JP2018169093A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる給湯システムを提供する。【解決手段】内部に湯が貯溜された貯湯槽20と、発生させた熱を用いて貯湯槽20に貯溜される湯を設定温度まで温めるヒートポンプユニット30と、ヒートポンプユニット30の運転を制御する制御装置50と、を具備し、制御装置50は、所定の期間を複数の時間帯に区切り、ヒートポンプユニット30の時間帯ごとの予測電力消費量を示すヒートポンプ予測電力消費量を取得すると共に、家庭内負荷140の時間帯ごとの予測電力消費量を示す負荷予測電力消費量を取得し、前記ヒートポンプ予測電力消費量と前記負荷予測電力消費量との合計値を示す予測合計値が所定の閾値を超える時間帯がある場合には、太陽光発電部110の電力が得られる時間帯と重複する時間帯にヒートポンプユニット30を運転させる。【選択図】図1

Description

本発明は、給湯システムの技術に関する。
従来、給湯システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、電力を利用して水を加熱する加熱手段と、前記加熱手段にて加熱した湯を貯湯する貯湯タンクとを具備する給湯装置が記載されている。当該給湯装置においては、沸き上げ運転の開始時間や停止時間が互いに異なる第1運転モードおよび第2運転モードが設定されている。このように給湯装置の運転時間が2つの運転モードに分かれることにより、消費電力のピークを緩和することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、給湯装置を運転する時間と家電等の建物内の負荷の電力消費量が多い時間帯とが重複した場合には、時間帯による商用電源からの買電量の偏りが大きくなるという問題があった。
特開2014−137200号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる給湯システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、内部に熱媒体が貯溜された蓄熱槽と、発生させた熱を用いて前記蓄熱槽に貯溜される熱媒体を設定温度まで温めるヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットの運転を制御する制御装置と、を具備し、前記制御装置は、所定の期間を複数の時間帯に区切り、前記ヒートポンプユニットの時間帯ごとの予測電力消費量を示すヒートポンプ予測電力消費量を取得すると共に、前記ヒートポンプユニットとは異なる負荷の時間帯ごとの予測電力消費量を示す負荷予測電力消費量を取得し、前記ヒートポンプ予測電力消費量と前記負荷予測電力消費量との合計値を示す予測合計値が所定の閾値を超える時間帯がある場合には、前記ヒートポンプユニットの運転を調整する調整制御を行い、前記調整制御は、太陽光発電の電力が得られる時間帯と重複する時間帯に前記ヒートポンプユニットを運転させる第一の制御、前記予測合計値が最大となる時間帯と重複しない時間帯に前記ヒートポンプユニットを運転させる第二の制御、前記蓄熱槽に貯溜される熱媒体の前記設定温度を下げて、前記ヒートポンプユニットを運転させる第三の制御、前記ヒートポンプユニットの加熱能力を抑制した状態で前記ヒートポンプユニットを運転させる第四の制御、又は前記ヒートポンプユニットの運転開始時刻が含まれる時間帯における当該ヒートポンプユニットの電力消費量を低減させるように、前記運転開始時刻をずらす第五の制御、のうちの少なくとも一つを含むものである。
請求項2においては、前記制御装置は、前記ヒートポンプユニットの運転中に、前記ヒートポンプユニットの時間帯ごとの実際の電力消費量を示すヒートポンプ実電力消費量を取得すると共に、前記ヒートポンプユニットとは異なる負荷の時間帯ごとの実際の電力消費量を示す負荷実電力消費量を取得し、各時間帯においてヒートポンプ実電力消費量と前記負荷実電力消費量との合計値を示す実合計値が前記閾値を超えた場合には、前記調整制御を行うものである。
請求項3においては、前記制御装置は、前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行うものである。
請求項4においては、前記制御装置は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものである。
請求項5においては、前記制御装置は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものである。
請求項6においては、前記制御装置は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行うものである。
請求項7においては、前記制御装置は、前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行うものである。
請求項8においては、前記制御装置は、前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行うものである。
請求項9においては、前記制御装置は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものである。
請求項10においては、前記制御装置は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものである。
請求項11においては、前記制御装置は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行うものである。
請求項12においては、前記制御装置は、前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行うものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項2においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
請求項3においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項4においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項5においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項6においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項7においては、時間帯による商用電源からの買電量の偏りを低減することができる。
請求項8においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
請求項9においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
