JP2018167630A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】面状支持体による着座者の荷重の弾性支持を安定して行えるようにすること。【解決手段】クッションフレーム3Fの枠部間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持する面状支持体10を有するシート1である。面状支持体10は、可撓性の面状部材11と、面状部材11の架橋される後端側の縁部をリヤパイプ3Fcに取り付ける取付具12と、を有する。取付具12が、リヤパイプ3Fcに取り付けられる第1取付部12Aと、面状部材11の架橋される後端側の縁部に取り付けられる第2取付部12Bと、第1取付部12Aと第2取付部12Bとの間を繋ぐ繋ぎ部12Cと、を有する。繋ぎ部12Cが、着座者の荷重の作用方向となる裏側に凹む形の曲げ部位12Caを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートフレームの枠部間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持する面状の面状支持体を有する乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、着座者の荷重を弾性的に支持するシートパッドがシートフレームの枠部間に架橋された面状の支持体によって裏側から面状に支持された構成が知られている(特許文献1)。上記面状支持体は、具体的には、布帛材等の可撓性の面状部材と、面状部材の両端側の縁部をシートフレームに引き込んだ状態に固定する引掛具と、を有する。上記引掛具は、具体的には、フック状の形に成形されたワイヤから成り、異音防止用の樹脂カバーが被せられた状態とされて丸パイプ材から成るシートフレームに引っ掛けられて固定されている。
特開2016−185752号公報
上記従来技術では、面状部材に着座者の荷重が入力されることで、引掛具が丸パイプ材から成るシートフレームに対して回転して、面状部材に掛けられる荷重が柔らかく受け止めるようになっている。しかし、上記引掛具が、上記回転した位置から樹脂カバーの摺動摩擦抵抗力により初期位置に戻されないことがあり、安定した支持力を発揮しにくい構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、面状支持体による着座者の荷重の弾性支持を安定して行えるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートフレームの枠部間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持する面状支持体を有する乗物用シートである。面状支持体は、可撓性の面状部材と、面状部材の架橋される端側の縁部をシートフレームの枠部に取り付ける取付具と、を有する。取付具が、シートフレームの枠部に取り付けられる第1取付部と、面状部材の架橋される端側の縁部に取り付けられる第2取付部と、第1取付部と第2取付部との間を繋ぐ繋ぎ部と、を有する。繋ぎ部が、着座者の荷重の作用方向となる裏側に凹む形の曲げ部位を有する。
この第1の発明によれば、面状部材に着座者の荷重が掛けられると、取付具の曲げ部位に曲げ応力が集中して、曲げ部位の曲げ変形を伴って面状部材が着座者の荷重を弾性的に受け止める状態となる。そして、上記の荷重が取り除かれた際には、曲げ部位の復元作用によって面状支持体が初期状態に安定的に戻される。したがって、面状支持体による弾性支持を繰り返して安定的に行うことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。第1取付部が、シートフレームの枠部に一体的に固定されている。
この第2の発明によれば、面状部材に着座者の荷重が掛けられた際に、取付具をシートフレームの枠部に対して変位させることなく曲げ部位に曲げ応力をより集中的に作用させられるようになる。したがって、面状支持体による弾性支持をより安定的に行うことができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。取付具が、面状部材の面内方向に延びる板状部材から成る。
この第3の発明によれば、取付具をワイヤのような形状幅の短い部材ではなく形状幅の長い板状部材で構成することで、曲げ部位の硬さ調整をより適切に行いやすくすることができる。また、板状部材から成る取付具によって、面状部材を幅方向の広い範囲に亘ってより適切に荷重分散させられる形で支持することができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 同平面図である。 図2のIII-III線断面図である。 面状支持体が着座者の荷重を受けて撓んだ状態を表した図3に対応する断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《シート1の概略構成について》
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図4を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の左右方向を指すものとする。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の座席として構成されており、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、不図示のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されて支持されている。シートクッション3は、車両のフロア上に、図示しない左右一対のスライドレールを間に介して連結された状態とされている。
