JP2018168119A - がん細胞増殖抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性の高いがん細胞増殖抑制剤(癌の予防・治療のための化合物)を提供する。
【解決手段】ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を有効成分として含む胃がん細胞増殖抑制剤;ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を有効成分として含む大腸がん細胞増殖抑制剤;およびペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を有効成分として含む白血病由来がん細胞増殖抑制剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、がん細胞増殖抑制剤に関する。
現在、がんは死亡原因の上位であり、また、年々患者数は増加傾向にある。がんは発生部位によって様々ながんの種類があるが、そのうち、胃がん及び大腸がんは罹患率が非常に高い。また、白血病は罹患率こそ低いものの、致命率が非常に高い。このため、これらのがんに対する治療・予防薬(がん細胞増殖抑制剤)の開発が希求されている。
一方、がん細胞増殖抑制効果の有する天然物由来の抽出物が見出され、従来の化学合成された抗がん剤と比べ、安全性が高く、副作用が少ないという利点がある。このため、植物由来の抽出物から有効成分を同定しようとする試みがなされている。例えば、アイヌブキ(Petasites tatewakianus Kitam)の根茎から抽出・同定されたペタテワリドA(petatewalide A)およびバッケノイド−B(Bakkenolide−B)は、ヒト子宮頚癌(Hela)細胞、ヒト乳癌(MCF−7)細胞及びマウスルイス肺癌(LLC)細胞に対して細胞毒性活性を示すことが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
Fitoterapia 82(2010)153−156
本発明は、従来公知の細胞増殖抑制化合物に代替しうる安全性の高いがん細胞増殖抑制剤(がんの予防・治療のための化合物)を提供することを目的とする。
本発明者は、ふきのとうが胃がん、大腸がん及び白血病に対して抗腫瘍活性を有することを見出し、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行った。その結果、ふきのとうの特定の抽出画分が胃がん、大腸がんや白血病に対して高い細胞増殖抑制効果(抗腫瘍活性)を示すことを見出した。本発明者は、これらの画分についてさらに有効成分を同定することを試みた。この結果、ペタシンおよびネオペタシンが胃がん細胞に対して、ならびにペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンが大腸がん細胞および白血病細胞に対して、高い細胞増殖抑制効果(抗腫瘍活性)を示すことを見出した。上記知見に基づいて、本発明を完成した。
すなわち、上記目的は、下記(1)〜(3)によって達成できる。
(1)ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含む、胃がん細胞増殖抑制剤;
(2)ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、大腸がん細胞増殖抑制剤;および
(3)ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、白血病由来がん細胞増殖抑制剤。
本発明によれば、従来公知の細胞増殖抑制(がんの予防・治療剤)に代替しうる、新規ながん細胞増殖抑制(がんの予防・治療剤)およびその用途が提供される。
がん細胞でのアポトーシス関連タンパク質PARPの発現量を評価した結果を示す写真である。
上述したように、本発明者は、ふきのとうが胃がん、大腸がん及び白血病に対して抗腫瘍活性を有することに着目し、ふきのとうに含まれる有効成分を特定することを試みた。その結果、下記に詳述するように、ふきのとうの非水溶性画分が胃がん、大腸がん及び白血病に対して有意に高い抗腫瘍活性を示すことを見出した。このため、ふきのとうの非水溶性画分をさらに精製を行い、各画分に対して、さらに胃がん、大腸がん及び白血病に対する抗腫瘍活性を評価したところ、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンの4種の化合物を特定した。これらの化合物のうち、ペタシンおよびネオペタシンが胃がん細胞に対して、ならびにペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンが大腸がん細胞および白血病細胞に対して、高い細胞増殖抑制効果(抗腫瘍活性)を示すことを初めて見出した。このため、上記化合物は上記各腫瘍に対して新規ながん細胞増殖抑制剤(抗癌剤、抗腫瘍剤)として有用である。
本発明者らは、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンが胃がん、大腸がん及び白血病の少なくとも一つに対する抗腫瘍活性についてさらなる検討を行った。その結果、本発明者らは、上記4種の化合物ががん細胞においてアポトーシスを誘導でき、その結果がん細胞増殖抑制効果を発現できることを見出した。ただし、上記メカニズムは、本発明の技術的範囲を制限するものではない。
また、上記化合物は、天ぷらや煮物などとして春先に食べられるふきのとう由来であるため、ヒトを含め哺乳動物への安全性が高い。また、上記発見により、今後、これらの有効成分を多く含むようにフキの品種改良を行うことにより、がんを予防できる山菜として特産品にし、地域活性化につながることも期待できる。
したがって、本発明は、ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含む、胃がん細胞増殖抑制剤;ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、大腸がん細胞増殖抑制剤;およびペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、白血病由来がん細胞増殖抑制剤に関する。なお、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンは、下記構造を有する。
本明細書では、胃がん、大腸がんまたは白血病を、一括して、「癌」または「がん」とも称する。また、各がん細胞増殖抑制剤に含まれる化合物を、一括して、「本発明に係る化合物」とも称する。