請求項10においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
請求項11においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
請求項12においては、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る給湯システムの全体的な構成を示した模式図。 本発明の一実施形態に係る給湯システムの制御に関する構成を示したブロック図。 本発明の一実施形態に係る給湯システムに係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 運転計画段階における運転調整の制御フローを示す図。 運転計画段階における運転調整の制御フローを示す図。 時間帯ごとの負荷予測電力消費量及びヒートポンプ予測電力消費量を示した図。 ヒートポンプユニットの運転時間を前倒しした場合の、時間帯ごとの負荷予測電力消費量及びヒートポンプ予測電力消費量を示した図。 ヒートポンプユニットの運転時間を後倒しした場合の、時間帯ごとの負荷予測電力消費量及びヒートポンプ予測電力消費量を示した図。 ヒートポンプユニットを抑制運転した場合の、時間帯ごとの負荷予測電力消費量及びヒートポンプ予測電力消費量を示した図。 実運転段階における運転調整の制御フローを示す図。 実運転段階における運転調整の制御フローを示す図。
以下では、図1及び図2を用いて、第一実施形態に係る給湯システム1の構成について説明する。
給湯システム1は、ヒートポンプを用いて発生させた熱を蓄えると共に、当該熱を用いて沸かされた湯を供給するものである。給湯システム1は、住宅その他の建物や施設に適宜設けられる。給湯システム1は、主として貯湯槽20、ヒートポンプユニット30、給湯機構40及び制御装置50を具備する。
貯湯槽20は、内部に貯溜された熱媒体を介して熱を蓄えるものである。具体的には、貯湯槽20内には、熱媒体として水(湯)が満たされる。
ヒートポンプユニット30は、電力を消費して熱を発生させる(製造する)ものである。ヒートポンプユニット30は、主として第一配管31、圧縮機32、熱交換器33、膨張弁34、蒸発器35、ファン36、第二配管37及びポンプ38を具備する。
第一配管31は、熱媒体(冷媒)が循環するための流路を形成するものである。第一配管31は環状に形成される。第一配管31内には、熱媒体(冷媒)が満たされる。
圧縮機32は、電力を消費して、第一配管31を流通する熱媒体を圧縮するものである。圧縮機32は、第一配管31の中途部に配置される。
熱交換器33は、温度差のある流体間で熱(熱エネルギー)を交換するものである。熱交換器33は、第一配管31の中途部に配置される。より具体的には、熱交換器33は、第一配管31を流通する熱媒体の流通方向において、圧縮機32の下流側に配置される。
膨張弁34は、第一配管31を流通する熱媒体を膨張させるものである。膨張弁34は、第一配管31の中途部に配置される。より具体的には、膨張弁34は、第一配管31を流通する熱媒体の流通方向において、熱交換器33の下流側に配置される。
蒸発器35は、熱媒体を蒸発させるための熱交換器である。蒸発器35は、第一配管31の中途部に配置される。より具体的には、蒸発器35は、第一配管31を流通する熱媒体の流通方向において、膨張弁34の下流側に配置される。
ファン36は、蒸発器35へと風(外気)を送るためのものである。
第二配管37は、熱交換器33と貯湯槽20との間で水が循環するための流路を形成するものである。第二配管37の一端は、貯湯槽20における下部に接続される。第二配管37の中途部は、熱交換器33の内部を通るように配置される。第二配管37の他端は、貯湯槽20における上部に接続される。
ポンプ38は、第二配管37内の水を循環させるものである。ポンプ38は、第二配管37の中途部に配置される。ポンプ38が駆動すると、第二配管37内の水は、当該第二配管37の一端(貯湯槽20の下部側)から他端(貯湯槽20の上部側)に向かって流通する。
このように構成されたヒートポンプユニット30において、圧縮機32によって圧縮された熱媒体は、高温の気体となる。当該高温の熱媒体は、第一配管31を介して熱交換器33を流通する。熱交換器33を流通する熱媒体の熱は、第二配管37を流通する熱媒体(水)に移動する。これによって、熱交換器33を流通する熱媒体の温度は低下し、当該熱媒体は液体になる。熱交換器33を流通した第一配管31内の熱媒体は、膨張弁34において膨張することで、低温の液体(又は気体)になる。膨張弁34を流通した低温の熱媒体は、蒸発器35において外気から熱を受け取って蒸発し、再び気体になる。外気から熱を受け取った熱媒体は、再び圧縮機32へと供給される。
また第二配管37を流通する水は、熱交換器33を通過することで、ヒートポンプユニット30で発生した熱を受け取り、温度が上昇する。このように温度が上昇した水を貯湯槽20に戻すことで、ヒートポンプユニット30で得られた熱を貯湯槽20に集めることができる。
給湯機構40は、貯湯槽20に貯溜された水(高温水又は中温水)を適宜の設備へと供給するものである。給湯機構40は、主として注水配管41、給湯配管42及び混合配管43を具備する。
注水配管41は、上水を貯湯槽20へと案内する配管である。注水配管41の一端は、貯湯槽20における下部に接続される。
給湯配管42は、貯湯槽20における上部に貯溜された水(湯)を取り出し、適宜の設備へと供給する配管である。給湯配管42の一端は、貯湯槽20における上部に接続される。給湯配管42の他端は、湯が用いられる適宜の設備(例えば、浴室や洗面台等)に接続される(不図示)。
混合配管43は、給湯配管42を流通する水(湯)に上水を混合させるための配管である。混合配管43の一端は、注水配管41の中途部に接続される。混合配管43の他端は、給湯配管42の中途部に接続される。
このように構成された給湯機構40において、浴室等の設備から湯が要求されると、図示せぬポンプが駆動され、貯湯槽20から給湯配管42を介して取り出された水(湯)に、混合配管43を介して供給される上水が混合される。このように、貯湯槽20からの水(湯)と上水を適宜混合することで、要求に応じた温度の水(湯)を得ることができる。このように混合された水(湯)は、給湯配管42を介して浴室等の設備へと供給される。この場合、給湯配管42を介して貯湯槽20に貯溜された水が取り出されると共に、注水配管41を介して上水が貯湯槽20に供給される。このようにして、貯湯槽20内は常に水で満たされる。
図2に示す制御装置50は、給湯システム1の動作を制御するものである。制御装置50は、主としてCPU等の演算処理装置、RAMやROM等の記憶装置、I/O等の入出力装置、並びにモニター等の表示装置等により構成される。制御装置50には、給湯システム1の動作を制御するための種々の情報やプログラム等が予め記憶される。制御装置50は、上部温度センサ51、下部温度センサ52及び入水温度センサ53に接続される。
