JP2018166521A - 害虫防除製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】害虫防除効果が長期にわたり持続する害虫防除製品の新たな使用方法を提供することを課題とする。
【解決手段】害虫防除成分と熱可塑性樹脂とを含有する繊維を備え、前記繊維によってネット状に形成されており、前記害虫防除成分は、25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下である、害虫防除製品。
【選択図】図1

Description

本発明は、害虫防除製品に関する。
従来、熱可塑性樹脂に害虫防除成分を含有させた害虫防除製品が知られている。このような害虫防除製品によれば、熱可塑性樹脂からブリードする害虫防除成分によって、害虫を防除することができる。
例えば、特許文献1には、害虫防除成分と熱可塑性樹脂とを含有する繊維を備え、前記繊維によってネット状に形成されている害虫防除製品が記載されている。このような害虫防除製品は、ネット状に形成されていることによって、取り付けられる物などの形状及び大きさに関わらず取り付け易くなっており、また、通気性を確保しつつ害虫を防除することができる。
特開2008−13508号公報 特開2015−71548号公報
特許文献1に記載されたような害虫防除製品は、害虫防除効果が長期にわたり持続することが知られており、その使用方法としては、例えば、特許文献1に記載されている蚊帳等のネットに用いる方法や、特許文献2に記載されている養生メッシュ、メッシュシェード、家庭雑貨シート等のネットに用いる方法が知られている。
本発明は、害虫防除効果が長期にわたり持続する害虫防除製品の新たな使用方法を提供することを課題とする。
本発明に係る害虫防除製品は、
害虫防除成分と熱可塑性樹脂とを含有する繊維を備え、
前記繊維によってネット状に形成されており、
前記害虫防除成分は、25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下である。
本発明によれば、種々の用途に使用することができ、比較的長期にわたり害虫防除成分による害虫防除効果が持続する害虫防除製品を提供することができる。
図1は本実施形態に係る害虫防除製品の一部を拡大した平面図である。 図2は使用例1に係る、害虫防除製品が使用された窓用の網戸を示す。 図3は使用例2に係る、害虫防除製品が使用されたドア用の網戸を示す。 図4は使用例3に係る、害虫防除製品が使用された換気装置用の換気口カバーを示す。 図5は使用例4に係る、害虫防除製品が使用されたガラリを示す。 図6は使用例5に係る、害虫防除製品が使用されたノレンを示す。 図7は使用例6に係る、害虫防除製品が使用されたブースを示す。 図8は使用例7に係る、害虫防除製品が使用された間仕切り用のカーテンを示す。 図9は使用例8に係る、害虫防除製品が使用された原料カバーを示す。 図10は使用例9に係る、害虫防除製品が使用された空調機カバーを示す。 図11は使用例10に係る、害虫防除製品が使用されたロールブラインドを示す。 図12は使用例11に係る、害虫防除製品が使用された窓用のカーテンを示す。 図13は使用例12に係る、害虫防除製品が使用された照明カバーを示す。 図14は使用例13に係る、害虫防除製品が使用された食材保護具を示す。 図15は使用例14に係る、害虫防除製品が使用された集水桝及び排水溝蓋カバーを示す。 図16は使用例15に係る、害虫防除製品が使用されたゴミ置き場ネットを示す。 図17は使用例16に係る、害虫防除製品が使用された外周フェンスを示す。 図18は使用例17に係る、害虫防除製品が使用されたテントを示す。 図19は使用例18に係る、害虫防除製品が使用された、畜舎に取り付けられた網戸を示す。 図20は使用例19に係る、害虫防除製品が使用された樹木保護カバーを示す。 図21は使用例20に係る、害虫防除製品が使用された農作物保護カバーを示す。 図22は使用例21に係る、害虫防除製品が使用された果実カバーを示す。 図23は使用例22に係る、害虫防除製品が使用された腕カバーを示す。 図24は使用例24に係る、害虫防除製品が使用されたペット保護具としての腹部カバーを示す。
以下、図1を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る害虫防除製品について説明する。
本実施形態に係る害虫防除製品は、害虫防除成分と熱可塑性樹脂とを含有する繊維を備え、前記繊維によってネット状に形成されており、前記害虫防除成分は25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下である。
なお、ネット状に形成された害虫防除製品は、一部が木綿や絹等の天然繊維、害虫防除成分を含まない樹脂繊維を含んでいてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る害虫防除製品1は、繊維101によって略均一な形状の複数の網目102が構成されてネット状に形成されている。ネット状に形成された害虫防除製品1は、複数の網目102を形成するようにラッセル編み、トリコット編み若しくはメリヤス編み等の従来公知の方法によって編成され、又は、平織等で織成されることによって構成されている。
網目102それぞれは、害虫が繊維101の表面に接触することなく通過することができず、且つ、通気性を有するように形成されている。より具体的には、網目102一つ当たりの空隙面積が、好ましくは2〜65mmに設定されており、より好ましくは2〜36mmに設定されており、さらに好ましくは8〜25mmに設定されている。
本実施形態では、各網目の形状は六角形状である。この場合、最大内径は、通常1〜5mmに設定されており、好ましくは2〜4mmに設定されている。
また、各網目の形状は、四角形状であってもよく、この場合、最大内径は、通常1.5〜5mmに設定されており、好ましくは2〜4mmに設定されている。
繊維101は、通常、モノフィラメントである。繊維101の太さは、100〜400デニールに設定されており、好ましくは120〜200デニールに設定されている。また、繊維101の線径は、100〜500μmに設定されている。
このような繊維101によってネットが形成された害虫防除製品1は、使用される場所に取り付け易くなっている。
繊維101は、熱可塑性樹脂を含有する。熱可塑性樹脂としては、オレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート又はポリ乳酸等を挙げることができる。
繊維101には、熱可塑性樹脂と熱可塑性エラストマー等との混合物が含有されてもよい。
これらの熱可塑性樹脂及び熱可塑性エラストマーは、それぞれ2種以上が混合されて含有されてもよく、用いる害虫防除成分の種類、含有量等に応じて適宜選択される。
オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン(低密度ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含む)、超低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)、エチレンと炭素原子数3以上のα−オレフィンとの共重合体等のポリエチレン共重合体樹脂、プロピレン単独重合体、プロピレンと炭素原子数4以上のα−オレフィンとのランダム共重合体やブロック共重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等のエチレン性不飽和結合を有するカルボン酸誘導体とエチレンとの共重合体等の単独あるいはこれらの混合物が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー等が挙げられ、オレフィン系熱可塑性エラストマーとしては、エチレン又はプロピレンを主成分とするエラストマーが挙げられ、スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、ポリスチレンブロックとポリイソプレンブロック及び/又はポリブタジエンブロックとのブロック共重合体並びにその水素添加物が挙げられる。
繊維101は、25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下の害虫防除成分(以下、単に害虫防除成分と記す場合もある)を含有する。
害虫防除成分としては、25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下の害虫防除成分であれば特に限定されるものではないが、例えば、ペルメトリン、シペルメトリン、シフェノトリン、d−フェノトリン、レスメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、エトフェンプロクス、トラロメトリン、デルタメトリン、シラフルオフェン、ビフェントリン等のピレスロイド化合物やその他の害虫防除成分が挙げられる。この中でも、ペルメトリン又はデルタメトリンが好ましく用いられる。
本実施形態の害虫防除製品1では、害虫防除成分が繊維101の表面にブリードし、害虫が該表面において害虫防除成分と接触することによって、害虫防除効果を奏する。
このような害虫防除成分は、揮散性が低いことによって、該表面にブリードした後も速やかに揮散することなく留まるため、繊維101内からの更なる害虫防除成分のブリードが抑制される。従って、本実施形態に係る害虫防除製品1は、例えば数年間にわたり害虫防除効果が発揮され得る。
害虫防除成分の含有量は、その種類、用途、使用期間等によっても異なるものであるが、具体的には害虫防除製品1の重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%であり、さらに好ましくは2重量%である。
上記のように、本実施形態に係る害虫防除製品1に含有される害虫防除成分は、繊維101の表面にブリードすることにより害虫防除効果を奏するが、その使用時における害虫防除製品1の繊維101表面全体に存在する害虫防除成分量は、害虫防除製品1kg当たり通常0.03〜3g程度である。
なお、害虫防除製品1の繊維101表面全体に存在する害虫防除成分量は、害虫防除製品1をアセトンやキシレン等の有機溶媒で洗浄処理後、例えば、ガスクロマトグラフィーを使用して、該有機溶媒中に溶出された害虫防除成分量を測定することにより容易に求めることができる。
繊維101は、害虫防除成分の効果を向上させる共力剤を含有していてもよい。このような共力剤としては、ピペロニルブトキシドが挙げられる。
繊維101は、粉状担体がさらに含有されていてもよい。このような粉状担体としては、タルク、カオリン、クレー、シリカ系微粒子、カーボン、デキストリン類等の微粉末状担体が挙げられる。
粉状担体の平均粒径は、通常0.01〜40μmであり、好ましくは0.03〜20μmである。
粉状担体の害虫防除製品1に対する含有量は、適切なブリード性やその害虫防除効果等を考慮の上で決定されるものであるが、通常0.01〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
繊維101には、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、滑剤等の熱可塑性樹脂の使用に際して通常配合され得る一般的な配合剤が適宜配合されていてもよい。
本実施形態の害虫防除製品1は、種々の害虫に対して効果を発揮する。例えば、以下に示される害虫を防除するために用いられる。
ハエ目害虫:アカイエカ、ネッタイイエカ、ヒトスジシマカ、オオクロヤブカ、シナハマダラカ、チカイエカ、ネッタイイエカ等のカ科、キアシオオブユ、ツメトゲツユブユ等のブユ科、ウシアブ、アカウシアブ、イヨシロオビアブ等のアブ科、アメリカミズアブ等のミズアブ科、イエバエ、オオイエバエ、サシバエ、ノサシバエ等のイエバエ科、オオクロバエ、ケブカクロバエ、ヒロズキンバエ等のクロバエ科、センチニクバエ等のニクバエ科、ヒメイエバエ等のヒメイエバエ科、オオキモンノミバエ、クサビノミバエ等のノミバエ科、オオチョウバエ、ホシチョウバエ等のチョウバエ科、キイロショウジョウバエ等のショウジョウバエ科、チビクロバネキノコバエ等のクロバネキノコバエ科、トビモンナミキノコバエ等のキノコバエ科、タマバエ科、トゲハネバエ科、クロコバエ科、ハマベハヤトビバエ等のハヤトビバエ科、ヒメセアカケバエ、ハグロケバエ等のケバエ科、ナガサキニセケバエ等のニセケバエ科、ヤマトクロコバエ、ナミクロコバエ等のクロコバエ科、オオユスリカ、セスジユスリカ、アカムシユスリカ、ハイイロユスリカ等のユスリカ科、ガガンボ科等;
カメムシ目害虫:ヒメトビウンカ、トビイロウンカ等のウンカ科、ツマグロヨコバイ等のヨコバイ科、ワタアブラムシ、モモアカアブラムシ等のアブラムシ科、シラホシカメムシ、クサギカメムシ、マルカメムシ等のカメムシ科、ホソヘリカメムシ等のホソヘリカメムシ科、オンシツコナジラミ等のコナジラミ科、トコジラミ、ネッタイトコジラミ等のトコジラミ科等;
チョウ目害虫:ノシメマダラメイガ、スジコナマダラメイガ、ニカメイガ、コブノメイガ等のメイガ科、ハスモンヨトウ、アワヨトウ等のヤガ科、マメシンクイガ、コドリンガ等のハマキガ科、モモシンクイガ等のシンクイガ科、ホソガ科、ハモグリガ科、マイマイガ、チャドクガ等のドクガ科、コナガ等のコナガ科、モンシロチョウ等のシロチョウ科、キバガ科、ヒトリガ科、イラガ科、スズメガ科、イガ、コイガ等のヒロズコガ科、コウモリガ科、ボクトウガ科、スカシバ科等;
ハチ目害虫:コガタスズメバチ、キアシナガバチ等のスズメバチ科、イエヒメアリ、アルゼンチンアリ、クロヤマアリ、クロオオアリ、アミメアリ、ヒアリ、アカカミアリ等のアリ科等;
コウチュウ目害虫:コクヌストモドキ、ヒラタコクヌストモドキ、ガイマイゴミムシダマシ、コメノゴミムシダマシ、クロゴミムシダマシ等のゴミムシダマシ科、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシ等のカツオブシムシ科、タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシ等のシバンムシ科、コクゾウムシ、マメゾウムシ等のゾウムシ科、ニセセマルヒョウホンムシ、ナガヒョウホンムシ等のヒョウホンムシ科、アオバアリガタハネカクシ、ヒゲブトハネカクシ、コガシラハネカクシ等のハネカクシ科、ノコギリヒラタムシ、カクムネチビヒラタムシ等のヒラタムシ科、ヒメマキムシ、スジタカヒメマキムシ、ムナビロヒメマキムシ等のヒメマキムシ科、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、アオドウガネ、マメコガネ、ナガチャコガネ、クロマルコガネ、カナブン、シロテンハナムグリ等のコガネムシ科等;