以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態のみには限定されない。本明細書において、範囲を示す「X〜Y」は、XおよびYを含み、「X以上Y以下」を意味する。また、特記しない限り、操作および物性等の測定は室温(20〜25℃)/相対湿度40〜50%RHの条件で測定する。
本明細書中、「ふきのとう」とは、フキ(Petasites japonicus)の蕾を意味する。
下記実施例にて詳述するが、ふきのとうの70%エタノール抽出物をさらに水溶性画分および非水溶性に画分に分けて、これらの画分について各種がん細胞に対して、抗腫瘍活性を評価した。その結果ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分が、70%エタノール抽出物およびふきのとうの70%エタノール抽出物の水溶性画分に比して、胃がん、大腸がん(結腸がん)および白血病に対して、有意に高い抗腫瘍活性を示す(下記表1参照)ことを見出した。
このため、ふきのとうの非水溶性画分に上記各がん(腫瘍)に対して、有効成分が含まれていると考え、ふきのとうの非水溶性画分中に含まれる化合物を分離し、これらの化合物について抗腫瘍活性を評価した。その結果、非水溶性画分から、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシン(Neoペタシン)およびネオ−S−ペタシン(Neo−S−ペタシン)の4種の化合物を有効成分として分離した。上記4種の化合物は、非水溶性に画分に比して、胃がん、大腸がん(結腸がん)および白血病に対して、高い抗腫瘍活性を示した。ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシン(Neoペタシン)およびネオ−S−ペタシン(Neo−S−ペタシン)(特にペタシン及びネオペタシン(Neoペタシン))が、胃がん、大腸がん(結腸がん)および白血病に対して抗腫瘍活性を示すことは従来知られていなかった。特に下記表3に示されるように、胃がんに対しては、ペタシンおよびネオペタシンが胃がん細胞増殖抑制効果を有し、特にネオペタシンが高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有する。このため、本発明の好ましい形態によると、胃がん細胞増殖抑制剤は、ネオペタシンを少なくとも含む。また、大腸がん(結腸腺がん)に対しては、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンが大腸がん(結腸腺がん)細胞増殖抑制効果を有し、特にペタシンおよびネオペタシンが高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有する。このため、本発明の好ましい形態によると、大腸がん細胞増殖抑制剤は、ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含む。また、白血病(骨髄性白血病)に対しては、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンが白血病由来細胞増殖抑制効果を有し、特にネオペタシンが高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有する。このため、本発明の好ましい形態によると、白血病由来がん細胞増殖抑制剤は、ネオペタシンを少なくとも含む。ここで、白血病としては、急性または慢性骨髄性白血病、急性前骨髄性白血病等の骨髄性白血病、急性または慢性リンパ性白血病等のリンパ性白血病がある。本発明のがん細胞増殖抑制剤は、特に骨髄性白血病に対して治療効果を示す。このため、本発明の好ましい形態によると、白血病は骨髄性白血病である。
加えて、これら4種の化合物は、ふきのとうから抽出・単離されたものである。このため、ヒトをはじめ哺乳動物に対する安全性が非常に高い。また、ふきのとう以外にも、本発明に係る化合物を含む植物は存在する。このため、本発明の発見により、今後、本発明に係る化合物(有効成分)を多く含むように食用植物(例えば、フキ)を品種改良してより高付加価値化することも可能である。また、このような植物を、がんを予防できる野菜・山菜として特産品にして、地域活性化につながることも期待できる。
なお、本発明では、これらの化合物をふきのとうから単離したが、その由来(源)は特に制限されず、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシン(Neoペタシン)およびネオ−S−ペタシン(Neo−S−ペタシン)は、別の植物から単離したものであっても、または化学的に合成したものであってもよい。
ここで、がん細胞増殖抑制剤の治療対象は、特に制限されないが、哺乳動物や鳥類、好ましくはがんに罹患した哺乳動物や鳥類である。ここで、哺乳動物は、ヒト、サル、ゴリラ、チンパンジー、オランウータン等の霊長類、ならびにマウス、ラット、ハムスター、モルモット、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ウマ、ヒツジ、ラクダ、ヤギなどの非ヒト哺乳動物双方を包含する。鳥類としては、ニワトリ、ウズラ、ハトなどが挙げられる。これらのうち、好ましくは、ヒト、ハムスター、モルモット、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタであり、より好ましくは、ヒト、およびウサギ、イヌ、ネコ等のペット動物である。
本発明に係る化合物(ゆえに本発明のがん細胞増殖抑制剤)は、胃がん、大腸がんまたは白血病(特に骨髄性白血病)の治療/予防に効果がある。このため、本発明のがん細胞増殖抑制剤は、これらのがんの治療/予防剤として有用である。すなわち、本発明は、ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含むがん細胞増殖抑制剤を胃がんの治療または予防を必要とする患者に投与することを有する、胃がんの治療または予防方法をも提供する。また、本発明は、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含むがん細胞増殖抑制剤を大腸がんの治療または予防を必要とする患者に投与することを有する、大腸がんの治療または予防方法をも提供する。また、本発明は、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含むがん細胞増殖抑制剤を白血病の治療または予防を必要とする患者に投与することを有する、白血病の治療または予防方法をも提供する。
