデータを対応付けて振込明細DB5212に格納する。
総合振込作成部5109は、ステップSb7において作成された振込明細データを含む1以上の振込明細データを元に、輸出業者単位で総合振込ファイルを作成する(Sb8)。総合振込ファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて総合振込DB5213に格納する。
総合振込依頼部5110は、ステップSb8において作成された総合振込ファイルを金融・ITネットワークシステム4に送信する(Sb9)。総合振込ファイルを受信した金融・ITネットワークシステム4は、当該ファイルに基づいて入金処理を実行し、処理を完了すると、入金通知を通関支援装置5に送信する(Sb10)。
入金明細受付部5111は、ステップSb10において送信された入金通知を受け付けると、当該通知に添付されている入金明細ファイルの各項目の情報を入金明細DB5214に対応付けて格納する(Sb11)。
入金明細照合部5112は、ステップSb11において入金明細DB5214に格納された入金明細データを、当該データに対応する請求書データと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する(Sb12)。マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて入金明細マッチングレポートDB5215に格納する。
通知部5105は、ステップSb12において作成されたマッチングレポートファイルを、入金先である通関業者の通関業者端末2に送信する(Sb13)。このファイルを閲覧した通関業者は、自身が発行した特定の請求書に基づいて輸出申告に係る費用が正しく入金されたことを確認することができる。
以上が、請求書処理についての説明である。
以上説明した請求書処理によれば、請求書とI/Vと輸出許可通知書の対応関係を通知するマッチングレポートが輸出業者に送信されるため、輸出業者の側で行われる支払消込の作業が容易になる。また、入金明細と請求書の対応関係を通知するマッチングレポートが通関業者に送信されるため、通関業者の側で行う入金消込の作業が容易になる。
2.変形例
上記の実施形態は、以下に記載するように変形してもよい。以下に記載する1以上の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上記のUN/CEFACTのCII形式及びCross Industry Remittance Advice形式並びにISO20022のPain.001形式及びCamt.054形式は、国際標準形式の一例である。準拠する国際標準形式は、要求仕様に応じて適宜選択されてよい。
2−2.変形例2
上記の実施形態において、I/Vファイル、S/Iファイル、P/Lファイル、輸出許可通知書ファイル、請求書ファイル等の貿易関連文書は、各々I/V番号がメタデータとして設定され、I/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納されている。すなわち、I/V番号を介して対応付けられている。しかし、I/V番号に代えて他の管理番号(例えば、コンテナ番号や発注書番号)を介して対応付けられてもよい。
2−3.変形例3
上記の金融・ITネットワークシステム4は、XML電文による送金指図を受け付け可能な決済システムの一例である。同様のサービスを提供する他の決済システムが存在する場合には、その決定システムに対して総合振込ファイルを送信してもよい。
2−4.変形例4
上記の請求書処理のステップSb5において通知部5105は、請求書の発行者である通関業者の信頼度が所定の条件を満たさない場合にのみ、ステップSb4において作成されたマッチングレポートファイルを輸出業者端末1に送信するようにしてもよい。ここで、通関業者の信頼度が所定の条件を満たさない場合とは、当該通関業者により発行される請求書が確認対象として輸出業者により予め指定されている場合や、当該通関業者と輸出業者との取引実績(例えば、取引回数や取引金額)が所定値に満たない場合である。
2−5.変形例5
上記の許可書照合部5104は、輸出許可通知書データを、CII形式に変換されたI/Vデータと照合しているが、CII形式に変換される前のI/Vファイルに記述される各情報と照合するようにしてもよい。また、上記の入金明細照合部5112は、入金明細データを、CII形式に変換された請求書データと照合しているが、CII形式に変換される前の請求書ファイルに記述される各情報と照合するようにしてもよい。
2−6.変形例6
通関支援装置5は、税関から輸出許可通知書が発行される前に、輸出申告書が提出された段階で、当該輸出申告書がI/Vと整合しているかどうかを確認するようにしてもよい。その場合、通関支援装置5の制御部51は、NACCS3から輸出申告書データを取得する申告書取得部と、取得された輸出申告書データをI/Vデータと照合する申告書照合部という機能をさらに備える。
申告書取得部は、NACCS3に対して定期的にポーリングを行い、税関から発行される輸出申告書ファイルを取得する。ファイルを取得すると、当該ファイルの各項目の情報を申告書DBに対応付けて格納する。この申告書DBには、輸出申告書ファイルに記述されるI/V番号を主キーとして、当該ファイルの各項目の情報が対応付けられて格納される。また、申告書取得部は、輸出申告書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する。その際、輸出申告書ファイルに、当該ファイルを取得した日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