チャタテムシ目害虫:コチャタテ、ヒラタチャタテ、カツブシチャタテ、ウスグロチャタテ等;
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ等のチャバネゴキブリ科、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、トウヨウゴキブリ等のゴキブリ科、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリ等のシロアリ科等;
バッタ目害虫:エンマコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ等のコオロギ科、カマドウマ等のカマドウマ科、ケラ等のケラ科等;
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ネギアザミウマ等のアザミウマ科;
ノミ目害虫:ネコノミ、イヌノミ、ネズミノミ、ヒトノミ等;
シミ目害虫:ヤマトシミ、セイヨウシミ等;
ダニ目害虫:コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ等のチリダニ科、ケナガコナダニ等のコナダニ科、ミナミツメダニ等のツメダニ科、ミミヒゼンダニ、ヒゼンダニ等のヒゼンダニ科、ニキビタニ科、イエササラダニ科、イエダニ、トリサシダニ等のオオサシダニ科、
ワクモ等のワクモ科、アカツツガムシ等のツツガムシ科、フタトゲチマダニ、キチマダ
ニ、アメリカイヌカクマダニ、ブラックレッグドチック、アメリカキララマダニ、クリイロコイタマダニ、オウシマダニ等のマダニ科、アカベアナタカラダニ等のタカラダニ科等;
トビムシ目害虫:アヤトビムシ、マルトビムシ、ムラサキトビムシ、トゲチビムシ、シロトビムシ等;
クモ目害虫:セアカゴケグモ等のヒメグモ科、アシダカグモ等のアシダカグモ科、ユウレイグモ科、オオツチグモ科、シボグモ科、コモリグモ科、ハエトリグモ科、イトグモ科、コガネグモ科、ウシオグモ科、ジョロウグモ科、カニグモ科等;
オビヤスデ目害虫:ヤケヤスデ、アカヤスデ等のヤケヤスデ科等;
ワラジムシ目害虫:ワラジムシ等のワラジムシ科、オカダンゴムシ等のオカダンゴムシ科;
ムカデ綱害虫:ゲジ等のゲジ科、トビズムカデ等のオオムカデ科、イッスンムカデ等のイッスンムカデ科等;
腹足綱害虫:チャコウラナメクジ、キイロコウラナメクジ等のコウラナメクジ、ナメクジ等のナメクジ科、ミスジマイマイ等のオナジマイマイ科等。
次に、本実施形態に係る繊維101の製造方法について説明する。
繊維101の製造方法としては、まず、所要量の熱可塑性樹脂と所要量の害虫防除成分とを溶融混練して樹脂組成物を製造する。あるいは、所要量の熱可塑性樹脂のうちの一部と所要量の害虫防除成分とを予め溶融混合してマスターバッチを製造し、次に該マスターバッチと熱可塑性樹脂の残部とを溶融混練して樹脂組成物を製造してもよい。
マスターバッチを経由する方法においては、マスターバッチを製造する工程に用いる熱可塑性樹脂と、マスターバッチから本樹脂組成物を製造する工程に用いる熱可塑性樹脂とは同一であっても異なっていてもよい。例えば、マスターバッチを製造する工程においては直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用い、次いでマスターバッチから樹脂組成物を製造する工程においては高密度ポリエチレンを用いてもよい。
樹脂組成物に粉状担体を含有させる方法としては、樹脂組成物の前記製造方法の各工程において、害虫防除成分と熱可塑性樹脂との溶融混練時に、併せて粉状担体とを混合する方法が挙げられ、また、害虫防除成分と粉状担体とを予め混合して害虫防除成分担持体とし、次いで、熱可塑性樹脂に害虫防除成分担持体を溶融混合する方法が挙げられる。より詳しくは、害虫防除成分と粉状担体とを予め混合して得られる害虫防除成分担持体と所要量の熱可塑性樹脂のうちの一部とを溶融混合してマスターバッチを製造し、次に該マスターバッチと熱可塑性樹脂の残部とを溶融混練して樹脂組成物を製造する方法が挙げられる。
次に、得られた樹脂組成物を公知の方法に従って、例えば、溶融紡糸する。これによって、繊維101を容易に製造することができる。
なお、害虫防除成分以外の材料を用いて樹脂組成物を製造し、繊維状にした後、害虫防除成分をコーティング又は含侵することによって繊維101を製造してもよい。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明する。
(実施例1)
工程1:
粉状担体として多孔質シリカ16.95重量部、害虫防除成分としてペルメトリン(純度97.0%、住友化学株式会社製)31.76重量部、ステアリン酸亜鉛20.00重量部及び酸化防止剤としてジブチルヒドロキシトルエン1.08重量部を高速ミキサーに投入し、50℃で混合撹拌することによって、シリカ含侵カプセルを調製した。
工程2:
工程1において得られたシリカ含侵カプセル69.80重量部及び低密度ポリエチレン134.30重量部を定量フィーダーにより二軸押し出し機に投入し、溶融混練した後、押し出し、所定サイズに切断することによって、害虫防除成分を含有する樹脂ペレット(直径:3mm、長さ:3mm)を製造した。
工程3:
工程2において得られた樹脂ペレット13.57重量部、高密度ポリエチレン(密度0.953g/cm、MFR0.95g/10min)85.43重量部及び黒色顔料1.0重量部をドランブレンドし、所定のシリンダー温度で溶融紡糸、延伸(延伸倍率9.5倍)することによって、害虫防除成分を含有するモノフィラメント繊維組成物(155デニール)を得た。
工程4:
工程3において得られた繊維組成物を、ラッセル編み機によって四角形状の網目を有するネット状に形成し、害虫防除製品P1を作製した。
得られたP1の詳細は、以下の通りであった。
単位面積当たりの重量:75g/m
網目の形状:四角形状
網目の最大内径:3.5mm
ペルメトリン含有量:2.04%(ガスクロマトグラフィーによる分析)
網目一つ当たりの空隙面積:6.25mm
洗濯耐久性:98.8%(Wash resistance index, CIPAC MT−195)
(実施例2)
実施例1と同様にしてメッシュサイズの異なる害虫防除製品P1’を作製した。得られたP1’の詳細は、以下の通りであった。
網目の形状:四角形状
網目の最大内径:3.0mm
ペルメトリン含有量:2%(ガスクロマトグラフィーによる分析)
網目一つ当たりの空隙面積:4.50mm
(実施例3)
工程3において樹脂ペレット75.81重量部、高密度ポリエチレン490.49重量部、白色顔料1.71重量部及び青色顔料2.00重量部とし、工程4において網目の形状を六角形とした以外は、実施例1と同様にして害虫防除製品P2を作製した。尚、得られたモノフィラメント繊維組成物の太さは160デニールであった。
また、得られたP2の詳細は、以下の通りであった。
単位面積当たりの重量:40g/m
網目の形状:六角形状
網目の最大内径:3.5mm
ペルメトリン含有量:2.01%(ガスクロマトグラフィーによる分析)