図1及び図2に示す上部温度センサ51は、貯湯槽20における上部に貯溜された水(高温水)の温度を検出するものである。上部温度センサ51は、貯湯槽20内の上部に配置される。
下部温度センサ52は、貯湯槽20における下部に貯溜された水(低温水)の温度を検出するものである。下部温度センサ52は、貯湯槽20内の下部に配置される。
入水温度センサ53は、第二配管37を介して貯湯槽20の下部からヒートポンプユニット30の熱交換器33へと供給される水の温度(入水温度)を検出するものである。入水温度センサ53は、第二配管37の中途部(熱交換器33より上流側)に配置される。
また制御装置50は、ヒートポンプユニット30を運転させることで得られる水(具体的には、第二配管37を流通することによって、熱交換器33で温められる水)の温度の目標値(以下、「貯湯設定温度」と称する)を制御することができる。本実施形態においては、制御装置50は、貯湯設定温度を段階的に制御することができる。具体的には、本実施形態に係る制御装置50は、貯湯設定温度の最低値を50℃として、当該貯湯設定温度を5℃ずつ(すなわち、55℃、60℃、65℃・・・等)段階的に変更することが可能である。なお、貯湯設定温度の最低値は、給湯機構40による給湯温度以上の値に設定することが可能である。
また、制御装置50は、給湯機構40(当該給湯機構40のポンプ等)に接続され、当該給湯機構40の動作を制御することができる。具体的には、制御装置50は、給湯機構40を稼働(運転)又は停止させることができる。
次に、図3を用いて、給湯システム1に電力を供給する電力供給システム100の構成について説明する。
電力供給システム100は、住宅等に設けられ、商用電源150からの電力及び太陽光を利用して発電された電力を給湯システム1及び家庭内負荷140へと供給するものである。なお、家庭内負荷140とは、ヒートポンプユニット30(給湯システム1)とは異なる負荷のことをいい、より詳細には、住宅内で電力を消費する一般電気機器等の全負荷のうち、ヒートポンプユニット30(給湯システム1)以外の負荷のことをいう。電力供給システム100は、主として太陽光発電部110及びセンサ部130を具備する。
太陽光発電部110は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電部110は、太陽電池パネル等により構成される。太陽光発電部110は、例えば住宅の屋根の上等の日当たりの良い場所に設置される。
なお、商用電源150と太陽光発電部110とは、図示せぬ分電盤を介して給湯システム1と家庭内負荷140とにそれぞれ電気的に接続される。前記分電盤は、図示せぬ漏電遮断器、配線遮断器、及び制御ユニット等をまとめたものである。前記分電盤は、給湯システム1及び家庭内負荷140への電力供給の可否を切り替え可能に構成される。
センサ部130は、回路の所定位置における電力の情報を検出するものである。センサ部130は、第一センサ131、第二センサ132及び第三センサ133を具備する。
第一センサ131は、太陽光発電部110の近傍(太陽光発電部110からの電力を住宅へ供給する配電線)に設けられる。第一センサ131は、太陽光発電部110からの電力を検知することができる。第一センサ131は、その検知結果に関する信号を給湯システム1の制御装置50に出力することができる。
第二センサ132は、家庭内負荷140の近傍(電力を家庭内負荷140へ供給する配電線)に設けられる。第二センサ132は、家庭内負荷140の電力消費量を検知することができる。第二センサ132は、その検知結果に関する信号を給湯システム1の制御装置50に出力することができる。
第三センサ133は、給湯システム1の近傍(電力を給湯システム1へ供給する配電線)に設けられる。第三センサ133は、給湯システム1(ヒートポンプユニット30)の電力消費量を検知することができる。第三センサ133は、その検知結果に関する信号を給湯システム1の制御装置50に出力することができる。
次に、図4から図9を用いて、運転計画段階におけるヒートポンプユニット30の運転調整に係る制御(調整制御)について説明する。なお、図4及び図5に示す制御フローは、ヒートポンプユニット30の当初の運転計画(給湯需要などに基づいて予め決められた運転計画)を修正することで、ヒートポンプユニット30の翌日の最終的な運転計画を決定するためのものである。運転計画の修正は、所定の期間(本実施形態においては、30分間)における電力消費量(具体的には、家庭内負荷140の電力消費量とヒートポンプユニット30の電力消費量との合計値)を時間帯ごとに予測し、時間帯による電力消費量の偏り(ひいては商用電源150からの買電量の偏り)を低減することを目的としている。制御装置50は、決定された最終的な運転計画に基づいて、翌日のヒートポンプユニット30の運転を実行する。図4及び図5に示す制御フローは、1日に1回行われる。
ステップS11において、制御装置50は、負荷予測電力消費量を取得する。ここで、「負荷予測電力消費量」とは、家庭内負荷140(ヒートポンプユニット30とは異なる負荷)が翌日に消費すると予測される、時間帯ごとの電力量のことをいう。制御装置50は、家庭内負荷140の過去の電力消費量のデータ(家庭内負荷140の過去の所定期間における時間帯ごとの電力消費量の平均値など)に基づいて、翌日の負荷予測電力消費量を決定する。図6に示すように、本実施形態においては、制御装置50は、30分間ごとの負荷予測電力消費量を決定(取得)する。制御装置50は、当該ステップS11の処理を行った後、ステップS12に移行する。
ステップS12において、制御装置50は、ヒートポンプ予測電力消費量を取得する。ここで、「ヒートポンプ予測電力消費量」とは、ヒートポンプユニット30が翌日に消費すると予測される、時間帯ごとの電力量のことをいう。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の過去の電力消費量のデータ(ヒートポンプユニット30の過去の所定期間における時間帯ごとの電力消費量の平均値など)に基づいて、翌日のヒートポンプ予測電力消費量を決定(取得)する。ヒートポンプユニット30の運転時間(運転時刻)は、当初の運転計画において、給湯需要等に基づいて適宜の時間(時刻)に設定されている。また、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30は30分単位で運転する。図6に示すように、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30は、当初の運転計画において、8時30分〜9時の間に運転される予定であるものとする。制御装置50は、当該ステップS12の処理を行った後、ステップS13に移行する。
ステップS13において、制御装置50は、ステップS11で取得した負荷予測電力消費量と、ステップS12で取得したヒートポンプ予測電力消費量との合計値(以下、「予測合計値」という)が閾値を超えている時間帯があるか否かを判定する。閾値は、電力消費量の上限値を示すものであって、適宜の値に設定可能である。本実施形態においては、閾値は4000Wに設定される。