申告書照合部は、申告書DBに格納される輸出申告書データを、I/V申告書照合表を参照しつつ当該データに対応するI/Vデータと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する。ここで、I/V申告書照合表は、照合される輸出申告書の項目とI/Vの項目とを対応付けるテーブルである。輸出申告書データに対応するI/Vデータとは、I/VDB5202において、輸出申告書データと同じI/V番号により識別されるI/Vデータのことである。マッチングレポートとは、輸出申告書の各項目について、I/Vとの間で不整合があるか否かを通知するためのレポートである。マッチングレポートには、照合対象を識別する情報としてI/V番号が記述される。申告書照合部は、マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて申告書マッチングレポートDBに格納する。
通知部5105は、申告書照合部により作成されたマッチングレポートファイルを通関業者端末2と輸出業者端末1に送信する。このファイルを閲覧した通関業者と輸出業者は、輸出申告書の各項目がI/Vと整合しているかどうかを確認することができる。言い換えると、輸出申告が正しく行われたか否かを確認することができる。不整合が発見された場合には、通関業者は税関に対して申告内容の訂正を行う。
なお、後述する変形例7が適用される場合には、輸出申告書に代えて輸入申告書とI/Vが整合しているかどうかを確認するようにしてもよい。
2−7.変形例7
通関支援装置5は、輸出申告処理に代えて輸入申告処理を実行してもよい。図12は、輸入申告処理の一例を示すシーケンス図である。同図に示す輸入申告処理は、輸出業者端末1に代えて輸入業者から輸入申告依頼が受け付けられる点と、輸出許可通知書に代えて輸入許可通知書が税関より発行される点において上記の輸出申告処理と相違している。
通関支援装置5の通関依頼受付部5101は、輸入業者端末から輸入申告依頼を受け付けると(Sc1)、当該依頼に添付されるI/VファイルをUN/CEFACTのCII形式に変換して、各項目の情報をI/VDB5202に対応付けて格納する(Sc2)。また、CII形式に変換したI/Vファイルの各項目のうち、輸入許可通知書と照合される項目の情報のみをI/V照合用DB5203に格納する。I/Vデータの格納を完了すると、輸入申告依頼に添付される船荷証券(以下、「B/L」という。)ファイルの各項目の情報をB/LDBに対応付けて格納する(Sc3)。また、当該依頼に添付されるP/Lファイルの各項目の情報をP/LDB5205に対応付けて格納する(Sc4)。B/Lデータ及びP/Lデータの格納を完了すると、I/Vファイル、B/Lファイル及びP/Lファイルを同じフォルダに格納する(Sc5)。その際、各ファイルに、輸入申告依頼を受け付けた日時を示すタイムスタンプと、I/VファイルのI/V番号とをメタデータとして設定する。
通関依頼部5102は、ステップSc5においてI/Vファイル等が格納されたフォルダの格納場所を示すURLが記述された輸入申告依頼を、I/Vファイルにおいて指定されている通関業者の通関業者端末2に対して送信する(Sc6)。
輸入申告依頼を受け付けた通関業者は、当該依頼に記述されるURLを頼りにI/Vファイル等を取得し、取得したI/Vファイル等に基づいて輸入申告書ファイルを作成する。作成されたファイルは、通関業者端末2からNACCS3に対して送信され(Sc7)、税関において審査及び検査が行われる。無事に審査及び検査を通過すると、NACCS3から通関業者端末2に対して輸入許可通知書ファイルが送信される(Sc8)。
許可書取得部5103は、NACCS3に対して定期的にポーリングを行っており、ステップSa8において税関から発行された輸入許可通知書ファイルを取得する(Sc9)。ファイルを取得すると、当該ファイルの各項目の情報を許可書DB5206に対応付けて格納する(Sc10)。また、許可書取得部5103は、輸入許可通知書ファイルを、当該ファイルに記述されるI/V番号をフォルダ名とするフォルダに格納する(Sc11)。その際、輸入許可通知書ファイルに、当該ファイルを取得した日時を示すタイムスタンプと、そのI/V番号とをメタデータとして設定する。
許可書照合部5104は、ステップSc11において許可書DB5206に格納された輸入許可通知書データを、I/V許可書照合表を参照しつつ当該データに対応するI/Vデータと照合する。そして、その照合結果を示すマッチングレポートファイルを作成する(Sc12)。ここで、I/V許可書照合表は、照合される輸入許可通知書の項目とI/Vの項目とを対応付けるテーブルである。許可書照合部5104は、マッチングレポートファイルを作成すると、当該ファイルの各項目の情報を対応付けて許可書マッチングレポートDB5208に格納する。
通知部5105は、ステップSc12において作成されたマッチングレポートファイルを通関業者端末2と輸入業者端末に送信する(Sc13及びSc14)。このファイルを閲覧した通関業者と輸入業者は、輸入許可通知書の各項目がI/Vと整合しているかどうかを確認することができる。言い換えると、輸入申告が正しく行われたか否かを確認することができる。不整合が発見された場合には、通関業者は税関に対して申告内容の訂正を行う。
以上が、輸入申告処理についての説明である。
2−8.変形例8
通関支援装置5は、輸出申告に係る請求書処理に代えて輸入申告に係る請求書処理を実行してもよい。輸入申告に係る請求書処理は、請求書の請求先が輸出業者ではなく輸入業者となる点においてのみ上記の輸出申告に係る請求書処理と相違する。
2−9.変形例9
通関支援装置5において実行されるプログラムは、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記録されて配布されてもよい。ここで記録媒体とは、例えば、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体や、光ディスクなどの光記録媒体や、光磁気記録媒体や、半導体メモリである。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配信されてもよい。