網目一つ当たりの空隙面積:7.85mm
洗濯耐久性:99.0%(Wash resistance index, CIPAC MT−195)
(実施例4)
工程1:
粉状担体として多孔質シリカ17.70重量部、害虫防除成分としてペルメトリン(純度97.0%、住友化学株式会社製)21.75重量部、共力剤としてピペロニルブトキシド12.34重量部、ステアリン酸亜鉛13.71重量部、酸化防止剤としてジブチルヒドロキシトルエン0.74重量部及び加工安定化剤(スミライザーGP、住友化学株式会社製)2.1重量部をスーパーミキサーに投入し、50℃で撹拌することによって、シリカ含侵カプセルを調製した。
工程2:
工程1において得られたシリカ含侵カプセル68.34重量部及び低密度ポリエチレン135.76重量部を定量フィーダーによって二軸押し出し機に投入し、溶融混練した後、押し出し、所定サイズに切断することによって、害虫防除成分を含有する樹脂ペレット(直径:3mm、長さ:3mm)を製造した。
工程3:
工程2において得られた樹脂ペレット18.77重量部、直鎖状低密度ポリエチレン39.974重量部、高密度ポリエチレン(密度0.954g/cm、MFR0.95g/10min)白色顔料0.636重量部をドランブレンドし、所定のシリンダー温度で溶融紡糸、延伸(延伸倍率9.0倍)することによって、害虫防除成分を含有するモノフィラメント繊維組成物(150デニール)を得た。
工程4:
工程3において得られた繊維組成物を、ラッセル編み機によって六角形状の網目を有するネット状に形成し、害虫防除製品P3を作製した。
得られたP3の詳細は、以下の通りであった。
単位面積当たりの重量:39g/m
網目の形状:六角形状
網目の最大内径:3.5mm
ペルメトリン含有量:2.02%(ガスクロマトグラフィーによる分析)
網目一つ当たりの空隙面積:7.85mm
洗濯耐久性:98.0%(Wash resistance index, CIPAC MT−195)
害虫防除製品P1、P1’、P2及びP3は、ネットとしてそのまま使用されてもよく、また、他の部材に取り付けられて使用されてもよい。
害虫防除製品P2は、特にクロヤマアリ、タバコシバンムシ、コクヌストモドキ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びユスリカ類等の昆虫に高い効果を発揮する。
害虫防除製品P3は、共力剤を含有するため、特に殺虫剤抵抗性の害虫全般に高い効果を発揮する。
以下、図2〜図24を参照し、実施例1、2、3及び4の害虫防除製品P1、P1’、P2及びP3(以下、単に害虫防除製品Pと記載することもある)の使用例について、より具体的に説明する。
(使用例1)
害虫防除製品Pは、窓用の網戸2の一部として使用されてもよい。
図2には、使用例1として、害虫防除製品Pが窓用の網戸2の一部として使用される態様が示されている。網戸2は、矩形状の枠部材20とネット22とを備え、ネット22は周縁部が枠部材20に支持されている。詳しくは、棒状の支持部材(不図示)と枠部材20との間にネット22の周縁部が配された状態で、枠部材20と該支持部材とをネジで結合させることによって、ネット22が枠部材20に支持されている。本使用例においては、このネット22に害虫防除製品Pが使用されている。
尚、本使用例の他の態様としては、害虫防除成分を含まないネットを備える既存の網戸2に、害虫防除製品Pが取り付けられてもよい。取り付け手段としては、例えば、枠部材20の四隅に面ファスナーの一方が貼付され、害虫防除製品Pの四隅に面ファスナーの他方が取り付けられ、各面ファスナーが互いに結合されることによって、害虫防除製品Pが枠部材20に取り付けられる。取り付け手段として、面ファスナーの代わりに磁石が用いられてもよい。
網戸2又は網戸2に取り付けられた害虫防除製品Pによれば、匍匐性昆虫であるクロゴキブリ及びクロヤマアリの侵入が効果的に抑制される。また、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類及びイエバエの侵入が効果的に抑制される。
このような網戸が工場、倉庫、住宅又はビルの窓に使用されることによって、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ及びイエバエの侵入が効果的に抑制される。例えば、食品工場の窓に使用されることによって、換気等のための窓開放時において、食品に誘引されるイエバエ、並びに、明かりに誘引されるチビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びユスリカ類の侵入が抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
また、本使用例の更なる他の態様として、二つのネット22が、隙間を空けて二重に重ねられてもよい。ネット22が二重に重ねられることによって、微小な昆虫であるミナミキイロアザミウマの侵入が効果的に抑制される。ネット22が二重に重ねられた網戸は、例えば、高い衛生レベルが要求される医薬品工場において使用される。
(使用例2)
害虫防除製品Pは、ドア用の網戸3の一部として使用されてもよい。
図3には、害虫防除製品Pがドア用の網戸3の一部として使用される態様が示されている。網戸3は、矩形状の枠部材32とネット34とを備え、ネット34は使用例1と同様にして枠部材32に支持されている。本使用例においては、このネット34に害虫防除製品Pが使用されている。
尚、本使用例の他の態様としては、害虫防除成分を含まないネットを備える既存の網戸3に、害虫防除製品Pが取り付けられてもよい。害虫防除製品Pは、使用例1と同様の取り付け手段によって、枠部材32に取り付けられている。
網戸3又は網戸3に取り付けられた害虫防除製品Pによれば、匍匐性昆虫であるクロゴキブリ及びクロヤマアリの侵入が効果的に抑制される。また、飛翔性昆虫であるタテスジシマカ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類、ミナミキイロアザミウマ及びイエバエの侵入が効果的に抑制される。
このような網戸は、工場、倉庫、住宅又はビル等の出入口において使用される。例えば医薬品や食品の製造工場の出入口に使用されることによって、製品の原料に誘引されるイエバエ、並びに、明かりに誘引されるチビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びユスリカ類の侵入が効果的に抑制される。
また、特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、ミナミキイロアザミウマの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例3)
害虫防除製品Pは、換気装置用の換気口カバーの一部として使用されてもよい。
図4には、害虫防除製品Pが換気装置用の換気口カバー4の一部として使用される態様が示されている。換気口カバー4は、矩形状の対をなす枠部材42とネット44とを備え、ネット44は周縁部が対をなす枠部材42の間に挟持されるように支持されている。詳しくは、二つの枠部材42には、八つのネジ穴が形成されており、二つの枠部材42の間にネット44の周縁部が配された状態で、ネジ46により二つの枠部材42が締め付けられることによって、ネット44が各枠部材42の間に挟持されて支持されている。本使用例においては、このネット44に害虫防除製品Pが使用されている。