上述したシートクッション3は、その骨格を成す金属製のクッションフレーム3Fと、クッションフレーム3Fの上部にセットされて着座者の荷重を弾性的に受け止める発泡ウレタン製のクッションパッド3Pと、クッションパッド3Pの表面全体に被せ付けられてシートクッション3の意匠面を構成するファブリック製のクッションカバー3Cと、によって概略構成されている。上述したクッションフレーム3Fには、その前後の枠部間に、上述したクッションパッド3Pの中央領域を下方側から広く面状に支持することのできる面状支持体10が架橋されている。ここで、上述したクッションフレーム3Fが本発明の「シートフレーム」に相当する。
《クッションフレーム3Fの構成について》
上述したクッションフレーム3Fは、シートクッション3の左右両サイドの側部骨格を成す左右一対の立板状のサイドフレーム3Faと、各サイドフレーム3Faの前部間に架橋されてシートクッション3の前部骨格を成す丸パイプ状のフロントパイプ3Fbと、各サイドフレーム3Faの後部間に架橋されてシートクッション3の後部骨格を成す丸パイプ状のリヤパイプ3Fcと、によって構成されている。そして、上述したフロントパイプ3Fbとリヤパイプ3Fcとの間には、上述した面状支持体10が高さ方向に面を向けた形で前後方向に張設された状態として架橋されている。
上記構成により、クッションフレーム3Fは、その上部にセットされたクッションパッド3Pの下面部を上述した各サイドフレーム3Faとフロントパイプ3Fbとリヤパイプ3Fcとによって周囲側から強く支持することができるようになっている。そして、上記クッションフレーム3Fの前後の枠部間に架橋された面状支持体10によって、クッションパッド3Pの中央下面部が下方側から広く面状に当てられて支持されるようになっている。ここで、上述したフロントパイプ3Fbとリヤパイプ3Fcとがそれぞれ本発明の「枠部」に相当する。
《面状支持体10の構成について》
面状支持体10は、図1〜図2に示すように、平面視略矩形状を成すファブリック製の面状部材11と、面状部材11の前後側の各縁部を上述したフロントパイプ3Fbとリヤパイプ3Fcとにそれぞれ取り付けた状態に保持する金属製板状の各取付具12と、によって構成されている。上述した面状部材11は、緯糸が伸張性の低いPET樹脂から成り、経糸が緯糸よりは伸張性のあるPTT樹脂から成る略均一な組織を持つ織物(編み物であってもよい)によって形成されている。
上述した面状部材11には、その前後側の各縁部に沿って、各縁部が裏側に折り返されて筒状に内部に通し孔を有する形に縫合された通し部11Aが形成されている。これら通し部11Aは、それぞれ、面状部材11のシート幅方向において、着座者の座骨結節の間に位置する中央域10Aと、同中央域10Aの左右両側の座骨結節の略直下位置となる左右2箇所のサイド域10Bとで、互いの間にスリット11Bが入れられてシート幅方向に切り離された構成とされている。上述した各サイド域10Bの通し部11Aは、中央域10Aの通し部11Aよりもシート幅方向に長尺な長さに設定されている。
上述した面状部材11は、図2〜図3に示すように、上述した前後の各通し部11A内にそれぞれCリング状に折り曲げられた形状を持つ取付ワイヤ11Cが通されており、各取付ワイヤ11Cが各取付具12の後述する第2取付部12Bに対してそれぞれ取付ボルト11Dによって一体的に締結されて固定されることにより、各取付具12に取り付けられた状態とされている。各取付具12は、それぞれ、上述したフロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcに対して一体的に巻き付けられた状態に取り付けられる第1取付部12Aと、上述した面状部材11の前側や後側の縁部に取り付けられる第2取付部12Bと、これら第1取付部12Aと第2取付部12Bとの間を繋ぐ繋ぎ部12Cと、を有した構成とされている。
上述した第1取付部12Aは、図3に示すように、略C字板状に曲げられた形とされて、そのC字の内部に上述したフロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcが嵌め込まれた状態で、そのC字の両端が固定ボルト12Aaによって閉じられた状態に締結されることにより、フロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcに対して強固に一体的に固定された状態とされている。詳しくは、上述した第1取付部12Aは、そのフロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcを取り囲む内周面部に滑り止め用のゴム12Abが取り付けられており、同ゴム12Abを介してフロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcに強固に押し当てられて回転止めされた状態に固定された状態とされている。