本明細書において、「がんの治療/予防」とは、がんに罹患した患者のがんの進行を抑制すること、がんや腫瘍を消失させること、がんや腫瘍の増大を抑制すること、がんの発症を予防すること、およびがんの再発を予防することの少なくとも一つを満足することを意味する。ゆえに、本明細書において、「がん治療/予防剤」とは、がんの治療に用いた際に上記がんの治療/予防効果を示す薬剤を意味する。
本発明のがん細胞増殖抑制剤は、本発明に係る化合物を有効成分として含む以外は、従来と同様の剤形で使用できる。また、本発明のがん細胞増殖抑制剤は、医療用途(治療または予防目的)で使用されてもまたは健康食品として使用されてもよく、本発明のがん細胞増殖抑制剤を有効成分として含む以外は、従来と同様の剤形で使用できる。すなわち、本発明のがん細胞増殖抑制剤は、賦形剤などの製薬上許容できる添加剤と混合して非経口投与、経口投与または外部投与に適した、医薬品、医薬部外品、食品組成物の形態で使用することができる。
ここで、本発明のがん細胞増殖抑制剤を食品組成物の形態で使用する場合には、がん細胞増殖抑制剤を、油脂製品、乳化製品、清涼飲料等の食品、さらにはペットフードや健康食品として添加・使用することができる。ここで、「食品組成物」とは、人間等の哺乳動物(ペットを含む)による摂取を意図した組成物を意味する。例えば、ペットフード組成物は、ペットによる摂取を意図した食品組成物である。食品組成物は、当技術分野において広く知られている。ペットフード組成物は、栄養的にバランスがとれていてもまたとれていなくてもよく、サプリメント(例えば、エサ)の他に、毎日の食事に適した栄養的にバランスがとれた組成物であってもよい。ここで、「栄養的にバランスのとれた」とは、本発明の組成物が、ペット栄養学分野において適切な量及び割合で、生命を維持するために必要な既知の栄養素を有することを意味する。
特に本発明のがん細胞増殖抑制剤をヒトへの健康食品(ヒト用健康食品)及びペットフードに添加・使用する場合の、がん細胞増殖抑制剤の添加量(含有量)は、特に制限されないが、健康食品及びペットフード(固形分換算)に対して、好ましくは0.01重量%以上30重量%以下、より好ましくは0.05重量%以上20重量%以下程度になるような量である。または、本発明のがん細胞増殖抑制剤を、1日に合計重量として、好ましくは0.1〜1000mg/kg 体重、より好ましくは1〜500mg/kg 体重程度投与されるような量である。このような量であれば、十分ながんの予防効果を達成できる。また、上記したような量であれば、ペットの嗜好を阻害することがなく、ペットは与えられたペットフード全量を摂取する。
上述したように、ペット動物(例えば、イヌ)にカフェインを与えると、頻脈、震え・痙攣、不整脈、過度な興奮、下痢などの症状を引き起こすことがある。このため、本発明の組成物をペットフード(例えば、イヌ用)に使用する場合には、組成物は、カフェインを可能な限り含まないことが好ましい。具体的には、がん細胞増殖抑制剤中のカフェインの含有量は、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下、さらにより好ましくは2重量%以下、特に好ましくは1重量%以下(下限:0重量%)である。
ペットフードは、本発明のがん細胞増殖抑制剤を含む以外は従来と同様の成分を含む。例えば、ペットフードは、本発明のがん細胞増殖抑制剤に加えて、単糖類、オリゴ糖、多糖類、食物繊維、デンプン類(例えば、ワキシーコーンデンプン、コーンデンプン、小麦デンプン、米デンプン、糯米デンプン、馬鈴薯デンプン、甘露デンプン、タピオカデンプン、サゴデンプン、これらに化学的処理を施したものや化学修飾した加工デンプン)や穀物類(例えば、とうもろこし、大麦、小麦、ライ麦、ソルガム、米、ひえ、あわ、アマラサンサス、キヌア)等の炭水化物源;牛、豚、羊、うさぎ、カンガルー等の畜肉や獣肉、その副生成物及び加工品、鶏、七面鳥、うずら等の鳥肉、その副生成物及び家屋品、魚、白身魚等の魚肉、その副生成物及び加工品、ミートミール、ミートボーン、チキンミール、ポータリーミール、フィッシュミール等のレタリング等の、動物性タンパク質源;大豆タンパク質、小麦タンパク質、小麦グルテン、コーングルテン等の、植物性のタンパク質源;α−シトステロール、β−シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール、α−シトスタノール、β−シトスタノール、スチグマスタノール、カンペスタノール、シクロアルテノール等のフリー体、これらの脂肪酸エステル、フェルラ酸エステル、桂皮酸エステル等のエステル体等の植物ステロール;米ぬか、ふすま等のぬか類、大豆粕等の粕類、野菜エキス等の野菜、ビタミンA、B1、B2、D、E、ナイアシン、パントテン酸、カロチン等のビタミン類などが挙げられる。上記に加えて、一般的にペットフードに使用されるゲル化剤、保型剤、pH調整剤、調味料、防腐剤、栄養補強剤等の他の添加剤を含有してもよい。上記他の添加剤に加えてまたは上記他の添加剤に代えて、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、エトキシキン、tert−ブチルヒドロキノン(TBHQ)、プロピルガレートなどの抗酸化剤を併用することも可能である。上記した各成分の添加量(含有量)は特に制限されず、従来と同様の量が適用できる。
ペットフードは、従来公知の方法によって製造される。例えば、本発明のがん細胞増殖抑制剤および前記した必要成分を混合し、所望の形態にすることにより製造できる。一例としては、本発明のがん細胞増殖抑制剤、穀物、肉ミール並びに鉄及び銅等のミネラル成分とともに、クエン酸及びクエン酸塩を混合し、十分混合したあとに、水や水蒸気で加水しながらエクストルーダーによって押出成型をする。その後に、好ましくは水分を10%以下になるまで熱風乾燥させて、ペットフードを製造する。なお、ペットフードが二重結合を二つ以上存在する脂肪酸を有する油脂を含む場合には、熱風乾燥させた後、コーティングするのが望ましい。
ペットフードとしては、ドライタイプ、ウェットタイプ、セミモイストタイプ、ジャーキータイプ、ビスケットタイプ、ガムタイプ、粒状、粉状、スープ状等いずれの形態であってもよいが、ドライタイプであることが保存の簡便性から好ましい。ドライタイプのペットフードとしては、キブル形状、平板形状、骨形状などが挙げられる。ペットの噛み易さや扱いやすい形状を得るなどの観点からは、嵩密度が100kg/m以上、好ましくは300kg/m以上であり、そして900kg/m以下、好ましくは700kg/m以下であり、または、100〜900kg/m、特に300〜700kg/mであることが好ましい。また、ペットフードは、袋詰め、箱詰め、パック詰め、缶詰、レトルトパウチされた形態で提供され得る。