1…輸出業者端末、2…通関業者端末、3…NACCS、4…金融・ITネットワークシステム、5…通関支援装置、6…通信回線、51…制御部、52…記憶部、53…通信部、5101…通関依頼受付部、5102…通関依頼部、5103…許可書取得部、5104…許可書照合部、5105…通知部、5106…請求書受付部、5107…請求書マッチング部、5108…振込明細作成部、5109…総合振込作成部、5110…総合振込依頼部、5111…入金明細受付部、5112…入金明細照合部、5201…I/V変換表、5202…I/VDB、5203…I/V照合用DB、5204…S/IDB、5205…P/LDB、5206…許可書DB、5207…I/V許可書照合表、5208…許可書マッチングレポートDB、5209…請求書変換表、5210…請求書DB、5211…請求書マッチングレポートDB、5212…振込明細DB、5213…総合振込DB、5214…入金明細DB、5215…入金明細マッチングレポートDB

Claims (9)

  1. 通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付ける通関依頼受付部と、
    前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼する通関依頼部と、
    前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得する許可書取得部と、
    前記許可通知書データを前記送り状データと照合する許可書照合部と、
    前記許可書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する通知部と
    を備える通関支援装置。
  2. 前記許可書取得部は、前記許可通知書データを前記送り状データと対応付けて記憶部に記憶することを特徴とする請求項1に記載の通関支援装置。
  3. 前記申告書を表す申告書データを取得する申告書取得部と、
    前記申告書データを前記送り状データと照合する申告書照合部と
    をさらに備え、
    前記通知部は、前記申告書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通関支援装置。
  4. 前記申告書の提出に係る費用の支払いを請求する請求書を表す請求書データを受け付ける請求書受付部と、
    前記請求書データに対応するデータとして、前記送り状データと前記許可通知書データとを特定する請求書マッチング部と
    をさらに備え、
    前記通知部は、前記特定された送り状データと許可通知書データとが前記請求書データに対応することを前記依頼者に通知する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通関支援装置。
  5. 前記通知部は、前記通関業者の信頼度が所定の条件を満たさない場合に、前記特定された送り状データと許可通知書データとが前記請求書データに対応することを前記依頼者に通知することを特徴とする請求項4に記載の通関支援装置。
  6. 前記請求書データに基づいて振込明細データを作成する振込明細作成部と、
    前記依頼者により指定された口座から前記通関業者により指定された口座への前記費用の入金を依頼する総合振込データを前記振込明細データに基づいて作成する総合振込作成部と、
    前記総合振込データを所定の機関に送信する総合振込依頼部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の通関支援装置。
  7. 前記総合振込データに対して前記所定の機関により発行される入金明細データを受け付ける入金明細受付部と、
    前記入金明細データを前記請求書データと照合する入金明細照合部と
    をさらに備え、
    前記通知部は、前記入金明細照合部による照合の結果を前記通関業者に通知する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通関支援装置。
  8. 通関依頼受付部が、通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付けるステップと、
    通関依頼部が、前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼するステップと、
    許可書取得部が、前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得するステップと、
    許可書照合部が、前記許可通知書データを前記送り状データと照合するステップと、
    通知部が、前記許可書照合部による照合の結果を前記通関業者に通知するステップと
    を備える通関支援方法。
  9. コンピュータに、
    通関手続きの依頼者により提供される送り状データを受け付けるステップと、
    前記送り状データに基づいて税関に対して輸出又は輸入の申告書を提出することを通関業者に依頼するステップと、
    前記申告書に対して前記税関より発行される許可通知書データを取得するステップと、
    前記許可通知書データを前記送り状データと照合するステップと、
    前記照合の結果を前記通関業者に通知するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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