ここで、商用電源150を有する電力会社と各住宅との間で契約される電気料金プランには、実量制電気料金プランと呼ばれるプランがある。実量制電気料金プランにおいて、契約電力(契約容量)は、当月を含む過去1年間の各月の最大需要電力のうちで最も大きい値となる。なお、最大需要電力とは、30分毎の平均使用電力(平均電力消費量)のうち、月間で最も大きい値のことをいう。したがって、30分間の最大電力消費量を低減させることで、実量制電気料金プランにおける電気料金を抑えることができる。前記閾値は、実量制電気料金プランの電気料金を考慮し、過去の電力使用状況に応じて決定することができる。
制御装置50は、予測合計値が閾値を超えている時間帯があると判定した場合(ステップS13で「YES」)、ステップS14に移行する。一方、制御装置50は、予測合計値が閾値を超えている時間帯がないと判定した場合(ステップS13で「NO」)、図4及び図5に示す制御フローを終了する。
なお、ステップS13で「NO」の場合には、制御装置50は、現在の運転計画(当該ステップにおける判定時の運転計画)に基づいて、ヒートポンプユニット30の翌日の運転を行う。
ステップS14において、制御装置50は、太陽光発電部110によって発電された電力で家庭内負荷140の消費電力を賄うことができる時間帯(以下、「PV余剰時間帯」という)があるか否かを判定する。制御装置50は、太陽光発電部110によって発電された電力についての過去のデータ(第一センサ131による過去の検知結果)に基づいてこの判定を行う。制御装置50は、PV余剰時間帯があると判定した場合(ステップS14で「YES」)、ステップS15に移行する。一方、制御装置50は、PV余剰時間帯がないと判定した場合(ステップS14で「NO」)、ステップS17に移行する。
ステップS15において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能か否かを判定する。制御装置50は、給湯需要が多い時間帯や貯湯損失などを考慮して決定された所定の時間帯(例えば8〜16時)の範囲内にPV余剰時間帯がある場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能であると判定する。一方、制御装置50は、前記所定の時間帯の範囲内にPV余剰時間帯がない場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能であると判定した場合(ステップS15で「YES」)、ステップS16に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能でないと判定した場合(ステップS15で「NO」)、ステップS17に移行する。
ステップS16において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフトさせる。制御装置50は、当該ステップS16の処理を行った後、ステップS13に処理を戻す。なお、本実施形態においては、ステップS16の処理が実施不可能な場合は、ステップS14からステップS16までの処理を省略する。なお、ステップS16の処理が実施不可能な場合とは、例えば、太陽光発電部110が故障している場合や、太陽光発電部110がそもそも設けられていない場合等が考えられる。
ステップS17において、制御装置50は、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒し可能か否かを判定する。制御装置50は、現在の運転計画におけるヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒ししたときの運転時間が、給湯需要が多い時間帯や貯湯損失などを考慮して決定された所定の時間帯(例えば8〜16時)の範囲内に収まる場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒し可能であると判定する。一方、制御装置50は、現在の運転計画におけるヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒ししたときの運転時間が、前記所定の時間帯の範囲内に収まらない場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒し可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒し可能であると判定した場合(ステップS17で「YES」)、ステップS18に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒し可能でないと判定した場合(ステップS17で「NO」)、ステップS19に移行する。
ステップS18において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間前倒しさせる(図7参照)。制御装置50は、当該ステップS18の処理を行った後、ステップS13に処理を戻す。
ステップS19において、制御装置50は、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能か否かを判定する。制御装置50は、現在の運転計画におけるヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒ししたときの運転時間が、給湯需要が多い時間帯や貯湯損失などを考慮して決定された所定の時間帯(例えば8〜16時)の範囲内に収まる場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能であると判定する。一方、制御装置50は、現在の運転計画におけるヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒ししたときの運転時間が、前記所定の時間帯の範囲内に収まらない場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能であると判定した場合(ステップS19で「YES」)、ステップS20に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能でないと判定した場合(ステップS19で「NO」)、ステップS21に移行する。
ステップS20において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒しさせる(図8参照)。制御装置50は、当該ステップS20の処理を行った後、ステップS13に処理を戻す。
なお、運転時間の前倒し(ステップS18)及び運転時間の後倒し(ステップS20)は、予測合計値のピークを避けるように(予測合計値が最大となる時間帯と重複しない時間帯にシフトするように)行われる。