また、本発明のがん細胞増殖抑制剤を医療用途(がんの治療または予防目的)でがん治療/予防剤として使用することもできる。このような場合には、がん細胞増殖抑制剤を経口剤、外用剤、注射剤、吸入剤、点鼻・点眼剤等に添加することができ、これらの使用方法に応じて、錠剤、液剤、注射剤、軟膏、クリーム、ローション、エアゾール剤、座剤等の所望の剤型にすることができる。また、必要に応じて賦形剤、基剤、乳化剤、安定剤、溶解助剤、矯味剤、保存剤、芳香剤、着色剤、コーティング剤などを適宜配合することができる。医薬部外品・化粧品としては、化粧水、乳液、クリーム等に添加することができ、必要に応じて油分、保湿剤、紫外線吸収剤、水溶性高分子、酸化防止剤、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、抗菌防腐剤等が配合できる。
本発明のがん細胞増殖抑制剤を医薬品として利用する場合の投与量は、投与経路;患者の病気の性質;患者のサイズ、体重、表面積、年齢および性別;投与される他の薬剤;ならびに主治医の判断などによって異なる。適当な投与量(緑茶抽出物及びローズマリー抽出物の合計量(乾燥重量換算))は、1日当たり、1〜500mg/kg 体重である。様々な利用できる組成物および様々な投与経路の異なる有効性を考慮すると、必要な投与量は広範に変化しうると予想される。これらの投与量レベルの変動は、当該分野において既知の最適に関する標準的な経験上の手順を用いて調節できる。特に経口によるデリバリーでは、適当なデリバリーベヒクル(例えば、ポリマーミクロ粒子または移植可能な装置)への組成物のカプセル化により、デリバリー効率が上がる。また、上記投与量は、1日1回または複数回に分けてもよい。または、場合によっては、より低い頻度(例えば、週もしくは月単位)で投与されてよい。加えて、同一患者であっても、患者の症状や重篤度に応じて、投与量は変化しうる。
医薬品(がん治療/予防剤)に使用する場合、治療上有効な量のがん細胞増殖抑制剤が、1つまたは複数の薬学的に許容できる担体(添加剤)および/または希釈剤とともに処方される。すなわち、本発明のがん細胞増殖抑制剤はさらに製薬上許容できる添加剤(例えば、賦形剤、担体など)を含む薬剤組成物の形態でも提供されうる。当該形態の本発明のがん細胞増殖抑制剤は、以下で詳細に説明するように、固体または液体での投与のために具体的に処方することができる。経口投与として、例えば、水薬(水溶液もしくは非水溶液または懸濁液)、錠剤、巨丸剤、粉末薬、顆粒剤、舌に塗布するためのペーストを例示することができる。非経口投与としては、例えば、滅菌溶液もしくは懸濁液として例えば皮下、筋内もしくは静脈内注射のための製剤、あるいは、局所用として、例えば皮膚に応用されるクリーム、軟膏またはスプレーとして、または、膣内または直腸内に、例えば膣座薬、クリームまたは発泡剤として製剤化することができる。
本明細書において、「治療上有効な量」および「有効成分」とは、本明細書で使用される場合、いずれの医療にも適用可能な妥当な便益/リスク比で、何らかの所望の治療効果を生じるために有効な作用物質または組成物の量を意味する。例えば、本発明のがん細胞増殖抑制剤の投与量は、対象疾患、投与対象、投与ルートなどにより差異はあるが、がんの治療/予防目的で本発明のがん細胞増殖抑制剤を経口投与する場合、容量は対象となる者の体重等の条件によって容易に変動しうるため、当業者によって適宜選択されうる。また、最終的には、主治医が患者の症状や重篤度などを考慮して、適宜選択する。
本明細書において、「製薬上許容できる」とは、正しい医学的判断の範囲内で、妥当な便益/リスク比に見合って、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応等の問題や合併症なしに、治療対象(ヒト、哺乳動物など)の組織に接触しての使用に好適な、化合物、材料、組成物、および/または投薬形態を指すために使用される。
製薬上許容できる担体とは、体の一器官または一部から体の別の器官または一部へ本発明のがん細胞増殖抑制剤を運搬または輸送することに関与する液体または固体の充填剤、希釈剤、補形薬、溶剤またはカプセル化材料のような、製薬上許容できる材料、組成物または賦形剤を意味する。各担体は、剤形の他の成分と適合し、患者に有害でないという意味で「許容できる」ものでなければならない。製薬上許容できる担体としては、以下に制限されないが、ラクトース、グルコースおよびスクロースのような糖;トウモロコシデンプンおよびバレイショデンプンのようなデンプン;カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セルロースのようなセルロースおよびその誘導体;粉末トラガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;ココアバターおよび座薬ワックスのような補形薬;落花生油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油およびダイズ油のような油;プロピレングリコールのようなグリコール;グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリコールのようなポリオール;オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルのようなエステル;寒天;水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムのような緩衝剤;アルギン酸;パイロジェンフリー水;等張食塩液;リンガー溶液;エチルアルコール;リン酸緩衝溶液;ならびに薬物処方で使用される他の非毒性の適合物質が挙げられる。いくつかの実施形態では、薬物製剤は非発熱性である。すなわち、患者の体温を上昇させないものが望ましい。その他、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムのような湿潤剤、乳化剤および潤滑剤、ならびに着色剤、放出剤、被覆剤、甘味料、香味剤および香料、保存料および酸化防止剤が本発明のがん細胞増殖抑制剤(がん治療/予防剤)または薬剤組成物中に含まれてもよい。
製薬上許容できる酸化防止剤としては、以下に制限されないが、アスコルビン酸、塩酸システイン、硫酸水素ナトリウム、二亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等のような水溶性酸化防止剤;パルミチン酸アスコルビル、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、レシチン、没食子酸プロピル、α−トコフェロール等のような油溶性酸化防止剤;ならびにクエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ソルビトール、酒石酸、リン酸等のような金属キレート剤が挙げられる。