換気口カバー4によれば、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類及びイエバエの換気ダクトを介した侵入が効果的に抑制される。
換気口カバー4は、工場、倉庫等における換気装置の換気口カバーとして使用される。例えば、食品工場や食品倉庫の換気装置としての換気扇に使用されることによって、食品に誘引されるイエバエ、並びに、明かりに誘引されるチビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びユスリカ類の侵入が抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例4)
害虫防除製品Pは、ガラリ5の一部として使用されてもよい。
図5には、害虫防除製品Pがガラリ5の一部として使用される態様が示されている。ガラリ5は、矩形状の枠部材52とネット54とを備え、ネット54は対向する一対の端縁部が一対の支持部材56によって枠部材52に支持されている。詳しくは、枠部材52の一対の端縁部と各支持部材56との間にネット54の一対の端縁部が配された状態で、ネジ58により各支持部材56が枠部材52に固定されることによって、ネット54が枠部材52と各支持部材56との間に挟持されて支持されている。本使用例においては、このネット54に害虫防除製品が使用されている。
ガラリ5によれば、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ、イエバエ及びユスリカ類、並びに、歩行性昆虫であるクロゴキブリ及びクロヤマアリのガラリを介した室内への侵入が効果的に抑制される。
ガラリ5は、工場等において使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカ、ユスリカ類及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例5)
害虫防除製品Pは、ノレン6の一部として使用されてもよい。
図6には、害虫防除製品Pがノレン6の一部として使用される態様が示されている。ノレン6は、棒状の二本の支持棒62と二つのネット64とを備え、各ネット64は一端縁部が二本の支持棒62の間に挟持されることによって支持されている。詳しくは、二本の支持棒62の間に各ネット64の一端縁部が配された状態で、二本の支持棒62を結束バンドにより結合させることによって、ネット64が各支持棒62の間に挟持されるように支持されている。本使用例においては、このネット64に害虫防除製品Pが使用されている。
尚、本使用例においては、ネット64を引張するために、前記一端縁部に対向する他端縁部に重りが備えられてもよい。また、ネット64の抵抗を軽減するために、前記他端縁部から前記一端縁部に向かってスリットが部分的に形成されていてもよい。また、各ネット64は、それらの間に生じ得る隙間を狭めるために、少なくとも一部が重なって配されていてもよい。
ノレン6によれば、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びイエバエの侵入が効果的に抑制される。
ノレン6は、工場や倉庫の出入口に取り付けられて使用される。例えば、食品工場や食品倉庫の出入口に使用されることによって、出入口のシャッター開放時において、食品に誘引されるイエバエ、並びに、明かりに誘引されるヤマトクロコバエ、チビクロバネキノコバエ及びユスリカ類の侵入が抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカ、ユスリカ類及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例6)
害虫防除製品Pは、ブース7の一部として使用されてもよい。
図7には、害虫防除製品Pがブース7の一部として使用される態様が示されている。ブース7は、矩形状の天板72と天板72の四隅から垂直方向下向きに延びている四本の脚部74と、ネット76とを備え、ネット76は一端縁部が天板72の近傍に吊り下げられている。詳しくは、天板72の近傍に、ワイヤー78が配され、また、ネット76は前記一端縁部にハトメ加工がなされており、ハトメにワイヤー78を通すことによって、ネット76がワイヤー78に吊り下げられている。本使用例においては、このネット76に害虫防除製品Pが使用されている。
ブース7によれば、匍匐性昆虫であるイエヒメアリ、クロヤマアリ、タバコシバンムシ及びクロゴキブリのブース7内への侵入が効果的に抑制される。また、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ、チョウバエ、ショウジョウバエ、ノミバエ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、ユスリカ類及びイエバエのブース内への侵入が効果的に抑制される。さらに、ブース内に有機物を含む製造原料又は製品等が保管される場合には、貯穀害虫であるタバコシバンムシ、ノコギリヒラタムシ、コクヌストモドキ及びノシメマダラメイガのブース内への侵入が効果的に抑制される。
ブース7は、工場や倉庫等において使用される。例えば、食品工場において、原料保管エリアや製品の仕分け作業が行われるエリアに使用されることによって、原料や製品に誘引されるイエバエ、並びに、明かりに誘引されるチョウバエ、ショウジョウバエ、ノミバエ、チビクロバネキノコバエ及びヤマトクロコバエの侵入が抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、チョウバエ、ショウジョウバエ、ノミバエ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、タバコシバンムシ、ノコギリヒラタムシ、コクヌストモドキ及びノシメマダラメイガの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例7)
害虫防除製品Pは、間仕切り用のカーテン8の一部として使用されてもよい。
図8には、害虫防除製品Pが間仕切り用のカーテン8の一部として使用される態様が示されている。カーテン8は、ネット82を備え、ネット82は一端縁部にハトメ加工がなされていることによって、カーテンレールに吊り下げ可能に構成されている。本使用例においては、このネット82に害虫防除製品Pが使用されている。
間仕切り用のカーテン8によれば、匍匐性昆虫であるイエゴキブリ及びクロヤマイエシロアリ、飛翔性昆虫であるタテスジシマカ、チョウバエ、ショウジョウバエ、ノミバエ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ及びイエバエ、並びに、貯穀害虫であるタバコシバンムシ、コクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシ及びノシメマダラメイガの、間仕切りを介した部屋から部屋への侵入が効果的に抑制される。
