JP2018165705A - 検査キット - Google Patents
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Abstract
【課題】線虫の嗅覚を利用した癌の検出方法を簡易に行える検査キットを提供する。
【解決手段】試薬として線虫を入れ、検体として尿を入れて癌の有無の検査を行う検査キット10は、平らな底面30を有する凹部20が形成された本体部15と、線虫が尿に寄ることができないように、底面を線虫Aが入れられる試薬領域aと尿Bが入れられる検体領域bとに仕切り、また、線虫が尿に寄ることができるように、凹部20から取り外すことができる仕切り部材40とを備える。
【選択図】図5
【解決手段】試薬として線虫を入れ、検体として尿を入れて癌の有無の検査を行う検査キット10は、平らな底面30を有する凹部20が形成された本体部15と、線虫が尿に寄ることができないように、底面を線虫Aが入れられる試薬領域aと尿Bが入れられる検体領域bとに仕切り、また、線虫が尿に寄ることができるように、凹部20から取り外すことができる仕切り部材40とを備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、試薬として線虫を入れ、検体として尿を入れて癌の有無の検査を行う検査キットに関する。
癌を早期に発見できれば、診療にかかる精神的、身体的、経済的、社会的負担が軽く、根治の可能性が高い。
癌を早期発見する方法として、様々な研究がされているところであるが、線虫を、被検者由来の生体関連物質又はその処理物の存在下で飼育し、線虫の嗅覚による化学走性を指標として癌を検出する、癌の検出方法が知られている(特許文献1)。
しかし、特許文献1の記載には、医療現場において、簡易に検査を行える検査装置等の技術の開示はない。
本発明の課題は、線虫の嗅覚を利用した癌の検出方法を簡易に行える検査キットを提供することにある。
本発明の課題は、線虫の嗅覚を利用した癌の検出方法を簡易に行える検査キットを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の検査キットは、試薬として線虫を入れ、検体として尿を入れて癌の有無の検査を行う検査キットであって、平らな底面を有する凹部が形成された本体部と、前記線虫が前記尿に寄ることができないように、前記底面を前記線虫が入れられる試薬領域と前記尿が入れられる検体領域とに仕切り、また、前記線虫が前記尿に寄ることができるように、前記凹部から取り外すことができる仕切り部材とを備えることを特徴とする。
本発明の検査キットにおいて、前記本体部は、前記底面を形成している底部を有し、前記底部は透過性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の検査キットにおいて、前記底部は、茶色であることを特徴とする。
本発明の検査キットにおいて、前記仕切り部材は、板状の部材であり、前記本体部は、前記仕切り部材が差し込まれるスリットが形成された側部を有することを特徴とする。
本発明の検査キットにおいて、前記凹部の開口を、取り外し可能に塞ぐ上蓋を備えることを特徴とする。
本発明によれば、線虫の嗅覚を利用した癌の検出方法を簡易に行える検査キットを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
図1から図4を参照して、本発明に係る検査キット10の説明をする。
図1は、本発明に係る検査キットの斜視図である。図2は、図1に示す検査キットから上蓋を取り除いた斜視図である。図3は、図1に示す検査キットのIII−III断面図である。図4は、図1に示す検査キットのIV−IV断面図である。
図1から図4を参照して、本発明に係る検査キット10の説明をする。
図1は、本発明に係る検査キットの斜視図である。図2は、図1に示す検査キットから上蓋を取り除いた斜視図である。図3は、図1に示す検査キットのIII−III断面図である。図4は、図1に示す検査キットのIV−IV断面図である。
図1から図4に示すように、検査キット10は、試薬として線虫A(図5参照)を入れ、検体として尿B(図5参照)を入れて癌の有無の検査を行うキットであり、本体部15と、仕切り部材40と、上蓋50とを備える。
本体部15は、直方体形状を有し、その6つの面のうち、1つの面に形成された凹部20を有する。凹部20は、平らな底面30を有する。底面30は、長辺と短辺とを有する長方形を有する。
本体部15は、凹部20の底面30を形成している底部16と、底面30の長辺から延在し、凹部20の一対の側面22を形成する側面部17と、底面30の短辺から延在し、凹部20の一対の側面24を形成する側面部18とを有する。
一対の側面部17には、それぞれ、底面30に対して、直角の方向に伸びる一対のスリット25が形成されている。スリット25は、底面30の表面まで延在している。スリット25は、仕切り部材40の端部が摺動可能な幅とされる。スリット25は、仕切り部材40が差し込まれた状態において、試薬や検体がスリット25と仕切り部材40との間の隙間から洩れないような幅であることが好ましい。
上下方向(底面30に直角の方向)において、一対の側面部18の一方は、他方より、底面30からの高さが低くされている。したがって、凹部20の開口は、一対の側面部18の一方の部分が段差で低くされている。
凹部20の開口には底面30と平行方向に伸びる一対のスリット28が形成されている。上下方向において、スリット28は、一対の側面部18の一方の部分の上端部より上側に位置している。
底部16は、透過性材料で形成されていることが好ましく、さらには、本体部15は、透過性材料で形成されていることが好ましい。底部16は、茶色であることが好ましく、さらには、本体部15が茶色で形成されていることが好ましい。本体部15は、樹脂で形成されていることが好ましい。
仕切り部材40は、板状の部材であり、矩形状を有する。仕切り部材40の一対の側部は、一対のスリット25に、摺動可能に差し込むことができる厚さを有する、仕切り部材40の他の一対の側部の底面30側の側部は、平らな底面30に隙間無く接触できるよう、平らな形状であることが好ましい。
上蓋50は、底面30より、若干短辺の長さが長い、板形状を有する。上蓋50は、凹部20の開口の近傍に形成された一対のスリット28に摺動可能な一つの側部を有する。これにより、上蓋50は、凹部20の開口を取り外し可能に塞ぐことができる。
スリット28とスリット25とは、側面部17において、直交している。仕切り部材40の端部が底面30に接触するように仕切り部材40がスリット25に差し込まれた状態において、上蓋50をスリット28に差し込むことができる。上蓋50がスリット28に差し込まれると、スリット25に差し込まれた仕切り部材40は、底面30に接触した状態を維持する。