本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物は、経口、経鼻、局所(口内および舌下を含む)、直腸、膣および/または非経口投与に等の様々な剤形で使用できる。剤形は、単位投薬形態で都合よく差し出されてもよく、薬学分野で周知のいかなる方法によって調製されてもよい。担体材料と組み合わせて単一投薬形態を作製することができる活性成分の量は、治療されるホスト、特定の投与方式に応じて変わるであろう。担体材料と組み合わせて単一投薬形態を作製することができる活性成分の量は一般に、治療効果を生じる化合物の量であるが、一般に、活性成分(本発明に係る化合物)の量は、がん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物に対して、約0.1重量%以上約99重量%以下であり、好ましくは約1重量%以上約70重量%以下であり、より好ましくは約5重量%以上約50重量%以下である。
これらの剤形または組成物を調製する方法は、本発明の1つまたは複数のがん細胞増殖抑制剤(本発明に係る化合物)を担体と、随意に1つまたは複数の副成分と結びつけるステップを含む。一般に、剤形は本発明の1つまたは複数の作用物質を液体担体、もしくは微粉化した固体担体、またはその両方と均一かつ緊密に結びつけ、必要であれば製品を整形することによって調製される。
例えば、経口投与に好適な本発明の剤形は、カプセル、サシェ(sachet)、丸薬、錠剤、ロゼンジ(味付けされた主薬、通常はスクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカント、を用いる)、粉末、顆粒の形態でもよく、または水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁液として、または水中油もしくは油中水液体乳剤として、またはエリキシルもしくはシロップとして、または香錠(ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアラビアゴムのような不活性基剤を用いる)および/または含嗽剤等としてでもよく、それぞれ活性成分として所定量の本発明の化合物を含む。本発明の作用物質は、巨丸剤、舐剤、またはペーストとして投与されてもよい。
経口投与のための本発明の固体投薬形態(カプセル、錠剤、丸薬、糖衣錠、粉末薬、顆粒剤等)では、活性成分(化合物)は、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムのような1つまたは複数の製薬上許容できる担体、および/または以下のもののいずれかと混合される:デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、および/またはケイ酸のような充填剤または増量剤;例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよび/またはアラビアゴムのような粘結剤;グリセロールのような保湿剤;寒天、炭酸カルシウム、バレイショまたはタピオカデンプン、アルギン酸、ある特定のケイ酸塩、および炭酸ナトリウムのような崩壊剤;パラフィンのような溶解遅延剤;4級アンモニウム化合物のような吸収促進剤;セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロールのような湿潤剤;カオリンおよびベントナイト粘土のような吸収剤;タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物のような潤滑剤;ならびに着色剤。カプセル、錠剤および丸薬の場合、薬剤組成物は緩衝剤を含んでもよい。同様の種類の固体組成物が、ラクトースまたは乳糖のような補形薬と、高分子量ポリエチレングリコール等とを用いたソフトおよびハード充填ゼラチンカプセル内の充填剤としても使用可能である。
また、錠剤は、圧縮または成形によって、随意に1つまたは複数の副成分とともに、作製されうる。圧縮された錠剤は、粘結剤(例えば、ゼラチンもしくはヒドロキシプロピルメチルセルロース)、潤滑剤、不活性希釈剤、保存料、崩壊剤(例えば、グリコール酸ナトリウムデンプンもしくは架橋型カルボキシメチルセルロースナトリウム)、表面活性剤または分散剤を用いて調製されうる。成形タブレットは、不活性液体希釈剤で湿潤化された粉末化合物の混合物を好適な機械で成形することによって作製されうる。
糖衣錠、カプセル、丸薬および顆粒剤のような、本発明の薬剤組成物の錠剤等の固体投薬形態は、随意に、刻み目を付けられ、または薬物調剤分野において周知の腸溶性被膜等の被膜および殻を用いて調製されてもよい。それらは、例えば、所望の放出プロフィールを提供するための種々の比率でのヒドロキシプロピルメチルセルロース、他のポリマーマトリックス、リポソームおよび/またはミクロスフェアを用いて、内部の活性成分の徐放性または制御された放出を提供するように調剤されてもよい。それらは、例えば、細菌保持フィルターを通す濾過によって、または使用直前に滅菌水等の滅菌注射可能媒質に溶解することができる滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌してもよい。これらの組成物は、随意に乳白剤を含んでもよく、胃腸管のある特定の部分のみで、またはそこで優先的に、随意に遅延したやり方で、1つまたは複数の活性成分を放出する組成であってもよい。使用可能な埋込み組成物の例として、ポリマー物質およびワックスがある。活性成分は、適当であれば1つまたは複数の上記の補形薬とともに、マイクロカプセル化された形態であってもよい。
本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物の経口投与のための液体投薬形態としては、製薬上許容できる乳剤、マイクロエマルジョン、溶液、懸濁液、シロップおよびエリキシルがある。液体投薬形態は、活性成分に加えて、例えば水や他の溶媒のような当技術分野で一般に使用される不活性希釈剤、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブタジエングリコール、油(特に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタンの脂肪酸エステルのような可溶化剤および乳化剤、およびそれらの混合物を含んでもよい。また、不活性希釈剤の他に、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、甘味料、香味剤、着色剤、香料および保存剤のような補助薬を含んでもよい。懸濁液は、活性化合物に加えて、例えば、エトキシル化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微結晶セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、寒天およびトラガカント、ならびにそれらの混合物のような懸濁剤を含んでもよい。