間仕切り用のカーテン8は、工場や倉庫等において使用される。例えば、工場内において、衛生レベルの異なるエリア同士を仕切るために使用され、より衛生レベルの高いエリアへのこれらの害虫の侵入が抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、チョウバエ、ショウジョウバエ、ノミバエ、チビクロバネキノコバエ、ヤマトクロコバエ、タバコシバンムシ、ノコギリヒラタムシ、コクヌストモドキ及びノシメマダラメイガの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例8)
害虫防除製品Pは、原料カバー9の一部として使用されてもよい。
図9には、害虫防除製品Pが原料カバー9の一部として使用される態様が示されている。原料カバー9は、原料をカバーする袋状のネット92と、重りとしての鎖94とを備え、袋状のネット92の周端縁部における網目と鎖94の輪の中とを通した複数の結束バンドを結束することによって、ネット92と鎖94とが結合されている。ネット92に重りとしての鎖94が結合されていることによって、ネット92と床面との間における隙間の発生が抑制され得る。本使用例においては、このネット92に害虫防除製品Pが使用されている。
原料カバー9によって、貯穀害虫であるコクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシ、コクゾウムシ、タバコシバンムシ及びノシメマダラメイガから原料が効果的に保護される。
原料カバー9は、店舗、コンテナ又は倉庫等の原料を保護するために使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、コクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシ、コクゾウムシ、タバコシバンムシ及びノシメマダラメイガの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例9)
害虫防除製品Pは、空調機カバー10の一部として使用されてもよい。
図10には、害虫防除製品Pが空調機カバー10の一部として使用される態様が示されている。空調機カバー10は、矩形状の枠部材104とネット106とを備え、ネット106は周縁部が枠部材104に支持されている。詳しくは、棒状の支持部材(不図示)と枠部材104との間にネット106の周縁部が配された状態で、枠部材104と該支持部材とをネジで結合させることによって、ネット106が枠部材104に支持されている。本使用例においては、このネット106に害虫防除製品Pが使用されている。この空調機カバー10は、一方の嵌合部と他方の被嵌合部との嵌合によって、ダクトの開口縁に取り付けられている。
尚、本使用例の他の態様としては、枠部材104の取付面1042に、複数の(例えば、四隅に)一方の面ファスナーが貼付されており、空調機に貼付された他方の面ファスナーに結合されて取り付け可能に構成されている。取り付け手段として、面ファスナーの代わりに磁石が用いられてもよい。面ファスナーや磁石が使用されることによって、空調機カバー10が空調機から取り外し可能となる。
空調機カバー10によれば、貯穀害虫であるコクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシ、コクゾウムシ、タバコシバンムシ及びノシメマダラメイガのダクトを介した室内への侵入が効果的に抑制される。
空調機カバー10は、工場、倉庫又は住宅等において使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、コクヌストモドキ、ノコギリヒラタムシ、コクゾウムシ、タバコシバンムシ及びノシメマダラメイガの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例10)
害虫防除成分Pは、ロールブラインド11の一部として使用されてもよい。
図11には、害虫防除製品Pがロールブラインド11の一部として使用される態様が示されている。ロールブラインド11は、ネット111と、ネット111の一端縁部を支持しつつネット111を引き出し可能に構成された円筒状の回動部112と、ネット111の引き出し側の反対側に配された取り付けバー113と、ネット111の弛みを抑制するための前記一端縁部に対向する端縁部に取り付けられた引張バー114と、を備える。回動部112は、一方の端部にスプロケット116を有し、スプロケット116にはスプロケット116と共動して回動部112を回動させる調整コード115が取り付けられている。本使用例においては、このネット111に害虫防除製品Pが使用されている。
ロールブラインド11によって、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ及びイエバエの窓からの侵入が効果的に抑制される。
ロールブラインド11は、住宅、ビル、リゾート施設、野外レストラン又はホテル等において使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例11)
害虫防除製品Pは、窓用のカーテン12の一部として使用されてもよい。
図12には、害虫防除製品Pが窓用のカーテン12の一部として使用される態様が示されている。カーテン12は、ネット122を備え、使用例7の間仕切り用のカーテンと同様に構成されている。本使用例においては、このネット122に害虫防除製品Pが使用されている。
カーテン12によれば、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ及びイエバエの窓を介した住宅への侵入が効果的に抑制される。
カーテン12は、住宅、ビル、リゾート施設、レストラン又はホテル等において使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例12)
害虫防除製品Pは、照明カバー13の一部として使用されてもよい。
図13には、害虫防除製品Pが照明カバー13の一部として使用される態様が示されている。照明カバー13は、袋状のネット132を備える。詳しくは、ネット132は、照明が中に配される内側空間と、該内側空間に照明を導入するための導入用開口が形成されていることによって、袋状に形成されている。前記導入用開口の開口縁部には、該導入用開口を閉塞するための紐部材(不図示)が取り付けられている。本使用例においては、このネット132に害虫防除製品Pが使用されている。
照明カバー13によれば、飛翔性昆虫であるガ類、ユスリカ類、クロバネキノコバエ及びヤマトクロコバエの照明内への侵入が効果的に抑制される。
照明カバー13は、工場、倉庫、住宅、店舗、ビル、リゾート施設、レストラン、ホテル又は街灯等において使用される。また、照明が発する光に誘引されたこれらの害虫は、照明カバー13に接触すると死に得るため、照明カバー13は、照明と組み合わされて、該害虫の減数処理にも用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ガ類、ユスリカ類、チビクロバネキノコバエ及びヤマトクロコバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例13)
害虫防除製品Pは、食材保護具14の一部として使用されてもよい。