ステップS21において、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能か否かを判定する。制御装置50は、現在の運転計画における貯湯設定温度が貯湯設定温度の下限(例えば50℃)を超えている場合、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能であると判定する。一方、制御装置50は、現在の運転計画における貯湯設定温度が貯湯設定温度の下限値である場合、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能でないと判定する。制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能であると判定した場合(ステップS21で「YES」)、ステップS22に移行する。一方、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能でないと判定した場合(ステップS21で「NO」)、ステップS23に移行する。
ステップS22において、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下させる。貯湯設定温度は、例えば5℃低下される。制御装置50は、当該ステップS22の処理を行った後、ステップS13に処理を戻す。
ステップS23において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能か否かを判定する。ここで、「抑制運転」とは、定格時における消費電力(定格消費電力)よりも小さい消費電力での運転のことをいい、つまり加熱能力を抑制した状態での運転のことをいう。消費電力は、動作周波数を制御することで小さくすることができる。なお、抑制運転における運転時間は、定格時と同じ熱量を得るために、定格消費電力での運転における運転時間よりも長くなる。
制御装置50は、定格消費電力よりも所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転したときに、貯湯槽20の貯湯温度を所定の時間内に貯湯設定温度まで上昇させることができる場合には、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能であると判定する。一方、制御装置50は、定格消費電力よりも所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転したときに、貯湯槽20の貯湯温度を所定の時間内に貯湯設定温度まで上昇させることができない場合には、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能であると判定した場合(ステップS23で「YES」)、ステップS24に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能でないと判定した場合(ステップS23で「NO」)、ステップS25に移行する。
ステップS24において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30を所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転させるように、動作周波数を設定する。これにより、ヒートポンプユニット30の電力消費量が低減される(図9参照)。制御装置50は、当該ステップS24の処理を行った後、ステップS13に処理を戻す。
ステップS25において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻が、30分間ごとに区切られた各時間帯の始まり(区切り)の時刻から15分だけずれるように、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻を設定する。これにより、ヒートポンプユニット30の運転時間が、隣接する2つの時間帯に各15分間ずつ分散することとなるため、ヒートポンプユニット30の電力消費量も隣接する2つの時間帯に分散することができる。また、ヒートポンプユニット30は起動時に最も電力を消費するが、運転開始時刻を各時間帯の区切りの時刻からずらすことで、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻が含まれる時間帯における当該ヒートポンプユニット30の電力消費量を低減させることができる。制御装置50は、当該ステップS25の処理を行った後、図4及び図5に示す制御フローを終了する。
このように図4及び図5に示す制御フローを行うことにより、ヒートポンプユニット30の当初の運転計画を修正し、最終的な運転計画を決定することができる。最終的な運転計画においては、家庭内負荷140及びヒートポンプユニット30のために用いられる商用電源150の電力(30分間で消費される電力)の最大値を低減させることができる。これにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができ、ひいては実量制電気料金プランにおける電気料金を低減することができる。
次に、図10及び図11を用いて、実運転段階におけるヒートポンプユニット30の運転を調整する調整制御について説明する。なお、図10及び図11に示す制御フローは、図4及び図5に示す制御フローによって決定された最終的な運転計画に基づく実際の運転中(すなわち実運転段階)において、随時行われるものである。
ステップS31において、制御装置50は、負荷実電力消費量を取得する。ここで、「負荷実電力消費量」とは、家庭内負荷140(ヒートポンプユニット30とは異なる負荷)が実際に消費した時間帯ごとの電力量のことをいう。制御装置50は、第二センサ132の検知結果に基づいて、直近の時間帯(30分間)の負荷実電力消費量を取得する。制御装置50は、当該ステップS31の処理を行った後、ステップS32に移行する。
ステップS32において、制御装置50は、ヒートポンプ実電力消費量を取得する。ここで、「ヒートポンプ実電力消費量」とは、ヒートポンプユニット30が実際に消費した時間帯ごとの電力量のことをいう。制御装置50は、第三センサ133の検知結果に基づいて、直近の時間帯(30分間)のヒートポンプ実電力消費量を取得する。制御装置50は、当該ステップS32の処理を行った後、ステップS33に移行する。
ステップS33において、制御装置50は、ステップS31で取得した負荷実電力消費量と、ステップS32で取得したヒートポンプ実電力消費量との合計値(以下、「実合計値」という)が閾値を超えている時間帯があったか否かを判定する。制御装置50は、実合計値が閾値を超えている時間帯があったと判定した場合(ステップS33で「YES」)、ステップS34に移行する。一方、制御装置50は、実合計値が閾値を超えている時間帯がなかったと判定した場合(ステップS33で「NO」)、最初のステップに処理を戻す。
ステップS34において、制御装置50は、PV余剰時間帯があるか否かを判定する。制御装置50は、PV余剰時間帯があると判定した場合(ステップS34で「YES」)、ステップS35に移行する。一方、制御装置50は、PV余剰時間帯がないと判定した場合(ステップS34で「NO」)、ステップS39に移行する。