直腸または膣投与のための本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物の剤形は、座薬として提示されうる。この座薬は、例えば、ココアバター、ポリエチレングリコール、座薬ワックスまたはサリチル酸塩を含む1つまたは複数の好適な非刺激性補形薬または担体と、本発明の1つまたは複数の作用物質を混合することによって調製することが可能であり、室温で固体であるが、体温では液体であるため、直腸または膣腔で融解し、活性化合物を放出することになる。膣投与に好適な剤形はまた、当技術分野で適当であることが知られているような担体を含むペッサリー、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、発泡またはスプレー剤形も含む。
本発明の1つもしくは複数のがん細胞増殖抑制剤または本発明の薬剤組成物の局所的または経皮的投与の投薬形態は、粉末、スプレー、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、溶液、パッチおよび吸入薬を含む。活性成分(本発明に係る化合物)は、製薬上許容できる基材と、および必要であれば保存料、緩衝液、または推進剤と、滅菌条件下で混合してもよい。軟膏、ペースト、クリームおよびゲルは、活性成分(本発明に係る化合物)に加えて、動物脂または植物脂、油、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルクおよび酸化亜鉛、またはそれらの混合物のような補形薬を含んでもよい。
粉末およびスプレーは、活性成分(本発明に係る化合物)に加えて、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミド粉末、またはこれらの物質の混合物のような補形薬を含んでもよい。スプレーは、塩化フッ化炭化水素や、ブタンおよびプロパンのような揮発性非置換炭化水素のような通例の高圧ガスをさらに含んでもよい。
経皮的パッチは、本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物を、体に制御して配送するという更なる利点を有する。このような投薬形態は、適当な媒質に本発明のがん細胞増殖抑制剤を溶解または分散させることによってなされうる。吸収増進剤を用いて、皮膚を横切る本発明のがん細胞増殖抑制剤を含有する物質のフラックスを上昇させることも可能である。このようなフラックスの速さは、速さ制御膜を設けるか、またはポリマーマトリックスもしくはゲル中に化合物を分散させるかのいずれかによって制御することができる。
非経口投与に好適な本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物は、本発明に係る化合物とともに、1つまたは複数の製薬上許容できる滅菌等張水溶液または非水溶液、分散剤、懸濁液もしくは乳剤、または使用直前に滅菌注射可能溶液または分散剤の形態で戻すことが可能な滅菌粉末を含み、これは酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、調剤を目的レシピエントの血液と等張にする溶質、または懸濁剤もしくは濃縮剤を含みうる。
本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物で使用可能な好適な水性および非水性担体の例としては、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)、およびそれらの好適な混合物、オリーブ油のような植物油、ならびにオレイン酸エチルのような注射可能有機エステルがある。固有の流動性は、例えば、レシチンのような被覆材料の使用によって、分散剤の場合には必要な粒子サイズの維持によって、および界面活性剤の使用によって、維持することができる。
本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物は、保存料、湿潤剤、乳化剤および分散剤のような補助薬を含んでもよい。微生物の活動の防止は、例えば、パラベン、クロロブタノール、ソルビン酸フェノール等の種々の抗菌剤および抗真菌剤の含有によって確保しうる。糖、塩化ナトリウム等の等張剤を組成物に含めると望ましいかもしれない。さらに、注射可能薬物形態の持続性吸収が、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンのような吸収を遅延させる作用物質の含有により引き起こされうる。
また、本発明のがん細胞増殖抑制剤または薬剤組成物は、飲食品(飲食品組成物)としても利用することができる。よって、本発明の一実施形態は、本発明のがん細胞増殖抑制剤を含む、がん細胞増殖抑制用飲食品組成物に関する。この際、本発明に係る化合物をそのまま用いてもよく、液状、ゲル状あるいは固形状の食品、例えばジュース、清涼飲料、茶、スープ、豆乳、サラダ油、ドレッシング、ヨーグルト、ゼリー、プリン、ふりかけ、育児用粉乳、ケーキミックス、粉末状または液状の乳製品、パン、クッキー等に添加したり、必要に応じてデキストリン、乳糖、澱粉等の賦形剤や香料、色素等とともにペレット、錠剤、顆粒等に加工したり、またゼラチン等で被覆してカプセルに成形加工して健康食品や栄養補助食品等として利用できる。これらの食品類あるいは食用組成物における本発明のがん細胞増殖抑制剤の配合量は、当該食品や組成物の種類や状態等により一律に規定しがたいが、食品の全重量に対して、0.01〜90重量%、より好ましくは0.1〜80重量%である。このような配合量であれば、風味を損なうことなく、化合物による効能を十分発揮できる。また、食品を容易に調製できる。
本発明の好ましい一形態は、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、がん細胞増殖抑制用飲食品組成物に関する。