図14には、害虫防除製品Pが食材保護具14の一部として使用される態様が示されている。食材保護具14は、食材を導入するための開口が形成された袋状のネット141と、食材が載置される底板142と、底板142に連結された骨組143とを備える。底板142及び骨組143は、袋状のネット141の内側に配されている。骨組143は、底板142の周縁部から垂直方向上向きに延びている四つの棒状骨組1431と、棒状骨組1431の各先端を連結する円形状の円形骨組1432とを含み、それぞれがネット141を支持している。本使用例においては、このネット141に害虫防除製品Pが使用されている。
食材保護具14によれば、イエバエ、ニクバエ及びクロバエから食材が効果的に保護される。例えば、食材保護具14は、魚の干物用保護具として使用され、その臭いに誘引されるこれらの害虫から干物が保護される。また、干物のような食材の臭いに誘引されたこれらの害虫は、食材保護具14に接触すると死に得るため、食材保護具14は、食材と組み合わされて、該害虫の減数処理にも用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、イエバエ、ニクバエ及びクロバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例14)
害虫防除製品Pは、集水桝及び排水溝蓋カバー15の一部として使用されてもよい。
図15には、害虫防除製品Pが集水桝及び排水溝蓋カバー15の一部として使用される態様が示されている。集水桝及び排水溝蓋カバー15は、袋状に形成されたネット152を備える。詳しくは、ネット152は、集水桝及び排水溝蓋が中に配される内側空間と、該内側空間に集水桝及び排水溝蓋を導入するための導入用開口が形成されていることによって、袋状に形成されている。前記導入用開口の開口縁部には、該導入用開口を閉塞するための紐部材(不図示)が取り付けられている。本使用例においては、このネット152に害虫防除製品Pが使用されている。
このような集水桝及び排水溝蓋カバーによれば、集水桝及び排水溝内で発生したチョウバエ、ノミバエ、ショウジョウバエ、チカイエカ、アカイエカ及びタテスジシマカが集水桝及び排水溝外へ放出されることが抑制される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、チョウバエ、ノミバエ、ショウジョウバエ、チカイエカ、アカイエカ及びヒトスジシマカの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例15)
害虫防除製品Pは、ゴミ置き場ネット16の一部として使用されてもよい。
図16には、害虫防除製品Pがゴミ置き場ネット16の一部として使用される態様が示されている。ゴミ置き場ネット16は、ゴミ袋を覆うための矩形状のネット162と、ネット162を支持し且つゴミ置き場に固定される支持棒164とを備える。詳しくは、支持棒164は、ネット162の対向する端縁の間を越えて該対向する端縁に対して平行に延びている。ネット162の複数の網目に支持棒164が挿入されて、支持棒164がネット162を支持している。本使用例においては、このネット162に害虫防除製品Pが使用されている。
尚、本使用例のその他の態様としては、使用例8のように、ゴミ袋をカバーする袋状のネットと、重りとしての鎖とを備え、袋状のネットの周端縁部における網目と鎖の輪の中とを通した複数の結束バンドを結束することによって、ネットと鎖とが結合されていてもよい。
ゴミ置き場ネット16によれば、ゴミに誘引されたイエバエ、ニクバエ及びクロバエがネット162に接触して死に得るため、この害虫の減数処理に用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、イエバエ、ニクバエ及びクロバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例16)
害虫防除製品Pは、外周フェンス17の一部として使用されてもよい。
図17には、害虫防除製品Pが外周フェンス17の一部として使用される態様が示されている。外周フェンス17は、ネット172と複数の支柱174とを備え、ネット172は、各支柱174の間に配されるように一対の端縁部が支柱174に支持されている。詳しくは、各支柱174は複数のフックを有し、ネット172は一対の端縁部における複数の網目に該フックを通して引っ掛けられるようにして支柱174に支持されている。本使用例においては、このネット172に害虫防除製品Pが使用されている。
外周フェンス17によれば、飛翔性昆虫であるヒトスジシマカ及びイエバエのフェンスで囲まれたエリア内への侵入が効果的に抑制される。
外周フェンス17は、キャンプ場、球技場、農場、畜舎、製造工場、野外レストラン、リゾート施設又はホテル等の外周に設置されて使用される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカ及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例17)
害虫防除製品Pは、テント18の一部として使用されてもよい。
図18には、害虫防除製品Pがテント18の一部に使用される態様が示されている。テント18は、テント本体182と、テント本体182を引張するための四本の支持ポール184とを備え、テント本体182の一面には窓部186が形成されており、窓部186の開口を覆うようにネット188が取り付けられている。ネット188は、熱融着によって窓部186の開口縁部に取り付けられている。本使用例においては、このネット188に害虫防除製品Pが使用されている。
テント18によれば、ヒトスジシマカ及びイエバエのテント内への侵入が効果的に抑制される。
特に、テント18に害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、ヒトスジシマカ及びイエバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例18)
害虫防除製品Pは、畜舎の出入口及び通風口に取り付けられる網戸19の一部として使用されてもよい。
図19には、害虫防除製品Pが網戸19の一部として使用される態様が示されている。網戸19は、使用例1及び使用例2の網戸と同様に構成されている。
網戸19によれば、イエバエ、サシバエ、ニクバエ、クロバエ、ヒトスジシマカ、ワクモ、アシナガバチ、コガタスズメバチ及びウシアブの畜舎内への侵入が効果的に抑制される。
また、家畜の臭いに誘引されたこれらの害虫は、網戸19に接触すると死に得るため、網戸19は、畜舎に取り付けられて、該害虫の減数処理にも用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、サシバエの侵入がより効果的に抑制される。
(使用例19)
害虫防除製品Pは、樹木保護カバー20の一部として使用されてもよい。
図20には、害虫防除製品Pが樹木保護カバー20の一部として使用される態様が示されている。樹木保護カバー20は、樹木の幹に巻き付けるためのネット202を備える。本使用例においては、このネット202に害虫防除製品Pが使用されている。