第2取付部12Bは、上述したフロントパイプ3Fbやリヤパイプ3Fcに取り付けられた第1取付部12Aから、フロントパイプ3Fbに対して後方側又はリヤパイプ3Fcに対して前方側へ向かってそれぞれ高さ方向に面を向けた形で略平板状の形に張り出す構成とされている。上述した第2取付部12Bには、その上面部に、上述した面状部材11の前側や後側の縁部(通し部11A)に通された各取付ワイヤ11Cがセットされて、これら取付ワイヤ11Cが取付ボルト11Dによりそれぞれ一体的に締結されて固定されている。
繋ぎ部12Cは、上述した第1取付部12Aと第2取付部12Bとの間を断面厚の一定な1枚の板形状で繋ぐ構成とされている。上述した繋ぎ部12Cは、その第1取付部12Aと第2取付部12Bとの間を繋ぐ中間箇所に、着座者の荷重の作用方向となる裏側(下側)に向かって溝状に凹む形に曲げられた曲げ部位12Caを有する構成とされている。上記構成により、繋ぎ部12Cは、図3に示すように、シートクッション3に着座者の荷重が入力される前の常時は、その曲げ剛性により、第2取付部12Bを第1取付部12Aと略同じ高さ位置に保持して、前後の取付具12によって面状部材11に前後側から引張るテンションを掛けた状態に保持されるようになっている。
しかし、上記繋ぎ部12Cは、図4に示すように、上述したシートクッション3に着座者の荷重が掛けられた際には、上述した面状部材11を介して第2取付部12Bから下方向に曲げ撓まされる荷重入力を受けて、その局所的に凹状に曲げられた曲げ部位12Caに下方向の曲げ応力が集中的に掛けられて第1取付部12Aを支点にその凹形状を開く形に下方向に曲げ撓まされるようになっている。
したがって、上記曲げ部位12Caの曲げ変形により、面状部材11に掛けられる着座者の荷重が、弾性的に軟らかく受け止められることとなる。上述した各取付具12は、面状部材11に掛けられていた着座者の荷重が取り除かれることにより、再び図3に示すように、上述した曲げ部位12Caの曲げ撓まされていた状態が弾性的な復元作用によって初期状態に戻されるようになっている。
ところで、図2に示すように、上述した各取付具12は、上述した面状部材11の各通し部11Aと同様に、着座者の座骨結節の間に位置するシート幅方向の中央域10Aと、同中央域10Aの左右両側の座骨結節の略直下位置となる左右2箇所のサイド域10Bとで、互いの間にスリット12Dが入れられてシート幅方向に切り離された構成とされている。具体的には、上述した各取付具12は、上述した各スリット12Dによって、上述した繋ぎ部12Cと第2取付部12Bとが上述した中央域10Aと各サイド域10Bとでシート幅方向に完全に切り離された構成とされている。
そして、上述した各取付具12の各スリット12Dによってシート幅方向に切り離された関係となる中央域10Aの第2取付部12Bと各サイド域10Bの第2取付部12Bとに対し、上述した面状部材11の前後側の各縁部の同じく各スリット12Dによってシート幅方向に切り離された中央域10Aの通し部11Aと各サイド域10Bの通し部11Aとが、それぞれ、上述した各取付ワイヤ11Cを介して個別に取り付けられた状態とされている。このような構成とされていることにより、面状部材11は、上述した各取付具12によって前後両側から、それぞれ、シート幅方向の中央域10Aと両サイド域10Bとで個別に弾性支持されるようになっている。
上記構成により、面状部材11は、そのシート幅方向の両サイド域10Bが、着座者の座骨結節から大きな荷重入力を受けて各取付具12の両サイド域10Bを下方側へ大きく曲げ撓ませるように下方側に沈み込まされても、各取付具12の中央域10Aをそれに合わせて下方側に大きく曲げ撓ませるがないようになっている。したがって、面状部材11は、上記荷重の作用を受けても、その中央域10Aが下方側に大きく沈み込まされることがないことから、着座者の座骨結節の間の中間領域を着座者の身体の形に合わせるように中央域10Aを各サイド域10Bよりも持ち上げた形で支持することができ、着座者の荷重を適切に面内方向に分散させて受け止めることができるようになっている。
より詳しくは、上述した各取付具12の各サイド域10Bは、上述した中央域10Aよりもシート幅方向に長尺な長さを持つ形となるように各スリット12Dによって切り離された構成とされている。上記構成により、各取付具12の各サイド域10Bは、上述した中央域10Aよりも高い曲げ剛性を備えた構成とされており、着座者の座骨結節から入力される大きな荷重を、適度な硬さで弾性的な曲げ変形を伴って適切に受け止めることができるようになっている。
なお、上述した各取付具12の硬さは、各取付具12の板厚を変えたり、各スリット12Dによってシート幅方向に切り分けられる幅の長さを変えたり、あるいは必要箇所に焼入れ等の熱処理を行うことなどによって適宜部分的に調節することが可能となっている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、シートフレーム(クッションフレーム3F)の枠部(フロントパイプ3Fb又はリヤパイプ3Fc)間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持する面状支持体(面状支持体10)を有する乗物用シート(シート1)である。面状支持体(面状支持体10)は、可撓性の面状部材(面状部材11)と、面状部材(面状部材11)の架橋される端側の縁部をシートフレーム(クッションフレーム3F)の枠部(フロントパイプ3Fb又はリヤパイプ3Fc)に取り付ける取付具(取付具12)と、を有する。