以上の検査キット10は、以下のように用いられる。
先ず、図5(a)に示すように、上蓋50を取り、凹部20に仕切り部材40が差し込まれた状態にする。この状態では、凹部20の底面30を、2つの領域に分けられている。底面30の2つの領域は、試薬領域aと検体領域bとされる。
次に、試薬領域aに試薬として線虫Aを入れ、検体領域bに検体として尿Bを入れる。このとき、仕切り部材40が凹部20に差し込まれ、仕切り部材40の端部が底面30に接触しているので、底面30は線虫Aが入れられる試薬領域aと尿Bが入れられる検体領域bとに仕切られている。
次に、図5(b)に示すように、仕切り部材40を凹部20から取り外す。これにより、線虫Aが尿Bに寄ることができるようになる。
このとき、検体領域bにある尿Bに癌細胞が含まれていると、試薬領域aにある線虫Aは、線虫Aの嗅覚による化学走性により、検体領域bの尿Bに寄っていく。
そこで、線虫Aの様子を観察することにより、尿Bに癌細胞が含まれているか否かを判断することができる。
また、底部16は、茶色の透過性材料で形成されていることにより、線虫Aが寄っている様子を容易に観察することができる。
このように、検査キット10は、線虫Aが尿Bに寄ることができないように、底面30を線虫Aが入れられる試薬領域aと尿Bが入れられる検体領域bとに仕切り、また、線虫Aが尿Bに寄ることができるように、凹部20から取り外すことができる仕切り部材40を備えているので、線虫Aの嗅覚を利用した癌の検出方法を簡易におこなうことができる。
以上、実施するための形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施するための形態に記載の範囲に限定されないことは言うまでもない。上記実施するための形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
a 試薬領域
b 検体領域
A 線虫(試薬)
B 尿(検体)
10 検査キット
15 本体部
16 底部
17、18 側面部
20 凹部
22、24 側面
25、28 スリット
30 底面
40 仕切り部材
50 上蓋
b 検体領域
A 線虫(試薬)
B 尿(検体)
10 検査キット
15 本体部
16 底部
17、18 側面部
20 凹部
22、24 側面
25、28 スリット
30 底面
40 仕切り部材
50 上蓋
Claims (5)
- 試薬として線虫を入れ、検体として尿を入れて癌の有無の検査を行う検査キットであって、
平らな底面を有する凹部が形成された本体部と、
前記線虫が前記尿に寄ることができないように、前記底面を前記線虫が入れられる試薬領域と前記尿が入れられる検体領域とに仕切り、また、前記線虫が前記尿に寄ることができるように、前記凹部から取り外すことができる仕切り部材とを備える、検査キット。 - 前記本体部は、前記底面を形成している底部を有し、
前記底部は透過性材料で形成されている、請求項1に記載の検査キット。 - 前記底部は、茶色である、請求項2に記載の検査キット。
- 前記仕切り部材は、板状の部材であり、
前記本体部は、前記仕切り部材が差し込まれるスリットが形成された側部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の検査キット。 - 前記凹部の開口を、取り外し可能に塞ぐ上蓋を備える、請求項1から4のいずれかに記載の検査キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017063889A JP2018165705A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 検査キット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017063889A JP2018165705A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 検査キット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018165705A true JP2018165705A (ja) | 2018-10-25 |
Family
ID=63922908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017063889A Pending JP2018165705A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 検査キット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018165705A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020218501A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | ||
JPWO2022195945A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 |
-
2017
- 2017-03-28 JP JP2017063889A patent/JP2018165705A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7229582B2 (ja) | 2019-04-25 | 2023-02-28 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | 線虫トラップ用プレート、およびその利用 |
JPWO2022195945A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | ||
WO2022195945A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | 試験方法および線虫試験用プレート |
JP7301436B2 (ja) | 2021-03-19 | 2023-07-03 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | 試験方法および線虫試験用プレート |
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