ステップS35において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能か否かを判定する。制御装置50は、給湯需要が多い時間帯や貯湯損失などを考慮して決定された所定の時間帯(例えば8〜16時)の範囲内に、且つ、判定時よりも後の時間帯にPV余剰時間帯がある場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能であると判定する。一方、制御装置50は、前記所定の時間帯の範囲内に、且つ、判定時よりも後の時間帯にPV余剰時間帯がない場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能であると判定した場合(ステップS35で「YES」)、ステップS36に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフト可能でないと判定した場合(ステップS35で「NO」)、ステップS39に移行する。
ステップS36において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフトさせる。制御装置50は、当該ステップS36の処理を行った後、最初のステップに処理を戻す。
ステップS39において、制御装置50は、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能か否かを判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒ししたときの運転時間が、給湯需要が多い時間帯や貯湯損失などを考慮して決定された所定の時間帯(例えば8〜16時)の範囲内に収まる場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能であると判定する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒ししたときの運転時間が、前記所定の時間帯の範囲内に収まらない場合には、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能であると判定した場合(ステップS39で「YES」)、ステップS40に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒し可能でないと判定した場合(ステップS39で「NO」)、ステップS41に移行する。
ステップS40において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転時間を30分間後倒しさせる。制御装置50は、当該ステップS40の処理を行った後、最初のステップに処理を戻す。
ステップS41において、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能か否かを判定する。制御装置50は、現在の貯湯設定温度が貯湯設定温度の下限(例えば50℃)を超えている場合、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能であると判定する。一方、制御装置50は、現在の貯湯設定温度が貯湯設定温度の下限値である場合、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能でないと判定する。制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能であると判定した場合(ステップS41で「YES」)、ステップS42に移行する。一方、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下可能でないと判定した場合(ステップS41で「NO」)、ステップS43に移行する。
ステップS42において、制御装置50は、貯湯槽20の貯湯設定温度を低下させる。貯湯設定温度は、例えば5℃低下される。制御装置50は、当該ステップS42の処理を行った後、最初のステップに処理を戻す。
ステップS43において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能か否かを判定する。制御装置50は、定格消費電力よりも所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転したときに、貯湯槽20の貯湯温度を所定の時間内に貯湯設定温度まで上昇させることができる場合には、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能であると判定する。一方、制御装置50は、定格消費電力よりも所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転したときに、貯湯槽20の貯湯温度を所定の時間内に貯湯設定温度まで上昇させることができない場合には、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能でないと判定する。制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能であると判定した場合(ステップS43で「YES」)、ステップS44に移行する。一方、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の抑制運転を実行可能でないと判定した場合(ステップS43で「NO」)、ステップS45に移行する。
ステップS44において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30を所定の値だけ小さい消費電力で抑制運転させるように、動作周波数を設定する。これにより、ヒートポンプユニット30の電力消費量が低減される。制御装置50は、当該ステップS44の処理を行った後、最初のステップに処理を戻す。
ステップS45において、制御装置50は、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻が、30分間ごとに区切られた各時間帯の始まり(区切り)の時刻から15分だけずれるように、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻を設定する。これにより、ヒートポンプユニット30の運転時間が、隣接する2つの時間帯に各15分間ずつ分散することとなる。制御装置50は、当該ステップS45の処理を行った後、最初のステップに処理を戻す。
このように図10及び図11に示す制御フローを行うことにより、家庭内負荷140の実際の電力消費量に基づいて、ヒートポンプユニット30の運転時間等を修正することができる。これにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができ、ひいては実量制電気料金プランにおける電気料金を低減することができる。