さらに、本発明のがん細胞増殖抑制剤は、化粧品(化粧料組成物)としても利用することができる。この際、化粧品(化粧用組成物)の形態としては、ローション、乳液、クリーム、パウダーなどが挙げられるが、特にこれらに限定はされない。本発明のがん細胞増殖抑制剤を含有するこのような化粧品(化粧料組成物)は、当業者に公知の手法を用いて製造されうる。本発明のがん細胞増殖抑制剤を化粧品(化粧料組成物)として用いられる場合の形態としては、ローション、乳液、クリーム、パウダーなどが挙げられるが、特にこれらに限定はされない。本発明のがん細胞増殖抑制剤を含有するこのような化粧料組成物は、当業者に公知の手法を用いて製造されうる。
本発明の効果を以下に説明する。なお、下記実施例において、特記しない限り、操作は室温(25℃)で行われた。また、特記しない限り、「%」および「部」は、それぞれ、「質量%」および「質量部」を意味する。
[ふきのとう抽出物の作製]
ふきのとうの70%エタノール抽出物、ならびにふきのとうの70%エタノール抽出物の水溶性画分および非水溶性画分を、以下のようにして調製した。詳細には、ふきのとうを水道水で洗った後、細かく刻み、日陰で1週間乾燥させ、水分を除去し、ふきのとうの乾燥体を得た。このようにして得られたふきのとうの乾燥体100gに、70体積%エタノール水溶液を1000ml加え、90℃で2時間抽出した。所定時間抽出した後、抽出液をろ過し、溶媒を減圧除去することによって、ふきのとうの70%エタノール抽出物を39.8g得た。
次に、このようにして得られた70%エタノール抽出物39.8gに、蒸留水200mlを加え、懸濁液を作製した。作製した懸濁液を4℃にて、16時間放置し、非水溶性成分を沈殿させた。沈殿物(非水溶性成分)を含む溶液を、3000rpmで15分間遠心し、上清および沈殿物をそれぞれ回収した。このうち、上清は溶媒を減圧除去することによって、ふきのとうの70%エタノール抽出物の水溶性画分37.1gを得た。また、沈殿物は真空ポンプで乾燥させることによって、ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分2.7gを得た。
このようにして得られたふきのとうの70%エタノール抽出物、ならびにふきのとうの70%エタノール抽出物の水溶性画分および非水溶性画分を、10mg/mlの濃度になるようにジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した。なお、ここで得られたふきのとうの70%エタノール抽出物DMSO溶液、ならびにふきのとうの70%エタノール抽出物の水溶性画分DMSO溶液および非水溶性画分DMSO溶液を、それぞれ、70%エタノール抽出物サンプル、水溶性画分サンプルおよび非水溶性画分サンプルと、称する。
上記にて得られた70%エタノール抽出物サンプル、水溶性画分サンプルおよび非水溶性画分サンプルについて、下記方法に従って、がん細胞増殖抑制効果の検討を行った。結果を下記表1に示す。
[がん細胞増殖抑制効果(抗がん活性)評価]
(白血病由来細胞に対する細胞増殖抑制効果)
ヒト慢性骨髄性白血病由来K562細胞を、10(v/v)%FBS含有RPMI1640培地を用いて、5体積%CO下で37℃で培養した。この培養細胞を、24ウェルプレートに1ウェルあたり5×10個になるように播種した後、上記で調製された各サンプルを、サンプルの最終濃度が10μg/mlとなるように1μl添加する。なお、コントロールは、溶媒のDMSOのみを1μl添加する。各サンプルまたはDMSO(コントロール)を添加してから48時間、K562細胞を、5体積%CO下で37℃で培養する。所定時間培養後、生存細胞数をトリパンブルー染色法により測定し、下記に示す式(1)により各サンプルの細胞増殖率(%)を算出する。なお、下記式(1)において、「各サンプルの生存細胞数」は各サンプルを添加・培養した際のK562細胞の生存細胞数を示し、「コントロールの生存細胞数」は、DMSOを添加・培養した際のK562細胞の生存細胞数を示す。
(がん由来細胞に対する細胞増殖抑制効果)
ヒト結腸腺がん由来DLD−1細胞およびヒト胃がん由来MKN45細胞を、それぞれ、10(v/v)%FBS含有RPMI1640培地を用いて、5体積%CO下で37℃で培養する。この培養細胞を、それぞれ、12ウェルプレートに1ウェルあたり1×10個になるように播種する。5体積%CO雰囲気下で37℃で24時間、各がん細胞を培養した後、上記で調製された各サンプルを、10μg/mlとなるように1μl添加する。なお、コントロールは、溶媒のDMSOのみを1μl添加する。各サンプルまたはDMSO(コントロール)を添加してから48時間、各がん細胞を、5体積%CO下で37℃で培養する。所定時間培養後、生存細胞数をトリパンブルー染色法により測定し、下記に示す式(2)により各サンプルの細胞増殖率(%)を算出した。なお、下記式(2)において、「各サンプルの生存細胞数」は各サンプルを添加・培養した際の各がん細胞の生存細胞数を示し、「コントロールの生存細胞数」は、DMSOを添加・培養した際の各がん細胞の生存細胞数を示す。
上記表1から、ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分サンプルは、ふきのとうの70%エタノール抽出物サンプルや70%エタノール抽出物の水溶性画分サンプルに比して、各種がん細胞に対して有意に高い細胞増殖抑制効果を示すことが分かる。上記結果から、白血病(骨髄性白血病)、大腸がん(結腸腺がん)および胃がんの細胞増殖を抑制できる有効成分がふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分サンプルに含まれると推測される。
このため、以下では、ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分サンプルに含まれる有効成分を特定した。
[ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分サンプルに含まれる抗がん作用を持つ成分の特定]
ふきのとうの70%エタノール抽出物の非水溶性画分を、以下のようにして調製した。詳細には、ふきのとうを水道水で洗った後、細かく刻み、日陰で1週間乾燥させ、水分を除去し、ふきのとうの乾燥体を得た。このようにして得られたふきのとうの乾燥体100gに、70体積%エタノール水溶液を1000ml加え、90℃で2時間抽出した。所定時間抽出した後、抽出物をろ過し、溶媒を減圧除去することによって、43.8gのふきのとうの70%エタノール抽出物を得た。