取付具(取付具12)が、シートフレーム(クッションフレーム3F)の枠部(フロントパイプ3Fb又はリヤパイプ3Fc)に取り付けられる第1取付部(第1取付部12A)と、面状部材(面状部材11)の架橋される端側の縁部に取り付けられる第2取付部(第2取付部12B)と、第1取付部(第1取付部12A)と第2取付部(第2取付部12B)との間を繋ぐ繋ぎ部(繋ぎ部12C)と、を有する。繋ぎ部(繋ぎ部12C)が、着座者の荷重の作用方向となる裏側に凹む形の曲げ部位(曲げ部位12Ca)を有する。
このような構成とされていることにより、面状部材(面状部材11)に着座者の荷重が掛けられると、取付具(取付具12)の曲げ部位(曲げ部位12Ca)に曲げ応力が集中して、曲げ部位(曲げ部位12Ca)の曲げ変形を伴って面状部材(面状部材11)が着座者の荷重を弾性的に受け止める状態となる。そして、上記の荷重が取り除かれた際には、曲げ部位(曲げ部位12Ca)の復元作用によって面状支持体(面状支持体10)が初期状態に安定的に戻される。したがって、面状支持体(面状支持体10)による弾性支持を繰り返して安定的に行うことができる。
また、第1取付部(第1取付部12A)が、シートフレーム(クッションフレーム3F)の枠部(フロントパイプ3Fb又はリヤパイプ3Fc)に一体的に固定されている。このような構成とされていることにより、面状部材(面状部材11)に着座者の荷重が掛けられた際に、取付具(取付具12)をシートフレーム(クッションフレーム3F)の枠部(フロントパイプ3Fb又はリヤパイプ3Fc)に対して変位させることなく曲げ部位(曲げ部位12Ca)に曲げ応力をより集中的に作用させられるようになる。したがって、面状支持体(面状支持体10)による弾性支持をより安定的に行うことができる。
また、取付具(取付具12)が、面状部材(面状部材11)の面内方向に延びる板状部材から成る。このような構成とされていることにより、取付具(取付具12)をワイヤのような形状幅の短い部材ではなく形状幅の長い板状部材で構成することで、曲げ部位(曲げ部位12Ca)の硬さ調整をより適切に行いやすくすることができる。また、板状部材から成る取付具(取付具12)によって、面状部材(面状部材11)を幅方向の広い範囲に亘ってより適切に荷重分散させられる形で支持することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、本発明の構成は、シートクッションの他、シートバックやヘッドレストやオットマン等の他のシート構成部材に対しても適用することができるものである。また、面状支持体は、シートフレームの枠部間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持するものであればよく、シートフレームの前後(シートクッションの場合)や上下(シートバックの場合)の枠部間の他、左右の枠部間に架橋されるものであってもよい。また、上記面状支持体は、着座者の身体を弾性的に支持するシートパッドを介することなく着座者の身体を受け止めるように設けられるものであってもよい。また、面状体は、皮革材等のファブリック材以外の可撓性の面状部材から成るものであってもよい。
また、取付具は、面状部材の面内方向に延びる板状部材から成るものの他、ワイヤ等の形状幅の短い部材から成るものであってもよい。また、取付具の繋ぎ部に形成される曲げ部位は、U字状に湾曲した形に曲げられる形状とされるものの他、V字状に折れ曲がった形に形成されるものであってもよく、波打ち状に繰り返し曲げられるような形状とされたものであってもよい。取付具は、樹脂材や複合材等の金属材以外の材料から成るものであってもよい。また、取付具の取り付けられるシートフレームの枠部は、丸パイプ材に限らず、角パイプ材やパネル材等の他の形状部材から成るものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム(シートフレーム)
3Fa サイドフレーム
3Fb フロントパイプ(枠部)
3Fc リヤパイプ(枠部)
3P クッションパッド
3C クッションカバー
10 面状支持体
10A 中央域
10B サイド域
11 面状部材
11A 通し部
11B スリット
11C 取付ワイヤ
11D 取付ボルト
12 取付具
12A 第1取付部
12Aa 固定ボルト
12Ab ゴム
12B 第2取付部
12C 繋ぎ部
12Ca 曲げ部位
12D スリット

Claims (3)

  1. シートフレームの枠部間に架橋されて着座者の荷重を裏側から面状に支持する面状支持体を有する乗物用シートであって、
    前記面状支持体は、可撓性の面状部材と、該面状部材の架橋される端側の縁部を前記シートフレームの枠部に取り付ける取付具と、を有し、
    前記取付具が、前記シートフレームの枠部に取り付けられる第1取付部と、前記面状部材の架橋される端側の縁部に取り付けられる第2取付部と、前記第1取付部と前記第2取付部との間を繋ぐ繋ぎ部と、を有し、該繋ぎ部が、着座者の荷重の作用方向となる裏側に凹む形の曲げ部位を有する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記第1取付部が、前記シートフレームの枠部に一体的に固定されている乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記取付具が、前記面状部材の面内方向に延びる板状部材から成る乗物用シート。
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