また、一般的に、単価の安い深夜電力のみで貯湯槽20内の湯を沸かす場合には、深夜から給湯需要が発生する時間(夕方〜夜間)まで、貯湯槽20内の湯を長時間貯湯する必要がある。貯湯槽20内に長時間貯湯すると、放熱による貯湯損失が増加する。一方、昼間に給湯需要時に必要に応じてヒートポンプユニット30を運転させる場合、貯湯槽20の貯湯温度を比較的低い温度で維持しても給湯需要を満たすことができる。よって、貯湯損失を低減することができる。このとき、本実施形態に係る給湯システム1においては、ヒートポンプユニット30を、家庭内負荷140の電力消費量が比較的多い昼間に運転したとしても、家庭内負荷140及びヒートポンプユニット30のために用いられる商用電源150の電力(30分間で消費される電力)の最大値を低減させることができる。
以上の如く、本実施形態に係る給湯システム1は、内部に湯(熱媒体)が貯溜された貯湯槽20(蓄熱槽)と、発生させた熱を用いて前記貯湯槽20に貯溜される湯を設定温度まで温めるヒートポンプユニット30と、前記ヒートポンプユニット30の運転を制御する制御装置50と、を具備し、前記制御装置50は、所定の期間を複数の時間帯に区切り、前記ヒートポンプユニット30の時間帯ごとの予測電力消費量を示すヒートポンプ予測電力消費量を取得すると共に、家庭内負荷140(前記ヒートポンプユニット30とは異なる負荷)の時間帯ごとの予測電力消費量を示す負荷予測電力消費量を取得し、前記ヒートポンプ予測電力消費量と前記負荷予測電力消費量との合計値を示す予測合計値が所定の閾値を超える時間帯がある場合には、前記ヒートポンプユニット30の運転を調整する調整制御を行い、前記調整制御は、太陽光発電部110(太陽光発電)の電力が得られる時間帯と重複する時間帯に前記ヒートポンプユニット30を運転させる第一の制御、前記予測合計値が最大となる時間帯と重複しない時間帯に前記ヒートポンプユニット30を運転させる第二の制御、前記貯湯槽20に貯溜される湯の前記設定温度を下げて、前記ヒートポンプユニット30を運転させる第三の制御、前記ヒートポンプユニット30の加熱能力を抑制した状態で前記ヒートポンプユニット30を運転させる第四の制御、又は前記ヒートポンプユニット30の運転開始時刻が含まれる時間帯における当該ヒートポンプユニット30の電力消費量を低減させるように、前記運転開始時刻をずらす第五の制御、のうちの少なくとも一つを含むものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記ヒートポンプユニット30の運転中に、前記ヒートポンプユニット30の時間帯ごとの実際の電力消費量を示すヒートポンプ実電力消費量を取得すると共に、家庭内負荷140(前記ヒートポンプユニットとは異なる負荷)の時間帯ごとの実際の電力消費量を示す負荷実電力消費量を取得し、各時間帯においてヒートポンプ実電力消費量と前記負荷実電力消費量との合計値を示す実合計値が前記閾値を超えた場合には、前記調整制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行うものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行うものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行うものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行うものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行うものである。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行うものである。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
なお、本実施形態に係る貯湯槽20は、蓄熱槽の実施の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、制御装置50は、予測合計値又は実合計値が閾値を超えている場合(ステップS13又はS33で「YES」)、PV余剰時間帯にシフト(ステップS14〜S16、ステップS34〜S36、)、運転時間を30分前倒し(ステップS17〜S18)、運転時間を30分後倒し(ステップS19〜S20、S39〜S40)、貯湯設定温度低下(ステップS21〜S22、S41〜S42)、抑制運転(ステップS23〜S24、S43〜S44)の順で、可能な制御を行うものとしたが、いずれか1つ以上の制御を行うものであればよく、また上記の制御の順番もこれに限定されるものではない。
つまり、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものであってもよい。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものであってもよい。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行うものであってもよい。
このように構成することにより、時間帯による商用電源150からの買電量の偏りを低減することができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものであってもよい。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第二の制御を行い、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行うものであってもよい。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、前記制御装置50は、前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行うものであってもよい。
このように構成することにより、実際の電力消費量に応じた制御を行うことができる。
また、本実施形態においては、制御装置50は、運転計画段階で図4及び図5に示す制御フローを実行し、実運転段階において図10及び図11に示す制御フローを実行するものとしたが、運転計画段階の制御フローと実運転段階の制御フローとでは、実行される制御が互いに異なっていてもよく、また制御の順番が互いに異なっていてもよい。また、実運転段階における制御フローは必ずしも実行しなくてもよい。
また、本実施形態においては、制御装置50は、ステップS16においてヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフトさせるものとしたが、シフト後のヒートポンプユニット30の運転時間の一部がPV余剰時間帯に重複するものであればよい。