次に、このようにして得られた70%エタノール抽出物43.8gに、蒸留水100ml加えて懸濁させた後、懸濁液を分液ロートに移した。その後、この分液ロートに、n−ヘキサンを100ml加え、十分に振り、ヘキサン層と水層に分離させ、各層を回収した。回収した水層を再度分液ロートに入れ、新しいn−ヘキサンを100ml加え、十分に振り、分配し、各層を回収した。上記にて得られたヘキサン層をあわせて、このヘキサン層を減圧除去することによって、ヘキサン抽出物7.2gを得た。
次に、このヘキサン抽出物7.2gをヘキサン15mlで懸濁させて、シリカゲルカラムカラムクロマトグラフィーカラム(メルク株式会社製)に載置し、溶出した。なお、溶出は、ヘキサン(画分1)、ヘキサン:酢酸エチル=40:1(v/v)(画分2)、ヘキサン:酢酸エチル=20:1(v/v)(画分3)、ヘキサン:酢酸エチル=10:1(v/v)(画分4)、ヘキサン:酢酸エチル=5:1(v/v)(画分5)、および酢酸エチル(画分6)の各溶媒を1200mlずつ、上記順序にて用いて行った。ここで、ヘキサンで溶出した画分を画分1、ヘキサン:酢酸エチル=40:1(v/v)で溶出した画分を画分2とし、以下、各溶媒で溶出した画分を画分3から画分6とした。
上記にて得られた画分1〜6について、上記(白血病由来細胞に対する細胞増殖抑制効果)に記載の方法と同様にして、白血病(ヒト慢性骨髄性白血病由来K562細胞)に対する細胞増殖抑制効果を評価した。結果を下記表2に示す。
上記表2から、画分4〜6が他の画分に比して高いがん細胞増殖抑制効果を示すことがわかる。
このため、上記にて得られた画分4、5及び6をシリカゲルカラムクロマトにて精製を行い、分離された化合物について、上記と同様にして抗がん活性を評価した。
その結果、画分4から2種の有効成分(有効成分1、2)が、画分5から1種の有効成分(有効成分3)が、および画分6から1種の有効成分(有効成分4)が、それぞれ、単離された。これらの有効成分1〜4の構造をNMRによって同定した。その結果、有効成分1がペタシンであり、有効成分2がNeoペタシン(ネオペタシン)であり、有効成分3がS−ペタシンであり、有効成分4がNeo−S−ペタシン(ネオ−S−ペタシン)であることが分かった。なお、以下に各有効成分の構造を示す。
また、上記有効成分1〜4(ペタシン、ネオペタシン、S−ペタシン及びネオ−S−ペタシン)について、上記[抗がん活性評価]と同様にして、がん細胞増殖抑制効果の検討を行った。結果を下記表3に示す。
上記表3から、胃がんに対しては、ペタシンおよびネオペタシン(特にネオペタシン)が、高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有すると考察される。大腸がん(結腸腺がん)に対しては、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシン(特にペタシンおよびネオペタシン)が、高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有すると考察される。白血病(骨髄性白血病)に対しては、ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシン(特にネオペタシン)が、高い細胞増殖抑制効果(治療効果)を有すると考察される。また、これらの成分は、ふきのとう由来であるため、安全性が高いと考えられる。
[アポトーシス関連タンパク質発現量の評価]
(白血病細胞におけるアポトーシス関連タンパク質PARPの発現量の評価)
ヒト慢性骨髄性白血病由来K562細胞を、10%FBS含有RPMI1640培地を用いて、5体積%CO下で37℃で培養した。この培養細胞を、6ウェルプレートに1ウェルあたり5×10個になるように2ml播種した後、10mg/mlに調製したネオペタシンを、最終濃度が10μg/mlになるように2μl添加した。なお、コントロールは、溶媒のDMSOのみを2μl添加した。ネオペタシンもしくはDMSOを添加してから48時間、K562細胞を、5体積%CO下で37℃で培養した。所定時間培養後、K562細胞からタンパク質を回収し、ウエスタンブロットにてPARPのタンパク発現量を評価した。また、内部標準にはβ−actinを用いた。結果を図1に示す。
図1に示すように、ネオペタシンを添加した白血病細胞では、アポトーシス関連タンパク質であるPARPの切断によるCleaved formの発現量が増加していることが分かる。Cleaved formの増加は、アポトーシスに特質であるため、ネオペタシンを添加した白血病細胞では、アポトーシスが誘導されていることが分かる。
(胃がん細胞におけるアポトーシス関連タンパク質PARPの発現量の評価)
ヒト胃癌由来MKN45細胞を、10%FBS含有RPMI1640培地を用いて、5体積%CO下で37℃で培養した。この培養細胞を、6ウェルプレートに1ウェルあたり5×10個になるように2ml播種した。5体積%CO下で37℃で24時間、MKN45細胞を培養した後、10mg/mlに調製したネオペタシンを、最終濃度が10μg/mlになるように2μl添加した。なお、コントロールは、溶媒のDMSOのみを2μl添加した。ネオペタシンもしくはDMSOを添加してから48時間、MKN45細胞を、5体積%CO下で37℃で培養した。所定時間培養後、MKN45細胞からタンパク質を回収し、ウエスタンブロットにてPARPのタンパク発現量を評価した。また、内部標準にはβ−actinを用いた。結果を図1に示す。
図1に示すように、ネオペタシンを添加した胃がん細胞では、アポトーシス関連タンパク質であるPARPの切断によるCleaved formの発現量が増加していることが分かる。Cleaved formの増加は、アポトーシスに特質であるため、ネオペタシンを添加した胃がん細胞では、アポトーシスが誘導されていることが分かる。

Claims (7)

  1. ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含む、胃がん細胞増殖抑制剤。
  2. ネオペタシンを少なくとも含む、請求項1に記載の胃がん細胞増殖抑制剤。
  3. ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、大腸がん細胞増殖抑制剤。
  4. ペタシンおよびネオペタシンの少なくとも一方を含む、請求項3に記載の大腸がん細胞増殖抑制剤。
  5. ペタシン、S−ペタシン、ネオペタシンおよびネオ−S−ペタシンからなる群より選択される少なくとも一種を含む、白血病由来がん細胞増殖抑制剤。
  6. 前記白血病が骨髄性白血病である、請求項5に記載の白血病由来がん細胞増殖抑制剤。
  7. ネオペタシンを少なくとも含む、請求項5または6に記載の白血病由来がん細胞増殖抑制剤。
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