樹木保護カバー20によれば、樹木が、マツカレハ、アメリカシロヒトリ及びチャドクガから保護される。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、マツカレハ、アメリカシロヒトリ及びチャドクガによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例20)
害虫防除製品Pは、農作物保護カバー21の一部として使用されてもよい。
図21には、害虫防除製品Pが農作物保護カバー21の一部として使用される態様が示されている。農作物保護カバー21は、農作物を覆うネット212と、ネット212を支持する骨組214と、ネット212の周端縁部に取り付けられた重りとしての鎖216とを備える。本使用例においては、このネット212に害虫防除製品Pが使用されている。
農作物保護カバー21によれば、農作物が、モンシロチョウ、マメコガネ、モモアカアブラムシ及びトビイロウンカから保護される。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、モンシロチョウ、マメコガネ、モモアカアブラムシ及びトビイロウンカによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例21)
害虫防除製品Pは、果実カバー22の一部として使用されてもよい。
図22には、害虫防除製品Pが果実カバー22の一部として使用される態様が示されている。果実カバー22は、果物を包む袋状のネット222を備える。詳しくは、ネット222は、果実が中に配される内側空間と、該内側空間に果実を導入するための導入用開口が形成されていることによって、袋状に形成されている。前記導入用開口の開口縁部には、該導入用開口を閉塞するための紐部材224が取り付けられている。本使用例においては、このネット222に害虫防除製品Pが使用されている。
果実カバー22によれば、果実が、モモシンクイガ及びクサギカメムシから保護される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、モモシンクイガ及びクサギカメムシによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例22)
害虫防除製品Pは、身体保護具としての腕カバー23の一部として使用されてもよい。
図23には、害虫防除製品Pが腕カバー23の一部として使用される態様が示されている。腕カバー23は、円筒状のネット232と、ネット232の両先端部に取り付けられたリング状の伸縮部材234とを備える。ネット232は、伸縮部材234の伸縮によって腕に固定可能に構成されている。本使用例においては、このネット232に害虫防除製品Pが使用されている。
腕カバー23によれば、腕が、サシバエ、ヒトスジシマカ、アシナガバチ、コガタスズメバチ及びウシアブから保護される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例23)
害虫防除製品Pは、身体保護具としての胴カバー(ベスト)の一部として使用されてもよい。
胴カバーは、胴を覆うように形成されたネットを備える。本使用例においては、このベスト状のネットに害虫防除製品Pが使用されている。
このような胴体保護具によれば、人の胴体が、サシバエ、ヒトスジシマカ、アシナガバチ、コガタスズメバチ及びウシアブから保護される。また、これらの害虫は、胴カバーに接触すると死に至るため、該害虫の減数処理にも用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、ヒトスジシマカによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例24)
害虫防除製品Pは、動物、例えば、ペット保護具としての腹部カバー24の一部として使用されてもよい。
図24には、害虫防除製品Pが腹部カバー24の一部として使用される態様が示されている。腹部カバー24は、円筒状のネット242と、ネット242の両先端部に取り付けられたリング状の伸縮部材244とを備える。ネット242は、伸縮部材244の伸縮によって胴体に固定可能に構成されている。本使用例においては、このネット242に害虫防除製品Pが使用されている。
腹部カバー24によれば、ペットが、ダニ及びノミから保護される。また、これらの害虫は、腹部カバー24に接触すると死に至るため、該害虫の減数処理にも用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、ダニ及びノミによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例25)
害虫防除製品Pは、敷き具の一部として使用されてもよい。
敷き具は、平面状のネットを備える。本使用例においては、この平面状のネットに害虫防除製品Pが使用されている。
このような敷き具によれば、人又は動物が、ダニ及びノミから保護される。
このような敷き具は、寝具、カーペット又は絨毯等の中敷き又は下敷きとして用いられる。また、畜舎の床の下敷きとして用いられる。
特に、害虫防除製品PとしてP1又はP1’が使用される場合、ワクモによる被害がより効果的に抑制される。
(使用例26)
害虫防除製品Pは、壁面カバーの一部として使用されてもよい。
壁面カバーは、平面状のネットを備え、一端縁部にハトメ加工がなされていることによって、壁に設けられたフックやワイヤーに吊り下げ可能に構成されている。本使用例においては、このネットに害虫防除製品Pが使用されている。
このような壁面カバーによれば、工場、倉庫、住宅又はビル等の壁面を這い上がろうとする匍匐性昆虫であるイエゴキブリ及びイエヒメアリが防除される。
特に、害虫防除製品PとしてP2が使用される場合、イエゴキブリの侵入がより効果的に抑制される。
本発明に係る害虫防除製品は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。また、本発明に係る害虫防除製品は、上記した作用効果により限定されるものでもない。本発明に係る害虫防除製品は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、害虫が侵入し得る場所に設置され、害虫が付着し得る箇所に装着されること等によって、それらの場所等において害虫を防除するために利用することができる。
1:害虫防除製品、101:繊維、102:網目、
2:窓用の網戸、3:ドア用の網戸、4:換気口カバー、5:ガラリ、6:ノレン、7:ブース、8:間仕切り用のカーテン、9:原料カバー、10:空調機カバー、11:ロールブラインド、12:窓用のカーテン、13:照明カバー、14:食材保護具、15:集水桝及び排水溝蓋カバー、16:ゴミ置き場ネット、17:外周フェンス、18:テント、19:網戸、20:樹木保護カバー、21:農作物保護カバー、22:果実カバー、23:腕カバー、24:腹部カバー

Claims (1)

  1. 害虫防除成分と熱可塑性樹脂とを含有する繊維を備え、
    前記繊維によってネット状に形成されており、
    前記害虫防除成分は、25℃における蒸気圧が1×10−6mmHg以下である、害虫防除製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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