また、本実施形態においては、制御装置50は、ステップS16(ステップS36)の処理(ヒートポンプユニット30の運転時間をPV余剰時間帯にシフトさせる処理)を行った後、ステップS13(ステップS33)に処理を戻すものとしたが、制御フローを終了するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、制御装置50は、ステップS31(ステップS32)において、直近の時間帯(30分間)の負荷実電力消費量(ヒートポンプ実電力消費量)を取得するものとしたが、現在が属する時間帯における現在までの負荷実電力消費量(ヒートポンプ実電力消費量)をリアルタイムで取得するものであってもよい。
また、本実施形態においては、制御装置50は、ステップS45においてヒートポンプユニット30の運転開始時刻を15分だけずらすものとしたが、既にヒートポンプユニット30の運転を開始している場合は、運転開始時刻をずらさないようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ヒートポンプユニット30の単位運転時間、ヒートポンプユニット30の前倒しの運転時間(ステップS18)、ヒートポンプユニット30の後倒しの運転時間(ステップS20、ステップS40)、ヒートポンプユニット30の運転開始時刻のずらし時間(ステップS25、ステップS45)は、実量制電気料金プランの電気料金が30分毎の平均使用電力に基づいて決定されることを前提として設定されているが、当該平均使用電力の単位時間に応じて適宜変更することができる。
1 給湯システム
20 貯湯槽
30 ヒートポンプユニット
50 制御装置

Claims (12)

  1. 内部に熱媒体が貯溜された蓄熱槽と、
    発生させた熱を用いて前記蓄熱槽に貯溜される熱媒体を設定温度まで温めるヒートポンプユニットと、
    前記ヒートポンプユニットの運転を制御する制御装置と、
    を具備し、
    前記制御装置は、
    所定の期間を複数の時間帯に区切り、前記ヒートポンプユニットの時間帯ごとの予測電力消費量を示すヒートポンプ予測電力消費量を取得すると共に、前記ヒートポンプユニットとは異なる負荷の時間帯ごとの予測電力消費量を示す負荷予測電力消費量を取得し、
    前記ヒートポンプ予測電力消費量と前記負荷予測電力消費量との合計値を示す予測合計値が所定の閾値を超える時間帯がある場合には、前記ヒートポンプユニットの運転を調整する調整制御を行い、
    前記調整制御は、
    太陽光発電の電力が得られる時間帯と重複する時間帯に前記ヒートポンプユニットを運転させる第一の制御、
    前記予測合計値が最大となる時間帯と重複しない時間帯に前記ヒートポンプユニットを運転させる第二の制御、
    前記蓄熱槽に貯溜される熱媒体の前記設定温度を下げて、前記ヒートポンプユニットを運転させる第三の制御、
    前記ヒートポンプユニットの加熱能力を抑制した状態で前記ヒートポンプユニットを運転させる第四の制御、又は
    前記ヒートポンプユニットの運転開始時刻が含まれる時間帯における当該ヒートポンプユニットの電力消費量を低減させるように、前記運転開始時刻をずらす第五の制御、
    のうちの少なくとも一つを含む、
    給湯システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記ヒートポンプユニットの運転中に、前記ヒートポンプユニットの時間帯ごとの実際の電力消費量を示すヒートポンプ実電力消費量を取得すると共に、前記ヒートポンプユニットとは異なる負荷の時間帯ごとの実際の電力消費量を示す負荷実電力消費量を取得し、
    各時間帯においてヒートポンプ実電力消費量と前記負荷実電力消費量との合計値を示す実合計値が前記閾値を超えた場合には、前記調整制御を行う、
    請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行う、
    請求項3に記載の給湯システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記第一の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、
    前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行う、
    請求項4に記載の給湯システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、
    前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行う、
    請求項5に記載の給湯システム。
  7. 前記制御装置は、
    前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、
    前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記予測合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行う、
    請求項6に記載の給湯システム。
  8. 前記制御装置は、
    前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第一の制御を行う、
    請求項2に記載の給湯システム。
  9. 前記制御装置は、
    前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行う、
    請求項8に記載の給湯システム。
  10. 前記制御装置は、
    前記第一の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合、又は前記第一の制御が実施不可能な場合には、前記第二の制御を行い、
    前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御、前記第四の制御又は前記第五の制御のうちの少なくとも一つを行う、
    請求項9に記載の給湯システム。
  11. 前記制御装置は、
    前記第一の制御及び前記第二の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第三の制御を行い、
    前記第一の制御、前記第二の制御及び前記第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御又は前記第五の制御を行う、
    請求項10に記載の給湯システム。
  12. 前記制御装置は、
    前記第一の制御、前記第二の制御及び第三の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第四の制御を行い、
    前記第一の制御、前記第二の制御、前記第三の制御及び前記第四の制御によっても前記実合計値が前記閾値を超える時間帯がある場合には、前記第五の制御を行う、
    請求項11に記載の給湯システム。
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